JP2010208038A - 液体噴射装置及び液体収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体収容容器が削れることによる削り粉の発生を抑制し、端子間の接触不良の発生を抑制することのできる技術を提供する。
【解決手段】 液体噴射装置本体の容器収納部は、液体収容容器との電気的接続に用いられる第1の端子と、液体収容容器の位置決めを行なう位置決めピンと、を備える。液体収容容器は、第1の端子と接触することによって電気的に接続される第2の端子を有する回路基板と、位置決めピンが挿入されることによって液体収容容器の位置決めを行なう位置決め穴と、を備える。位置決めピンと位置決め穴とのうちの少なくとも一方には、挿入方向に対して斜めになっている傾斜部が形成されている。傾斜部は、位置決めピンが傾斜部に沿って位置決め穴に挿入されることによって、第1の端子が、液体収容容器の面のうち回路基板が設けられている基板設置面上の部材に最初に接触するように構成されている。
【選択図】図16

Description

本発明は、液体噴射装置及び液体収容容器に関するものである。
液体噴射装置の一例であるインクジェット方式の印刷装置には、通常、取り外し可能な液体収容容器であるインクカートリッジが装着される。インクカートリッジには、記憶素子を有する回路基板が搭載されたものがある。この記憶素子には、例えば、インクカートリッジ内のインクの量やインクの色等の種々の情報が格納されている。そして、インクカートリッジの回路基板上の端子と、印刷装置の本体側に設けられた端子とが接続されることによって、印刷装置は、インクカートリッジの記憶素子への情報の読み書き(アクセス)を行なっている。
従来、インクカートリッジを印刷装置のカートリッジホルダ(容器収納部)に挿入する際に、カートリッジホルダ側の端子は、インクカートリッジのコーナー部に当たった後に、インクカートリッジの回路基板が接地された容器面上を摺動しつつ進み、最後に回路基板上の端子と接触していた。このため、インクカートリッジのコーナー部や回路基板の手前にある容器面が削れて、削り粉が発生し、この削り粉によって端子間の接触不良が発生するといった問題があった。このような問題に対する技術としては、例えば、以下の特許文献1に開示されたものが知られている。しかし、この従来の技術では、削り粉の発生の抑制に関しての工夫が十分ではなく、さらに削り粉の発生を低減したいという要望があった。
なおこのような問題は、印刷装置とインクカートリッジとの関係に限らず、一般に、液体噴射装置本体と、液体噴射装置本体と通信するための端子を有する液体収容容器とに共通する問題であった。
特開2007−290363号公報 特開2007−266618号公報 特開2003−152297号公報
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、液体収容容器が削れることによる削り粉の発生を抑制し、端子間の接触不良の発生を抑制することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]
液体を噴射する液体噴射装置であって、
前記液体を収容する液体収容容器と、
前記液体収容容器を収納する容器収納部を有する液体噴射装置本体と、
を備え、
前記容器収納部は、
前記液体収容容器との電気的接続に用いられる第1の端子と、
前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される挿入方向に沿って延びた形状を有し、前記液体収容容器の位置決めを行なう位置決めピンと、を備え、
前記液体収容容器は、
前記挿入方向に略平行な面を有する回路基板であって、前記第1の端子と接触することによって電気的に接続される第2の端子を有する回路基板と、
前記位置決めピンが挿入されることによって前記液体収容容器の位置決めを行なう位置決め穴と、を備え、
前記位置決めピンと前記位置決め穴とのうちの少なくとも一方には、前記挿入方向に対して斜めになっている傾斜部が形成されており、
前記傾斜部は、前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される際に、前記位置決めピンが前記傾斜部に沿って前記位置決め穴に挿入されることによって、前記第1の端子が、前記液体収容容器の面のうち前記回路基板が設けられている基板設置面上の部材に最初に接触するように構成されている、液体噴射装置。
適用例1の液体噴射装置によれば、第1の端子が液体収容容器のコーナー部に当たることが無いので、液体収容容器が削れることによる削り粉の発生を抑制し、端子間の接触不良の発生を抑制することのできる。
[適用例2]
適用例1に記載の液体噴射装置であって、
前記傾斜部は、前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される際に、前記第1の端子が最初に接触する対象が前記第2の端子となるように構成されている、液体噴射装置。
適用例2の液体噴射装置によれば、第1の端子が第2の端子以外とは接触しないので、削り粉の発生をさらに低減して、端子間の接触不良の発生を抑制することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、液体収容容器を液体噴射装置本体に挿入する方法等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態に係る液体噴射装置の概略構成図である。 液体収容容器を装着する容器ホルダの斜め上方からの斜視図である。 図2に示した容器ホルダの斜め下方からの斜視図である。 図2に示した容器ホルダの正面図である。 図2に示した容器ホルダの分解斜視図である。 (a)は、レバー部材45とバネ44とをカートリッジ100側から示す斜視図、(b)は、装置側固定構造50をカートリッジ100とは反対の側から示す斜視図、(c)は、装置側固定構造50周辺の断面図である。 液体収容容器を装着した容器ホルダの正面図である。 一部の液体収容容器が脱着された容器ホルダの正面図である。 液体収容容器を一方の側面側から見た斜視図である。 図9に示した液体収容容器の分解斜視図である。 図8のA−A矢視図である。 液体収容容器を他方の側面側から見た斜視図である。 図12のB部拡大図である。 図13に示した案内溝の拡大平面図である。 (a)は、インクカートリッジ100の先端面11の平面図、(b)は、図15(a)のD−D矢視図である。 インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入される過程を模式的に示す説明図である。 インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入される過程を模式的に示す説明図である。 インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入される過程を模式的に示す説明図である。 インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入される過程を模式的に示す説明図である。 第2実施例におけるインクカートリッジ100bがカートリッジホルダ200bに挿入される過程を模式的に示す説明図である。 第2実施例におけるインクカートリッジ100bがカートリッジホルダ200bに挿入される過程を模式的に示す説明図である。 第2実施例におけるインクカートリッジ100bがカートリッジホルダ200bに挿入される過程を模式的に示す説明図である。 第2実施例におけるインクカートリッジ100bがカートリッジホルダ200bに挿入される過程を模式的に示す説明図である。 第3実施例におけるインクカートリッジ100cがカートリッジホルダ200cに挿入される過程を模式的に示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
図1は本発明の一実施形態に係る液体噴射装置の概略構成図である。本実施形態に係る液体噴射装置としてのインクジェット式印刷装置211は、図1に示すように、略矩形箱状をなす本体ケース212を備える。本体ケース212内の前方下部には、プラテン213が主走査方向となる本体ケース212の長手方向(図1において左右方向)に沿うように配設されている。プラテン213は、ターゲットとしての印刷用紙Pを支持する支持台である。プラテン213上には、図示しない紙送り機構により印刷用紙Pが主走査方向と直交する副走査方向に沿って給送されるようになっている。
