JP4639800B2 - 液体誘導部及び該液体誘導部を備えた記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置や液体噴射装置等において液体を誘導する液体誘導部に関する。また、本発明は、該液体誘導部を備えた記録装置と液体噴射装置とに関する。
例えば、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という)は、被記録媒体の1つとしての記録用紙に向かってインクを吐出する複数のノズル列を有する記録ヘッドと、記録用紙を支持して該記録ヘッドに対する記録用紙の位置を規定するプラテンとを有する。記録用紙への記録では、記録用紙が該プラテンに支持された状態で、ノズル列から記録用紙にインク滴が吐出される。また、このようなプリンタにおいて、記録用紙に余白無く記録を行う、いわゆる縁無し記録を実行可能なものがある。
縁無し記録を実行可能なプリンタでは、上記プラテンの上面(プラテン面)にインク打ち捨て用の溝穴(以下、「インク打ち捨て溝穴」という)が形成される。該インク打ち捨て溝穴は、プラテン面において主走査方向(記録ヘッドの移動方向)に延びるように形成された溝穴(以下、「横溝穴」という)と、記録用紙の端部に位置する部分に局在するように配設される溝穴(以下、「縦溝穴」という)とからなる。例えば、記録用紙の始端(先端)が横溝穴の上方に位置した時に、記録用紙の始端から外れた領域にもインク滴を吐出することにより、始端の縁無し記録が行われる。つまり、当該インク打ち捨て溝穴に、インクを打ち捨てつつ縁無し記録を実行する。
このような縁無し記録を実行可能なプリンタには、一般的に、例えば、スポンジ状のポリウレタン等、空隙率が高くインク吸収性の良い材料から成るインク吸収材が、インク打ち捨て溝穴内に充填装着されている。なお、空隙率とは、材料の見掛け上の体積に対する隙間の割合、つまり全容積に対する空間の容積の割合であり、空間率と同義である。このようなインク吸収材を設けないと、インク打ち捨て溝穴に打ち捨てられたインク(以下、「打ち捨てインク」又は「廃インク」という)がインクミストとなり、記録品質の低下を招き、或いは、プリンタの駆動部品に付着して正常な記録動作を妨げるためである。インク打ち捨て溝穴に打ち捨てられた廃インクは、インク吸収材に吸収され、吸収された廃インクは廃液部へ誘導される。また、廃液部にも、同様のインク吸収材(以下、「廃液吸収材」という)が充填装着されており、廃液部へ誘導された廃インクは廃液吸収材に吸収されて貯留される。
上述したような、インク打ち捨て溝穴と廃液部とに空隙率が高くインク吸収性の良い材料から成るインク吸収材と廃液吸収材とが充填装着されたインクジェット式記録装置が、例えば、特許文献1及び2に記載されている。
特開2003−211706号公報 特開2004−9700号公報
ところで、近年いわゆる顔料系インクを用いたプリンタが登場している。顔料系のインクは、染料系のインクと比較して記録用紙の表面にあるインク吸着層への浸透力が劣るという性質を有している。したがって、インク打ち捨て溝穴内のインク吸収材に対する浸透性も、染料系のインクより低いので、顔料系インクを使用するプリンタにおいては、インク打ち捨て溝穴内に配設するインク吸収材をよりインク吸収性の高いものにする必要があった。
しかし、インク吸収性の高いインク吸収材は、同時にインク保持力も高いので、インクが残留しやすく下まで伝わりにくい。したがって、顔料インクが廃液部まで誘導される途中で、一部のインクがインク吸収材内、あるいはインク吸収材上に残留してしまう虞が生じる。このため、顔料インクがインク吸収材の上に積層されて、いわゆるインク山ができてしまう虞も生じていた。インク山ができると、インク山に記録用紙の裏面が接触して記録用紙の裏面を汚したり、記録ヘッドのヘッド面と記録面との間隔が狭くなって記録画質に影響を及ぼしたり等の問題を生じさせる。
このような課題に対し、上記特許文献1に記載されたインクジェット式記録装置では、 インク打ち捨て溝穴内に配設されたインク吸収材の空隙率が、インク打ち捨て溝穴の底部に連通している廃液部に向けて低くなるようにしている。これにより、インク打ち捨て溝穴に打ち捨てられたインクが、インク吸収材に残留する虞を少なくし、特に顔料インク等の浸透性の低いインクがインク吸収材上に積層されてしまうことを防止する。しかし、上記特許文献1に記載の発明では、インク吸収材を複数の異なる空隙率を有する材料を重ねた多層構造としたり、又は、インク吸収材と廃液部の廃液吸収材との間にインク吸収材より低い空隙率を有する橋渡し吸収材を配設し、インク吸収材と、橋渡し吸収材と、橋渡し吸収材より更に低い空隙率を有する廃液吸収材とで一連の積層構造としている。このように、空隙率の異なる複数の材料を準備して、インク吸収材を多層構造としたり、一連の積層構造を完成させることは、プラテンの製造工程において、インク吸収材等の加工やプラテンへの装着を面倒で煩雑なものとする。
