JP5298844B2 - 液体収容容器及びそれを用いる液体消費装置 - Google Patents

液体収容容器及びそれを用いる液体消費装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクカートリッジ等に好適な液体収容容器及びそれを用いるプリンタ等の液体消費装置に関する。
液体噴射ヘッドから液滴を噴射する液体消費装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置、液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
この中でも特にインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるので、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。インクジェット式記録装置に対する液体の供給方式としては、各色の液体を貯留した複数の液体収容容器から液体消費装置に液体を供給する所謂カートリッジ方式がある。このカートリッジ方式では、液体収容容器内の液体が消費された時点でユーザーが液体収容容器を交換できるようにするために、液体消費装置に対して液体収容容器が簡単に着脱できるよう構成される。
液体消費装置に装着される複数のインクカートリッジは、例えば特許文献1の図7及び図8に示すように、扁平な略直方体形状の個々の容器を、平行な一対の最大面が水平となる向きで、複数個横並びで配置していた。しかも、隣接する2つのインクカートリッジ間には仕切り壁が設けられていた。従って、液体消費装置の横幅が自ずと大きくなり、装置が大型化していた。
また、特許文献1では各色のインクカートリッジの容量が同じであるが、カラー/モノクロでの各印刷モードが選択される場合には消費されるインク量は色毎に異なることから、容量の異なるインクカートリッジを装着したい要望もある。
特開平2005−59317号公報(図7及び図8)
本発明の目的は、容量の異なる複数の液体収容容器を密に配置した場合でも、特に大容量の液体容器の加圧変形によるトラブルを防止することができる小容量の液体収容容器及び容器ホルダを小型化できる液体消費装置を提供することにある。
本発明の一態様は、少なくとも大容量の液体収容容器と、前記大容量の液体収容容器よりも全長の短い小容量の液体収容容器とを含む容器ラインナップの中から複数個が選択されて、各々が、略直方体形状なして一対の最大面が互いに隣接した状態で液体消費装置の容器ホルダに装着され、かつ、前記液体消費装置側より加圧流体が導入されて液体を供給可能な複数個の液体収容容器のうちの前記小容量の液体収容容器であって、
液体を収容した液体収容部と、
前記加圧流体が導入される加圧空間を備える容器本体と、
前記容器ホルダに前記液体収容容器を装着する時の装着方向の後端側に向けて前記容器本体が延長された延長部とを有し、
前記延長部は、前記容器ホルダに装着された際に隣接する前記大容量の液体収容容器の前記一対の最大面の一方と対面可能であり、前記加圧流体が導入されることで膨出する前記一対の最大面の一方が塑性変形することを防止することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様は、
一対の最大面と、
前記一対の最大面の間に設けられた一対の側面と、
前記一対の最大面の間に設けられ、液体供給口と加圧流体の導入口とを有する先端面と、
前記先端面と対向する後端面と、
を有する外郭を備えた液体収容容器であって、
前記外郭によって囲われた内部の空間には、液体が収容される液体収容部と、加圧流体が導入される加圧空間と、前記液体収容部と区画された 延長部と、が設けられ、
前記液体収容部は、前記内部の空間のうち、前記先端面側の領域に設けられ、
前記延長部は、前記内部の空間のうち、前記後端面側の領域に設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様及び他の一態様によれば、液体収容容器に形成された延長部は、隣接して装着され得る大容量の液体収容容器の加圧膨張を規制する領域を拡大する。そして、加圧流体が導入されることで膨出する大容量の液体収容容器の一対の最大面の一方が、塑性変形することを防止する。これにより、大容量の液体収容容器の加圧時の膨張変形量が低減でき、又は加圧時の膨張変形を防止でき、小容量の液体収容容器の交換を円滑に行うことができる。すなわち、たとえ大容量の液体収容容器が加圧によって膨張し、変形したとしても、最大面の変形量を弾性変形の範囲に抑えることができる。そして、液体収容容器への加圧が解除されると、最大面は元の状態に復帰する。よって、小容量の液体収容容器を容器ホルダから離脱させる際に、膨張した大容量の液体収容容器が、その退路の一部を遮ってしまうことも無く、小容量の液体収容容器の交換を円滑に行なうことができる。
複数個の液体収容容器の各々は、前記装着方向の先端面、装着方向の後端面、表面、裏面、及び一対の側面を有する略直方体形状を呈し、前記表面及び前記裏面が前記一対の最大面である。一対の最大面での加圧膨張が最も著しく、しかも、隣接する液体収容容器は一対の最大面同士が対面するので、ここでの加圧膨張を規制することが重要である。
すなわち、延長部の機能は、小容量の液体収容容器の表面または裏面と、これと隣り合う大容量の液体収容の裏面または表面とが対向する領域(表面または裏面の平面視形状)の面積を拡大することにある。
ここで、収容される液体の容量にかかわらず容器の外郭を共通にしておけば、液体収容容器の加圧膨張が発生しても、容器の最大面は最大でも隣接する容器との間の隙間分しか変形張できないため、塑性変形の問題は発生しづらい。つまり、液体の収容量が小さい容器と液体の収容量が大きい容器とで、外郭の大きさ(容器の容量)を同じにしておき、その内部に設ける液体収容部の大きさ(液体収容部の容量)だけを小さくしておけば、塑性変形の問題は発生しづらい。しかしながら、液体の収容量が小さい場合には、それに応じて外郭の小さな(小容量の)容器とした方が、液体収容容器の材料のコストや輸送のコスト、ひいては液体収容容器の価格を低減できる点で、好ましい。容量の異なる液体収容容器を提供する利点は、この点にある。また、容量の異なる液体収容容器を提供するに際し、本発明の一態様や他の一態様のように、延長部を設ける代わりに、大容量の液体収容容器の外郭を形成する部材の肉厚を増やすなどの補強により剛性を上げた場合においても、加圧膨張を抑制することができる。しかし、その場合には大容量の液体収容容器が大型化する。容器ホルダには大容量と小容量の両方の液体収容容器が装着可能である必要があるため、大容量の液体収容容器が大型化すると、液体消費装置の大型化も招いてしまう。一方、小容量の液体収容容器に延長部を設けた場合には、延長部を含めた小容量の液体収容容器の大きさは、大容量の液体収容容器よりも小さいため、液体消費装置が大型化することはない。
本発明の一態様では、前記延長部は、前記加圧空間を区画する前記装着方向の後端壁よりも前記装着方向の後方に向けて突出させることができる。また、本発明の他の一態様において、前記内部の空間には、前記加圧空間と前記延長部とを仕切る壁面が設けられていることが好ましい。また、この場合に、前記延長部は前記加圧流体が導入されない非加圧空間とすることができる。
延長部は、容器本体のサイズを、上述した変形規制のために、本来必要な大きさよりも長手方向に拡大したものである。延長部を加圧する構造にすると、加圧空間が本来必要な大きさよりも大きくなるため、より多くの加圧流体を加圧空間に送り込む必要が出てくる。このため、加圧または加圧解除の所要時間、つまり、加圧を開始してからインクの供給が開始されるまでの時間または加圧を止めてからインクの供給が止まるまでの時間が長くなるという問題がある。延長部を区画したり、壁面で仕切ったりすれば、延長部に加圧流体が入りにくくなる、あるいは延長部が非加圧空間となるため、加圧または加圧解除の所要時間を短縮することが可能となる。
本発明の一態様では、前記延長部に中空部が形成され、前記中空部を加圧空間と連通させてもよい。また、本発明の他の一態様において、前記延長部に前記加圧流体が導入されてもよい。つまり、上記とは異なり延長部を積極的に加圧変形させても良い。こうすると、延長部が大容量の液体収容容器の一対の最大面に向けて膨出するので、変形規制効果を高めることができる。
本発明の一態様では、前記延長部には、前記容器ホルダより離脱する際に指が掛けられる指掛け部を形成することができる。また、本発明の他の一態様では、前記外郭の前記後端面側に、容器ホルダより離脱する際に指が掛けられる指掛け部が形成されていることができる。
全長の短い小容量の液体収容容器を容器ホルダに対して挿脱する際、特に容器ホルダの奥方に位置している小容量の液体収容容器を容器ホルダより離脱させる際に、外郭を把持できないことから指掛け部は離脱操作上で便利である。
