JP2001143357A - ディスクドライブ装置の開閉扉機構 - Google Patents

ディスクドライブ装置の開閉扉機構

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JP2001143357A
JP2001143357A JP32323599A JP32323599A JP2001143357A JP 2001143357 A JP2001143357 A JP 2001143357A JP 32323599 A JP32323599 A JP 32323599A JP 32323599 A JP32323599 A JP 32323599A JP 2001143357 A JP2001143357 A JP 2001143357A
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cartridge
opening
door
floppy disk
closing door
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Hideaki Kumagai
秀昭 熊谷
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクカートリッジのローディング完了後
に、カートリッジ挿入口を密閉すること。 【解決手段】 カートリッジ挿入口47から挿入される
ディスクカートリッジで開閉扉217を付勢手段224
に抗して押し開き、ディスクカートリッジのイジェクト
時に、開閉扉217を付勢手段224に抗して開扉する
開扉動作手段231と、ディスクカートリッジがカート
リッジローディング機構58によってドライブ内部へロ
ーディング完了された時に、開閉扉217を付勢手段に
よって閉扉してカートリッジ挿入口47を密閉する閉扉
動作手段232とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量(高密度)
フロッピーディスク・ドライブに適用するのに最適なデ
ィスクドライブ装置に関し、特に、カートリッジ挿入口
を開閉するための開閉扉機構の技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録容量(記録密度)が1〜
2MBの小容量(低密度)のフロッピーディスクを使用
する小容量フロッピーディスク・ドライブのフロントパ
ネルの開閉扉機構は、図31〜図33に示すように、フ
ロントパネル301のカートリッジ挿入口302の内側
に開閉扉303を配置し、その開閉扉303の上端の左
右両側に一体成形した左右一対の支点ピン304をフロ
ントパネル301の内側に矢印A、B方向に回転自在に
取り付け、その開閉扉303を一方の支点ピン304の
外周に挿入して取り付けた捩りコイルバネ305によっ
て閉扉方向である矢印B方向に回転付勢させるようにし
た極く簡単な構造に構成されていた。
【0003】そして、従来は、図32に示すように、フ
ロッピーディスク・カートリッジ307がカートリッジ
挿入口302からドライブ内部へ矢印C方向に水平に挿
入される時に、そのフロッピーディスク・カートリッジ
307で開閉扉303を押して、この開閉扉303を捩
りコイルバネ305に抗して開扉方向である矢印A方向
に回転して開扉(押し開くこと)させるようにしてい
た。
【0004】この際、図32に示すように、カートリッ
ジ挿入口302からドライブ内部へ挿入されたフロッピ
ーディスク・カートリッジ307はドライブ内部に配置
されているカートリッジローディング機構308のカー
トリッジホルダー309内にそのまま水平に挿入され
る。そして、そのカートリッジホルダー309内へのフ
ロッピーディスク・カートリッジ308の挿入完了後
に、図33に示すように、カートリッジホルダー309
がカートリッジローディング機構308によってアンロ
ーディング位置(上昇位置)からローディング位置(下
降位置)まで平行運動によって矢印D方向に垂直に下降
されるが、開閉扉303はフロッピーディスク・カート
リッジ307の上部に当接されたまま、捩りコイルバネ
305によって矢印B方向に少しだけ戻された開扉状態
である、いわゆる半開き状態に保持されるように構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のよう
に、フロッピーディスク・カートリッジ307をドライ
ブ内部にローディング完了した状態で、開閉扉303を
半開き状態に保持するようにした開閉扉機構では、その
ローディング完了されたフロッピーディスク・カートリ
ッジ307内のフロッピーディスクのデータの記録、再
生中に、ダストがカートリッジ挿入口302からドライ
ブ内部へ容易に侵入してしまい易かった。この際、小容
量フロッピーディスク・ドライブに適用される小容量フ
ロッピーディスクは磁性層の膜厚が厚いことから、記
録、再生中にダストがそのフロッピーディスクの表面に
付着されることがあっても、データが破壊される恐れが
殆んどなく、ダストに対して強かった。
【0006】しかし、現在、フロッピーディスクの記録
容量を100MB以上の大容量(高密度)に増大した大
容量(高密度)フロッピーディスク及び大容量(高密
度)フロッピーディスク・ドライブが開発されており、
その大容量化に伴って、フロッピーディスクの磁性層の
膜厚が0.2μm程度まで薄膜化されている。従って、
その大容量フロッピーディスク・ドライブにおける大容
量フロッピーディスクのデータの記録、再生中に、前述
したように、カートリッジ挿入口から侵入したダストが
大容量フロッピーディスクの表面に付着されるようなこ
とがあれば、薄膜化された磁性層を傷つけ、大事なデー
タを破壊してしまう恐れがある。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ディスクカートリッジのドライブ
内への挿入完了後に、フロントパネルのカートリッジ挿
入口を自動的に完全に密閉することができ、しかも、デ
ィスクカートリッジの排出時にはカートリッジ挿入口を
自動的に開放させることができるようにしたディスクド
ライブ装置の開閉扉機構を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクドライブ装置の開閉扉機構は、カ
ートリッジ挿入口から挿入されるディスクカートリッジ
で開閉扉を押すことによって、その開閉扉を付勢手段に
抗して開扉方向に回動させると共に、ディスクカートリ
ッジをカートリッジローディング機構によってローディ
ング位置からアンローディング位置へ上昇することによ
って、開閉扉を付勢手段に抗して開扉方向へ回動させる
開扉動作手段と、カートリッジ挿入口内に挿入されたデ
