JP2000113619A - 磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置

Info

Publication number
JP2000113619A
JP2000113619A JP10278988A JP27898898A JP2000113619A JP 2000113619 A JP2000113619 A JP 2000113619A JP 10278988 A JP10278988 A JP 10278988A JP 27898898 A JP27898898 A JP 27898898A JP 2000113619 A JP2000113619 A JP 2000113619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
support arm
magnetic head
recording medium
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10278988A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Kanai
藤雄 金井
Koji Takahashi
浩二 高橋
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Yutaka Hayata
裕 早田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10278988A priority Critical patent/JP2000113619A/ja
Priority to US09/407,170 priority patent/US6646833B1/en
Priority to KR1019990041585A priority patent/KR20000023500A/ko
Priority to CN99122469A priority patent/CN1254921A/zh
Priority to EP99402396A priority patent/EP0991055A1/en
Publication of JP2000113619A publication Critical patent/JP2000113619A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4813Mounting or aligning of arm assemblies, e.g. actuator arm supported by bearings, multiple arm assemblies, arm stacks or multiple heads on single arm
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記録媒体の信号記録面に対して磁
気ヘッド素子を高精度に追随させる。 【解決手段】 第1及び第2の磁気ディスク6,23に
対して情報信号を記録再生する第1及び第2の磁気ヘッ
ド素子を有するヘッド部121を備える。そして、ヘッ
ド部121を支持する第1の部分131と、アーム保持
部材124に取り付けられる第2の部分132と、第1
の部分131と第2の部分132とを連結する第3の部
分133とを有する支持アーム122を備える。支持ア
ーム122の第1、第2及び第3の部分131,13
2,133は、第1及び第2の磁気ディスク6,23に
対して所望の状態で追従するための各種物理特性が異な
るように、互いに異なる形状とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク等の
ディスク状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は
再生を行う磁気ヘッド装置及びこの磁気ヘッド装置を備
えるディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カートリッジ本体内に磁気ディス
クが回転可能に収納されたディスクカートリッジがあ
る。リムーバブルとされるこの種のディスクカートリッ
ジとしては、可撓性を有するディスク基板上に信号記録
層が形成されて直径を3.5インチとなす磁気ディス
ク、いわゆるフレキシブルディスクを情報記録媒体とし
て有するディスクカートリッジが知られている。
【0003】この種のディスクカートリッジが装着され
て磁気ディスクに対する情報信号の記録再生を行うディ
スクドライブ装置は、磁気ディスクの信号記録面に対し
て情報信号を記録再生するヘッド部を支持するヘッド機
構を備えている。
【0004】ヘッド機構は、磁気ディスクに対して情報
信号の記録再生を行う磁気ヘッド素子を有するヘッド部
と、このヘッド部を先端部に支持する支持アームと、こ
の支持アームの基端部を支持するベースプレートと、こ
のベースプレートを介して支持アームを保持するアーム
保持部材とを有している。支持アームは、先端部にヘッ
ド部が取り付けられており、基端部にベースプレートが
取り付けられている。ベースプレートは、アーム保持部
材に取り付けられている。アーム保持部材は、移動機構
に支持されている。
【0005】また、ディスクドライブ装置は、ヘッド機
構を介してヘッド部を磁気ディスクの径方向に移動する
移動機構と、磁気ディスクが載置されるディスクテーブ
ルとこのディスクテーブルを回転駆動するためのスピン
ドルモータとを有するディスク回転駆動機構とを備えて
いる。
【0006】上述したディスクドライブ装置は、装置本
体内にディスクカートリッジが装填されると、ディスク
カートリッジ内の磁気ディスクがディスクテーブル上に
載置されて回転駆動される。そして、ヘッド機構は、移
動機構を介して支持アームが磁気ディスクの径方向に移
動されて、ヘッド部によって磁気ディスクに対する情報
信号の記録再生を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、扱われる情
報信号の大容量化に伴い、従来の2MB(メガバイト)
の記録容量に対して数10MBから数100MBの記録
容量を有するように高記録密度化が図られた磁気ディス
ク(以下、高容量ディスクと称する。)が内部に収納さ
れた高容量ディスクカートリッジが提案されている。
【0008】この種の高容量ディスクカートリッジの高
容量ディスクは、信号記録面に形成される記録トラック
の高密度化を図るため、トラック幅が幅狭とされるとと
もも狭ピッチ化が図られている。このため、このような
高容量ディスクは、磁気ヘッドが外乱等により磁気ディ
スクの変位に追随することなく僅かでも回動変位する
と、アクセスすべき記録トラックからはずれ、目標とな
る記録トラックに対してトラッキングを行うことができ
なくなり、正確な情報信号の記録再生を行うことができ
なくなってしまう。
【0009】また、高容量ディスクを記録再生するディ
スクドライブ装置は、高容量ディスクの情報信号を記録
再生する際、高容量ディスクを高速回転させるととも
に、高容量ディスクの信号記録面に対して磁気ヘッド素
子を僅かに浮上させた状態で行うように構成されてい
る。
【0010】さらに、このようなディスクドライブ装置
は、従来の記録密度の磁気ディスクを記録再生すること
を可能とする互換性を有することが求められている。そ
して、記録容量が例えば2MB程度とされる従来の磁気
ディスク、及び高容量ディスクをそれぞれ記録再生する
ディスクドライブ装置は、記録密度が互いに異なる各磁
気ディスクにそれぞれ対応する2つの磁気ヘッド素子を
有するヘッド部を備える構成とされる。
【0011】このため、このディスクドライブ装置が備
えるヘッド部は、2つの磁気ヘッド素子を有することに
より、例えばハードディスクドライブ装置が備える磁気
ヘッド素子の質量に比較しておよそ10倍程度になって
しまうため、支持アームの剛性を高める必要がある。
【0012】また、支持アームは、高容量ディスクの信
号記録面に対して浮上状態でヘッド部が情報信号の記録
再生を行うため、ヘッド部と高容量ディスクの信号記録
面との隙間が所望の値となるようにヘッド部を支持する
必要があり、高容量ディスクの信号記録面に対する位置
を高精度に制御する必要がある。
【0013】また、ディスクドライブ装置は、高記録密
度化が図られた高容量ディスクの記録トラックに対して
微細な動作を高精度に行う必要があるため、支持アーム
を電磁駆動力によって移動する移動機構を備えている。
しかしながら、支持アームは、移動機構が有するモータ
が発生する振動と共振してしまうと良好な動作が行えな
いという問題点もあった。さらに、支持アームは、特に
高容量ディスクを記録再生する際に、高容量ディスクを
高速回転するスピンドルモータが発生する振動との共振
周波数を避ける構造に形成する必要もある。
【0014】そこで、本発明は、ディスク状記録媒体の
信号記録面に対して磁気ヘッド素子を高精度に追随させ
ることを可能とする磁気ヘッド装置、及びこの磁気ヘッ
ド装置を備えるディスクドライブ装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明に係る磁気ヘッド装置は、ディスク状記録
媒体に対して情報信号を記録及び/又は再生するヘッド
部を支持する第1の部分と、被取付け部に取り付けられ
る第2の部分と、これら第1の部分と第2の部分とを連
結する第3の部分とを有する支持アームを備える。そし
て、支持アームは、第1、第2及び第3の部分が、ディ
スク状記録媒体に対して所望の状態で追従するための各
種物理特性が異なるように、互いに異なる形状とされ
る。
【0016】以上のように構成した磁気ヘッド装置は、
支持アームが、互いに異なる形状とされた第1、第2及
び第3の部分を有することによって、ヘッド部がディス
