JP4911243B2 - 液体吸収材及びその液体吸収材を備えた記録装置と液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吸収して排出する液体吸収材及びその液体吸収材を備えた記録装置と液体噴射装置に関する。
例えば、記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、被記録媒体の1つとしての記録用紙に向かってインク滴を吐出する複数のノズル列を有する記録ヘッドと、記録用紙を支持して記録ヘッドに対する記録用紙の位置を規定するプラテンを備えている。このようなインクジェット式プリンタには、記録用紙に余白無く記録を行う、いわゆる縁無し記録を実行可能なものがある。縁無し記録を実行可能なインクジェット式プリンタは、上記プラテンの上面に記録用紙の縁から外れたインクを打ち捨てるための溝穴が形成されており、インク打ち捨て溝穴内にはスポンジ状のポリウレタン等の空隙率が高くインク吸収性の良い材料から成るインク吸収材が充填装着されている。そして、インク打ち捨て溝穴に打ち捨てられたインクは、インク吸収材に吸収されて廃液部へ誘導されて貯留されるようになっている。
ところで、近年いわゆる顔料系インクを用いたインクジェット式プリンタが登場している。顔料系インクは、染料系インクと比較して記録用紙の表面にあるインク吸着層への浸透力が劣るという性質を有している。したがって、インク打ち捨て溝穴内のインク吸収材に対する浸透性も染料系インクより低いので、顔料系インクを使用するインクジェット式プリンタにおいては、インク打ち捨て溝穴内に配設するインク吸収材をよりインク吸収性の高いものにする必要があった。
しかし、インク吸収性の高いインク吸収材は、同時にインク保持力も高いので、インクが残留し易く廃液部まで伝わりにくい。したがって、顔料系インクが廃液部まで誘導される途中で、一部の顔料系インクがインク吸収材内、あるいはインク吸収材上に残留してしまうおそれがある。このため、顔料系インクがインク吸収材の上に積層されて、いわゆるインク山ができてしまう場合もあり、インク山に記録用紙の裏面が接触して記録用紙の裏面を汚したり、記録ヘッドのヘッド面と記録面との間隔が狭くなって記録画質に悪影響を及ぼしたり等の問題を生じさせる。
このような問題に対し、インク打ち捨て溝穴内に配設されたインク吸収材の空隙率が、廃液部に向けて低くなるようにしたインクジェット式プリンタが提案されている(特許文献1参照)。また、インク打ち捨て溝穴に打ち捨てられたインクを廃液部へ滴下させる複数の貫通穴の少なくとも一つに、インク吸収材よりもインク吸収性の高いインクガイド手段を配設したインクジェット式プリンタが提案されている(特許文献2参照)。これらにより、特に顔料インク等の浸透性の低いインクがインク吸収材上に積層されてしまうことを防止することができる。
特開2003−211706号公報 特開2004−9700号公報
上述した前者のインクジェット式プリンタでは、インク吸収材を複数の異なる空隙率を有する材料を重ねた多層構造としたり、又は、インク打ち捨て溝穴のインク吸収材と廃液部の廃液吸収材との間にインク吸収材より低い空隙率であって廃液吸収材より高い空隙率を有する橋渡し吸収材を介在させた一連の積層構造とする必要がある。また、上述した後者のインクジェット式プリンタでも、インク吸収材よりインク吸収性の高い吸収材を用いてインクガイド手段を作成し、インク打ち捨て溝穴の貫通穴にインクガイド手段を配設する必要がある。したがって、インク吸収材やインクガイド手段等の加工作業やプラテンへの装着作業が面倒で煩雑なものとなっている。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、吸収した液体を速やかに排出することができる簡易な構成の液体吸収材及びその液体吸収材を備えた記録装置と液体噴射装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の液体吸収材では、液体を吸収して排出する液体吸収材であって、吸収した前記液体を排出側へ誘導する細溝の液体流路を設けたことを特徴としている。これにより、吸収された液体は、毛細管現象により液体流路を伝わって排出側へ確実に誘導される。また、前記液体流路は、排出側端部が開放され、他側端部が閉塞されていることを特徴としている。これにより、吸収された液体は、排出側とは逆側の端部にて堰き止められ、排出側へ略全量誘導される。
また、吐出される前記液体を受けて吸収する液体受部と、この液体受部で吸収された液体を排出する液体排出部とを有し、前記液体排出部が排出側に向かって先細りの形状に形成されていることを特徴としている。これにより、液体流路を伝わって液体排出部に到達した液体は、排出側から効率良く排出される。また、前記液体受部と前記液体排出部との接続部が、湾曲形状に形成されていることを特徴としている。これにより、液体受部で受けられた液体は、液体流路を伝わって液体排出部へ効率良く誘導される。
また、前記液体受部と前記液体排出部を補強する補強部材を有し、前記液体受部と前記液体排出部を前記補強部材に溶着するときに前記液体流路を形成することを特徴としている。これにより、液体流路を簡易に形成することができる。また、前記溶着は、前記液体受部と前記液体排出部の側から行われることを特徴としている。これにより、一般的に補強部材よりも液体受部と液体排出部が溶け易いため、溶着作業を効率良く行うことができる。