ィスクカートリッジがカートリッジローディング機構に
よってアンローディング位置からローディング位置へ下
降されることによって、開閉扉を付勢手段によって閉扉
方向に回動させて上記カートリッジ挿入口を密閉する閉
扉動作手段とを備えたものである。
【0009】上記のように構成された本発明のディスク
ドライブ装置の開閉扉機構は、ディスクカートリッジを
カートリッジ挿入口からドライブ内部へ挿入する時に
は、開扉動作手段によって開閉扉を付勢手段に抗して自
動的に開扉することができ、そのディスクカートリッジ
のドライブ内への挿入完了後に、そのディスクカートリ
ッジがカートリッジローディング機構によってアンロー
ディング位置からローディング位置へ下降されると、閉
扉動作手段によって開閉扉を付勢手段によって自動的に
閉扉してカートリッジ挿入口を密閉することができ、そ
のディスクカートリッジをカートリッジローディング機
構によってローディング位置からアンローディング位置
へ上昇することによって、開閉扉を付勢手段に抗して自
動的に開扉することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した大容量フ
ロッピーディスク・ドライブの開閉扉機構を図1〜図2
8を参照して、以下の順序で説明する。 (1) ・・・ 大容量フロッピーディスク・ドライブ
の概要説明 (2) ・・・ 開閉扉機構の説明
【0011】(1) ・・・ 大容量フロッピーディス
クの説明 まず、図21〜図28によってディスクドライブ装置で
ある大容量フロッピーディスクの概要について説明する
と、この大容量フロッピーディスク・ドライブHFDD
は、板厚が厚い板金の加工やアルミニウム合金等にてダ
イカスト成形(鋳造)されたメカシャーシであるシャー
シ41の上下に板厚が薄い板金によってプレス加工され
た上下カバー42、43を脱着自在に取り付け、これら
のフロント側にモールド部品(プラスチックの成形品)
で構成されたフロントパネル44を脱着自在に取り付け
て、扁平な直方体形状のドライブ本体45を構成してい
る。そして、フロントパネル44の上端側には横長形状
のカートリッジ挿入口46が形成されていて、そのカー
トリッジ挿入口46の内側には内開き方式の開閉扉機構
47が取り付けられている。また、このフロントパネル
44の下部側の左右両側位置にはイジェクト釦48及び
ドライブの動作状態を表示する発光表示部49が取り付
けられている。
【0012】そして、このドライブ本体45の内部で、
フロントパネル44側におけるシャーシ41の上部には
スピンドルモータ51及びその上部に搭載されているデ
ィスクテーブル53が配置されている。なお、このディ
スクテーブル53はスピンドル52のロータの上面に形
成されていて、そのディスクテーブル53の上面にはチ
ャッキング用のマグネットシート54や回転駆動ピン5
5等が取り付けられている。そして、フロントパネル4
4側におけるシャーシ41の上部には板金等で構成され
たカートリッジホルダー56と、そのカートリッジホル
ダー56をアンローディング位置とローディング位置と
の間で平行運動によって矢印g、h方向に昇降駆動する
ための板金等で構成されたスライド板57を有するカー
トリッジローディング機構58が組み込まれている。そ
して、フロントパネル44側とは反対側である後端側に
おけるシャーシ41の上部には後述するようにフライン
グヘッドに構成されている上下一対の磁気ヘッド10
1、102を移送するリニアアクチュエータ103が組
み込まれている。なお、スピンドルモータ51及び上下
一対の磁気ヘッド101、102のR/Wギャップがフ
ロッピーディスク1にデータを記録及び/又は再生する
ためのスキャニング位置(シーク及びトラッキング位
置)であるスキャニングセンターP2 上に配置されてい
る。そして、シャーシ41の下部にはモータ基板59、
プリント基板であるメイン基板60及びスイッチ基板6
1等の複数の回路基板が複数のビス60a、61aによ
って水平状にビス止めされていて、シャーシ41の後端
には外部インターフェース62がマウントされたインタ
ーフェース基板63が水平状にビス止めされている。そ
して、シャーシ41の上部で、カートリッジホルダー5
6の四隅の下部位置には左右各一対の位置決め用基準ピ
ン64と高さ基準ピン65が垂直状に取り付けられてい
て、基準ピン64は高さ基準ピンも兼用している。そし
て、スイッチ基板61やメイン基板60の上部にマウン
トされたプッシュスイッチからなるカートリッジ挿入検
出スイッチ66、誤消去防止用検出スイッチ67、小容
量検出スイッチ68やコネクター71(このコネクター
71はメイン基板60上にマウントされている)及び大
容量検出スイッチ69がシャーシ41及びスライド板5
7を貫通してカートリッジホルダー56の下部に露出さ
れている。なお、イジェクト釦48によってONされる
イジェクトスイッチ70がスイッチ基板61の前端部
(フロントパネル44側の端部)の下面にマウントされ
ている。そして、コネクター71はフレキシブルプリン
ト基板73を介して上下一対の磁気ヘッド101、10
2に接続されていて、これら上下一対の磁気ヘッド10
1、102による記録、再生信号がメイン基板60上に
マウントされているコントロールICへ入力されるよう
に構成されている。
【0013】なお、シャーシ41は水平な底板部41a
と、その左右両側から上方に垂直状に立ち上げられた左
右両側板部41bを有しており、スピンドルモータ51
はモータ基板59によってシャーシ41の底板部41a
の下部に合計3つのスペーサを介してビス止めされてい
る。そして、このスピンドルモータ51の上部に搭載さ
れているディスクテーブル53が底板部41aに形成さ
れた開口72を挿通してその底板部41aの上方に突出
されている。また、カートリッジホルダー56は水平な
天板部56aと、その左右両側から下方に垂直に立ち下
げられた左右両側板部56bと、その左右両側板部56
bの下端から内側に水平状に折り返された左右一対の底
板部56cとによって全体として扁平なほぼコ字状に形
成されていて、大容量フロッピーディスク・カートリッ
ジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCがこのカートリッジホルダー56内に矢印a、
b方向から選択的で水平に出し入れされるように構成さ
れている。そして、このカートリッジホルダー56の天
板部56aのフロントパネル44側とは反対側である後
端側の中央部にはヘッド挿入用開口73が切り欠かれて
いる。また、スライド板57もシャーシ41と同様に水
平な底板部57aと、その底板部57aの左右両側から
垂直状に立ち上げられた左右両側板部57bを有してい
る。そして、このスライド板57はその底板部57bに
