JP2023004665A - カートリッジ、および、印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】カートリッジにおいて、液体収容部の容積を変更する場合に、カートリッジ全体の再設計を必要としない技術を提供する。
【解決手段】カートリッジは、印刷装置に供給される液体を収容するための液体収容部と、液体収容部に収容された液体を液体導入部に供給可能とする液体供給部と、アダプター取付部と、を有する液体収容体と、アダプター取付部に取り付けられたアダプターであって、装置側端子と電気的に接続されるカートリッジ側端子が配置される端子配置部と、液体導入部が挿通される挿入開口部と、を有するアダプターと、を備え、アダプター取付部は、アダプターを取り付けるための予め定められた一定の取付機構を有する。
【選択図】図16
【解決手段】カートリッジは、印刷装置に供給される液体を収容するための液体収容部と、液体収容部に収容された液体を液体導入部に供給可能とする液体供給部と、アダプター取付部と、を有する液体収容体と、アダプター取付部に取り付けられたアダプターであって、装置側端子と電気的に接続されるカートリッジ側端子が配置される端子配置部と、液体導入部が挿通される挿入開口部と、を有するアダプターと、を備え、アダプター取付部は、アダプターを取り付けるための予め定められた一定の取付機構を有する。
【選択図】図16
Description
本開示は、カートリッジ、および、印刷システムの技術に関する。
従来、印刷装置のカートリッジ装着部に対して、インクの収容量が異なる複数のカートリッジを装着可能とする技術が知られている(特許文献1)。この技術では、カートリッジは、インクを収容する液体収容部と、インク供給孔などの液体収容部を印刷装置側に連結させる部材を含むインク供給部と、を備える。
従来の技術では、液体収容部と、液体収容部を印刷装置側に連結させる部材と、が一体に構成されているため、液体収容部の容積を変更する場合には、カートリッジ全体を再設計する必要が生じ得る。
(1)本開示の第1形態によれば、カートリッジが提供される。このカートリッジは、装置側端子と、液体を受け入れる液体導入部と、を有する印刷装置のカートリッジ装着部に対して着脱可能に装着され、前記印刷装置に供給される前記液体を収容するための液体収容部と、前記液体収容部に収容された前記液体を前記液体導入部に供給可能とする液体供給部と、アダプター取付部と、を有する液体収容体と、前記アダプター取付部に取り付けられたアダプターであって、前記装置側端子と電気的に接続されるカートリッジ側端子が配置される端子配置部と、前記液体導入部が挿通される挿入開口部と、を有するアダプターと、を備え、前記アダプター取付部は、前記アダプターを取り付けるための予め定められた一定の取付機構を有する。
(2)本開示の第2形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を有する印刷装置と、上記形態に記載の前記カートリッジと、を備え、前記カートリッジ装着部は、前記カートリッジとしての第1カートリッジと、前記カートリッジとしての第2カートリッジと、を含む複数の前記カートリッジが着脱可能に装着され、前記第1カートリッジは、前記液体収容部としての第1液体収容部を有し、前記第2カートリッジは、前記第1液体収容部と容積が異なる前記液体収容部としての第2液体収容部を有する。
(3)本開示の第3形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を有する印刷装置と、上記形態に記載の前記カートリッジと、を備え、前記カートリッジ装着部は、前記カートリッジとしての第1カートリッジと、前記カートリッジとしての第2カートリッジと、を含む複数の前記カートリッジが着脱可能に装着され、前記第1カートリッジは、前記液体収容部としての第1液体収容部を有し、前記第2カートリッジは、前記第1液体収容部と容積が異なる前記液体収容部としての第2液体収容部を有し、前記挿入方向と直交する方向を幅方向、前記挿入方向と前記幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、前記第1液体収容部と、前記第2液体収容部とは、前記挿入方向と、前記幅方向と、前記高さ方向と、の少なくとも1方向の寸法が異なることによって、前記第1液体収容部の容積と、前記第2液体収容部の容積と、が異なる。
A.第1実施形態:
A-1.印刷システムの構成:
図1は、本開示の第1実施形態としての印刷システム1の構成を示す斜視図である。図1には、互いに直交する3つの空間軸であるXYZ軸が描かれている。X軸,Y軸,Z軸の矢印が向いている方向は、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を示している。X軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を、それぞれ+X方向,+Y方向,+Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸の矢印が向いている方向と逆の方向が、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向である。X軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向を、それぞれ-X方向,-Y方向,-Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向,Y方向,Z方向と呼ぶ。これ以降に示す図および説明についても同様である。
A-1.印刷システムの構成:
図1は、本開示の第1実施形態としての印刷システム1の構成を示す斜視図である。図1には、互いに直交する3つの空間軸であるXYZ軸が描かれている。X軸,Y軸,Z軸の矢印が向いている方向は、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を示している。X軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を、それぞれ+X方向,+Y方向,+Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸の矢印が向いている方向と逆の方向が、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向である。X軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向を、それぞれ-X方向,-Y方向,-Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向,Y方向,Z方向と呼ぶ。これ以降に示す図および説明についても同様である。
印刷システム1は、印刷装置10と、印刷装置10に液体であるインクを供給するカートリッジ4とを備える。
本実施形態の印刷装置10は、液体としてのインクを吐出ヘッド22から吐出するインクジェットプリンターである。この印刷装置10は、ポスター等の大判の用紙(A2~A0等)に印刷を行う大型プリンターである。印刷装置10は、カートリッジ装着部6と、制御部31と、キャリッジ20と、吐出ヘッド22と、駆動機構30と、を備える。また、印刷装置10は、印刷装置10の動作をユーザーが操作するための操作ボタン15を備える。
カートリッジ装着部6は、後述する図8に示すように、+Y方向側に位置する第1装置壁67を有する。第1装置壁67は、カートリッジ4の収容室61への出入口である挿抜開口部674を有する。この挿抜開口部674を介してカートリッジ4がカートリッジ装着部6の収容室61に収容されたり、収容室61からカートリッジ4が取り外されたりする。カートリッジ装着部6には、複数のカートリッジ4がそれぞれ着脱可能に装着される。本実施形態では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のインクに対応して4種類のカートリッジ4が1つずつ、すなわち合計4つのカートリッジ4がカートリッジ装着部6に装着される。ブラックのインクを収容するカートリッジ4をカートリッジ4Kとも呼び、イエローのインクを収容するカートリッジ4をカートリッジ4Yとも呼び、マゼンタのインクを収容するカートリッジ4をカートリッジ4Mとも呼び、シアンのインクを収容するカートリッジ4をカートリッジ4Cとも呼ぶ。本実施形態において、カートリッジ4Kは、カートリッジ4C,4M,4Yよりも多くの液体を収容可能に構成されている。よって、カートリッジ4Kを第1カートリッジ4Aとも呼び、カートリッジ4C,4M,4Yを第2カートリッジ4Bとも呼ぶ。
印刷装置10は、+Y方向側の前面に交換用カバー13を有する。交換用カバー13の+Z方向側を+Y方向側である手前側に倒すと、カートリッジ装着部6の開口が現れて、カートリッジ4の着脱が可能となる。カートリッジ装着部6にカートリッジ4が装着されると、液体流通管としてのチューブ24を介してキャリッジ20に設けられた吐出ヘッド22にインクが供給可能となる。本実施形態では、カートリッジ装着部6内のインクの液面と吐出ヘッド22との水頭差によってインクがカートリッジ4側から吐出ヘッド22側へと供給される。なお、他の実施形態では、印刷装置10の図示しないポンプ機構によって、カートリッジ4内のインクを吸引することで、インクが吐出ヘッド22に供給されてもよい。なお、チューブ24は、インクの種類ごとに設けられている。ここで、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に装着されて、液体としてのインクが印刷装置10に供給できる状態を「装着状態」と呼ぶ。
吐出ヘッド22には、インクの種類ごとにノズルが設けられている。吐出ヘッド22は、ノズルから印刷用紙2に向かってインクを吐出して文字や画像等のデータを印刷する。なお、本実施形態では、印刷装置10は、カートリッジ装着部6がキャリッジ20の動きとは連動しない、いわゆる「オフキャリッジタイプ」と呼ばれるプリンターである。キャリッジ20にカートリッジ装着部6が設けられ、キャリッジ20と共にカートリッジ装着部6が移動する、いわゆる「オンキャリッジタイプ」と呼ばれるプリンターにも本開示の技術は適用できる。
制御部31は、印刷装置10の各部の制御や、カートリッジ4との信号の授受を行う。キャリッジ20は、吐出ヘッド22を印刷装置10に対して相対的に移動させる。
駆動機構30は、制御部31からの制御信号に基づいてキャリッジ20を往復移動させる。駆動機構30は、タイミングベルト32と、駆動モーター34とを備える。タイミングベルト32を介して駆動モーター34の動力をキャリッジ20に伝達することによって、キャリッジ20がX方向に沿った方向である主走査方向に往復移動する。また、印刷装置10は、印刷用紙2を+Y方向である副走査方向に移動させるための搬送機構を備える。印刷が行われる際には、搬送機構によって印刷用紙2が副走査方向に移動し、前面カバー11上に印刷完了後の印刷用紙2が出力される。
また、キャリッジ20を主走査方向に移動させた印刷領域外の位置には、ホームポジションと呼ばれる領域が設けられている。ホームポジションには、正常に印刷を実行させるためのメンテナンスを行うメンテナンス機構が搭載されている。メンテナンス機構は、吐出ヘッド22の底面側でノズルが形成されている面に押し付けられて、ノズルを取り囲むように閉空間を形成するキャップ部材8や、吐出ヘッド22のノズル面に押し付けるためにキャップ部材8を昇降させる図示しない昇降機構や、キャップ部材8が吐出ヘッド22のノズル面に押し付けられることで形成される閉空間に負圧を導入する図示しない吸引ポンプなどから構成されている。
本実施形態では、印刷システム1の使用状態において、印刷用紙2を搬送する副走査方向に沿った軸をY軸とし、重力方向に沿った軸をZ軸とし、キャリッジ20の移動方向に沿った軸をX軸とする。ここで、「印刷システム1の使用状態」とは、水平な面に印刷システム1が設置された状態を言う。また、本実施形態では、副走査方向を+Y方向、その逆方向を-Y方向とし、重力方向を-Z方向、反重力方向を+Z方向とする。X方向およびY方向は水平方向に沿った方向である。また、印刷システム1を前面側から見たときに、右側から左側に向かう方向を+X方向とし、その逆方向を-X方向とする。また、本実施形態では、装着のためにカートリッジ装着部6にカートリッジ4が挿入される挿入方向D1が-Y方向であり、カートリッジ4がカートリッジ装着部6から取り外される方向が+Y方向である。よって、カートリッジ装着部6のうち、-Y方向側を奥側、+Y方向側を手前側とも呼ぶ。また、本実施形態では、複数のカートリッジ4の配列方向がX方向となる。
