JPH11157098A - インクジェット記録装置、及びその記録装置の制御方法、その記録装置に装着可能なインクカートリッジ - Google Patents

インクジェット記録装置、及びその記録装置の制御方法、その記録装置に装着可能なインクカートリッジ

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JPH11157098A
JPH11157098A JP32481497A JP32481497A JPH11157098A JP H11157098 A JPH11157098 A JP H11157098A JP 32481497 A JP32481497 A JP 32481497A JP 32481497 A JP32481497 A JP 32481497A JP H11157098 A JPH11157098 A JP H11157098A
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ink
cartridge
waste
ink cartridge
waste liquid
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JP32481497A
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Chiyoshige Nakazawa
千代茂 中澤
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要なインクを吸収する手段を備えていない
インクジェットプリンタにおいて、プリンタ内に残留し
たインクを確実且つ簡単に排出しうるインクカートリッ
ジ及びこれを用いたインクジェットプリンタを提供する
こと。 【解決手段】 インクジェットプリンタは、インクを貯
留するインク袋6と、インク袋6からインクを取り出す
インク取り出し口62と、不要なインクを吸収する廃イ
ンク吸収材20と、廃インク吸収材20に不要なインク
を排出するインク排出口44を有するインクカートリッ
ジを装着し、インクカートリッジを装着するフード部1
31にインク供給部材140と廃液部材141を有し、
インク取り出し口62とインク供給部材140の先端と
の距離が、インク排出口56と廃液部材141の先端と
の距離より大きいように設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルからインク
滴を吐出して記録紙に記録を行うインクジェット記録装
置と、インク供給源として用いられるインクカートリッ
ジに関し、特に、廃インク吸収機能を備えたインクカー
トリッジと、記録装置内に残留したインクを排出するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクを吐出するインクジェ
ットヘッドと、インクを貯蔵するインクカートリッジと
が離れた位置に配置された、いわゆるオフキャリッジタ
イプのインクジェット記録装置(以下インクジェットプ
リンタと称す)が提案されている。
【0003】このようなインクジェットプリンタにおい
ては、インクカートリッジからインクジェットヘッドに
インクを供給するためのインク流路が長く、インク流路
内のインクを排出しないでインクジェットプリンタを輸
送すると、インク流路から流れ出たインクによってプリ
ンタ内部が汚染され、その後の使用ができなくなる。こ
のため、この種のインクジェットプリンタにおいては、
インクジェットプリンタを輸送する前に、インクジェッ
トヘッド及びインク流路からインクを排出する必要があ
る。
【0004】また、インクジェットプリンタの修理にお
いて、インクジェットヘッドやインク流路を交換する場
合や、インクジェットプリンタを倒置する場合にも、同
様にインクを排出する必要がある。
【0005】ところで、この種のインクジェットプリン
タにおいては、インクジェットヘッドのノズル目詰まり
を防止するための空吐出や、ノズル周辺に付着した異物
やインクを除去するためのポンプ吸引、ノズル目詰まり
を回復するためのポンプ吸引によって、印刷には使用さ
れない無駄なインク、すなわち廃インクが発生する。
【0006】そこで、従来、このような不要になった廃
インクを吸収したり、インクジェットプリンタを輸送し
たり修理したりする前に、インク流路内のインクを吸収
するための廃インク吸収材を備えたインクジェットプリ
ンタが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のインクジェットプリンタとしては、小型化を図るため
プリンタ内に上述した廃インク吸収材を備えていないも
のがあり、そのようなプリンタにおいては、輸送時やイ
ンクジェットプリンタの修理時にインクを排出すること
ができないという課題があった。
【0008】そこで上記の課題を解決するために、本願
人は、廃インク吸収専用カートリッジを提案している
が、この場合には、インクジェットプリンタのユーザー
やサービスマンは、インクカートリッジのみでなく、廃
インク吸収専用カートリッジも所有する必要がある。廃
インク吸収専用カートリッジは、インクジェットプリン
タの輸送時や修理時にのみ使用するものであるため、所
