JP4487786B2 - 記録媒体給送装置 - Google Patents

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    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/103Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides for the sheet feeding section

Description

本発明は、記録媒体を給送する媒体給送装置に関し、特に手差しによる記録媒体の給送が可能な媒体給送装置及びその媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置に関する。
記録媒体として例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズの用紙にまで印刷できる大型の記録装置の1つであるインクジェット式プリンタがある。このような大型のインクジェット式プリンタは、重量のある用紙を取り扱う関係上、小型のインクジェット式プリンタのように背面側から給紙して前面側に排紙することが困難であるため、前面側で給排紙するようになっている。すなわち、インクジェット式プリンタの前面には、自動給紙される用紙が収納可能な給紙カセットと、自動排紙される用紙及び手差し給紙される用紙が載置可能な給紙カセットの蓋部を有する給排紙装置が配設されている。
この給排紙装置により自動給紙するときは、給紙カセットに複数枚の用紙が積層状態で収納される。そして、収納された用紙の先端部分は、ホッパにより持ち上げられて給紙ローラに当接され、用紙先端ガイドにガイドされつつ最上層の用紙から順に摩擦給送される。また、手差し給紙するときは、例えば1枚の用紙の後端部分が蓋部に載置され、この用紙の先端部分が給紙カセットに収納されている用紙の先端部分と重ねてセットされる。そして、載置された用紙の先端部分は、ホッパにより給紙カセットに収納されている用紙とともに持ち上げられ、給紙ローラに当接されて用紙先端ガイドにガイドされつつ摩擦給送される(特許文献1参照)。
特開2002−68535号公報
上述した給排紙装置では、給紙カセットに収納されている用紙と蓋部に載置される用紙の種類が異なる場合、これらの用紙間で貼り付きが発生する場合がある。そして、このような貼り付きが発生すると、上記摩擦給送の際に重送が発生し易く、その後の用紙の搬送や用紙への記録が不可能になるおそれがある。
この問題を解消するには、給紙カセットの蓋部を手差し給紙用の用紙の全面を載置することが可能な大きさに形成すれば良い。ところが、このような蓋部とした場合は、蓋部と用紙先端ガイドとの間に間隙を設けて、蓋部がホッパにより持ち上げられる際に用紙先端ガイドと干渉を起こさないようにする必要がある。このため、手差し給紙用の用紙をセットする際に、用紙先端が上記間隙に入り込んで折れ曲ることがあり、手差し給紙が不可能になるおそれがある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、手差し給送時の給送不良を防止することができる媒体給送装置及びその媒体給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の媒体給送装置では、記録媒体を給送ローラにて給送する記録媒体搬送装置であって、自動供給される記録媒体を収納し、内部に前記自動給送用の記録媒体を支持し、且つ前記給送ローラに当接させる位置と退避させる位置とに変位可能な上昇手段を有する自動供給トレイと、前記自動供給トレイの上方に配置され、手差し供給される記録媒体を載置して供給する手差し供給トレイとを備え、前記手差し供給トレイは、手差し供給時に前記給送ローラ側へ伸長する伸縮部を備えていることを特徴としている。これにより、手差し供給するために記録媒体を手差し供給トレイ上に載置したときに、自動供給トレイ内に記録媒体が収納されていても、手差し供給用の記録媒体と自動供給用の記録媒体とは直接接触しないので、手差し供給用の記録媒体と自動供給用の記録媒体との貼り付きを防止することができる。
また、前記伸縮部は、手差し供給トレイ本体に内蔵可能であることを特徴としている。これにより、手差し供給トレイを使用しないときはコンパクトにして収納することができる。また、前記上昇手段が、手差し供給時に前記伸縮部を前記手差し供給トレイ本体とともに持ち上げて、載置されている前記記録媒体を前記供給ローラに当接させることを特徴としている。これにより、手差し供給させるための上昇手段を別途設けなくて良いので、機構を簡略化させることができるとともに、省スペース化を図ることができる。