A-2.カートリッジの装着過程および装着状態の説明:
図2は、カートリッジ4のカートリッジ装着部6への装着過程を説明する第1図である。図3は、装着過程を説明する第2図である。図4は、カートリッジ4のカートリッジ装着部6への装着が完了した装着状態を示す図である。
図2は、カートリッジ4のカートリッジ装着部6への装着過程を説明する第1図である。図3は、装着過程を説明する第2図である。図4は、カートリッジ4のカートリッジ装着部6への装着が完了した装着状態を示す図である。
装着過程は、端子接続過程と、端子接続過程の次に実行される供給部接続過程とによって構成される。端子接続過程は、図2に示すように、第1装置壁67の挿抜開口部674を介して、カートリッジ4を-Y方向である挿入方向D1に移動させて、カートリッジ装着部6の収容室61に挿入することで、カートリッジ装着部6の後述する装置側端子721と、カートリッジ4の後述するカートリッジ側端子521とを接触させて電気的に接続する過程である。図3および図4に示すように、供給部接続過程は、装置側端子721とカートリッジ側端子521との電気的な接続を維持した状態で、カートリッジ装着部6の後述する液体導入部642とカートリッジ4の後述する液体供給部442とを接続する過程である。具体的には、供給部接続過程では、カートリッジ装着部6の回転支点698を中心に、カートリッジ4の後壁47側を矢印に示す接続方向D2に回転移動させることで、液体導入部642と液体供給部442とが接続する。なお、図4に示す装着状態では、カートリッジ4は、カートリッジ装着部6の第1装置壁67側に設けられた係合形成体677によって係合されることで装着状態が保持されている。
図4に示すように、カートリッジ4をカートリッジ装着部6から取り出す場合には、ユーザーは、カートリッジ4の後壁47側を持ち上げることで、回転支点698を支点として接続方向D2とは反対方向である接続解除方向D3に後壁47側を回転移動させる。この回転移動の際に、係合形成体677による係合が解除される。接続解除方向D3にカートリッジ4を回転移動させてカートリッジ4が図3に示す状態になった後に、取り外し方向である+Y方向にカートリッジ4を移動させることで、カートリッジ装着部6からカートリッジ4が取り出される。
A-3.カートリッジの装着状態の詳細説明:
図5は、カートリッジ装着部6を+Z方向側から見た図である。図6は、図5の6-6断面図である。図7は、図6の領域R7の拡大図である。図5では、カートリッジ装着部6にはカートリッジ4Kが装着されている。図5~図7を用いてカートリッジ4の装着状態について説明する。なお、カートリッジ4C,4M,4Yについて、装着状態は同じである。
図5は、カートリッジ装着部6を+Z方向側から見た図である。図6は、図5の6-6断面図である。図7は、図6の領域R7の拡大図である。図5では、カートリッジ装着部6にはカートリッジ4Kが装着されている。図5~図7を用いてカートリッジ4の装着状態について説明する。なお、カートリッジ4C,4M,4Yについて、装着状態は同じである。
図6に示すように、カートリッジ装着部6は、収容室61の収容室底壁を形成する支持部材610を有する。支持部材610は、カートリッジ4を下側から支持する。カートリッジ4がカートリッジ装着部6の収容室61に挿入された状態では、支持部材610によって-Z方向側からカートリッジ4が支持される。また、カートリッジ4がカートリッジ装着部6の収容室61に装着された装着状態では、カートリッジ4の液体供給部442と、カートリッジ装着部6の液体導入部642とが接続される。これにより、カートリッジ4の液体収容部450に収容された液体が、液体供給部442を介して液体導入部642に供給される。また、本実施形態では、液体供給部442から液体導入部642に液体が供給される一方で、カートリッジ装着部6の液体貯留部699に収容された空気が気泡となって、液体導入部642、液体供給部442を流通して液体収容部450に流通する。これにより、液体収容部450の気液交換が行われる。なお、他の実施形態では、カートリッジ4が液体収容部450と外部とを連通させる大気連通路を有し、この大気連通路を介して気液交換が行われてもよい。大気連通路は液体供給部442とは異なる位置に配置されており、例えば、液体収容部450を形成する壁に形成される。
液体導入部642は、カートリッジ4から供給される液体を受け入れる。液体導入部642は、筒状の部材であり、内部に液体を流通させる内部流路を有する。液体導入部642は、基端部642aと先端部642bとを有する。先端部642bには、内部流路である導入部流路に連通する開口が形成されており、この開口を介して液体供給部442のインクが導入部流路に流通する。基端部642aは、液体貯留部699に接続されており、導入部流路を流通したインクを液体貯留部699に流通させる。液体貯留部699は、収容室61の-Z方向側に位置する。液体貯留部699は、図1に示すチューブ24を介して吐出ヘッド22と連通する。液体導入部642の中心軸CA1は、装着状態における液体供給部442の中心軸CA2と平行であり、Z方向に対して傾斜している。つまり、液体導入部642が延びる方向である中心軸CA1に沿った方向は、カートリッジ4の挿入方向D1と交差する。液体供給部442の中心軸CA2とは、液体供給部442が延びる方向に沿った方向である。
図7に示すように、カートリッジ4の装着状態では、カートリッジ4の回路基板50と、カートリッジ装着部6の装置側端子部70とが接触することで電気的に接続される。装置側端子部70は、保持機構73によって保持される。装置側端子部70は、複数の装置側端子721と、端子保持部750と、コネクター739とを有する。
複数の装置側端子721は、本実施形態では9つ設けられている。複数の装置側端子721のそれぞれは、導電性を有する金属の板部材である。装置側端子721は、端子回転支点Rpを有し、端子回転支点Rpを支点に端部である回路基板50のカートリッジ側端子521と接触する部分が弾性変形できる。弾性変形する方向は、Y方向とZ方向に沿った方向である。端子保持部750は、複数の装置側端子721を保持する。コネクター739は、複数の装置側端子721と電気的に接続されている。また、コネクター739は、図示しない配線によって印刷装置10の制御部31と電気的に接続される。これにより、回路基板50と制御部31とがデータ通信可能となる。
保持機構73は、第1付勢部材780と、取付部材782とを有する。第1付勢部材780は、コイルばねによって構成されている。取付部材782は、内側に第1付勢部材780を配置する。また、取付部材782には、装置側端子部70が取り付けられている。第1付勢部材780は、カートリッジ4のカートリッジ装着部6への挿入が完了した状態では、圧縮される。これにより、第1付勢部材780は、取付部材782を介して装置側端子部70を第1装置壁67であるカートリッジ4の取り外し方向に向かう方向の外力Faを加える。外力Faによって、装置側端子部70の回路基板50に押し当てられるため、装置側端子721とカートリッジ側端子521との接触が良好に維持される。
上記のごとく、保持機構73は、装置側端子部70をカートリッジ4の挿入方向D1に沿った方向に変位可能に保持する。また、第1付勢部材780の装置側端子部70側の一端部は、挿入方向D1と交差するX方向およびZ方向に微小に移動可能に構成されている。これにより、装置側端子部70は、保持機構73によって挿入方向D1と交差するX方向およびZ方向に微小に移動可能に保持されている。
図6に示すように、供給部接続過程では、カートリッジ4が有する凹形状の供給部位置決め部448に、カートリッジ装着部6が有する突起である装置側供給部位置決め部644が入り込むことで、液体供給部442による液体供給部442の中心軸CA2と交差する動きが規制される。これにより、液体供給部442の液体導入部642に対する位置決めが行われる。詳細には、液体導入部642がカートリッジ4の液体供給部442内へ挿入される前の段階、つまり、液体供給部442と液体導入部642との接続が開始される前の段階で、装置側供給部位置決め部644の供給部位置決め部448への挿入が開始される。装置側供給部位置決め部644は、略直方体形状である。装置側供給部位置決め部644は、一端部644aと他端部644bとを有する。一端部644aは液体貯留部699側に位置する。他端部644bは、一端部644aよりも収容室61側に位置する。
カートリッジ4の装着状態では、支持部材610の底部を形成する主壁613は、Y方向に対して傾斜する。具体的には、支持部材610の主壁613は、+Y方向に向かうに従って下側である-Z方向側に位置するように傾斜する。この主壁613は、カートリッジ4が装着されていないカートリッジ装着部6の初期配置状態では、Y方向に平行である。
カートリッジ装着部6は、カートリッジ4の装着状態において、支持部材610を初期配置状態の位置に戻すために、外力Ft1を支持部材610に加える第2付勢部材625を有する。第2付勢部材625は、支持部材610と液体貯留部699との間に設けられたコイルばねであり、装着状態では圧縮状態となる。圧縮状態によって+Z方向成分を有する外力Ft1を支持部材610に加える。一方で、カートリッジ4の装着状態では、カートリッジ4のカートリッジ係合部497が、カートリッジ装着部6の装着係合部697と係合することで、装着状態が維持される。装着係合部697は、カートリッジ装着部6の第1装置壁67側に位置する係合形成体677に形成されている。
以上のように、図6に示すように、支持部材610が回転支点698を中心として接続方向D2に押し下げられることで、液体供給部442が押し下げられて液体導入部642に接続される。また、支持部材610が回転支点698を中心として接続解除方向D3に押し上げられることで、液体供給部442が押し上げられて液体導入部642から離間することで、液体供給部442と液体導入部642との接続が解除される。
A-4.カートリッジ装着部の詳細構成:
図8は、カートリッジ装着部6の斜視図である。図9は、カートリッジ装着部6を+Z方向側から見た図である。図8および図9では、理解の容易のために、カートリッジ装着部6の一部の構成の図示は省略している。カートリッジ装着部6について、X方向を幅方向、Y方向を奥行方向、Z方向を高さ方向とも呼ぶ。以下において、特に状態についての記載がない場合には、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に装着されていない初期配置状態のときのカートリッジ装着部6を前提に各要素について説明する。
図8は、カートリッジ装着部6の斜視図である。図9は、カートリッジ装着部6を+Z方向側から見た図である。図8および図9では、理解の容易のために、カートリッジ装着部6の一部の構成の図示は省略している。カートリッジ装着部6について、X方向を幅方向、Y方向を奥行方向、Z方向を高さ方向とも呼ぶ。以下において、特に状態についての記載がない場合には、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に装着されていない初期配置状態のときのカートリッジ装着部6を前提に各要素について説明する。
図8に示すように、カートリッジ装着部6は、カートリッジ4が収容される収容室61を形成する。収容室61は、略直方体形状である。収容室61のうちで、各カートリッジ4C,4M,4Y,4Kを収容する部分であるスロット61C,61M,61Y,61Kは、概ね各カートリッジ4C,4M,4Y,4Kの外観形状に対応している。本実施形態では、カートリッジ4Kは、他のカートリッジ4C,4M,4Yに比べ、収容する液体の量を大きくするためにカートリッジ4の幅方向としてのX方向の寸法が大きい。よって、本実施形態では、スロット61Kの幅は、他のスロット61Y,61M,61Cの幅よりも大きい。
図8に示すように、カートリッジ装着部6は、収容室61を形成する6つの装置壁62,63,64,65,66,67を有する。本開示において、「壁」とは、単一の壁に加え、複数の壁によって構成された壁を含む概念である。第1装置壁67は、カートリッジ4を収容室61に挿入したり取り外したりする際に通過させる挿抜開口部674を形成する。第2装置壁62は、収容室61の-Y方向側の壁を形成する。第2装置壁62は、Y方向において第1装置壁67と対向する。第2装置壁62は、印刷装置10の使用状態において、概ね垂直な壁である。
装置上壁63は、収容室61の+Z方向側の壁を形成する。装置底壁64は、Z方向において装置上壁63と対向し、収容室61の-Z方向側の壁を形成する。装置底壁64は、支持部材610によって形成されている。装置底壁64は、複数の装置開口部614を有する。本実施形態では、装置開口部614は、スロット61C,61M,61Y,61Kに応じて4つ形成されている。装置上壁63および装置底壁64は、第2装置壁62および第1装置壁67と交差する。本開示において、「交わる」や「交差する」とは、(i)2つの要素が相互に交差し実際に交わる状態、(ii)一方の要素を延ばした場合に他方の要素に交わる状態、および、(iii)相互の要素をそれぞれ延ばした場合に互いの要素が交わる状態、のいずれかの状態であることを意味する。