また、上記特許文献2に記載されたインクジェット式記録装置では、インク打ち捨て溝穴に設けられ、打ち捨てインクを廃液部へ滴下させる複数の貫通穴の少なくとも一つに、インク吸収材から廃液吸収材へ打ち捨てインクを導くインクガイド手段を配設し、該インクガイド手段をインク吸収材よりもインク吸収性の高い吸収材としている。これにより、インク打ち捨て溝穴内に充填されたインク吸収材に吸収された打ち捨てインクを、極力インク吸収材によって保持させずに、円滑に下方に設けられた廃液部に導くことが可能である。しかし、上記特許文献2に記載の発明でも、インク吸収材よりインク吸収性の高い吸収材を用いてインクガイド手段を準備し、インク打ち捨て溝穴の貫通穴に該インクガイド手段を配設するので、その加工や取付けが面倒で煩雑なものである。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、インク打ち捨て溝穴に打ち捨てられたインクの流動を促して廃液の処理を効果的に行うことを、面倒で煩雑な作業を行うことなく実現可能とする液体誘導部、及び、当該液体誘導部を備えた記録装置と液体噴射装置とを提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の液体誘導部では、被噴射媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記被噴射媒体を支持し、且つ、前記被噴射媒体から外れて吐出された液体を受ける溝を有し、当該溝に前記液体を吸収する液体吸収材を装着する被噴射媒体支持部と、を備えた液体噴射装置の液体誘導部であって、前記被噴射媒体支持部は、受けた液体を下方へ誘導するガイド面を有し、前記ガイド面は、装着された前記吸収材を圧縮し、圧縮された前記吸収材の圧縮率が上流側から下流側へ徐々に増加するように構成されていることを特徴としている。これにより、一つの材料から形成された液体吸収材を用いても、前記液体は毛細管現象により上流から下流へ確実に誘導されるので、前記液体の流動を促して廃液の処理を効果的に行うことが、面倒で煩雑な作業を行うことなく実現可能である。
また、本発明の液体誘導部では、前記ガイド面が、下流側へ徐々に細くなるテーパ状に前記吸収材を圧縮することを特徴としている。これにより、例えば、同一断面形状に上流側から下流側へ延びるように成形された前記吸収材をテーパ状に圧縮することで、圧縮された前記吸収材の圧縮率を上流側から下流側へ徐々に増加させることが可能である。
また、本発明の液体誘導部では、前記ガイド面の下流側が上流側の鉛直下方向に形成されたことを特徴としている。これにより、毛細管現象に加え、重力の作用により、前記液体の流動を促進して廃液の処理を更に効果的に行うことが可能である。
また、本発明の液体誘導部では、前記吸収材は、下流先端部の保水容量が他の部分の保水容量より小さくなるように形成されたことを特徴としている。これにより、液体吸収材に吸収された液体を廃液部側へ誘導することができるので、液体の流動を促して廃液の処理を効果的に行うことが可能である。
また、本発明の液体誘導部では、前記吸収材は、下流先端部が尖った形状となっていることを特徴としている。これにより、前記吸収材の下流先端部の保水容量を小さくすることができ、液体吸収材に吸収された液体を廃液部側へ確実に誘導することが可能である。
また、本発明の液体誘導部では、前記ガイド面は、前記吸収材の下流先端部を絞る絞り機構を備えていることを特徴としている。これにより、例えば、絞り機構等により下流先端部を絞ることにより、液体吸収材に吸収された液体を廃液部側へより確実に誘導することが可能である。
上記目的達成のため、本発明のインクジェット式記録装置では、被記録媒体にインクを吐出して記録するインクジェット式記録装置であって、上記各液体誘導部を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置または液体噴射装置を提供することができる。
以下、本発明に係る液体誘導部の一実施形態として、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタに用いられている液体誘導部について、図1乃至図10を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一の実施形態に係るインクジェット式プリンタ100の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。先ず、インクジェット式プリンタ100の概略より説明する。
このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙及びロール状の用紙に記録できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向(図1の左右方向)に長く延びる略直方体状のハウジング1で覆われている。
このハウジング1の上面には、矩形状の窓部2が形成されている。この窓部2は、透明又は半透明の窓カバー3によって覆われている。窓カバー3は、その上部の回動軸を中心に図示矢印A方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー3の下部を持ち上げて窓部2を開放することにより、窓部2を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
