JP2005193656A - 記録装置 - Google Patents

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JP2005193656A JP2004353311A JP2004353311A JP2005193656A JP 2005193656 A JP2005193656 A JP 2005193656A JP 2004353311 A JP2004353311 A JP 2004353311A JP 2004353311 A JP2004353311 A JP 2004353311A JP 2005193656 A JP2005193656 A JP 2005193656A
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Abstract

【課題】 記録媒体の記録に関与する複数の装置を最小限の駆動モータで駆動することができる記録装置と液体噴射装置を提供すること。
【解決手段】 記録媒体の記録に関与する複数の装置50、156、164、170を1つのモータ175を切り替えて駆動する。複数の装置は、記録媒体を挟持して搬送する第1のローラ及び第1の従動ローラ並びに第1のローラから搬送されてくる記録媒体を挟持して記録部へ搬送する第2のローラ及び第2の従動ローラを備えた給送装置と、移動自在なキャリッジに搭載された記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対向配置された記録搬送部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、記録した記録媒体を排出する排出装置である。これにより、記録装置の消費電力を抑え、小型化することができる。
【選択図】 図27

Description

本発明は、記録媒体を供給する供給装置と、記録媒体を挟持して搬送する第1のローラ及び第1の従動ローラ並びに第1のローラから搬送されてくる記録媒体を挟持して記録部へ搬送する第2のローラ及び第2の従動ローラを備えた給送装置と、移動自在なキャリッジに搭載された記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対向配置された記録搬送部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、記録した記録媒体を排出する排出装置と、記録ヘッドをクリーニングして特性を維持するクリーニング装置と、記録媒体を検出する光検出装置とを備えた記録装置と液体噴射装置に関する。
記録媒体として例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズの用紙にまで記録できる大型の記録装置の1つであるインクジェット式プリンタがある。このような大型のインクジェット式プリンタは、重量のある用紙を取り扱う関係上、小型のインクジェット式プリンタのように背面側から給紙して前面側に排紙することが困難であるため、前面側で給排紙するようになっている。
すなわち、インクジェット式プリンタの前面には、給紙トレイと排紙トレイが配設されている。そして、給紙トレイに収納された用紙は、供給装置の給紙ローラにより取り出され、給送装置の反転ローラ及びその従動ローラで挟持されて反転される。そして、光検出装置により検出されて頭出しやスキュー取り等が行われ、給送装置の紙送りローラ及びその従動ローラで挟持されて記録部に給紙されつつ記録される。そして、排出装置の排紙ローラ及びその従動ローラとしてのギザローラで挟持されて排紙トレイに排紙されるようになっている。
さらに、このインクジェット式プリンタは、異なる厚さの用紙に対して記録ヘッドとのギャップが常に同一となるように調整可能なギャップ調整装置が備えられている。また、記録ヘッドの目詰まり等を防止するために、記録ヘッドをキャップで封止しポンプで吸引してクリーニングするクリーニング装置が備えられている。
特開平11−124271号公報 特開2002−67428号公報
上述したインクジェット式プリンタは、供給装置、給送装置、排出装置、ギャップ調整装置、クリーニング装置を備えているため、各装置を駆動するための駆動モータが必要である。しかし、各装置に駆動モータをそれぞれ備えると、消費電力が増大し、また、大型化するという問題がある。また、光検出装置としては、一般的にフォトリフレクタが使用されるが、外部光の入射や自発光の反射により誤動作するおそれがある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、記録媒体の記録に関与する複数の装置を最小限の駆動モータで駆動することができる記録装置と液体噴射装置を提供することにある。
また、本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、記録媒体の光検出装置の検出精度を高精度に維持することができる記録装置と液体噴射装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録媒体の記録に関与する複数の装置を1つのモータを切り替えて駆動することを特徴としている。これにより、記録装置の消費電力を抑え、小型化することができる。また、前記複数の装置は、前記記録媒体を挟持して搬送する第1のローラ及び第1の従動ローラ並びに前記第1のローラから搬送されてくる前記記録媒体を挟持して記録部へ搬送する第2のローラ及び第2の従動ローラを備えた給送装置と、移動自在なキャリッジに搭載された記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対向配置された記録搬送部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、記録した記録媒体を排出する排出装置であることを特徴としている。
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録媒体の記録に関与する複数の装置のグループを同時に動力切替することを特徴としている。これにより、記録装置の消費電力をさらに抑え、より小型化することができる。また、前記複数の装置のグループは、前記記録媒体を供給する供給装置及び記録ヘッドをクリーニングして特性を維持するクリーニング装置のグループと、前記記録媒体を挟持して搬送する第1のローラ及び第1の従動ローラ並びに前記第1のローラから搬送されてくる前記記録媒体を挟持して記録部へ搬送する第2のローラ及び第2の従動ローラを備えた給送装置、移動自在なキャリッジに搭載された記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対向配置された記録搬送部とのギャップを調整するギャップ調整装置及び記録した記録媒体を排出する排出装置のグループであることを特徴としている。
上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する液体噴射装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙及びロール状の用紙に記録できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向に長く延びる略直方体状のハウジング101で覆われている。
このハウジング101の上面には、矩形状の窓部102が形成されている。この窓部102は、透明もしくは半透明の窓カバー103によって覆われている。窓カバー103は、その上部の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー103を持ち上げて窓部102を開放することにより、窓部102を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、記録用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の上部には、プリンタ動作を指示する操作部110が配設されている。操作部110は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン111と、状態を表示する液晶パネル112等を備えている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン111を操作することができる。
