JP2000030384A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP2000030384A
JP2000030384A JP10192590A JP19259098A JP2000030384A JP 2000030384 A JP2000030384 A JP 2000030384A JP 10192590 A JP10192590 A JP 10192590A JP 19259098 A JP19259098 A JP 19259098A JP 2000030384 A JP2000030384 A JP 2000030384A
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Japan
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cartridge
pair
capacity floppy
small
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JP10192590A
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Hiroyuki Suzuki
浩之 鈴木
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーを取り外した状態の下でも外乱光によ
る悪影響を抑制した状態で、磁気ヘッドの位置を検出す
る光検出装置の位置調整作業等を容易かつ確実に行うこ
とができるようにする。 【解決手段】 ディスクドライブ装置は、ディスク状記
録媒体を記録及び/又は再生するヘッドと、上記ヘッド
が搭載されたキャリッジと、上記キャリッジをガイド主
軸に沿って移送させるアクチュエータと、上記ヘッドの
位置を検出する光検出装置231と、上記光検出装置2
31が取り付けられる光検出装置支持部材とを備えてい
る。上記光検出装置231の光センサ237は、センサ
支持部材としてのヨーク押え板147に設けた取付窓1
50を介して、上記押え板147の内方側に、上記取付
窓150を塞いだ状態で取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体の記録及び/又は再生を行う磁気ヘッドの位置を光検
出装置で検出するようにしたディスクドライブ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルディスクのようなディスク
状記録媒体として、フォーマット時の記録容量が約1.
44メガバイトとされるもの(下位のディスク状記録媒
体)が広く使用されている。そして上記下位のディスク
状記録媒体に対して情報信号の記録/再生を行う下位の
ディスクドライブ装置は、図36に示したように、情報
信号を記録及び/又は再生するヘッド301と、該ヘッ
ド301が搭載されたキャリッジ302と、該キャリッ
ジ302をガイド主軸303に沿って移動させるアクチ
ュエータ304と、上記ヘッド301の位置を検出する
光検出装置305とを備えたものが知られている。上記
アクチュエータ304は、ステッピングモータ306と
リードスクリュー307とリード308とによって構成
されていて、上記ステッピングモータ306でリードス
クリュー307を回転させると、該リードスクリュー3
07の回転運動がリード308によってキャリッジ30
2の直進運動に変換されるようになっている。
【0003】上記光検出装置305は、所定の隙間δを
もって対向する発光部311と受光部312とからなる
光センサ313と、上記発光部311と受光部312の
間の隙間δに侵入して、上記発光部311の検出光を遮
断する遮光板314とを備えている。上記光センサ31
3は、シャーシ315に取り付けられているとともに、
上記遮光板314は、キャリッジ302に取り付けられ
ている。そして、上記ヘッドキャリッジ302により、
上記ヘッド301がディスク状記録媒体の最外周の基準
トラック位置に移動してきたときに上記遮光板314が
上記光センサ313の発光部311と受光部312との
間の隙間δに侵入して、上記発光部321からの検出光
を遮断することにより、上記基準トラック位置を検出し
て、その信号をフレキシブルケーブル316でシャーシ
315側に取り込むようになっている。なお、シャーシ
315には、ディスク状記録媒体を挿入するカートリッ
ジホルダ317が昇降可能に取り付けられているととも
に、上記シャーシ315の上部にはカバー318が上記
カートリッジホルダ317やヘッド301或は光センサ
313等を覆うように着脱自在に取り付けられるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディスクド
ライブ装置にあっては、上記カバー318をシャーシ3
15に取り付ける前は、上記光検出装置305が露出し
た状態になっているために、上記光センサ313や遮光
板314の位置調整を行う際に、外乱光によって上記光
検出装置305が誤作動して、位置調整を円滑に行うこ
とができないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決し、外
乱光による悪影響を防止し、確実かつ円滑に光センサの
位置調整を行うことのできるディスクドライブ装置を提
供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状記
録媒体を記録及び/又は再生するヘッドと、上記ヘッド
が搭載されたキャリッジと、上記キャリッジを上記ディ
スク状記録媒体の径方向に沿って移送させるアクチュエ
ータと、上記ヘッドの位置を検出する光検出装置と、上
記光検出装置が取り付けられる光検出装置支持部材とを
備えたディスクドライブ装置において、上記光検出装置
を、上記光検出装置支持部材に設けた取付窓を介して、
上記支持部材の内方側に挿入され、上記取付窓を閉塞し
た状態で取り付けることにより、上記光検出装置の周囲
を上記光検出装置支持部材で覆って外乱光を遮断した状
態で、上記光検出装置の位置調整を行うことができるよ
うにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスクドライブ
装置を現行の小容量フロッピーディスクカートリッジよ
りも記憶容量を増大させた大容量フロッピーディスクカ
ートリッジに使用する大容量フロッピーディスクドライ
ブ装置に適用した場合を例にとって現行の小容量フロッ
ピーディスクカートリッジ及び小容量フロッピーディス
クドライブ装置と比較しながら以下の順次で説明する。
【0008】(1)…小容量フロッピーディスク・カー
トリッジ及び小容量フロッピーディスク・ドライブ装置
の説明 (2)…大容量フロッピーディスクカートリッジの説明 (3)…大容量フロッピーディスク・ドライブの概要説
明 (4)…リニアアクチェータの説明 (5)…ガイド主軸の取り付け装置の説明 (6)…ガイド副軸及びヨークの取り付け装置の説明 (7)…ガイド主軸とガイド副軸の軸受装置の説明 (8)…光検出装置の説明 (1)…小容量フロッビーディスク・カートリッジ及び
小容量フロッディスク・ドライブ装置の説明 まず、図28〜図30に示すように、直径が3.5イン
チの磁気シートからなるフロッピーディスク1をステン
レス板からなる円板であるセンターコア2の外周に接着
した構造の小容量フロッピーディスクを用いる小容量フ
ロッピーディスク・カートリッジFDCは、そのフロッ
ピーディスク1の記録容量が1〜2MB(メガバイト)
の小容量に構成されている。そして、この小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCは、合成樹脂によっ
て成形された上下シェル3,4によって扁平で、ほぼ方
形状のカートリッジ5を構成し、そのカートリッジ5内
にフロッピーディスク1を回転自在に収納している。
【0009】この際、フロッピーディスク1のセンター
コア2が下シェル4の中央に形成されたセンターコア穴
6(図31参照)内に遊嵌されていて、矢印aで示すカ
ートリッジ5の後述する小容量フロッピーディスタドラ
イブ内への挿入方向側の端部である前端面5aとセンタ