ハウジング1の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部4、4がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、記録用の各色のインクを貯留している。カートリッジ収納部4、4は、透明又は半透明のカートリッジカバー5、5によって覆われている。カートリッジカバー5、5は、その下部の回動軸を中心に図示矢印B方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー5、5を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部4、4を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。
ハウジング1の前面右側のカートリッジ収納部4の上部には、プリンタ動作を指示する操作部10が配設されている。操作部10は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う画像処理系等のボタン11と、状態を表示する液晶パネル12等を備えている。ユーザは、液晶パネル12を見て確認しながらボタン11を操作することができる。
ハウジング1の前面右側のカートリッジ収納部4の下部には、廃液タンク20が抜き差しされるタンク収納部6が形成されている。この廃液タンク20は、記録ヘッド62(図2参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄された廃インク等を貯留する。ユーザは、廃液タンク20を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インクの廃棄作業等を行うことができる。
ハウジング1の背面には、ロール状の用紙を給紙する給紙部30が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部30の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能な図示しないロール紙ホルダが配設され、給紙部30の前面には、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー31が図示しないロール紙ホルダを覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー31を持ち上げて給紙部30を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー31の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。
ハウジング1の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部4、4の間には、記録前のカットされた用紙、及び、記録後のカットされた用紙又はロール状の用紙を積載する給排紙トレイ200が抜き差しされる給排紙部40が形成されている。なお、この給排紙部40は、搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙を手差しで給紙することが可能なようにも形成されている。
この給排紙部40には、図1に示すように、給排紙トレイ200の後方部が差し込まれ、前方部が前に突き出るようにして、給排紙トレイ200が固定される。給排紙トレイ200は、カセット型に形成されており、内部に記録前の給紙されるカットされた用紙が積層収納され、上部に記録後の排紙されるカットされた用紙又はロール状の用紙が積層載置されるようなっている。
図2は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング1内には、給排紙部40と、搬送部50と、記録部60等とが配設されている。図3は、記録部60の主にプラテン63から下の部分を拡大して示す断面側面図である。以下、図2及び図3を参照してインクジェット式プリンタ100の内部構成について説明する。
図2に示すように、給排紙部40には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ41、給紙ローラ42及び分離部43等が配設されている。
ホッパ41は、カットされた用紙が載置可能な平板状に形成されており、一端が給紙ローラ42と分離部43の近傍に位置し、他端が装着されている給排紙トレイ200の給紙部210の底面に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ41は、一端側の裏面にハウジング1の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ44の他端が取り付けられており、この圧縮バネ44の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ42は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ41上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離部43は、給紙ローラ42によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。
