JP2006205691A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェット記録装置において、単純な構成で記録時、パージ時・待機時および排気時の切り替えを行うこと。
【解決手段】キャリッジ11に搭載された記録ヘッド10側に大気連通孔104を設けるとともにその大気連通孔104の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材としての突起部15gをメンテナンス機構15のキャップホルダ15eに設け、記録ヘッド10とキャップホルダ15eの相対位置を変更させることにより、待機モード、記録モード、吐出能力回復モードおよび排気モードを切り替えるよう構成した。このことにより、従来構成を有するインクジェット記録装置に比べて単純な構成で記録時、パージ動作時、待機時および排気時の切り替えを行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット記録装置において、単純な構成で記録時、パージ時・待機時および排気時の切り替えを行う技術に関する。
従来より、メインタンクからキャリッジのサブタンクへインクをチューブ等で供給するインク供給システムを備えるインクジェット記録装置が知られている。すなわち、この種のインクジェット記録装置においては、噴射ノズルからインクを噴射して被記録媒体に記録を行う記録ヘッドおよび記録ヘッドに供給されるインクを貯えるサブタンクを搭載したキャリッジと、サブタンクへ供給されるインクを貯えるメインタンクと、を備え、サブタンクのインクが減少したときには、メインタンクからサブタンクへインクを供給するよう構成されている。
また、この種のインクジェット記録装置の中には、メンテナンス機構を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、この種のインクジェット記録装置は、特許文献1の図20に示すように、気泡除去手段をキャリッジの待機位置に設けられるとともに、平行移動カム体の水平移動により昇降体を上昇させ、リリースロッドにてバルブロッドを押し上げ、さらに各気泡貯留室に連通する吸引路を開閉弁手段によって開放させるよう構成されている。このことにより、各気泡貯留室はエアポンプにて付与された正圧により液面が押し上げられ、溜まっている気泡が開放中の開閉弁手段を通して排出される。
特開2004−255861号公報(第13〜15頁、図20)
しかし、上述のようなインクジェット記録装置においては、昇降体とリリースロッドとを異なる昇降機構によってそれぞれ昇降させるよう構成されているため、部品点数が多くなるとともに、これらの昇降機構を各々独立して制御しなければならなかったため、その構成が複雑になるという問題点があった。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、インクジェット記録装置において、単純な構成で記録時、パージ時・待機時および排気時の切り替えを行う技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係るインクジェット記録装置は、インクを貯蔵するサブタンクを内蔵するとともに噴射ノズルから前記サブタンク内のインクを選択的に噴射して被記録媒体に画像記録を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドを搭載し被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動可能なキャリッジと、前記記録ヘッドのノズル面を被覆可能なノズルキャップを搭載した移動体と、この移動体を移動させることによって前記記録ヘッドのノズル面と前記移動体との相対位置を変更可能な移動機構と、この移動機構を制御して前記移動体を移動させることにより前記記録ヘッドのノズル面と前記移動体との相対位置を変更させる相対位置制御部と、を備え、前記サブタンクには、このサブタンク内を大気と連通させる大気連通孔を有する排気部が設けられているインクジェット記録装置であって、前記移動体は、前記サブタンクの前記排気部に対向して配置され、前記相対位置制御部による前記記録ヘッドのノズル面と前記移動体との相対位置の変更に応じて前記大気連通孔の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材を備えており、前記相対位置制御部は、前記ノズルキャップを前記ノズル面から離間するとともに前記大気連通孔を閉塞して被記録媒体への画像記録を可能とする記録モードと、前記ノズルキャップで前記ノズル面を被覆するとともに前記大気連通孔を閉塞して前記記録ヘッドの吐出能力を回復する吐出能力回復モードと、前記ノズルキャップで前記ノズル面を被覆するとともに前記大気連通孔を開放して前記サブタンク内の空気を排気する排気モードと、を切り替えることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、キャリッジ側に大気連通孔を設けるとともにその大気連通孔の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材を移動体側に設け、キャリッジと移動体との相対位置を変更させることにより、(1)記録モード、(2)吐出能力回復モードおよび(3)排気モードを切り替えるよう構成したので、従来構成を有するインクジェット記録装置に比べて単純な構成で記録時、パージ動作時・待機時および排気時の切り替えを行うことができる。
