JP3378755B2 - インクジェットプリンタの回復装置 - Google Patents

インクジェットプリンタの回復装置

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JP3378755B2
JP3378755B2 JP5433097A JP5433097A JP3378755B2 JP 3378755 B2 JP3378755 B2 JP 3378755B2 JP 5433097 A JP5433097 A JP 5433097A JP 5433097 A JP5433097 A JP 5433097A JP 3378755 B2 JP3378755 B2 JP 3378755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタの回復装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インク液滴をノズルから噴射
する記録ヘッドと、記録媒体の搬送を行う記録媒体搬送
装置と、前記記録ヘッドのノズル面を覆う吸引キャップ
と、該吸引キャップに関連づけられ記録ヘッド内のイン
クを吸引キャップを通じて吸引する吸引ポンプと、前記
記録ヘッドのノズル面を拭うワイパ部材とを備えるイン
クジェットプリンタは知られている。
【0003】そして、かかるインクジェットプリンタに
おいては、例えば特開平2−99335号公報に記載さ
れるように、吸引キャップの進退はキャリッジの駆動力
によりカム部材を利用して行う一方、吸引ポンプの作動
は、紙送りモータの駆動力により別のカム部材を介して
行うという具合に、別の駆動源を用いて作動が制御され
るのが一般的である。また、ワイパー部材は、キャリッ
ジの移動経路に常時突出された状態とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、吸引キャップや吸引ポンプの作動を別のカム部材
や駆動源を用いて行うようにすると、機構、制御が複雑
になるという課題がある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、1つのカム部材を正回転して、吸引キャップ、吸引
ポンプ及びワイパ部材を作動させることで、制御が容易
であるインクジェットプリンタの回復装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
ク液滴をノズルから噴射する記録ヘッドと、記録媒体の
搬送を行う記録媒体搬送装置と、前記記録ヘッドのノズ
ル面を覆う吸引キャップと、該吸引キャップに関連づけ
られ記録ヘッド内のインクを吸引キャップを通じて吸引
する吸引ポンプと、前記記録ヘッドのノズル面を拭うワ
イパ部材とを備えるインクジェットプリンタの回復装置
であって、前記吸引キャップ、吸引ポンプ及びワイパ部
材に関連づけられているカム部材と、該カム部材を正回
転して、前記吸引キャップ、吸引ポンプ及びワイパ部材
を作動させる駆動手段とを備え、前記カム部材は、円板
状であって、その回転中心軸線と直交する一方の面に前
記吸引キャップを支持するキャップホルダ及びワイパ部
材を支持するワイパホルダのそれぞれのカムフォロア部
が係合するカム溝を有する第1のカム部、他方の面に前
記吸引ポンプのピストン部材に連結された駆動軸部材の
端部が係合するカム溝を有する第2のカム部を一体に有
し、前記キャップホルダ及びワイパホルダが前記カム部
材の一方の面に、前記駆動軸部材が前記カム部材の他方
の面にそれぞれ沿って位置している
【0007】よって、駆動手段にてカム部材が正回転さ
れ、それによってカム部材に関連づけられている吸引キ
ャップ、吸引ポンプ及びワイパ部材が、一定のタイミン
グでもって作動せしめられる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のインク
ジェットプリンタの回復装置において、さらに、前記カ
ム部材は、駆動モータによって駆動されるギヤが噛み合
う駆動ギヤを一体的に有している
【0009】よって、駆動モータによってカム部材が正
回転され、吸引キャップ、吸引ポンプ及びワイパ部材
が、一定のタイミングでもって作動せしめられる。記録
媒体の搬送とカム部材の正回転が、共通の駆動モータを
駆動源として行われる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のインクジェットプリンタの回復装置において、さら
に、前記記録ヘッドを記録媒体に沿って移動させるキャ
リッジ を回復エリアの所定の位置に固定するロック部材
を、前記カム部材の下側に備え、前記カム部材は、前記
ロック部材の作動を制御する第3のカム部を一体的に有
している
【0011】よって、カム部材が正回転されると、第3
のカム部によってロック部材の作動が制御され、記録ヘ
