JPH1034970A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH1034970A
JPH1034970A JP19421496A JP19421496A JPH1034970A JP H1034970 A JPH1034970 A JP H1034970A JP 19421496 A JP19421496 A JP 19421496A JP 19421496 A JP19421496 A JP 19421496A JP H1034970 A JPH1034970 A JP H1034970A
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JP
Japan
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ink
cleaning
print head
cartridge
cleaning liquid
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JP19421496A
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English (en)
Inventor
Koji Imai
浩司 今井
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの交換の際のインクの無
駄をなくすと共に、印字終了後における印字ヘッド内の
乾燥を防止し、次回のインク導入時の導入性を良好にし
た印字装置を提供する。 【解決手段】 洗浄カートリッジ19のセットが検出さ
れる洗浄時においては、キャリッジを回復領域に移動さ
せ、パージ装置13を駆動して洗浄液を印字ヘッド2内
に導入させ、洗浄を行わせる。次回のインク導入時のイ
ンク導入性を確保するために、印字ヘッド2内に導入さ
れた洗浄液を再度インクカートリッジ5がセットされる
までそのまま印字ヘッド2内に保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対しイ
ンクを噴射して印字を行う印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体にインクを噴射して
印字を行う印字ヘッドに対し、交換可能なインクカート
リッジによりインクを供給するカートリッジ方式の印字
装置が知られている。また、印字ヘッドにおいて良好な
インク吐出状態を維持するために、吸引キャップで印字
ヘッドを覆い余剰インクを吸引除去する回復装置を設け
ることも知られている。
【0003】ところで、前述したカートリッジ方式の印
字装置において、すでに搭載されているインクカートリ
ッジのインクと異なる色彩のインクで印字したい場合が
あり、かかる場合には、前記インクカートリッジと希望
する色彩のインクが収容されているインクカートリッジ
とを交換する必要が生ずる。かかるインクカートリッジ
の交換においては、印字ヘッド内におけるインクの混色
を回避するために、前記回復装置を利用して、吸引キャ
ップを通じて、新たに搭載されたインクカートリッジの
インクの吸引を十分に行い、それから、通常の印字を行
うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、混色を回避するためにインクを多量に吸
引し、廃液処理するので、多量のインクが無駄になると
いう課題がある。特に、インクが金色や蛍光色等の特色
インクの場合には、インクが高価であり、その傾向が著
しい。
【0005】また、インクカートリッジ内のインクがな
くなったとき、インクカートリッジを交換することな
く、空インク状態で長期間放置されると、印字ヘッド内
が乾燥し、インク成分の残留等により、次回の使用時に
おけるインク導入の際の障害となるおそれがある。
【0006】ところで、例えば特開平7−89092号
公報に記載されるように、印字終了後にインクカートリ
ッジを洗浄用カートリッジに交換して洗浄を行うことが
知られているが、かかる洗浄カートリッジは圧力セン
サ、制御部、ポンプ、フィルター等を有するもので、余
分な部品を多数要し、カートリッジが大型化するという
課題もある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、インクカートリッジの交換の際のインクの無駄をな
くすと共に、印字終了後における印字ヘッド内の乾燥を