この場合、上述のノズルキャップについては、弾性部材によって支持されていることが考えられる。具体的には、請求項2のように、弾性を有し、ノズルキャップを支持する弾性部材を移動体が備えることが考えられる。このように構成すれば、開閉状態切換部材との係合具合によって大気連通孔が開放された際にノズルキャップが移動体の上昇の妨げとはならないようにすることができる。
ところで、上述の排気部については、請求項3のように、開閉状態切換部材と係合している際には大気連通孔を介してサブタンクの内部が大気と連通するとともに開閉状態切換部材に離間されている際には大気とは連通しないための弁体をその内部に備えることが考えられる。このように構成すれば、当該インクジェット記録装置を長期保存する場合には排気部の大気連通孔を閉鎖することによって排気部を閉鎖することができ、インクジェット記録装置の輸送時等の長期保存時にも対応することができる。また、この弁体については、インクを噴射するためにサブタンク内を負圧に保つ必要があり、一定の負圧では開弁しないよう構成してある。
以下に本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
[第一実施形態]
本実施形態は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、電話機能等を備えた多機能装置に本発明を適用した場合の一例であり、図1に多機能装置1の斜視図を示す。
[多機能装置1の構成の説明]
図1に示すように、多機能装置1には、後端部に給紙装置2が設けられ、給紙装置2の下部前側にインクジェット式のプリンタ3が設けられ、プリンタ3の上側にコピー機能とファクシミリ機能の為の読み取り装置4が設けられている。また、プリンタ3の前側には、排紙トレー5が設けられ、読み取り装置4の前端上面部には、操作パネル6が設けられている。
給紙装置2は、用紙を傾斜姿勢に保持する傾斜壁部66と、傾斜壁部66に着脱自在に装着される拡張用紙ガイド板67とを備えており、複数枚の用紙を蓄積することができる。傾斜壁部66には、給紙モータ65(図1では、図示省略。図5参照。)や給紙ローラ(図示省略)などが内蔵されており、給紙モータの駆動力により回転する給紙ローラが用紙をプリンタ3に向けて送出する。
[プリンタ3の構成の説明]
次に、プリンタ3について説明する。なお、図2に、プリンタ3の内部構造を表す平面図を示す。
図2に示すように、プリンタ3には、記録ヘッド10、記録ヘッド10を搭載したキャリッジ11、キャリッジ11を走査方向である左右方向へ移動自在に支持するガイド機構12、キャリッジ11を左右方向へ移動させるキャリッジ移動機構13、給紙装置2から供給された用紙を搬送する用紙搬送機構14、記録ヘッド10用のメンテナンス機構15などが設けられている。
プリンタ3には、左右方向に長く上下幅が小さな直方体状のフレーム16が設けられ、このフレーム16には、ガイド機構12、キャリッジ移動機構13、用紙搬送機構14、メンテナンス機構15などが装着され、さらに、このフレーム16の内部には、記録ヘッド10とキャリッジ11が左右方向へ移動可能に収容されている。
フレーム16の後側板16aと前側板16bに用紙導入口と用紙排出口(図示省略)が形成され、給紙装置2により供給された用紙は、用紙導入口からフレーム16の内部に導入され、用紙搬送機構14により前方へ搬送されて用紙排出口からその前方の排紙トレー5(図1参照)に排出される。また、フレーム16の底面部には、複数のリブを有する黒色のプラテン17が装着され、フレーム16の内部において、プラテン17の上を移動する用紙に対して記録ヘッド10による記録(画像形成)が実行される。
フレーム16の前側のカートリッジ装着部20に装着された4色のインクカートリッジ21a〜21dは、フレーム16の内部を通る4本の可撓性のインクチューブ22a〜22dを介して記録ヘッド10に接続され、加圧ポンプ111(図3(a)参照。図2では図示省略。)による加圧によって4色のインクが記録ヘッド10に供給される。
また、フレーム16の内部に左右2本のFPC23,24(フレキシブル・プリント・サーキット)が配設され、左側のFPC23は2本のインクチューブ22a,22bと一体的に記録ヘッド10に延びて接続され、右側のFPC24は2本のインクチューブ22c,22dと一体的に記録ヘッド10に延びて接続されている。FPC23,24には、後述する制御処理装置70(図2では、図示省略)と記録ヘッド10とを電気的に接続する複数の信号線が配線されている。
