JP2000076836A - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置

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JP2000076836A
JP2000076836A JP10246404A JP24640498A JP2000076836A JP 2000076836 A JP2000076836 A JP 2000076836A JP 10246404 A JP10246404 A JP 10246404A JP 24640498 A JP24640498 A JP 24640498A JP 2000076836 A JP2000076836 A JP 2000076836A
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JP
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main body
recording
disk
cartridge
mounting
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JP10246404A
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English (en)
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Koji Aeba
浩司 饗庭
Hirohiko Shimizu
裕彦 清水
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体に生じる振動を良好に吸収するとと
もに、装置本体の底面側を確実に保護する。 【解決手段】 第1及び第2の磁気ディスク6,23を
記録再生するヘッド機構116と、第1及び第2の磁気
ディスク6,23を駆動するディスク回転駆動機構11
8と、ヘッド機構116及びディスク回転駆動機構11
8を支持するベース105とを有する装置本体101を
備える。また、装置本体101の底面側を覆うように配
設され装置本体101を支持するとともに装置本体10
1を被取付け部に取り付けるための取付け用ベース10
3を備える。取付け用ベース103は、装置本体101
を支持する支持部267が形成された絞り部265と、
この絞り部265の支持部267と装置本体101との
間に位置して配設されて装置本体101に生じる振動を
吸収する振動吸収対278と、被取付け部に装置本体1
01を取り付けるための取付け穴286とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、磁気ディ
スク等の情報記録媒体に対して情報信号を記録及び/又
は再生する記録及び/又は再生装置の装置本体を、コン
ピュータの筐体内等の被取付け部に取り付けるための取
付け部材を備える記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録再生装置としては、例えば、磁気デ
ィスクが回転可能に収納されたディスクカートリッジに
対して情報信号の記録再生を行うディスクドライブ装置
が知られている。ディスクドライブ装置は、磁気ディス
クの信号記録面に対して情報信号を記録再生する磁気ヘ
ッド素子を有するヘッド部を支持するヘッド機構と、こ
のヘッド機構を介してヘッド部を磁気ディスクの径方向
に移動する移動機構と、磁気ディスクを回転するための
スピンドルモータを有するディスク回転駆動機構とを備
えている。
【0003】ディスクドライブ装置には、例えばコンピ
ュータの筐体内等の被取付け部に取り付けられて用いら
れるものがある。この種のディスクドライブ装置は、装
置本体が、取付け板を介して被取付け部に取り付けられ
ている。
【0004】図12に示すように、装置本体300を被
取付け部に取り付けるために用いられる取付け板302
は、金属材料からなり、主面部303が装置本体302
の側面と平行に配設される。取付け板302は、主面部
303に折り曲げて形成されて装置本体300の底面部
を支持する支持片305と、主面部303に一体に設け
られて被取付け部に取り付けられる取付け片306とを
有している。
【0005】取付け板302の支持片305には、装置
本体300と取付け板302とを固定するための固定ネ
ジ307が挿通される挿通穴308が穿設されている。
この挿通穴308には、装置本体300内に配設された
ヘッド部を移動する移動機構やスピンドルモータ等が発
生する振動によって生じる装置本体300の振動を吸収
するための図示しない振動吸収体が、装置本体300と
支持片305との間に位置して配設される。この振動吸
収体は、ゴム等の弾性材料によって形成されている。ま
た、取付け板302の取付け片306には、被取付け部
に取付け板302を固定するための図示しない固定ネジ
が螺合するネジ穴310が設けられている。
【0006】また、ディスクドライブ装置は、図示しな
いが、装置本体300の底面部に電子回路基板が配設さ
れており、電子回路基板上の各種電子部品等が外方に露
呈されている。このため、ディスクドライブ装置は、装
置本体300の底面部の各種電子部品等の破損を防止す
る必要があり、底面部を覆う図示しない平板状の保護板
が取り付けられている。
【0007】以上のように構成されたディスクドライブ
装置は、装置本体300の底面部が、取付け板302の
支持片305上に固定ネジ307を介して固定されると
ともに、装置本体300を支持する取付け板302の取
付け片306が被取付け部に固定ネジを介して固定され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
クドライブ装置が備える取付け板302は、装置本体の
落下時等の衝撃に対する耐久性を確保するために、充分
な機械的強度を有する厚さに形成されている。
【0009】ところで、ディスクドライブ装置は、装置
全体300の寸法を、仕様で規定された所定の寸法以内
に形成する必要がある。このため、従来のディスクドラ
イブ装置は、空きスペースの都合上、支持片305の厚
さと同程度に保護板の厚さを形成することが困難であっ
た。
【0010】したがって、従来のディスクドライブ装置
は、保護板の厚さを取付け板302の厚みより薄く形成
する必要があり、保護板に充分な機械的強度が確保され