ーコア穴6との間で、上下シェル3、4にはカートリッ
ジセンターP1に沿った長穴状の上下一対のヘッド挿入
穴7が形成されている。そして、これら上下一対のヘッ
ド挿入穴7を開閉するために図31に示したように、上
下一対の水平板部8a、8bと前端垂直板部8cとによ
って断面形状がコ字状に形成されたシャッター8がカー
トリッジ5の上下両面5e、5f及び前端部5aの外側
にほぼコ字状に形成されているシャッタースライド用凹
所18内にスライド自在に配置されていて、このシャッ
ター8が前端面5aに沿って上記挿入方向である矢印a
方向に対して直角な方向である矢印c、d方向にスライ
ド自在に取り付けられている。なお、このシャッター8
は内蔵されたシャッターバネ8dによって閉蓋位置まで
矢印c方向にスライド付勢されている。そして、このカ
ートリッジ5の下シェル4で、前端面5a側に偏位され
た位置には真円形状穴と長円形状穴からなる左右一対の
位置決め用の基準穴9が形成されていて、このカートリ
ッジ5の左右両側面5b、5cで、下シェル4の前端面
5a側に近接された位置には左右一対の半円形状の凹部
10が形成されている。そして、このカートリッジ5の
前端面5aと一方の側面である右側面5bとのコーナー
11aには上下シェル3,4全体を45°にカットした
いわゆるC面である誤挿入防止用の斜面12が形成され
ている。また、このカートリッジ5の後端面5dと他方
の側面である左側面5cとのコーナー11bには誤消去
防止用のライトプロテクター13が組み込まれていて、
その後端面5dと一方の側面である右側面5bとのコー
ナー11cには容量識別穴14が形成されている。
【0010】そして、これら上下シェル3,4の内壁面
には図31に示したようなほぼ馬蹄形状に裁断された不
織布である上下一対のクリーニングシート15が接着等
にて敷設されていて、これら上下一対のクリーニングシ
ート15をフロッピーディスク1の上下両面に上下から
弾性的に接触させるためのリフター16が上下シェル
3、4内の何れか一方(又は両方)に接着等にて取り付
けられている。従って、このフロッピーディスク1は上
下一対のクリーニングシート15間で上下から挟まれて
カートリッジ5の下面5fからほぼH1/2の高さのデ
ィスク面位置で回転駆動されるように構成されている。
そして、シャッター8の上下一対の水平板部8a、8b
に上下シェル3、4に形成されている上下一対のヘッド
挿入穴7に対向された長穴形状の上下一対のシャッター
穴8eが形成されている。また、カートリッジ5の上下
シェル3、4の上下両面5e、5fには後端面5dを迂
回する形状のラペル貼付用凹所17が形成されている。
【0011】そして、図32に示すように、この小容量
フロッピーディスク・カートリッジFDCを記録及び/
又は再生する下位ディスクドライブである小容量フロッ
ピーディスク・ドライブFDDの内部には、スピンドル
モータ21のスピンドル22によって回転駆動されるデ
ィスクテーブル23やキャリッジ26とヘッドアーム2
7の先端の上下対向面にジンバルプレート(図示せず)
を介して取り付けられた上下一対の磁気ヘツド28,2
9等が収納されている。なお、ディスクテーブル23上
にはチャッキング用のマグネットシート24や小容量フ
ロッピーディスクFDの回転駆動ピン25等が取り付け
られていて、ヘッドアーム27はキャリッジ26のヘツ
ドアーム取付台26aの上部に板バネ30を介して上下
方向である矢印e、f方向に回転自在に取り付けられて
いる。そして、このヘッドアーム27はヘッド圧着用バ
ネ(図示せず)によって下方である矢印f方向に回転付
勢されている。そして、リニアアクチュエータによって
キャリッジ26が矢印a、b方向に水平駆動されること
によって、キャリッジ26と一体にヘッドアーム27が
同方向に水平駆動されて、上下一対の磁気ヘッド28,
29が同方向に一体に水平移動されるように構成されて
いる。
【0012】この際、下部磁気ヘッド29はメカベース
(図示せず)に対する高さ基準位置に配置されていて、
上部磁気ヘッド28は上部磁気ヘッド昇降機構(図示せ
ず)によって2点鎖線で示すように下部磁気ヘッド29
に対して所定高さだけ上昇されたアンローディング位置
と、図32に実線で示すようにフロッピーディスク1を
下部磁気ヘッド29上に圧着するローディング位置との
間で矢印e、f方向に昇降自在に構成されている。
【0013】そして、図32に示すように、この小容量
フロッピーディスク・ドライブFDD内への小容量フロ
ッピーディスク・カートリッジFDCのローディング開
始前には、上部磁気ヘッド28が2点鎖線で示すアンロ
ーディング位置まで矢印e方向に上昇されている。そこ
で、小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCを
カートリッジローディング機構(図示せず)の内部に2
点鎖線で示すように下部磁気ヘッド29に対して高く、
かつ、上部磁気ヘッド28に対して低くしたアンローデ
ィング位置へ矢印a方向から水平に挿入した後に、その
小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCをカー
トリッジローディング機構によって実線で示すローディ
ング位置まで平行運動によって垂直に下降する。する
と、そのローディング位置へ下降された小容量フロッピ
ーディスク・カートリッジFDCは小容量フロッピーデ
ィスク・ドライブFDD内に設置されている合計4つの
カートリッジ位置決めビン(図示せず)上に水平に装着
されて位置決めされる。従って、この小容量フロッピー
ディスク・カートリッジFDCは上下一対の磁気ヘッド
28、29に何等干渉されることなくローディングされ
る。
【0014】そして、この小容量フロッピーディスク・
カートリッジFDCのローディング位置への矢印a方向
の水平挿入動作中に、この小容量フロッピーディスク・
ドライブFDD内に設置されているシャッター関閉機構
(図示せず)によって、小容量フロッピーディスク・カ
ートリッジFDCのシャッター8が図28及び図29に
示す閉蓋位置から図30に示す開蓋位置までシャッター
バネ8dに抗して矢印d方向にスライドされて、このシ
ャッター8の上下一対のシャッター穴8eがカートリッ
ジ5の上下一対のヘッド挿入穴7の上下に重ねられて、
これら上下一対のヘッド挿入穴7が開扉されると共に、
これら上下一対のシャッター穴8e及び、ヘッド挿入穴
7が上下に上下一対の磁気ヘッド28,29の上下の内
側に挿入される。
【0015】そして、図32に実線で示すように、小容
量フロッピーディスク・カートリッジFDCがアンロー
ディング位置からローディング位置まで矢印f方向に垂
直に下降された時に、小容量フロッビーディスクFDの
センターコア2がディスクテーブル23のマグネットシ
ート24上にチャッキングされて、スピンドル22がセ
ンターコア2の中心穴2aに下方から相対的に嵌合され
ると共に、ディスクテーブル23上の回転駆動ピン25
がセンターコア2の偏心位置に形成されている回転駆動
ビン嵌合穴2bに下方から相対的に嵌合される。そし
て、小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCが
アンローディング位置からローディング位置まで矢印f
方向に垂直に下降された時に、ヘッドアーム27がアン
ローディング位置からローディング位置までヘッド圧着
用バネによって矢印f方向に回転されて、上部磁気ヘッ
ド28がアンローディング位置からローディング位置へ
矢印f方向に下降されて、上下一対の磁気ヘッド28,
29が上下一対のシャッター穴8e及びヘッド挿入穴7
内に矢印e,f方向に相対的に挿入されて、これら上下
一対の磁気ヘッド28,29がカートリッジ5内のフロ
ッピーディスク1の上下両面に圧着される。
【0016】以上により、小容量フロッビーディスク・
ドライブFDD内への小容量フロッビーディスク・カー
トリッジFDCのローデインク動作が完了し、スピンド
ルモータ21によってディスクテーブル23が回転駆動
され、その回転駆動ビン25によってセンターコア2が
回転駆動されることによって、フロッピーディスク1が
カートリッジ5内で例えば200〜250rpmの低速
で回転駆動される。但し、この際、フロッピーディスク
