JP2001023332A - フロッピーディスク - Google Patents

フロッピーディスク

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JP2001023332A
JP2001023332A JP11189296A JP18929699A JP2001023332A JP 2001023332 A JP2001023332 A JP 2001023332A JP 11189296 A JP11189296 A JP 11189296A JP 18929699 A JP18929699 A JP 18929699A JP 2001023332 A JP2001023332 A JP 2001023332A
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JP
Japan
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jacket
capacity
floppy disk
density
magnetic recording
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JP11189296A
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Tomohiko Osaka
智彦 大坂
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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    • G11B23/0332Containers for flat record carriers for flexible discs for single discs, e.g. envelopes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタル・ハブの動きを規制することなく、か
つ、塵や埃が侵入するのを防止すること。 【解決手段】 大容量FD(10)において、下部ライ
ナ(14−2)の内周部(14−2a)は、メタル・ハ
ブ(16)とジャケット円形開口(13b)との隙間
(δD)まで延在している。また、下部ライナ(14−
2)の内周部(14−2a)には放射状に切れ目が入っ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルすな
わちフロッピーディスクドライブ(以下「FDD」とも
略称する)のようなリムーバル型磁気記録再生装置に使
用されるフレキシブルすなわちフロッピーディスク(以
下「FD」とも略称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】この技術分野において周知のように、こ
の種のフロッピーディスクは、磁気記録媒体と、この磁
気記録媒体を収容するジャケットとを有する。磁気記録
媒体は、合成樹脂からなる可撓性の薄肉シートと、この
可撓性の薄肉シートの表面上に形成された磁気記録層
と、この磁気記録層上に形成されたコーティング層とか
ら構成されている。
【0003】他方、この種のフロッピーディスクドライ
ブは、それに挿入(ロード)されたフロッピーディスク
の磁気記録媒体に対してデータの記録・再生動作を行う
ための装置である。近年、フロッピーディスクは、より
大容量をもつように改良されてきている。特に、1Mバ
イトや2Mバイトの記憶容量を持つフロッピーディスク
(以下「少容量FD」と呼ぶ)に対して、128Mバイ
トの記憶容量を持つフロッピーディスク(以下「大容量
FD」と呼ぶ)が開発されている。そのような開発に伴
って、フロッピーディスクドライブもまた、大容量FD
の磁気記録媒体に対してデータの記録・再生動作をする
ために大容量FDを受け入れるように改良されている。
さらに、大容量FDも、256Mバイト、512Mバイ
ト、…というように大容量化が進められている。
【0004】この明細書を通して、大容量FDの磁気記
録媒体のみに対してデータを記録再生可能なフロッピー
ディスクドライブを「高密度専用型FDD」と呼び、小
容量FDの磁気記録媒体のみに対してデータを記録再生
可能なフロッピーディスクドライブを「低密度型専用F
DD」と呼ぶことにする。さらに、大容量FDおよび小
容量FDの両方のフロッピーディスクの磁気記録媒体に
対してデータを記録再生可能なフロッピーディスクドラ
イブを「高密度/低密度兼用型FDD」と呼ぶことにす
る。なお、高密度専用型FDDと高密度/低密度兼用型
FDDとを総称して、「高密度型FDD」と呼ぶことに
する。
【0005】さて、低密度専用型FDDと高密度型FD
Dとの間には互いにいくつかの面で機構上に相違がある
が、それらの1つについて次に述べる。いずれのフロッ
ピーディスクドライブにおいて、一対の磁気ヘッドはキ
