JPH10305599A - インクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置 - Google Patents

インクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置

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JPH10305599A
JPH10305599A JP35900397A JP35900397A JPH10305599A JP H10305599 A JPH10305599 A JP H10305599A JP 35900397 A JP35900397 A JP 35900397A JP 35900397 A JP35900397 A JP 35900397A JP H10305599 A JPH10305599 A JP H10305599A
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head
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JP35900397A
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Junji Nakahara
淳二 仲原
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備吐出に要する時間を短縮することが可能
であるインクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収
容装置を提供する。 【解決手段】 廃インク受け部材21の開口部21a
を、印字ヘッド5の全ヘッド部5a,・・の幅と対応す
る幅に形成する。予備吐出時には、印字ヘッド5を、廃
インク受け部材21に該印字ヘッド5の全ヘッド部が対
向した位置に移動させる。インク吐出制御手段によっ
て、印字ヘッド5を移動させることなく、予備吐出動作
を印字ヘッド5の任意のヘッド部(例えば予備吐出を必
要とするすべてのヘッド部)について行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタの予備吐出用廃インク収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットプリンタにお
いては、印字開始時又は印字途中での印字ヘッドからの
不吐出あるいは吐出不良を防止するために、印刷用紙に
対する印字を行う領域以外の位置に移動し、該位置にお
いてインクを吐出するいわゆる予備吐出(フラッシン
グ)を行うことが知られている。そして、記録ヘッドか
ら予備吐出されたインクは、前記位置において、印字ヘ
ッドの複数のノズルが設けられたノズル面(吐出面)の
幅に対向して設けられた廃インク収容装置又は吸引キャ
ップの開口に入射され、廃インクとして廃インク吸収材
に収容されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
予備吐出は、複数のヘッド部を有する印字ヘッドの場合
であって複数のヘッド部について予備吐出をする必要が
ある場合であっても、各印字ヘッドを廃インク収容装置
又は吸引キャップと対向する位置へ移動させつつ各ヘッ
ド部ごとに行っていたため、予備吐出に要する時間が長
くなるという課題がある。また、キャップ内に予備吐出
するものでは、キャップ内からインクを排出するための
ポンプの性能の大きいものにしたり、キャップ内に吐出
したインクの跳ね返りを防ぐために構造が複雑になる。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、予備吐出に要する時間を短縮することが可能である
インクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、印字
エリアに沿って移動しながらインク液滴を吐出して印字
動作する複数のヘッド部を有する印字ヘッドと、該印字
ヘッドと対向する開口を一面に有し内部にインク吸収材
を収容する廃インク受け部材と、前記印字ヘッドよりの
インク液滴の吐出を制御するインク吐出制御手段とを有
するインクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容
装置において、前記廃インク受け部材の開口が、印字エ
リア外の位置において、印字ヘッドの全ヘッド部の幅と
対応する幅に形成され、前記インク吐出制御手段が、予
備吐出時に、印字ヘッドを、廃インク受け部材に印字ヘ
ッドの全ヘッド部が対向する位置に移動させ、印字ヘッ
ドの任意のヘッド部について吐出動作を行わせるもので
ある。
【0006】請求項1の発明によれば、廃インク受け部
材の開口は、印字エリア外の位置において、印字ヘッド
の全ヘッド部の幅と対応する幅に形成されていることか
ら、予備吐出時には、印字ヘッドが、廃インク受け部材
に該印字ヘッドの全ヘッド部が対向した位置に移動せし