1の上下両面がカートリッジ5内の上下一対のクリーニ
ングシート15に接触したままで回転駆動されて、その
上下一対のクリーニングシート15によってフロッピー
ディスク1の上下両面が自動クリーニングされる。そし
て、リニアアクチュエータ(図示せず)によってキャリ
ッジ26とヘッドアーム27が一体に矢印a,b方向に
水平駆動されることによって、上下一対の磁気ヘツド2
8,29がフロッピーディスク1を矢印a、b方向にス
キャニング(シーク及びトラッキング)して、このフロ
ッピーディスク1にデータの記録及び/又は再生が行わ
れることになる。
【0017】なお、フロッピーディスク1の記録、再生
後における小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCの小容量フロッピーディスク・ドライブFDD外へ
のアンローディング動作は、上述したローディング動作
の逆動作で行われ、小容量フロッピーディスク・カート
リッジFDCがカートリッジローディング機構によって
図32に実線で示すローディング位置から2点鎖線で示
すアンローディング位置まで平行運動で矢印h方向に垂
直に上昇される時に、センターコア2がディスクテーブ
ル23から上方に離脱されると共に、ヘッドアーム27
が図32に実線で示すローディング位置からアンローデ
ィング位置まで矢印e方向にヘッド圧着用バネに抗して
回転されて、上部磁気ヘッド28がローディング位置か
らアンローディング位置まで矢印e方向に上昇され、上
下一対の磁気ヘッド28,29がカートリッジ5外の上
下に相対的に離脱される。そして、小容量フロッピーデ
ィスク・カートリッジFDCがアンローディング位置に
て小容量フロッピーディスク・ドライブFDD外へ矢印
b方向に水平に押し出される時に、シャッター8が図3
0に示す開蓋位置から図28及び図29に示す閉蓋位置
までシャッターバネ8dによって矢印c方向にスライド
されて、そのシャッター8の上下一対の水平板部8a、
8bによってカートリッジ5の上下一対のヘッド挿入穴
7が閉蓋されることになる。
【0018】(2)…大容量フロッピーディスク・カー
トリッジの説明 次に、図33〜図35に示すように、後述する大容量フ
ロッピーディスク・ドライブ装置HFDDによって記録
及び/又は再生される大容量フロッピーディスク・カー
トリッジHFDCは、前述した小容量フロッピーディス
ク・カートリッジFDCと同様に、直径が3.5インチ
の磁気シートからなるフロッピーディスク1をステンレ
ス板からなる円板であるセンターコア2の外周に接着し
た構造の大容量フロッピーディスクHFDを合成樹脂に
よって成形された上下シェル3、4によって構成された
カートリッジ5内に回転自在に収納したものである。そ
して、大容量フロッピーディスクHFDの記録容量を1
00MB以上、好ましくは300〜700MBに向上さ
せるために、この大容量フロッピーディスクHFDの上
下両面における磁性膜をサブミクロンオーダまで薄く
し、かつ、この大容量フロッピーディスクHFDの回転
速度を3600rpm以上の高速回転域まで上昇させる
ことを可能にしている。
【0019】一方、この大容量フロッピーディスク・カ
ートリッジHFDCは、後述する大容量フロッピーディ
スク・ドライブ装置HFDDにおいて、記録容量が1〜
2MBである小容量フロッピーディスク・カートリッジ
FDCとの互換性を有するように、その大容量フロッピ
ーディスク・カートリッジHFDCのカートリッジ5の
外形寸法及び厚さが小容量フロッピーディスク・カート
リッジFDCのカートリッジ5の外形寸法及び厚さとほ
ぼ同等に構成されている。そして、後述する大容量フロ
ッピーディスク・ドライブ装置HFDDにおいて、この
大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDCを小
容量フロッピーディスク・カートリッジFDCに対して
識別することができるように、この大容量フロッピーデ
ィスク・カートリッジHFDCでは、ライトプロテクタ
ー13と容量識別穴14との配置を反転させると共に、
新たに設けた大容量識別穴31を真円形状穴に形成され
ている一方の基準穴9の近傍位置に形成している。な
お、この大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DCではシャッター8の平面形状をほぼT型形状に構成
してカートリッジ5の内部有効面積の拡大等を図ると共
に、小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCの
誤挿入防止用の斜面12に相当する誤挿入防止用の溝2
0がカートリッジ5の上面5eで前端面5aの一端側の
コーナー11aに形成されている。なお、この大容量フ
ロッピーディスク・カートリッジHFDCにおけるフロ
ッピーディスク1のセンターコア2に形成されている回
転駆動ビン嵌合穴2bは小容量フロッピーディスク・カ
ートリッジFDCにおけるフロッピーディスク1のセン
ターコア2に形成されている回転駆動ピン嵌合穴2bよ
りも十分に大きい寸法の穴に形成されている。
【0020】(3)…大容量フロッピーディスク・ドラ
イブ装置の概要説明 次に、図1〜図5に示すように、ディスクドライブ装置
の一例であって、上位ディスクドライブを構成している
本発明の大容量フロッピーディスク・ドライブ装置HF
DDは、板金やアルミダイキャスト等の軽金属で構成さ
れたシャーシ41の上下に板厚が薄い板金等によって構
成された上下カバー42,43を脱着自在に取り付け、
これらのフロント側に合成樹脂等によって成形されたフ
ロントパネル44を脱着自在に取り付けて、扁平な直方
体形状のドライブ本体45を構成していて、そのドライ
ブ本体45の外形寸法及び厚みは小容量フロッピーディ
スク・ドライブFDDと同寸法に構成されている。そし
て、フロントパネル44の上端側には横長形状のカート
リッジ挿入口46が形成されていて、そのカートリッジ
挿入口46の内側には内開き方式の開閉蓋47が取り付
けられている。また、このフロントパネル44の下部側
の左右両側位置にはイジェクト釦48及びドライブの動
作状態を表示する発光表示部49が取り付けられてい
る。
【0021】そして、このドライブ本体45の内部で、
フロントパネル44側におけるシャーシ41の上部には
スピンドルモータ51及びその上部に搭載されているデ
ィスクテーブル53が配置されている。なお、このディ
スクテーブル53はスピンドル52の上端に固着された
ロータの上面に配置されていて、そのディスクテーブル
53の上面にはチャッキング用のマグネツトシートや小
容量フロッピーディスクFDの回転駆動ピン55等が取
り付けられている。そして、フロントパネル44側にお
けるシャーシ41の上部には板金等で構成されたカート
リッジホルダー56と、そのカートリッジホルダー56
をアンローディング位置とローディング位置との間で平
行運動によって矢印g,h方向に昇降駆動するための板
金等で構成されたスライド板57を有するカートリッジ
ローディング機構58が組み込まれている。そして、フ
ロントパネル44側とは反対側である後端側におけるシ
ャーシ41の上部には後述するようにフライングヘッド
に構成されている上下一対の磁気ヘッド101,102
を移送するリニアアクチュエータ103が組み込まれて
いる。なお、スピンドルモータ51及び上下一対の磁気
ヘッド101,102のR/Wギャップがフロッピーデ
ィスク1にデータを記録及び/又は再生するためのスキ
ャニング位置(シーク及びトラッキング位置)であるス
キャニングセンターP2上に配置されている。そして、
シャーシ41の下部にはモータ基板59,メイン基板6
0及びスイッチ基板61等の複数の回路基板が水平状に
ビス止めされていて、シャーシ41の後端には外部イン
ターフェース62がマウントされたインターフェース基
板63が水平状にビス止めされている。そして、シャー
シ41の上部で、カートリッジホルダー56の四隅の下
部位置には左右各一対の位置決め用基準ピン64と高さ
基準ピン65が垂直状に取り付けられていて、基準ピン
64は高さ基準ピンも兼用している。そして、スイッチ
基板61の上部にマウントされたプッシュスイッチから
なるカートリッジ挿入検出スイッチ66、誤消去防止用