在が解らなくなりがちである。それを解消するため、イ
ンクジェットプリンタに、廃インク吸収専用カートリッ
ジの保管場所を設けると、プリンタが大きくなってしま
い、小型化を図るという意図に反するという課題があっ
た。
【0009】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、不要なインクを吸収す
る手段を備えていないインクジェットプリンタにおい
て、空吐出やポンプ吸引で発生した廃インクのみでな
く、プリンタ内に残留したインクも確実かつ簡単に排出
しうるインクジェットプリンタ及びそのプリンタに装着
可能なインクカートリッジを提案することを目的とす
る。
【0010】また本発明の目的は、不要なインクを吸収
する手段を備えていないインクジェットプリンタにおい
て、廃インク吸収専用のカートリッジが不要なインクジ
ェットプリンタを提案することにある。
【0011】更に本発明の目的は、不要なインクを吸収
する手段を備えていないインクジェットプリンタの小型
化を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、少なくともインクを貯留す
るインク袋と、該インク袋の一部であり該インク袋から
インクを取り出すインク取り出し口と、不要なインクを
吸収する廃インク吸収材と、これらインク袋及び廃イン
ク吸収材を収容しているカートリッジケースと、該カー
トリッジケースに装着され前記廃インク吸収材に不要な
インクを排出するインク排出口を有するインクカートリ
ッジを装着可能なインクカートリッジ装着部と、該イン
クカートリッジ装着部に前記インクカートリッジが装着
されたときに、該インクカートリッジの前記インク袋か
らインクを取り出すインク供給部材と、取り出したイン
クをノズルから吐出するインクジェットヘッドと、該イ
ンクジェットヘッドに当接可能に配置されたキャップ手
段と、前記インクカートリッジ装着部に前記インクカー
トリッジが装着されたときに、該インクカートリッジの
前記廃インク吸収材にインクを排出する廃液部材と、前
記インク供給部材と、前記インクジェットヘッドを連結
するインク供給路と、前記キャップ手段と前記廃液部材
を連結するインク排出路と、該インク排出路の途中に設
置され、前記キャップ手段を介して前記インクジェット
ヘッドからインクを排出するためのポンプ手段と、前記
インクカートリッジの有無を検出するカートリッジ検出
手段と、前記ポンプ手段に動作命令を与えるための命令
入力手段と、該命令入力手段からの動作命令に基づい
て、前記ポンプ手段の排出動作を制御する制御手段とを
有するインクジェットプリンタであって、前記インクカ
ートリッジ装着部に前記インクカートリッジを装着した
状態において、前記インク取り出し口と前記インク供給
部材の先端との距離が、前記インク排出口と前記廃液部
材の先端との距離より大きいことを特徴とするインクジ
ェットプリンタである。
【0013】このように構成したインクジェットプリン
タに、廃液部材はインク排出口を貫通して廃インク吸収
材に到達しており、インク供給部材はインク取り出し口
に到達していない状態でインクカートリッジを装着し、
ポンプ手段を駆動すれば、インクジェットヘッド等に残
っているインクがインク排出路を介して廃インク吸収材
に排出される。その結果、本発明によれば、インクを吸
収する手段を備えていないインクジェットプリンタであ
っても、確実且つ簡単にインクを排出することが可能に
なる。更に、本発明のインクジェットプリンタには、そ
の内部に、廃インクを吸収する手段を備えておらず、ま
た、廃インク吸収専用カートリッジを保管する場所も必
要ないため、非常に小型なプリンタにすることができ
る。
【0014】この場合において、前記廃液部材が前記イ
ンク供給部材より長いと、装着するインクカートリッジ
の前記インク取り出し口と前記インク排出口が、前記カ
ートリッジケースに対して略同一の距離に設置されてい
るインクカートリッジにおいても、確実に上記の状態を
作ることができ、インクジェットヘッド等に残っている
インクを廃インク吸収材に排出できる。
【0015】上記の課題を解決するためになされた第2
の発明は、第1の発明のインクジェットプリンタに装着
可能なインクカートリッジであって、前記インク取り出
し口が、前記インク排出口より、前記カートリッジケー
スの内側に配置されていることを特徴とするインクカー
トリッジである。
【0016】このように構成したインクカートリッジで
あれば、インクジェットプリンタの廃液部材とインク供
給部材が同じ長さであっても、廃液部材はインク排出口
を貫通して廃インク吸収材に到達しており、インク供給
部材はインク取り出し口に到達していない状態となり、
インクジェットヘッド等に残っているインクを廃インク
吸収材に排出できる。
【0017】上記第1の発明に係わるインクジェットプ
リンタにおいてプリンタ内に残留したインクを排出する
場合には、第3の発明のように、前記カートリッジ検出
手段における検出結果がオンで、かつ、前記命令入力手
段から前記ポンプ手段の動作命令を与えられた場合に、
前記廃インク吸収材にインクを排出するように前記ポン
プ手段の動作を制御するとよい。
【0018】第3の発明によれば、インクジェットプリ
ンタの操作者が、インク供給部材や廃液部材に対するイ
