JP5145847B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5145847B2
JP5145847B2 JP2007260228A JP2007260228A JP5145847B2 JP 5145847 B2 JP5145847 B2 JP 5145847B2 JP 2007260228 A JP2007260228 A JP 2007260228A JP 2007260228 A JP2007260228 A JP 2007260228A JP 5145847 B2 JP5145847 B2 JP 5145847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
media
electromagnetic shielding
transparent
door
stacker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007260228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009094101A (ja
Inventor
智久 加野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007260228A priority Critical patent/JP5145847B2/ja
Publication of JP2009094101A publication Critical patent/JP2009094101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5145847B2 publication Critical patent/JP5145847B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

本発明は、例えば、CDあるいはDVDなどの板状のメディアに各種処理を行う情報処理装置に関する。
近年、多数枚のブランクCDやDVDなどのメディアにデータの書き込みを行うディスクダビング装置、データの書き込みとレーベル印刷を行ってメディアを制作して発行可能なCD/DVDパブリッシャなどのメディア処理装置が用いられつつある。この種のメディア処理装置としては、メディアへデータを書き込むドライブ、メディアのレーベル面に印刷を施すプリンタ及びこれらドライブやプリンタに対してメディアを保持して搬送する搬送機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−202379号公報
ところで、この種のメディア処理装置などの情報処理装置では、装置内のドライブ等にて発生する電磁波の外部への漏れ及び外部からの電磁波の侵入を抑制することが要求されており、ケースの内面に導電性を有するメッキ等を施したり、ケースを金属板で形成することが行われている。
しかし、ケースの全体にメッキ等を施したり、ケースを金属板で形成すると、内部が視認できなくなり、処理状況の把握が困難となる。また、メッキ等によって電磁波を遮蔽する場合、その遮蔽レベルを容易に変更することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電磁波を遮蔽しつつ内部の視認が可能で、しかも、電磁波の遮蔽レベルの変更等が可能な情報処理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決することのできる本発明に係る情報処理装置は、電磁遮蔽性を有する筐体内に各種の処理部が収容され、前記筐体の一部に、内部を視認可能な窓部が設けられた情報処理装置であって、前記窓部には、電磁遮蔽性を有する透明な電磁遮蔽板が着脱可能に設けられていることを特徴とする。
この構成の情報処理装置によれば、電磁遮蔽性を有する筐体の窓部に、電磁遮蔽性を有する透明な電磁遮蔽板が設けられているので、外部への電磁波の漏洩、外部からの電磁波による影響を良好に抑制して電磁波障害を防ぎ、安全規格を満たすことができ、しかも、窓部にて、外部から内部の処理状況を目視で容易に確認することができる。また、電磁遮蔽板が着脱可能であるので、発生する電磁波の量などの状況に応じて、電磁遮蔽板の交換、変更、枚数の追加や削減を行い、遮蔽レベルの変更を容易に行うことができる。
また、前記電磁遮蔽板は、面方向に変位可能に保持されているのが好ましい。
この構成によれば、温度変化が生じて電磁遮蔽板が熱膨張あるいは熱収縮したとしても、電磁遮蔽板が面方向に変位することにより、筐体の電磁遮蔽板を保持する部分との線膨張係数の違いによる変形などの不具合を防ぐことができる。
また、前記電磁遮蔽板は、透明なカバーによって両面側から挟持することにより保持されているのが好ましい。
この構成によれば、簡略的な構造にて電磁遮蔽板を面方向に変位可能に保持することができ、例えば、電磁遮蔽板がフィルム状である場合に、窓部に電磁遮蔽板を貼り付ける場合と比べて、窓部との間の空気が気泡となって残るような不具合を防ぐことができる。
また、前記電磁遮蔽板は、導電性を有する透明な金属を、樹脂を基材としてフィルム化した透明導電膜であるのが好ましい。
この構成によれば、フィルム化した電磁遮蔽板を、湾曲した窓部などの形状に合わせて容易に保持させることがきる。
また、前記電磁遮蔽板は、薄板状に形成された金網からなるのが好ましい。