められ、従来のように、インク吐出制御手段によって、
複数の印字ヘッドを順次移動させることなく、予備吐出
動作が印字ヘッドの任意のヘッド部について行われ、予
備吐出に要する時間の短縮が図られる。よって、例えば
予備吐出を必要とする全ヘッド部について、同時に予備
吐出をすれば、大幅な時間の短縮が図られる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のインク
ジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置におい
て、さらに、前記印字ヘッドの1個のヘッド部のノズル
面を覆う吸引キャップを有し該吸引キャップを通じて前
記印字ヘッドのノズルからインクを吸引する吸引手段
と、前記吸引キャップとは別体の、印字ヘッドの各ヘッ
ド部のノズルの乾燥を防止するためにキャッピングを行
う保存キャップとを備える。
【0008】請求項2の発明によれば、吸引手段により
印字ヘッドに対し吸引動作が行われ、インクの不吐出又
は吐出不良が解消される。この吸引手段による吸引動作
と廃インク受け部材に対する予備吐出との併用により、
記録ヘッドの正常な吐出状態が回復される。また、印字
が行われない待機状態においては、吸引キャップとは別
体の保存キャップによって印字ヘッドの各ヘッド部のノ
ズル面が覆われ、印字ヘッドの各ヘッド部のノズルの乾
燥が防止される。
【0009】請求項3の発明は、印字エリアに沿って移
動しながらインク液滴を吐出して印字動作する複数のヘ
ッド部を有する印字ヘッドと、該印字ヘッドと対向する
開口を一面に有し内部にインク吸収材を収容する廃イン
ク受け部材と、前記印字ヘッドを、印字ヘッド内の廃イ
ンクを各ヘッド部ごとに吸引除去するパージ位置及び前
記廃インク受け部材に対し全ヘッド部の廃インクの吐出
を行う予備吐出位置に移動させるヘッド移動手段と、前
記印字ヘッドよりのインク液滴の吐出を制御するインク
吐出制御手段とを有するインクジェットプリンタの予備
吐出用廃インク収容装置において、前記廃インク受け部
材の開口が、印字エリア外の位置において、印字ヘッド
の全ヘッド部の幅と対応する幅に形成され、前記インク
吐出制御手段が、印字ヘッドを廃インク受け部材と対向
する予備吐出位置に移動させ、予備吐出動作を、前記印
字ヘッドの任意のヘッド部について行わせるものであ
る。
【0010】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の場合と同様に、廃インク受け部材の開口は、印字エリ
ア外の位置において、印字ヘッドの全ヘッド部の幅と対
応する幅に形成されていることから、予備吐出時には、
印字ヘッドが、廃インク受け部材に対し全ヘッド部の廃
インクの吐出を行う予備吐出位置に移動せしめられ、従
来のように、インク吐出制御手段によって、複数の印字
ヘッドを順次移動させることなく、予備吐出動作が印字
ヘッドの任意のヘッド部について行われ、予備吐出に要
する時間の短縮が図られる。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載のインク
ジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置におい
て、前記ヘッド移動手段が、さらに前記印字ヘッドを、
その各ヘッド部のノズルの乾燥を防止するためにキャッ
ピングを行う保存位置に、移動させる。
【0012】請求項4の発明によれば、例えば印字が行
われない待機状態においては、印字ヘッドがヘッド移動
手段によって保存位置に移動せしめられ、保存位置にお
いて、保存キャップによって印字ヘッドの各ヘッド部の
ノズル面が覆われ、印字ヘッドの各ヘッド部のノズルの
乾燥が防止される。
【0013】請求項5の発明は、請求項3又は4のイン
クジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置にお
いて、前記インク吐出制御手段が、設定時間ごとに、予
備吐出動作を行わせるものである。
【0014】請求項5の発明によれば、予め設定された
設定時間ごとに、予備吐出動作が行われ、印字動作中、
使用していないノズルがあっても、そのノズルからの不
吐出あるいは吐出不良が回避される。
【0015】請求項6の発明は、請求項5のインクジェ
ットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置において、
前記印字ヘッドが、ブラックインク用のヘッド部、イエ
ローインク用のヘッド部、マゼンタインク用のヘッド部
及びシアンインク用のヘッド部を有し、前記インク吐出
制御手段が、ブラックインク用のヘッド部については第
1の設定時間ごとに予備吐出動作を行わせる一方、イエ
ローインク用のヘッド部、マゼンタインク用のヘッド部
及びシアンインク用のヘッド部に対しては、第1の設定
時間よりも長い第2の設定時間ごとに、予備吐出動作を
行わせるものである。
【0016】請求項6の発明によれば、イエローインク
用のヘッド部、マゼンタインク用のヘッド部及びシアン