本発明の一態様では、前記液体収容容器には、前記容器ホルダに設けられたレバー部材を出入り口と係止部とに案内する案内溝が設けることができる。この案内溝は、前記液体収容容器が前記容器ホルダに向けて前進装着される際に前記容器ホルダに設けられたレバー部材を前記出入り口より入り口側ルートに案内する入り口側案内部と、前記液体収容容器を前記装着方向とは逆方向に付勢するスライダー部材の付勢力により前記液体収容容器が押し戻された際に、前記入り口側案内部を経由した前記レバー部材を係止位置に導く中間案内部と、前記液体収容容器を前記容器ホルダより離脱する際に、前記スライダー部材の付勢力に抗して前記液体収容容器が前進された際に前記レバー部材を出口側ルートに導き、前記スライダー部材の付勢力により前記液体収容容器を離脱させる出口側案内部と、を含むことができる。また、本発明の他の一態様では、前記外郭には、容器ホルダに設けられたレバー部材を出入り口と係止部とに案内する案内溝が設けられ、前記案内溝は、前記液体収容容器が前記容器ホルダに向けて前進装着される際に前記容器ホルダに設けられたレバー部材を前記出入り口より入り口側ルートに案内する入り口側案内部と、前記液体収容容器を前記装着方向とは逆方向に付勢するスライダー部材の付勢力により前記液体収容容器が押し戻された際に、前記入り口側案内部を経由した前記レバー部材を係止位置に導く中間案内部と、前記液体収容容器を前記容器ホルダより離脱する際に、前記スライダー部材の付勢力に抗して前記液体収容容器が前進された際に前記レバー部材を出口側ルートに導き、前記スライダー部材の付勢力により前記液体収容容器を離脱させる出口側案内部と、を含むことができる。
液体収容容器側の案内溝と、容器ホルダ側のスライダー部材及びレバー部材の協働により、液体収容容器を装着する際には、液体収容容器を容器ホルダの奥方に押し込んだ後に、スライダー部材の付勢力によって戻すことで、液体収容容器を容器ホルダ内に保持できる。また、液体収容容器を離脱する際には、液体収容容器を容器ホルダの奥方に一旦押し込んだ後に、スライダー部材の付勢力によって液体収容容器を離脱させることができる。
特に、大容量の液体収容容器の変形が小容量の液体収容容器の移動の負荷抵抗となることを、上述した延長部の作用によって排除できる。よって、スライダー部材の付勢力を充分に活用して、小容量液体収容容器を挿脱することができる。
本発明の一態様では、前記液体収容容器に、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される回路基板を設けることができる。また、本発明の他の一態様では、前記外郭に、容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される回路基板を設けることができる。
この場合も、大容量の液体収容容器の変形が小容量の液体収容容器の移動の負荷抵抗となることを、上述した延長部の作用によって排除できるので、装着ずれに伴う電気的な接続不良を排除できる。
本発明の一態様では、前記容器本体は、前記液体収容部に接続されて、前記液体収容部から供給される液体の残量が規定値以上か以下かを検出する液体検出装置と、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される接点端子を備えることができる。また、本発明の他の一態様では、前記液体収容部に接続されて、前記液体収容部から供給される液体の残量が規定値以上か以下かを検出する液体検出装置と、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される接点端子を備えることができる。
液体検出装置での検出結果、例えば液体のエンド検出又はニアエンド検出結果は、接点端子を介して液体消費装置側に正確に伝達できる。
本発明の一態様に係る液体消費装置は、
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
上述した本発明の一態様に係る液体収容容器を含む複数個の液体収容容器を装着する容器ホルダと、
前記複数個の液体収容容器に加圧流体を導入する加圧流体供給機構と、
前記複数個の液体収容容器から供給された液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体供給機構と、を備え、
前記容器ホルダは、前記複数の液体収容容器の各々が略直方体形状なして一対の最大面が互いに隣接した状態で、かつ、隣接する2つの液体収容容器間に仕切り壁を設けずに前記複数の液体収容容器を装着することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様に係る液体消費装置は、
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
複数の液体収容容器の各々の最大面が互いに隣接した状態で、上述した本発明の他の一態様に係る液体収容容器を含む複数個の液体収容容器が装着される容器ホルダと、
前記複数個の液体収容容器に加圧流体を導入する加圧流体供給機構と、
前記複数個の液体収容容器から供給された液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体供給機構と、
を備え、
前記容器ホルダには、隣接する2つの液体収容容器の間を仕切る壁が設けられていないことを特徴とする。
この液体消費装置によれば、上述した液体収容容器による作用・効果を奏することができる上に、隣接する2つの液体収容容器間に仕切り壁を設けずに複数の液体収容容器を装着することで、容器ホルダの小型化により液体消費装置自体の小型化に寄与できる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(液体消費装置の概略説明)
図1は本発明の一実施形態に係る液体消費装置の概略構成図である。本実施形態に係る液体消費装置としてのインクジェット式記録装置211は、図1に示すように、略矩形箱状をなす本体ケース212を備える。本体ケース212内の前方下部には、プラテン213が主走査方向となる本体ケース212の長手方向(図1において左右方向)に沿うように配設されている。プラテン213は、ターゲットとしての記録用紙Pを支持する支持台である。プラテン213上には、図示しない紙送り機構により記録用紙Pが主走査方向と直交する副走査方向に沿って給送されるようになっている。
本体ケース212内においてプラテン213の後部上方には、主走査方向に沿って棒状のガイド軸214が架設されている。このガイド軸214にはキャリッジ215がガイド軸214に沿って移動自在に支持されている。
また、本体ケース212内の後方側面においてガイド軸214の両端部と対応する位置には、駆動プーリ216及び従動プーリ217が回転自在に支持されている。駆動プーリ216にはキャリッジモータ218が連結されると共に、一対のプーリ216,217間にはキャリッジ215を支持した無端状のタイミングベルト219が掛装されている。したがって、キャリッジ215は、キャリッジモータ218の駆動により、ガイド軸214に沿って主走査方向に往復移動可能となっている。
本体ケース212内の一端側(図1では右端側)には、箱形状をなす容器ホルダとしてのカートリッジホルダ(容器ホルダ)200が設けられている。カートリッジホルダ200は、その前壁及び上壁前部にあたる部分が開閉可能な蓋部221として構成されている。ユーザーは、この蓋部221を開放状態とすることで、液体収容容器としてのインクカートリッジ100を着脱交換することができる。すなわち、カートリッジホルダ200には、液体としてのインクの色毎に用意された複数個(本実施形態においては5個)のインクカートリッジ100が、蓋部221を開放状態としたもとで、前後方向への挿脱動作を伴って着脱されるようになっている。
各インクカートリッジ100は、カートリッジホルダ200に装着された場合、それぞれ対応する各インク供給路223の上流端に接続されるようになっている。また、各インク供給路223の下流端は、キャリッジ215上に搭載されたバルブユニット224の上流側とそれぞれ接続される。バルブユニット224の下流側は、キャリッジ215の下面側に設けられた液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド225に接続されている。そして、インク供給路223及びバルブユニット224は、インクカートリッジ100から供給された液体を記録ヘッド225に供給する液体供給機構を構成している。
カートリッジホルダ200とプラテン213との間には、記録ヘッド225の退避位置となるホームポジションHPが設けられている。そして、印刷の開始前などには、このホームポジションHPにおいて記録ヘッド225に対するクリーニング等、各種メンテナンス処理が実行される。