ガイド機構12は、フレーム16内の後部において左右方向向きに配設されて左右両端部がフレーム16の左側板16cと右側板16dに連結されたガイド軸25と、フレーム16内の前部に形成された左右方向向きのガイドレール26とを有し、キャリッジ11の後端部がガイド軸25に摺動自在に外嵌され、キャリッジ11の前端部がガイドレール26に摺動自在に係合している。
キャリッジ移動機構13は、フレーム16の後側板16aの右端部後側に前向きに取り付けられたキャリッジモータ30、キャリッジモータ30で回転駆動される駆動プーリ31、後側板16aの左端部に回動自在に支持された従動プーリ32、これらプーリ31,
32に掛けられてキャリッジ11に固定されたベルト33などで構成されている。そして、キャリッジモータ30には、キャリッジ11(記録ヘッド10)の移動量(移動位置)を検出するためのキャリッジ送り用エンコーダ39が設けられている。
用紙搬送機構14は、フレーム16の左側板16cのうち後側板16aよりも後側に張り出した部分に左向きに取り付けられた用紙搬送モータ40と、フレーム16の内部のガイド軸25の下側に左右方向向きに配設されて左右両端部が左側板16cと右側板16dに回動自在に支持されたレジストローラ41と、用紙搬送モータ40で回転駆動される駆動プーリ42と、レジストローラ41の左端部に連結された従動プーリ43と、プーリ42,43に掛けられたベルト44とを有し、用紙搬送モータ40が駆動されると、レジストローラ41が回転して用紙を前後方向に搬送可能になる。図2では、レジストローラ41が強調して記載されているが、実際にはガイド軸25の下方にレジストローラ41が配置されている。
また、用紙搬送機構14は、フレーム16の内部の前側に左右方向向きに配設されて左右両端部が左側板16cと右側板16dに回動自在に支持された排紙ローラ45と、従動プーリ43に一体的に設けられた従動プーリ46と、排紙ローラ45の左端部に連結された従動プーリ47と、プーリ46,47に掛けられたベルト48とを有し、用紙搬送モータ40が駆動されると、排紙ローラ45が回転して用紙を前方の排紙トレー5側へ排出可能になる。
従動プーリ43には、エンコーダディスク51が固定され、このエンコーダディスク51を挟むように発光部と受光部とを有するフォトインタラプタ52が左側板16cに取り付けられており、エンコーダディスク51およびフォトインタラプタ52が、用紙搬送用エンコーダ50を構成する。この用紙搬送用エンコーダ50(詳細には、フォトインタラプタ52)の検出信号に基づいて、後述する制御処理装置70が用紙搬送モータ40を駆動制御する。
また、図2に示すように、記録ヘッド10の左端部には、用紙の先端部、後端部、幅方向における端縁等を検出可能な下流側センサとしてのメディアセンサ68が設けられている。このメディアセンサ68は、発光部(発光素子)と受光部(受光素子)とを含む反射型光学センサであり、記録ヘッド10の左側へ張り出すセンサ取付部10eに下向きに取り付けられている。
また、メディアセンサ68よりも用紙搬送方向上流側(つまり後側)には、用紙の有無や先端部、後端部を検出可能な上流側センサとしてレジストセンサ(図示省略)が設けられており、具体的には、給紙装置2の搬送通路を形成する上カバーの前端部に取り付けられている。
このレジストセンサは、例えば、用紙搬送路に突出して搬送中の用紙が当接することで回動される検出子と、発光部および受光部を備えて検出子の回動を検出するフォトインタラプタと、検出子を用紙搬送路側へ付勢する捩りバネとを有する機械式センサを用いて構成することができる。なお、検出子には遮蔽部が一体的に設けられており、搬送中の用紙により検出子が回動されると、遮蔽部がフォトインタラプタの発光部と受光部との間以外の領域に配置されて、発光部から受光部への光の伝達が行われて、レジストセンサがON状態となる。また、用紙が搬送されていない場合には、検出子が捩りバネによって用紙搬送路側へ付勢されていることにより、遮蔽部がフォトインタラプタの発光部と受光部との間に配置される。したがって、発光部から受光部への光の伝達が遮断され、レジストセンサがOFF状態となる。
[記録ヘッド10の構成の説明]
次に、プリンタ3が備える記録ヘッド10について説明する。なお、図3に、記録ヘッド10およびメンテナンス機構15の概略構成を示す説明図を示し、図4に、記録ヘッド10の排気部103およびメンテナンス機構15の突起部15gの概略構成を示す説明図を示す。
図2に示すように、記録ヘッド10には、4組のインクノズル群10a〜10dが下方に向けて設けられ、これらインクノズル群10a〜10dから4色(ブラック、シアン、イエロー、マゼンダ)のインクを下側に噴射して用紙に記録可能である。なお、4組のインクノズル群10a〜10dは、記録ヘッド10の下側に設けられるため、図2では、透過した位置に点線で表している。