ャリッジによって支持されており、キャリッジは、フロ
ッピーディスクドライブにロードされたフロッピーディ
スクの磁気記録媒体に関して所定の半径方向に移動させ
る駆動手段によって駆動される。相違はこの駆動手段の
構成にある。詳述すると、低密度専用型FDDでは駆動
手段としてステッピングモータを使用している。これに
対して、高密度型FDDでは駆動手段としてボイスコイ
ルモータ(以下「VCM」とも略称する)のようなリニ
アモータを使用している。
【0006】以下、高密度型FDDにおける駆動手段と
して使用されるボイスコイルモータについて少し詳細に
説明する。ボイスコイルモータは、ボイスコイルと磁気
回路とから構成されている。ボイスコイルは、キャリッ
ジ上の後方に配置され、所定の半径方向と平行に延在す
る駆動軸の回りに巻回されている。磁気回路は、このボ
イスコイルを通して流れる電流と交叉する磁界を発生す
る。このような構成により、磁気回路で発生された磁界
と交叉する方向にボイスコイルに電流を流すことによ
り、この電流と磁界との相互作用に基づいて駆動軸の延
在方向に駆動力が発生する。この駆動力により、ボイス
コイルモータはキャリッジを所定の半径方向に移動させ
る。
【0007】低密度専用型FDDと高密度型FDDとの
間の他の相違点は、ロードされたフロッピーディスクの
磁気記録媒体を回転するスピンドルモータの回転数にあ
る。詳述すると、低密度専用型FDDでは、それにロー
ドされた小容量FDの磁気記録媒体を、300rpm或
は360rpmの回転数の低速度で回転すれば良い。こ
れに対して、高密度型FDDでは、ロードされるべきフ
ロッピーディスクとして、大容量FDだけ或いは大容量
FDと小容量FDの両方を収容できる。その結果、ロー
ドされたフロッピーディスクが大容量FDの場合には、
高密度型FDD用スピンドルモータは、そこにロードさ
れた大容量FDの磁気記録媒体を、3600rpmで、
つまり、小容量FDにおける回転数の10倍乃至12倍
の高速度で回転させなければならない。
【0008】一方、大容量FDの外見は小容量FDと同
じである。特に、大容量FDと小容量FDの両方は、
3.5インチ型の場合、横90mm、縦94mm、厚さ
3.3mmの平らな矩形形状をしている。しかしなが
ら、大容量FDのトラック幅(トラック・ピッチ)は小
容量FDのものよりも狭い。その結果、大容量FDで
は、小容量FDに比較して、高密度型FDDの磁気ヘッ
ドを磁気記録媒体の所望のトラック上へ位置決めするこ
とは困難である。したがって、大容量FDの磁気記録媒
体には、位置検出用のサーボ信号が予め書き込まれてい
る。
【0009】なお、この技術分野で周知のように、フロ
ッピーディスクはディスク・カートリッジと呼ばれる。
以下では、ディスク・カートリッジとして3.5インチ
のフロッピーディスクを例に挙げて説明する。
【0010】図6に従来の3.5インチフロッピーディ
スク10’の構造を示す。なお、図は、高橋昇司著、C
Q出版株式会社から1990年7月10付で第2版が発
行された『フロッピ・ディスク装置のすべて』という題
の本の第160頁に開示されている。
【0011】図6に示されるように、フロッピーディス
ク10’は、磁気記録媒体11、上部シェル12、下部
シェル13、上部シェル12の内面に付着された上部ラ
イナ14−1、および下部シェル13の内面に付着され
た下部ライナ14’−2とを有する。磁気記録媒体11
は上部及び下部ライナ14−1及び14’−2の間に収
容されている。ここで、上部シェル12と下部シェル1
3との組み合わせはジャケットと呼ばれる。すなわち、
磁気記録媒体11はジャケット内に収容されている。
【0012】ジャケットは合成樹脂の成形によって作ら
れている。詳述すると、ジャケットは上部シェル12と
下部シェル13との組み合わせから成り、それらの各々
は一般に射出成形によって作られる。
【0013】上部及び下部ライナ14−1及び14’−
2は、磁気記録媒体11の表面上に付着した細かなゴミ
を取り除くためのものである。上部及び下部ライナ14
−1及び14’−2は、例えばレーヨン製の不織布シー
トで構成された環状のものである。ジャケットには、フ
ロッピーディスクドライブ(図示せず)の一対の磁気ヘ
ッドによるアクセスを可能とするヘッド窓が形成されて
いる。詳述すると、ヘッド窓は、それぞれ、上部及び下
部シェル12及び13に穿設された矩形状の孔としての
上部及び下部ヘッド窓12a及び13aから成る。
【0014】磁気記録媒体11は、媒体円形開口11a
が磁気記録媒体の中心軸Oと共軸にその中心部に形成さ
れた円形形状をしている。磁気記録媒体11は、可撓性
を持つ磁気材料で作られている。すななち、磁気記録媒
体11は、合成樹脂からなる可撓性の薄肉シートと、こ
の可撓性の薄肉シートの両面上に形成された磁気記録層
と、この磁気記録層上に形成されたコーティング層から
構成されている。この磁気記録媒体11は、媒体円形開
口11aの周縁でAリングと呼ばれる両面接着テープ1
5を介してメタル・ハブ16で支持されている。
