JP7331417B2 - メディア支持構造及び記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メディアを支持するメディア支持構造、及び、該メディア支持構造を備えた記録装置に関する。
従来から、用紙などのメディアの表面に対してインクを吐出することにより、該メディアの表面に画像などを記録する記録装置が周知である。例えば特許文献1には、記録装置の背面側上部に設けられた給送トレイから記録装置の前面側下部に設けられた排出トレイへと搬送されるメディアに対してインクを吐出することにより記録を行う記録装置が開示されている。
また、特許文献1には、給送トレイにおけるメディア支持構造として、メディアを支持可能な支持面を有する複数段の部材を収容・引出可能に構成された入れ子状のメディア支持構造が開示されている。こうしたメディア支持構造は、各段の部材が引き出されることにより様々なサイズのメディアを支持可能に構成されている。なお、こうしたメディア支持構造は、排出トレイにも適用可能である。
特開2008-100806号公報
特許文献1のようなメディア支持構造においては、例えば記録装置の小型化を1つの目的として、支持面に直交する方向である厚み方向を小さくする薄型化が求められている。こうしたメディア支持構造の薄型化は、メディアを支持可能な部材の薄型化により実現される。しかしながら、メディアを支持可能な部材の薄型化を図ると、当該部材の機械的な強度、ひいてはメディア支持構造全体としての機械的な強度が過度に低下してしまうおそれがある。
上記課題を解決するメディア支持構造は、メディアに対して記録を行う記録装置の本体に支持される第1部材と、前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第1部材に対して相対的に移動可能に前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、前記第2部材は、前記第1部材に収容可能であるとともに、前記第2部材の外周部を形成する枠体と、前記枠体に架け渡されて前記支持面を形成する複数のリブと、を有する。
上記課題を解決する記録装置は、給送トレイと、排出トレイと、前記給送トレイと前記排出トレイとが連結され、前記給送トレイから前記排出トレイへメディアを搬送する過程において前記メディアに記録を行う記録装置の本体と、を備えた記録装置であって、前記給送トレイ及び前記排出トレイの少なくとも一方におけるメディア支持構造が、前記メディアに対して記録を行う記録装置の本体に支持される第1部材と、前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第1部材に対して相対的に移動可能に前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、前記第2部材は、前記第1部材に収容可能であるとともに、前記第2部材の外周部を形成する枠体と、前記枠体に架け渡されて前記支持面を形成する複数のリブと、を有する。
記録装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図。 メディア支持構造の一実施形態を有する給送トレイの展開状態を示す正面斜視図。 給送トレイの収容状態を一部の部材を省略して示す正面図。 収容部材を示す正面斜視図。 収容部材の正面壁における背面側を示す正面壁背面図。 第1部材を示す正面図。 図6の7-7線における第1部材の断面を収容部材の正面壁とともに示す断面斜視図。 図7において二点鎖線8で囲まれた部分の拡大図。 第2部材の係止部分を示す背面斜視図。 第2部材が第2展開位置にあるときの第1部材及び第2部材を示す背面図。 図6の11-11線における中央部分の断面を示す部分断面図。 第1部材における第2部材の移動空間を模式的に示す図。 図7において二点鎖線13で囲まれた部分の拡大図。 第1部材の係止部分を示す背面斜視図。 第2部材を示す背面図。 図10の16-16線における断面図。 図16において二点鎖線17で囲まれた部分の拡大図。 一実施形態の給送トレイと比較給送トレイとの厚さの違いを模式的に示す図。 変形例において、排出トレイを示す斜視図。 変形例において、排出側第1部材を示す背面図。 変形例において、排出側第1部材のリブガイド部と排出側第2部材のリブとの係合部分を示す平面図。 変形例において、図19における二点鎖線22で囲まれた部分について、排出側第1部材の第1外側枠と排出側第2部材の排出側第2枠体との係合部分を示す断面図。 変形例において、排出側第2部材を示す斜視図。
図を参照して、メディア支持構造及び記録装置の一実施形態について説明する。
図1に示す記録装置30は、シリアル印刷方式のインクジェットプリンターである。図1に示すように、記録装置30は、直方体状の記録装置30の本体31を備える。記録装置30の本体31の上面には、記録する前の用紙等のメディアMをユーザーがセット可能な給送トレイ32が設けられている。給送トレイ32にセットされたメディアMは給送口33を通じて記録装置30の本体31内へ給送される。
また、記録装置30の本体31の前部には、記録装置30が記録したメディアMを排出する排出口35と、排出口35から排出された記録後のメディアMが積載される排出トレイ36とが設けられている。なお、記録装置30の本体31の前面下部には開閉式のカバー37が設けられ、記録装置30の本体31内に収容された排出トレイ36は、閉じられたカバー37によって覆われる。
また、図1に示すように、記録装置30の本体31の上面31Aには、操作パネル38が設けられている。操作パネル38は、電源ボタン等の操作部39と、液晶ディスプレイ等よりなる表示部40とを備える。表示部40にはメニューや各種のメッセージ等が表示される。記録装置30は、ホスト装置(図示略)と通信可能に接続され、ホスト装置から記録データを受信すると、給送トレイ32にセットされたメディアMを給送機構(図示略)により給送し、その給送されたメディアMに記録データに基づく画像を記録する記録動作を行う。
記録装置30の本体31内には、メディアMにインク等の液体を吐出する記録ヘッド41を有するキャリッジ42がメディアMの搬送方向に直交する走査方向に沿って往復移動可能に設けられている。キャリッジ42が走査方向に沿って移動する過程で記録ヘッド41が液滴を吐出して1パス分の記録を行う記録動作と、次の記録位置までメディアMを搬送する搬送動作とを交互に行うことで、メディアMに画像又は文書が記録される。
記録装置30の本体31内の前部には、排出トレイ36を挟む両側の部分のうち一方又は両方に、記録に用いられるインク等の液体を収容するインクカートリッジ等の液体収容体を着脱可能に装着される装着部(いずれも図示略)が設けられている。なお、本例では、液体収容体が、キャリッジ42とは別の位置に配置されるオフキャリッジタイプであるが、液体収容体がキャリッジ42に着脱可能に搭載されるオンキャリッジタイプであってもよい。また、記録装置30は、シリアル記録方式に限定されず、記録ヘッド41がメディアMの最大幅の全域に亘り配置された長尺状のラインヘッドであり、メディアMの幅全域に一斉に液滴を吐出可能なライン記録方式であってもよい。
給送トレイ32は、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150によって構成される3段構造のメディア支持構造を有している。給送トレイ32は、収容部材50に対して第1部材100及び第2部材150が収容された収容状態と、ユーザーの操作によって第1部材100及び第2部材150が収容部材50から引き出されて、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150によってメディアMを支持可能な展開状態と、を有する。
給送トレイ32は、記録装置30の本体31に対して開位置と閉位置との間で回転可能に連結されている。給送トレイ32は、収容状態にあるときに閉位置に配置されることにより給送口33を閉状態に保持し、記録装置30の本体31の上面31Aとほぼ面一となる。図1では、閉位置に位置する給送トレイ32を二点鎖線で示している。給送トレイ32は、開位置に配置されることにより給送口33を開状態に保持する。開位置は、収容状態から展開状態への操作と展開状態から収容状態への操作とが可能な位置の1つである。
排出トレイ36は、記録装置30の本体31が記録を行った後のメディアMが配置される部位である。排出トレイ36は、排出側第1部材200及び排出側第2部材250によって構成される2段構造のメディア支持構造を有している。
排出トレイ36は、排出側第1部材200に対して排出側第2部材250が収容された収容状態と、排出側第1部材200から排出側第2部材250が引き出されて排出側第1部材200及び排出側第2部材250によってメディアMを支持可能な展開状態と、を有する。排出トレイ36は、記録装置30の本体31に収容状態で収容されている。排出側第1部材200は、記録装置30の本体31に対して手前側に引出可能に連結されている。排出トレイ36は、記録装置30の本体31に形成された排出口35が開状態にあるときに排出側第1部材200及び排出側第2部材250が記録装置30の本体31から引き出されることにより展開状態に移行する。
(給送トレイ32の全体構成)
図2~図17を参照して給送トレイ32についてさらに詳しく説明する。
図2及び図3を参照して、給送トレイ32の概略構成について説明する。図2に記載されているX軸、Y軸、及びZ軸は、給送トレイ32に対して設定した互いに直交する3つの軸である。X軸、Y軸、及びZ軸を示す矢印が指す方向は、それぞれX軸、Y軸、及びZ軸に沿った正の方向を示している。X軸、Y軸、及びZ軸に沿った正の方向は、それぞれ+X方向、+Y方向、+Z方向で示される。X軸、Y軸、及びZ軸を示す矢印が指す方向とは反対の方向は、それぞれX軸、Y軸、Z軸に沿った負の方向である。X軸、Y軸、及びZ軸に沿った負の方向は、それぞれ-X方向、-Y方向、-Z方向で示される。X軸、Y軸、及びZ軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向、Y方向、及びZ方向という。
X方向は、給送トレイ32の幅方向に対応する方向であり、記録ヘッド41の走査方向と平行な方向である。+X方向は給送トレイ32の一端を向く方向であり、-X方向は給送トレイ32の他端を向く方向である。Y方向は、給送トレイ32の厚み方向に対応する方向である。+Y方向は給送トレイ32の正面を向く方向であり、-Y方向は給送トレイ32の背面を向く方向である。Z方向は、第1部材100及び第2部材150の移動方向に対応する方向である。+Z方向は、第1部材100及び第2部材150が収容部材50から引き出されるときの移動方向である引出方向に対応する。-Z方向は、給送トレイ32におけるメディアMの搬送方向に対応するとともに、第1部材100及び第2部材150が収容部材50に収容されるときの移動方向である収容方向に対応する。図3~図17に描かれたXYZ軸は、図2のXYZ軸に対応している。
図2及び図3に示すように、収容部材50は、記録装置30の本体31に連結された第3部材として機能する。収容部材50は、記録装置30の本体31に対してX方向に沿う軸を回転軸として回転可能に連結されている。収容部材50は、X方向、Z方向、Y方向の順番で寸法値が小さくなる偏平な略直方体形状の箱型に形成されている。収容部材50は、第1部材100及び第2部材150を収容可能な部材である。収容部材50は、X方向及びZ方向を含む面であってメディアMを支持可能な平面状の装置側支持面51を+Y方向に有している。
図2及び図3に示すように、第1部材100は、Z方向に沿って移動可能に収容部材50に連結されている。第1部材100は、収容部材50を介して記録装置30の本体31に支持されている。
第1部材100は、第1枠体101と複数の第1リブ102とを有している。第1枠体101は、第1部材100の外周部を形成する。第1リブ102は、第1枠体101に一体に連結されている。複数の第1リブ102は、第1枠体101に対してZ方向に架け渡されており、所定の間隔でX方向に配列されている。第1リブ102は、第1枠体101よりも+Y方向に突出する部位を有する。第1部材100には、複数の第1リブ102において第1枠体101よりも+Y方向に突出する部位によって、X方向及びZ方向を含む面であってメディアMを支持可能な平面状の第1支持面103が形成される。第1支持面103は、少なくとも第1部材100が収容部材50から引き出された状態で、メディアMを支持する。なお、第1支持面103は、メディアMを支持可能な面であればよく、X方向及びZ方向に対して傾斜する部分や湾曲する部分を有していてもよい。また、図2では、各第1リブ102に対し、第1支持面103を構成する部分にハッチングを施している。
第1枠体101は、一対の第1突出部104を有している。一対の第1突出部104の一方は、第1枠体101における+X方向の端部に位置し、第1枠体101の外側に向かって+X方向に突出している。一対の第1突出部104の他方は、第1枠体101における-X方向の端部に位置し、第1枠体101の外側に向かって-X方向に突出している。一対の第1突出部104の各々は、収容部材50に係合している。第1部材100は、収容部材50に対して一対の第1突出部104が係合していることによりY方向への変位が制限される。
複数の第1リブ102は、一対の第1係合リブ105を有している。一対の第1係合リブ105の一方は第1部材100における+X方向に位置し、一対の第1係合リブ105の他方は第1部材100における-X方向に位置している。一対の第1係合リブ105の各々は、収容部材50に係合している第1リブ102である。第1部材100は、一対の第1係合リブ105が収容部材50に係合していることにより、Z方向への移動がガイドされるとともにX方向における変位が制限される。
