JP5223690B2 - メディア処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ホストコンピューターからの命令に基づいて、メディアの記録面へのデータ書込み処理や、メディアの印刷面に対する印刷処理を実施するメディア処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
CD、DVDなどのメディアを保管するためのメディア保管部と、メディアへのデータの書込み、およびメディアからのデータの読み出しを行うメディアドライブと、データが書き込まれたメディアのレーベル面に、書込みデータを表すタイトル、書込み年月日などを含むレーベルを印刷するためのレーベルプリンターと、メディアを搬送するためのメディア搬送機構と、各部の駆動制御を司る制御部を備えたメディア処理装置が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のメディア処理装置のメディア搬送機構、メディアドライブ、レーベルプリンターは、いずれも、当該メディア処理装置に通信可能に接続されたホストコンピューターのアプリケーションからメディア発行ジョブを受けて各種ドライバーがメディアドライブ、レーベルプリンター及びメディア搬送機構を制御し、メディアに対する規定の処理を行う。
図5は、特許文献1に記載のメディア処理装置が、ホストコンピューターにインストールされているアプリケーションからのメディア発行ジョブに基づいてメディアを処理するメディア作製処理の手順を示したものである。
ホストコンピューターのアプリケーションへの情報入力(メディアの記録面へ書き込むデータの入力や、メディアのレーベル面へ印刷するデータの入力)が完了しメディア発行命令が与えられると、メディア作製ジョブが生成される。メディア作製ジョブに基づき、メディア搬送機構への搬送命令がメディア処理装置へ送信されると(ステップS101)、それに応じてメディア搬送機構がメディアをメディア保管部からメディアドライブへ搬送する(ステップS102)。メディアの搬送が完了するとその旨をホストコンピューターへ通知する。メディアを受け取ったメディアドライブは、書込み命令(ステップS103)に従ってデータ書込みを行う(ステップS104)。
次に、メディア搬送機構はメディアをメディアドライブからレーベルプリンターに搬送する旨の搬送命令を受信すると(ステップS105)、メディアドライブからレーベルプリンターへメディアを搬送し(ステップS106)、搬送が完了するとその旨をホストコンピューターに通知する。メディアを受け取ったレーベルプリンターは、ホストコンピューターから印刷命令を受信すると(ステップS107)、それ以前の印刷ヘッドのクリーニング状況から、印刷処理前に印刷ヘッドのクリーニングが必要か否かを判定する。
印刷命令を受けたレーベルプリンターは、印刷ヘッドのクリーニングが必要と判定した場合には、予め設定されたヘッドクリーニング条件に基づいて実施するヘッドクリーニングの動作を選択して、ヘッドクリーニングを実行する(ステップS108)。クリーニング終了後、メディアに対するレーベル印刷を実行する(ステップS109)。
レーベル印刷が終了後、メディア搬送機構がレーベルプリンター上のメディアをメディア保管部に移す旨の搬送命令を受信すると(ステップS110)、その命令に基づいてメディア搬送機構がレーベルプリンター上のメディアをメディア保管部に搬送する(ステップS111)と一連の処理が完了する。
ところで、上述した特許文献1に記載のメディア処理装置に搭載されているレーベルプリンターは、各インクカートリッジから供給されるインクを印刷ヘッドのノズルから吐出させて、メディアのレーベル面への印刷を行うインクジェットプリンターである。インクジェットプリンターでは、ノズルの汚れや目詰まりによる印刷品質の低下を防止するため定期あるいは不定期に、印刷ヘッドの汚れや目詰まりの程度に応じたヘッドクリーニングを実施することが必要である。
上述したステップS108では、印刷ヘッドを拭くワイピング動作、印刷ヘッドのノズルから規定量のインクを吸い出す本吸引動作、微量吸引動作、空吸引動作、及び休止動作といった予め設定されている各種の動作のうちから、印刷ヘッドの汚れや目詰まりの程度に応じて、何れか1つあるいは複数を組み合わせた印刷ヘッドのクリーニングを実施する。
特開2006−331534号公報
図5に示したように、従来はステップS107においてレーベルプリンターが印刷命令を受けたときに、印刷ヘッドのそれまでのクリーニング状況からクリーニングが必要か否かの判定を実施し、必要と判定するとクリーニング処理を実行する。このため、印刷ヘッドのクリーニング処理が完了するまでは、メディアのレーベル面への印刷処理を開始することができないため、印刷開始時期が遅れ、メディア作製処理のスループットが低下する場合がある。
印刷ヘッドのクリーニングが、印刷ヘッドを拭くワイピング動作のように軽度のクリーニング動作だけで済む場合は、印刷開始時期の遅れはそれほど目立たず、メディア作製処理のスループットの低下もそれほど気にならない。