また、前記伸縮部は、前記手差し供給トレイ本体に取り付けられたレバー機構により伸縮自在であることを特徴としている。これにより、ユーザは伸縮部の伸縮動作を容易に行うことができる。また、前記レバー機構を構成するレバーは、前記伸縮部が伸長しているときは前記記録媒体の側縁を案内する媒体側縁案内部材として機能し、前記伸縮部が収縮しているときは前記記録媒体の手差しの侵入を阻止する媒体侵入阻止部材として機能することを特徴としている。これにより、手差し供給精度を向上させることができるとともに、自動供給時における自動供給用の記録媒体が手差し供給用の記録媒体と干渉してしまうことを防止することができる。また、前記伸縮部は、前記レバー機構を構成するカムにより連接されていることを特徴としている。これにより、簡易な構成とすることができる。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録媒体に記録する記録装置であって、上記各媒体給送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置及び液体噴射装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙及びロール状の用紙に印刷できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向に長く延びる略直方体状のハウジング101で覆われている。
このハウジング101の上面には、矩形状の窓部102が形成されている。この窓部102は、透明もしくは半透明の窓カバー103によって覆われている。窓カバー103は、その上部の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー103を持ち上げて窓部102を開放することにより、窓部102を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、印刷用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の上部には、プリンタ動作を指示する操作部110が配設されている。操作部110は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン111と、状態を表示する液晶パネル112等を備えている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン111を操作することができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の下部には、廃液タンク120が抜き差しされるタンク収納部106が形成されている。この廃液タンク120は、記録ヘッド162(図9参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インクを貯留する。ユーザは、廃液タンク120を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インクの廃棄作業等を行うことができる。
ハウジング101の背面には、ロール状の用紙を給紙する給紙部130が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部130の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能な図示しないロール紙ホルダが配設され、給紙部130の前面には、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー131が図示しないロール紙ホルダを覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー131を持ち上げて給紙部130を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー131の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。
ハウジング101の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部104の間には、給排紙部(媒体給送装置)140が形成されている。この給排紙部140には、自動で給排紙する際に用いられる自動給排紙トレイ(自動供給トレイ)200が配設され、また、手差しで給紙する際に用いられる本発明の特徴的な部分である手差し給紙トレイ(手差し供給トレイ)300(図2(B)参照)が自動給排紙トレイ200上に配設される。自動給排紙トレイ200には、印刷前のカットされた用紙及び印刷後のカットされた用紙又はロール状の用紙が積載され、手差し給紙トレイ300には、印刷前のカットされた用紙又は搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙が積載される。
図2(A)は、自動給排紙トレイ200とその周辺を斜め前方から見た斜視図、図2(B)は、手差し給紙トレイ300とその周辺を斜め前方から見た斜視図である。先ず、自動給排紙トレイ200について説明する。図2(A)、(B)に示すように、自動給排紙トレイ200は、背面及び上面が開放された箱状に形成された第1給紙トレイ210と、この第1給紙トレイ210の開放上面を覆う蓋状に形成された排紙トレイ230と、前面及び上面が開放された箱状に形成された第2給紙トレイ250を備えている。