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の下部には、廃液タンク120が抜き差しされるタンク収納部106が形成されている。この廃液タンク120は、記録ヘッド162(図5参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インクを貯留する。ユーザは、廃液タンク120を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インクの廃棄作業等を行うことができる。
ハウジング101の背面には、ロール状の用紙を給紙する給紙部130が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部130の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能な図示しないロール紙ホルダが配設され、給紙部130の前面には、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー131が図示しないロール紙ホルダを覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー131を持ち上げて給紙部130を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー131の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。
ハウジング101の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部104の間には、記録前のカットされた用紙及び記録後のカットされた用紙またはロール状の用紙を積載する給排紙トレイ200が抜き差しされる給排紙部140が形成されている。なお、この給排紙部140は、搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙を手差しで給紙することが可能なようにも形成されている。
この給排紙部140には、給排紙トレイ200の前部が差し込まれ、給排紙トレイ200の後部が突き出るようにして固定される。給排紙トレイ200は、カセット型に形成されており、内部に記録前の給紙されるカットされた用紙が積層収納され、上部に記録後の排紙されるカットされた用紙またはロール状の用紙が積層載置されるようなっている。このような給排紙トレイ200の詳細構造について、図2〜図4を参照して以下説明する。
図2は、上記給排紙トレイ200の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。この給排紙トレイ200は、箱状に形成された給紙トレイ210と、この給紙トレイ210の上面を覆う蓋状に形成された排紙トレイ230を備えている。給排紙トレイ200は、給排紙方向に伸縮自在に形成されており、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズのカットされた用紙に対応可能になっている。
図3及び図4は、給排紙トレイ200が装着された給排紙部140を示す斜視図である。カットされた用紙を積層載置する場合は、図3に示すように、ロール紙案内部240は排紙部材239aの上面に格納した状態、すなわち排紙部材239aの上面はフラットな面にする。これにより、排紙ローラ155(図5参照)を通って排紙されるカットされた用紙は、断面がL字状に形成された案内部145の側面及び底面と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
なお、案内部145の底面には、スポンジマット145aが貼着されている。このスポンジマット145aは、1枚目のカットされた用紙を載置した後、2枚目のカットされた用紙が排紙されてきたとき、2枚目のカットされた用紙の先端が1枚目のカットされた用紙を突付いて排紙受け面から突き落としてしまうことを防止するための滑り止めの機能を有している。
一方、ロール状の用紙を積層載置する場合は、図4に示すように、排紙部材239aの上面に格納されているロール紙案内部240の第1の案内板241の他長辺側にユーザが指を掛けて後方に向かって旋回させる。すると、第2の案内板242が第1の案内板241に引っ張られて、長手方向の一端側が持ち上げられ、長手方向の他端側が排紙部材239aの上面に形成されている溝239aaに沿って後方に摺動する。そして、第1の案内板241と第2の案内板242とがなす角度が鋭角になるまで、第1の案内板241を旋回させる。
これにより、第2の案内板242は、その長手方向の一端側が案内部の側面の頂部に近接して滑り台状になる。このため、排紙ローラを通って排紙されるロール状の用紙がカールしていても、その先端が案内部側に巻き込まれてしまうことはなく、その先端は滑り台状の第2の案内板242上を滑走して排紙部材239a〜239dの上面側に導かれる。したがって、ロール状の用紙は、第2の案内板242と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
図5は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング101内には、給排紙部140、記録部160、搬送部150等が配設されている。給排紙部140には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ141、給紙ローラ142、分離部材143等が配設されている。ホッパ141は、カットされた用紙が載置可能な平板状に形成されており、一端が給紙ローラ142と分離部材143の近傍に位置し、他端が装着されている給排紙トレイ200の給紙部210の底面に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ141は、一端側の裏面にハウジング101の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ144の他端が取り付けられており、この圧縮バネ144の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。
給紙ローラ142は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ141上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離部材143は、上面が粗面に形成されており、給紙ローラ142によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。ここで、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との関係について図6を参照して説明する。
図6は、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との接触状態を示す図である。図6(A)は、ホッパ141上に最大枚数のカットされた用紙Pが載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、最上層のカットされた用紙P1が給紙ローラ142の切り欠き部分には接触せず、少なくとも円弧開始点142a以降の円周に接触するように調節されている。
