JP2009099209A - 情報処理装置及びケーブルの配線方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ケーブルの配線が容易で組立性に優れた情報処理装置及びケーブルの配線方法を提供する。
【解決手段】 本体フレーム30の上面に、メディアドライブ、レーベルプリンタあるいはメディア搬送機構などの部品が取り付けられた情報処理装置であるパブリッシャであって、本体フレーム30は、それぞれ鋼板からなるベース板101と補強板102とを隙間をあけて上下に重ね合わせて一体化することにより構成され、ベース板101と補強板102との間に、ケーブルが配索される配線スペースSを備える。
【選択図】 図5
【解決手段】 本体フレーム30の上面に、メディアドライブ、レーベルプリンタあるいはメディア搬送機構などの部品が取り付けられた情報処理装置であるパブリッシャであって、本体フレーム30は、それぞれ鋼板からなるベース板101と補強板102とを隙間をあけて上下に重ね合わせて一体化することにより構成され、ベース板101と補強板102との間に、ケーブルが配索される配線スペースSを備える。
【選択図】 図5
Description
本発明は、例えば、CDあるいはDVDなどの板状のメディアに各種処理を行う情報処理装置及びケーブルの配線方法に関する。
近年、多数枚のブランクCDやDVDなどのメディアにデータの書き込みを行うディスクダビング装置、データの書き込みとレーベル印刷を行ってメディアを制作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置が用いられつつある。この種のメディア処理装置としては、メディアへデータを書き込むドライブ、メディアのレーベル面に印刷を施すプリンタ及びこれらドライブやプリンタに対してメディアを保持して搬送する搬送機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この種のメディア処理装置などの情報処理装置では、装置内のドライブ、プリンタあるいは搬送機構等の部品に接続される多数のケーブルが引き回されているが、これら配線は、装置内に組み付けられた部品の間を掻い潜るように配線されている。
このため、ケーブルの長尺化を招き、また、組み立て時に部品間にケーブルが挟まったりケーブル同士が絡まり、組立性が良くないだけでなくケーブルの損傷などの不具合を招く恐れがあった。
このため、ケーブルの長尺化を招き、また、組み立て時に部品間にケーブルが挟まったりケーブル同士が絡まり、組立性が良くないだけでなくケーブルの損傷などの不具合を招く恐れがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ケーブルの配線が容易で組立性に優れた情報処理装置及びケーブルの配線方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、本体フレームの上面に、処理部を構成する各種の部品が取り付けられた情報処理装置であって、前記本体フレームは、ケーブルが配索される配線スペースを備えることを特徴とする。
この構成の情報処理装置によれば、装置内のドライブ、プリンタあるいは搬送機構等の処理部の部品に接続する多数のケーブルを本体フレームの配線スペース内に収納することができる。これにより、ケーブルの配索の簡素化により、ケーブルの短縮化、組立性の向上を図ることができ、また、損傷などの不具合なくケーブルを配線することができる。
また、前記本体フレームは、一対の鋼板を隙間をあけて上下に重ね合わせて一体化することにより構成され、前記配線スペースが前記鋼板同士の隙間からなるのが好ましい。
この構成によれば、一対の鋼板間に形成された隙間からなる配線スペースにケーブルを配索するので、ケーブルに対する外乱ノイズの影響を抑制することができる。
この構成によれば、一対の鋼板間に形成された隙間からなる配線スペースにケーブルを配索するので、ケーブルに対する外乱ノイズの影響を抑制することができる。
また、上側の鋼板が下側の鋼板よりも厚いことが好ましい。
この構成によれば、上側の鋼板が下側の鋼板よりも厚いので、上下の鋼板に寸法誤差があっても、上下の鋼板を一体化する際に、各種部品が取り付けられる上側の鋼板の誤差による変形を抑えることができ、部品を円滑に取り付けることができる。
この構成によれば、上側の鋼板が下側の鋼板よりも厚いので、上下の鋼板に寸法誤差があっても、上下の鋼板を一体化する際に、各種部品が取り付けられる上側の鋼板の誤差による変形を抑えることができ、部品を円滑に取り付けることができる。
また、本発明の情報処理装置におけるケーブルの配線方法は、一対の鋼板を隙間をあけて上下に重ね合わせて一体化することにより構成される本体フレームの上面に、処理部を構成する各種の部品が取り付けられた情報処理装置におけるケーブルの配線方法であって、前記鋼板の間にケーブルを配置した後に、前記鋼板同士を一体化することを特徴とする。
この配線方法によれば、前記鋼板の間にケーブルを配置した後に、前記鋼板同士を一体化するので、容易にケーブルを配線して本体フレームを組み立てることができる。
以下、本発明に係る情報処理装置及びケーブルの配線方法の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、パブリッシャからなるメディア処理装置を例にとって説明する。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャの外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図である。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャの外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図である。