ッドが回復エリアの所定の位置に固定される。
【0012】よって、カム部材の一回転によって、吸引
キャップについては、吸引キャップをノズル面に密着さ
せて吸引ポンプにより記録ヘッドからインクを吸引する
動作吸引キャップの少なくとも一部をノズル面から離し
て吸引ポンプにより吸引キャップ内からインクを吸引す
る動作が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0014】図1はインクジェットプリンタの全体構成
を示す概略斜視図である。同図において、インクジェッ
トプリンタ1は、左右方向に延びる回転軸(図示せず)
によってフレーム2に回転可能に支承される円筒形状の
プラテンローラ3を有する。プラテンローラ3は、給紙
カセット又は手差し給紙部から供給された印刷用紙4
(記録媒体)を、記録ヘッド5に対面させながら搬送す
るものであり、いわゆる紙送り機構LM(記録媒体搬送
装置)の一部を構成している。尚、前記記録ヘッド5
は、印刷用紙4にインク液滴を吐出するノズルを有し印
刷用紙4に対し記録動作を行うインクジェット式であ
り、紙送り機構LMは、該紙送り機構LMを駆動し印刷
用紙4を搬送する紙送りモータとしてのLFモータ14
(図3参照)を備えている。
【0015】前記印刷用紙4は、フレーム2の後方の用
紙供給口(図示せず)から矢印A方向に供給され、プラ
テンローラ3の回転により矢印B方向に送給され、用紙
排出口(図示せず)から矢印C方向に排出されるように
構成されている。前記プラテンローラ3の前方には、キ
ャリッジ6がプラテンローラ3の軸線に沿って矢印D方
向に移動可能に設けられている。
【0016】前記キャリッジ6は、記録ヘッド5及び該
記録ヘッド5に供給されるインクを収容したインクカー
トリッジ7をそれぞれ着脱可能に搭載している。そし
て、前記インクカートリッジ7は、図2に詳細を示すよ
うに、キャリッジ6のカートリッジ装着部6aに装着さ
れると、マニホールド部材15を介して、ヘッド支持部
材16に支持された記録ヘッド5に接続されるようにな
っている。マニホールド部材15は、その後端部がカー
トリッジ装着部6aの縦壁部6bを貫通してジョイント
部材17を介してインクカートリッジ7に接続されてい
る。その接続部分においては、インクカートリッジ7の
インク供給孔7aにアダプタ18と共に、記録ヘッド5
側にゴミ等がインクと共に移動しないように網状のフィ
ルタ部材19が設けられている。尚、本例ではイエロ
ー、ブラック、シアン、マゼンタの4色についてのヘッ
ド部を有する記録ヘッド5及びインクカートリッジ7が
それぞれ搭載されている。
【0017】前記プラテンローラ3の軸線と平行にキャ
リッジ軸8が設けられ、このキャリッジ軸8にはキャリ
ッジ6がスライド可能に嵌挿されている。また、キャリ
ッジ6の係合部6cが、キャリッジ軸8と平行に延びる
ガイドレール9によって案内されるようになっている。
これによって、キャリッジ6に搭載された記録ヘッド5
は、プラテンローラ3の軸線に沿ってスライド移動によ
り往復移動可能となっている。前記キャリッジ6はタイ
ミングベルト11の一部に固着され、該タイミングベル
ト11がタイミングプーリ12,13間に巻き掛けられ
てキャリッジ機構CMが構成され、前記一方のタイミン
グプーリ12にCRモータ10(キャリッジ駆動モー
タ)が連結されている。よって、CRモータ10が回転
駆動されることで、キャリッジ機構CMを介して、キャ
リッジ6が、印刷用紙に記録を行う記録エリアにおいて
往復移動するようになっている。また、キャリッジ機構
CMとCRモータ10とによって、前記記録エリアと、
後述する吸引キャップ41、吸引ポンプ42及びワイパ
部材32による回復動作を行う回復エリアとの間を移動
させる移動手段が構成されている。尚、前記CRモータ
10としては、ステップモータ又はDCモータが使用さ
れる。
【0018】また、前記プラテンローラ3に対応する記
録エリアの右側には、記録ヘッド5の不吐出あるいは吐
出不良を回復するためのパージ機構RMが配設された回
復エリアが形成されている。このようなパージ機構RM
を設けているのは、インクジェット式の記録ヘッド5
は、使用中に内部に気泡が発生したり、インクが乾燥し
たりする等の原因により吐出不良を起こすので、これを
良好な吐出状態に回復させるためである。
【0019】前記パージ機構RMは、記録ヘッド5の移
動経路内に突出した突出位置と記録ヘッド5の移動経路
より後退した待機位置との間を移動可能で、突出位置に
おいて記録ヘッド5を覆う吸引キャップ41と、前記突
出位置において、記録ヘッド5が吸引キャップ41に覆
われているときに、該吸引キャップ41を通じて、記録
ヘッド5内のインクを吸引除去する吸引ポンプ42と有
する吸引手段31を備えている。
【0020】前記吸引手段31に隣接して、記録エリア
側に記録ヘッド5のノズル面を払拭するように記録ヘッ