ないため、装置本体300の底面部を確実に保護するこ
とができないという問題があった。
【0011】或いは、従来のディスクドライブ装置は、
取付け板302の支持片305の厚さを薄く形成する必
要があり、支持片305に充分な機械的強度が確保され
ないため、取付け板302が装置本体300を支持する
信頼性が乏しかった。
【0012】そこで、本発明は、記録及び/又は再生装
置の装置本体に生じる振動を良好に吸収するとともに、
装置本体の底面を確実に保護することができる記録及び
/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る記録及び/又は再生装置は、装置本
体の底面側を覆うように配設されて装置本体を支持する
取付け部材を備える。記録及び/又は再生装置は、取付
け部材を介して装置本体が被取付け部に取り付けられる
ようになされる。
【0014】そして、取付け部材は、装置本体の底面に
対向する底面部の一部を、装置本体側に膨出させて装置
本体を支持する支持部が形成された絞り部と、絞り部の
支持部と装置本体との間に位置して配設されて装置本体
に生じる振動を吸収する振動吸収部材と、被取付け部に
装置本体を取り付けるための取付け穴とを有する。
【0015】以上のように構成した記録及び/又は再生
装置によれば、取付け部材が装置本体の底面部を覆うこ
とにより、装置本体の底面部が保護される。また、装置
本体は、取付け部材の支持部上に、振動吸収部材を介し
て支持されるため、装置本体に生じる振動が振動吸収部
材により吸収される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、ディスクドライブ装置を図面を参照して説明
する。図1に示すように、このディスクドライブ装置1
00は、情報記録媒体として磁気ディスクが収納された
ディスクカートリッジが、装置本体内に対して挿脱され
て用いられる。ディスクドライブ装置100は、第1の
記録密度に対応して情報信号が記録再生される第1の磁
気ディスクを収納した第1のディスクカートリッジと、
第1の記録密度より記録密度が高い第2の記録密度に対
応して情報信号を記録再生する第2の磁気ディスクを収
納した第2のディスクカートリッジのいずれか一方を選
択的に使用して情報信号の記録再生を行う。
【0017】本発明に係るディスクドライブ装置100
の説明に先立ち、このディスクドライブ装置100に用
いられる第1及び第2のディスクカートリッジをそれぞ
れ説明する。これらのディスクカートリッジに収納され
る各磁気ディスクは、いずれも直径を3.5インチとし
て形成されている。
【0018】第1のディスクカートリッジ5は、図2及
び図3に示すように、第1の記録密度で情報信号が記録
され、2MB(メガバイト)程度の記録容量を有する第
1の磁気ディスク6を収納する。第1のディスクカート
リッジ5に収納される第1の磁気ディスク6は、可撓性
を有する合成樹脂製のディスク基板7を有し、このディ
スク基板7の両主面に磁性層を被着して信号記録面を形
成している。ディスク基板7の中心には、円形の中心孔
が穿設され、中心孔を閉塞するようにハブ8が取り付け
られている。ハブ8は、ステンレスや鉄等の磁性材料を
用いて形成され、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌合
し、突出部の外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周縁
に接着させてディスク基板7に取り付けられている。ハ
ブ8の中心部には、ディスクドライブ装置100側に設
けられるディスク回転駆動機構のスピンドルが挿通され
る矩形状をなすスピンドル孔8aが穿設され、中心部に
対し偏心した位置にディスク回転駆動機構に設けられる
駆動ピンが係合する長方形状をなす駆動ピン係合孔8b
が穿設されている。
【0019】上述のように形成された第1の磁気ディス
ク6は、上下一対のハーフ9,10を突き合わせ結合し
て形成したカートリッジ本体11内に回転可能に収納さ
れる、磁気ディスク6を収納したカートリッジ本体11
の下面側の略中央部には、図3に示すように、ディスク
回転駆動機構を構成するディスクテーブルが進入する円
形をなす中央開口部12が設けられている。また、カー
トリッジ本体11の上下面の相対向する位置には、図2
及び図3に示すように、矩形状の記録再生用の開口部1
3,14が設けられている。これら開口部13,14
は、カートリッジ本体11の左右方向の中央部に位置
し、中央開口部12の近傍からカートリッジ本体11の
前面側に亘って形成されている。カートリッジ本体11
に収納された第1の磁気ディスク6は、記録再生用の開
口部13,14を介して信号記録部の一部が内外周に亘
って外方に臨まされる。さらに、カートリッジ本体11
の背面側の一方のコーナ部には、図2及び図3に示すよ
うに、収納されている磁気ディスク6に情報信号の重ね
記録を規制する誤記録防止孔15が設けられている。ま
た、カートリッジ本体11の下面側の誤記録防止孔15
が設けられた側とは反対側の他方のコーナ部に、図3に
示すように、カートリッジ本体11に収納された磁気デ
ィスクの仕様を示すディスク識別孔16が設けられる。
このディスク識別孔16を検出することによって、カー
トリッジ本体11に収納された磁気ディスク6が2MB
の記録容量を有するものであることが識別される。
【0020】また、カートリッジ本体11の下面側に
は、図3に示すように、第1のディスクカートリッジ5
をディスクドライブ装置100に装着したとき、この装
置100側に設けられたカートリッジ装着位置を位置決
めする位置決めピン係合孔17,18が設けられてい
る。これら位置決めピン係合孔17,18は、図3に示
すように、記録再生用の開口部13,14の両側に位置
するように設けられている。
【0021】第1のディスクカートリッジ5には、図2
及び図3に示すように、記録再生用の開口部13,14
を開閉するシャッタ部材19が取り付けられている。シ
ャッタ部材19は、アルミニウム、ステンレス等の金属
板を用いて、あるいは合成樹脂を成形して断面コ字状に
形成され、カートリッジ本体11の前面側から記録再生
用の開口部13,14を覆うように嵌合され、これら開
口部13,14を開閉する図2及び図3中矢印a1 方向
及び矢印a2 方向に移動可能に取り付けられている。シ
ャッタ部材19のカートリッジ本体11の上下面に延在
