JP5903949B2 - メディアドライブの制御方法および制御装置 - Google Patents

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Description

パブリッシャーに搭載された交換ユニットとしてのメディアドライブの制御方法および
制御装置に関する。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile
Disc)、BD(Blu−ray Disc)等のメディア(情報記録媒体)にデータ
の書き込み及び読み出しを行うメディアドライブを複数備える電子機器として、近年、多
数枚のブランクCD、DVDやBD等のメディアにデータの書き込みとレーベル印刷を行
うパブリッシャー(メディア処理装置)が知られている。
この種のパブリッシャーは、円板状のメディアを積層状態で収容するメディアスタッカ
(メディア収容部)、メディアへデータを書き込むメディアドライブ及びメディアのレー
ベル面に印刷を施すレーベルプリンター(メディア処理部)、これらメディア処理部(メ
ディアドライブやレーベルプリンター)に対してメディアを保持して搬送するメディア搬
送機構を備えている。
上記のパブリッシャーを使用するユーザーが、該パブリッシャーを構成する交換ユニッ
トであるメディアドライブの交換時期(寿命)を容易に把握できる方法として、以下のも
のが知られている。
交換可能なユニットである少なくとも1つのメディアドライブを備えた電子機器に接続
されたホストコンピューターが、電子機器に記憶されたメディアドライブの所定の種別の
メディアに対して使用するヘッドに係わる累積使用時間を含むメンテナンスカウンタ情報
を取得し、所定の種別のメディアに対して使用するヘッド毎に対して予め設定された保証
時間と、取得したメンテナンスカウンタ情報とに基づいて、累積使用時間/保証時間をヘ
ッド毎の寿命予測値として求め、ヘッド毎の寿命予測値のうちの最大値をメディアドライ
ブの寿命予測値として表示部に表示する。(特許文献1参照)
特開2010−198684号公報
従来のパブリッシャーを構成する交換ユニットであるメディアドライブの交換時期(寿
命)の判定において、メディアドライブの所定の種別(CD、DVD及びBD)毎のヘッ
ドの累積使用時間をメンテナンスカウンタ情報から取得して、この累積使用時間と所定の
種別毎のヘッドの予め設定された保証時間とに基づいて、寿命予測値を求めていた。
しかし、発明者の研究によって、所定の種別毎のヘッドの寿命は、当該種別(例えば、
CD)のヘッドの寿命は、CDのヘッドの累積使用時間(書込み時間と読出し時間の累積
時間)のみでは正確な寿命を得ることができず、CDの累積使用時間のみではなく、当該
CDと一体となってメディアドライブを形成する他の種別のヘッド(例えば、DVDヘッ
ド及びBDヘッド)の累積使用時間が影響することが判明した。
また、所定の種別毎のヘッドの寿命は、CD、DVD、BDのヘッドの累積使用時間に
更に、累積待機時間(ヘッドの待機時間の累積時間)が影響することも判明した。
本発明の課題(目的)は、CD、DVD及びBDヘッドの単独の累積使用時間のみでは
なく、当該CD、DVD及びBDヘッドと一体となってメディアドライブを形成する他の
ヘッドの累積使用時間又は累積待機時間をも考慮してより正確にメディアドライブの寿命
を判定する、メディアドライブの制御方法および制御装置を実現することにある。
上記課題を解決するための本発明のメディアドライブの制御方法は、第1のヘッドの換算累積動作時間と前記第1のヘッドと種別が異なる第2のヘッドの換算累積動作時間を、前記第1のヘッドの動作時間と前記第2のヘッドの動作時間とに基づいて算出、算出した前記第1のヘッドの換算累積動作時間と前記第2のヘッドの換算累積動作時間を用いて前記第1のヘッド使用率及び前記第2のヘッドの使用率に変換、 前記第1のヘッドの使用率及び前記第2のヘッドの使用率のうちきい値の使用率に基づいてディアドライブの寿命を判定するとを特徴とする。
また、第1のヘッドの換算累積動作時間と、前記第1のヘッドと種別が異なる第2のヘッドの換算累積動作時間と、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドと種別が異なる第3のヘッドの換算累積動作時間とを、前記第1のヘッドの動作時間、前記第2のヘッドの動作時間、及び前記第3のヘッドの動作時間に基づいて算出し、算出した前記第1のヘッドの換算累積動作時間、前記第2のヘッドの換算累積動作時間、及び前記第3のヘッドの換算累積動作時間を用いて前記第1のヘッドの使用率、前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率に変換し、前記第1のヘッドの使用率、前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率のうち一番大きい値の使用率に基づいてメディアドライブの寿命を判定することを特徴とする。
上記の構成によって、CD、DVD及びBDヘッド寿命をCD、DVD及びBDヘッド
の単独の累積使用時間のみではなく、当該CD、DVD及びBDと一体となってメディア
ドライブを形成する他のヘッドの累積使用時間も考慮することによって、CD、DVD及