第1装置側壁65は、収容室61の+X方向側の壁を形成する。第2装置側壁66は、X方向において第1装置側壁65と対向し、収容室61の-X方向側の壁を形成する。第1装置側壁65および第2装置側壁66は、第2装置壁62と第1装置壁67と装置上壁63と装置底壁64と交差する。
図8および図9に示すように、カートリッジ装着部6は、さらに、支持部材610と、液体導入部642と、装置側供給部位置決め部644と、装置案内部602と、係合形成体677と、を有する。支持部材610は、装着されるカートリッジ4の数に応じて複数設けられている。本実施形態では、4つ設けられている。支持部材610は、収容室61の重力方向側の装置底壁64を形成する。支持部材610は、カートリッジ4を重力方向側である-Z方向側から支持する。支持部材610は、Y方向に沿って延びる部材である。支持部材610は、凹形状である。支持部材610は、装置底壁64を形成する主壁613と、第1支持側壁611と、第2支持側壁612とを有する。
主壁613は、重力方向側に位置する凹形状の底部を形成する。主壁613のうち、第1装置壁67の端部には、装置開口部614が形成されている。装置開口部614は、主壁613の厚み方向に主壁613を貫通する。
図8に示すように、第1支持側壁611は、主壁613の+X方向側端部から反重力方向である+Z方向に立ち上がる。第2支持側壁612は、主壁613の-X方向側端部から+Z方向に立ち上がる。第1支持側壁611と第2支持側壁612とは、X方向に対向する。
装置案内部602は、カートリッジ4を挿入方向D1よび取り外し方向に案内する。装置案内部602は、支持部材610ごとに設けられている。装置案内部602は、第1支持側壁611と第2支持側壁612とのそれぞれに設けられている。装置案内部602は、第1支持側壁611と第2支持側壁612に設けられた突起である。図9に示すように、第1支持側壁611に設けられた第1装置案内部602aは、第1支持側壁611から第2支持側壁612に向かって突出する突起である。第1装置案内部602aは、Y方向に向かって延びる。また、第1装置案内部602aは、Y方向に間隔をあけて複数配置されている。第2支持側壁612に設けられた第2装置案内部602bは、第2支持側壁612から第1支持側壁611に向かって突出する突起である。第2装置案内部602bは、Y方向に向かって延びる。また、第2装置案内部602bは、Y方向に間隔をあけて複数配置されている。
図8および図9に示すように、液体導入部642は、カートリッジ4の液体を受け入れる。カートリッジ装着部6の初期配置状態では、液体導入部642は、収容室61内に位置することなく、収容室61よりも-Z方向側に位置する。つまり、液体導入部642は、支持部材610に対して収容室61を挟んで反対側に位置する。これにより、カートリッジ4がカートリッジ装着部6の収容室61に挿入される場合に、液体導入部642にカートリッジ4が衝突するのを防止できる。上述のごとく、図6に示すように、液体導入部642の先端部642bは、回転支点698を中心に支持部材610を接続方向D2に回転移動させて装置開口部614を押し下げることで、収容室61内に配置される。つまり、変位機構としての回転支点698は、支持部材610を回転移動させて装置開口部614を重力方向側に変位させることで、装置開口部614を介して液体導入部642の先端部642bを、収容室61内に配置させる。
図8に示す装置側供給部位置決め部644は、供給部位置決め部448に受け入れられることで、液体供給部442の液体導入部642に対する動きを規制する。これにより、液体供給部442の位置決めが行われる。カートリッジ装着部6の初期配置状態では、装置側供給部位置決め部644は、収容室61内に位置することなく、収容室61よりも-Z方向側に位置する。つまり、装置側供給部位置決め部644は、支持部材610に対して収容室61を挟んで反対側に位置する。これにより、カートリッジ4がカートリッジ装着部6の収容室61に挿入される場合に、装置側供給部位置決め部644にカートリッジ4が衝突することを防止できる。装置側供給部位置決め部644の他端部644bは、回転支点698を中心に支持部材610を接続方向D2に回転させて装置開口部614を押し下げることで、収容室61内に配置される。つまり、回転支点698は、支持部材610を回転させて装置開口部614を変位させることで、装置開口部614を介して装置側供給部位置決め部644の他端部644bを、収容室61内に配置させる。
図9に示すように、カートリッジ装着部6は、さらに、上述した装置側端子部70と、装置側識別部材630とを有する。装置側識別部材630は、収容室61の各スロット61C,61M,61Y,61Kに正しい種類のカートリッジ4C,4M,4Y,4Kが挿入されたかを識別するために用いられる。装置側識別部材630は、カートリッジ4C,4M,4Y,4Kが収容する液体の色に応じて、異なるパターン形状を形成する。図8では、各スロット61C,61M,61Y,61Kにおいて、装置側識別部材630は便宜上同じパターン形状としているが、実際には異なるパターン形状となる。装置側識別部材630は、支持部材610の主壁613に設けられている。
装置側識別部材630は、少なくとも1つ以上のリブによって形成されている。パターン形状は、リブの数と位置によって定められる。カートリッジ4にも、リブによって形成されたカートリッジ側識別部材430が設けられている。カートリッジ側識別部材430は、カートリッジ4の種類、すなわち収容する液体の色に応じて異なるパターン形状を形成している。そして、正しい種類のカートリッジ4が対応するスロット61C~61Kに挿入される場合は、装置側識別部材630とカートリッジ側識別部材430とが衝突することが無い。一方、誤った種類のカートリッジ4がスロット61C~61Kに挿入された場合は、装置側識別部材630とカートリッジ側識別部材430とが衝突し、カートリッジ4の更なる挿入が阻害される。これにより、誤った種類のカートリッジ4がカートリッジ装着部6の各スロット61C~61Kに装着される可能性を低減できる。
図8に示すように、係合形成体677は、支持部材610よりも+Y方向側に形成されている。また、係合形成体677は、挿抜開口部674よりも-Z方向側に位置する。係合形成体677には、各スロット61C~61Kに対応して、図6に示す装着係合部697が4つ配置されている。
A-5.第1カートリッジの詳細構成:
図10は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第1分解図である。図11は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第2分解図である。図12は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第3分解図である。図13は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第4分解図である。図14は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第1分解斜視図である。図15は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第2分解斜視図である。図16は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第3分解斜視図である。図17は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第4分解斜視図である。なお、ここでは、第1カートリッジ4Aのうち、X方向およびY方向において水平な面で-Z方向側の一面を底面、+Z方向側の一面を上面としている。
図10は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第1分解図である。図11は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第2分解図である。図12は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第3分解図である。図13は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第4分解図である。図14は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第1分解斜視図である。図15は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第2分解斜視図である。図16は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第3分解斜視図である。図17は、第1実施形態における第1カートリッジ4Aの第4分解斜視図である。なお、ここでは、第1カートリッジ4Aのうち、X方向およびY方向において水平な面で-Z方向側の一面を底面、+Z方向側の一面を上面としている。
本実施形態では、-Y方向は、カートリッジ4の挿入方向D1である。+Y方向は、カートリッジ4の取り外し方向である。Y方向は、カートリッジ4の奥行方向とも言える。また、本実施形態では、Z方向は、カートリッジ4の高さ方向である。また、本実施形態では、X方向は、カートリッジ4の幅方向である。カートリッジ4としての第1カートリッジ4Aは、大容量の液体を収容し、カートリッジ4としての第2カートリッジ4Bと比べて外形が大きい。カートリッジ4の外形について、本実施形態では、Y方向における寸法が最も大きく、Z方向における寸法、X方向における寸法の順に小さい。カートリッジ4を示す図について、X方向、Y方向、および、Z方向は、カートリッジ4のカートリッジ装着部6への挿入が完了した状態である端子接続過程の完了状態のときを基準としている。つまり、カートリッジ4を示す図について、X方向、Y方向、および、Z方向は、図6に示す0支持部材610を回転移動させる供給部接続過程の前の状態のときを基準としている。
図10に示すように、第1カートリッジ4Aは、液体収容体401と、アダプター402とを備える。第1カートリッジ4Aは、液体収容体401にアダプター402が取り付けられることで、図8に示すカートリッジ装着部6に装着可能となる。液体収容体401とアダプター402とは、合成樹脂によって形成されている。液体収容体401とアダプター402とは同じ材料によって形成されていてもよいし、異なる材料によって形成されていてもよい。また、液体収容体401を形成する部材は、アダプター402を形成する部材よりも軽量であってもよい。このようにすることで、カートリッジ4の操作性が向上する。
図10に示すように、液体収容体401は、外殻を形成する本体41と、液体収容部450と、液体供給部442と、アダプター取付部9とを有する。以下において、第1カートリッジ4Aにおける液体収容体401を第1液体収容体401Aとし、第2カートリッジ4Bにおける液体収容体401を第2液体収容体401Bとする。第1カートリッジ4Aにおける液体収容部450を第1液体収容部450Aとし、第2カートリッジ4Bにおける液体収容部450を第2液体収容部450Bとする。
図14および図15に示すように、第1液体収容体401Aの本体41は、前壁42と、後壁47と、上壁43と、底壁44と、第1側壁45と、第2側壁46と、を有する。各壁42,43,44,45,46,47は、各面42,43,44,45,46,47とも呼ぶ。前壁42と後壁47とは、挿入方向D1に沿ったY方向において対向する。上壁43と底壁44とは、高さ方向に沿ったZ方向において対向する。第1側壁45と第2側壁46とは、幅方向に沿ったX方向において対向する。X方向は、Y方向とZ方向とに直交する方向である。
前壁42は、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に挿入される挿入方向D1側に位置する。つまり、前壁42は、図2に示す挿入方向D1側である-Y方向側の挿入先端面を形成する。上壁43は、+Z方向側に位置し、前壁42と後壁47と交差する。底壁44は、装着状態において重力方向側である-Z方向側に位置し、図3に示す接続方向D2側に位置する。底壁44は、前壁42と後壁47とに交差する。第1側壁45は、-X方向側に位置する。第2側壁46は、+X方向側に位置する。第1側壁45と第2側壁46とはそれぞれ、前壁42と後壁47と上壁43と底壁44とに交差する。