防止し、次回のインク導入時の導入性を良好にした印字
装置を提供することを目的とするものであり、特に、装
着されていたカートリッジとは色彩の異なるカートリッ
ジを新たに装着する場合において、印字ヘッド内でのイ
ンクの混色を効果的に防止することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体に対
しインクを噴射して印字する印字ヘッドと、該印字ヘッ
ドに供給されるインクを収容する着脱自在のインクカー
トリッジと、該インクカートリッジ内のインクを印字ヘ
ッド内に強制導入するインク導入手段とを有する印字装
置を前提とするもので、前記インクカートリッジと同一
形状に形成され、洗浄液を収容する洗浄カートリッジ
と、前記インクカートリッジ又は洗浄カートリッジのセ
ットを検出するセット検出手段と、該セット検出手段の
出力を受け、前記洗浄カートリッジがセットされた洗浄
時に、前記インク導入手段を駆動して洗浄液を印字ヘッ
ド内に導入させ、洗浄を行わせる洗浄制御手段とを備え
るものである。よって、セット検出手段にて洗浄カート
リッジのセットが検出される洗浄時においては、洗浄制
御手段によってインク導入手段が駆動され、洗浄カート
リッジ内の洗浄液が印字ヘッド内に導入され、洗浄が行
われる。
【0009】かかる場合において、前記カートリッジの
取り付けられた位置から印字ヘッドのノズル先端までに
至るインク流路全体を洗浄できるように、前記洗浄制御
手段は、前記インク導入手段を駆動して、前記カートリ
ッジの取り付けられた位置から印字ヘッドのノズル先端
までに至るインク流路の体積以上の洗浄液を印字ヘッド
に流入させたり、前記インク導入手段を駆動して、前記
インクカートリッジよりインクを強制導入する際のイン
ク量以上の洗浄液を印字ヘッドに流入させたりするもの
である。
【0010】また、洗浄効果を高めるために、前記洗浄
制御手段が、前記インク導入手段を駆動して、前記イン
クカートリッジよりインクを強制導入する際にインクに
与える力以上で洗浄液を印字ヘッドに流入させるように
することも可能である。
【0011】前記インク導入手段は、印字ヘッドのノズ
ル面に接触する吸引キャップを有し該吸引キャップを印
字ヘッドのノズル面に接触させて印字ヘッド内のインク
を吸引除去する回復装置であり、さらに、前記印字ヘッ
ドを搭載するキャリッジと、該キャリッジを、記録媒体
に印字を行う印字領域及び回復装置による回復領域にお
いて移動させるキャリッジ移動手段とを有し、前記洗浄
制御手段は、前記セット検出手段の出力を受け、前記洗
浄カートリッジがセットされた洗浄時に、前記キャリッ
ジ移動手段を制御して前記キャリッジを回復領域に移動
させ、前記回復装置を駆動して洗浄液を印字ヘッド内に
導入させ、洗浄を行わせるものである。
【0012】次回のインク導入時のインク導入性を確保
するために、前記洗浄制御手段は、前記セット検出手段
の出力を受けて、印字ヘッド内に導入された前記洗浄液
を再度インクカートリッジがセットされるまでそのまま
印字ヘッド内に保持させるものである。
【0013】さらに、誤操作を防止するため、前記洗浄
制御手段の信号を受け、印字ヘッド内へ洗浄液が導入さ
れたままの状態では印字ヘッドによる印字動作を禁止す
る印字禁止手段を設けることもできる。
【0014】さらにまた、洗浄に対する操作者の注意を
喚起するために、前記セット検出手段よりの信号を受け
て、前記洗浄カートリッジを介さないインクカートリッ
ジのみの交換回数を計数する回数検出手段と、該回数検
出手段の信号を受け、前記インクカートリッジの交換回
数が所定回数を超えると、洗浄が必要であることを報知
する報知手段とを設けるようにすることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】インクジェットプリンタの外観を示す図1
において、インクジェットプリンタ1は、印刷用紙P
(記録媒体)に対しインクを噴射して印字するインクジ
ェット式の印字ヘッド2が搭載されたキャリッジ4を有
し、該キャリッジ4には、印字ヘッド2に供給されるイ
ンクを収容する複数のインクカートリッジ5,・・・が
着脱可能に搭載され、B方向に往復移動可能である。左
右方向に延びる回転軸(図示せず)によってフレーム1
aに円筒形状のプラテンロール6が回転可能に支承さ
れ、該プラテンローラ6は、給紙カセット又は手差し給
紙部から供給された印刷用紙Pを印字ヘッド2に対面さ
せながらA方向に搬送するものであり、いわゆる紙送り
