JP2010167715A - 液体吐出装置、媒体処理装置及び液体吐出装置の制御方法 - Google Patents

液体吐出装置、媒体処理装置及び液体吐出装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理前に処理可能な枚数を極力正確に把握し、円滑に処理を行うことが可能な液体吐出装置、媒体処理装置及び液体吐出装置の制御方法を提供する。
【解決手段】パブリッシャー1は、板状の媒体Mへインクカートリッジから供給されるインクをインクジェットヘッドから吐出して印刷するレーベルプリンター11を備え、過去に処理した印刷パターンの印刷データを記憶する記憶部105と、記憶部105から引き出した印刷データに基づいて、過去の各印刷パターンにおけるインクジェットヘッドからのインクの吐出量を平均化して1枚あたりの平均インク吐出量を算出し、平均インク吐出量とインクカートリッジのインク残量とから印刷可能枚数を割り出す演算部103とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、CDあるいはDVDなどの媒体に液体吐出処理を行う液体吐出装置、媒体処理装置及び液体吐出装置の制御方法に関する。
CDやDVDなどの媒体のレーベル面に印刷を行うプリンターが用いられつつあり、また、レーベル面への印刷とともに、多数枚の媒体にデータの書き込みとレーベル印刷を行うCD/DVDパブリッシャーなどの媒体処理装置も用いられつつある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−202379号公報
ところで、大量の媒体に対して印刷する場合、その処理枚数分の印刷に対応できるだけのインクが残っていないと、処理途中でインク切れとなり、処理が中断してしまい、作業が滞るおそれがある。
ところが、印刷データが送信されない処理の実行前では、印刷データから印刷処理に使用されるインク量を算出することができず、正確な印刷可能枚数を把握することが困難であった。
このため、処理を行う前に、予め印刷処理が可能な枚数を極力正確に把握することが可能な装置が要求されている。
本発明の目的は、処理前に処理可能な枚数を極力正確に把握し、円滑に処理を行うことが可能な液体吐出装置、媒体処理装置及び液体吐出装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の液体吐出装置は、貯留部から供給される液体を吐出部から吐出して板状の媒体に液体吐出処理を行う液体吐出装置であって、
処理パターンの処理データを記憶する記憶部と、
前記記憶部から引き出した処理データに基づいて、過去の各処理パターンにおける前記吐出部からの液体の吐出量を平均化して1枚あたりの平均液体吐出量を算出し、平均液体吐出量と前記貯留部の液体残量とから処理可能枚数を割り出す演算部と、を備えていることを特徴とする。
この構成の液体吐出装置によれば、過去の各処理パターンにおける吐出部からの液体の吐出量を平均化して1枚あたりの平均液体吐出量を算出し、平均液体吐出量と貯留部の液体残量とから処理可能枚数を割り出すので、処理パターンの違いによる処理吐出量のばらつきを抑え、処理可能枚数の精度を極力高めることができる。
これにより、この処理可能枚数に基づいて、これから処理を行う媒体の処理の可否を容易に確認することができる。
したがって、液体吐出処理途中に液体切れとなって処理が途中で中断するような不具合を極力なくすことができ、円滑な処理を行うことができる。
本発明の液体吐出装置において、前記演算部は、割り出した処理可能枚数の表示データを表示部へ送信して表示させることが好ましい。
この構成の液体吐出装置によれば、送信された表示データによって表示部に表示された処理可能枚数を目視で確認することにより、処理可能枚数を正確に把握し、これから処理を行う媒体の処理の可否を容易に確認することができる。
本発明の液体吐出装置において、前記演算部は、前記媒体に対して行った液体吐出処理の処理データを前記記憶部に記憶させて過去の処理データを更新することが好ましい。
この構成の液体吐出装置によれば、媒体に対して行った液体吐出処理の処理データを記憶部に記憶させて過去の処理データを更新するので、液体吐出処理を行うにしたがって、処理可能枚数の算出精度を高めることができる。
本発明の媒体処理装置は、板状の媒体に対して各種の処理を行う媒体処理装置であって、
上記の何れかに記載の液体吐出装置を備えていることを特徴とする。
この構成の媒体処理装置によれば、正確な処理可能枚数を把握して媒体への処理の可否を容易に判断することができ、作業の円滑化を図ることができる。
本発明の液体吐出装置の制御方法は、貯留部から供給される液体を吐出部から吐出して板状の媒体に液体吐出処理を行う液体吐出装置の制御方法であって、
記憶部に記憶されている過去に処理した処理パターンの処理データを引き出す参照ステップと、
引き出した処理データに基づいて、過去の各処理パターンにおける前記吐出部からの液体の吐出量を平均化して1枚あたりの平均液体吐出量を求める平均化ステップと、
平均液体吐出量と前記貯留部の液体残量とから処理可能枚数を算出する算出ステップと、を含むことを特徴とする。
この液体吐出装置の制御方法によれば、過去の各処理パターンにおける吐出部からの液体の吐出量を平均化して1枚あたりの平均液体吐出量を求め、平均液体吐出量と貯留部の液体残量とから処理可能枚数を算出するので、処理パターンの違いによる液体吐出量のばらつきを抑え、処理可能枚数の精度を極力高めることができる。
これにより、この処理可能枚数に基づいて、これから処理を行う媒体の処理の可否を容易に確認することができる。
したがって、液体吐出処理途中に液体切れとなって処理が途中で中断するような不具合を極力なくすことができ、円滑な処理を行うことができる。