本体ケース212内においてプラテン213の後部上方には、主走査方向に沿って棒状のガイド軸214が架設されている。このガイド軸214にはキャリッジ215がガイド軸214に沿って移動自在に支持されている。
また、本体ケース212内の後方側面においてガイド軸214の両端部と対応する位置には、駆動プーリ216及び従動プーリ217が回転自在に支持されている。駆動プーリ216にはキャリッジモータ218が連結されるとともに、一対のプーリ216,217間にはキャリッジ215を支持した無端状のタイミングベルト219が掛装されている。したがって、キャリッジ215は、キャリッジモータ218の駆動により、ガイド軸214に沿って主走査方向に往復移動可能となっている。
本体ケース212内の一端側(図1では右端側)には、箱形状をなす容器ホルダとしてのカートリッジホルダ200が設けられている。カートリッジホルダ200は、その前壁及び上壁前部にあたる部分が開閉可能な蓋部221として構成されている。ユーザーは、この蓋部221を開放状態とすることで、液体収容容器としてのインクカートリッジ100を着脱交換することができる。すなわち、カートリッジホルダ200には、液体としてのインクの色毎に用意された複数個(本実施例においては5個)のインクカートリッジ100が、蓋部221を開放状態としたもとで、前後方向への挿脱動作を伴って着脱されるようになっている。
各インクカートリッジ100は、カートリッジホルダ200に装着された場合、それぞれ対応する各インク供給路223の上流端に接続されるようになっている。また、各インク供給路223の下流端は、キャリッジ215上に搭載されたバルブユニット224の上流側とそれぞれ接続される。バルブユニット224の下流側は、キャリッジ215の下面側に設けられた液体噴射ヘッドとしての印刷ヘッド225に接続されている。そして、インク供給路223及びバルブユニット224は、インクカートリッジ100から供給された液体を印刷ヘッド225に供給する液体供給機構を構成している。
カートリッジホルダ200とプラテン213との間には、印刷ヘッド225の退避位置となるホームポジションHPが設けられている。そして、印刷の開始前などには、このホームポジションHPにおいて印刷ヘッド225に対するクリーニング等、各種メンテナンス処理が実行される。
本体ケース212の内部において、カートリッジホルダ200の上方となる位置には、加圧ポンプ226が配置されている。加圧ポンプ226は、加圧空気(加圧流体)の供給源であり、加圧空気供給路227の上流端に接続されている。加圧空気供給路227は、加圧ポンプ226の下流側に配設された分配器228を境にインクカートリッジ100の個数と同数に分岐されている。分岐された加圧空気供給路227の下流端は、それぞれ対応するインクカートリッジ100に接続されている。そして、加圧ポンプ226、加圧空気供給路227、及び分配器228は、インクカートリッジ100に加圧流体を供給する加圧流体供給機構を構成している。なお、本実施例では、加圧流体として空気を用いているが、空気と異なる気体や液体等を用いても良い。
図2は液体収容容器を装着する容器ホルダの斜め上方からの斜視図、図3は図2に示した容器ホルダの斜め下方からの斜視図、図4は図2に示した容器ホルダの正面図、図5は図2に示した容器ホルダの分解斜視図である。
カートリッジホルダ200は、図2乃至図5に示すように、側面視略L字状をなすホルダ本体240と、断面U字状をなす枠体260とで構成されている。
枠体260は、図5及び図7に示すように、一対の支持側壁262,262と、これら支持側壁262,262の上端縁を連結する天壁263とを備えている。枠体260は、金属板により一体にプレス成形されている。
ホルダ本体240は、図5に示すように、樹脂材料または金属材料で平面視矩形状をなすように成形された基板241と、基板241の後方の上面に取り付けられた壁体244とを有している。
基板241は、インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に装着された場合に、各インクカートリッジ100を並列配置態様にして載置するための支持台である。基板241上には、第1の案内突起としての複数のガイドレール33が前後方向に沿って延びるように列設されている。ガイドレール33は、インクカートリッジ100をホルダ200に着脱する際に、インクカートリッジ100を案内するためのものである。カートリッジホルダ200の内部は、ガイドレール33によって、5つのカートリッジスロット7A、7B、7C、7D、7Eに区画される。カートリッジスロット7A〜7Eは、それぞれ各色のインクカートリッジ100を個別に収容する容器装着部として機能する。
壁体244は、平面視U字状をなす成形物である。壁体244は、前方側に開口を向けるようにして、基板241上に取り付けられている。壁体244の上面には、矩形状に成型された天板245が取り付けられている。
壁体244は、図示しない後方の面を有している。また、壁体244は、壁体244の後方の面と略平行に設けられた面246bを備えたスライダー部材246を有している。スライダー部材246は、図示しない付勢手段によって、前方、すなわちインクカートリッジ100の挿入方向とは反対の方向に付勢されている。スライダー部材246の面246bは、カートリッジスロット7A〜7Eの奥端面をなす。スライダー部材246は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着されていない時は、付勢手段の力によって、前方側に位置している。
インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに挿入すると、スライダー部材246は、インクカートリッジ100の先端面11(図9、図11、図12参照)に押されながら、後方に移動する。
インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに完全に装着すると、スライダー部材246は、所定の位置で停止する。スライダー部材246は、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに装着されている時も、付勢手段の力によって、装着されたインクカートリッジ100に対して、その挿入方向とは反対の方向への付勢力を常時付与している。この付勢力は、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eから取り外すときに、インクカートリッジを前方へ押し出すように作用する。
スライダー部材246には、壁体244の後方の面に設けられた一対の位置決めピン247,247、エア連絡口248、インク供給ピン249、識別部材251a〜251eを、壁体244の後方の面から前方へ露出させるための開口部246aが設けられている。
壁体244の後方の面、すなわちカートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面には、一対の位置決めピン247,247、エア連絡口248、インク供給ピン249、識別部材251a〜251eが、スライダー部材246の開口部246aを介して前方へ突出するように設けられている。
一対の位置決めピン247,247、エア連絡口248、インク供給ピン249、識別部材251a〜251eは、いずれもまた、容器装着部1の奥端面であるスライダー部材246の前面において基板241上の各カートリッジスロット7A、7B、7C、7D、7Eに各インクカートリッジ100が装着された場合に機能するものである。
一対の位置決めピン247,247は、インクカートリッジ100を位置決めするためのものである。一対の位置決めピン247,247は、カートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面の上下に一対ずつ設けられている。
エア連絡口248は、それら各インクカートリッジ100に空気を供給するためのものである。エア連絡口248は、カートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面の下側に設けられている。また、エア連絡口248は、一対の位置決めピン247、247に挟まれた位置、かつ下側の位置決めピン247に近い位置に設けられている。
インク供給ピン249は、インクカートリッジ100からのインクを、インク供給路223(図1参照)を介して印刷ヘッド225(図1参照)に供給するためのものである。インク供給ピン249は、カートリッジスロット7A〜7Eの奥端面の上側に設けられている。また、インク供給ピン249は、一対の位置決めピン247には挟まれない位置、かつ上下方向の位置が上側の位置決めピンに近い位置に設けられている。