図11に示すように、第1液体収容体401Aの長手方向であるY方向の中央部Cには、底壁44と第1側壁45とが他の部分よりも-Z方向に突出した第1突出部P1が形成されている。図10に示すように、第1液体収容体401Aの長手方向であるY方向の中央部Cには、底壁44と第2側壁46とが他の部分よりも-Z方向側に突出した第2突出部P2が形成されている。
図14および図15に示すように、アダプター取付部9は、底壁44からアダプター402が位置する側である-Z方向側に突出するように形成されている。アダプター取付部9は、取付前壁42aと、取付底壁44aと、第1取付側壁45aと、第2取付側壁46aと、取付後壁47aと、を有する。取付前壁42aと取付後壁47aとは、挿入方向D1に沿ったY方向において対向する。取付底壁44aは高さ方向に沿ったZ方向において底壁44と対向する。第1取付側壁45aと第2取付側壁46aとは、幅方向に沿ったX方向において対向する。
取付前壁42aは、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に挿入される挿入方向D1側である-Y方向側に位置する。取付後壁47aは、取り外し方向である+Y方向側の面を形成する。取付前壁42aと取付後壁47aとは、本体41の底壁44と交差する。取付底壁44aは、装着状態において重力方向側である-Z方向側に位置する。つまり、取付底壁44aは、図3に示す接続方向D2の接続先端面側に位置する。取付底壁44aは、取付前壁42aと取付後壁47aとに交差する。第1取付側壁45aは、-X方向側に位置する。第2取付側壁46aは、+X方向側に位置する。第1取付側壁45aと第2取付側壁46aとはそれぞれ、本体41の底壁44と取付前壁42aと取付後壁47aと取付底壁44aと交差する。以下において、カートリッジ4の幅方向であるX方向において、アダプター取付部9のうちで、第1突出部P1と第2突出部P2とに挟み込まれる位置を取付中央部PAと呼ぶ。
図14および図15に示すように、アダプター取付部9は、さらに、アダプター402を取り付けるための予め定められた一定の取付機構90を有する。取付機構90は、第1カートリッジ4Aと第2カートリッジ4Bとにおいて同じ構成である。本実施形態では、取付機構90は、カートリッジ4の種類に関わらず予め定められた位置関係に形成された8つの収容体側係合部911~918である。取付機構90は、第1収容体側係合部911、第2収容体側係合部912、第3収容体側係合部913、第4収容体側係合部914、第5収容体側係合部915、第6収容体側係合部916、第7収容体側係合部917、および第8収容体側係合部918で構成される。収容体側係合部911~918は、後述するアダプター側係合部411~418と係合するの突起である。なお、収容体側係合部911~918を構成する突起には、返し部材が設けられていてもよい。以下において、アダプター402がアダプター取付部9に取り付けられた状態を「取付状態」と呼ぶ。
図10に示すように、本実施形態では、第1収容体側係合部911と、第2収容体側係合部912と、第3収容体側係合部913とは、第2取付側壁46aのうちで異なる位置にそれぞれ設けられている。具体的には、第1収容体側係合部911と、第2収容体側係合部912と、第3収容体側係合部913とは、-Y方向側から+Y方向側に向けて、この順で設けられている。また、本実施形態では、第1収容体側係合部911は、アダプター取付部9の取付中央部PAよりも取付前壁42a側である-Y方向側に設けられている。第1収容体側係合部911は、アダプター402が取り付けられた取付状態において、アダプター402の-Y方向側の端部に備えられた端子配置部500が位置する側に設けられているとも言える。第2収容体側係合部912と第3収容体側係合部913とは、アダプター取付部9のY方向における取付中央部PAよりも取付後壁47a側である+Y方向側に設けれている。第2収容体側係合部912と第3収容体側係合部913とは、第1収容体側係合部911とY方向において反対側に位置する液体供給部442が形成されている側に設けられているとも言える。よって、本実施形態では、第2取付側壁46aには、アダプター取付部9のY方向における取付中央部PAに収容体側係合部は設けられていない。
図11に示すように、本実施形態では、第4収容体側係合部914と、第5収容体側係合部915と、第6収容体側係合部916とは、第1取付側壁45aのうちで異なる位置にそれぞれ設けられている。具体的には、第4収容体側係合部914と、第5収容体側係合部915と、第6収容体側係合部916とは、-Y方向側から+Y方向側に向けて、この順で設けられている。また、本実施形態では、第4収容体側係合部914は、アダプター取付部9のY方向における取付中央部PAよりも取付前壁42a側である-Y方向側に設けられている。第4収容体側係合部914は、取付状態において、アダプター402に備えられた端子配置部500が位置する側に設けられているとも言える。第5収容体側係合部915と第6収容体側係合部916とは、アダプター取付部9のY方向における取付中央部PAよりも取付後壁47a側である+Y方向側に設けられている。第5収容体側係合部915と第6収容体側係合部916とは、液体供給部442が位置する側に設けられているとも言える。よって、本実施形態では、第1取付側壁45aには、アダプター取付部9のY方向における取付中央部PAに収容体側係合部は設けられていない。
図14に示すように、本実施形態では、第7収容体側係合部917は、取付前壁42aと取付底壁44aとが交差する位置に設けられている。第7収容体側係合部917は、取付状態において、アダプター402に備えられた端子配置部500が位置する側に設けられているとも言える。
図15に示すように、本実施形態では、第8収容体側係合部918は、取付底壁44aと取付後壁47aとが交差する位置に設けられている。第8収容体側係合部918は、液体供給部442が位置する側に設けられているとも言える。なお、収容体側係合部911~918の形成位置、形成数、および、形状は、これに限られるものではない。収容体側係合部911~918は、アダプター取付部9において少なくとも1箇所以上設けられていればよい。アダプター取付部9へのアダプター402の取付態様については、後述する。
第1液体収容部450Aは、第1液体収容体401Aの本体41の内部において、各壁42~47によって形成される。
液体供給部442は、図16に示すように、第1液体収容部450Aと連通し、中心軸CA2を有する。中心軸CA2に沿った方向はZ方向である。液体供給部442の延びる方向である中心軸CA2に沿った方向は、挿入方向D1である-Y方向と交差する。つまり、液体供給部442は、挿入方向D1と交差する方向、本実施形態ではアダプター取付部9を貫通するようにZ方向に延びる。液体供給部442は、アダプター402の内部に設けられた凹形状の後述する供給部配置室461に配置される。
液体供給部442は、図示しない内部流路を有し、第1液体収容部450Aの液体を外部としての図6に示す液体導入部642に流通させる。液体供給部442において、+Z方向側の端に位置する一端は、第1液体収容体401Aの底壁44に接続されている。液体供給部442において、一端とは反対側の-Z方向側に位置する他端は、外部に向かって開口する。液体供給部442の内部流路には、内部流路を開閉する図示しない弁機構が配置されている。弁機構は、液体供給部442の先端部から順に、弁座と、弁体と、付勢部材とを有する。弁座は、ゴムやエラストマーによって形成された円環状の部材である。弁体は柱状部材であり、弁座に形成された弁孔を塞ぐ。付勢部材は、弁体を弁座側に付勢するコイルばねである。カートリッジ4の装着状態では、図6に示す液体導入部642が弁体を弁座から離れる方向に押すことで、弁機構が開弁する。
アダプター402は、液体収容体401と印刷装置10側とを電気的および物理的に接続する機構を備えた連結部材である。図14および図16に示すように、アダプター402は、カートリッジ側識別部材430と、供給部位置決め部448と、端子配置部500と、供給部配置室461と、挿入開口部446と、複数のアダプター側係合部411~418と、を有する。本実施形態では、アダプター側係合部411~418は、8つである。
図16および図17に示すように、アダプター402の形状は、アダプター取付部9を受け入れるために-Z方向側に窪んでおり、アダプター取付部9が位置する+Z方向側の上面が開口した凹形状である。アダプター402は、図14および図16に示すように、アダプター前壁42cと、アダプター底壁44cと、アダプター第1側壁45cと、アダプター第2側壁46cと、アダプター後壁47cと、を有する。アダプター402の凹形状は、この5つの壁42c,44c,45c,46c,47cによって形成される。以下において、各壁42c,44c,45c,46c,47cのうちで、装着状態のときにカートリッジ装着部6の収容室61側に位置する面を外面、外面とは反対側の面を内面と呼ぶ。
アダプター前壁42cとアダプター後壁47cとは、挿入方向D1に沿ったY方向において対向する。アダプター底壁44cは、取付状態のとき、高さ方向に沿ったZ方向において液体収容体401の底壁44およびアダプター取付部9の取付底壁44aと対向する。アダプター第1側壁45cとアダプター第2側壁46cとは、幅方向に沿ったX方向において対向する。
アダプター前壁42cは、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に挿入される挿入方向D1側である-Y方向側に位置する。アダプター後壁47cは、取り外し方向である+Y方向側の面を形成する。アダプター底壁44cは、装着状態において重力方向側である-Z方向側に位置する。つまり、アダプター底壁44cは、図3に示す接続方向D2の接続先端面側に位置する。アダプター底壁44cは、アダプター前壁42cとアダプター後壁47cとに交差する。アダプター第1側壁45cは、第1側壁45と第1取付側壁45aとが位置する-X方向側に位置する。アダプター第1側壁45cの形状は、取付状態において第1突出部P1を受け入れるために、第1液体収容体401Aの長手方向における中央部Cが第1突出部P1の形状に沿って窪んでいる。アダプター第2側壁46cは、第2側壁46と第2取付側壁46aとが位置する+X方向側に位置する。アダプター第2側壁46cの形状は、取付状態において第2突出部P2を受け入れるために、第1液体収容体401Aの長手方向における中央部Cが第2突出部P2の形状に沿って窪んでいる。以下において、アダプター402のうちで、第1突出部P1と、第2突出部P2と、取付中央部PAとを受け入れる部分をアダプター中央部POと呼ぶ。アダプター中央部POは、第1液体収容体401Aの長手方向における中央部Cに位置する。アダプター第1側壁45cとアダプター第2側壁46cとはそれぞれ、アダプター前壁42cとアダプター底壁44cとアダプター後壁47cと交差する。
図14および図15に示すように、カートリッジ側識別部材430は、アダプター底壁44cの外面側うちでアダプター前壁42cに近い側に形成されている。本実施形態では、アダプター前壁42cの外面側とアダプター底壁44cの外面側とが交差するコーナー部89と隣り合う位置に配置されている。供給部位置決め部448は、アダプター底壁44cの外面側のうちでアダプター後壁47cが位置する側に形成されている。供給部位置決め部448は、アダプター底壁44cの外面側から内面側に向けて窪んだ凹部である。なお、カートリッジ側識別部材430および供給部位置決め部448は、必須の構成要素ではない。また、カートリッジ側識別部材430および供給部位置決め部448の形成位置、形状、形成数は、これに限られるものではない。
図14に示すように、端子配置部500は、コーナー部89に配置されている。端子配置部500は、回路基板50によって構成される。回路基板50には、図14において視認できる面としての表面に配置された複数のカートリッジ側端子521と、表面とは反対側の裏面に配置された図7に示す記憶装置525とを有する。装置側端子721と接触することで電気的に接続可能な複数のカートリッジ側端子521は、配線を介して記憶装置525に電気的に接続されている。複数のカートリッジ側端子521は、本実施形態では、9つ設けられている。複数のカートリッジ側端子521のそれぞれは、導電性を有する金属材料で構成される。複数のカートリッジ側端子521が配置された回路基板50の表面は、挿入方向D1に対して傾斜している。具体的には、回路基板50の表面は、-Z方向成分と-Y方向成分とを含む方向を向いて、挿入方向D1に対して傾斜する。記憶装置525には、カートリッジ4に関する情報、例えば、インクの色や液体残量が記憶されている。