ンクカートリッジの位置を確認して、ポンプ手段の動作
命令を入力することにより、インクを排出させることが
できる。その結果、本発明によれば、確実にインク流路
及びインクジェットヘッドからインクを排出することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したインクジェットプリンタ及びそのプリンタに
装着可能なインクカートリッジの好ましい一実施の形態
を説明する。
【0020】図1及び図2は、それぞれ、本発明を適用
したインクジェットプリンタを斜め前方及び斜め後方か
ら見た斜視図であり、図3は、本発明を適用したインク
ジェットプリンタのインク供給・排出系を示す概略図で
ある。一方、図4及び図5は、本発明を適用したインク
カートリッジを示す図である。また、図6は、本発明の
インクカートリッジを本発明を適用したインクジェット
プリンタのインクカートリッジ装着部に装着する様子を
示す図であり、図7は、本発明のインクカートリッジを
本発明を適用したインクジェットプリンタのインクカー
トリッジ装着部に装着する際における、インクカートリ
ッジとインク供給針、廃液針との位置関係を示す図であ
り、図8は、本発明を適用したインクジェットプリンタ
の制御手段における主たる制御動作のシーケンスを示す
フローチャートである。
【0021】(インクジェットプリンタの全体構成)図
1及び図2を参照して説明すると、インクジェットプリ
ンタ1は、ロール紙装填機構102と、A4サイズ等の
カット紙、スリップ紙等の給紙口103とを有し、ロー
ル紙装填機構102から供給されるロール紙104及び
給紙口103から矢印方向に挿入されるスリップ紙10
5が、印刷位置111(図1において一点鎖線で囲まれ
た領域)を通って搬送されるように紙搬送経路が構成さ
れている。印刷位置111を通過するロール紙104及
びスリップ紙105の表面に対峙するように印字ヘッド
108がキャリッジ機構109によって保持されてい
る。本実施の形態における印字ヘッド108は、インク
ジェット方式により印字を行うものである。
【0022】キャリッジ機構109は、ガイドシャフト
106と、このガイドシャフト106に沿ってロール紙
104、スリップ紙105の搬送方向とは略直行する方
向に往復移動可能に保持されたキャリッジ107と、キ
ャリッジ駆動用のモータ(図示せず)を備えている。
【0023】キャリッジ107は、印刷位置111を包
含する範囲を、その幅方向に往復移動可能であり、印刷
位置111から幅方向の一方の側にはずれた位置には、
印字ヘッド108の待避位置であるキャッピング機構1
12のヘッドキャップ113が配置されている。印字ヘ
ッド108は、印字動作を待機する状態では、そのノズ
ル面(図示せず)がヘッドキャップ113によって塞が
れた状態に設定されて、各インクノズルのインクメニス
カスの後退、インク乾燥等が防止される。
【0024】印字ヘッド108には、インク供給チュー
ブ(図3の143)を経由して、ロール紙装填機構10
2と隣り合った位置に搭載されているインク供給部11
0からインクが供給される。インク供給部110は、図
2からわかるように、インクカートリッジ2が着脱可能
な状態で装着されたインクカートリッジ装着部130を
備えている。
【0025】インクジェットプリンタ1の前面部のフロ
ントパネル150には、インクジェットプリンタ1の印
字ヘッド108や、キャリッジ駆動用のモータ(図示せ
ず)、廃液ポンプ(図3の147)駆動用のモータ(図
示せず)、これらの動作を制御する制御基板に電源を投
入したり遮断するための電源スイッチ151と、前記廃
液ポンプ駆動用のモータに動作命令を与えるためのポン
プ動作スイッチ152と、インクカートリッジ2が装着
されていなかったり、装着されていても、インク袋6
(後に説明する)内のインク量が残り少なくなった場合
にその旨を表示するインクエンド表示器153が配置さ
れている。
【0026】(インク供給・排出系)図3は、本実施の
形態のインクジェットプリンタ1にインクカートリッジ
2を装着し、インク流路を形成した一状態を示す図であ
る。次に、図3を参照して、印字ヘッド108にインク
を供給し、また印字ヘッド108から不要なインクを排
出するためのインク供給・排出系を説明する。インクカ
ートリッジ装着部130には、インクカートリッジ2を
検出するための例えばマイクロスイッチからなるカート
リッジ検出器142が設けられ、インクカートリッジ2
がインクカートリッジ装着部130に装着された場合
に、このカートリッジ検出器142によってその存在が
検出されるようになっている。またインクカートリッジ
装着部130には、インク供給針140及び廃液針14
1が例えば水平に取り付けられている。これらの針14
0、141に対して、インクカートリッジ2を水平にス
ライドさせて、これらの針140、141を当該インク
カートリッジ2の後述する所定の場所に差し込むと、当
該インクカートリッジ2とインクジェットプリンタ1と
の間にインク流路が形成される。
【0027】インク流路が形成されると、インク供給針
140を介してインクカートリッジ2に収納されている
インク袋6に貯留されているインクがインク供給チュー
ブ143に取り出される。インク供給チューブ143に
