JP2000057742A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JP2000057742A
JP2000057742A JP10230630A JP23063098A JP2000057742A JP 2000057742 A JP2000057742 A JP 2000057742A JP 10230630 A JP10230630 A JP 10230630A JP 23063098 A JP23063098 A JP 23063098A JP 2000057742 A JP2000057742 A JP 2000057742A
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chassis
upper cover
floppy disk
plate portion
side plate
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JP10230630A
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Koji Aeba
浩司 饗庭
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板金でプレス加工されたシャーシと上カバー
との間に寸法公差等によって発生する隙間を密封するこ
と。 【解決手段】 板金でプレス加工されたシャーシ41の
上部に上カバー42を脱着可能に取り付けてドライブ本
体45を組み立てる際に、上カバー42の内面に取り付
けたほぼコ字状のシール部材291をシャーシ41の合
計3つの側板部41b、41cの上端面に圧着させるよ
うにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
ク・ドライブ等の情報記憶装置に適用するのに最適なも
のであって、特に、シャーシ内へのダスト侵入防止対策
に関する技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、情報記憶装置の一例として使
用されていて、記録容量が1〜2MB(メガバイト)の
小容量フロッピーディスク・ドライブでは、板厚が厚い
板金によってプレス加工されたシャーシと、板厚が薄い
板金によってプレス加工されてシャーシの上部に取り付
けられた上カバーと、合成樹脂によって成形されて、シ
ャーシ及び上カバーの前端に取り付けられたフロントパ
ネルとによって扁平な箱型の情報記憶装置本体であるド
ライブ本体を構成し、上カバーをシャーシに複数の係合
爪及び係合穴によって嵌合しているのが一般的である。
そして、そのドライブ本体内で、シャーシ上にスピンド
ルモータ、カートリッジを昇降駆動するカートリッジロ
ーディング機構、上下一対の磁気ヘッド及びヘッド移送
機構等の各種機構、部品を搭載している。そして、フロ
ッピーディスク・カートリッジをフロントパネルのカー
トリッジ挿入口から挿入してカートリッジホルダー内に
保持させ、カートリッジホルダーをカートリッジローデ
ィング機構によってアンローデング位置からローデング
位置へ駆動して、フロッピーディスク・カートリッジ内
のフロッピーディスクをスピンドルモータ上にチャッキ
ングすると共に、上下一対の磁気ヘッドをフロッピーデ
ィスクの上下両面に接触させる。そして、スピンドルモ
ータによってフロッピーディスクを200〜250rp
mの低速で回転駆動すると共に、上下一対の磁気ヘッド
をヘッド移送機構によってそのフロッピーディスクの中
心からの放射線に沿って摺動するようにして、フロッピ
ーディスクに情報を記録及び/又は再生するように構成
されている。
【0003】一方、本発明の出願人は、フロッピーディ
スクを3600rpm以上の高速で回転駆動しながら、
フライングヘッドで構成された上下一対の磁気ヘッドを
エアフィルムによってフロッピーディスクの上下両面か
らミクロンオーダで浮上(フライング状態)させなが
ら、情報を高密度で記録及び/又は再生することができ
るようにして、記録容量を100MB以上に増大できる
ようにした大容量フロッピーディスク・ドライブ及び大
容量フロッピーディスク・カートリッジを先に開発して
いる。そして、この種大容量フロッピーディスク・カー
トリッジに使用される大容量フロッピーディスクの上下
両面に塗布される磁性層は、磁性粉の大きさが0.1μ
m、塗布厚が0.2μm程度と膜厚が非常に薄くなる関
係で、この大容量フロッピーディスクの磁性層はダスト
等によって簡単にダメージを受け易い。また、その磁性
層とフライングヘッドとの間にダスト等が挟まるような
ことがあれば、情報の記録及び/又は再生の特性が著し
く劣化したり、その磁性層及びフライングヘッドの双方
が大きなダメージを受けてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、板厚が厚い板
金によってプレス加工されたシャーシと、板厚が薄い板
金によってプレス加工された上カバーを複数の係合穴及
び係合爪によって嵌合してドライブ本体を組み立てる構
造では、これらシャーシ及び上カバーの側板部のプレス
加工時の寸法公差により、これらシャーシと上カバーと
の間に隙間が発生し易い。また、上記の寸法公差によっ
て、シャーシと上カバーの複数の係合爪及び係合穴の嵌
合部分の遊びが大き過ぎて、上カバーにガタが発生し
て、シャーシと上カバーとの間に隙間が発生し易かった
り、複数の係合爪及び係合穴の嵌合部分の遊びが小さ過
ぎて、シャーシに対する上カバーの脱着をスムーズに行
えないと言う不都合が発生し易かった。そして、このよ
うに板金によってプレス加工されたシャーシ及び上カバ
ーによって組み立てられたドライブ本体を大容量フロッ
ピーディスク・ドライブに用いた場合には、シャーシと
上カバーとの間の隙間からカートリッジ本体内にダスト
が容易に侵入して、記録及び/又は再生中の大容量フロ
ッピーディスクとフライングヘッドとの間に挟まり、大
容量フロッピーディスクの膜厚が非常に薄い磁性層及び
フライングヘッドの双方が大きなダメージを受けてしま
うと言う問題が発生する。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、情報記憶装置本体に板金でプレス
加工されたシャーシを使用した情報記憶装置において、
そのシャーシと上カバーとの間にダストが侵入可能な隙
間が発生しないようにした情報記憶装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の情報記憶装置は、板金でプレス加工された
シャーシの上部を上カバーで閉塞して情報記憶装置本体
を組み立てる際に、上カバーの内面に取り付けたシール
部材をシャーシの少なくとも1つの側板部の上端面に圧
着するように構成したものである。
【0007】上記のように構成された本発明の情報記憶
装置は、板金でプレス加工されたシャーシの上部を上カ
バーで閉塞して情報記憶装置本体を組み立てる際に、上
カバーの内面に取り付けたシール部材をシャーシの少な
くとも1つの側板部の上端面に圧着して、これらシャー
シと上カバーとの間に発生する隙間をそのシール部材で
密封することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した大容量フ
ロッピーディスク・ドライブの実施の形態について、以
下の順序で説明する。 (1) ・・・ シャーシと上カバーによるシール構造の説明 (2) ・・・ ダストシールド部品の説明 (3) ・・・ 大容量フロッピーディスク・ドライブの概要説明 (4) ・・・ リニアアクチュエータの説明 (5) ・・・ ガイド主軸の取付け装置の説明
【0009】(1) ・・・ シャーシと上カバーによ
