JPH11157097A - インクカートリッジ及びそれを装着可能なインクジェット記録装置、その記録装置の制御方法 - Google Patents

インクカートリッジ及びそれを装着可能なインクジェット記録装置、その記録装置の制御方法

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JPH11157097A
JPH11157097A JP32481397A JP32481397A JPH11157097A JP H11157097 A JPH11157097 A JP H11157097A JP 32481397 A JP32481397 A JP 32481397A JP 32481397 A JP32481397 A JP 32481397A JP H11157097 A JPH11157097 A JP H11157097A
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ink
cartridge
case
waste
ink cartridge
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Chiyoshige Nakazawa
千代茂 中澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃インクを吸収する手段を備えていないイン
クジェットプリンタに使用し、廃インクの吸収のみがで
きるカートリッジの機能を盛り込んだインクカートリッ
ジを提案すること。 【解決手段】 インクカートリッジ2は、少なくとも6
つの面から構成され、その1つの面である第1の面48
にインク袋6からインクを取り出すインク取り出し口6
2を有し、第1の面48と対向する第2の面49に疑似
インク取り出し孔49Aを有する。通常の印刷に使用す
る場合には、第1の面が、インクジェットプリンタのイ
ンク供給・排出手段側になるように、廃インクの吸収の
みを行う場合には、第2の面がインク供給・排出手段側
になるようにインクカートリッジ2を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
滴を吐出して記録紙に記録を行うインクジェット記録装
置と、インク供給源として用いられるインクカートリッ
ジに関し、特に、廃インク吸収機能を備えたインクカー
トリッジと、記録装置内に残留したインクを排出するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクを吐出するインクジェ
ットヘッドと、インクを貯蔵するインクカートリッジと
が離れた位置に配置された、いわゆるオフキャリッジタ
イプのインクジェット記録装置(以下インクジェットプ
リンタと称す)が提案されている。
【0003】このようなインクジェットプリンタにおい
ては、インクカートリッジからインクジェットヘッドに
インクを供給するためのインク流路が長く、インク流路
内のインクを排出しないでインクジェットプリンタを輸
送すると、インク流路から流れ出たインクによってプリ
ンタ内部が汚染され、その後の使用ができなくなる。こ
のため、この種のインクジェットプリンタにおいては、
インクジェットプリンタを輸送する前に、インクジェッ
トヘッド及びインク流路からインクを排出する必要があ
る。
【0004】また、インクジェットプリンタの修理にお
いて、インクジェットヘッドやインク流路を交換する場
合や、インクジェットプリンタを倒置する場合にも、同
様にインクを排出する必要がある。
【0005】ところで、この種のインクジェットプリン
タにおいては、インクジェットヘッドのノズル目詰まり
を防止するための空吐出や、ノズル周辺に付着した異物
やインクを除去するためのポンプ吸引、ノズル目詰まり
を回復するためのポンプ吸引によって、印刷には使用さ
れない無駄なインク、すなわち廃インクが発生する。
【0006】そこで、従来、このような不要になった廃
インクを吸収したり、インクジェットプリンタを輸送し
たり修理したりする前にインク流路内のインクを吸収す
るための廃インク吸収材を備えたインクジェットプリン
タが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のインクジェットプリンタとしては、小型化を図るため
プリンタ内に上述した廃インク吸収材を備えていないも
のがあり、そのようなプリンタにおいては、輸送時やイ
ンクジェットプリンタの修理時にインクを排出すること
ができないという課題があった。
【0008】そこで上記の課題を解決するために、本願
人は、廃インク吸収専用カートリッジを提案している
が、この場合には、インクジェットプリンタのユーザー
やサービスマンは、インクカートリッジのみでなく、廃
インク吸収専用カートリッジも所有する必要がある。廃
インク吸収専用カートリッジは、インクジェットプリン
タの輸送前や修理時にのみ使用するものであるため、所
在が解らなくなりがちである。それを解消するため、イ
ンクジェットプリンタに、廃インク吸収専用カートリッ
ジの保管場所を設けると、プリンタが大きくなってしま
い、小型化を図るという意図に反するという課題があっ
た。
【0009】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、不要なインクを吸収す
る手段を備えていないインクジェットプリンタにおい
て、空吐出やポンプ吸引で発生した廃インクのみでな
く、プリンタ内に残留したインクも確実かつ簡単に排出
しうるインクカートリッジ及びそれを装着可能なインク
ジェットプリンタを提案することを目的とする。
【0010】また本発明の目的は、不要なインクを吸収
する手段を備えていないインクジェットプリンタにおい
て、廃インク吸収専用のカートリッジが不要なインクカ
ートリッジ及びそれを装着可能なインクジェットプリン
タを提案することにある。
【0011】更に本発明の目的は、不要なインクを吸収
する手段を備えていないインクジェットプリンタの小型
化を図ることにある。
【0012】本発明の別の目的は、不要なインクを吸収
する手段を備えていないインクジェットプリンタに使用
するインクカートリッジにおいて、リサイクルを簡単且
つ経済的に行えると共に、軽量化、小型化に有利な構成
のインクカートリッジを提案することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、インクジェットプリンタに
装着可能で、少なくともインクを貯留するインク袋と、
廃インクを吸収する廃インク吸収材と、これらインク袋
及び廃インク吸収材を収容しているカートリッジケース
とを有するインクカートリッジであって、前記カートリ
ッジケースは少なくとも6つの面から構成され、その1