インク用のヘッド部は、インク自体の性質により、ブラ
ックインク用のヘッド部よりも乾燥が遅いことから、ブ
ラックインク用のヘッド部の予備吐出のための時間間隔
である第1の設定時間よりも長い第2の設定時間ごと
に、予備吐出動作が行われる。よって、インクの無駄な
消費が回避される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0018】図1はインクジェットプリンタの全体構成
を示す概略斜視図である。同図において、インクジェッ
トプリンタ1は、左右方向の延びる回転軸(図示せず)
によってフレーム2に回転可能に支承される円筒形状の
プラテンローラ3を有する。プラテンローラ3は、給紙
カセット又は手差し給紙部から供給された印刷用紙4
(印字媒体)を、印字ヘッド5に対面させながら搬送す
るものであり、いわゆる紙送り機構LMの一部を構成し
ている。尚、前記印字ヘッド5は、印刷用紙4にインク
液滴を吐出するノズルを有し印刷用紙4に対し印字動作
を行うインクジェット式であり、紙送り機構LMは駆動
源として紙送りモータ、即ちLFモ−タ14(図7参
照)を備えている。
【0019】前記印刷用紙4は、フレーム2の後方の給
紙カセット(図示せず)から矢印A方向に供給され、プ
ラテンローラ3の回転により矢印B方向に送給され、用
紙排出口(図示せず)から矢印C方向に排出されるよう
に構成されている。
【0020】前記プラテンローラ3の前方には、キャリ
ッジ6がプラテンローラ3の軸線に沿って矢印D方向に
移動可能に設けられている。キャリッジ6は、印字ヘッ
ド5及び該印字ヘッド5に供給されるインクを収容した
インクカートリッジ7をそれぞれ着脱可能に搭載してい
る。尚、本例ではイエロー、ブラック、シアン、マゼン
タの4色についての4つのヘッド部5a,・・を有する
印字ヘッド5及びそれらに対応する4つのインクカート
リッジ7,・・がそれぞれ搭載されている。
【0021】また、前記プラテンローラ3の軸線と平行
にキャリッジ軸8が設けられ、このキャリッジ軸8には
キャリッジ6がスライド可能に嵌挿されている。また、
キャリッジ6の係合部6aが、キャリッジ軸8と平行に
延びるガイドレール9によって案内されるようになって
いる。これによって、キャリッジ6に搭載された印字ヘ
ッド5は、プラテンローラ3の軸線に沿ってスライド移
動により往復移動可能となっている。前記キャリッジ6
はタイミングベルト11に取り付け固定され、該タイミ
ングベルト11がタイミングプーリ12,13間に巻き
掛けられてキャリッジ機構CMが構成されている。一方
のタイミングプ−リ12はCRモータ10(キャリッジ
駆動モータ)によって回転駆動され、キャリッジ6を往
復移動させるようになっている。尚、前記CRモータ1
0としては、ステップモータ又はDCモータが使用され
る。
【0022】また、前記プラテンローラ3に対応する印
字エリアの左側には、廃インク受け部材21が配設され
たフラッシングエリアが形成されている。このような廃
インク受け部材21を設けているのは、印字ヘッド5の
ノズルの詰まりを解消したり、ノズル内のインクに混入
した気泡を除去するために、印字ヘッド5による印字動
作の直前にインクを予備吐出するためである。
【0023】前記廃インク受け部材21は、図2に示す
ように、印字ヘッド5のノズル面と対向する開口部21
aを一面に有するケ−シング21bと、該ケ−シング2
1bの内部に収納され前記開口部21aを通じて一部が
露出するインク吸収材21c(多孔質材)とを有する。
そして、前記開口部21aの幅は、印字ヘッド5の全ヘ
ッド部の幅と対応する幅に形成されており、印字ヘッド
5がフラッシングエリアに移動する予備吐出時には、廃
インク受け部材21に印字ヘッド5の全ヘッド部5a,
・・が対向する予備吐出位置で、予備吐出動作が、印字
ヘッド5の任意のヘッド部5aについて行われる。この
ようにして予備吐出されたインクは、印字ヘッド5のノ
ズル面に対向する開口部21aに向けて入射され、廃イ
ンクとして廃インク受け部材21内のインク吸収材21
cに吸収されるようになっている。
【0024】さらに、前記プラテンローラ3に対応する
印字エリアの右側には、印字ヘッド5の不吐出あるいは
吐出不良を回復するためのパージ機構RMが配設された
回復エリアが形成されている。このようなパージ機構R
Mを設けているのは、インクジェット式の印字ヘッド5
は、使用中に内部に気泡が発生したり、インクが乾燥し
たりする等の原因により吐出不良を起こすので、これを
良好な吐出状態に回復させるためである。
【0025】前記パージ機構RMは、印字ヘッド5の移
動経路内に突出した突出位置と印字ヘッド5の移動経路
より後退した待機位置との間を移動可能で、突出位置に
おいて印字ヘッド5の1個のヘッド部のノズル面を覆う
吸引キャップ41と、前記突出位置において、印字ヘッ
ド5のヘッド部が吸引キャップ41に覆われているとき
に、負圧を発生させ、印字ヘッド5のノズルからインク
を吸引する吸引ポンプ42とを有する吸引手段31を備
えている。よって、印字ヘッド5が吸引キャップ41と