【0015】メタル・ハブ16と上部シェル12との間
にセンタ・プレート17が介在している。下部シェル1
3には、リフタ18とライトプロテクタ19が取り付け
られている。リフタ18は、下部ライナ14’−2を磁
気記録媒体11に対して押し当てるように作用する。下
部シェル13には、シェルすなわちジャケット円形開口
13bが穿設されており、このジャケット円形開口13
bはメタル・ハブ16の底部をジャケットの外部へ露出
させるように働く。
【0016】フロッピーディスク10’は、上部及び下
部ヘッド窓12a及び13bを開閉するための金属製の
シャッタ20を更に備えている。この金属製のシャッタ
20は、通常、金属プレートを折り曲げることによって
作られる。シャッタ20は、フロッピーディスク10’
がフロッピーディスクドライブにロードされていないと
きに閉じている。これは、細かいゴミや種々の汚染物が
ジャケットの内部に入ることを防ぎ、誤って人の指が磁
気記録媒体11の記録面に触ることを困難にしている。
シャッタ20は、上部及び下部ヘッド窓12a及び13
aを開成状態にもっていくためのシャッタ窓を持つ。詳
述すると、シャッタ窓は、上部ヘッド窓12aに対応す
る位置でシャッタ20の上部プレートに穿たれた矩形状
の孔としての上部シャッタ窓20aと、下部ヘッド窓1
3aに対応する位置でシャッタ20の下部プレートに穿
たれた矩形状の孔としての下部シャッタ窓20bを持
つ。このシャッタ20は、下部シェル13に取り付けら
れたシャッタ・スプリング21によって、閉成する方向
に付勢されている。
【0017】メタル・ハブ16は、フロッピーディスク
ドライブのディスクホルダテーブル(図示せず)でフロ
ッピーディスク10’をチャックするように働く。詳述
すると、メタル・ハブ16は、その中心部で穿設された
ハブ中心孔16aと、このハブ中心孔16aから偏心し
た周辺位置で穿設されたチャッキング孔16bとを持
つ。ディスクホルダテーブルは、スピンドルモータ(図
示せず)によって回転駆動される。スピンドルモータは
ディスクホルダテーブルにその上部で固定されたスピン
ドルシャフト(図示せず)を有する。ディスクホルダテ
ーブルにはその上に形成されたチャッキングピン(図示
せす)が備えられている。スピンドルシャフトとチャッ
キングピンはハブ中心孔16aとチャッキング孔16b
とに挿入されて、フロッピーディスク10’の磁気記録
媒体11を所定の回転方向へ回転する。
【0018】ライト・プロテクタ19は、ライト・プロ
テクト・タブと呼ばれ、書込みを禁止するためにジャケ
ットに穿設されたライト・プロテクト孔22を開閉状態
に切り替えるように働く。ライト・プロテクト孔22が
ライト・プロテクタ19を動かすことによって閉じられ
及び開かれると、フロッピーディスク10’は、それぞ
れ、書込み可能状態および書込み禁止状態に置かれる。
ジャケットには、さらに、フロッピーディスクを高密度
(HD)型として識別するための孔23が穿設されてい
る。上部シェル12はその上面にラベル領域24が設け
られている。また、ジャケットには、その挿入方向の右
上角部に、逆方向挿入(表裏及び前後の挿入方向を逆に
して挿入)防止用の面取り部25が形成されている。
【0019】なお、図6に図示したフロッピーディスク
10’は、1Mバイト又は2Mバイトの通常のすなわち
小さい記憶容量をもつことに注意されたい。128Mバ
イト以上の記憶容量を持つ大容量フロッピーディスクに
はリフタ18がない。
【0020】図7及び図8に、図6に示したフロッピー
ディスク10’の外観を示す。図7はフロッピーディス
ク10’を表面側から見た平面図であり、図8はフロッ
ピーディスク10’を背面側がら見た底面図である。
【0021】図9に図6に示したフロッピーディスク1
0’の断面図を示す。メタル・ハブ16は、通常、金属
板をプレス成形して作られる。詳述すると、メタル・ハ
ブ16は、実質的に皿状であり、その中央に凹部を、そ
の凹部の周辺に外周部163を有する。すなわち、凹部
は、円筒部161と円形底部162とからなる。なお、
外周部163はフランジ部と呼ばれ、それは円筒部16
1の上端に形成されている。
【0022】図9に示されるように、メタル・ハブ16
の円筒部163はDcで示される円筒外径を持ち、下部
シェル13のジャケット円形開口13bはDjで示され
るジャケット開口径を持つ。さらに、下部ライナ14’
−2はD’lで示されるライナ開口径を持つ。ジャケッ
ト開口径Djは、メタル・ハブ16の円筒外径Dcより
大きく、ライナ開口径D’lより小さい。換言すれば、
メタル・ハブ16とジャケット円形開口13bとの間に
は、図8からも明らかなように、隙間δDが存在する。
この隙間δDは、フロッピーディスク10’の磁気記録
媒体11を磁気ヘッドでアクセスするときに、メタル・
ハブ16とジャケットとが相対回転する際の両者の衝突
を防止する観点から、完全になくすことは困難である。