図1に示すように、パブリッシャ1は、例えばCDあるいはDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うメディア処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタン等が配列された操作面5が設けられている。また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けられている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
正面視右側の開閉扉3は、図2に示すように、パブリッシャ1の前面側の開口部8を開閉するもので、例えば未使用(ブランク)のメディアMを開口部8を介してセットする時、或いは作成済みのメディアMを開口部8を介して取り出すときに、開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ(液体供給源)12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ(液体供給源)12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
パブリッシャ1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMをスタック可能なメディア保管部としてのメディアスタッカ21と、複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMあるいは作成済みメディアMが保管されるメディア保管部としてのメディアスタッカ22とが保管されるメディアMの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。メディアスタッカ21およびメディアスタッカ22は、それぞれ所定位置に対して着脱自在である。
上側のメディアスタッカ21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えている。これにより、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。メディアスタッカ21にメディアMを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けてメディアスタッカ21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側のメディアスタッカ22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備えている。これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能なスタッカが構成されている。
また、開閉扉3からは、処理が終わったメディアM(すなわち、データの書き込み、およびレーベル面印刷が終了したメディア)を取り出すこともできる。
これらのメディアスタッカ21およびメディアスタッカ22の後側には、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、本体フレーム30とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降および旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
上下のスタッカ21,22およびメディア搬送機構31の側方の後方には、上下に積層された2つのメディアドライブ41が配置され、これらメディアドライブ41の下側にレーベルプリンタ11の後述するキャリッジ62が移動可能に配置されている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
また、レーベルプリンタ11は、メディアMのレーベル面へのレーベル印刷可能な印刷位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ45を有している。
図3では、上下のメディアドライブ41のメディアトレイ41aが手前に引き出されてメディア受け渡し位置にある状態および下側のレーベルプリンタ11のメディアトレイ45が手前側のメディア受け渡し位置にある状態が示されている。また、レーベルプリンタ11はインクジェットプリンタであり、インク供給機構60として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、メディアスタッカ21の左右一対の枠板24,25の間およびメディアスタッカ22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のメディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、メディアスタッカ22の真上に位置できるように隙間が開いている。さらに、両メディアトレイ41aをメディアドライブ41に押し込むと、メディア搬送機構31の搬送アーム36を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45にアクセス可能となっている。
メディア搬送機構31の搬送アーム36は、両メディアトレイ41aをデータ書き込み位置に位置させ、メディアトレイ45を奥側の印刷位置に位置させた状態で、メディアトレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となっている。そして、メディアトレイ45のメディア受け渡し位置の下方には、搬送アーム36が、この位置まで下降してリリースしたメディアMが通過するガイド穴65であって、後述するメディアスタッカが装着されるガイド孔65が形成されている。
引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から引き出して開いたり、収納して閉じたりすることが可能な引出トレイ70を有している。引出トレイ70には、スタッカ部71が下方に凹んで設けられている。引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、スタッカ部71は、ガイド穴65の下方に位置し、スタッカ部71の中心部は、受け渡し位置にある両メディアトレイ41aとメディアトレイ45の中心に対して前方側にずらされ、平面内にて搬送アーム36の保持部36aの経路上に配置されている。