図16および図17に示すように、供給部配置室461は、取付状態において液体供給部442を収容するために設けられた空間である。供給部配置室461は、アダプター402のうちで、挿入方向D1である+Y方向側、かつ、アダプター底壁44cと、アダプター第1側壁45cと、アダプター第2側壁46cとに囲まれた部分に形成されている。供給部配置室461は、アダプター402の内面側において、挿入開口部446に対してアダプター取付部9が位置する+Z方向側に形成されているとも言える。
図16に示すように、挿入開口部446は、アダプター底壁44cの内面と外面とを貫通するように形成された孔である。挿入開口部446は、アダプター底壁44cのうち、供給部配置室461が位置する部分に形成されている。本実施形態では、挿入開口部446は、アダプター底壁44cのうちでアダプター後壁47cに近い側に配置されている。挿入開口部446内には、取付状態において、液体供給部442の他端側が配置されている。液体供給部442の中心軸CA2が、挿入開口部446を通るように液体供給部442は配置される。カートリッジ4の装着過程において、カートリッジ装着部6の液体導入部642が、挿入開口部446に挿通される。挿入開口部446および液体供給部442は、挿入方向D1に沿った方向であるY方向について、第1液体収容体401Aの長手方向における中央部Cと、後壁47側の端部との間の領域に位置する。
アダプター側係合部411~418は、第1液体収容体401Aに設けられた収容体側係合部911~918と係合する係合機構である。本実施形態では、図16および図17に示すように、8つのアダプター側係合部411~418がアダプター402に設けられている。具体的には、アダプター402は、第1アダプター側係合部411と、第2アダプター側係合部412と、第3アダプター側係合部413と、第4アダプター側係合部414と、第5アダプター側係合部415と、第6アダプター側係合部416とを有する。さらに、アダプター402は、第7アダプター側係合部417と、第8アダプター側係合部418とを有する。アダプター側係合部411~418は、収容体側係合部911~918を受け入れるための窪みを有する凹部である。本実施形態では、アダプター側係合部411~418は、収容体側係合部911~918を受け入れ可能とするように窪んでいる。
図17に示すように、第1アダプター側係合部411と、第2アダプター側係合部412と、第3アダプター側係合部413とは、アダプター第2側壁46cの内面側に設けられている。具体的には、取付状態において、第1アダプター側係合部411は第1収容体側係合部911と、第2アダプター側係合部412は第2収容体側係合部912と、第3アダプター側係合部413は第3収容体側係合部913と係合する位置に設けられている。つまり、本実施形態では、第1アダプター側係合部411は、アダプター中央部POよりも挿入方向D1である-Y方向側に設けられている。第1アダプター側係合部411は、端子配置部500が位置する側である-Y方向側に設けられているとも言える。第2アダプター側係合部412と第3アダプター側係合部413とは、アダプター中央部POよりも取り外し方向である+Y方向側、かつ、-Y方向側から+Y方向側に向けてこの順で設けられている。第2アダプター側係合部412と第3アダプター側係合部413とは、第1アダプター側係合部411と挿入方向D1に沿った方向であるY方向において反対側に位置する挿入開口部446が形成されている側に設けられているとも言える。
図16に示すように、第4アダプター側係合部414と、第5アダプター側係合部415と、第6アダプター側係合部416とは、アダプター第1側壁45cの内面側に設けられている。具体的には、取付状態において、第4アダプター側係合部414は第4収容体側係合部914と、第5アダプター側係合部415は第5収容体側係合部915と、第6アダプター側係合部416は第6収容体側係合部916と係合する位置に設けられている。つまり、本実施形態では、第4アダプター側係合部414は、アダプター中央部POよりも挿入方向D1である-Y方向側に設けられている。第4アダプター側係合部414は、端子配置部500が位置する側である-Y方向側に設けられているとも言える。第5アダプター側係合部415と第6アダプター側係合部416とは、アダプター中央部POよりも取り外し方向である+Y方向側、かつ、-Y方向側から+Y方向側に向けてこの順で設けられている。第5アダプター側係合部415と第6アダプター側係合部416とは、第4アダプター側係合部414とY方向において反対側に位置する端子配置部500が形成されている側に設けられているとも言える。よって、本実施形態では、アダプター中央部POにアダプター側係合部は設けられていない。
図16に示すように、第7アダプター側係合部417は、アダプター前壁42cの内面側において、第7収容体側係合部917と係合する位置に設けられている。第7アダプター側係合部417は、挿入方向D1である-Y方向側の端部に設けられているとも言える。
図17に示すように、第8アダプター側係合部418は、アダプター後壁47cの内面側において、第8収容体側係合部918と係合する位置に設けられている。第8アダプター側係合部418は、取り外し方向である+Y方向側の端部に設けられているとも言える。第7アダプター側係合部417と第8アダプター側係合部418とは、Y方向において反対側に位置する。
A-6.アダプター取付部へのアダプターの取付態様:
本実施形態では、図10~図17に示した取付機構90としての8つの収容体側係合部911~918と、8つのアダプター側係合部411~418とが係合することで、アダプター402が液体収容体401の構成要素であるアダプター取付部9に取り付けられる。具体的には、液体収容体401の底壁44と、アダプター402のアダプター底壁44cとが対向した状態において、両者を接近させる。ここで、取付状態とするために液体収容体401とアダプター402とを接近させる方向を取付方向とする。本実施形態では、取付方向はZ方向と一致する。さらに、取付方向において、収容体側係合部911~918とアダプター側係合部411~418とを当接させて、収容体側係合部911~918を形成する突起をアダプター側係合部411~418に嵌め込む。これにより、収容体側係合部911~918と、対応する位置に設けられたアダプター側係合部411~418とが係合する。なお、アダプター側係合部411~418の形成位置、形成数、および、形状は、これに限られるものではない。アダプター側係合部411~418は、収容体側係合部と係合する位置において少なくとも1箇所以上設けられていればよい。
本実施形態では、図10~図17に示した取付機構90としての8つの収容体側係合部911~918と、8つのアダプター側係合部411~418とが係合することで、アダプター402が液体収容体401の構成要素であるアダプター取付部9に取り付けられる。具体的には、液体収容体401の底壁44と、アダプター402のアダプター底壁44cとが対向した状態において、両者を接近させる。ここで、取付状態とするために液体収容体401とアダプター402とを接近させる方向を取付方向とする。本実施形態では、取付方向はZ方向と一致する。さらに、取付方向において、収容体側係合部911~918とアダプター側係合部411~418とを当接させて、収容体側係合部911~918を形成する突起をアダプター側係合部411~418に嵌め込む。これにより、収容体側係合部911~918と、対応する位置に設けられたアダプター側係合部411~418とが係合する。なお、アダプター側係合部411~418の形成位置、形成数、および、形状は、これに限られるものではない。アダプター側係合部411~418は、収容体側係合部と係合する位置において少なくとも1箇所以上設けられていればよい。
図18は、第1カートリッジ4Aの底面図である。図19は、第1カートリッジ4Aの正面図である。図20は、第1カートリッジ4Aの背面図である。本実施形態では、収容体側係合部911~918と、アダプター側係合部411~418とが係合することで、図18~図20に示すように、液体収容体401にアダプター402が取り付けられたカートリッジ4が形成される。
A-7.第2カートリッジの詳細構成:
図21は、第2カートリッジ4Bの正面図である。図22は、第2カートリッジ4Bの背面図である。なお、第2カートリッジ4Bにおいて、第1カートリッジ4Aと同様の構成については、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
図21は、第2カートリッジ4Bの正面図である。図22は、第2カートリッジ4Bの背面図である。なお、第2カートリッジ4Bにおいて、第1カートリッジ4Aと同様の構成については、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
第2カートリッジ4Bの第2液体収容部450Bと、第1カートリッジ4Aの第1液体収容部450Aとは、本体41の幅方向における寸法が異なる。本実施形態では、図19および図21に示すように、第1液体収容部450Aよりも第2液体収容部450Bの方が、幅方向としてのX方向における寸法が小さい。これにより、第2カートリッジ4Bに形成された第2液体収容部450Bの幅方向における寸法は、第1カートリッジ4Aに形成された第1液体収容部450Aの幅方向における寸法よりも小さくなる。よって、第2液体収容部450Bが収容できる液体の量は、第1液体収容部450Aが収容できる液体の量よりも小さい。換言すると、第2液体収容部450Bの容積は、第1液体収容部450Aの容積よりも小さい。
このとき、第2カートリッジ4Bの構成は、液体収容部450の幅方向における寸法と、カートリッジ側識別部材430が形成するパターン形状と、を除いて、第1カートリッジ4Aの構成と同一である。すなわち、第1カートリッジ4Aと第2カートリッジ4Bとのそれぞれにおけるアダプター取付部9およびアダプター402の形状は同一である。そのため、液体収容部450の容積が異なるカートリッジ4A,4Bについて、アダプター402を共通に用いることができる。よって、既存のカートリッジ4から液体収容部450の容積を変更する場合や、液体収容部450の容積が異なる複数のカートリッジ4を設計する場合に、カートリッジ4全体を再設計することなく、液体収容部450の形状を変更できる。
なお、挿入方向D1と直交する方向を幅方向、挿入方向D1と幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、第1液体収容部450Aと第2液体収容部450Bとは、高さ方向における寸法が異なっていてもよい。このようにしても、液体収容部450の容積が異なるカートリッジ4A,4Bについて、アダプター402を共通に用いることができる。
上記実施形態によれば、カートリッジ4は、液体収容部450と液体供給部442とを有する液体収容体401と、液体収容体401を印刷装置10側に連結させるアダプター402と、が別体に構成される。このとき、液体収容体401のアダプター取付部9とアダプター402とは、液体収容部450の容積に関わらず、予め定められた一定の形状を有する。アダプター402は、アダプター取付部9に設けられた取付機構90であって、予め定められた一定の取付機構90によって取り付けられる。これにより、既存のカートリッジ4から液体収容部450の容積を変更する場合や、液体収容部450の容積が異なる複数のカートリッジ4を設計する場合に、カートリッジ4全体を再設計することなく、液体収容部450の形状を変更できる。さらに、カートリッジ4において再設計の対象となる部分が減ることにより、カートリッジ4の再設計に要する時間を低減できる。
また、上記実施形態によれば、既存のカートリッジ4から液体収容部450の容積を変更する場合や、液体収容部450の容積が異なる複数のカートリッジ4を設計する場合に、カートリッジ4全体の金型を作成することなく、液体収容部450の金型を作成すればよい。これにより、金型の作成に要する費用を低減できる。
また、上記実施形態によれば、取付機構90は、予め定められた位置関係に形成された複数の収容体側係合部911~918を有する。アダプター402は、端子配置部500と、液体供給部442と、複数の収容体側係合部911~918と係合するアダプター側係合部411~418とを有する。別体に構成された液体収容体401とアダプター402とは、収容体側係合部911~918と、アダプター側係合部411~418とが係合することで、カートリッジ装着部6に装着可能となる。これにより、液体収容体401とアダプター402とを複数の箇所において固定できる。そのため、取付状態の液体収容体401からアダプター402が意図せずに外れる可能性を低減できる。