なお、この隙間δDは約1mmある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフロッ
ピーディスク10’の構造では、メタル・ハブ16とジ
ャケットとの間に形成される隙間δDから塵や埃など
が、ジャケットの内部に僅かながら侵入する場合があ
る。特に、フロッピーディスクが大容量FDの場合に
は、前述したように、その磁気記録媒体11は3600
rpmという非常に高い速度で回転するので、竜巻と同
様な原理で、周囲にある塵や埃をも巻き上げてしまう。
すなわち、ジャケット円形開口13bの近くにある塵や
埃は勿論のこと、そこから遠くに離れた位置に存在する
塵や埃をも、磁気記録媒体11が高速に回転することに
より、ジャケット円形開口13bを通ってジャケット内
に吸い込んでしまう。
【0024】すなわち、従来のフロッピーディスク1
0’の構造では、上記隙間δDから侵入した塵や埃など
により、その磁気記録媒体11をフロッピディスクドラ
イブの磁気ヘッドでアクセスした場合に、読出し/書込
みエラーが発生するという問題がある。
【0025】この問題を解決するために、本出願人は、
図10に示されるように、下部ライナ14”−2の内周
部を、メタル・ハブ16とジャケット円形開口13bと
の隙間δDまで延在させるようにしたフロッピーディス
ク10”を、既に提案している(特開平11−4554
0号公報参照)。すなわち、図10に示されるように、
下部ライナ14”−2のライナ開口径Dlを、ジャケッ
ト開口径Djより小さくし、できるだけメタル・ハブ1
6の円筒外径Dcに近づけるようにしている。
【0026】しかしながら、下部ライナ14”−2は下
部シェル13の内面に付着されているので、下部ライナ
14”−2の内周部をメタル・ハブ16の円筒部161
に近づけ過ぎると、メタル・ハブ16の自由な動きが規
制されてしまう。メタル・ハブ16の動きが規制される
と、チャッキングエラー等を起こし易くなる。その為、
結局、図10に示されたフロッピーディスク10”の構
造では、下部ライナ14”−2の内周部をメタル・ハブ
16の円筒部161に近づけることは困難である。
【0027】したがって、本発明の課題は、メタル・ハ
ブの動きを規制することなく、かつ、塵や埃が侵入する
のを防止することができるフロッピーディスクを提供す
ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
るフロッピーディスクは、略中央部に回転支持用のメタ
ル・ハブが設けられたシート状で略円盤状の磁気記録媒
体と、前記メタル・ハブを外部に露出するためのジャケ
ット円形開口を持つジャケットと、前記ジャケットの内
面に装着された略環状の上部ライナ及び下部ライナとを
有するフロッピーディスクにおいて、前記下部ライナの
内周部を、前記メタル・ハブと前記ジャケット円形開口
との隙間まで延在させ、かつ前記内周部に放射状に切れ
目を入れたことを特徴とする。
【0029】本発明の第2の態様によるフロッピーディ
スクは、略中央部に回転支持用のメタル・ハブが設けら
れたシート状で略円盤状の磁気記録媒体と、前記メタル
・ハブを外部に露出するためのジャケット円形開口を持
つジャケットと、前記ジャケットの内面に装着された略
環状の上部ライナ及び下部ライナとを有するフロッピー
ディスクにおいて、前記下部ライナ上に、前記メタル・
ハブと前記ジャケット円形開口との隙間まで延在する環
状の補助ライナを載せたことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0031】まず図5を参照して、本発明の一実施の形
態に係るフロッピーディスクをアクセス可能なフレキシ
ブルディスクドライブについて説明する。図示のフレキ
シブルディスクドライブは、後述する大容量FDの磁気
記録媒体と小容量FDの磁気記録媒体の両方に対してデ
ータの記録再生を行うことが可能な高密度/低密度兼用
型FDDである。図5は高密度/低密度兼用型FDDの
構成を示す平面図である。フレキシブルディスクは図5
中の矢印Cで示す方向から高密度/低密度兼用型FDD
中に挿入される。図5はフロッピーディスクが高密度/
低密度兼用型FDD中にロードされた状態を示してい
る。フロッピーディスクはディスク中心軸(図示せず)
を持っている。
【0032】高密度/低密度兼用型FDDは、主面81
aを持つメインフレーム81と、このメインフレーム8
1の主面81a上に回転自在に支持されたディスクホル
ダテーブル82とを備えている。ディスクホルダテーブ
ル82は、回転軸として働くテーブル中心軸Oを持って
いる。ロードされたフロッピーディスクは、テーブル中
心軸Oがディスク中心軸と一致するように、ディスクホ
ルダテーブル82上に保持される。ディスクホルダテー
ブル82はスピンドルモータ(SPM)60によって回
転駆動される。スピンドルモータ60は、スピンドルモ
ータ60がメインフレーム81の凹部(図示せず)内に
埋め込まれた状態で、メインフレーム81上に取り付け
られており、これによってフロッピーディスクの磁気記