一対の第1係合リブ105の各々には、第1低摩擦部材106が取り付けられている。第1低摩擦部材106は、収容部材50と第1部材100との間に介在する低摩擦部材に対応する。第1低摩擦部材106は、第1部材100がZ方向に移動する際にX方向において収容部材50に接触可能に構成されている。
第1部材100は、収容部材50に対する相対位置である第1収容位置と第1展開位置との間をZ方向に沿って移動可能に構成されている。
第1収容位置は、第1部材100が収容部材50に収容されて収容部材50の装置側支持面51に対する-Y方向に第1支持面103が配置される位置である。第1収容位置は、収容部材50に対して第1支持面103がY方向から見て重なる位置である。
第1展開位置は、収容部材50に対する+Z方向に第1支持面103が配置される位置である。第1展開位置は、収容部材50に対して+Z方向で隣り合う位置にて第1支持面103がメディアMを支持可能な位置である。換言すれば、第1展開位置は、収容部材50に対して+Z方向に第1部材100が引き出されて、第1支持面103がメディアMを支持可能な位置である。
第1部材100は、第1部材100を第1展開位置に係止する一対の第1係合部107を有している。一対の第1係合部107の一方は、第1部材100の+X方向の端部における-Z方向の端部に位置している。一対の第1係合部107の他方は、第1部材100の-X方向の端部における-Z方向の端部に位置している。第1部材100は、第1部材100が第1展開位置に向かって移動する過程において一対の第1係合部107の各々が収容部材50にスナップ係合することにより第1展開位置に係止される。
複数の第1リブ102は、一対の第2リブガイド部108を有している。一対の第2リブガイド部108の各々は、X方向で隣り合う2つの第1リブ102で構成される。一対の第2リブガイド部108の一方は第1部材100における+X方向に位置し、一対の第2リブガイド部108の他方は第1部材100における-X方向に位置している。第2リブガイド部108は、Z方向における第2部材150の移動をガイドするとともにX方向における第2部材150の変位を制限する。なお、本実施形態では、第2リブガイド部108を構成する片方の第1リブ102に第1係合リブ105が設定されている。第2リブガイド部108は、本願の「リブガイド部」に対応する。
図2及び図3に示すように、第2部材150は、第1部材100に対してZ方向に沿って移動可能に連結されており、第1部材100及び収容部材50を介して記録装置30の本体31に支持されている。
第2部材150は、第2枠体151と複数の第2リブ152とを有している。第2枠体151は、第2部材150の外周部を形成する。第2リブ152は、第2枠体151に一体に連結されている。第2リブ152は、第2枠体151に対してZ方向に架け渡されており、所定の間隔でX方向に配列されている。第2リブ152は、+Y方向から-Y方向の平面視において、X方向で隣り合う第1リブ102の間に位置している。第2リブ152は、第2枠体151よりも+Y方向に突出する部位を有する。第2部材150には、複数の第2リブ152において第2枠体151よりも+Y方向に突出する部位によって、X方向及びZ方向を含む面であってメディアMを支持可能な平面状の第2支持面153が形成される。第2支持面153は、少なくとも第2部材150が第1部材100から引き出された状態で、メディアMを支持する。なお、第2支持面153は、メディアMを支持可能な面であればよく、X方向及びZ方向に対して傾斜する部分や湾曲する部分を有していてもよい。また、図2では、各第2リブ152に対し、第2支持面153を構成する部分にハッチングを施している。また、第2支持面153は、第1支持面103に対して-Y方向に位置する。X方向において、複数の第2リブ152の間には、スリットが形成されている。スリットは、第2支持面153上のメディアMの搬送方向であるZ方向に延びた矩形状の貫通孔である。
第2枠体151は、一対の第2突出部154を有している。一対の第2突出部154の一方は、X方向における第2枠体151の外側に向かって+X方向に突出している。一対の第2突出部154の他方は、X方向における第2枠体151の外側に向かって-X方向に突出している。一対の第2突出部154の各々は、第1部材100に係合している。第2部材150は、第1部材100に対して一対の第2突出部154の各々が係合していることによりY方向への変位が制限される。なお、一対の第2突出部154は、本願の「突出部」に対応する。
複数の第2リブ152は、一対の第2係合リブ155を有している。一対の第2係合リブ155の一方は第2部材150における+X方向に位置し、一対の第2係合リブ155の他方は第2部材150における-X方向に位置している。第2係合リブ155は、第1部材100の第2リブガイド部108に係合する第2リブ152である。第2部材150は、第2係合リブ155が第1部材100の第2リブガイド部108に係合していることにより、Z方向への移動がガイドされるとともにX方向における変位が制限される。
一対の第2係合リブ155の各々には、第2低摩擦部材156が取り付けられている。第2低摩擦部材156は、第1部材100と第2部材150との間に介在する低摩擦部材に対応する。第2低摩擦部材156は、第2部材150がZ方向に移動する際に第1部材100の第2リブガイド部108に対してX方向において接触可能に構成されている。
第2部材150は、第1部材100に対する相対位置である第2収容位置と第2展開位置との間をZ方向に沿って移動可能に構成されている。
第2収容位置は、第1部材100の第1支持面103に対する-Y方向に第2支持面153が配置される位置である。第2収容位置は、第1部材100に対して第2支持面153がY方向から見て重なる位置である。前述したように、第2支持面153は第1支持面103に対して-Y方向に位置するので、第2収容位置では、第2支持面153はメディアMを支持しない。なお、第2部材150は、第1部材100が第1収容位置に位置し、且つ第2部材150が第2収容位置に位置するとき、収容部材50に収容される。
第2展開位置は、第1部材100に対する+Z方向に第2支持面153が配置される位置である。第2展開位置は、第1部材100に対して+Z方向で隣り合う位置にて第2支持面153がメディアMを支持可能な位置である。換言すれば、第2展開位置は、第1部材100に対して+Z方向に第2部材150が引き出されて、第2支持面153がメディアMを支持可能な位置である。
すなわち、第2部材150は、メディアMを支持可能な第2支持面153を有し、第2支持面153上のメディアMの搬送方向(Z方向)において、第1部材100に対して相対的に移動可能に、第1部材100に連結されている。
第2部材150は、一対の第2係合部157を有している。一対の第2係合部157の一方は、第2部材150の+X方向の端部における-Z方向の端部に位置している。一対の第2係合部157の他方は、第2部材150の-X方向の端部における-Z方向に位置している。第2部材150は、第2部材150が第2展開位置に向かって移動する過程において一対の第2係合部157の各々が第1部材100にスナップ係合することにより第2展開位置に係止される。
第2部材150は、X方向の中央部分における+Z方向の端部に操作部159を有している。操作部159は、複数の第2リブ152のうち、X方向の中央部分に位置する一部の第2リブ152に形成された-Y方向への凹部によって構成されている。また、第1部材100は、収容状態にある給送トレイ32において第2部材150の操作部159を+Y方向に露出させる第1操作口109を有している。また、収容部材50は、収容状態にある給送トレイ32において第2部材150の操作部159を+Y方向に露出させる操作口59を有している。収容状態にある給送トレイ32は、開位置に位置しているときに第2部材150の操作部159が+Z方向に操作されることにより収容部材50から第2部材150及び第1部材100が順次引き出されて展開状態へと移行する。
(収容部材50)
図4及び図5を参照して収容部材50の構成についてさらに詳しく説明する。
図4に示すように、収容部材50は、+Z方向に開口を有する箱型に形成されている。収容部材50は、正面壁60、背面壁61、側面壁62、側面壁63、頂面壁64、及び底面壁65を有している。収容部材50は、例えばABS樹脂などで成形された複数の樹脂成形品を互いに組み付けることにより作製される。
正面壁60及び背面壁61は、X方向及びZ方向を含む壁である。正面壁60は+Y方向に位置し、背面壁61は-Y方向に位置している。側面壁62及び側面壁63は、Y方向及びZ方向を含む壁である。側面壁62は+X方向に位置し、側面壁63は-X方向に位置している。頂面壁64及び底面壁65は、X方向及びY方向を含む壁である。頂面壁64は+Z方向に位置し、底面壁65は-Z方向に位置している。
収容部材50は、+Z方向に収容口66を有する。収容口66は、正面壁60、背面壁61、側面壁62、及び側面壁63が形成する+Z方向の開口のうちの-Y方向側の領域を頂面壁64が塞ぐことにより形成される。収容口66は、正面壁60における+Z方向の端部、側面壁62及び側面壁63における+Z方向の端部、並びに、頂面壁64における+Y方向の端部によって囲まれた開口である。収容口66は、第2部材150が第2収容位置に位置した状態のまま、第1部材100及び第2部材150がZ方向に沿って通過可能な形状に形成される。すなわち、給送トレイ32は、収容部材50の内部空間である収容部67に対して収容口66を通じて第1部材100及び第2部材150が収容・引出可能に構成されている。
収容部材50は、正面壁60に装置側支持面51を有する。装置側支持面51は、正面壁60において+Y方向に位置する面であり、給送トレイ32に載置されたメディアMを支持可能に構成されている。
収容部材50は、正面壁60に操作口59を有する。操作口59は、X方向における正面壁60の中央部分であって、+Z方向における正面壁60の端部に形成されている。操作口59は、+Y方向から見て、+Z方向の端部から-Z方向へ正面壁60の一部を切り欠く矩形状の凹部である。操作口59は、収容状態にある給送トレイ32において、第2部材150に形成された操作部159を+Y方向に露出可能にする。
収容部材50は、一対のヒンジ部68を有する。一対のヒンジ部68の一方は、側面壁62における-Z方向の端部と+Y方向の端部とが形成する隅部から+X方向に突出している。一対のヒンジ部68の他方は、側面壁63における-Z方向の端部と+Y方向の端部とが形成する隅部から-X方向に突出している。収容部材50は、記録装置30の本体31に形成された図示されない軸支部に対してヒンジ部68が軸支されることにより、記録装置30の本体31に対してX方向に沿う軸を回転軸として回転可能に取り付けられる。
収容部材50は、一対の第1枠体ガイド部69を有している。一対の第1枠体ガイド部69の一方は収容部材50における+X方向に位置し、一対の第1枠体ガイド部69の他方は収容部材50における-X方向に位置している。一対の第1枠体ガイド部69の各々は、正面突部70と背面突部71とで構成される。正面突部70は、正面壁60から-Y方向に突出し、正面壁60における-Z方向の端部から+Z方向の端部までZ方向に延びている。背面突部71は、背面壁61から+Y方向に突出している。背面突部71は、背面壁61における+Z方向の端部と頂面壁64におけるX方向の端部とに一体的に連結されている。背面突部71は、頂面壁64よりも+Y方向へ僅かに突出している。第1枠体ガイド部69は、正面突部70と背面突部71とによって第1突出部104をY方向で挟むことにより、第1部材100の移動時に第1突出部104が通る通路を形成する。第1枠体ガイド部69は、第1突出部104と係合することにより第1部材100のY方向への変位を制限する。
図5に示すように、収容部材50は、一対の第1リブガイド部73を有している。一対の第1リブガイド部73は、正面壁60において-Y方向に位置する正面側内面74に一体に形成されている。一対の第1リブガイド部73の一方は正面側内面74における+X方向に位置し、一対の第1リブガイド部73の他方は正面側内面74における-X方向に位置している。第1リブガイド部73は、-Z方向の端部から収容口66付近までZ方向に延びる一対の突条部で構成されている。
収容部材50は、一対の第1部材係止部75を有している。一対の第1部材係止部75は、正面壁60の正面側内面74に一体に形成されている。一対の第1部材係止部75の一方は、正面側内面74における+X方向の端部と+Z方向の端部とがなす角部に位置している。一対の第1部材係止部75の他方は、正面側内面74における-X方向の端部と+Z方向の端部とがなす角部に位置している。
図7に示すように、第1リブガイド部73は、第1部材100の第1係合リブ105を第1低摩擦部材106を介してX方向で挟むことにより、Z方向における第1部材100の移動をガイドしつつX方向における第1部材100の変位を制限する。
図14に示すように、第1部材係止部75は、+Y方向に凹んだ第1部材係止凹部76を有している。第1部材係止部75は、収容部材50に対する第1部材100の+Z方向への移動にともない第1部材係止凹部76に対して第1部材100の第1係合部107が-Y方向からスナップ係合することにより、第1部材100を第1展開位置に係止する。
(第1部材100)
図6~図14を参照して第1部材100の構成についてさらに詳しく説明する。
図6に示すように、第1部材100は、例えばABS樹脂などの樹脂材料を用いた各種の成形法により作製される。第1部材100は、第1枠体101と複数の第1リブ102とを有している。第1枠体101は、第1部材100の外周部を形成する。第1リブ102は、第1枠体101に一体に連結されている。
第1枠体101は、第1上枠110、第1下枠111、第1側枠112、及び第1側枠113を有している。第1上枠110は第1枠体101における+Z方向に位置し、第1下枠111は第1枠体101における-X方向に位置する。第1側枠112は第1枠体101における+X方向に位置し、第1側枠113は第1枠体101における-X方向に位置している。