検出スイッチ67、小容量検出スイッチ68及び大容量
検出スイッチ69がシャーシ41及びスライド板57を
貫通してカートリッジホルダー56の下部に露出されて
いる。なお、イジェクト釦48によってONされるイジ
ェクトスイッチ70がスイッチ基板61の前端部(フロ
ントパネル44側の端部)の下面にマウントされてい
る。
【0022】なお、図6〜図7に示すように、シャーシ
41は水平な底板部41aと、その左右両側から上方に
垂直状に立ち上げられた左右同側板部41bを有してお
り、スピンドルモータ51はモータ基板59によってシ
ャーシ41の底板部41aの下部に合計3つのスペーサ
71を介してビス止めされている。そして、このスピン
ドルモータ51の上部に搭載されているディスクテーブ
ル53が底板部41aに形成された開口72からその底
板部41aの上方に突出されている。また、図8に示す
ように、カートリッジホルダー56は水平な天板部56
aと、その左右両側から下方に垂直に立ち下げられた左
右両側板部56bと、その左右両側板部56bの下端か
ら内側に水平状に折り返された左右一対の底板部56c
とによって全体として扁平なほぼコ字状に形成されてい
て、大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
及び小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCが
このカートリッジホルダー56の天板部56aと、左右
両側板部56b及び左右両底板部56cとによって囲ま
れたカートリッジ挿入用空間56d内に矢印a、b方向
から水平に出し入れされるように構成されている。そし
て、このカートリッジホルダー56の天板部56aのフ
ロントパネル44側とは反対側である後端側の中央部に
はヘッド挿入用開口73が切り欠かれている。また、図
4に示したように、スライド板57もシャーシ41と同
様に水平な底板部57aと、その底板部57aの左右両
側から垂直状に立ち上げられた左右両側板部57bを有
している。そして、このスライド板57はその底板部5
7bに形成された合計4つのガイド溝74によって合計
4つの基準ピン64及び高さ基準ピン65にスライド自
在に係合されていて、このスライド板57はシャーシ4
1の底板部41a上にてアンローディング位置とローデ
ィング位置との間に矢印a,b方向にスライド自在に構
成されている。
【0023】そして、カートリッジローディング機構5
8は、図2,図3,図4,図9及び図10に示すよう
に、カートリッジホルダー56の左右同側板部56bの
前後両端に絞り加工等によって形成された合計4つのガ
イドピン75と、スライド板57の左右両側板部57b
に形成されて、合計4つのガイドピン75がスライド自
在に係合された合計4つの傾斜ガイド溝76と、カート
リッジホルダー56の左右両側板56bの前後方向のほ
ほ中央部に一体に形成した左右一対のガイド突起77
と、シャーシ41の左右両側板部41bに形成されて、
左右一対のガイド突起77が上下方向である矢印g,h
方向にスライド自在に係合された左右一対の垂直ガイド
溝78とによって構成されている。なお、スライド板5
7はシャーシ41との間に取り付けられたスライド付勢
手段である引張りコイルバネ79(図4参照)によって
前方である矢印b方向にスライド付勢されていて、シャ
ーシ41の後端側(フロントパネル44の反対側)で、
その底板部41a上の一側部はイジェクトモータ80が
取り付けられている。そして、このイジェクトモータ8
0にはイジェクト駆動ビン81が偏心位置に形成されて
いるイジェクト用カム82が取り付けられていて、スラ
イド板57の一方の側板部57bの後端から後方に延出
されたイジェクト用アーム部83をイジェクト用駆動ピ
ン81が駆動するように構成されている。そして、図4
に示したように、シャーシ41の底板部41a上でイジ
ェクトモータ80の前側位置(フロントパネル44側の
位置)にはシャッター開閉レバーを兼用しているカート
リッジ挿入検出レバー84が支点ピン85を中心に図4
に実線で示すロック位置と2点鎖線で示すロック解除位
置との間で矢印i,j方向に回転自在に取り付けられて
いて、回転付勢手段(図示せず)によってロック位置ま
で矢印i方向に回転付勢されている。そして、このカー
トリッジ挿入検出レバー84がスライド板57に形成さ
れた被ロック部86をロック及びロック解除するように
構成されている。
【0024】そして、このカートリッジローディング機
構58によれば、図4及び図9に示すように、スライド
板57が引張りコイルバネ79に抗して後方のアンロー
ディング位置まで矢印a方向にスライドされた状態で、
その被ロック部86に係合されたカートリッジ挿入検出
レバー84によってロックされていて、そのスライド板
57の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカートリッ
ジホルダー56の合計4つのガイドピン75が上方であ
る矢印h方向に押し上げられて、左右一対のガイド突起
77を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しながら、カ
ートリッジホルダー56を図9に示すカートリッジ挿入
口46と同一高さのアンローテイング位置P13まで平行
運動によって上昇駆動している。そして、カートリッジ
挿入検出レバー84が図4に実線で示すロック位置から
2点鎖線で示すロック解除位置へ矢印j方向に回転され
ると、そのカートリッジ挿入検出レバー84によるスラ
イド板57のロックが解除されて、このスライド板57
が図10の(C)に示すアンローディング位置P11から
図10の(B)に示す前方のローディング位置P12まで
引張りコイルバネ79によって矢印b方向にスライドさ
れて、そのスライド板57の合計4つの傾斜ガイド溝7
8によってカートリッジホルダー56の合計4つのガイ
ドピン75が下方である矢印g方向に押し下げられて、
左右一対のガイド突起77を左右一対の垂直ガイド溝7
8で案内しながら、カートリッジホルダー56をアンロ
ーディング位置P13の下方に設定された図10の(A)
に実線で示すローディング位置P14まで矢印g方向に平
行運動によって下降駆動する。なお、この時、図4に示
すように、シャーシ41の底板部41a上に取り付けら
れてスライド板57に形成されているラック87に係合
されているダンパー88のダンピング作用によってスラ
イド板57は低速で矢印b方向にスライドされ、カート
リッジホルダー56がアンローディング位置からローデ
ィング位置まで静かに下降駆動されるように構成されて
いる。そして、イジェクトモータ80によってイジェク
ト用カム82が図10の(A)に示す位置から1回転駆
動されると、そのイジェクト用駆動ピン81が図10の
(B)及び(C)に示すようにスライド板57のイジェ
クト用アーム部83を引っ掛けて、そのスライド板57
を引張りコイルバネ79に抗してアンローディング位置
12から後方のローディング位置P11まで矢印a方向に
スライド駆動されて、カートリッジホルダー56が図1
0の(A)に示すローディング位置P14から図9に示す
アンローディング位置P13へ平行運動によって矢印h方
向に上昇駆動され、図4に実線で示すロック位置へ矢印
i方向に自動復帰されるカートリッジ挿入検出レバー8
4によってスライド板57がそのアンローディング位置
13で再び自動ロックされるように構成されている。な
お、図3に示すように、カートリッジホルダー56の天
板部56aの後端側の一側部にはカートリッジ誤挿入防
止レバー89が支点ピン90を中心に矢印k,m方向に
回転自在に取り付けられていて、このカートリッジ誤挿
入防止レバー89が天板部56aとの間に取り付けられ
た回転付勢手段である引張りコイルバネ91によって矢
印k方向に回転付勢されている。また、カートリッジホ
ルダー56の天板部56aの左右両側位置には板バネ等
で構成された左右一対のカートリッジ圧着用バネ92が
取り付けられている。そして、以上のように構成された
この大容量フロッピーディスク・ドライブHFDDは下
カバー43によってコンピューター機器等の内部シャー
シに取り付けられるように構成されていて、シャーシ4
1全体が合計4つのインシュレーター93によってその