しかしながら、印刷ヘッドの汚れがひどいために、複数のクリーニング動作を組み合わせた比較的処理時間の長いクリーニングを実行する場合は、クリーニングの所要時間が長くなるため、メディア作製処理のスループットの低下が無視できなくなる。特に、メディア処理装置の電源をOFF状態からON状態にした場合などのように、印刷ヘッドが長時間使用されていなかった場合は、比較的処理時間の長い強力なクリーニング動作を実行する必要があるため、最初のレーベル印刷にかかる時間、いわゆるファーストプリントの遅延が顕著となる。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、印刷ヘッドのクリーニングのためにメディア作製処理のスループットが低下することを防止することができるメディア処理装置、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできる本発明は、メディアの記録面へのデータ書込み処理を実行するデータ書込み部と、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させて前記メディアのレーベル面に対する印刷処理及び前記印刷ヘッドのクリーニング処理を実行する印刷部と、前記メディアを前記データ書込み部や前記印刷部へ搬送する搬送部と、を備えたメディア処理装置であって、
前記印刷部は、前記データ書込み部で前記メディアの記録面に書き込まれるデータのデータ量及び前記データ書込み部のデータ書込み速度に基づいて算出した印刷準備時間を含み、当該メディア処理装置に通信可能に接続されたホストコンピューターから印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を受信すると、前記印刷ヘッドのクリーニングが必要であるか否かを判定し、必要であると判定したときには、前記メディアの搬送処理又は前記データ書込み処理の何れかの処理に並行して、前記印刷準備時間に応じてクリーニングの種類を選択して選択された前記クリーニングを実行することを特徴とする。
上記構成によれば、ホストコンピューターが発行する印刷準備命令で印刷部が実行する印刷ヘッドのクリーニングは、メディアの搬送処理中若しくはデータ書込み部におけるデータ書込み処理中など、ホストコンピューターから印刷部に印刷命令が発行される前に開始される。通常は、データ書込み部におけるデータ書込み処理の所要時間はクリーニング処理の所要時間よりも大きい。このため、ホストコンピューターからの印刷準備命令でプリンターが実行したクリーニング処理は、プリンターがホストコンピューターから印刷命令を受ける前に終わる。
したがって、プリンターがホストコンピューターからの印刷命令を受けた時に印刷処理を保留する事態が発生することを防止することができる。すなわち、印刷部はホストコンピューターが発行した印刷命令をすぐに実行することができ、印刷ヘッドのクリーニングのためにメディア作製処理のスループットが低下することを防止することができる。
また、本発明のメディア処理装置において、前記印刷準備命令には、次に実行する前記データ書込み処理に必要な書込み処理時間を含む印刷準備時間が含まれ、
前記印刷部は、前記印刷準備時間に応じて実行するクリーニングの内容を変更することを特徴とする。
ホストコンピューターは、メディアの記録面へ書き込む記録データやメディアのレーベル面への印刷データを管理し、メディアの記録面へのデータ書込み処理や、メディアのレーベル面に対する印刷処理に必要な各種の処理命令をメディア処理装置に送信する。予め、記録データのデータ量に応じたデータ書込み処理時間を管理する機能を備えることによって、次の印刷処理が開始されるまでのおおよその印刷準備時間を算出することができる。さらに、搬送部による各搬送処理の所要時間を印刷準備時間に算入すれば、より正確な印刷準備時間を算出することもできる。
上記のように、印刷部がクリーニング処理の内容をホストコンピューターから通知される印刷準備時間に応じて変更すれば、印刷部が印刷命令を受ける前に確実に通知された印刷準備時間内にクリーニング処理を完了させることができる。したがって、従来のように、データ書込み部によるデータ書込み処理、印刷部へのメディアの搬送処理の終了後に、ホストコンピューターから印刷命令を受信してからクリーニングを実行していた場合と比較すると、ファーストプリントを早めることができる。また印刷部は、ホストコンピューターが発行した印刷命令を従来よりも速やかに実行することができ、印刷ヘッドクリーニングのためにメディア作製処理のスループットが低下することを確実に防止又は軽減することができる。
また、本発明のメディア処理装置において、前記印刷部は、前記印刷準備時間がクリーニングに必要な時間より短い場合は、前記クリーニングを実行しないことを特徴とする。
上記構成によれば、例えば、新たなデータ書込み処理が不要で、メディアのレーベル印刷だけを実行するような場合は、データ書込み時間を要しないため算出される印刷準備時間は短い。このため、ホストコンピューターからの印刷準備命令を受信後、間もなく印刷部に印刷命令が送信されるような場合は、印刷準備時間がクリーニングに必要な時間より短いためクリーニング処理を実行せずに印刷処理を実行することができる。すなわち、速やかに印刷命令の実行に移すことができ、クリーニング処理のためにメディア作製処理のスループットが低下することを防止することができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、メディアの記録面へのデータ書込み処理を実行するデータ書込み部と、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させて前記メディアのレーベル面に対する印刷処理及び前記印刷ヘッドのクリーニング処理を実行する印刷部と、前記メディアを前記データ書込み部や前記印刷部へ搬送する搬送部と、を備えたメディア処理装置の制御方法であって、
当該メディア処理装置に通信可能に接続されたホストコンピューターから、前記データ書込み部で前記メディアの記録面に書き込まれるデータのデータ量及び前記データ書込み部のデータ書込み速度に基づいて算出した印刷準備時間を含む印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を受信する準備命令受信ステップと、