第1上枠110は、第1枠体101の+Z方向の端部においてX方向に延びている。第1上枠110は、X方向における中央部分に第1操作口109を形成する第1上枠凹部115を有している。第1上枠凹部115は、X方向における第1上枠110の中央部分を-Z方向に凹ませた凹部である。第1上枠凹部115は、複数の屈曲部を有する屈曲形状に形成されている。第1上枠凹部115は、X方向における第1部材100の中央を示す仮想線である第1中央線116をX方向で跨ぐように形成されている。第1上枠凹部115は、第1部材100が第1収容位置に位置しているとき、収容部材50の正面壁60に対する-Y方向に配置される。換言すれば、第1上枠凹部115は、第1部材100が第1収容位置に位置しているとき、+Y方向から-Y方向の平面視において収容部材50の正面壁60に覆い隠される。
こうした屈曲形状を有する第1上枠凹部115では、第1枠体101に作用する荷重が効果的に分散される。そのため、第1上枠凹部115が第1枠体101に設けられることにより、第1枠体101そのものの機械的な強度を高めることができる。
第1下枠111は、第1枠体101の-Z方向の端部においてX方向に延びている。第1下枠111は、収容部材50に対する第1部材100の相対位置にかかわらず、収容部材50の正面壁60に対する-Y方向に配置される。換言すれば、第1下枠111は、+Y方向から-Y方向の平面視において正面壁60に常時覆い隠される。第1下枠111は、+Z方向に向かって凹む一対の第1下枠凹部117を有している。一対の第1下枠凹部117の一方は、第1上枠110の第1上枠凹部115よりも+X方向に位置している。一対の第1下枠凹部117の他方は、第1上枠110の第1上枠凹部115よりも-X方向に位置している。第1下枠凹部117は、複数の屈曲部を有する屈曲形状に形成されている。こうした一対の第1下枠凹部117では、第1枠体101に作用する荷重が効果的に分散される。そのため、一対の第1下枠凹部117が第1枠体101に設けられることにより、第1枠体101そのものの機械的な強度を高めることができる。また、一対の第1下枠凹部117が正面壁60によって覆い隠された状態が維持されることで給送トレイ32の意匠性を高めつつ第1枠体101そのものの機械的な強度を高めることができる。なお、第1部材100において一対の第1下枠凹部117によってX方向で挟まれる部分に対応する複数の第1リブ102は、第1部材100が第1展開位置に位置しているときに、収容部材50に形成された操作口59を-Y方向から覆うように配置される下段操作口配置部118である。
第1側枠112は、第1枠体101の+X方向においてZ方向に沿って延びており、+X方向における第1上枠110の端部と第1下枠111の端部とを一体に連結している。第1側枠113は、第1枠体101の-X方向においてZ方向に沿って延びており、-X方向における第1上枠110の端部と第1下枠111の端部とを一体に連結している。
図6及び図7に示すように、第1枠体101は、一対の第1突出部104を有している。一対の第1突出部104の一方は、第1側枠112に形成されている。一対の第1突出部104の一方は、X方向における第1枠体101の外側に向かって第1側枠112から+X方向に突出している。一対の第1突出部104の他方は、第1側枠113に形成されている。一対の第1突出部104の他方は、X方向における第1枠体101の外側に向かって第1側枠112から-X方向に突出している。一対の第1突出部104は、X方向における第1枠体101の端面に凸部を形成することでX方向における第1部材100の端部を構成する。第1突出部104は、収容部材50に対して第1部材100が移動する際、収容部材50に形成された第1枠体ガイド部69に接触しながらZ方向に移動する。具体的には、第1突出部104は、収容部材50の正面突部70と背面突部71とにY方向で挟まれた位置であり、かつ、X方向において収容部材50の側面壁62,63から離れた位置を移動する。第1部材100は、正面突部70あるいは背面突部71に第1突出部104が接触することによって、収容部材50に対するY方向への変位がX方向における端部で制限される。
図8及び図9に示すように、第1枠体101は、一対の第2枠体ガイド部120を有している。第2枠体ガイド部120は、第2部材150の第2枠体151に形成された第2突出部154がZ方向で移動可能に配設される通路である。一対の第2枠体ガイド部120の一方は、+X方向に位置する第1側枠112に形成されている。一対の第2枠体ガイド部120の一方は、-X方向が開放されたZ方向に延びる溝状に形成されている。一対の第2枠体ガイド部120の他方は、-X方向に位置する第1側枠113に形成されている。一対の第2枠体ガイド部120の他方は、+X方向が開放されたZ方向に延びる溝状に形成されている。第2枠体ガイド部120は、+Z方向が開放されており、第2部材150の第2突出部154を+Z方向から-Z方向へと挿入可能に構成されている。第2枠体ガイド部120は、第2突出部154をY方向で挟むことにより、第2部材150のZ方向の移動をガイドしつつ第2部材150のY方向の変位を制限する。
図8及び図9に示すように、第1枠体101は、一対の係合通路121を有している。係合通路121は、第2部材150に形成された第2係合部157がZ方向で移動可能に配設される通路である。一対の係合通路121の一方は、+X方向に位置する第1側枠112において第2枠体ガイド部120に対する-Y方向に形成されている。一対の係合通路121の他方は、-X方向に位置する第1側枠113において第2枠体ガイド部120に対する-Y方向に形成されている。一対の係合通路121の一方は、-X方向が開放されたZ方向に延びる溝状に形成されている。一対の係合通路121の他方は、+X方向が開放されたZ方向に延びる溝状に形成されている。係合通路121は、+Z方向が開放され、第2係合部157を+Z方向から-Z方向へと挿入可能に構成されている。
図9及び図10に示すように、係合通路121は、+Z方向の端部に第2部材係止部122を有している。第2部材係止部122は、X方向における第1枠体101の外側に向かって凹設された第2部材係止凹部123を有している。第2部材係止部122は、第1部材100に対する第2部材150の+Z方向への移動にともない第2部材係止凹部123に対して第2部材150の第2係合部157が第1枠体101の内側からスナップ係合することにより、第2部材150を第2展開位置に係止する。換言すれば、第2部材150の第2係合部157が第2部材係止凹部123に係合する位置が、第2展開位置ともいえる。なお、係合通路121は、スナップ係合時のみ第2係合部157が接触する構成であるとよい。
図6に示すように、第1リブ102は、第1上枠110と第1下枠111とに架け渡されている。第1リブ102の長手方向は、-Y方向から+Y方向の平面視におけるメディアMの搬送方向であり、且つ収容部材50に対する第1部材100の移動方向であるZ方向に沿って延びている。複数の第1リブ102は、所定の間隔でX方向に配列されることにより第1リブ群を構成する。
図7及び図11に示すように、第1リブ102は、第1リブ本体125と第1支持面形成部126とを有している。第1リブ本体125は、Y方向を長手方向として延びる横断面を有してZ方向に延びる平板形状に形成されている。第1リブ本体125における-Y方向の端部は、第1下枠111における-Y方向の端部よりも+Y方向に位置している。第1リブ本体125のY方向に沿う長さは、第1リブ本体125のZ方向に沿う長さよりも短い。
第1支持面形成部126は、第1リブ本体125における+Y方向の端部に対して一体に連結されている。第1支持面形成部126は、第1リブ102が延在するZ方向に直交する断面である第1リブ102の横断面において、第1リブ本体125よりもX方向における幅が大きく形成されている。換言すれば、第1支持面形成部126は、第1リブ本体125における+Y方向の端部から、+X方向及び-X方向の少なくとも一方に向かって突出する形状に形成されている。第1リブ102は、その横断面において+Y方向における端部において幅広となる形状に形成されている。第1支持面形成部126は、第1枠体101よりも+Y方向に位置する部位によって第1支持面103を形成する。第1リブ102は、+Z方向の端部において、第1支持面形成部126の+Y方向の端部が第1上枠110に一体に連結されている。図11では、第1上枠110を二点鎖線で示している。また、第1リブ102は、-Z方向の端部において、第1リブ本体125及び第1支持面形成部126の双方が第1下枠111に一体に連結されている。
換言すれば、第1支持面103上のメディアMの搬送方向(Z方向)と直交する面を横断面としたとき、当該横断面を平面視して、第1支持面103に沿って搬送方向(Z方向)と直交する直交方向(X方向)における第1支持面形成部126の長さは、直交方向(X方向)における第1リブ本体125の長さよりも大きい。
図12に示すように、第1下枠111に対する+Z方向の空間のうち、第1リブ本体125よりも-Y方向に位置する空間は、第2枠体151がZ方向で移動する第2枠体移動空間128である。第1下枠111に対する+Z方向の空間のうち、X方向において隣り合う第1リブ本体125で挟まれた空間は、第2部材150の第2リブ152がZ方向で移動する第2リブ移動空間129を構成する。なお、図12においては、第2枠体移動空間128と第2リブ移動空間129とに互いに異なるハッチングを施している。
図6及び図7に示すように、複数の第1リブ102は、収容部材50に形成された一対の第1リブガイド部73に係合する一対の第1係合リブ105を含んでいる。一対の第1係合リブ105の一方は、X方向における第1部材100の中央を示す第1中央線116よりも+X方向であって、且つ第1側枠112よりも第1中央線116に近い位置に位置している。本実施形態において、一対の第1係合リブ105の一方は、第1上枠凹部115及び第1下枠凹部117に対してX方向で隣り合うように、第1上枠凹部115よりも+X方向であって、且つ第1下枠凹部117の-X方向に位置している。
一対の第1係合リブ105の他方は、X方向における第1部材100の中央を示す第1中央線116よりも-X方向であって、且つ、第1側枠113よりも第1中央線116に近い位置に位置している。本実施形態において、一対の第1係合リブ105の他方は、第1上枠凹部115及び第1下枠凹部117に対してX方向で隣り合うように、第1上枠凹部115よりも-X方向であって、且つ第1下枠凹部117の+X方向に位置している。
第1部材100は、第1リブガイド部73が第1係合リブ105をX方向で挟んでいることにより、第1リブガイド部73によってZ方向における移動がガイドされるとともにX方向における変位が制限される。
なお、「第1中央線116に近い位置」とは、第1中央線116から第1係合リブ105までの距離L11が第1中央線116から第1突出部104までの距離L12に対して1/2以下の距離であることをいう。距離L11が距離L12に対して1/2以下の距離であることにより、X方向における第1部材100の変位を効果的に抑えることができる。なお、距離L11が距離L12に対して1/3以下の距離であることにより、X方向における第1部材100の変位をさらに効果的に抑えることができる。
また、図11に示すように、第1下枠111には、第1係合リブ105をX方向で挟む位置に、収容部材50の第1リブガイド部73との干渉を回避する中段ガイド逃げ部130が形成されている。
図13に示すように、第1係合リブ105には、第1低摩擦部材106が取り付けられる。第1低摩擦部材106は、第1リブガイド部73の表面及び第1係合リブ105の表面よりも低い摩擦係数の表面を有する低摩擦部材である。第1低摩擦部材106は、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)やリュブマー(登録商標)で作製される。
第1係合リブ105は、第1低摩擦部材106が取り付けられる第1取付部131を有している。第1取付部131は、第1係合リブ105における-Z方向の端部に設けられている。第1取付部131は、図6に示すように、第1取付部131に対する+Z方向に位置する第1支持面形成部126に連続するようにZ方向に延びている。第1取付部131は、第1係合リブ105の横断面において、X方向における幅が第1リブ本体125の幅よりも大きく、且つ第1支持面形成部126の幅よりも小さい部位である。
第1低摩擦部材106は、Z方向に延びる溝状の形状を有している。第1低摩擦部材106は、第1取付部131に取り付けられた状態において、第1取付部131の周面を+Y方向から覆い隠すとともに、Z方向において第1リブ本体125と第1取付部131との間に形成される段差に係合している。すなわち、Z方向において第1リブ本体125と第1取付部131との間に形成される段差に第1低摩擦部材106が係止されることで、第1低摩擦部材106のZ方向への移動が制限される。
図6~図8、及び図10に示すように、複数の第1リブ102は、第1薄型リブ133を有している。第1薄型リブ133は、第1リブ本体125を有することなく第1支持面形成部126のみで構成された第1リブ102である。第1薄型リブ133は、第1枠体101におけるX方向の端部に位置する第1リブ102である。第1薄型リブ133は、第1下枠111の第1下枠凹部117よりもX方向における外側に位置する。
図6~図8、及び図10に示すように、第1部材100は、一対の第1係合部107を有している。一対の第1係合部107の一方は、+X方向の端部における-Z方向の端部に位置している。一対の第1係合部107の一方は、+X方向の最端に位置する第1薄型リブ133と第1側枠112とに一体に連結されている。一対の第1係合部107の一方は、+X方向の最端に位置する第1薄型リブ133と第1側枠112との間を-Z方向に延びている。