ド5に対し相対移動可能なワイパ部材32が、その反対
側に記録を行わない際に記録ヘッド5のノズル面を覆い
インク蒸発を防止してノズル面が乾燥するのを回避する
保存キャップ装置33がそれぞれ配設されている。
【0021】そして、前記ワイパ部材32、吸引キャッ
プ41及び吸引ポンプ42が、回転駆動されるカム部材
43に関連づけられ、前記ワイパ部材32の進退、吸引
キャップ41の進退及び吸引ポンプ42の作動は、共通
のカム部材43の正回転によって制御されるように構成
されている。即ち、カム部材43は、後述するようにワ
イパ部材32と吸引キャップ41との作動を制御する第
1のカム部43Aと、吸引ポンプ42の作動を制御する
第2のカム部43Bとを有する(図4及び図7参照)。
【0022】また、前記カム部材43は、図3及び図4
に示すように、一体的に設けられた駆動ギヤ46を有
し、該駆動ギヤ46が、紙送り機構LMのLFモータ1
4により回転駆動される駆動ギヤ47に係脱可能に噛み
合うように構成され、LFモータ14を駆動手段とし
て、カム部材43が正回転駆動されるようになってい
る。具体的には、LFモータ14の出力軸に連結された
ギヤ81により段付きギヤ82のギヤ部82aが駆動さ
れ、それと一体に形成されているギヤ部82cからギヤ
47,46を介してカム部材43が回転駆動される。プ
ラテンローラ3のギヤ83は段付きギヤ82のギヤ部8
2bにて回転駆動される。前記段付きギヤ82は、軸線
方向にスライド可能に設けられ、ギヤ部82cがギヤ4
7と噛み合う位置にバネ84により付勢されている。ま
た、切り換え機構121によって段付きギヤ82をバネ
84の付勢に抗してスライド移動させることにより、ギ
ヤ部82cがギヤ47から離れ、カム部材43への駆動
力の伝達が解除される。ギヤ81とギヤ部82a、段付
きギヤ82のギヤ部82bとギヤ83とは、段付きギヤ
82がスライド可能な範囲のいずれの位置にあっても、
噛み合い状態が維持されるように構成されている。
【0023】前記切り換え機構121は、記録ヘッド5
が記録エリアにあるか回復エリアにあるかを検出する移
動検出センサ121Aと、該移動検出センサ121Aに
関連づけられ前記記録ヘッド5が回復エリアにあると
き、LFモータ14をカム部材43に連係させる連係手
段121Bとを備える。
【0024】前記移動検出センサ121Aは、キャリッ
ジ6の移動経路に設けられキャリッジ6に当接して切り
換わるスイッチ部材としての一対のレバー85a,85
bを有し、該各レバー85a,85bは、それぞれ、キ
ャリッジ6の移動方向とほぼ直交する方向に延び回転可
能に支持される軸部86a,86bの一端部に連結され
ている。また、両レバー85a,85bは、リンク87
で相互に連結され、一方のレバー85aが起立してキャ
リッジ6の移動経路に突出しているとき、他方のレバー
85bが倒れキャリッジ6の移動経路から退避し、逆
に、一方のレバー85aが倒れキャリッジ6の移動経路
から退避しているとき、他方のレバー85bが起立して
キャリッジ6の移動経路に突出するように、相互に連動
して、記録ヘッド5が記録エリアにあるか回復エリアに
あるかを検出するように構成されている。
【0025】また、前記軸部86aの他端には、段付き
ギヤ82を操作する操作レバー部88が一体的に形成さ
れている。そして、レバー85aが上記突出位置(図3
の状態)にあるとき、操作レバー部88は段付きギヤ8
2を押し、ギヤ部82cをギヤ47から離す一方、レバ
ー85aが上記退避位置(図3の状態から時計方向に9
0°倒れた状態)にあるとき、操作レバー部88は段付
きギヤ82から離れ、ギヤ部82cをバネ84の付勢で
ギヤ47に噛み合わせるようになっており、前記移動検
出センサ121Aに関連づけられ、記録ヘッド5が回復
エリアにあるとき、LFモータ14をカム部材43に連
係させる連係手段121Bが構成されている。
【0026】さらに、前記レバー85aはバネ90によ
り二方向に択一に付勢され、バネ90の固定端と軸部8
6aの中心を結ぶ線(中立線)を越えて、バネ90と軸
部86aとの結合部が移動したとき、上記突出位置又は
退避位置でストッパ(図示せず)に当たって保持され
る。バネ90が操作レバー部88を介して段付きギヤ8
2を押す力は、バネ45が段付きギヤ82を押す力より
も大きい。尚、前記キャリッジ6は、突出位置のレバー
85a,85bに当接する突起部89を有し、キャリッ
ジ6の移動の際、突起部89がレバー85a,85bに
当接することで両レバー85a,85bを回動するよう
になっている。
【0027】また、図5に示すように、前記ワイパ部材
32を支持するワイパホルダ34の後端部(カムフォロ
ア部)がカム部材43の第1カム溝43aに移動可能に
係合し、それによって、ワイパ部材32は、記録ヘッド
5の移動経路内に突出する突出位置と、記録ヘッド5の