対向するパージ位置になると、印字ヘッド5内の廃イン
クが各ヘッド部5aごとに吸引除去される。
【0026】前記吸引手段31に隣接して、印字エリア
側に印字ヘッド5のノズル面を払拭するように印字ヘッ
ド5に対し相対移動可能なワイパ部材32が、その反対
側に印字を行わない際に印字ヘッド5のノズル面を覆い
インクの蒸発を防止してノズル面が乾燥するのを回避す
る保存キャップ装置33がそれぞれ配設されている。
尚、保存キャップ装置33は、後述するように保存キャ
ップ71を有するが、この保存キャップ71は、吸引キ
ャップ41とは別体である。
【0027】前記ワイパ部材32は、印字ヘッド5の移
動経路内に突出する突出位置と、印字ヘッド5の移動経
路よりも後退した待機位置との間を、印字ヘッド5の移
動経路に対して直交する方向に往復移動可能に構成さ
れ、突出位置において印字ヘッド5のノズル面を払拭す
るようになっている。
【0028】そして、前記ワイパ部材32、吸引キャッ
プ41及び吸引ポンプ42が、一定のタイミングでもっ
て回転駆動されるカム部材43を有する駆動手段に関連
づけられ、前記ワイパ部材32の進退、吸引キャップ4
1の進退及び吸引ポンプ42の作動が、共通のカム部材
43によって制御されるようになっている。
【0029】即ち、ワイパ部材32を支持するワイパホ
ルダ34の後端部がカム部材43のカム溝(図示せず)
に移動可能に係合し、それによって、ワイパ部材32
は、印字ヘッド5の移動経路内に突出する突出位置と、
印字ヘッド5の移動経路よりも後退した待機位置との間
を、印字ヘッド5の移動経路に対して直交する方向に往
復移動可能とされ、前記突出位置において印字ヘッド5
のノズル面を払拭するように制御される。
【0030】また、前記吸引キャップ41は、図3及び
図4に示すように、キャップホルダ44に支持され、該
キャップホルダ44の後端部が、前記ワイパ部材32の
カム溝と同一面側のカム部材43のカム溝43aに移動
可能に係合している。キャップホルダ44には、印字ヘ
ッド5への吸引キャップ41のキャッピング圧を一定に
保つためのスプリング45が設けられ、さらに、該スプ
リング45を介して、カム溝43aに係合する係合部材
46が設けられている。尚、前記カム部材43はギヤ部
47を有し、該ギヤ部47が、LFモータ14によって
回転駆動される駆動ギヤ48と選択的に噛み合い、パー
ジ動作時にはカム部材43に駆動力が伝達されるように
なっている。
【0031】前記吸引ポンプ42は、フレーム部材に取
り付け固定された円筒状のポンプケーシング52内に、
1対のピストン部材が独立して移動可能に嵌挿されてい
る。そして、ポンプケーシング52には、吸引口52a
と排出口52bとが軸線方向に一定間隔を存して設けら
れ、吸引口52aには吸引パイプ55を介して吸引キャ
ップ41が接続され、排出口52bは排出パイプ56を
介して、吸着材57が収容された廃インクタンク58に
連係されている(図1参照)。また、ポンプケーシング
52の一端部側が大気に開放された大気開放部52cと
なっている。
【0032】前記一対のピストン部材も、具体的には図
示していないが、前記カム溝43aとは反対側の面にお
いてカム部材43に関連づけられ、そしてカム部材43
によって駆動されて、ポンプケーシング52内において
両ピストン部材間に容積可変のポンプ室を形成するよう
になっている。
【0033】従って、前記カム部材43が一定のタイミ
ングで回転駆動されることで、吸引キャップ41のキャ
ッピング、吸引ポンプ42によるインクの吸引、及びワ
イパ部材32による印字ヘッド5のノズル面の払拭が順
に行われ、吸引ポンプ42によって吸引された印字ヘッ
ド5のノズル内のインクは、吸引ポンプ42を介して廃
インクタンク58に吐出され、そして廃インクタンク5
8内の吸収材57(多孔質材)に吸収される。
【0034】また、前記保存キャップ装置33は、図5
及び図6に示すように、印字ヘッド5の各ヘッド部5
a,・・に対応するキャップ部71a,・・を有する保
存キャップ71を有し、該保存キャップ71を支持する
ケーシング72が、キャリッジ6の移動方向と平行に延
びるガイドロッド部材73(図1参照)にスライド移動
及び回動が可能なように支承されている。このケーシン
グ72は、スプリング74の弾発力により、保存キャッ
プ71を印字エリア方向で、かつ、印字ヘッド5から離
す方向へ付勢されている。
【0035】前記ケーシング72は、キャリッジ6の、
印字エリア外方への移動時に該キャリッジ6に係合し
て、キャリッジ6と一体的に移動するための係合凸部7
2aが前方に突設されている。
【0036】また、保存キャップ71は、スプリング7
5,75により、印字ヘッド5の方向へ回動付勢されて
いる。また、ケーシング72の後方には、キャリッジ6
の印字エリア外方への移動方向において印字ヘッド5側
へ立ち上がるよう傾斜している案内面76aを有する案
内部材76が配設されている。そして、案内部材76の
案内面76aによって、ケーシング72がガイドロッド
部材73に沿ってスライド移動するのに伴って、ケーシ
ング72をガイドロッド部材73の回りに回動させ、保