本体ケース212の内部において、カートリッジホルダ200の上方となる位置には、加圧ポンプ226が配置されている。加圧ポンプ226は、加圧空気(加圧流体)の供給源であり、加圧空気供給路227の上流端に接続されている。加圧空気供給路227は、加圧ポンプ226の下流側に配設された分配器228を境にインクカートリッジ100の個数と同数に分岐されている。分岐された加圧空気供給路227の下流端は、それぞれ対応するインクカートリッジ100に接続されている。そして、加圧ポンプ226、加圧空気供給路227、及び分配器228は、インクカートリッジ100に加圧流体を供給する加圧流体供給機構を構成している。なお、本実施形態では、加圧流体として空気を用いているが、空気と異なる気体や液体等を用いても良い。
(容器ホルダ)
図2は容器ホルダの斜め上方からの斜視図、図3は図2に示した容器ホルダに液体収容容器を装着した状態を示す斜視図、図4は図3に示すホルダ容器の正面図、図5は図3に示す容器ホルダの上面図である。
カートリッジホルダ200は、図2及び図3に示すように、側面視略L字状をなすホルダ本体240と、断面コ字状をなす枠体260とで構成されている。枠体260は、一対の支持側壁262,262と、これら支持側壁262,262の上端縁を連結する天壁263とを備えている。枠体260は、金属板により一体にプレス成形されている。
ホルダ本体240は、図2及び図3に示すように、樹脂材料または金属材料で平面視矩形状をなすように成形された基板241と、基板241の後方の上面に取り付けられた装着部本体244とを有している。
基板241は、インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に装着された場合に、各インクカートリッジ100を並列配置態様にして載置するための支持台である。基板241上には、図2に示すように、第1の案内突起としての複数のガイドレール33が前後方向に沿って延びるように列設されている。ガイドレール33は、インクカートリッジ100をホルダ200に着脱する際に、インクカートリッジ100を案内するためのものである。カートリッジホルダ200の内部は、ガイドレール33によって、5つのカートリッジスロット7A、7B、7C、7D、7Eに区画される。カートリッジスロット7A〜7Eは、それぞれ各色のインクカートリッジ100を個別に収容する容器装着部として機能する。
図3乃至図5に示すように、本実施形態では少なくとも小容量のインクカートリッジ100Aと大容量のインクカートリッジ100Bとを含む容器ラインナップの中から複数例えば5個が選択されて、各々が、インクカートリッジホルダ200に互いに隣接した状態で装着される。図3乃至図5の例では、3つの小容量インクカートリッジ100Aの間に2つの大容量インクカートリッジ100Bが装着された状態を示しているが、これに限定されるものではない。
5個のインクカートリッジとは、本実施形態にて用いる5色(例えばブラック、ライトブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)の各色のインクカートリッジである。例えば各色毎に小容量インクカートリッジ100Aと大容量インクカートリッジ100Bとから成る計10種類の容器ラインナップとして用意することができる。ユーザーの使い方に応じて、消費量の多い色のインクカートリッジとして大容量インクカートリッジ100Bが選択され、それ以外は小容量インクカートリッジ100Aを選択することができる。なお、以下の説明において、これらのインクカートリッジ100A,100Bをまとめて「インクカートリッジ100」と称する場合もある。
インクカートリッジ100の詳細な構成については後述する。
図6は、底部の基板241を取り外した状態の容器ホルダ200の概略斜視図であり、図7は図6の部分拡大図であり、図8は容器ホルダ200の正面図である。なお、図6及び図7では、一部の部品は省略して描かれている。
図7及び図8において、装着部本体244は、インクカートリッジ100の挿入方向と直交する面246bを備えたスライダー部材246を有している。スライダー部材246は、図6及び図7に示す付勢手段例えばバネ246cによって、インクカートリッジ100の挿入方向Iとは反対方向(前方)に付勢されている。スライダー部材246の面246bは、カートリッジスロット7A〜7Eの奥端面をなす。スライダー部材246は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着されていない時は、バネ246cの付勢力によって挿入方向Iの前方側に位置している。ただし、図6及び図7ではインクカートリッジ100が装着されていないカートリッジスロット7B〜7Eではバネ246c及びスライダー部材246は省略されている。図6及び図7は一つのインクカートリッジ100Aがカートリッジスロット7Aに装着された状態を示す。図7に示すようにインクカートリッジ100Aが装着されることで、対応するスライダー部材246は、バネ246cの付勢力によって挿入方向Iとは反対側(後方)に押し出されている。
インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに完全に装着すると、スライダー部材246は、所定の位置で停止する。スライダー部材246は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着されている時も、バネ246cによって、装着されたインクカートリッジ100に対して、その挿入方向Iとは反対の方向への付勢力を常時付与している。この付勢力は、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eから取り外す時に、インクカートリッジを前方へ押し出すように作用する。
スライダー部材246には、図6〜図8、主として図8に示すように、装着部本体244の後方の面に設けられた一対の位置決めピン247,247、エア連絡口248、インク供給ピン249、識別部材251a〜251eを、装着部本体244の後方の面から前方へ露出させるための開口部246aが設けられている。
装着部本体244の後方の面、すなわちカートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面には、一対の位置決めピン247,247、エア連絡口248、インク供給ピン249、識別部材251a〜251eが、スライダー部材246の開口部246aを介して前方へ突出するように設けられている。
一対の位置決めピン247、247、エア連絡口248、インク供給ピン249、識別部材251a〜251eは、いずれもまた、容器装着部1の奥端面であるスライダー部材246の前面において基板241上の各カートリッジスロット7A、7B、7C、7D、7Eに各インクカートリッジ100が装着された場合に機能するものである。
一対の位置決めピン247,247は、インクカートリッジ100を位置決めするためのものである。一対の位置決めピン247,247は、カートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面の上下に一対ずつ設けられている。
エア連絡口248は、インクカートリッジ100に空気を供給するためのものである。エア連絡口248は、カートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面の下側に設けられている。また、エア連絡口248は、一対の位置決めピン247、247に挟まれた位置、かつ下側の位置決めピン247に近い位置に設けられている。
インク供給ピン249は、インクカートリッジ100からのインクを、インク供給路223(図1参照)を介して記録ヘッド225(図1参照)に供給するためのものである。インク供給ピン249は、カートリッジスロット7A〜7Eの奥端面の上側に設けられている。また、インク供給ピン249は、一対の位置決めピン247には挟まれない位置、かつ上下方向の位置が上側の位置決めピンに近い位置に設けられている。
識別部材251a〜251eは、インクカートリッジ100の誤装着を防止するためのものである。識別部材251a〜251eは、カートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面の下側に設けられている。また、識別部材251a〜251eは、一対の位置決めピン247、247に挟まれた位置、かつエア連絡口248のすぐ上側となる位置に設けられている。つまり、識別部材251a〜251eは、上側の位置決めピン247と、エア連絡口248に挟まれた位置、かつエア連絡口248に近い位置に設けられている。
そして、各エア連絡口248のすぐ上側となる位置からは、複数(本実施形態では5つ)の識別部材251a,251b,251c,251d,251eがスライダー部材246に下側から切欠き形成された切欠き部246aを介して先端部を前方へ突出するようにして設けられている。