ク状記録媒体に対して所望の状態で追従するために、各
部分の剛性や共振周波数等がそれぞれ最適に設定され
る。
【0017】すなわち、支持アームは、第1、第2及び
第3の部分のいずれかの部分が、支持アームの長手方向
に平行な軸回り方向(以下、ピッチ方向と称する。)の
剛性を考慮した形状とされることにより、ディスク状記
録媒体に対する支持アームの初期姿勢が最適化されてい
る。
【0018】また、この支持アームは、第1、第2及び
第3の部分のいずれかの部分が、記録及び/又は再生時
に、ヘッド部とディスク状記録媒体の信号記録面との隙
間を所望の値にするための剛性を考慮した形状とされる
ことにより、ディスク状記録媒体に対するヘッド部の追
従性が最適化されている。
【0019】さらに、この支持アームは、第1、第2及
び第3の部分のいずれかの部分が、支持アームの幅方向
に平行な軸回り方向(以下、ロール方向と称する。)の
剛性を考慮した形状とされ、外部から受ける振動との共
振を避ける構造とされる。
【0020】また、本発明に係るディスクドライブ装置
は、ディスク状記録媒体に対して情報信号を記録及び/
又は再生するヘッド部を支持する第1の部分と、被取付
部に取り付けられる第2の部分と、第1の部分と第2の
部分とを連結する第3の部分とを有する支持アームを備
える。また、このディスクドライブ装置は、支持アーム
の第2の部分が取り付けられる被取付部を有し、支持ア
ームを保持する支持アーム保持部材と、支持アーム保持
部材をディスク状記録媒体の径方向に移動する移動手段
と、ディスク状記録媒体を回転駆動する駆動手段とを備
える。そして、支持アームは、第1、第2及び第3の部
分が、ディスク状記録媒体に対して所望の状態で追従す
るための各種物理特性が異なるように、互いに異なる形
状とされる。
【0021】以上のように構成したディスクドライブ装
置は、支持アームが、互いに異なる形状とされた第1、
第2及び第3の部分を有することによって、ヘッド部が
ディスク状記録媒体に対して所望の状態で追従するため
に、各部分の剛性や共振周波数等がそれぞれ最適に設定
される。
【0022】すなわち、支持アームは、第1、第2及び
第3の部分のいずれかの部分が、支持アームのピッチ方
向の剛性を考慮した形状とされることにより、ディスク
状記録媒体に対する支持アームの初期姿勢が最適化され
ている。
【0023】また、この支持アームは、第1、第2及び
第3の部分のいずれかの部分が、記録及び/又は再生時
に、ヘッド部とディスク状記録媒体の信号記録面との隙
間を所望の値にするための剛性を考慮した形状とされる
ことにより、ディスク状記録媒体に対するヘッド部の追
従性が最適化されている。
【0024】さらに、この支持アームは、第1、第2及
び第3の部分のいずれかの部分が、支持アームのロール
方向の剛性を考慮した形状とされ、移動手段及び駆動手
段がそれぞれ発生する振動との共振を避ける構造とされ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、ヘッド機構を備えるディスクドライブ装置
を図面を参照して説明する。
【0026】図1に示すように、このディスクドライブ
装置100は、情報記録媒体として磁気ディスクが収納
されたディスクカートリッジが、装置本体内に対して挿
脱されて用いられる。ディスクドライブ装置100は、
第1の記録密度に対応して情報信号が記録再生される第
1の磁気ディスクを収納した第1のディスクカートリッ
ジと、第1の記録密度より記録密度が高い第2の記録密
度に対応して情報信号を記録再生する第2の磁気ディス
クを収納した第2のディスクカートリッジのいずれか一
方を選択的に使用して情報信号の記録再生を行う。
【0027】本発明に係るディスクドライブ装置100
の説明に先立ち、このディスクドライブ装置100に用
いられる第1及び第2のディスクカートリッジをそれぞ
れ説明する。これらのディスクカートリッジに収納され
る各磁気ディスクは、いずれも直径を3.5インチとし
て形成されている。
【0028】図2及び図3に示すように、第1のディス
クカートリッジ5は、第1の記録密度で情報信号が記録
され、2MB(メガバイト)程度の記録容量を有する第
1の磁気ディスク6を収納する。第1のディスクカート
リッジ5に収納される第1の磁気ディスク6は、可撓性
を有する合成樹脂製のディスク基板7を有し、このディ
スク基板7の両主面に磁性層を被着して信号記録面を形
成している。ディスク基板7の中心には、円形の中心孔
が穿設され、中心孔を閉塞するようにハブ8が取り付け
られている。ハブ8は、ステンレスや鉄等の磁性材料を
用いて形成され、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌合
し、突出部の外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周縁
に接着させてディスク基板7に取り付けられている。ハ
ブ8の中心部には、ディスクドライブ装置100側に設
けられるディスク回転駆動機構のスピンドルが挿通され
る矩形状をなすスピンドル孔8aが穿設され、中心部に
対し偏心した位置にディスク回転駆動機構に設けられる
駆動ピンが係合する長方形状をなす駆動ピン係合孔8b
が穿設されている。
【0029】上述のように形成された第1の磁気ディス
ク6は、上下一対のハーフ9,10を突き合わせ結合し
て形成したカートリッジ本体11内に回転可能に収納さ
れる、磁気ディスク6を収納したカートリッジ本体11
の下面側の略中央部には、図3に示すように、ディスク
回転駆動機構を構成するディスクテーブルが進入する円
形をなす中央開口部12が設けられている。また、カー
トリッジ本体11の上下面の相対向する位置には、図2
及び図3に示すように、矩形状の記録再生用の開口部1
3,14が設けられている。これら開口部13,14
は、カートリッジ本体11の左右方向の中央部に位置
し、中央開口部12の近傍からカートリッジ本体11の
前面側に亘って形成されている。カートリッジ本体11
に収納された第1の磁気ディスク6は、記録再生用の開
口部13,14を介して信号記録部の一部が内外周に亘
って外方に臨まされる。さらに、カートリッジ本体11
の背面側の一方のコーナ部には、図2及び図3に示すよ
うに、収納されている磁気ディスク6に情報信号の重ね
記録を規制する誤記録防止孔15が設けられている。ま
た、カートリッジ本体11の下面側の誤記録防止孔15
が設けられた側とは反対側の他方のコーナ部に、図3に
示すように、カートリッジ本体11に収納された磁気デ
ィスクの仕様を示すディスク識別孔16が設けられる。
このディスク識別孔16を検出することによって、カー
トリッジ本体11に収納された磁気ディスク6が2MB
の記録容量を有するものであることが識別される。
【0030】また、カートリッジ本体11の下面側に
は、図3に示すように、第1のディスクカートリッジ5
をディスクドライブ装置100に装着したとき、この装
置100側に設けられたカートリッジ装着位置を位置決
めする位置決めピン係合孔17,18が設けられてい
る。これら位置決めピン係合孔17,18は、図3に示
すように、記録再生用の開口部13,14の両側に位置
するように設けられている。
【0031】第1のディスクカートリッジ5には、図2
及び図3に示すように、記録再生用の開口部13,14
を開閉するシャッタ部材19が取り付けられている。シ
ャッタ部材19は、アルミニウム、ステンレス等の金属
板を用いて、あるいは合成樹脂を成形して断面コ字状に
形成され、カートリッジ本体11の前面側から記録再生
用の開口部13,14を覆うように嵌合され、これら開
口部13,14を開閉する図2及び図3中矢印a1 方向
及び矢印a2 方向に移動可能に取り付けられている。シ
ャッタ部材19のカートリッジ本体11の上下面に延在
され記録再生用の開口部13,14を覆うシャッタ部1
9a,19bには、シャッタ部材19が図2及び図3中
矢印a1 方向に移動され、開口部13,14を開放した
位置に移動したとき 開口部13,14に対応してこれ
ら開口部13,14を開放する矩形状の切り欠き穴2
0,21が設けられている。
【0032】なお、シャッタ部材19は、カートリッジ
本体11内に配設された図示しないバネ部材にシャッタ
部19a,19bが記録再生用の開口部13,14を閉
塞する図2及び図3中矢印a2 方向に移動するように付
勢されている。
【0033】上述した第1の磁気ディスク6より記録密
度が高い第2の記録密度で情報信号が記録される第2の
磁気ディスク23を収納した第2のディスクカートリッ
ジ22は、図4及び図5に示すように、前述した第1の
ディスクカートリッジ5と大きさ及び厚さを共通に形成
されている。
【0034】第2のディスクカートリッジ22に収納さ
れる第2の磁気ディスク23は、前述した第1の磁気デ
ィスク6と同様に、可撓性を有する合成樹脂製のディス
ク基板24を有し、このディスク基板24の両主面に磁
性層を被着して信号記録部を形成している。ディスク基
板24の中心には円形の中心孔が穿設され、この中心孔
を閉塞するようにハブ25が取り付けられている。ハブ
25は、ステンレスや鉄等の磁性材料を用いて形成さ
れ、筒状に形成した突出部を中心孔に嵌合し、突出部の
外周囲に設けたフランジ部を中心孔の周縁に接着させて
ディスク基板23に取り付けられている。このハブ25
の中心部には、ディスクドライブ装置100側に設けら
れるディスク回転駆動機構のスピンドルが挿通される円
形をなすスピンドル孔25aが穿設され、中心部に対し
偏心した位置にディスク回転駆動機構に設けられる駆動
ピンが挿通する長方形状をなす駆動ピン挿通孔25bが
穿設されている。
【0035】上述のように形成された第2の磁気ディス
ク23は、100MB以上の記録容量、好ましくは20
0MB以上の記録容量を有するように形成される。そし
て、第2の磁気ディスク23は、上下一対のハーフ2