第2給紙トレイ250の開放前面側には、第1給紙トレイ210の開放背面側が差し込まれ、第1給紙トレイ210と第2給紙トレイ250で形成される箱状の内部に印刷前の自動給紙されるカットされた用紙が積層収納されるようになっている。第1給紙トレイ210の開放上面には、排紙トレイ230が装着され、この排紙トレイ230の上部に印刷後の排紙されるカットされた用紙又はロール状の用紙が積層載置されるようなっている。このような自動給排紙トレイ200の詳細構造について、図3〜図5を参照して以下説明する。
図3は、上記第1給紙トレイ210と排紙トレイ230の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。第1給紙トレイ210と排紙トレイ230は、給排紙方向に伸縮自在に形成されており、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズのカットされた用紙に対応可能になっている。
図4及び図5は、第2給紙トレイ250に装着され、伸長された第1給紙トレイ210と排紙トレイ230を示す斜視図である。カットされた用紙を積層載置する場合は、図4に示すように、ロール紙案内部240は排紙部材239aの上面に格納した状態、すなわち排紙部材239aの上面はフラットな面にする。これにより、排紙ローラ155(図9参照)を通って排紙されるカットされた用紙は、断面がL字状に形成された案内部145の側面及び底面と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
なお、案内部145の底面には、スポンジマット145aが貼着されている。このスポンジマット145aは、1枚目のカットされた用紙を載置した後、2枚目のカットされた用紙が排紙されてきたとき、2枚目のカットされた用紙の先端が1枚目のカットされた用紙を突付いて排紙受け面から突き落としてしまうことを防止するための滑り止めの機能を有している。
一方、ロール状の用紙を積層載置する場合は、図5に示すように、排紙部材239aの上面に格納されているロール紙案内部240の第1の案内板241の他長辺側にユーザが指を掛けて後方に向かって旋回させる。すると、第2の案内板242が第1の案内板241に引っ張られて、長手方向の一端側が持ち上げられ、長手方向の他端側が排紙部材239aの上面に形成されている溝239aaに沿って後方に摺動する。そして、第1の案内板241と第2の案内板242とがなす角度が鋭角になるまで、第1の案内板241を旋回させる。
これにより、第2の案内板242は、その長手方向の一端側が案内部の側面の頂部に近接して滑り台状になる。このため、排紙ローラを通って排紙されるロール状の用紙がカールしていても、その先端が案内部側に巻き込まれてしまうことはなく、その先端は滑り台状の第2の案内板242上を滑走して排紙部材239a〜239dの上面側に導かれる。したがって、ロール状の用紙は、第2の案内板242と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
次に、手差し給紙トレイ300について説明する。図2(B)に示すように、手差し給紙トレイ300は、第2給紙トレイ250の開放上面の前半部を覆う蓋状の本体部310と、第2給紙トレイ250の開放上面の後半部を覆う蓋状の伸縮部320を備えている。伸縮部320は、本体部310に対して伸縮自在、すなわち伸長時は本体部310から突き出し、収縮時は本体部310に内蔵されるようになっている。
第2給紙トレイ250の開放上面には、本体部310が装着されて伸縮部320が伸長され、本体部310と伸縮部320の上部に印刷前の手差し給紙されるカットされた用紙又は搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙が積層載置されるようなっている。このような手差し給紙トレイ300の詳細構造について、図6〜図8を参照して以下説明する。
図6は、上記本体部310と伸縮部320の背面側を示す平面図である。図6(A)に示すように、本体部310は、矩形平板状に形成され、伸縮部320は、本体部310より若干小さい矩形平板状に形成されている。これにより、本体部310の背面311側に伸縮部320を内蔵することができる。そして、本体部310に対する伸縮部320の伸縮動作は、レバー機構330により可能となっている。すなわち、図2(B)及び図6(A)に示すように、本体部310には、前縁312の略中央と前面から見て右側との間を前縁312に沿ってスライド自在なレバー331が装着されている。
このレバー331は、本体部310の前縁312から背面311に沿った断面が略L字の平板状に形成されており、前部331aは本体部310の前縁312に係止され、後部(カム)331bは伸縮部320の背面321に形成されたカム溝(カム)332に係止されている。このカム溝332は、伸縮部320の後縁322側から前縁323側に向けて傾斜した直線状、すなわち図6(A)に示すように、レバー331の前部331aが本体部310の前縁312の略中央に位置しているときは、レバー331の後部331bが伸縮部320の後縁322側に位置し、図6(B)に示すように、レバー331の前部331aが本体部310の前縁312の前面から見て右側に位置しているときは、レバー331の後部331bが伸縮部320の前縁323側に位置するように形成されている。