これら識別部材251a〜251eは、基端となる後端面が開口して前後方向へ延びる中空柱状体である。各識別部材251a〜251eの先端には、図6及び図7に示すようにそれぞれ異なる凹凸嵌合部が形成されている。一方、インクカートリッジ100の挿入方向先端面側には、各識別部材251a〜251eの凹凸嵌合部の形状に対応する識別部22(図11参照)が形成されている。識別部22の形状は、詳細な図示を省略しているが、インクカートリッジ100の種類(インク色の種類)によって異なっている。
また、各識別部材251a〜251eの凹凸嵌合部は、それぞれ一種類の色のインクカートリッジ100の識別部22とのみ嵌合することができ、他の種類のインクカートリッジ100の識別部22とは嵌合できない形状となっている。このように、本実施形態のインクジェット式記録装置は、インクカートリッジの識別部22と各識別部材251a〜251eの凹凸嵌合部との組み合わせによって、インクカートリッジ100の誤装着を防止できるように構成されている。
図8に示すように、枠体260の天壁263には、インクカートリッジ100の挿入方向に沿った2箇所の位置に第2の案内突起としての断面三角形の案内突起265が設けられている。第2の案内突起265は、ガイドレール33と同様、インクカートリッジ100をホルダ200のカートリッジスロット7A〜7Eに着脱する際に、インクカートリッジ100を案内するためのものである。
また、図8に示すように、装着部本体244の天板245には装置側端子250が設けられる。装置側端子250は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された時に、インクカートリッジ100に設けられた回路基板17(図9参照)の電極の接点17a(図9参照)と接触して、この電極と電気的に導通接続する。
図6及び図7に示すように、カートリッジスロット7A〜7Eの下側かつ奥側(後方)には、装置側固定構造50が設けられている。図9(a)は、装置側固定構造50を構成するレバー部材45とバネ44とをカートリッジ100側から示す斜視図である。図9(b)は、装置側固定構造50をカートリッジ100とは反対の側から示す斜視図である。図9(c)は、装置側固定構造50周辺の断面図である。
図9(c)に示すように、装置側固定構造50は、基板241とほぼ平行に伸びるレバー部材45を備えている。レバー部材45は、弾性を有する細長のレバー本体47と、レバー本体47の基端部に設けられた軸穴36と、レバー本体47の先端部の上側面(カートリッジ100側の面)に突設された略円柱状の係止ピン37(被係止部材)とを備えている。装着部本体244の底面243と基板241との間には隙間が設けられており、レバー部材45は、この隙間を利用して配置されている。
装着部本体244の底面243には突部242が設けられている。レバー部材45の軸穴36は突部242に挿入される。レバー部材45は、突部242を中心に回動可能な状態で軸支される。つまり、突部242は、レバー部材45の回動軸としての役割を持つ。また、突部242の周囲は、キャップ38と、このキャップの溝に収容されたコイルバネ60によって支えられている。このバネ60は、レバー部材45を基板241に対して回動可能な状態で支持する機能と、レバー部材45を上方に付勢することによってレバー部材45の動きを安定させる機能とを備えている。
また、装置側固定構造50は、図9(a)及び図9(b)に示すように、レバー本体47に回転方向(−R方向)の付勢力を付与するバネ44を備えている。バネ44の一端は、レバー本体47の軸穴36の位置から係止ピン37へ向かう方向とは異なる方向へ偏倚した位置に設けられた係止部46に係止される。バネ44の他端は、装着部本体244の下面に設けられた係止部244bに係止される。レバー部材45にバネ44の付勢力に抗する力が付与されると、レバー部材45は図9(a)及び図9(b)中の矢印+R方向に回動する。
(インクカートリッジの共通構成)
図10は小容量インクカートリッジ100Aを一方から見た斜視図、図11は図10の小容量インクカートリッジ100Aを他方から見た斜視図、図12は小容量インクカートリッジ100Aを一方から見た分解斜視図、図13は小容量インクカートリッジ100Aを他方から見た分解斜視図、図14は大容量インクカートリッジ100Bを一方から見た斜視図、図15は図14の大容量インクカートリッジ100Bを他方から見た斜視図である。
図10〜図15において、小容量インクカートリッジ100Aと大容量インクカートリジ100Bとは、延長部300の有無と、容量と、サイズとが相違する点を除いて共通の構成を有する。つまり、小容量インクカートリッジ100Aと大容量インクカートリッジ100Bとは、外郭の大きさ(容器の容量)と、インクパックの大きさ(インクパックの容量及びインクパックに収容されているインクの量)とが相違している。先ず、インクカートリッジ100の共通な構成について説明する。
インクカートリッジ100A,100Bは、図10,図11,図14,図15に示したように、扁平な略直方体形状を有している。その外郭は、表面13A、裏面13B、先端面11、後端面12A、及び一対の側面14A,14Bを備えている。これらの六面のうち、表面13A及び裏面13Bの各面積が最大である。つまり、表面13A及び裏面13Bが、一対の最大面である。表面13Aと裏面13Bの間に設けられた先端面11、後端面12Aは、インクカートリッジ100A,100Bをカートリッジスロット7A〜7Eに装着する際に、それぞれ挿入方向の先端、後端となる面である。後端面12Aは、先端面11と対向している。図11及び図15に示すように、インクカートリッジ100の先端面11には、インク供給口7と、エア流入口9(加圧流体の導入口)と、一対の位置決め穴21,23が設けられている。インク供給口7は、インクパック20(図12及び図13参照)のインク吐出口20aと接続されている。
インクカートリッジ100A,100Bは、図10,図11,図14,図15に示したように、扁平な略直方体形状を有して容器本体の一部を成すケース5A,5Bを備えている。ケース5A,5Bの共通構成について、図12及び図13に示す小容量インクカートリッジ100Aを用いて説明する。ケース5A,5Bの内部には、図12及び図13に示すように、インクパック20(液体収容部)を収容する袋体収容部3が区画形成されている。また、インクカートリッジ100A,100Bは、液体残量検出ユニット30と、インク供給口7(液体供給口)を備えている。液体残量検出ユニット30は、ケース5に対して着脱可能である。また、インク供給口7は、液体残量検出ユニット30に設けられている。
ケース5A,5Bは、樹脂成形によって形成された筐体であり、サイズの異なるインクパック20を収容できる大きさの袋体収容部3を備える。ケース5A,5Bは、上部を開放した略箱形の袋体収容部3と、この袋体収容部3の前面側に位置する検出ユニット収容部4とを備えている。袋体収容部3には、インクパック20と樹脂製のスペーサ26が収容される。インクパック20は、樹脂フィルム層の上にアルミニウム層が積層形成されたアルミラミネート複層フィルムにより形成された可撓性袋体である。樹脂製のスペーサ26は、インクパック20の前後の傾斜部の上に装着される。また、検出ユニット収容部4には、液体残量検出ユニット30が収容される。
袋体収容部3の開放面は、インクパック20と樹脂製のスペーサ26を収容した後に、シートフィルム24によって封止される。袋体収容部3とシートフィルム24によって、ケース5内に加圧室が区画形成される。なお、以下の説明では袋体収容部3を加圧空間とも称する。
そして、スペーサ26は、袋体収容部3の上面がシートフィルム24によって覆われて、袋体収容部3が密封室となると、該密封室内でインクパック20がガタつくことを防止すると同時に、密封室内の余分な空き空間を埋めて、袋体収容部3内を加圧空気により加圧する際の加圧効率を高める。
袋体収容部3の開放面を封止したシートフィルム24の上には、容器本体の他の一部を成す樹脂製のカバー6が装着され、さらにその上にラベル6Aが貼付される。
(インクカートリッジの異なる構成)
本実施形態において、インクカートリッジ100は、上述の通り5種色×2サイズの計10種類のラインナップがある。5種色のインクカートリッジ100のインクパック20内には、それぞれ異なる5色のインクが貯留されている。これら5種類のインクカートリッジ100は、インクパック20の内部に貯留されているインクの種類と、先に説明したように識別部22の詳細な形状が異なるだけで、他の構成は一致している。また、2サイズの種類が、上述した小容量インクカートリッジ100Aと大容量インクカートリッジ100Bである。