6,27を突き合わせ結合して形成したカートリッジ本
体28内に回転可能に収納される、第2の磁気ディスク
23を収納したカートリッジ本体28の下面側の略中央
部には、図4に示すように、ディスク回転駆動機構を構
成するディスクテーブルが進入する円形をなす中央開口
部29が設けられている。また、カートリッジ本体28
の上下面の相対向する位置には、図4及び図5に示すよ
うに、矩形状の記録再生用の開口部30,31が設けら
れている。これら開口部30,31は、カートリッジ本
体28の左右方向の中央部に位置し、中央開口部29の
近傍からカートリッジ本体28の前面側に亘って形成さ
れている。カートリッジ本体28に収納された第2の磁
気ディスク23は、記録再生用の開口部30,31を介
して信号記録部の一部が内外周に亘って外方に臨まされ
る。
【0036】ところで、第2の磁気ディスク23は、高
容量化を実現するために、外周縁近傍までを信号記録部
としている。第2の磁気ディスク23の外周縁近傍まで
形成された信号記録部をカートリッジ本体28の外方に
臨ませ、ディスクドライブ装置100側のヘッド部によ
ってアクセスし得るように、記録再生用の開口部30,
31は、前述した第1のディスクカートリッジ5に設け
た記録再生用の開口部13,14に比し大きく形成され
ている。すなわち、第2のディスクカートリッジ22に
設けられる記録再生用の開口部30,31は、図4に示
すように、カートリッジ本体28の前面近傍まで拡大し
て形成されている。
【0037】さらに、カートリッジ本体28の背面側の
他方のコーナ部には、図4及び図5に示すように、収納
されている第2の磁気ディスク23に対する情報信号の
重ね記録を規制する誤記録防止孔32が設けられてい
る。誤記録防止孔32は、第1のディスクカートリッジ
5とは逆の位置に設けられており、誤記録防止部材36
が移動可能に配設されている。また、カートリッジ本体
28の下面側の誤記録防止孔32が設けられた側とは反
対側の一方のコーナ部には、図5に示すように、検出孔
33が設けられている。この検出孔33は、第1のディ
スクカートリッジ5の誤記録防止孔15が設けられる位
置に設けられて、第1のディスクカートリッジ5のみを
用いるディスクドライブ装置100に装着されたとき、
このディスクドライブ装置100に設けられた誤記録検
出機構によって検出され、第2の磁気ディスク23への
情報信号の記録を禁止し、第2の磁気ディスク23に高
密度で記録された情報信号が消去されてしまうことを防
止するものである。
【0038】また、カートリッジ本体28の下面側に
は、図5に示すように、第2のディスクカートリッジ2
2をディスクドライブ装置100に装着したとき、この
装置100側に設けられたカートリッジ装着位置に位置
決めする位置決めピン係合孔39,40が設けられてい
る。これらは、図5に示すように、記録再生用の開口部
30,31の両側に位置するように位置決めピン係合孔
39,40が設けられている。そして、カートリッジ本
体28の下面側には、図5に示すように、一方の位置決
めピン係合孔39に隣接するようにして、カートリッジ
本体28に収納された第2の磁気ディスク23が高容量
型の例えば200MBの記録容量を有するものが収納さ
れたことを示すディスク容量識別孔34が設けられてい
る。
【0039】さらに、カートリッジ本体28の上面側
で、記録再生用の開口部30,31が設けられる前面側
の一方のコーナ部に位置して、ディスクドライブ装置1
00への挿入方向を規制する誤挿入防止用の溝部41が
設けられている。
【0040】第2のディスクカートリッジ22にも、第
1のディスクカートリッジ5と同様に記録再生用の開口
部30,31を開閉するシャッタ部材42が取り付けら
れている。このシャッタ部材42も、アルミニウム、ス
テンレス等の金属板を用いて、あるいは合成樹脂を成形
して形成されている。
【0041】第2のディスクカートリッジ22に設けら
れるシャッタ部材42は、記録再生用の開口部30,3
1を閉塞するに足る大きさのシャッタ部42a,42b
を有し、これらシャッタ部42a,42bを連結すると
ともに、このシャッタ部材42をカートリッジ本体28
に支持させるための断面コ字状をなすシャッタ支持部4
3,44がシャッタ部42a,42bの基端部側の両側
に突設され、全体で略T字状をなすように形成されてい
る。
【0042】ところで、第2のディスクカートリッジ2
2に設けられる記録再生用の開口部30,31は、第2
の磁気ディスク23の外周縁近傍まで形成された信号記
録部をカートリッジ本体28の外方に臨ませるようにす
るため、カートリッジ本体28の前面近傍まで形成さ
れ、前述した第1のディスクカートリッジ5に設けた記
録再生用の開口部13,14に比し大きく形成されてい
る。このように大型化された記録再生用の開口部30,
31を確実に開放するため、図4に示すように、シャッ
タ部材42の一方のシャッタ支持部43には、シャッタ
部材42が開口部30,31を開放した位置に移動され
たとき、これら開口部29,30のカートリッジ本体2
8の前面側を開放する切り欠き凹部45が形成されてい
る。すなわち、シャッタ支持部43のカートリッジ本体
28の上下面に延長される部分に切り欠き凹部45が形
成されている。
【0043】上述のように形成されたシャッタ部材42
は、カートリッジ本体28の前面側からシャッタ部42
a,42bが記録再生用の開口部30,31上に延長さ
れるように嵌合され、シャッタ部42a,42bがこれ
ら開口部30,31を開閉する図4及び図5中矢印a1
方向及び矢印a2 方向に移動可能に取り付けられてい
る。
【0044】なお、シャッタ部材42は、カートリッジ
本体28内に配設された図示しないバネ部材にシャッタ
部42a,42bが記録再生用の開口部30,31を閉
塞する図4及び図5中矢印a2 方向に移動するように付
勢されている。
【0045】次に、上述したように構成された第1の記
録密度で情報信号が記録される第1の磁気ディスク6を
収納した第1のディスクカートリッジ5と、第1の記録
密度より記録密度が高い第2の記録密度で情報信号が記
録される第2の磁気ディスク23を収納した第2のディ
スクカートリッジ22のいずれか一方を選択的に用いて
情報信号の記録再生を行うことを可能とする本発明に係
るディスクドライブ装置100を図面を参照して説明す
る。
【0046】図1に示すように、ディスクドライブ装置
100は、ディスクカートリッジが装着される装置本体
101と、この装置本体101の底面部の保護する下カ
バーであるとともに装置本体101を例えばコンピュー
タの筐体内の被取付け部に取り付けるための取り付け用
ベース103とを備えている。
【0047】装置本体101は、図1及び図6に示すよ
うに、金属板やアルミダイキャスト等により形成された
ベース105と、このベース105の内方を保護するた
めの上カバー107と、装置本体101内に対して第1
及び第2のディスクカートリッジ5,22を挿脱するた
めのカートリッジ挿脱口110を有するフロントパネル
109とを有している。
【0048】上カバー107は、図1及び図6に示すよ
うに、金属板を断面略コ字状に折り曲げて形成されてお
り、ベース105の上端部に取り付けられる。
【0049】フロントパネル109は、合成樹脂等によ
って形成されており、ベース105に着脱自在に組み付
けられている。フロントパネル109は、上縁側には、
第1又は第2のディスクカートリッジ5,22が、シャ
ッタ部材19,42が取り付けられた前端側を挿入端と
して水平に挿入されるに足る大きさを有するカートリッ
ジ挿脱口110が設けられている。このカートリッジ挿
脱口110は、第1又は第2のディスクカートリッジ
5,22が装置本体101内に装着されていない状態に
おいて、装置本体101の内方に向かって回動される開
閉扉112により閉塞されている。
【0050】フロントパネル109の下縁側の両側に
は、装置本体101内に装着された第1又は第2のディ
スクカートリッジ5,22を装置本体101内から排出
させる図示しないイジェクト機構を動作させるイジェク
ト釦113と、このディスクドライブ装置100の動作
状態を表示する発光表示部114とがそれぞれ設けられ
ている。
【0051】ディスクドライブ装置100を構成する装
置本体101は、図6に示すように、第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ5,22に収納された第1又は第2
の磁気ディスク6,23に対して情報信号を記録再生す
るヘッド機構116と、このヘッド機構116を第1又
は第2の磁気ディスク6,23の径方向に移動する移動
機構117と、第1又は第2の磁気ディスク6,23を
回転駆動するディスク回転駆動機構118と、第1又は
第2のディスクカートリッジ5,22の記録再生を行う
カートリッジ装着位置にディスクカートリッジ5,22
を移送するローディング機構119とを備えている。
【0052】ヘッド機構116は、装置本体101内の
ベース105上に、装置本体101内に装着される第1
及び第2のディスクカートリッジ5,22と対向する位
置に、移動機構117を介して第1及び第2の磁気ディ
スク6,23の径方向に移動可能に配設されている。
【0053】このヘッド機構116は、図6及び図7に
示すように、互いに異なる第1及び第2の記録密度に対
応して情報信号を記録再生するヘッド部121,121
と、このヘッド部121,121を先端部に支持する支
持アーム122,122と、この支持アーム122,1
22の基端部に配設されるベースプレート123,12
3と、このベースプレート123,123を介して支持
アーム122,122を保持するアーム保持部材12
4,124と、これらアーム保持部材124,124が
取付けられたヘッドキャリッジ本体125とを有してい
る。
【0054】ヘッド部121,121は、第1又は第2