一対の第1係合部107の他方は、-X方向の端部における-Z方向の端部に位置している。一対の第1係合部107の他方は、-X方向の最端に位置する第1薄型リブ133と第1側枠113とに一体的に連結されている。一対の第1係合部107の他方は、-X方向の最端に位置する第1薄型リブ133と第1側枠113との間を-Z方向に延びている。
図14に示すように、第1係合部107は、第1部材100が第1展開位置に向かって移動する過程において、第1部材係止部75に押圧されることで-Y方向へと弾性変形し、その後、復元して第1部材係止部75にスナップ係合する。第1部材係止部75に第1係合部107が係合することにより、第1部材100は、第1展開位置に係止される。
(第2部材150)
図15~図17を参照して、第2部材150についてさらに詳しく説明する。
図15に示すように、第2部材150は、例えばABS樹脂などの樹脂材料を用いた各種の成形法により作製される。第2部材150の作製には、第1部材100と異なる色を有する樹脂材料が用いられてもよい。第2部材150は、第2枠体151と複数の第2リブ152とを有している。第2枠体151は、第2部材150の外周部を形成する。第2リブ152は、第2枠体151に一体に連結されている。第2枠体151は、第2上枠160、第2下枠161、第2側枠162、及び第2側枠163を有している。第2上枠160は第2枠体151における+Z方向に位置し、第2下枠161は第2枠体151における-X方向に位置する。第2側枠162は第2枠体151における+X方向に位置し、第2側枠163は第2枠体151における-X方向に位置する。
図3及び図6に示すように、第2部材150が第2収容位置に位置しているとき、第2上枠160は第1上枠110に対する-Y方向に位置している。第2下枠161は、第1下枠111に対する+Z方向に位置している。第2側枠162は、第1側枠112に対する-X方向に位置している。第2側枠163は、第1側枠113に対する+X方向に位置している。
第2上枠160は、第2枠体151の+Z方向の端部においてX方向に延びている。第2上枠160は、第1上枠110よりも-Y方向側で、Z方向に移動する。第2上枠160は、第2部材150が第2収容位置に位置しているとき、第1部材100の第1上枠110のうちで第1上枠凹部115以外の部分に対して-Y方向から重なる位置に配置される。
第2下枠161は、第2枠体151の-Z方向の端部においてX方向に延びている。第2下枠161は、図12に示す第2枠体移動空間128に配置される。第2下枠161は、第2部材150が第2収容位置に位置しているときに、第1枠体101の第1下枠111に対する+Z方向において第1下枠111に倣う形状に形成されている。第2下枠161は、+Z方向に向かって凹む一対の第2下枠凹部167を有している。一対の第2下枠凹部167の一方は、図2及び図3に示した操作部159よりも+X方向に位置している。一対の第2下枠凹部167の他方は、図2及び図3に示した操作部159よりも-X方向に位置している。一対の第2下枠凹部167の各々は、複数の屈曲部を有する屈曲形状に形成されている。こうした一対の第2下枠凹部167では、第2枠体151に作用する荷重が効果的に分散される。そのため、一対の第2下枠凹部167が第2枠体151に設けられることにより、第2枠体151そのものの機械的な強度を高めることができる。
第2側枠162は、第2枠体151の+X方向においてZ方向に沿って延びており、+X方向における第2上枠160の端部と第2下枠161の端部とを一体に連結している。第2側枠162は、第2下枠161との連結部分よりも-Z方向に延びている。
第2側枠163は、第2枠体151の-X方向においてZ方向に沿って延びており、-X方向における第2上枠160の端部と第2下枠161の端部とを一体に連結している。第2側枠163は、第2下枠161との連結部分よりも-Z方向に延びている。
図15及び図16に示すように、第2枠体151は、一対の第2突出部154を有している。一対の第2突出部154の一方は、第2側枠162に形成されている。一対の第2突出部154の一方は、X方向における第2枠体151の外側に向かって第2側枠162から+X方向に突出している。一対の第2突出部154の他方は、第2側枠163に形成されている。一対の第2突出部154の他方は、X方向における第2枠体151の外側に向かって第2側枠162から-X方向に突出している。一対の第2突出部154は、X方向における第2枠体151の端面に凸部を形成することでX方向における第2部材150の端部を構成する。第2突出部154は、第1部材100に対して第2部材150が移動する際、第1部材100に形成された第2枠体ガイド部120を移動する。具体的には、第2突出部154は、第2枠体ガイド部120にY方向で挟まれた位置であり、かつ、X方向において第1部材100の第1側枠112,113から離れた位置を移動する。第2部材150は、第2枠体ガイド部120に対して第2突出部154が接触することによって、第1部材100に対するY方向への変位がX方向における端部で制限される。
図9、図10、及び図15に示すように、第2枠体151は、一対の第2係合部157を有している。一対の第2係合部157の一方は、第2枠体151の第2側枠162に形成されている。一対の第2係合部157の他方は、第2枠体151の第2側枠163に形成されている。第2係合部157は、第2突出部154よりも-Y方向に位置しており、第2側枠162,163と第2下枠161との連結部分から-Z方向に延びる片持ち梁状に形成されている。第2係合部157は、第2部材150が第2展開位置に向かって移動する過程において第2部材係止部122に押圧されることでX方向における第2枠体151の内側へ弾性変形し、その後、復元して第2部材係止部122にスナップ係合する。第2部材係止部122に第2係合部157が係合することにより、第2部材150は、第2展開位置に係止される。
図3、図10、及び図15に示すように、第2リブ152は、第2上枠160と第2下枠161との間に架け渡されている。第2リブ152は、-Y方向から+Y方向の平面視におけるメディアMの搬送方向であり、且つ第1部材100に対する第2部材150の移動方向であるZ方向に沿って延びている。第2リブ152は、所定の間隔でX方向に配列されることにより第2リブ群を構成する。第2リブ152は、X方向において隣り合う第1リブ本体125の間の空間、すなわち図12に示す第2リブ移動空間129に配置される。第2リブ152と第1リブ102は、+Y方向から-Y方向の平面視においてX方向における隙間を互いに埋めるように交互に配列されている。
図16及び図17に示すように、第2リブ152は、第2リブ本体168と第2支持面形成部169とを有している。第2リブ本体168は、Y方向に長手方向が設定された横断を有してZ方向に延びる平板形状に形成されている。第2支持面形成部169は、第2リブ本体168における+Y方向の端部に対して一体に連結されている。第2支持面形成部169は、Z方向に直交する方向における第2リブ152の断面である第2リブ152の横断面において、第2リブ本体168よりもX方向における幅が大きく形成されている。換言すれば、第2支持面形成部169は、第2リブ本体168における+Y方向の端部から+X方向及び-X方向の少なくとも一方に向かって突出する形状に形成されている。すなわち、Z方向に延びる第2リブ152は、その横断面において、+Y方向における端部において幅広となる形状に形成されている。第2支持面形成部169は、第2枠体151よりも+Y方向に位置する部位によって第2支持面153を形成する。
換言すれば、第2支持面153上のメディアMの搬送方向(Z方向)と直交する面を横断面としたとき、当該横断面を平面視して、第2支持面153に沿って搬送方向(Z方向)と直交する直交方向(X方向)における第2支持面形成部169の長さは、直交方向(X方向)における第2リブ本体168の長さよりも大きい。
図3、図15、及び図16に示すように、複数の第2リブ152は、第1部材100の有する一対の第2リブガイド部108に係合する一対の第2係合リブ155を有している。一対の第2係合リブ155の一方は、X方向における第2部材150の中央を示す第2中央線172よりも+X方向であって、且つ第2側枠162よりも第2中央線172に近い位置に位置している。本実施形態において、一対の第2係合リブ155の一方は、図3に示すように、第1上枠110の第1上枠凹部115の+X方向であって、且つ第1下枠凹部117の-X方向の位置に位置している。一対の第2係合リブ155の一方は、+Y方向から-Y方向の平面視において、第1係合リブ105に対する-X方向に位置し、かつ、第1係合リブ105に隣り合う位置に位置している。
一対の第2係合リブ155の他方は、X方向における第2部材150の中央を示す第2中央線172よりも-X方向の位置であって、且つ、第2側枠162よりも第2中央線172に近い位置に位置している。本実施形態において、一対の第2係合リブ155の他方は、図3に示すように、第1上枠110の第1上枠凹部115の-X方向であって、且つ第1下枠凹部117の+X方向の位置に位置している。一対の第2係合リブ155の他方は、+Y方向から-Y方向の平面視において、第1係合リブ105に対する+X方向に位置し、かつ、第1係合リブ105に隣り合う位置に位置している。
第2部材150は、第1部材100の第2リブガイド部108が第2係合リブ155をX方向で挟んでいることにより、第2リブガイド部108によってZ方向における移動がガイドされるとともにX方向における変位が制限される。
なお、「第2中央線172に近い位置」とは、第2中央線172から第2係合リブ155までの距離L21が第2中央線172から第2突出部154までの距離L22に対する1/2以下であることをいう。距離L21が距離L22に対して1/2の距離以下であることにより、X方向における第2部材150の変位を効果的に抑えることができる。距離L21が距離L22に対して1/3の距離以下であることにより、X方向における第2部材150の変位をさらに効果的に抑えることができる。
図16及び図17に示すように、第2係合リブ155には、第2低摩擦部材156が取り付けられる。第2低摩擦部材156は、第2リブガイド部108を構成する第1リブ102の表面及び第2係合リブ155の表面よりも低い摩擦係数の表面を有する低摩擦部材である。第2低摩擦部材156は、例えば、第1低摩擦部材106と同様にポリアセタール樹脂(POM)やリュブマー(登録商標)で作製される。
第2係合リブ155は、第2低摩擦部材156が取り付けられる第2取付部173を有している。第2取付部173は、第2係合リブ155における-Z方向の端部に設けられている。第2取付部173は、第2リブ本体168に連続するように図12に示す第2リブ移動空間129をZ方向に延びている。第2取付部173は、第2係合リブ155の横断面において、X方向における幅が第2リブ本体168よりも大きく、且つ第2支持面形成部169よりも小さい部位である。
第2低摩擦部材156は、Z方向に延びる溝状の形状を有している。第2低摩擦部材156は、第2取付部173に取り付けられた状態において、第2取付部173の周面を-Y方向から覆い隠すとともに、Z方向において第2リブ本体168と第2取付部173との間に形成される段差に係合する。すなわち、Z方向において第2リブ本体168と第2取付部173との間に形成される段差に第2低摩擦部材156が係止されることで、第2低摩擦部材156のZ方向への移動が制限される。
(給送トレイ32の組立方法)
次に、上述した3段構造のメディア支持構造を有する給送トレイ32の組立方法について説明する。給送トレイ32は、収容部材50に対する第1部材100の組み付けと第1部材100に対する第2部材150の組み付けとが行われることにより組み立てられる。
収容部材50に対する第1部材100の組み付け方法について説明する。なお、第1部材100は、記録装置30の本体31に軸支された収容部材50に組み付けられてもよいし、記録装置30の本体31に軸支される前の収容部材50に組み付けられてもよい。
収容部材50に対する第1部材100の組み付けにおいては、第1部材100の第1係合リブ105に対して第1低摩擦部材106が取り付けられたのち、収容部材50に対する第1部材100の位置調整が行われる。第1部材100の位置調整において、収容部材50の装置側支持面51に第1支持面103が平行となるように第1部材100の位置が調整される。また、装置側支持面51と第1支持面103とを平行状態に維持したまま、収容部材50の第1リブガイド部73に対する+Z方向に第1係合リブ105が位置し、且つ、収容部材50の第1枠体ガイド部69に対する+Z方向に第1突出部104が位置するように第1部材100の位置が調整される。このとき、収容部材50の第1部材係止部75の+Z方向に第1係合部107が位置している。また、収容部材50の収容口66に対する+Z方向に第1部材100が位置している。
位置調整後、収容部材50の収容口66に対して第1部材100が-Z方向に挿入される。これにより、第1リブガイド部73に第1係合リブ105が係合するとともに第1枠体ガイド部69に第1突出部104が係合する。そして、収容部材50の第1部材係止部75に対する-Z方向に第1部材100の第1係合部107が位置するまで第1部材100が挿入されると収容部材50に対する第1部材100の組み付けが完了する。
収容部材50に組み付けられた第1部材100は、収容部材50の装置側支持面51に対する-Y方向に第1支持面103が位置する第1収容位置と、収容部材50に対する+Z方向に第1支持面103が位置する第1展開位置との間をZ方向に沿って移動可能に構成される。第1部材100は、第1収容位置から第1展開位置へ移動する過程において、収容部材50に形成された第1部材係止部75に第1係合部107が係合することにより第1展開位置に係止される。
第1部材100に対する第2部材150の組み付け方法について説明する。なお、第2部材150は、収容部材50に組み付けられた第1部材100に組み付けられてもよいし、収容部材50に組み付けられる前の第1部材100に組み付けられてもよい。