録媒体は後述するように所望の回転速度で回転する。ま
た、メインフレーム81の裏面にはプリント配線基板9
2が取り付けられている。多数の電子部品(図示せず)
はこのプリント配線基板92上に配設されている。
【0033】図5に示されるように、スピンドルモータ
60は、スピンドルモータがメインフレーム81の凹部
に埋め込まれた状態で、主面81a上に取り付けられて
いる。スピンドルモータ60は、スピンドルシャフト6
1を有し、それは、メインフレーム81の主面81aに
実質的に直立して玉軸受け(図示せず)を介してメイン
フレーム81に対して回転自在に支持されている。スピ
ンドルシャフト61は、高密度/低密度兼用型FDDに
ロードされたフロッピーディスクの磁気記録媒体用の回
転軸Oとして働く。ディスクホルダテーブル82はスピ
ンドルシャフト61にその上部で固定されている。ディ
スクホルダテーブル82は、スピンドルシャフト61の
長さ方向(回転軸Oの方向)に直交する方向に延在する
主面を持つ。
【0034】すなわち、ディスクホルダテーブル82
は、メインフレーム81の主面81a上で回転自在に支
持され、テーブル中心軸O(回転軸)がフロッピーディ
スクのディスク中心軸と一致するように、高密度/低密
度兼用型FDDにロードされたフロッピーディスクを保
持する。
【0035】高密度/低密度兼用型FDDは、フロッピ
ーディスクの磁気記録媒体に対してデータの読出し/書
込みを行う上下一対の磁気ヘッド(図示せず)を備えて
いる。磁気ヘッドはジンバル84を介してキャリッジ8
5によってその先端で支持されている。磁気ヘッドとジ
ンバル84とキャリッジ85とボイスコイル87(後述
する)とFPC(フレキシブル・プリンテッド・サーキ
ット)とスケールとスプリングホルダとバネとの組み合
わせをキャリッジ・アセンブリと呼ぶ。キャリッジ85
はメインフレーム81の主面81a上でメインフレーム
81から離間して配置されており、磁気ヘッドをフロッ
ピーディスクに対して所定の半径方向(図5の矢印Dで
示す方向)に沿って移動可能に支持している。
【0036】キャリッジ85は、その両側下端で、所定
の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガイドバー
86によって支持及び案内される。
【0037】このキャリッジ85は、以下に述べるよう
なボイスコイルモータ(VCM)によって所定の半径方
向Bに沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイスコ
イルモータは一対のボイスコイル87と、磁気回路90
とを有する。一対のボイスコイル87は、キャリッジ8
5の後方に配置され、所定の半径方向Dと平行に延在す
る駆動軸(図示せず)の回りに巻回されている。磁気回
路90は、このボイスコイル87を通して流れる電流と
交叉する磁界を発生するためのものである。このような
構成のボイスコイルモータにおいて、磁気回路90で発
生された磁界と交叉する方向にボイスコイル87に電流
を流すことにより、この電流と磁界との相互作用に基づ
いて駆動軸の延在方向に駆動力が発生する。この駆動力
により、ボイスコイルモータはキャリッジ85を所定の
半径方向Bに沿って移動させる。
【0038】図2および図3を参照して、本発明が適用
される大容量FD10について説明する。図2および図
3は、それぞれ、大容量FD10を表面側および裏面側
から見た平面図である。図2および図3に示されるよう
に、大容量FD10は、図6乃至図8に図示された小容
量FD10’と実質的に同一の外形を持ち、磁気記録媒
体11と、この磁気記録媒体11を収容すなわち覆うジ
ャケットとを有する。ジャケットは、上面を持つ上部シ
ェル12(図2)と、下面を持つ下部シェル13(図
3)とから成る。
【0039】図3に示されるように、下部シェル13の
裏面側にはその中心部にジャケット円形開口13bが開
けられている。このジャケット円形開口13b内に、磁
気記録媒体11を保持するメタル・ハブ16が遊貫され
ている。このメタル・ハブ16には、その中心部にハブ
中心穴16aと、この中心部から偏心した位置にチャッ
キング穴16bとが穿設されている。この明細書中で
は、磁気記録媒体11とメタル・ハブ16との組み合わ
せを単に「メディア」とも呼ぶことにする。ハブ中心孔
16aは実質的に矩形であり、上記スピンドルシャフト
61が嵌入されるチャッキング孔16bはチャッキング
ピンすなわちドライブローラ62が遊嵌される。
【0040】図3に加えて再び図5に戻って、ディスク
ホルダテーブル82のテーブル直径は、メタル・ハブ1
6の直径より大きくかつジャケット円形開口13bの直
径よりも小さい。
【0041】ディスクホルダテーブル82には、チャッ
キング穴16bの対応位置にテーブル側駆動用長孔82
aが穿設されている。このテーブル側駆動用長孔82a
を通して、チャッキングピン62はフロッピーディスク
10のチャッキング穴16b内に遊嵌される。ディスク