るシール構造の説明 まず、図1〜図4によって、シャーシと上カバーによる
シール構造について説明する。即ち、この大容量フロッ
ピーディスク・ドライブHFDDでは、情報記憶装置本
体であるドライブ本体45に板厚が厚い板金によってプ
レス加工されたシャーシ41と、板厚が薄い板金によっ
てプレス加工された上カバー42が用いられている。そ
して、シャーシ41は水平な底板部41aの左右両側縁
から上方に垂直状に立ち上げられた左右両側板部41c
と、底板部41aの後側縁(フロントパネル44側とは
反対側の端縁)から上方に垂直状に立ち上げられた後側
板部41cの合計3つの側板部41b、41cがプレス
加工されている。また、上カバー42は水平な天板部4
2aの左右両側縁から下方に垂直状に立ち下げられた左
右両側板部42bと、天板部42aの後側縁(フロント
パネル44側とは反対側の端縁)から下方に垂直状に立
ち下げられた後側板部42cの合計3つの側板部42c
の合計3つの側板部42b、42cがプレス加工されて
いる。なお、シャーシ41の後側板部41cの内側には
後述するダストシールド部品が脱着可能に取り付けられ
ている。
【0010】そして、上カバー42の左右両側板部42
b及び後側板部42cをシャーシ41の左右両側板部4
1b及び後側板部41cの外側に被せるようにして、上
カバー42をシャーシ41の上部に嵌合させることによ
って、シャーシ41の上部を上カバー42で閉塞する。
そして、上カバー42の左右両側板部41bの前後両端
に抜き穴加工された角穴形状の合計4つの係合穴285
をシャーシ41の左右両側板部41bの前後両端に半抜
き加工された角形の合計4つの係合爪286に上カバー
42の弾性を利用して嵌合させることにより、上カバー
42をシャーシ41に脱着可能に取り付けている。そし
て、これらシャーシ41及び上カバー42の前端部分に
モールド部品(プラスチックの成形品)で構成されたフ
ロントパネル44を脱着可能に嵌合してドライブ本体4
5が組み立てられている。なお、上カバー42の左右両
側板部42bの下端で、左右各一対の係合穴285の真
下位置にマイナスドライバー等の工具差込み穴287が
膨出加工されている。また、フロントパネル44はシャ
ーシ41の左右両側板部41b及び上カバー42の天板
部42aの前端に嵌合され、そのフロントパネル44の
背面に一体成形した複数の係合爪288をシャーシ41
の底板部41a及び左右両側板部41bの前端に形成さ
れた複数の係合穴289に脱着可能に嵌合されて、シャ
ーシ41に固定される。なお、シャーシ41の合計4つ
の係合爪286と上カバー42の合計4つの係合穴28
5を相互に置換しても良い。
【0011】このように、板金によってプレス加工され
たシャーシ41及び上カバー42によってドライブ本体
45を組み立てた場合には、シャーシ41の合計3つの
側板部41b、41c及びダストシールド部品271の
それぞれの高さの寸法公差、これら合計3つの側板部4
1b、41c及びダストシールド部品271の上端面4
1b3、41c3及び271cに対する合計4つの係合爪
286のそれぞれの高さの寸法公差、上カバー42の天
板部42aに対する合計4つの係合穴285の高さの寸
法公差やこれらの寸法公差の集積によってシャーシ41
の合計3つの側板部41b、41c及びダストシールド
部品271の上端面41b3、41c3及び271cと天
板部42aとの間に隙間が発生し、後述する大容量フロ
ッピーディスクHFDの記録及び/又は再生中に、これ
らの隙間からドライブ本体45内にダストが侵入し、大
容量フロッピーディスクHFDの膜厚が非常に薄い磁性
層とフライングヘッドとの間に挟まって、これらの磁性
層やフライングヘッドにダメージを与える危険がある。
【0012】そこで、この大容量フロッピーディスク・
ドライブHFDDでは、シャーシ41の合計3つの側板
部41b、41c及びダストシールド部品271の上端
面41b3、41c3及び271c上に圧着されるように
全体としてほぼコ字状に形成されたシール部材291を
上カバー42aの内面である下面に、合計3つの側板部
42b、42cの内側に沿って接着等にて取り付けたも
のである。そして、このシール部材291はウレタンフ
ォームやゴム等の弾性部材で構成されている。なお、シ
ャーシ41の寸法公差が最も大きく発生するのは後側板
部41cとダストシールド部品271の高さ寸法である
ことから、シャーシ41の少なくとも1つの側板部であ
るこれら後側板部41c及びダストシールド部品271
の上端面41c3及び271cに圧着されるように、シ
ール部材291を上カバー42の天板部42aの下面で
後側板部42cの内側に沿ってのみ接着等にて取り付け
たものであっても良い。また、上カバー42はモールド
部品(プラスチック成形品)で構成することも可能であ
る。
【0013】このように、上カバー42の下面にはほぼ
コ字状にシール部材291を取り付けておけば、上カバ
ー42をシャーシ41の上部に被せて上カバー42の合
計4つの係合穴285をシャーシ41の合計4つの係合
爪286に嵌合するようにして、上カバー42をシャー
シ41に脱着可能に取り付けた時に、シール部材291
をシャーシ41の合計3つの側板部41b、41c及び
ダストシールド部品271の上端面41b3、41c3及
び271cにその弾性に抗して圧着させることができ
て、シャーシ41の合計3つの側板部41b、41c及
びダストシールド部品271の上端面41b3、41c3
及び271cと上カバー42の天板部42aとの間に寸
法公差によって発生する隙間を完全に、かつ、確実に密
封(シール)することができる。
【0014】そして、このようにして、ドライブ本体4
5内の密封構造を達成することによって、後述する大容
量フロッピーディスクHFDの記録及び/又は再生時
に、ダストが上記隙間からドライブ本体45内に侵入し
て、大容量フロッピーディスクHFDとフライングヘッ
ドとの間に挟み込まれて、情報の記録及び/又は再生の
特性が著しく劣化したり、大容量フロッピーディスクH
FDの膜厚が非常に薄い磁性層及びフライングヘッドの
双方が大きなダメージを受けることを未然に防止するこ
とができる。従って、高品質で、高耐久性の大容量フロ
ッピーディスク・ドライブHFDDを実現できる。
【0015】なお、図4に示すように、シール部材29
1を弾性部材で構成しておき、上カバー42をシャーシ
41の上部に被せて、合計4つの係合穴285を合計4
つの係合爪286に係合させる際に、常に、シール部材
291をその弾性に抗して下方である矢印g方向に圧縮
させるように構成すれば、そのシール部材291の圧縮
反発力によってシャーシ41の合計3つの側板部41
b、41c及びダストシールド部品271の上端面41
b3、41c3及び271cと上カバー42の天板部42
aとの間の隙間を常に確実に密封することができて、ド
ライブ本体45の高い密封性を実現できる。なお、この
シール部材291はシャーシ41と上カバー42の共振
防止用制振機能も発揮することができる。
【0016】その上、シール部材291の圧縮反発力に
よって上カバー42をシャーシ41に対して上方である
矢印h方向に常に上昇付勢することができるので、合計
4つの係合穴285と係合爪286の係合状態を確実に
保持することができて、振動等によってこれらの係合穴
286が係合爪285から不用意に離脱することを未然
に防止することができる。従って、シャーシ41に対す
る上カバー42の脱着可能の機能を損なうことなく、シ
ャーシ41に対する上カバーの機械的な結合の高信頼性
を実現できる。
【0017】更に、上カバー42の左右両側板部42b
の下端で、合計4つの係合穴285の真下位置に工具差
込み穴287を膨出加工してあるので、シャーシ41か
ら上カバー42を取り外す際には、上カバー42をシー
