JP2007276929A - 搬送装置、搬送方法、記録装置、及び搬送記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被搬送物を吸引しつつ搬送する際における、被搬送物の搬送精度を向上することのできる技術を提供する。
【解決手段】用紙を搬送する搬送手段212と、用紙を搬送する搬送面を有し、搬送面に用紙を吸引する吸引孔214d、215e、215fが形成されたプラテン214及びペーパーガイド215と、プラテン214及びペーパーガイド215の搬送面の裏面側を吸引するファン217と、用紙と吸引孔214d、215e、215fとの位置関係に基づいて、ファン217による吸引力を制御する制御部200の吸引制御部201eとを有するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、被搬送物を搬送する搬送装置及び搬送方法、記録媒体を搬送し、当該記録媒体に記録する記録装置及び搬送記録方法に関する。
記録装置の一例としての大型のプリンタは、被搬送物であって記録媒体である例えば印刷用のロール紙を供給する給紙部、給紙されたロール紙に情報を印刷する印刷部、印刷されたロール紙を排出する排紙部がこの順で上部から配設された構成となっている。このようなプリンタを使用する場合、ユーザは、ロール紙を給紙部に収納してロール紙の先端部を引き出す。そして、ロール紙の先端部を用紙搬送面として作用する平坦な給紙ガイド上を通し、紙送りローラと従動ローラとの間に挟み込んでプリンタを起動する。
その後、プリンタは、紙送りローラを回転させてロール紙を用紙搬送案内面として作用する平坦なプラテン上に送り出しながら、プリントヘッドのノズル開口からインク滴を吐出して画像等をロール紙上に記録する。そして、排紙ローラを回転させてロール紙を用紙搬送面として作用する平坦な排紙ガイド上を通して外部に排出する。
一般的に紙は吸湿等により反り易いという性質がある。例えばJIS規格のA0判やJIS規格のB0判等の大型のロール紙においては反りが発生し易いために、印刷部のプラテン上で浮き上がりが生じ易く、印刷精度が維持できないおそれがある。そこで、吸引手段を配設してロール紙を用紙搬送面上に吸引することにより、プラテン上での浮き上がりを防止して印刷精度を確保している。
このような吸引手段を有するプリンタにおいては、吸引口の開閉を行うことによりファンの吸引能力を効率よく利用するための発明が知られている(特許文献1参照)。また、使用者が吸引の程度を調整することができるようにするための発明も知られている(特許文献2参照)。
特開2002−205855号公報 特開2002−283557号公報
近年では、記録装置においては、高精度に記録媒体に記録することが要請されるようになってきている。このため、記録装置においては、高精度に記録媒体を搬送することが必須となってきている。
このような状況においては、搬送時の吸引手段による吸引による影響を考慮する必要がある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、被搬送物を吸引しつつ搬送する際における、被搬送物の搬送精度を向上することのできる技術を提供することにある。また、その目的は、記録媒体に高精度に記録をすることのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明は、吸引手段による吸引が一定である場合には、被搬送物と当該被搬送物を吸引する吸引孔との位置関係によって、被搬送物の搬送時の負荷が異なってしまうことに着目しなされたものであり、本発明の一実施形態に係る搬送装置は、被搬送物を搬送する搬送手段と、被搬送物を搬送する搬送面を有し、搬送面の被搬送物を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、搬送面部の搬送面の裏面側から吸引する吸引手段と、被搬送物と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引手段による吸引力を制御する吸引制御手段とを有する。
係る構成によると、被搬送物と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引力を適切に制御することができる。したがって、例えば、被搬送物が吸引孔と対向していない位置関係にある、被搬送物が比較的少ない吸引孔と対向している位置関係にある、被搬送物が比較的多くの吸引孔と対向している位置関係にある等によって、適切に吸引力を制御することができる。このため、被搬送物に加えられる搬送時の負荷を適切に調整することができ、被搬送物の搬送精度を向上させることができる。
また、上記搬送装置において、被搬送物の先端位置を検出する先端位置検出手段を更に有し、吸引制御手段は、被搬送物の先端位置に基づいて、吸引手段による吸引力を制御するようにしてもよい。係る構成によると、被搬送物の先端位置によって、吸引孔との位置関係を把握することができ、適切に吸引力を制御することができる。また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、吸引手段による吸引力を先端位置に基づいて段階的に変化させるようにしてもよい。係る構成によると、吸引力の変化を段階的に変化させるように制御するので、制御における処理量を削減することができる。
また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、吸引手段による吸引力を先端位置に基づいて連続的に変化させるようにしてもよい。係る構成によると、吸引力を連続的に変化させるように制御するので、被搬送物に与えられる負荷をより高精度に調整できるので、被搬送物をより高精度に搬送することができる。