移動経路よりも後退した待機位置との間を、記録ヘッド
5の移動経路に対して直交する方向に往復移動可能で、
前記突出位置において記録ヘッド5のノズル面を払拭す
るように制御される。
【0028】また、前記吸引キャップ41は、図4に示
すように、キャップホルダ44に支持され、該キャップ
ホルダ44の後端部(カムフォロア部)が、前記第1の
カム溝43aと同一面側のカム部材43の第2のカム溝
43bに移動可能に係合している。また、前記カム部材
43の原点位置を検出する位置検出センサ48がカム部
材43に近接して設けられ、また、前記カム部材43の
下側に、キャリッジ6をパージ位置にロックするロック
部材49が回動可能に設けられている。ロック部材49
は、一端部がキャリッジ6をパージ位置にロック部49
aに形成され、他端部が回転軸51によって回転可能に
支持される支持部49bとなっている。そして、ロック
部材49は、前記支持部49b側に上方に突出する係合
突部49cを有し、該係合突部49cが、カム部材43
の第1のカム部43Aと第2のカム部43Bとの間に位
置する第3のカム部43Cと移動可能に係合し、それよ
って、キャリッジ6のパージ位置でのロックが制御され
るようになっている。
【0029】前記吸引ポンプ42は、図6及び図7に示
すように、フレーム部材(図示せず)に取り付け固定さ
れた円筒状のポンプハウジング52内に、第1及び第2
のピストン部材53,54が独立して移動可能に嵌挿さ
れている。そして、ポンプハウジング52には、吸引口
52aと排出口52bとが軸線方向に一定間隔を存して
設けられ、吸引口52aには吸引パイプ55を介して吸
引キャップ41が接続され、排出口52bには排出パイ
プ56を介して、吸着材57が収容された廃インクタン
ク58に連係されている(図1参照)。また、ポンプハ
ウジング52の一端部側が大気に開放された大気開放部
52cとなっており、該大気開放部52c側に第1のピ
ストン部材42が、他端部側に第2のピストン部材54
がそれぞれ配設されている。
【0030】第1及び第2のピストン部材53,54
は、それぞれ第1及び第2の駆動軸部材61,62の一
端部に連結され、該駆動軸部材61,62によって駆動
され、ポンプハウジング52内において両ピストン部材
53,54間にポンプ室を形成するようになっている。
【0031】前記第1の駆動軸部材61は、第2の駆動
軸部材62内に摺動可能に嵌挿され、各駆動軸部材6
1,62の他端部が、前記カム溝43a,43bとは反
対面側のカム部材43の第3及び第4のカム溝43c,
43dに移動可能に係合している。
【0032】従って、前記カム部材43が一定のタイミ
ングで回転駆動されることで、吸引キャップ41のキャ
ッピング、吸引ポンプ42によるインクの吸引、及びワ
イパ部材32による記録ヘッド5のノズル面の払拭が順
に行われ、吸引ポンプ42によって吸引された記録ヘッ
ド5のノズル内の残留インクは、吸引ポンプ42を介し
て廃インクタンク58に吐出され、そして廃インクタン
ク58内の吸着材57に吸着される。
【0033】前記保存キャップ装置33は、図8〜図1
0に詳細を示すように、保存キャップ71を有し、該保
存キャップ71を支持するケーシング72が、キャリッ
ジ6の移動方向と平行に延びるガイドロッド部材73に
スライド移動及び回動が可能なるように支承されてい
る。このケーシング72は、スプリング74の弾発力に
より、保存キャップ71を記録エリア側で、かつ、記録
ヘッド5から離す方向へ付勢されている。また、保存キ
ャップ71とケーシング72の間にはスプリング75が
設けられ、該スプリング75はその弾発力により保存キ
ャップ71を記録ヘッド5の方向へ回動付勢している。
【0034】前記ケーシング72は、キャリッジ6の、
記録エリア外方への移動時に該キャリッジ6に係合し
て、キャリッジ6と一体的にスライド移動するための第
1の係合凸部72aが前方に突設されている。そして、
ケーシング72は、後方に突出する第2の係合凸部72
bを有し、ケーシング72がスライド移動するのに伴
い、第2の係合凸部72bとの係合関係により、ケーシ
ング72を記録ヘッド5のノズル面に接近させる方向に
ガイドロッド部材73の回りに回動させる案内部材76
がケーシング72の後方に設けられている。案内部材7
6は、キャリッジ6の記録エリア外方への移動方向にお
いて記録ヘッド5の移動経路側へ突出するように傾斜し
て形成されている。
【0035】よって、キャリッジ6が記録エリアから回
復エリア側に移動すると、キャリッジ6が第1の係合凸
部72aに係合するので、保存キャップ71はキャリッ
ジ6の移動に追従してスライド移動する。このスライド
移動の際、ケーシング72は記録ヘッド5に接近する方
向へ回転し、保存キャップ71は記録ヘッド5のノズル
面に接触する、さらに、キャリッジ6が記録エリア外方
(図1において右方向)に移動すると、ケーシング72