また、インクノズル群10a〜10dそれぞれは、用紙の搬送方向に配列された同じ色のインクを吐出するインクノズル(図示せず。)によって構成され、キャリッジ11の移動方向に順に配列されており、各色のインクノズルは、例えば150個ずつ配設されている。
また、記録ヘッド10は、図3(a)に示すように、4色のインクをそれぞれ貯蔵するサブタンク101a〜101d(図3(a)では「サブタンク101」と表示)を内蔵している。これらサブタンク101a〜101dとインクノズル群10a〜10dとは、色ごとにチューブなどで接続されており、サブタンク101aからインクノズル群10a〜10dへ各色のインクを供給可能である。なお、サブタンク101a〜101dについては同様の構成を有しているので、以下の説明では、特定色のサブタンクのみについて説明することとし、単に「サブタンク101」と表現する。
また、図4(a)に示すように、サブタンク101には、インクを貯蓄するタンク本体102、サブタンク101のタンク本体102内の空気を外部へ排気するための排気部103が設けられている。また、この排気部103は、サブタンク101のタンク本体102内を大気と連通させる大気連通孔104、および大気連通孔104における大気との連通状態を切り替えるための弁体105、バルブロッド106、パッキン107およびばね手段108を備えている。
このうち大気連通孔104は、記録ヘッド10の下面10fに連通する下側連通孔104a、およびタンク本体102に連通する上側連通孔104bからなり、タンク本体102と記録ヘッド10の下面10fとを連通するよう形成されている。また、下側連通孔104aの径寸法は、タンク本体102側の上側連通孔104bの径寸法よりも小さく形成されている。また、上側連通孔104bにおける下側連通孔104aと連続する部分には、後述するパッキン107が当接するためのパッキン当接部104cが平坦に形成されている。
一方、弁体105の下端には、弁体105よりも小径であるバルブロッド106が一体的に形成されており、このバルブロッド106は大気連通孔104の下側連通孔104aへ上側連通孔104b側から挿通されている。また、バルブロッド106には、シール用のオーリング等のパッキン107が取り付けられており、このパッキン107は、弁体105の下端面側に当接している。また、バルブロッド106の下端は、大気連通孔104の下側連通孔104aの下端開口部近傍まで延びている。また、大気連通孔104の上側連通孔104b内にはコイルバネ等のばね手段108が配置されており、このばね手段108は、弁体105を常時下向きに押圧している。
以上のように構成された排気部103は、次のような作用を奏する。すなわち、パッキン107が大気連通孔104のパッキン当接部104cへばね手段108の付勢力によって押圧されると、大気連通孔104の下側連通孔104aと上側連通孔104bとが連通しない状態となってサブタンク101のタンク本体102内を大気から遮断する(図4(a)参照)。一方、後述するメンテナンス機構15の突起部15gが上昇して、上述のバルブロッド106をばね手段108の付勢力に抗して上向きへ押圧すると、パッキン107が大気連通孔104のパッキン当接部104cから離れ、大気連通孔104の下側連通孔104aと上側連通孔104bとが連通した状態となってサブタンク101のタンク本体102内と大気とを連通させる(図4(b)参照)。
[メンテナンス機構15の構成の説明]
次に、メンテナンス機構15について説明する。
図2に示すように、メンテナンス機構15は、記録ヘッド10のヘッド面を拭き取るワイパ15aと、4組のインクノズル群10a〜10dを2組ずつ密閉可能な2つのキャップ15bと、ワイパ15aとキャップ15bを夫々駆動する共通の移動機構としての駆動モータ15cを有し、これらワイパ15aとキャップ15bと駆動モータ15c等が取付板15dに取り付けられ、この取付板15dがフレーム16の底板の右部に下面側から固定されている。なお、キャップ15bは、記録ヘッド10の下側に設けられるため、図2では、透過した位置に点線で表している。また、図3(a)に示すように、駆動モータ15cは、移動体としてのキャップホルダ15eを介してキャップ15bを支持している。また、キャップ15bは、弾性を有する弾性部材15fを介してキャップホルダ15eに取り付けられている。このキャップホルダ15eは、メンテナンス機構15の上方にある際の記録ヘッド10に対向して配置されている。