ル部材291の弾性に抗して矢印g方向に軽く押し下げ
た状態で、マイナスドライバー等の工具を工具差込み穴
287内に差し込んで、上カバー42の左右両側板部4
2bをその弾性に抗して外側へ容易にこじ開けるように
して、係合穴285を係合爪286から簡単に外すこと
ができる。従って、シール部材291を弾性部材で構成
することによって、シャーシ41と上カバー42との間
の上記隙間を確実に密封することができると共に、シャ
ーシ41に対する上カバー42の脱着操作の容易性及び
機械的結合の高信頼性を確保することができる。
【0018】(2) ・・・ ダストシールド部品の説
明 まず、図4〜図11によって、ダストシールド部品につ
いて説明する。即ち、前述したように、この大容量フロ
ッピーディスク・ドライブHFDDでは、情報記憶装置
本体であるドライブ本体45に板厚が厚い板金によって
プレス加工されたシャーシ41と、板厚が薄い板金によ
ってプレス加工された上カバー42等が用いられてい
て、シャーシ41の底板部41aから上方に立ち上げら
れた側板部の1つである後側板部(底板部41aのフロ
ントパネル44とは反対側である後端部から上方に垂直
状に立ち上げられるようにプレス加工された側板部)4
1cには、複数の開口部である例えば左右各一対、合計
4つの切欠き261、262と、中央部の1つの切欠き
263が上端部から下向きで垂直状に形成されている。
そして、左右一対の切欠き262の下端から後側板部4
1cの後方(フロントパネル側とは反対方向側を言う)
に向けて水平状に折り曲げられた左右一対の基板受け部
264がプレス加工されていて、これら左右一対の基板
受け部264には左右一対のビス止め穴(ネジ立てされ
ている穴)265が形成されている。そして、この後側
板部41cの後方で左右一対の基板受け部264の上部
にインターフェース基板63が水平状に載置されてい
て、左右一対のビス止め穴265に上方から取り付けら
れている左右一対のビス266によってインターフェー
ス基板63が左右一対の基板受け部264上に脱着可能
にビス止めされている。
【0019】また、後述するリニアアクチュエータのガ
イド主軸取付け装置121で説明するように、後側板部
41cの中央部の切欠き261の下端の中央にはV溝で
あるガイド主軸受け溝126が下向きで垂直状に形成さ
れていて、シャーシ41の底板部41aの後端部の中央
部に水平状に取り付けられるガイド主軸114の後端1
14bがそのガイド主軸受け溝126内に上方から水平
状に嵌合され、シャーシ41の後側板部41cの外側に
左右一対の位置決め用ダボ130及びビス131によっ
て脱着可能にビス止めされた板バネ128の押圧片12
9によってそのガイド主軸114の後端114bがガイ
ド主軸受け溝126内に上方から押圧されて固定されて
いる。なお、左右一対の切欠き261は後側板部41c
を左右両側板41bの内側で、底板部42aの上方に立
ち上げ加工するために必要な切欠きである。
【0020】このように、板金によってプレス加工され
たシャーシ41の後側板部41c等には複数の切欠き2
61、262、263や穴等の開口部が構造的に不可避
的に存在し、後述する大容量フロッピーディスクHFD
の記録及び/又は再生中に、これら複数の切欠き26
1、262、263等からシャーシ41の内部にダスト
が侵入し、大容量フロッピーディスクHFDの膜厚が非
常に薄い磁性層とフライングヘッドとの間に挟まって、
これらの磁性層やフライングヘッドにダメージを与える
危険がある。
【0021】そこで、この大容量フロッピーディスク・
ドライブHFDDでは、これらの切欠き261、26
2、263を後側板部41cの内側から脱着可能に密封
するダストシールド部品271を使用している。このダ
ストシールド部品271はゴム等の弾性部材で構成する
こともできるが、ここでは、このダストシールド部品2
71を弾性を有するモールド部品(プラスチックの成形
品)で構成している。そして、このダストシールド部品
271は後側板部41cとほぼ同高さの板形状に成形さ
れていて、このダストシールド部品271はシャーシ4
1の左右両側板部41bの間で、後側板部41cの内側
に平行状(左右両側板部41bに対しては直角状)で、
脱着可能に取り付けられるように構成されている。
【0022】そこで、このダストシールド部品271の
左右両端部には前方(フロントパネル側)に向って鋭角
状に弯曲され、かつ、左右両端である先端に至るに従っ
て肉厚が薄くなるように形成された左右一対の圧着片2
72が一体成形されている。そして、このダストシール
ド部品271の外側面271aには左右一対のコ字状リ
ブ273、左右一対のL字状リブ274、1つのL字状
リブ275が一体成形されている。この際、左右一対の
コ字状リブ273はダストシールド部品271の左右両
端の近傍位置に水平状に一体成形されていて、左右一対
のL字状リブ274はこれらのコ字状リブ273の内側
に一体成形されていて、これらのコ字状リブ274は横
向きで相対向する左右対称状に形成されている。また、
中央に位置する1つのL字状リブ275はこれらのL字
状リブ274の内側に水平状に一体成形されていて、こ
のL字状リブ275は下向きに形成されている。そし
て、これらのコ字状リブ273、L字状リブ274、2
75によって後側板部41cに対する複数、合計5つの
係合部が構成されている。また、このダストシールド部
品271の内側面271bには左右一組で、水平な撓み
規制用リブ276が一体成形されると共に、バネ係止部
277等の機構部品も一体成形されていて、このダスト
シールド部品271の中央部の下端には合計3つのU溝
278、279が垂直状に形成されている。なお、左右
一対のコ字状リブ273はダストシールド部品271の
撓み規制用リブをも兼用している。
【0023】そして、このダストシールド部品271の
合計5つの係合部であるコ字状リブ273、L字状リブ
274、275が脱着可能に係合される合計5つの被係
合部がシャーシ41の後側板部41cに形成されている
が、これら複数の係合部はその後側板部41cに形成し
た合計5つの切欠き261、262、263のプレス加
工後の形状部で構成されている。つまり、左右各一対の
切欠き261と262の間に形成された左右一対の垂直
状の突片部281と、左右一対の切欠き262の内側に
形成された左右一対の垂直状の突片部282と、中央部
の切欠き263の下端部に形成された左右一対の水平状
の段部283とによって複数の被係合部が構成されてい
る。
【0024】このダストシールド部品271は以上のよ
うに構成されていて、図21及び図3に示すように、組
立時には、このダストシールド部品271の外側面27
1aをシャーシ41の後側板部41cの内側面41c2
に密着させると共に、このダストシールド部品271の
左右両端の圧着片272をシャーシ41の左右両側板4
1bの内側面41b2 に弾性に抗して圧着させるように
してシャーシ41内に上方から下方である矢印g方向に
挿入する。すると、合計5つの係合部であるコ字状リブ
273、L字状リブ274、275がそれぞれ後側板部
41cの合計5つの被係合部を構成している左右一対の
突片部281、282、283ら脱着可能に係合され
る。
【0025】この際、左右一対のコ字状リブ273は左
右各一対の切欠き261、262内から左右一対の後側
板部41c281の後方全周に回り込むように矢印g方
向に挿入されて係合され、左右一対の横向きのL字状リ
ブ274は左右一対の切欠き262内から左右一対の突
片部282の外側縁の後方に係合されるように矢印g方
向に挿入され、中央の1つのL字状リブ275は中央の
切欠き263内に矢印g方向から挿入されてガイド主軸
受け溝126の上部を横切るようにして左右一対の段部
283の後方に係合される。なお、ダストシールド部品