と保存キャップ71との間のスプリング75が縮み、保
存キャップ71の各キャップ部は記録ヘッド5の各ノズ
ルの均一の圧力でキャッピングを行うことになる。
【0036】その後、再びキャリッジ6が記録エリア方
向に移動する場合には、スプリング74の弾発力により
保存キャップ71が記録エリア側に移動しながら記録ヘ
ッド5から離れ、キャリッジ5が回復エリアから脱する
と、初期状態に戻る。
【0037】次に、前記実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタ1の制御部を図11のブロック図を参照しつ
つ説明する。この制御部は、周知の演算処理装置である
CPU100を中心に構成される。CPU100は、イ
ンターフェース101を介して、パソコン等のホストコ
ンピュータ102の接続され、ホストコンピュータ11
02からの印刷指令を受け、その指令に従って種々の印
刷を実行するようになっている。
【0038】ホストコンピュータ102の機能構成とし
て典型的なものにウインドウシステムがある。このウイ
ンドウシステム上に、各種のアプリケーション(A)
(B)(n)が設けられ、また、フォントドライバ、C
RTドライバ、キーボードドライバ、マウスドライバ、
プリンタドライバ等が組み込まれている。各種のアプリ
ケーションの実行中に、インクジェットプリンタ1を使
用して印刷する場合には、このプリンタドライバによっ
てプリンタの印刷機能に適合した画像に関する出力デー
タが作成される。
【0039】前記CPU100には、操作パネル10
3,ROM104,RAM105が接続されている。操
作パネル103は、用紙サイズその他の種々のパラメー
タを設定し、それらを表示するものである。ROM10
4は、インクジェットプリンタ1の制御上必要な種々の
プログラム類を格納するものである。ROM104に格
納される代表的なプログラムとして、吸引キャップ41
を密着させ記録ヘッド5内のインクを吸引して記録ヘッ
ド5の回復を行う吸引プログラム、記録ヘッド5内のイ
ンク吸引後に吸引キャップ41内や吸引ポンプ42内の
インクの排出を行う空吸引プログラム等がある。RAM
105は、ホストコンピュータ102から転送された印
刷データや、インクジェットプリンタ1の制御上必要な
種々の数値の一時記憶を行うものであり、また、バック
アップメモリ105aを有する。
【0040】前記CPU100は、LF駆動回路11
1,CR駆動回路112、ヘッド駆動回路113を介し
てLFモータ14,CRモータ10、記録ヘッド5を駆
動制御するようになっている。
【0041】LFモータ14は、前述した移動検出セン
サ121Aと連係手段121Bとによって構成される切
り換え機構121を介して、パージ機構RMに選択的に
駆動力を伝達するように構成されている。即ち、パージ
機構RMは、紙送り手段としてのLFモータ14を利用
して駆動されるように構成されており、その駆動力は切
り換え機構121を介して伝達される構成になってい
る。
【0042】CRモータ10は、キャリッジ機構CMを
駆動するもので、該キャリッジ機構CMのキャリッジ6
の動きにより、前記切り換え機構121の切り換えがな
される。
【0043】前記パージ機構RM、紙送り機構LM、キ
ャリッジ機構CMは、それぞれのセンサを備えており、
該センサによる検知信号は、カウンタ群122を介して
CPUに入力される。パージ機構RMは、パージHPセ
ンサ131を有し、該パージHPセンサ131は、吸引
ポンプ42が原点位置にあるときに、その旨をカウンタ
群122のパージ位置カウンタ122aに報知する。こ
の信号はパージ機構によるパージ動作の基準とされる。
【0044】紙送り機構LMは,PEセンサ132を有
し、該PEセンサ132は、新たに供給される印刷用紙
4の先端により信号を発し、カウンタ群122のLF位
置カウンタ122bに報知する。この信号が縦方向の記
録位置制御の基準となる。
【0045】キャリッジ機構CMは,CR位置センサ1
33を有し、該CR位置センサ133は、CRモータ1
0の駆動パルスをカウントしてキャリッジの位置を検知
し、カウンタ群122のCR位置カウンタ122cに報
知する。この位置情報は、横方向の維持位置制御の基準
となるほか、印刷用紙4の新規供給動作及び印刷済み用
紙の排出動作の可否の判断基準となる。
【0046】以上のように構成されたインクジェットプ
リンタ1の動作について説明する。
【0047】まず、インクジェットプリンタ1において
は、通常、記録ヘッド5は保存キャップ71で覆われた
状態で待機位置にある。そして、記録データが入力され
ると、記録が行われる。
【0048】印刷用紙4は、プラテンローラ3と記録ヘ
ッド5との間に供給され、CRモータ10の作動により
記録ヘッド5が待機位置から記録開始位置に移動させら
れる。このとき、保存キャップ71は後退される。その