この構成によれば、安価な金網からなる電磁遮蔽板を用いるので、コストを低減させることができる。
以下、本発明に係る情報処理装置の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、パブリッシャからなるメディア処理装置を例にとって説明する。
図1は各部を閉状態としたパブリッシャの外観斜視図、図2は各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の前方上側から見た斜視図、図4はパブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図である。
図1に示すように、パブリッシャ1は、例えばCDあるいはDVD等の円板状のメディアへのデータの書き込みやメディアのレーベル面への印刷を行うメディア処理装置であり、ほぼ直方体形状のケース2を備えている。このケース2の前面には、左右に開閉可能な開閉扉3,4が取り付けられている。ケース2の上側左端部には、表示ランプ、操作ボタン等が配列された操作面5が設けられている。また、ケース2の下端には、下方に突出するように載置用の脚部6が左右両側に設けられている。左右の脚部6の間位置には引出機構7が設けられている。
図2に示すように、正面視右側の開閉扉3は、パブリッシャ1の前面側の開口部8を開閉するもので、例えば未使用(ブランク)のメディアMを開口部8を介してセットする時、あるいは作成済みのメディアMを、開口部8を介して取り出すときに、開閉する扉である。
また、正面視左側の開閉扉4は、図3に示すレーベルプリンタ11のインクカートリッジ(液体供給源)12の入れ換え時に開閉するためのものであり、この開閉扉4を開けると、鉛直方向に配列された複数のカートリッジホルダ13を有するカートリッジ装着部14が露出するようになっている。
パブリッシャ1のケース2の内部には、データ書き込み処理が行われていない複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMをスタック可能なメディア保管部としてのメディアスタッカ21と、複数枚(例えば50枚)の未使用のメディアMあるいは作成済みメディアMが保管されるメディア保管部としてのメディアスタッカ22とが保管されるメディアMの中心軸線が同一となるように上下に配置されている。メディアスタッカ21およびメディアスタッカ22は、それぞれ所定位置に対して着脱自在である。
上側のメディアスタッカ21は、左右一対の円弧状の枠板24,25を備えており、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能な構成をなしている。メディアスタッカ21にメディアMを収容あるいは補充する作業は、開閉扉3を開けてメディアスタッカ21を取り出すことにより、簡単に行うことが可能となっている。
下側のメディアスタッカ22も同一構造となっており、左右一対の円弧状の枠板27,28を備え、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能なスタッカが構成されている。
また、開閉扉3からは、処理が終わったメディアM(すなわち、データの書き込み、およびレーベル面印刷が終了したメディア)を取り出すこともできる。
これらのメディアスタッカ21およびメディアスタッカ22の後側には、メディア搬送機構31が配置されている。メディア搬送機構31は、本体フレーム30とシャーシ32の天板33との間に垂直に架け渡されている垂直ガイド軸35を有している。この垂直ガイド軸35に搬送アーム36が昇降および旋回可能な状態で支持されている。搬送アーム36は、駆動モータ37によって垂直ガイド軸35に沿って昇降可能であるとともに、垂直ガイド軸35を中心に左右に旋回可能である。
上下のスタッカ21,22およびメディア搬送機構31の側方の後方には、上下に積層された2つのメディアドライブ41が配置され、これらメディアドライブ41の下側にレーベルプリンタ11の後述するキャリッジ62が移動可能に配置されている。
メディアドライブ41は、メディアMへのデータ書き込み位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
また、レーベルプリンタ11は、メディアMのレーベル面へのレーベル印刷可能な印刷位置とメディアMの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ45を有している。
図3に示すように、上下のメディアドライブ41のメディアトレイ41aが手前に引き出されてメディア受け渡し位置にある状態および下側のレーベルプリンタ11のメディアトレイ45が手前側のメディア受け渡し位置にある状態が示されている。また、レーベルプリンタ11はインクジェットプリンタであり、インク供給機構60として各色(本実施形態ではブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色)のインクカートリッジ12が用いられ、これらのインクカートリッジ12がカートリッジ装着部14の各カートリッジホルダ13に前方から装着されている。
ここで、メディアスタッカ21の左右一対の枠板24,25の間およびメディアスタッカ22の左右一対の枠板27,28の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、これら上下のメディアスタッカ21とメディアスタッカ22との間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が水平に旋回して、メディアスタッカ22の真上に位置できるように隙間が開いている。さらに、両メディアトレイ41aをメディアドライブ41に押し込むと、メディア搬送機構31の搬送アーム36を下降させて、メディア受け渡し位置にあるメディアトレイ45にアクセス可能となっている。