識別部材251a〜251eは、インクカートリッジ100の誤装着を防止するためのものである。識別部材251a〜251eは、カートリッジスロット7A〜7Eそれぞれの奥端面の下側に設けられている。また、識別部材251a〜251eは、一対の位置決めピン247、247に挟まれた位置、かつエア連絡口248のすぐ上側となる位置に設けられている。つまり、識別部材251a〜251eは、上側の位置決めピン247と、エア連絡口248に挟まれた位置、かつエア連絡口248に近い位置に設けられている。
そして、各エア連絡口248のすぐ上側となる位置からは、複数(本実施例では5つ)の識別部材251a,251b,251c,251d,251eが遮蔽板246に下側から切欠き形成された切欠き部246aを介して先端部を前方へ突出するようにして設けられている。
これら識別部材251a〜251eは、基端となる後端面が開口して前後方向へ延びる中空柱状体である。各識別部材251a〜251eの先端には、凹凸嵌合部が形成されている。一方、インクカートリッジ100の挿入方向先端面には、各識別部材251a〜251eの凹凸嵌合部の形状に対応する識別部22(図9参照)が形成されている。識別部22の形状は、詳細な図示を省略しているが、インクカートリッジ100の種類によって異なっている。
また、各識別部材251a〜251eの凹凸嵌合部は、それぞれ一種類のインクカートリッジ100の識別部22とのみ嵌合することができ、他の種類のインクカートリッジ100の識別部22とは嵌合できない形状となっている。このように、本実施例のインクジェット式印刷装置は、インクカートリッジの識別部22と各識別部材251a〜251eの凹凸嵌合部との組み合わせによって、インクカートリッジ100の誤装着を防止できるように構成されている。
図3及び図4に示したように、壁体244の天板245の対向面、すなわちカートリッジスロット7A〜7Eの上面の、手前側には、第2の案内突起としての断面三角形の案内突起265が、奥側には装置側端子250が設けられる。
案内突起265は、ガイドレール33に対向して配置されている。第2の案内突起265は、ガイドレール33と同様、インクカートリッジ100をホルダ200のカートリッジスロット7A〜7Eに着脱する際に、インクカートリッジ100を案内するためのものである。
また、装置側端子250は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された時に、インクカートリッジ100に設けられた回路基板17(図9参照)の電極の接点17a(図9参照)と接触して、この電極と電気的に導通接続する。
カートリッジスロット7A〜7Eの下側かつ奥側(後方)には、装置側固定構造50が設けられている。図6(a)は、装置側固定構造50を構成するレバー部材45とバネ44とをカートリッジ100側から示す斜視図である。図6(b)は、装置側固定構造50をカートリッジ100とは反対の側から示す斜視図である。図6(c)は、装置側固定構造50周辺の断面図である。
図6(c)に示すように、装置側固定構造50は、基板241、すなわちカートリッジスロット7A〜7E(図3参照)の下面とほぼ平行に伸びるレバー部材45を備えている。
レバー部材45は、弾性を有する細長のレバー本体47と、レバー本体47の基端部に設けられた軸穴36と、レバー本体47の先端部の上側面(カートリッジ100側の面)に突設された略円柱状の係止ピン37(被係止部材)とを備えている。壁体244の底面243と基板241との間には隙間が設けられており、レバー部材45は、この隙間を利用して配置されている。
壁体244の底面243には突部242が設けられている。レバー部材45の軸穴36は突部242に挿入される。レバー部材45は、突部242を中心に回動可能な状態で軸支される。つまり、突部242は、レバー部材45の回動軸としての役割を持つ。また、突部242の周囲は、キャップ67と、このキャップの溝に収容されたコイルバネ60によって支えられている。このバネ60は、レバー部材45を基板241に対して回動可能な状態で支持する機能と、レバー部材45を上方に付勢することによってレバー部材45の動きを安定させる機能とを備えている。
また、装置側固定構造50は、図6(a)及び(b)に示すように、レバー本体47に回転方向(−R方向)の付勢力を付与するバネ44を備えている。バネ44の一端は、レバー本体47の軸穴36の位置から係止ピン37へ向かう方向とは異なる方向へ偏倚した位置に設けられた係止部46に係止される。バネ44の他端は、壁体244の下面に設けられた係止部244bに係止される。レバー部材45にバネ44の付勢力に抗する力が付与されると、レバー部材45は図6(a)及び(b)中の矢印+R方向に回動する。
図7は液体収容容器を装着した容器ホルダの正面図である。図8は一部の液体収容容器が脱着された容器ホルダの正面図である。そして、本実施例によるインクカートリッジ100は、図7及び図8に示すように、液体噴射装置である商業用のインクジェット式印刷装置211(図1参照)のカートリッジホルダ200のカートリッジスロット7A〜7Eに着脱可能に装着されて、印刷装置の印刷ヘッド225にインクを供給する。
図9は液体収容容器を一方の側面側から見た斜視図である。図10は図9に示した液体収容容器の分解斜視図である。図11は図8のA−A矢視図、図12は液体収容容器を他方の側面側から見た斜視図である。
このインクカートリッジ100は、図9に示したように、扁平な略直方体形状を有するケース5を備えている。ケース5の内部には、図10に示すように、袋体収容部3が区画形成されている。袋体収容部3には、液体収容室としてのインクパック20が設けられている。また、インクカートリッジ100は、液体残量検出ユニット30と、インク供給口7(液体供給口)を備えている。液体残量検出ユニット30は、ケース5に対して着脱可能である。また、インク供給口7は、液体残量検出ユニット30に設けられている。
ケース5は、樹脂成形によって形成された筐体である。ケース5は、上部を開放した略箱形の袋体収容部3と、この袋体収容部3の前面側に位置する検出ユニット収容部4とを備えている。袋体収容部3には、インクパック20と樹脂製のスペーサ26が収容される。インクパック20は、樹脂フィルム層の上にアルミニウム層が積層形成されたアルミラミネート複層フィルムにより形成された可撓性袋体である。樹脂製のスペーサ26は、インクパック20の前後の傾斜部の上に装着される。また、検出ユニット収容部4には、液体残量検出ユニット30が収容される。
袋体収容部3の開放面は、インクパック20と樹脂製のスペーサ26を収容した後に、シートフィルム24によって封止される。袋体収容部3とシートフィルム24によって、ケース5内に加圧室が区画形成される。
そして、スペーサ26は、袋体収容部3の上面がシートフィルム24によって覆われて、袋体収容部3が密封室となると、該密封室内でインクパック20がガタつくことを防止すると同時に、密封室内の余分な空き空間を埋めて、袋体収容部3内を加圧空気により加圧する際の加圧効率を高める。
袋体収容部3及び検出ユニット収容部4の開放面を封止したシートフィルム24の上には、樹脂製のカバー6が装着される。
本実施例において、インクカートリッジ100は、5種類ある。5種類のインクカートリッジ100の、インクパック20内には、それぞれ異なる5色のインクが貯留されている。これら5種類のインクカートリッジ100は、インクパック20の内部に貯留されているインクの種類と、先に説明したように識別部22の詳細な形状が異なるだけで、他の構成は一致している。
図9及び図11に示すように、インクカートリッジ100は、略長方形の先端面11と、これと対向する後端面12とを有している。先端面11、後端面12は、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに装着する際に、それぞれ挿入方向の先端、後端となる面である。また、図7〜図9、図11、及び図12に示すように、インクカートリッジ100は、略長方形の先端面11の第1の短辺13aと交わる第1の側面15、略長方形の先端面11の第2の短辺13bと交わる第2の側面25、略長方形の先端面11の第1の長辺14aと交わる第3の側面35a、略長方形の先端面11の第2の長辺14bと交わる第4の側面35bを有している。
図7、図8、及び図11に示すように、インクカートリッジ100は、縦置きでカートリッジスロット7A〜7Eに装着される。