びBDヘッドの寿命をより正確に計算することが可能になる。
また、CD、DVD及びBDヘッドのいずれもが動作していない待機時間をも考慮する
ことによって、更に正確な寿命の計算が可能となる。
また、前記複数種別のヘッドは、CD、DVD及びBDヘッドを含み、CD、DVD及
びBDヘッドの各々の換算累積動作時間であるT(CDT)、T(DVDT)及びT(B
DT)の算出は、以下の(1)から(3)の式に基づいて実行される、ことを特徴とする
。 T(CDT)=aT(CD)w+bT(DVD)w+cT(BD)w+dT(CD)
r+eT(DVD)r+fT(BD)r+gT(wa)・・・(1)
T(DVDT)=a’T(CD)w+b’T(DVD)w+c’T(BD)w+d’T(
CD)r+e’T(DVD)r+f’T(BD)r+g’T(wa)・・・(2)
T(BDT)=a’’T(CD)w+b’’T(DVD)w+c’’T(BD)w+d
’’T(CD)r+e’’T(DVD)r+f’’T(BD)r+g’’T(wa)・・
・(3)
ここで、T(CD)wはCDヘッドの累積書込み動作時間、T(DVD)wはDVDヘ
ッドの累積書込み動作時間、T(BD)wはBDヘッドの累積書込み動作時間、T(CD
)rはCDヘッドの累積読出し動作時間、T(DVD)rはDVDヘッドの累積読出し動作
時間、T(BD)rはBDヘッドの累積読出し動作時間、T(wa)は累積待機時間であ
る。また、a、a’、a’’、b、b’、b’’、c、c’、c’’、d、d’、d’’
、e、e’、e’’、f、f’、f’’及びg、g’、g’’は係数である。
上記計算式に使用される係数は、CD、DVD及びBDヘッドのそれぞれの特性や配置
に応じて異なった値となるもので、それぞれ1〜0の間の数であり、CD、DVD及びB
Dが一体となってメディアドライブを形成する他のヘッドの動作時間の影響の程度を示し
ている。
上記課題を解決するための本発明の制御装置は、第1のヘッドと、前記第1のヘッドと種別が異なる第2のヘッドと、前記第1のヘッド及び前記第2のヘッドと種別が異なる第3のヘッドとを有するメディアドライブを備え、前記第1のヘッドの換算累積動作時間と、前記第2のヘッドの換算累積動作時間と、前記第3のヘッドの換算累積動作時間とを、前記第1のヘッド動作時間、前記第2のヘッドの動作時間、及び前記第3のヘッドの動作時間に基づいて算出し、算出した前記第1のヘッドの換算累積動作時間、前記第2のヘッドの換算累積動作時間、及び前記第3のヘッドの換算累積動作時間を用いて前記第1のヘッド使用率、前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率に変換し、前記第1のヘッドの使用率、前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率のうち一番大きい値の使用率に基づいて前記メディアドライブの寿命を判定することを特徴とする。
上記構成によって、パブリッシャーに搭載された、交換可能なメディアドライブの寿命
をより正確に判定できるので、メディアドライブの使用効率をより向上することができる
また、前記複数種別のヘッドは、CD、DVD及びBDヘッドを含み、CD、DVD及
びBDヘッドの各々の換算累積動作時間であるT(CDT)、T(DVDT)及びT(B
DT)を算出することを特徴とする。
また、前記一番大きい値使用率を表示前記一番大きい値の使用率が所定の値を超えた場合、警告メッセージを表示する表示部を備えことを特徴とする。
また、前記パブリッシャーは前記メディアドライブを複数台備え、前記複数種別のヘッ
ドの各々の使用率に基づいて、メディアドライブを選択して使用するよう制御することを
特徴とする。
上記構成によって、例えばCDヘッドの使用率が100%近く高くなって交換する際に
は、他のDVD及びBDヘッドの使用率もできるだけ100%に近く成るように選択して
使用することによって、交換されて破棄されるメディアドライブの資源をより有効に利用
することができる。
本発明では、CD、DVD及びBDヘッドの単独の累積使用時間のみではなく、当該C
D、DVD及びBDヘッドと一体となってメディアドライブを形成する他のヘッドの累積
累積使用時間又は累積待機時間をも考慮してより正確にメディアドライブの寿命を判定す
ることが可能になる。
また、パブリッシャーに搭載されたメディアドライブのより正確な寿命の判定が可能な
制御装置が実現できる。
メディアドライブの寿命判定の手順を示すフローチャートである。 CD、DVD及びBDヘッドの換算累積動作時間の算出に使用する係数を示す図である。 各部を閉状態としたパブリッシャーの外観斜視図である。 各部を開状態としたパブリッシャーの外観斜視図である。 パブリッシャーのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図である。 パブリッシャーの機能を示す機能ブロック図である。 パブリッシャーの交換ユニットを示した概略構造を示す模式図である。
本発明の前提となるパブリッシャー(メディア処理装置)の全体構成について図3〜図
5を参照して説明する。
図3は、各部を閉状態としたパブリッシャーの外観斜視図、図4は各部を開状態とした
パブリッシャーの外観斜視図である。図5はパブリッシャーのケースを外した状態の前方
上側から見た斜視図である。
図3に示すように、パブリッシャー1は、CD、DVD及びBD等の円板状のメディア
ヘのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行う装置であり、ほぼ直方体形
状のケース2を備えている。
このケース2の前面には、開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。
ケース2の上側右端部には、表示ランプ、操作ボタンなどが配列された操作パネル5が
設けられている。
また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けら
れている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
図4及び図5に示すように、パブリッシャー1のケース2の内部には、データ書き込み
処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMをスタック可能なメ
ディア保管部としてのメディアスタッカ21と、複数枚(例えば50枚)の作成済みメデ
ィアMが保管されるメディア保管部としてのメディアスタッカ22とが保管されるメディ
アMの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。
メディアスタッカ21及びメディアスタッカ22は、それぞれ所定位置に対して着脱自
在である。
上側のメディアスタッカ21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、こ
れにより、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなし
ている。
メディアスタッカ21にメディアMを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けて
メディアスタッカ21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側のメディアスタッカ22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,
28を備え、これによって、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容
可能なメディアスタッカが構成されている。
図4及び図5に示すように、メディアスタッカ21及びメディアスタッカ22の後側に
は、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、本体フレーム3
0とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有して
いる。
この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降及び旋回可能な状態で支持されている。
搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能である
とともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
メディアスタッカ21,メディアスタッカ22及びメディア搬送機構31の側方の後方
の部位には、上下に積層された第1メディアドライブ41,第2メディアドライブ51が
配置されている。
この2つのメディアドライブ41,51は、メディアMへのデータ書き込み位置とメデ
ィアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレ
イ41a,51aをそれぞれ有している。
また、レーベルプリンター11は、メディアMのレーベル面へのレーベル印刷可能な印
刷位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能な
メディアトレイ45を有している。
図では、第1メディアドライブ41,第2メディアドライブ51のメディアトレイが手
前に引き出されてメディア受け渡し位置にある状態(トレイを開けた状態)及び下側のレ
ーベルプリンター11のメディアトレイ45が手前側のメディア受け渡し位置にある状態
が示されている。
また、レーベルプリンター11はインクジェットプリンターであり、インク供給機構6
0として各色(例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライト
マゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ1
2がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、メディアスタッカ21の左右一対の枠板24,25の間及びメディアスタッカ
22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇
降可能な隙間が形成されている。
また、これら上下のメディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間には、メディ
ア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、メディアスタッカ22の真上に位置