前記印刷ヘッドのクリーニングが必要であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで必要であると判定したときに、前記メディアの搬送処理又は前記データ書込み処理の何れかの処理と並行して、前記印刷準備時間に応じてクリーニングの種類を選択して選択された前記クリーニングを実行するクリーニング実行ステップと、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、クリーニング実行ステップで実施するクリーニングは、メディアの搬送処理中若しくはデータ書込み部におけるデータ書込み処理中など、ホストコンピューターから印刷部に印刷命令が発行される前に開始される。
したがって、プリンターがホストコンピューターからの印刷命令を受けた時に印刷処理を保留する事態が発生することを防止することができる。すなわち、印刷部はホストコンピューターが発行した印刷命令をすぐに実行することができ、印刷ヘッドのクリーニングのためにメディア作製処理のスループットが低下することを防止することができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、前記メディア処理装置が備えるコンピューターに、上記の準備命令受信ステップ、判定ステップ及びクリーニング実行ステップを実行させるためのプログラムである。
本実施形態のパブリッシャーの開閉扉を開状態としたときの外観斜視図である。 パブリッシャーのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図である。 図1に示したメディア処理システムの制御方法の説明図である。 メディア処理システムの一実施の形態のブロック図である。 図3に示したメディア処理システムにおけるメディア作製処理を説明するための図である。 従来のメディア処理装置の制御方法の説明図である。
以下、本発明に係るメディア処理装置の実施形態の例を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、メディア処理装置の一例として、CDやDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うディスクパブリッシャー(以下、「パブリッシャー」という。)を例示して説明する。
(パブリッシャーの構成について)
図1は本実施形態のパブリッシャーの開閉扉を開状態としたときの外観斜視図、図2はパブリッシャーのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図である。
パブリッシャー1は、例えばCDやDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行う装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタン等が配列された操作面5が設けられており、また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けられている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
正面視右側の開閉扉3は、図1に示すように、パブリッシャー1の前面側の開口部8を開閉するもので、例えば未使用のメディアMを開口部8を介してセットする時、あるいは作成済みのメディアMを、開口部8を介して取り出すときに、開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図2に示すプリンター11のインクカートリッジ12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
図2に示すように、パブリッシャー1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMをスタック可能なメディア保管部としてのメディアスタッカー21と、複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMあるいは作成済みメディアMが保管されるメディア保管部としてのメディアスタッカー22とが保管されるメディアMの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。メディアスタッカー21及びメディアスタッカー22は、それぞれ所定位置に対して着脱自在である。
上側のメディアスタッカー21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、これにより、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。メディアスタッカー21にメディアMを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けてメディアスタッカー21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側のメディアスタッカー22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備え、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能なスタッカーが構成されている。