小容量インクカートリッジ100Aと大容量インクカートリッジ100Bとが本質的に相違する点は、延長部300の有無である。図11と図15との対比から明らかなように、小容量インクカートリッジ100Aの挿入方向後端位置には、例えば加圧空間3とは区画された延長部300が設けられているが、大容量インクカートリッジ100Bには延長部300が設けられていない。延長部300は、図13に示すように、ケース5Aとカバー6とを後方に延長することで形成されている。延長部300の長さは、後述するように大容量インクカートリッジ100Bが加圧された時の膨張を規制して塑性変形を防止するのに役立つ長さに設定される。
図10及び図11に示すように、小容量インクカートリッジ100Aは、略長方形の先端面11と、これと対向する後端面12Aとを有している。図14及び図15に示すように、大容量インクカートリッジ100Bも、略長方形の先端面11と、これと対向する後端面12Aとを有している。ただし、小容量インクカートリッジ100Aの後端面12Aが延長部300に形成されるのに対して、延長部を有しない大容量インクカートリッジ100Bの後端面12Aは加圧空間3を仕切る外壁面に設けられている点で相違する。つまり、小容量インクカートリッジ100Aにおいて、後端面12Aは、加圧空間3を仕切る壁面12Bよりも延長部300の長さ分だけ後方にずれた位置にある。つまり、大容量インクカートリッジ100Bでは、外郭によって囲われた内部の空間に、インクパック20と加圧空間3とが設けられているのに対し、小容量インクカートリッジ100Aでは、外郭によって囲われた内部の空間に、インクパック20と加圧空間3と延長部300とが設けられている。小容量インクカートリッジ100Aでは、外郭によって囲われた内部の空間のうち、先端面11の側の領域にインクパック20が設けられており、後端面12A側の領域に延長部300が設けられている。
図15に示す大容量インクカートリッジ100Bおいて、インクカートリッジ100Aの先端面11から後端面12Aまでの長さ(全長)は、インクパック20が収容できる長さに、ケースの厚み分を追加した長さL2である。一方、図11に示す小容量インクカートリッジ100Aにおいて、インクカートリッジ100Aの先端面11から後端面12Aまでの長さ(全長)は、インクパック20が収容できる長さにケースの厚み分を追加した長さL1よりも大きい。延長部300は、インクカートリッジ100Aの全長を、本来必要な長さL1よりも大きくするものである。延長部は、容器本体のサイズを、本来必要な大きさよりも長手方向に拡大したものである。
本実施形態では、小容量インクカートリッジ100Aの延長部300は加圧空間3を形成しない。もちろん、延長部300を加圧空間3と連通させても良いが、加圧空間が大きくなるため、より多くの加圧流体を加圧空間に送り込む必要が出てくる。このため、加圧乃至加圧解除の所要時間が長くなるという問題がある。ただし、後述の通り延長部300を加圧しても良い。すなわち、インクカートリッジ100Aの、外郭によって囲われた内部の空間のうち、インクを収容する部分(本実施形態ではインクパック20)は、その外側の加圧空間3や延長部300と区画されている必要がある。しかしながら、加圧空間3と延長部300とを壁面12Bで仕切ることや、延長部300を非加圧空間とすることは必須では無い。
なお、本実施形態では、液体収容部がインクパック20によって区画されているが、インクパックを用いることなく液体収容部を形成することも可能である。例えば、ダイヤフラムを用いて、袋体収容部3の内部、すなわち、ケース5Aの内壁とフィルム24によって囲まれた空間を、液体収容部と加圧空間とに仕切れば、インクパックを用いることなく液体収容部を形成することが可能である。
本実施形態では、図3、図4、図10、図13に示すように、インクカートリッジ100Aの延長部300に指掛け部310、311が形成されている。指掛け部310は、図13に示す延長部300に形成された中空部312と、ケース5Aの後端面12Aに形成した切り欠き部314と、カバー6の後端面12Aに形成した切り欠き部316により形成される。切り欠き部314,316を介して指を中空部312に挿入すれば、後端面12Aの内壁に指を引っ掛けることができる。指掛け部311は、延長部300の側面14A側、つまり、インクカートリッジ100Aの後端面12A側の一方の側面14Aに形成された凹部によって形成されている。指掛け部310、311は、小容量インクカートリッジ100Aを容器ホルダ200の比較的奥方の狭い空間からから引き出す際に便利である。
(インクカートリッジのホルダへの装着)
図4に示すように、インクカートリッジ100は、図10、図11、図14、及び図15に示す側面14Aが上面となり、側面14Bが下面となるように縦置きでカートリッジスロット7A〜7Eに装着される。この際、図4に示す装着状態では、大容量インクカートリッジ100Bの表面13A,裏面13Bが、小容量インクカートリッジ100Aの表面13A又は裏面13Bと対面するように配置される。
インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜Eに装着すると、インク供給口7に、先に説明したインク供給ピン249が挿入される。インク供給ピン249は、インク供給路223とバルブユニット224とを介して記録ヘッド225に接続されている。
また、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜Eに装着すると、エア流入口9が、先に説明したエア連絡口248に挿入される。エア連絡口248は、加圧空気供給路227を介して加圧ポンプ226に接続されている。加圧ポンプ226が、加圧空気供給路227、エア連絡口248、エア流入口9を介して、袋体収容部3に加圧空気を供給することで、インクパック20を加圧することができる。インクパック20がこのようにして加圧されるにより、インクパック20の吐出口20aから流出するインクが、インク供給口7を介してインクジェット式記録装置211の記録ヘッド225へと供給される。
図11及び図15に示すように、インクカートリッジ100の先端面11には、互いに離間して一対の位置決め穴21,23が設けられている。インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに挿入すると、位置決めピン247,247の先端が、位置決め穴21,23に嵌入される。その後、さらにインクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eの奥側へ挿入していくと、インクカートリッジ100は、位置決めピン247を基準に移動する。
インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに完全に装着されると、位置決め穴21,23が、一対の位置決めピン247,247と嵌合することにより、インクカートリッジ100の先端面11に沿う方向の位置が決められて、先端面11に沿う方向のカートリッジ100の移動が規制される。よって、インク導出口7とインク供給ピン249(図4参照)とが精度良く位置決めされる。
図10及び図14に示すように、インクカートリッジ100の側面14Aには、回路基板17が設けられている。回路基板17は、後端面12A,12Bよりも先端面11に近い位置、特に、先端面11と隣接するような位置に設けられている。回路基板17には、インク残量やカートリッジの使用履歴等の情報を記録するための図示しないメモリ素子が搭載される。
また、液体残量検出ユニット30には、図示しない残量検出センサ(圧電素子を用いたセンサ)が設けられている。残量検出センサは、インクカートリッジ内のインクの残量を検出するためのセンサである。回路基板17上には、この残量検出センサと電気的に同通接続する少なくとも1つの電極が設けられている。
一方、図6〜図8に示すように、回路基板17の上側には、装置側端子250が設けられている。そして、回路基板17の電極の接点は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された時に、装置側端子250の接点と接触する。これによって、回路基板17と装置側端子250とが電気的に導通する。
インクカートリッジ100が記録装置211(図1参照)のカートリッジホルダ200に装着されて、回路基板17と装置側端子250とが電気的に接続されると、この回路基板17を介して、メモリ素子や残量検出センサが記録装置211(図1参照)側の制御回路に電気的に接続され、これらのメモリ素子や残量検出センサの動作を記録装置211(図1参照)側から制御することが可能となっている。
(延長部の作用)
本実施形態では、図4に示すように、ホルダ200に、インクカートリッジ100A,100Bの間を仕切る壁はない。インクカートリッジ100A,100Bは、隣り合うインクカートリッジ100A,100Bの表裏面13A,13Bが直接対向する状態で、インクカートリッジホルダ200に装着される。従って、容器ホルダ200の横幅寸法(インクカートリッジ100A,100Bの表裏面13A,13Bに対して垂直な方向の寸法)は、仕切り壁がない分だけ小さくなり、インクジェット式記録装置211が小型化される。