また、被記録媒体にインクを吐出して記録する記録装置であって、上記各液体吸収材が、記録ヘッドの移動経路に対向配置され、打ち捨てられる前記インクを吸収することを特徴としている。また、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各液体吸収材が、噴射ヘッドの移動経路に対向配置され、打ち捨てられる前記液体を吸収することを特徴としている。これにより、従来のような加工作業や装着作業等の面倒で煩雑な作業を行うことなく廃液の処理を効果的に行うことができ、上記各作用効果を奏する記録装置または液体噴射装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 図1のプリンタの給排紙トレイの斜視図である。 図2の給排紙トレイの使用形態を示す斜視図である。 図2の給排紙トレイの別の使用形態を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す断面側面図である。 図1のプリンタのホッパ上の用紙と給紙ローラとの接触状態を示す図である。 図1のプリンタのプラテンの詳細を示す斜視図である。 図7のプラテンの平面図である。 図7のプラテンのインク吸収材の詳細を示す斜視図及び断面図である。 図1のプリンタの動作を説明するための第1の図である。 図1のプリンタの動作を説明するための第2の図である。
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙及びロール状の用紙に印刷できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向に長く延びる略直方体状のハウジング101で覆われている。
このハウジング101の上面には、矩形状の窓部102が形成されている。この窓部102は、透明もしくは半透明の窓カバー103によって覆われている。窓カバー103は、その上部の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー103を持ち上げて窓部102を開放することにより、窓部102を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、印刷用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の上部には、プリンタ動作を指示する操作部110が配設されている。操作部110は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン111と、状態を表示する液晶パネル112等を備えている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン111を操作することができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の下部には、廃液タンク120が抜き差しされるタンク収納部106が形成されている。この廃液タンク120は、記録ヘッド162(図5参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時、あるいは縁無し記録の際に廃棄される廃インク等を貯留する。ユーザは、廃液タンク120を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インク等の廃棄作業等を行うことができる。
ハウジング101の背面には、ロール状の用紙を給紙する給紙部130が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部130の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能な図示しないロール紙ホルダが配設され、給紙部130の前面には、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー131が図示しないロール紙ホルダを覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー131を持ち上げて給紙部130を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー131の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。
ハウジング101の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部104の間には、印刷前のカットされた用紙及び印刷後のカットされた用紙またはロール状の用紙を積載する給排紙トレイ200が抜き差しされる給排紙部140が形成されている。なお、この給排紙部140は、搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙を手差しで給紙することが可能なようにも形成されている。
この給排紙部140には、給排紙トレイ200の前部が差し込まれ、給排紙トレイ200の後部が突き出るようにして固定される。給排紙トレイ200は、カセット型に形成されており、内部に印刷前の給紙されるカットされた用紙が積層収納され、上部に印刷後の排紙されるカットされた用紙またはロール状の用紙が積層載置されるようなっている。このような給排紙トレイ200の詳細構造について、図2〜図4を参照して以下説明する。
図2は、上記給排紙トレイ200の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。この給排紙トレイ200は、箱状に形成された給紙トレイ210と、この給紙トレイ210の上面を覆う蓋状に形成された排紙トレイ230を備えている。給排紙トレイ200は、給排紙方向に伸縮自在に形成されており、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズのカットされた用紙に対応可能になっている。