は、インク中のゴミや異物を濾過するフィルタ144が
介在している。
【0028】インク供給チューブ143によって、イン
クはインクジェットプリンタ1の印字ヘッド108に導
かれ、プラテン145の表面に沿って搬送される記録紙
(ロール紙104、またはスリップ紙105)に対して
印字が行われる。
【0029】印字動作を待機する状態では、印字ヘッド
108のノズル面をヘッドキャップ113によって塞ぐ
だけでなく、印字ヘッド108の印字品質を維持するた
めに、定期的に、印字ヘッド108のインクノズル(図
示せず)のクリーニングやインクの吸引も行われる。ヘ
ッドキャップ113には印字ヘッド108から回収ある
いは吸引した廃インクを当該ヘッドキャップ113から
回収するための廃液チューブ146が接続されている。
廃インク回収用の動力源として当該廃液チューブ146
には廃液ポンプ147が介捜されている。
【0030】廃液ポンプ147によって、廃液チューブ
146を介して回収された廃インクは、廃液針141を
介してインクカートリッジ2に収納されている後述の廃
インク吸収材によって吸収され、ここに回収される。
【0031】(インクカートリッジ)図4及び図5を参
照して本実施の形態におけるインクカートリッジ2の全
体構成を説明する。図4はインクカートリッジ2の分解
斜視図であり、図5はその概略断面図である。
【0032】これらの図に示すように、インクカートリ
ッジ2は、インクを貯蔵したインク袋6と、廃インクを
吸収する廃インク吸収材20と、これらインク袋6及び
廃インク吸収材20を収納しているカートリッジケース
30とを有している。カートリッジケース30は、相互
に組み合わされてインク袋6及び廃インク吸収材20の
収納部分を区画形成しているケース本体40(第1のケ
ース片)と蓋50(第2のケース片)を備えている。
【0033】ケース本体40は長方形のケース底板部分
41と、当該ケース底板部分41の周縁から直角に起立
しているケース外枠部分42と、当該ケース外枠部分4
2の前端壁48から僅かに奥に入った位置に、前端壁4
8と略平行に、ケース底板部分41から直角に起立して
いるケース本体壁70とを備えている。このケース底板
部分41とケース本体壁70によって区画形成される長
方形の凹部43にはインク袋6が収納されている。一
方、蓋50は、ケース本体40と略同一の大きさの長方
形のケース蓋部分51と、当該ケース蓋部分51の周縁
よりも内側の位置において直角に起立しているケース内
枠部分52と、当該ケース内枠部分52の前端壁521
から僅かに奥に入った位置に、前端壁521と略平行
に、ケース蓋部分51から直角に起立しているケース蓋
壁71を備えている。ケース内枠部分52は、ケース外
枠部分42の内側に差し込み可能な大きさに設定されて
おり、またその幅もケース外枠部分42よりも大幅に狭
いものとされている。
【0034】この蓋50のケース蓋部分51とケース蓋
壁71によって区画形成される長方形の凹部53には、
当該凹部53に丁度嵌まり込む大きさ及び厚さの廃イン
ク吸収材20が収納され、当該凹部53の開口は長方形
のプラスチックフィルム60で塞がれている。すなわ
ち、当該凹部53とプラスチックフィルム60によっ
て、廃インク吸収材60の区画室64が形成されてい
る。
【0035】次に、インクカートリッジ2の各部分の詳
細構造を説明する。まず、インク袋6は可塑性の素材か
ら形成されており、ガスバリヤー性の向上のためにアル
ミニウム箔を2枚のプラスチックフィルム、例えば外側
をナイロンフィルム、内側をポリエチレンフィルムによ
り挟み込んだ構成のアルミニウムラミネートフィルムか
ら形成されている。図示の例では、2枚のアルミニウム
ラミネートフィルムを重ね合わせて、それらの周囲を熱
融着等の方法によって接合することにより、インク袋6
の本体部分61が形成されている。図1において斜線で
示す2枚のアルミニウムラミネートフィルムの接合部分
のうちのインク袋前側縁に位置する部分には、インク袋
6内のインクを外側に導出するインク取り出し口62が
熱融着等の方法によって取り付けられている。インク取
り出し口62は、例えばゴム等の弾性部材やプラスチッ
クからなり、一体品であっても、二部品以上の組み合わ
せ品であっても良い。また、インク袋6は、両面テープ
等により(図示せず)ケース本体40の側に固定されて
いる。
【0036】図4に示すように、インク袋6には検出板
63が両面テープ等の固定手段(図示せず)によって固
定されている。この検出板63はインク袋6の内部のイ
ンク残量が予め定めた量まで減少したことを検出するた
めのものである。当該検出板63に形成した検出用突起
631はインク残量が減少するのに伴って、ケース本体
40の底板部分41に開けた開口411から外部への突
出量が増加し、当該検出用突起631の突出量が定まっ
た量以上になると、図不示のインクエンド検出機構によ
って当該検出用突起631が検出され、これにより、イ
ンクが無くなったことが判別される。
【0037】次に、ケース本体40と蓋50の間の接合
機構について説明する。蓋50は、そのケース蓋部分5
1のケース内枠部分52の外側位置において、その前端
縁側に形成した垂直に延びる一対の掛止爪54と、その
後端の両側に形成した同じく垂直に延びる一対の掛止爪
55を備えている。これに対して、ケース本体40の側
