JP4940827B2 - 廃インク吸収タンク及びそれを備えた記録装置 - Google Patents
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Description
この記録装置は、キャリッジと、同キャリッジに搭載された記録ヘッドとを備えており、キャリッジを記録媒体に対して移動させながら、記録ヘッドに設けられたノズルからインクを吐出し、記録媒体に対して印刷を行う。
この種の記録装置には、記録ヘッドのノズルから回収した廃インクを保持するタンクを備えたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この構成によれば、チューブを介して送り込まれた廃インクを吸収材に吸収させて保持することができ、また、接続箇所から漏れ出して開口部から流入する廃インクも吸収材によって確実に吸収することができる。
この構成によれば、各層の吸収材シートによって廃インクを確実に保持することができる。
この構成によれば、導入管部によって上方側2層以下の吸収材シートに廃インクを導くことができ、吸収材の内部側から廃インクを確実に吸収させて保持させることができる。
この構成によれば、導入管部が、継手部よりも大きな内径を有しているので、この導入管部における廃インクの凝固による目詰まりを抑えることができる。
この構成によれば、チョーククリーニング機能の作動時あるいはインクの初期充填時などに多量の廃インクが接続箇所から流出したとしても、外部への廃インクの漏れ出しを防止することができる。
この構成の記録装置によれば、廃インクを確実に保持し、廃インクの漏れ出しを防止することができる。
なお、本実施形態では、記録装置をメディア処理装置であるパブリッシャに適用した場合を例にとって説明する。
図1はパブリッシャ(メディア処理装置)の外観斜視図、図2はパブリッシャのケースを外した状態の前方側の斜視図、図3はパブリッシャのケースを外した状態の後方側の斜視図、図4はパブリッシャに設置された記録装置部分の斜視図、図5はパブリッシャの内部概略構成図である。
メディアドライブ41は、メディアへのデータ書き込み位置とメディアの受け取り受け渡しを行うメディア受け渡し位置との間を移動可能なメディアトレイ41aをそれぞれ有している。
図2から図4にも示すように、レーベルプリンタ11はインクジェットヘッド61を有するキャリッジ62を備えており、このキャリッジ62は、キャリッジガイド軸63に沿って、水平方向に往復移動可能に支持されている。そして、このキャリッジ62は、キャリッジガイド軸63に沿って水平に架け渡したタイミングベルト64と、これを駆動するためのキャリッジモータ65とを備えている。
なお、インク供給機構71には、その上部に、加圧機構74が設けられており、この加圧機構74は、インクカートリッジ12内を加圧し、インクカートリッジ12内のインクパックに貯留しているインクを送り出す。
この廃インク吸収タンク85は、ケース86内に後述する吸収材104を配設したもので、その上面は、複数の通気孔87を有するカバー88によって覆われている。
なお、廃インク吸引機構81の下方には、廃インク吸収タンク85の一部である廃インク受け部89が設けられ、廃インク吸引機構81から滴下した廃インクを受け止め、吸収材によって吸収するようになっている。
図5に示すように、パブリッシャ1は、各部の制御を司る制御部91を有し、パブリッシャ1内の各部間の動作制御を行う中央制御部となっている。具体的には、メディアドライブ41、レーベルプリンタ11、メディア搬送機構31等の動作を制御する。
レーベル面の印刷画像の読取用の画像センサ93は、例えば、メディア搬送機構31に搭載されている。メディア搬送機構31に把持された使用済みメディアMCを回転させ、このメディアMCのレーベル面に受光面が対峠する状態で、メディア半径方向に沿って配置されている画像センサ93によって、レーベル面の全体の印刷画像を読み取るようになっている。この代わりに、メディア搬送機構31に把持された使用済みメディアMCのレーベル面に沿って、その半径方向に配置されている画像センサ93側を回転させて、レーベル面の全印刷画像を読み取るようにしても良い。
図6は廃インク吸収タンクの後方側からの斜視図、図7は図6におけるA−A断面図、図8は廃インク吸収タンクの分解斜視図、図9は廃インク導入部における断面図、図10は1層目の吸収材シートを取り外した状態の平面図である。
図6から図8に示すように、廃インク吸収タンク85は、ケース86内に吸収材104を配設したもので、その上面は、カバー88によって覆われている。これらケース86及びカバー88は、合成樹脂からなる一体成形品で、前述したように、カバー88には、隅部が円弧状に形成された角形の複数の通気孔87が形成され、ケース86内が外部と連通されて通気性が確保されている。なお、これら通気孔87の大きさは、指が入らない程度の大きさとされている。
この吸収材104を構成する1層目の吸収材シート105aは、後述する廃インク導入部111を臨む箇所を除いた部分が通気性を有する連泡タイプのウレタンスポンジ(密度:25〜35±2kg/m3程度)から形成されていてもよい。また、この場合に、1層目の吸収材シート105aにおける廃インク導入部111を臨む箇所及び残りの2〜6層の吸収材シート105b,105c,105d,105e,105fは、吸液性に優れたフェルトから形成されていることが好ましい。
廃インク導入部111には、継手部112の周囲を囲う流出防止壁113がカバー88の上方側に立設されている。また、この流出防止壁113の内側における継手部112の周囲には、表裏に連通する複数の開口部114が形成されている。
2層目の吸収材シート105bには、図8及び図10に示すように、中間部が円弧状とされた長尺の切込部121が平面視にて略中央に形成されており、これにより、吸収材104には、図7に示すように、導入管部115に連通する導入流路122が形成されている。