され記録再生用の開口部13,14を覆うシャッタ部1
9a,19bには、シャッタ部材19が図2及び図3中
矢印a1 方向に移動され、開口部13,14を開放した
位置に移動したとき 開口部13,14に対応してこれ
ら開口部13,14を開放する矩形状の切り欠き穴2
0,21が設けられている。
【0022】なお、シャッタ部材19は、カートリッジ
本体11内に配設された図示しないバネ部材にシャッタ
部19a,19bが記録再生用の開口部13,14を閉
塞する図2及び図3中矢印a2 方向に移動するように付
勢されている。
【0023】上述した第1の磁気ディスク6より記録密
度が高い第2の記録密度で情報信号が記録される第2の
磁気ディスク23を収納した第2のディスクカートリッ
ジ22は、図4及び図5に示すように、前述した第1の
ディスクカートリッジ5と大きさ及び厚さを共通に形成
されている。
【0024】第2のディスクカートリッジ22に収納さ
れる第2の磁気ディスク23は、前述した第1の磁気デ
ィスク6と同様に、可撓性を有する合成樹脂製のディス
ク基板24を有し、このディスク基板24の両主面に磁
性層を被着して信号記録部を形成している。ディスク基
板24の中心には円形の中心孔が穿設され、この中心孔
を閉塞するようにハブ25が取り付けられている。ハブ
25は、ステンレスや鉄等の磁性材料を用いて形成さ
れ、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌合し、突出部の
外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周縁に接着させて
ディスク基板23に取り付けられている。このハブ25
の中心部には、ディスクドライブ装置100側に設けら
れるディスク回転駆動機構のスピンドルが挿通される円
形をなすスピンドル孔25aが穿設され、中心部に対し
偏心した位置にディスク回転駆動機構に設けられる駆動
ピンが挿通する長方形状をなす駆動ピン挿通孔25bが
穿設されている。
【0025】上述のように形成された第2の磁気ディス
ク23は、100MB以上の記録容量、好ましくは20
0MB以上の記録容量を有するように形成される。そし
て、第2の磁気ディスク23は、上下一対のハーフ2
6,27を突き合わせ結合して形成したカートリッジ本
体28内に回転可能に収納される、第2の磁気ディスク
23を収納したカートリッジ本体28の下面側の略中央
部には、図4に示すように、ディスク回転駆動機構を構
成するディスクテーブルが進入する円形をなす中央開口
部29が設けられている。また、カートリッジ本体28
の上下面の相対向する位置には、図4及び図5に示すよ
うに、矩形状の記録再生用の開口部30,31が設けら
れている。これら開口部30,31は、カートリッジ本
体28の左右方向の中央部に位置し、中央開口部29の
近傍からカートリッジ本体28の前面側に亘って形成さ
れている。カートリッジ本体28に収納された第2の磁
気ディスク23は、記録再生用の開口部30,31を介
して信号記録部の一部が内外周に亘って外方に臨まされ
る。
【0026】ところで、第2の磁気ディスク23は、高
容量化を実現するために、外周縁近傍までを信号記録部
としている。第2の磁気ディスク23の外周縁近傍まで
形成された信号記録部をカートリッジ本体28の外方に
臨ませ、ディスクドライブ装置100側のヘッド部によ
ってアクセスし得るように、記録再生用の開口部30,
31は、前述した第1のディスクカートリッジ5に設け
た記録再生用の開口部13,14に比し大きく形成され
ている。すなわち、第2のディスクカートリッジ22に
設けられる記録再生用の開口部30,31は、図4に示
すように、カートリッジ本体28の前面近傍まで拡大し
て形成されている。
【0027】さらに、カートリッジ本体28の背面側の
他方のコーナ部には、図4及び図5に示すように、収納
されている第2の磁気ディスク23に対する情報信号の
重ね記録を規制する誤記録防止孔32が設けられてい
る。誤記録防止孔32は、第1のディスクカートリッジ
5とは逆の位置に設けられており、誤記録防止部材36
が移動可能に配設されている。また、カートリッジ本体
28の下面側の誤記録防止孔32が設けられた側とは反
対側の一方のコーナ部には、図5に示すように、検出孔
33が設けられている。この検出孔33は、第1のディ
スクカートリッジ5の誤記録防止孔15が設けられる位
置に設けられて、第1のディスクカートリッジ5のみを
用いるディスクドライブ装置100に装着されたとき、
このディスクドライブ装置100に設けられた誤記録検
出機構によって検出され、第2の磁気ディスク23への
情報信号の記録を禁止し、第2の磁気ディスク23に高
密度で記録された情報信号が消去されてしまうことを防
止するものである。
【0028】また、カートリッジ本体28の下面側に
は、図5に示すように、第2のディスクカートリッジ2
2をディスクドライブ装置100に装着したとき、この
装置100側に設けられたカートリッジ装着位置に位置
決めする位置決めピン係合孔39,40が設けられてい
る。これらは、図5に示すように、記録再生用の開口部
30,31の両側に位置するように位置決めピン係合孔
39,40が設けられている。そして、カートリッジ本
体28の下面側には、図5に示すように、一方の位置決
めピン係合孔39に隣接するようにして、カートリッジ
本体28に収納された第2の磁気ディスク23が高容量
型の例えば200MBの記録容量を有するものが収納さ
れたことを示すディスク容量識別孔34が設けられてい
る。
【0029】さらに、カートリッジ本体28の上面側
で、記録再生用の開口部30,31が設けられる前面側
の一方のコーナ部に位置して、ディスクドライブ装置1
00への挿入方向を規制する誤挿入防止用の溝部41が
設けられている。
【0030】第2のディスクカートリッジ22にも、第
1のディスクカートリッジ5と同様に記録再生用の開口
部30,31を開閉するシャッタ部材42が取り付けら
れている。このシャッタ部材42も、アルミニウム、ス
テンレス等の金属板を用いて、あるいは合成樹脂を成形
して形成されている。
【0031】第2のディスクカートリッジ22に設けら
れるシャッタ部材42は、記録再生用の開口部30,3
1を閉塞するに足る大きさのシャッタ部42a,42b
を有し、これらシャッタ部42a,42bを連結すると
ともに、このシャッタ部材42をカートリッジ本体28
に支持させるための断面コ字状をなすシャッタ支持部4