図3及び図4は、給排紙トレイ200が装着された給排紙部140を示す斜視図である。カットされた用紙を積層載置する場合は、図3に示すように、ロール紙案内部240は排紙部材239aの上面に格納した状態、すなわち排紙部材239aの上面はフラットな面にする。これにより、排紙ローラ155(図5参照)を通って排紙されるカットされた用紙は、断面がL字状に形成された案内部145の側面及び底面と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
なお、案内部145の底面には、スポンジマット145aが貼着されている。このスポンジマット145aは、1枚目のカットされた用紙を載置した後、2枚目のカットされた用紙が排紙されてきたとき、2枚目のカットされた用紙の先端が1枚目のカットされた用紙を突付いて排紙受け面から突き落としてしまうことを防止するための滑り止めの機能を有している。
一方、ロール状の用紙を積層載置する場合は、図4に示すように、排紙部材239aの上面に格納されているロール紙案内部240の第1の案内板241の他長辺側にユーザが指を掛けて後方に向かって旋回させる。すると、第2の案内板242が第1の案内板241に引っ張られて、長手方向の一端側が持ち上げられ、長手方向の他端側が排紙部材239aの上面に形成されている溝239aaに沿って後方に摺動する。そして、第1の案内板241と第2の案内板242とがなす角度が鋭角になるまで、第1の案内板241を旋回させる。
これにより、第2の案内板242は、その長手方向の一端側が案内部の側面の頂部に近接して滑り台状になる。このため、排紙ローラを通って排紙されるロール状の用紙がカールしていても、その先端が案内部側に巻き込まれてしまうことはなく、その先端は滑り台状の第2の案内板242上を滑走して排紙部材239a〜239dの上面側に導かれる。したがって、ロール状の用紙は、第2の案内板242と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
図5は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング101内には、給排紙部140と搬送部150と本発明の特徴的な部分を含む記録部160等が配設されている。給排紙部140には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ141、給紙ローラ142、分離部材143等が配設されている。ホッパ141は、カットされた用紙が載置可能な平板状に形成されており、一端が給紙ローラ142と分離部材143の近傍に位置し、他端が装着されている給排紙トレイ200の給紙トレイ210の底面に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ141は、一端側の裏面にハウジング101の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ144の他端が取り付けられており、この圧縮バネ144の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ142は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ141上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離部材143は、上面が粗面に形成されており、給紙ローラ142によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。ここで、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との関係について図を参照して説明する。
図6は、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との接触状態を示す図である。図6(A)は、ホッパ141上に最大枚数のカットされた用紙Pが載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、最上層のカットされた用紙P1が給紙ローラ142の切り欠き部分には接触せず、少なくとも円弧開始点142a以降の円周に接触するように調節されている。
また、図6(B)は、ホッパ141上に最小枚数(1枚)のカットされた用紙P1が載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、そのカットされた用紙P1が給紙ローラ142の円弧開始点142aから少し回転した点142bに接触するように調節されている。この接触点142bは、接触点142bから円弧終了点142cまでの円周長さが、用紙P1の先端psからサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aまでの間隔と同一長aとなるときの点である。
以上のように調節することにより、ホッパ141上に載置されるカットされた用紙Pが最大枚数以下であれば、最上層のカットされた用紙P1の先端psがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに届くまで、カットされた用紙P1は給紙ローラ142からレリースされないので、カットされた用紙P1をサブローラ151に確実に受け渡すことができ、給紙ミスを無くすことができる。