搬送部50には、用紙を搬送するためのサブローラ51とその従動ローラ52a、52b、52c、紙送りローラ53とその従動ローラ54、排紙ローラ55とギザローラ56及び用紙を検知する検知センサ57a、57b等が配設されている。サブローラ51は、給紙トレイ210から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ230に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ52a、52b、52cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ51は、給紙部30から給紙されるロール状の用紙を排紙部230に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ52cとともに挟持して搬送させるようになっている。
紙送りローラ53は、反転搬送されてきたカットされた用紙又は給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ54とともに挟持してプラテン63へ送り出すようになっている。排紙ローラ55、55は、プラテン63を通過してくる用紙をギザローラ56、56とともに挟持して排紙トレイ230上へ排紙するようになっている。検知センサ57aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ57bは、反転搬送されてくるカットされた用紙又は搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。
次に、図2及び図3に示す記録部60には、キャリッジ61、記録ヘッド62、プラテン63、廃液トレイ65、圧力部67等が配設されている。キャリッジ61は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルトが作動すると、キャリッジベルトの動きに連行され、図示しないガイド軸に案内されて主走査方向(図2及び図3における紙面に対する直交方向)に往復移動する。
記録ヘッド62は、キャリッジ61の下部においてプラテン63の上面に供給されるカットされた用紙又はロール状の用紙(以下、「記録用紙300」という)と所定の間隔(ギャップ)を保持して対向するように配設されており、例えば、2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用ノズルと、イエロー、ダークイエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの6色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用ノズルとを備える。これらのノズルにより、複数のノズル列が記録ヘッド62に形成される。そして、記録ヘッド62の各ノズルは、図示しない圧力発生室に繋がれており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、複数のノズルから記録用紙300に向けてコントロールされた大きさのインク滴が吐出される。
プラテン63は、記録可能な最大用紙幅より若干大きい長さの矩形平板状に上部が形成されており、記録ヘッド62と対向するように配設されている。プラテン63の下方には圧力部67が配設され、圧力部67の下方には廃液部としての廃液トレイ65が配設されている。圧力部67は、プラテン63に穿設された後述する複数の吸引孔634a(図5参照)と連通し、図示しないファンに連通している。圧力部67に連通されたファンを回転させることにより、プラテン63に設けられた吸引孔634aから圧力部67内に吸気がされ、吸気された空気はファンを通って外部に排気される。これにより、プラテン63の上面に記録用紙300が供給されると、記録用紙300の下面側に負圧が発生するので、記録用紙300をプラテン63の上面に吸着させて記録用紙300の浮き上がりを防止することができ、記録精度を高精度に維持することができる。
次に、本発明の特徴部分を形成するプラテン63と廃液トレイ65について図4乃至図10を参照して詳細に説明する。
図4は、プラテン63と廃液トレイ65を示す斜視図である。図5は、プラテン63を示す平面図である。図6は、プラテン63の打ち捨て溝穴632内に充填装着されるインク吸収材64の斜視図である。図7は、インク吸収材64のプラテン63への装着を示す斜視図である。なお、図3〜図7に示す矢印Dは、記録用紙300の搬送方向を示す。
図4に示すように、プラテン63は主走査方向に延びる細長略矩形平板状に形成されたプラテン本体630と、プラテン本体630の搬送方向上流側の下端より垂直下方向に延びる複数のプラテン垂直部631(631a〜i)より略構成される。なお、プラテン垂直部631は、本発明に係る液体誘導部であって、その内部に後述する液体誘導通路635が形成され、この液体誘導通路635には後述するインク吸収材64が充填されている。また、プラテン本体630には、縁無し記録の際に記録用紙300の紙端より外れたインク滴を打ち捨てる為の打ち捨て溝穴632が形成され、打ち捨て溝穴632内にはインク吸収材64が充填するように装着されている。