インクカートリッジ100は、第1の側面15が上側、第2の側面25が下側となるように、カートリッジスロット7A〜7Eに装着される。また、インクカートリッジ100は、第3の側面35a及び第4の側面35bを、鉛直面と平行となる向きに対向させて、平行に、複数並べて基板241上に載置される。図7に示すように、カートリッジホルダ200の一対の支持側壁262のうち一方は、両外端のインクカートリッジ100のうち、一方の第3の側面35aと対向する。また、他方の支持側壁262は、両外端のインクカートリッジ100のうち、他方の第4の側面35aと対向する。
図9および図15に示すように、先端面11には、インク供給口7と、エア流入口9とが設けられている。インク供給口7はインクパック20(図10参照)のインク吐出口20aと接続されている。インク吐出口20aは、インクパック20の先端面の中央付近に位置している。つまり、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された状態において、インク供給口7はインクパックの高さ方向(上下方向)の中央よりも上側にずれて配置されている。そして、インク供給口7とインク吐出口20aとの間には、これらを繋ぐ流路19が設けられている。
インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着されていない時、インク供給口7は弁やシールによって閉塞されている。このとき、インク供給口7には、インクパック20に充填されたインクがインク供給口7から外に出ようとする圧力(静圧)が働く。この静圧は、インクパック20内のインクの量が多いほど高いので、インクが十分充填された初期状態の静圧(初期静圧)が高いことになる。そして、このインクパック内の静圧が比較的高い状態でインク供給口7を開放すると、インク供給口7からインクが漏れ出してしまう可能性がある。
しかし、本実施例のように、インク供給口7がインクパック20の高さ方向(上下方向)の中央よりも上側に位置するようにすれば、インク供給口7の位置におけるインクパック20内のインクの静圧は低くなり、さらにインク供給口7とインク吐出口20aを接続する流路19によってもたらされる流路抵抗などの作用により、インク供給口7に働く静圧を低減することが可能である。つまり、本実施例によれば、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに装着した場合でも、インク供給口7へインク供給ピン249が挿入される際に、インク供給口7からインクが漏れにくい。
ここで、図1、図4、図5、図9〜図12に基づいて、インクパック20から印刷ヘッド225へのインクの供給について説明する。
インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜Eに装着すると、インク供給口7に、先に説明したインク供給ピン249が挿入される。インク供給ピン249は、インク供給路223とバルブユニット224とを介して印刷ヘッド225に接続されている。
また、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜Eに装着すると、エア流入口9が、先に説明したエア連絡口248に挿入される。エア連絡口248は、加圧空気供給路227を介して加圧ポンプ226に接続されている。加圧ポンプ226が、加圧空気供給路227、エア連絡口248、エア流入口9を介して、袋体収容部3に加圧空気を供給することで、インクパック20を加圧することができる。インクパック20がこのようにして加圧されるにより、インクパック20の吐出口20aから流出するインクが、インク供給口7を介してインクジェット式印刷装置211の印刷ヘッド225へと供給される。
図9及び図12に示すように、インクカートリッジ100の先端面11には、互いに離間して一対の位置決め穴21,23が設けられている。図4、図5、図9、図11に基づいて、位置決め穴21,23と先に説明した一対の位置決めピン247,247の機能を説明する。
インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに挿入すると、位置決めピン247,247の先端が、位置決め穴21,23に嵌入される。その後、更にインクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eの奥側へ挿入していくと、インクカートリッジ100は、位置決めピン247を基準に移動する。
インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに完全に装着されると、位置決め穴21,23が、一対の位置決めピン247,247と嵌合することにより、インクカートリッジ100の先端面11に沿う方向の位置が決められて、先端面11に沿う方向のカートリッジ100の移動が規制される。
なお、図11に示すように、一対の位置決め穴21,23と、後述する回路基板17及び容器側固定構造40は、略同一縦断面A−A(図8参照)上に配置されている。
図9に示すように、インクカートリッジ100の第1の側面15には、回路基板17が設けられている。回路基板17は、後端面12よりも先端面11に近い位置、特に、先端面11と隣接するような位置に設けられている。回路基板17には、インク残量やカートリッジの使用履歴等の情報を記録するための図示しないメモリ素子が搭載される。
また、液体残量検出ユニット30には、図示しない残量検出センサ(圧電素子を用いたセンサ)が設けられている。残量検出センサは、インクカートリッジ内のインクの残量を検出するためのセンサである。回路基板17上には、この残量検出センサと電気的に同通接続する少なくとも1つの電極が設けられている。
一方、図11に示すように、回路基板17の上側には、装置側端子250が設けられている。そして、回路基板17の電極の接点17aは、先に説明したように、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7E(図3、図7、図8参照)に装着された時に、装置側端子250(図3、図7、図8参照)の接点250aと接触する。これによって、当該電極と装置側端子250とが、電気的に導通する。
インクカートリッジ100が印刷装置211(図1参照)のカートリッジホルダ200に装着されて、回路基板17の電極の接点17aが容器装着部1の装置側端子250の接点250aに接触すると、この回路基板17を介して、メモリ素子や残量検出センサが印刷装置211(図1参照)側の制御回路に電気的に接続され、これらのメモリ素子や残量検出センサの動作を印刷装置211(図1参照)側から制御することが可能となっている。
図7〜図9及び図12に示すように、インクカートリッジ100の第1の側面15と第4の側面35bとが互いに交わる辺に対応する角部27aと、第2の側面25と第4の側面35bとが互いに交わる辺に対応する角部27bは、それぞれインクカートリッジ100の挿入方向(図9の矢印X方向)に沿って切り欠かれた形状となっている。すなわち、角部27a,27bには、一対のC面29a,29bが設けられている。また、図2〜図5、図7、図8に示すように、カートリッジホルダ200の内部にカートリッジ100間を仕切る壁は設けられていない。
したがって、図7に示すように、扁平な略直方体形状のインクカートリッジ100が縦置き、すなわち第1の側面15を上に、第2の側面を下にした状態で平行に並べられて収容されると、インクカートリッジ100は、第3の側面35aと第4の側面35bとが、隣接する複数のインクカートリッジ100間で互いに対向するように、並列に配置される。そして、隣接するインクカートリッジ100同士の間において一方のインクカートリッジ100のC面29a,29bによって、断面三角形の空間31a,31bが、インクカートリッジ100の挿入方向に延在して形成される。
一方、カートリッジホルダ200には、図2、図5、図6、及び図7に示したように、C面29が形成された角部27の切欠き形状(空間31)に対応した断面三角形の案内突起であるガイドレール33が、インクカートリッジ100の挿入方向に沿って設けられている。
また、図7に示したように、上側のC面29aによって形成された上側の空間31aに対応した断面三角形の案内突起265が、カートリッジスロット7A〜7Eの上面の手前側に設けられている。従って、断面三角形の空間31a,31bのうち、下側の空間31bがガイドレール33の設置空間となり、上側の空間31aは案内突起265の設置空間となる。