は、各掛止爪54が内側からスナップフィットする掛止
孔45と、同じく各掛止爪55が内側からスナップフィ
ットする掛止溝46を備えている。従って、ケース本体
40に蓋50を取り付けるためには、最初に、掛止爪5
4を掛止孔45に嵌め込み、次に掛止爪55を掛止溝4
6に嵌め込めばよい。
【0038】ここで、ケース外枠部分42の前端壁48
には、上記の掛止孔45の他に、インク供給針140を
通すための穴44と、インクカートリッジ2をインクカ
ートリッジ装着部130に装着する際における位置決め
用のガイド軸のガイド穴48B、48Cが形成されてい
る。ケース本体壁70には、インク袋6のインク取り出
し口62を位置決めする位置決め開口47が形成されて
いる。また、蓋50の内枠部分52の前端壁521には
廃液針141を差し込み可能な取入口ゴム56が設けら
れており、当該取入口ゴム56は、図5から明らかなよ
うに、ケース蓋壁71を貫いて、区画室64に達してい
る。更に、図5に示すように、ケース蓋壁71には、イ
ンク袋6のインク取り出し口62を、ケース本体壁70
の位置決め開口47に位置決めした後、インク取り出し
口を固定するための突起57が設けられている。
【0039】(インクカートリッジ挿入機構)次に、イ
ンクジェットプリンタ1に組み込まれているインク供給
部110の構成を説明する。
【0040】図6は、本実施の形態のインクカートリッ
ジ2を装着する前のインク供給部110の状態を示す図
である。
【0041】この図に示すように、インク供給部110
は、インクカートリッジ2を着脱可能に装着するインク
カートリッジ装着部130を備えている。このインクカ
ートリッジ装着部130は、インク供給針140及び廃
液針141が略同一高さ位置の所に水平に取り付けら
れ、これらのインク供給針140及び廃液針141の先
端側が開放状態となったフード部131を備えている。
このフード部131の側面からは、2本の位置決めピン
139Bと139Cがインク供給針140及び廃液針1
41と略同一方向に水平に突き出している。ここで、図
示するように、廃液針141はインク供給針140より
長い。
【0042】更に、インクカートリッジ装着部130
は、フード部131に対して、インク供給針140、廃
液針141の略軸線方向、すなわち略水平方向にスライ
ド可能な箱形のインクカートリッジ受け入れ部132
と、当該インクカートリッジ受け入れ部132を略水平
方向にスライドさせるためのスライド機構133を備え
ている。
【0043】まず、箱形のインクカートリッジ受け入れ
部132について説明すると、このインクカートリッジ
受け入れ部132は、上側が開口135となっており、
この上側開口135の上側から略垂直下方向にインクカ
ートリッジ2を当該受け入れ部132の内部に装着可能
である。すなわち、インク供給針140に対して略直行
する方向からインクカートリッジを受け入れ可能となっ
ている。このインクカートリッジ受け入れ部132の前
端面136には、装着されたインクカートリッジ2の前
端面48に設けた穴44と取入口ゴム56及びガイド穴
48Bと48Cに対応する位置に、開口136Dが形成
されている。
【0044】このインクカートリッジ受け入れ部132
をスライドさせるためのスライド機構133は、受け入
れ部132をスライド可能に支持しているガイドフレー
ム137を有し、このガイドフレーム137には、受け
入れ部132の底面に沿って形成したガイドレール12
0が摺動自在にはめ込まれたレール溝(図示せず)が形
成されている。インクカートリッジ受け入れ部132の
側面には、スライド方向に向けてラック121が下向き
に形成されている。これに対して、ガイドフレーム13
7の側には、このラック121にかみ合った状態にピニ
オン122が回転自在に取り付けられている。このピニ
オン122の側面には操作レバー134がピニオン12
2の旋回中心123からほぼ半径方向に延びている。
【0045】(インクカートリッジ装着動作)図6及び
図7を参照して、上記のように構成した本実施の形態の
インク供給部110におけるインクカートリッジ2の装
着動作を説明する。図7は、インクカートリッジ2と、
インク供給針140、廃液針141との位置関係を示す
図である。
【0046】まず、インクカートリッジ受け入れ部13
2がフード部131から引き出された状態において、上
側開口135にインクカートリッジ2を矢印で示す方向
に落とし込む。このとき、インクカートリッジ2と、イ
ンク供給針140、廃液針141との位置関係は、図7
(A)に示すように、両針共に、インクカートリッジ2
から離れた状態にある。この後、横に倒れた状態の操作
レバー134を上方に起こす方向に操作する。この操作
によって、インクカートリッジ2が装着された受け入れ
部132はインク供給針140及び廃液針141の側に
向けて水平方向にスライドする。
【0047】これにより、図7(B)に示すように、フ
ード部131の側面に配置した廃液針141が、インク
取入口56内に挿入され、廃液針141の先端は廃イン
ク吸収材20を収納している区画室64に達している。
一方この時、インク供給針140はケース外枠部分42
の前端壁48に設けた穴44を通過しているが、インク
取り出し口62には達していない。この時を前後して、