3,44がシャッタ部42a,42bの基端部側の両側
に突設され、全体で略T字状をなすように形成されてい
る。
【0032】ところで、第2のディスクカートリッジ2
2に設けられる記録再生用の開口部30,31は、第2
の磁気ディスク23の外周縁近傍まで形成された信号記
録部をカートリッジ本体28の外方に臨ませるようにす
るため、カートリッジ本体28の前面近傍まで形成さ
れ、前述した第1のディスクカートリッジ5に設けた記
録再生用の開口部13,14に比し大きく形成されてい
る。このように大型化された記録再生用の開口部30,
31を確実に開放するため、図4に示すように、シャッ
タ部材42の一方のシャッタ支持部43には、シャッタ
部材42が開口部30,31を開放した位置に移動され
たとき、これら開口部29,30のカートリッジ本体2
8の前面側を開放する切り欠き凹部45が形成されてい
る。すなわち、シャッタ支持部43のカートリッジ本体
28の上下面に延長される部分に切り欠き凹部45が形
成されている。
【0033】上述のように形成されたシャッタ部材42
は、カートリッジ本体28の前面側からシャッタ部42
a,42bが記録再生用の開口部30,31上に延長さ
れるように嵌合され、シャッタ部42a,42bがこれ
ら開口部30,31を開閉する図4及び図5中矢印a1
方向及び矢印a2 方向に移動可能に取り付けられてい
る。
【0034】なお、シャッタ部材42は、カートリッジ
本体28内に配設された図示しないバネ部材にシャッタ
部42a,42bが記録再生用の開口部30,31を閉
塞する図4及び図5中矢印a2 方向に移動するように付
勢されている。
【0035】次に、上述したように構成された第1の記
録密度で情報信号が記録される第1の磁気ディスク6を
収納した第1のディスクカートリッジ5と、第1の記録
密度より記録密度が高い第2の記録密度で情報信号が記
録される第2の磁気ディスク23を収納した第2のディ
スクカートリッジ22のいずれか一方を選択的に用いて
情報信号の記録再生を行うことを可能とする本発明に係
るディスクドライブ装置100を図面を参照して説明す
る。
【0036】図1に示すように、本発明に係るディスク
ドライブ装置100は、ディスクカートリッジが装着さ
れる装置本体101と、この装置本体101の底面部の
保護する下カバーであるとともに装置本体101を例え
ばコンピュータの筐体内の被取付け部に取り付けるため
の取り付け用ベース103とを備えている。
【0037】装置本体101は、図1及び図6に示すよ
うに、金属板やアルミダイキャスト等により形成された
ベース105と、このベース105の内方を保護するた
めの上カバー107と、装置本体101内に対して第1
及び第2のディスクカートリッジ5,22を挿脱するた
めのカートリッジ挿脱口110を有するフロントパネル
109とを有している。
【0038】上カバー107は、図1及び図6に示すよ
うに、金属板を断面略コ字状に折り曲げて形成されてお
り、ベース105の上端部に取り付けられる。
【0039】フロントパネル109は、合成樹脂等によ
って形成されており、ベース105に着脱自在に組み付
けられている。フロントパネル109は、上縁側には、
第1又は第2のディスクカートリッジ5,22が、シャ
ッタ部材19,42が取り付けられた前端側を挿入端と
して水平に挿入されるに足る大きさを有するカートリッ
ジ挿脱口110が設けられている。このカートリッジ挿
脱口110は、第1又は第2のディスクカートリッジ
5,22が装置本体101内に装着されていない状態に
おいて、装置本体101の内方に向かって回動される開
閉扉112により閉塞されている。
【0040】フロントパネル109の下縁側の両側に
は、装置本体101内に装着された第1又は第2のディ
スクカートリッジ5,22を装置本体101内から排出
させる図示しないイジェクト機構を動作させるイジェク
ト釦113と、このディスクドライブ装置100の動作
状態を表示する発光表示部114とがそれぞれ設けられ
ている。
【0041】ディスクドライブ装置100を構成する装
置本体101は、図6に示すように、第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ5,22に収納された第1又は第2
の磁気ディスク6,23に対して情報信号を記録再生す
るヘッド機構116と、このヘッド機構116を第1又
は第2の磁気ディスク6,23の径方向に移動する移動
機構117と、第1又は第2の磁気ディスク6,23を
回転駆動するディスク回転駆動機構118と、第1又は
第2のディスクカートリッジ5,22の記録再生を行う
カートリッジ装着位置にディスクカートリッジ5,22
を移送するローディング機構119とを備えている。
【0042】ヘッド機構116は、装置本体101内の
ベース105上に、装置本体101内に装着される第1
及び第2のディスクカートリッジ5,22と対向する位
置に、移動機構117を介して第1及び第2の磁気ディ
スク6,23の径方向に移動可能に配設されている。
【0043】このヘッド機構116は、図6に示すよう
に、互いに異なる第1及び第2の記録密度に対応して情
報信号を記録再生するヘッド部121,121と、この
ヘッド部121,121を先端部に支持する支持アーム
122,122と、この支持アーム122,122の基
端部に配設されるベースプレート123,123と、こ
のベースプレート123,123を介して支持アーム1
22,122を保持するアーム保持部材124,124
と、これらアーム保持部材124,124が取付けられ
たヘッドキャリッジ本体125とを有している。
【0044】ヘッド部121,121は、第1又は第2
の磁気ディスク6,23の両主面を間に挟んで対向する
位置に配設されており、図示しないが、記録密度が異な
る第1の記録密度及び第2の記録密度に対応して情報信
号を記録再生する第1及び第2の磁気ヘッド素子を有す
るヘッドスライダと、このヘッドスライダを揺動自在に
支持するためのジンバルバネと、このジンバルバネが取
り付けられるスペーサとを有している。
【0045】ヘッドスライダは、図示しないが、第1の
記録密度に対応して情報信号を記録再生する第1の磁気
ヘッド素子と、この第1の記録密度より記録密度が高い
第2の記録密度に対応して情報信号を記録及び/又は再
生する第2の磁気ヘッド素子と、磁気回路を構成するコ
イル及び磁気コア形成部材とを有している。ジンバルバ
ネは、金属薄板によって形成されており、略中央部にヘ