さらに、キャップホルダ15eの上面には、メンテナンス機構15の上方にある際の記録ヘッド10の大気連通孔104に対向して配置されて記録ヘッド10のバルブロッド106を押圧することにより大気連通孔104の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材としての突起部15gが取り付けられている。この突起部15gは、その先端部の径寸法が記録ヘッド10の大気連通孔104の下側連通孔104aの内径寸法よりも小さく形成されており、記録ヘッド10がメンテナンス機構15の上方にある場合に駆動モータ15cの駆動力によってキャップホルダ15eを上昇させたときに記録ヘッド10の大気連通孔104の下側連通孔104aへ挿入される。また、突起部15gは、支持体15hを介してキャップホルダ15eに支持されている。そして、支持体15hの上部には、突起部15gが大気連通孔104の下側連通孔104aへ挿入された際に大気連通孔104を大気と連通させるためのエア抜き溝15iが形成されている。なお、上述のエア抜き溝15iを形成する代わりに、突起部15gの先端部を長く形成することにより、突起部15gが大気連通孔104の下側連通孔104aへ挿入された際に支持体15hと記録ヘッドの下面10fとの間に隙間が形成されて大気連通孔104を大気と連通させるようにしてもよい。なおこの場合、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆した状態となったのちも、弾性部材15fの弾性作用によってキャップホルダ15eをさらに上昇させることができる。
また、キャップホルダ15eに対するキャップ15bと突起部15gとの位置関係については、次のように設定されている。すなわち、キャップ15bおよび突起部15gについては、記録ヘッド10がメンテナンス機構15の上方にある場合に駆動モータ15cの駆動力によってキャップホルダ15eを上下方向に移動させることにより、(イ)キャップ15bをインクノズル群10a〜10dから離間するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aから離間する状態(図3(a)参照)、(ロ)キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aから離間する状態(図3(b)参照)、(ハ)キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともにキャップホルダ15eで大気連通孔104を被覆して突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aへ挿入する状態(図3(c)参照)となることが可能に設定されている。
以上のように構成されたメンテナンス機構15は、記録ヘッド10のインクノズル群10a〜10dとキャップ15bとの相対位置、および記録ヘッド10における大気連通孔104の下側連通孔104aと突起部15gとの相対位置を変更させ、記録ヘッド10のインクノズル群10a〜10dと大気連通孔104、およびメンテナンス機構15のキャップ15bと突起部15gを、上述の(イ)〜(ハ)のような状態とすることが可能である。
また、メンテナンス機構15においては、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆した際には、吸引ポンプ112(図3(a)参照。図2では図示省略。)によってキャップ15bおよびキャップホルダ15eを介してインクノズル群10a〜10dからインクが吸引して、さらに廃液箱113(図3(a)参照。図2では図示省略。)へ導くことが可能であり、一方、キャップホルダ15eで大気連通孔104を被覆した際には、吸引ポンプ112によってサブタンク101のタンク本体102から気泡が含まれるインクを吸引して、さらに廃液箱113へ導くことが可能である。
[制御処理装置70(プリンタ3の制御系)の構成の説明]
次に、制御処理装置70について説明する。図5に、制御処理装置70の概略構成を表すブロック図を示す。
図5に示すように、相対位置制御部としての制御処理装置70は、CPU71とROM72とRAM73とEEPROM74を有するマイクロコンピュータを備えており、レジストセンサ69、メディアセンサ68、用紙搬送用エンコーダ50、操作パネル6、キャリッジ送り用エンコーダ39などが電気的に接続されている。
また、制御処理装置70は、給紙モータ65、用紙搬送モータ40、キャリッジモータ30を夫々駆動する為の駆動回路76a〜76cと、記録ヘッド10を駆動する為の記録ヘッド駆動回路76dと、メンテナンス機構15の駆動モータ15c、加圧ポンプ111および吸引ポンプ112を夫々駆動する為の駆動回路76e〜76gと、が電気的に接続されると共に、パーソナルコンピュータ77(PC77)を接続可能に構成されている。
そして、制御処理装置70(詳しくはCPU71)は、PC77や当該多機能装置1におけるコピー、ファクシミリ等の他の機能ブロックから、用紙Pへの記録指令を受けると、まず用紙Pの端部位置を検出する紙端検出処理を実行した後、その検出結果に基づき用紙Pへの画像形成を行う記録処理を実行し、次頁への記録が必要であれば、次頁の用紙Pに対して、再度、紙端検出処理および記録処理を行い、次頁への記録が必要でなければ、処理を終了する、といった手順で、用紙Pへの画像形成を行う。なお、紙端検出処理および記録処理については公知技術にしたがっているのでここでは詳細な説明は省略する。