本発明の液体吐出装置の制御方法において、前記媒体に対して行った液体吐出処理の処理データを前記記憶部に記憶させて過去の処理データを更新させる更新ステップを含むことが好ましい。
この液体吐出装置の制御方法によれば、媒体に対して行った液体吐出処理の処理データを記憶部に記憶させて過去の処理データを更新するので、液体吐出処理を行うにしたがって、処理可能枚数の算出精度を高めることができる。
本発明に係るパブリッシャー(媒体処理装置)の外観斜視図である。 各部を開状態としたパブリッシャーの外観斜視図である。 パブリッシャーのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図である。 パブリッシャーに設置されたレーベルプリンター部分の斜視図である。 パブリッシャーを制御する制御系の概略ブロック図である。 コンピューターの表示部での表示画面である。 メディアに対する処理の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る液体吐出装置、媒体処理装置及び液体吐出装置の制御方法の実施形態の例を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態では、媒体処理装置としてのディスクパブリッシャーを例示して説明する。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャー(媒体処理装置)の外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャーの外観斜視図、図3はパブリッシャーのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャーに設置されたレーベルプリンター部分の斜視図である。
図1に示すように、パブリッシャー1は、例えばCDやDVD等の円板状の媒体(情報記録媒体)へのデータの書き込みや媒体のレーベル面への印刷を行う媒体処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタン等が配列された操作面5が設けられており、また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けられている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
正面視右側の開閉扉3は、図2に示すように、パブリッシャー1の前面側の開口部8を開閉するもので、例えば未使用(ブランク)の媒体Mを開口部8を介してセットする時、あるいは作成済みの媒体Mを、開口部8を介して取り出すときに、開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンター(液体吐出装置)11のインクカートリッジ(貯留部)12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダー13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
図2及び図3に示すように、パブリッシャー1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用の媒体Mをスタック可能な媒体保管部としての媒体スタッカー21と、複数枚(例えば50枚)の未使用の媒体Mあるいは作成済み媒体Mが保管される媒体保管部としての媒体スタッカー22とが保管される媒体Mの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。媒体スタッカー21及び媒体スタッカー22は、それぞれ所定位置に対して着脱自在である。
上側の媒体スタッカー21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、これにより、媒体Mを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。媒体スタッカー21に媒体Mを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けて媒体スタッカー21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側の媒体スタッカー22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備え、これによって、媒体Mを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能なスタッカーが構成されている。
図3に示すように、媒体スタッカー21及び媒体スタッカー22の後側には、媒体搬送機構31が配置されている。媒体搬送機構31は、本体フレーム30とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降及び旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モーター37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
上下のスタッカー21,22及び媒体搬送機構31の側方の後方の部位には、上下に積層された2つの媒体ドライブ41が配置され、これら媒体ドライブ41の下側にレーベルプリンター11の後述するキャリッジ62が移動可能に配置されている。
媒体ドライブ41は、媒体Mへのデータ書き込み位置と媒体Mの受け取り受け渡しを行う媒体受け渡し位置との間を移動可能な媒体トレイ41aをそれぞれ有している。