メディアスタッカー21及びメディアスタッカー22の後側には、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、本体フレーム30とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降及び旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
上下のスタッカー21,22及びメディア搬送機構31の側方の後方の部位には、上下に積層された2つのメディアドライブ41,41が配置され、これらメディアドライブ41,41の下側にプリンター11のキャリッジが移動可能に配置されている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
また、プリンター11は、メディアMのレーベル面へ印刷可能な印刷位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ45を有している。
図2では、上下のメディアドライブ41のメディアトレイ41aが手前に引き出されてメディア受け渡し位置にある状態及び下側のプリンター11のメディアトレイ45が手前側のメディア受け渡し位置にある状態が示されている。また、プリンター11はインクジェットプリンターであり、インク供給機構60として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、メディアスタッカー21の左右一対の枠板24,25の間及びメディアスタッカー22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のメディアスタッカー21とメディアスタッカー22との間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、メディアスタッカー22の真上に位置できるように隙間が開いている。さらに、両メディアトレイ41aをメディアドライブ41に押し込むと、メディア搬送機構31の搬送アーム36を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45にアクセス可能となっている。
メディア搬送機構31の搬送アーム36は、両メディアトレイ41aをデータ書き込み位置に位置させ、メディアトレイ45を奥側の印刷位置に位置させた状態で、メディアトレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となっている。そして、メディアトレイ45のメディア受け渡し位置の下方には、搬送アーム36がこの位置まで下降してリリースしたメディアMが通過するガイド穴であって、メディアスタッカー(別体スタッカー)が装着されるガイド穴65が形成されている。
図1及び図2に示すように、引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から引き出して開いたり、収納して閉じたりすることが可能な引出トレイ70を有している。引出トレイ70には、スタッカー部71が下方に凹んで設けられている。引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、スタッカー部71は、ガイド穴65の下方に位置し、スタッカー部71の中心部は、受け渡し位置にある両メディアトレイ41aとメディアトレイ45の中心軸線が同一となるように位置されている。このスタッカー部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカー部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。
収納状態にある引出トレイ70のスタッカー部71及びガイド穴65には、スタッカー部71よりもメディアMの収容量が多いメディアスタッカー(別体スタッカー)72が着脱可能となっている(図2参照)。このメディアスタッカー72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えており、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収容可能となっている。一対の円弧状の枠板73,74の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザーによって把持される取っ手75が設けられている。
そして、メディアスタッカー72を取り付けた状態とすれば、下側のメディアスタッカー22から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびプリンター11でデータ記録および印刷を行った後に、メディアスタッカー72に収容することができる。
また、例えば、上側のメディアスタッカー21および下側のメディアスタッカー22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカー22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカー72に収容し、次に、上側のメディアスタッカー21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカー22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカー21および下側のメディアスタッカー22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、メディアスタッカー72を取り外した状態とすれば、上側のメディアスタッカー21あるいは下側のメディアスタッカー22から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41及びプリンター11でデータ記録及び印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のスタッカー部71に収容することができる。