また、図6(B)は、ホッパ141上に最小枚数(1枚)のカットされた用紙P1が載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、そのカットされた用紙P1が給紙ローラ142の円弧開始点142aから少し回転した点142bに接触するように調節されている。この接触点142bは、接触点142bから円弧終了点142cまでの円周長さが、用紙P1の先端psからサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aまでの間隔と同一長aとなるときの点である。
以上のように調節することにより、ホッパ141上に載置されるカットされた用紙Pが最大枚数以下であれば、最上層のカットされた用紙P1の先端psがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに届くまで、カットされた用紙P1は給紙ローラ142からレリースされないので、カットされた用紙P1をサブローラ151に確実に受け渡すことができ、給紙ミスを無くすことができる。
搬送部150には、用紙を搬送するためのサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152c及び紙送りローラ153とその従動ローラ154と、排紙ローラ155とその従動ローラ156、用紙を検知する検知センサ157a、157b等が配設されている。さらに、上記サブローラ151に対する従動ローラ152a、152b、152cの当接・離間と、紙送りローラ153に対する従動ローラ154の当接・離間を駆動する従動ローラ駆動装置50を備えている。
サブローラ151は、給紙トレイ210から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ230に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ152a、152b、152cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ151は、給紙部130から給紙されるロール状の用紙を排紙部230に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ152cとともに挟持して搬送させるようになっている。
紙送りローラ153は、反転搬送されてきたカットされた用紙もしくは給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ154とともに挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。排紙ローラ155は、プラテン163を通過してくる用紙を単独で支持し、あるいは従動ローラ156とともに挟持して排紙トレイ230上へ排紙するようになっている。検知センサ157aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ157bは、反転搬送されてくるカットされた用紙もしくは搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。
従動ローラ156は、排紙ローラ155上に搬送されてくる用紙の記録面に対し当接または離間するギザローラ11及びコロローラ12と、これらのローラ11、12の当接・離間を切り替える切替軸14を備えている。ギザローラ11は、周面に鋸刃状の突起が形成されており、用紙の記録面に食い込んで用紙を排紙ローラ155と挟持することにより確実に搬送するようになっている。
コロローラ12は、周面が滑らかに形成されており、用紙の記録面を押圧して用紙を排紙ローラ155と挟持することにより確実に搬送するようになっている。そして、切替軸14の周面には、ギザローラ11とコロローラ12とギザローラ11やコロローラ12が配設されていないレリース部13が円周方向に所定間隔を空けて配設され、かつこれらが軸方向に所定間隔を空けて複数組配設されている。
このような従動ローラ156によれば、切替軸14を回転させることにより、ギザローラ11とコロローラ12、ギザローラ11とレリース部13、コロローラ12とレリース部13を任意に切り替えることができる。このギザローラ11とレリース部13またはコロローラ12とレリース部13の切替は、用紙の記録面に対するギザローラ11またはコロローラ12の当接・離間を擬似的に行っていることになる。したがって、上記各切替により多くの属性の用紙に対応することができる。なお、従動ローラ156には、ギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の3種を各1個ずつ配設するようにしたが、これに限定されるものではなく、1種以上を2個以上で任意の組み合わせで配設するようにしても良い。
記録部160には、キャリッジ161と、記録ヘッド162、プラテン163及び支持リブ164等が配設されている。キャリッジ161は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジモータによってキャリッジベルト165が作動すると、キャリッジベルト165の動きに連行され、図示しないガイド軸に案内されて用紙上を搬送直交方向に往復移動するようになっている。さらに、キャリッジ161は、下方の用紙に向けてインク滴を吐出可能な記録ヘッド162が搭載されている。
記録ヘッド162は、例えば2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ダークイエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの6色のインク滴をそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からプラテン163上の用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。プラテン163は、その上面である記録案内面163aにて、紙送りローラ153及び従動ローラ154から排紙ローラ155及び従動ローラ156に向かって搬送される用紙を支持して案内し、あるいは支持リブ164とともに支持して案内するようになっている。
ここで、多くの属性の用紙、すなわち厚さの異なる用紙に対し記録可能とするために、キャリッジ161に搭載されている記録ヘッド162のノズル形成面と、プラテン163の記録案内面163a上に搬送されてきた用紙の記録面とのギャップを調整する本発明の特徴的な部分であるギャップ調整機構170が配設されている。主ガイド軸61及び副ガイド軸62は、偏心した回転軸を中心に軸回転可能に構成されており、ギャップ調整機構170は、主ガイド軸61及び副ガイド軸62を同期回転させることにより、上記ギャップが常に一定となるように調整する。
支持リブ164は、プラテン163の記録案内面163aに形成されているスリットから突き出しまたは引っ込むリブ21と、このリブ21の突出・引込を切り替える切替軸22を備えている。リブ21は、略三角形の板状に形成されており、円弧状の一角部が記録案内面163aから突き出て用紙を支持するようになっている。切替軸22は、両端がプラテン163の側面に軸支持されている。そして、切替軸22の周面には、リブ21が軸方向に所定間隔を空けて複数個配設されている。
このような支持リブ164によれば、切替軸22を回転させることにより、プラテン163の記録案内面163aに形成されているスリットにおいて、リブ21における円弧状の一角部と平坦な部分とを任意に切り替えることができる。すなわち、プラテン163の記録案内面163aに形成されているスリットに、リブ21の円弧状の一角部を位置決めすることによりリブ21を突き出させることができ、リブ21の平坦な部分を位置決めすることによりリブ21を引っ込めることができる。したがって、上記切替により後で詳述する多くの属性の用紙に対応することができる。
図7は、上記従動ローラ駆動装置50とその周辺部の詳細構成を示す斜視図である。従動ローラ駆動装置50は、揺動部材51、52、カム軸53、ギア機構54、55を備えている。揺動部材51は、一端に従動ローラ152cが回転自在に取り付けられ、他端がカム軸53に当接され、中央の軸51aを中心に揺動するようになっている。揺動部材52は、一端に従動ローラ154が回転自在に取り付けられ、他端がカム軸53に当接され、中央の軸52aを中心に揺動するようになっている。