また、上記実施形態によれば、液体収容体401とアダプター402とが別体に構成される。このとき、液体収容体401のアダプター取付部9とアダプター402とは、予め定められた一定の形状を有する。これにより、液体収容部450の幅方向と高さ方向との少なくとも1方向における寸法を変更することで、液体収容部450の容積を変更する場合にも、アダプター402を共通に用いることができる。
また、上記実施形態によれば、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。これにより、アダプター402の形状が統一されるため、生産開発段階における管理が容易になる。
B.第2実施形態:
図23は、第2実施形態における第1カートリッジ4Arの側面図である。図24は、第2実施形態における第2カートリッジ4Brの側面図である。本実施形態では、アダプター402の構成と収容体側係合部911~918の構成とが第1実施形態とは異なる。その他の構成および各構成要素における機能については、第1実施形態と同様である。同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図23は、第2実施形態における第1カートリッジ4Arの側面図である。図24は、第2実施形態における第2カートリッジ4Brの側面図である。本実施形態では、アダプター402の構成と収容体側係合部911~918の構成とが第1実施形態とは異なる。その他の構成および各構成要素における機能については、第1実施形態と同様である。同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、アダプター402は、端子配置部500を含む第1部分402sと、第1部分402sと別体に構成され、挿入開口部446を含む第2部分402tとを有する。第1部分402sは、アダプター取付部9のうちで、挿入先端面側である-Y方向側に取り付けられる。第2部分402tは、アダプター取付部9のうちで、液体供給部442が形成される+Y方向側に取り付けられる。第1部分402sと第2部分402tとはそれぞれ、アダプター取付部9を受け入れるために-Z方向側に窪んでおり、アダプター取付部9が位置する+Z方向側の上面が開口した凹形状である。
第1部分402sは、端子配置部500を有する。第2部分402tは、供給部配置室461と、挿入開口部446とを有する。各構成要素500,461,446の機能は、第1実施形態と同様である。なお、第1部分402sと第2部分402tとの少なくとも一方において、図18に示したようなカートリッジ側識別部材430や供給部位置決め部448などが設けられていてもよい。
第1部分402sは、第1部分前壁42sと、第1部分底壁44sと、第1部分第1側壁45sと、第1部分第2側壁46sと、第1部分後壁47sと、を有する。第1部分402sの凹形状は、この5つの壁42s,44s,45s,46s,47sによって形成される。以下において、各壁42s,44s,45s,46s,47sのうちで、装着状態においてカートリッジ装着部6の収容室61側に位置する面を外面、外面とは反対側の面を内面と呼ぶ。
第1部分前壁42sと第1部分後壁47sとは、挿入方向D1に沿ったY方向において対向する。第1部分底壁44sは、取付状態のとき、高さ方向に沿ったZ方向において第1液体収容体401Aの底壁44およびアダプター取付部9の取付底壁44aと対向する。第1部分第1側壁45sと第1部分第2側壁46sとは、幅方向に沿ったX方向において対向する。
第1部分前壁42sは、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に挿入される挿入方向D1側である-Y方向側に位置する。第1部分後壁47sは、取り外し方向である+Y方向側の面を形成する。第1部分底壁44sは、装着状態において重力方向側である-Z方向側に位置する。つまり、第1部分底壁44sは、図3に示す接続方向D2の接続先端面側に位置する。第1部分底壁44sは、第1部分前壁42sと第1部分後壁47sとに交差する。第1部分第1側壁45sは、第1側壁45と第1取付側壁45aとが位置する-X方向側に位置する。第1部分第2側壁46sは、第2側壁46と第2取付側壁46aとが位置する+X方向側に位置する。第1部分第1側壁45sと第1部分第2側壁46sとはそれぞれ、第1部分前壁42sと第1部分底壁44sと第1部分後壁47sと交差する。
第2実施形態における端子配置部500は、第1部分前壁42sの外面側と第1部分底壁44sの外面側とが交差するコーナー部89に配置されている。
第2部分402tは、第2部分前壁42tと、第2部分底壁44tと、第2部分第1側壁45tと、第2部分第2側壁46tと、第2部分後壁47tと、を有する。第2部分402tの凹形状は、この5つの壁42t,44t,45t,46t,47tによって形成される。以下において、各壁42t,44t,45t,46t,47tのうちで、装着状態においてカートリッジ装着部6の収容室61側に位置する面を外面、外面とは反対側の面を内面と呼ぶ。
第2部分前壁42tと第2部分後壁47tとは、挿入方向D1に沿ったY方向において対向する。第2部分底壁44tは、取付状態のとき、高さ方向に沿ったZ方向において第1液体収容体401Aの底壁44およびアダプター取付部9の取付底壁44aと対向する。第2部分第1側壁45tと第2部分第2側壁46tとは、幅方向に沿ったX方向において対向する。
第2部分前壁42tは、カートリッジ4がカートリッジ装着部6に挿入される挿入方向D1側である-Y方向側に位置する。第2部分後壁47tは、取り外し方向である+Y方向側の面を形成する。第2部分底壁44tは、装着状態において重力方向側である-Z方向側に位置する。つまり、第2部分底壁44tは、図3に示す接続方向D2の接続先端面側に位置する。第2部分底壁44tは、第2部分前壁42tと第2部分後壁47tとに交差する。第2部分第1側壁45tは、第1側壁45と第1取付側壁45aとが位置する-X方向側に位置する。第2部分第2側壁46tは、第2側壁46と第2取付側壁46aとが位置する+X方向側に位置する。第2部分第1側壁45tと第2部分第2側壁46tとはそれぞれ、第2部分前壁42tと第2部分底壁44tと第2部分後壁47tと交差する。
本実施形態では、供給部配置室461は、第2部分402tのうちで、挿入方向D1に沿った方向であるY方向における中央部に形成されている。すなわち、供給部配置室461は、第2部分402tの壁42t,44t,45t,46t,47tに囲まれた部分に形成されている。供給部配置室461は、第2部分402tの内面側において、挿入開口部446に対してアダプター取付部9が位置する+Z方向側に形成されているとも言える。
本実施形態では、挿入開口部446は、第2部分底壁44tの内面と外面とを貫通するように形成された孔である。挿入開口部446は、第2部分底壁44tのうち、供給部配置室461が位置する部分に形成されている。本実施形態では、挿入開口部446は、第2部分底壁44tのうちで幅方向であるX方向および挿入方向D1に沿った方向であるY方向における中央部に形成されている。
アダプター取付部9は、第1部分402sを取り付けるための取付機構90としての第1取付機構901と、第2部分402tを取り付けるための取付機構90としての第2取付機構902と、を有する。本実施形態では、第1取付機構901は、カートリッジ4の種類に関わらず共通に用いるために一定の形状を有する。本実施形態では、第1取付機構901は、予め定められた位置関係に形成された3つの一方側係合部911s,914s,917sである。具体的には、第1取付機構901は、一方側第1係合部911s、一方側第2係合部914s、および、一方側第3係合部917sで構成される。第2取付機構902は、カートリッジ4の種類に関わらず共通に用いるために一定の形状を有する。本実施形態では、第2取付機構902は、予め定められた位置関係に形成された5つの他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tである。具体的には、第2取付機構902は、他方側第1係合部912t、他方側第2係合部913t、他方側第3係合部915t、他方側第4係合部916t、および、他方側第5係合部918tで構成される。一方側係合部911s,914s,917sは、後述する一方側対応係合部411s,414s,417sと係合するための突起である。他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tは、後述する他方側対応係合部412t,413t,415t,416t,418tと係合するための突起である。以下において、第1部分402sと第2部分402tとがそれぞれ、アダプター取付部9に取り付けられた状態を「取付状態」と呼ぶ。
図23に示すように、一方側第1係合部911sは、第2取付側壁46aのうちで、アダプター取付部9の取付中央部PAよりも取付前壁42a側である-Y方向側に設けられている。一方側第1係合部911sは、取付状態において、第1部分402sの挿入先端面側である-Y方向側の端部に備えられた端子配置部500が位置する側に設けられているとも言える。一方側第2係合部914sは、第1取付側壁45aのうちで、アダプター取付部9の取付中央部PAよりも取付前壁42a側である-Y方向側に設けられている。一方側第2係合部914sは、取付状態において、上述した端子配置部500が位置する側に設けられているとも言える。一方側第3係合部917sは、取付前壁42aと取付底壁44aとが交差する位置に設けられている。一方側第3係合部917sは、取付状態において、上述した端子配置部500が位置する側に設けられているとも言える。
図23に示すように、他方側第1係合部912tと、他方側第2係合部913tとは、第2取付側壁46aのうちで、アダプター取付部9の取付中央部PAよりも取付後壁47a側である+Y方向側に設けられている。他方側第1係合部912tと、他方側第2係合部913tとは、取付状態において、端子配置部500が配置される側とはY方向において反対側に位置する液体供給部442が形成されている側に設けられているとも言える。他方側第3係合部915tと、他方側第4係合部916tとは、第1取付側壁45aのうちで、アダプター取付部9の取付中央部PAよりも取付後壁47a側である+Y方向側に設けられている。他方側第3係合部915tと、他方側第4係合部916tとは、上述した液体供給部442が形成されている側に設けられているとも言える。他方側第5係合部918tは、取付底壁44aと取付後壁47aとが交差する位置に設けられている。他方側第5係合部918tは、上述した液体供給部442が位置する側に設けられているとも言える。なお、一方側係合部911s,914s,917sおよび他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tの形成位置、形成数、および、形状は、これに限られるものではない。第1取付機構901としての一方側係合部911s,914s,917sは、第1部分402sを取付可能とするように少なくとも1箇所以上設けられていればよい。第2取付機構902としての他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tは、第2部分402tを取付可能とするように少なくとも1箇所以上設けられていればよい。
図23に示すように、第1部分402sは、第1取付機構901としての一方側係合部911s,914s,917sとそれぞれ係合する係合機構としての一方側対応係合部411s,414s,417sを有する。一方側対応係合部411s,414s,417sは、突起状の一方側係合部911s,914s,917sを受け入れるための窪みを有する凹部である。一方側第1対応係合部411sは、一方側第1係合部911sと係合する位置に設けられている。一方側第2対応係合部414sは、一方側第2係合部914sと係合する位置に設けられている。一方側第3対応係合部417sは、一方側第3係合部917sと係合する位置に設けられている。
第2部分402tは、第2取付機構902としての他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tとそれぞれ係合する係合機構としての他方側対応係合部412t,413t,415t,416t,418tを有する。他方側対応係合部412t,413t,415t,416t,418tは、突起状の他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tを受け入れるための窪みを有する凹部である。他方側第1対応係合部412tは、他方側第1係合部912tと係合する位置に設けられている。他方側第2対応係合部413tは、他方側第2係合部913tと係合する位置に設けられている。他方側第3対応係合部415tは、他方側第3係合部915tと係合する位置に設けられている。他方側第4対応係合部416tは、他方側第4係合部916tと係合する位置に設けられている。他方側第5対応係合部418tは、他方側第5係合部918tと係合する位置に設けられている。なお、本実施形態では、アダプター取付部9のアダプター中央部POには、第1部分402sと第2部分402tとのいずれも取り付けられていない。