また、レーベルプリンター11は、媒体Mのレーベル面へのレーベル印刷可能な印刷位置と媒体Mの受け取り受け渡しを行う媒体受け渡し位置との間を移動可能な媒体トレイ45を有している。
図3では、上下の媒体ドライブ41の媒体トレイ41aが手前に引き出されて媒体受け渡し位置にある状態及び下側のレーベルプリンター11の媒体トレイ45が手前側の媒体受け渡し位置にある状態が示されている。また、レーベルプリンター11はインクジェットプリンターであり、インク供給機構60として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ(貯留部)12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダー13に前方から装着されている。
ここで、媒体スタッカー21の左右一対の枠板24,25の間及び媒体スタッカー22の左右一対の枠板27,28の間には、媒体搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下の媒体スタッカー21と媒体スタッカー22との間には、媒体搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、媒体スタッカー22の真上に位置できるように隙間が開いている。さらに、両媒体トレイ41aを媒体ドライブ41に押し込むと、媒体搬送機構31の搬送アーム36を下降させて、媒体受け渡し位置にある媒体トレイ45にアクセス可能となっている。
媒体搬送機構31の搬送アーム36は、両媒体トレイ41aをデータ書き込み位置に位置させ、媒体トレイ45を奥側の印刷位置に位置させた状態で、媒体トレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となっている。そして、媒体トレイ45の媒体受け渡し位置の下方には、搬送アーム36がこの位置まで下降してリリースした媒体Mが通過するガイド穴であって、後述する媒体スタッカー(別体スタッカー)が装着されるガイド穴65が形成されている。
図2及び図3に示すように、引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から引き出して開いたり、収納して閉じたりすることが可能な引出トレイ70を有している。引出トレイ70には、スタッカー部71が下方に凹んで設けられている。引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、スタッカー部71は、ガイド穴65の下方に位置し、スタッカー部71の中心部は、受け渡し位置にある両媒体トレイ41aと媒体トレイ45の中心軸線が同一となるように位置されている。このスタッカー部71は、ガイド穴65を介して投入される媒体Mを受け入れ、この媒体Mを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカー部71は、媒体Mを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。
収納状態にある引出トレイ70のスタッカー部71及びガイド穴65には、スタッカー部71よりも媒体Mの収容量が多い媒体スタッカー(別体スタッカー)72が着脱可能となっている(図3参照)。この媒体スタッカー72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えており、これによって、媒体Mを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収容可能となっている。一対の円弧状の枠板73,74の間には、媒体搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザーによって把持される取っ手75が設けられている。
そして、媒体スタッカー72を取り付けた状態とすれば、下側の媒体スタッカー22から未使用の媒体Mを取り出し、媒体ドライブ41およびレーベルプリンター11でデータ記録および印刷を行った後に、媒体スタッカー72に収容することができる。
また、例えば、上側の媒体スタッカー21および下側の媒体スタッカー22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用の媒体Mを装填し、下側の媒体スタッカー22の全枚数(50枚)の媒体Mを順次処理して媒体スタッカー72に収容し、次に、上側の媒体スタッカー21の全枚数(50枚)の媒体Mを順次処理して、空となった下側の媒体スタッカー22に収容する。このようにして、上側の媒体スタッカー21および下側の媒体スタッカー22の最大収容枚数(50枚+50枚)の媒体Mを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、媒体スタッカー72を取り外した状態とすれば、上側の媒体スタッカー21あるいは下側の媒体スタッカー22から未使用の媒体Mを取り出し、媒体ドライブ41及びレーベルプリンター11でデータ記録及び印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のスタッカー部71に収容することができる。
これにより、その後、引出トレイ70を引き出すことでスタッカー部71から処理が完了した媒体Mを取り出すことができる。つまり、媒体Mへの処理中であっても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了した媒体Mから順に1枚ずつあるいは複数枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
ここで、媒体搬送機構31の搬送アーム36の昇降及び左右への旋回の組み合わせ動作によって、媒体Mは、媒体スタッカー21、媒体スタッカー22、引出トレイ70のスタッカー部71(または媒体スタッカー72)、各媒体ドライブ41の媒体トレイ41a及びレーベルプリンター11の媒体トレイ45間で適宜搬送される。