形成された合計4つのガイド溝74によって合計4つの
基準ピン64及び高さ基準ピン65にスライド自在に係
合されていて、このスライド板57はシャーシ41の底
板部41a上にてアンローディング位置P11とローディ
ング位置P12との間に矢印a、b方向にスライド自在に
構成されている。
【0014】そして、カートリッジローディング機構5
8は、カートリッジホルダー56の左右両側板部56b
の前後両端に絞り加工等によって形成された合計4つの
ガイドピン75と、スライド板57の左右両側板部57
bに形成されて、合計4つのガイドピン75がスライド
自在に係合された合計4つの傾斜ガイド溝76と、カー
トリッジホルダー56の左右両側板56bの前後方向の
ほぼ中央部に一体に形成した左右一対のガイド突起77
と、シャーシ41の左右両側板部41bに形成されて、
左右一対のガイド突起77が上下方向である矢印g、h
方向にスライド自在に係合された左右一対の垂直ガイド
溝78とによって構成されている。なお、スライド板5
7はシャーシ41との間に取り付けられたスライド付勢
手段である引張りコイルバネ79によって前方である矢
印b方向にスライド付勢されていて、シャーシ41の後
端側(フロントパネル44の反対側)で、その底板部4
1a上の一側部はギアードモータで構成されたイジェク
トモータ80が取り付けられている。そして、このイジ
ェクトモータ80にはイジェクト駆動ピン81が偏心位
置に形成されているイジェクト用カム円板82が取り付
けられていて、スライド板57の一方の側板部57bの
後端から後方に延出されたイジェクト用アーム部83を
イジェクト駆動ピン81が駆動するように構成されてい
る。そして、シャーシ41の底板部41a上でイジェク
トモータ80の前側位置(フロントパネル44側の位
置)にはシャッター開閉レバー及びイジェクトレバーを
兼用しているトリガーレバー84が支点ピン85を中心
に図24に実線で示すロック位置と1点鎖線で示すロッ
ク解除位置との間で矢印i、j方向に回転自在に取り付
けられていて、支点ピン85の外周に侵入して取り付け
られた捩りコイルバネであるイジェクトバネ84aによ
ってロック位置まで矢印i方向に回転付勢されている。
そして、このトリガーレバー84がスライド板57に形
成された被ロック部86をロック及びロック解除するよ
うに構成されている。
【0015】そして、このカートリッジローディング機
構58によれば、アンローディング状態では、図24及
び図26に示すように、スライド板57が引張りコイル
バネ79に抗して後方のアンローディング位置P11まで
矢印a方向にスライドされた状態で、その被ロック部8
6に係合されたトリガーレバー84によってロックされ
ていて、そのスライド板57の合計4つの傾斜ガイド溝
78によってカートリッジホルダー56の合計4つのガ
イドピン75が上方である矢印h方向に押し上げられ
て、左右一対のガイド突起77を左右一対の垂直ガイド
溝78で案内しながら、カートリッジホルダー56をカ
ートリッジ挿入口46と同一高さの上昇位置であるアン
ローディング位置P13まで平行運動によって上昇駆動し
ている。そして、トリガーレバー84が図24に実線で
示すロック位置から1点鎖線で示すロック解除位置へ矢
印j方向に回転されると、そのトリガーレバー84によ
るスライド板57のロックが解除されて、このスライド
板57が図26に示すアンローディング位置P11から前
方のローディング位置P12まで引張りコイルバネ79に
よって矢印b方向にスライドされて、そのスライド板5
7の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカートリッジ
ホルダー56の合計4つのガイドピン75が下方である
矢印g方向に押し下げられて、左右一対のガイド突起7
7を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しながら、カー
トリッジホルダー56をアンローディング位置P13の下
方に設定された下降位置である図27の(A)に実線で
示すローディング位置P14まで矢印g方向に平行運動に
よって下降駆動する。なお、この時、図24に示すよう
に、シャーシ41の底板部41a上に取り付けられてス
ライド板57に形成されているラック87に係合されて
いるダンパー88のダンピング作用によってスライド板
57は低速で矢印b方向にスライドされ、カートリッジ
ホルダー56がアンローディング位置からローディング
位置まで静かに下降駆動されるように構成されている。
【0016】そして、イジェクト時には、イジェクトモ
ータ80のイジェクト用カム円板82によってイジェク
ト駆動ピン81が図27の(A)に示す位置で矢印O方
向に1回転駆動される。すると、そのイジェクト駆動ピ
ン81が図27の(B)及び(C)に示すようにスライ
ド板57のイジェクト用アーム部83を引っ掛けて、そ
のスライド板57を引張りコイルバネ79に抗してアン
ローディング位置P12から後方のローディング位置P11
まで矢印a方向にスライド駆動されて、カートリッジホ
ルダー56が図27の(A)に示すローディング位置P
14から図26に示すアンローディング位置P13へ平行運
動によって矢印h方向に上昇駆動され、トリガーレバー
84が図24に1点鎖線で示すロック解除位置から実線
で示すロック位置84へ矢印i方向に自動復帰されるト
リガーレバー84によってスライド板57がそのアンロ
ーディング位置P13で再び自動ロックされるように構成
されている。なお、図23に示すように、カートリッジ
ホルダー56の天板部56aの後端側の一側部にはカー
トリッジ誤挿入防止レバー89が支点ピン90を中心に
矢印k、m方向に回転自在に取り付けられていて、この
カートリッジ誤挿入防止レバー89が天板部56aとの
間に取り付けられた回転付勢手段である引張りコイルバ
ネ91によって矢印k方向に回転付勢されている。ま
た、カートリッジホルダー56の天板部56aの左右両
側位置には板バネ等で構成された左右一対のカートリッ
ジ圧着用バネ92が取り付けられている。そして、以上
のように構成されたこの大容量フロッピーディスク・ド
ライブHFDDは下カバー43によってコンピューター
機器等の内部シャーシに取り付けられるように構成され
ていて、シャーシ41全体が合計4つのインシュレータ
ー93によってその下カバー43の上部に弾性的に支持
されて、外部振動等に対する大容量フロッピーディスク
・ドライブHFDDの耐振性が実行されている。
【0017】この大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDは以上のように構成されていて、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCと、小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCをカートリッジ挿入