また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、被搬送物に対向する吸引孔の割合に応じて、吸引手段による吸引力を変化させるようにしてもよい。係る構成により、被搬送物に対向する吸引孔の割合に応じて適切に吸引力を変化させることができる。また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、被搬送物に対向する吸引孔の割合が高くなるほど、吸引手段による吸引力を弱くするように制御するようにしてもよい。係る構成によると、被搬送物に加えられる負荷を略一定にすることや、負荷の変化を低減することができる。このため、被搬送物を高精度に搬送できるようになる。
また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、被搬送物の搬送方向に垂直な方向の長さに基づいて、吸引手段による吸引力を異ならせるようにしてもよい。係る構成によると、被搬送物の搬送方向に垂直な方向の長さによる被搬送物に与えられる負荷の違いをなくす、あるいは低減することができる。
また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、被搬送物の種類に応じて、吸引手段による吸引力を異ならせるようにしてもよい。係る構成によると、被搬送物の種類に応じて適切に吸引力を調整することができ、被搬送物の種類に適した搬送を行うことができる。
また、上記搬送装置において、吸引制御手段は、吸引手段による吸引力を、吸引によって生じる圧力の変化に基づいて段階的に変化させるようにしてもよい。係る構成によると、被搬送物と吸引孔との位置関係を圧力変化により把握することができ、適切に吸引力を調整して、被搬送物の搬送を適切に行うことができる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る搬送方法は、搬送装置により被搬送物を搬送する搬送方法であって、搬送装置は、被搬送物を搬送する搬送手段と、被搬送物を搬送する搬送面を有し、搬送面の被搬送物を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、搬送面部の搬送面の裏面側から吸引する吸引手段とを有しており、搬送手段により被搬送物を搬送する搬送ステップと、被搬送物と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引手段による吸引による吸引力を制御する吸引制御ステップとを有する。なお、各ステップは、それらを同時並行的に実行されてもよく、時間的な制約がなければ、上記記載順に限らず、どのような順番で実行されてもよい。
係る方法によると、被搬送物と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引力を適切に制御することができる。このため、被搬送物に与えられる搬送負荷を適切に調整することができ、被搬送物の搬送精度を向上させることができる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る記録装置は、記録媒体を搬送し、記録媒体に対して記録する記録装置であって、記録媒体を搬送する搬送面を有し、搬送面の記録媒体を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、記録媒体を搬送面上を搬送する搬送手段と、搬送面部の搬送面の裏面側から吸引する吸引手段と、記録媒体と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引手段による吸引力を制御する吸引制御手段と、搬送面上を搬送される記録媒体に対して記録する記録手段とを有する。
係る構成によると、記録媒体と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引力を適切に制御することができる。このため、記録媒体に与えられる搬送負荷を適切に調整することができ、記録媒体の搬送精度を向上させることができる。また、このように記録媒体の搬送精度を向上することができるので、記録媒体への記録精度を向上することができる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る記録方法は、記録装置により記録媒体を搬送し、記録媒体に記録を行う搬送記録方法であって、記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録媒体を搬送する搬送面を有し、搬送面の被搬送物を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、搬送面部の搬送面の裏面側から吸引する吸引手段とを有しており、搬送手段により記録媒体を搬送する搬送ステップと、記録媒体と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引手段による吸引力を制御する吸引制御ステップと、搬送される記録媒体に記録を行うステップとを有する。なお、各ステップは、それらを同時並行的に実行されてもよく、時間的な制約がなければ、上記記載順に限らず、どのような順番で実行されてもよい。