搬送部150には、用紙を搬送するためのサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152c、紙送りローラ153とその従動ローラ154、排紙ローラ155とギザローラ156及び用紙を検知する検知センサ157a、157b等が配設されている。サブローラ151は、給紙トレイ210から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ230に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ152a、152b、152cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ151は、給紙部130から給紙されるロール状の用紙を排紙トレイ230に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ152cとともに挟持して搬送させるようになっている。
紙送りローラ153は、反転搬送されてきたカットされた用紙もしくは給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ154とともに挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。排紙ローラ155は、プラテン163を通過してくる用紙をギザローラ156とともに挟持して排紙トレイ230上へ排紙するようになっている。検知センサ157aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ157bは、反転搬送されてくるカットされた用紙もしくは搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。
記録部160には、キャリッジ161及び記録ヘッド162と、本発明の特徴的な部分であるインク吸収材(液体吸収材)60を有するプラテン163と、吸引ダクト164及び廃インク流動部165等が配設されている。キャリッジ161は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルトが作動すると、キャリッジベルトの動きに連行され、図示しないガイド軸に案内されて往復移動するようになっている。
記録ヘッド162は、例えば2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ダークイエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの6色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
プラテン163は、記録可能な最大用紙幅より若干大きい長さで主走査方向に延びる細長略矩形平板状に形成されたプラテン本体630と、このプラテン本体630の搬送方向上流側の下面より垂直下方向に延びる複数のプラテン垂直部631を備えている。このプラテン163は、紙送りローラ153と排紙ローラ155の間であって記録ヘッド162と対向するように配設されており、搬送されてくる用紙をプラテン本体630上で面支持するようになっている。このような構成のプラテン163の詳細について、さらに図を参照して説明する。
図7及び図8は、上記プラテン163の詳細を示す斜視図及び平面図である。このプラテン本体630の上面には、縁無し記録の際に用紙の紙端より外れたインク滴を打ち捨てるための略矩形状の打ち捨て溝穴632が形成されている。プラテン垂直部631の内部には、打ち捨て溝穴632から廃インク流動部165へ繋がる廃インク通路635が形成されている。そして、プラテン本体630の打ち捨て溝穴632からプラテン垂直部631の廃インク通路635にかけて、打ち捨て溝穴632に打ち捨てられた廃インクを吸収して廃インク流動部165へ誘導するインク吸収材60が装着されている。
さらに、プラテン本体630の上面には、打ち捨て溝穴632を挟んで用紙搬送方向に延びる複数のリブ634が所定の間隔を有して配列されている。各リブ634は、主走査方向の断面が略台形状であってレール状に形成されている。そして、各リブ634の頂面には、吸引ダクト164に連通した複数の吸引孔634aが主走査方向に二列形成されている。
図9(A)、(B)は、上記インク吸収材60の詳細を示す斜視図及びA−A線断面図である。このインク吸収材60は、縁無し記録の際に用紙の紙端より外れたインク滴を受けて吸収するインク受部(液体受部)61と、このインク受部61と一体形成されており、インク受部61で吸収された廃インクを排出するインク排出部(液体排出部)62と、インク受部61及びインク排出部62の一面に溶着されて補強する補強部材63を備えている。
インク受部61は、打ち捨て溝穴632の略全面を覆うことが可能な略矩形平板状に形成されている。インク排出部62は、廃インク通路635内に挿入可能な細長平板状に形成されている。そして、インク排出部62は、廃インクの排出側、すなわち自由端側に向かって先細りの形状、すなわち尖った形状に形成されている。また、インク受部61とインク排出部62の接続部64は、インク排出部62の両側のインク受部61側に切り込み65が入れられ、湾曲形状、すなわちRが付いた形状に折り曲げ形成されている。補強部材63は、インク受部61及びインク排出部62と同一形状に形成されている。
そして、インク吸収材60の略中央部、すなわちインク受部61から接続部64を通ってインク排出部62に至る部分には、インク受部61で吸収した廃インクをインク排出部62へ誘導する細溝のインク流路(液体流路)66が形成されている。このインク流路66は、インク排出部62における廃インクの排出側の端部からインク受部61におけるインク排出部62の形成側とは逆側の端部の直前まで略一直線状に形成されている。すなわち、インク流路66は、インク排出部62における廃インクの排出側の端部は開放されており、インク受部61におけるインク排出部62の形成側とは逆側の端部の直前で閉塞されている。