271の中央部の下端に形成されている合計3つのU溝
278、279は後側板部41cの内側でガイド主軸1
14及び左右一対のビス131の先端の外周に挿入され
る。
【0026】そして、このダストシールド部品271の
左右一対の圧着片272がシャーシ41の左右両側板部
41bの内側に弾性に抗して圧着され、このダストシー
ルド部品271がシャーシ41内に完全に挿入された時
点で、このダストシールド部品271によってシャーシ
41の後側板部41cに形成されている合計5つの切欠
き261、262、263が内側から隙間なく密封され
る。
【0027】この際、このダストシールド部品271の
左右両端部の圧着片272がシャーシ41の左右両側板
部41bの内側面41b2 に弾性に抗して矢印Y1 方向
から圧着することによって、後側板部41cの合計5つ
の切欠き261、262、263を内側から隙間なく密
封することができるが、これら左右一対の圧着片272
が左右両側板部41bの内側面41b2 に矢印Y1 方向
から圧着されることによる矢印Y2 方向の反発力によっ
てダストシールド部品271全体が後側板部41cの内
側でほぼ弓なりに撓んで、ダストシールド部品271が
後側板部41cから内側(フロントパネル側)へ浮き上
って、切欠き261、262、263の密封性を悪くす
ることが考えられる。しかし、係合部と撓み規制用リブ
を兼用している左右一対のコ字状リブ273が後側板部
41cの左右一対の突片部281の後方全周に回り込む
ように挿入されることによって、ダストシールド部品2
71の撓みを規制して、このダストシールド部品271
を後側板部41cの内側面41c2 に平行に密着させる
ことができるので、全切欠き261、262、263を
常に確実に密封することができる。なお、2組の撓み規
制用リブ276によってもダストシールド部品271の
撓みがより確実に規制されている。なお、シャーシ41
の後側板部41cのガイド主軸受け溝126内に嵌合さ
れているガイド主軸114の外周とダストシールド部品
271のU溝278との間の小さい隙間は外側から接着
テープを接着したり、シール材を塗布したり、モールド
部品の小片等で密閉するのが好ましい。
【0028】そして、このようにして、ダストシールド
部品271を後側板部41cの内側に取り付けた状態で
は、そのダストシールド部品271の上端面271cが
後側板部41c及び左右両側板部41bの上端面41c
3 、41b3 と面一状の高さに設定される。そこで、図
4に示すように、上カバー42をシャーシ41の上部に
脱着可能に取り付けて、そのシャーシ41の上面をその
上カバー42で密封することにより、シャーシ41、上
カバー42及びフロントパネル44とによって組み立て
られたドライブ本体45内の少なくとも後側板部41c
側を完全密封することができる。なお、上カバー42は
天板部42aの左右両側縁から下方に垂直状に立ち下げ
られた左右両側板部42bと、後端縁から下方に垂直状
に立ち下げられた後側板部42cとがプレス加工されて
いて、これら左右両側板部42b及び後側板部42cを
シャーシ41の左右両側板部41b及び後側板部41c
の外側に密着させるようにして上カバー42がシャーシ
41の上部に嵌合される。但し、上カバー42の後側板
部42cはダストシールド部品271の合計5つのリブ
273、274、275より上側に被せられる。そし
て、上カバー42の左右両側板の前後両端に形成された
角穴形状の合計4つの係合穴285をシャーシ41の左
右両側板部41bの外側面41b1 で、これらの前後両
端に半抜き加工された角形の合計4つの係合爪286に
係合させるようにして脱着可能に取り付けられる。
【0029】そして、このようにして、ドライブ本体4
5内の密封構造を達成することによって、後述する大容
量フロッピーディスクHFDの記録及び/又は再生時
に、ダストがドライブ本体45内に侵入して、大容量フ
ロッピーディスクHFDとフライングヘッドとの間に挟
み込まれて、情報の記録及び/又は再生の特性が著しく
劣化したり、大容量フロッピーディスクHFDの膜厚が
非常に薄い磁性層及びフライングヘッドの双方が大きな
ダメージを受けるようなことを未然に防止することがで
きる。従って、高品質で、高耐久性の大容量フロッピー
ディスク・ドライブHFDDを実現できる。
【0030】しかも、ダストシールド部品271はシャ
ーシ41の後側板部41cに対して脱着可能に構成され
ているので、ガイド主軸114等の機構部品の組立てや
分解時には、このダストシールド部品271を上方であ
る矢印H方向に必要に応じて自由に取り外すことができ
るので、そのガイド主軸114等の機構部品の組立てや
分解等の作業をダストシールド部品が阻害することがな
く、その組立てや分解等の作業を容易に行える。また、
ダストシールド部品271は後側板部41cにビス止め
しても良いが、この実施の形態で示したように、ダスト
シールド部品271をコ字状リブ273やL字状リブ2
74、275等の複数の係合部によって後側板部41c
の突片部281、282や段部283等の複数の係合部
に差し込み構造によって脱着可能に係合し、かつ、上カ
バー42によってダストシールド部品271を上方から
押え込むようにすれば、このダストシールド部品271
を後側板部41cにビス止めするものに比べて、このダ
ストシールド部品271の脱着作業を作業を非常に簡単
に行えるので、ガイド主軸等の機構部品の脱着作業をよ
り一層迅速に行える。なお、上記した実施の形態では、
シャーシ41の後側板部41cに形成されている複数の
切欠き261、262、263や穴等の開口部を密封す
るようにダストシールド部品271をその後側板部41
cの内側に脱着可能に取り付けたが、シャーシ41の左
右両側板部41b等の他の側板部に形成されている切欠
きや穴等の開口部を密封するようにそれらの側板部の内
側に脱着可能に取り付けることもできる。
【0031】(3) ・・・ 大容量フロッピーディス
ク・ドライブの概要説明 次に、図9〜図16に示すように、情報記憶装置の一例
である大容量フロッピーディスク・ドライブHFDD
は、板厚が厚い板金によってプレス加工されたシャーシ
41の上下に板厚が薄い板金によってプレス加工された
上下カバー42、43を脱着自在に取り付け、これらの
フロント側にモールド部品(プラスチックの成形品)で
構成されたフロントパネル44を脱着自在に取り付け
て、扁平な直方体形状のドライブ本体45を構成してい
る。そして、フロントパネル44の上端側には横長形状
のカートリッジ挿入口46が形成されていて、そのカー
トリッジ挿入口46の内側には内開き方式の開閉蓋47
が取り付けられている。また、このフロントパネル44
の下部側の左右両側位置にはイジェクト釦48及びドラ
イブの動作状態を表示する発光表示部49が取り付けら
れている。
【0032】そして、このドライブ本体45の内部で、
フロントパネル44側におけるシャーシ41の上部には
スピンドルモータ51及びその上部に搭載されているデ
ィスクテーブル53が配置されている。なお、このディ
スクテーブル53はスピンドル52のロータの上面に形
成されていて、そのディスクテーブル53の上面にはチ
ャッキング用のマグネットシート54や回転駆動ピン2
5等が取り付けられている。そして、フロントパネル4
4側におけるシャーシ41の上部には板金等で構成され
たカートリッジホルダー56と、そのカートリッジホル
ダー56をアンローディング位置とローディング位置と
の間で平行運動によって矢印g、h方向に昇降駆動する
ための板金等で構成されたスライド板57を有するカー
トリッジローディング機構58が組み込まれている。そ
して、フロントパネル44側とは反対側である後端側に
おけるシャーシ41の上部には後述するようにフライン