つの面である第1の面に前記インク袋からインクを取り
出すインク取り出し口と、前記廃インク吸収材に廃イン
クを排出する第1のインク排出口を有し、第1の面と対
向する第2の面に疑似インク取り出し孔と、前記廃イン
ク吸収材に廃インクを排出する第2のインク排出口を有
することを特徴とするインクカートリッジである。
【0014】このように構成したインクカートリッジに
おいては、インクジェットヘッドにインクを供給しつ
つ、廃インクの吸収ができると共に、別の場面において
は、インクジェットヘッドにインクを供給せずに、廃イ
ンクの吸収のみを行うことができる。すなわち、1つの
カートリッジを、通常の印刷に使用するインクカートリ
ッジとして使用できるだけでなく、廃インク吸収専用カ
ートリッジとしても使用できる。よって、インクジェッ
トプリンタのユーザーやサービスマンは、プリンタを輸
送したり修理したりする場合に、通常使用しているイン
クカートリッジを使って、インク流路内の廃インクを排
出することができる。そのため廃インク吸収専用カート
リッジを準備しておく必要がない。
【0015】ここで、前記第1のインク排出口と前記第
2のインク排出口が第3の面に対して略同一高さにあ
り、前記インク取り出し口と前記疑似インク取り出し孔
が第3の面に対して略同一高さにあることが望ましく、
これにより、インクジェットプリンタに設置されている
インク供給針に、インク取り出し口を挿入することも、
疑似インク取り出し孔を挿入することも可能であり、ま
た、廃液針に、第1のインク排出口を挿入することも、
第2のインク排出口を挿入することも可能になる。
【0016】この場合、前記第1のインク排出口と前記
第2のインク排出口を弾性体で封止することが望まし
く、更には、その弾性体がゴムであることが望ましい。
【0017】このように構成したインクカートリッジ
は、廃インク導入口からインクが漏れて、ユーザーにか
かったり、プリンタ内部を汚染したりするという被害を
生じさせない。
【0018】更に、本発明においては、カートリッジケ
ースの少なくとも一部分をプラスチックフィルムによっ
て形成している。従って、プラスチックフィルムを切断
あるいははぎ取ることにより、区画室内の廃インク吸収
材を交換できる。よって廃インク吸収材の交換が簡単
で、経済的になる。また、廃インク吸収材をプラスチッ
ク板などで隔離する場合に比べて、インクカートリッジ
を全体として小型化、軽量化できる。
【0019】ここで、前記カートリッジケースの典型的
な構成は、相互に組み合わされて前記インク袋及び前記
廃インク吸収材の収納部分を区画形成している第1のケ
ース片及び第2のケース片を備えた構成である。
【0020】また、前記カートリッジケースの典型的な
外形は、薄い直方体形状であり、この場合、前記第1の
ケース片を、矩形のケース底板部分と、当該ケース底板
部分の周縁に形成されているケース外枠部分とを備えた
構成とし、前記第2のケース片を、矩形のケース蓋部分
と、当該ケース蓋部分の周縁に形成されているケース内
枠部分とを備えた構成とすればよい。更に、当該ケース
内枠部分を、その幅が前記ケース外枠部分よりも狭く、
かつ、前記ケース外枠部分の内側に差し込み可能な大き
さとなるように設定すればよい。そして、前記第2のケ
ース片の前記ケース蓋部分と前記ケース内枠部分によっ
て区画形成される矩形の凹部に前記廃インク吸収材を収
納し、当該凹部の開口を前記プラスチックフィルムで塞
げばよい。
【0021】この場合において、前記凹部の前記開口を
規定している前記ケース内枠部分の開口端面に対して、
前記プラスチックフィルムの周縁部分を熱融着すれば、
前記廃インク吸収材を収納している前記区画室を密閉状
態にでき、廃インクが外部に漏れ出ることを確実に防止
できる。
【0022】このように前記廃インク吸収材が収納され
ている前記区画室を密閉状態にした場合には、前記第1
及び第2のケース片を、スナップフィット等の形態で、
着脱可能に組み合わせる構成とすることが望ましい。こ
のようにすれば、インクカートリッジのリサイクルに当
たり、ケースを開閉する作業が簡単になり、また、ケー
スを傷めることもない。
【0023】ここで、前記廃インク吸収材が収納されて
いる前記区画室を密閉状態とした場合には、それによっ
て廃インクの吸収性能が阻害されることの無いように、
前記プラスチックフィルムには空気孔を形成しておくこ
とが望ましい。
【0024】一方、前記プラスチックフィルムを前記カ
ートリッジケースに熱融着する場合には、その結合力を
高めるために、前記プラスチックフィルムを前記カート
リッジケースと同一素材とすることが望ましい。
【0025】また本発明のインクカートリッジにおいて
は、廃インク吸収材を収納している区画室に突起を設
け、廃インク吸収材の動きを抑制しているため、例えば
ユーザーがインクカートリッジを落下させたりしてイン
クカートリッジに衝撃がかかったり、インクカートリッ
ジの輸送で振動がかかっても、廃インク吸収材によっ
て、区画室の一部を形成しているプラスチックフィルム
が破けるということがない。すなわち使用途中のインク
カートリッジを落下させても、インクが漏れない。
【0026】上記の課題を解決するためになされた第2
の発明は、第1の発明のインクカートリッジを装着可能
なインクジェットプリンタであって、前記インクカート
リッジの前記インク袋からインク供給路を介して供給さ
れたインクをノズルから吐出するインクジェットヘッド
と、該インクジェットヘッドに連結され、インク排出路
を介して前記インクカートリッジの前記廃インク吸収材
にインクを排出するためのポンプ手段と、前記インクカ
ートリッジの有無を検出するカートリッジ検出手段と、
前記インクジェット記録装置に、前記ポンプ手段の動作
命令を与えるための命令入力手段と、前記カートリッジ
検出手段にて得られた検出結果と、前記命令入力手段か
らの動作命令に基づいて、前記ポンプ手段の排出動作を
制御する制御手段とを有することを特徴とするインクジ
ェットプリンタである。
【0027】このような構成を有する第2の発明のイン
クジェットプリンタに第1の発明のインクカートリッジ
を、その疑似インク取り出し孔が、インクジェットプリ
ンタの廃液針に挿入される方向に装着し、ポンプ手段を
駆動すれば、インクジェットヘッド等に残っているイン
クがインク排出路を介して廃インク吸収材に排出され
る。その結果、本発明によれば、インクを吸収する手段
を備えていないインクジェットプリンタであっても、確
実且つ簡単にインクを排出することが可能になる。更
に、本発明のインクジェットプリンタには、その内部
に、廃インクを吸収する手段を備えておらず、また、廃
インク吸収専用カートリッジを保管する場所も必要ない
ため、非常に小型なプリンタにすることができる。