また、制御処理装置70は、駆動回路76eを介して駆動モータ15cを駆動させることによってキャップホルダ15eを昇降させることにより、記録ヘッド10のインクノズル群10a〜10dとキャップ15bとの相対位置、および記録ヘッド10における大気連通孔104の下側連通孔104aと突起部15gとの相対位置を変更させ、記録ヘッド10のインクノズル群10a〜10dと大気連通孔104、およびメンテナンス機構15のキャップ15bと突起部15gを、上述の(イ)〜(ハ)のような状態とすることが可能である。さらに、制御処理装置70は、駆動回路76fを介して加圧ポンプ111を駆動させることによって4色のインクをカートリッジ21a〜21dから記録ヘッド10のサブタンク101a〜101dへ供給することが可能である。また、制御処理装置70は、駆動回路76gを介して吸引ポンプ112を駆動させることによって、キャップ15bおよびキャップホルダ15eを介してインクノズル群10a〜10dからインクを吸引して、さらに廃液箱113へ導くことが可能である。
[メンテナンス機構15の動作についての説明]
次に、制御処理装置70が実行するメンテナンス機構15の動作について図3および図4を参照して説明する。
まず、待機時には、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11を移動させて記録ヘッド10をメンテナンス機構15の上方に位置させるとともに、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eを上昇させ、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gが大気連通孔104の下側連通孔104aから離間させて大気連通孔104を閉塞させる(待機モード、図3(b)および図4(a)参照)。
ここで、用紙への画像記録を行うためには、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eを下降させ、キャップ15bをインクノズル群10a〜10dから離間させてインクノズル群10a〜10dを開放するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aから離間させて大気連通孔104を閉塞させる(記録モード、図3(a)および図4(a)参照)。そして、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11を左右方向へ移動させながら、上述の紙端検出処理および記録処理を実行する。
一方、記録ヘッド10によるインクの吐出能力を回復させるには、キャリッジモータ30を駆動することによりキャリッジ11を移動させて記録ヘッド10をメンテナンス機構15の上方に移動させた上で、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eを上昇させ、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aから離間させて大気連通孔104を閉塞させる(吐出能力回復モード、図3(b)および図4(a)参照)。そして、吸引ポンプ112を駆動させることによって、キャップ15bおよびキャップホルダ15eを介してインクノズル群10a〜10dからインクを吸引し、さらに廃液箱113へ導く。
また、記録ヘッド10のサブタンク101から排気を行う場合には、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11を移動させて記録ヘッド10をメンテナンス機構15の上方に移動させた上で、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eをさらに上昇させ、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aへ挿入させて大気連通孔104を開放させる(排気モード、図3(c)および図4(b)参照)。そして、吸引ポンプ112を駆動させることによって、キャップホルダ15eによって被覆された大気連通孔104を介してサブタンク101のタンク本体102から気泡が含まれるインクを吸引し、さらに廃液箱113へ導く。
[効果]
このように第一実施形態の多機能装置1によれば、キャリッジ11に搭載された記録ヘッド10側に大気連通孔104を設けるとともにその大気連通孔104の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材としての突起部15gをメンテナンス機構15のキャップホルダ15eに設け、記録ヘッド10とキャップホルダ15eの相対位置を変更させることにより、待機モード、記録モード、吐出能力回復モードおよび排気モードを切り替えるよう構成したので、従来構成を有するインクジェット記録装置に比べて単純な構成で記録時、パージ動作時、待機時および排気時の切り替えを行うことができる。