できるように隙間が開いている。
さらに、メディアトレイ41a,51aをそれぞれ第1メディアドライブ41,第2メ
ディアドライブ51に押し込む(トレイを閉じる)と、メディア搬送機構31の搬送アー
ム36を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45にアクセス可能と
なっている。
両メディアトレイ41a,51aがデータ書き込み位置(トレイを閉じた状態)に位置
し、メディアトレイ45が奥側の印刷位置に位置した状態で、メディア搬送機構31の搬
送アーム36は、メディアトレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となって
いる。
そして、メディアトレイ45のメディア受け渡し位置の下方には、搬送アーム36がこ
の位置まで下降してリリースしたメディアMが通過するガイド穴であって、後述するメデ
ィアスタッカ(別体メディアスタッカ)が装着されるガイド穴65が形成されている。
図4に示すように、引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から
引き出して開いたり収納して閉じたりする開閉可能な引出トレイ70を有している。
引出トレイ70には、メディアスタッカ部71が下方に凹んで設けられている。
引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、メディアスタッカ部71は、ガイド
穴65の下方に位置し、メディアスタッカ部71の中心部は、受け渡し位置にある両メデ
ィアトレイ41a,51aとメディアトレイ45の中心軸線が同一となるように位置され
ている。
このメディアスタッカ部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入
れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。
メディアスタッカ部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収
容可能となっている。
収納状態にある引出トレイ70のメディアスタッカ部71及びガイド穴65には、メデ
ィアスタッカ部71よりもメディアMの収容量が多いメディアスタッカ(別体メディアス
タッカ)72が着脱可能となっている(図4参照)。
このメディアスタッカ72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えており、これによ
って、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収
容可能となっている。
一対の円弧状の枠板73,74の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇
降可能な隙間が形成されている。
また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザーによって把持される取っ手75が設
けられている。
そして、メディアスタッカ72を取り付けた状態とすれば、メディアスタッカ22から
未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41,51およびレーベルプリンター
11でデータ記録および印刷を行った後に、メディアスタッカ72に収容することができ
る。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれ
ぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディア
スタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収
容し、次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理し
て、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。
このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最
大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、メディアスタッカ72を取り外した状態とすれば、上側のメディアスタッカ21
あるいは下側のメディアスタッカ22から未使用のメディアMを取り出し、第1のメディ
アドライブ41又は第2のメディアドライブ51及びレーベルプリンター11でデータ記
録及び印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のメディアスタッカ部71に収
容することができる。
これにより、その後、引出トレイ70を引き出すことでメディアスタッカ部71から処
理が完了したメディアMを取り出すことができる。つまり、メディアMへの処理中であっ
ても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了したメディアMから順に1枚ずつあるいは複数
枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