の磁気ディスク6,23の両主面を間に挟んで対向する
位置に配設されており、図示しないが、記録密度が異な
る第1の記録密度及び第2の記録密度に対応して情報信
号を記録再生する第1及び第2の磁気ヘッド素子を有す
るヘッドスライダと、このヘッドスライダを揺動自在に
支持するためのジンバルバネと、このジンバルバネが取
り付けられるスペーサとを有している。
【0055】ヘッドスライダは、図示しないが、第1の
記録密度に対応して情報信号を記録再生する第1の磁気
ヘッド素子と、この第1の記録密度より記録密度が高い
第2の記録密度に対応して情報信号を記録及び/又は再
生する第2の磁気ヘッド素子と、磁気回路を構成するコ
イル及び磁気コア形成部材とを有している。ジンバルバ
ネは、金属薄板によって形成されており、略中央部にヘ
ッド支持部が弾性変位自在に形成されている。ジンバル
バネは、ヘッド支持部にヘッドスライダが取り付けられ
ることにより、ヘッド支持部を介してヘッドスライダを
揺動自在に支持している。スペーサは、内方にジンバル
バネのヘッド支持部に当接するピボットを有する略矩形
筒状に形成されており、一端部にジンバルバネの外周部
が取り付けられる取付け部が形成されている。このスペ
ーサの他端部は、支持アーム122の先端部に取り付け
られている。
【0056】支持アーム122は、金属薄板によって形
成されており、図8、図9及び図10に示すように、ヘ
ッド部121を支持する先端側の第1の部分131と、
ベースプレート123が取り付けられる基端側の第2の
部分132と、これら第1の部分131と第2の部分1
32を連結する第3の部分133とを有している。これ
ら第1、第2及び第3の部分131,132,133
は、第1又は第2の磁気ディスク6,23に対して所望
の摺接状態又は浮上状態で追従するための各種物理特性
が異なるように、互いに異なる形状とされている。
【0057】第1の部分131は、支持アーム122の
長手方向に平行な軸回り方向(以下、ピッチ方向と称す
る。)の剛性を考慮した形状とされており、第1又は第
2の磁気ディスク6,23に対する支持アーム122の
初期姿勢の最適化が図られている。
【0058】第2の部分132は、第2の磁気ディスク
23の記録再生時に、ヘッド部121のヘッドスライダ
と第2の磁気ディスク23の信号記録面との隙間を所望
の値にするための剛性を考慮した形状とされており、第
2の磁気ディスク23に対するヘッド部121の追従性
の最適化が図られている。
【0059】第3の部分133は、支持アーム122の
幅方向に平行な軸回り方向(以下、ロール方向と称す
る。)の剛性を考慮した形状とされており、後述するデ
ィスク回転駆動機構119のスピンドルモータや移動機
構117の電磁駆動部が発生する振動との共振を避ける
構造とされている。
【0060】支持アーム122は、図9及び図10に示
すように、第1及び第3の部分131,133が、先端
部に向かって幅が次第に小とされるテーパ形状に形成さ
れている。支持アーム122には、図9に示すように、
幅方向の両側に、主面に対して折り曲げられた折曲片1
36,137が、第1及び第3の部分131,133の
長手方向に亘ってそれぞれ形成されている。
【0061】支持アーム122の第1の部分131の折
曲片136,137には、図11に示すように、主面に
対する折曲片136,137の折り曲げ高さが、先端側
に向かって次第に小とされる傾斜部139が形成されて
いる。
【0062】また、支持アーム122の折曲片136,
137は、図12に示すように、支持アーム122の主
面に対して傾斜してそれぞれ形成されており、主面に対
する傾斜角θが鈍角とされている。傾斜角θは、例えば
100゜程度とされている。
【0063】また、折曲片136,137には、第1又
は第2の磁気ディスク6,23の信号記録面に対してヘ
ッド部121を近接離間させる図示しないヘッド昇降機
構によって昇降操作される支持軸の両端が取り付けられ
る取付け片141がそれぞれ形成されている。
【0064】支持アーム122の第2の部分132に
は、図9及び図10に示すように、支持アーム122を
アーム保持部材124に固定するための固定ネジ143
が挿通される挿通穴144が穿設されており、この挿通
穴144を挟んで幅方向の両側に位置して、ベースプレ
ート123に対する取付け位置を位置決めするための位
置決め基準穴145及び位置決めガイド穴146がそれ
ぞれ穿設されている。これら位置決め基準穴145及び
位置決めガイド穴146は、図示しない取付け治具の位
置決め基準ピン及び位置決めガイドピンが挿通されるこ
とにより、ベースプレート123に対する位置決めが行
われる。
【0065】また、支持アーム122の第2の部分13
2には、図10に示すように、第3の部分133に隣接
して開口部148が形成されており、この開口部148
の縁部に、支持アーム122とベースプレート123と
を接合固定する際、支持アーム122の長手方向に対す
る取付け位置を位置決めするための位置決め基準溝14
9が切り欠き形成されている。この位置決め基準溝14
9は、支持アーム122の幅方向の中心線上に位置して
形成されている。また、支持アーム122の第3の部分
133には、幅方向の中心線上に位置して、支持アーム
122とベースプレート123とを接合固定する際に、
支持アーム122の長手方向に対する取付け位置をガイ
ドするための位置決めガイド穴150が形成されてい
る。
【0066】そして、支持アーム122の第1の部分1
31には、第1又は第2の磁気ディスク6,23の信号
記録面に対向する面上に、ヘッド部121が所望の位置
に位置決めされて取り付けられている。図11に示すよ
うに、ヘッド部121は、傾斜部139が形成された第
1の部分131の先端側に位置して配設されている。ま
た、図10に示すように、第2の部分132のコーナ部
には、ヘッド部121と接続された図示しない接続線の
中途部を支持するための支持片152,152が一体に
突出形成されている。
【0067】ところで、上述した支持アーム122は、
第1の部分131の折曲片136,137に傾斜部13
9されたが、例えば図13及び図14に示すような形状
とされてもよい。
【0068】図13に示すように、支持アーム155
は、詳細な説明を省略するが、上述した支持アーム12
2と同様に第1の部分157、第2の部分(図示せず)
及び第3の部分159とを有し、第1の部分157及び
第3の部分159の折曲片161,162の折り曲げ高
さを互いに異なるように形成されている。すなわち、折
曲片161,162は、図13に示すように、第1の部
分157の折り曲げ高さが、第3の部分159の折り曲
げ高さより低く形成されている。また、図13に示すよ
うに、第1の部分157の長手方向の寸法は、トラック
幅方向に平行なヘッド部121の幅に比して小とされて
いる。換言すれば、ヘッド部121は、第1及び第3の
部分157,159とに跨って取り付けられている。
【0069】また、図14に示すように、支持アーム1
65は、詳細な説明を省略するが、第1の部分167、
第2の部分(図示せず)及び第3の部分169とを有
し、折曲片171,172の第1の部分167が切り欠
かれて、この第1の部分167が平板状に形成されてい
る。図14に示すように、第1の部分167の長手方向
の寸法は、トラック幅方向に平行なヘッド部121の幅
に比して小とされている。換言すれば、ヘッド部121
は、第1及び第3の部分167,169とに跨って取り
付けられている。
【0070】上述したように、支持アームの折曲片の各
部分の折り曲げ高さを適宜変更することによって、支持
アーム全体の曲げ共振やねじれ共振等に対する特性の最
適化が図られる。
【0071】さらに、支持アーム122の第2の部分1
32の外周部には、図8、図9及び図10に示すよう
に、この支持アーム122をアーム保持部材124に取
り付ける際に、アーム保持部材124に対する支持アー
ム122の取付け位置を位置決めするための位置決め基
準部180が形成されている。この位置決め基準部18
0は、位置決め用の突当ピンが突き当てられる基準とな
る各辺181,182,183を有している。
【0072】なお、上述した支持アーム122は、第2
の部分132に略矩形状の開口部148が設けられた
が、支持アームに設けられる他の開口部の形状について
図面を参照して簡単に説明する。なお、上述した支持ア
ーム122と同一箇所には同一符号を付して説明を省略
する。
【0073】図15に示すように、支持アームの第2の
部分には、支持アームの幅方向に平行な開口幅が、第3
の部分側から第2の部分側に向かって次第に大とされる
開口部153が設けられている。この開口部153は、
コーナ部が円弧状に形成されることにより、コーナ部に
応力が集中することを低減する形状とされている。また
図16に示すように、支持アームの第2の部分には、支
持アームの幅方向に平行な開口幅が、第3の部分側から
第2の部分側に向かって次第に小とされる開口部154
が設けられている。この開口部154は、コーナ部が円
弧状に形成されることにより、コーナ部に応力が集中す
ることを低減する形状とされている。
【0074】上述した開口部153,154のように、
支持アームは、第2の部分に形成する開口部の大きさや
形状を適宜選択することにより、第2の部分と第3の部
分を連結する連結部を構成する連結片の長手方向の向き
や幅等を変更して、第2の部分の剛性等の物理的特性を
所望の値に調整することができる。
【0075】ペースプレート123は、金属材料によっ
て平板状に形成されており、図8に示すように、支持ア
ーム122の第2の部分132上の所定の位置に、例え
ばレーザスポット溶接により接合固定されている。
【0076】ベースプレート123には、図9及び図1
7に示すように、アーム保持部材124に対して調動し
て取り付けるために、固定ネジ143が螺合するネジ穴
175を有するフランジ部174が形成されている。こ