存キャップ71を印字ヘッド5のノズル面に接近させる
ようになっている。
【0037】よって、キャリッジ6が印字エリアから回
復エリア側に移動すると、キャリッジ6が係合凸部72
aに係合するので、保存キャップ71はキャリッジ6の
移動に追従してスライド移動する。このスライド移動の
際、ケーシング72は、案内部材76に案内されながら
印字ヘッド5の方向へ回転し、保存キャップ71は、保
存位置において、印字ヘッド5のノズル面に接触するこ
とになり、さらに、キャリッジ6が右方向に移動する
と、スプリング75がケーシング72と保存キャップ7
1とに押されて縮むため、保存キャップ71の各キャッ
プ部71a,・・は印字ヘッド5の各ヘッド部5a,・
・のノズル面を均一の圧力でキャッピングすることにな
る。それによって印字ヘッド5の各ヘッド部5a,・・
のノズルの乾燥を防止することができる。その後、再び
キャリッジ6が印字エリア方向に移動した場合は、スプ
リング74の弾発力により保存キャップ71が印字エリ
ア側に移動しながら印字ヘッド5から離れ、キャリッジ
5が回復エリアから脱すると、初期状態に戻る。
【0038】次に、前記実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタ1の制御部を図7のブロック図を参照しつつ
説明する。この制御部は、周知の演算処理装置であるC
PU100を中心に構成される。CPU100は、イン
ターフェース101を介して、パソコン等のホストコン
ピュータ102の接続され、ホストコンピュータ110
2からの印刷指令を受け、その指令に従って種々の印刷
を実行するようになっている。
【0039】ホストコンピュータ102の機能構成とし
て典型的なものにウインドウシステムがある。このウイ
ンドウシステム上に、各種のアプリケーション(A)
(B)・・・(n)が設けられ、また、フォントドライ
バ、CRTドライバ、キーボードドライバ、マウスドラ
イバ、プリンタドライバ等が組み込まれている。各種の
アプリケーションの実行中に、インクジェットプリンタ
を使用して印刷する場合には、このプリンタドライバに
よってプリンタの印刷機能に適合した画像に関する出力
データが作成される。
【0040】前記CPU100には、操作パネル10
3,ROM104,RAM105が接続されている。操
作パネル103は、用紙サイズその他の種々のパラメー
タを設定し、それらを表示するものである。ROM10
4は、インクジェットプリンタ1の制御上必要な種々の
プログラム類を格納するものである。ROM104に格
納される代表的なプログラムとして、吸引キャップ41
を密着させ印字ヘッド5内のインクを吸引して印字ヘッ
ド5の回復を行う吸引プログラム、印字ヘッド5内のイ
ンク吸引後に吸引キャップ41内や吸引ポンプ42内の
インクの排出を行う空吸引プログラム等がある。RAM
105は、ホストコンピュータ102から転送された印
刷データや、インクジェットプリンタ1の制御上必要な
種々の数値の一時記憶を行うものである。
【0041】前記CPU100は、LF駆動回路11
1、CR駆動回路112及びヘッド駆動回路113を介
してLFモータ14、CRモータ10及び印字ヘッド5
を駆動制御するようになっている。よって、CPU10
0は、LFモータ14、CRモータ10のモータ制御手
段として機能するほか、印字ヘッド5よりのインク液滴
の吐出を制御するインク吐出制御手段としても機能する
ようになっている。
【0042】LFモータ14は、切り換え機構121を
介してパージ機構RM又は紙送り機構LMのいずれか一
方を駆動する。即ち、パージ機構RMは、紙送り手段と
してのLFモータ14を利用し、その駆動力を切り換え
機構121を介して伝達する構成になっている。このパ
ージを行うパージ機構RMはカム部材43等により構成
され、駆動源は紙送り機構LMのLFモータ14であ
る。
【0043】CRモータ10は、キャリッジ機構CMを
駆動する。キャリッジ機構CMは、前述したように、キ
ャリッジ6のほか、タイミングベルト11及びタイミン
グプーリ12,13が含まれ、CRモータ10とによっ
て、印字ヘッド5を、パージ位置及び予備吐出位置、保
存位置との間を移動させるヘッド移動手段としても機能
する。また、キャリッジ6の動きにより、前記切り換え
機構121の切り換えがなされる。
【0044】前記パージ機構RM、紙送り機構LM、キ
ャリッジ機構CMは、それぞれのセンサを備えており、
検知信号をCPU100に設けられたカウンタ群122
に報知する。パージ機構RMには、パージHPセンサ1
31が設けられている。パージHPセンサ131は、吸
引ポンプ42が原点位置にあるときには、その旨をカウ
ンタ群122のパージ位置カウンタ122aに報知す
る。この信号はパージ機構によるパージ動作の基準とさ
れる。紙送り機構LMには,PEセンサ132が設けら
れ、該PEセンサ132が新たに供給される印刷用紙の
先端により信号を発し、カウンタ群122のLF位置カ
ウンタ122bに報知する。この信号が縦方向の印字位
置制御の基準となる。キャリッジ機構CMは,CR位置