インク吸収材64は、打ち捨てられたインク滴を素早く吸収してインクミストの発生を防止する。インク吸収材64が充填装着されていない打ち捨て溝穴632にインク滴が打ち捨てられると、記録ヘッド62のノズルより吐出された特に微小なインク滴は打ち捨て溝穴632に到達せずに浮遊し、インクミストとなる。このようにして発生したインクミストは、例えば、記録用紙300の裏面側に回り込んで付着し、記録用紙300の裏面を汚し、又は、プリンタの駆動部品に付着して正常な記録動作を妨げる等の問題を生じさせる。
このようなインク吸収材64の材料としては、高いインク吸収性を有し、インクによって冒されにくい(耐インク性が高い)性能を有し、且つ、弾力性・柔軟性に優れたスポンジ等の多孔質材を用いることができる。本実施形態では、空隙率が高くインク吸収性の良いスポンジ状のポリウレタンを使用する。
プラテン63(プラテン垂直部631)の下方には廃液部としての廃液トレイ65が配設されており、本発明に係るプラテン垂直部631がプラテン本体630からこの廃液トレイ65側に延びている。打ち捨て溝穴632に打ち捨てられた打ち捨てインクは、プラテン垂直部631に形成された液体誘導通路635を経由して、廃液トレイ65へ流動する。
廃液トレイ65は、上部が開口した主走査方向に延びる細長の箱型トレイで、縁無し記録の際に打ち捨てられた廃インクを貯留する。なお、廃液トレイ65は引き出し可能に配設されており、図4は、廃液トレイ65が引き出された状態を示す。廃液トレイ65の内部には、インク吸収材64と同様に、インクを吸収して貯留する廃液吸収材66が充填するように装着されている。すなわち、液体誘導通路635を経由して、廃液トレイ65へ誘導された廃インクは、廃液吸収材66に吸収された状態で廃液トレイ65内に貯留される。
このように、廃液吸収材66は廃インクを吸収して貯留するので、廃液吸収材66の材料は、特に、インクの吸収性及び保持能力に優れたものが好ましい。廃液トレイ65に廃液吸収材66を充填装着することにより、インク吸収材64から廃液トレイ65へ流動した廃インクを確実に貯留しておくことが可能となり、この廃インクがインクジェット式プリンタ100の外に漏れる虞を少なくする効果が得られる。
続いて、プラテン63について、図5等を参照して、詳細に説明する。なお、図5に示すプラテン63は、インク吸収材64が充填装着されていない状態のものである。
図5に示すように、プラテン本体630の記録ヘッド62と対抗する側(プラテン面側)に、上記打ち捨て溝穴632が形成されている。打ち捨て溝穴632は、主走査方向に細長く延びる横溝穴632aと、横溝穴632aから直交方向(搬送方向D)へ僅かに延びる縦溝穴632b(632b1〜7)とからなる。横溝穴632aは、プラテン本体630の搬送上流側にプラテン本体630と平行に形成され、主に、記録用紙300の始端(先端)及び後端の縁無し記録の際に、記録用紙300の始端、後端から外れたインク滴が打ち捨てられる為のものである。また、横溝穴632aには、液体誘導通路635に連通する複数の誘導孔633(633a〜g)が形成されている。一方、縦溝穴632bは、記録用紙300の両側端に対応する位置に局在的に配設され、記録用紙300の側端の縁無し記録の際に、記録用紙300の両側端から外れたインク滴が打ち捨てられる為のものである。本実施形態におけるプラテン63には、記録可能な記録用紙300の種類に対応した、7つの縦溝穴632b1〜7が形成されている。なお、図5における左端に配設された縦溝穴632b1が基準となる縦溝穴であって、記録用紙300の種類に関わらず、常に、記録用紙300の一側端より外れたインク滴が打ち捨てられる。
また、図4、図5に示すように、プラテン63のプラテン面には、横溝穴632aを挟み搬送方向Dと平行に延びる複数のリブ634が所定の間隔を有して配列されている。リブ634は、主走査方向の断面が略台形状であってレール状に形成されている。また、搬送下流側に配設された各リブ634の頂面には、圧力部67に連通した吸引孔634aが形成されている。これらの複数の吸引孔634aは、横溝穴632aより搬送下流側に、主走査方向と略平行に配設されている。圧力部67は、前述したように、ファンと連通し、該ファンを回転させることにより複数の吸引孔634aに負圧を発生させてプラテン63上の記録用紙300を複数のリブ634の頂面に吸着させて記録用紙300の浮き上がりを防止する。なお、本実施形態においては、複数のリブ634の各頂面に吸引孔634aを形成しているが、複数の吸引孔634aを各リブ634の頂面と共に各リブ634間の凹部にも形成してもよい。
