JP2006224507A - 液体噴射装置及び記録装置 - Google Patents

液体噴射装置及び記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006224507A
JP2006224507A JP2005042154A JP2005042154A JP2006224507A JP 2006224507 A JP2006224507 A JP 2006224507A JP 2005042154 A JP2005042154 A JP 2005042154A JP 2005042154 A JP2005042154 A JP 2005042154A JP 2006224507 A JP2006224507 A JP 2006224507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
medium
ink
recording
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005042154A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Nakada
敏雄 中田
Kiyoto Komuro
清人 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005042154A priority Critical patent/JP2006224507A/ja
Publication of JP2006224507A publication Critical patent/JP2006224507A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 発生したインクミストを媒体等に影響を与えること無く効果的に取り除くことができる被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置を提供すること。
【解決手段】 液体受け部214eに隣接する媒体支持部214cの支持面214caにおける液体受け部側に凹部214fを形成し、この凹部に液体の噴射により発生したミストを吸引する液体吸引部214gを設ける。これにより、液体のミストが媒体支持部に支持された被噴射媒体と液体受け部との間に入り込んで液体吸引部に吸引されても、その液体のミストは凹部を通って液体吸引部に達するので、媒体支持部に付着することを防止することができ、被噴射媒体の液体のミストによる汚染を防止することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置に関する。
例えば、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタには、被記録媒体の1つとしての記録用紙に余白無く全面に記録を行う、いわゆる縁無し記録を実行可能なものがある。このようなインクジェット式プリンタは、記録用紙に向かってインク滴を吐出する複数のノズル列を有する記録ヘッドと、記録用紙を支持して記録ヘッドに対する記録用紙の位置を規定するプラテンを備えている。そして、プラテンには、記録用紙の縁部から外れたインク滴を打ち捨てるための溝穴が形成されている。
ところが、打ち捨てられるインクの内、特に微小なインク滴は、インク打ち捨て溝穴に落下せずに、空気中を浮遊してインクミストとなる。そして、このインクミストは、記録用紙の縁部近傍を浮遊し、その一部が記録用紙に付着して記録品質を低下させるおそれがある。そこで、インク打ち捨て溝穴の底面に吸引孔を形成し、吸引孔の下方にポンプを配置して連通させ、吸引孔の上方に硬質多孔質材からなるインク吸収体を配設したインクジェット式プリンタが提案されている。このような構成のインクジェット式プリンタによれば、ポンプの吸引力により吸引孔を介してインク吸収体にインクミストが吸着されるので、インクミストの浮遊を減少させることができる(特許文献1、2参照)。
特開2003−118181号公報 特開2003−191499号公報
縁無し記録を行った記録用紙は、多量のインクを含むために、いわゆるコックリングと言われる波打ち現象が生じる場合がある。このようなコックリングが発生すると記録に悪影響を及ぼすおそれがあるため、プラテンには、コックリングを吸収するリブが所定ピッチで設けられていると共に、記録用紙を吸着する吸引孔がリブ上及びリブ間に設けられている。ところが、このようなインクジェット式プリンタの場合、インク打ち捨て溝穴に吸引されて近付いてきたインクミストは、インク打ち捨て溝穴に隣接するリブ上の吸引孔に吸引され、記録用紙の縁部とインク打ち捨て溝穴の空間に入り込んでリブの上縁部に付着する場合がある。このような場合、リブの上縁部に付着したインクは、記録用紙の縁部裏面に付着して記録用紙を汚染してしまう。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、発生したインクミストを媒体等に影響を与えること無く効果的に取り除くことができる被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置では、前記液体が噴射されるときに前記被噴射媒体を支える媒体支持部と、前記媒体支持部で支持された前記被噴射媒体の縁部から外れた前記液体を受ける液体受け部とを有し、前記液体受け部に隣接する前記媒体支持部の支持面における前記液体受け部側に凹部を形成し、この凹部に前記液体の噴射により発生したミストを吸引する液体吸引部を設けたことを特徴としている。これにより、液体のミストが媒体支持部に支持された被噴射媒体と液体受け部との間に入り込んで液体吸引部に吸引されても、その液体のミストは凹部を通って液体吸引部に達するので、媒体支持部に付着することを防止することができ、被噴射媒体の液体のミストによる汚染を防止することができる。