センサ133を備え、該CR位置センサ133は、CR
モータ10の駆動パルスをカウントしてキャリッジ6の
位置を検知し、カウンタ群122のCR位置カウンタ1
22cに報知する。この位置情報は、横方向の維持位置
制御の基準となるほか、印刷用紙4の新規供給動作及び
印刷済み用紙の排出動作の可否の判断基準となる。
【0045】上記のように構成されたインクジェットプ
リンタ1の一連の動作の流れを説明する。
【0046】キャリッジ6に搭載された印字ヘッド5が
印刷用紙4に対する印字動作を終了すると、CRモータ
10によるキャリッジ機構CMの駆動によって、キャリ
ッジ6が印字エリアから回復エリアに移動する。この移
動の際、キャリッジ6と、保存キャップ71を支持する
ケーシング72の係合凸部72aとが係合し、キャリッ
ジ6と一緒にケーシング72従って保存キャップ71が
スライド移動せしめられる。このスライド移動中に、ケ
ーシング72の端部が案内部材76の案内面76aに案
内されて、保存キャップ71を印字ヘッド5の方向に移
動させる。キャリッジ6が回復エリアの端の保存位置ま
で移動すると、印字ヘッド5に対する保存キャップ71
のキャッピング動作が終了する。尚、前記キャリッジ6
が印字エリアから回復エリアへ進入するときには、キャ
リッジ6によって切り換え機構121が作動し、駆動ギ
ヤ48とカム部材43のギヤ部47とが噛み合った状態
となっている。即ち、切り換え機構121が、LFモー
タ14の駆動力伝達を、紙送り機構LM単独からパージ
機構RMと紙送り機構LMとの両方に切り換えるように
動作して、駆動ギヤ48とカム部材43のギヤ部47と
を噛み合わせてパージ機構RMと紙送り機構LMとを共
に駆動する状態となる。
【0047】そして、印字データが入力されず、また、
印字ヘッド5の特定のヘッド部5aに対してパージ動作
が指示されていないと、上記状態を維持する。即ち、保
存位置において、保存キャップ71にて印字ヘッド5の
各ヘッド部のノズル面が覆われ、印字ヘッド5の各ヘッ
ド部のノズル面の乾燥を防止する状態となっている。
【0048】一方、例えばインクカートリッジ7を交換
後あるいはインク不吐出を発見後、操作パネル103又
はホストコンピュータ102において印字ヘッド5に対
するパージ動作が指示されていると、キャリッジ6はパ
ージ動作が指示された印字ヘッド5の特定のヘッド部5
a(特定の色のヘッド部)を、吸引キャップ41と対向
するパージ位置まで移動させる。このキャリッジ6の移
動に伴い、スプリング74のスプリング力によって保存
キャップ71は印字ヘッド5から離脱する。
【0049】印字ヘッド5が吸引キャップ41に対向す
るパージ位置まで移動した時点で、LFモータ14への
通電により、駆動ギヤ48とギヤ部47を介してカム部
材43が回転を始める。
【0050】このカム部材43の回転により、所定のタ
イミングでもって、吸引キャップ41が印字ヘッド5の
方向へ移動し、上記特定のヘッド部5aに密着する。そ
して、吸引ポンプ42が駆動され、特定のヘッド部5a
のノズルからインクが吸引され、パージ位置にある印字
ヘッド5に対してノズル面の前側からインクの吸引を行
うパージ処理と、その後の空吸引が行われる。
【0051】吸引が終了すると、吸引キャップ41が後
退される一方、ワイパ部材32が前進され、キャリッジ
6は、上記特定のヘッド部5aがワイパ部材32を横切
る方向に移動して、上記ヘッド部5aのノズル面を払拭
する。尚、カム部材43が一回転すると、LFモータ1
4の通電が停止する。
【0052】その後、キャリッジ6は印字ヘッド5がフ
ラッシングエリアの予備吐出位置に移動せしめられ、上
記のようにパージ動作の終了したヘッド部5aの全ノズ
ルからインクを吐出する予備吐出が行われる。
【0053】この場合、印字ヘッド5の複数のヘッド部
5aに対してパージ動作を行うときには、各ヘッド部5
aについて上記と同様な動作を繰り返すが、予備吐出は
同時に行われる。
【0054】即ち、廃インク受け部材21の開口部21
aは印字ヘッド5の全ヘッド部5a,・・の幅と対応す
る幅に形成し、予備吐出時には、印字ヘッド5を、廃イ
ンク受け部材21に該印字ヘッド5の全ヘッド部5a,
・・が対向した予備吐出位置に移動させて予備吐出を行
うようにしているので、印字ヘッド5を移動させること
なく、いずれのヘッド部5aから予備吐出しても、イン
クは廃インク受け部材21内のインク吸収材21cに吸
収されることとなる。よって、予備吐出を行うヘッド部
5aの数にかかわらず、予備吐出を必要とするすべての
ヘッド部5a,・・について、同時に予備吐出を行うこ
とができ、予備吐出に要する時間の短縮が図れる。例え
ば2つのヘッド部5a,5aについてパージ動作が行わ
れた場合は、2つのヘッド部5a,5aについて同時
に、3つのヘッド部5a,・・についてパージ動作が行
われた場合は、3つのヘッド部5a,・・について同時
に予備吐出が行われる。かかる場合においても、予備吐
出位置に移動した印字ヘッド5について、予備吐出が必
要なすべてのヘッド部5aについて同時に予備吐出が行
われる。