次に、本発明の特徴部分の一部を形成するインク吸収材64について、図6、図7等を参照して説明する。インク吸収材64は、上述したように、プラテン63の打ち捨て溝穴632内に充填装着されるので、図6に示すような打ち捨て溝穴632に対応した形状をしている。すなわち、細長い帯状に延びた中央部64aと、直線状の中央部64aと直交する方向に僅かに延びる水平部64b(64b1〜7)と、水平部64bとは反対側の方向へ僅かに延びる垂直部64c(64c1〜7)からなり、中央部64aは横溝穴632aに、水平部64b(64b1〜7)は縦溝穴632b(632b1〜7)に、垂直部64c(64c1〜7)は後述する液体誘導通路635(635a〜g)にそれぞれ対応している。また、垂直部64c(64c1〜7)は、図6、図7に示すように、短冊状で、その先端部64d(64d1〜7)が尖った形状となっている。インク吸収材64は、前述したように、インク吸収性、耐インク性、及び、柔軟性に優れた材料を上述した形状(図6参照)に一体的に加工したものである。
そして、プラテン63の打ち捨て溝穴632にインク吸収材64を充填装着させる際には、図6、図7に示すように、垂直部64c(64c1〜7)を中央部64a(及び水平部64b)と直角になるように折り曲げた状態にして、誘導孔633(633a〜g)から挿入させる。続いて、横溝穴632aと縦溝穴632b(632b1〜7)とが、中央部64aと水平部64b(64b1〜7)とによりそれぞれ充填されるように装着すればよい。なお、インク吸収材64はスポンジ状のポリウレタンのような柔軟性に優れた材料で形成されているので、垂直部64cを中央部64a(水平部64b)と直角になるように折り曲げることは容易である。
インク吸収材64は、前述したように、多数の空隙を有する多孔質材からなり、打ち捨てインクを吸収すると共に吸収した打ち捨てインクを廃液トレイ65(廃液吸収材66)側へ誘導する。ここで、インク吸収材64は、いわゆる毛細管現象によって、空隙率が低いほど、すなわち、インク吸収材64の空隙の平均有効径が小さいほど、打ち捨てインクの流動性が向上する。例えば、インク吸収材64を圧縮して空隙率を低下させることにより、打ち捨てインクの流動性を向上させることが可能である。
次に、本発明の特徴部分について、図8及び図9を参照して、詳細に説明する。
図8は、図4におけるX−X線矢視図であって、プラテン63(側断面)とプラテン63に装着されたインク吸収材64(外観)とを示す斜視図である。図9は、同断面図である。
図8、図9では、プラテン63の断面部分を斜線で示し、プラテン63の打ち捨て溝穴632に充填装着されたインク吸収材64は、その外観状態を示す。本発明に係るプラテン垂直部631iの内部には打ち捨てインクを廃液トレイ65へ誘導する液体誘導通路635gが形成されており、上述したように、インク吸収材64の垂直部64c7が誘導孔633gから挿入されて、この液体誘導通路635g内に装着される。ここで、プラテン垂直部631iに形成された液体誘導通路635gは、垂直部64c7より小さく、図9に示すように、上部の誘導孔633gから徐々に通路幅が狭くなるようなテーパ状に形成されていることを特徴とする。このように、垂直部64c7より小さく、テーパ状に形成された液体誘導通路635g内に、垂直部64c7が挿入されて装着されると、垂直部64c7は液体誘導通路635gを形成する壁面(ガイド面)から圧縮を受けてテーパ状に変形する。特に、液体誘導通路635gは下流側へ徐々に通路幅が狭くなるテーパ状に形成されているので、垂直部64c7は先端方向へ行くにつれ徐々に大きな圧縮を受ける。この結果、液体誘導通路635g内に充填装着された垂直部64c7の空隙率は、先端方向へ行くにつれ徐々に低下する。すなわち、液体誘導通路635gの壁面(ガイド面)による圧縮に伴い、インク吸収材64(垂直部64c7)の空隙の平均有効径が徐々に小さくなっていく。上述したように、毛細管現象によって、インク吸収材64を圧縮して空隙率を低下させることにより、打ち捨てインクの流動性を向上させることができるので、垂直部64c7の圧縮率を先端方向へ徐々に増加させる(垂直部64c7の空隙率は徐々に低下する)構成とすることによって、垂直部64c7における打ち捨てインクの流動を促進することが可能となる。
なお、本発明に係るプラテン垂直部631(631a〜h)に形成された他の液体誘導通路635a〜fも、液体誘導通路635gと同様に、対応する垂直部64c1〜6より小さく、テーパ状に形成されている。これにより、垂直部64c1〜6も垂直部c7と同様に、先端方向へ行くにつれ徐々に大きな圧縮を受けるので、垂直部64c1〜6における打ち捨てインクの流動を促進することが可能となる。
次に、本発明よる作用と効果について、図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係るインク吸収材64及びその比較例(インク吸収材164)を示す側面図と正面図である。図10(a−1、2)に示すインク吸収材64は、打ち捨て溝穴632に充填装着された状態、すなわち、垂直部64cが液体誘導通路635による圧縮を受けている状態を示し、図10(a−1)はインク吸収材64の側面図で、図10(a−2)は垂直部64cの正面図である。一方、図10(b−1、2)に示すインク吸収材164は、インク吸収材64の比較例であって、図10(b−1)はインク吸収材164の側面図で、図10(b−2)は垂直部164cの正面図である。