下カバー43の上部に弾性的に支持されて、外部振動等
に対する大容量フロッピーディスク・ドライブHFDD
の耐振性が実行されている。
【0025】この大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDは以上のように構成されていて、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCと、小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCをカートリッジ挿入
口46から選択的に挿入してローディングし、これらの
大容量フロッピーディスクHFD及び小容量FDにデー
タを選択的に記録及び/又は再生することができるよう
に構成されている。
【0026】即ち、図3、図4及び図9に2点鎖線で示
すように、大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCをカートリッジ挿入口46からアンローディング位
置P13に上昇されているカー13トリッジホルダー56
内に矢印a方向に水平に挿入すると、これらのカートリ
ッジ5の前端面5aでカートリッジ挿入検出レバー84
がロック位置からロック解除位置まで矢印j方向に回転
され、この間に、このカートリッジ挿入検出レバー84
によってこれらのシャッター8がシャッターバネ8dに
抗して矢印d方向に開蓋される。そして、カートリッジ
挿入検出レバー84がロック解除位置まで矢印j方向に
回転された瞬間に、カートリッジホルダー56によって
これらの大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジFD
Cがアンローディンク位置P13から図10の(A)に示
すローディング位置P14へ矢印g方向に下降駆動され
て、これらの大容量フロッピーディスク・カートリッジ
HFDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジ
FDCがそのローディング位置P14に水平にローディン
グされる。
【0027】なお、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カート
リッジFDCをカートリッジ挿入口46から正しく挿入
した時には、カートリッジ誤挿入防止レバー89がこれ
らの誤挿入防止用溝20内に相対的に挿入されたり、斜
面12によって矢印m方向に回転して逃げることによっ
て、これら大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDCや小容量フロッピーディスク・カートリッジFD
Cの挿入を可能にしている。一方、これら大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入
口46から誤挿入(上下や前後に反転された誤った向き
で挿入されること)された時には、そのカートリッジ誤
挿入防止レバー89がこれら大容量フロッピーディスク
・カートリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCの挿入を禁止することができる。
【0028】そして、ローディング位置P14にローディ
ングされた大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCは合計4つの基準ピン64及び高さ基準ピン65上
に左右一対のカートリッジ圧着用バネ92によって水平
に圧着されて位置決めされ、カートリッジ挿入検出スイ
ッチ66によってこれらのローディング完了状態が検出
されると共に、これら大容量フロッピーディスク・カー
トリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カー
トリッジFDCの誤消去防止の有無やこれらのフロッピ
ーディスク1の記録容量が誤消去検出スイツチ67や大
容量検出スイッチ69又は小容量検出スイッチ68によ
って検出される。そして、これらのフロッピーディスク
1のセンターコア2がカートリッジ5のセンターコア穴
6内に下方から相対的に挿入されたディスクテーブル5
3上にマグネットシート24によってチャッキングされ
て、そのセンターコア2の中心穴2aがスピンドル52
に嵌合されると共に、これらの回転駆動ピン嵌合穴2b
が回転駆動ピン25に嵌合される。そして、これらのフ
ロッピーディスク1がスピンドルモータ51によってそ
れぞれ所定の回転速度で回転駆動されると共に、リニア
アクチュエータ103によって上下一対の磁気ヘツド1
01,102がスキャニングセンターP2に沿って矢印
a・b方向に移送しながら、これらのフロッピーディス
ク1にデータを選択的に記録及び/又は再生することに
なる。
【0029】なお、この際、小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCのフロッピーディスク1について
は、回転駆動ピン25とセンターコア2の回転駆動ピン
嵌合穴2bとの係合関係による位置出し機能によって上
下一対の磁気ヘッド101、102に対するフロッピー
ディスク1の円周上の位置出しを行い、スピンドルモー
タ51によってそのフロッピーディスク1を200〜2
50rpmの低速度で回転駆動することによって、上下
一対の磁気ヘッド101、102をそのフロッピーディ
スク1の上下両面に接触させた状態で、データの記録及
び/又は再生を行う。一方、大容量フロッピーディスク
・カートリッジHFDCのフロッピーディスク1につい
ては、そのセンターコア2の回転駆助ピン嵌合穴2bが
大型穴に形成されていて、回転駆動ピン25はその回転
駆動ピン嵌合穴2b内に遊嵌される。従って、この大容
量フロッピーディスク・カートリッジHFDCのフロッ
ピーディスク1については、小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCのような回転駆動ピン25による
円周上の位置出しを行わず、後述するトラッキングサー
ボ方式によってトラッキングを行いながら、そのフロッ
ピーディスク1をスピンドルモータ51によって360
0rpm以上の高速度で回転駆動することによって、上
下一対の磁気ヘッド101、102を、そのフロッピー
ディスク1の上下両面に発生するエアフイルムによって
サブミクロンオーダーで浮上(フライング現象)させた
非接触状態で、100MB以上の大容量(高密度)で、
データの記録及び/又は再生を行う。
【0030】そして、このようにして、フロッピーディ
スク1にデータを記録及び/又は再生した後に、イジェ
クト釦48を押すと、イジェクトスイッチ70がONさ
れて、イジェクトモータ80によってイジェクト用カム
82が1回転駆動され、大容量フロッピーディスク・カ
ートリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カ
ートリッジFDCが図10の(A)に示すローディング
位置P14から図9に示すアンローディング位置P13まで
カートリッジホルダー56によって矢印h方向に上昇駆
動されると共に、図4に2点鎖線で示すロック解除位置
から実線で示すロック位置まで矢印i方向に回転される
カートリッジ挿入検出レバー84によって大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入
口46から図9に2点鎖線で示すように矢印b方向に押
し出されると共に、シャッター8がシャッターバネ8d
によって矢印c方向に閉蓋される。
【0031】(4)…リニアアクチュエータの説明 次に、図11〜図14に示すように、フライングヘッド
に構成されている上下一対の磁気ヘッド101,102
をスキャニングセンターP2に沿って矢印a,b方向に
移送する。リニアアクチュエータ103は、左右一対の
コイル104と、左右一対のマグネット板105及びヨ
ーク106,107で閉磁路を形成した磁気回路108
とを備えたボイスコイルモータ109に構成されてい
る。この際、上下一対の磁気ヘッド101、102は後
述するように、合成樹脂等で成形されたキャリッジ11
1に上下一対のヘッドアーム112,113を介して支
持されている。そして、このキャリッジ111はシャー