メディア搬送機構31の搬送アーム36は、両メディアトレイ41aをデータ書き込み位置に位置させ、メディアトレイ45を奥側の印刷位置に位置させた状態で、メディアトレイ45の高さ位置よりもさらに下側まで下降可能となっている。そして、メディアトレイ45のメディア受け渡し位置の下方には、搬送アーム36が、この位置まで下降してリリースしたメディアMが通過するガイド穴65であって、後述するメディアスタッカが装着されるガイド孔65が形成されている。
引出機構7は、本体フレーム30の下側に、本体フレーム30から引き出して開いたり、収納して閉じたりすることが可能な引出トレイ70を有している。引出トレイ70には、スタッカ部71が下方に凹んで設けられている。引出トレイ70が収納位置(閉位置)にあるとき、スタッカ部71は、ガイド穴65の下方に位置し、スタッカ部71の中心部は、受け渡し位置にある両メディアトレイ41aとメディアトレイ45の中心に対して前方側にずらされ、平面内にて搬送アーム36の保持部36aの経路上に配置されている。
このスタッカ部71は、ガイド穴65を介して投入されるメディアMを受け入れ、このメディアMを比較的少量(例えば5枚〜10枚程度)だけ収容する。スタッカ部71は、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で収容可能となっている。なお、スタッカ部71に収容されたメディアMを取り出す場合、オペレータは引出トレイ70の前面部に設けた掛止部200(図2参照)に指を掛けて引出トレイ70を本体フレーム30から引き出す。
収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71およびガイド穴65には、スタッカ部71よりもメディアMの収容量が多いメディアスタッカ72が着脱可能となっている(図3参照)。このメディアスタッカ72も、一対の円弧状の枠板73,74を備えており、メディアMを上側から受け入れ、同軸に積層した状態で複数枚(例えば50枚)収容可能となっている。一対の円弧状の枠板73,74の間には、メディア搬送機構31の搬送アーム36が昇降可能な隙間が形成されている。また、一方の枠板74の上部には着脱時にユーザによって保持される取っ手75が設けられている。
そして、メディアスタッカ72を取り付けた状態とすれば、上側のメディアスタッカ21から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、メディアスタッカ72に収容することができる。
また、例えば、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22にそれぞれの最大収容枚数(50枚+50枚)の未使用のメディアMを装填し、下側のメディアスタッカ22の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理してメディアスタッカ72に収容し、次に、上側のメディアスタッカ21の全枚数(50枚)のメディアMを順次処理して、空となった下側のメディアスタッカ22に収容する。このようにして、上側のメディアスタッカ21および下側のメディアスタッカ22の最大収容枚数(50枚+50枚)のメディアMを一度に処理する(バッチ処理モード)。
また、メディアスタッカ72を取り外した状態とすれば、上側のメディアスタッカ21あるいは下側のメディアスタッカ22から未使用のメディアMを取り出し、メディアドライブ41およびレーベルプリンタ11でデータ記録および印刷を行った後に、収納状態にある引出トレイ70のスタッカ部71に収容することができる。
これにより、その後、引出トレイ70を引き出すことでスタッカ部71から処理が完了したメディアMを取り出すことができる。つまり、メディアMへの処理中であっても、開閉扉3を閉じたまま、処理が完了したメディアMから順に一枚ずつあるいは複数枚ずつ取り出すことができる(外部排出モード)。
ここで、メディア搬送機構31の搬送アーム36の昇降および左右への旋回の組み合わせ動作によって、メディアMは、メディアスタッカ21、メディアスタッカ22、引出トレイ70のスタッカ部71(またはメディアスタッカ72)、各メディアドライブ41のメディアトレイ41aおよびレーベルプリンタ11のメディアトレイ45間で適宜搬送される。
図4に示すように、レーベルプリンタ11はインク吐出用のノズル(図示省略)を備えたインクジェットヘッド61を有するキャリッジ62を備えており、このキャリッジ62は、キャリッジモータの駆動力でキャリッジガイド軸に沿って水平方向に往復移動する(図示省略)。
レーベルプリンタ11は、インクカートリッジ12が装着されるカートリッジ装着部14を有するインク供給機構60を備えている。このインク供給機構60は、縦型構造を有しており、パブリッシャ1の本体フレーム30上に立設されて鉛直方向に配設されている。このインク供給機構60には、可撓性を有するインク供給チューブ63の一端が接続されており、このインク供給チューブ63の他端は、キャリッジ62に接続されている。