ここで、メディア搬送機構31の搬送アーム36の昇降及び左右への旋回の組み合わせ
動作によって、メディアMは、メディアスタッカ21、メディアスタッカ22、引出トレ
イ70のメディアスタッカ部71(またはメディアスタッカ72)、各メディアドライブ
41(51)のメディアトレイ41a(51a)及びレーベルプリンター11のメディア
トレイ45間で適宜搬送される。
次に、パブリッシャーの内部処理について説明する。
図6はパブリッシャーの機能を示す機能ブロック図である。
図7はパブリッシャーの交換ユニットを示した概略構造を示す模式図である。
図6において、パブリッシャー1は、装置各部の制御を司る制御部80を有し、パブリ
ッシャー1内の第1メディアドライブ駆動部81、第2メディアドライブ駆動部82、レ
ーベルプリンター駆動部83、メディア搬送機構駆動部84等の制御を行う。
第1メディアドライブ駆動部81は、制御部80からの指示に従って第1メディアドラ
イブ41を駆動制御する。
第2メディアドライブ駆動部82は、制御部80からの指示に従って第2メディアドラ
イブ51を駆動制御する。
レーベルプリンター駆動部82は、制御部80からの指示に従ってレーベルプリンター
11を駆動制御する。メディア搬送機構駆動部84は、制御部80からの指示に従ってメ
ディア搬送機構31を駆動制御する。
なお、図6では、第1メディアドライブ41又は第2メディアドライブ52、レーベル
プリンター11、メディア搬送機構31がすべて1つの制御部80で管理されているよう
に記載したが、それぞれに対応する制御部及び通信部を設けた構成としてもよい。
また、パブリッシャー1は、第1メディアドライブ駆動部81、第2メディアドライブ
駆動部82、レーベルプリンター駆動部83、メディア搬送機構駆動部84以外に、メデ
ィアに書込むためのデータと該メディアのレーベル面にレーベル印刷する画像データを一
時的に記憶するデータ記憶部85と、メンテナンスカウンタ情報が記憶される不揮発性記
憶部86と、操作パネル5に配置されるテンキーなどの英数字キー群、各種のファンクシ
ョンキー群及び状態表示ランプなどの表示器群を備えた操作部87と、ホストコンピュー
ター(制御装置)100と通信を行うための通信部88とを備えている。
データ記憶部85としては、例えばRAM(Random Access Memor
y)などの揮発性メモリが用いられる。また、不揮発性記憶部86(不揮発性メモリ)と
しては、データの書き換えを行うことから、例えばEEPROMやフラッシュROMなど
の不揮発性メモリが用いられる。
通信部88とホストコンピューター100は専用通信回線あるいは一般通信回線によっ
て接続される。
図7は、パブリッシャーの構成を簡略化して交換可能なユニット41,51,11を明
示した模式図であり、第1メディアドライブ41、第2メディアドライブ51、レーベル
プリンター11は、パブリッシャー1全体の寿命が来る前に、ユニット単位で交換が可能
である。
制御部80は、通常は、ホストコンピューター100から供給されるコマンドに基づき
、メディア作成動作(データ書込み/読出し処理、レーベル印刷処理)を行う。
まず、ホストコンピューター100から通信部88へメディアに書込むためのデータと
レーベル印刷するための画像データが送られてくると、制御部80は、それらをデータ記
憶部85に格納する。
次に、制御部80は、メディア搬送機構駆動部84と第1メディアドライブ駆動部81
又は第2メディアドライブ駆動部82を順次駆動制御し、例えば、図5及び図7に示すメ
ディアスタッカ21又は22からブランクのメディアMをピックアップする。
そして、メディアトレイ41a又はメディアトレイ51aを開けて該メディアMを載置
し、該メディアトレイ(メディアトレイ41a又はメディアトレイ51a)を閉じて(書
き込み位置にメディアトレイを移動させて)、第1メディアドライブ41又は第2メディ
アドライブ51によってメディアMに対してデータ記憶部85に格納されたデータの書込
み処理を行う。なお、読出し処理は、書込み処理時のデータのチェック等として行われ、
書込み処理の逆の処理等が行われる。
このとき、制御部80は、メディアトレイ41a又はメディアトレイ51aの開閉回数
をカウントし、書込み/読出し処理の時間を、メディアの種別を判別してメディアの種別
毎にカウントする。例えば、書込み/読出し処理の時間のカウントは、書込み/読出し処
理の開始時刻と終了時刻を検出し、両者の時間間隔を算出することにより行う。また、書
込み/読出しのデータの大きさと書込み/読出し速度とを用いて、書込み/読出し処理の
時間のカウントを行うこともできる。
上記メディアの種別とは、CD、DVD及びBD等、使用するヘッドが異なるメディア
である。
データの書込み/読出し処理が終了した後、制御部80は、第1メディアドライブ駆動
部81又は第2メディアドライブ駆動部82とメディア搬送機構駆動部84とを順次駆動
制御して、該メディアトレイ(メディアトレイ41a又はメディアトレイ51a)を開け
てメディアMをピックアップして、該メディアトレイ(メディアトレイ41a又はメディ
アトレイ51a)を閉じ、手前側のメディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45まで
メディアMを搬送して載置し、メディアトレイ45を奥側の印刷位置に移動させる。