これにより、その後、引出トレイ70を引き出すことでスタッカー部71から処理が完了したメディアMを取り出すことができる。つまり、メディアMへの処理中であっても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了したメディアMから順に1枚ずつあるいは複数枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
(ホストコンピューターとパブリッシャーの内部処理について)
次に上述したパブリッシャー1とパブリッシャー1と通信可能に接続されたホストコンピューター100と、を備えた本実施形態のメディア処理システムの内部処理について説明する。図3はメディア処理システムの一実施の形態のブロック図、図4は図3に示したメディア処理システムにおけるメディア作製処理を説明するための図である。
図3に示したメディア処理システム200は、ホストコンピューター100と、パブリッシャー1とから構成されている。
ホストコンピューター100は、主として、アプリケーション101、プリンタードライバー102、搬送命令生成部105、書込み命令生成部106及び送受信部107を備えている。
アプリケーション101は、ホストコンピューター100上で動作するアプリケーションプログラムで、パブリッシャー1によるメディア作製処理に必要なデータを、プリンタードライバー102、搬送命令生成部105及び書込み命令生成部106を介して、パブリッシャー1に送信するユーザーインターフェースを提供する。
また、送受信部107は、各種命令、印刷データ及び記録データ等をパブリッシャー1へ送信し、パブリッシャー1から送信されるデータを受信するためのインターフェースである。
プリンタードライバー102は、アプリケーション101からメディア作製指示を受信すると、プリンター11が処理可能な形式の印刷データ、印刷コマンドを生成する印刷データ生成部103と、プリンター11による印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を生成する印刷準備命令生成部104と、を備えている。なお、本実施形態の印刷準備命令は、次に実行するデータ書込み処理に必要な書込み処理時間を含む印刷準備時間が含まれる。なお、データ書込み処理を伴わないメディア作製指示であれば、データ書込み処理時間を0時間とすればよい。
プリンタードライバー102は、アプリケーション101からメディア作製指示を受信すると、まず印刷準備命令生成部104が印刷準備命令を生成し送受信部107を介してパブリッシャー1へ送信する。
搬送命令生成部105は、アプリケーション101からメディア作製指示を受信すると、メディア搬送機構31が処理可能な形式の搬送コマンドを生成し、送受信部107を介してパブリッシャー1へ送信する。
また、書込み命令生成部106は、アプリケーション101からメディア作製指示を受信するとメディアドライブ41が処理可能な形式の書込みコマンドを生成し、アプリケーション101から指示された記録データとともに送受信部107を介してパブリッシャー1へ送信する。
ユーザーは、アプリケーション101上で印刷データの作成や編集、メディア作製指示を行う。プリンタードライバー102は、アプリケーション101により呼び出され、プリンター11の動作を制御する。同様に、搬送命令生成部105はアプリケーション101により呼び出されてメディア搬送機構31の動作を直接制御し、書込み命令生成部106はアプリケーション101により呼び出されてメディアドライブ41の動作を制御する。ユーザーがアプリケーション101で入力した印刷データやメディア記録面への記録データは、アプリケーション101のデータ管理部108に保存される。
なお、アプリケーション101及びプリンタードライバー102は、ホストコンピューター1の図示しないROMに予め格納されたプログラムであり、各機能部は、ホストコンピューター1の図示しないCPUが上記プログラムを読み出し、実行することにより構成される。
本実施形態において、印刷準備命令生成部104は、例えば、アプリケーション101からメディア作製指示を受信すると、次の印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を生成し、送受信部107を介してパブリッシャー1に送信する。印刷準備命令生成部104が生成する印刷準備命令は、少なくとも、プリンター11にメディアを搬送する旨の搬送命令をメディア搬送機構41が受信するよりも前に、プリンター11に送信される。
印刷準備命令生成部104は、データ管理部108に保存された記録データのデータ量に応じたデータ書込み処理時間(印刷準備時間)をデータ管理部108より取得し、印刷準備命令とともにパブリッシャー1へ送信する。この場合、データ管理部108は、記録データのデータ量と、メディアドライブ41のメディアの種類に応じたデータ書込み速度と、に基づいてデータ書込み時間を算出する。一般に、CD(Compact Disc)に記録データを書き込む場合、書込み速度は1倍速で150KB/秒、2倍速で300KB/秒である。DVD(Digital Versatile Disc)にデータを書き込む場合、書き込み速度は1倍速で1385KB/秒、2倍速で2770KB/秒であることが知られている。メディアドライブ41のメディアの種類に応じた書込み倍速仕様に応じて、データ書込み処理時間を算出することができる。例えば、CDに100MBの記録データを12倍速で書き込む場合、書込み処理時間は約56秒となる。