グヘッドに構成されている上下一対の磁気ヘッド10
1、102を移送するリニアアクチュエータ103が組
み込まれている。なお、スピンドルモータ51及び上下
一対の磁気ヘッド101、102のR/Wギャップがフ
ロッピーディスク1に情報を記録及び/又は再生するた
めのスキャニング位置(シーク及びトラッキング位置)
であるスキャニングセンターP2 上に配置されている。
そして、シャーシ41の下部にはモータ基板59、メイ
ン基板60及びスイッチ基板61等の複数の回路基板が
水平状にビス止めされていて、シャーシ41の後端には
外部インターフェース62がマウントされたインターフ
ェース基板63が水平状にビス止めされている。そし
て、シャーシ41の上部で、カートリッジホルダー56
の四隅の下部位置には左右各一対の位置決め用基準ピン
64と高さ基準ピン65が垂直状に取り付けられてい
て、基準ピン64は高さ基準ピンも兼用している。そし
て、スイッチ基板61の上部にマウントされたプッシュ
スイッチからなるカートリッジ挿入検出スイッチ66、
誤消去防止用検出スイッチ67、小容量検出スイッチ6
8及び大容量検出スイッチ69がシャーシ41及びスラ
イド板57を貫通してカートリッジホルダー56の下部
に露出されている。なお、イジェクト釦48によってO
Nされるイジェクトスイッチ70がスイッチ基板61の
前端部(フロントパネル44側の端部)の下面にマウン
トされている。
【0033】なお、シャーシ41は水平な底板部41a
と、その左右両側から上方に垂直状に立ち上げられた左
右両側板部41bを有しており、スピンドルモータ51
はモータ基板59によってシャーシ41の底板部41a
の下部に合計3つのスペーサを介してビス止めされてい
る。そして、このスピンドルモータ51の上部に搭載さ
れているディスクテーブル53が底板部41aに形成さ
れた開口72を挿通してその底板部41aの上方に突出
されている。また、カートリッジホルダー56は水平な
天板部56aと、その左右両側から下方に垂直に立ち下
げられた左右両側板部56bと、その左右両側板部56
bの下端から内側に水平状に折り返された左右一対の底
板部56cとによって全体として扁平なほぼコ字状に形
成されていて、大容量フロッピーディスク・カートリッ
ジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCがこのカートリッジホルダー56内に矢印a、
b方向から選択的で水平に出し入れされるように構成さ
れている。そして、このカートリッジホルダー56の天
板部56aのフロントパネル44側とは反対側である後
端側の中央部にはヘッド挿入用開口73が切り欠かれて
いる。また、スライド板57もシャーシ41と同様に水
平な底板部57aと、その底板部57aの左右両側から
垂直状に立ち上げられた左右両側板部57bを有してい
る。そして、このスライド板57はその底板部57bに
形成された合計4つのガイド溝74によって合計4つの
基準ピン64及び高さ基準ピン65にスライド自在に係
合されていて、このスライド板57はシャーシ41の底
板部41a上にてアンローディング位置P11とローディ
ング位置P12との間に矢印a、b方向にスライド自在に
構成されている。
【0034】そして、カートリッジローディング機構5
8は、カートリッジホルダー56の左右両側板部56b
の前後両端に絞り加工等によって形成された合計4つの
ガイドピン75と、スライド板57の左右両側板部57
bに形成されて、合計4つのガイドピン75がスライド
自在に係合された合計4つの傾斜ガイド溝76と、カー
トリッジホルダー56の左右両側板56bの前後方向の
ほぼ中央部に一体に形成した左右一対のガイド突起77
と、シャーシ41の左右両側板部41bに形成されて、
左右一対のガイド突起77が上下方向である矢印g、h
方向にスライド自在に係合された左右一対の垂直ガイド
溝78とによって構成されている。なお、スライド板5
7はシャーシ41との間に取り付けられたスライド付勢
手段である引張りコイルバネ79によって前方である矢
印b方向にスライド付勢されていて、シャーシ41の後
端側(フロントパネル44の反対側)で、その底板部4
1a上の一側部はイジェクトモータ80が取り付けられ
ている。そして、このイジェクトモータ80にはイジェ
クト駆動ピン81が偏心位置に形成されているイジェク
ト用カム82が取り付けられていて、スライド板57の
一方の側板部57bの後端から後方に延出されたイジェ
クト用アーム部83をイジェクト用駆動ピン81が駆動
するように構成されている。そして、シャーシ41の底
板部41a上でイジェクトモータ80の前側位置(フロ
ントパネル44側の位置)にはシャッター開閉レバーを
兼用しているカートリッジ挿入検出レバー84が支点ピ
ン85を中心に図8に実線で示すロック位置と1点鎖線
で示すロック解除位置との間で矢印i、j方向に回転自
在に取り付けられていて、回転付勢手段(図示せず)に
よってロック位置まで矢印i方向に回転付勢されてい
る。そして、このカートリッジ挿入検出レバー84がス
ライド板57に形成された被ロック部86をロック及び
ロック解除するように構成されている。
【0035】そして、このカートリッジローディング機
構58によれば、図12及び図15に示すように、スラ
イド板57が引張りコイルバネ79に抗して後方のアン
ローディング位置P11まで矢印a方向にスライドされた
状態で、その被ロック部86に係合されたカートリッジ
挿入検出レバー84によってロックされていて、そのス
ライド板57の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカ
ートリッジホルダー56の合計4つのガイドピン75が
上方である矢印h方向に押し上げられて、左右一対のガ
イド突起77を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しな
がら、カートリッジホルダー56をカートリッジ挿入口
46と同一高さの上昇位置であるアンローディング位置
P13まで平行運動によって上昇駆動している。そして、
カートリッジ挿入検出レバー84が図12に実線で示す
ロック位置から1点鎖線で示すロック解除位置へ矢印j
方向に回転されると、そのカートリッジ挿入検出レバー
84によるスライド板57のロックが解除されて、この
スライド板57が図15に示すアンローディング位置P
11から前方のローディング位置P12まで引張りコイルバ
ネ79によって矢印b方向にスライドされて、そのスラ
イド板57の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカー
トリッジホルダー56の合計4つのガイドピン75が下
方である矢印g方向に押し下げられて、左右一対のガイ
ド突起77を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しなが
ら、カートリッジホルダー56をアンローディング位置
P13の下方に設定された下降位置である図16の(A)
に実線で示すローディング位置P14まで矢印g方向に平
行運動によって下降駆動する。なお、この時、図12に
示すように、シャーシ41の底板部41a上に取り付け
られてスライド板57に形成されているラック87に係
合されているダンパー88のダンピング作用によってス
ライド板57は低速で矢印b方向にスライドされ、カー
トリッジホルダー56がアンローディング位置からロー
ディング位置まで静かに下降駆動されるように構成され
ている。そして、イジェクトモータ80によってイジェ
クト用カム82が図16の(A)に示す位置から1回転
駆動されると、そのイジェクト用駆動ピン81が図16
の(B)及び(C)に示すようにスライド板57のイジ
ェクト用アーム部83を引っ掛けて、そのスライド板5