ッド支持部が弾性変位自在に形成されている。ジンバル
バネは、ヘッド支持部にヘッドスライダが取り付けられ
ることにより、ヘッド支持部を介してヘッドスライダを
揺動自在に支持している。スペーサは、内方にジンバル
バネのヘッド支持部に当接するピボットを有する略矩形
筒状に形成されており、一端部にジンバルバネの外周部
が取り付けられる取付け部が形成されている。このスペ
ーサの他端部は、支持アーム122の先端部に取り付け
られている。
【0046】支持アーム122は、金属薄板によって先
端部に向かって幅が次第に小とされるテーパ形状に形成
されている。支持アーム122の先端部には、第1又は
第2の磁気ディスク6,23の信号記録面に対向する面
上に、ヘッド部121,121が取り付けられている。
ペースプレート123は、金属材料によって形成されて
おり、支持アーム122の基端部に接合固定されるとと
もに、アーム保持部材124に取り付けられる。アーム
保持部材124は、剛性を有する材料によって形成され
ており、ローディング機構119が有するカートリッジ
ホルダの上面部に摺接することによりヘッド部121,
121の移動をガイドするガイド片を有している。ヘッ
ドキャリッジ本体125は、剛性を有する材料により断
面略コ字状に形成されており、移動機構117に移動可
能に支持されている。
【0047】以上のように構成されたヘッド部121,
121を有するヘッド機構116は、第1の記録密度で
情報信号が記録される第1の磁気ディスク6と、この第
1の磁気ディスク6より記録密度が高い第2の記録密度
で情報信号が記録される第2の磁気ディスク23とにそ
れぞれ対応して、情報信号の記録再生を行うことが可能
とされている。
【0048】第1の磁気ディスク6に対して情報信号の
記録再生を行う場合には、各支持アーム122,122
の先端側に取り付けたヘッド部121,121の第1の
磁気ヘッド素子を第1の磁気ディスク6の信号記録面に
接触させた状態で第1の磁気ディスク6を回転駆動す
る。このとき、第1の磁気ディスク6は、ディスク回転
駆動機構118により約300rpmの回転速度で回転
され、第1の磁気ヘッド素子により情報信号の記録再生
が行われる。
【0049】一方、第2の磁気ディスク23に対して情
報信号を記録再生する場合には、第2の磁気ディスク2
3の信号記録面からヘッド部121,121の第2の磁
気ヘッド素子を僅かに浮上させる。すなわち、第2の磁
気ディスク23が装着されたことが検出されると、ディ
スク回転駆動機構118は、第2の磁気ディスク23を
約3600rpmの回転速度で回転させる。このよう
に、第2の磁気ディスク23が高速で回転されると、こ
の第2の磁気ディスク23の信号記録面に対応するヘッ
ドスライダの対向面と第2の磁気ディスク23の信号記
録面との間に空気の対流が発生し、いわゆるエアフィル
ムが形成されるため、このエアフィルムの作用によりヘ
ッド部121,121が第2の磁気ディスク23の信号
記録面から一定量、およそ50nm程度浮上される。そ
して、第2の磁気ディスク23は、信号記録面に対して
ヘッド部121,121が浮上された状態で、第2の磁
気ヘッド素子により情報信号の記録再生が行われる。
【0050】移動機構117は、図6に示すように、ベ
ース105上に配設されてヘッド機構116のヘッドキ
ャリッジ本体125を移動可能に支持する主ガイド軸2
02及び図示しない従ガイド軸と、ヘッドキャリッジ本
体125を介してヘッド機構116のヘッド部121,
121を第1及び第2の磁気ディスク6,23の径方向
に移動する電磁駆動部200とを有している。電磁駆動
部200は、図示しないボイスコイルモータのヨークに
挿通される駆動用コイル204,205を有しており、
これら駆動用コイル204,205に駆動電流が供給さ
れることにより、ディスクテーブル222上にローディ
ングされた第1又は第2の磁気ディスク6,23の径方
向に移動操作される。
【0051】ディスク回転駆動機構118は、図6に示
すように、ベース105に取り付けられたスピンドルモ
ータ220と、このスピンドルモータ220のスピンド
ル221の先端側にこのスピンドル221と一体に回転
するように取り付けられたディスクテーブル222とを
有している。ディスクテーブル222には、第1又は第
2の磁気ディスク6,23が載置される載置面側に、磁
気ディスク6,23に取り付けたハブ8、25を吸引す
るためのマグネット223が取り付けられている。ま
た、ディスクテーブル222の磁気ディスク6,23の
載置面側には、スピンドル221に対して偏心した位置
にハブ8,25に設けた駆動ピン係合孔8b又は駆動ピ
ン挿通孔25bに係合又は挿通する駆動ピン224が突
設されている。駆動ピン224は、ディスクテーブル2
22の外周側に向かって図示しない引っ張りバネ等の付
勢部材を介して付勢されている。
【0052】そして、ベース105の下面側には、種々
の電子回路や検出スイッチ等が配設された電子回路基板
226が取り付けられている。この電子回路基板226
上には、図6に示すように、第1又は第2のディスクカ
ートリッジ5,22の装着の有無を検出するディスクイ
ン検出スイッチ227が、押込み操作される操作子をベ
ース105の上面側に突出させて配設されている。ま
た、電子回路基板226上には、第1又は第2のディス
クカートリッジ5,22に設けた誤記録防止孔16,3
2の開放状態を検出する第1又は第2の誤記録防止検出
スイッチ228,229が設けられている。また、電子
回路基板226上には、図6に示すように、第2のディ
スクカートリッジ22に設けたディスク容量識別孔34
を検出するディスク容量検出スイッチ230が設けられ
ている。このディスク容量検出スイッチ230は、カー
トリッジ装着位置に装着されるディスクカートリッジに
設けたディスク容量識別孔の有無を検出することによっ
て、ディスクカートリッジに収納された磁気ディスクの
容量を検出する。
【0053】ローディング機構119は、図6に示すよ
うに、カートリッジ挿脱口110から装填された第1又
は第2のディスクカートリッジ5,22を保持するカー
トリッジホルダ231と、このカートリッジホルダ23
1に対して第1又は第2のディスクカートリッジ5,2
2が挿脱されるカートリッジ挿脱位置とディスク回転駆
動機構118のディスクテーブル222上に載置される
カートリッジ装着位置とに昇降動作させるための昇降操
作板232とを有している。