また、印刷準備時間には、データ書込み処理時間の他に、メディアをメディアドライブへ搬送する搬送処理時間を含めることができる。例えば、メディアスタッカー21からメディアドライブ41のメディアトレイ41aへ搬送する搬送処理時間、メディアトレイ41aからプリンター11のメディアトレイ45へ搬送する搬送処理時間等、は予め設定しておくことができる。
すなわち、データ管理部108は、データ書込み処理時間とメディアの搬送処理時間とを含む印刷準備時間を印刷準備命令生成部104へ与える。なお、アプリケーション101から受信したメディア作製指示がデータ書込み処理を伴わないメディア作製指示である場合は、データ書込み処理時間を0時間とすればよい。
一方、パブリッシャー1は、プリンター11、メディア搬送機構31及びメディアドライブ41の3つのUSBデバイスを内蔵している。パブリッシャー1が内蔵する各USBデバイスは、ホストコンピューター100のUSBポートに複数のUSBデバイスを接続するための分岐装置であるハブ110を介して、ホストコンピューター100と通信可能に接続されている。
各USBデバイスは、通信インターフェースとしての送受信部111,131,141をそれぞれ備えている。
プリンター11は、送受信部111の他に、印刷データを展開保存するプリントバッファ112と、不図示の印刷ヘッドやキャリッジの動作を制御する印刷制御部113と、印刷ヘッドのクリーニング動作を制御するクリーニング実行部114と、ホストコンピューター100から送信された印刷準備命令に応じて、印刷ヘッドのクリーニングが必要であるか否かを判定する印刷準備命令判定部115を備えている。送受信部111、印刷制御部113、クリーニング実行部114及び印刷準備命令判定部115は、不図示のCPUがROM等の不揮発性の記憶部に記憶されているファームウェアを実行することによって構成される。
送受信部111は、ホストコンピューター100からハブ110を介して送信された印刷データ、印刷準備命令及び印刷命令等を受信するためのインターフェースである。送受信部111で一時保存した印刷データはプリントバッファ112に展開され、印刷可能なドットデータに変換される。印刷制御部113は、受信した印刷命令に基づいて、印刷ヘッドやキャリッジ等を駆動させてプリントバッファ112に展開されたドットデータをメディアのレーベル面に印刷する。
クリーニング実行部114は、クリーニング処理として、例えば、印刷ヘッドを拭くワイピング動作、印刷ヘッドのノズルから規定量のインクを吸い出す本吸引動作、微量吸引動作、空吸引動作、及び休止動作といった各種の動作を実行できるように構成されている。
印刷準備命令判定部115は、印刷ヘッドのクリーニング状況をプリンター11の不図示のRAM等に保存されているクリーニング履歴等に基づき、クリーニングを実行するか否かを判定する。ここで、印刷準備命令に含まれる印刷準備時間に基づいて、クリーニング実行部114が印刷準備時間内にクリーニングを完了するよう、実行するクリーニングの種類を変更してもよい。
例えば、上述したように、メディアをメディアスタッカー21からメディアドライブ41のメディアトレイ41aへ搬送する場合の搬送処理時間と、データ書込み処理時間と、の合計が70秒であったとすると、70秒以内に完了することができるクリーニング処理を選択し、クリーニング実行部114へ指示する。
一方、印刷準備時間がクリーニング処理に必要な時間より短い場合は、クリーニング処理を実行しないで、次に十分な印刷準備時間が得られたときに実行してもよい。
メディア搬送機構31は、送受信部131の他に、搬送アーム36によるメディアの搬送動作を制御する搬送制御部132を備えている。
送受信部131は、ホストコンピューター1からハブ110を介して送信された搬送命令を受信するためのインターフェース部である。送受信部131で一時保存した搬送命令に基づき、搬送制御部132は、搬送アーム36やメディアを把持する把持機構等を駆動させて、メディアを搬送する。例えば、搬送制御部132からの指示に応じて搬送アーム36が、メディアが積層されたメディア保管部からメディアを把持し、把持したメディアをメディアドライブ41のメディアトレイ41aやプリンター11のメディアトレイ45まで搬送する。また、搬送制御部132からの指示に応じて搬送アーム36が、レーベル印刷後のメディアをメディアトレイ45からピックアップし、ピックアップしたメディアを引出しトレイ70へ搬送する。
また、メディアドライブ41は、前述の送受信部141の他に、データ書込み動作を制御するデータ書込み制御部142を備えている。送受信部141は、ホストコンピューター1からハブ110を介して送信された書込み命令を受信するためのインターフェースである。データ書込み制御部142は、記録データをメディアの記録面に記録する。
なお、送受信部131及び搬送制御部132、送受信部141及びデータ書込み制御部142は、メディア搬送機構31及びメディアドライブ41がそれぞれ備える不図示のCPUがROM等の不揮発性の記憶部に記憶されているファームウェアを実行することによって構成される。
(メディア作製処理について)
以上に説明したメディア処理システム200におけるメディア作製処理の流れを説明する。図4は、メディア作製処理を説明するための図である。