係る方法によると、記録媒体と吸引孔との位置関係に基づいて、吸引力を適切に制御することができる。このため、記録媒体に与えられる搬送負荷を適切に調整することができ、記録媒体の搬送精度を向上させることができる。また、このように記録媒体の搬送精度を向上することができるので、記録媒体への記録精度を向上することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置が組み込まれた記録装置の一例であるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。図1及び図2に示すインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA1判やJIS規格のB1判といった比較的大型のサイズの記録用紙(被搬送物、記録媒体)にまで記録できる大型のプリンタであり、給紙部110、搬送手段及び記録手段の一例としての記録・搬送部120、排紙部130、脚部140がこの順で上部から配設された構成となっている。
すなわち、最上部に配置された給紙部110から給紙されるロール紙は、下部にて傾斜して配置された記録・搬送部120及び排紙部130の間を斜め下方に向かって搬送されて、最下部に配置された脚部140の間に配置される図示しない排紙受けに排紙されるようになっている。記録・搬送部120と排紙部130は本体として一体化されており、給紙部110及び脚部140とそれぞれ分離可能に構成されている。
給紙部110は、図1に示すように、本体120、130の上部後方に突き出るように設けられている。そして、給紙部110の内部には、図2に示すように、1本のロール紙がセット可能なロール紙ホルダ111が設けられ、給紙部110の前面には、図1及び図2に示すように、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー112がロール紙ホルダ111を覆うように取り付けられている。
ロール紙ホルダ111は、図2に示すように、ロール紙を保持するスピンドル113及び一対のフランジ状のロール紙押さえ114と、給紙部110の両側壁内面に取り付けられて、スピンドル113の着脱及び懸架が可能な一対のスピンドル受け115を備えている。そして、スピンドル113は、中央にロール紙が填め込まれてロール紙押さえ114で挟持された状態で、両端がスピンドル受け115に載置され、回転可能に軸支持されるようになっている。ロール紙カバー112は、図1及び図2に示すように、全体が回動可能に支持されており、ユーザが下部を持って持ち上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。
記録・搬送部120は、図2に示すように、記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122、記録ヘッド121と記録を実行するための制御部200(図3参照)とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)123、記録ヘッド121とインクが入ったインクカートリッジ10とをつなぐインクチューブ124等を備えている。そして、記録部120の上面及び前面には、図1及び図2に示すように、上蓋125及び前蓋126が記録ヘッド121やキャリッジ122等を覆うように取り付けられている。
記録ヘッド121は、ブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、ライトイエロー、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド121は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
キャリッジ122は、図2に示すように、主走査方向に設けられているレール127にコロを介して吊り下げられ、キャリッジベルト128に連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動するようになっている。
このキャリッジ122には、給紙部110から給紙される用紙の先端を検出するとともに、給紙される用紙の幅を検出するセンサ122a(図3参照)が設けられている。
FFC123は、一端が制御部200のコネクタに接続され、他端が記録ヘッド121のコネクタ及びセンサ122aのコネクタに接続されており、記録信号を制御部200から記録ヘッド121に送るように、また、センサ122aの検出信号を制御部200に送るようになっている。インクチューブ124は、上記各色のインク用が配設されており、図示しないインク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインクカートリッジ10につながれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド121につながれている。そして、インクチューブ124は、インク加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインクカートリッジ10から記録ヘッド121に送るようになっている。
前蓋126は、図1及び図2に示すように、下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、前蓋126を開けることにより記録部120を大きく開放することができるので、記録ヘッド121やキャリッジ122等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
ここで、更に図を参照して記録・搬送部120の詳細を説明する。