のフランジ部174によれば、支持アーム122に取り
付けられたヘッド部121の第1又は第2の磁気ディス
ク6,23に対する位置を、固定ネジ143とフランジ
部174を介して移動させることにより微調整して固定
することが容易に行うことが可能とされる。
【0077】また、ベースプレート123には、図9及
び図17に示すように、フランジ部174を挟んで両側
に、支持アーム122に対する取付け位置を位置決めを
するための位置決め基準穴177及び位置決めガイド穴
178がそれぞれ穿設されている。これら位置決め基準
穴177及び位置決めガイド穴178は、図示しない取
付け治具の位置決め基準ピン及び位置決めガイドピンが
挿通されることにより、位置決めが行われる。
【0078】さらに、ベースプレート123の外周部に
は、図17に示すように、支持アーム122の第2の部
分132上に取り付ける際に、この支持アーム122の
長手方向に対する取付け位置を位置決めするための位置
決め基準溝179が、支持アーム122の幅方向に中心
線上に位置して切り欠き形成されている。この位置決め
基準溝179は、支持アーム122の位置決め基準溝1
49に対応する位置に形成されている。
【0079】また、ベースプレート123の外周部は、
図8及び図18に示すように、支持アーム122の第2
の部分132に取り付けられた状態で、このベースプレ
ート123の外周部から支持アーム122の第2の部分
132の位置決め基準部180の各辺181,182,
183がそれぞれ僅かに突出する寸法に形成されてい
る。支持アーム122の位置決め基準部180の各辺1
81,182,183は、図8及び図18に示すよう
に、ベースプレート123の外周部から例えば0.1m
m程度突出されている。
【0080】アーム保持部材124は、剛性を有する材
料によって形成されており、支持アーム122及びベー
スプレート123を固定するための固定ネジ143が螺
合するネジ穴185を有している。また、アーム保持部
材124は、図6及び図7に示すように、後述するロー
ディング機構119が有するカートリッジホルダの上面
部に摺接することによりヘッド部121,121の移動
をガイドするガイド片186,186を有している。そ
して、このアーム保持部材124には、ベースプレート
123が取り付けられている。ヘッドキャリッジ本体1
25は、剛性を有する材料により断面略コ字状に形成さ
れており、移動機構117に移動可能に支持されてい
る。
【0081】以上のように構成されたベースプレート1
23を支持アーム122の第2の部分132上に位置決
めして取り付ける方法、及びベースプレート123が取
り付けられた支持アーム122をアーム保持部材124
に対して位置決めして取り付ける方法について以下説明
する。
【0082】まず、支持アーム122にヘッド部121
が取り付けられた後に、この支持アーム122には、図
示しない取付け治具を用いてベースプレート123が取
り付けられる。支持アーム122は、取付け治具上に立
設された位置決めガイドピン及び位置決め基準ピンが、
位置決めガイド穴146及び位置決め基準穴145にそ
れぞれ挿通されて位置決めされる。更に、支持アーム1
22は、取付け治具に立設された位置決めガイド軸が位
置決めガイド穴150に挿通されるとともに、取付け治
具に立設された位置決め基準軸が位置決め基準溝149
に突き当てられて、取付け治具上に載置される。
【0083】そして、ベースプレート123は、取付け
治具上に載置された支持アーム122上に、取付け治具
の位置決めガイドピン及び位置決め基準ピンが位置決め
ガイド穴178及び位置決め基準穴177にそれぞれ挿
通されるとともに、このベースプレート123の位置決
め基準溝179に位置決め基準軸を突き当てることによ
って、支持アーム122の長手方向に対する取付け位置
が位置決めされて載置され、支持アーム122の第2の
部分132上に接合固定される。したがって、ベースプ
レート123は、支持アーム122の長手方向に対して
高精度に位置決めされて取り付けられる。
【0084】つぎに、ベースプレート123が取り付け
られた支持アーム122は、図18に示すように、アー
ム保持部材124に対して取り付ける際、第2の部分1
32の位置決め基準部180の基準となる各辺182,
183に対して、取付け治具上に立設された突当ピン1
88,188,188がそれぞれ3点で突き当てられ
る。図示しないが、ベースプレート123が取り付けら
れた支持アーム122は、支持アーム122及びベース
プレート123の位置決め基準穴145,177或いは
位置決めガイド穴146,178に、位置決め基準部1
80の各辺182,183に対して突当ピン188,1
88,188がそれぞれ突き当てられる方向に付勢する
付勢ピンが挿通されて、この付勢ピンの付勢力によって
突き当てられる。なお、支持アーム122には、付勢ピ
ンが付勢する付勢力が、第2の部分132のコーナ部の
ほぼ対角線方向に作用する。
【0085】したがって、支持アーム122及びベース
プレート123をアーム保持部材124に取り付ける際
に、ヘッド部121が設けられた支持アーム122を位
置決め基準として3点で位置決めされることにより、ア
ーム保持部材124に対して高精度に取り付けることが
可能とされる。
【0086】最後に、支持アーム122及びベースプレ
ート123は、位置決め基準穴145,177及び位置
決めガイド穴146,178に図示しない調整用のガイ
ドピンがそれぞれ挿通されて、ベースプレート123の
フランジ部174のネジ穴175に螺合された固定ネジ
143を微調整することにより、アーム保持部材124
に対するベースプレート123の固定方向が調動され
る。したがって、ベースプレート123が取り付けられ
た支持アーム124は、第1又は第2の磁気ディスク
6,23に対するヘッド部121の位置を高精度に位置
決めするとともに、固定ネジ143を介して容易且つ確
実にアーム保持部材124に固定することができる。
【0087】以上のように構成されたヘッド部121,
121を有するヘッド機構116は、第1の記録密度で
情報信号が記録される第1の磁気ディスク6と、この第
1の磁気ディスク6より記録密度が高い第2の記録密度
で情報信号が記録される第2の磁気ディスク23とにそ
れぞれ対応して、情報信号の記録再生を行うことが可能
とされている。
【0088】第1の磁気ディスク6に対して情報信号の
記録再生を行う場合には、各支持アーム122,122
の先端側に取り付けたヘッド部121,121の第1の
磁気ヘッド素子を第1の磁気ディスク6の信号記録面に
接触させた状態で第1の磁気ディスク6を回転駆動す
る。このとき、第1の磁気ディスク6は、ディスク回転
駆動機構118により約300rpmの回転速度で回転
され、第1の磁気ヘッド素子により情報信号の記録再生
が行われる。
【0089】一方、第2の磁気ディスク23に対して情
報信号を記録再生する場合には、第2の磁気ディスク2
3の信号記録面からヘッド部121,121の第2の磁
気ヘッド素子を僅かに浮上させる。すなわち、第2の磁
気ディスク23が装着されたことが検出されると、ディ
スク回転駆動機構118は、第2の磁気ディスク23を
約3600rpmの回転速度で回転させる。このよう
に、第2の磁気ディスク23が高速で回転されると、こ
の第2の磁気ディスク23の信号記録面に対応するヘッ
ドスライダの対向面と第2の磁気ディスク23の信号記
録面との間に空気の対流が発生し、いわゆるエアフィル
ムが形成されるため、このエアフィルムの作用によりヘ
ッド部121,121が第2の磁気ディスク23の信号
記録面から一定量、およそ50nm程度浮上される。そ
して、第2の磁気ディスク23は、信号記録面に対して
ヘッド部121,121が浮上された状態で、第2の磁
気ヘッド素子により情報信号の記録再生が行われる。
【0090】移動機構117は、図6に示すように、ベ
ース105上に配設されてヘッド機構116のヘッドキ
ャリッジ本体125を移動可能に支持する主ガイド軸2
02及び図示しない従ガイド軸と、ヘッドキャリッジ本
体125を介してヘッド機構116のヘッド部121,
121を第1及び第2の磁気ディスク6,23の径方向
に移動する電磁駆動部200とを有している。電磁駆動
部200は、図示しないボイスコイルモータのヨークに
挿通される駆動用コイル204,205を有しており、
これら駆動用コイル204,205に駆動電流が供給さ
れることにより、ディスクテーブル222上にローディ
ングされた第1又は第2の磁気ディスク6,23の径方
向に移動操作される。
【0091】ディスク回転駆動機構118は、図6に示
すように、ベース105に取り付けられたスピンドルモ
ータ220と、このスピンドルモータ220のスピンド
ル221の先端側にこのスピンドル221と一体に回転
するように取り付けられたディスクテーブル222とを
有している。ディスクテーブル222には、第1又は第
2の磁気ディスク6,23が載置される載置面側に、磁
気ディスク6,23に取り付けたハブ8、25を吸引す
るためのマグネット223が取り付けられている。ま
た、ディスクテーブル222の磁気ディスク6,23の
載置面側には、スピンドル221に対して偏心した位置
にハブ8,25に設けた駆動ピン係合孔8b又は駆動ピ
ン挿通孔25bに係合又は挿通する駆動ピン224が突
設されている。駆動ピン224は、ディスクテーブル2
22の外周側に向かって図示しない引っ張りバネ等の付
勢部材を介して付勢されている。
【0092】そして、ベース105の下面側には、種々
の電子回路や検出スイッチ等が配設された電子回路基板
226が取り付けられている。この電子回路基板226
上には、図6に示すように、第1又は第2のディスクカ
ートリッジ5,22の装着の有無を検出するディスクイ
ン検出スイッチ227が、押込み操作される操作子をベ
ース105の上面側に突出させて配設されている。ま