まず、ホストコンピューター100のアプリケーション101への情報入力画面で、メディアのレーベル面へ印刷するデータの入力が完了すると、アプリケーション101からメディア作製指示が送信される。メディア作製指示に応じてプリンタードライバー102の印刷準備命令生成部104が上述した印刷準備命令を生成し、送受信部107を介してパブリッシャー1のプリンター11へ送信する(ステップS11)。このステップS11は、レーベルプリンター11が印刷準備命令を受信する準備命令受信ステップである。
次に、アプリケーション101からのメディア作製指示に応じて、搬送命令生成部105がメディアのメディア搬送機構130への搬送命令を生成し、パブリッシャー1のメディア搬送機構31へ送信する(ステップS12)。メディア搬送機構31は、搬送命令に応じてメディアをメディア保管部からメディアドライブ41へ搬送する(ステップS13)。さらに、アプリケーション101からのメディア作製指示に応じて、書込み命令生成部106がデータ管理部108に保管されている記録データの書込み命令を生成し、パブリッシャー1のメディアドライブ41へ送信する(ステップS14)。メディアを受けたメディアドライブ41は、データ書込み命令にしたがってデータ書込み処理を行う(ステップS15)。
ここで、ステップS12〜S15を実行している間に、プリンター11は、ステップS11で受信した印刷準備命令にしたがって、印刷準備命令判定部115が印刷ヘッドのクリーニング状況からクリーニング処理が必要であるか否かを判定する(ステップS16)。判定ステップS16において、クリーニング処理が必要であると判定した場合は、クリーニング実行部114がクリーニング処理を実行する(ステップS17)。このクリーニング実行ステップS17では、メディアドライブ41へのメディアの搬送処理(ステップS13)又はメディアドライブ41におけるデータ書込み処理(ステップS15)の何れかの処理と並行してクリーニングを実行する。
メディアドライブ41におけるデータ書込み処理(ステップS15)が完了すると、搬送命令生成部105は、メディアをメディアドライブ41からプリンター11に搬送する旨の搬送命令を生成しメディア搬送機構31へ送信する(ステップS18)。搬送命令を受けたメディア搬送機構31がメディアドライブ41からプリンター11へメディアを搬送すると(ステップS19)、印刷データ生成部103が印刷命令を生成して印刷データとともにプリンター11へ送信する(ステップS20)。
印刷命令を受けたプリンター11は印刷データに基づいて、メディアに対するレーベル印刷を実行する(ステップS21)。次に、搬送命令生成部105はプリンター11上のメディアをメディア保管部(例えば、メディアスタッカー22)に搬送する旨の搬送命令をメディア搬送機構31に発行し(ステップS22)、その命令に基づいてメディア搬送機構31がプリンター11上のメディアをメディア保管部に搬送する(ステップS23)。以上で、一連のメディア作製処理が完了する。
このように、本実施形態のパブリッシャー1は、例えば、ホストコンピューター100が発行する印刷準備命令に基づいてプリンター11が実行するクリーニング処理は、メディアドライブ41へのメディアの搬送処理中若しくはメディアドライブ41におけるデータ書込み処理中など、ホストコンピューター100からプリンター11に印刷命令が送信される前に開始される。
例えば、メディアドライブ41におけるデータ書込み処理の所要時間は、比較的所要時間が長いクリーニング処理よりも大きい場合が多い。このため、ホストコンピューター100からの印刷準備命令でプリンター11が実行するクリーニングは、ほぼプリンター11がホストコンピューター100から印刷命令を受ける前に完了する。
したがって、プリンター11はホストコンピューター100から印刷命令を受けた時に印刷処理を保留する必要がなく、ホストコンピューター100が発行した印刷命令を受信するとすぐに実行することができる。このため、プリンター11のクリーニング処理のためにメディア作製処理のスループットが低下することを防止することができる。
また、本実施形態の場合、ホストコンピューター100のデータ管理部108が、メディアの記録面へ書き込む記録データやメディアのレーベル面への印刷データを一時的に管理する。メディア作製指示が入力されると、メディアの記録面へのデータ書込み処理や、メディアのレーベル面に対する印刷処理に必要な各種の処理命令を搬送命令生成部105、書込み命令生成部106及び印刷データ生成部103が生成し、パブリッシャー1に送信する。データ管理部108は記録データのデータ量に応じたデータ書込み処理時間を管理することによって、次の印刷処理が開始されるまでのおおよその印刷準備時間を算出することができる。さらに、本実施形態ではメディア搬送機構31による各搬送処理の所要時間を印刷準備時間に算入することができるので、より正確な印刷準備時間を算出することができる。
さらに、プリンター11の印刷準備命令判定部115は、ホストコンピューター100から通知される印刷準備時間に応じて印刷準備時間内に完了することができるクリーニング処理の種類を選択することができる。したがって、印刷部が印刷命令を受ける前に確実にクリーニング処理を完了させることができる。このため、メディアドライブ41によるデータ書込み処理、プリンター11へのメディアの搬送処理の終了後に、ホストコンピューターから印刷命令を受信し、クリーニングを実行していた場合と比較すると、ファーストプリントを早めることができる。またプリンター11は、ホストコンピューター100が発行した印刷命令を従来よりも速やかに実行することができ、クリーニング処理のためにメディア作製処理のスループットが低下することを確実に防止又は軽減することができる。