また、前記液体吸引部は、前記媒体支持部の支持面と凹部の境界に設けられていることを特徴としている。これにより、液体のミストが特に付着し易い媒体支持部の角部の汚染を防止することができる。また、前記液体吸引部は、スリット穴形状に形成されていることを特徴としている。これにより、広い範囲で液体のミストを吸引することができる。
また、前記被噴射媒体の搬送を案内する第1の案内面を有し、この第1の案内面上の前記被噴射媒体に前記液体が噴射される第1の案内部材と、この第1の案内部材に対し搬送下流側に配設され、前記被噴射媒体の搬送を案内する第2の案内面を有する第2の案内部材とを備え、前記第1の案内部材に前記液体受け部と前記媒体支持部と前記凹部と前記液体吸引部が設けられていることを特徴としている。これにより、液体が直接噴射される部位での吸引を行うことができるので、被噴射媒体の液体のミストによる汚染を確実に防止することができる。
また、前記第2の案内部材は前記第1の案内部材に対し、前記第2の案内面が前記第1の案内面よりも低くなるように配設されており、前記第2の案内部材に前記媒体支持部と前記液体吸引部が設けられていることを特徴としている。これにより、第2の案内部材の媒体支持部に支持された被噴射媒体と第2の案内面との間に液体のミストが入り込んでも、その液体のミストを確実に吸引することができ、被噴射媒体の液体のミストによる汚染を防止することができる。
上記目的達成のため、本発明の被記録媒体に記録する記録装置では、上記各液体噴射装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用を奏する記録装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。図1及び図2に示すインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA1判やJIS規格のB1判といった比較的大型のサイズの記録用紙にまで記録できる大型のプリンタであり、給紙部110、本発明の特徴的な部分を含む記録・搬送部(液体噴射装置)120、排紙部130、脚部140がこの順で上部から配設された構成となっている。
すなわち、最上部に配置された給紙部110から給紙されるロール紙は、下部にて傾斜して配置された記録・搬送部120及び排紙部130の間を斜め下方に向かって搬送されて、最下部に配置された脚部140の間に配置される図示しない排紙受けに排紙されるようになっている。記録・搬送部120と排紙部130は本体として一体化されており、給紙部110及び脚部140とそれぞれ分離可能に構成されている。
給紙部110は、図1に示すように、本体120、130の上部後方に突き出るように設けられている。そして、給紙部110の内部には、図2に示すように、1本のロール紙がセット可能なロール紙ホルダ111が設けられ、給紙部110の前面には、図1及び図2に示すように、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー112がロール紙ホルダ111を覆うように取り付けられている。
ロール紙ホルダ111は、図2に示すように、ロール紙を保持するスピンドル113及び一対のフランジ状のロール紙押さえ114と、給紙部110の両側壁内面に取り付けられて、スピンドル113の着脱及び懸架が可能な一対のスピンドル受け115を備えている。そして、スピンドル113は、中央にロール紙が填め込まれてロール紙押さえ114で挟持された状態で、両端がスピンドル受け115に載置され、回転可能に軸支持されるようになっている。ロール紙カバー112は、図1及び図2に示すように、全体が回動可能に支持されており、ユーザが下部を持って持ち上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。
記録・搬送部120は、図2に示すように、記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122、記録ヘッド121と記録を実行するための図示しない制御部とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)123、記録ヘッド121とインクが入ったインクカートリッジ10とをつなぐインクチューブ124等を備えている。そして、記録部120の上面及び前面には、図1及び図2に示すように、上蓋125及び前蓋126が記録ヘッド121やキャリッジ122等を覆うように取り付けられている。
記録ヘッド121は、ブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、ライトイエロー、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド121は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
キャリッジ122は、図2に示すように、主走査方向に設けられているレール127にコロを介して吊り下げられ、キャリッジベルト128に連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動するようになっている。