結果、記録ヘッド5が、記録データに基づいてインクを
噴射しつつ記録エリアにおいて往復移動せしめられるこ
とによって、印刷用紙4上に印刷が行われる。
【0049】そして、RAM105の記録データメモリ
に記録すべき記録データがなくなり、記録が終了する
と、記録ヘッド5が記録終了位置から待機位置に移動さ
せられ、前進した保存キャップ1にて覆われ、使用しな
い間のノズル面の乾燥が防止される。
【0050】また、使用者の判断によって、操作パネル
103におけるパージスイッチが操作され、パージ指令
が入力されると、パージ機構RMを作動させるパージモ
ードに入り、吸引作動プログラムが実行される。即ち、
CRモータ10によるキャリッジ機構CMの駆動によっ
て、記録ヘッド5が、上記待機位置から吸引キャップ4
1と対向するパージ可能な位置に移動せしめられる。記
録ヘッドが待機位置にあるとき、既に切り換え機構12
1によって、LFモータ14がパージ機構RMに駆動力
を伝達可能な状態に切り換わっている。そして、LFモ
ータ14からの駆動力により、カム部材43が一回転
し、所定のパージ位置にある記録ヘッド5に対し吸引キ
ャップ41及びワイパ部材32を接離する動作、吸引ポ
ンプ42により吸引・排出動作が行われる。ここで、吸
引動作には、吸引キャップ41をノズル面に密着させて
吸引ポンプ42により記録ヘッド5からインクを吸引す
る動作、吸引キャップ41の少なくとも一部をノズル面
から離して吸引ポンプ42により吸引キャップ41内か
らインクを吸引する、いわゆる空吸引動作が含まれる。
【0051】尚、かかるパージスイッチは、インク吐出
不良が生じた場合、インクカートリッジが交換される場
合、メンテナンスを行う場合等のインクを吸引する必要
がある場合に操作されるものである。
【0052】続いて、上記インクジェットプリンタ1に
おける回復動作について、図12〜14に基づいて説明
する。尚、図中小さく示す数字はカム部材43の回転角
を示すものである。
【0053】インクジェットプリンタ1について回復動
作が行われる場合は、CPU100による制御によっ
て、上記の如く、記録ヘッド5が吸引キャップ41と対
向する位置に移動せしめられ、カム部材43による制御
によって、吸引キャップ41、吸引ポンプ43等の作動
が制御され、それによって良好なインクの吐出状態を回
復するための一連の回復動作が行われる。
【0054】まず、カム部材43の回転角が0°付近の
状態では、吸引ポンプ42の両ピストン部材53,54
は両者の間のポンプ室の容積を最小にして排出口52b
付近に位置する(図12(a)参照)一方、吸引キャッ
プ41及びワイパ部材32はそれぞれ、記録ヘッド5か
ら離れた待機位置にある(図13(a)、図14(a)
参照)。
【0055】それから、カム部材43が回転駆動される
と、その回転角が6°付近から第1及び第2のピストン
部材53,54が一体となって、図12(b)に示すよ
うに吸引口52aへ向けて移動し、97°付近(図12
(c)参照)で若干移動速度を速める。一方、この移動
途中において、図13(b)に示すように、カム部材4
3の回転角が52°付近でロック部材49が上昇し、キ
ャリッジ6がロックされ、また、カム部材43の回転角
が57°付近になると、吸引キャップ41が待機位置か
ら、記録ヘッド5の移動経路側に徐々に前進せしめら
れ、97°付近で吸引キャップ41が記録ヘッド5のノ
ズル面を覆うことになる(図13(c)参照)。
【0056】そして、カム部材43の回転角が114°
付近になると、両ピストン部材53,54が移動を停止
する。このとき、第1のピストン部材53が吸引口52
aを越えたところに位置し、両ピストン部材53,54
間のポンプ室の容積は量小のままである(図12(d)
参照)。
【0057】そして、吸引キャップ41が完全に印字ヘ
ッド5のノズル面を覆った後に、カム部材43の回転角
が114°から136°に変化する間、第1のピストン
部材53は静止したままで第2ピストン部材54が第1
のピストン部材53との間のポンプ室52eの容積が拡
大する方向に移動せしめられる。このポンプ室52eは
吸引口52aと接続しているから、吸引力が小さい第1
の吸引動作が行われる(図12(e)、図13(d)参
照)、この第1の吸引動作により、小さな負圧で吸引が
行われ、記録ヘッド5内に空気が含まれている場合には
その空気と共にインクが吸引される。
【0058】それから、カム部材43の回転角が136
°から171°になるまでの間、第1及び第2のピスト
ン部材53,54が、前記ポンプ室52eの容積を維持
したまま、第1のピストン部材53によって吸引口52
aを閉塞する方向に移動せしめられ、第1の吸引動作が
終了する(図12(f)参照)。このとき、第2のピス
トン部材54は、排出口52bを閉塞している。
【0059】その後、カム部材43の回転角が171°