位置決めピン139Bがインクカートリッジ2の前端壁
48に形成したガイド穴48Bに挿入され、同じく位置
決めピン139Cがガイド穴48Cに挿入される。
【0048】操作レバー134を更に操作すると、イン
クカートリッジ2を装着した受け入れ部132は、更
に、インク供給針140及び廃液針141の側に向けて
水平方向にスライドし、図7(C)に示すように、イン
ク供給針140がインク袋6のインク取り出し口62に
徐々に差し込まれ、インク供給針140の先端はインク
袋6内のインクに到達する。この結果、図3に示すイン
ク供給系が形成される。
【0049】一方、空になったインクカートリッジ2を
新しいものに交換する場合には、上記とは逆の操作を行
えばよい。すなわち、インクカートリッジ受け入れ部1
32がフード部131から引き出された状態になった時
に、インクカートリッジ受け入れ部132の両側面に形
成した切り欠き部分138A、138Bから露出してい
るインクカートリッジ2の両側面を手で掴み、上方に向
けて垂直に引き出せばよい。
【0050】(インクジェットプリンタの動作制御方
法)本実施の形態のインクジェットプリンタ1の制御手
段における主たる動作制御方法を説明し、これによって
本実施の形態のインクカートリッジ2を使って、インク
ジェットプリンタ1のインク流路から、インクを排出方
法を説明する。
【0051】図8は、本実施の形態のインクジェットプ
リンタ1の制御手段における主たる制御動作のシーケン
スを示すフローチャートである。図8(A)は、インク
カートリッジ2とインク供給針140、廃液針141と
が図7(C)の位置関係になるまで操作レバー134を
操作し、インクカートリッジ2をインクカートリッジ装
着部130の所定の位置に装着して、インクカートリッ
ジ2を印字用カートリッジとして使用する場合であり、
図8(B)は、インクカートリッジ2とインク供給針1
40、廃液針141とが図7(B)の位置関係になるま
で操作レバー134を操作し、インクカートリッジ2を
インクカートリッジ装着部130の所定の位置に装着し
て、インクカートリッジ2により、インク流路内のイン
クの排出を行う場合である。
【0052】まず、図8(A)の場合を説明する。この
場合、インクジェットプリンタ1の電源スイッチ151
を押して電源をONにすると、ステップS1において、
カートリッジ検出器142からの検出結果に基づき、カ
ートリッジ検出器142がONであるか否かを判断し、
「YES」であればステップS2に移行し、「NO」で
あればステップS3に移行する。ここで、カートリッジ
検出器142がONである場合というのは、インクカー
トリッジ2がインクカートリッジ装着部130に装着さ
れている場合であり、ONでない場合というのは、イン
クカートリッジ2が装着されていない場合である。よっ
て、ステップS1において「NO」であれば、ステップ
S3において、フロントパネル150上のインクエンド
表示器153により、インクカートリッジを要求する旨
の表示を行う。
【0053】ステップS2では、インクジェットプリン
タ1の初期設定動作を行い、その後、ステップS4に移
行する。
【0054】ステップS4では、インクエンド検出機構
からの検出結果に基づいて、インクエンド検出器がON
であるか否かを判断し、「YES」であればステップS
5に移行し、「NO」であればステップS6に移行す
る。ここで、インクエンド検出器がONである場合とい
うのは、インク袋6内のインクがなくなった場合であ
り、ONでない場合というのは、インク袋6内にインク
が十分残っている場合である。よって、ステップS4に
おいて「YES」であれば、ステップS5において、フ
ロントパネル150上のインクエンド表示器153によ
り、インクカートリッジの交換を要求する旨の表示を行
う。
【0055】ステップS6では、廃液ポンプ147を駆
動してポンピング動作を行い、その後、ステップS7,
ステップS8において、制御手段からの印字指令がある
まで待機動作を行う。そして、ステップS8において制
御手段から印字指令を受け取った場合には、ステップS
9において印字ヘッド108を駆動して印字開始前のフ
ラッシング動作を行った後、ステップS10において印
字動作を開始する。
【0056】次に、図8(B)を説明する。インクカー
トリッジ2とインク供給針140、廃液針141とが図
7(B)の位置関係になるまで操作レバー134を操作
し、インクジェットプリンタ1の電源スイッチ151を
押して電源をONにすると、ステップS11において、
ステップS1と同様に、カートリッジ検出器142から
の検出結果に基づき、カートリッジ検出器142がON
であるか否かを判断し、「YES」であればステップS
12に移行し、「NO」であればステップS13に移行
する。ステップS13においては、図8(A)の場合と
同様に、フロントパネル150上のインクエンド表示器
153により、インクカートリッジを要求する旨の表示
を行う。
【0057】ステップS12では、インクジェットプリ
ンタ1の初期設定動作を行い、その後、ステップS14
に移行する。
【0058】ステップS14では、ポンプ動作スイッチ
がONであるか否かを判断し、「YES」であればステ
ップS15に移行し、「NO」であればステップS16