図3は、記録・搬送部120の詳細を示す側面図、図4は、その主要部の詳細を示す斜視図である。記録・搬送部120は、給紙部110から延びる平坦な給紙ガイド211、対向配置された接触・離間可能な紙送りローラ212及び従動ローラ213、キャリッジ122に搭載された記録ヘッド121と対向配置された平坦なプラテン214及びこのプラテン214直下の搬送下流側に配置されたペーパーガイド215、プラテン214及びペーパーガイド215上のロール紙を吸着する用紙吸引部216を備えている。ここで、本実施形態においては、プラテン214及びペーパーガイド215が搬送面部に相当する。キャリッジ122には、記録完了したロール紙を切断するカッタ129が取り付けられている。また、キャリッジ122には、用紙が搬送される側に光を照射するとともに、搬送される側からの光を受けるようにセンサ122aが配設されている。
紙送りローラ212は、1本の長尺のローラとして形成されており、記録可能な最大用紙幅より若干大きい周面部分にはセラミック粉等がコーティングされている。これにより、紙送りの際の滑りを防止することができるので、ロール紙を高精度に送り出すことができる。この紙送りローラ212は、図示していないが、両端がサイドフレームに軸受を介して軸支持されており、紙送りモータからプーリ及びベルトを介して伝達される駆動力により正逆回転駆動するようになっている。この紙送りローラ212は、制御部200による制御量にしたがって回転するようになっている。
従動ローラ213は、複数個の短尺のローラとして形成されており、紙送りローラ212の上方で軸方向に複数並設された従動ローラ支持部材213aに回動自在に軸支持されている。この従動ローラ213は、従動ローラ支持部材213aに取り付けられているバネ等の付勢部材213bにより紙送りローラ212に押圧されており、紙送りローラ212の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。これにより、ロール紙を両面からしっかりと押さえ込んで送り出すことができるので、高精度に搬送でき、高精度な記録を行うことができる。
プラテン214は、記録可能な最大用紙幅より若干大きい長さの矩形平板状に形成されて紙送りローラ212の搬送下流側の直近に配設されている。プラテン214の搬送面の一例であるプラテン面214aには、複数の矩形状の吸引溝214bが主走査方向に所定間隔を空けて一列配設されている。この吸引溝214bは、平坦な底面の四方が傾斜した側壁で囲まれた逆四角錐台に形成されている。そして、各吸引溝214bの底面及び各吸引溝214bの仕切壁214cの頂面には、複数の貫通した吸引孔214dが穿設されている。本実施形態では、複数の吸引孔214dは、主走査方向並ぶ複数の吸引孔214dから構成される第1吸引孔列a、第2吸引孔列b、及び第3吸引孔列cが、副走査方向に間隔を空けて並ぶように設けられている。
また、プラテン214におけるロール紙の側縁部に対応するプラテン面214aの位置には、矩形状のインク打ち捨て溝穴214eが穿設されている。このインク打ち捨て溝穴214eは、ロール紙を縁無し記録する際にロール紙の縁から外れたインク粒を受けて排出するようになっている。
ペーパーガイド215は、記録可能な最大用紙幅より若干大きい長さの矩形平板状に形成されてプラテン214の搬送下流側の直近に配設されている。ペーパーガイド215の搬送面の一例であるペーパーガイド面215aには、略中央を主走査方向に延びるカッタ段差215bが形成されている。このカッタ段差215bは、カッタ129がロール紙を幅方向にカッティングする際にペーパーガイド215を傷付けないように、ロール紙の下面から突出したカッタ129の刃先が入り込むことができる大きさに形成されている。これにより、ロール紙の記録部分と未記録部分とを確実に切り離すことができる。
さらに、ペーパーガイド面215aには、複数のレール状のリブ215c、215dが配設されている。各リブ215c、215dは、それぞれ主走査方向に所定間隔を空けて一列配設され、リブ215cとリブ215dは、それぞれ副走査方向に直線状となるように配設されている。そして、各リブ215c、215dの間のペーパーガイド面215aには、複数の貫通した吸引孔215e、215fが穿設されている。本実施形態では、複数の吸引孔215e、215fは、主走査方向並ぶ複数の吸引孔から構成される第4吸引孔列d、第5吸引孔列e、及び第6吸引孔列fが、副走査方向に間隔を空けて並ぶように設けられている。
用紙吸引部216は、プラテン214及びペーパーガイド215の下部(搬送面の裏面側)に配設された圧力室216aと、圧力室216aの下部に配設された吸引手段の一例としてのファン217を備えている。圧力室216aは、上面の一部が開放された箱状に形成されており、上面の開放部にプラテン214及びペーパーガイド215が取り付けられ、下部にファン217が取り付けられている。
用紙吸引部216のファン217を回転させることにより、プラテン214及びペーパーガイド215に穿設されている吸引孔214d、215e、215fから圧力室216a内に吸気され、ファン217を通って圧力室216aの外部に排気される。したがって、プラテン214及びペーパーガイド215の上面にロール紙が供給されると、ロール紙の下面側に負圧が発生するので、ロール紙をプラテン214及びペーパーガイド215の上面に吸着させてロール紙の浮き上がりを完全に防止して紙姿勢を安定化することができ、記録精度を高精度に確実に維持することができる。このファン217の回転は、制御部200によって制御される。
カッタ129は、刃先が下方を向くようにして、上下方向に昇降可能であって主走査方向に移動可能に配設されている。このカッタ129は、例えばソレノイド等により上下方向に昇降され、キャリッジ122とともに主走査方向に移動されるようになっている。したがって、カッタ129を移動させるための手段を別途設ける必要は無いので、省スペースを図ることができるとともに、コストを抑えることができる。なお、カッタ129をキャリッジ122から分離して独自のベルト機構やモータ等により主走査方向に移動するように構成しても良い。