また、図3及び図4に示すように、カートリッジスロット7A〜7Eの少なくとも着脱用開口の付近には、上側のC面29aによって形成された上側の空間31aに対応した断面三角形の案内突起265が突設されている。案内突起265は、基板241に設けたガイドレール33に対向して、天井部に配置されている。従って、断面三角形の空間31a,31bのうち、下側の空間31bがガイドレール33の設置空間となり、上側の空間31aは案内突起265の設置空間となる。
そして、C面29bに対応した断面三角形のガイドレール33が、インクカートリッジ100の挿入方向に沿って設けられた構造では、扁平な略直方体形状のインクカートリッジ100を縦置きで平行に複数個並べてカートリッジホルダ200に収容する場合、隣接するインクカートリッジ100同士の間の下部に形成された断面三角形の空間31bに、略同一の断面三角形のガイドレール33を、インクカートリッジ100の挿入方向に配置できる。
各インクカートリッジ100は、ガイドレール33により、カートリッジホルダ200内で挿入方向へ案内及び位置決めされる。よって、隣接するインクカートリッジ100同士の間には、カートリッジホルダ200の各カートリッジスロット(スロット)7A、7B、7C、7D、7Eを仕切る隔壁が必要なくなる。
そして、インクをインクジェット式印刷装置211に供給する為、袋体収容部3に加圧空気を導入してインクパック20を外部から加圧すると、図8に想像線で図示したように各インクカートリッジ100のケース5は主に平行な一対の最大面(第3及び第4の側面)35a,35bが膨張変形する。膨張変形の量は、カートリッジ100の大きさやケース5の材質、袋対収容部3に導入される加圧空気の圧力等、様々な条件によって変化するが、例えば加圧空気の圧力が12〜18kPaの場合、最大片側5〜10mm程度になることがある。
本実施例では、カートリッジホルダ200内に隔壁が存在しないため、袋体収容部3に加圧空気を導入すると、隣接するケース5の最大面35a,35b同士が膨張変形する。そして、隔壁がないカートリッジスロット7A〜7E内で、隣接するインクカートリッジ100の最大面35a,35b同士の少なくとも一部が接触して圧接し合う。また、両外側端のインクカートリッジ100の最大面35a,35bのうち、他の容器の最大面35b,35aと対向しない最大面35a,35bの少なくとも一部は、図7に示すように、それぞれ対向する枠体260の支持側壁262と接触して圧接し合う。
即ち、図7に示したように、カートリッジスロット7A〜7Eに装着された各インクカートリッジ100に加圧流体を導入すると、カートリッジ100は、それら自体の膨張力により一対の支持側壁262,262間で緊締状態となる。そして、膨張変形を規制された複数のインクカートリッジ100が強固かつ一体的にカートリッジスロット7A〜7Eに固定される。
一方、加圧室の加圧が解除され、膨張していたインクカートリッジ100が元の形状に戻ると、隣接するインクカートリッジ100同士や、カートリッジ100と支持側壁262との間の圧接が無くなるので、各インクカートリッジ100の着脱はスムーズに行うことができる。
図13は図12のB部拡大図である。図14は図13に示した案内溝の拡大平面図である。
図12及び図13に示すように、第2の側面25には、挿入方向と反対の方向への付勢力に抗してインクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された状態において、カートリッジスロット7A〜7Eに設けられた装置側固定構造50と協働して、インクカートリッジ100の挿入方向と反対方向への移動を解除可能に規制する容器側固定構造40が設けられている。装置側固定構造40は、後端面12よりも先端面11に近い位置、特に、先端面11と隣接するような位置に設けられている。また、第2の側面25の、容器側固定構造40よりも先端面11から遠い位置には、凹部43が配設されている。凹部43は、先端面と隣接してはいないものの、後端面12よりも先端面11に近い位置に設けられている。
容器側固定構造40は、図13に示すように、装置側固定構造50(図3参照)の係止ピン37が挿入され、カートリッジスロット7A〜7Eへのインクカートリッジ100の着脱操作に際して被係止部材としての係止ピン37を係止位置又は非係止位置へ案内する案内溝39を有する。また、容器側固定構造40は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された状態において、係止ピン37が係合されてインクカートリッジ100の引抜き方向への移動を規制する係止部49を有する。
図14に示すように、案内溝39は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに挿入される際に、係止ピン37を案内する入口側案内部51と、カートリッジスロット7A〜7Eに挿入されたインクカートリッジ100が引抜き方向へ押し返される際に係止ピン37を係止部49に導く中間案内部53と、カートリッジスロット7A〜7Eからインクカートリッジ100を取り外す際に、インクカートリッジ100を挿入方向へ押し込むことにより係止部49から外れた係止ピン37を、案内溝39の出口に案内する出口側案内部55と、を備えている。
案内溝39の出口部57は入口部59に接続されており、これにより案内溝39は全体としてループを成している。入口部59と出口部57との接続部においては、出口部57の溝の深さが入口部59の溝の深さよりも浅く、これにより接続部において段差65が形成されている。この段差65は、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに挿入される際に、係止ピン37が出口部57に進入するのを防止する。
一方、図12に示すように、容器側固定構造40の下側には、装置側固定構造50が設けられている。装置側固定構造50は、先に説明したように、図6(b)に示すレバー部材45とバネ44とを備えている。
レバー部材45は、バネ44によって一定の回転方向に付勢されている。この方向は、図6(b)では矢印−R方向であり、図13では反時計回り方向である。インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに着脱する際、係止ピン37は案内溝39に挿入されて案内され、レバー部材45は案内溝39の形状に従って±R方向へ回動する。
レバー部材45の先端部に設けられた係止ピン37は、図11に示すように、インクカートリッジ100の第2の側面25と交わる方向に設けられている。係止ピン37が案内溝39に挿入されている時、係止ピン37は、レバー部材45を構成するレバー本体47の弾性力によって、案内溝39の底面を上側に押圧する
次に、図14を主に参照して、インクカートリッジ100の着脱操作時における案内溝39内での係止ピン37の動作について説明する。
カートリッジスロット7A〜7Eにインクカートリッジ100を挿入し、スライダー部材246(図4及び図5参照)の付勢力に抗してインクカートリッジ100を挿入方向にさらに押し込むと、係止ピン37が案内溝39の入口部59に挿入される。
係止ピン37は、レバー部材45(図6参照)のレバー本体47(図6参照)が弾性的に変形することで、案内溝39の底面の方向に向けて付勢される。係止ピン37が、入口側案内部51の終端部を越えると、バネ44(図6参照)の付勢力によって図14の反時計方向に移動する。
そして、係止ピン37は暫定停止用側壁部61に衝突して止まり、このときにクリック音が生じる。このクリック音によりユーザーは、インクカートリッジ100が十分に深く挿入されたことを確認することができる。
次に、ユーザーによる挿入方向への押圧が解除されると、スライダー部材246(図4及び図5参照)の付勢力によって、インクカートリッジ100が引抜き方向に僅かに押し返される。これにより、暫定停止用側壁部61における係止ピン37の係合が解除され、係止ピン37は、バネ44の付勢力によって、反時計回り方向に移動する。
そして、係止ピン37は係止部49に設けられた最終停止用側壁部63に衝突して係止位置で止まり、このときにクリック音が生じる。このクリック音によりユーザーは、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7E(図2、図4、図5、図7及び図8参照)に固定されたことを確認することができる。なお、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された状態においても、係止ピン37は、レバー本体47の弾性力によって案内溝39の底面を押圧している。