これにより、ユーザは、レバー331を本体部310の前縁312に沿って略中央にスライドさせることにより、レバー331の後部331bはカム溝332に沿って伸縮部320の後縁322側に移動するので、図6(A)に示すように、伸縮部320を本体部310に対して収縮させて格納することができる。また、レバー331を本体部310の前縁312に沿って前面から見て右側にスライドさせることにより、レバー331の後部331bはカム溝332に沿って伸縮部320の前縁323側に移動するので、図6(B)に示すように、伸縮部320を本体部310に対して伸長させて突出させることができる。なお、カムの代わりにギアやプーリ等を用いても良い。
また、図2(B)に示すように、レバー331の右側には、給紙方向に延びる突起部331cが形成されている。この突起部331cは、レバー331を操作する際の把持部であるが、伸縮部320が伸長しているときは本体部310の前縁312の前面から見て右側に位置しているので、手差し給紙する用紙の側縁を案内する側縁案内部材として機能し、用紙の給紙精度を向上させることができる。また、突起部331cは、伸縮部320が収縮しているときは本体部310の前縁312の略中央に位置しているので、用紙の手差しの侵入を阻止する侵入阻止部材として機能し、自動給紙中の用紙との干渉を防止することができる。
図7及び図8は、手差し給紙トレイ300の取付状態を示す斜視図である。上述したように、手差し給紙トレイ300は、自動給排紙トレイ200上に配設されている。すなわち、図7に示すように、手差し給紙トレイ300の本体部310の両側部313、314は、自動給排紙トレイ200の第2給紙トレイ250を構成する両側壁251、252に係止されている。図7(A)に示すように、本体部310の右側部313には、前縁312側から所定間隔を空けて円筒状の突起部315と平行配置された平板状の突起部316が形成されている。また、図7(B)に示すように、本体部310の左側部314には、前縁312側から所定間隔を空けて2つの円柱状の突起部317、318が形成されている。
一方、図8(A)に示すように、第2給紙トレイ250を構成する左側壁251には、前面側から所定間隔を空けて2つの円筒状の突起部253、254が形成されている。また、図8(B)に示すように、第2給紙トレイ250を構成する右側壁252には、前面側から所定間隔を空けて円柱状の穴255と角柱状の穴256が形成されている。そして、図7(A)に示すように、本体部310の右側部313に形成された突起部315の中心穴と突起部316のスリットには、第2給紙トレイ250を構成する左側壁251に形成された2つの突起部253、254がそれぞれ差し込まれる。また、図7(B)に示すように、本体部310の左側部314に形成された2つの円柱状の突起部317、318は、第2給紙トレイ250を構成する右側壁252に形成された円柱状の穴255と角柱状の穴256にそれぞれ差し込まれる。これにより、手差し給紙トレイ300は、第2給紙トレイ250の上方で、突起部315、317を旋回軸として穴256の長さ分だけ旋回自在となる。
図2(A)、(B)に示す自動給排紙トレイ200と手差し給紙トレイ300の後方には、給紙ローラ142とパッド支持台143が両側にそれぞれ配設されている。すなわち、各給紙ローラ142は、両端が図示しないサイドフレームに回動自在に軸支持された給紙ローラ軸146の両側に貫装されている。また、各パッド支持台143は、各給紙ローラ142の下方に配置されている。また、2個の給紙ローラ142の間には、2個の補助ローラ147が所定間隔をあけて配設されている。
従来の給紙ローラは、カットされた用紙の片側のみを給紙するように配設され、幅が比較的狭小に形成されていたが、この給紙ローラ142は、カットされた用紙の両側を給紙するように配設され、かつ幅が比較的広大に形成されている。これにより、給紙時に給紙ローラ142から用紙面に掛かる単位面積当りの面圧を下げつつ全体の押圧を上げることができ、さらに、補助ローラ147が給紙されるカットされた用紙の中間部を押さえ込むことができるので、比較的幅広のカットされた用紙、例えばJIS規格でA2サイズの用紙の幅方向の撓みを防止して真直ぐに給紙することができるとともに、特に印刷専用紙に対する給紙ローラ142によるダメージを抑制することができる。