排紙部130は、図1及び図2に示すように、ロール紙を副走査方向に搬送する経路の一部を成す排紙ガイド131と、ロール紙を副走査方向に搬送する図示しない排紙ローラを備えている。排紙ガイド131は、前面側に突き出た平坦な傾斜面として形成されており、上方から搬送されてくるロール紙を下方へスムーズに導くことができるようになっている。
脚部140は、図1及び図2に示すように、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142と、これらの支持柱142の間に掛け渡されている補強棒143を備えている。そして、支持柱142の上部に給紙部110及び本体120、130が載置されネジ止め固定されるようになっている。支持柱142に移動用のコロ141が配設されていることにより、重量のある給紙部110及び本体120、130を所望の位置へスムーズに移動させて設置することができるようになっている。なお、この脚部140の支持柱142の間には、排紙部130から排出されるロール紙を受ける排紙受け装置を設置することができるようになっている。
さらに、本体120、130の前面側から見て左側には、図1及び図2に示すように、各色のインクカートリッジ10を収納保持するホルダ本体151とその前面を覆うカバー152を有するインクカートリッジホルダ150が配設されている。このインクカートリッジホルダ150は、ホルダ本体151に対しカバー152の下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ホルダ本体151内に設けられている収納部は、図示左側から順にブラック、ライトイエロー、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタの計7色のインクカートリッジ10が個々に引き出し、押し入れ可能なように仕切られている。
また、本体120、130の前面側から見て右側上部には、図1及び図2に示すように、ユーザが記録制御等を操作するための操作パネル160が配設されている。この操作パネル160は、液晶画面と各種ボタンが配設されており、ユーザが液晶画面を見て確認しながらボタン操作できるようになっている。
図5は、本発明の一実施形態に係るプリンタの制御部の構成図である。
制御部200においては、CPU(Central Processing Unit)201と、通信インターフェース部(通信I/F部)202と、ROM(Read Only Memory)203と、RAM(Random Access Memory)204と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)205と、機構制御部206とがバス207を介して接続されている。
通信I/F部202は、例えば、USBケーブルを介して外部装置と接続可能であり、外部装置との間での情報交換の仲介を行う。例えば、PC(パーソナルコンピュータ)から送信される当該プリンタ100で記録すべき画像の画像データの仲介を行う。
ROM203は、ブートプログラム等のプログラム、後述するファン制御処理等のプログラム、用紙先端位置とその際におけるファンの回転速度とに関する情報等を記憶する。
RAM204は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU201による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。
EEPROM205は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、プリンタ100の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。例えば、EEPROM205は、プリンタ100に装着されているロール紙の種類を記憶する。
機構制御部206は、CPU201による制御に従って、給紙部110、記録・搬送部120、ファン217等を制御するようになっている。
CPU201は、各部202〜206の動作を制御する。また、CPU201は、ROM203に格納されているプログラムをRAM204に読み出して実行することにより、先端判定部201aと、紙幅検出部201bと、先端位置検出手段の一例としての先端位置検出部201cと、制御値決定部201dと、吸引制御手段の一例としての吸引制御部201eとを構成して各種処理を実行する。
先端判定部201aは、センサ122aから出力された電気信号に対応するデータを機構制御部206を介して受信し、搬送経路に用紙の先端が到達したか否かを判定し、先端が到達したと判定した場合には、その旨を紙幅検出部201bと、先端位置検出部201cに通知する。
紙幅検出部201bは、先端判定部201aから先端が到達した旨の通知を受けた場合に、機構制御部206によりキャリッジ122を主走査方向に移動させ、その間におけるセンサ122aからの電気信号に対応するデータを機構制御部206から受信し、そのデータに基づいて、用紙の主走査方向の長さ(用紙の幅)を検出し、その結果を制御値決定部201dに通知する。
先端位置検出部201cは、所定の基準位置から用紙の先端の位置(用紙先端位置)までの長さを検出する。本実施形態では、先端位置検出部201cは、先端判定部201aから先端が到達した旨の通知を受けると、その時点からの紙送りローラ212の回転量、すなわち、用紙送り量を把握することにより、用紙先端位置までの長さを検出し、制御値決定部201dに通知する。