このインク流路66は、インク受部61及びインク排出部62となる材料の一面に補強部材63となる材料を溶着するときに同時に形成することができる。すなわち、補強部材63となる材料の上にインク受部61及びインク排出部62となる材料を載置し、インク流路66の形状に製作された金型を加熱してインク受部61及びインク排出部62となる材料の側から押圧して溶着する。これにより、インク受部61及びインク排出部62となる材料は、図9(B)に示すように、補強部材63となる材料側に谷状に潰れるので、この谷部分がインク流路66として形成されることになる。その溶着後、又は溶着と同時に、インク受部61及びインク排出部62となる材料と補強部材63となる材料をインク吸収材60の形状に型抜き成形することにより、補強部材63で補強されたインク受部61、接続部64及びインク排出部62で成るインク吸収材60を容易に作製することができる。
以上のように、細溝のインク流路66を形成したので、毛細管現象を利用してインク受部61で吸収した廃インクをインク排出部62の廃インク排出側へ確実に誘導することができる。さらに、インク流路66における廃インク排出側の逆側が閉塞されているので、インク受部61で吸収した廃インクをインク排出部62の廃インク排出側へ略全量誘導することができる。また、インク受部61とインク排出部62の接続部64はRが付いた形状に折り曲げ形成されているので、接続部64での廃インクの流動性を高めることができ、さらにインク排出部62の廃インク排出側先端が尖った形状に形成されているので、その部分でのインク保水容量を小さくすることができる。この結果、インク吸収材60に吸収された廃インクの排出が促進され、廃インクが残留し難くなるので、特に、顔料系インク等の浸透性の低いインクがインク吸収材60上に積層されてしまうことを防止する効果が得られる。
このようなインク吸収材60のインク受部61及びインク排出部62となる材料としては、高いインク吸収性を有し、インクによって冒されにくい(耐インク性が高い)性能を有し、且つ、弾力性・柔軟性に優れたスポンジ状のポリウレタン等の多孔質材あるいは不織布等を用いることができる。また、補強部材63となる材料としては、例えばポリカーボネイト等のプラスチックを用いることができる。
なお、補強部材63となる材料側から加熱したインク流路66の形状に製作された金型を押圧して溶着するようにしても良い。また、インク流路66となる谷部分の幅は小さいほど、廃インクの誘導性能のばらつきを小さくすることができるので好ましい。また、インク流路66としは、1本形成したが複数本形成しても良く、また、直線状に形成したが例えば枝分かれ形状や葉脈状等、任意の形状でも良い。また、インク受部61及びインク排出部62となる材料の強度が高い場合は、補強部材63を省略し、加熱したインク流路66の形状に製作された金型を押圧してインク流路66のみを形成するようにしても良い。
吸引ダクト164は、プラテン163の直下に配設され、全ての吸引孔634aを覆うことが可能なように主走査方向に延びる樋状に形成されている。そして、吸引ダクト164の一端側には図示しない吸引ファンが連結されている。このような構成において、吸引ファンを回転させることにより、各吸引孔634aから吸気された空気は、吸引ダクト164を通って吸引ファンから外部に排気される。これにより、プラテン163の上面に用紙が供給されると、用紙の下面側に負圧が発生し、用紙は各リブ634の頂面に吸着されるので、用紙の浮き上がりを防止することができ、記録精度を高精度に維持することができる。廃インク流動部165は、上面が開放された主走査方向に延びる容器状に形成されている。この廃インクトレイ165は、インク吸収材60を伝って流れ落ちてくる縁無し記録の際の廃インクを回収して廃液タンク120に流し込むようになっている。
このような構成において、インクジェット式プリンタ100にてカットされた用紙に印刷する場合の動作について図10及び図11を参照して説明する。給排紙部140に装着された給排紙トレイ200の給紙トレイ210内に積層収納されたカットされた用紙Pは、用紙束が給紙ローラ142の回転に機械的に同期した圧縮バネ144の復元によるホッパ141の上昇により給紙ローラ142に押付けられ、最上層のカットされた用紙Pのみが分離部材143により分離されて搬送部150へ給紙される。
そして、図10(A)に示すように、給紙されるカットされた用紙Pがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに到達すると、カットされた用紙Pのスキュー取りが行われる。このスキュー取り方法は、用紙厚によって異なる方法が採られる。すなわち、普通紙以下の薄手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端を少しだけサブローラ151とその従動ローラ152aとの間に食い込ませ、その後にローラ151、152aを逆転させてカットされた用紙を撓ませることにより、カットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。
一方、普通紙より厚手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端をサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに突き当て、給紙ローラ142をスリップさせることでカットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。なお、上記食い込み量及び突き当て量は、検知センサ157aにより検知され、この検知量にしたがってスキュー取りが制御される。