そして、カートリッジ脱着時には、係止状態のインクカートリッジ100が押し込まれることにより、最終停止用側壁部63における係止ピン37の係合が解除され、バネ44によってレバー部材45に付与される付勢力によって、係止ピン37が出口側案内部55に沿って非係止位置へと相対移動する。すると、カートリッジ100は、スライダー部材246(図3参照)の付勢力によって、前方へ押し出される。この時のカートリッジ100の動きに伴って、係止ピン37は出口部57へと向かう。そして、最終的に出口部57から係止ピン37が抜けることで、カートリッジスロット7A〜7Eからインクカートリッジ100を取り外すことができるようになる。
なお、図12及び図13に示すように、インクカートリッジ100の第2の側面25に凹部43が配設されているが、この凹部43に特段の機能は持たせていない。
次に、図11を主に参照して、インクカートリッジ100を装着した状態、つまり、係止ピン37が係止部49に係止された状態における、装置側端子250と係止ピン37の位置の関係について説明する。
装置側端子250は、インクカートリッジ100の第1の側面15に設けられた回路基板17の電極の接点17aと接触する接点250aを有する。接点250aは、係止部49に係止された係止ピン37の位置よりも、インクカートリッジ100の先端面11に寸法Sだけ近い位置で、接点17aに接触している。
図16ないし図19は、インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入される過程を模式的に示す説明図である。なお、この図16ないし図19では、インク供給口7やエア流入口9等の機構は省略している。以下に示す図20ないし図24においても同様である。カートリッジホルダ200には、上述したように、位置決めピン247と、装置側端子250とが設けられている。インクカートリッジ100には、位置決め穴21,23と、回路基板17が設けられている。回路基板17は、インクカートリッジ100の挿入方向Xに略平行な面を有しており、回路基板17上には、接点17aが設けられている。なお、接点17aを「端子17a」とも呼ぶ。回路基板17は、カシメピン18によって、インクカートリッジ100の上面15(第1の側面15)に固定されている。位置決め穴21,22には、インクカートリッジ100の挿入方向Xに対して斜めになっている傾斜部21a,23aがそれぞれ形成されている。端子250,17aは、導電性部材(通常は金属)で形成されており、カシメピン18やインクカートリッジ100の上面15は、非導電性部材(通常は非導電性プラスチック)で形成されている。
ユーザーがインクカートリッジ100を挿入方向Xに沿って挿入すると、インクカートリッジ100は、傾斜部21a,23aに沿って移動する(図16〜図19参照)。ここで、図16において示されている破線Wは、ユーザーがインクカートリッジ100をカートリッジホルダ200に挿入する際に、接点17aの端部17zが描く軌跡である。この軌跡Wは、傾斜部21a,23aの斜面と平行である。このように、装置側端子250がインクカートリッジ100の上面15やカシメピン18に最初に当たることなく、端子17aに最初に接触するように、傾斜部21a,23aを形成することが好ましい。こうすれば、インクカートリッジ100の上面15やカシメピン18が削れて削り粉が発生してしまうことがなくなる。したがって、装置側端子250と端子17aとの間に削り粉が挟まって接触不良が発生してしまうことを抑制することが可能となる。さらに、装置側端子250が端子17a以外の部材(例えば回路基板17等)と接触してしまうことによって装置側端子250に設計外の変形が生じたり、回路基板17に傷が付いてしまうことを抑制することができる。
図17は、装置側端子250と端子17aとが接触した瞬間の状態を示す模式図である。図18は、図17の状態からさらにインクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入された状態を示す模式図である。図17に示すように、位置決めピン247の先端部は、装置側端子250と端子17aとが接触した瞬間においても、傾斜部21a,23aに接した状態となっている。したがって、ユーザーがこの状態からさらにインクカートリッジ100を挿入すると(図18)、装置側端子250は、端子17aによって上方に押し込まれることになる。すなわち、装置側端子250の突出量は、L1からL2へと小さくなる(図16〜図18)。このようにすれば、装置側端子250の反発力によって、装置側端子250と端子17aとが確実に接触し合い、端子間におけるの接触不良の発生をさらに抑制することができる。図19は、インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に固定された状態を示す模式図である。この状態では、位置決めピン247が位置決め穴21,23の奥まで挿入されて、平面部21b,23bまで達しており、インクカートリッジ100は固定されている。
なお、インクカートリッジ100の挿入過程において、インク供給ピン249がインク供給口7に挿入され、インクの供給が可能となった後で、装置側端子250と端子17aとが接触を開始するように、位置決めピン247と位置決め穴21が構成されていることが好ましい。この理由は、インク供給ピン249がインク供給口7にしっかりと挿入されておらず、インクの供給がまだ不可能な状態にもかかわらず、インクジェット式印刷装置211とインクカートリッジ100との通信が可能となってしまい、インクジェット式印刷装置211が、インクカートリッジ100が所定の位置に装着されていると誤認識してしまうのを防止するためである。同様に、エア流入口9とエア連絡口248が接続された後に、装置側端子250と端子17aとが接触を開始するように、位置決めピン247と位置決め穴21が構成されていることが好ましい。
なお、図16〜図17では、装置側端子250が端子17aに最初に接触していたが、この代わりに、装置側端子250がインクカートリッジ100の上面15の端子17a以外の部分に最初に接触するものとしてもよい。この場合にも、インクカートリッジ100の上面15が、装置側端子250に対して傾斜部21a,23aに沿った斜めの方向から接近して接触するようにすれば、装置側端子250がインクカートリッジ100の上面15やカシメピン18と接触するような構成であったとしても、装置側端子250の摺動距離が短くなるため、削り粉の発生を抑制することができ、端子間の接触不良の発生を抑制することができる。また、装置側端子250がインクカートリッジ100の上面15に斜めの方向から接触を開始するため、装置側端子250に設計外の変形が生じることを抑制することができる。
このように、本実施例によれば、図16ないし図19に示したように、位置決め穴21,23の傾斜部21a,23aが、インクカートリッジ100がカートリッジホルダ200に挿入される際に、装置側端子250がインクカートリッジ100の上面15やカシメピン18と接触せずに端子17aと最初に接触するように構成されているので、インクカートリッジ100の上面15やカシメピン18が削れて、その削り粉が装置側端子250と端子17aとの接触不良を発生させることを抑制することが可能となる。
また、本実施例によれば、図7に示したように、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに装着された際に、隣接するカートリッジ100同士の間に、C面29によって空間31bが形成される。そして、空間31bに、案内突起33が配置される。
各カートリッジ100は、案内突起33により、挿入方向に案内され及びカートリッジスロット7A〜7E内において位置決めされる。つまり、隣接するカートリッジ100同士の間には、カートリッジスロット7A〜7Eを仕切る隔壁が存在しない。
従って、複数のインクカートリッジ100を、隔壁や案内突起33の分、離間して配置する必要がない。つまり、複数のインクカートリッジ100を近接させて(高密度に)収納することが可能となる。よって、容器の厚み方向の収容総幅寸法が小さいコンパクトなカートリッジホルダ200を形成することができる。また、インクジェット式印刷装置211全体をコンパクトにできる。
また、本実施例によれば、先に説明したように、インクカートリッジ100を加圧した際に、各容器の膨張変形が規制されるので、装置側端子250と回路基板17の接点17aとのずれを防ぐことができ、これらの電気的接続性の低下を防止できる。また、後述する装置側固定構造50と容器側固定構造40の係合部に加わる負荷も低減できる。また、複数のインクカートリッジ100がそれら自体の膨張力により強固に一体的にカートリッジスロット7A〜7Eに固定されるので、ホルダ200にカートリッジスロット7A〜7E同士を仕切る隔壁を設ける必要がなくなり、ホルダ200を簡素化かつ小型化することが可能となる。