シ41の底板部41a上にスキャニングセンターP2
平行状に取り付けられたガイド主軸114及びガイド副
軸115で案内されながらスキャニングセンターP2
沿って矢印a,b方向にスライド自在に構成されてい
る。そして、このキャリッジ111の左右両側に一体成
形されたコイル受台116の上部に左右一対のコイル1
04が水平状に搭載されて接着剤117によって接着さ
れている。一方、左右一対の磁気回路108は水平状
で、上下に間隔を隔てて水平状に配置された上下一対の
ヨーク106,107の前後長さ方向の両端を上下から
突き合せて角型の閉磁路を形成し、上側ヨーク106の
下面(又は下側ヨークの上面)にマグネット板105を
自身の磁力によって密着結合させたものである。そし
て、これら左右一対の磁気回路108がシャーシ41の
底板部41a上にスキャニングセンターP2と平行な水
平状に取り付けられ、そのスキャニングセンターP2
対して直角状に配置された左右一対のコイル104が左
右一対の磁気回路108の下側ヨーク107の外周(又
は上側ヨーク106)の外周に非接触状態で挿入されて
いる。そして、左右一対のコイル104は図4に示すフ
レキシブルプリント基板118を介してメイン基板60
に電気的に接続されていて、これら左右一対のコイル1
04に制御電流を印加することによって、左右一対の磁
気回路108で左右一対のコイル104に推進力を発生
して、キャリッジ111をガイド主軸114及びガイド
副軸115に沿って矢印a、b方向に移送(シーク及び
トラッキング)するものである。
【0032】(5)…ガイド主軸の取付け装置の説明 次に、図15〜図16に示すように、ガイド主軸114
をシャーシ41上に取り付けるためのガイド主軸取付け
装置121は、まず、ガイド主軸114の一端である前
端114aに小径のテーパー軸部122を同一軸心状態
に形成し、他端である後端114bの外周には面取り部
123を形成している。そして、このガイド主軸114
の前端固定位置にはシャーシ41の底板部41aから上
方に垂直状に切り起こされてスキャニングセンターP2
に対して直角状に配置された切り起こし124が形成さ
れていて、その切リ起こし片124にガイド主軸114
のテーパー軸部122が挿入されるガイド主軸受け穴1
25が形成されている。なお、このガイド主軸受け穴1
25はテーパー軸部122の最小径と最大径の中間の直
径に形成されている。そして、このガイド主軸114の
後端固定位置にはシャーシ41の底板部41aの後端か
ら上方に垂直状に立ち上げられてスキャニングセンター
へP2に対して直角状に配置された側壁である後側板部
41bが配置されていて、この後側板部41bにはその
上端から下方に垂直状に切り欠かれたガイド主軸受け溝
126が形成され、かつ、そのガイド主軸受け溝126
の下端にはV型のテーパー面127が形成されている。
そして、その後側板部141cの背面(フロントパネル
44側とは反対側の面)に板バネ128が左右一対の位
置決め用ダボ130と1本又は複数本のビス131によ
って後方から脱着可能に取り付けられていて、その板バ
ネ128の中央上部にはガイド主軸114のセンターP
114に対して角度θ1に傾斜された押圧片129が一体に
形成されている。そして、ガイド主軸114をシャーシ
41上にスキャニングセントーP2と平行な水平状態に
取り付ける時には、図16に示すように、ガイド主軸1
14のテーパー軸部122をガイド主軸受け穴125内
に矢印n方向から挿入し、そのガイド主軸114の後端
114bをガイド主軸受け溝126内に矢印O方向から
挿入した後に、板バネ128を左右一対の位置決め用ダ
ボ穴132によってシャーシー41の後側板部41cの
左右一対のダボ130に背面側から嵌合して位置決め
し、その板バネ128の左右一対のビス挿通穴に後方か
ら挿通した左右一対のビス131を後側板部41cに形
成されている1つ又は複数のビス止め穴に取り付けるよ
うにして、その板バネ128を後側板部41cの背面に
矢印n方向からビス止めする。すると、その板パネ12
8の押圧片129がガイド主軸114の後端114aの
面取り部123に軸心P114に対して傾斜された方向で
ある矢印p方向から弾性に抗して押圧されて、ガイド主
軸114の面取り部123に押圧片129によリ矢印p
方向の押圧力Fpが加えられる。そして、その押圧力Fp
の水平方向の分力Fnによってガイド主軸114が軸方
向である矢印n方向に押圧されて、そのガイド主軸11
4のテーパー軸部122がガイド主軸受け穴125にク
サビ作用によって圧入されると共に、その押圧力Fp
垂直方向の分力Foによってガイド主軸114が軸方向
に対して垂直な方向である矢印O方向に押圧されて、そ
のガイド主軸114の後端114bがガイド主軸受け溝
126のテーパー面127にクサビ作用によって圧入さ
れて、ガイド主軸114がシャーシ41上に固定され
る。そして、テーパー軸部122とテーパー面127に
よる自動調芯作用によってスキャニングセンターP2
対するガイド主軸114の平行度が高精度に設定される
ことになる。
【0033】以上のように構成されたガイド主軸取付け
装置121によれば、抑圧片129を有する単品部品で
ある1枚の板バネ128をシャーシ41の後側板部41
cの背面に1本又は複数本のビス131によってビス止
めするだけの小部品点数及び小組立工数によってガイド
主軸114をシャーシ41上に高精度に、かっ、極めて
簡単に取り付けることができて、低コスト化及び生産性
を著しく向上することができる。
【0034】(6)…ガイド副軸及ぴヨークの取付け装
置の説明 次に、図17〜図19に示すように、ガイド副軸115
及び磁気回路108の上下一対のヨーク106,107
をシャーシ41上にスキャニングセンターP2ど平行状
に取り付けるための左右一対の取付け装置141には、
それぞれ合成樹脂等の非磁性部材で構成されたヨーク取
付台142が使用されている。そして、これらヨーク取
付台142の前後長さ方向の両端の上部には凹み形状の
前後一対のヨーク嵌合部143が形成されていて、一方
のヨーク嵌合部143の後側(又は前側)にはヨーク当
接片144が一体成形されている。そして、これらヨー
ク取付台142の前後長さ方向の両端の中央部にはこれ
らのヨーク取付台142を上下方向に貫通する前後一対
のビス挿通穴145が形成されていて、これらのヨーク
取付台142の前後長さ方向の両端の下面には前後一対
の位置決め用ダボ146が形成されている。そして、左
右一対の磁気回路108の上部間に跨がって水平に載置
されるヨーク押え板147の四隅にはビス挿通穴148
が形成されている。このヨーク押え板147は、後に詳
しく説明する光センサを取り付けるための光センサ保持
プレートとしての機能を兼ねている。上記ヨーク押え板
147は、その左右方向の中央部には左右一対の上側ヨ
ーク106に対する位置決め用凹部149が形成されて
いるとともに、該凹部149の中央部にはセンサ取付窓
150が形成されている。上下一対のヨーク106,1
07の前後両端にはビス挿通溝160が形成されてい
る。なお、ここでは、上側ヨーク106の前後両端の下
面から下方に垂直状に折り曲げた突き合せ部106aに
下側ヨーク107の前後両端107aを突き合せて、マ
グネット板105の磁力によってこれら上下一対のヨー
ク106,107を相互に密着して結合させるようにし
て閉磁路を形成しているが、下側ヨーク107の前後両
端の上面や上下両ヨーク106,107の前後両端の下
面及び上面に同様の突き合せ部を形成しても良い。そし
て、図18の(A)(B)に示すように、左右一対のヨ
ーク取付台142のうちの一方で、前後一対のヨーク嵌
合部143の下部である前後両端のうちの後端側にはガ
イド副軸115を水平状に挿通するための貫通穴151
が形成され、前端側には盲穴152が形成されていて、
これらの貫通穴151及び盲穴152はスキャニングセ
ンターP2と平行な水平状態に形成されている。
【0035】そして、ガイド副軸115及びヨーク10
6,107をシャーシ41上にスキャニングセンターP
2と平行な水平状態に取り付ける時には、まず、図17
及び図18の(A)と(B)に示すように、ガイド副軸
115をその一端である前端115a側から一方のヨー
ク取付台142の貫通穴151に後方から矢印n方向に