本実施形態に係るインク吸収材64は、前述したように、垂直部64cが液体誘導通路635の壁面による圧縮を受けて先端(下流側)に向け徐々に細くなったテーパ状に変形している。これに対し、比較例としてのインク吸収材164はインク吸収材64と同一の材料により形成されているが、垂直部164cは圧縮を受けることなく液体誘導通路635内に充填装着されているものとする。そして、垂直部164cの先端164dは、液体誘導通路635内へ挿入しやすいようにアール加工されているが、インク吸収材64の先端64dのような尖った形状ではない。
本実施形態に係るインク吸収材64では、垂直部64cは、液体誘導通路635の壁面(ガイド面)より図示矢印E方向の圧縮を受けると共に、図示矢印F方向の圧縮を受けるとしてもよい。
また、前述したように、垂直部64cは先端部64dが尖った形状としている。本発明では、インク吸収材64を圧縮して空隙率を低下させることにより、インクの流動性を向上させているが、その一方で、インク吸収材64のインク保持力を増加させることになる。すなわち、圧縮により垂直部64cのインク保持力が増加するので、垂直部64cの先端部64dを尖った形状とし、先端部64dのインク保水容量を小さくしている。これにより、先端部64d側へ流動した打ち捨てインクが雫となって、廃液トレイ65へ落下することを促進する。
これに対し、比較例のインク吸収材164は、垂直部164cの先端部164dが尖った形状ではないので、インク吸収材164に吸収された打ち捨てインクは主に重力により垂直部164c内を流動後、雫となって、廃液トレイ65へ落下する。
このように、本実施形態におけるインク吸収材64では、垂直部64cは、液体誘導通路635の壁面(ガイド面)により圧縮を受け、その圧縮率が打ち捨てインクの流動下流側へ行くにつれ徐々に大きくなるように構成されている。これにより、インク吸収材64に吸収された打ち捨てインクは、毛細管現象によって、流動が促進され、更に、打ち捨てインクの流動方向は鉛直下方向となっているので、重力の作用により、打ち捨てインクの流動が良好となる。また、垂直部64cの先端部64dを尖った形状とすることにより、先端部64dのインク保水容量を小さくして、打ち捨てインクが雫となって、廃液トレイ65へ落下することを促進している。この結果、インク吸収材64に吸収された打ち捨てインクの流動が促進され、インク吸収材64の中央部64a、水平部64bの表面に打ち捨てインクが残留することを防止する。
このように、インク吸収材64の表面に打ち捨てられたインクが残留しにくくなるので、特に、顔料インク等の浸透性の低いインクがインク吸収材64上に積層されてしまうことを防止する効果が得られる。
なお、先端部64dのインク保水容量を小さくする方法の一例として、垂直部64cの先端部64dを尖った形状とすることを説明したが、先端部64dのインク保水容量を小さくする方法・手段はこれに限定されず、例えば、先端部64dを絞る絞り機構を設けて先端部64dのインク保水容量を小さくしてもよい。
また、本実施形態では、インク吸収材64と廃液吸収材66の間に空間が形成され、インク吸収材に吸収された打ち捨てインクは雫となって廃液吸収材66(廃液トレイ65)に落下する形態について説明したが、インク吸収材64の先端(下流側)と廃液吸収材66とが連結するような形態であってもよい。この場合、廃液吸収材66のインク吸収性がインク吸収材64より高いものとして、打ち捨てインクの流動性を更に促進することが可能である。
以上、本発明の一の実施形態について説明したが、本発明によれば、インク(液体)を誘導する液体誘導通路635を形成するガイド面と、液体誘導通路635に充填されたインク吸収材64(液体吸収材)とを、含むプラテン垂直部631(液体誘導部)であって、前記ガイド面がインク吸収材64(垂直部64c)を圧縮し、圧縮されたインク吸収材64の圧縮率が上流側から下流側へ徐々に増加していることを特徴としている。これにより、一つの材料から形成されたインク吸収材64を用いても、打ち捨てインク(廃インク)は毛細管現象により上流から下流へ確実に誘導されるので、打ち捨てインクの流動を促して打ち捨てインクの処理を効果的に行うことが、面倒で煩雑な作業を行うことなく実現可能である。
また、本発明によれば、液体誘導通路635を形成するガイド面が、下流側へ徐々に細くなるテーパ状にインク吸収材64(垂直部64c)を圧縮することを特徴としている。これにより、同一断面形状に上流側から下流側へ延びるように成形された垂直部64cをテーパ状に圧縮することで、圧縮された垂直部64cの圧縮率を上流側から下流側へ徐々に増加させることが可能である。
また、本発明によれば、下流側が上流側の鉛直下方向に形成されたことを特徴としている。これにより、毛細管現象に加え、重力の作用により、打ち捨てインクの流動を促して廃液の処理を更に効果的に行うことが可能である。
また、本発明によれば、インク吸収材64(垂直部64c)は、下流先端部の保水容量が他の部分の保水容量より小さくなるように形成されたことを特徴としている。これにより、インク吸収材64に吸収された打ち捨てインクを廃液トレイ65側へ誘導することができるので、打ち捨てインクの流動を促して廃インクの処理を効果的に行うことが可能である。