第1部材100に対する第2部材150の組み付けにおいては、第2部材150の第2係合リブ155に対して第2低摩擦部材156が取り付けられたのち、第1部材100に対する第2部材150の位置調整が行われる。第2部材150の位置調整において、第1部材100の第1支持面103に第2支持面153が平行となるように第2部材150の位置が調整される。また、第1支持面103と第2支持面153とを平行状態に維持したまま、第1部材100の第2リブガイド部108に対する+Z方向に第2係合リブ155が位置し、且つ、第1部材100の第2枠体ガイド部120に対する+Z方向に第2突出部154が位置するように第2部材150の位置が調整される。
このとき、第1部材100の係合通路121の+Z方向に第2係合部157が位置している。第1部材100の第2枠体移動空間128の+Z方向に第2下枠161が位置している。第1部材100の第2リブ移動空間129に対する+Z方向に第2リブ152が位置している。
位置調整後、第1部材100に対して第2部材150が-Z方向に挿入される。これにより、第2リブガイド部108に第2係合リブ155が係合するとともに第2枠体ガイド部120に第2突出部154が進入する。そして、第1部材100の第2部材係止部122に対する-Z方向に第2部材150の第2係合部157が位置するまで第2部材150が挿入されると第1部材100に対する第2部材150の組み付けが完了する。
第1部材100に組み付けられた第2部材150は、第1部材100の第1支持面103に対する-Y方向に第2支持面153が位置する第2収容位置と、第1部材100に対する+Z方向に第2支持面153が位置する第2展開位置と、の間をZ方向に沿って移動可能に構成される。第2部材150は、第2収容位置から第2展開位置へ移動する過程において、第1部材100の第2部材係止部122に第2係合部157が係合することにより第2展開位置に係止される。
こうして組み立てられた給送トレイ32は、収容状態において第2部材150の操作部159が+Z方向に操作されることにより収容部材50から第2部材150及び第1部材100が順次引き出されて展開状態へと移行する。また、給送トレイ32は、展開状態において第2部材150が-Z方向に操作されることにより第1部材100及び第2部材150が収容部材50に収容されることにより収容状態へと移行する。
上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)収容部材50に連結される第1部材100は、第1部材100の外周部を形成する第1枠体101と、第1枠体101に架け渡されて第1支持面103を形成する複数の第1リブ102と、を有している。また、第1部材100に連結される第2部材150は、第2部材150の外周部を形成する第2枠体151と、第2枠体151に架け渡されて第2支持面153を形成する複数の第2リブ152と、を有している。
こうした構成によれば、図18に示すように、給送トレイ32は、第1部材として平板形状の第1トレイ181、第2部材として平板形状の第2トレイ182、第3部材として箱型の第3トレイ183を有する比較給送トレイ180と同じ機械的な強度を確保しつつ薄型化を図ることができる。給送トレイ32においては、第2部材150は、第2枠体151と第2リブ152とで構成されていることで第2トレイ182よりも薄型であっても第2トレイ182と同じ機械的な強度を得ることができる。また、第1部材100は、第1枠体101と第1リブ102とで構成されていることで第1トレイ181よりも薄型であっても第1トレイ181と同じ機械的な強度を得ることができる。そのため、第1部材100及び第2部材150を収容する収容部材50についても第3トレイ183よりも薄型化することができる。
すなわち、第1部材100及び第2部材150の各々が枠体101,151と複数のリブ102,152とで構成されることにより、枠体101,151についてはその内側部分が複数のリブ102,152によって補強され、複数のリブ102,152についてはその両端部分が枠体101,151によって補強される。こうした枠体と複数のリブとの相互作用により、第1部材100及び第2部材150の各々について機械的な強度を確保しつつ薄型化や軽量化を図ることができる。これにより、第2部材150を収容する第1部材100の薄型化、並びに、第1部材100及び第2部材150を収容する収容部材50の薄型化を図ることができる。その結果、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150で構成される3段構造の給送トレイ32について、機械的な強度を確保しつつ薄型化や軽量化を図ることができる。また、こうした薄型化や軽量化に基づく記録装置30の小型化を図ることができるとともに、平板形状の部材のみで構成される給送トレイ32に対して外観の差別化を図ることができる。
(2)第1部材100の第1リブ102は、第1リブ本体125と、第1リブ102の横断面において第1リブ本体125よりもX方向における幅が大きい第1支持面形成部126と、を有している。また、第2部材150の第2リブ152は、第2リブ本体168と、第2リブ152の横断面において第2リブ本体168よりもX方向における幅が大きい第2支持面形成部169と、を有している。
こうした構成によれば、第1部材100及び第2部材150の各々において、薄型化や軽量化を図りつつ各リブ102,152の機械的な強度を効果的に高めることができる。その結果、第1部材100及び第2部材150の各々における機械的な強度を効果的に高めることができる。また、支持面形成部126,169がリブ本体125,168よりも幅広であることによって、各リブ102,152の機械的な強度を高めつつ支持面103,153を大きくすることができる。さらに、給送トレイ32の正面視において支持面形成部126,169の背面側にリブ本体125,168が位置することから、展開状態における給送トレイ32の意匠性を高めることができる。
(3)第1リブ102及び第2リブ152は、給送トレイ32におけるメディアMの搬送方向であるZ方向に延びている。こうした構成によれば、第1部材100及び第2部材150の各々について、給送トレイ32へのメディアMの配置時や記録装置30の本体31によるメディアMの搬送時にメディアMとリブ102,152とを干渉しにくくすることができる。
(4)第1部材100及び第2部材150は、給送トレイ32におけるメディアMの搬送方向であるZ方向に移動する。こうした構成によれば、給送トレイ32を展開状態に移行させることにより、メディアMを支持可能な領域をメディアMの搬送方向で大きくすることができる。その結果、給送トレイ32が支持可能なメディアMの自由度を向上させることができる。
(5)収容部材50は、第1リブ102の1つである第1係合リブ105との係合により、第1部材100のZ方向の移動をガイドしつつ第1部材100のX方向の変位を制限する第1リブガイド部73を有している。すなわち、収容部材50は、第1リブ102を利用して、Z方向における第1部材100の移動のガイドとX方向における第1部材100の変位の制限とを行っている。
第1部材100は、第2リブ152である第2係合リブ155との係合により、第2部材150のZ方向の移動をガイドしつつ第2部材150のX方向の変位を制限する第2リブガイド部108を有している。すなわち、第1部材100は、第2リブ152を利用して、Z方向における第2部材150の移動のガイドとX方向における第2部材150の変位の制限とを行っている。
こうした構成によれば、第1部材100及び第2部材150の各々には、Z方向のガイドに関する部位とX方向の変位の制限に関する部位とを別途設ける必要がない。その結果、第1部材100及び第2部材150の構成を簡素化することができる。
また、第1リブ102と第2リブ152とがX方向で重なるため、第1部材100は第2部材150の占有空間を利用して機械的な強度を高めることができ、第2部材150は第1部材100の占有空間を利用して機械的な強度を高めることができる。これにより、第1部材100及び第2部材150の各々について機械的な強度を確保しつつ薄型化や軽量化を効果的に図ることができる。
(6)第1リブガイド部73と第1係合リブ105との間に第1低摩擦部材106が介在している。また、第2リブガイド部108と第2係合リブ155との間に第2低摩擦部材156が介在している。
こうした構成によれば、第1部材100及び第2部材150の各々について移動時に発生する摩擦力を低減することができる。その結果、収容部材50に対する第1部材100の移動、及び、第1部材100に対する第2部材150の移動を円滑に行うことができる。
(7)収容部材50は、第1部材100の第1中央線116をX方向で挟む位置に位置する一対の第1係合リブ105を各別にガイドする第1リブガイド部73を有している。また、第1部材100は、第2部材150の第2中央線172をX方向で挟む位置に位置する一対の第2係合リブ155を各別にガイドする第2リブガイド部108を有している。こうした構成によれば、第1部材100及び第2部材150の各々について、Z方向におけるガイドとX方向における変位の制限とを複数箇所で行うことができ、Y方向を軸として回転するようながたつきを効果的に抑えることができる。
(8)一対の第1係合リブ105の一方は、第1中央線116よりも+X方向の位置であって、且つ第1側枠112よりも第1中央線116に近い位置に位置している。一対の第1係合リブ105の他方は、第1中央線116よりも-X方向の位置であって、且つ第1側枠113よりも第1中央線116に近い位置に位置している。こうした構成によれば、第1部材100及び第2部材150の各々について、X方向における変位を効果的に抑えることができ、Y方向を軸として回転するようながたつきを効果的に抑えることができる。
(9)第1部材100は、第1枠体101からX方向の外側に突出する一対の第1突出部104と収容部材50の第1枠体ガイド部69との係合によりY方向の変位が制限されている。第2部材150は、第2枠体151からX方向の外側に突出する一対の第2突出部154と第1部材100の第1枠体101に形成された第2枠体ガイド部120との係合によりY方向の変位が制限されている。こうした構成によれば、X方向の外側に向かって突出する突出部104,154によってY方向の変位が制限されることから、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150の各々について、Y方向の変位を制限するための部位が薄型化に与える影響を小さくすることができる。
(10)給送トレイ32は、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150でメディアを支持可能に構成されている。こうした構成によれば、収容部材50及び第1部材100のメディアMの支持にともなう荷重が収容部材50及び第1部材100の双方に分散される。また、第1部材100及び第2部材150のメディアMの支持にともなう荷重が第1部材100及び第2部材150の双方に分散される。これにより、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150における各種の係合部分に作用する荷重を効果的に分散させることができる。
(11)第1リブ102と第2リブ152とが互いに異なる色を有することにより、第1部材100に対する第2部材150の引出不良を目視によって確認しやすくなる。また、給送トレイ32の意匠性を高めることもできる。
(12)給送トレイ32は、第1部材100及び第2部材150が箱型の収容部材50に収容された収容状態を有している。こうした構成によれば、給送トレイ32を収容状態にすることで各種の係合部分に異物が入ることを抑えることができる。
(13)第1枠体101及び第2枠体151は、各種の凹部により、枠体の内側及び外側に向かって屈曲する複数の屈曲部を有する多角形状に形成されている。こうした構成によれば、枠体に作用する荷重が屈曲部において効果的に分散されることから、第1枠体101及び第2枠体151について、機械的な強度を確保しつつ薄型化や軽量化を図ることができる。
(14)第1部材100の第1係合リブ105は、第1下枠凹部117に対してX方向で隣り合う位置をZ方向に延びている。すなわち、第1係合リブ105は、第1部材100のなかでも機械的な強度の高い部分である第1下枠凹部117の屈曲部にX方向で隣り合う位置をZ方向に延びている。こうした構成によれば、X方向における第1部材100の変位の制限にともなう荷重が第1係合リブ105に作用したとしても、その荷重が機械的な強度の高い第1下枠凹部117の屈曲部に分散されるため、第1係合リブ105に作用する荷重を抑えることができる。これにより、第1係合リブ105の形状についての自由度、具体的には第1低摩擦部材106の取付部分についての自由度を向上させることができる。
(15)第1低摩擦部材106は、第1リブ本体125と第1取付部131との段差に係合している。これにより、第1低摩擦部材106が第1係合リブ105から外れにくくなる。
(16)第1部材100の第2リブガイド部108は、第1上枠凹部115に対してX方向で隣り合う位置をZ方向に延びる一対の第1リブ102で構成されている。すなわち、第2リブガイド部108は、第1部材100のなかでも機械的な強度の高い部分である第1上枠凹部115の屈曲部にX方向で隣り合う位置をZ方向に延びる一対の第1リブ102で構成されている。こうした構成によれば、第2部材150が第2展開位置に位置しているとき、X方向における第2部材150の変位の制限にともなう荷重が第2リブガイド部108に作用したとしても、その荷重が機械的な強度の高い第1上枠凹部115の屈曲部に分散されるため、第2リブガイド部108に作用する荷重を効果的に抑えることができる。
(17)第1部材100の第2リブガイド部108を構成する第1リブ102の1つが上述した第1係合リブ105である。そのため、X方向における第2部材150の変位の制限にともなう荷重が第2リブガイド部108を構成する第1リブ102に作用したとしても、当該第1リブ102に作用する荷重を抑えることができる。