口46から選択的に挿入してローディングし、これらの
内部のフロッピーディスクである大容量フロッピーディ
スクHFD及び小容量FDにデータを選択的に記録及び
/又は再生することができるように構成されている。即
ち、図23、図24及び図26に1点鎖線で示すよう
に、大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
又は小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCを
カートリッジ挿入口46からアンローディング位置P13
に上昇されているカートリッジホルダー56内に矢印a
方向に水平に挿入すると、これらのカートリッジ5の前
端面5aでトリガーレバー84がロック位置からロック
解除位置まで矢印j方向に回転され、この間に、このト
リガーレバー84によってこれらのシャッターがシャッ
ターバネに抗して開蓋される。そして、トリガーレバー
84がロック解除位置まで矢印j方向に回転された瞬間
に、カートリッジホルダー56によってこれらの大容量
フロッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量
フロッピーディスク・カートリッジFDCがアンローデ
ィング位置P13から図27の(A)に示すローディング
位置P14へ矢印g方向に下降駆動されて、これらの大容
量フロッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容
量フロッピーディスク・カートリッジFDCがそのロー
ディング位置P14に水平にローディングされる。
【0018】なお、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カート
リッジFDCをカートリッジ挿入口46から正しく挿入
した時には、カートリッジ誤挿入防止レバー89がこれ
らの誤挿入防止用溝20内に相対的に挿入されたり、斜
面によって矢印m方向に回転して逃げることによって、
これら大容量フロッピーディスク・カートリッジHFD
Cや小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCの
挿入を可能にしている。一方、これら大容量フロッピー
ディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッピー
ディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入口4
6から誤挿入(上下や前後に反転された誤った向きで挿
入されること)された時には、そのカートリッジ誤挿入
防止レバー89がこれら大容量フロッピーディスク・カ
ートリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カ
ートリッジFDCの挿入を禁止することができる。
【0019】そして、ローディング位置P14にローディ
ングされた大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCは合計4つの基準ピン64及び高さ基準ピン65上
に左右一対のカートリッジ圧着用バネ93によって水平
に圧着されて位置決めされ、カートリッジ挿入検出スイ
ッチ66によってこれらのローディング完了状態が検出
されると共に、これら大容量フロッピーディスク・カー
トリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カー
トリッジFDCの誤消去防止の有無やこれらの内部のフ
ロッピーディスク1である大容量フロッピーディスクH
FD又は小容量フロッピーディスクFDの記録容量が誤
消去検出スイッチ67や大容量検出スイッチ69又は小
容量検出スイッチ68によって検出される。そして、カ
ートリッジ挿入検出スイッチ66のONによってスピン
ドルモータ51が一度3600rpm以上等の高速で回
転駆動されて、これらの大容量フロッピーディスクHF
D又は小容量フロッピーディスクFDのセンターコア2
がカートリッジ5のセンターコア穴6内に下方から相対
的に挿入されたそのスピンドルモータ51のディスクテ
ーブル53上にマグネットシート24によってチャッキ
ングされて、そのセンターコア2の中心穴2aがスピン
ドル52に嵌合されると共に、これらの回転駆動ピン嵌
合穴2bが回転駆動ピン25に嵌合される。そして、大
容量フロッピーディスク・カートリッジHFDCがロー
ディングされた時には、大容量検出スイッチ69によっ
て検出されてスピンドルモータ51がそのまま3600
rpm以上の高速度で大容量フロッピーディスクHFD
を回転駆動し、小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCがローディングされた時には、小容量検出スイ
ッチ68によって検出されてスピンドルモータ51の回
転速度が200〜250rpmの低速度に落として小容
量フロッピーディスクFDを駆動する。そして、リニア
アクチュエータ103によって上下一対の磁気ヘッド1
01、102をスキャニングセンターP2に沿って矢印
a、b方向にシークしながら、これらの大容量フロッピ
ーディスクHFD又は小容量フロッピーディスクFDに
データを選択的に記録及び/又は再生することになる。
【0020】なお、この際、小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCの小容量フロッピーディスクFD
については、回転駆動ピン25とセンターコア2の回転
駆動ピン嵌合穴2bとの係合関係による位置出し機能に
よって上下一対の磁気ヘッド101、102に対する小
容量フロッピーディスクFDの円周上の位置出し(セン
ターリング)を行い、スピンドルモータ51によってそ
の小容量フロッピーディスクFDを200〜250rp
mの低速度で回転駆動することによって、上下一対の磁
気ヘッド101、102をその小容量フロッピーディス
クFDの上下両面に接触させた状態で、データの記録及
び/又は再生を行う。一方、大容量フロッピーディスク
・カートリッジHFDCの大容量フロッピーディスクH
FDについては、そのセンターコア2の回転駆動ピン嵌
合穴2bが大型穴に形成されていて、回転駆動ピン25
はその回転駆動ピン嵌合穴2b内に遊嵌される。従っ
て、この大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DCの大容量フロッピーディスクHFDについては、小
容量フロッピーディスク・カートリッジFDCのような
回転駆動ピン25による円周上の位置出しを行わず、ト