図4に示すように、レーベルプリンター11はインク吐出用のノズル(図示省略)を備えたインクジェットヘッド(吐出部)61を有するキャリッジ62を備えており、このキャリッジ62は、キャリッジモーターの駆動力でキャリッジガイド軸に沿って水平方向に往復移動する(図示省略)。
レーベルプリンター11は、インクカートリッジ12が装着されるカートリッジ装着部14を有するインク供給機構60を備えている。このインク供給機構60は、縦型構造を有しており、パブリッシャー1の本体フレーム30上に立設されて鉛直方向に配設されている。このインク供給機構60には、可撓性を有するインク供給チューブ63の一端が接続されており、このインク供給チューブ63の他端は、キャリッジ62に接続されている。
そして、インク供給機構60に装着されるインクカートリッジ12のインク(液体)は、インク供給チューブ63を介してキャリッジ62に供給され、このキャリッジ62に設けられたダンパユニット及び背圧調整ユニット(図示省略)を経てインクジェットヘッド61に供給されインクノズル(図示省略)から吐出される。
なお、インク供給機構60には、その上部に主部を配置するように加圧機構64が設けられており、この加圧機構64は、圧縮空気を送り出してインクカートリッジ12内を加圧し、インクカートリッジ12内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
また、キャリッジ62のホームポジション(図4に示す位置)における下方側には、ヘッドメンテナンス機構81が設けられている。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
そして、このヘッドメンテナンス機構81の廃インク吸引ポンプ83によって吸引されたインクは、チューブ84を介して、廃インク吸収タンク85へ送り込まれる。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に図示しない吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。
なお、ヘッドメンテナンス機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、ヘッドメンテナンス機構81から滴下したインクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
図5に示すように、パブリッシャー1を制御する制御部100には、コンピューター101が接続され、このコンピューター101から印刷指令を含む処理指令が制御部100に送信される。制御部100は、指令部102を有しており、この指令部102から、媒体搬送機構31、媒体ドライブ41及びレーベルプリンター11に駆動指令が送信される。
また、制御部100は、演算部103を有しており、この演算部103によって処理可能枚数が算出される。この演算部103での演算結果は、表示信号として制御部100からコンピューター101へ送信される。
また、制御部100には、記憶部105が接続されており、この記憶部105には、各色のインクカートリッジ12におけるインク残量などのインク情報が記憶される。さらに、この記憶部105には、レーベルプリンター11で媒体Mに印刷した各印刷パターンの印刷データも記憶されている。
この制御部100に接続されたコンピューター101では、ディスプレイからなる表示画面(表示部)に、制御部100から送信される表示信号に基づく表示がされる。
図6に、コンピューター101の表示画面の例を示す。
図6に示すように、この表示画面110には、各色のインク毎のインク残量及び残り印刷可能枚数(処理可能枚数)を表示する印刷処理関連表示領域111が設けられている。
また、表示画面110には、媒体ドライブ41及びレーベルプリンター11の状態を表示する処理部状態表示領域112が設けられている。
さらに、表示画面110には、処理モードによって異なる媒体スタッカー21,22、スタッカー部71及び媒体スタッカー72における媒体Mの収容の形態とともに処理モードを表示する処理モード表示領域113が設けられている。
また、この表示画面110には、パブリッシャー1の状態を表示する装置状態表示領域114も設けられている。
そして、ユーザーは、この表示画面110を参照することにより、パブリッシャー1に対する対応を判断することができる。
特に、ユーザーは、印刷処理関連表示領域111における印刷可能枚数の表示を参照することにより、インクカートリッジ12を交換することなく、これから処理を行う媒体Mの処理が可能であるかを容易に確認することができる。
次に、制御部100による印刷可能枚数の算出について、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
制御部100は、記憶部105に記憶されている過去に印刷処理(液体吐出処理)を行った各印刷パターン(処理パターン)の印刷データ(処理データ)を引き出して読み込む(ステップS01:参照ステップ)。
次に、制御部100の演算部103は、過去の印刷パターンの印刷データでの1枚の媒体Mに対するインクジェットヘッド61からの各色のインクの吐出量を平均化して1枚あたりの平均インク吐出量を求める(ステップS02:平均化ステップ)。
次いで、制御部100の演算部103は、記憶部105に記憶されている各色のインクカートリッジ12のインク残量を引き出す(ステップS03)。