また、第一実施形態の多機能装置1によれば、メンテナンス機構15については、キャップ15bが弾性部材15fによって支持されているので、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆した状態となったのちも、弾性部材15fの弾性作用によってキャップホルダ15eをさらに上昇させることができ、突起部15gとの係合具合によって記録ヘッド10の大気連通孔104が開放された際にキャップ15bがキャップホルダ15eの上昇の妨げとはならないようにすることができる。
また、第一実施形態の多機能装置1によれば、排気部103については、大気連通孔104における大気との連通状態を切り替えるための弁体105をその内部に備えるので、当該多機能装置1を長期保存する場合には排気部103の大気連通孔104を閉鎖することによって排気部103を閉鎖することができ、当該多機能装置1の輸送時等の長期保存時にも対応することができる。
[第二実施形態]
上記第一実施形態では、キャップ15bに接続された吸引ポンプ112を加圧ポンプ111とは別に備え、吐出能力回復モード時には、吸引ポンプ112による負圧によってキャップ15bおよびキャップホルダ15eを介してキャップ15bで被覆されたインクノズル群10a〜10dからインクが吸引し、一方、排気モード時には、キャップホルダ15eによって被覆された大気連通孔104を介してサブタンク101のタンク本体102から気泡が含まれるインクを吸引するよう構成されているが、これに対して第二実施形態では、図6に示すように、上述のような吸引ポンプ112を備えずに廃液箱113をキャップホルダ15eへ直接接続している。
以上のように構成された第二実施形態では、制御処理装置70がメンテナンス機構15を次のように動作させる。
まず、待機時には、上記第一実施形態と同様に、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11を移動させて記録ヘッド10をメンテナンス機構15の上方に位置させるとともに、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eを上昇させ、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gが大気連通孔104の下側連通孔104aから離間して大気連通孔104を閉塞させる(待機モード、図6(b)および図4(a)参照)。
ここで、用紙への画像記録を行うためには、上記第一実施形態と同様に、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eを下降させ、キャップ15bをインクノズル群10a〜10dから離間させてインクノズル群10a〜10dを開放するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aから離間させて大気連通孔104を閉塞させる(記録モード、図6(a)および図4(a)参照)。そして、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11を左右方向へ移動させながら、上述の紙端検出処理および記録処理を実行する。
一方、記録ヘッド10によるインクの吐出能力を回復させるには、上記第一実施形態と同様に、キャリッジモータ30を駆動することによりキャリッジ11を移動させて記録ヘッド10をメンテナンス機構15の上方に移動させた上で、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eを上昇させ、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aから離間させて大気連通孔104を閉塞させる(吐出能力回復モード、図6(b)および図4(a)参照)。そして、加圧ポンプ111を駆動させることによってキャップ15bで被覆されたインクノズル群10a〜10dからインクを吐出させ、さらに廃液箱113へ導く。
また、記録ヘッド10のサブタンク101から排気を行う場合には、上記第一実施形態と同様に、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11を移動させて記録ヘッド10をメンテナンス機構15の上方に移動させた上で、駆動モータ15cを駆動することによってキャップホルダ15eをさらに上昇させ、キャップ15bでインクノズル群10a〜10dを被覆するとともに突起部15gを大気連通孔104の下側連通孔104aへ挿入させて大気連通孔104を開放させる(排気モード、図6(c)および図4(b)参照)。そして、加圧ポンプ111を駆動させることによってキャップホルダ15eで被覆された大気連通孔104を介してサブタンク101のタンク本体102から気泡が含まれるインクを吐出させ、さらに廃液箱113へ導く。
このように構成しても上記第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