から179°までの間、前記状態を維持し、それに続く
179°から205°までの間、排出口52bを第2の
ピストン部材54で閉塞した状態で、第1のピストン部
材53を吸引口52aを開放する方向に移動させ、ポン
プ室52eを拡大して負圧を高め、最終的に図12
(g)に示すように吸引口52aを開放し、カム部材4
3の回転角が239°となる付近までその状態が維持さ
れ、第1の吸引動作よりも吸引力が大きくかつ吸引時間
が長い第2の吸引動作が開始される。
【0060】一方、吸引キャップ41は、カム部材43
の回転角が136°から221°付近まで記録ヘッド5
のノズル面への密着状態が維持され(図13(e)参
照)、221°から吸引キャップ41は記録ヘッド5か
ら徐々に後退せしめられる(図13(f)参照)。
【0061】それから、カム部材43の回転角が239
°から272°までの間、第1のピストン部材53が吸
引口52aを開放した状態のまま、第2のピストン部材
54が排出口52bを開放する直前まで移動せしめられ
(図12(h)参照)、ポンプ室52eをさらに拡大し
つつ吸引動作が行われる。この吸引動作のときには、吸
引キャップ41が記録ヘッド5のノズル面から離れてお
り、記録ヘッド5からはインクを吸引せず、吸引ポンプ
42により吸引キャップ41内の残留インクを吸引する
いわゆる空吸引動作が行われることになる。
【0062】そして、カム部材43の回転角が272°
から282°までの間、第2のピストン部材54が排出
口52bを開放する方向への移動を継続する一方、第1
のピストン部材53が吸引口52aを閉塞する方向に移
動する。そして、第2ピストン部材54がポンプ室52
eを排出口52bに開放する位置まで移動し、カム部材
43の回転角が282°付近で第2のピストン部材54
は移動を停止するが、第1のピストン部材53は、前記
移動をカム部材43の回転角度が338°付近になるま
で継続し、ポンプ室52eを圧縮し、積極的に排出動作
を行う(図12(j)参照)。これによって、ポンプ室
52e内のインクが廃インクタンク58に排出される。
【0063】排出動作後、カム部材43が338°から
345°までの間両ピストン部材53,54は停止状態
を維持し、その後354°までの間両ピストン部材5
3,54が少し戻され、図12(k)に示すようにな
り、初期状態と同様の状態に戻され、その状態が354
°から360°(=0°)まで維持されて、初期状態と
なる。
【0064】また、吸引キャップ41は、カム部材43
の回転角269°で待機位置に戻っており、ワイパ部材
32は、カム部材43の回転角が0°から269°まで
待機状態を維持し(図14(a)参照)、269°から
290°まで徐々に前進し、290°で突出位置とな
り、290°から310°までの間その突出位置を維持
する。290°でロック部材49によるキャリッジ6の
ロックが解除される。キャリッジ6を記録エリア側へ移
動することにより、記録ヘッド5のノズル面を払拭する
(図14(b)参照)。310°から331°まで徐々
に後退し、待機位置となり、そのまま360°となる。
【0065】このように、カム部材43の一回転で、記
録ヘッド5に対し吸引キャップ41及びワイパ部材32
を接離する動作、吸引ポンプ42により吸引・排出する
動作が行われ、一連の回復動作が行われることになる。
【0066】ところで、上記カム部材43による吸引ポ
ンプ42の制御は、記録ヘッド5のインクを吸引するた
めに吸引力の異なる二つの吸引動作、即ち、吸引力が小
さい第1の吸引動作と、該第1の吸引動作よりも吸引力
が大きくかつ吸引時間が長い第2の吸引動作を行うよう
になっているが、このような2つの吸引動作を行うの
は、記録ヘッド5内にインクが含まれておらずそれのイ
ンク通路が空気で満たされているような状態で、吸引ポ
ンプ42により吸引動作を行う際に、吸引キャップ41
を通じて大きな負圧力を作用させて記録ヘッド5のイン
クを一気に吸引するようにすると、インクカートリッジ
7より記録ヘッド5の多数のチャンネル(インク通路)
内にインクが空気と混ざった状態で急激に流入し、該イ
ンクが泡立ち、記録ヘッド5内のインクに気泡が含まれ
ることとなるからである。特に、記録ヘッド5とインク
カートリッジ7どの接続部分に、前述したように記録ヘ
ッド5側にゴミ等がインクと共に移動しないようにフィ
ルタ部材19が設けられている場合にその傾向が顕著で
ある。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0068】請求項1の発明は、上記のように、駆動手
段にてカム部材を正回転し、それによってカム部材に関
連づけられている吸引キャップ、吸引ポンプ及びワイパ
部材を作動するようにしているので、カム部材を正回転
させるだけという簡単な制御で、吸引キャップ、吸引ポ
ンプ及びワイパ部材の作動を制御することができる。特