【0054】カートリッジホルダ231は、相対向する
両側に装置本体101内に挿入された第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ5,22の幅方向の両側を保持する
カートリッジ保持部235を有し、カートリッジ挿脱口
110に臨む前方側及びベース105に臨む下方側が開
放された略筐体状に形成されている。カートリッジホル
ダ231の両側には、ベース105の側面部に形成され
たガイド溝237に係合するガイド片238,238が
外方に向かって切り起こして形成されており、ガイド片
238,238を介してベース105に対する昇降位置
がガイドされている。また、カートリッジホルダ231
の両側には、昇降操作板232上に移動可能に支持され
る支持軸239が外方に向かって突設されている。
【0055】このカートリッジホルダ231は、カート
リッジ挿脱口110を介して装置本体101内に挿入さ
れた第1又は第2のディスクカートリッジ5,22を保
持して、ベース105に組み付けられた昇降操作板23
2によって、ディスク回転駆動機構118のディスクテ
ーブル222から離間したカートリッジ挿脱位置とディ
スクテーブル222側に近接したカートリッジ装着位置
とに亘る上下方向に移動操作される。このカートリッジ
ホルダ231は、保持した第1又は第2のディスクカー
トリッジ5,22に収納された第1又は第2の磁気ディ
スク6,23をディスクテーブル222上にローディン
グさせ、或いはディスクテーブル222上にローディン
グされた磁気ディスク6,23をアンローディングさせ
る。
【0056】そして、ベース105の上面側には、この
ベース105とカートリッジホルダ231との間に位置
して、カートリッジホルダ231をベース105に配設
されたディスク回転駆動機構118に対して近接離間す
る方向に昇降動作させる昇降操作板232が配設されて
いる。この昇降操作板232には、対向する両側に、図
6に示すように、上下方向の傾斜溝244を有するカム
片241,242が立ち上がり形成されている、これら
カム片241,242の傾斜溝244上には、カートリ
ッジホルダ231の両側に突設された支持軸239が移
動可能に係合されている。
【0057】また、昇降操作板232は、図示しない付
勢部材により、図6中矢印X2 方向に移動付勢されてい
る。また、ベース105上の後方側には、昇降操作板2
32が図6中矢印X1 方向の後方側に移動されたとき、
この昇降操作板232を後方側に移動させた位置にロッ
クするためのロックレバー246が回動可能に設けられ
ている。
【0058】また、ベース105上の後方側には、図示
しないが、昇降操作板232を付勢部材による付勢力に
抗して図6中矢印X1 方向に移動操作するイジェクト機
構のイジェクト用モータが配設されている。
【0059】昇降操作板232は、カートリッジ挿脱口
110を介して装置本体101内に第1又は第2のディ
スクカートリッジ5,22を挿脱可能な状態とすると
き、イジェクト用モータにより図6中矢印X1 方向に移
動操作され、ベース105の後方側の位置に移動されて
いる。このとき、昇降操作板232は、ロックレバー2
46によりロックされ、ベース105の後方側に移動さ
れた位置に保持されている。昇降操作板232がロック
レバー246にロックされた状態にあるとき、カートリ
ッジホルダ231は、支持軸239が、昇降操作板23
2のカム片241,242の傾斜溝244上の上端側に
支持されており、ディスク回転駆動機構118のディス
クテーブル222から離間された上昇位置に保持されて
いる。カートリッジホルダ231は、上昇位置に保持さ
れているとき、前面側の開放端をカートリッジ挿脱口1
10に対向させた状態に位置されている。ここで、カー
トリッジ挿脱口110を介して第1及び第2のディスク
カートリッジ5,22をカートリッジホルダ231内に
挿入すると、ロックレバー246は、第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ5,22の挿入端側により押し込ま
れて回動操作される。第1又は第2のディスクカートリ
ッジ5,22が、カートリッジホルダ231内の所定の
挿入位置まで挿入されると、ロックレバー246は、回
動することにより昇降操作板232のロックを解除す
る。昇降操作板232は、ロックレバー246によるロ
ックが解除されると、付勢部材の付勢力を受けて図6中
矢印X2 方向に移動操作される。昇降操作板232が図
6中矢印X2 方向に移動すると、支持軸239がカム片
241,242の傾斜溝244に沿って下端側に移動
し、カートリッジホルダ231が図6中矢印L1 方向の
ベース105側のディスクテーブル222側に下降され
る。昇降操作板232は、カートリッジホルダ231を
下降させることにより、カートリッジホルダ231に保
持された第1又は第2のディスクカートリッジ5,22
をベース105上に構成されたカートリッジ装着位置に
位置決め装着させるとともに第1又は第2のディスクカ
ートリッジ5,22に収納された第1又は第2のディス
クカートリッジ5,22に収納された第1又は第2の磁
気ディスク6,23をディスクテーブル222上にロー
ディングする。
【0060】このとき、第1又は第2の磁気ディスク
6,23は、スピンドル221がハブ8,25に設けた
スピンドル孔8a,25aに挿通し、駆動ピン224が
駆動ピン係合孔8b又は駆動ピン挿通穴25bに係合又
は挿通し、マグネットによりハブ8,25が吸引されて
ディスクテーブル222上に載置され、ディスクテーブ
ル222と一体に回転可能な状態となる。ここで、スピ
ンドルモータ220が駆動されることにより、第1又は
第2の磁気ディスク6,23は、ディスクテーブル22
2と一体に、各々の記録密度に対応する回転数で回転さ
れる。
【0061】また、ローディング機構119は、図6に
示すように、昇降操作板232の位置を規制するロック
レバー246とを第1又は第2のディスクカートリッジ
5,22をカートリッジ装着位置から排出させる際、イ
ジェクト釦113を押込み操作することにより、イジェ
クト用モータが回転駆動されて、昇降操作板232が図
6中矢印X1 方向に移動される。昇降操作板232が図
6中X2 方向に移動されることによって、カートリッジ
ホルダ231は、カートリッジ挿脱位置に移動されると
ともに、ロックレバー246が回動して、カートリッジ
挿脱口110から第1又は第2のディスクカートリッジ