このとき、制御部80は、メディアトレイ41a又はメディアトレイ51aの開閉回数
をカウントする。
次に、制御部80は、レーベルプリンター駆動部83を駆動制御して、レーベルプリン
ター11によって当該メディアMのレーベル面へ、データ記憶部85に格納された前記画
像データの印刷処理を行う。
このとき、制御部80は、印刷枚数をカウントする。
上記印刷処理が終了した後、制御部80は、メディア搬送機構駆動部84を駆動制御し
て、印刷処理が終了したメディアMをメディア搬送機構31によって、所定のメディアス
タッカ(22又は71(72))に搬送させる。
不揮発性記憶部86にはパブリッシャー1のメンテナンスカウンタ情報を記憶する領域
が設けられている。
この記憶領域には、製品シリアル番号と、各メディアドライブ41,51のメディアト
レイ開閉の累積回数と、メディアの種別毎のデータ書込み/読出し処理の累積動作時間(
累積書込み動作時間と累積読出し動作時間)と、レーベルプリンター11のる累積印刷枚
数と、を少なくとも含むメンテナンスカウンタ情報が記憶される。パブリッシャー1が稼
動状態であるが、当該メディアドライブが動作していない累積時間である累積待機時間は
、メンテナンスカウンタ情報から算出可能であるが、累積待機時間を含めてメンテナンス
情報として記憶も可能である。
制御部80は、パブリッシャー1の各駆動部(第1メディアドライブ駆動部81、第2
メディアドライブ駆動部82、レーベルプリンター駆動部83、メディア搬送機構駆動部
84)の駆動制御を行ったときに、前述のようにカウントした各メディアトレイの開閉回
数、メディアの種別毎の書込み/読出し動作時間、印刷枚数等を加算して、上記メンテナ
ンスカウンタ情報を更新する機能を有している。
各交換ユニットの寿命は、交換ユニットを構成する各部品単位の寿命に左右される。
よって、ある部品の寿命が尽きた場合は、メンテナンスとして、交換ユニット単位で交
換する必要がある。
一般に、交換ユニットとしてのメディアドライブの全体の寿命は、1つはその構成部品
であるデータ書込み又は読出しヘッド(光ピックアップやレーザー光源などを備える)の
寿命に制限される。
CD、DVD及びBDではデータ書込み/読出しにそれぞれ異なる波長のレーザー光を
使用するので、メディアドライブは、複数のヘッドを搭載している。
このため、CDに対する書込み/読出し動作時間とDVD又はBDに対する書込み/読
出し動作時間を分けて、各々のヘッド(CD、DVD及びBDヘッド)の使用時間(動作
時間)を考慮し、いずれか一つのヘッドの寿命が尽きた場合、そのメディアドライブを交
換する必要がある。
従って、各々のヘッドの使用時間が、CDの書込み/読出しに対する保証時間(耐久性
を保証する上限値)、DVDの書込み/読出しに対する保証時間(耐久性を保証する上限
値)及びBDの書込み/読出しに対する保証時間(耐久性を保証する上限値)のうちの1
つでも超えた場合は、交換ユニットである当該メディアドライブを交換する必要がある。
そして、このメディアドライブの交換時期がメディアドライブの寿命であり、この寿命を
正確に判断することにより、全体としてパブリッシャー1の使用効率を向上することがで
きる。
本発明では、寿命の判定において、CD、DVDおよびBDの書込み/読出しに対する
保証時間と比較する各々のヘッドの使用時間に、換算累積動作時間を用いて、寿命を正確
に判断する。CD、DVDおよびBDヘッドの各々の換算累積動作時間は、CD、DVD
及びBDヘッドの単独の累積使用時間のみではなく、当該CD、DVD及びBDヘッドと
一体となってメディアドライブを形成する他のヘッドの累積使用時間又は累積待機時間を
も考慮して算出されるものである。累積待機時間は、パブリッシャー1が稼動状態である
が、当該メディアドライブが動作していない時間の累積時間である。
本発明におけるCDヘッドの換算累積動作時間T(CDT)の算出は下記の式(1)で
行われる。
T(CDT)=aT(CD)w+bT(DVD)w+cT(BD)w+dT(CD)r
+eT(DVD)r+fT(BD)r+gT(wa)・・・(1)
ここで、T(CD)wはCDの累積書込み動作時間、T(DVD)wはDVDの累積書
込み動作時間、T(BD)wはBDの累積書込み動作時間、T(CD)rはCDの累積読
出し動作時間、T(DVD)rはDVDの累積読出し動作時間、T(BD)rはBDの累
積読出し動作時間、T(wa)は累積待機時間である。
また、a、b、c、d、e、f及びgは、図2の(a)に示すCDの換算累積動作時間
の計算に使用する係数であり、各ヘッドのそれぞれの特性や配置に応じて異なった値とな
るもので、他のヘッドの動作時間の影響の程度を示している。
本発明におけるDVDヘッドの換算累積動作時間T(DVDT)の計算は下記の式(2
)で行われる。
T(DVDT)=a’T(CD)w+b’T(DVD)w+c’T(BD)w+d’T
(CD)r+e’T(DVD)r+f’T(BD)r+g’T(wa)・・・(2)
ここで、T(CD)wはCDの累積書込み動作時間、T(DVD)wはDVDの累積書
込み動作時間、T(BD)wはBDの累積書込み動作時間、T(CD)rはCDの累積読
出し動作時間、T(DVD)rはDVDの累積読出し動作時間、T(BD)rはBDの累
積読出し動作時間、T(wa)は累積待機時間である。