た、電子回路基板226上には、第1又は第2のディス
クカートリッジ5,22に設けた誤記録防止孔16,3
2の開放状態を検出する第1又は第2の誤記録防止検出
スイッチ228,229が設けられている。また、電子
回路基板226上には、図6に示すように、第2のディ
スクカートリッジ22に設けたディスク容量識別孔34
を検出するディスク容量検出スイッチ230が設けられ
ている。このディスク容量検出スイッチ230は、カー
トリッジ装着位置に装着されるディスクカートリッジに
設けたディスク容量識別孔の有無を検出することによっ
て、ディスクカートリッジに収納された磁気ディスクの
容量を検出する。
【0093】ローディング機構119は、図6に示すよ
うに、カートリッジ挿脱口110から装填された第1又
は第2のディスクカートリッジ5,22を保持するカー
トリッジホルダ231と、このカートリッジホルダ23
1に対して第1又は第2のディスクカートリッジ5,2
2が挿脱されるカートリッジ挿脱位置とディスク回転駆
動機構118のディスクテーブル222上に載置される
カートリッジ装着位置とに昇降動作させるための昇降操
作板232とを有している。
【0094】カートリッジホルダ231は、相対向する
両側に装置本体101内に挿入された第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ5,22の幅方向の両側を保持する
カートリッジ保持部235を有し、カートリッジ挿脱口
110に臨む前方側及びベース105に臨む下方側が開
放された略筐体状に形成されている。カートリッジホル
ダ231の上面部には、第1又は第2のディスクカート
リッジ5,22に対してヘッド機構116が進入するた
めの記録再生用の切り欠き部236が形成されている。
また、カートリッジホルダ231の両側には、ベース1
05の側面部に形成されたガイド溝237に係合するガ
イド片238,238が外方に向かって切り起こして形
成されており、ガイド片238,238を介してベース
105に対する昇降位置がガイドされている。また、カ
ートリッジホルダ231の両側には、昇降操作板232
上に移動可能に支持される支持軸239が外方に向かっ
て突設されている。
【0095】このカートリッジホルダ231は、カート
リッジ挿脱口110を介して装置本体101内に挿入さ
れた第1又は第2のディスクカートリッジ5,22を保
持して、ベース105に組み付けられた昇降操作板23
2によって、ディスク回転駆動機構118のディスクテ
ーブル222から離間したカートリッジ挿脱位置とディ
スクテーブル222側に近接したカートリッジ装着位置
とに亘る上下方向に移動操作される。このカートリッジ
ホルダ231は、保持した第1又は第2のディスクカー
トリッジ5,22に収納された第1又は第2の磁気ディ
スク6,23をディスクテーブル222上にローディン
グさせ、或いはディスクテーブル222上にローディン
グされた磁気ディスク6,23をアンローディングさせ
る。
【0096】そして、ベース105の上面側には、この
ベース105とカートリッジホルダ231との間に位置
して、カートリッジホルダ231をベース105に配設
されたディスク回転駆動機構118に対して近接離間す
る方向に昇降動作させる昇降操作板232が配設されて
いる。この昇降操作板232には、対向する両側に、図
6に示すように、上下方向の傾斜溝244を有するカム
片241,242が立ち上がり形成されている、これら
カム片241,242の傾斜溝244上には、カートリ
ッジホルダ231の両側に突設された支持軸239が移
動可能に係合されている。
【0097】また、昇降操作板232は、図示しない付
勢部材により、図6中矢印X2 方向に移動付勢されてい
る。また、ベース105上の後方側には、昇降操作板2
32が図6中矢印X1 方向の後方側に移動されたとき、
この昇降操作板232を後方側に移動させた位置にロッ
クするためのロックレバー246が回動可能に設けられ
ている。
【0098】また、ベース105上の後方側には、図示
しないが、昇降操作板232を付勢部材による付勢力に
抗して図6中矢印X1 方向に移動操作するイジェクト機
構のイジェクト用モータが配設されている。
【0099】昇降操作板232は、カートリッジ挿脱口
110を介して装置本体101内に第1又は第2のディ
スクカートリッジ5,22を挿脱可能な状態とすると
き、イジェクト用モータにより図6中矢印X1 方向に移
動操作され、ベース105の後方側の位置に移動されて
いる。このとき、昇降操作板232は、ロックレバー2
46によりロックされ、ベース105の後方側に移動さ
れた位置に保持されている。昇降操作板232がロック
レバー246にロックされた状態にあるとき、カートリ
ッジホルダ231は、支持軸239が、昇降操作板23
2のカム片241,242の傾斜溝244上の上端側に
支持されており、ディスク回転駆動機構118のディス
クテーブル222から離間された上昇位置に保持されて
いる。カートリッジホルダ231は、上昇位置に保持さ
れているとき、前面側の開放端をカートリッジ挿脱口1
10に対向させた状態に位置されている。ここで、カー
トリッジ挿脱口110を介して第1及び第2のディスク
カートリッジ5,22をカートリッジホルダ231内に
挿入すると、ロックレバー246は、第1又は第2のデ
ィスクカートリッジ5,22の挿入端側により押し込ま
れて回動操作される。第1又は第2のディスクカートリ
ッジ5,22が、カートリッジホルダ231内の所定の
挿入位置まで挿入されると、ロックレバー246は、回
動することにより昇降操作板232のロックを解除す
る。昇降操作板232は、ロックレバー246によるロ
ックが解除されると、付勢部材の付勢力を受けて図6中
矢印X2 方向に移動操作される。昇降操作板232が図
6中矢印X2 方向に移動すると、支持軸239がカム片
241,242の傾斜溝244に沿って下端側に移動
し、カートリッジホルダ231が図6中矢印L1 方向の
ベース105側のディスクテーブル222側に下降され
る。昇降操作板232は、カートリッジホルダ231を
下降させることにより、カートリッジホルダ231に保
持された第1又は第2のディスクカートリッジ5,22
をベース105上に構成されたカートリッジ装着位置に
位置決め装着させるとともに第1又は第2のディスクカ
ートリッジ5,22に収納された第1又は第2のディス
クカートリッジ5,22に収納された第1又は第2の磁
気ディスク6,23をディスクテーブル222上にロー
ディングする。
【0100】このとき、第1又は第2の磁気ディスク
6,23は、スピンドル221がハブ8,25に設けた
スピンドル孔8a,25aに挿通し、駆動ピン224が
駆動ピン係合孔8b又は駆動ピン挿通穴25bに係合又
は挿通し、マグネットによりハブ8,25が吸引されて
ディスクテーブル222上に載置され、ディスクテーブ
ル222と一体に回転可能な状態となる。ここで、スピ
ンドルモータ220が駆動されることにより、第1又は
第2の磁気ディスク6,23は、ディスクテーブル22
2と一体に、各々の記録密度に対応する回転数で回転さ
れる。
【0101】また、ローディング機構119は、図6に
示すように、昇降操作板232の位置を規制するロック
レバー246とを第1又は第2のディスクカートリッジ
5,22をカートリッジ装着位置から排出させる際、イ
ジェクト釦113を押込み操作することにより、イジェ
クト用モータが回転駆動されて、昇降操作板232が図
6中矢印X1 方向に移動される。昇降操作板232が図
6中X2 方向に移動されることによって、カートリッジ
ホルダ231は、カートリッジ挿脱位置に移動されると
ともに、ロックレバー246が回動して、カートリッジ
挿脱口110から第1又は第2のディスクカートリッジ
5,22を排出させる。
【0102】上述したように、ヘッド機構116は、第
1、第2及び第3の部分131,132,133を有す
る支持アーム122を備えることによって、ピッチ方向
及びロール方向の剛性の最適化が図られるとともに、第
2の磁気ディスク23の信号記録面とヘッド部121と
の隙間が最適化されるため、記録再生時に、、支持アー
ム122を介してヘッド部121、121を第1の磁気
ディスク6に対して所望の摺接状態で良好に追従させる
とともに、第2の磁気ディスク23に対して所望の浮上
状態で高精度に追従させることができる。したがって、
ヘッド機構116によれば、特に第2の磁気ディスク2
3の記録再生時の動作の信頼性を向上することができ
る。
【0103】なお、本発明に係るディスクドライブ装置
100は、情報記録媒体として第1及び第2のディスク
カートリッジ5,22に適用される構成とされたが、例
えば、装置本体101に対してリムーバブルとされる光
磁気ディスクカートリッジ等の他のディスクカートリッ
ジに適用されてもよく、或いはハードディスク装置とし
て構成されてもよいことは勿論である。
【0104】
【発明の効果】上述したように本発明に係る磁気ヘッド
装置によれば、支持アームを介して、ディスク状記録媒
体に対してヘッド部を高精度に追従させることができ
る。したがって、この磁気ヘッド装置によれば、記録再
生動作の信頼性の向上が図られる。
【0105】また、本発明に係るディスクドライブ装置
によれば、支持アームを介して、ディスク状記録媒体に
対してヘッド部を高精度に追従させることができる。し
たがって、このディスクドライブ装置によれば、記録再
生動作の信頼性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクドライブ装置を示す斜視
図である。
【図2】上記ディスクドライブ装置に適用される第1の
ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図3】上記第1のディスクカートリッジを底面側から
示す平面図である。