そして、インク供給機構60に装着されるインクカートリッジ12のインク(液体)は、インク供給チューブ63を介してキャリッジ62に供給され、このキャリッジ62に設けられたダンパユニットおよび背圧調整ユニット(図示省略)を経てインクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)61に供給されインクノズル(図示省略)から吐出される。なお、インク供給機構60には、その上部に駆動機構64が設けられており、この駆動機構64は、インクカートリッジ12からインクパックに貯留しているインクを吸引してインクジェットヘッド61に吐出する後述のポンプを駆動するものである。
また、キャリッジ62のホームポジション(図4に示す位置)における下方側には、ヘッドメンテナンス機構81が設けられている。
このヘッドメンテナンス機構81は、ホームポジションに配置されたキャリッジ62の下面に露出するインクジェットヘッド61のインクノズルを覆うヘッドキャップ82と、インクジェットヘッド61のヘッドクリーニング動作やインク充填動作によってヘッドキャップ82に排出されたインクを吸引する廃インク吸引ポンプ83とを備えている。
そして、このヘッドメンテナンス機構81の廃インク吸引ポンプ83によって吸引されたインクは、チューブ84を介して、廃インク吸収タンク85へ送り込まれる。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に図示しない吸収材を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。なお、ヘッドメンテナンス機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、ヘッドメンテナンス機構81から滴下したインクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
上記のパブリッシャ1は、本体フレーム30が金属板から形成されており、また、ケース2及び開閉扉4の内面に導電性を有するアルミニウムなどを蒸着させてメッキを施すことにより、電磁波に対する遮蔽性が持たされ、開閉扉3も、電磁波に対する遮蔽構造が備えられている。
これにより、例えば、装置内部のメディアドライブ41にて生じた電磁波の外部への漏洩及び外部の電磁波の装置内部への侵入が抑制される。
次に、遮蔽構造を備えた開閉扉3について説明する。
図5は開閉扉の前面側からの斜視図、図6は開閉扉の裏面側からの斜視図、図7は開閉扉の分解斜視図、図8は開閉扉の断面図である。
図5に示すように、開閉扉3は、窓部101を有しており、開閉扉3を閉じた状態にて、窓部101からパブリッシャ1の内部が視認可能とされている。図6に示すように、この開閉扉3には、その一側部にヒンジ部102を有しており、これらヒンジ部102がケース2側の連結部(図示略)に連結され、ケース2に対して開閉可能とされている。また、開閉扉3の他側部には、ロック片103が設けられており、これらロック片103が、ケース2側に設けられたロック穴104(図2参照)に挿入されることにより、ロック穴104内のロック機構(図示略)によってロックされ、開閉扉3が閉ざされた状態に維持される。
図7及び図8に示すように、開閉扉3は、外側から順に、ドアフレーム111、透明ドアカバー112、電磁遮蔽フィルム113及び透明リアカバー114を重ね合わせて構成され、透明リアカバー114側からビス115によってねじ止めすることにより、一体化されている。
ドアフレーム111は、樹脂によって開口部121を有した枠状に一体成形されており、内面に導電性を有するアルミニウムなどを蒸着させてメッキを施すことにより、電磁波に対する遮蔽性が持たせることができる。
なお、発生する電磁波の量が少ない場合、或いは規格の電磁波遮蔽性能を維持しつつ所定幅の非メッキ領域を設けることが可能である。本実施形態では、電磁遮蔽フィルム113と後述する金属板125の大きさ及び配置を工夫し、開閉扉3のドアフレーム111等にメッキを施さなくても所望の規格をクリアしている。
透明ドアカバー112は、透明な樹脂によって一体成形されており、ドアフレーム111内に嵌め込まれる。この透明ドアカバー112には、平面部122が形成されており、透明ドアカバー112をドアフレーム111に嵌め込むことにより、ドアフレーム111の開口部121に透明ドアカバー112の平面部122が配置される。
また、透明ドアカバー112の平面部122におけるロック片103側には、裏面側へ突出された突出部123が形成されており、この突出部123を形成することにより、開閉扉3の前面におけるドアフレーム111の開口部121に、凹状の取っ手部124が設けられている。この透明ドアカバー112の突出部123には、裏面側からステンレス等の金属板125が取り付けられている。これにより、開口部121に形成された凹状の取っ手部124にて、金属板125が光を反射することにより、鏡面仕上げされたごとく高級感を有する優れたデザイン性が得られる。
電磁遮蔽フィルム113は、透明ドアカバー112の平面部122と略同一外形を有しており、平面部122に配設されて、その周縁の一部が金属板125に重ね合わされて接触している。
この電磁遮蔽フィルム113は、導電性を有する透明な金属である酸化インジウム錫(ITO:Indium Tin Oxide)をPET、PC、PEN、PESなどの透明樹脂を基材としてフィルム化した透明導電膜である。つまり、この電磁遮蔽フィルム113は、導電性を有する透明フィルムである。