また、a’、b’、c’、d’、e’、f’及びg’は、図2の(b)に示すDVDの
換算累積動作時間の計算に使用する係数であり、各ヘッドのそれぞれの特性や配置に応じ
て異なった値となるもので、他のヘッドの動作時間の影響の程度を示している。
本発明におけるBDヘッドの換算累積動作時間T(BDT)の計算は下記の式(3)で
行われる。
T(BDT)=a’’T(CD)w+b’’T(DVD)w+c’’T(BD)w+d
’’T(CD)r+e’’T(DVD)r+f’’T(BD)r+g’’T(wa)・・
・(3)
ここで、T(CD)wはCDの累積書込み動作時間、T(DVD)wはDVDの累積書
込み動作時間、T(BD)wはBDの累積書込み動作時間、T(CD)rはCDの累積読
出し動作時間、T(DVD)rはDVDの累積読出し動作時間、T(BD)rはBDの累
積読出し動作時間、T(wa)は累積待機時間である。
また、a’’、b’’、c’’、d’’、e’’、f’’及びg’’は、図2の(c)に
示すBDの換算累積動作時間の算出に使用する係数であり、各ヘッドのそれぞれの特性や
配置に応じて異なった値となるもので、他のヘッドの動作時間の影響の程度を示している
次に、本発明におけるパブリッシャー1のメディアドライブ41,51の寿命判定の手
順を図1のフローチャートを用いて説明する。
・パブリッシャー1に接続されたホストコンピューター100は、寿命判定のプログラム
を起動すると、パブリッシャー1にメンテナンスカウンタ情報の要求コマンドを送信する
(ステップS1)。
・パブリッシャー1は、メンテナンスカウンタ情報の要求コマンドを受信する(ステップ
S2)と、不揮発性記憶部86の記憶領域のメンテナンスカウンタ情報をホストコンピュ
ーター100へ送信する(ステップS3)。
・ホストコンピューター100は、メンテナンスカウンタ情報を受信し(ステップS4)
、予め設定された、各係数(a〜g、a’〜g’、a’’〜g’’)と、取得したメンテ
ナンスカウンタ情報とに基づいて、計算式(1)、(2)、(3)を用いて、各ヘッドの
換算累積動作時間(T(CDT)、T(DVDT)、T(BDT))を算出する(ステッ
プS5)。
・ホストコンピューター100は、各ヘッドの算出された換算累積動作時間を各ヘッドの
それぞれの想定寿命時間で割り算した値である使用率(%)を算出する(ステップS6)
。ここでの想定寿命時間は、CD、DVD及びBDの各々の書込み/読出しに対する保証
時間とするが、この保証時間に近い値を用いることも可能である。
・ホストコンピューター100は、求めた使用率(%)のうち一番大きい使用率(%)を
予め設定された所定の値(%)、例えば、90%、100%を超えているかどうか判定す
る(ステップS7)。
・ホストコンピューター100の表示部101は、一番大きい使用率(%)を表示すると
ともに、ステップS7で、使用率が90%を超えるヘッドがある場合(寿命に近い場合)
は、ホストコンピューター100は、メディアドライブが寿命に近いことの警告メッセー
ジを表示する。また、100%を超えるヘッドがある場合(寿命を超えた場合)は、メデ
ィアドライブの寿命に達した旨のエラーメッセージを表示する(ステップS8)。
上記のパブリッシャー1のメディアドライブ41,51の寿命判定の手順は、単独で行わ
れてもよいが、ホストコンピューター100から指示されるメディア作成動作のジョブに
組み込まれ、パブリッシャー1がメディアの搬送を開始する前に行うことも可能である。
その場合、判定手順のステップS8において、一番大きい使用率(%)が90%を超えて
いる場合は、警告メッセージを表示するともに、ユーザーにメディア作成動作の処理を継
続するかどうかの問い合わせをすることも可能である。また、一番大きい使用率(%)が
100%を超えている場合は、エラーメッセージを表示するともに、パブリッシャー1は
、メディア作成動作の処理を中止し、ジョブを終了するようにしてもよい。
また、一番大きい使用率(%)を基に、メディアドライブの残存寿命を計算して交換時
期を予測して交換予定日時として表示することも可能である。
また、メディアドライブが複数台搭載されたパブリッシャーの場合には、複数台のメデ
ィアドライブの各CD、DVD及びBDヘッドの換算累積動作時間を各CD、DVD及び
BDヘッドのそれぞれの想定寿命時間で割り算した使用率(%)を記憶しておき、同じメ
ディアドライブにおけるCD、DVD及びBDの使用率(%)をできる限り等しくするよ
うに選択して使用することによって、メディアドライブの交換時における各ヘッドの使用
率を100%に近づけるように制御する。
上記構成によって、例えばCDヘッドの使用率が100%に近くなって交換する際には
、他のDVD及びBDヘッドの使用率もできるだけ100%に近く成るように選択して使
用することによって、交換されて破棄されるメディアドライブの資源をより有効に利用す
ることができる。
また、換算累積動作時間の算出に用いる図2の各係数(a〜g、a’〜g’、a’’〜
g’’)は、メンテナンスカウンタ情報として、パブリッシャー1の不揮発性記憶部86
には保存されてもよいし、ホストコンピューター100が保存してもよい。また、上記の
寿命判定の手順をパブリッシャー1の制御部81が実行することも可能であり、パブリッ
シャー1が表示部を備えていれば、使用率及びメッセージの表示も可能である。