カム軸53は、揺動部材51を動作させるカム53a(図8参照)と、揺動部材52を動作させるカム53b(図10参照)とが別々に設けられている。そして、カム軸53の一端には、ギア機構54に噛み合う間欠ギア53cと、ギア機構55に噛み合う間欠ギア53dとがそれぞれ嵌入されている。ギア機構54は、図示しないモータの駆動力の伝達をカム軸53の間欠ギア53cに断続させる遊星ギア54aを備えている。ギア機構55は、カム軸53の間欠ギア53dと噛み合うギア55aが形成された回動自在であって手動操作可能なレバー55bを備えている。このような構成において、その動作を図を参照して説明する。
図8及び図9は、従動ローラ152cのみを動作させる場合を示す図である。図8に示す状態では、従動ローラ152cはサブローラ151に当接し、従動ローラ154は、紙送りローラ153に当接している。このとき、遊星ギア54aは間欠ギア53cから離間しており、カム53aは揺動部材51の他端から離間している。なお、レバー55bは当接位置に位置しており、図示していないがカム53bは揺動部材52の他端から離間している。
そして、図9に示す状態では、図示しないモータ駆動により遊星ギア54aが間欠ギア53cと噛み合って間欠ギア53cを回転させる。これにより、カム53aは揺動部材51の他端を押圧するので、揺動部材51の一端に軸支されている従動ローラ152cはサブローラ151から離間する。
用紙の給紙時には、用紙をサブローラ151から紙送りローラ153へ確実に受け渡すため、図8に示すように従動ローラ152cはサブローラ151に当接し、従動ローラ154は紙送りローラ153に当接している必要がある。一方、用紙の記録時には、従動ローラ152cがサブローラ151に当接していると紙送り精度に悪影響を与えるため、図9に示すように従動ローラ152cはサブローラ151から離間し、従動ローラ154は紙送りローラ153に当接している必要がある。
図10及び図11は、従動ローラ152c及び従動ローラ154を同時動作させる場合を示す図である。図10に示す状態では、従動ローラ152cはサブローラ151に当接し、従動ローラ154は、紙送りローラ153に当接している。このとき、遊星ギア54aは間欠ギア53cから離間しており、図示していないがカム53aは揺動部材51の他端から離間している。また、レバー55bは当接位置に位置しており、カム53bは揺動部材52の他端から離間している。
そして、図11に示す状態では、レバー55bを当接位置からレリース位置に手動操作することによりギア55aが間欠ギア53dと噛み合って回転させる。これにより、図示しないカム53aは揺動部材51の他端を押圧するので、揺動部材51の一端に軸支されている従動ローラ152cはサブローラ151から離間する。また、カム53bは揺動部材52の他端を押圧するので、揺動部材52の一端に軸支されている従動ローラ154は紙送りローラ153から離間する。
用紙の給紙時には、用紙をサブローラ151から紙送りローラ153へ確実に受け渡すため、図10に示すように従動ローラ152cはサブローラ151に当接し、従動ローラ154は紙送りローラ153に当接している必要がある。一方、用紙を手差しする時には、従動ローラ152cがサブローラ151に当接し、従動ローラ154が紙送りローラ153に当接していると用紙と従動ローラ152cが、154とが干渉するため、図11に示すように従動ローラ152c及び従動ローラ154はサブローラ151及び紙送りローラ153から離間している必要がある。
図12は、上記キャリッジ161の周辺部の詳細構成を示す斜視図、図13は、その平面図、図14は、そのA−A線断面図である。キャリッジ161の背面側には、主ガイド軸61が主走査方向に配設され、キャリッジ161の前面側には、副ガイド軸62が主ガイド軸61と略平行に並設されている。主ガイド軸61及び副ガイド軸62は、丸棒状に形成されており、図示しないサイドフレームに両端が支持固定されている。
主ガイド軸61には、一端部から他端部まで延びる長尺矩形状の主ガイド板63が配設され、副ガイド軸62には、一端部から他端部まで延びる長尺矩形状の副ガイド板64が配設されている。主ガイド板63及び副ガイド板64は、主ガイド軸61及び副ガイド軸62のキャリッジ161側の略半周面を覆うように、周方向にそれぞれ2枚並設されている。すなわち、各2枚の主ガイド板63及び副ガイド板64は、主ガイド軸61及び副ガイド軸62の対向する略半周面の上部と下部をそれぞれ覆うように配設されている。
そして、主ガイド板63及び副ガイド板64は、長辺側の両端部が主ガイド軸61側及び副ガイド軸62側に若干折り曲げられて断面が略C字形状に形成されている。このような断面形状にすることにより、主ガイド軸61及び副ガイド軸62の周面に主ガイド板63及び副ガイド板64を取り付けたとき、主ガイド軸61及び副ガイド軸62の周面には主ガイド板63及び副ガイド板64の長辺側の両端先端部が接触し、主ガイド板63及び副ガイド板64の中央部は主ガイド軸61及び副ガイド軸62の周面から若干浮き上がった状態、すなわち遊びが形成されることになる。
キャリッジ161は、背面側の両端部に同一の摺動部70が配設されているとともに、前面側の両端部に同一の摺動部80が配設されている。摺動部70には、2つのラジアルベアリング71が上下に略直角の開角配置となるように、キャリッジ161にネジ止めされている固定台座72に取り付けられている。すなわち、2つのラジアルベアリング71は、主ガイド軸61に取り付けられている2枚の主ガイド板63にそれぞれ当接して、主ガイド板63の長尺方向に沿って摺動可能なように固定台座72に軸支持されている。
摺動部80には、2つのラジアルベアリング81が上下に略直角の開角配置となるように、キャリッジ161に可動自在に装着されている可動台座82に取り付けられている。すなわち、2つのラジアルベアリング81は、副ガイド軸62に取り付けられている2枚の副ガイド板64にそれぞれ当接して、副ガイド板64の長尺方向に沿って摺動可能なように可動台座82に軸支持されている。可動台座82は、一端が固定台座72に固定されている軸83の他端が、バネ84を介して貫装されている。したがって、可動台座82は、軸83に沿って可動自在となっている。なお、可動台座82近傍の軸83の支持部分の長さを調整することにより、可動台座82が可動するときのガタを取り除くことができる。
このような構成のキャリッジ161によれば、摺動部70、80は主ガイド軸61及び副ガイド軸62と直接接触しなくなるので、主ガイド軸61及び副ガイド軸62の摩耗を無くすことができる。したがって、キャリッジ161の主走査方向の往復移動を高精度に保つことができる。さらに、主ガイド板63及び副ガイド板64を摩耗し難い材料、例えばステンレスにより作成することにより、主ガイド板63及び副ガイド板64の摩耗も減少させることができるので、さらにキャリッジ161の主走査方向の往復移動を高精度に保つことができる。
また、摺動部80のラジアルベアリング81が、バネ84の復元力により副ガイド軸62に取り付けられた副ガイド板64を押圧しているので、その反力により摺動部70のラジアルベアリング71は、主ガイド板63を押圧して遊び分だけ撓ませ、主ガイド軸61に押し付けることができる。したがって、キャリッジ161は、常に主ガイド軸61に沿って摺動することになるので、主走査方向の往復移動を高精度に保つことができる。なお、従来使用していたスラストベアリングの代わりにラジアルベアリング71、81を使用しているので、コスト的にも安価なものとすることができる。