そして、小容量インクカートリッジ100Aに設けられた延長部300の機能は、インクカートリッジ100Aの表面13Aまたは裏面13Bと、これと隣り合うインクカートリッジ100Bの裏面13Bまたは表面13Aとが対向する領域(表面13Aまたは裏面13Bの平面視形状、以下、「対向する領域」と称する)の面積を拡大することにある。つまり、小容量インクカートリッジ100Aに設けられた延長部300により、対向する領域の面積が拡大される。
延長部300は、対向する領域の面積を拡大できれば形状は問わない。本実施形態のように、図10、図11に示すように、壁面12Bが露出するように長方形の一部が切り欠かれていても良い。また、大容量インクカートリッジ100Bの表面13A又は裏面13Bと対向する領域は、必ずしも平坦な面でなくても良い。本実施形態では、図11に符号13B1で示す平坦な面の高さ(表面13Aからの距離)よりも、延長部300の面300Aの高さ(表面13Aからの距離)は、一段低くなっており、例えば1mm程度小さい。このように、延長部300は、ケース5Aやカバー6の面を、そのまま平行に延長したものに限らず、形状(平面視形状や、表面13Aと裏面13Bとの間の距離)に変更があっても良い。
図16は、図3〜図5と同じ状態で、インクカートリッジ100A,100Bをホルダ200に装着した状態で、加圧を行っていない状態(非加圧状態)を模式的に示している。隣り合うインクカートリッジ100A,100B間に仕切り壁はなく、インクカートリッジ100A,100Bの表裏面13A,13Bが、僅かな隙間を介して直接対面している。
この状態で、インクをインクジェット式記録装置211に供給する為、袋体収容部(加圧空間)3に加圧空気を導入してインクパック20を加圧する。そうすると、図17に示すように、各インクカートリッジ100A,100Bの最大面(表裏面13A,13B)が膨張変形する。何らの規制がなく自由に膨張した時の変形量は、カートリッジの大きさやケース5及びカバー6の材質、袋体収容部3に導入される加圧空気の圧力等、様々な条件によって変化するが、例えば加圧空気の圧力が12〜18kPaの場合、最大片側5〜10mm程度になることがある。
本実施形態では、袋体収容部(加圧空間)3に加圧空気を導入すると、隣接するインクカートリッジ100A,100Bの最大面13A,13Bが膨張変形する。そして、隔壁がないカートリッジスロット7A〜7E内で、隣接するインクカートリッジ100A,100Bの最大面13A,13B同士の少なくとも一部が接触して圧接し合うと共に、互いの膨張が規制される。また、両外側端のインクカートリッジ100Aの最大面13A,13Bのうち、インクカートリッジ100Bの最大面13B,13Aと対向しない最大面13A,13Bの少なくとも一部は、図17に示すように、それぞれ対向する枠体260の支持側壁262と接触して圧接し合い、同様に膨張が規制される。
即ち、図7に示したように、カートリッジスロット7A〜7Eに装着された各インクカートリッジ100A,100Bに加圧流体を導入すると、カートリッジ100A,100Bは、それら自体の膨張力により一対の支持側壁262,262間で緊締状態となる。そして、膨張変形を規制された複数のインクカートリッジ100A,100Bが強固かつ一体的にカートリッジスロット7A〜7Eに固定される。
ただし、本実施形態のように小容量インクカートリッジ100Aと大容量インクカートリッジ100Bとが隣接した場合、全長が長い大容量インクカートリッジ100Bの挿入方向後端側には、その膨張を規制する部材がない。従って、これを放置すると大容量インクカートリッジ100Bの挿入方向後端側は、大きく膨張し、最悪の場合には塑性変形してしまい、加圧を解除しても膨張した状態の形状が維持されてしまう。そうなると、図16のような非加圧状態の形状には戻らず、特に小容量インクカートリッジ100Aを離脱させる際に、膨張した大容量インクカートリッジ100Bが、その退路の一部を遮ってしまう。
そこで、本実施形態では、大容量インクカートリッジ100Bが塑性変形するほど膨張することを規制するために、小容量インクカートリッジ100Aの挿入方向後端側に、延長部300として、大容量インクカートリッジ100Bの膨張を規制する手段を設けた。
図17に示すように、小容量インクカートリッジ100Aに設けられた延長部300により、大容量インクカートリッジ100Bの膨張が規制される領域が、領域Cだけ拡大される一方で、規制なく膨張できる領域は、領域(C+D)から領域Dに縮小される。規制なく膨張できる領域が縮小された結果、その膨張領域Dでの剛性は高められる。よって、領域(C+D)にて規制なく膨張を許容する場合に比べて、領域Dのみで規制なく膨張を許容する場合の方が、加圧時の膨張変形量を低減または防止でき、領域Dでの塑性変形を防止できる。すなわち、たとえ大容量インクカートリッジ100Bの領域Dが加圧によって膨張し、変形したとしても、その変形量を弾性変形の範囲に抑えることができる。従って、各インクカートリッジ100A,100Bの加圧空間3への加圧が解除されると、膨張していたインクカートリッジ100A,100Bを元の形状、すなわち図16に示す状態に戻すことができる。そして、小容量インクカートリッジ100Aを離脱させる際に、膨張した大容量インクカートリッジ100Bが、その退路の一部を遮ってしまうことも無く、各インクカートリッジ100A,100Bを、ホルダ200からスムーズに取り外すことができる。
なお、加圧空間3に加圧空気を導入した場合、最大面である表面13A及び裏面13B以外の面(先端面11、後端面12A、壁面12B、及び一対の側面14A,14B)も膨張する可能性が無いわけではない。しかしながら、面積が小さければ小さいほど膨張量は小さくなる。特に、本実施形態のインクカートリッジ100A,100Bは、平面視形状で比較した場合、表面13及び裏面13Bの面積に比べて、一対の側面14,14Bの面積はかなり小さく、先端面11、後端面12A、壁面12Bの面積は、それよりもさらに小さい。よって、表面13A及び裏面13Bの膨張量に比べて、その他の面の膨張量は著しく小さく、これらの面が塑性変形してしまうほど膨張する可能性は極めて低い。一対の最大面での加圧膨張が最も著しく、しかも、隣接するインクカートリッジ100A,100Bの一対の最大面同士が対面するので、ここでの加圧膨張を規制することが重要である。
(延長部によるインクカートリッジの円滑な挿脱動作の担保)
図18は図11及び図14のB部拡大図、図19は図18に示した案内溝の拡大平面図である。
図18及び図19に示すように、側面14Bには、カートリッジスロット7A〜7Eに設けられた装置側固定構造50と協働して、インクカートリッジ100の挿入方向と反対方向への移動を解除可能に規制する容器側固定構造40が設けられている。装置側固定構造40は、先端面11に近い位置、特に、先端面11と隣接するような位置に設けられている。
容器側固定構造40は、図18に示すように、装置側固定構造50(図9参照)の係止ピン37が挿入され、カートリッジスロット7A〜7Eへのインクカートリッジ100の着脱操作に際して被係止部材としての係止ピン37を係止位置又は非係止位置へ案内する案内溝39を有する。また、容器側固定構造40は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された状態において、係止ピン37が係合されてインクカートリッジ100の引抜き方向への移動を規制する係止部49を有する。
図18に示すように、案内溝39は、入口側案内部51と中間案内部53と出口側案内部55とを有する。入口側案内部51は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに挿入される際に、係止ピン37を案内するものである。中間案内部53は、カートリッジスロット7A〜7Eに挿入されたインクカートリッジ100が引抜き方向へ押し返される際に係止ピン37を係止部49に導くものである。出口側案内部55は、カートリッジスロット7A〜7Eからインクカートリッジ100を取り外す際に、インクカートリッジ100を挿入方向へ押し込むことにより係止部49から外れた係止ピン37を、案内溝39の出口に案内するものである。
案内溝39の出口部57は入口部59に接続されており、これにより案内溝39は全体としてループを成している。入口部59と出口部57との接続部においては、出口部57の溝の深さが入口部59の溝の深さよりも浅く、これにより接続部において段差65が形成されている。この段差65は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに挿入される際に、係止ピン37が出口部57に進入するのを防止する。