この電磁遮蔽フィルム113の裏面側から、難燃性の透明な樹脂から一体成形された透明リアカバー114が取り付けられている。この透明リアカバー114は、電磁遮蔽フィルム113よりも大きな外形を有する平板状のもので、金属板125が取り付けられた透明ドアカバー112の突出部123を覆い、金属板125を保持する保持部126が形成されている。
そして、この透明リアカバー114を取り付けることにより、透明ドアカバー112と透明リアカバー114との間に、電磁遮蔽フィルム113が面方向にある程度の自由度をもって保持され、面方向に変位可能とされている。
そして、上記構造の開閉扉3は、その枠となるドアフレーム111が、その内面に導電性を有するメッキを施すことにより、電磁波に対する遮蔽性が持たされる。また、窓部101に電磁遮蔽フィルム113が設けられているので、外部への電磁波の漏洩及び外部からの電磁波の侵入が抑制される。
また、開閉扉3の窓部101を塞ぐ透明ドアカバー112、電磁遮蔽フィルム113及び透明リアカバー114は、いずれも透明であるので、窓部101にて、外部から装置内部を視認することが可能であり、装置内部の処理状況を目視にて確認することができる。
このように、上記実施形態にかかるパブリッシャ1からなる情報処理装置によれば、外部への電磁波の漏洩、外部からの電磁波による影響を良好に抑制して電磁波障害を防ぎ、安全規格を満たすことができる。しかも、開閉扉3の窓部101にて、外部から装置内部の処理状況を目視で容易に確認することができる。
また、開閉扉3は、透明ドアカバー112と透明リアカバー114との間にて電磁遮蔽フィルム113を保持した構造であるので、透明リアカバー114を取り外すことにより、電磁遮蔽フィルム113を容易に着脱することができる。これにより、発生する電磁波の量などの状況に応じて、電磁遮蔽フィルム113の交換、変更、枚数の追加や削減を行い、遮蔽レベルの変更を容易に行うことができる。
また、電磁遮蔽フィルム113が、面方向に変位可能に保持されているので、温度変化が生じて電磁遮蔽フィルム113が熱膨張あるいは熱収縮したとしても、電磁遮蔽フィルム113が面方向に変位することにより、電磁遮蔽フィルム113を保持する透明ドアカバー112や透明リアカバー114との線膨張係数の違いによる変形などの不具合を防ぐことができる。
また、電磁遮蔽フィルム113を、透明ドアカバー112及び透明リアカバー114によって両面側から挟持することにより、電磁遮蔽フィルム113を面方向に変位可能に保持できる。これにより、例えば、電磁遮蔽フィルム113を透明ドアカバー112や透明リアカバー114に貼り付ける場合と比べて、透明リアカバー114との間に空気が気泡となって残るような不具合を防ぐことができる。
また、導電性を有する透明な金属を、透明樹脂を基材としてフィルム化した透明導電膜からなる電磁遮蔽フィルム113を用いたので、湾曲した透明ドアカバー112や透明リアカバー114などの形状に合わせて容易に保持させることがきる。
また、電磁遮蔽フィルム113の周縁の一部が重ね合わされて接触されているステンレス等の金属板125を接地させることにより、電磁遮蔽フィルム113による電磁遮蔽性をさらに高めることができる。
なお、上記実施形態では、透明導電膜からなる電磁遮蔽フィルム113を電磁遮蔽板として用いたが、電磁遮蔽板としては、薄板状に形成された金網からなるものでも良く、安価な金網からなる電磁遮蔽板を用いることにより、コストを低減させることができる。
また、上記実施形態では、情報処理装置として、CDあるいはDVDなどの板状のメディアに各種処理を行うパブリッシャを例にとって説明したが、パブリッシャに限らず、電磁波の漏洩及び侵入を抑制する各種の情報処理装置に適用可能であるのは勿論である。
パブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図である。 各部を開状態としたパブリッシャの外観斜視図である。 パブリッシャのケースを外した状態の前方上側から視た斜視図である。 パブリッシャに設置されたレーベルプリンタ部分の斜視図である。 パブリッシャの開閉扉の前面側からの斜視図である。 パブリッシャの開閉扉の裏面側からの斜視図である。 パブリッシャの開閉扉の分解斜視図である。 パブリッシャの開閉扉の断面図である。
符号の説明
1…パブリッシャ(情報処理装置)、2…ケース(筐体)、3,4…開閉扉(筐体)、11…レーベルプリンタ(処理部)、41…メディアドライブ(処理部)、101…窓部、112…透明ドアカバー、114…透明リアカバー、113…電磁遮蔽フィルム(電磁遮蔽板)。

Claims (4)

  1. 電磁遮蔽性を有する筐体内に各種の処理部が収容され、前記筐体の一部に、内部を視認可能な窓部が設けられた情報処理装置であって、
    前記窓部には、電磁遮蔽性を有する透明な電磁遮蔽板が着脱可能に設けられ、
    前記電磁遮蔽板は、その両面側から透明なカバーによって挟持することにより、面方向に変位可能に保持されていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記電磁遮蔽板は、導電性を有する透明な金属を、樹脂を基材としてフィルム化した透明導電膜であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記電磁遮蔽板は、薄板状に形成された金網からなることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 装着する前記電磁遮蔽板の交換若しくは枚数の追加または削減により電磁遮蔽の遮蔽レベルが変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