に移行する。ここで、インクジェットプリンタ1の操作
者が、ポンプ動作スイッチ152を押すと、ステップS
14において「YES」となり、ステップS15におい
て、廃液ポンプ147を駆動してポンピング動作を行
う。この場合、インク廃液針141の先端は廃インク吸
収材20の区画室64内に達しているものの、インク供
給針140の先端はインク袋6内に達していないため、
インク供給針140から、インク供給チューブ143、
フィルタ144、印字ヘッド108、ヘッドキャップ1
13、廃液チューブ146、廃液針141内のインク
が、廃インク吸収材20内に排出される。
【0059】インクジェットプリンタ1の操作者が、ポ
ンプ動作スイッチ152を押さないと、ステップS14
において「NO」となり、インクジェットプリンタ1
は、ポンプ動作スイッチ152が押されるまで待機状態
になる。
【0060】ところで、図8(B)の場合において、図
7(C)に示すようにインク供給針140の先端がイン
ク袋6内に達している状態でポンプ動作スイッチ152
を押すと、インク袋6内のインクがインク供給チューブ
143に移動し、印字ヘッド108内のインクが廃液チ
ューブ146に移動するのみで、それ以外の問題は発生
しない。
【0061】以上述べたように本実施の形態によれば、
廃液針141の先端は廃インク吸収材20を収容してい
る区画室64に達しているものの、インク供給針140
の先端はインク袋6のインク取り出し口62に達してい
ない状態で廃液ポンプ147を動作させると、インクの
排出動作は行われず、廃インク吸収専用カートリッジを
装着した場合と同様に、インク流路内のインクを排出さ
せることができる。その結果、インクを吸収する手段を
備えていないインクジェットプリンタ1において、確実
且つ簡単にインク流路及び印字ヘッド108からインク
を排出することができる。また、インクカートリッジ2
は、常に、インクジェットプリンタ1のインクカートリ
ッジ装着部130に装着されており、インクカートリッ
ジ2のインク供給針140や廃液針141に対する挿入
位置を変えるだけで、上記の操作を行うことができ、そ
の所在が判らなくなるということがない。また、インク
カートリッジ2は、インクカートリッジ装着部130に
装着されており、カートリッジの保管場所が不要にな
り、インクジェットプリンタの小型化を達成できる。
【0062】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0063】例えば、上述の実施の形態においては、イ
ンク供給針140の長さを廃液針141の長さより短く
したが、同じ長さであっても、インクカートリッジ2を
インクカートリッジ装着部130に装着する際に、イン
ク供給針140の先端がインク袋6内に到達するより、
廃液針141の先端が廃インク吸収材20を収納してい
る区画室64に早く到達すればよい。また逆に、インク
供給針140の先端がインク袋6内に到達するより、廃
液針141の先端が廃インク吸収材20を収納している
区画室64に早く到達するように、インク供給針140
と廃液針141の長さを設定すれば、インクカートリッ
ジ2のインク取り出し口62が取入口ゴム56よりカー
トリッジケース30の内側に配置されている必要もな
い。すなわち、インクカートリッジ2をインクカートリ
ッジ装着部130に装着する状態において、インクカー
トリッジ2のインク取り出し口62とインク供給針14
0の先端との距離が、取入口ゴム56と廃液針141の
先端との距離より大きくなるように、インク供給針14
0と廃液針141の長さや、インク供給針140と廃液
針141の取り付け位置、インク取り出し口62と取入
口ゴム56のカートリッジケース30への取り付け位置
を設定すればよい。
【0064】また、カートリッジ検出器142として、
マイクロスイッチを用いたが、これに限られず、フォト
ダイオード等を用いた光学式のセンサーを使用すること
もできる。
【0065】更に、本発明はインクジェット方式のプリ
ンタであれば、種々のプリンタに適用しうるものであ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットプリンタは、インクジェットプリンタから発生す
る無駄なインク、すなわち廃インクを収納する廃インク
吸収材を有するインクカートリッジを使用し、インクカ
ートリッジのインク取り出し口とインクジェットプリン
タのインク供給部材の先端との距離が、インクカートリ
ッジのインク排出口とインクジェットプリンタの廃液部
材の先端との距離より大きく設定してある。従って、1
つのカートリッジを、通常の印刷に使用するインクカー
トリッジとして使用できるだけでなく、廃インク吸収専
用カートリッジとしても使用できる。よって、インクジ
ェットプリンタのユーザーやサービスマンは、プリンタ
を輸送したり修理したりする場合に、通常使用している
インクカートリッジを使って、インク流路内の廃インク
を排出することができる。そのため廃インク吸収専用カ
ートリッジを準備しておく必要がないばかりか、その所
在が判らなくなるということがない。
【0067】一方、本発明のインクジェットプリンタに
は、その内部に、廃インクを吸収する手段を備えておら
ず、また、廃インク吸収専用カートリッジを保管する場