に、カム部材を正逆両回転しないので、バックラッシュ
等を考慮する必要がない。
【0069】請求項2の発明は、駆動モータによってカ
ム部材を正回転し、吸引キャップ、吸引ポンプ及びワイ
パ部材を作動するようにしているので、記録媒体の搬送
とカム部材の正回転を、共通の駆動モータを駆動源とし
て行うことができ、部品点数、コストダウンの点で有利
である。
【0070】請求項3の発明は、第3のカム部によって
ロック部材の作動を制御して、記録ヘッドを回復エリア
の所定の位置に固定するようにしているので、回復動作
中に記録ヘッドが不用意に移動することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの概略構
成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドとインクカートリッジとの接続部分
の断面図である。
【図3】本発明に係る切り換え機構を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る吸引キャップ及びロック部材と、
カム部材との関係を示す横断面図である。
【図5】本発明に係るワイパ部材と、カム部材との関係
を示す横断面図である。
【図6】本発明に係る吸引ポンプを示す断面図である。
【図7】本発明に係る吸引ポンプと、カム部材との関係
を示す横断面図である。
【図8】本発明に係る保存キャップ装置の正面図であ
る。
【図9】同一部断面側面図である。
【図10】同一部断面平面図である。
【図11】インクジェットプリンタの制御部のブロック
図である。
【図12】(a)〜(j)は吸引ポンプの動作説明図で
ある。
【図13】(a)〜(g)は吸引キャップとロック部材
との動作説明図である。
【図14】(a)(b)はワイパ部材の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 4 印刷用紙 5 記録ヘッド 14 LFモータ 32 ワイパ部材 41 吸引キャップ 42 吸引ポンプ 43 カム部材 43A 第1のカム部 43B 第2のカム部 43C 第3のカム部 49 ロック部材 50a レバー 50b レバー 121 切り換え機構 121A 移動検出センサ 121B 連係手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/165 B41J 2/18 B41J 2/185

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク液滴をノズルから噴射する記録ヘ
    ッドと、記録媒体の搬送を行う記録媒体搬送装置と、前
    記記録ヘッドのノズル面を覆う吸引キャップと、該吸引
    キャップに関連づけられ記録ヘッド内のインクを吸引キ
    ャップを通じて吸引する吸引ポンプと、前記記録ヘッド
    のノズル面を拭うワイパ部材とを備えるインクジェット
    プリンタの回復装置であって、 前記吸引キャップ、吸引ポンプ及びワイパ部材に関連づ
    けられているカム部材と、 該カム部材を正回転して、前記吸引キャップ、吸引ポン
    プ及びワイパ部材を作動させる駆動手段とを備え、前記カム部材は、円板状であって、その回転中心軸線と
    直交する一方の面に前記吸引キャップを支持するキャッ
    プホルダ及びワイパ部材を支持するワイパホルダのそれ
    ぞれのカムフォロア部が係合するカム溝を有する第1の
    カム部、他方の面に前記吸引ポンプのピストン部材に連
    結された駆動軸部材の端部が係合するカム溝を有する第
    2のカム部を一体に有し、 前記キャップホルダ及びワイパホルダが前記カム部材の
    一方の面に、前記駆動軸部材が前記カム部材の他方の面
    にそれぞれ沿って位置している ことを特徴とするインク
    ジェットプリンタの回復装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記カム部材は、駆動モータに
    よって駆動されるギヤが噛み合う駆動ギヤを一体的に有
    していることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    トプリンタの回復装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記記録ヘッドを記録媒体に沿
    って移動させるキャリッジを回復エリアの所定の位置に
    固定するロック部材を、前記カム部材の下側に備え、 前記カム部材は、前記ロック部材の作動を制御する第3
    のカム部を一体的に有していることを特徴とする請求項
    1または2記載の インクジェットプリンタの回復装置。
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