一方、図7に示すように、容器側固定構造40の下側には、装置側固定構造50が設けられている。装置側固定構造50は、先に説明したように、図9(b)に示すレバー部材45とバネ44とを備えている。
レバー部材45は、バネ44によって一定の回転方向に付勢されている。この方向は、図9(b)及び図19では矢印−R方向であり、図18では反時計回り方向である。インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに着脱する際、係止ピン37は案内溝39に挿入されて案内され、レバー部材45は案内溝39の形状に従って±R方向へ回動する。
次に、図19を主に参照して、インクカートリッジ100の着脱操作時における案内溝39内での係止ピン37の動作について説明する。
カートリッジスロット7A〜7Eにインクカートリッジ100を挿入し、スライダー部材244(図6及び図7参照)の付勢力に抗してインクカートリッジ100を挿入方向にさらに押し込むと、係止ピン37が案内溝39の入口部59に挿入される。
係止ピン37は、レバー部材45(図9(a)(b)参照)のレバー本体47(図9(a)(b)参照)が弾性的に変形することで、案内溝39の底面の方向に向けて付勢される。係止ピン37が、入口側案内部51の終端部を越えると、バネ44(図9(a)(b)参照)の付勢力によって図19の反時計方向に移動する。
そして、係止ピン37は暫定停止用側壁部61に衝突して止まり、このときにクリック音が生じる。このクリック音によりユーザーは、インクカートリッジ100が十分に深く挿入されたことを確認することができる。
次に、ユーザーによる挿入方向への押圧が解除されると、スライダー部材246(図6及び図7参照)の付勢力によって、インクカートリッジ100が引抜き方向に僅かに押し返される。これにより、暫定停止用側壁部61における係止ピン37の係合が解除され、係止ピン37は、バネ44の付勢力によって、反時計回り方向に移動する。
そして、係止ピン37は係止部49に設けられた最終停止用側壁部63に衝突して係止位置で止まり、このときにクリック音が生じる。このクリック音によりユーザーは、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7E(図2参照)に固定されたことを確認することができる。なお、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された状態においても、係止ピン37は、レバー本体47の弾性力によって案内溝39の底面を押圧している。
以上のインクカートリッジ装着動作は、図16に示すようにインクカートリッジ100同士の間に隙間をもって行なうことができれば、装着動作を阻害する何らの抵抗外力も生じない。つまり、延長部300によって大容量インクカートリッジ100Bの塑性変形が防止できれば、装着時のクリック感は設計通りに担保し得る。
次に、カートリッジ離脱時には、係止状態のインクカートリッジ100が押し込まれることにより、最終停止用側壁部63における係止ピン37の係合が解除され、バネ44によってレバー部材45に付与される付勢力によって、係止ピン37が出口側案内部55に沿って非係止位置へと相対移動する。すると、カートリッジ100は、スライダー部材246(図6及び図7参照)に作用するバネ246cの付勢力によって、前方へ押し出される。この時のカートリッジ100の動きに伴って、係止ピン37は出口部57へと向かう。そして、最終的に出口部57から係止ピン37が抜けることで、カートリッジスロット7A〜7Eからインクカートリッジ100を取り外すことができるようになる。
以上のインクカートリッジ離脱動作も、図16に示すようにインクカートリッジ100同士の間に隙間をもって行なうことができれば、離脱動作を阻害する何らの抵抗外力は生じない。つまり、延長部300によって大容量インクカートリッジ100Bの塑性変形が防止できれば、インクカートリッジ100の離脱はバネ246cの付勢力によって行なうことを設計通りに担保し得る。
これらのインクカートリッジ100の挿脱動作は、好ましくは5kgf以下の力で操作できることが好ましい。本実施形態の延長部300の作用によって、図3〜図5又は図16,17に示すような密接した装着状態でも、5kgf以下の力で操作でインクカートリッジ100を挿脱する動作を担保することができる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例は全て本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
例えば、延長部300に中空部が形成され、その中空部を加圧空間3と連通させてもよい。つまり、上記実施形態とは異なり延長部300を積極的に加圧変形させても良い。こうすると、延長部300が大容量インクカートリッジ100Bの一対の最大面13A,13Bの一方に向けて膨出するので、変形規制効果を高めることができるからである。
また、本発明の液体収容容器の用途は、インクジェット記録装置のインクカートリッジに限らない。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。
液体消費装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置、捺染装置やマイクロデスペンサ等が挙げられる。
また、本発明において、液体とは、液体消費装置が噴射できるような材料であれば良い。液体の代表的な例は上記実施の形態で説明したようなインクである。液体は、液晶のように、文字や画像の印刷に用いられる材料以外の物質であっても良い。また、本発明において、液体は、物質の一状態としての液体のみならず、物質の一状態としての液体に、顔料や金属粒子のような固形物を混ぜたものであっても良い。
本発明の一実施形態に係る液体消費装置の概略構成図である。 図1に示す容器ホルダの斜め上方からの斜視図である。 図2に示した容器ホルダに液体収容容器を装着した状態を示す斜視図である。 図3に示すホルダ容器の正面図である。 図3に示す容器ホルダの上面図である。 底部の基板を取り外した状態の容器ホルダの概略斜視図である。 図6の部分拡大図である。 容器ホルダの正面図である。 図9(a)はレバー部材とバネとをカートリッジ側から示す斜視図、図9(b)は装置側固定構造をカートリッジとは反対の側から示す斜視図、図9(c)は装置側固定構造の周辺の断面図である。 小容量インクカートリッジを一方から見た斜視図である。 図10の小容量インクカートリッジを他方から見た斜視図である。 小容量インクカートリッジを一方から見た分解斜視図である。 小容量インクカートリッジを他方から見た分解斜視図である。 大容量インクカートリッジを一方から見た斜視図である。 図14の大容量インクカートリッジを他方から見た斜視図である。 図3〜図5と同じインクカートリッジの装着状態(非加圧状態)を模式的に示す図である。 図16に示すインクカートリッジの加圧状態を模式的に示す図である。 図11及び図15のB部拡大図である。 図18に示した案内溝の拡大平面図である。
符号の説明
3 加圧空間、A,5B,6 容器本体、7 インク供給口(液体供給口)、9 エア流入口(加圧流体の導入口)、13A,13B 一対の最大面、17 回路基板、39 案内溝、45 レバー部材、51 入口側案内部、53 中間案内部、55 出口側案内部、100A 小容量インクカートリッジ(液体収容容器)、100B 大容量インクカートリッジ(液体収容容器)、200 カートリッジホルダ(容器ホルダ)、211 インクジェット式記録装置(液体消費装置)、225 記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、246 スライダー部材、250 装置側端子、300 延長部、310 指掛け部、312 中空部

Claims (19)

  1. 少なくとも大容量の液体収容容器と、前記大容量の液体収容容器よりも全長の短い小容量の液体収容容器とを含む容器ラインナップの中から複数個が選択されて、各々が、略直方体形状をなして一対の最大面が互いに隣接した状態で液体消費装置の容器ホルダに装着され、かつ、前記液体消費装置側より加圧流体が導入されて液体を供給可能な複数個の液体収容容器のうちの前記小容量の液体収容容器であって、
    液体を収容した液体収容部と、
    前記加圧流体が導入される加圧空間を備える容器本体と、
    前記容器ホルダに前記液体収容容器を装着する時の装着方向の後端側に向けて前記容器本体が延長された延長部と、を有し、
    前記延長部は、前記容器ホルダに装着された際に隣接する前記大容量の液体収容容器の前記一対の最大面の一方と対面可能であり、前記加圧流体が導入されることで膨出する前記一対の最大面の一方が塑性変形することを防止することを特徴とする液体収容容器。