装置の一部を構成している。
【0017】尚、前記印刷用紙Pは、フレーム1aの後
方の図示しない用紙供給口から矢符Cの方向に供給さ
れ、プラテンローラ6の回転により、図示しない用紙排
出口から矢符Dの方向に排出されるように構成されてい
る。
【0018】また、前記プラテンローラ6の軸線と平行
にキャリッジ軸7a及びガイド軸7bがそれぞれ設けら
れ、該キャリッジ軸7a及びガイド軸7bにキャリッジ
4がスライド可能に嵌挿されている。これによって、キ
ャリッジ4に搭載された印字ヘッド2は、プラテンロー
ラ6の軸線に沿って、スライド移動により往復移動可能
となっている。前記キャリッジ4は、プーリ8,9、ベ
ルト10及び駆動モータ11を有するキャリッジ移動手
段によって、印刷用紙Pに印字を行う印字領域及びパー
ジ装置13(回復装置)による回復領域において移動さ
せるようになっている。
【0019】また、前記プラテンローラ6の右側には、
印字ヘッド2の不吐出あるいは吐出不良を回復するため
に、印字ヘッド2のノズル面を払拭するワイピング部材
12と、印字ヘッド2内の残留インクを吸引するパージ
装置13とが設けられている。
【0020】前記パージ装置13は、印字ヘッド2のノ
ズル面に気密的に接触する吸引キャップ14を有し、該
吸引キャップ14は、印字ヘッド2の移動経路内に突出
した突出位置と前記印字ヘッド2の移動経路より後退し
た待機位置との間を矢符E方向に移動可能に構成され、
前記突出位置において前記吸引キャップ14が印字ヘッ
ド2のノズル面に接触し、印字ヘッド1内のインクを吸
引除去できるように構成されている。
【0021】そして、印字ヘッド2が吸引キャップ14
に覆われているときに、吸引ポンプ15により負圧を発
生させ、吸引キャップ14を通じて印字ヘッド2内の残
留インクをノズルより吸引除去し、吸引管16、吸引ポ
ンプ15及び吐出管17を通じて、廃液タンク18に回
収し、良好な吐出状態を回復させるようになっている。
よって、前記パージ装置13は、インクカートリッジ5
内のインクを印字ヘッド内へ強制導入するインク導入手
段となっている。
【0022】前記インクカートリッジ5は、内部にイン
ク吸蔵部材5a(図4(a)参照)が収納され、該イン
ク吸蔵部材5aに、インク供給孔5b(図2(a)参
照)を通じて印字ヘッド2へ供給するインクが含浸され
ている。また、キャリッジ4には、前記インクカートリ
ッジ5と同一形状に形成され洗浄液が内部に収容された
洗浄カートリッジ19(図2(b)参照)も着脱可能に
搭載されるようになっている。洗浄カートリッジ19に
は、インクカートリッジ5のインク供給孔5bに対応す
る洗浄液供給孔19aのほか、底壁面部に、洗浄カート
リッジ認識用の突出部19bが形成されている。また、
洗浄カートリッジ19には、カートリッジが取り付けら
れた位置から印字ヘッド2のノズル先端までに至るイン
ク通路の体積以上の洗浄液が収容されており、パージ装
置13の駆動により上記洗浄液が印字ヘッド2に流入さ
れる。従って、パージ装置13の駆動により、前記イン
クカートリッジ5よりインクを強制導入する際のインク
量以上の洗浄液が印字ヘッド2に流入されることにな
り、十分な洗浄効果が得られる。
【0023】また、図3及び図4(a)(b)に示すよ
うに、上記インクカートリッジ5,・・・及び洗浄カー
トリッジ19は、印字ヘッド2を有するヘッドユニット
21に装着されるようになっている。ヘッドユニット2
1は、基板部22の一側の縦壁部23には、インク流路
24aを有するインク供給管24が挿通されている。
尚、上記印字ヘッド2は、インク供給管24より供給さ
れたインクを前面のノズル孔から飛翔させるアクチュエ
ータを含む。
【0024】また、インク供給管24は、縦壁部23よ
り内側の部分には、凹部を介して筒状のシールラバー2
5が外嵌され、該シールラバー25がインクカートリッ
ジ5又は洗浄カートリッジ19がヘッドユニット21に
装着された際のシール性を確保するようになっている。
【0025】さらに、基板部22には、インクカートリ
ッジ5,・・・間を仕切る仕切壁部26,・・が底面よ
り立設されている。また、底面には、洗浄カートリッジ
19,・・・の突出部19b,・・・に対応して凹部2
2a,・・・が形成され、該凹部22a,・・・内に突
出部19b,・・・が挿入されることで、洗浄カートリ
ッジ19,・・・がセットされたことを検出する洗浄カ
ートリッジ検出スイッチ27,27,・・・・(セット
検出手段)が設けられている。