ホルダテーブル12には、その下面にマグネットケース
63が取り付けられている。チャッキングピン62は、
チャッキングピン62が上方に付勢された状態で、マグ
ネットケース63に回転自在かつ移動可能に取り付けら
れている。したがって、何らかの負荷がチャッキングピ
ン63に対して下方へ加えられると、チャッキングピン
62はディスクホルダテーブル82の下方へ動いて沈
む。マグネットケース63は外側面をもつ外周壁(図示
せず)を有し、その外側面の任意の位置に、略直方体状
のインデックス検出用マグネット64が固定されてい
る。
【0042】再び図2および図3を参照して、大容量F
D10のジャケットには、下部シェル13から見た場合
に、図2の挿入方向Cに関して後方右側の角部に書込み
保護用孔22が穿設されている。換言すれば、書込み保
護用孔22は、大容量FD10のジャケットに、上部シ
ェル12から見た場合に、図3の挿入方向の後方左側の
角部に穿設されている。図3は、この書込み保護用孔2
2が書込み保護用タブ19で閉じられている状態を示し
ている。この書込み保護用タブ19は挿入方向Cと平行
な方向に沿って手動で摺動可能である。書込み保護用タ
ブ19を手動で操作することによって書込み保護用孔2
2の開閉を行うことができる。書込み保護用タブ19に
よって書込み保護用孔22を閉じると、大容量FD10
は記録可の状態となる。書込み保護用タブ19によって
書込み保護用孔22を開けると、大容量FD10は記録
不可の状態となる。
【0043】図示の大容量FD10は、記憶容量が2種
類、例えば、128Mバイトと256Mバイトある場合
の例を示している。書込み保護用孔22の近傍で、大容
量識別用孔26が大容量FD10のジャケットに穿設さ
れている。この大容量識別用孔26は大容量FD10と
小容量FD10’(図6〜図9)から区別して識別する
ためのものである。さらに、種類識別用孔27が、大容
量識別用孔26と共に書込み保護用孔22の近傍で大容
量FD10のジャケットに選択的に穿設される。この種
類識別用孔27は大容量FD10の種類を識別するため
のものである。種類識別用孔27の有無によって大容量
FD10の種類を識別可能とする。128Mバイトの記
憶容量を持つ大容量FD10を第1の型の大容量FDと
呼び、256Mバイトの記憶容量を持つ大容量FD10
を第2の型の大容量FDと呼ぶことにしよう。図示の例
において、第1の型の大容量FDのジャケットには種類
識別用孔27が穿設されず、第2の型の大容量FDのジ
ャケットには種類識別用孔27が穿設される。
【0044】図7及び図8から明らかなように、小容量
FD10’のジャケットには大容量識別用孔26と種類
識別用孔27が穿設されていない。
【0045】図2及び図3に加えて図5に戻って、高密
度/低密度兼用型FDDでは、さらに、メインフレーム
81の裏面に設けられたプリント配線基板92上に、挿
入方向Cに対して後方左側の角部にスイッチユニット5
0が搭載されている。スイッチユニット50は次に述べ
るように複数のプッシュスイッチから成る。スイッチユ
ニット50は、書込み保護用孔22、大容量識別用孔2
6、および種類識別用孔27の有無を検出するためのも
のである。
【0046】詳細に説明すると、スイッチユニット50
は、プッシュスイッチとして、書込み制御スイッチ51
と、大容量検出スイッチ52と、種類検出スイッチ53
とを備えている。書込み制御スイッチ51は、書込み保
護用孔22の開閉状態を検出するためのプッシュスイッ
チである。書込み制御スイッチ61は、大容量FD10
が高密度/低密度兼用型FDDにロードされたとき、書
込み保護用孔22の対応位置に配設されている。大容量
検出スイッチ52は、ロードされたフロッピーディスク
が大容量FD10であるか小容量FD10’であるかを
識別検出するためのプッシュスイッチである。大容量検
出スイッチ52は、大容量FD10が高密度/低密度兼
用型FDDにロードされたとき、大容量識別用孔26の
対応位置に配設されている。種類検出スイッチ53は、
種類識別用孔27の有無を検出するためのプッシュスイ
ッチである。種類検出スイッチ63は、大容量FD10
が高密度/低密度兼用型FDDにロードされたとき、種
類識別用孔27の対応位置に配設されている。
【0047】図2及び図3に示されるように、大容量F
D10は、その前方側にシャッタ20を有する。このシ
ャッタ20は、図2及び図3においてA方向に摺動可能
である。シャッタ20にはシャッタ窓20a及び20b
が空けられている。シャッタ20は、シャッタ・スプリ
ング21(図6)のようなシャッタ・スプリングによっ
て、閉じる方向Aに付勢されている。シャッタ20が閉
じる方向Aと逆方向に摺動されたとき、シャッタ20の
シャッタ窓20a及び20bは、ジャケットに形成され
たヘッド窓12a及び13aに面する。このとき、シャ
ッタ窓20a及び20bを介して上側及び下側磁気ヘッ
ド(図示せず)によって磁気記録媒体11をアクセスす
ることが可能である。