  2. 請求項1において、
    前記延長部は、前記加圧空間を区画する前記装着方向の後端壁よりも前記装着方向の後方に向けて突出していることを特徴とする液体収容容器。
  3. 請求項1または2において、
    前記延長部に中空部が形成され、前記中空部は加圧空間と連通していることを特徴とする液体収容容器。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記延長部には、前記容器ホルダより離脱する際に指が掛けられる指掛け部が形成されていることを特徴とする液体収容容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記液体収容容器には、前記容器ホルダに設けられたレバー部材を出入り口と係止部とに案内する案内溝が設けられ、
    前記案内溝は、
    前記液体収容容器が前記容器ホルダに向けて前進装着される際に前記容器ホルダに設けられたレバー部材を前記出入り口より入り口側ルートに案内する入り口側案内部と、
    前記液体収容容器を前記装着方向とは逆方向に付勢するスライダー部材の付勢力により前記液体収容容器が押し戻された際に、前記入り口側案内部を経由した前記レバー部材を係止位置に導く中間案内部と、
    前記液体収容容器を前記容器ホルダより離脱する際に、前記スライダー部材の付勢力に抗して前記液体収容容器が前進された際に前記レバー部材を出口側ルートに導き、前記スライダー部材の付勢力により前記液体収容容器を離脱させる出口側案内部と、を含むことを特徴とする液体収容容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記液体収容容器には、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される回路基板が設けられていることを特徴とする液体収容容器。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記容器本体は、前記液体収容部に接続されて、前記液体収容部から供給される液体の残量が規定値以上か以下かを検出する液体検出装置と、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される接点端子を備えることを特徴とする液体収容容器。
  8. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    請求項1乃至7のいずれかに記載の液体収容容器を含む複数個の液体収容容器を装着する容器ホルダと、
    前記複数個の液体収容容器に加圧流体を導入する加圧流体供給機構と、
    前記複数個の液体収容容器から供給された液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体供給機構と、を備え、
    前記容器ホルダは、前記複数の液体収容容器の各々が略直方体形状なして一対の最大面が互いに隣接した状態で、かつ、隣接する2つの液体収容容器間に仕切り壁を設けずに前記複数の液体収容容器を装着することを特徴とする液体消費装置。
  9. 少なくとも大容量の液体収容容器と、前記大容量の液体収容容器よりも全長の短い小容量の液体収容容器とを含む容器ラインナップの中から複数個が選択されて、各々が、略直方体形状をなして一対の最大面が互いに隣接した状態で液体消費装置の容器ホルダに装着され、かつ、前記液体消費装置側より加圧流体が導入されて液体を供給可能な複数個の液体収容容器のうちの前記小容量の液体収容容器であって、
    一対の最大面と、
    前記一対の最大面の間に設けられた一対の側面と、
    前記一対の最大面の間に設けられ、液体供給口と加圧流体の導入口とを有する先端面と、
    前記先端面と対向する後端面と、
    を有する外郭を備えた液体収容容器であって、
    前記外郭によって囲われた内部の空間には、液体が収容される液体収容部と、加圧流体が導入される加圧空間と、前記液体収容部と区画された延長部と、が設けられ、
    前記液体収容部は、前記内部の空間のうち、前記先端面側の領域に設けられ、
    前記延長部は、前記内部の空間のうち、前記後端面側の領域に設けられていることを特徴とする液体収容容器。
  10. 請求項9において、
    前記内部の空間には、前記加圧空間と前記延長部とを仕切る壁面が設けられていることを特徴とする液体収容容器。
  11. 請求項10において、
    前記延長部は前記加圧流体が導入されない非加圧空間であることを特徴とする液体収容容器。
  12. 請求項9において、
    前記延長部に前記加圧流体が導入されることを特徴とする液体収容容器。
  13. 請求項9乃至12のいずれかにおいて、
    前記液体収容容器は、少なくとも大容量の液体収容容器と、前記大容量の液体収容容器よりも全長の短い小容量の液体収容容器とを含む容器ラインナップの中から複数個が選択されて、各々が、略直方体形状なして一対の最大面が互いに隣接した状態で液体消費装置の容器ホルダに装着され、かつ、前記液体消費装置側より加圧流体が導入されて液体を供給可能な複数個の液体収容容器のうちの、前記小容量の液体収容容器であることを特徴とする液体収容容器。
  14. 請求項13において、
    前記外郭の前記後端面側には、前記容器ホルダより離脱する際に指が掛けられる指掛け部が形成されていることを特徴とする液体収容容器。
  15. 請求項13または14において、
    前記外郭には、前記容器ホルダに設けられたレバー部材を出入り口と係止部とに案内する案内溝が設けられ、
    前記案内溝は、
    前記液体収容容器が前記容器ホルダに向けて前進装着される際に前記容器ホルダに設けられたレバー部材を前記出入り口より入り口側ルートに案内する入り口側案内部と、
    前記液体収容容器を前記装着方向とは逆方向に付勢するスライダー部材の付勢力により前記液体収容容器が押し戻された際に、前記入り口側案内部を経由した前記レバー部材を係止位置に導く中間案内部と、
    前記液体収容容器を前記容器ホルダより離脱する際に、前記スライダー部材の付勢力に抗して前記液体収容容器が前進された際に前記レバー部材を出口側ルートに導き、前記スライダー部材の付勢力により前記液体収容容器を離脱させる出口側案内部と、を含むことを特徴とする液体収容容器。
  16. 請求項13乃至15のいずれかにおいて、
    前記外郭には、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される回路基板が設けられていることを特徴とする液体収容容器。
  17. 請求項13乃至16のいずれかにおいて、
    さらに、前記液体収容部に接続されて、前記液体収容部から供給される液体の残量が規定値以上か以下かを検出する液体検出装置と、前記容器ホルダに設けられた端子と電気的に接続される接点端子を備えることを特徴とする液体収容容器。
  18. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    複数の液体収容容器の各々の最大面が互いに隣接した状態で、請求項9乃至17のいずれかに記載の液体収容容器を含む複数個の液体収容容器が装着される容器ホルダと、
    前記複数個の液体収容容器に加圧流体を導入する加圧流体供給機構と、
    前記複数個の液体収容容器から供給された液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体供給機構と、
    を備え、
    前記容器ホルダには、隣接する2つの液体収容容器の間を仕切る壁が設けられていないことを特徴とする液体消費装置。
  19. 液体消費装置に装着される液体収容容器であって、
    液体供給口と加圧流体の導入口とが形成されている先端面と、
    前記先端面と対向する後端面と、
    一対の側面と、
    前記先端面と前記後端面と前記一対の側面との間に位置する表面と、
    前記表面と対向する裏面と、
    から構成されている外殻を備え、
    前記外殻の内部は、
    液体収容部と、
    加圧流体が導入される加圧空間と、
    前記液体収容部と区画されている延長部と、
    からなり、
    前記先端面から前記後端面までの長さは、隣に装着される液体収容容器の先端面から後端面までの長さよりも短く、
    前記側面、前記先端面および前記後端面の面積は、前記表面および裏面の面積よりも小さく、
    前記液体収容部は、前記延長部よりも前記先端面側に位置し、
    前記液体消費装置に装着された状態において、前記延長部は前記隣に装着される液体収容容器の最大面と対面するように配置される、液体収容容器。
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