ラッキングサーボ方式によって円周上の位置出し(セン
ターリング)のためのトラッキングを行いながら、その
大容量フロッピーディスクHFDをスピンドルモータ5
1によって3600rpm以上の高速度で回転駆動する
ことによって、上下一対の磁気ヘッド101、102を
その大容量フロッピーディスクHFDの上下両面に発生
するエアフィルムによってサブミクロンオーダーで浮上
(フライング現象)させた非接触状態で、100MB以
上の大容量(高密度)のデータの記録及び/又は再生を
行う。
【0021】そして、このようにして、大容量フロッピ
ーディスクHFD又は小容量フロッピーディスクFDに
データを記録及び/又は再生した後に、イジェクト釦4
8を押すと、イジェクトスイッチ70がONされて、イ
ジェクトモータ80のイジェクト用カム円板82によっ
てイジェクト駆動ピン81が前述したように回転駆動さ
れ、大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
又は小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCが
図27の(A)に示すローディング位置P14から図26
に示すアンローディング位置P12までカートリッジホル
ダー56によって矢印h方向に上昇駆動されると共に、
図24に1点鎖線で示すロック解除位置から実線で示す
ロック位置までイジェクトバネ84aによって矢印i方
向に回転されるトリガーレバー84によって大容量フロ
ッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロ
ッピーディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿
入口46から図26に1点鎖線で示すように矢印b方向
に押し出されると共に、シャッターがシャッターバネに
よって閉蓋される。
【0022】なお、図28に示すように、ヘッドキャリ
ッジ111は合成樹脂やアルミニウム、マグネシウム等
の軽金属からなる剛性部材で成形されていて、フライン
グヘッドによって構成された上下一対の磁気ヘッド10
1、102は上下一対のヘッドアーム112、113を
介してヘッドキャリッジ111の前端に取り付けられて
いる。そして、上下一対のヘッドアーム112、113
はモールド部品である合成樹脂やアルミニウム、マグネ
シウム等の軽金属からなる剛性部材で構成されたアーム
ベース180、181と、薄い板バネ等の弾性部材で構
成されたサスペンション182、183とによって構成
されている。そして、アームベース180、181の先
端にサスペンション182、183がビス止め方法やア
ウトサート成形による一体成形等によって一体に結合さ
れている。そして、上下一対のヘッドアーム112、1
13のサスペンション182、183の先端の上下対向
面に上下一対の磁気ヘッド101、102が取り付けら
れている。そして、これら上下一対のヘッドアーム11
2、113におけるアームベース180、181の長さ
がヘッドアーム112、113の全長の1/3以上の長
さに設定されている。そして、図24及び図27で説明
したように、大容量フロッピーディスク・カートリッジ
HFDCや小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCをこの大容量フロッピーディスク・ドライブHFD
Dに矢印a、g方向及び矢印h、b方向に選択的にロー
ディング及びアンローディングする際に、下側磁気ヘッ
ド102を上下動させる必要が殆んどないことから、そ
の下側磁気ヘッド102を支持している下側ヘッドアー
ム113のアームベース181をヘッドキャリッジ11
1に一体成形したり、ビス止め等にて固定しておくこと
ができる。しかし、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDCや小容量フロッピーディスク・カートリ
ッジFDCをこの大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDに矢印a、g方向及び矢印h、b方向にローデ
ィング及びアンローディングする際に、上側磁気ヘッド
101はこれらの大容量フロッピーディスク・カートリ
ッジHFDCや小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCと干渉しないように上下動させる必要があるこ
とから、その上側磁気ヘッド101を支持している上側
ヘッドアーム112のアームベース180、181をヘ
ッドキャリッジ111に一体成形した上側ヘッドアーム
取付台186上に回転ヒンジを構成する板バネ187に
よって上下方向である矢印e、f方向に回転自在に取り
付けている。
【0023】そして、上側磁気ヘッド取付台186の上
部にバネ取付板188を介して取り付けられた回転付勢
手段である捩りコイルバネ189によって上側ヘッドア
ーム112のアームベース180が板バネ187等を中
心に上側ヘッドアーム取付台186に対して下方側であ
る矢印f方向に回転付勢されている。この際、その上側
ヘッドアーム112のアームベース180は上側ヘッド
アーム取付台186の上端の前面側に一体成形されてい
るアーム受台である水平基準台190上に当接される水
平基準位置まで矢印f方向に回転付勢されるように構成
されている。。そして、上側ヘッドアーム112のアー
ムベース181の前端(上側磁気ヘッド101側)の左
右両側に左右一対のスライドアーム191が一体成形さ
れていて、図12に示すように、これら左右一対のスラ
イドアーム191がカートリッジホルダー56の天板部
56aの後端側の中央部にスキャニングセンターP2
沿って切り欠かれたヘッド挿入用開口73の左右両側縁
の上部に矢印a、b方向にスライド自在に載置されてい
る。なお、図23及び図24に1点鎖線で示す位置に上
下一対のヘッドアーム112、113のサスペンション
182、183を上下に開閉して、上下一対の磁気ヘッ
ド101、102をフロッピーディスク1の上下両面に
ソフトランディングさせるためのヘッド昇降機構(ヘッ
ド開閉機構)201が配置されている。なお、リニアア
クチュエータ(ボイスコイルモータ109)103の左
右一対のコイル104がヘッドキャリッジ111の後端
側の左右両側に直角状に一体成形された左右一対のコイ
ル受台116の上部に搭載されて接着されている。
【0024】(2) ・・・ 開閉扉機構の説明 次に、図1〜図20によって、フロントパネル44のカ
ートリッジ挿入口46を内側から開閉する開閉扉機構4
7について説明すると、まず、モールド部品で構成され
たフロントパネル44には、横長形状のカートリッジ挿
入口46の中央下部に小幅の切欠き211が形成されて