【0048】図5に戻って、高密度/低密度兼用型FD
Dは、大容量FD10のシャッタ22を開閉するための
シャッタ駆動機構と、大容量FD10を排出するための
イジェクト機構と、大容量FD10が排出された後、
(後述する)直動型キャリッジ機構をロックするための
キャリッジロック機構とを含む。
【0049】高密度/低密度兼用型FDDは、メインフ
レーム81の表面81a上のキャリッジ85の近傍に設
けられたレバーユニット70を有し、このレバーユニッ
ト70は回動自在である。詳細に述べると、レバーユニ
ット70はイジェクトレバー71とロックレバー72と
を有する。イジェクトレバー71は、大容量FD10の
シャッタ22を開閉するシャッタ駆動機構の要素と、大
容量FD10を高密度/低密度兼用型FDDから排出す
るためのイジェクタ機構の要素とを兼用している。ロッ
クレバー72は直動型キャリッジ機構の近傍に配置さ
れ、大容量FD10のイジェクト時に直動型キャリッジ
機構をロックするためのものである。
【0050】イジェクタ機構は、高密度/低密度兼用型
FDDのフロントパネル(図示せず)の外側表面に突出
したイジェクトボタン54と、大容量FD10の一面と
面するように、フロントパネルの挿入口(図示せず)を
介してロードされた大容量FD10を位置決めするため
のイジェクトプレート55と、一端がイジェクトプレー
ト55に係合し、他端がディスクホルダユニット(図示
せず)に係合する一対のイジェクトバネ(図示せず)と
を有する。イジェクトプレート55は、その奥行き方向
の先端にラック55aを持つ。このラック55aは、メ
インフレーム81の主面81a上で回転自在に支持され
たピニオン(図示せず)に係合している。レバーユニッ
ト70は、スプリング機構73によって反時計方向に付
勢されている。
【0051】大容量FD10が高密度/低密度兼用型F
DDのディスクホルダユニットにロードされるとしよ
う。詳述すると、大容量FD10が、図5の矢印Cで示
す方向に挿入されると、イジェクトレバー71の先端7
1aがシャッタ20の右側縁の上方端20cと係合す
る。挿入方向Cに大容量FD10を移動するにつれて、
レバーユニット70は時計回りに回転する。その結果と
して、シャッタ20はイジェクトレバー71の先端71
によって押されて、閉じる方向Aの逆方向に摺動する。
【0052】大容量FD10が高密度/低密度兼用型F
DDのディスクホルダユニットに完全に収容されると、
ディスクホルダユニットは降下し、それから、大容量F
D10はディスクロック機構によってロックされてディ
スクホルダユニット内に安定して保持される。この状態
において、キャリッジアセンブリの側方アームとディス
クホルダユニットとの間の係合が解かれ、シャッタ20
のシャッタ窓20a及び20bが、図2に図示されるよ
うに、ジャケットのヘッド窓12a及び13aの真上に
位置付けられる。従って、上側及び下側磁気ヘッドは、
シャッタ20のシャッタ窓20a及び20bとジャケッ
トのヘッド窓12a及び13aを介して接触する。シャ
ッタ20は、図2の一点鎖線によって示される位置に置
かれるようにシャッタ・スプリングによって付勢されて
いる。
【0053】図2及び図3に戻って、大容量FD10の
ジャケットは、その挿入方向Cの前方側に形成された第
1の切欠28を持つ。大容量FD10のジャケットは、
さらに、逆方向挿入(表裏及び前後の挿入方向を逆にし
て挿入)防止用の面取り部25が形成されている横側に
形成された第2の切欠29を持つ。第2の切欠29は、
特別の形状を持ち、低密度専用型FDDの逆方向挿入防
止用レバーに第2の切欠29が引っ掛かるような特別の
位置に形成されている。換言すれば、小容量FD10’
(図6)のジャケットは第1及び第2の切欠け28及び
29を持っていない。
【0054】図1を参照して、本発明の第1の実施の形
態に係る大容量FD10について更に詳細に説明する。
図示の大容量FD10では、下部ライナ14−2の内周
部14−2aが、メタル・ハブ16とジャケット円形開
口13bとの隙間δDまで延在しており、かつ図3に示
されるように、内周部14−2aには放射状に切れ目が
入れられている。
【0055】このように、内周部14−2aに放射状に
切れ目が入っているので、メタル・ハブ16の動きが規
制されることはない。したがって、下部ライナ14−2
の内周部14−2aを、できるだけメタル・ハブ16の
円筒部161に近づけても、チャッキングエラー等を起
こすことなく、何等問題は発生しない。すなわち、下部
ライナ14−2のライナ開口径Dlを、ジャケット開口
径Djより小さくし、できるだけメタル・ハブ16の円
筒外径Dcに近づけることが可能となる。
【0056】これにより、たとえ大容量FD10の磁気
記録媒体11が高速に回転しても、ジャケット円形開口
13bを介して塵や埃が侵入してくるのを防止すること
ができる。したがって、磁気記録媒体11に傷が発生す
るのを防ぐことができる。また、ジャケット円形開口1
3aが下部ライナ14−2の内周部14−2aによって