本実施形態では、3つの一方側係合部911s,914s,917sと、3つの一方側対応係合部411s,414s,417sとが係合する。さらに、5つの他方側係合部912t,913t,915t,916t,918tと、対応する位置に設けられた5つの他方側対応係合部412t,413t,415t,416t,418tと、が係合する。これにより、第1部分402sと第2部分402tとは、アダプター取付部9に取り付けられる。
図23および図24に示すように、第2カートリッジ4Brと第1カートリッジ4Arとは、液体収容部450の幅方向と挿入方向D1とにおける寸法がそれぞれ異なる。本実施形態では、第1液体収容部450Aよりも第2液体収容部450Bの方が、幅方向であるX方向における寸法が小さい。また、本実施形態では、第1液体収容部450Aよりも第2液体収容部450Bの方が、挿入方向D1に沿った方向であるY方向における寸法が小さい。これにより、第2カートリッジ4Brに形成された第2液体収容部450Bの幅方向と挿入方向とにおける寸法は、第1カートリッジ4Arに形成された第1液体収容部450Aの幅方向と挿入方向とにおける寸法よりも小さく形成される。よって、第2液体収容部450Bが収容できる液体の量は、第1液体収容部450Aが収容できる液体の量よりも小さい。換言すると、第2液体収容部450Bの容積は、第1液体収容部450Aの容積よりも小さい。
このとき、第2カートリッジ4Brの構成は、第2液体収容部450Bにおける幅方向と挿入方向との寸法を除いて、第1カートリッジ4Arと同一である。すなわち、第1カートリッジ4Arと第2カートリッジ4Brとのそれぞれにおけるアダプター取付部9およびアダプター402の形状は同一である。そのため、液体収容部450の容積が異なるカートリッジ4Ar,4Brについて、アダプター402としての第1部分402sと第2部分402tとを共通に用いることができる。よって、既存のカートリッジ4から液体収容部450の容積を変更する場合や、液体収容部450の容積が異なる複数のカートリッジ4を設計する場合に、カートリッジ4全体を再設計することなく、液体収容部450の形状を変更できる。
なお、挿入方向D1と直交する方向を幅方向、挿入方向D1と幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、第1液体収容部450Aと第2液体収容部450Bとは、高さ方向における寸法が異なっていてもよい。このようにしても、液体収容部450の容積が異なるカートリッジ4Ar,4Brについて、アダプター402としての第1部分402sと第2部分402tとを共通に用いることができる。
上記実施形態であっても、カートリッジ4は、液体収容部450と液体供給部442とを有する液体収容体401と、液体収容体401を印刷装置10側に連結させるアダプター402としての第1部分402sと第2部分402tと、が別体に構成される。このとき、液体収容体401のアダプター取付部9とアダプター402としての第1部分402sおよび第2部分402tとは、液体収容部450の容積に関わらず予め定められた一定の形状を有する。これにより、既存のカートリッジ4から液体収容部450の容積を変更する場合や、液体収容部450の容積が異なる複数のカートリッジ4を設計する場合に、カートリッジ4全体を再設計することなく、液体収容部450の形状を変更できる。さらに、カートリッジ4において再設計の対象となる部分が減ることにより、カートリッジ4の再設計に要する時間を低減できる。さらに、カートリッジ4全体の金型を作成することなく、液体収容部450の金型を作成すればよいため、金型の作成に要する費用を低減できる。
上記実施形態であれば、アダプター402は、端子配置部500を含む第1部分402sと、挿入開口部446を含む第2部分402tと、によって構成される二体型である。このとき、液体収容体401のアダプター取付部9とアダプター402を構成する第1部分402sと第2部分402tとは、予め定められた一定の形状を有する。これにより、液体収容部450の挿入方向と幅方向と高さ方向との少なくとも1方向における寸法を変更することで、液体収容部450の容積を変更する場合にも、アダプター402を共通に用いることができる。
C-1.他の実施形態1:
上記実施形態では、取付機構90としての突起状の収容体側係合部911~918をアダプター側係合部411~418に係合させることで、アダプター402を液体収容部450のアダプター取付部9に取り付けていた。しかし、取付機構90はこれに限られるものではない。アダプター402は、取付機構90としての収容体側係合部911~918とアダプター側係合部411~418との係合に代えて、例えば、取付機構90としてのネジやピンによってアダプター取付部9に取り付けられてもよい。この場合、アダプター402には、ネジやピンを挿通させるための挿通孔を設ければよい。アダプター取付部9には、ネジやピンの頭部とは反対側の軸部を受け入れるための固定孔を設ければよい。このような形態であっても、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。
上記実施形態では、取付機構90としての突起状の収容体側係合部911~918をアダプター側係合部411~418に係合させることで、アダプター402を液体収容部450のアダプター取付部9に取り付けていた。しかし、取付機構90はこれに限られるものではない。アダプター402は、取付機構90としての収容体側係合部911~918とアダプター側係合部411~418との係合に代えて、例えば、取付機構90としてのネジやピンによってアダプター取付部9に取り付けられてもよい。この場合、アダプター402には、ネジやピンを挿通させるための挿通孔を設ければよい。アダプター取付部9には、ネジやピンの頭部とは反対側の軸部を受け入れるための固定孔を設ければよい。このような形態であっても、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。
C-2.他の実施形態2:
上記実施形態では、取付機構90としての突起状の収容体側係合部911~918をアダプター側係合部411~418に係合させることで、アダプター402を液体収容部450のアダプター取付部9に取り付けていた。しかし、取付機構90はこれに限られるものではない。アダプター402は、取付機構90としての収容体側係合部911~918とアダプター側係合部411~418との係合に代えて、例えば、取付機構90としてのテープなどの接着材によってアダプター取付部9に取り付けられてもよい。この場合、アダプター402とアダプター取付部9とにそれぞれ、接着材を貼付ないし塗布するための取付領域を設ければよい。このような形態であっても、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。
上記実施形態では、取付機構90としての突起状の収容体側係合部911~918をアダプター側係合部411~418に係合させることで、アダプター402を液体収容部450のアダプター取付部9に取り付けていた。しかし、取付機構90はこれに限られるものではない。アダプター402は、取付機構90としての収容体側係合部911~918とアダプター側係合部411~418との係合に代えて、例えば、取付機構90としてのテープなどの接着材によってアダプター取付部9に取り付けられてもよい。この場合、アダプター402とアダプター取付部9とにそれぞれ、接着材を貼付ないし塗布するための取付領域を設ければよい。このような形態であっても、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。
C-3.他の実施形態3:
上記実施形態では、取付機構90としての突起状の収容体側係合部911~918を凹部であるアダプター側係合部411~418に係合させることで、アダプター402を液体収容部450のアダプター取付部9に取り付けていた。しかし、取付機構90はこれに限られるものではない。アダプター402とアダプター取付部9とは、挿入方向D1に沿った方向であるY方向にスライドさせることで取り付けてもよい。この場合、アダプター402とアダプター取付部9とのそれぞれにおいて、取付機構90として、例えば、両者を当接させた状態でスライドさせることによって装着可能なスライド機構を設ければよい。このような形態であっても、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。
上記実施形態では、取付機構90としての突起状の収容体側係合部911~918を凹部であるアダプター側係合部411~418に係合させることで、アダプター402を液体収容部450のアダプター取付部9に取り付けていた。しかし、取付機構90はこれに限られるものではない。アダプター402とアダプター取付部9とは、挿入方向D1に沿った方向であるY方向にスライドさせることで取り付けてもよい。この場合、アダプター402とアダプター取付部9とのそれぞれにおいて、取付機構90として、例えば、両者を当接させた状態でスライドさせることによって装着可能なスライド機構を設ければよい。このような形態であっても、液体収容部450の容積に関わらず、アダプター402を共通に用いることができる。
C-4.他の実施形態4:
上記実施形態では、ブラックのインクを第1液体収容部450Aに収容し、他のカラーインクを第1液体収容部450Aよりも容積が小さい第2液体収容部450Bに収容していた。しかし、本開示はこれに限られるものではない。第1液体収容部450Aおよび第2液体収容部450Bに収容される液体は、上記に限られず、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックとは異なる色のインクであってもよい。また、着色とは異なる他の機能を付与するために使用されるインクであってもよい。
上記実施形態では、ブラックのインクを第1液体収容部450Aに収容し、他のカラーインクを第1液体収容部450Aよりも容積が小さい第2液体収容部450Bに収容していた。しかし、本開示はこれに限られるものではない。第1液体収容部450Aおよび第2液体収容部450Bに収容される液体は、上記に限られず、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックとは異なる色のインクであってもよい。また、着色とは異なる他の機能を付与するために使用されるインクであってもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の第1形態によれば、カートリッジが提供される。このカートリッジは、装置側端子と、液体を受け入れる液体導入部と、を有する印刷装置のカートリッジ装着部に対して着脱可能に装着され、前記印刷装置に供給される前記液体を収容するための液体収容部と、前記液体収容部に収容された前記液体を前記液体導入部に供給可能とする液体供給部と、アダプター取付部と、を有する液体収容体と、前記アダプター取付部に取り付けられたアダプターであって、前記装置側端子と電気的に接続されるカートリッジ側端子が配置される端子配置部と、前記液体導入部が挿通される挿入開口部と、を有するアダプターと、を備え、前記アダプター取付部は、前記アダプターを取り付けるための予め定められた一定の取付機構を有する。この形態によれば、液体収容体のアダプター取付部とアダプターとは、液体収容部の容積に関わらず一定の形状を有する。これにより、液体収容部の容積を変更する場合に、カートリッジ全体を再設計することなく、液体収容部の形状を変更できる。
(2)上記形態において、前記取付機構は、予め定められた位置関係に形成された複数の収容体側係合部を有し、前記アダプターは、前記複数の収容体側係合部と係合することで前記液体収容体が取り付けられる複数のアダプター側係合部を有してもよい。この形態によれば、別体に構成された液体収容体とアダプターとは、収容体側係合部と、アダプター側係合部とが係合することで、カートリッジ装着部に装着可能となる。これにより、液体収容体とアダプターとを複数の箇所において固定できる。そのため、取付状態の液体収容体からアダプターが意図せずに外れる可能性を低減できる。