7を引張りコイルバネ79に抗してアンローディング位
置P12から後方のローディング位置P11まで矢印a方向
にスライド駆動されて、カートリッジホルダー56が図
16の(A)に示すローディング位置P14から図15に
示すアンローディング位置P13へ平行運動によって矢印
h方向に上昇駆動され、図12に実線で示すロック位置
84へ矢印i方向に自動復帰されるカートリッジ挿入検
出レバー84によってスライド板57がそのアンローデ
ィング位置P13で再び自動ロックされるように構成され
ている。なお、図11に示すように、カートリッジホル
ダー56の天板部56aの後端側の一側部にはカートリ
ッジ誤挿入防止レバー89が支点ピン90を中心に矢印
k、m方向に回転自在に取り付けられていて、このカー
トリッジ誤挿入防止レバー89が天板部56aとの間に
取り付けられた回転付勢手段である引張りコイルバネ9
1によって矢印k方向に回転付勢されている。また、カ
ートリッジホルダー56の天板部56aの左右両側位置
には板バネ等で構成された左右一対のカートリッジ圧着
用バネ92が取り付けられている。そして、以上のよう
に構成されたこの大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDは下カバー43によってコンピューター機器等
の内部シャーシに取り付けられるように構成されてい
て、シャーシ41全体が合計4つのインシュレーター9
3によってその下カバー43の上部に弾性的に支持され
て、外部振動等に対する大容量フロッピーディスク・ド
ライブHFDDの耐振性が実行されている。
【0036】この大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDは以上のように構成されていて、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCと、小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCをカートリッジ挿入
口46から選択的に挿入してローディングし、これらの
大容量フロッピーディスクHFD及び小容量FDに情報
を選択的に記録及び/又は再生することができるように
構成されている。
【0037】即ち、図11、図12及び図15に1点鎖
線で示すように、大容量フロッピーディスク・カートリ
ッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カートリ
ッジFDCをカートリッジ挿入口46からアンローディ
ング位置P13に上昇されているカートリッジホルダー5
6内に矢印a方向に水平に挿入すると、これらのカート
リッジ5の前端面5aでカートリッジ挿入検出レバー8
4がロック位置からロック解除位置まで矢印j方向に回
転され、この間に、このカートリッジ挿入検出レバー8
4によってこれらのシャッターがシャッターバネに抗し
て開蓋される。そして、カートリッジ挿入検出レバー8
4がロック解除位置まで矢印j方向に回転された瞬間
に、カートリッジホルダー56によってこれらの大容量
フロッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量
フロッピーディスク・カートリッジFDCがアンローデ
ィング位置P13から図16に示すローディング位置P14
へ矢印g方向に下降駆動されて、これらの大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCがそのローディング
位置P14に水平にローディングされる。
【0038】なお、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カート
リッジFDCをカートリッジ挿入口46から正しく挿入
した時には、カートリッジ誤挿入防止レバー89がこれ
らの誤挿入防止用溝20内に相対的に挿入されたり、斜
面12によって矢印m方向に回転して逃げることによっ
て、これら大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDCや小容量フロッピーディスク・カートリッジFD
Cの挿入を可能にしている。一方、これら大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入
口46から誤挿入(上下や前後に反転された誤った向き
で挿入されること)された時には、そのカートリッジ誤
挿入防止レバー89がこれら大容量フロッピーディスク
・カートリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCの挿入を禁止することができる。
【0039】そして、ローディング位置P14にローディ
ングされた大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCは合計4つの基準ピン64及び高さ基準ピン65上
に左右一対のカートリッジ圧着用バネ93によって水平
に圧着されて位置決めされ、カートリッジ挿入検出スイ
ッチ66によってこれらのローディング完了状態が検出
されると共に、これら大容量フロッピーディスク・カー
トリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カー
トリッジFDCの誤消去防止の有無やこれらのフロッピ
ーディスク1の記録容量が誤消去検出スイッチ67や大
容量検出スイッチ69又は小容量検出スイッチ68によ
って検出される。そして、これらの大容量フロッピーデ
ィスクHFD又は小容量フロッピーディスクFDのセン
ターコア2がカートリッジ5のセンターコア穴6内に下
方から相対的に挿入されたディスクテーブル53上にマ
グネットシート24によってチャッキングされて、その
センターコア2の中心穴2aがスピンドル52に嵌合さ
れると共に、これらの回転駆動ピン嵌合穴2bが回転駆
動ピン25に嵌合される。そして、これらの大容量フロ
ッピーディスクHFD又は小容量フロッピーディスクF
Dがスピンドルモータ51によってそれぞれ所定の回転
速度で回転駆動されると共に、リニアアクチュエータ1
03によって上下一対の磁気ヘッド101、102がス
キャニングセンターP2 に沿って矢印a、b方向に移送
しながら、これらの大容量フロッピーディスクHFD又
は小容量フロッピーディスクFDに情報を選択的に記録
及び/又は再生することになる。
【0040】なお、この際、小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCの小容量フロッピーディスクFD
については、回転駆動ピン25とセンターコア2の回転
駆動ピン嵌合穴2bとの係合関係による位置出し機能に
よって上下一対の磁気ヘッド101、102に対する小
容量フロッピーディスクFDの円周上の位置出しを行
い、スピンドルモータ51によってその小容量フロッピ
ーディスクFDを200〜250rpmの低速度で回転
駆動することによって、上下一対の磁気ヘッド101、
102をその小容量フロッピーディスクFDの上下両面
に接触させた状態で、情報の記録及び/又は再生を行
う。一方、大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDCの大容量フロッピーディスクHFDについては、
そのセンターコア2の回転駆動ピン嵌合穴2bが大型穴
に形成されていて、回転駆動ピン25はその回転駆動ピ
ン嵌合穴2b内に遊嵌される。従って、この大容量フロ
ッピーディスク・カートリッジHFDCの大容量フロッ
ピーディスクHFDについては、小容量フロッピーディ
スク・カートリッジFDCのような回転駆動ピン25に
よる円周上の位置出しを行わず、トラッキングサーボ方
式によってトラッキングを行いながら、その大容量フロ