いるが、この切欠き211はモールド部品で構成された
小幅のサブパネル212によってフロントパネル44の
内側から開閉自在に密閉されている。即ち、このサブパ
ネル212がその下端の左右両側部に一体成形された左
右一対の支点ピン213によってフロントパネル44の
内側に一体成形された左右一対の回転軸受部214に前
後方向である矢印E、F方向に回転自在に取り付けられ
ていて、一方の回転軸213の外側に挿入して取り付け
られた回転付勢手段である捩りコイルバネ215によっ
て前方である矢印E方向に回転付勢されてフロントパネ
ル44の内側に圧着され、切欠き211を密閉してい
る。そして、カートリッジ挿入口46は左右方向の中央
部であるサブパネル212部分において溝高さが若干大
きく構成されている。
【0025】次に、モールド部品で構成された開閉扉2
17がカートリッジ挿入口46を内側から開閉すること
ができるようにフロントパネル44の内側に回動自在に
取り付けられている。この際、フロントパネル44の内
側の左右両端近傍位置に左右一対の開閉扉支持部218
が平行状に一体成形されていて、開閉扉217の後面の
左右両端位置にも左右一対のアーム部219が平行状に
一体成形されている。そして、開閉扉217がフロント
パネル44の左右一対の開閉扉支持部218間に挿入さ
れて、その開閉扉支持部218の後方側の上端位置に同
一中心状に一体成形された左右一対の支点ピン220に
開閉扉213の左右一対のアーム部219の後方側の下
端位置に形成された左右一対の回動用長穴221が回動
自在(矢印G、H方向に回転自在であると共に、矢印
I、J方向に回転自在であること)に取り付けられてい
る。この際、左右一対の支点ピン220はカートリッジ
挿入口46の溝高さの中心位置より若干低い位置に設定
されている。そして、フロントパネル44の左右一対の
開閉扉支持部218の前方側の下端位置と、それより後
方側の上部位置で開閉扉217の左右一対のアーム部2
19とにそれぞれ形成された左右各一対のバネ係止部2
22、223間に回動付勢手段である左右一対の引張り
コイルバネ224の上下両端が係止されて、これらの引
張りコイルバネ224によって開閉扉217が閉扉方向
である矢印H、J方向に回動付勢されている。
【0026】次に、開閉扉217の左右一対のアーム部
219の左右両側面で、左右一対の回動用長穴211よ
り後方位置に左右一対のストッパーピン225が同一中
心状に一体成形されていて、これら左右一対のストッパ
ーピン225の上昇位置を規制する左右一対のストッパ
ー部226がフロントパネル44の左右一対の開閉扉支
持部218の支点ピン220より後方位置に形成されて
いる。そして、開閉扉217の前面の下端側には開扉用
傾斜部228が形成され、この開閉扉217の後面の上
下中間位置には開扉用突起部229が一体成形され、こ
の開閉扉217の後面の下端にはカートリッジ排出用傾
斜部230が形成されている。
【0027】ここで、本発明で言う開扉動作手段231
が支点ピン220、回動用長穴221、開扉用傾斜部2
28、開扉用突起部229によって構成されていて、同
じく、閉扉動作手段232が支点ピン220、回動用突
起221、開扉用突起部229によって構成され、同じ
く、イジェクト力補助手段233が引張りコイルバネ2
24とカートリッジ排出用傾斜部230によって構成さ
れている。
【0028】次に、開閉扉217の一方のアーム部21
9の後端位置にロック部234が一体成形されていて、
前述したカートリッジローディング機構58のスライド
板57における一方の側板部57bの前端位置にロック
アーム235が一体に形成されていて、これらのロック
部234とロックアーム部235によって本発明で言う
開扉禁止手段236が構成されている。
【0029】この開閉扉機構47は以上のように構成さ
れていて、初期状態では、図1に示すように、開閉扉2
17が支点ピン220に対して引張りコイルバネ224
によって矢印H、J方向に回動(回転及びスライド)さ
れて、その開閉扉217がフロントパネル44のカート
リッジ挿入口46の内周面46aの全周に内側から引張
りコイルバネ224のバネ力によって密着されて、その
カートリッジ挿入口46を密閉している。
【0030】次に、カートリッジ挿入時には、図2に示
すように、大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDCがカートリッジ挿入口46内に矢印a方向から水
平状に挿入されると、その大容量フロッピーディスク・
カートリッジHFDCの前端によって開閉扉217の開
扉用傾斜部228が矢印a方向に押される。すると、回
動用長穴221が支点ピン220に沿って斜め上方であ
る矢印I方向にスライドされ、ストッパーピン225が
ストッパー部226に接しながら押されるために、開閉
扉217が引張りコイルバネ224に抗して矢印G方向
に自動的に回転して開扉される。
【0031】そして、図3に示すように、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCが矢印a方向に更
に挿入されると、開扉用傾斜部228による開扉機能に
よって開閉扉217は更に矢印G方向に回動されて、そ
の開閉扉226が大容量フロッピーディスク・カートリ
ッジHFDCの上部に乗り上げ、大容量フロッピーディ
スク・カートリッジHFDCはその開閉扉217の下部
をすり抜けるようにしてドライブ本体45の内部に矢印
a方向に挿入される。そして、図7に示すように、この
大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDCはそ
のままカートリッジローディング機構58のカートリッ
ジホルダー56内に矢印a方向に挿入される。
【0032】そして、図4に示すように、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCがカートリッジホ
ルダー56内に完全に挿入されると、前述したように、
カートリッジローディング機構58によってカートリッ
ジホルダー56がアンローディング位置からローディン
グ位置まで矢印g方向に下降されて、大容量フロッピー
ディスク・カートリッジHFDCがフロントパネル44
の内側で矢印g方向に下降される。すると、引張りコイ
ルバネ224によって開閉扉217が矢印H、J方向に
自動的に回動復帰されて、図1に示した初期状態に戻
り、その開閉扉217が引張りコイルバネ224のバネ
力によって再びカートリッジ挿入口46の内周面46a
の全周に内側から密着されて、そのカートリッジ挿入口
46が再び密閉状態に復帰する。従って、この大容量フ
ロッピーディスク・カートリッジHFDCのローディン
グ完了後に、カートリッジ挿入口46からドライブ本体
45内にダストが侵入することを未然に防止できる。