5,22を排出させる。
【0062】そして、本発明に係るディスクドライブ装
置100は、図6及び図7に示すように、図示しない例
えばコンピュータの筐体内等の被取付け部に、装置本体
101を取り付けるための取り付け用ベース103を備
えている。
【0063】本実施形態の要部である取り付け用ベース
103は、金属材料からなり、図7に示すように、装置
本体101の底面部と略同形に形成されて装置本体10
1の底面部を覆って保護する底面部261と、装置本体
101の長手方向の両側面に対応して底面部261に一
体に折り曲げて形成された側面部262,263とを有
している。
【0064】取り付け用ベース103の底面部261に
は、図8及び図9に示すように、絞り加工により、側面
部262,263に沿った4箇所に、装置本体101を
支持する絞り部265が、装置本体101側に向かって
それぞれ膨出形成されている。
【0065】絞り部265は、図9に示すように、略帯
状に形成されており、幅方向の両側が切り欠かれるとと
もに、長手方向が取り付け用ベース103の側面部26
2,263の長手方向と平行に形成されている。この絞
り部265は、長手方向に亘って膨出形成されており、
長手方向の中央部に、装置本体101を支持する支持部
267が、装置本体101の底面と略平行に形成されて
いる。
【0066】これら絞り部265は、装置本体101を
支持するために充分な機械的強度を有する厚みに形成さ
れており、図8に示すように、装置本体101の各種構
成部品において加重が比較的大きなスピンドルモータ2
20、及びヘッド機構116を移動する移動機構117
の電磁駆動部200を間に挟むような位置にそれぞれ形
成されている。
【0067】また、絞り部265の支持部267の中央
部には、図9に示すように、装置本体101を支持部2
67上に固定するための固定ネジ268が挿通される挿
通穴269が穿設されている。装置本体101のベース
105には、図10に示すように、支持部267の挿通
穴269に対向する位置にネジ穴271が設けられてい
る。固定ネジ268は、図6に示すように、頭部273
と、支持部267の挿通穴269に挿通される軸部27
4と、この軸部274の外径より小とされたネジ部27
5とを有する段付き形状に形成されており、座金276
を介して装置本体101と取り付け用ベース103とを
締結する。
【0068】また、絞り部265は、図10に示すよう
に、取り付け用ベース103の底面側から固定ネジ26
8が締結された状態で、取り付け用ベース103の底面
と支持部の下面との距離である固定ネジ268の軸線方
向に平行な深さdが、固定ネジ268の頭部273が絞
り部265の凹部内に収納されるように形成されてい
る。すなわち、絞り部265は、締結された固定ネジ2
68の頭部273が、取り付け用ベース103の底面側
に突出されないために充分な深さdを有している。
【0069】また、支持部267の挿通穴269には、
図10に示すように、装置本体101内のスピンドルモ
ータ220や電磁駆動部200等が発生する振動によっ
て装置本体101に生じる振動を吸収するための振動吸
収体278が、装置本体101と支持部との間に位置す
るように嵌入されて配設されている。
【0070】振動吸収体278としては、例えば合成樹
脂からなるゴム等の弾性材料によって形成されている。
振動吸収体278は、図11に示すように、内部が中空
とされており、両端に位置する略球状の弾性変位部28
1、281と、これら弾性変位部281、281を連結
するくびれ部282とを有している。振動吸収体278
には、弾性変位部281,281に、挿通孔284,2
84がそれぞれ設けられており、一方の挿通孔284か
ら挿通された固定ネジ268の軸部274が、くびれ部
282の内部を挿通して、他方の挿通孔284へ挿通す
るように形成されている。
【0071】振動吸収体278は、図11に示すよう
に、一方の弾性変位部281が装置本体101と支持部
267の上面との間に位置するとともに、他方の弾性変
位部281が支持部267の下面と固定ネジ268の頭
部273との間に位置するように、支持部267の挿通
穴269に嵌め込まれている。
【0072】また、取り付け用ベース103の各側面部
262,263には、図7に示すように、図示しない固
定ネジを介して、例えばコンピュータ内の被取付け部に
取付けるための固定ネジが螺合するネジ穴286が所定
の位置にそれぞれ穿設されている。
【0073】また、図7及び図8に示すように、取り付
け用ベース103の底面部261には、側面部262,
263の近傍位置に、一部を装置本体101側に向かっ
て切り起こされた突当片287が複数箇所にそれぞれ形
成されている。これらの突当片287は、装置本体10
1を誤って落下させた際等に、装置本体101が取り付
け用ベース103側に近接する方向に大きく移動したと
き、装置本体101のベース105に当接することによ
って装置本体101の移動を規制するストッパとして作
用する。
【0074】さらに、図8に示すように、取り付け用ベ
ース103の底面部261には、装置本体101を接地
するための接地片288が、切り起こして形成されてお
り、この接地片288に装置本体101の電子回路基板
226と接続された接続片289が電気的に接続されて
取り付けられている。また、この底面部261には、図
7及び図8に示すように、例えばメンテナンス等を行う
ために、装置本体101のスピンドルモータ220の中
央部や電子回路基板226上の電子部品等を外方に臨ま
せる開口部280、281,282、283が所望の位
置にそれぞれ形成されている。
【0075】以上にように構成された取り付け用ベース
103を介して、ディスクドライブ装置100がコンピ
ュータ内の被取付け部に取り付けられる状態について図
面を参照して説明する。
【0076】取り付け用ベース103には、図10に示
すように、支持部267上に配設された振動吸収体27
8上に装置本体101が載置されて、支持部267上に
装置本体101が固定ネジ268を介して取り付けられ
る。固定ネジ268は、図10に示すように、装置本体
101のベース105に設けられたネジ穴271に、取
り付け用ベース103の底面側から絞り部265の挿通
孔269に挿通されて、座金276を介して締結され
る。
【0077】したがって、装置本体101のベース10
5は、振動吸収体278を介して取り付け用ベース10
3の支持部267上に支持されている。したがって、デ