実質的に塞がれるので、大容量FD10を放置した状態
においても、塵や埃がジャケット円形開口13bを介し
て侵入してくるのを防ぐことができる。
【0057】次に図4を参照して、本発明の第2の実施
の形態に係る大容量FD10Aについて説明する。図示
の大容量FD10Aでは、下部ライナ14A−2の内周
端はジャケット円形開口13bの外周縁までしか延在し
てない。しかしながら、この下部ライナ14A−2上に
は、メタル・ハブ16とジャケット円形開口13bとの
隙間δDまで延在する環状の補助ライナ30が載せられ
ている。補助ライナ30は、例えば、不織布、紙、PE
T(ポリエチレンテレフタレート)などの材料で作られ
ている。
【0058】補助ライナ30は、下部ライナ14A−2
上に固定されることなく、単に、下部ライナ14A−2
上に自由に載っているだけなので、メタル・ハブ16の
動きを規制することなく、補助ライナ30の内周端をで
きるだけメタル・ハブ16の円筒部161に近づけるこ
とができる。すなわち、補助ライナ30のライナ内周径
Daを、ジャケット開口径Djより小さくし、できるだ
けメタル・ハブ16の円筒外径Dcに近づけることが可
能となる。
【0059】これにより、上記第1の実施の形態と同様
に、たとえ大容量FD10Aの磁気記録媒体11が高速
に回転しても、ジャケット円形開口13bを介して塵や
埃が侵入してくるのを防止することができる。したがっ
て、磁気記録媒体11に傷が発生するのを防ぐことがで
きる。また、ジャケット円形開口13aが補助ライナ3
0によって実質的に塞がれるので、大容量FD10Aを
放置した状態においても、塵や埃がジャケット円形開口
13bを介して侵入してくるのを防ぐことができる。
【0060】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を脱逸しない範囲内で種々の変更
が可能なのはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、下部
ライナの内周部を、メタル・ハブとジャケット円形開口
との隙間まで延在させ、かつその内周部に放射状に切れ
目を入れたり、下部ライナ上に、メタル・ハブとジャケ
ット円形開口との隙間まで延在する環状の補助ライナを
載せているので、メタル・ハブの動きを規制することな
く、かつ、塵や埃がジャケット円形開口を介してジャケ
ット内に侵入してくるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフロッピーデ
ィスク(大容量FD)を示す断面図である。
【図2】図1に示した大容量FDを表面側から見た平面
図である。
【図3】図1に示した大容量FDを裏面側から見た平面
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るフロッピーデ
ィスク(大容量FD)を示す断面図である。
【図5】本発明に係るフロッピーディスク(大容量F
D)をアクセス可能なフレキシブルディスクドライブ
(高密度/低密度兼用型FDD)の構成を示す平面図で
ある。
【図6】従来のフロッピーディスク(小容量FD)を示
す分解斜視図である。
【図7】図6に示した小容量FDを表面側から見た平面
図である。
【図8】図6に示した小容量FDを裏面側から見た平面
図である。
【図9】図6に示した小容量FDの断面図である。
【図10】従来の他のフロッピーディスクを示す断面図
である。
【符号の説明】
10,10A フロッピーディスク(大容量FD) 14−2,14A−2 下部ライナ 14−2a 内周部 30 補助ライナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中央部に回転支持用のメタル・ハブが
    設けられたシート状で略円盤状の磁気記録媒体と、前記
    メタル・ハブを外部に露出するためのジャケット円形開
    口を持つジャケットと、前記ジャケットの内面に装着さ
    れた略環状の上部ライナ及び下部ライナとを有するフロ
    ッピーディスクにおいて、 前記下部ライナの内周部を、前記メタル・ハブと前記ジ
    ャケット円形開口との隙間まで延在させ、かつ前記内周
    部に放射状に切れ目を入れたことを特徴とするフロッピ
    ーディスク。
  2. 【請求項2】 略中央部に回転支持用のメタル・ハブが
    設けられたシート状で略円盤状の磁気記録媒体と、前記
    メタル・ハブを外部に露出するためのジャケット円形開
    口を持つジャケットと、前記ジャケットの内面に装着さ
    れた略環状の上部ライナ及び下部ライナとを有するフロ
    ッピーディスクにおいて、 前記下部ライナ上に、前記メタル・ハブと前記ジャケッ
    ト円形開口との隙間まで延在する環状の補助ライナを載
    せたことを特徴とするフロッピーディスク。
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