ここで、上述したように主ガイド軸61は両端がサイドフレームに支持固定されているため、径方向に掛かるバネ84による荷重により撓むおそれがある。そこで、この荷重を支えるための支持部材65が、主ガイド軸61の中央の背面側に配設されている。ただし、用紙の厚みが異なっても、キャリッジ161に搭載されている記録ヘッド162のノズル形成面と、プラテン163の記録案内面163a上に搬送されてきた用紙の記録面とのギャップを常に一定とするために、主ガイド軸61は偏心した回転軸を中心に軸回転可能となっている。このため、単純な支持部材を主ガイド軸61の中央の背面側に配設した場合には、主ガイド軸61の軸回転位置によっては支持部材と主ガイド軸61との間に隙間が発生する場合がある。そこで、この隙間の発生を防止するため、支持部材65は以下のような構成となっている。
図15は、上記支持部材65の詳細を示す斜視図、図16は、その断面図である。この支持部材65は、押さえ部材65aと調整部材65bを備えている。押さえ部材65aは、主ガイド軸61の背面側に配設されているフレーム107にネジ止め固定されている。調整部材65bは、主ガイド軸61の中央の背面側に埋設されている。そして、押さえ部材65aと調整部材65bが当接することにより、主ガイド軸61の径方向に掛かるバネ84による荷重を支えるようになっている。
押さえ部材65aの当接面は、フラットな面に形成されているが、調整部材65bの当接面は、主ガイド軸61の偏心した回転軸Rからの距離が、軸回転位置によって変化せず、常に一定となる曲面に形成されている。これにより、主ガイド軸61を軸回転させて上記ギャップ調整を行っても、支持部材65と主ガイド軸61との間に隙間は発生しない。したがって、支持部材65は主ガイド軸61の径方向に掛かるバネ84による荷重を常に支えることができ、この荷重による撓みの発生を防止して記録精度を高精度に維持することができる。
図17は、本発明の特徴的な部分であるギャップ調整機構170とその周辺部を示す平面図、図18(A)、(B)は、その右側面図及び左側面図、図19は、右側側面の詳細を示す斜視図、図20(A)、(B)は、左側側面の詳細を示す斜視図である。このギャップ調整機構170は、主ガイド軸61及び副ガイド軸62を偏心させた状態で支持する偏心ブッシュ171a、171b、172a、172b、一方の側の偏心ブッシュ171a、172aを同期回転させるベルト173、このベルト173の両側にテンションを掛けるテンションプーリ174を備えている。さらに、モータ175及び偏心ブッシュ171a、172aとモータ175とを連結するギア機構176、主ガイド軸61及び副ガイド軸62を固定する第1固定部材177及び第2固定部材178を備えている。
各偏心ブッシュ171a、171b、172a、172bは、図17〜図20に示すように、主ガイド軸61及び副ガイド軸62の両端が固定され、図示しない両サイドフレームに回転自在に取り付けられている。これにより、主ガイド軸61及び副ガイド軸62を偏心回転させることができる。ベルト173は、図17〜図19に示すように、偏心ブッシュ171a、172a間に掛け渡されている。これにより、ギアを使用したときに生じるバックラッシュを無くすことができる。テンションプーリ174は、図17〜図19に示すように、図示しないサイドフレームにネジ止め固定されている。これにより、主ガイド軸61と副ガイド軸62の回転時の位相ズレを防止することができる。
ギア機構176は、図17〜図19に示すように、偏心ブッシュ171aの一端に嵌入されたブッシュギア176a、モータ175と噛み合う第1中間ギア176b、この第1中間ギア176bと噛み合う遊星ギア176c、この遊星ギア176cと断続的に噛み合う第2中間ギア176d、この第2中間ギア176dと噛み合う第3中間ギア176e、この第3中間ギア176eとブッシュギア176aに噛み合う第4中間ギア176fを備えている。遊星ギア176cは、モータ175の正逆回転によりギャップ調整駆動と切替軸14、22の切替駆動及び従動ローラ152a、152b、152cのレリース駆動とを切り替える機能を有している。
第1固定部材177は、図17〜図20に示すように、各偏心ブッシュ171a、171b、172a、172bに固定されている。この第1固定部材177は、主ガイド軸61と副ガイド軸62の成す平面の水平度を調整した後に、図示しない両サイドフレームにネジ止め固定される。第2固定部材178は、図17、図18、図20に示すように、他方の側の偏心ブッシュ171bに取り付けられている。この第2固定部材178は、主ガイド軸61と副ガイド軸62の偏心回転によるギャップを調整した後に、偏心ブッシュ171bに一体形成されているフランジ部171baにネジ止め固定される。
なお、ギャップ調整時はキャリッジ161が上下動するため、主ガイド軸61及び副ガイド軸62との間に配設されている主ガイド板63及び副ガイド板64がずれるおそれがある。しかし、主ガイド板63及び副ガイド板64はサイドフレームにガタを持たせて取り付けられているので、簡略的に板金調芯を行うことができ、さらにその後、キャリッジ161を主走査方向に往復移動させることにより、主ガイド板63及び副ガイド板64をならして完全に板金調芯を行うことができる。
このような構成のギャップ調整機構170によれば、自動的に主ガイド軸61と副ガイド軸62を同位相で偏心回転させてキャリッジ161を上下動させることができる。したがって、キャリッジ161に搭載されている記録ヘッド162のノズル形成面と、プラテン163の記録案内面163a上に搬送されてきた用紙の記録面とのギャップを用紙の厚みが異なっても常に一定とする高精度なギャップ調整を行うことができる。
なお、ギャップ調整時はキャリッジ161が上下動するため、キャリッジ161の認識センサもそれに同期して上下動するようになっている。また、キャリッジ161の位置センサを構成するリニアエンコーダスケールは、キャリッジ161に取り付けられているリニアエンコーダと非接触の状態を保つ必要があるため、リニアエンコーダスケールの両側に取り付けられているレバーで調整できるようになっている。
図21及び図22は、上記従動ローラ156の詳細構成を示す斜視図、図9は、その概略三面図である。なお、図22は、図21におけるレバー40を取り外した状態を示している。従動ローラ156は、排紙ローラ155上に搬送されてくる用紙の記録面に対し当接または離間するギザローラ11及びコロローラ12と、これらのローラ11、12の当接・離間を切り替える切替軸14を備えている。
ギザローラ11は、周面に鋸刃状の突起が形成されており、用紙の記録面に食い込んで用紙を排紙ローラ155と挟持することにより確実に搬送するようになっている。コロローラ12は、周面が滑らかに形成されており、用紙の記録面を押圧して用紙を排紙ローラ155と挟持することにより確実に搬送するようになっている。切替軸14は、両端がフレーム15に形成されている楕円状の穴15aに軸回転可能に、かつ穴15a内で移動可能に軸支持されている。そして、切替軸14の周面には、ギザローラ11とコロローラ12とギザローラ11やコロローラ12が配設されていない図5に示すレリース部13が円周方向に所定間隔を空けて配設され、かつこれらが軸方向に所定間隔を空けて複数組配設されている。
このような従動ローラ156によれば、切替軸14を回転させることにより、ギザローラ11とコロローラ12、ギザローラ11とレリース部13、コロローラ12とレリース部13を任意に切り替えることができる。このギザローラ11とレリース部13またはコロローラ12とレリース部13の切替は、用紙の記録面に対するギザローラ11またはコロローラ12の当接・離間を擬似的に行っていることになる。したがって、上記各切替により後で詳述する多くの属性の用紙に対応することができる。なお、従動ローラ156には、ギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の3種を各1個ずつ配設するようにしたが、これに限定されるものではなく、1種以上を2個以上で任意の組み合わせで配設するようにしても良い。