FFC123は、一端が制御部のコネクタに接続され、他端が記録ヘッド121のコネクタに接続されており、記録信号を制御部から記録ヘッド121に送るようになっている。インクチューブ124は、上記各色のインク用が配設されており、図示しないインク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインクカートリッジ10につながれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド121につながれている。そして、インクチューブ124は、インク加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインクカートリッジ10から記録ヘッド121に送るようになっている。
前蓋126は、図1及び図2に示すように、下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、前蓋126を開けることにより記録部120を大きく開放することができるので、記録ヘッド121やキャリッジ122等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。ここで、更に図を参照して記録・搬送部120の詳細を説明する。
図3は、上記記録・搬送部120の詳細を示す側面図、図4は、その主要部の詳細を示す斜視図である。記録・搬送部120は、給紙部110から延びる平坦な給紙ガイド211、対向配置された接触・離間可能な紙送りローラ212及び従動ローラ213、キャリッジ122に搭載された記録ヘッド121と対向配置された平坦な本発明の特徴的な部分を含むプラテン(第1の案内部材)214及びこのプラテン214直下の搬送下流側に配置されたペーパーガイド(第2の案内部材)215、プラテン214及びペーパーガイド215上のロール紙を吸着する用紙吸引部216を備えている。なお、キャリッジ122には、記録完了したロール紙を切断するカッタ129が取り付けられている。
紙送りローラ212は、1本の長尺のローラとして形成されており、記録可能な最大用紙幅より若干大きい周面部分にはセラミック粉等がコーティングされている。これにより、紙送りの際の滑りを防止することができるので、ロール紙を高精度に送り出すことができる。この紙送りローラ212は、図示していないが、両端がサイドフレームに軸受を介して軸支持されており、紙送りモータからプーリ及びベルトを介して伝達される駆動力により正逆回転駆動するようになっている。
従動ローラ213は、複数個の短尺のローラとして形成されており、紙送りローラ212の上方で軸方向に複数並設された従動ローラ支持部材213aに回動自在に軸支持されている。この従動ローラ213は、従動ローラ支持部材213aに取り付けられているバネ等の付勢部材213bにより紙送りローラ212に押圧されており、紙送りローラ212の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。これにより、ロール紙を両面からしっかりと押さえ込んで送り出すことができるので、高精度な記録を行うことができる。
プラテン214は、記録可能な最大用紙幅より若干大きい長さの矩形平板状に形成されて紙送りローラ212の搬送下流側の直近に配設されている。プラテン214のプラテン面(第1の案内面)214aには、ロール紙を吸着するための複数の矩形状の吸引溝214bが主走査方向に所定間隔を空けて一列配設されている。この吸引溝214bは、平坦な底面の四方が傾斜した側壁で囲まれた逆四角錐台に形成されている。そして、各吸引溝214bの底面及び各吸引溝214bの仕切壁(媒体支持部)214cの頂面には、複数の貫通した吸引孔214dが穿設されている。また、プラテン214におけるロール紙の側縁部に対応するプラテン面214aの位置には、矩形状のインク打ち捨て溝穴(液体受け部)214eが穿設されている。このインク打ち捨て溝穴214eは、ロール紙を縁無し記録する際にロール紙の縁から外れたインク粒を受けて排出するようになっている。
更に、インク打ち捨て溝穴214eに隣接する仕切壁214cの頂面214caにおけるインク打ち捨て溝穴214e側には、矩形状の窪み(凹部)214fが形成されている。そして、この窪み214fには、インクミストを吸引するスリット穴形状のインク吸引孔(液体吸引部)214gが穿設されている。このインク吸引孔214gは、仕切壁214cの頂面214caと窪み214fの境界に設けられている。なお、窪み214fは、矩形状に限られるものでは無く、半円形状や多角形状等であっても良い。また、インク吸引孔214gは、スリット穴形状に限られるものでは無く、円形状や矩形状等であっても良く、個数も任意の数を設けても良い。
このような構成のインク吸引孔214gを設けることにより以下の効果を得ることができる。すなわち、縁無し記録時に記録ヘッド121からインク打ち捨て溝穴214eに向かって吐出されるインク滴は、インクミストとなって仕切壁214cに支持されたロール紙とインク打ち捨て溝穴214eの間に入り込み易い。このとき、インクミストは、インク吸引孔214gに吸引されるが、仕切壁214cの特に角部に衝突すること無く、窪み214fを通っていくことになる。そして、インク吸引孔214gはスリット穴状に形成されているため、窪み214fの広い範囲でインクミストを吸引することができる。したがって、インクミストは仕切壁214cには付着せずにインク吸引孔214gに達して吸引されることになるので、インクミストによるロール紙の汚染を防止することができる。