【0033】一方、前述したように、カートリッジロー
ディング機構58は、図8に示すように、スライド板5
7を前方である矢印b方向にスライド駆動することによ
って、カートリッジホルダー56を図7に示すアンロー
ディング位置から図8に示すローディング位置へ矢印g
方向に垂直に下降するものであり、図8に示すように、
スライド板57が矢印b方向にスライドされた時に、そ
のスライド板57の前端のロックアーム235が開閉扉
217のロック部234の下部に矢印b方向から入り込
むことになる。
【0034】この結果、ロックアーム235とロック部
234とによって開閉扉217の矢印G方向の回動が自
動的に禁止された開扉禁止状態にロックされる。従っ
て、この大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DCのローディング完了後に、開閉扉217をカートリ
ッジ挿入口46の外部から矢印a方向に押しても、この
開閉扉217を矢印G、I方向に開扉することができな
くなり、大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DCが既にドライブ本体45内にローディングされてい
ることに気づかず、別の大容量フロッピーディスク・カ
ートリッジHFDCをドライブ本体45内に不用意に挿
入しようとするような大容量フロッピーディスク・カー
トリッジHFDCの2重挿入等の誤動作を未然に防止す
ることができる。
【0035】次に、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDCのイジェクト時には、前述したように、
まず、カートリッジローディング機構58のスライド板
57が図8に示すローディング位置から図7に示すアン
ローディング位置まで矢印a方向にスライド駆動され
て、ロックアーム235が開閉扉217のロック部23
4から矢印a方向に引き抜かれて、開閉扉217の開扉
禁止が解除されると同時に、カートリッジホルダー56
によって大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DCが図8に示すローディング位置から図7に示すアン
ローディング位置まで矢印h方向に垂直に上昇される。
【0036】すると、図5に示すように、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCの後端が開閉扉2
17の開扉用突起部229に当接して、これを矢印h方
向に押すために、開閉扉217は矢印G方向に回動され
る。そして、大容量フロッピーディスク・カートリッジ
HFDCが更に矢印h方向に上昇されると、開閉扉21
7が更に矢印G方向に回動されて、大容量フロッピーデ
ィスク・カートリッジHFDCの後端の当接位置が開閉
扉217の開扉用突起部239からカートリッジ排出用
傾斜部230へ移る。
【0037】そして、図6に示すように、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCがアンローディン
グ位置まで矢印h方向に上昇完了された後に、前述した
ようにトリガーレバー84のイジェクトバネ84aによ
って大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
がカートリッジホルダー56内からカートリッジ挿入口
46の外部へ矢印b方向に排出され、この大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCの排出開始瞬間
に、開閉扉217のカートリッジ排出用傾斜部230が
大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC上に
乗り上げる。そして、この大容量フロッピーディスク・
カートリッジHFDCの矢印b方向への排出時に、開閉
扉217が引張りコイルバネ224によって矢印H、J
方向に回動されて、開閉扉217のカートリッジ排出用
傾斜部230が大容量フロッピーディスク・カートリッ
ジHFDCを矢印b方向に送り出すことになる。従っ
て、大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
の矢印b方向への排出動作をイジェクトバネ84aと、
引張りコイルバネ224とのバネ力の総合力によって力
強く行うことができる。そして、この大容量フロッピー
ディスク・カートリッジHFDCの排出後に、その大容
量フロッピーディスク・カートリッジHFDCをカート
リッジ挿入口46の外部を引き抜くと、開閉扉217は
図1に示す初期状態に自動的に閉扉されることになる。
【0038】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クドライブ装置の開閉扉機構は、次のような効果を奏す
る。
【0040】請求項1は、ディスクカートリッジをカー
トリッジ挿入口からドライブ内部へ挿入する時には、開
扉動作手段によって開閉扉を付勢手段に抗して自動的に
開扉することができ、そのディスクカートリッジのドラ
イブ内への挿入完了後に、そのディスクカートリッジが
カートリッジローディング機構によってアンローディン
グ位置からローディング位置へ下降されると、閉扉動作
手段によって開閉扉を付勢手段によって自動的に閉扉し
てカートリッジ挿入口を密閉することができ、そのディ
スクカートリッジをカートリッジローディング機構によ
ってローディング位置からアンローディング位置へ上昇
することによって、開閉扉を付勢手段に抗して自動的に
開扉することができるようにしたので、ディスクカート
リッジをドライブ内部へローディング完了した後は、カ
ートリッジ挿入口を開閉扉で終了密閉しておくことがで
きる。従って、データの記録、再生中にカートリッジ挿
入口からドライブ内部へダストが侵入して、データを破
壊してしまうようなことを未然に防止することができ
て、防塵性及び信頼性の著しい向上を図ることができ
る。
【0041】請求項2は、ディスクカートリッジをドラ
イブ内部へローディング完了した時に、開扉禁止手段に
よって開閉扉の開扉を禁止するようにしたので、ディス
クカートリッジをドライブ内部に既にローディングした
ことに気づかずに、別のディスクカートリッジをカート
リッジ挿入口から無理やり挿入しようとして、ドライブ
を破壊するようなことを未然に防止することができて、
安全性を著しく向上することができる。
【0042】請求項3は、開閉扉にディスクカートリッ
ジのイジェクト力を補助するイジェクト力補助手段を設
けたので、ディスクカートリッジのイジェクトを力強
く、スムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクドライブ装置の開閉