上述した従動ローラ156の切替軸14と支持リブ164の切替軸22は、ギア機構30により連動するようになっている。このギア機構30は、切替軸14の一端に嵌入されたローラギア31、切替軸22の一端に嵌入されたリブギア32、これらのローラギア31とリブギア32の間で噛み合う第1中間ギア33及び第2中間ギア34、この第2中間ギア34と断続的に噛み合う遊星ギア35を備えている。この遊星ギア35は、図示しないモータの正逆回転により切替軸14、22の切替駆動と従動ローラ152a、152b、152cのレリース駆動とを切り替える機能を有している。
さらに、ギア機構30は、ローラギア31と第1中間ギア33と第2中間ギア34の各軸を連結するとともにフレーム15にバネ36を介して係止されているアーム37、切替軸14の一端に嵌入された位置決めカム38(図22参照)、アーム37にバネ39を介して係止されているとともに位置決めカム38に係止されている位置決めレバー40(図23参照)、アーム37の位置によりオンオフするリミットスイッチ41を備えている。また、切替軸14の他端に嵌入された位相検出カム42(図23参照)、この位相検出カム42の位置によりオンオフするリミットスイッチ43(図23参照)を備えている。
バネ36はアーム37を下方に付勢しており、これにより切替軸14は通常は穴15a内の下方の定位置に位置決めされるようになっている。位置決めカム38の周面には、切替軸14の切替位置、すなわちギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の切替位置に合わせて3箇所の位置決め用切り欠き38aが設けられている。位置決めレバー40は、一端に位置決めカム38の位置決め用切り欠き38aに噛み合う突起40aが設けられており、突起40aが位置決めカム38の周面に沿って摺動可能なように、アーム37の側面にスライド自在に取り付けられている。
バネ39は位置決めレバー40をスライド方向に付勢しており、これにより位置決めレバー40の突起40aは位置決めカム38の周面に常時押圧されるようになっている。位相検出カム42の周面には、切替軸14の切替位置、すなわちギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の切替位置に合わせて3箇所の位相検出用切り欠き42aが設けられている。
このようなギア機構30によれば、モータの駆動力は、遊星ギア35を介して第2中間ギア34からリブギア32に伝達されるとともに第1中間ギア33を経てローラギア31に伝達される。したがって、切替軸22と切替軸14を連動させてリブ21の突出・引込の切替及びギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の切替を同時に行うことができる。なお、ギア機構の代わりにプーリとベルト機構によっても従動ローラ156の切替軸14と支持リブ164の切替軸22を連動させることができる。
このギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の切替が行われるとき、切替軸14の回転に伴って位置決めカム38及び位相検出カム42が回転し、位置決めレバー40の突起40aが位置決めカム38の位置決め用切り欠き38aから外れて周面に沿って摺動するとともに、リミットスイッチ43のレバーが位相検出カム42の位相検出用切り欠き42aから外れて周面に沿って摺動する。このリミットスイッチ43からの信号により、上記切替動作中であることを確実に検知することができる。なお、何らかの外的要因で、切替軸14が穴15a内の下方の定位置から浮き上がるような異常が発生した場合、アーム37がリミットスイッチ41から離れるので、このリミットスイッチ41からの信号により、上記異常の発生を確実に検知することができる。
そして、位置決めレバー40の突起40aが位置決めカム38の位置決め用切り欠き38aに再び噛み合うとともに、リミットスイッチ43のレバーが位相検出カム42の位相検出用切り欠き42aに再び噛み合ったとき、ギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の切替が完了する。このように、位置決めレバー40の突起40aと位置決めカム38の位置決め用切り欠き38aとを噛み合せているので、ギザローラ11とコロローラ12とレリース部13の位相を確実に合わせることができる。また、リミットスイッチ43からの信号により、上記切替動作が完了したことを確実に検知することができる。
図24は、従動ローラ156と支持リブ164の切替状態を具体的に示す図である。図24(A)は、従動ローラ156がレリース部13に切り替わり、ギザローラ11とコロローラ12が排紙ローラ155から離間した状態となっており、支持リブ164はリブ21がプラテン163の記録案内面163aから引っ込んだ状態となっている。図24(B)は、従動ローラ156がギザローラ11またはコロローラ12に切り替わり、ギザローラ11またはコロローラ12が排紙ローラ155に当接した状態となっており、支持リブ164はリブ21がプラテン163の記録案内面163aから引っ込んだ状態となっている。
図24(C)は、従動ローラ156がギザローラ11またはコロローラ12に切り替わり、ギザローラ11またはコロローラ12が排紙ローラ155に当接した状態となっており、支持リブ164はリブ21がプラテン163の記録案内面163aから突き出た状態となっている。このような切替を行うことにより、用紙の属性に最適な排紙形態とすることができる。
図25は、用紙の属性に対応した従動ローラ156と支持リブ164の切替状態を示す図である。図25(1)に示すように、用紙の紙種がカット紙であり、紙状態がノーマルな状態であるときは、ギザローラ11に切り替えるとともにリブ21を突出した状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。ノーマルなカット紙の場合、ギザ痕が付き難く、また浮き上がりが発生し易いからである。
図25(2)に示すように、用紙の紙種がカット紙であり、紙状態が傷付き易いときは、コロローラ12に切り替えるとともにリブ21を突出した状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。傷付き易いカット紙の場合、周面が平滑なコロの方が傷付き難く、また浮き上がりが発生し易いからである。
図25(3)に示すように、用紙の紙種がロール紙であり、紙状態がノーマルな状態であるときは、レリース部13に切り替えるとともにリブ21を引っ込めた状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。ノーマルなロール紙の場合、カッタでカットする必要があるのでギザローラ11やコロローラ12が有ると干渉するおそれがあり、またカールしているのでリブ21が有ると擦れるおそれがあるからである。
図25(4)に示すように、用紙の紙種がロール紙であり、紙状態が薄手であるときは、レリース部13からギザローラ11に排紙のときのみ切り替えるとともにリブ21を常時引っ込めた状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。薄手のロール紙の場合、静電気が発生し易いためプラテン163等に貼り付いて排紙困難となるおそれがあり、またカールしているのでリブ21が有ると擦れるおそれがあるからである。
図25(5)に示すように、用紙の紙種がロール紙であり、紙状態が高吸湿性であるときは、レリース部13からギザローラ11に記録から排紙までの間は切り替えるとともにリブ21を常時引っ込めた状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。高吸湿性のロール紙の場合、いわゆるコックリングにより浮き上がりが発生し易いからであり、またカールしているのでリブ21が有ると擦れるおそれがあるからである。
図25(6)に示すように、用紙の紙種がロール紙であり、紙状態が短くカットするときは、レリース部13からギザローラ11に排紙のときのみ切り替えるとともにリブ21を常時引っ込めた状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。短くカットするロール紙の場合、プラテン163上で遊んで排紙困難となるおそれがあり、またカールしているのでリブ21が有ると擦れるおそれがあるからである。