ペーパーガイド215は、記録可能な最大用紙幅より若干大きい長さの矩形平板状に形成されてプラテン214の搬送下流側の直近に配設されている。ペーパーガイド215のペーパーガイド面(第2の案内面)215aは、プラテン面214aよりも低くなるように配置されており、このペーパーガイド面215aには、略中央を主走査方向に延びるカッタ段差215bが形成されている。このカッタ段差215bは、カッタ129がロール紙を幅方向にカッティングする際にペーパーガイド215を傷付けないように、ロール紙の下面から突出したカッタ129の刃先が入り込むことができる大きさに形成されている。これにより、ロール紙の記録部分と未記録部分とを確実に切り離すことができる。
さらに、ペーパーガイド面215aには、ロール紙を支持するための複数のレール状のリブ(媒体支持部)215c、215dが配設されている。各リブ215c、215dは、それぞれ主走査方向に所定間隔を空けて一列配設され、リブ215cとリブ215dは、それぞれ副走査方向に直線状となるように配設されている。そして、各リブ215c、215dの間のペーパーガイド面215aの略中央には、ロール紙を吸引するための複数の貫通した吸引孔215e、215fが穿設されている。
そして、ペーパーガイド面215aの各リブ215c、215d脇には、インクミストを吸引するスリット穴形状のインク吸引孔(液体吸引部)215gが穿設されている。なお、インク吸引孔215gは、スリット穴形状に限られるものでは無く、円形状や矩形状等であっても良く、個数も任意の数を設けても良い。また、ロール紙の側縁部に近い箇所にのみ設けても良い。また、上流側のリブ215c脇のみに設けても良い。また、この例では各リブ215c、215dの図示右脇に設けたが、左脇もしくは両脇に設けても良い。
このような構成のインク吸引孔214gを設けることにより以下の効果を得ることができる。すなわち、縁無し記録時に記録ヘッド121からインク打ち捨て溝穴214eに向かって吐出されるインク滴は、インクミストとなって各リブ215c、215dに支持されたロール紙とプラテン面214aよりも低いペーパーガイド面215aの間に入り込み易い。このとき、インクミストは、ロール紙の裏面に付着するおそれがあるが、インク吸引孔215gに吸引されることになり、さらにインク吸引孔215gはスリット穴状に形成されているため、広い範囲でインクミストを吸引することができるので、インクミストによるロール紙の汚染を防止することができる。
用紙吸引部216は、プラテン214及びペーパーガイド215の下部に配設された圧力室216aと、圧力室216aの下部に配設された図示しないファンを備えている。圧力室216aは、上面の一部が開放された箱状に形成されており、上面の開放部にプラテン214及びペーパーガイド215が取り付けられ、底面に装着された管継手216bを介してファンが取り付けられている。
用紙吸引部216のファンを回転させることにより、プラテン214及びペーパーガイド215に穿設されている吸引孔214d、215e、215fから圧力室216a内に吸気され、ファンを通って外部に排気される。したがって、プラテン214及びペーパーガイド215の上面にロール紙が供給されると、ロール紙の下面側に負圧が発生するので、ロール紙をプラテン214及びペーパーガイド215の上面に吸着させてロール紙の浮き上がりを完全に防止して紙姿勢を安定化することができ、記録精度を高精度に確実に維持することができる。なお、この用紙吸引部216は、インク吸引孔214g、215gにも繋がっており、インクミストを吸引して別経路で排出するようになっている。
カッタ129は、刃先が下方を向くようにして、上下方向に昇降可能であって主走査方向に移動可能に配設されている。このカッタ129は、例えばソレノイド等により上下方向に昇降され、キャリッジ122とともに主走査方向に移動されるようになっている。したがって、カッタ129を移動させるための手段を別途設ける必要は無いので、省スペースを図ることができるとともに、コストを抑えることができる。なお、カッタ129をキャリッジ122から分離して独自のベルト機構やモータ等により主走査方向に移動するように構成しても良い。
排紙部130は、図1及び図2に示すように、ロール紙を副走査方向に搬送する経路の一部を成す排紙ガイド131と、ロール紙を副走査方向に搬送する図示しない排紙ローラを備えている。排紙ガイド131は、前面側に突き出た平坦な傾斜面として形成されており、上方から搬送されてくるロール紙を下方へスムーズに導くことができるようになっている。
脚部140は、図1及び図2に示すように、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142と、これらの支持柱142の間に掛け渡されている補強棒143を備えている。そして、支持柱142の上部に給紙部110及び本体120、130が載置されネジ止め固定されるようになっている。支持柱142に移動用のコロ141が配設されていることにより、重量のある給紙部110及び本体120、130を所望の位置へスムーズに移動させて設置することができるようになっている。なお、この脚部140の支持柱142の間には、排紙部130から排出されるロール紙を受ける排紙受け装置を設置することができるようになっている。
さらに、本体120、130の前面側から見て左側には、図1及び図2に示すように、各色のインクカートリッジ10を収納保持するホルダ本体151とその前面を覆うカバー152を有するインクカートリッジホルダ150が配設されている。このインクカートリッジホルダ150は、ホルダ本体151に対しカバー152の下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ホルダ本体151内に設けられている収納部は、図示左側から順にブラック、ライトイエロー、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタの計7色のインクカートリッジ10が個々に引き出し、押し入れ可能なように仕切られている。