【0028】上記第2の発明に係わるインクジェットプ
リンタにおいてプリンタ内に残留したインクを排出する
場合には、第3の発明のように、前記カートリッジ検出
手段における検出結果がオンで、かつ、前記命令入力手
段から前記ポンプ手段の動作命令を与えられた場合に、
前記廃インク吸収材にインクを排出するように前記ポン
プ手段の動作を制御するとよい。
【0029】第3の発明によれば、インクジェットプリ
ンタの操作者が、インクカートリッジの挿入方向を確認
して、ポンプ手段の動作命令を入力することにより、イ
ンクを排出されることが可能になる。その結果、本発明
によれば、確実にインク流路及び印字ヘッドからインク
を排出することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したインクカートリッジ及びそれを装着可能なイ
ンクジェットプリンタの好ましい一実施の形態を説明す
る。
【0031】図1〜図4は、本発明を適用したインクカ
ートリッジを示す図であり、図5及び図6は、それぞ
れ、本発明を適用したインクジェットプリンタを斜め前
方及び斜め後方から見た斜視図である。一方、図7は、
インクジェットプリンタのインク供給・排出系を示す概
略図であり、図8及び図9は、インクカートリッジを本
発明を適用したインクジェットプリンタのインクカート
リッジ装着部に装着する様子を示す図であり、図10
は、本発明を適用したインクジェットプリンタの制御手
段における主たる制御動作のシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【0032】(インクジェットプリンタの全体構成)図
5及び図6を参照して説明すると、インクジェットプリ
ンタ1は、ロール紙装填機構102と、A4サイズ等の
カット紙、スリップ紙等の給紙口103とを有し、ロー
ル紙装填機構102から供給されるロール紙104及び
給紙口103から矢印方向に挿入されるスリップ紙10
5が、印刷位置111(図5において一点鎖線で囲まれ
た領域)を通って搬送されるように紙搬送経路が構成さ
れている。印刷位置111を通過するロール紙104及
びスリップ紙105の表面に対峙するように印字ヘッド
108がキャリッジ機構109によって保持されてい
る。本実施の形態における印字ヘッド108は、インク
ジェット方式により印字を行うものである。
【0033】キャリッジ機構109は、ガイドシャフト
106と、このガイドシャフト106に沿ってロール紙
104、スリップ紙105の搬送方向とは略直行する方
向に往復移動可能に保持されたキャリッジ107と、キ
ャリッジ駆動用のモータ(図示せず)を備えている。
【0034】キャリッジ107は、印刷位置111を包
含する範囲を、その幅方向に往復移動可能であり、印刷
位置111から幅方向の一方の側にはずれた位置には、
印字ヘッド108の待避位置であるキャッピング機構1
12のヘッドキャップ113が配置されている。印字ヘ
ッド108は、印字動作を待機する状態では、そのノズ
ル面(図示せず)がヘッドキャップ113によって塞が
れた状態に設定されて、各インクノズルのインクメニス
カスの後退、インク乾燥等が防止される。
【0035】印字ヘッド108には、インク供給チュー
ブ(図7の143)を経由して、ロール紙装填機構10
2と隣り合った位置に搭載されているインク供給部11
0からインクが供給される。インク供給部110は、図
6からわかるように、インクカートリッジ2が着脱可能
な状態で装着されたインクカートリッジ装着部130を
備えている。
【0036】インクジェットプリンタ1の前面部のフロ
ントパネル150には、インクジェットプリンタ1の印
字ヘッド108や、キャリッジ駆動用のモータ、廃液ポ
ンプ(図7の147)駆動用のモータ(図示せず)、こ
れらの動作を制御する制御基板に電源を投入したり遮断
するための電源スイッチ151と、前記廃液ポンプ駆動
用のモータに動作命令を与えるためのポンプ動作スイッ
チ152と、インクカートリッジ2が装着されていなか
ったり、装着されていても、インク袋6内のインク量が
残り少なくなった場合にその旨を表示するインクエンド
表示器153が配置されている。
【0037】(インク供給・排出系)図7は、本実施の
形態のインクジェットプリンタ1にインクカートリッジ
2を装着し、インク流路を形成した一状態を示す図であ
る。次に、図7を参照して、印字ヘッド108にインク
を供給し、また印字ヘッド108から不要なインクを排
出するためのインク供給・排出系を説明する。インクカ
ートリッジ装着部130には、インクカートリッジ2を
検出するための例えばマイクロスイッチからなるカート
リッジ検出器142が設けられ、インクカートリッジ2
がカートリッジ装着部130に装着された場合に、この
カートリッジ検出器142によってその存在が検出され
るようになっている。またインクカートリッジ装着部1
30には、インク供給針140及び廃液針141が例え
ば水平に取り付けられている。これらの針140、14
1に対して、インクカートリッジ2を水平にスライドさ
せて、これらの針140、141を当該インクカートリ
ッジ2の後述する所定の場所に差し込むと、当該インク
カートリッジ2とインクジェットプリンタ1との間にイ
ンク流路が形成される。
【0038】インク流路が形成されると、インク供給針
140を介してインクカートリッジ2に収納されている
インク袋6に貯留されているインクがインク供給チュー
ブ143に取り出される。インク供給チューブ143に
は、インク中のゴミや異物を濾過するフィルタ144が
介在している。
【0039】インク供給チューブ143によって、イン
クはインクジェットプリンタ1の印字ヘッド108に導
かれ、プラテン145の表面に沿って搬送される記録紙
(ロール紙104、またはスリップ紙105)に対して
印字が行われる。
【0040】印字動作を待機する状態では、印字ヘッド
108のノズル面をヘッドキャップ113によって塞ぐ
だけでなく、印字ヘッド108の印字品質を維持するた
めに、定期的に、印字ヘッド108のインクノズル(図
示せず)のクリーニングやインクの吸引も行われる。ヘ
ッドキャップ113には印字ヘッド108から回収ある
いは吸引した廃インクを当該ヘッドキャップ113から
回収するための廃液チューブ146が接続されている。
廃インク回収用の動力源として当該廃液チューブ146
には廃液ポンプ147が介捜されている。
【0041】廃液ポンプ147によって、廃液チューブ
146を介して回収された廃インクは、廃液針141を
介してインクカートリッジ2に収納されている後述の廃
インク吸収材によって吸収され、ここに回収される。
【0042】(インクカートリッジ)図1〜図4を参照
してインクカートリッジ2の全体構成を説明する。図1
はインクカートリッジ2の分解斜視図であり、図2はそ