(18)第1薄型リブ133は、第1枠体101のX方向における端部において第1上枠110と第1下枠111とに架け渡されている。すなわち、第1薄型リブ133は、第1枠体101の隅部、換言すれば第1枠体101のなかでも機械的な強度の高い部分に架け渡された第1リブ102である。そのため、第1薄型リブ133に作用する荷重は第1枠体101に効果的に分散される。また、第1薄型リブ133は、第1部材100及び第2部材150における変位の制限について直接的に関与することもない。これらのことから、第1薄型リブ133に必要とされる機械的な強度は、他の第1リブ102よりも小さくなる。そのため、第1薄型リブ133が第1リブ本体125を有することなく第1支持面形成部126のみで構成されたとしても、機械的な強度についての問題が生じにくい。第1薄型リブ133が設定されることにより、第1部材100の軽量化、ひいては給送トレイ32の軽量化を図ることができる。また、第2枠体ガイド部120や係合通路121を成形するうえでの難易度も低くすることもできる。
(19)第2部材150の第2係合リブ155は、第2下枠凹部167に対してX方向で隣り合う位置をZ方向に延びている。すなわち、第2係合リブ155は、第2部材150のなかでも機械的な強度の高い部分である第2下枠凹部167の屈曲部にX方向で隣り合う位置をZ方向に延びている。こうした構成によれば、X方向における第2部材150の変位の制限にともなう荷重が第2係合リブ155に作用したとしても、その荷重が機械的な強度の高い第2下枠凹部167の屈曲部に分散されるため、第2係合リブ155に作用する荷重を抑えることができる。これにより、第2係合リブ155の形状についての自由度、具体的には第2低摩擦部材156の取付部分についての自由度を向上させることができる。
(20)第2低摩擦部材156は、第2リブ本体168と第2取付部173との段差に係合している。これにより、第2低摩擦部材156が第2係合リブ155から外れにくくなる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・収容部材50、第1部材100、及び第2部材150で構成される3段構造のメディア支持構造は、排出トレイ36に適用されてもよい。
・3段構造のメディア支持構造を有する給送トレイ32において、収容部材50は、メディアMを支持しなくともよい。
・メディア支持構造は、収容部材50、第1部材100、及び第2部材150で構成される3段構造に限られない。例えば、メディア支持構造は、収容部材50及び第1部材100で構成される2段構造であってもよい。また例えば、メディア支持構造は、記録装置30の本体31に直接第1部材100が連結されることにより、第1部材100及び第2部材150で構成される2段構造、すなわち枠体とリブとを有する部材によって構成される2段構造であってもよい。この場合、第1部材100は、X方向に沿う軸を回転軸として回転可能に記録装置30の本体31に連結される構成であってもよいし、メディアMを支持しなくともよい。
・メディア支持構造は、収容部材50及び第1部材100で構成される2段構造部を収容可能な第2の収容部材を含んだ3以上の複数段構造であってもよい。
・メディア支持構造は、外周部を形成する枠体と枠体に架け渡されてZ方向に延びる複数のリブとを有する部材であって、第1部材100及び第2部材150で構成される2段構造部を収容可能な部材を含んだ3以上の複数段構造であってもよい。こうした場合、第1部材100の第1リブ102、第2部材150の第2リブ152、及び該部材のリブは、X方向において周期的に配列されてもよい。例えば、該部材のリブを第3リブとしたとき、第1リブ102、第2リブ152、及び第3リブは、+X方向において第3リブ、第1リブ102、第2リブ152、第1リブ102の順番で周期的に配列されてもよいし、+X方向において第3リブ、第1リブ102、第2リブ152の順番で周期的に配列されてもよい。
・第1リブ102と第2リブ152とが同じ色で形成されていてもよい。
・第2リブ152は、第2リブ本体168と第2リブ本体168よりも幅広な第2支持面形成部169とを有するものに限られない。例えば、第2リブ152は、第2リブ本体168と第2リブ152よりも幅狭な第2支持面形成部とで構成されてもよい。また、第2リブ152は、その横断面の形状が凸多角形状であってもよいし円形状であってもよい。
・第1リブ102は、第1リブ本体125と第1リブ本体125よりも幅広な第1支持面形成部126とを有するものに限られない。例えば、第1リブ102は、第1リブ本体125と第1リブ102よりも幅狭な第1支持面形成部とで構成されてもよい。また、第1リブ102は、その横断面の形状が多角形状であってもよいし円形状であってもよい。
・第1部材100は、第1枠体101と第1リブ102とを有する構成に限られない。例えば、第1部材100は、収容部材50の正面壁60のような各種の係合部分を有する平板状に形成されてもよい。
・第1部材100は、X方向における第1枠体101の端面に凸部を形成する第1突出部104を有している。これに限らず、第1部材100は、X方向における第1枠体101の端面に凹部を形成する第1突出部104を有していてもよい。こうした構成においては、収容部材50に形成される第1枠体ガイド部69は、X方向における内側に向かって突出する凸部で構成される。
・第2部材150は、X方向における第2枠体151の端面に凸部を形成する第2突出部154を有している。これに限らず、第2部材150は、X方向における第2枠体151の端面に凹部を形成する第2突出部154を有していてもよい。こうした構成においては、第1部材100に形成される第2枠体ガイド部120は、X方向における内側に向かって突出する凸部で構成される。
・第1部材100において、一対の第1係合リブ105の一方は、第1部材100における+X方向に位置していればよく、第1中央線116に遠い位置に位置していてもよい。一対の第1係合リブ105の他方は、第1部材100における-X方向に位置していればよく、第1中央線116に遠い位置に位置していてもよい。
・第2部材150において、一対の第2係合リブ155の一方は、第2部材150における+X方向に位置していればよく、第2中央線172に遠い位置に位置していてもよい。一対の第2係合リブ155の他方は、第2部材150における-X方向に位置していればよく、第2中央線172に遠い位置に位置していてもよい。
・収容部材50の第1リブガイド部73は、第1リブ102との係合により第1部材100の移動をガイドする構成であればよい。そのため、第1リブガイド部73は、第1リブ102をX方向で挟むことにより第1部材100をガイドする構成であってもよいし、一対の第1リブ102によってX方向で挟まれることによって第1部材100をガイドする構成であってもよい。また、第1リブガイド部73は、第1リブ102を1箇所でガイドする構成であってもよいし、第1リブ102を3箇所以上でガイドする構成であってもよい。
・第1部材100の第2リブガイド部108は、第1リブ102と第2リブ152との係合により第2部材150の移動をガイドする構成であればよい。そのため、第2リブガイド部108は、第2リブ152を1箇所でガイドする構成であってもよいし、第2リブ152を3箇所以上でガイドする構成であってもよい。
・収容部材50の第1リブガイド部73は、第1リブ102に対して直接接触可能に構成されていてもよい。
・第1部材100の第2リブガイド部108は、第2リブ152に対して直接接触可能に構成されていてもよい。
・収容部材50は、第1リブ102を用いることなくZ方向における第1部材100の移動とX方向における第1部材100の変位の制限とを行う構成であってもよい。例えば、収容部材50は、第1部材100の第1突出部104に対してX方向の外側から接触する部位を第1枠体ガイド部69に形成することによりX方向における第1部材の変位を制限する構成であってもよい。
・第1部材100は、第2リブ152を用いることなくZ方向における第2部材150の移動とX方向における第2部材150の変位の制限とを行う構成であってもよい。例えば、第1部材100は、第2部材150の第2突出部154に対してX方向の外側から接触する部位を第2枠体ガイド部120に形成することによりX方向における第2部材の変位を制限する構成であってもよい。
・第1部材100及び第2部材150は、メディアMの搬送方向と交差する方向に移動方向が設定されてもよい。
・第1リブ102は、第1支持面103におけるメディアMの搬送方向に交差する方向に延びていてもよい。
・第2リブ152は、第2支持面153におけるメディアMの搬送方向に交差する方向に延びていてもよい。
・メディア支持構造は、例えば、収容部材50に対して第1部材100がX方向に沿う軸を回転軸として回転可能に支持される構成であってもよい。この場合、収容部材50は、箱型ではなく、第1部材100が収容される収容凹部を有する形状に構成される。収容凹部は、例えば収容部材50の装置側支持面51に相当する部分を開口に置き換えることによって実現される。
・図19~図23を参照して、2段構造のメディア支持構造を有する排出トレイ36について説明する。
図19は、排出トレイ36の正面斜視図である。図19に記載されているX軸、Y軸、及びZ軸は、排出トレイ36に対して設定した互いに直交する3つの軸である。X軸、Y軸、及びZ軸を示す矢印が指す方向は、それぞれX軸、Y軸、及びZ軸に沿った正の方向を示している。X軸、Y軸、及びZ軸に沿った正の方向は、それぞれ+X方向、+Y方向、+Z方向で示される。X軸、Y軸、及びZ軸を示す矢印が指す方向とは反対の方向は、それぞれX軸、Y軸、Z軸に沿った負の方向である。X軸、Y軸、及びZ軸に沿った負の方向は、それぞれ-X方向、-Y方向、-Z方向で示される。X軸、Y軸、及びZ軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向、Y方向、及びZ方向という。
X方向は、排出トレイ36の幅方向に対応する方向であり、記録ヘッド41の走査方向と平行な方向である。+X方向は排出トレイ36の一端を向く方向であり、-X方向は排出トレイ36の他端を向く方向である。Y方向は、排出トレイ36の厚み方向に対応する方向である。+Y方向は排出トレイ36の正面を向く方向であり、-Y方向は排出トレイ36の背面を向く方向である。Z方向は、排出側第1部材200及び排出側第2部材250の移動方向に対応する方向である。+Z方向は、排出トレイ36におけるメディアMの搬送方向を示しているとともに、排出側第1部材200及び排出側第2部材250が記録装置30の本体31から引き出されるときの移動方向である引出方向に対応する。-Z方向は、排出側第1部材200及び排出側第2部材250が記録装置30の本体31に収容されるときの移動方向である収容方向に対応する。図19~図23に描かれたXYZ軸は、図19のXYZ軸に対応している。なお、以下では、排出側第1部材200を単に第1部材200、排出側第2部材250を単に第2部材250という。
図19に示すように、排出トレイ36は、第1部材200と第2部材250とによって構成される2段構造のメディア支持構造を有している。排出トレイ36は、第1部材200に第2部材250が収容された収容状態と、ユーザーの操作によって第2部材250が第1部材200から引き出されて、第1部材200及び第2部材250によってメディアMを支持可能な展開状態と、を有する。排出トレイ36は、排出口35が開状態にあるとき収容状態から展開状態へ操作可能に構成されている。
第1部材200は、記録装置30の本体31に対してZ方向に移動可能に連結されている。第1部材200は、第2部材250を収容可能な収容部材である。第1部材200は、排出側第1枠体201と排出側第1支持面形成部202とを有している。第2部材250は、第1部材200に対してZ方向に移動可能に連結されている。第2部材250は、第1部材200を介して記録装置30の本体31に対して支持されている。第2部材250は、排出側第2枠体251とZ方向に延びる複数の排出側リブ252とを有している。なお、以下では、排出側第1枠体201を単に第1枠体201、排出側第1支持面形成部202を単に第1支持面形成部202、排出側第2枠体251を単に第2枠体251、排出側リブ252を単にリブ252という。
図19に示すように、第1枠体201は、+Z方向が開放された枠状をなしている。第1枠体201は、Z方向に延びる一対の第1外側枠203,204と第1外側枠203,204における-Z方向の端部を連結する第1背面枠205とを有する。
図19及び図20に示すように、第1枠体201は、第1外側枠203,204の各々に、Y方向における外側に突出する第1本体係合突出部206と第2本体係合突出部207とを有している。第1本体係合突出部206は、第1外側枠203,204における-Z方向の端部に位置している。第2本体係合突出部207は、第1支持面形成部202における-Z方向の端部が連結される部分の-Y方向に位置している。第1本体係合突出部206及び第2本体係合突出部207は、記録装置30の本体31に形成されたZ方向に延びる図示されないガイド溝に係合している。第1部材200は、そのガイド溝に第1本体係合突出部206及び第2本体係合突出部207がガイドされることにより記録装置30の本体31に対してZ方向に移動可能に連結されている。第1部材200は、記録装置30の本体31に対する相対位置である収容位置と使用位置との間を移動可能に構成されている。収容位置は、第1部材200が記録装置30の本体31に収容される位置である。使用位置は、記録装置30の本体31の排出口35から第1部材200が+Z方向に突出する位置である。
