JP5887774B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents
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図1に示されるインクジェット記録装置10は、被記録媒体であるシート6(図2)に画像を記録するプリンタ部11と、原稿(不図示)に記録された画像を取り込むスキャナ部12(スキャナ部に相当する)とを備えており、プリント、スキャン、コピー等を実行可能である。
スキャナ部12は、図2の実線に示される閉姿勢及び破線に示される開姿勢に回動可能にプリンタ部11に支持されている。閉姿勢にあるスキャナ部12は、プリンタ部11のプリンタ筐体11A(本体筐体に相当する)の上部の開口15(開口に相当する)を閉塞している。スキャナ部12が開姿勢に回動されると、プリンタ筐体11Aの開口15が開放される。スキャナ部12は、ジャム処理時や保守点検時に回動される。閉姿勢にあるスキャナ部12のスキャナ筐体12Aの下面側にケース70が取り付けられている。ケース70は、後述されるように、パージにより生じた廃インクが流し込まれるものである。スキャナ筐体12Aとプリンタ筐体11Aとが装置筐体に相当する。なお、スキャナ部12の代わりに単なる蓋が用いられてもよいので、スキャナ部12の詳細な説明は省略される。
プリンタ部11は、パーソナルコンピュータなどの外部機器や操作部13により印刷指示を受けてシート6への画像記録を行う。シート6は、記録用紙や、光沢紙や、葉書等であり、給紙カセット40に保持されている。
図2に示されるように、プリンタ筐体11Aは、ジャム処理及び保守点検用の開口15を上端部に有しており、給紙カセット40の挿抜用の挿抜口16を前後方向8における前端部に有している。また、図1に示されるように、プリンタ筐体11Aは、開閉蓋17を前面側に有している。この開閉蓋17の奥側に、不図示のカートリッジ装着部が配置されている。このカートリッジ装着部には、後述の記録部50へインクを供給するインクカートリッジが装着される。
図1に示されるように、給紙カセット40は、プリンタ筐体11Aの下部に収容されている。給紙カセット40は、プリンタ筐体11Aの挿抜口16を通じてプリンタ筐体11Aに脱着される。給紙カセット40は、図2に示されるように、画像記録前のシート6を保持するメイントレイ41と、画像記録後のシート6を保持する排紙トレイ48と、を備えている。
プリンタ筐体11A内には、図4に示されるフレーム90が設けられている。フレーム90は、後述される給送部20や、プラテン33や、記録部50や、パージ機構60を保持するものであり、給紙カセット40の上側に配置されている。
図2に示されるように、給送部20は、フレーム90の底板94(図4(B))に回転可能に支持された支軸21と、支軸21に一端部が回動可能に支持されたアーム22と、アーム22の他端部に回動可能に支持された給送ローラ23と、を備えている。
搬送路30は、図2において1点鎖線により示された湾曲路31と、2点鎖線により示された直線路32と、を備えている。湾曲路31は、メイントレイ41の後板46の上端を基端として上方へ向かって湾曲して延びている。直線路32は、湾曲路31の終端から前方へ向かって直線状に延びている。搬送路30は、複数個のガイド部材(不図示)及びプラテン33により区画された空間である。プラテン33は、フレーム90(図4(B))の左側板95と右側板96との間に配置されて給紙カセット40の上側に位置しており、直線路32の下面の一部を区画している。
図2に示されるように、第1のローラ対34は、プラテン33の前後方向8における後側に配置されている。第1のローラ対34は、フレーム90に回転可能に支持された搬送ローラ35と、搬送ローラ35の下側に配置されてプラテン33に回転可能に支持された従動ローラ36と、を備えている。第1のローラ対34は、搬送ローラ35が不図示の駆動モータにより回転されることにより、搬送路30にあるシート6を挟み、図2の矢印に示される搬送向きへシート6を搬送する。
図2に示されるように、記録部50は、キャリッジ57と、キャリッジ57に搭載された記録ヘッド51(記録ヘッドに相当する)と、を備えている。
図4に示されるように、廃インクトレイ28は、左右方向9におけるフレーム90の左側板95とプラテン33との間に配置されており、フラッシング位置にある記録ヘッド51の下側に位置している。廃インクトレイ28は、記録ヘッド51のノズルから空吐出されたインク滴を受ける。廃インクトレイ28には、フェルトやスポンジ等からなる不図示のインク吸収部材が載置されている。空吐出されたインクは、このインク吸収部材に吸収されて保持される。
図4に示されるように、パージ機構60は、左右方向9におけるフレーム90の右側板96の右側に配置され、パージ位置にある記録ヘッド51の下側に位置している。図3(B)に示されるように、パージ機構60は、可動部61と、可動部61を上下方向7へ移動させるカム機構62と、インクが流れる2本のチューブ66,67と、インクを吸引するポンプ63(ポンプに相当する)とを備えている。カム機構62は、不図示の駆動モータにより駆動され、可動部61を上下方向7へ移動させる。
図2に示されるように、ケース70(ケースに相当する)は、閉姿勢にあるスキャナ部12の下面に取り付けられている。後述のインク吸収部材80を交換可能なように、ケース70は、ネジなどにより着脱自在にスキャナ部12に取り付けられている。また、ケース70とキャップ64,65とを繋ぐチューブ66,67の長さを短くするため、ケース70は、キャップ64,65に対応する位置に配置されている。詳細には、ケース70は、スキャナ部12の右部に取り付けられている。
図6に示されるように、インク吸収部材80は、スポンジやフェルトなどインクを吸収可能な材料により、ケース70内に充填可能な形状に形成されている。詳細には、インク吸収部材80は、平面視が略L字となる形状に形成されている。
以下、図2を参照してインクジェット記録装置10の動作について説明がされる。制御基板18のマイクロコンピュータは、パーソナルコンピュータなどの外部機器や操作部13から印刷指示が入力されると、不図示の駆動モータの駆動及び圧電素子の駆動を制御し、シート6への画像記録を行う。シート6への画像記録が終了すると、マイクロコンピュータは、駆動モータの駆動を制御し、記録ヘッド51をパージ位置へ移動させ、キャップ64,65を記録ヘッド51の下面に密着させるキャッピングを行い、インクの乾燥等を防止する。