のインク取り出し口から見た正面図であり、図3と図4
はその概略断面図である。
【0043】これらの図に示すように、インクカートリ
ッジ2は、インクを貯蔵したインク袋6と、廃インクを
吸収する廃インク吸収材20と、これらインク袋6及び
廃インク吸収材20を収納しているカートリッジケース
30とを有している。カートリッジケース30は、相互
に組み合わされてインク袋6及び廃インク吸収材20の
収納部分を区画形成しているケース本体40(第1のケ
ース片)と蓋50(第2のケース片)を備えている。
【0044】ケース本体40は長方形のケース底板部分
41と、当該ケース底板部分41の周縁から直角に起立
しているケース外枠部分42とを備えている。このケー
ス底板部分41とケース外枠部分42によって区画形成
される長方形の凹部43にはインク袋6が収納されてい
る。一方、蓋50は、ケース本体40と略同一の大きさ
の長方形のケース蓋部分51と、当該ケース蓋部分51
の周縁よりも内側の位置において直角に起立しているケ
ース内枠部分52を備えている。当該ケース内枠部分5
2は、ケース外枠部分42の内側に差し込み可能な大き
さに設定されており、またその幅もケース外枠部分42
よりも大幅に狭いものとされている。
【0045】この蓋50のケース蓋部分51とケース内
枠部分52によって区画形成される長方形の凹部53に
は、当該凹部53に丁度嵌まり込む大きさ及び厚さの廃
インク吸収材20が収納され、当該凹部53の開口は長
方形のプラスチックフィルム60で塞がれている。すな
わち、当該凹部53とプラスチックフィルム60によっ
て、廃インク吸収材60の区画室70が形成されてい
る。
【0046】次に、インクカートリッジ2の各部分の詳
細構造を説明する。まず、インク袋6は可塑性の素材か
ら形成されており、ガスバリヤー性の向上のためにアル
ミニウム箔を2枚のプラスチックフィルム、例えば外側
をナイロンフィルム、内側をポリエチレンフィルムによ
り挟み込んだ構成のアルミニウムラミネートフィルムか
ら形成されている。図示の例では、2枚のアルミニウム
ラミネートフィルムを重ね合わせて、それらの周囲を熱
融着等の方法によって接合することにより、インク袋6
の本体部分61が形成されている。図1において斜線で
示す2枚のアルミニウムラミネートフィルムの接合部分
のうちのインク袋前側縁に位置する部分には、インク袋
6内のインクを外側に導出するインク取り出し口62が
熱融着等の方法によって取り付けられている。インク取
り出し口62は、例えばゴム等の弾性部材やプラスチッ
クからなり、一体品であっても、二部品以上の組み合わ
せ品であっても良い。また、インク袋6は、両面テープ
等により(図示せず)ケース本体40の側に固定されて
いる。
【0047】図1に示すように、インク袋6には検出板
63が両面テープ等の固定手段(図示せず)によって固
定されている。この検出板63はインク袋6の内部のイ
ンク残量が予め定めた量まで減少したことを検出するた
めのものである。当該検出板63に形成した検出用突起
631はインク残量が減少するのに伴って、ケース本体
40の底板部分41に開けた開口411から外部への突
出量が増加し、当該検出用突起631の突出量が定まっ
た量以上になると、図不示のインクエンド検出機構によ
って当該検出用突起631が検出され、これにより、イ
ンクが無くなったことが判別される。
【0048】次に、ケース本体40と蓋50の間の接合
機構について説明する。蓋50は、そのケース蓋部分5
1のケース内枠部分52の外側位置において、その前端
縁側に形成した垂直に延びる一対の掛止爪54と、その
後端の両側に形成した同じく垂直に延びる一対の掛止爪
55を備えている。これに対して、ケース本体40の側
は、各掛止爪54が内側からスナップフィットする掛止
孔45と、同じく各掛止爪55が内側からスナップフィ
ットする掛止溝46を備えている。従って、ケース本体
40に蓋50を取り付けるためには、最初に、掛止爪5
4を掛止孔45に嵌め込み、次に掛止爪55を掛止溝4
6に嵌め込めばよい。
【0049】蓋50をケース本体40から外す場合に
は、ケース本体40のケース外枠部分42の後端壁部分
の中央に形成した切り欠き47に治具を入れて、蓋50
をこじ開ければ、簡単に当該蓋50を外すことができ
る。
【0050】本例のインクカートリッジでは、そのカー
トリッジケースを構成しているケース本体と蓋とをスナ
ップフィットにより着脱可能な状態で結合してある。従
って、インクカートリッジのリサイクル時には、簡単に
蓋を取り外すことができるので、インク袋の交換、廃イ
ンク吸収材の交換を簡単に行うことができる。
【0051】ここで、ケース本体40のケース外枠部分
42における前端壁48には、上記の掛止孔45の他
に、インク袋6のインク取り出し口62を位置決めする
位置決め開口44と、インクカートリッジ2をインクカ
ートリッジ装着部130に装着する際における位置決め
用のガイド軸のガイド穴48B、48Cが形成されてい
る。後端壁49には、上記の切り欠き47の他に、疑似
インク取り出し孔49Aと、インクカートリッジ2をイ
ンクカートリッジ装着部130に装着する際における位
置決め用のガイド軸のガイド穴49B、49Cが形成さ
れている。また、蓋50の内枠部分52の前端壁521
には廃液針141を差し込み可能な取入口ゴム56が設
けられ、同じく後端壁523にも、廃液針141を差し
込み可能な取入口ゴム57が設けられている。取入口ゴ
ム56と57は、互いに、ケース蓋部分51の外面から
の垂直方向の距離が、概略同一になるように設定されて
いる。また、インクカートリッジを組み立てた状態にお
けるインク袋6のインク取り出し口62と、疑似インク
取り出し孔49Aは、ケース本体40と蓋50を相互に
組み合わせてカートリッジケース30を形成した際に、
ケース蓋部分51の外面からの垂直方向の距離が、概略
同一になるように設定されている。
【0052】図4から判るように、蓋50の内枠部分5
2の両側端壁522、524には、突起525が形成さ
れており、区画室70において、廃インク吸収材20が
インクカートリッジ2に加わる衝撃、振動等によって移
動することを防止する。すなわち、インクジェットプリ
ンタ1のユーザーが、インクカートリッジ2を落下させ
たり、インクカートリッジ2を製造後、ユーザーの手元
に輸送する間において、インクカートリッジ2に衝撃や
振動が加わっても、廃インク吸収剤が移動することがな
くなり、よってプラスチックフィルム60が破けること
がなくなる。
【0053】次に、インク吸収材20の区画室70を形
成しているプラスチックフィルム60について説明す
る。図3に示すように、プラスチックフィルム60は、
その四周縁の部分が熱融着によって、蓋50の内枠部分
52の開口端面に対して密閉状態となるように接合され