【0026】続いて、図5に基づいて、印字装置の制御
系について説明する。
【0027】この制御系は、ヘッドドライバ41と、ゲ
ートアレイ42と、CPU43とを備え、該ヘッドドラ
イバ41は、印字ヘッド2の各チャンネルに駆動信号を
印加する回路である。ゲートアレイ42は、パソコン等
のホストコンピュータ44からインタフェース45を介
して印字データ(コードデータ)を受け取り、そのイメ
ージデータへの展開やヘッドドライバ41への転送等を
行う回路である。ゲートアレイ42には、展開したイメ
ージデータを貯蔵するイメージメモリ46が付設されて
いる。
【0028】CPU43は、印字装置の動作全体の統括
制御を行うワンチップマイコンである。CPU43とゲ
ートアレイ42とはバス47で接続されており、データ
やタイミング信号等のやりとりができるようになってい
る。また、ROM48やRAM49にも接続されてい
る。そして、CPU43は、印字パラメータ等の設定操
作や表示を行うスイッチパネル50や機械部分の駆動系
51にも接続されている。ここで、駆動系には、駆動モ
ータ11やPFモータ及びそれらのための位置センサ等
が含まれる。
【0029】このCPU43が、洗浄カートリッジ検出
スイッチ27よりの信号を受け、洗浄カートリッジがセ
ットされた洗浄時に、キャリッジ移動手段の駆動モータ
11を駆動してキャリッジ4を回復領域に移動させ、パ
ージ装置13を駆動して洗浄液を印字ヘッド2内に導入
させ、所定の洗浄を行わせ、また、印字ヘッド2内に導
入された洗浄液を、再度インクカートリッジ5がセット
されるまでそのまま印字ヘッド2内に保持させる洗浄制
御手段として機能するようになっている。また、CPU
43は、そのように印字ヘッド内に洗浄液が導入された
ままの状態では印字ヘッドによる印字動作を禁止する印
字禁止手段や、洗浄カートリッジ検出スイッチ27,・
・・よりの信号を受けて、洗浄カートリッジ19を介さ
ないインクカートリッジ5のみの交換回数を計数する回
数検出手段としても機能するようになっている。この回
数検出手段は、例えばスイッチパネルに設けられた表示
部(報知手段)に連係され、インクカートリッジ5の交
換回数が所定回数(例えば5回)を超えると、洗浄が必
要であることを示す要洗浄表示が前記表示部において表
示され、操作者の注意を喚起するようにしている。
【0030】続いて、カートリッジ交換制御の具体的な
内容について、図6に沿って説明する。
【0031】使用者の指示によるカートリッジ交換処理
が開始されると、まず、キャリッジ4が、予め設定され
ている回復領域の交換ポジションに移動し(ステップS
1)、それから、スイッチパネル50に設けられている
交換終了キーが使用者によって押し下げられたか否かを
判定する(ステップS2)。
【0032】それから、交換終了キーが押し下げられて
いれば、続いて、洗浄カートリッジ19が装着されたか
否かを判定する(ステップS3)一方、押し下げられて
いなければ、押し下げられるまでステップS2の判定を
繰り返す。
【0033】洗浄カートリッジ19が装着されていれ
ば、パージ装置13(ヘッド・メンテ機構)を駆動して
洗浄を行い(ステップS4)、交換回数をリセットし
(ステップS5)、印字禁止設定をした後(ステップS
11)、終了表示を行い(ステップS6)、終了する。
よって、印字ヘッド2内に導入された洗浄液は、再度イ
ンクカートリッジ5がセットされるまでそのまま印字ヘ
ッド2内にに保持され、そのように印字ヘッド内に洗浄
液が導入されたままの状態では印字ヘッドによる印字動
作が禁止される。
【0034】ここで、パージ装置13(ヘッド・メンテ
機構)の洗浄とは、パージ装置13を駆動して、インク
カートリッジ5よりインクを強制導入する際にインクに
与える吸引圧力以上で洗浄液を印字ヘッドに導入するほ
か、吸引回数を多くしたり、吸引時間を長くしたり、そ
れらを組み合わせて、強力なバキューム動作を行うこと
により、パージ装置13により印字ヘッド2内の通路を
含むすべてのインク通路の洗浄を行うことを意味する。
尚、通常のバキューム動作(回復動作)に対して、上述
したいずれかのパラメータを2倍程度に増やせば、十分
な洗浄効果が得られることが確認されている。
【0035】一方、洗浄カートリッジが装着されていな
ければ、通常の回復動作(バキューム動作)を行い(ス
テップS7)、交換回数を1だけ加算し(ステップS
8)、インクカートリッジ5のみの交換回数が5を超え
るか否かを判定する(ステップS9)。