また、本体120、130の前面側から見て右側上部には、図1及び図2に示すように、ユーザが記録制御等を操作するための操作パネル160が配設されている。この操作パネル160は、液晶画面と各種ボタンが配設されており、ユーザが液晶画面を見て確認しながらボタン操作できるようになっている。
このような構成において、インクジェット式プリンタ100を使用する場合は、先ず、給紙部110からロール紙ホルダ111を構成するスピンドル113を取り出し、図5に示すように、スピンドル113に挿入されている一方のロール紙押さえ114をスピンドル113の一端から引き抜く。そして、図6に示すように、スピンドル113の一端をロール紙Rの軸穴Cの一端から挿入して貫通させ、図7に示すように、ロール紙Rの軸穴Cの一端をスピンドル113の他端側に挿入固定されている他方のロール紙押さえ114にはめ込んで当接させる。続いて、一方のロール紙押さえ114をスピンドル113の一端から挿入して、ロール紙Rの軸穴Cの他端に填め込む。これにより、ロール紙Rはスピンドル113と共に回転可能となる。
次に、図8に示すように、ロール紙Rが挿入されたスピンドル113の両端を持って給紙部110まで持ち上げる。ここで、図9に示すように、スピンドル受け115には、スピンドル113の端部を一時的に載置するための比較的浅い窪み115aと、スピンドル113の端部を回転可能に軸支するための比較的深い窪み115bが前後に並設されている。手前の窪み115aは、重量のあるロール紙Rが挿入されたスピンドル113を正規の窪み115bに一時に填め込む作業は困難性が伴うために、仮置きをするために設けられている。
そこで、図9に示すように、ロール紙Rが挿入されたスピンドル113の両端部をスピンドル受け115の仮置きの窪み115aに一旦載置し、その後、図10に示すように、先ず、ロール紙Rが挿入されたスピンドル113の一端部を対応するスピンドル受け114の正規の窪み115bに掛け、次に、ロール紙Rが挿入されたスピンドル113の他端部を対応するスピンドル受け115の正規の窪み115bに掛ける。これにより、ロール紙Rが挿入されたスピンドル113を給紙部110に安全かつ容易にセットすることができる。
次に、図11に示すように、ロール紙Rの先端を下方に引き出して記録部120の搬送経路を通し、さらに図12に示すように、排紙部130の搬送経路まで通す。そして、図13に示すように、ロール紙Rを巻き取り方向に回転させてロール紙Rの先端を例えば排紙ガイド131に形成されているマーカMに位置決めする。その後、インクジェット式プリンタ100を起動して、ロール紙Rを副走査方向に給紙しつつ記録ヘッド121を主走査方向に移動させながらインク滴を吐出させ、ロール紙Rに所定の情報を記録する。
液体噴射装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図である。 図1のプリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。 図1のプリンタの記録・搬送部の詳細を示す側面図である。 図3の記録・搬送部の主要部の詳細を示す斜視図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第1の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第2の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第3の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第4の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第5の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第6の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第7の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第8の図である。 図1のプリンタの使用手順を示す第9の図である。
符号の説明
10 インクカートリッジ、100 インクジェット式プリンタ、110 給紙部、111 ロール紙ホルダ、112 ロール紙カバー、113 スピンドル、114 ロール紙押さえ、115 スピンドル受け、120 記録・搬送部、121 記録ヘッド、122 キャリッジ、123 FFC、124 インクチューブ、125 上蓋、126 前蓋、127 レール、128 キャリッジベルト、129 カッタ、130 排紙部、131 排紙ガイド、140 脚部、141 コロ、142 支持柱、143 補強棒、150 インクカートリッジホルダ、151 ホルダ本体、152 カバー、200 搬送部、211 給紙ガイド、212 紙送りローラ、213 従動ローラ、214 プラテン、214a プラテン面、214b 吸引溝、214c 仕切壁、214d 吸引孔、214e インク打ち捨て溝穴、214f 窪み、214g インク吸引孔、215 ペーパーガイド、215a ペーパーガイド面、215c、215d リブ、215e、215f 吸引孔、215g インク吸引孔、216 用紙吸引部