ている。
【0054】プラスチックフィルム60は、熱融着対象
の蓋50と同一のプラスチック素材から形成されてい
る。蓋50は、インク吸収材60のインク吸収性能を高
めるために透湿性(水蒸気透過性)のあるポリスチレン
が使用される。この理由は、インク容積の70〜80パ
ーセントは水分であるので、水分を外部に放出できれ
ば、その分、多量の廃インクを吸収可能だからである。
【0055】このように、本例のインクカートリッジ2
においては、廃インク吸収材20を収納するための区画
室70を、インクカートリッジの蓋50と、当該蓋の裏
面に形成した凹部53の開口に熱融着により接合したプ
ラスチックフィルム60とによって形成してある。従っ
て、廃インク吸収材20を収納するための区画室を厚い
プラスチック板によって形成している場合に比べて、プ
ラスチックフィルムを使用する部分だけ、小型化及び軽
量化することができる。
【0056】また、プラスチックフィルム60を熱融着
してあるので、廃インク吸収材20の区画室70を確実
に密閉することができ、回収された廃インクがプラスチ
ックフィルム60と蓋50の接合面から外部に漏れ出る
ことがない。
【0057】更に、インクカートリッジ2をリサイクル
する際には、プラスチックフィルム60を剥がすという
簡単な作業により、廃インクが吸収された廃インク吸収
材20を交換することができる。よって、インクカート
リッジ2のリサイクルを簡単に行うことができ、プラス
チックフィルム60のみを新たなものにすればよいの
で、経済的でもある。
【0058】これに加えて、プラスチックフィルム60
は、熱融着される側の蓋と同一のプラスチック素材から
なっている。従って、熱融着による結合力を高めること
ができる。
【0059】以上、プラスチックフィルム60の一例を
説明したが、プラスチックフィルム60は複数の層から
形成されていてもよく、例えば、蓋50と接する側には
第一の層として蓋50と同一素地からなるプラスチック
フィルムがあり、第二の層は耐衝撃性の高いゴム系素材
からなるフィルムとし、第三の層は第一の層とは別のプ
ラスチックフィルムであるような3層構造のフィルムで
あってもよい。
【0060】ここで、インクカートリッジ2の蓋50の
裏面に形成した廃インク吸収材20を封入している区画
室70は密封空間となっている。この密封空間内から空
気を追い出すことができないと、廃インク吸収材20の
インク吸収性能が低下する場合がある。このような事態
を確実に回避するために、本例では、図4から解るよう
に、廃インク吸収材20の一部分に矩形の空所(廃イン
ク吸収材が存在しない部分)21を形成し、当該空所2
1が対峙しているプラスチックフィルム60の部分に空
気孔64を形成してある。
【0061】(インクカートリッジ挿入機構)次に、イ
ンクジェットプリンタ1に組み込まれているインク供給
部110の構成を説明する。
【0062】図8は、インクカートリッジ20を装着す
る前のインク供給部110の状態を示す図である。
【0063】この図に示すように、インク供給部110
は、インクカートリッジ2を着脱可能に装着するインク
カートリッジ装着部130を備えている。このインクカ
ートリッジ装着部130は、インク供給針140及び廃
液針141が略同一高さ位置の所に水平に取り付けら
れ、これらのインク供給針140及び廃液針141の先
端側が開放状態となったフード部131を備えている。
このフード部131の側面からは、2本の位置決めピン
139Bと139Cがインク供給針140及び廃液針1
41と略同一方向に水平に突き出している。
【0064】更に、インクカートリッジ装着部130
は、フード部131に対して、インク供給針140、廃
液針141の略軸線方向、すなわち略水平方向にスライ
ド可能な箱形のインクカートリッジ受け入れ部132
と、当該インクカートリッジ受け入れ部132を略水平
方向にスライドさせるためのスライド機構133を備え
ている。
【0065】まず、箱形のインクカートリッジ受け入れ
部132について説明すると、このインクカートリッジ
受け入れ部132は、上側が開口135となっており、
この上側開口135の上側から略垂直下方向にインクカ
ートリッジ2を当該受け入れ部132の内部に装着可能
である。すなわち、インク供給針140に対して略直行
する方向からインクカートリッジを受け入れ可能となっ
ている。このインクカートリッジ受け入れ部132の前
端面136には、図8の状態においては、装着されたイ
ンクカートリッジ2の前端面48に設けたインク取り出
し口62と第1の取入口ゴム56及びガイド穴48Bと
48Cに対応する位置に開口136Dが形成されてい
る。
【0066】このインクカートリッジ受け入れ部132
をスライドさせるためのスライド機構133は、受け入
れ部132をスライド可能に支持しているガイドフレー
ム137を有し、このガイドフレーム137には、受け
入れ部132の底面に沿って形成したガイドレール12
0が摺動自在にはめ込まれたレール溝(図示せず)が形
成されている。インクカートリッジ受け入れ部132の
側面には、スライド方向に向けてラック121が下向き
に形成されている。これに対して、ガイドフレーム13
7の側には、このラック121にかみ合った状態にピニ
オン122が回転自在に取り付けられている。このピニ
オン122の側面には操作レバー134がピニオン12
2の旋回中心123からほぼ半径方向に延びている。
【0067】(インクカートリッジ装着動作)図8及び
図9を参照して、上記のように構成した本実施の形態の
インク供給部110におけるインクカートリッジ2の挿
入動作を説明する。
【0068】まず、図8に示すように、インクカートリ
ッジ受け入れ部132がフード部131から引き出され
た状態において、上側開口135にインクカートリッジ
2を矢印で示す方向に落とし込む。このとき、インクカ
ートリッジ2は、インク取り出し口6がフード部131
側になる状態とする。この後、横に倒れた状態の操作レ
バー134を上方に起こす方向に操作する。この操作に
よって、インクカートリッジ2が装着された受け入れ部
132はインク供給針140及び廃液針141の側に向
けて水平方向にスライドする。
【0069】これにより、フード部131の側面に形成
した位置決めピン139Bがインクカートリッジ2の前
端壁48に形成したガイド穴48Bに挿入され、同じく
位置決めピン139Cがガイド穴48Cに挿入されると
共に、時を前後して、インク供給針140がインク取り
出し口62に徐々に差し込まれ、また時を前後して廃液
針141が第1の取入口ゴム56に徐々に差し込まれ
る。そして、インク供給針140はインク袋6の内部に
完全に差し込まれると共に、廃液針141は廃インク吸
収材20を収納する区画室70に達する。この結果、イ