制御値決定部201dは、先端位置検出部201cに通知された用紙先端位置までの長さに基づいて、ファン217の回転速度の制御値を決定し、決定した回転速度の制御値をRAM204に格納する。本実施形態では、用紙先端位置に基づいて決定されるファンの回転速度の制御値は、以下のようになっている。
図6は、用紙先端位置と、ファンの回転速度との対応関係の一例を示す図である。ここで、位置aeは、第1吸引孔列aの吸引孔の開口部分のすべてが用紙と対向するようになる位置を示し、位置beは、第2吸引孔列bの吸引孔の開口部分のすべてが用紙と対向するようになる位置を示し、位置ceは、第3吸引孔列cの吸引孔の開口部分のすべてが用紙と対向するようになる位置を示し、位置deは、第4吸引孔列dの吸引孔の開口部分のすべてが用紙と対向するようになる位置を示し、位置eeは、第5吸引孔列eの吸引孔の開口部分のすべてが用紙と対向するようになる位置を示し、位置feは、第6吸引孔列fの吸引孔の開口部分のすべてが用紙と対向するようになる位置を示している。また、用紙Aは、用紙Bより剛性が高い種類の用紙を示し、幅Xは、幅Yよりも短いことを示している。
同図に示すように、同一種類の同一幅の用紙では、用紙先端位置が、位置ae、位置be、位置ce、位置de、位置ee、位置feに搬送される毎に、段階的にファンの回転速度が遅くなるようになっている。すなわち、用紙が対向する吸引孔の全吸引孔に対する割合が高くなるほど、ファンの回転速度が遅くなるようになっている。このように、吸引孔の割合が高くなるほどファンの回転速度を遅くする(すなわち、吸引力を弱くする)のは、用紙に対向する吸引孔が多くなることにより搬送時の用紙への負荷が大きくなってしまうことを防ぐためである。このように、回転速度を遅くすることにより、搬送時の用紙への負荷を略一定、あるいは負荷の変化を抑えることができ、高精度に用紙を搬送することができ、用紙に高精度に記録を行うことができる。
また、同一の種類の幅の異なる用紙では、幅の短い方がファンの回転速度が速いようになっている。また、異なる用紙では、剛性の高い用紙のほうがファンの回転速度が速いようになっている。本実施形態では、図6に示す、各用紙の各厚さ毎に、用紙先端位置までの長さとファンの回転速度とを対応付けたテーブルがROM203に格納されており、制御値決定部201dは、EEPROM205に設定されている用紙種類と、紙幅検出部201bから通知された紙幅とによって使用するテーブルを特定し、先端位置検出部201cに通知された用紙先端位置までの長さに対応するファン217の回転速度の制御値を特定したテーブルから取得している。
図5に戻り、吸引制御部201eは、制御値決定部201dによって決定されたファン217の回転速度の制御値に基づいて、機構制御部206を介してファン217の回転を制御する。
図7は、本発明の一実施形態に係るプリンタのファン制御処理のフローチャートである。このファン制御処理は、例えば、プリンタ100に新たなロール紙を装着した後に実行され、ロール紙の搬送を実行する処理及び、ロール紙への記録を行う処理と並行して実行される。ファン制御処理においては、先端判定部201aが、センサ122aから出力された電気信号に対応するデータを機構制御部206を介して受信し、搬送経路に用紙の先端が到達したか否かを判定し(ステップS1)、先端が到達していないと判定した場合には、当該ステップS1を繰り返す一方、先端が到達したと判定した場合には、その旨を紙幅検出部201bと、先端位置検出部201cに通知する。
紙幅検出部201bは、先端判定部201aから先端が到達したと判定した旨の通知を受けた場合に、機構制御部206によりキャリッジ122を主走査方向に移動させ、その間におけるセンサ122aからの電気信号に対応するデータを機構制御部206から受信し、そのデータに基づいて、用紙の幅を検出し、その結果を制御値決定部201dに通知する(ステップS2)。
次いで、先端位置検出部201cは、先端判定部201aから先端が到達した旨の通知を受けると、その時点からの紙送りローラ212による用紙送り量を把握することにより、用紙先端位置までの長さを算出し、制御値決定部201dに通知する(ステップS3)。
次いで、制御値決定部201dは、EEPROM205に設定されている用紙種類と、紙幅検出部201bから通知された紙幅と、先端位置検出部201cに通知された用紙先端位置までの長さと基づいて、ファン217の回転速度の制御値を決定し(ステップS5)、当該決定した制御値をRAM204に格納する(ステップS6)。このようにRAM204に制御値が格納されると、吸引制御部201eが当該制御値に基づいて、機構制御部206を介してファン217の回転を制御する。これによって、用紙先端位置と吸引孔との位置関係に応じて適切にファン217の回転制御を行うことができる。そして、用紙先端位置が所定の位置、すなわち、用紙が全吸引孔と対向する位置を通過することが検出されるまで(ステップS7)、上記処理ステップS3〜S6が繰り返し実行される。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、図6に示すように、用紙先端位置に応じて段階的にファンの回転速度を変化させるようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、用紙先端位置に応じて連続的にファンの回転速度を変化させるようにしてもよい。
図8は、用紙先端位置と、ファンの回転速度との対応関係の他の例を示す図である。