(3)上記形態において、前記アダプターは、前記端子配置部を含む第1部分と、前記第1部分と別体に構成され、前記挿入開口部を含む第2部分とを有し、前記アダプター取付部は、前記第1部分を取り付けるための前記取付機構としての第1取付機構と、前記第2部分を取り付けるための前記取付機構としての第2取付機構と、を有し、前記第1部分は、前記第1取付機構によって前記アダプター取付部に取り付けられ、前記第2部分は、前記第2取付機構によって前記アダプター取付部に取り付けられていてもよい。この形態によれば、液体収容体のアダプター取付部とアダプターとは、液体収容部の容積に関わらず一定の形状を有する。これにより、液体収容部の容積を変更する場合に、カートリッジ全体を再設計することなく、液体収容部の形状を変更できる。
(4)本開示の第2形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を有する印刷装置と、上記形態に記載の前記カートリッジと、を備え、前記カートリッジ装着部は、前記カートリッジとしての第1カートリッジと、前記カートリッジとしての第2カートリッジと、を含む複数の前記カートリッジが着脱可能に装着され、前記第1カートリッジは、前記液体収容部としての第1液体収容部を有し、前記第2カートリッジは、前記第1液体収容部と容積が異なる前記液体収容部としての第2液体収容部を有する。この形態によれば、液体収容体のアダプター取付部とアダプターとは、液体収容部の容積に関わらず一定の形状を有する。そのため、既存のカートリッジから液体収容部の容積を変更する場合や、液体収容部の容積が異なる複数のカートリッジを設計する場合に、カートリッジ全体を再設計することなく、液体収容部の形状を変更できる。
(5)上記形態において、前記挿入方向と直交する方向を幅方向、前記挿入方向と前記幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、前記第1液体収容部と、前記第2液体収容部とは、前記幅方向と、前記高さ方向と、の少なくとも1方向の寸法が異なることによって、前記第1液体収容部の容積と、前記第2液体収容部の容積と、が異なってもよい。この形態によれば、液体収容部における幅方向と高さ方向との少なくとも1方向における寸法を変更することによって、液体収容部の容積を変更する場合にも、アダプターを共通に用いることができる。
(6)本開示の第3の形態によれば、印刷システムが提供される。この印刷システムは、カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を有する印刷装置と、上記形態に記載の前記カートリッジと、を備え、前記カートリッジ装着部は、前記カートリッジとしての第1カートリッジと、前記カートリッジとしての第2カートリッジと、を含む複数の前記カートリッジが着脱可能に装着され、前記第1カートリッジは、前記液体収容部としての第1液体収容部を有し、前記第2カートリッジは、前記第1液体収容部と容積が異なる前記液体収容部としての第2液体収容部を有し、前記挿入方向と直交する方向を幅方向、前記挿入方向と前記幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、前記第1液体収容部と、前記第2液体収容部とは、前記挿入方向と、前記幅方向と、前記高さ方向と、の少なくとも1方向の寸法が異なることによって、前記第1液体収容部の容積と、前記第2液体収容部の容積と、が異なる。この形態によれば、液体収容部の挿入方向と幅方向と高さ方向との少なくとも1方向における寸法を変更することで、液体収容部の容積を変更する場合にも、アダプターを共通に用いることができる。
(7)上記形態において、前記第1液体収容部の容積は、前記第2液体収容部の容積よりも大きく、前記第1液体収容部に収容される前記液体は、ブラックのインクであり、前記第2液体収容部に収容される前記液体は、前記ブラックとは異なる色のインクであってもよい。この形態によれば、ブラックのインクの使用頻度が多い場合に、第2液体収容部よりも容積が大きい第1液体収容部にブラックのインクを収容できる。
上述した本開示の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本開示の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本開示の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本開示の独立した一形態とすることも可能である。
本開示は、カートリッジ、および、印刷システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、カートリッジ、および、印刷システムの製造方法、カートリッジのカートリッジ装着部への装着機構などの形態で実現することができる。
1…印刷システム、2…印刷用紙、4,4C,4M,4Y,4K…カートリッジ、4A,4Ar…第1カートリッジ、4B,4Br…第2カートリッジ、6…カートリッジ装着部、8…キャップ部材、9…アダプター取付部、10…印刷装置、11…前面カバー、13…交換用カバー、15…操作ボタン、20…キャリッジ、22…吐出ヘッド、24…チューブ、30…駆動機構、31…制御部、32…タイミングベルト、34…駆動モーター、41…本体、42…前壁、42a…取付前壁、42c…アダプター前壁、42s…第1部分前壁、42t…第2部分前壁、43…上壁、44…底壁、44a…取付底壁、44c…アダプター底壁、44s…第1部分底壁、44t…第2部分底壁、45…第1側壁、45a…第1取付側壁、45c…アダプター第1側壁、45s…第1部分第1側壁、45t…第2部分第1側壁、46…第2側壁、46a…第2取付側壁、46c…アダプター第2側壁、46s…第1部分第2側壁、46t…第2部分第2側壁、47…後壁、47a…取付後壁、47c…アダプター後壁、47s…第1部分後壁、47t…第2部分後壁、50…回路基板、61…収容室、61C,61M,61Y,61K…スロット、62…第2装置壁、63…装置上壁、64…装置底壁、65…第1装置側壁、66…第2装置側壁、67…第1装置壁、70…装置側端子部、73…保持機構、89…コーナー部、90…取付機構、401…液体収容体、401A…第1液体収容体、401B…第2液体収容体、402…アダプター、402s…第1部分、402t…第2部分、411…第1アダプター側係合部、411s…一方側第1対応係合部、412…第2アダプター側係合部、412t…他方側第1対応係合部、413…第3アダプター側係合部、413t…他方側第2対応係合部、414…第4アダプター側係合部、414s…一方側第2対応係合部、415…第5アダプター側係合部、415t…他方側第3対応係合部、416…第6アダプター側係合部、416t…他方側第4対応係合部、417…第7アダプター側係合部、417s…一方側第3対応係合部、418…第8アダプター側係合部、418t…他方側第5対応係合部、430…カートリッジ側識別部材、442…液体供給部、446…挿入開口部、448…供給部位置決め部、450…液体収容部、450A…第1液体収容部、450B…第2液体収容部、461…供給部配置室、497…カートリッジ係合部、500…端子配置部、521…カートリッジ側端子、525…記憶装置、602,602a,602b…装置案内部、610…支持部材、611…第1支持側壁、612…第2支持側壁、613…主壁、614…装置開口部、625…第2付勢部材、630…装置側識別部材、642…液体導入部、642a…基端部、642b…先端部、644…装置側供給部位置決め部、644a…一端部、644b…他端部、674…挿抜開口部、677…係合形成体、697…装着係合部、698…回転支点、699…液体貯留部、721…装置側端子、739…コネクター、750…端子保持部、780…第1付勢部材、782…取付部材、901…第1取付機構、902…第2取付機構、911…第1収容体側係合部、911s…一方側第1係合部、912…第2収容体側係合部、912t…他方側第1係合部、913…第3収容体側係合部、913t…他方側第2係合部、914…第4収容体側係合部、914s…一方側第2係合部、915…第5収容体側係合部、915t…他方側第3係合部、916…第6収容体側係合部、916t…他方側第4係合部、917…第7収容体側係合部、917s…一方側第3係合部、918…第8収容体側係合部、918t…他方側第5係合部、C…中央部、CA1,CA2…中心軸、D1…挿入方向、D2…接続方向、D3…接続解除方向、Fa,Ft1…外力、P1…第1突出部、P2…第2突出部、PA…取付中央部、PO…アダプター中央部、Rp…端子回転支点
Claims (7)
- 装置側端子と、液体を受け入れる液体導入部と、を有する印刷装置のカートリッジ装着部に対して着脱可能に装着されるカートリッジであって、
前記印刷装置に供給される前記液体を収容するための液体収容部と、前記液体収容部に収容された前記液体を前記液体導入部に供給可能とする液体供給部と、アダプター取付部と、を有する液体収容体と、
前記アダプター取付部に取り付けられたアダプターであって、前記装置側端子と電気的に接続されるカートリッジ側端子が配置される端子配置部と、前記液体導入部が挿通される挿入開口部と、を有するアダプターと、を備え、
前記アダプター取付部は、前記アダプターを取り付けるための予め定められた一定の取付機構を有する、カートリッジ。 - 請求項1に記載のカートリッジであって、
前記取付機構は、予め定められた位置関係に形成された複数の収容体側係合部を有し、
前記アダプターは、前記複数の収容体側係合部と係合することで前記液体収容体が取り付けられる複数のアダプター側係合部を有する、カートリッジ。 - 請求項1または請求項2に記載のカートリッジであって、
前記アダプターは、前記端子配置部を含む第1部分と、前記第1部分と別体に構成され、前記挿入開口部を含む第2部分とを有し、
前記アダプター取付部は、前記第1部分を取り付けるための前記取付機構としての第1取付機構と、前記第2部分を取り付けるための前記取付機構としての第2取付機構と、を有し、
前記第1部分は、前記第1取付機構によって前記アダプター取付部に取り付けられ、
前記第2部分は、前記第2取付機構によって前記アダプター取付部に取り付けられている、カートリッジ。 - 印刷システムであって、
カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を有する印刷装置と、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の前記カートリッジと、を備え、
前記カートリッジ装着部は、前記カートリッジとしての第1カートリッジと、前記カートリッジとしての第2カートリッジと、を含む複数の前記カートリッジが着脱可能に装着され、
前記第1カートリッジは、前記液体収容部としての第1液体収容部を有し、
前記第2カートリッジは、前記第1液体収容部と容積が異なる前記液体収容部としての第2液体収容部を有する、印刷システム。 - 請求項4に記載の印刷システムであって、
挿入方向と直交する方向を幅方向、前記挿入方向と前記幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、
前記第1液体収容部と、前記第2液体収容部とは、前記幅方向と、前記高さ方向と、の少なくとも1方向の寸法が異なることによって、前記第1液体収容部の容積と、前記第2液体収容部の容積と、が異なる、印刷システム。 - 印刷システムであって、
カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を有する印刷装置と、
請求項3に記載の前記カートリッジと、を備え、
前記カートリッジ装着部は、前記カートリッジとしての第1カートリッジと、前記カートリッジとしての第2カートリッジと、を含む複数の前記カートリッジが着脱可能に装着され、
前記第1カートリッジは、前記液体収容部としての第1液体収容部を有し、
前記第2カートリッジは、前記第1液体収容部と容積が異なる前記液体収容部としての第2液体収容部を有し、
挿入方向と直交する方向を幅方向、前記挿入方向と前記幅方向とに直交する方向を高さ方向とするとき、
前記第1液体収容部と、前記第2液体収容部とは、前記挿入方向と、前記幅方向と、前記高さ方向と、の少なくとも1方向の寸法が異なることによって、前記第1液体収容部の容積と、前記第2液体収容部の容積と、が異なる、印刷システム。 - 請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載の印刷システムであって、
前記第1液体収容部の容積は、前記第2液体収容部の容積よりも大きく、
前記第1液体収容部に収容される前記液体は、ブラックのインクであり、
前記第2液体収容部に収容される前記液体は、前記ブラックとは異なる色のインクである、印刷システム。
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