ンクカートリッジ2から印字ヘッド108へのインク供
給系が形成される。
【0070】一方、空になったインクカートリッジ2を
新しいものに交換する場合には、上記とは逆の操作を行
えばよい。そして、インクカートリッジ受け入れ部13
2がフード部131から引き出された状態になった時
に、インクカートリッジ受け入れ部132の両側面に形
成した切り欠き部分138A、138Bから露出してい
るインクカートリッジ2の両側面を手で掴み、上方に向
けて垂直に引き出せばよい。
【0071】次に、図9に示すように、疑似インク取り
出し孔49Aをフード部131側になるように、上側開
口135からインクカートリッジ2を落とし込み、操作
レバー134を操作すると、フード部131の側面に形
成した位置決めピン139B、139Cと、インク供給
針140、廃液針141が、インクカートリッジ受け入
れ部132の前端面136に形成した開口136Dを通
って、位置決めピン139Bがインクカートリッジ2の
後端壁49に形成したガイド穴49Cに挿入され、同じ
く位置決めピン139Cがガイド穴49Bに挿入される
と共に、時を前後して、インク供給針140が疑似イン
ク取り出し孔49Aに挿入され、また時を前後して廃液
針141が第2の取入口ゴム57に徐々に差し込まれ
る。そして、廃液針141は廃インク吸収材20を収納
する区画室70に達する。
【0072】(インクジェットプリンタの動作制御方
法)本実施の形態のインクジェットプリンタ1の制御手
段における主たる動作制御方法を説明し、これによって
本実施の形態のインクカートリッジ2を使って、インク
ジェットプリンタ1のインク流路から、インクを排出方
法を説明する。
【0073】図10は、本実施の形態のインクジェット
プリンタ1の制御手段における主たる制御動作のシーケ
ンスを示すフローチャートである。(A)は、インクカ
ートリッジ2のインク取り出し口62を、インク供給針
140側になるように装着して、インクカートリッジ2
を印字用カートリッジとして使用する場合であり、
(B)は、インクカートリッジ2の疑似インク取り出し
孔49Aを、インク供給針140側になるように装着し
て、インクカートリッジ2により、インク流路内のイン
クの排出を行う場合である。
【0074】まず、図10(A)の場合を説明する。こ
の場合、インクジェットプリンタ1の電源スイッチ15
1を押して電源をONにすると、ステップS1におい
て、カートリッジ検出器142からの検出結果に基づ
き、カートリッジ検出器142がONであるか否かを判
断し、「YES」であればステップS2に移行し、「N
O」であればステップS3に移行する。ここで、カート
リッジ検出器142がONである場合というのは、イン
クカートリッジ2がインクカートリッジ装着部130に
装着されている場合であり、ONでない場合というの
は、インクカートリッジ2が装着されていない場合であ
る。よって、ステップS1において「NO」であれば、
ステップS3において、フロントパネル150上のイン
クエンド表示器153により、インクカートリッジを要
求する旨の表示を行う。
【0075】ステップS2では、インクジェットプリン
タ1の初期設定動作を行い、その後、ステップS4に移
行する。
【0076】ステップS4では、インクエンド検出機構
からの検出結果に基づいて、インクエンド検出器がON
であるか否かを判断し、「YES」であればステップS
5に移行し、「NO」であればステップS6に移行す
る。ここで、インクエンド検出器がONである場合とい
うのは、インク袋6内のインクがなくなった場合であ
り、ONでない場合というのは、インク袋6内にインク
が十分残っている場合である。よって、ステップS4に
おいて「YES」であれば、ステップS5において、フ
ロントパネル150上のインクエンド表示器153によ
り、インクカートリッジの交換を要求する旨の表示を行
う。
【0077】ステップS6では、廃液ポンプ147を駆
動してポンピング動作を行い、その後、ステップS7,
ステップS8において、制御手段からの印字指令がある
まで待機動作を行う。そして、ステップS8において制
御手段から印字指令を受け取った場合には、ステップS
9において印字ヘッド108を駆動して印字開始前のフ
ラッシング動作を行った後、ステップS10において印
字動作を開始する。
【0078】次に、図10(B)を説明する。インクカ
ートリッジ2の疑似インク取り出し孔49Aを、インク
供給針140側になるように装着して、インクジェット
プリンタ1の電源スイッチ151を押して電源をONに
すると、ステップS11において、ステップ1と同様
に、カートリッジ検出器142からの検出結果に基づ
き、カートリッジ検出器142がONであるか否かを判
断し、「YES」であればステップS12に移行し、
「NO」であればステップS13に移行する。ステップ
S13においては、図10(A)の場合と同様に、フロ
ントパネル150上のインクエンド表示器153によ
り、インクカートリッジを要求する旨の表示を行う。
【0079】ステップS12では、インクジェットプリ
ンタ1の初期設定動作を行い、その後、ステップS14
に移行する。
【0080】ステップS14では、ポンプ動作スイッチ
がONであるか否かを判断し、「YES」であればステ
ップS15に移行し、「NO」であればステップS16
に移行する。ここで、インクジェットプリンタ1の操作
者が、ポンプ動作スイッチ152を押すと、ステップS
14において「YES」となり、ステップS15におい
て、廃液ポンプ147を駆動してポンピング動作を行
う。この場合、インク供給針140は、疑似インク取り
出し孔49A内に挿入され、その先端は解放された状態
にあるため、インク供給針140から、インク供給チュ
ーブ143、フィルタ144、印字ヘッド108、ヘッ
ドキャップ113、廃液チューブ146、廃液針141
内のインクが、廃インク吸収材20内に排出される。
【0081】インクジェットプリンタ1の操作者が、ポ
ンプ動作スイッチ152を押さないと、ステップS14
において「NO」となり、インクジェットプリンタ1
は、ポンプ動作スイッチ152が押されるまで待機状態
になる。
【0082】ところで、図10(B)の場合において、
インクカートリッジ2のインク取り出し口62を、イン
ク供給針140側になるように装着して、ポンプ動作ス
イッチ152を押すと、インク袋6内のインクがインク
供給チューブ143に移動し、印字ヘッド108内のイ
ンクが廃液チューブ146に移動するのみで、それ以外
の問題は発生しない。
【0083】以上述べたように本実施の形態によれば、
インクカートリッジ2の疑似インク取り出し孔49Aを
インク供給針140側になるように装着した場合には、
インクの排出動作は行われず、廃インク吸収専用カート
リッジを装着した場合と同様に、インク流路内のインク