ッピーディスクHFDをスピンドルモータ51によって
3600rpm以上の高速度で回転駆動することによっ
て、上下一対の磁気ヘッド101、102をその大容量
フロッピーディスクHFDの上下両面に発生するエアフ
ィルムによってサブミクロンオーダーで浮上(フライン
グ現象)させた非接触状態で、100MB以上の大容量
(高密度)で、情報の記録及び/又は再生を行う。
【0041】そして、このようにして、大容量フロッピ
ーディスクHFD又は小容量フロッピーディスクFDに
情報を記録及び/又は再生した後に、イジェクト釦48
を押すと、イジェクトスイッチ70がONされて、イジ
ェクトモータ80によってイジェクト用カム82が1回
転駆動され、大容量フロッピーディスク・カートリッジ
HFDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジ
FDCが図16の(A)に示すローディング位置P14か
ら図15に示すアンローディング位置P12までカートリ
ッジホルダー56によって矢印h方向に上昇駆動される
と共に、図12に1点鎖線で示すロック解除位置から実
線で示すロック位置まで矢印i方向に回転されるカート
リッジ挿入検出レバー84によって大容量フロッピーデ
ィスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッピーデ
ィスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入口46
から図15に1点鎖線で示すように矢印b方向に押し出
されると共に、シャッターがシャッターバネによって閉
蓋される。
【0042】(4) ・・・ リニアアクチュエータの
説明 次に、図17〜図20に示すように、フライングヘッド
に構成されている上下一対の磁気ヘッド101、102
をスキャニングセンターP2 に沿って矢印a、b方向に
移送する磁気ヘッド移送機構であるリニアアクチュエー
タ103は、左右一対のコイル104と、左右一対のマ
グネット板105及びヨーク106、107で閉磁路を
形成した磁気回路108とを備えたボイスコイルモータ
109に構成されている。この際、上下一対の磁気ヘッ
ド101、102は後述するように、合成樹脂等で成形
されたキャリッジ111に上下一対のヘッドアーム11
2、113を介して支持されている。そして、このキャ
リッジ111はシャーシ41の底板部41a上にスキャ
ニングセンターP2 と平行状に取り付けられたガイド主
軸114及びガイド副軸115で案内されながらスキャ
ニングセンターP2に沿って矢印a、b方向にスライド
自在に構成されている。そして、このキャリッジ111
の左右両側に一体成形されたコイル受台116の上部に
左右一対のコイル104が水平状に搭載されて接着剤1
17によって接着されている。一方、左右一対の磁気回
路108は水平状で、上下に間隔を隔てて水平状に配置
された上下一対のヨーク106、107の前後長さ方向
の両端を上下から突き合せて角型の閉磁路を形成し、上
側ヨーク106の下面(又は下側ヨークの上面)にマグ
ネット板105を自身の磁力によって密着結合させたも
のである。そして、これら左右一対の磁気回路108が
シャーシ41の底板部41a上にスキャニングセンター
P2 と平行な水平状に取り付けられ、そのスキャニング
センターP2 に対して直角状に配置された左右一対のコ
イル104が左右一対の磁気回路108の下側ヨーク1
07の外周(又は上側ヨーク106)の外周に非接触状
態で挿入されている。そして、左右一対のコイル104
は図4に示すフレキシブルプリント基板118を介して
メイン基板60に電気的に接続されていて、これら左右
一対のコイル104に制御電流を印加することによっ
て、左右一対の磁気回路108で左右一対のコイル10
4に推進力を発生して、キャリッジ111をガイド主軸
114及びガイド副軸115に沿って矢印a、b方向に
移送(シーク及びトラッキング)するものである。
【0043】(5) ・・・ ガイド主軸の取付け装置
の説明 次に、図17及び図21に示すように、ガイド主軸11
4をシャーシ41上に取り付けるためのガイド主軸取付
け装置121は、まず、ガイド主軸114の一端である
前端114aに小径のテーパー軸部122を同一軸心状
態に形成し、他端である後端114bの外周には面取り
部123を形成している。そして、このガイド主軸11
4の前端固定位置にはシャーシ41の底板部41aから
上方に垂直状に切り起こされてスキャニングセンターP
2 に対して直角状に配置された切り起し片124が形成
されていて、その切り起し片124にガイド主軸114
のテーパー軸部122が挿入されるガイド主軸受け穴1
25が形成されている。なお、このガイド主軸受け穴1
25はテーパー軸部122の最小径と最大径の中間の直
径に形成されている。そして、このガイド主軸114の
後端固定位置にはシャーシ41の底板部41aの後端か
ら上方に垂直状に立ち上げられてスキャニングセンター
ヘP2 に対して直角状に配置された側壁である後側板部
41cが配置されていて、この後側板部41cにはその
上端から下方に垂直状に切り欠かれたガイド主軸受け溝
126が形成され、かつ、そのガイド主軸受け溝127
の下端にはV型のテーパー面127が形成されている。
そして、その後側板部41cの背面(フロントパネル4
4側とは反対側の面)に板バネ128が左右一対の位置
決め用ダボ130と1本又は複数本のビス131によっ
て後方から脱着可能に取り付けられていて、その板バネ
128の中央上部にはガイド主軸114のセンターP11
4 に対して角度θ1 に傾斜された押圧片129が一体に
形成されている。
【0044】そして、ガイド主軸114をシャーシ41
上にスキャニングセンターP2 と平行な水平状態に取り
付ける時には、図15に示すように、ガイド主軸114
のテーパー軸部122をガイド主軸受け穴125内に矢
印n方向から挿入し、そのガイド主軸114の後端11
4bをガイド主軸受け溝126内に矢印o方向から挿入
した後に、板バネ128を左右一対の位置決め用ダボ穴
132によってシャーシ41の後側板部41cの左右一
対のダボ130に背面側から嵌合して位置決めし、その
板バネ128の左右一対のビス挿通穴133に後方から
挿通した左右一対のビス131を後側板部41cに形成
されている左右一対のビス止め穴134に取り付けるよ
うにして、その板バネ128を後側板部41cの背面に
矢印n方向からビス止めする。すると、その板バネ12
8の押圧片129がガイド主軸114の後端114aの
面取り部123に軸心P114 に対して傾斜された方向で
ある矢印p方向から弾性に抗して押圧されて、ガイド主
軸114の面取り部123に押圧片129により矢印p
方向の押圧力Fp が加えられる。そして、その押圧力F
p の水平方向の分力Fn によってガイド主軸114が軸
方向である矢印n方向に押圧されて、そのガイド主軸1
14のテーパー軸部122がガイド主軸受け穴125に
クサビ作用によって圧入されると共に、その押圧力Fp
の垂直方向の分力Fo によってガイド主軸114が軸方
向に対して垂直な方向である矢印o方向に押圧されて、
そのガイド主軸114の後端114bがガイド主軸受け
溝126のテーパー面127にクサビ作用によって圧入
されて、ガイド主軸114がシャーシ41上に固定され
る。そして、テーパー軸部122とテーパー面127に
よる自動調芯作用によってスキャニングセンターP2 に
対するガイド主軸114の平行度が高精度に設定される
ことになる。
【0045】以上のように構成されたガイド主軸取付け
装置121によれば、押圧片129を有する単品部品で
ある1枚の板バネ128をシャーシ41の後側板部41
cの背面に1本又は複数本のビス131によってビス止