【図4】上記ディスクドライブ装置に適用される第2の
ディスクカートリッジを示す斜視図である。
【図5】上記第2のディスクカートリッジを底面側から
示す平面図である。
【図6】上記ディスクドライブ装置を示す分解斜視図で
ある。
【図7】上記ディスクドライブ装置が備えるヘッド機構
を示す斜視図である。
【図8】上記ヘッド機構が備える支持アームとベースプ
レートを示す斜視図である。
【図9】上記ヘッド機構が備える支持アームとベースプ
レートを示す分解斜視図である。
【図10】上記支持アームを示す平面図である。
【図11】上記支持アームの第1の部分の形状を説明す
るために示す側面図である。
【図12】上記支持アームの折曲片を説明するために示
す縦断面図である。
【図13】上記支持アームの第1の部分の他の形状を示
す側面図である。
【図14】上記支持アームの第1の部分の更に他の形状
を示す側面図である。
【図15】上記支持アームに設けられる他の開口部の形
状を示す平面図である。
【図16】上記支持アームに設けられる更に他の開口部
の形状を示す平面図である。
【図17】上記ベースプレートを示す平面図である。
【図18】上記ベースプレートの位置決め基準部を説明
するために示す平面図である。
【符号の説明】
5 第1のディスクカートリッジ、6 第1の磁気ディ
スク、22 第2のディスクカートリッジ、23 第2
の磁気ディスク、100 ディスクドライブ装置、11
6 ヘッド機構、121 ヘッド部、122 支持アー
ム、123ベースプレート、124 アーム保持部、1
31 第1の部分、132 第2の部分、133 第3
の部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月17日(1999.9.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 早田 裕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D059 AA01 BA02 CA08 CA21 DA19 DA26 EA12

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に対して情報信号を
    記録及び/又は再生する磁気ヘッド素子を有するヘッド
    部と、 上記ヘッド部を支持する第1の部分と、被取付部に取り
    付けられる第2の部分と、上記第1の部分と上記第2の
    部分とを連結する第3の部分とを有する支持アームとを
    備え、 上記第1、第2及び第3の部分は、上記ディスク状記録
    媒体に対して所望の状態で追従するための各種物理特性
    が異なるように、互いに異なる形状とされていることを
    特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 上記磁気ヘッド装置は、 上記ディスク状記録媒体を間に挟んで対向して配設され
    た一組の上記支持アームと、 上記一組の支持アームの上記第2の部分をそれぞれ保持
    する支持アーム保持部材とを備えることを特徴とする請
    求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 上記支持アームには、上記第1の部分と
    上記第3の部分の幅方向の両側に、主面に対して折り曲
    げられた折曲片がそれぞれ形成されるとともに、上記第
    1の部分の長手方向の亘って、上記折曲片の折り曲げ高
    さが、上記支持アームの先端に向かって次第に小さくさ
    れる傾斜部が形成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 上記支持アームには、上記第1の部分と
    上記第3の部分の幅方向の両側に、主面に対して折り曲
    げられた折曲片がそれぞれ形成され、 上記第1の部分及び上記第3の部分は、上記折曲片の折
    り曲げ高さが互いに異なるように形成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 上記支持アームは、上記第1の部分の折
    曲片の折り曲げ高さが、上記第3の部分の折曲片の折り
    曲げ高さより小とされていることを特徴とする請求項4
    に記載の磁気ヘッド装置。
  6. 【請求項6】 上記ヘッド部は、上記支持アームの上記
    第1の部分と上記第3の部分とに跨って取り付けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の磁気ヘッド装置。
  7. 【請求項7】 上記支持アームには、上記第3の長さ方
    向に亘って、幅方向の両側に、主面に対して折り曲げら
    れた折曲片がそれぞれ形成されるとともに、上記第2の
    部分が平板状に形成されたことを特徴とする請求項1に
    記載の磁気ヘッド装置。
  8. 【請求項8】 上記ヘッド部は、上記支持アームの上記
    第1の部分と上記第3の部分とに跨って取り付けられる
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気ヘッド装置。
  9. 【請求項9】 上記支持アームは、上記主面と上記折曲
    片とがなす傾斜角が鈍角に形成されていることを特徴と
    する請求項3に記載の磁気ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 上記ヘッド部は、ディスク状記録媒体
    に対して異なる記録密度に対応して情報信号を記録及び
    /又は再生する複数の磁気ヘッド素子を有することを特
    徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  11. 【請求項11】 上記ヘッド部は、ディスク状記録媒体
    に対して摺接した状態で情報信号を記録及び/又は再生
    する第1の磁気ヘッド素子と、ディスク状記録媒体に対
    して浮上した状態で情報信号を記録及び/又は再生する
    第2の磁気ヘッド素子を有することを特徴とする請求項
    1に記載の磁気ヘッド装置。
  12. 【請求項12】 上記支持アームは、 上記第1の部分が、上記ディスク状記録媒体に対する上
    記支持アームの初期姿勢を考慮した構造とされ、 上記第2の部分が、上記ディスク状記録媒体に対する上
    記ヘッド部の追従性を考慮した構造とされ、 上記第3の部分が、共振周波数を避ける構造とされてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  13. 【請求項13】 ディスク状記録媒体に対して情報信号
    を記録及び/又は再生する磁気ヘッド素子を有するヘッ
    ド部と、 上記ヘッド部を支持する第1の部分と、被取付部に取り
    付けられる第2の部分と、上記第1の部分と上記第2の
    部分とを連結する第3の部分とを有する支持アームと、 上記支持アームの第2の部分が取り付けられる上記被取
    付部を有し、上記支持アームを保持する支持アーム保持
    部材と、 上記支持アーム保持部材を上記ディスク状記録媒体の径
    方向に移動する移動手段と、 上記ディスク状記録媒体を回転駆動する駆動手段とを備
    え、 上記支持アームは、上記第1、第2及び第3の部分が、
    上記ディスク状記録媒体に対して所望の状態で追従する
    ための各種物理特性が異なるように、互いに異なる形状
    とされていることを特徴とするディスクドライブ装置。
  14. 【請求項14】 上記ディスクドライブ装置は、 上記ディスク状記録媒体を間に挟んで対向して配設され
    た一組の上記支持アームと、 上記一組の支持アームの上記第2の部分をそれぞれ保持
    する支持アーム保持部材とを備えることを特徴とする請
    求項13に記載のディスクドライブ装置。
  15. 【請求項15】 上記支持アームには、上記第1の部分
    と上記第3の部分の幅方向の両側に、主面に対して折り
    曲げられた折曲片がそれぞれ形成されるとともに、上記
    第1の部分の長手方向の亘って、上記折曲片の折り曲げ
    高さが、上記支持アームの先端に向かって次第に小さく
    される傾斜部が形成されたことを特徴とする請求項13
    に記載のディスクドライブ装置。
  16. 【請求項16】 上記支持アームには、上記第1の部分
    と上記第3の部分の幅方向の両側に、主面に対して折り
    曲げられた折曲片がそれぞれ形成され、 上記第1の部分及び上記第3の部分は、上記折曲片の折
    り曲げ高さが互いに異なるように形成されたことを特徴
    とする請求項13に記載のディスクドライブ装置。
  17. 【請求項17】 上記支持アームは、上記第1の部分の
    折曲片の折り曲げ高さが、上記第3の部分の折曲片の折
    り曲げ高さより小とされていることを特徴とする請求項
    13に記載のディスクドライブ装置。
  18. 【請求項18】 上記ヘッド部は、上記支持アームの上
    記第1の部分と上記第3の部分とに跨って取り付けられ
    ることを特徴とする請求項13に記載のディスクドライ
    ブ装置。
  19. 【請求項19】 上記支持アームには、上記第3の長さ
    方向に亘って、幅方向の両側に、主面に対して折り曲げ
    られた折曲片がそれぞれ形成されるとともに、上記第2
    の部分が平板状に形成されたことを特徴とする請求項1
    3に記載のディスクドライブ装置。
  20. 【請求項20】 上記ヘッド部は、上記支持アームの上
    記第1の部分と上記第3の部分とに跨って取り付けられ
    ることを特徴とする請求項13に記載のディスクドライ
    ブ装置。
  21. 【請求項21】 上記支持アームは、上記主面と上記折
    曲片とがなす傾斜角が鈍角に形成されていることを特徴