を排出させることができる。その結果、インクを吸収す
る手段を備えていないインクジェットプリンタ1におい
て、確実且つ簡単にインク流路及び印字ヘッド108か
らインクを排出することができる。また、インクカート
リッジ2は、常に、インクジェットプリンタ1のインク
カートリッジ装着部130に装着されており、インクカ
ートリッジ2の挿入方向を変えるだけで、上記の操作を
行うことができ、その所在が判らなくなるということが
ない。また、インクカートリッジ2は、インクカートリ
ッジ装着部130に装着されており、カートリッジの保
管場所が不要になり、インクジェットプリンタの小型化
を達成できる。
【0084】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0085】例えば、上述の実施の形態においては、カ
ートリッジ検出器142として、マイクロスイッチを用
いたが、これに限られず、フォトダイオード等を用いた
光学式のセンサーを使用することもできる。
【0086】また、上述の実施の形態におけるインクカ
ートリッジの蓋の材質は、ポリスチレンに限定されるこ
となく、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンであっ
ても良い。
【0087】更に、本発明はインクジェット方式のプリ
ンタであれば、種々のプリンタに適用しうるものであ
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクカ
ートリッジは、インクジェットプリンタから発生する無
駄なインク、すなわち廃インクを収納する廃インク吸収
材を有し、インクカートリッジを構成するカートリッジ
ケースの一つの面にインクを取り出すインク取り出し口
と廃インク排出口を有し、この面に対向する面に疑似イ
ンク取り出し口と廃インク排出口を有する。従って、1
つのカートリッジを、通常の印刷に使用するインクカー
トリッジとして使用できるだけでなく、廃インク吸収専
用カートリッジとしても使用できる。よって、インクジ
ェットプリンタのユーザーやサービスマンは、プリンタ
を輸送したり修理したりする場合に、通常使用している
インクカートリッジを使って、インク流路内の廃インク
を排出することができる。そのため廃インク吸収専用カ
ートリッジを準備しておく必要がないばかりか、その所
在が判らなくなるということがない。
【0089】一方、本発明のインクジェットプリンタに
は、その内部に、廃インクを吸収する手段を備えておら
ず、また、廃インク吸収専用カートリッジを保管する場
所も必要ないため、非常に小型なプリンタにすることが
できる。
【0090】また、本発明のインクカートリッジは、廃
インク吸収材を収納するためにカートリッジケースの内
部に形成した区画室の、廃インクを導入する口をゴム等
の弾性体で封止しているために、廃インク導入口からイ
ンクが漏れて、ユーザーにかかったり、プリンタ内部を
汚染したりするという被害を生じさせない。
【0091】更に、本発明のインクカートリッジにおい
ては、廃インク吸収材を収納している区画室に突起を設
け、廃インク吸収材の動きを抑制しているため、例えば
ユーザーがインクカートリッジを落下させたりしてイン
クカートリッジに衝撃がかかったり、インクカートリッ
ジの輸送で振動がかかっても、廃インク吸収材によっ
て、区画室の一部を形成しているプラスチックフィルム
が破けるということがない。また、使用途中のインクカ
ートリッジを落下させても、インクが漏れない。
【0092】更には、本発明においては、カートリッジ
ケースの少なくとも一部分をプラスチックフィルムによ
って形成している。従って、プラスチックフィルムを切
断あるいははぎ取ることにより、区画室内の廃インク吸
収材を交換できる。よって廃インク吸収材の交換が簡単
で、経済的になる。また、廃インク吸収材をプラスチッ
ク板などで隔離する場合に比べて、インクカートリッジ
を全体として小型化、軽量化できる。
【0093】一方、本発明では、プラスチックフィルム
を熱融着によってカートリッジケースに接合しているの
で、接合部分を確実に密閉状態にでき、廃インクが外部
に漏れ出ることを確実に防止できる。
【0094】更に、本発明では、プラスチックフィルム
をカートリッジケースと同一素材としてあるので、それ
らの熱融着による接合強度を更に高めることができる。
【0095】また、本発明では、カートリッジケースを
スナップフィット等の形態で、ワンタッチで開閉できる
ので、インクカートリッジのリサイクルに当たり、ケー
スを開閉する作業が簡単になり、また、ケースを傷める
こともない。
【0096】更には、本発明では、プラスチックフィル
ムに空気孔を形成してあるので、当該プラスチックフィ
ルムによって廃インク吸収材が収納されている区画室を
密閉したとしても、それによって廃インクの吸収性能が
阻害されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクカートリッジの分解斜
視図である。
【図2】図1のインクカートリッジのインク取り出し口
の側を示す正面図である。
【図3】図1のインクカートリッジの概略断面図であ
る。
【図4】図1のインクカートリッジの別の位置の概略断
面図である。
【図5】本発明を適用したインクジェットプリンタを示
す前側の斜視図である。
【図6】図5のインクジェットプリンタを示す後側の斜
視図である。
【図7】図5のインクジェットプリンタにおいて、イン
クカートリッジをインクカートリッジ装着部に挿入する
ことにより形成されるインク供給・排出系を示す概略構
成図である。
【図8】図1のインクカートリッジを使用し印刷する場
合に、インクカートリッジ装着部にインクカートリッジ
を挿入する動作を説明するための説明図である。
【図9】図1のインクカートリッジを廃インク吸収カー
トリッジとして使用する場合に、インクカートリッジ装
着部に挿入する動作を説明するための説明図である。
【図10】本発明のインクジェットプリンタの制御手段
における主たる制御動作のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ 2…インクカートリッジ 6…インク袋 20…廃インク吸収材 21…廃インク吸収材の空所 30…カートリッジケース 40…ケース本体(第1のケース片) 44…インク袋のインク取り出し口の位置決め開口 49A…疑似インク取り出し孔 50…蓋(第2のケース片) 56…第1の取入口ゴム 57…第2の取入口ゴム 60…プラスチックフィルム 62…インク取り出し口 64…プラスチックフィルムに設けた空気孔 70…区画室 102…ロール紙装填機構 103…給紙口 104…ロール紙 105…スリップ紙 106…ガイドシャフト 107…キャリッジ 108…印字ヘッド 109…キャリッジ機構 110…インク供給部 111…印刷位置 112…キャッピング機構 113…ヘッドキャップ 130…インクカートリッジ装着部 139B,C…位置決めピン 140…インク供給針 141…廃液針 142…カートリッジ検出器 143…インク供給チューブ 144…フィルタ 145…プラテン 146…廃液チューブ 147…廃液ポンプ 150…フロントパネル 151…電源スイッチ 152…ポンプ動作スイッチ 153…インクエンド表示器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともインクを貯留するインク袋と、