図25(7)に示すように、用紙の紙種が手差し用紙であり、紙状態が厚手であるときは、レリース部13に切り替えるとともにリブ21を引っ込めた状態に切り替えることにより最適な排紙形態とすることができる。厚手の手差し用紙の場合、ギザローラ11やコロローラ12、リブ21が有ると干渉するおそれがあるからである。このようなデータはテーブルとしてインクジェット式プリンタ100の制御部に記憶させておくことにより、従動ローラ156と支持リブ164の切替を自動的に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、従動ローラ156の切替軸14と支持リブ164の切替軸22は、ギア機構30により連動するように構成したが、これに限定されるものではなく、従動ローラ156の切替軸14と支持リブ164の切替軸22は、別々のギア機構等により独自に動作するように構成しても良い。また、従動ローラ156のみを設け、支持リブ164は設けなくても多くの属性の用紙に対応することができる。
図26は、従動ローラ駆動装置50(以下、レリース切替という)、ギャップ調整機構170(以下、PG切替という)、従動ローラ156・支持リブ164(以下、排紙切替という)の動力機構の全体図、図27は、その主要部を示す図である。レリース切替は、従動ローラ152c(以下、ローラCという)を切り替える間欠ギア53c、遊星ギア54aと、従動ローラ152a(以下、ローラAという)、152b(以下、ローラBという)を切り替える間欠ギア53C、遊星ギア54Aを備えている。PG切替は、ベルト173、テンションプーリ174、ギア機構176を備えている。排紙切替は、ギア機構30を備えている。そして、レリース切替、PG切替。排紙切替は、1つのモータ175により切り替えて駆動されるようになっている。
すなわち、図27に示すように、モータ175がレリース切替側・排紙切替側に左回転(CCW)すると、遊星ギア176cがレリース/排紙切替になる。そして、モータ175が右回転(CW)すると、遊星ギア35が排紙切替になり、モータ175が左回転(CCW)すると、遊星ギア35が駆動切断となる。一方、モータ175が右回転(CW)すると、遊星ギア54AがローラA、Bレリースになるとともに遊星ギア54aがローラCレリースになり、モータ175が左回転(CCW)すると、遊星ギア54AがローラA、B押圧になるとともに遊星ギア54aがローラC押圧となる。一方、モータ175がPG切替側に右回転(CW)すると、遊星ギア176cがPG切替になる。そして、モータ175が右回転(CW)すると、PGが大となり、モータ175が左回転(CCW)すると、PGが小となる。
図28は、ホッパ141及び給紙ローラ142(以下、ASFという)/クリーニング装置90(以下、ポンプという)とPG/排紙、レリースの動力同時切替機構の全体図、図29(A)、(B)は、その主要部を示す図である。PG/排紙、レリースの切替用の遊星ギア176cと、ASF/ポンプの切替用の遊星ギア91の動力切替時、遊星ロックレバー92をアンロックさせ、各動力伝達時、遊星ロックレバー92をロックさせる。この遊星レバー92は、キャリッジ161でストロ−クさせるようになっている。
図29(A)に示すように、ASF/ポンプのモータ93がASF駆動側に回転し、モータ93が左回転(CCW)するとASFが正転し、モータ93が右回転(CW)するとASFが逆転する。一方、モータ93がポンプ駆動側に回転し、モータ93が左回転(CCW)するとワイパ94が駆動し、モータ93が右回転(CW)するとポンプ95が回転する。なお、図29(B)に示すPG/排紙、レリースのモータ175の動作は図28で説明した通りである。
図30は、上記検知センサ157bとその周辺部の詳細を示す斜視図である。この検知センサ157bは、紙送りローラ155の従動ローラ154を支持している揺動部材51に配設されている。そして、この検知センサ157bの直下のプラテン163には、穴163cが穿設されており、この穴163cの内部には、垂直の壁部163dと、この壁部163dに対して開角が略135度となる壁部163eと、壁部163dに対して開角が略90度となる壁部163fが形成されている。
検知センサ157bは、一般的にフォトリフレクタが使用されるが、外部(太陽)光の入射や自発光の反射により誤動作するおそれがある。しかし、検知センサ157bの自発光は、穴163cを通過して壁部163eの表面で略90度に反射され、さらに壁部163fの表面で略90度に反射されるので、検知センサ157bに戻ってくることはなく、誤動作を防止することができる。また、外部(太陽)光は、壁部163eの裏面で遮断されるので、検知センサ157bに入射することはなく、誤動作を防止することができる。
このような構成において、インクジェット式プリンタ100にてカットされた用紙に記録する場合の動作について図31及び図32を参照して説明する。先ず、制御部は、カットされた用紙に対応する従動ローラ156と支持リブ164の切替を自動的に行う。すなわち、従動ローラ156はギザローラ11に切り替えられ、支持リブ164のリブ21は引っ込められる。そして、給排紙部140に装着された給排紙トレイ200の給紙トレイ210内に積層収納されたカットされた用紙Pは、用紙束が給紙ローラ142の回転に機械的に同期した圧縮バネ144の復元によるホッパ141の上昇により給紙ローラ142に押付けられ、最上層のカットされた用紙Pのみが分離部材143により分離されて搬送部150へ給紙される。
そして、図31(A)に示すように、給紙されるカットされた用紙Pがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに到達すると、カットされた用紙Pのスキュー取りが行われる。このスキュー取り方法は、用紙厚によって異なる方法が採られる。すなわち、普通紙以下の薄手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端を少しだけサブローラ151とその従動ローラ152aとの間に食い込ませ、その後にローラ151、152aを逆転させてカットされた用紙を撓ませることにより、カットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。
一方、普通紙より厚手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端をサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに突き当て、給紙ローラ142をスリップさせることでカットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。なお、上記食い込み量及び突き当て量は、検知センサ157aにより検知され、この検知量にしたがってスキュー取りが制御される。
このように、用紙厚によってスキュー取り方法を異ならせるのは、薄手のカットされた用紙は腰が無いために、給紙ローラ142はカットされた用紙上でスリップせずにカットされた用紙を送り出してしまうおそれがあるからであり、厚手のカットされた用紙は薄手のカットされた用紙を貼り合わせた構造であるため、ローラ151、152aを逆転させたときに剥離してしまうおそれがあるためである。
スキュー取りが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されているサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cに挟持されてU字経路で反転、すなわち給紙方向とは逆方向に搬送される。そして、図31(B)に示すように、カットされた用紙Pの先端が検知センサ157bの検知位置DPに到達すると、カットされた用紙Pの記録開始位置決めである頭出しが行われる。