【0055】また、前記予備吐出は、パージ動作終了後
のみに行われるだけでなく、印字動作の途中等において
も、インク吐出制御手段(CPU100)のタイマー機
能を利用して、前回予備吐出した時から、予め設定され
た設定時間ごとに、予備吐出のみが行われる。すなわ
ち、ブラックインクで文書を印字する場合など、単色印
字する場合には、他の色のヘッド部は保存キャップ71
から外れるが、インクを吐出しないために乾燥の危険に
さらされ、また印字動作中のヘッド部においても印字デ
ータのばらつきにより使用しないノズルがあって、同様
に乾燥の危険にさらされる。このため、各ヘッド部ごと
に、前回予備吐出した時からの時間を計測し、各ヘッド
部の全ノズルから廃インク受け部材21に向けインクを
吐出することで、設定時間以上吐出しないノズルがあっ
ても、そのノズルでのインクの乾燥が回避される。前述
のように、特定のヘッド部についてパージ動作を指示し
たり、インクカートリッジを交換し、それらの後に予備
吐出が行われると、その時点から新たな時間計測が開始
されるため、いつも全ヘッド部に対し同時に予備吐出が
行われることはない。かかる場合において、さらに、イ
エローインク用のヘッド部、マゼンタインク用のヘッド
部及びシアンインク用のヘッド部は、インク自体の性質
により、ブラックインク用のヘッド部よりも乾燥が遅い
ことから、ブラックインク用のヘッド部については第1
の設定時間(例えば5秒間)ごとに予備吐出を行い、イ
エローインク用のヘッド部、マゼンタインク用のヘッド
部及びシアンインク用のヘッド部については、前記第1
の設定時間よりも長い第2の設定時間(例えば10秒
間)ごとに、予備吐出動作を行うようにすることもでき
る。このようにすれば、インクの無駄な消費を回避し
て、印字途中での印字ヘッドからの不吐出あるいは吐出
不良を回避することが可能となる。なお、印字動作にお
いて、一行または数行の訂正が終了した時点において、
前記の設定時間が経過しているかどうかを判断して、予
備吐出を行えばよい。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0057】請求項1の発明は、上記のように、廃イン
ク受け部材の開口は印字ヘッドの全ヘッド部の幅と対応
する幅に形成し、予備吐出時には、印字ヘッドを、廃イ
ンク受け部材に該印字ヘッドの全ヘッド部が対向した位
置に移動させて予備吐出を行うようにしているので、従
来のように複数の印字ヘッドを順次移動させることな
く、予備吐出動作を印字ヘッドの任意のヘッド部につい
て行うことが可能となり、予備吐出に要する時間の短縮
を図ることができる。よって、例えば予備吐出を必要と
する全ヘッド部について、同時に予備吐出をすることも
でき、大幅な時間の短縮を図ることが可能となる。
【0058】請求項2の発明は、印字ヘッドの1個のヘ
ッド部のノズル面を覆う吸引キャップを通じて前記印字
ヘッドのノズルからインクを吸引する吸引手段と、前記
吸引キャップとは別体の、印字ヘッドの各ヘッド部のノ
ズルの乾燥を防止するためにキャッピングを行う保存キ
ャップを備えるので、吸引手段による吸引動作が終了し
た後、短時間のうちに予備吐出を行って、保存キャップ
によって印字ヘッドの各ヘッド部のノズルの乾燥を防止
することができる。この場合、キャップ内へ予備吐出し
ないので、吸引手段の性能を大きいものにしたり、キャ
ップ内での吐出インクの跳ね返りを防ぐために構造を複
雑にする必要がなく、全体として簡単な構造にすること
ができる。
【0059】請求項3の発明は、請求項1の発明の場合
と同様に、複数の印字ヘッドを順次移動させることな
く、予備吐出動作を印字ヘッドの任意のヘッド部につい
て行うことが可能となり、予備吐出に要する時間の短縮
を図ることができる。
【0060】請求項4の発明は、保存位置において、保
存キャップによって印字ヘッドの各ヘッド部のノズルの
乾燥を防止することができる。
【0061】請求項5の発明は、パージ動作終了後のみ
ならず、印字動作中であっても、予め設定された設定時
間ごとに、予備吐出動作を行うようにしているので、印
字動作中使用していないノズルがあってもそのノズルか
らの不吐出あるいは吐出不良を回避することができる。
【0062】請求項6の発明は、イエローインク用のヘ
ッド部、マゼンタインク用のヘッド部及びシアンインク
用のヘッド部については、ブラックインク用のヘッド部
の予備吐出のための時間間隔である第1の設定時間より
も長い第2の設定時間ごとに、予備吐出動作を行うよう
にしているので、インクの性質を利用して、インクの無
駄な消費を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの概略構
成を示す図である。
【図2】本発明に係る廃インク部材と印字ヘッドとの関
係を示す図である。
【図3】吸引キャップと印字ヘッドとの関係を示す図で
ある。
【図4】吸引キャップと印字ヘッドとの関係を示す図で
ある。
【図5】保存キャップと印字ヘッドとの関係を示す図で
ある。
【図6】保存キャップと印字ヘッドとの関係を示す図で
ある。