ここで、位置asは、第1吸引孔列aの吸引孔の開口部分と用紙とが対向し始める位置を示し、位置bsは、第2吸引孔列bの吸引孔の開口部分と用紙とが対向し始める位置を示し、位置csは、第3吸引孔列cの吸引孔の開口部分と用紙とが対向し始める位置を示し、位置dsは、第4吸引孔列dの吸引孔の開口部分と用紙とが対向し始める位置を示し、位置esは、第5吸引孔列eの吸引孔の開口部分と用紙とが対向し始める位置を示し、位置fsは、第6吸引孔列fの吸引孔の開口部分と用紙とが対向し始める位置を示している。
同図に示すように、同一種類の同一幅の用紙では、用紙先端位置が、位置asから位置aeに至るまで、位置bsから位置beに至るまで、位置csから位置ceに至るまで、位置dsから位置deに至るまで、位置esから位置eeに至るまで、位置位置fsからfeに至るまでの間において、連続的にファンの回転速度が遅くなるようになっている。すなわち、吸引孔が用紙と対向し始めてから、全面が対向するまでの間において徐々にファンの回転速度が遅くなるようになっている。このように、各吸引孔との対向する面積が変化している時点において、徐々にファンの回転速度を遅くするのは、用紙に対向する吸引孔の面積が多くなることにより用紙搬送における負荷が大きくなってしまうことを防ぐためである。このように、回転速度を遅くすることにより、用紙の搬送における負荷を略一定、あるいは負荷の変化を抑えることができ、高精度に用紙を搬送し、高精度に記録を行うことができる。
また、上記実施形態では、プラテン214及びペーパーガイド215の双方に吸引孔を設けていたが、本発明はこれに限られず、いずれか一方に設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、副走査方向において6列の吸引孔列を設けるようにしていたが、本発明はこれに限られず、1列であってもよく、また、2列以上であってもよい。
また、上記実施形態では、ファン217の回転速度を制御するようにしていたが、本発明はこれに限れられず、例えば、ファン217を複数有する場合には、動作するファンの数を制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ファン217によって吸引するようにしていたが、本発明はこれに限られず、ファン以外の構成により吸引を行う他の吸引手段を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、先端位置に対応するファンの制御値を取得する際に、テーブルを検索して取得するようにしていたが、本発明はこれに限られず、先端位置に応じて対応する制御値を取得できるような処理を用意しておき、当該処理を実行することにより対応する制御値を取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、用紙先端位置を検出することにより、用紙と吸引孔との位置関係を把握して、吸引手段を制御するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、吸引孔を観察するセンサを設け、吸引孔上に用紙が位置するか否か直接的に検出し、これに基づいて吸引手段を制御するようにしてもよく、要は、用紙と吸引孔との位置関係を把握でき、それに応じて吸引手段を制御できればよい。
また、上記実施形態において、圧力室216a内に当該室内の圧力を検出する圧力センサを設け、用紙の先端位置によって圧力が変化することを検出し、その圧力変化に基づいて吸引手段を制御して吸引力を段階的に変化させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ロール紙を搬送する場合を例に説明をしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、単票紙を搬送する場合にも適用することができる。
また、上記実施形態では、被搬送物の一例としての記録媒体を搬送する搬送装置を例に挙げていたが、本発明はこれに限られず、例えば、記録媒体以外の被搬送物を搬送する搬送装置にも適用することができる。
また、上記実施形態では、インクを吐出する記録装置を一例に説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材を吐出する記録装置、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)を吐出する記録装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する記録装置にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの主要部の内部構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの記録・搬送部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの記録・搬送部の主要部の詳細を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御部の構成図である。 用紙先端位置と、ファンの回転速度との対応関係の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのファン制御処理のフローチャートである。 用紙先端位置と、ファンの回転速度との対応関係の他の例を示す図である。
符号の説明