このように、用紙厚によってスキュー取り方法を異ならせるのは、薄手のカットされた用紙は腰が無いために、給紙ローラ142はカットされた用紙上でスリップせずにカットされた用紙を送り出してしまうおそれがあるからであり、厚手のカットされた用紙は薄手のカットされた用紙を貼り合わせた構造であるため、ローラ151、152aを逆転させたときに剥離してしまうおそれがあるためである。
スキュー取りが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されているサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cに挟持されてU字経路で反転、すなわち給紙方向とは逆方向に搬送される。そして、図10(B)に示すように、カットされた用紙Pの先端が検知センサ157bの検知位置DPに到達すると、カットされた用紙Pの印刷開始位置決めである頭出しが行われる。
すなわち、カットされた用紙Pの先端が、検知位置DPから紙送りローラ153とその従動ローラ154の間を通って図11(A)に示す頭出し位置HPに到達するまで、検知センサ157bにより搬送量が検知され、この検知量にしたがって頭出しが制御される。なお、従来の頭出しはサブローラ151より上流側に配設されている検知センサ157aにより行っていたが、この頭出しはサブローラ151より下流側に配設されている検知センサ157bにより行うので、検知量が少なくて済み、特に用紙厚による頭出し誤差を無くして頭出し精度を高めることができる。
その後、頭出しが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている紙送りローラ153とその従動ローラ154に挟持されて記録部160へ搬送されることになる。したがって、サブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cによるカットされた用紙Pの挟持は搬送精度を悪化させる原因になるので、図11(B)に示すように、各従動ローラ152a、152b、152cはサブローラ151からレリースする。
搬送されるカットされた用紙Pは、図示しない吸引ファンによりプラテン163上に吸着されて平坦にされ、図示しないキャリッジモータとタイミングベルトにより走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により印刷される。このとき、インクジェット式記録装置100の制御部は、例えばイエロー、ダークイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ153の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、印刷が完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている排紙ローラ155とギザローラ156に挟持されて給排紙部140へ排紙され、給排紙トレイ200の排紙トレイ230上へ積層載置される。
吸収する液体としてインクを例に説明したが、どのような液体であっても液体吸収材として適用可能である。また、記録装置としてインクジェット式プリンタを例に説明したが、記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
60 インク吸収材、61 インク受部、62 インク排出部、63 補強部材、64 接続部、65 切り込み、66 インク流路、100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、104 カートリッジ収納部、105 カートリッジカバー、110 操作部、130 給紙部、140 給排紙部、150 搬送部、160 記録部、161 キャリッジ、162 記録ヘッド、163 プラテン、164 吸引ダクト、165 廃インク流動部、200 給排紙トレイ、210給紙トレイ、230 排紙トレイ、630 プラテン本体、631 プラテン垂直部、632 打ち捨て溝穴、634 リブ、634a 吸引孔、635 廃インク通路。

Claims (4)

  1. 被噴射媒体に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
    当該液体噴射ヘッドに対向配置され、前記被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持部とを備えた液体噴射装置であって、
    前記被噴射媒体支持部は、前記液体噴射ヘッドより吐出された液体を受けて吸収する液体受部と、前記液体受部と一体形成され該液体受部で吸収された液体を液体排出側へ排出する液体排出部と、を備える液体吸収材を有し、
    当該液体吸収材は、吸収した前記液体を排出側へ誘導する細溝の液体流路が前記液体受部から前記液体排出部に至る部分に設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体流路は、排出側端部が開放され、前記液体受部側の他側端部が閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体排出部が排出側に向かって先細りの形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記排出側端部が下方向となるように前記液体受部と前記液体排出部とを接続する湾曲形状の接続部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体噴射装置。
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