【図7】インクジェットプリンタの制御部の概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 5 印字ヘッド 5a ヘッド部 6 キャリッジ 10 CRモータ 21 廃インク部材 21a 開口部 21b ケーシング 21c インク吸収材 41 吸引キャップ 33 保存キャップ 100 CPU(インク吐出制御手段) CM キャリッジ機構 LM 紙送り機構 RM パージ機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字エリアに沿って移動しながらインク
    液滴を吐出して印字動作する複数のヘッド部を有する印
    字ヘッドと、該印字ヘッドと対向する開口を一面に有し
    内部にインク吸収材を収容する廃インク受け部材と、前
    記印字ヘッドよりのインク液滴の吐出を制御するインク
    吐出制御手段とを有するインクジェットプリンタの予備
    吐出用廃インク収容装置において、 前記廃インク受け部材の開口は、印字エリア外の位置に
    おいて、印字ヘッドの全ヘッド部の幅と対応する幅に形
    成され、 前記インク吐出制御手段が、予備吐出時に、印字ヘッド
    を、廃インク受け部材に印字ヘッドの全ヘッド部が対向
    する位置に移動させ、印字ヘッドの任意のヘッド部につ
    いて吐出動作を行わせるものであることを特徴するイン
    クジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記印字ヘッドの1個のヘッド
    部のノズル面を覆う吸引キャップを有し該吸引キャップ
    を通じて前記印字ヘッドのノズルからインクを吸引する
    吸引手段と、前記吸引キャップとは別体の、印字ヘッド
    の各ヘッド部のノズルの乾燥を防止するためにキャッピ
    ングを行う保存キャップとを備えるところの請求項1記
    載のインクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容
    装置。
  3. 【請求項3】 印字エリアに沿って移動しながらインク
    液滴を吐出して印字動作する複数のヘッド部を有する印
    字ヘッドと、該印字ヘッドと対向する開口を一面に有し
    内部にインク吸収材を収容する廃インク受け部材と、前
    記印字ヘッドを、印字ヘッド内の廃インクを各ヘッド部
    ごとに吸引除去するパージ位置及び前記廃インク受け部
    材に対し全ヘッド部の廃インクの吐出を行う予備吐出位
    置に移動させるヘッド移動手段と、前記印字ヘッドより
    のインク液滴の吐出を制御するインク吐出制御手段とを
    有するインクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収
    容装置において、 前記廃インク受け部材の開口は、印字エリア外の位置に
    おいて、印字ヘッドの全ヘッド部の幅と対応する幅に形
    成され、 前記インク吐出制御手段が、印字ヘッドを廃インク受け
    部材と対向する予備吐出位置に移動させ、予備吐出動作
    を、前記印字ヘッドの任意のヘッド部について行わせる
    ものであることを特徴するインクジェットプリンタの予
    備吐出用廃インク収容装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド移動手段は、さらに前記印字
    ヘッドを、その各ヘッド部のノズルの乾燥を防止するた
    めにキャッピングを行う保存位置に、移動させるところ
    の請求項3記載のインクジェットプリンタの予備吐出用
    廃インク収容装置。
  5. 【請求項5】 前記インク吐出制御手段は、設定時間ご
    とに、予備吐出動作を行わせるものであるところの請求
    項3又は4記載のインクジェットプリンタの予備吐出用
    廃インク収容装置。
  6. 【請求項6】 前記印字ヘッドは、ブラックインク用の
    ヘッド部、イエロー用のヘッド部、マゼンタ用のヘッド
    部及びシアン用のヘッド部を有し、 前記インク吐出制御手段は、ブラックインク用のヘッド
    部については第1の設定時間ごとに予備吐出動作を行わ
    せる一方、イエロー用のヘッド部、マゼンタ用のヘッド
    部及びシアン用のヘッド部に対しては、第1の設定時間
    よりも長い第2の設定時間ごとに、予備吐出動作を行わ
    せるものであるところの請求項5記載のインクジェット
    プリンタの予備吐出用廃インク収容装置。
JP35900397A 1997-03-06 1997-12-26 インクジェットプリンタの予備吐出用廃インク収容装置 Pending JPH10305599A (ja)

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JP9-51249 1997-03-06
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