JP2007260228A 2007-10-03 2007-10-03 情報処理装置 Active JP5145847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007260228A JP5145847B2 (ja) 2007-10-03 2007-10-03 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007260228A JP5145847B2 (ja) 2007-10-03 2007-10-03 情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009094101A JP2009094101A (ja) 2009-04-30
JP5145847B2 true JP5145847B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=40665845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007260228A Active JP5145847B2 (ja) 2007-10-03 2007-10-03 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5145847B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186217A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Canon Inc 電子機器
JP7178937B2 (ja) * 2019-03-20 2022-11-28 ローランドディー.ジー.株式会社 プリンタ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2674980B2 (ja) * 1995-11-13 1997-11-12 埼玉日本電気株式会社 シールドサブラック構造
JPH11143578A (ja) * 1997-11-12 1999-05-28 Nec Corp キーボードカバー及びこのキーボードカバーを具えた情報処理装置
JP2004170624A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Sony Corp 光学フィルターの取り付け装置および光学フィルターの取り付け装置を有する画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009094101A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5906622B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4929917B2 (ja) カートリッジホルダの組み付け構造及び記録装置
JP5024122B2 (ja) 液体吐出装置およびそれを備えた印刷装置、メディア処理装置、液体吐出装置の製造方法
JP5001622B2 (ja) メディア処理装置
JP5145847B2 (ja) 情報処理装置
JP2009181636A (ja) メディア処理装置
JP7071126B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2009170049A (ja) メディア搬送機構及びそれを備えたメディア処理装置
JP2008044256A (ja) カートリッジホルダユニット及び記録装置
JP5309790B2 (ja) 経路機構及びそれを備えた情報処理装置
CN114889334B (zh) 喷墨记录设备
JP4849015B2 (ja) メディア処理装置
JP5071128B2 (ja) メディア処理装置
JP2009099209A (ja) 情報処理装置及びケーブルの配線方法
TW521042B (en) Ink jet recording apparatus
JP4984733B2 (ja) カートリッジホルダの組み付け構造及び記録装置
JP2009176376A (ja) メディア搬送機構及びそれを備えたメディア処理装置
JP4835370B2 (ja) メディアスタッカ及びそれを備えたメディア処理装置
JP2015185189A (ja) 画像形成装置及び記憶ユニット
JP2005144914A (ja) 記録装置
JP4923857B2 (ja) インク供給機構及びそれを備えた記録装置並びにインクカートリッジ
JP4940827B2 (ja) 廃インク吸収タンク及びそれを備えた記録装置
JP2005153185A (ja) 吐出面保護装置、液体吐出カートリッジ及び液体吐出装置
JP2010170629A (ja) 媒体処理装置
JP2008097673A (ja) メディアスタッカ及びそれを備えたメディア処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120411

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5145847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350