また、回路基板17の電極の接点17aと容器側固定構造40とが、インクカートリッジ100の第1の側面15と第2の側面25にそれぞれ配置されることで、隣接するカートリッジ100の第3の側面35aまたは第4の側面35b同士の間に、装置側端子250や装置側固定構造50を配設する必要がなくなるため、複数のインクカートリッジ100を高密度に収容することが可能となる。
すなわち、本実施例によれば、装置側端子250と回路基板17の接点17aとの電気的接続性を低下させることなく、複数のインクカートリッジ100を高密度に収容することが可能となる。
また、図2及び図5に示すように、本実施例において、ガイドレール33は、インクカートリッジ100の第3の側面35aまたは第4の側面35bを鉛直面と平行となる向きに対向させて、平行に、複数個並べて載置する基板241上に設けられている。
よって、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに装着した際に、隣接するインクカートリッジ100の間の下部に、案内突起33が配置される。
つまり、インクカートリッジ100をカートリッジスロット7A〜7Eに対して着脱する際に、各カートリッジ100の下部が案内される。よって、カートリッジ100の着脱操作が容易となる。また、カートリッジスロット7A〜7E内において、カートリッジ100がより確実に位置決めされる。
また、図3、図4、及び図7に示すように、本実施例では、ガイドレール33に対向して案内突起265が設けられている。よって、インクカートリッジ100を着脱する際、インクカートリッジ100の下面側がガイドレール33によって案内されるだけでなく、上面側も案内突起265によって案内されるので、インクカートリッジ100の脱着が更に容易となる。
なお、ガイドレール33や案内突起265(図4参照)の断面形状は、インクカートリッジ100を挿入案内可能であれば三角形に限らず、種々の断面形状を採りうることは勿論である。また、ガイドレール33や案内突起265の断面形状に応じて、C面の形状を適宜変更することも可能である。
さらに、案内突起265(図4参照)は省略しても良く、この場合は案内突起265に対応するC面29aを省略しても良い。さらにまた、案内突起265(図4参照)やガイドレール33の形状や位置に応じて、C面29aあるいはC面29bを、第3の側面35aと第1の側面15とが互いに交わる辺に対応する角部27c(図9及び図12参照)や、第3の側面35aと第2の側面25とが互いに交わる辺に対応する角部27d(図9及び図12参照)に設けたりすることも可能である。つまり、C面は、第1乃至第4の側面15,25,35a,35bのうち2つが互いに交わる辺に対応する4つの角部27a〜27dのうち、少なくとも1つに設けられていれば良い。
また、図10に示すように、本実施例において、インクカートリッジ100の加圧室は、一面を開放面とした箱型の袋体収容部3と、当該開放面を封止するシートフィルム24によって区画形成される。従って、袋体収容部3及びインクパック20の密閉構造が容易に構成することができ、製造コストの低減が可能となる。
また、本実施例では、図11に示すように、一対の位置決め穴21,23と、回路基板17と、容器側固定構造40とが、略同一の縦断面A−A(図8参照)上に配置されている。このように構成することで、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに挿入され、一対の位置決めピン247,247が一対の位置決め穴21,23に嵌入されると、カートリッジ100が先端面11に沿う方向(すなわち、縦断面と平行な方向)で位置決めされ、この縦断面上の一方に位置する回路基板17の接点17aと装置側端子250の接点250a、及び他方に位置する容器側固定構造40と装置側固定構造50同士のそれぞれが、接近・離反方向で高精度に位置決めされる。
なお、本実施例では、図7に示したように、扁平な略直方体形状のインクカートリッジ100が縦置きで平行に並べられているが、このインクカートリッジを上下方向に積み重ねるように並べても良い。つまり、インクカートリッジ100の第3の側面35aまたは第4の側面35bを鉛直面と垂直となる向きに対向させて配置しても良い。
しかしながら、本実施例のように縦置きで平行に並べた方が、特に、回路基板17が設けられた第1の側面15及び装置側端子250が上側、容器側固定構造40が設けられた第2の側面25及び装置側固定構造50が下側となるように配置した方が、インク供給口7とインク供給ピン249の間からインクが漏れてしまった場合に、漏れ出したインクによって回路基板17が電気的に不良となってしまうのを防ぐことができる点で、有利である。
また、本実施例では、回路基板17、位置決め穴21、インク供給口7が、すべて上側に集積されている。先に説明したとおり、これらが近接して配置されることにより、回路基板17と装置側端子250の位置精度、インク供給口7とインク供給ピン249の位置精度を高めることができる。そして、インク供給口7が上側に設けられることで、インクパック20の吐出口20aをこれよりも下側に配置することが可能となり、初期静圧を低減することが可能となる。すなわち、本実施例のように、第1の側面15が上側、第2の側面25が下側となるように配置すれば、回路基板17と装置側端子250の位置精度、インク供給口7とインク供給ピン249の位置精度を向上させつつ、初期静圧をも低減できるような構成を実現しやすい。
また、本実施例では、図11に示すように、回路基板17と容器側固定構造40は、後端面12よりも先端面11に近い位置に配置されている。そして、インクカートリッジ100がカートリッジスロット7A〜7Eに挿入されると、装置側固定構造50の付勢手段は、係止ピン37が容器側固定構造40の案内溝39の底面を上側に押圧するように係止ピン37を付勢する。つまり、インクカートリッジ100の下面となる第2の側面25が、係止ピン37によって、上面となる第1の側面15に向かって押圧される。従って、インクカートリッジ100の第1の側面15に設けられた回路基板17の接点17aが、インクジェット式印刷装置211の装置側端子250へと押し付けられる(接点17a,25a同士を接近させる)構成となり、回路基板17の電極と装置側端子250とが確実に接続される。
特に、本実施例では、図11に示すように、インクカートリッジ100を装着した状態、つまり、係止ピン37が係止部49に係止された状態において、接点250aは、係止部49に係止された係止ピン37の位置よりも、インクカートリッジ100の先端面11に寸法Sだけ近い位置で、接点17aに接触している。この状態で、容器側固定構造40の案内溝39の底面を装置側固定構造50の係止ピン37が上方へ押圧するので、インクカートリッジ100の先端面11側が、後端面12側の支持部70を中心に上方に向かって回動される。
そして、第1の側面15に設けられた回路基板17の電極の接点17aは、装置側端子250へと押し付けられるが、接点17aは、係止ピン37による容器側固定構造40の案内溝39の底面の移動量よりも大きく装置側端子250側へ移動する。これにより、接点17aがより強く装置側端子250へと押し付けられる構成となり、回路基板17の電極と装置側端子250がより確実に接続される。
B.第2実施例:
図20ないし図23は、第2実施例におけるインクカートリッジ100bがカートリッジホルダ200bに挿入される過程を模式的に示す説明図である。図16ないし図19に示した第1実施例との違いは、位置決め穴21,23には傾斜部が設けられておらず、位置決めピン247bに傾斜部247aが設けられている点であり、他の構成は第1実施例と同じである。このように、位置決めピン247bに傾斜部247aを設けても、第1実施例と同様に、インクカートリッジ100の上面15やカシメピン18の削り粉の発生を抑制し、端子間の接触不良の発生を抑制することが可能である。
C.第3実施例:
図24は、第3実施例におけるインクカートリッジ100cがカートリッジホルダ200cに挿入される過程を模式的に示す説明図である。この図24は、インクカートリッジ100cを第1の側面15(上面)から見た平面図である。図24(a)は、インクカートリッジ100cの挿入途中の状態を示しており、図24(b)は、インクカートリッジ100cがカートリッジホルダ200cに完全に挿入された状態を示している。図16ないし図19に示した第1実施例との違いは、以下の通りである。