第1支持面形成部202は、X方向及びZ方向を含んだ平板状をなしている。第1支持面形成部202は、第1枠体201における+Z方向側の部分において第1外側枠203,204に架け渡されており、第1外側枠203,204の各々における+Y方向の端部に一体に連結されている。第1部材200は、X方向及びZ方向を含む面であってメディアMを支持可能な平面状の排出側第1支持面208を+Y方向に有している。第1部材200は、第1枠体201と第1支持面形成部202とによって囲まれる空間に第2部材250を収容可能に構成されている。また、第1支持面形成部202は、+Z方向の端部におけるX方向の中央部分に、第2部材250に形成された排出トレイ操作部261を収容状態において+Y方向で露出させる排出トレイ操作口209を有している。
図20及び図21に示すように、第1支持面形成部202は、排出側第1支持面208の反対側に位置する裏面210にリブガイド部211を有している。リブガイド部211は、裏面210から-Y方向に突出した突条部で構成されている。リブガイド部211は、裏面210におけるX方向の中央を-Z方向の端部から+Z方向の端部付近までZ方向に延びている。リブガイド部211は、第1部材200に第2部材250が組み付けられると、X方向で隣り合う一対のリブ252によってX方向で挟まれる位置に配置される。これにより、リブガイド部211は、第1部材200のZ方向の移動をガイドしつつ第1部材200のX方向の変位を制限する。なお、図21においては、第1支持面形成部202の裏面210にハッチングを施している。
図22に示すように、第1枠体201は、第1外側枠203,204の各々に、枠体ガイド部212を有している。枠体ガイド部212は、X方向における第2枠体251の両端部に形成された突出部262がZ方向で移動可能に配設される通路である。枠体ガイド部212は、X方向における内側が開放されたZ方向に延びる溝状に形成されている。枠体ガイド部212は、第1外側枠203,204における+Z方向の端面において開放されている。枠体ガイド部212は、第2枠体251の突出部262をY方向で挟むことにより、第2部材250のZ方向の移動をガイドしつつ第2部材250のY方向の変位を制限する。
図23に示すように、第2枠体251は、第2部材250の外周部を形成する。第2枠体251は、第2正面枠254、第2背面枠255、第2外側枠256、及び第2外側枠257を有している。第2正面枠254は、第2枠体251において+Z方向に位置しておりX方向に延びている。第2背面枠255は、第2枠体251において-Z方向に位置しておりX方向に延びている。第2外側枠256は、第2枠体251において+X方向に位置しており、+X方向における第2正面枠254の端部と第2背面枠255の端部とに一体に連結している。第2外側枠257は、第2枠体251において-X方向に位置しており、-X方向における第2正面枠254の端部と第2背面枠255の端部とに一体に連結している。第2外側枠256,257は、第2正面枠254が第2背面枠255よりも僅かに+Z方向側に位置するように、Z方向における第2正面枠254側の部位においてZ方向に対して傾斜する部位を有する。
リブ252は、第2枠体251に対して一体に連結されている。リブ252は、第2正面枠254と第2背面枠255とに一体的に連結されている。リブ252は、一対の第2外側枠256,257に倣うようにZ方向における第2正面枠254側の部位においてZ方向に対して傾斜する部位を有し、第2枠体251に対してZ方向に架け渡されている。リブ252は、所定の間隔でX方向に配列されている。
図22及び図23に示すように、リブ252は、リブ本体258と第2支持面形成部259とを有している。リブ本体258は、リブ252が延在する方向に直交する断面であるリブ252の横断面において長手方向がY方向に設定されたZ方向に延びる平板形状に形成されている。第2支持面形成部259は、リブ本体258における+Y方向の端部に対して一体に連結されている。第2支持面形成部259は、リブ252の横断面において、リブ本体258よりもX方向における幅が大きく形成されている。換言すれば、第2支持面形成部259は、リブ本体258における+Y方向の端部から+X方向及び-X方向の少なくとも一方に向かって突出する形状に形成されている。リブ252は、その横断面において+Y方向における端部において幅広となる形状に形成されている。第2支持面形成部259は、+Y方向に位置する部位によって排出側第2支持面260を形成する。なお、図23では、各リブ252に対し、排出側第2支持面260を構成する部分にハッチングを施している。また、第2部材250は、X方向の中央部分における+Z方向の端部に排出トレイ操作部261を有している。排出トレイ操作部261は、X方向の中央部分に位置する一部の第2リブ152に形成された-Y方向への凹部によって構成されている。
図22及び図23に示すように、第2枠体251は、一対の突出部262を有している。一対の突出部262の一方は、第2枠体251における+X方向の端部に位置し、第2枠体251の外側に向かって+X方向に突出している。一対の突出部262の一方は、第1部材200の第1外側枠203に形成された枠体ガイド部212に係合する。一対の突出部262の他方は、第2枠体251における-X方向の端部に位置し、第2枠体251の外側に向かって-X方向に突出している。一対の突出部262の他方は、第1部材200の第1外側枠204に形成された枠体ガイド部212に係合している。第2部材250は、突出部262が枠体ガイド部212に係合していることにより、第1部材200に対するZ方向の移動がガイドされるとともにY方向の変位が制限される。
図23に示すように、複数のリブ252のうち、X方向における中央において隣り合う一対のリブ252は、第1部材200のリブガイド部211に係合する係合リブ263である。第2部材250は、係合リブ263がリブガイド部211に係合していることにより、第1部材200に対するZ方向の移動がガイドされるとともにX方向の変位が制限される。なお、第2枠体251には、X方向における中央部分の+Z方向の端部に、第1部材200のリブガイド部211が-Z方向から+Z方向に差込可能な差込口264が形成されている。
第2部材250は、第1部材200に対する相対位置である収容位置と展開位置との間を移動可能に構成されている。収容位置は、第2部材250が第1部材200に収容されて第1部材200の排出側第1支持面208に対する-Y方向に排出側第2支持面260が配置される位置である。展開位置は、第1部材200に対する+Z方向に排出側第2支持面260が配置される位置である。
こうした構成の排出トレイ36は、第1部材200に対する第2部材250の位置調整が行われたのち、第1部材200に対して+Z方向から-Z方向へと第2部材250が差し込まれることにより組み立てられる。
・記録装置30は、給送される前のメディアMを積層状態で収容可能なカセットを備え、給送トレイを備えない構成でもよい。このようなカセット給送方式の記録装置30において、排出トレイ36にメディア支持構造を適用してもよい。
・記録装置30は、複合機でもよい。複合機は、スキャナーユニットと、スキャナーユニットへ原稿を給送する自動原稿給送装置と、自動原稿給送装置へ給送すべき原稿をセット可能な原稿給送トレイとを有し、この原稿給送トレイにメディア支持構造を適用してもよい。
・記録装置30は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置であってもよい。記録装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。ここでいう液体は、記録装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、液体は、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属、金属融液、のような流状体を含むものとする。液体は、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。記録装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する装置がある。記録装置は、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。記録装置は、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ、光学レンズ、などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する装置であってもよい。記録装置は、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する装置であってもよい。
上記実施形態及び変更例から導かれる内容について記載する。
メディア支持構造は、メディアに対して記録を行う記録装置の本体に支持される第1部材と、前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第1部材に対して相対的に移動可能に前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、前記第2部材は、前記第1部材に収容可能であるとともに、前記第2部材の外周部を形成する枠体と、前記枠体に架け渡されて前記支持面を形成する複数のリブと、を有する。
上記構成によれば、第2部材が枠体と複数のリブとで構成される構造体として形成されることにより、枠体についてはその内側部分が複数のリブで補強され、複数のリブについてはその両端部分が枠体によって補強される。こうした枠体と複数のリブとの相互作用により第2部材の機械的な強度を確保しつつ第2部材の薄型化を図ることができる。その結果、メディア支持構造全体として機械的な強度を確保しつつ薄型化を図ることができる。
上記メディア支持構造において、前記複数のリブの各々は、リブ本体と、前記リブ本体に一体に連結されて前記支持面を形成する支持面形成部と、を有し、前記リブの延びる方向と直交する面を横断面としたとき、当該横断面を平面視して、前記リブの延びる方向に対して前記支持面に沿って直交する直交方向における前記支持面形成部の長さは、前記直交方向における前記リブ本体の長さよりも大きくてもよい。
上記構成によれば、複数のリブの各々の機械的な強度、ひいては第2部材の機械的な強度を効果的に高めることができる。
上記メディア支持構造において、前記複数のリブは、前記支持面における前記メディアの搬送方向に延びていてもよい。
上記構成によれば、支持面におけるメディアの搬送方向にリブが延びていることによりメディアとリブとが干渉しにくくなる。
上記メディア支持構造において、前記第1部材は、前記リブと係合して前記移動方向における前記第2部材の移動をガイドしつつ、前記支持面に対する平面視において前記移動方向に直交する方向である幅方向における前記第2部材の変位を制限するリブガイド部を有していてもよい。
上記構成によれば、第1部材は、第2部材の移動方向に沿って延びるリブを用いて、移動方向における第2部材の移動をガイドしつつ幅方向における第2部材の変位を制限している。これにより、移動方向における移動がガイドされる部位と幅方向における変位が制限される部位とを第2部材に別途設ける必要がないため、第2部材の構成を簡素化することができる。
上記メディア支持構造は、前記リブガイド部及び前記リブよりも低い摩擦係数を有して前記リブガイド部と前記リブとの間に介在する低摩擦部材を備えていてもよい。
上記構成によれば、第2部材の移動時に第1部材と第2部材との間に作用する摩擦力が低減されることから、第2部材の移動を円滑に行うことができる。
上記メディア支持構造において、前記第1部材は、前記幅方向における前記第2部材の一端側に位置するリブと係合する一端側リブガイド部と、前記幅方向における前記第2部材の他端側に位置するリブと係合する他端側リブガイド部と、を有していてもよい。
上記構成によれば、移動方向における第2部材のガイドと幅方向における第2部材の変位の制限とを複数箇所で行うことができる。これにより、支持面に直交する厚み方向に沿う軸を回転軸として回転するような第2部材のがたつきを効果的に抑えることができる。
上記メディア支持構造において、前記一端側リブガイド部は、前記幅方向における前記第2部材の一端よりも前記幅方向における前記第2部材の中央に近い位置に位置するリブと係合し、前記他端側リブガイド部は、前記幅方向における前記第2部材の他端よりも前記幅方向における前記第2部材の中央に近い位置に位置するリブと係合してもよい。
上記構成によれば、一端側リブガイド部は、幅方向における第2部材の一端よりも第2部材の中央に近い位置に位置するリブをガイドしている。他端側リブガイド部は、幅方向における第2部材の他端よりも第2部材の中央に近い位置に位置するリブをガイドしている。こうした構成によれば、支持面に直交する厚み方向に沿う軸を回転軸として回転するような第2部材のがたつきをさらに効果的に抑えることができる。
上記メディア支持構造において、前記第2部材の前記枠体には、前記幅方向における外側に突出する突出部が設けられ、前記第1部材は、前記突出部と係合して前記移動方向における前記第2部材の移動をガイドしつつ、前記支持面に直交する厚み方向における前記第2部材の変位を制限する枠体ガイド部を有していてもよい。
上記構成によれば、第1部材は、幅方向における外側に突出する突出部を用いて、移動方向における第2部材の移動のガイドしつつ厚み方向における第2部材の変位を制限している。これにより、厚み方向における第2部材の変位を制限する構成が第1部材及び第2部材の薄型化に与える影響を小さくすることができる。
上記メディア支持構造において、前記支持面が第2支持面であり、前記第1部材が、前記メディアを支持可能な支持面である第1支持面を有していてもよい。
上記構成によれば、第1部材がメディアを支持可能であることから、メディアの支持にともなう荷重が第1部材と第2部材とに分散される。これにより、第1部材と第2部材と係合部分に作用する荷重を効果的に分散することができる。
上記メディア支持構造において、前記枠体が第2枠体であり、前記リブが第2リブであり、前記第1部材は、前記第1部材の外周部を形成する第1枠体と、前記第1枠体に対して前記第2部材の移動方向に沿って架け渡されて前記第1支持面を形成する複数の第1リブと、を有し、前記第1リブの間に前記第2リブが位置していてもよい。