(通常印刷)
通常の印刷時においては、加圧装置74によってインクカートリッジ12内が加圧され、インクカートリッジ12からインクが送り出され、インク供給チューブ73を介してキャリッジ62のインクジェットヘッド61へ送り込まれる。
これにより、インクジェットヘッド61のノズルからインクが噴射され、印刷指令に基づいてメディアのレーベル面に所定の画像が印刷される。
ユーザによってチョーククリーニングの開始操作が行われると、キャリッジ62がホームポジションに移動し、このインクジェットヘッド61のノズルがインク吸引機構81のキャップ82によって覆われる。
次いで、加圧装置74の停止状態にて、廃インク吸引ポンプ83によってノズルからのインクの吸引が行われ、図示しないチョークバルブの下流側の流路が負圧とされ、この状態にて加圧装置74が駆動する。
これにより、インクカートリッジ12からインクジェットヘッド61のノズルまでの間のインク流路に滞留していた気泡や不純物がノズルから排出される。
そして、ノズルから排出された廃インクは、廃インク吸引ポンプ83に接続されたチューブ84を介して廃インク吸収タンク85へ送り込まれる。
その後、この導入流路122へ送り込まれた廃インクは、導入流路122内を流れつつ吸収材104に満遍なく吸収される。
なお、流出防止壁113内の容積としては、一度に送り込まれる廃インクの最大量よりも大きくされており、これにより、チョーククリーニング機能の作動時あるいはインクの初期充填時に多量の廃インクが接続箇所から流出したとしても、外部への廃インクの漏れ出しを防止することができる。
また、導入管部115は、継手部112よりも大きな内径を有しているので、この導入管部115における廃インクの凝固による目詰まりを抑えることができる。
これにより、チョーククリーニング機能の作動時あるいはインクの初期充填時のように多量の廃インクがチューブ84を介して送り込まれたとしても、廃インクを導入流路122内へ流しながら迅速に吸収材104へ吸収させることができ、廃インクの溢れ出しなどの不具合を防止することができる。
なお、この通気孔87としては、角形に限らず円形であっても良く、この場合も、毛細管現象による廃インクの上昇を防止することができる。
また、吸収材104の上方側の1層目の吸収材シート105aを、通気性を有する連泡タイプのウレタンスポンジから形成した場合には、輸送時などに万一装置を傾けたり倒してしまったりしても、吸収材104に吸収させた廃インクは吸液性の鈍いウレタンスポンジからなる1層目の吸収材シート105aによって外部への流出が規制され、廃インクの漏れ出しが確実に防止される。
また、この場合、この吸収材シート105aは、通気性を有しているので、吸収材104に吸収させた廃インクをカバー88の複数の通気孔87を介して良好に蒸発させることができ、吸収材104における廃インクの吸収能力を回復させて持続させることができる。
図11は廃インク吸収タンクの断面図、図12は廃インク吸収タンクの分解斜視図、図13は1〜5層の吸収材シートを取り外した状態の平面図である。
図11から図13に示すように、この廃インク吸収タンク85では、吸収材104を構成する2層目の吸収材シート105bとして切込部121が形成されていないものが用いられ、2〜5層の吸収材シート105b,105c,105d,105eに、カバー88の導入管部115と連通するとともに互いに連通する導入孔141が形成されている。また、ケース86には、その底面に、導入流路142が形成されている。
なお、最下層の吸収材シート105fには、平面視にて導入流路142に対応する部分に切欠部144が形成されており、これにより、吸収材シート105fをケース86の底部に配設した際に、切欠部144内に導入流路142が配置されるようになっている。
これにより、チョーククリーニング機能の作動時あるいはインクの初期充填時のように多量の廃インクがチューブ84を介して送り込まれたとしても、廃インクを導入流路142内へ流しながら迅速に吸収材104へ吸収させることができ、廃インクの溢れ出しなどの不具合を防止することができる。
しかも、導入流路142の底面が先端へ向かって下方へ傾斜されているので、導入流路142へ送り込まれた廃インクを先端側へ向かって円滑に導くことができる。
Claims (4)
- 容器の上面に設けられた継手部に接続されたチューブを介して記録ヘッドのノズルから回収した廃インクが送り込まれる廃インク吸収タンクであって、
前記容器の上面を構成するとともに通気孔を有するカバーに、前記継手部と、前記継手部の周囲を囲う流出防止壁と、前記流出防止壁の内側に形成されて前記カバーの表裏に連通する開口部と、前記継手部からの廃インクを前記容器の内部に流す導入管部と、を有する廃インク導入部を備え、
前記カバーに面して配置された第1の層の吸収材と、前記第1の層の吸収材の下層に配置された第2の層の吸収材と、が前記容器の内部に配設され、
前記導入管部の先端が前記第2の層の吸収材まで延在され、
前記第1の層の吸収材は、平面視で前記流出防止壁の外側の部分が通気性を有するウレタンスポンジで形成されていることを特徴とする廃インク吸収タンク。 - 請求項1に記載の廃インク吸収タンクであって、
前記第2の層の吸収材は、前記導入管部に連通する導入流路を有することを特徴とする廃インク吸収タンク。 - 請求項1または2に記載の廃インク吸収タンクであって、
前記流出防止壁内の容積が、連続して送りこまれる廃インクの最大量よりも大きいことを特徴とする廃インク吸収タンク。 - インクをノズルから吐出して記録媒体に印刷を行う記録装置であって、
前記ノズルから回収した廃インクを保持する請求項1から3のいずれか1項に記載の廃インク吸収タンクを備えたことを特徴とする記録装置。
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