Claims (6)

  1. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記液体が噴射されるときに前記被噴射媒体を支える媒体支持部と、
    前記媒体支持部で支持された前記被噴射媒体の縁部から外れた前記液体を受ける液体受け部とを有し、
    前記液体受け部に隣接する前記媒体支持部の支持面における前記液体受け部側に凹部を形成し、この凹部に前記液体の噴射により発生したミストを吸引する液体吸引部を設けたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体吸引部は、前記媒体支持部の支持面と凹部の境界に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体吸引部は、スリット穴形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記被噴射媒体の搬送を案内する第1の案内面を有し、この第1の案内面上の前記被噴射媒体に前記液体が噴射される第1の案内部材と、
    この第1の案内部材に対し搬送下流側に配設され、前記被噴射媒体の搬送を案内する第2の案内面を有する第2の案内部材とを備え、
    前記第1の案内部材に前記液体受け部と前記媒体支持部と前記凹部と前記液体吸引部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第2の案内部材は前記第1の案内部材に対し、前記第2の案内面が前記第1の案内面よりも低くなるように配設されており、前記第2の案内部材に前記媒体支持部と前記液体吸引部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 被記録媒体に記録する記録装置であって、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の液体噴射装置を備えたことを特徴とする記録装置。
JP2005042154A 2005-02-18 2005-02-18 液体噴射装置及び記録装置 Withdrawn JP2006224507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042154A JP2006224507A (ja) 2005-02-18 2005-02-18 液体噴射装置及び記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005042154A JP2006224507A (ja) 2005-02-18 2005-02-18 液体噴射装置及び記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006224507A true JP2006224507A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36986270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005042154A Withdrawn JP2006224507A (ja) 2005-02-18 2005-02-18 液体噴射装置及び記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006224507A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119778A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Canon Inc 記録装置
JP2011046145A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Seiko Epson Corp 被噴射材支持部材、該被噴射材支持部材を備えた液体噴射装置
JP2011088424A (ja) * 2009-09-25 2011-05-06 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2015027751A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 キヤノン株式会社 インクジェットプリント装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081924A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Hitachi Koki Co Ltd インクジェットプリンタおよびその記録方法
JP2001260391A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Konica Corp 画像記録装置
JP2001347691A (ja) * 2000-06-06 2001-12-18 Konica Corp インクジェット記録装置
JP2002187261A (ja) * 2000-10-10 2002-07-02 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2002337403A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Seiko Epson Corp 記録紙支持装置及び大型記録装置