また、本実施形態のプリンター11に装備した印刷準備命令判定部115は、ホストコンピューター100からの印刷準備命令に含まれた印刷準備時間がクリーニング処理に必要な時間より短い場合は、クリーニング処理を実行しないよう構成することもできる。
新たなデータ書込み処理が不要で、メディアのレーベル印刷だけを実行するような場合は、データ書込み時間を要しないため算出される印刷準備時間は短い。このため、ホストコンピューターからの印刷準備命令を受信後、間もなくプリンター11に印刷命令が送信されるような場合は、印刷準備時間がクリーニングに必要な時間より短いためクリーニング処理を実行せずに印刷処理を実行することもできる。すなわち、速やかに印刷命令の実行に移すことができ、クリーニング処理のためにメディア作製処理のスループットが低下することを防止することができる。
1:パブリッシャー、11:プリンター、31:メディア搬送機構、41:メディアドライブ、100:ホストコンピューター、101:アプリケーション、102:プリンタードライバー、103:印刷データ生成部、104:印刷準備命令生成部、105:搬送命令生成部、106:書込み命令生成部、107:送受信部、108:データ管理部、110:ハブ、112:プリントバッファ、113:印刷制御部、114:クリーニング実行部、115:印刷準備命令判定部、132:搬送制御部、142:データ書込み制御部。

Claims (4)

  1. メディアの記録面へのデータ書込み処理を実行するデータ書込み部と、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させて前記メディアのレーベル面に対する印刷処理及び前記印刷ヘッドのクリーニング処理を実行する印刷部と、前記メディアを前記データ書込み部や前記印刷部へ搬送する搬送部と、を備えたメディア処理装置であって、
    前記印刷部は、前記データ書込み部で前記メディアの記録面に書き込まれるデータのデータ量及び前記データ書込み部のデータ書込み速度に基づいて算出した印刷準備時間を含み、当該メディア処理装置に通信可能に接続されたホストコンピューターから印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を受信すると、前記印刷ヘッドのクリーニングが必要であるか否かを判定し、必要であると判定したときには、前記メディアの搬送処理又は前記データ書込み処理の何れかの処理に並行して、前記印刷準備時間に応じてクリーニングの種類を選択して選択されたクリーニングを実行することを特徴とするメディア処理装置。
  2. 前記印刷部は、前記印刷準備時間がクリーニングに必要な時間より短い場合は、前記クリーニングを実行しないことを特徴とする請求項1に記載のメディア処理装置。
  3. メディアの記録面へのデータ書込み処理を実行するデータ書込み部と、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させて前記メディアのレーベル面に対する印刷処理及び前記印刷ヘッドのクリーニング処理を実行する印刷部と、前記メディアを前記データ書込み部や前記印刷部へ搬送する搬送部と、を備えたメディア処理装置の制御方法であって、
    当該メディア処理装置に通信可能に接続されたホストコンピューターから、前記データ書込み部で前記メディアの記録面に書き込まれるデータのデータ量及び前記データ書込み部のデータ書込み速度に基づいて算出した印刷準備時間を含む印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を受信する準備命令受信ステップと、
    前記印刷ヘッドのクリーニングが必要であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで必要であると判定したときに、前記メディアの搬送処理又は前記データ書込み処理の何れかの処理と並行して、前記印刷準備時間に応じてクリーニングの種類を選択して選択されたクリーニングを実行するクリーニング実行ステップと、を含むことを特徴とするメディア処理装置の制御方法。
  4. メディアの記録面へのデータ書込み処理を実行するデータ書込み部と、印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させて前記メディアのレーベル面に対する印刷処理及び前記印刷ヘッドのクリーニング処理を実行する印刷部と、前記メディアを前記データ書込み部や前記印刷部へ搬送する搬送部とを有するメディア処理装置が備えるコンピューターに、当該メディア処理装置に通信可能に接続されたホストコンピューターから前記データ書込み部で前記メディアの記録面に書き込まれるデータのデータ量及び前記データ書込み部のデータ書込み速度に基づいて算出した印刷準備時間を含む印刷処理の実行を予告する印刷準備命令を受信する準備命令受信ステップ前記印刷ヘッドのクリーニングが必要であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで必要であると判定したときに前記メディアの搬送処理又は前記データ書込み処理の何れかの処理と並行して前記印刷準備時間に応じてクリーニングの種類を選択して選択されたクリーニングを実行するクリーニング実行ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
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