【0036】交換回数が5を超えるときには、例えばス
イッチパネル50の表示部において、要洗浄表示を行い
(ステップS10)、印字禁止を解除した後(ステップ
S12)、ステップS6に移行し、終了表示を行う。交
換回数が5を超えないときは、印字禁止を解除した後
(ステップS12)、ステップS6に移行し、終了表示
に移行する。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記のように、セット検出手
段にて洗浄カートリッジのセットが検出される洗浄時に
は、洗浄制御手段によってインク導入手段を駆動し、洗
浄カートリッジ内の洗浄液を印字ヘッド内に導入し、洗
浄を行うようにしているので、インクカートリッジの交
換の際のインクの無駄をなくすことができ、印字終了後
における印字ヘッド内の乾燥を防止し、次回のインク導
入時の導入性を良好にすることができる。特に、装着さ
れていたカートリッジとは色彩の異なるカートリッジを
新たに装着する場合において、印字ヘッド内でのインク
の混色を効果的に防止することができる。
【0038】また、前記洗浄制御手段によって、前記イ
ンク導入手段を駆動して、前記カートリッジの取り付け
られた位置から印字ヘッドのノズル先端までに至るイン
ク流路の体積以上の洗浄液を印字ヘッドに流入させた
り、前記インク導入手段を駆動して、前記インクカート
リッジよりインクを強制導入する際のインク量以上の洗
浄液を印字ヘッドに流入させたりするようにしているの
で、前記カートリッジの取り付けられた位置から印字ヘ
ッドのノズル先端までに至るインク流路全体を確実に洗
浄することができる。
【0039】前記洗浄制御手段が、前記インク導入手段
を駆動して、前記インクカートリッジよりインクを強制
導入する際にインクに与える力以上で洗浄液を印字ヘッ
ドに流入させるようにすることで、洗浄効果を高めるこ
とができる。
【0040】さらに、インク導入手段が、印字ヘッドの
ノズル面に接触する吸引キャップを有し該吸引キャップ
を印字ヘッドのノズル面に接触させて印字ヘッド内のイ
ンクを吸引除去する回復装置と、さらに、前記印字ヘッ
ドを搭載するキャリッジと、該キャリッジを、記録媒体
に印字を行う印字領域及び回復装置による回復領域にお
いて移動させるキャリッジ移動手段とを有し、前記制御
手段が、前記セット検出手段の出力を受け、前記洗浄カ
ートリッジがセットされた洗浄時に、前記キャリッジ移
動手段を制御して前記キャリッジを回復領域に移動さ
せ、前記回復装置を駆動して洗浄液を印字ヘッド内に導
入させ、洗浄を行わせるようにしているので、既存の装
置を有効に利用して、洗浄を行うことができる。
【0041】前記洗浄制御手段は、前記セット検出手段
の出力を受けて、印字ヘッド内に導入された前記洗浄液
を再度インクカートリッジがセットされるまでそのまま
印字ヘッド内に保持させるので、次回のインク導入時の
インク導入性を確保することができる。
【0042】さらに、前記洗浄制御手段の信号を受け、
印字ヘッド内へ洗浄液が導入されたままの状態では印字
ヘッドによる印字動作を禁止する印字禁止手段を設ける
ことで、誤操作を防止することができる。
【0043】さらにまた、前記セット検出手段よりの信
号を受けて、前記洗浄カートリッジを介さないインクカ
ートリッジのみの交換回数を計数する回数検出手段と、
該回数検出手段の信号を受け、前記インクカートリッジ
の交換回数が所定回数を超えると、洗浄が必要であるこ
とを報知する報知手段とを設けるようにすることで、洗
浄が必要な場合に使用者の注意を喚起することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置の概略構成を示す斜視図
である。
【図2】(a)(b)はそれぞれ本発明に係るインクカ
ートリッジ及び洗浄カートリッジの説明図である。
【図3】本発明に係るヘッドユニットの説明図である。
【図4】(a)(b)は本発明に係るインクカートリッ
ジ及び洗浄カートリッジがヘッドユニットに搭載された
状態の概略断面図である。
【図5】本発明に係る印字装置の制御系のブロック図で
ある。
【図6】制御系の処理の流れを示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 2 印字ヘッド 4 キャリッジ 5 インクカートリッジ 11 駆動モータ 13 パージ装置 14 吸引キャップ 19 洗浄カートリッジ 27 洗浄カートリッジ検出スイッチ 43 CPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対しインクを噴射して印字す