図9は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング101内には、給排紙部140、搬送部150、記録部160等が配設されている。給排紙部140には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ141、給紙ローラ142、分離パッド149を有するパッド支持台143等が配設されている。ホッパ141は、カットされた用紙が載置可能な平板状に形成されており、一端が給紙ローラ142とパッド支持台143の近傍に位置し、他端が装着されている自動給排紙トレイ200の第1給紙トレイ210の底面に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ141は、一端側の裏面にハウジング101の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ144の他端が取り付けられており、この圧縮バネ144の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ142は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ141上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離パッド149は、給紙ローラ142によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。ここで、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との関係について図を参照して説明する。
図10は、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との接触状態を示す図である。図10(A)は、ホッパ141上に最大枚数のカットされた用紙Pが載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、最上層のカットされた用紙P1が給紙ローラ142の切り欠き部分には接触せず、少なくとも円弧開始点142a以降の円周に接触するように調節されている。
また、図10(B)は、ホッパ141上に最小枚数(1枚)のカットされた用紙P1が載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、そのカットされた用紙P1が給紙ローラ142の円弧開始点142aから少し回転した点142bに接触するように調節されている。この接触点142bは、接触点142bから円弧終了点142cまでの円周長さが、用紙P1の先端psからサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aまでの間隔と同一長aとなるときの点である。
以上のように調節することにより、ホッパ141上に載置されるカットされた用紙Pが最大枚数以下であれば、最上層のカットされた用紙P1の先端psがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに届くまで、カットされた用紙P1は給紙ローラ142からレリースされないので、カットされた用紙P1をサブローラ151に確実に受け渡すことができ、給紙ミスを無くすことができる。このような構成のホッパ141と上述した手差し給紙トレイ300との動作について図を参照して説明する。
図11は、上記手差し給紙トレイ300の動作を示す側面図である。図11(A)は、手差し給紙トレイ300が第2給紙トレイ250上に装着された状態を示し、本体部310はホッパ141と略平行に位置し、伸縮部320は本体部310に格納されている。続いて、図11(B)に示すように、ユーザがレバー331を操作して伸縮部320を本体部310から給紙側に突出、すなわち伸縮部320の先端が給紙ローラ142の下方に到達させる。
そして、図11(C)に示すように、ホッパ141を上昇させると、ホッパ141の先端が伸縮部320の先端に当接して押し上げるので、手差し給紙トレイ300は、突起部315、317を旋回軸として穴256の長さ分だけ上方へ旋回し、伸縮部320の先端が給紙ローラ142に当接する。したがって、手差し給紙トレイ300上に載置された手差し用の用紙は図10にて説明したように高精度に給紙される。また、自動給紙トレイ200内に自動給紙用の用紙が残っていても、手差し用の用紙と自動給紙用の用紙は直接接触しないので、両者が貼り付くことは無く、手差し用の用紙は図10にて説明したように高精度に給紙される。
図12は、本発明の特徴的な部分である手差し給紙トレイの別の実施例を前面側から見た斜視図、図13は、それを背面側から見た斜視図であり、図6に示す手差し給紙トレイ300と同一構成個所は同一番号を付して説明を省略する。この手差し給紙トレイ400は、基本的には図6に示す手差し給紙トレイ300と略同一構成であるが、伸縮部320の後縁322の一部に突出部325が形成されている点で異なる構成となっている。このような突出部325を形成した理由を図を参照して説明する。
図14は、給紙ローラ142を取り除いたときの手差し給紙トレイ400とその周辺部を前面側から見た斜視図である。上述したように、手差し給紙トレイ400も、ホッパ141により上下動されるが、従来技術で述べたように、この上下動時に伸縮部320の後縁322がパッド支持台143と一体形成されている用紙先端ガイド(先端ガイド部材)143aと干渉を起こさないように、伸縮部320の後縁322と一対の用紙先端ガイド143aとの間には間隙dが設けられている。