そして、演算部103は、各色毎の1枚の媒体Mに対するインクの吐出量の平均値である平均インク吐出量と、記憶部105に記憶されている各色のインクカートリッジ12のインク残量とからインクカートリッジ12のインク残量で印刷可能な媒体Mの枚数を算出する(ステップS04:算出ステップ)。
ここで、平均インク吐出量をA、インクカートリッジ12のインク残量をBとした場合、印刷可能枚数Nは、N=B/Aによって容易に算出される。
制御部100は、演算部103で算出した印刷可能枚数を、表示信号としてコンピューター101へ送信する(ステップS05)。
これにより、コンピューター101の表示画面110には、その印刷処理関連表示領域111に、演算部103で算出された残り印刷可能枚数が表示される。
印刷処理関連表示領域111に表示された残り印刷可能枚数を参照してユーザーが印刷処理を含む媒体Mの処理を実行すると(ステップS06:Yes)、制御部100は、現在実行している印刷パターンの印刷データを過去データとして記憶部105に記憶させ、過去の印刷データを更新する(ステップS07:更新ステップ)。
以上説明したように、上記実施形態によれば、過去の各印刷パターンにおけるインクジェットヘッド61からのインクの吐出量を平均化して1枚あたりの平均インク吐出量を求め、平均インク吐出量とインクカートリッジ12のインク残量とから印刷可能枚数を算出するので、印刷パターンの違いによるインク吐出量のばらつきを抑え、印刷可能枚数の精度を極力高めることができる。
これにより、この印刷可能枚数に基づいて、これから印刷を行う媒体Mの印刷の可否を容易に確認することができる。
したがって、印刷処理途中にインク切れとなって処理が途中で中断するような不具合を極力なくすことができ、円滑な処理を行うことができる。
また、ユーザーは、制御部100から送信された表示データによってコンピューター101のディスプレイの表示画面110に表示された印刷可能枚数を目視で確認することにより、印刷可能枚数を正確に把握することができる。
さらに、媒体Mに対して行った印刷処理の印刷データを記憶部105に記憶させて過去の印刷データを更新するので、印刷処理を行うにしたがって、印刷可能枚数の算出精度を高めることができる。
なお、本発明で用いられる媒体は、上記実施形態の媒体Mのような円板状の媒体に限定されるものではなく、矩形状等の多角形状や楕円状の媒体にも適用可能であり、また、その記録方式も、光記録方式、光磁気記録方式等、何ら限定されるものではない。
また、本発明に係る液体吐出装置は、上記実施形態で例示したインクジェット式のプリンターをはじめとして、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材吐出ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材吐出ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物吐出ヘッド等の液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いた液体吐出装置、精密ピペットとしての試料吐出装置等にも適用できる。
また、液体の概念にはジェル状のもの、粘性の高いもの、固形物を溶媒に混合させたものも含み、さらにインクの概念には水性インクも油性インクも含む。
1…パブリッシャー(媒体処理装置)、11…レーベルプリンター(液体吐出装置)、12…インクカートリッジ(貯留部)、61…インクジェットヘッド(吐出部)、103…演算部、105…記憶部、110…表示画面(表示部)、M…媒体

Claims (6)

  1. 貯留部から供給される液体を吐出部から吐出して板状の媒体に液体吐出処理を行う液体吐出装置であって、
    処理パターンの処理データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部から引き出した処理データに基づいて、過去の各処理パターンにおける前記吐出部からの液体の吐出量を平均化して1枚あたりの平均液体吐出量を算出し、平均液体吐出量と前記貯留部の液体残量とから処理可能枚数を割り出す演算部と、を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記演算部は、割り出した処理可能枚数の表示データを表示部へ送信して表示させることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体吐出装置であって、
    前記演算部は、前記媒体に対して行った液体吐出処理の処理データを前記記憶部に記憶させて過去の処理データを更新することを特徴とする液体吐出装置。
  4. 板状の媒体に対して各種の処理を行う媒体処理装置であって、
    請求項1から3の何れか一項に記載の液体吐出装置を備えていることを特徴とする媒体処理装置。
  5. 貯留部から供給される液体を吐出部から吐出して板状の媒体に液体吐出処理を行う液体吐出装置の制御方法であって、
    記憶部に記憶されている過去に処理した処理パターンの処理データを引き出す参照ステップと、
    引き出した処理データに基づいて、過去の各処理パターンにおける前記吐出部からの液体の吐出量を平均化して1枚あたりの平均液体吐出量を求める平均化ステップと、
    平均液体吐出量と前記貯留部の液体残量とから処理可能枚数を算出する算出ステップと、を含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
  6. 請求項1に記載の液体吐出装置の制御方法であって、
    前記媒体に対して行った液体吐出処理の処理データを前記記憶部に記憶させて過去の処理データを更新させる更新ステップを含むことを特徴とする液体吐出装置の制御方法。
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