このスタッカ部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカ部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
このスタッカ部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカ部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71およびガイド穴65には、スタッカ部71よりもメディアMの収容量が多いメディアスタッカ72が着脱可能となっている(図3参照)。このメディアスタッカ72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えている。これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収容可能となっている。一対の円弧状の枠板73,74の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザによって保持される取っ手75が設けられている。
そして、メディアスタッカ72を取り付けた状態とすれば、上側のメディアスタッカ21から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、メディアスタッカ72に収容することができる。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容する。次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容する。次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、メディアスタッカ72を取り外した状態とすれば、上側のメディアスタッカ21或いは下側のメディアスタッカ22から未使用のメディアMを取り出す。そして、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71に収容することができる。
その後、引出トレイ70を引き出すことでスタッカ部71から処理が完了したメディアMを取り出すことができる。つまり、メディアMへの処理中であっても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了したメディアMから順に一枚ずつ或いは複数枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
ここで、メディア搬送機構31の搬送アーム36の昇降および左右への旋回の組み合わせ動作によって、メディアMは、メディアスタッカ21、メディアスタッカ22、引出トレイ70のスタッカ部71(またはメディアスタッカ72)、各メディアドライブ41のメディアトレイ41aおよびレーベルプリンタ11のメディアトレイ45間で適宜搬送される。
図4に示すように、レーベルプリンタ11はインク吐出用のノズル(図示省略)を備えたインクジェットヘッド61を有するキャリッジ62を備えている。このキャリッジ62は、キャリッジモータの駆動力でキャリッジガイド軸に沿って水平方向に往復移動する(図示省略)。
レーベルプリンタ11は、インクカートリッジ12が装着されるカートリッジ装着部14を有するインク供給機構60を備えている。このインク供給機構60は、縦型構造を有しており、パブリッシャ1の本体フレーム30上に立設されて鉛直方向に配設されている。このインク供給機構60には、可撓性を有するインク供給チューブ63の一端が接続されており、このインク供給チューブ63の他端は、キャリッジ62に接続されている。
そして、インク供給機構60に装着されるインクカートリッジ12のインク(液体)は、インク供給チューブ63を介してキャリッジ62に供給され、このキャリッジ62に設けられたダンパユニットおよび背圧調整ユニット(図示省略)を経てインクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)61に供給されインクノズル(図示省略)から吐出される。なお、インク供給機構60には、その上部に駆動機構64が設けられており、この駆動機構64は、インクカートリッジ12からインクパックに貯留しているインクを吸引してインクジェットヘッド61に吐出する後述のポンプを駆動するものである。
また、キャリッジ62のホームポジション(図4に示す位置)における下方側には、ヘッドメンテナンス機構81が設けられている。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
そして、このヘッドメンテナンス機構81の廃インク吸引ポンプ83によって吸引されたインクは、チューブ84を介して、廃インク吸収タンク85へ送り込まれる。この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に図示しない吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。なお、ヘッドメンテナンス機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、ヘッドメンテナンス機構81から滴下したインクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
次に、上記パブリッシャ1における本体フレーム30の構造について説明する。
図5は本体フレームの斜視図、図6は本体フレームの分解斜視図、図7は本体フレームの平面図である。
図5及び図6に示すように、本体フレーム30は、ベース板101と補強板102とを重ね合わせ、ビス止めすることにより一体化した構造とされている。これらベース板101及び補強板102は、それぞれ鋼板をプレス加工することにより形成されており、ベース板101には、補強板102よりも僅かに厚い鋼板が用いられている。