このため、手差し給紙用の用紙を手差し給紙トレイ400上にセットする際に、用紙先端が上記間隙dに入り込んで折れ曲ることがあり、手差し給紙が不可能になるおそれがある。そこで、一対の用紙先端ガイド143aの間で用紙先端ガイド143aに対しオーバーラップするように伸縮部320の後縁322から突出した突出部325が伸縮部320と一体形成されている。これにより、用紙先端の上記間隙dへの入り込みを突出部325が阻止するので、用紙先端の折れ曲がりを防止することができ、手差し給紙を確実に行うことができる。
なお、突出部325の形成位置は、用紙先端ガイド143aに対しオーバーラップする位置であれば任意の位置に形成することができる。また、伸縮部320と一体形成である必要は無く、別体で形成して配置するようにしても良い。また、伸縮部320を有する手差し給紙トレイ400に適用したが、例えば伸縮部320の部分を含む1枚の平板状の手差し給紙トレイであっても用紙先端ガイド143aとの間に間隙dが生じるものであれば適用することができる。
図9に示すように、搬送部150には、用紙を搬送するためのサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152c、紙送りローラ153とその従動ローラ154、排紙ローラ155とギザローラ156及び用紙を検知する検知センサ157a、157b等が配設されている。サブローラ151は、給紙トレイ210から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ230に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ152a、152b、152cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ151は、給紙部130から給紙されるロール状の用紙を排紙部230に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ152cとともに挟持して搬送させるようになっている。
紙送りローラ153は、反転搬送されてきたカットされた用紙もしくは給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ154とともに挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。排紙ローラ155は、プラテン163を通過してくる用紙をギザローラ156とともに挟持して排紙トレイ230上へ排紙するようになっている。検知センサ157aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ157bは、反転搬送されてくるカットされた用紙もしくは搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。
記録部160には、キャリッジ161、記録ヘッド162等が配設されている。キャリッジ161は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルトが作動すると、キャリッジベルトの動きに連行され、図示しないガイド軸に案内されて往復移動するようになっている。
記録ヘッド162は、例えば2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ダークイエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの6色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
このような構成において、インクジェット式プリンタ100にてカットされた用紙に印刷する場合の動作について説明する。ユーザは、手差し給紙トレイ300上にカットされた用紙Pを載置する。載置されたカットされた用紙Pは、給紙ローラ142の回転に機械的に同期した圧縮バネ144の復元によるホッパ141の上昇により給紙ローラ142に押付けられ、最上層のカットされた用紙Pのみが分離部43により分離されて搬送部150へ給紙される。
そして、図15(A)に示すように、給紙されるカットされた用紙Pがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに到達すると、カットされた用紙Pのスキュー取りが行われる。このスキュー取り方法は、用紙厚によって異なる方法が採られる。すなわち、普通紙以下の薄手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端を少しだけサブローラ151とその従動ローラ152aとの間に食い込ませ、その後にローラ151、152aを逆転させてカットされた用紙を撓ませることにより、カットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。