また、メディアドライブの寿命として、メカ部分の損耗も含めて考慮する必要があり、
メディアトレイの開閉動作の保証回数(耐久性を保証する上限値)を超えた場合も、メデ
ィアドライブを交換する必要があり、この影響を上記の寿命判定の手順に加えれば、更に
正確な寿命の判定が可能となる。
1:パブリッシャー(メディア処理装置),11:レーベルプリンター,21,22:メ
ディアスタッカ,31:メディア搬送機構,31,41:第1メディアドライブ,41a
:メディアトレイ,45:メディアトレイ,51:第2メディアドライブ,51a:メデ
ィアトレイ,71:メディアスタッカ部,72:メディアスタッカ,80:制御部,81
:第1メディアドライブ駆動部,82:第2メディアドライブ駆動部,83:レーベルプ
リンター駆動部,84:メディア搬送機構駆動部,85:データ記憶部,86:不揮発性
記憶部,87:操作部,88:通信部,100:ホストコンピューター(制御装置),1
01:表示部

Claims (3)

  1. CDヘッドである第1のヘッドの換算累積動作時間T(CDT)DVDヘッドである第2のヘッドの換算累積動作時間T(DVDT)とBDヘッドである第3のヘッドの換算累積動作時間T(BDT)とを、以下の(1)から(3)の式に基づいて算出し、
    算出した前記第1のヘッドの換算累積動作時間前記第2のヘッドの換算累積動作時間及び前記第3のヘッドの換算累積動作時間を用いて前記第1のヘッドの使用率前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率に変換し、
    前記第1のヘッドの使用率前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率のうち大きい値の使用率に基づいてメディアドライブの寿命を判定することを特徴とするメディアドライブの制御方法。
    T(CDT)=aT(CD)w+bT(DVD)w+cT(BD)w+dT(CD)r+eT(DVD)r+fT(BD)r+gT(wa)・・・(1)
    T(DVDT)=a’T(CD)w+b’T(DVD)w+c’T(BD)w+d’T(CD)r+e’T(DVD)r+f’T(BD)r+g’T(wa)・・・(2)
    T(BDT)=a’’T(CD)w+b’’T(DVD)w+c’’T(BD)w+d’’T(CD)r+e’’T(DVD)r+f’’T(BD)r+g’’T(wa)・・・(3)
    ここで、T(CD)wは前記CDヘッドの累積書込み動作時間、T(DVD)wは前記DVDヘッドの累積書込み動作時間、T(BD)wは前記BDヘッドの累積書込み動作時間、T(CD)rは前記CDヘッドの累積読出し動作時間、T(DVD)rは前記DVDヘッドの累積読出し動作時間、T(BD)rは前記BDヘッドの累積読出し動作時間、T(wa)は累積待機時間である。また、a、a’、a’’、b、b’、b’’、c、c’、c’’、d、d’、d’’、e、e’、e’’、f、f’、f’’及びg、g’、g’’は係数である。
  2. CDヘッドである第1のヘッドと、DVDヘッドである第2のヘッドと、BDヘッドである第3のヘッドとを有するメディアドライブを備え、
    前記第1のヘッドの換算累積動作時間T(CDT)と、前記第2のヘッドの換算累積動作時間T(DVDT)と、前記第3のヘッドの換算累積動作時間T(BDT)とを、以下の(1)から(3)の式に基づいて算出し、算出した前記第1のヘッドの換算累積動作時間、前記第2のヘッドの換算累積動作時間、及び前記第3のヘッドの換算累積動作時間を用いて前記第1のヘッドの使用率、前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率に変換し、前記第1のヘッドの使用率、前記第2のヘッドの使用率、及び前記第3のヘッドの使用率のうち一番大きい値の使用率に基づいて前記メディアドライブの寿命を判定することを特徴とする制御装置。
    T(CDT)=aT(CD)w+bT(DVD)w+cT(BD)w+dT(CD)r+eT(DVD)r+fT(BD)r+gT(wa)・・・(1)
    T(DVDT)=a’T(CD)w+b’T(DVD)w+c’T(BD)w+d’T(CD)r+e’T(DVD)r+f’T(BD)r+g’T(wa)・・・(2)
    T(BDT)=a’’T(CD)w+b’’T(DVD)w+c’’T(BD)w+d’’T(CD)r+e’’T(DVD)r+f’’T(BD)r+g’’T(wa)・・・(3)
    ここで、T(CD)wは前記CDヘッドの累積書込み動作時間、T(DVD)wは前記DVDヘッドの累積書込み動作時間、T(BD)wは前記BDヘッドの累積書込み動作時間、T(CD)rは前記CDヘッドの累積読出し動作時間、T(DVD)rは前記DVDヘッドの累積読出し動作時間、T(BD)rは前記BDヘッドの累積読出し動作時間、T(wa)は累積待機時間である。また、a、a’、a’’、b、b’、b’’、c、c’、c’’、d、d’、d’’、e、e’、e’’、f、f’、f’’及びg、g’、g’’は係数である。
  3. 前記一番大きい値の使用率を表示し、前記一番大きい値の使用率が所定の値を超えた場合、警告メッセージを表示する表示部を備える請求項に記載の制御装置。
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