本実施形態では、ケース70が回動可能に設けられたことにより、ケース70をプリンタ筐体11Aの空いた空間である開口15に配置しても、ジャム処理や保守点検においてケース70が邪魔になることがない。その結果、ジャム処理や保守点検の作業性を低下させずにインクジェット記録装置10を小型化することができる。
上述の実施形態では、平面視がL字状となる形状にケース70が成型された例が説明された。しかしながら、ケース70の形状は、L字状に限られない。ケース70は、扁平な直方体状または三角柱状や、円盤状であってもよい。
10・・・インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
11・・・プリンタ部
11A・・・プリンタ筐体(本体筐体)
12・・・スキャナ部
12A・・・スキャナ筐体
15・・・開口
28・・・廃インクトレイ
51・・・記録ヘッド
52・・・吐出口(ノズルの開口)
60・・・パージ機構(排出手段)
63・・・ポンプ
64,65・・・キャップ
70・・・ケース
71・・・底板
72・・・側壁
73・・・開口
74・・・接続部
75・・・流入口
76・・・検知電極(センサ)
80・・・インク吸収部材(液体吸収部材)
84・・・貯留空間
Claims (11)
- 装置の外形を呈している装置筐体と、
上記装置筐体内に配置され、液滴を被記録媒体へ吐出する記録ヘッドと、
上記記録ヘッドから液体を排出させる排出手段と、
底板及び側壁により箱形状をなしており、上記排出手段によって上記記録ヘッドから排出された液体が流入する流入口が上記側壁に設けられたケースと、
上記ケースに充填された液体吸収部材と、を備えており、
上記ケースは、上記底板が下側となる第1姿勢と、上記側壁の一部が下側となり、かつ上記流入口が当該側壁の一部より上側となる第2姿勢とに回動可能に上記装置筐体に支持されたものであり、
上記ケースは、上記液体吸収部材が配置されておらず、且つ上記流入口に連通する空間を内部に有するものであり、
上記空間は、上記ケースが上記第2姿勢のときに液体を上記流入口から上記側壁の一部に向かうように案内する形状を有しているものである液滴吐出装置。 - 上記記録ヘッドは、液体を吐出するノズルが開口する下面を有しており、
上記排出手段は、
上記ノズルの開口を覆って上記記録ヘッドの下面に密接可能なキャップと、
上記キャップ内に吸引圧を付与するポンプと、を有するものである請求項1に記載の液滴吐出装置。 - 装置の外形を呈している装置筐体と、
上記装置筐体内に配置され、液滴を被記録媒体へ吐出する記録ヘッドと、
上記記録ヘッドから液体を排出させる排出手段と、
底板及び側壁により箱形状をなしており、上記排出手段によって上記記録ヘッドから排出された液体が流入する流入口が上記側壁に設けられたケースと、
上記ケースに充填された液体吸収部材と、を備えており、
上記ケースは、上記底板が下側となる第1姿勢と、上記側壁の一部が下側となり、かつ上記流入口が当該側壁の一部より上側となる第2姿勢とに回動可能に上記装置筐体に支持されたものであり、
上記記録ヘッドは、液体を吐出するノズルが開口する下面を有しており、
上記排出手段は、
上記ノズルの開口を覆って上記記録ヘッドの下面に密接可能なキャップと、
上記キャップ内に吸引圧を付与するポンプと、を有するものである液滴吐出装置。 - 上記ケースは、上記液体吸収部材が配置されておらず、且つ上記流入口に連通する空間を内部に有するものである請求項3に記載の液滴吐出装置。
- 上記ケースは、上記記録ヘッドの上側に配置されたものである請求項3又は4に記載の液滴吐出装置。
- 上記装置筐体は、上側に開口を有する本体筐体を含み、
上記ケースは、上記本体筐体の開口に配置されたものである請求項5に記載の液滴吐出装置。 - 上記装置筐体は、上記本体筐体に回動可能に設けられて上記本体筐体の開口を開閉する蓋を更に備えており、
上記ケースは、上記蓋と共に回動可能に設けられたものである請求項6に記載の液滴吐出装置。 - 上記蓋は、スキャナ部である請求項7に記載の液滴吐出装置。
- 上記ケースは、扁平な箱形状である請求項1から8のいずれかに記載の液滴吐出装置。
- 上記流入口は、上記第2姿勢において上側となる側壁の一部に設けられたものである請求項1から9のいずれかに記載の液滴吐出装置。
- 上記ケースに設けられており、上記液体吸収部材が吸収した液体を検知するセンサを更に備えた請求項1から10のいずれかに記載の液滴吐出装置。
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JP2011197153A JP5887774B2 (ja) | 2011-09-09 | 2011-09-09 | 液滴吐出装置 |
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JP2013056500A JP2013056500A (ja) | 2013-03-28 |
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Family Applications (1)
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JP2011197153A Active JP5887774B2 (ja) | 2011-09-09 | 2011-09-09 | 液滴吐出装置 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4492139B2 (ja) * | 2004-02-04 | 2010-06-30 | 富士ゼロックス株式会社 | インクジェット記録装置 |
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2011
- 2011-09-09 JP JP2011197153A patent/JP5887774B2/ja active Active
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JP2013056500A (ja) | 2013-03-28 |
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