プリンタ機能とコピー機能とスキャナ機能とファクシミリ機能と電話機能等を備えた多機能装置の斜視図である。 多機能装置に備えられるプリンタの内部構造を表す平面図である。 第一実施形態の記録ヘッドおよびメンテナンス機構の概略構成を示す説明図であり、(a)は記録時を示し、(b)は吐出能力回復時を示し、(c)は排気時を示す。 記録ヘッドの排気部およびメンテナンス機構の突起部の概略構成を示す説明図であり、(a)は開放時を示し、(b)は閉鎖時を示す。 制御処理装置の概略構成を表すブロック図である。 第二実施形態の記録ヘッドおよびメンテナンス機構の概略構成を示す説明図であり、(a)は記録時を示し、(b)は吐出能力回復時を示し、(c)は排気時を示す。
符号の説明
1…多機能装置、2…給紙装置、3…プリンタ、4…読み取り装置、5…排紙トレー、6…操作パネル、7…多機能装置、10…記録ヘッド、10a〜10d…インクノズル群、10e…センサ取付部、10f…記録ヘッドの下面、11…キャリッジ、12…ガイド機構、13…キャリッジ移動機構、14…用紙搬送機構、15…メンテナンス機構、15a…ワイパ、15b…キャップ、15c…駆動モータ、15d…取付板、15e…キャップホルダ、15f…弾性部材、15g…突起部、15h…支持体、15i…エア抜き溝、16…フレーム、16a…後側板、16b…前側板、16c…左側板、16d…右側板、17…プラテン、20…カートリッジ装着部、21a〜21d…インクカートリッジ、22a〜22d…インクチューブ、25…ガイド軸、26…ガイドレール、30…キャリッジモータ、31…駆動プーリ、32…従動プーリ、33…ベルト、39…キャリッジ送り用エンコーダ、40…用紙搬送モータ、41…レジストローラ、42…駆動プーリ、43…従動プーリ、44…ベルト、45…排紙ローラ、46…従動プーリ、47…従動プーリ、48…ベルト、50…用紙搬送用エンコーダ、51…エンコーダディスク、52…フォトインタラプタ、65…給紙モータ、66…傾斜壁部、67…拡張用紙ガイド、68…メディアセンサ、69…レジストセンサ、70…処理実行装置、76a〜76c,76e〜76g…駆動回路、76d…記録ヘッド駆動回路、77…パーソナルコンピュータ、101a〜101d…サブタンク、102…タンク本体、103…排気部、104…大気連通孔、104a…下側連通孔、104B…上側連通孔、104c…パッキン当接部、105…弁体、106…バルブロッド、107…パッキン、108…ばね手段、111…加圧ポンプ、112…吸引ポンプ、113…廃液箱

Claims (3)

  1. インクを貯蔵するサブタンクを内蔵するとともに噴射ノズルから前記サブタンク内のインクを選択的に噴射して被記録媒体に画像記録を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドを搭載し被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動可能なキャリッジと、前記記録ヘッドのノズル面を被覆可能なノズルキャップを搭載した移動体と、この移動体を移動させることによって前記記録ヘッドのノズル面と前記移動体との相対位置を変更可能な移動機構と、この移動機構を制御して前記移動体を移動させることにより前記記録ヘッドのノズル面と前記移動体との相対位置を変更させる相対位置制御部と、を備え、前記サブタンクには、このサブタンク内を大気と連通させる大気連通孔を有する排気部が設けられているインクジェット記録装置であって、
    前記移動体は、前記サブタンクの前記排気部に対向して配置され、前記相対位置制御部による前記記録ヘッドのノズル面と前記移動体との相対位置の変更に応じて前記大気連通孔の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材を備えており、
    前記相対位置制御部は、前記ノズルキャップを前記ノズル面から離間するとともに前記大気連通孔を閉塞して被記録媒体への画像記録を可能とする記録モードと、前記ノズルキャップで前記ノズル面を被覆するとともに前記大気連通孔を閉塞して前記記録ヘッドの吐出能力を回復する吐出能力回復モードと、前記ノズルキャップで前記ノズル面を被覆するとともに前記大気連通孔を開放して前記サブタンク内の空気を排気する排気モードと、を切り替えること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
    前記移動体は、弾性を有し、前記ノズルキャップを支持する弾性部材を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置において、
    前記排気部は、前記開閉状態切換部材と係合している際には前記大気連通孔を介して前記サブタンクの内部が大気と連通するとともに前記開閉状態切換部材に離間されている際には大気とは連通しないための弁体をその内部に備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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