水平状に挿通して、その前端115aを盲穴152内に
嵌合させる。但し、この嵌合状態で、ガイド副軸115
の後端115bは貫通穴151から後方に突出量Xだけ
突出されている。
【0036】次に、図18及び図19に示すように、左
右一対のヨーク取付台143を前後一対のダボ146に
よってシャーシ41の底板部41aに形成されているそ
れぞれ左右一対のダボ穴153に嵌合させてこれら左右
一対のヨーク取付台142を底板部41a上にスキャニ
ングセンターP2と平行で水平状に位置決めすると、ガ
イド副軸115の後端115bがシャーシ41の後側板
部41cの内側に挿入される。そして、左右一対のヨー
ク106,107の前後両端を左右一対のヨーク取付台
142の前後一対のヨーク嵌合部144内に上方から嵌
合させて水平状に架設する。この際、左右一対のヨーク
106,107の後端(又は前端)をヨーク当接片14
4に当接することができるので、左右一対のヨーク10
6,107をヨーク嵌合部143内に容易、かつ、正確
に位置決めすることができる。
【0037】次に、図18及び図19に示すように、左
右一対の上側ヨーク106の上部間にヨーク押え板14
7を水平状に載置するが、この際、ヨーク押え板147
の位置決め用凹部149を左右一対の上側ヨーク106
の内側に嵌合させることによって、このヨーク押え板1
47を上側ヨーク106に対して容易に位置決めするこ
とができる。そして、この後に、軸長の長い合計4本の
ビス154をヨーク押え板149の合計4つのビス挿通
穴148に上方から垂直状に挿入して、これらのビス1
54を左右一対のヨーク106,1079ビス挿通溝1
50を通して左右一対のヨーク取付台142の合計4つ
のビス挿通穴145に上方から挿通する。そして、これ
ら合計4本のビス154の下端をシャーシ41の底板部
41aに形成されている合計4つのビス止め穴155に
取り付けるようにして、これら4本のビス154によっ
てヨーク押え板149、左右一対のヨーク106,10
7及びヨーク取付台142を共締め方式で底板部41a
上にビス止めすると、ガイド副軸115及び左右一対の
ヨーク106,107がシャーシ41上にスキャニング
センターP2と平行状に取り付けられる。
【0038】そして、これらのヨーク取付台142がシ
ャーシ41の底板部41a上にビス止めされたことによ
って、ガイド副軸115の後端115aはシャーシ41
の後側板部41cの内側に位置決めされて、そのシャー
シ41の後側板部41cがガイド副舳115に対する脱
落防止用ストッパーとなって、ガイド副軸115がヨー
ク取付台142から後方である矢印q方向に脱落するこ
とがなくなる。
【0039】以上のように構成されたガイド副軸及びヨ
ークの取付け装置141によれば、ヨーク106,10
7をシャーシ41上に取り付けるためのヨーク取付台1
42でガイド副軸115の取付台を兼用することがで
き、しかも、シャーシ41の後側板部41cによってガ
イド副軸115の脱落防止用ストパーを兼用することが
できるので、部品点数及び組立工数の削減を図ることが
できて、低コスト化及び生産性を著しく向上することが
できる。
【0040】(8)…光検出装置の説明 次に、図20〜図22に示すように、リニアアクチュエ
ータ103にはヘッド位置検出用の光検出装置231が
搭載されている。この光検出装置231は小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDC内の小容量(下位)
のフロッピーディスク1に対するトラッキングを行うこ
とによって、その小容量のフロッピーディスク1の互換
性をとるためのものであって、その小容量のフロッピー
ディスク1のトラックピッチと同等のピッチのスリット
群232及びその小容量フロッピーディスク1の最外周
位置を検出するための開口233が形成されたトラッキ
ング用スケール234と、これらのスリット232及び
開口の位置を検出するための発光素子である発光部23
8aと受光素子である受光部238bとからなる光セン
サ237によって構成されている。
【0041】図23〜図26に示したように、上記トラ
ッキング用スケール234は、上記スリット群232及
び開口233を設けたトラックゲージ241と、上記ト
ラックゲージ241を保持するゲージホルタ242とで
構成されている。
【0042】上記トラックゲージ241は、肉厚0.3
mmのステンレススチール薄板によって幅W1 =5.1
mm、長さL1 =20.1mmの矩形状に形成されてい
る。
【0043】上記スリット群232は、長さL2 =1
7.1425mmの範囲に亘って形成されている。上記
スリット群232を構成する個々のスリット232a
は、幅W2 =0.08mm、長さL3=0.9mmで、
ピッチP=1.3125mmに形成されている。
【0044】上記トラックゲージ241には、これを次
に説明するゲージホルタ242の第1の取付部243に
位置決めして取り付けるための位置決め用の丸孔234
と長孔235が設けられている。
【0045】上記ゲージホルダ242は、上記トラック
ゲージ241を重ね合わせた状態で取り付ける第1の取
付部243と、該第1の取付部243に対して略直角に
連設された第2の取付部244を有している。上記ゲー
ジホルダ242は、肉厚0.3mmのステンレススチー
ル板をL字状に折曲げることにより形成されている。
【0046】上記第1の取付部243は、重ね合わせた
トラックゲージ241のスリット群232及び開口23
3に対応する位置に切欠窓245を有し、該切欠窓24
5の長さ方向の両端部の下端で、上記トラックゲージ2
41の位置決め用の丸孔234と長孔235に対応する
位置には、これらと略同様の丸孔246と長孔247を
有しているとともに、周縁部には上記重ね合わせたトラ
ックゲージ241の表面を露出させるための複数の切欠
部248…248を有している。
【0047】また、上記第2の取付部244には、これ
をキャリッジ111に位置決めして取り付けるための第
1,第2のダボ嵌合孔249,250と、ビス孔251
と、位置調整用の偏心ドライバ(図示省略)を挿入する
ための長孔252が設けられている。上記ゲージホルダ
242は、上記キャリッジ111に設けた位置決め用の
第1,第2のダボ281,282を上記第2の取付部2
44に設けた第1,第2のダボ嵌合孔249,250に
嵌合したのち、上記ビス孔251を介してビス283を
キャリッジ111のネジ孔284に螺合することにより
行われる。そして、上記ゲージホルダ242及びトラッ
クゲージ241の位置調整は、上記ビス283を緩めて
上記位置調整用の長孔252に偏心ドライバ161を差
し込み、該偏心ドライバ161で上記第2の取付部24
4をスキャニングセンターP2 に沿って移動させること
により行われるようになっている。
【0048】一方、図27に示したように、上記光セン
サ237は、所定の隙間をもって対向する発光部238
aと受光部238bとからなるセンサ本体部238と、
該センサ本体部238を下面側に設けたベースプレート
部239とからなっている。
【0049】上記ベースプレート部239は、一対の長
孔239a,239bと、一対のビス孔239c,23
9dと、取付位置調整孔239eを有している。
【0050】上記光センサ237は、光検出装置支持部
材としてのヨーク押え板147のセンサ取付窓150か
ら上記センサ本体部238を挿入し、上記ベースプレー
ト部239を上記ヨーク押え板147の上面に重ね合わ
せた状態で、該ヨーク押え板147に取り付けられるよ
うになっている。
【0051】上記ヨーク押え板147には、一対のダボ
147a,147bと、一対のビス孔147c,147
dと、偏心ドライバ161の受穴147eが設けられて
いる。そして、上記取付孔150に上記センサ本体部2
38を挿入して、上記ベースプレート部239を上記ヨ
ーク押え板147の上面に重ね合わせた状態にすると、
上記ヨーク押え板147の上面に設けた一対のダボ14
7a,147bが上記ベースプレート部239に設けた
長孔239a,239bに嵌合して、これら長孔239
a,239bの長さの範囲内において、上記ベースプレ
ート部239及びセンサ本体部238がヨーク押え板1
47に対し、スキャニングセンターP2に沿って位置調