    とする請求項13に記載のディスクドライブ装置。
  22. 【請求項22】 上記ヘッド部は、ディスク状記録媒体
    に対して異なる記録密度に対応して情報信号を記録及び
    /又は再生する複数の磁気ヘッド素子を有することを特
    徴とする請求項13に記載のディスクドライブ装置。
  23. 【請求項23】 上記ヘッド部は、ディスク状記録媒体
    に対して摺接した状態で情報信号を記録及び/又は再生
    する第1の磁気ヘッド素子と、ディスク状記録媒体に対
    して浮上した状態で情報信号を記録及び/又は再生する
    第2の磁気ヘッド素子を有することを特徴とする請求項
    13に記載のディスクドライブ装置。
  24. 【請求項24】 上記支持アームは、 上記第1の部分が、上記ディスク状記録媒体に対する上
    記支持アームの初期姿勢を考慮した構造とされ、 上記第2の部分が、上記ディスク状記録媒体に対する上
    記ヘッド部の追従性を考慮した構造とされ、 上記第3の部分が、上記移動手段及び上記駆動手段に対
    する共振周波数を避ける構造とされていることを特徴と
    する請求項13に記載のディスクドライブ装置。
  25. 【請求項25】 上記ディスク状記録媒体は、フレキシ
    ブルディスクであることを特徴とする請求項13に記載
    のディスクドライブ装置。
  26. 【請求項26】 上記ディスク状記録媒体は、装置本体
    に対して着脱可能とされるディスクカートリッジのカー
    トリッジ本体内に収納されることを特徴とする請求項1
    3に記載のディスクドライブ装置。
JP10278988A 1998-09-30 1998-09-30 磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置 Withdrawn JP2000113619A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10278988A JP2000113619A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置
US09/407,170 US6646833B1 (en) 1998-09-30 1999-09-28 Head assembly capable of reading floppy discs of varying densities and floppy-disc drive incorporating the same
KR1019990041585A KR20000023500A (ko) 1998-09-30 1999-09-28 자기 헤드 장치 및 디스크 드라이브 장치
CN99122469A CN1254921A (zh) 1998-09-30 1999-09-30 磁头装置和盘驱动装置
EP99402396A EP0991055A1 (en) 1998-09-30 1999-09-30 Magnetic head device and disc drive device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10278988A JP2000113619A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000113619A true JP2000113619A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17604861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10278988A Withdrawn JP2000113619A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6646833B1 (ja)
EP (1) EP0991055A1 (ja)
JP (1) JP2000113619A (ja)
KR (1) KR20000023500A (ja)
CN (1) CN1254921A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6469869B1 (en) * 2000-04-14 2002-10-22 Magnecomp Corporation Low mass baseplate for disk drive suspension

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5012369A (en) 1988-05-18 1991-04-30 Fujitsu Limited Head suspension mechanism of a recording apparatus with a constant flying height
JPH0734547Y2 (ja) * 1989-12-07 1995-08-02 アルプス電気株式会社 磁気ヘッドの支持機構
JP2751609B2 (ja) * 1990-09-21 1998-05-18 三菱電機株式会社 磁気ヘッドスライダ及びその支持機構
US5455727A (en) * 1993-05-25 1995-10-03 Maxtor Corporation Transducer suspension assembly with a first pair of flanges for raising the resonant frequency and a second pair of flanges for increasing stiffness
JP2881188B2 (ja) 1993-07-12 1999-04-12 株式会社日立製作所 回転円板記憶装置及びそのヘッドサスペンション
US5471734A (en) * 1994-05-26 1995-12-05 Quantum Corporation Method for characterizing and controlling in-plane stiffness of load beam within head-gimbal assembly of a hard disk drive
US5771136A (en) 1996-05-23 1998-06-23 Hutchinson Technology Incorporated Suspension assembly for mounting a head slider having a flexure with a shock limiter
JPH1049812A (ja) * 1996-07-30 1998-02-20 Mitsumi Electric Co Ltd フロッピーディスク装置用磁気ヘッド
JPH1166782A (ja) 1997-08-14 1999-03-09 Tdk Corp 磁気ヘッド支持機構
JPH11149699A (ja) * 1997-11-14 1999-06-02 Sony Corp 磁気ヘッド装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6646833B1 (en) 2003-11-11
CN1254921A (zh) 2000-05-31
EP0991055A1 (en) 2000-04-05
KR20000023500A (ko) 2000-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4055209B2 (ja) 磁気ヘッド装置及びディスク状記録媒体の記録及び/又は再生装置
US5153792A (en) Recording and reporducing apparatus
US6233110B1 (en) Disc driving device with rotational velocity control
JP2000113619A (ja) 磁気ヘッド装置及びディスクドライブ装置
JP2001344885A (ja) 記憶装置
US6421209B2 (en) Disk drive apparatus with head arm including rigid arm base and plate spring suspension
JP2000076809A (ja) 磁気ヘッド装置及びその製造方法
JP2000113620A (ja) 磁気ヘッド装置
JP2000113621A (ja) 磁気ヘッド装置
US6084748A (en) Magnetic disc apparatus with a magnetic space member
KR20000029007A (ko) 디스크카트리지 및 디스크 드라이브시스템에 있어서의방진기구
JP2000123342A (ja) 磁気ヘッド装置
JP2000123564A (ja) ディスクドライブ装置
JP2000021102A (ja) ディスクドライブ装置及び光検出装置
JP2000215405A (ja) 磁気ヘッド装置及び磁気ヘッド
JP2000030426A (ja) ディスクドライブ装置
JPH11149723A (ja) ディスク装置
JP2000030384A (ja) ディスクドライブ装置
JP2000182207A (ja) 磁気ヘッド装置
JP2000113661A (ja) ディスクドライブ装置
JP2000076836A (ja) 記録及び/又は再生装置
JPH10199089A (ja) ディスク装置
JP2000156010A (ja) 記録及び/又は再生装置
JPH07220350A (ja) 記録再生装置
JP2000123338A (ja) 磁気ヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110