また、本発明によれば、インク吸収材64(垂直部64c)は、先端部64dが尖った形状となっていることを特徴としている。これにより、垂直部64cの先端部64dの保水容量を小さくすることができ、インク吸収材64に吸収された打ち捨てインクを廃液トレイ65側へ確実に誘導することが可能である。
また、本発明によれば、インク吸収材64(垂直部64c)の先端部64dを絞ることを特徴としている。これにより、例えば、絞り機構等により先端部64dを絞ることにより、インク吸収材64に吸収された打ち捨てインクを廃液トレイ65側へより確実に誘導することが可能である。
なお、本発明の範囲は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、本発明の実施形態では、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタ100のプラテン63の一部を構成するプラテン垂直部631について説明したが、上述した作用効果を奏する液体誘導部であれば、他の装置等に用いられる液体誘導部であってもよい。
液体を誘導する通路を形成するガイド面と、該通路に充填された液体吸収材とを、含む液体誘導部を備えていれば、インクジェット式プリンタ100に制限されることなく、その他の記録装置であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一の実施形態に係るインクジェット式プリンタ100の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 インクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。 記録部60の主にプラテン63から下の部分を拡大して示す断面側面図である。 プラテン63と廃液トレイ65を示す斜視図である。 プラテン63を示す平面図である。 プラテン63の打ち捨て溝穴632内に充填装着されるインク吸収材64の斜視図である。 インク吸収材64のプラテン63への装着を示す斜視図である。 プラテン63(側断面)とプラテン63に装着されたインク吸収材64(外観)とを示す斜視図である。 プラテン63(側断面)とプラテン63に装着されたインク吸収材64(外観)とを示す断面図である。 インク吸収材64とインク吸収材164(比較例)とを示す側面図と正面図である。
符号の説明
1 ハウジング、2 窓部、3 窓カバー、4 カートリッジ収納部、5 カートリッジカバー、6 タンク収納部、10 操作部、11 ボタン、12 液晶パネル、30 給紙部、40 給排紙部、50 搬送部、51 サブローラ、52 従動ローラ、53 紙送りローラ、54 従動ローラ、55 排紙ローラ、56ギザローラ、60 記録部、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、63 プラテン、64、164 インク吸収材、64a、164a 中央部、64b、164b 水平部、64c、164c 垂直部、64d、164d 先端部、65 廃液トレイ、66 廃液吸収材、67 圧力部、100 インクジェット式プリンタ、200 給排紙トレイ、210給紙トレイ、230 排紙トレイ、300 記録用紙、630 プラテン本体、631 プラテン垂直部、632 打ち捨て溝穴、632a 横溝穴、632b 縦溝穴、633 誘導孔、634 リブ、635 液体誘導通路

Claims (2)

  1. 被噴射媒体および当該被噴射媒体から外れた領域に液体を吐出し、前記被噴射媒体の搬送方向に直角な方向に往復移動する液体吐出ヘッドと、
    前記領域に吐出された液体を受ける液体吸収材装着された被噴射媒体支持部と
    を備えた液体噴射装置であって、
    前記液体吸収材は、帯状に延びた中央部と、当該中央部に直交する一の方向に延びる第一水平部および前記一の方向の反対方向に延びる第二水平部を含み、かつ一体的に加工されたものであり、
    前記被噴射媒体支持部は受けた液体を廃液部へ誘導する穴部を備えたものであり
    前記液体吸収材は、前記第二水平部が前記中央部および前記第一水平部と角度を有するように折り曲げられた状態で前記穴部に装着され
    前記穴部により前記液体吸収材を圧縮することで前記液体吸収材の圧縮率が上流側から下流側へ徐々に増加するように構成され
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1記載の液体噴射装置において、
    前記液体吸収材は、前記第二水平部が前記中央部および前記第一水平部と角度を有するように折り曲げられた状態で前記穴部に装着されることにより、折り曲げられる前の状態よりも前記液体吸収材の空隙の平均有効径が小さくなる部分と大きくなる部分とを前記液体吸収材の折り曲げられた箇所に構成し、かつ、前記液体吸収材における前記被噴射媒体支持部の接触部近傍に前記小さくなる部分を備える、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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