整可能になるとともに、上記ヨーク押え板147に設け
た上記偏心ドライバ161の受孔147eが上記ベース
プレート部239に設けた取付位置調整孔239e内に
位置するようになる。そこで、上記偏心ドライバ161
の受孔147eに偏心ドライバ161の先端の回転中心
軸161aを挿入して、該軸161aを中心にして上記
偏心ドライバ161を回転させると、該ドライバ161
の偏心カム面161bで上記取付位置調整孔239eの
内周面を押圧し、上記ベースプレート部239をスキャ
ニングセンターP2に沿って移動させて光センサ237
の位置調整を行うことができる。そして、上記位置調整
終了後は、ビス162,162を上記ベースプレート部
239に設けたビス孔239c,239dを介してヨー
ク押え板147のビス孔147c,147dに螺合する
ことにより、上記ベースプレート部239をヨーク押え
板147上に固定するようになっている。
【0052】上述のようにして、上記ヨーク押え板14
7にベースプレート部239を固定された光センサ23
7のセンサ本体部238は、上記発光部287aと受光
部238bが上記トラックゲージ241を挾んで、その
両側に位置する。
【0053】そして、上記リニアアクチュエータ103
によって、上記磁気ヘッドをスキャニングセンターP2
に沿ってシークする際に、上記光センサ237によっ
て、上記トラックゲージ241のスリット群232を読
み取ってデータトラック位置を検出して、指定されたデ
ータトラック位置に対する磁気ヘッドのトラッキングを
行う。また、上記光センサ237で上記開口233を検
出することにより、小容量のフロッピーディスク1の最
外周位置を検出するようになっている。
【0054】なお、上記実施の形態のディスクドライブ
装置においては、アクチュエータとしてボイスコイルモ
ータを使用し、データトラックに関する位置情報を有し
ていない下位のフロッピーディスクを使用した場合でも
所望のデータトラックに磁気ヘッドを移動させることの
できるようにしたものについて説明したが、アクチュエ
ータとしてステッピングモータを使用するディスクドラ
イブ装置に適用してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明のディスクドライブ装置には次に
述べるような効果がある。
【0056】(1)請求項1のディスクドライブ装置
は、光検出装置の周囲が光検出装置支持部材で覆われた
状態になるのでドライブ装置からカバーを取り外した場
合でも上記光検出装置が外乱光に曝されるのを防止し外
乱光による悪影響を防止しつつ、上記光検出装置の位置
調整作業等を行うことができる。
【0057】(2)請求項2のディスクドライブ装置
は、光検出装置の光センサを光検出装置支持部材に取り
付けたので、該支持部材への光センサの取り付け、取り
外しを容易に行うことができる。
【0058】(3)請求項3のディスクドライブ装置
は、光検出装置支持部材に設けた取付窓から発光部と受
光部とからなるセンサ本体部を挿入し、該センサ本体部
を下面に設けたベースプレート部を上記光検出装置支持
部材の上面に重ね合わせるという簡単な作業で光センサ
を上記光検出装置支持部材に取り付けることができる。
また、上記光検出装置支持部材の上面側に突出している
ベースプレート部を操作することによりセンサ本体部の
位置調整を容易かつ確実に行うことができる。
【0059】(4)請求項4のディスクドライブ装置
は、光検出装置支持部材としてアクチュエータ(ボイス
コイルモータ)のヨーク押え板を使用したので、そのぶ
ん部品点数を減らしてコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクドライブ装置の斜視図。
【図2】分解斜視図。
【図3】上カバーを外した状態の一部切欠平面図。
【図4】カートリッジホルダを外した状態の平面図。
【図5】ディスクドライブ装置の下面図。
【図6】スピンドルモータを組付けたシャーシの斜視
図。
【図7】要部の断面図。
【図8】カートリッジホルダ部分の分解斜視図。
【図9】カートリッジホルダのアンローディング状態を
示す側面図。
【図10】(A),(B),(C)は、カートリッジホ
ルダのローディング状態を示す側面図。
【図11】ガイド主軸と副軸及びヨーク取り付け装置を
示す平面図。
【図12】図11の12−12矢視での断面図。
【図13】図11の13−13矢視での側面図。
【図14】図13の14−14矢視での断面図。
【図15】(A)は、ガイド主軸取り付け装置の一部切
欠平面図。(B)は、ガイド主軸取り付け装置の一部切
欠正面図。
【図16】(A)は、図15(B)の16−16矢視で
の断面図。(B)は、図16(A)の16B−16B矢
視での断面図。
【図17】ガイド副軸及びヨーク取り付け装置の分解斜
視図。
【図18】(A)は、図11の18A−18A矢視での
断面図。(B)は、図18(A)の18B−18B矢視
での断面図。
【図19】(A)は、図11の19A−19A矢視での
断面図。(B)は、図19(A)の19B−19B矢視
での断面図。
【図20】光検出装置の一部切欠平面図。
【図21】図20の21−21矢視での断面図。
【図22】図20の22−22矢視での断面図。
【図23】トラッキング用スケールの分解斜視図。
【図24】トラッキング用スケールの組付状態を示す斜
視図。
【図25】トラックゲージの正面図。
【図26】トラックゲージの要部の拡大正面図。
【図27】光センサを取り外した状態の要部の斜視図。
【図28】小容量フロッピーディスク・カートリッジの
斜視図。
【図29】下面側から見た斜視図。
【図30】シャッタを開いた状態の斜視図。
【図31】従来の小容量フロッピーディスク・カートリ
ッジの分解斜視図。
【図32】従来の小容量フロッピーディスク・ドライブ
装置の断面図。
【図33】大容量フロッピーディスク・カートリッジの
斜視図。
【図34】大容量フロッピーディスク・カートリッジの
平面図。
【図35】大容量フロッピーディスク・カートリッジの
下面図。
【図36】従来のディスクドライブ装置の斜視図。
【符号の説明】
101,102…上下一対の磁気ヘッド、109…リニ
アアクチュエータ(ボイスコイルモータ)、111…キ
ャリッジ、114…ガイド主軸、147…ヨーク押え板
(光検出装置支持部材)、150…取付窓、231…光
検出装置、235…発光部、236…受光部、237…
光センサ、238…センサ本体部、239…ベースプレ
ート部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を記録及び/又は再
    生するヘッドと、 上記ヘッドが搭載されたキャリッジと、 上記キャリッジを上記ディスク状記録媒体の径方向に沿
    って移送させるアクチュエータと、 上記ヘッドの上記径方向の位置を検出する光検出装置
    と、 上記光検出装置が取り付けられる光検出装置支持部材と
    を備えたディスクドライブ装置において、 上記光検出装置は、上記光検出装置支持部材に設けた取
    付窓を介して、上記支持部材の内方側に挿入され、上記
    取付窓を閉塞した状態で取り付けられていることを特徴
    とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記光検出装置支持部材に取り付けられているのは上記
    光検出装置の光センサであることを特徴とするディスク
    ドライブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記光センサは、 所定の隙間をもって対向する発光部と受光部とからなる
    センサ本体部と、 上記センサ本体部を下面側に有していて、上記センサ本
    体を上記取付窓から上記光検出装置支持部材の内方側に
    挿入し、上記取付窓を塞いだ状態で、上記光検出装置支
    持部材の上面に取り付けられるベースプレート部と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 光検出装置支持部材は、上記アクチュエータのヨーク押
    え板であることを特徴とするディスクドライブ装置。
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