    る印字ヘッドと、該印字ヘッドに供給されるインクを収
    容する着脱自在のインクカートリッジと、該インクカー
    トリッジ内のインクを印字ヘッド内に強制導入するイン
    ク導入手段とを有する印字装置において、 前記インクカートリッジと同一形状に形成され、洗浄液
    を収容する洗浄カートリッジと、 前記インクカートリッジ又は洗浄カートリッジのセット
    を検出するセット検出手段と、 該セット検出手段の出力を受け、前記洗浄カートリッジ
    がセットされた洗浄時に、前記インク導入手段を駆動し
    て洗浄液を印字ヘッド内に導入させ、洗浄を行わせる洗
    浄制御手段とを備えることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄制御手段は、前記インク導入手
    段を駆動して、前記カートリッジの取り付けられた位置
    から印字ヘッドのノズル先端までに至るインク流路の体
    積以上の洗浄液を印字ヘッドに流入させるところの請求
    項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄制御手段は、前記インク導入手
    段を駆動して、前記インクカートリッジよりインクを強
    制導入する際のインク量以上の洗浄液を印字ヘッドに流
    入させるところの請求項1又は2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄制御手段は、前記インク導入手
    段を駆動して、前記インクカートリッジよりインクを強
    制導入する際にインクに与える力以上で洗浄液を印字ヘ
    ッドに流入させるところの請求項1〜3のいずれか1つ
    に記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記インク導入手段は、印字ヘッドのノ
    ズル面に接触する吸引キャップを有し該吸引キャップを
    印字ヘッドのノズル面に接触させて印字ヘッド内のイン
    クを吸引除去する回復装置であり、 さらに、前記印字ヘッドを搭載するキャリッジと、該キ
    ャリッジを、記録媒体に印字を行う印字領域及び回復装
    置による回復領域において移動させるキャリッジ移動手
    段とを有し、 前記洗浄制御手段は、前記セット検出手段の出力を受
    け、前記洗浄カートリッジがセットされた洗浄時に、前
    記キャリッジ移動手段を制御して前記キャリッジを回復
    領域に移動させ、前記回復装置を駆動して洗浄液を印字
    ヘッド内に導入させ、洗浄を行わせるところの請求項1
    〜4のいずれか1つに記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記洗浄制御手段は、前記セット検出手
    段の出力を受けて、印字ヘッド内に導入された前記洗浄
    液を再度インクカートリッジがセットされるまでそのま
    ま印字ヘッド内に保持させるところの請求項1〜5のい
    ずれか1つに記載の印字装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記洗浄制御手段の信号を受
    け、印字ヘッド内へ洗浄液が導入されたままの状態では
    印字ヘッドによる印字動作を禁止する印字禁止手段を備
    えるところの請求項1〜6のいずれかに記載の印字装
    置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記セット検出手段よりの信号
    を受けて、前記洗浄カートリッジを介さないインクカー
    トリッジのみの交換回数を計数する回数検出手段と、 該回数検出手段の信号を受け、前記インクカートリッジ
    の交換回数が所定回数を超えると、洗浄が必要であるこ
    とを報知する報知手段とを備えるところの請求項1〜6
    のいずれか1つに記載の印字装置。
JP19421496A 1996-07-24 1996-07-24 印字装置 Pending JPH1034970A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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