図5は本体フレームの斜視図、図6は本体フレームの分解斜視図、図7は本体フレームの平面図である。
図5及び図6に示すように、本体フレーム30は、ベース板101と補強板102とを重ね合わせ、ビス止めすることにより一体化した構造とされている。これらベース板101及び補強板102は、それぞれ鋼板をプレス加工することにより形成されており、ベース板101には、補強板102よりも僅かに厚い鋼板が用いられている。
ベース板101は、各種部品等が取り付けられる部品取付板103と、この部品取付板103の外縁に沿って補強板102側へ突出する側板104とを有している。
補強板102は、パブリッシャ1の底面を構成する底面板105と、この底面板105の外縁に沿ってベース板101側へ突出する側板106とを有している。
補強板102は、パブリッシャ1の底面を構成する底面板105と、この底面板105の外縁に沿ってベース板101側へ突出する側板106とを有している。
ベース板101は、補強板102よりも僅かに大きな外形とされており、補強板102にベース板101を重ね合わせると、補強板102の側板106がベース板101の側板104の内側に入り込み、側板104,106が互いにラップするようになっている。
また、ベース板101の部品取付板103及び補強板102の底面板105には、互いに対向する突部103a,105aが形成されている。そして、補強板102にベース板101を重ね合わせることにより、それぞれの突部103a,105aが当接し、これら補強板102とベース板101との間に配線スペースSとなる隙間が形成される。また、ベース板101には、部品取付板103に、複数の引出孔103bが形成されている。
そして、図7に示すように、これらベース板101と補強板102とを重ね合わせることにより形成される配線スペースS内に、両端にコネクタ111を有する複数本のケーブル112が配索されており、コネクタ111を有する端部が、ベース板101の部品取付板103に形成された引出孔103bから上面側に引き出されている。
上記構造の本体フレーム30を組み立てるには、まず、ベース板101の裏面側から配線するケーブル112の端部を引出孔103bへ差し込んで上面側へ引き出す。そして、このベース板101を補強板102に重ね合わせる。すると、ケーブル112は、ベース板101と補強板102との間に形成される配線スペースS内に収納される。
次いで、これらベース板101と補強板102とをビス止めすることにより一体化する。このようにすると、配線スペースS内にケーブル112が配索された本体フレーム30が得られる。
次いで、これらベース板101と補強板102とをビス止めすることにより一体化する。このようにすると、配線スペースS内にケーブル112が配索された本体フレーム30が得られる。
以上、説明したように、本実施形態にかかるパブリッシャからなる情報処理装置によれば、本体フレーム30が配線スペースSを備えるので、メディアドライブ41、レーベルプリンタ11或いはメディア搬送機構31等の部品に接続する多数のケーブル112を本体フレーム30の配線スペースS内に収納することができる。これにより、ケーブル112の配索の簡素化により、ケーブル112の短縮化、組立性の向上を図ることができ、損傷などの不具合なくケーブル112を配線することができる。
また、鋼板からなるベース板101と補強板102との隙間からなる配線スペースSにケーブル112を配索するので、ケーブル112に対する外乱ノイズの影響を抑制することができる。
また、上側のベース板101が下側の補強板102よりも厚いので、上下のベース板101と補強板102とに寸法誤差があっても、ベース板101と補強板102とを一体化する際に、各種部品が取り付けられるベース板101の誤差による変形を抑えることができ、部品を円滑に取り付けることができる。
また、上側のベース板101が下側の補強板102よりも厚いので、上下のベース板101と補強板102とに寸法誤差があっても、ベース板101と補強板102とを一体化する際に、各種部品が取り付けられるベース板101の誤差による変形を抑えることができ、部品を円滑に取り付けることができる。
また、本実施形態のケーブルの配線方法によれば、ベース板101と補強板102との間にケーブル112を配置した後に、ベース板101と補強板102とを一体化するので、容易にケーブル112を配線して本体フレーム30を組み立てることができる。
なお、上記の例では、ベース板101と補強板102とを重ね合わせてビス止めすることにより一体化して本体フレーム30を構成したが、ベース板101と補強板102とを重ね合わせて溶接することにより一体化しても良い。
1…パブリッシャ(情報処理装置)、11…レーベルプリンタ(処理部)、30…本体フレーム、31…メディア搬送機構(処理部)、41…メディアドライブ(処理部)、101…ベース板(鋼板)、102…補強板(鋼板)、112…ケーブル、S…配線スペース。
Claims (4)
- 本体フレームの上面に、処理部を構成する各種の部品が取り付けられた情報処理装置であって、
前記本体フレームは、ケーブルが配索される配線スペースを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記本体フレームは、一対の鋼板を隙間をあけて上下に重ね合わせて一体化することにより構成され、前記配線スペースが前記鋼板同士の隙間からなることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 上側の鋼板が下側の鋼板よりも厚いことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 一対の鋼板を隙間をあけて上下に重ね合わせて一体化することにより構成される本体フレームの上面に、処理部を構成する各種の部品が取り付けられた情報処理装置におけるケーブルの配線方法であって、
前記鋼板の間にケーブルを配置した後に、前記鋼板同士を一体化することを特徴とする情報処理装置におけるケーブルの配線方法。
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