JP2004268416A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Seiko Epson Corp 記録媒体搬送装置及び記録装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081924A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Hitachi Koki Co Ltd インクジェットプリンタおよびその記録方法
JP2001260391A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Konica Corp 画像記録装置
JP2001347691A (ja) * 2000-06-06 2001-12-18 Konica Corp インクジェット記録装置
JP2002187261A (ja) * 2000-10-10 2002-07-02 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2002337403A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Seiko Epson Corp 記録紙支持装置及び大型記録装置
JP2004268416A (ja) * 2003-03-07 2004-09-30 Seiko Epson Corp 記録媒体搬送装置及び記録装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119778A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Canon Inc 記録装置
JP2011046145A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Seiko Epson Corp 被噴射材支持部材、該被噴射材支持部材を備えた液体噴射装置
JP2011088424A (ja) * 2009-09-25 2011-05-06 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2015027751A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 キヤノン株式会社 インクジェットプリント装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5328329B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4702109B2 (ja) 記録装置
JP4269960B2 (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP4586923B2 (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP2006224507A (ja) 液体噴射装置及び記録装置
JP4241420B2 (ja) 媒体搬送装置及び液体噴射装置
JP4586924B2 (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP2007276290A (ja) 記録装置
JP2006198806A (ja) プラテン及び該プラテンを備えた記録装置と液体噴射装置
JP4442456B2 (ja) 記録装置
JP5750929B2 (ja) 液体噴射装置
JP2007276929A (ja) 搬送装置、搬送方法、記録装置、及び搬送記録方法
JP4496867B2 (ja) プラテン及び該プラテンを備えた記録装置と液体噴射装置
JP2007245599A (ja) 媒体搬送装置及び液体噴射装置と記録装置
JP5126329B2 (ja) 記録装置
JP2007238270A (ja) ロール状媒体支持装置及び記録装置
JP2007276960A (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP2007253483A (ja) 液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置
JP2006224555A (ja) 液体排出装置及び記録装置
JP2005239374A (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP4396470B2 (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP2007238269A (ja) 媒体搬送装置及び記録装置
JP2006224556A (ja) 廃液貯留装置及び記録装置
JP2007230172A (ja) 記録装置
JP2006225132A (ja) 搬送制御方法及び記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20070906

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100726

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100803

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100929