    廃インクを吸収する廃インク吸収材と、これらインク袋
    及び廃インク吸収材を収容しているカートリッジケース
    とを有するインクカートリッジであって、前記カートリ
    ッジケースは少なくとも6つの面から構成され、その1
    つの面である第1の面に前記インク袋からインクを取り
    出すインク取り出し口と、前記廃インク吸収材に廃イン
    クを排出する第1のインク排出口を有し、前記第1の面
    と対向する第2の面に疑似インク取り出し孔と、前記廃
    インク吸収材に廃インクを排出する第2のインク排出口
    を有することを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のインクカートリッジであっ
    て、前記第1のインク排出口と前記第2のインク排出口
    が第3の面に対して略同一高さにあり、前記インク取り
    出し口と前記疑似インク取り出し孔も第3の面に対して
    略同一高さにあることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のインクカートリッジであっ
    て、前記第1のインク排出口と前記第2のインク排出口
    を弾性体で封止したことを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のインクカートリッジであっ
    て、弾性体がゴムであることを特徴とするインクカート
    リッジ。
  5. 【請求項5】請求項1記載のインクカートリッジであっ
    て、前記廃インク吸収材を収納するために前記カートリ
    ッジケースの内部に形成した区画室と、当該区画室の少
    なくとも一部分を形成しているプラスチックフィルムと
    を有することを特徴とするインクカートリッジ。
  6. 【請求項6】請求項5記載のインクカートリッジであっ
    て、前記カートリッジケースは、相互に組み合わされて
    前記インク袋及び前記廃インク吸収材の収納部分を区画
    形成している第1のケース片及び第2のケース片を備え
    ていることを特徴とするインクカートリッジ。
  7. 【請求項7】請求項6記載のインクカートリッジであっ
    て、前記第1及び第2のケース片は着脱可能な状態で相
    互に組み合わされていることを特徴とするインクカート
    リッジ。
  8. 【請求項8】請求項6記載のインクカートリッジであっ
    て、前記第1のケース片は、矩形のケース底板部分と、
    当該ケース底板部分の周縁に形成されているケース外枠
    部分とを備えており、前記第2のケース片は、矩形のケ
    ース蓋部分と、当該ケース蓋部分の周縁に形成されてい
    るケース内枠部分とを備えており、当該ケース内枠部分
    は、その幅が前記ケース外枠部分よりも狭く、かつ、前
    記ケース外枠部分の内側に差し込み可能な大きさに設定
    されており、 前記第2のケース片の前記ケース蓋部分と前記ケース内
    枠部分によって区画形成される矩形の凹部に前記廃イン
    ク吸収材が収納され、当該凹部の開口が前記プラスチッ
    クフィルムに塞がれて前記区画室が形成されていること
    を特徴とするインクカートリッジ。
  9. 【請求項9】請求項8記載のインクカートリッジであっ
    て、前記廃インク吸収材が、前記矩形の凹部内で動かな
    いように保持するための突起が、前記第2のケース片の
    前記ケース内枠部分に形成されていることを特徴とする
    インクカートリッジ。
  10. 【請求項10】請求項8記載のインクカートリッジであ
    って、前記凹部の前記開口を規定している前記ケース内
    枠部分の開口端面に対して、前記プラスチックフィルム
    の周縁部分が熱融着されていることを特徴とするインク
    カートリッジ。
  11. 【請求項11】請求項10記載のインクカートリッジで
    あって、前記プラスチックフィルムには通気口が形成さ
    れていることを特徴とするインクカートリッジ。
  12. 【請求項12】請求項10記載のインクカートリッジで
    あって、前記カートリッジケースはプラスチック製であ
    り、前記プラスチックフィルムは、一層ないし複数の層
    から構成されており、少なくとも前記ケース内枠部分の
    開口端面に熱融着される側のプラスチックフィルムが、
    前記カートリッジケースと同一素材から形成されている
    ことを特徴とするインクカートリッジ。
  13. 【請求項13】請求項1ないし12のうちの何れかの項
    に記載のインクカートリッジを装着可能なインクジェッ
    ト記録装置であって、 前記インクカートリッジの前記インク袋からインク供給
    路を介して供給されたインクをノズルから吐出するイン
    クジェットヘッドと、 該インクジェットヘッドに連結され、インク排出路を介
    して前記インクカートリッジの前記廃インク吸収材にイ
    ンクを排出するためのポンプ手段と、 前記インクカートリッジの有無を検出するカートリッジ
    検出手段と、 前記インクジェット記録装置に、前記ポンプ手段の動作
    命令を与えるための命令入力手段と、 前記カートリッジ検出手段にて得られた検出結果と、前
    記命令入力手段からの動作命令に基づいて、前記ポンプ
    手段の排出動作を制御する制御手段とを有することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載のインクジェット記録装
    置の制御方法であって、前記カートリッジ検出手段にお
    ける検出結果がオンで、かつ、前記命令入力手段から前
    記ポンプ手段の動作命令を与えられた場合に、前記イン
    ク吸収材にインクを排出するように前記ポンプ手段の動
    作を制御することを特徴とするインクジェット記録装置
    の制御方法。
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