めするだけの小部品点数及び小組立工数によってガイド
主軸114をシャーシ41上に高精度に、かつ、極めて
簡単に取り付けることができて、低コスト化及び生産性
を著しく向上することができる。
【0046】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明はフロッピーディスク・ドライブ
に限定されることなく、各種の記録媒体に情報を記録及
び/又は再生する各種の情報記憶装置に適用可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の情報記
憶装置は、次のような効果を奏することができる。
【0048】請求項1は、板金でプレス加工されたシャ
ーシの上部を上カバーで閉塞して情報記憶装置本体を組
み立てる際に、上カバーの内面に取り付けたシール部材
をシャーシの少なくとも1つの側板部の上端面に圧着し
て、これらシャーシと上カバーとの間に発生する隙間を
そのシール部材で密封することができるようにしたの
で、寸法公差等によって発生するシャーシと上カバーと
の間の隙間からダストがシャーシ内へ侵入することを未
然に防止することができる。従って、情報記憶装置の防
塵性を著しく向上させることができて、高品質で、高耐
久性の情報記憶装置を実現できる。
【0049】請求項2は、板金でプレス加工されたシャ
ーシ及び上カバーによって情報記憶装置本体を組み立て
る際に、これらの側板部に形成した複数の係合穴を複数
の係合爪に嵌合させて、これらシャーシと上カバーを脱
着可能に固定するものにおいて、弾性部材によって構成
されたシール部材を上カバーの内面に取り付けて、その
シール部材をシャーシの少なくとも1つの側板部の上端
面に圧着してこれらシャーシと上カバーとの間に発生す
る隙間を密封するようにしたので、情報記憶装置本体の
高い密封性、シャーシと上カバーの機械的な結合の高い
信頼性を実現できる。
【0050】請求項3は、シール部材をほぼコ字状に形
成してシャーシの合計3つの側板部の上端面に圧着させ
るようにしたので、情報記憶装置本体の密封性をより一
層向上させることができる。
【0051】請求項4は、上カバーの側板部の下端で、
複数の係合穴又は係合爪の真下位置に工具差込み穴を形
成したので、上カバーをシャーシから取り外す際に、マ
イナスドライバー等の工具を上カバーの側板部の工具差
込み穴内に差し込んで、その側板部を外側へ容易にこじ
開けるようにして、上カバーをシャーシから簡単に外す
ことができて、上カバーの脱着操作の容易性及び機械的
結合の高信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した大容量フロッピーディスク・
ドライブのシャーシと上カバーによるシール構造を説明
する分解斜視図である。
【図2】同上の上カバーとシール部材を示す下方から見
た斜視図である。
【図3】同上のシール構造を説明するドライブ本体の一
部切欠き斜視図である。
【図4】同3のD−D矢視での断面正面図である。
【図5】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブの
ダストシールド部品を説明する要部の分解斜視図であ
る。
【図6】同上のダストシールド部品をシャーシの後側板
部の内側に脱着可能に挿入した状態を示した斜視図であ
る。
【図7】図6のシャーシ及びダストシールド部品の平面
図である。
【図8】図6のダストシールド部品を上カバーで上方か
ら押え込んだ状態を示した斜視図である。
【図9】大容量フロッピーディスク・ドライブ全体の斜
視図である。
【図10】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
の概要を説明する分解斜視図である。
【図11】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
の上カバーを外した状態の平面図である。
【図12】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
のカートリッジホルダーを外した状態の平面図である。
【図13】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
の下面図である。
【図14】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
の下カバーを外した状態の下面図である。
【図15】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
のカートリッジローディング機構を説明するアンローデ
ィング状態の側面図である。
【図16】同上のカートリッジローディング機構のロー
ディング状態を説明する側面図である。
【図17】同上の大容量フロッピーディスク・ドライブ
のリニアアクチュエータを説明する平面図である。
【図18】図17のA−A矢視での一部切欠き側面図で
ある。
【図19】図18のB−B矢視での平面図である。
【図20】図19のC−C矢視での断面正面図である。
【図21】同上のリニアアクチュエータのガイド主軸の
取付け装置を説明する一部切欠き平面図及び後面図であ
る。
【符号の説明】
HFDDは情報記憶装置である大容量フロッピーディス
ク・ドライブ、41はシャーシ、41aはシャーシの底
板部、41bはシャーシの左右両側板部、41b3はシ
ャーシの左右両側板部の上端面、41cはシャーシの後
側板部、41c3はシャーシの後側板部の上端面、42
は上カバー、42aは上カバーの天板部、42bは上カ
バーの左右両側板部、42cは上カバーの後側板部、4
4はフロントパネル、45は情報記憶装置本体であるド
ライブ本体、271はダストシールド部品、271cは
ダストシールド部品の上端面、285は係合穴、286
は係合爪、291はシール部材である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月19日(1998.8.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板金でプレス加工されたシャーシと、その
    上部を閉塞する上カバーによって情報記憶装置本体を構
    成し、 上記上カバーの内面に取り付けられて、上記シャーシの
    少なくとも1つの側板部の上端面に圧着されるシール部
    材を設けたことを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】板金でプレス加工されたシャーシと、板金
    でプレス加工されて上記シャーシの上部を閉塞する上カ
    バーによって情報記憶装置本体を構成し、 上記シャーシの側板部に形成した複数の係合爪又は係合
    穴に上記上カバーの側板部に形成した複数の係合穴又は
    係合爪を嵌合させて、上カバーをシャーシに脱着可能に
    固定するようにした情報記憶装置において、 上記上カバーの内面に取り付けられて上記シャーシの少
    なくとも1つの側板部の上端面に圧着される弾性部材で
    構成されたシール部材を設けたことを特徴とする情報記
    憶装置。
  3. 【請求項3】上記シール部材をほぼコ字状に形成して、
    上記シャーシの合計3つの側板部の上端面に圧着させる
    ように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の情報記憶装置。
  4. 【請求項4】上記上カバーの側板部の下端で、上記複数
    の係合穴又は係合爪の真下位置に工具差込み穴を形成し
    たことを特徴とする請求項2に記載の情報記憶装置。
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