扉機構の実施の形態におけるカートリッジ挿入口の密閉
初期状態を説明する断面側面図である。
【図2】同上の開閉扉機構のカートリッジ挿入時の開扉
開始を説明する断面側面図である。
【図3】同上の開閉扉機構のカートリッジ挿入時の開扉
途中を説明する断面側面図である。
【図4】同上の開閉扉機構のカートリッジ挿入後の閉扉
状態を説明する断面側面図である。
【図5】同上の開閉扉機構のカートリッジ排出の開扉開
始を説明する断面側面図である。
【図6】同上の開閉扉機構のカートリッジ排出時の開扉
途中及び閉扉途中を説明する断面側面図である。
【図7】同上の開閉扉機構のカートリッジ挿入途中にお
けるカートリッジローディング機構との関係を説明する
側面図である。
【図8】同上の開閉扉機構のカートリッジ排出時におけ
るカートリッジローディング機構との関係を説明する側
面図である。
【図9】同上の開閉扉機構の斜視図及び側面図である。
【図10】同上の開閉扉機構の正面図である。
【図11】同上の開閉扉機構の背面図である。
【図12】図10のA−A矢視での断面側面図である。
【図13】図10のB−B矢視での断面側面図である。
【図14】図10のC−C矢視での断面側面図である。
【図15】同上の開閉扉機構のフロントパネルの正面図
である。
【図16】図15のフロントパネルの背面図である。
【図17】図15のフロントパネルの側面図及びD−D
矢視での断面側面図である。
【図18】同上の開閉扉機構の開閉扉の正面図である。
【図19】図18の開閉扉の背面図である。
【図20】図18の開閉扉の側面図及びE−E矢視での
断面側面図である。
【図21】大容量フロッピーディスク・ドライブの外観
斜視図である。
【図22】同上のドライブの上下カバー及びフロントパ
ネルを分解した状態の斜視図である。
【図23】同上のドライブの上カバーを外した状態の平
面図である。
【図24】同上のドライブのカートリッジホルダーを外
した状態の平面図である。
【図25】同上のドライブの下カバーを外した状態の下
面図である。
【図26】同上のドライブのカートリッジローディング
機構におけるアンローディング状態を示した側面図であ
る。
【図27】同上のドライブのカートリッジローディング
機構におけるローディング状態を示した側面図である。
【図28】同上のドライブのヘッドアームアッセンブリ
の概要を説明する斜視図である。
【図29】従来のフロッピーディスク・ドライブの開閉
扉機構を説明する正面図である。
【図30】図29の開閉扉機構の背面図である。
【図31】図29の開閉扉機構の斜視図及びF−F矢視
での断面側面図である。
【図32】図29の開閉扉機構のカートリッジ挿入時の
開扉を説明する断面側面図である。
【図33】図29の開閉扉機構のカートリッジローディ
ング完了後の開閉扉の半開き状態を説明する断面側面図
である。
【符号の説明】
HFDDはディスクドライブ装置である大容量フロッピ
ーディスク・ドライブ、HFDCはディスクカートリッ
ジである大容量フロッピーディスク・カートリッジ、4
4はフロントパネル、45はドライブ本体、46はカー
トリッジ挿入口、47は開閉扉機構、56はカートリッ
ジホルダー、57はスライド板、58はカートリッジロ
ーディング機構、217は開閉扉、224は回動付勢手
段である引張りコイルバネ、231は開扉動作手段、2
32は閉扉動作手段、233はイジェクト力補助手段、
236は開扉禁止手段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクカートリッジが挿入されるカート
    リッジ挿入口が形成されたフロントパネルと、 上記フロントパネルの内側に配置されて、上記カートリ
    ッジ挿入口を開閉する回動方式の開閉扉と、 上記開閉扉を閉扉方向に回動付勢する付勢手段と、 上記開閉扉より内側に配置されて、上記カートリッジ挿
    入口から挿入された上記ディスクカートリッジをアンロ
    ーディング位置からローディング位置へ下降するカート
    リッジローディング機構と、 上記カートリッジ挿入口から挿入される上記ディスクカ
    ートリッジで上記開閉扉を押すことによって、その開閉
    扉を上記付勢手段に抗して開扉方向に回動させると共
    に、上記ディスクカートリッジを上記カートリッジロー
    ディング機構によってローディング位置からアンローデ
    ィング位置へ上昇することによって、上記開閉扉を上記
    付勢手段に抗して開扉方向へ回動させる開扉動作手段
    と、 上記カートリッジ挿入口内に挿入された上記ディスクカ
    ートリッジが上記カートリッジローディング機構によっ
    てアンローディング位置からローディング位置へ下降さ
    れることによって、上記開閉扉を上記付勢手段によって
    閉扉方向に回動させて上記カートリッジ挿入口を密閉す
    る閉扉動作手段とを備えたことを特徴とするディスクド
    ライブ装置の開閉扉機構。
  2. 【請求項2】上記カートリッジローディング機構による
    上記ディスクカートリッジのローディング位置への下降
    後に、そのカートリッジローディング機構によって上記
    開閉扉の開扉方向への回動を禁止し、上記カートリッジ
    ローディング機構による上記ディスクカートリッジのロ
    ーディング位置からアンローディング位置への上昇時
    に、そのカートリッジローディング機構によって上記開
    閉扉の開扉方向の回動を可能にする開扉禁止手段を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ
    装置の開閉扉機構。
  3. 【請求項3】上記ディスクカートリッジの上記カートリ
    ッジ挿入口外へのイジェクト力を補助するイジェクト力
    補助手段が上記開閉扉に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のディスクドライブ装置の開閉扉機
    構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100538022B1 (ko) * 2001-09-26 2005-12-21 티아크 가부시키가이샤 디스크장치
WO2007066734A1 (ja) * 2005-12-09 2007-06-14 Pioneer Corporation ディスク装置

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KR100538022B1 (ko) * 2001-09-26 2005-12-21 티아크 가부시키가이샤 디스크장치
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