すなわち、カットされた用紙Pの先端が、検知位置DPから紙送りローラ153とその従動ローラ154の間を通って図32(A)に示す頭出し位置HPに到達するまで、検知センサ157bにより搬送量が検知され、この検知量にしたがって頭出しが制御される。なお、従来の頭出しはサブローラ151より上流側に配設されている検知センサ157aにより行っていたが、この頭出しはサブローラ151より下流側に配設されている検知センサ157bにより行うので、検知量が少なくて済み、特に用紙厚による頭出し誤差を無くして頭出し精度を高めることができる。
その後、頭出しが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている紙送りローラ153とその従動ローラ154に挟持されて記録部160へ搬送されることになる。したがって、サブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cによるカットされた用紙Pの挟持は搬送精度を悪化させる原因になるので、図32(B)に示すように、各従動ローラ152a、152b、152cはサブローラ151からレリースする。
搬送されるカットされた用紙Pは、図示しない吸引ポンプによりプラテン163上に吸着されて平坦にされ、図示しないキャリッジモータとタイミングベルトにより走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により記録される。このとき、インクジェット式プリンタ100の制御部は、例えばイエロー、ライトイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ153の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、記録が完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている排紙ローラ155とギザローラ11とに挟持されて給排紙部140へ排紙され、給排紙トレイ200の排紙トレイ230上へ積層載置される。
供給装置、給送装置、排出装置、ギャップ調整装置、クリーニング装置、検出装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。 図1のプリンタの給排紙トレイの斜視図である。 図2の給排紙トレイの使用形態を示す斜視図である。 図2の給排紙トレイの別の使用形態を示す斜視図である。 図1のプリンタの内部構成の概略を示す断面側面図である。 ホッパ上の用紙と給紙ローラとの接触状態を示す図である。 従動ローラ駆動装置とその周辺部の詳細構成を示す斜視図である。 サブローラの従動ローラのみを動作させる場合を示す第1の図である。 サブローラの従動ローラのみを動作させる場合を示す第2の図である。 サブローラの従動ローラと紙送りローラの従動ローラを動作させる場合を示す第1の図である。 サブローラの従動ローラと紙送りローラの従動ローラを動作させる場合を示す第2の図である。 キャリッジの周辺部の詳細構成を示す斜視図である。 図12の平面図である。 図13のA−A線断面図である。 支持部材の詳細を示す斜視図である。 図15の断面図である。 ギャップ調整機構とその周辺部を示す平面図である。 図17その右側面図及び左側面図である。 図17の右側側面の詳細を示す斜視図である。 図17の左側側面の詳細を示す斜視図である。 従動ローラ及び支持リブの詳細構成を示す第1の斜視図である。 従動ローラ及び支持リブの詳細構成を示す第2の斜視図である。 図21の概略三面図である。 従動ローラと支持リブの切替状態を具体的に示す図である。 用紙の属性に対応した従動ローラと支持リブの切替状態を示す図である。 レリース切替、PG切替、排紙切替の動力機構の全体図である。 図26の主要部を示す図である。 ASF/ポンプとPG/排紙、レリースの動力同時切替機構の全体図である。 図28の主要部を示す図である。 検知センサとその周辺部の詳細を示す斜視図である。 図1のプリンタの用紙の搬送状態を示す第1の図である。 図1のプリンタの用紙の搬送状態を示す第2の図である。
符号の説明
11 ギザローラ、12 コロローラ、13 レリース部、14 切替軸、21 リブ、22 切替軸、30 ギア機構、50 従動ローラ駆動装置、51、52 揺動部材、53 カム軸、53a、53b カム、53c、53d 間欠ギア、54、55 ギア機構、54a 遊星ギア、55b レバー、61 主ガイド軸、62 副ガイド軸、63 主ガイド板、64 副ガイド板、65 支持部材、65a 押さえ部材、65b 調整部材、70、80 摺動部、71、81 ラジアルベアリング、72 固定台座、82 可動台座、83 軸、84 バネ、90 クリーニング装置、91 遊星ギア、92 遊星レバー、93 モータ、94 ワイパ、95 ポンプ、100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、104 カートリッジ収納部、105 カートリッジカバー、110 操作部、111 ボタン、112 液晶パネル、130 給紙部、140 給排紙部、141 ホッパ、142 給紙ローラ、143 分離部材、150 搬送部、151 サブローラ、152a、152b、152c 従動ローラ、153 紙送りローラ、154 従動ローラ、155 排紙ローラ、156 従動ローラ、160 記録部、161 キャリッジ、162 記録ヘッド、163 プラテン、163a 記録案内面、164 支持リブ、165 キャリッジベルト、166 キャリッジモータ、170 ギャップ調整機構、171a、171b、172a、172b 偏心ブッシュ、173 ベルト、174 テンションプーリ、175 モータ、176 ギア機構、200 給排紙トレイ、210 給紙トレイ、230 排紙トレイ

Claims (6)

  1. 記録媒体の記録に関与する複数の装置を1つのモータを切り替えて駆動することを特徴とする記録装置。
  2. 前記複数の装置は、前記記録媒体を挟持して搬送する第1のローラ及び第1の従動ローラ並びに前記第1のローラから搬送されてくる前記記録媒体を挟持して記録部へ搬送する第2のローラ及び第2の従動ローラを備えた給送装置と、移動自在なキャリッジに搭載された記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対向配置された記録搬送部とのギャップを調整するギャップ調整装置と、記録した記録媒体を排出する排出装置であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 記録媒体の記録に関与する複数の装置のグループを同時に動力切替することを特徴とする記録装置。
  4. 前記複数の装置のグループは、前記記録媒体を供給する供給装置及び記録ヘッドをクリーニングして特性を維持するクリーニング装置のグループと、前記記録媒体を挟持して搬送する第1のローラ及び第1の従動ローラ並びに前記第1のローラから搬送されてくる前記記録媒体を挟持して記録部へ搬送する第2のローラ及び第2の従動ローラを備えた給送装置、移動自在なキャリッジに搭載された記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対向配置された記録搬送部とのギャップを調整するギャップ調整装置及び記録した記録媒体を排出する排出装置のグループであることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 記録媒体を検出する光検出装置を備えた記録装置であって、
    前記記録媒体が無いときに、前記光検出装置からの光が戻らないように反射させるとともに、外部光が前記光検出装置に入射しないように遮断する反射・遮断部材を設けたことを特徴とする記録装置。
  6. 被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の装置を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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