一方、普通紙より厚手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端をサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに突き当て、給紙ローラ142をスリップさせることでカットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。なお、上記食い込み量及び突き当て量は、検知センサ157aにより検知され、この検知量にしたがってスキュー取りが制御される。
このように、用紙厚によってスキュー取り方法を異ならせるのは、薄手のカットされた用紙は腰が無いために、給紙ローラ142はカットされた用紙上でスリップせずにカットされた用紙を送り出してしまうおそれがあるからであり、厚手のカットされた用紙は薄手のカットされた用紙を貼り合わせた構造であるため、ローラ151、152aを逆転させたときに剥離してしまうおそれがあるためである。
スキュー取りが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されているサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cに挟持されてU字経路で反転、すなわち給紙方向とは逆方向に搬送される。そして、図15(B)に示すように、カットされた用紙Pの先端が検知センサ157bの検知位置DPに到達すると、カットされた用紙Pの印刷開始位置決めである頭出しが行われる。
すなわち、カットされた用紙Pの先端が、検知位置DPから紙送りローラ153とその従動ローラ154の間を通って図16(A)に示す頭出し位置HPに到達するまで、検知センサ157bにより搬送量が検知され、この検知量にしたがって頭出しが制御される。なお、従来の頭出しはサブローラ151より上流側に配設されている検知センサ157aにより行っていたが、この頭出しはサブローラ151より下流側に配設されている検知センサ157bにより行うので、検知量が少なくて済み、特に用紙厚による頭出し誤差を無くして頭出し精度を高めることができる。
その後、頭出しが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている紙送りローラ153とその従動ローラ154に挟持されて記録部160へ搬送されることになる。したがって、サブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cによるカットされた用紙Pの挟持は搬送精度を悪化させる原因になるので、図16(B)に示すように、各従動ローラ152a、152b、152cはサブローラ151からレリースする。
搬送されるカットされた用紙Pは、図示しない吸引ポンプによりプラテン163上に吸着されて平坦にされ、図示しないキャリッジモータとタイミングベルトにより走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により印刷される。このとき、インクジェット式記録装置100の制御部は、例えばイエロー、ダークイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ153の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、印刷が完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている排紙ローラ155とギザローラ156に挟持されて給排紙部140へ排紙され、自動給排紙トレイ200の排紙トレイ230上へ積層載置される。
以上のように、本実施形態のインクジェット式プリンタ100によれば、手差し給紙トレイ300の本体部310に、手差し給紙時に給紙側へ伸長する伸縮部320を配設したので、手差し給紙するために用紙を手差し給紙トレイ300上に載置したときに、自動給排紙トレイ200内に用紙が収納されていても、手差し給紙用の用紙と自動給紙用の用紙とは直接接触せず、手差し給紙用の用紙と自動給紙用の用紙との貼り付きを防止することができる。
また、伸縮部320は、本体部310に内蔵可能であるので、手差し給紙トレイ300を使用しないときはコンパクトにして収納することができる。また、ホッパ141が、手差し給紙時に伸縮部320を本体部310とともに持ち上げて、載置されている用紙を給紙ローラ142に当接させるので、手差し給紙させるための上昇手段を別途設けなくて良く、機構を簡略化させることができるとともに、省スペース化を図ることができる。
また、伸縮部320は、本体部310に取り付けられたレバー機構330により伸縮自在であるので、ユーザは伸縮部320の伸縮動作を容易に行うことができる。また、レバー機構330を構成するレバー331は、伸縮部320が伸長しているときは用紙の側縁を案内する側縁案内部材として機能し、伸縮部320が収縮しているときは用紙の手差しの侵入を阻止する侵入阻止部材として機能するので、手差し給紙精度を向上させることができるとともに、自動給紙時における自動給紙用の用紙が手差し給紙用の用紙と干渉してしまうことを防止することができる。また、伸縮部320は、レバー機構330を構成するカム332、331bにより連接されているので、簡易な構成とすることができる。