ィスクドライブ装置100は、装置本体101が、取り
付け用ベース103の支持部267上に振動吸収体27
8を介して浮上された状態、いわゆるフローティング構
造とされている。
【0078】上述したように、ディスクドライブ装置1
00は、取り付け用ベース103の底面部261に、装
置本体101を支持する絞り部265を形成することに
よって、取り付け用ベース103の支持部267が装置
本体101を確実に支持するとともに、絞り部265の
支持部267を充分な厚みに形成することが可能とさ
れ、支持部267に配設された振動吸収体278が、装
置本体101内のスピンドルモータ220等により装置
本体101に生じる振動を確実に吸収することができ
る。
【0079】また、この取り付け用ベース103によれ
ば、装置本体101の底面部261が覆われて確実に保
護されるため、装置本体101の底面部261に取り付
けられた電子回路基板226等の破損を防止することが
できる。
【0080】本発明に係るディスクドライブ装置100
が備える取り付け用ベース103によれば、ディスクテ
ーブル222を回転駆動するスピンドルモータ220が
比較的高速回転するとともに、ヘッド機構116を移動
する移動機構117が電磁駆動部200を有することに
より、従来に比して大きな振動が発生するため、本発明
に係るディスクドライブ装置100の装置本体101に
適用されてより効果的とされる。
【0081】なお、本発明に係るディスクドライブ装置
100は、第1及び第2のディスクカートリッジ5,2
2を記録再生する構成とされたが、例えばハードディス
ク装置や、テープカートリッジ等の他の情報記録媒体に
対して情報信号を記録及び/又は再生する他の記録及び
/又は再生装置に適用されてもよいことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】上述したように本発明に係る記録及び/
又は再生装置によれば、取付け部材の支持部が装置本体
を確実に支持することができるとともに、支持部に配設
された振動吸収部材により装置本体に生じる振動を確実
に吸収することが可能とされる。また、取付け部材は、
装置本体の底面部を確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクドライブ装置を示す斜視
図である。
【図2】上記ディスクドライブ装置に適用される第1の
ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図3】上記第1のディスクカートリッジを底面側から
示す平面図である。
【図4】上記ディスクドライブ装置に適用される第2の
ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図5】上記第2のディスクカートリッジを底面側から
示す平面図である。
【図6】上記ディスクドライブ装置を示す分解斜視図で
ある。
【図7】上記ディスクドライブ装置を構成する装置本体
及び取付け用ベースを示す分解斜視図である。
【図8】上記取付け用ベースを底面側から示す平面図で
ある。
【図9】上記取り付け用ベースの要部を示す斜視図であ
る。
【図10】上記装置本体を支持する取り付け用ベースを
示す縦断面図である。
【図11】上記取付け用ベースに取り付けられる振動吸
収体を示す部分断面図である。
【図12】従来のディスクドライブ装置が備える取付け
部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 第1のディスクカートリッジ、6 第1の磁気ディ
スク、22 第2のディスクカートリッジ、23 第2
の磁気ディスク、100 ディスクドライブ装置、10
1 装置本体、103 取付け用ベース、265 絞り
部、267支持部、268 固定ネジ、278 振動吸
収体、286 取付け穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に対して情報信号を記録及
    び/又は再生する記録再生手段と、情報記録媒体を駆動
    する駆動手段と、上記記録再生手段及び上記駆動手段を
    支持する支持構体とを有する装置本体と、 上記装置本体の底面側を覆うように配設されて、上記装
    置本体を支持する取付け部材とを備え、 上記取付け部材を介して上記装置本体が被取付け部に取
    り付けられるようになされた記録及び/又は再生装置に
    おいて、 上記取付け部材は、上記装置本体の底面に対向する底面
    部の一部を上記装置本体側に膨出させて上記装置本体を
    支持する支持部が形成された絞り部と、 上記絞り部の上記支持部と上記装置本体との間に位置し
    て配設されて、上記装置本体に生じる振動を吸収する振
    動吸収部材と、 上記被取付け部に上記装置本体を取り付けるための取付
    け穴とを有することを特徴とする記録及び/又は再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記絞り部は、上記支持部に、上記装置
    本体と上記取付け部材とを固定するための固定ネジが挿
    通する挿通穴が設けられ、上記固定ネジの頭部が取付け
    部材の底面から突出されないように収納される深さを有
    することを特徴とする請求項1に記載の記録及び/又は
    再生装置。
  3. 【請求項3】 上記絞り部は、略帯状に形成されて、幅
    方向の両側をそれぞれ切り欠かれるとともに、長手方向
    の略中央部に上記支持部が形成されるように長手方向に
    亘って膨出形成されたことを特徴とする請求項1に記載
    の記録及び/又は再生装置。
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JP10246404A Pending JP2000076836A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 記録及び/又は再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005013279A1 (ja) * 2003-06-03 2005-02-10 Citizen Watch Co., Ltd. ディスク駆動装置、及びディスク駆動装置の取り付け機構

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