上記構成によれば、第1部材が第1枠体と複数の第1リブとで構成され、且つ、リブガイド部が第1リブで構成されていることにより、第1部材の機械的な強度を確保しつつ第1部材の薄型化を図ることができる。また、第1リブの間に第2リブが位置していることで第1部材の占有領域を有効的に利用することができ、結果としてメディア支持構造のさらなる薄型化を図ることができる。
上記メディア支持構造において、前記リブガイド部が前記第1リブによって構成されていてもよい。
上記構成のように第1リブを利用して第2部材をガイドすることにより、移動方向における第2部材の移動をガイドする部位と幅方向における第2部材の変位を制限する部位とを別途設ける必要がないため、第1部材の構成を簡素化することができる。
上記メディア支持構造において、前記リブ本体が第2リブ本体であり、前記支持面形成部が第2支持面形成部であり、前記複数の第1リブの各々は、第1リブ本体と、前記第1リブ本体に一体に連結されて前記第1支持面を形成する第1支持面形成部と、を有し、前記第1リブの延びる方向と直交する面を横断面としたとき、当該横断面を平面視して、前記第1リブの延びる方向に対して前記第1支持面に沿って直交する直交方向における前記第1支持面形成部の長さは、当該直交方向における前記第1リブ本体の長さよりも大きくてもよい。
上記構成によれば、第1部材の薄型化を図りつつ、複数の第1リブの各々の機械的な強度、ひいては第1部材の機械的な強度を効果的に高めることができる。
上記メディア支持構造において、前記第1リブと前記第2リブとが互いに異なる色を有していてもよい。
上記構成によれば、第1部材に対する第2部材の引出不良を目視によって確認しやすくなる。
上記メディア支持構造は、前記記録装置の本体に連結される第3部材を備え、前記第3部材は、前記第1部材と前記第2部材とを収容可能に構成されており、前記第1部材は、前記第1支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第3部材に対して相対的に支持可能な位置との間で前記移動方向に沿って移動可能に前記第3部材に連結されていてもよい。
上記構成によれば、第3部材によって第1部材と第2部材とが収容可能に構成されることから、第3部材に第1部材と第2部材とが収容されることにより各種係合部に異物が入ることを抑えることができる。
上記メディア支持構造において、前記第3部材は、前記第1支持面及び前記第2支持面とともに前記メディアを支持可能に構成されていてもよい。
上記構成によれば、第3部材がメディアを支持可能に構成されていることから、メディアを支持可能な領域の拡大を図りつつ、第3部材が第1部材及び第2部材を収容した収容状態におけるメディア支持構造の小型化を図ることができる。
また、上記構成によれば、メディアの支持にともなう荷重が第3部材、第1部材、及び第2部材に分散される。これにより、各係合部分に作用する荷重を効果的に分散することができる。
記録装置は、給送トレイと、排出トレイと、前記給送トレイと前記排出トレイとが連結され、前記給送トレイから前記排出トレイへメディアを搬送する過程において前記メディアに記録を行う記録装置の本体と、を備えた記録装置であって、前記給送トレイ及び前記排出トレイの少なくとも一方が上述したメディア支持構造を有している。こうした構成によれば、上述したメディア支持構造と同様の効果を得ることができる。
M…メディア、30…記録装置、31…本体、31A…上面、32…給送トレイ、33…給送口、35…排出口、36…排出トレイ、37…カバー、38…操作パネル、39…操作部、40…表示部、41…記録ヘッド、42…キャリッジ、50…収容部材、51…装置側支持面、53…第1支持面、59…操作口、60…正面壁、61…背面壁、62…側面壁、63…側面壁、64…頂面壁、65…底面壁、66…収容口、67…収容部、68…ヒンジ部、69…第1枠体ガイド部、70…正面突部、71…背面突部、73…第1リブガイド部、74…正面側内面、75…第1部材係止部、76…第1部材係止凹部、100…第1部材、101…第1枠体、102…第1リブ、103…第1支持面、104…第1突出部、105…第1係合リブ、106…第1低摩擦部材、107…第1係合部、108…第2リブガイド部、109…第1操作口、110…第1上枠、111…第1下枠、112…第1側枠、113…第1側枠、115…第1上枠凹部、116…第1中央線、117…第1下枠凹部、118…下段操作口配置部、120…第2枠体ガイド部、121…係合通路、122…第2部材係止部、123…第2部材係止凹部、125…第1リブ本体、126…第1支持面形成部、128…第2枠体移動空間、129…第2リブ移動空間、130…中段ガイド逃げ部、131…第1取付部、133…第1薄型リブ、150…第2部材、151…第2枠体、152…第2リブ、153…第2支持面、154…第2突出部、155…第2係合リブ、156…第2低摩擦部材、157…第2係合部、159…操作部、160…第2上枠、161…第2下枠、162…第2側枠、163…第2側枠、167…第2下枠凹部、168…第2リブ本体、169…第2支持面形成部、172…第2中央線、173…第2取付部、180…比較給送トレイ、181…第1トレイ、182…第2トレイ、183…第3トレイ、200…排出側第1部材、201…排出側第1枠体、202…排出側第1支持面形成部、203…第1外側枠、204…第1外側枠、205…第1背面枠、206…第1本体係合突出部、207…第2本体係合突出部、208…排出側第1支持面、209…排出トレイ操作口、210…裏面、211…リブガイド部、212…枠体ガイド部、250…排出側第2部材、251…排出側第2枠体、252…排出側リブ、254…第2正面枠、255…第2背面枠、256…第2外側枠、257…第2外側枠、258…リブ本体、259…第2支持面形成部、260…排出側第2支持面、261…排出トレイ操作部、262…突出部、263…係合リブ、264…差込口。

Claims (16)

  1. メディアに対して記録を行う記録装置の本体に支持されるとともに、前記メディアを支持可能な第1支持面を有する第1部材と、
    前記メディアを支持可能な第2支持面を有し、前記第2支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第1部材に対して相対的に移動可能に前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、
    前記第1部材の外周部を形成する第1枠体と、
    前記第1枠体に対して前記第2部材の移動方向に沿って架け渡されて前記第1支持面を形成する複数の第1リブと、を有し、
    前記第2部材は、
    前記第1部材に収容可能であるとともに、
    前記第2部材の外周部を形成する第2枠体と、
    前記第2枠体に架け渡されて前記第2支持面を形成する複数の第2リブと、を有し、
    前記第1リブは、前記移動方向に直交する方向である幅方向と前記移動方向とに直交する厚さ方向に貫通する隙間を空けて前記幅方向に配列され、
    前記第2リブは、前記厚さ方向に貫通する隙間を空けて前記幅方向に配列され、
    前記第1リブと前記第2リブとは、前記幅方向において前記隙間を互いに埋める位置に交互に配列された状態で前記移動方向に移動可能に構成される
    ことを特徴とするメディア支持構造。
  2. メディアに対して記録を行う記録装置の本体に支持される第1部材と、
    前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第1部材に対して相対的に移動可能に前記第1部材に連結される第2部材と、を備え、
    前記第2部材は、
    前記第1部材に収容可能であるとともに、
    前記第2部材の外周部を形成する枠体と、
    前記枠体に架け渡されて前記支持面を形成する複数のリブと、を有し、
    前記複数のリブの各々は、
    リブ本体と、
    前記リブ本体に一体に連結されて前記支持面を形成する支持面形成部と、を有し、
    前記リブの延びる方向と直交する面を横断面としたとき、当該横断面を平面視して、
    前記リブの延びる方向に対して前記支持面に沿って直交する直交方向における前記支持面形成部の長さは、前記直交方向における前記リブ本体の長さよりも大きい
    ことを特徴とするメディア支持構造。
  3. 前記複数のリブは、前記支持面における前記メディアの搬送方向に延びている
    ことを特徴とする請求項2に記載のメディア支持構造。
  4. 前記第1部材は、
    前記リブと係合して前記移動方向における前記第2部材の移動をガイドしつつ、前記支持面に対する平面視において前記移動方向に直交する方向である幅方向における前記第2部材の変位を制限するリブガイド部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のメディア支持構造。
  5. 前記リブガイド部及び前記リブよりも低い摩擦係数を有して前記リブガイド部と前記リブとの間に介在する低摩擦部材を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のメディア支持構造。
  6. 前記第1部材は、
    前記幅方向における前記第2部材の一端側に位置するリブと係合する一端側リブガイド部と、
    前記幅方向における前記第2部材の他端側に位置するリブと係合する他端側リブガイド部と、を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のメディア支持構造。
  7. 前記一端側リブガイド部は、
    前記幅方向における前記第2部材の一端よりも前記幅方向における前記第2部材の中央に近い位置に位置するリブと係合し、
    前記他端側リブガイド部は、
    前記幅方向における前記第2部材の他端よりも前記幅方向における前記第2部材の中央に近い位置に位置するリブと係合する
    ことを特徴とする請求項6に記載のメディア支持構造。
  8. 前記第2部材の前記枠体には、
    前記幅方向における外側に突出する突出部が設けられ、
    前記第1部材は、
    前記突出部と係合して前記移動方向における前記第2部材の移動をガイドしつつ、前記支持面に直交する厚み方向における前記第2部材の変位を制限する枠体ガイド部を有する
    ことを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか一項に記載のメディア支持構造。
  9. 前記支持面が第2支持面であり、
    前記第1部材が、前記メディアを支持可能な支持面である第1支持面を有する
    ことを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか一項に記載のメディア支持構造。
  10. 前記枠体が第2枠体であり、
    前記リブが第2リブであり、
    前記第1部材は、
    前記第1部材の外周部を形成する第1枠体と、
    前記第1枠体に対して前記第2部材の移動方向に沿って架け渡されて前記第1支持面を形成する複数の第1リブと、を有し、
    前記第1リブの間に前記第2リブが位置している
    ことを特徴とする請求項9に記載のメディア支持構造。
  11. 前記リブガイド部が前記第1リブによって構成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載のメディア支持構造。
  12. 前記リブ本体が第2リブ本体であり、
    前記支持面形成部が第2支持面形成部であり、
    前記複数の第1リブの各々は、
    第1リブ本体と、
    前記第1リブ本体に一体に連結されて前記第1支持面を形成する第1支持面形成部と、を有し、
    前記第1リブの延びる方向と直交する面を横断面としたとき、当該横断面を平面視して、
    前記第1リブの延びる方向に対して前記第1支持面に沿って直交する直交方向における前記第1支持面形成部の長さは、当該直交方向における前記第1リブ本体の長さよりも大きい
    ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載のメディア支持構造。
  13. 前記第1リブと前記第2リブとが互いに異なる色を有する
    ことを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のメディア支持構造。
  14. 前記記録装置の本体に連結される第3部材を備え、
    前記第3部材は、
    前記第1部材と前記第2部材とを収容可能に構成されており、
    前記第1部材は、
    前記第1支持面上の前記メディアの搬送方向を移動方向として、前記第3部材に対して相対的に移動可能に前記第3部材に連結されている
    ことを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか一項に記載のメディア支持構造。
  15. 前記第3部材は、
    前記第1支持面及び前記第2支持面とともに前記メディアを支持可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項14に記載のメディア支持構造。
  16. 給送トレイと、
    排出トレイと、
    前記給送トレイと前記排出トレイとが連結され、前記給送トレイから前記排出トレイへメディアを搬送する過程において前記メディアに記録を行う記録装置の本体と、を備えた記録装置であって、
    前記給送トレイ及び前記排出トレイの少なくとも一方が請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のメディア支持構造を有している
    ことを特徴とする記録装置。
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