(1)回路基板17がインクカートリッジ100cの側面35a(第3の側面35a)に設けられている点。
(2)隔壁300,301が設けられている点。
(3)装置側端子250cが隔壁300に設けられている点。
(4)位置決め穴21,23には傾斜部が設けられておらず、位置決めピン247cに傾斜部247aが設けられている点。
(5)隔壁300に規制部材302が設けられている点。
(6)インクカートリッジ100cは、その前方側(図の上側)の幅が広く、後方側の幅がより狭く形成されている点。
他の構成は第1実施例と同じである。
ユーザーは、インクカートリッジ100cをカートリッジホルダ200cに挿入する際、隔壁301と規制部材302との間にインクカートリッジ100cをセットする。そして、インクカートリッジ100は、隔壁301に沿って挿入される。位置決め穴21,23が位置決めピン247cの傾斜部247aに沿って移動を開始すると、インクカートリッジ100cは左側の隔壁300に接近しつつ、カートリッジホルダ200cに挿入される。このとき、装置側端子250cは、インクカートリッジ100の側面35aやカシメピン18とは接触せず、端子17aと接触する(破線W)。したがって、このような構成としても、第1実施例と同様に、インクカートリッジ100の基板接地面やカシメピン18の削り粉の発生を抑制し、端子間の接触不良の発生を抑制することが可能である。また、第2実施例と同様に、傾斜部は、位置決め穴21,23に形成することとしてもよい。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記各実施例では、傾斜部は、位置決め穴または位置決めピンのいずれか一方に形成されていたが、この代わりに、傾斜部は、位置決め穴及び位置決めピンの両方に形成されていることとしてもよい。
D2.変形例2:
上記実施例は、インクジェット式の印刷装置およびインクカートリッジが採用されているが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置および当該液体噴射装置に液体を供給する液体容器を採用しても良い。ここでいう液体は、溶媒に機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェル状のような流状体を含む。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、および、これらの液体噴射装置に液体を供給する液体容器を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および液体容器に本発明を適用することができる。さらに、インクジェット方式のプリンタに限定されず、トナーなどの印刷材をつかって印刷を実行するレーザプリンタおよびトナーカートリッジを採用してもよい。
1…容器装着部
3…袋体収容部
4…検出ユニット収容部
5…ケース
6…カバー
7…インク供給口
7A〜7E…カートリッジスロット
9…エア流入口
11…先端面
12…後端面
13a…第1の短辺
13b…第2の短辺
14a…第1の長辺
14b…第2の長辺
15…第1の側面
17…回路基板
17a…接点
17z…端部
18…カシメピン
19…流路
20…インクパック
20a…インク吐出口
21…位置決め穴
21a…傾斜部
21b…平面部
22…識別部
23…位置決め穴
24…シートフィルム
25…第2の側面
26…スペーサ
27…角部
27a…角部
27b…角部
27c…角部
27d…角部
30…液体残量検出ユニット
31…空間
31a…空間
31b…空間
33…第1の案内突起
35a…第3の側面
35b…第4の側面
36…軸穴
37…係止ピン
39…案内溝
40…容器側固定構造
43…凹部
44…バネ
45…レバー部材
46…係止部
47…レバー本体
49…係止部
50…装置側固定構造
51…入口側案内部
53…中間案内部
55…出口側案内部
57…出口部
59…入口部
60…コイルバネ
61…暫定停止用側壁部
63…最終停止用側壁部
65…段差
67…キャップ
70…支持部
100…インクカートリッジ
100b…インクカートリッジ
100c…インクカートリッジ
200…カートリッジホルダ
200b…カートリッジホルダ
200c…カートリッジホルダ
211…インクジェット式印刷装置
212…本体ケース
213…プラテン
214…ガイド軸
215…キャリッジ
216…駆動プーリ
217…従動プーリ
218…キャリッジモータ
219…タイミングベルト
221…蓋部
223…インク供給路
224…バルブユニット
225…印刷ヘッド
226…加圧ポンプ
227…加圧空気供給路
228…分配器
240…ホルダ本体
241…基板
242…突部
243…底面
244…壁体
244b…係止部
245…天板
246…スライダー部材(遮蔽板)
246a…開口部
246b…面
247…位置決めピン
247a…傾斜部
247b…位置決めピン
247c…位置決めピン
248…エア連絡口
249…インク供給ピン
250…装置側端子
250a…接点
250c…装置側端子
251a…識別部材
260…枠体
262…支持側壁
263…天壁
265…第2の案内突起
300…隔壁
301…隔壁
302…規制部材

Claims (3)

  1. 液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記液体を収容する液体収容容器と、
    前記液体収容容器を収納する容器収納部を有する液体噴射装置本体と、
    を備え、
    前記容器収納部は、
    前記液体収容容器との電気的接続に用いられる第1の端子と、
    前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される挿入方向に沿って延びた形状を有し、前記液体収容容器の位置決めを行なう位置決めピンと、を備え、
    前記液体収容容器は、
    前記挿入方向に略平行な面を有する回路基板であって、前記第1の端子と接触することによって電気的に接続される第2の端子を有する回路基板と、
    前記位置決めピンが挿入されることによって前記液体収容容器の位置決めを行なう位置決め穴と、を備え、
    前記位置決めピンと前記位置決め穴とのうちの少なくとも一方には、前記挿入方向に対して斜めになっている傾斜部が形成されており、
    前記傾斜部は、前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される際に、前記位置決めピンが前記傾斜部に沿って前記位置決め穴に挿入されることによって、前記第1の端子が、前記液体収容容器の面のうち前記回路基板が設けられている基板設置面上の部材に最初に接触するように構成されている、液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
    前記傾斜部は、前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される際に、前記第1の端子が最初に接触する対象が前記第2の端子となるように構成されている、液体噴射装置。
  3. 液体噴射装置本体に供給される液体を収容する液体収容容器であって、
    前記液体噴射装置本体は、
    前記液体収容容器を収納する容器収納部を備え、
    前記容器収納部は、
    前記液体収容容器との電気的接続に用いられる第1の端子と、
    前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される挿入方向に沿って延びた形状を有し、前記液体収容容器の位置決めを行なう位置決めピンと、を備え、
    前記液体収容容器は、
    前記挿入方向に略平行な面を有する回路基板であって、前記第1の端子と接触することによって電気的に接続される第2の端子を有する回路基板と、
    前記位置決めピンが挿入されることによって前記液体収容容器の位置決めを行なう位置決め穴と、を備え、
    前記位置決め穴には、前記挿入方向に対して斜めになっている傾斜部が形成されており、
    前記傾斜部は、前記液体収容容器が前記容器収納部に挿入される際に、前記位置決めピンが前記傾斜部に沿って前記位置決め穴に挿入されることによって、前記第1の端子が、前記液体収容容器の面のうち前記回路基板が設けられている基板設置面上の部材に最初に接触するように構成されている、液体収容容器。
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