10 インクカートリッジ、100 インクジェット式プリンタ、110 給紙部、111 ロール紙ホルダ、112 ロール紙カバー、113 スピンドル、114 ロール紙押さえ、115 スピンドル受け、120 記録・搬送部、121 記録ヘッド、122 キャリッジ、122a センサ、123 FFC、124 インクチューブ、125 上蓋、126 前蓋、127 レール、128 キャリッジベルト、129 カッタ、130 排紙部、131 排紙ガイド、140 脚部、141 コロ、142 支持柱、143 補強棒、150 インクカートリッジホルダ、151 ホルダ本体、152 カバー、200 制御部、201 CPU、201a 先端判定部、201b 紙幅検出部、201c 先端位置検出部、201d 制御値決定部、201e 吸引制御部、202 通信I/F、203 ROM、204 RAM、205 EEPROM、206 機構制御部、207 バス、211 給紙ガイド、212 紙送りローラ、213 従動ローラ、214 プラテン、214d 吸引孔、215 ペーパーガイド、215e 吸引孔、215f 吸引孔、216 用紙吸引部、217 ファン。

Claims (12)

  1. 被搬送物を搬送する搬送手段と、
    前記被搬送物を搬送する搬送面を有し、前記搬送面の前記被搬送物を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、
    前記搬送面部の前記搬送面の裏面側から吸引する吸引手段と、
    前記被搬送物と前記吸引孔との位置関係に基づいて、前記吸引手段による吸引力を制御する吸引制御手段と、を有する搬送装置。
  2. 前記被搬送物の先端位置を検出する先端位置検出手段を更に有し、
    前記吸引制御手段は、前記被搬送物の前記先端位置に基づいて、前記吸引手段による吸引力を制御することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記吸引制御手段は、前記吸引手段による吸引力を前記先端位置に基づいて段階的に変化させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記吸引制御手段は、前記吸引手段による吸引力を前記先端位置に基づいて連続的に変化させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  5. 前記吸引制御手段は、前記被搬送物に対向する前記吸引孔の割合に応じて、前記吸引手段による吸引力を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記吸引制御手段は、前記被搬送物に対向する前記吸引孔の割合が高くなるほど、前記吸引手段による吸引力を弱くするように制御することを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記吸引制御手段は、前記被搬送物の搬送方向に垂直な方向の長さに基づいて、前記吸引手段による吸引力を異ならせることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の搬送装置。
  8. 前記吸引制御手段は、前記被搬送物の種類に応じて、前記吸引手段による吸引力を異ならせることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の搬送装置。
  9. 前記吸引制御手段は、前記吸引手段による吸引力を、吸引によって生じる圧力の変化に基づいて段階的に変化させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  10. 搬送装置により被搬送物を搬送する搬送方法であって、
    前記搬送装置は、
    前記被搬送物を搬送する搬送手段と、
    前記被搬送物を搬送する搬送面を有し、前記搬送面の前記被搬送物を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、
    前記搬送面部の前記搬送面の裏面側から吸引する吸引手段とを有しており、
    前記搬送手段により前記被搬送物を搬送する搬送ステップと、
    前記被搬送物と前記吸引孔との位置関係に基づいて、前記吸引手段による吸引による吸引力を制御する吸引制御ステップとを有する搬送方法。
  11. 記録媒体を搬送し、前記記録媒体に対して記録する記録装置であって、
    記録媒体を搬送する搬送面を有し、前記搬送面の前記記録媒体を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、
    前記記録媒体を前記搬送面上を搬送する搬送手段と、
    前記搬送面部の前記搬送面の裏面側から吸引する吸引手段と、
    前記記録媒体と前記吸引孔との位置関係に基づいて、前記吸引手段による吸引力を制御する吸引制御手段と、
    前記搬送面上を搬送される前記記録媒体に対して記録する記録手段とを有する記録装置。
  12. 記録装置により記録媒体を搬送し、前記記録媒体に記録を行う搬送記録方法であって、
    前記記録装置は、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体を搬送する搬送面を有し、前記搬送面の前記被搬送物を吸引する吸引孔が形成された搬送面部と、
    前記搬送面部の前記搬送面の裏面側から吸引する吸引手段とを有しており、
    前記搬送手段により前記記録媒体を搬送する搬送ステップと、
    前記記録媒体と前記吸引孔との位置関係に基づいて、前記吸引手段による吸引力を制御する吸引制御ステップと、
    前記搬送される前記記録媒体に記録を行うステップとを有する搬送記録方法。
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