所も必要ないため、非常に小型なプリンタにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタを示
す前側の斜視図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタを示す後側の斜
視図である。
【図3】図1のインクジェットプリンタにおいて、イン
クカートリッジをインクカートリッジ装着部に挿入する
ことにより形成されるインク供給・排出系を示す概略構
成図である。
【図4】本発明を適用したインクカートリッジの分解斜
視図である。
【図5】図1のインクカートリッジの概略断面図であ
る。
【図6】図4のインクカートリッジを図1のインクジェ
ットプリンタのインクカートリッジ装着部に装着する動
作を説明するための説明図である。
【図7】図4のインクカートリッジを図1のインクジェ
ットプリンタのインクカートリッジ装着部に装着する際
における、インクカートリッジとインク供給針、廃液針
との位置関係を説明するための説明図である。
【図8】本発明のインクジェットプリンタの制御手段に
おける主たる制御動作のシーケンスを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ 2…インクカートリッジ 6…インク袋 20…廃インク吸収材 30…カートリッジケース 40…ケース本体(第1のケース片) 44…インク供給針を通すための穴 47…インク袋のインク取り出し口の位置決め開口 50…蓋(第2のケース片) 56…取入口ゴム 57…インク取り出し口を固定するための突起 60…プラスチックフィルム 62…インク取り出し口 64…区画室 70…ケース本体壁 71…ケース蓋壁 130…インクカートリッジ装着部 131…インク供給部のフード部 140…インク供給針 141…廃液針 142…カートリッジ検出器 143…インク供給チューブ 144…フィルタ 145…プラテン 146…廃液チューブ 147…廃液ポンプ 150…フロントパネル 151…電源スイッチ 152…ポンプ動作スイッチ 153…インクエンド表示器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともインクを貯留するインク袋
    と、該インク袋の一部であり該インク袋からインクを取
    り出すインク取り出し口と、不要なインクを吸収する廃
    インク吸収材と、これらインク袋及び廃インク吸収材を
    収容しているカートリッジケースと、該カートリッジケ
    ースに装着され前記廃インク吸収材に不要なインクを排
    出するインク排出口を有するインクカートリッジを装着
    可能なインクカートリッジ装着部と、 該インクカートリッジ装着部に前記インクカートリッジ
    が装着されたときに、該インクカートリッジの前記イン
    ク袋からインクを取り出すインク供給部材と、 取り出したインクをノズルから吐出するインクジェット
    ヘッドと、 該インクジェットヘッドに当接可能に配置されたキャッ
    プ手段と、 前記インクカートリッジ装着部に前記インクカートリッ
    ジが装着されたときに、該インクカートリッジの前記廃
    インク吸収材にインクを排出する廃液部材と、 前記インク供給部材と、前記インクジェットヘッドを連
    結するインク供給路と、 前記キャップ手段と前記廃液部材を連結するインク排出
    路と、 該インク排出路の途中に設置され、前記キャップ手段を
    介して前記インクジェットヘッドからインクを排出する
    ためのポンプ手段と、 前記インクカートリッジの有無を検出するカートリッジ
    検出手段と、 前記インクジェット記録装置に、前記ポンプ手段の動作
    命令を与えるための命令入力手段と、 該命令入力手段からの動作命令に基づいて、前記ポンプ
    手段の排出動作を制御する制御手段とを有するインクジ
    ェット記録装置であって、 前記インクカートリッジ装着部に前記インクカートリッ
    ジを装着した状態において、前記インク取り出し口と前
    記インク供給部材の先端との距離が、前記インク排出口
    と前記廃液部材の先端との距離より大きいことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    であって、前記廃液部材が前記インク供給部材より長い
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインクジェット記録装置
    に装着可能なインクカートリッジであって、前記インク
    取り出し口が、前記インク排出口より、前記カートリッ
    ジケースの内側に配置されていることを特徴とするイン
    クカートリッジ。
  4. 【請求項4】請求項1記載のインクジェット記録装置の
    制御方法であって、前記カートリッジ検出手段における
    検出結果がオンで、かつ、前記命令入力手段から前記ポ
    ンプ手段の動作命令を与えられた場合に、前記廃インク
    吸収材にインクを排出するように前記ポンプ手段の動作
    を制御することを特徴とするインクジェット記録装置の
    制御方法。
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