また、手差し給紙トレイ400の伸縮部320の後縁322の先端が、間隙dを少なくとも部分的に塞ぐように用紙先端ガイド143a部材に対し少なくとも部分的にオーバーラップして形成されているので、手差し給紙用の用紙を手差し給紙トレイ400上にセットする際に、用紙の先端が手差し給紙トレイ400と用紙先端ガイド143aとの間隙dに入り込んでしまうことを防止することができ、手差し給紙を確実に行うことができる。
媒体給送装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 図1のプリンタの自動給排紙トレイとその周辺及び手差し給紙トレイとその周辺を斜め前方から見た斜視図である。 図2の第1給紙トレイと排紙トレイの斜視図である。 図3の第1給紙トレイと排紙トレイの使用形態を示す斜視図である。 図3の第1給紙トレイと排紙トレイの別の使用形態を示す斜視図である。 図2の本体部と伸縮部の背面側を示す平面図である。 図2の手差し給紙トレイの取付状態を示す斜視図である。 図2の手差し給紙トレイの別の取付状態を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す断面側面図である。 ホッパ上の用紙と給紙ローラとの接触状態を示す図である。 図2の手差し給紙トレイの動作を示す側面図である。 図1のプリンタの手差し給紙トレイの別の実施例を前面側から見た斜視図である。 図12の手差し給紙トレイを背面側から見た斜視図である。 図12の給紙ローラを取り除いたときの手差し給紙トレイとその周辺部を前面側から見た斜視図である。 図1のプリンタの給紙動作を説明するための第1の図である。 図1のプリンタの給紙動作を説明するための第2の図である。
符号の説明
100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、104 カートリッジ収納部、105 カートリッジカバー、110 操作部、111 ボタン、112 液晶パネル、130 給紙部、140 給排紙部、141 ホッパ、142 給紙ローラ、143 パッド支持台、148 圧縮バネ、149 分離パッド、150 搬送部、160 記録部、200 自動給排紙トレイ、210 第1給紙トレイ、230 排紙トレイ、250 第2給紙トレイ、300、400 手差し給紙トレイ、310 本体部、320 伸縮部、325 突出部、330レバー機構、331 レバー、332 カム溝

Claims (3)

  1. 記録媒体を給送ローラにて給送する記録媒体給送装置であって、
    自動供給用の記録媒体を収納し、内部に前記自動給送用の記録媒体を支持し、且つ前記給送ローラに当接させる位置と退避させる位置とに変位可能な上昇手段を有する自動供給トレイと、
    前記自動供給トレイの上方に配置され、手差し供給用の記録媒体を載置して供給する手差し供給トレイと、
    前記手差し供給トレイに備えられ、手差し供給時に記録媒体の搬送方向下流側へ移動し、表面と背面を備えた伸縮部と、
    前記手差し供給トレイの記録媒体の搬送方向上流側の縁に沿ってスライド可能に設けられたレバーであって、一端と他端を有し、前記一端にカムが設けられたレバーとを備え、
    前記手差し供給時には、前記手差し供給トレイと前記表面が記録媒体の搬送面として機能することと、
    前記背面には、記録媒体の搬送方向に対して傾斜した方向に延びる直線状のカム溝が設けられていることと、
    前記一端に設けられたカムが、前記カム溝に係止にされていることと、
    前記他端が、前記手差し供給トレイに係止されていることと、を特徴とする記録媒体給送装置。
  2. 記録媒体を給送ローラにて給送する記録媒体給送装置であって、
    自動供給用の記録媒体を収納し、内部に前記自動給送用の記録媒体を支持し、且つ前記給送ローラに当接させる位置と退避させる位置とに変位可能な上昇手段を有する自動供給トレイと、
    前記自動供給トレイの上方に配置され、手差し供給用の記録媒体を載置して供給する手差し供給トレイとを備え、
    前記手差し供給トレイは、手差し供給時に前記給送ローラ側へ伸長する伸縮部を備えていることと、
    前記伸縮部は、前記手差し供給トレイ本体に取り付けられたレバー機構により伸縮自在であることと、
    前記レバー機構を構成するレバーは、前記伸縮部が伸長しているときは記録媒体の側縁を案内する媒体側縁案内部材として機能し、前記伸縮部が収縮しているときは記録媒体の手差しの侵入を阻止する媒体侵入阻止部材として機能することと、を特徴とする記録媒体給送装置。
  3. 前記手差し供給トレイに載置された記録媒体を前記給送ローラと共に案内する先端ガイド部材と前記伸縮部とが、前記伸縮部が伸長している時に互いに干渉しないように間隙を空けて配設されている記録媒体給送装置であって、
    前記伸縮部の先端に設けられた突出部を備え、
    前記突出部が、前記間隙を塞ぐように突出し、前記先端ガイド部材に対してオーバーラップするように形成されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体給送装置。
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