JPH10250107A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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Publication number
JPH10250107A
JPH10250107A JP5433197A JP5433197A JPH10250107A JP H10250107 A JPH10250107 A JP H10250107A JP 5433197 A JP5433197 A JP 5433197A JP 5433197 A JP5433197 A JP 5433197A JP H10250107 A JPH10250107 A JP H10250107A
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JP
Japan
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recording
recording head
carriage
head
suction
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JP5433197A
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English (en)
Inventor
Junji Nakahara
淳二 仲原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジ交換後のパージ処理を効
率よく行うことができるインクジェット式記録装置を提
供する。 【解決手段】 制御手段により、インクカートリッジ5
の交換時には、所定の信号に基づいて、キャリッジ3を
カートリッジ交換位置に移動させる。このとき、吸引ポ
ンプへの駆動力伝達を切り換えるレバー50bには当接
せず、吸引ポンプは駆動可能な状態である。カートリッ
ジ5の交換後に、記録ヘッド2が吸引キャップ24と対
向する位置へ移動させる。それと共に、吸引ポンプを制
御して記録ヘッドに対するパージ動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体を搬送する記録媒体
搬送手段と、記録媒体に対しインク液滴を吐出し記録動
作を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドが搭載され記録動
作を行う記録エリアとパージ動作が行われる回復エリア
との間を移動するキャリッジと、前記キャリッジに交換
可能に搭載され記録ヘッドにインクを供給するインクカ
ートリッジと、該記録ヘッドのノズル面に被せられる吸
引キャップを有し該吸引キャップを通じて記録ヘッドの
ノズルからインクを吸引する吸引手段と、前記記録ヘッ
ドが記録エリアにあるか回復エリアにあるかを検出する
ヘッド位置検出手段と、該ヘッド位置検出手段よりの信
号を受け、記録ヘッドが記録エリアから回復エリアに移
動したときに前記記録媒体搬送手段の駆動力を吸引手段
に伝達する動力伝達切り換え手段と、記録ヘッドを吸引
手段と対向する位置へ移動すると共に吸引手段を制御し
て記録ヘッドに対するパージ動作を行わせる制御手段と
を備えるインクジェット式記録装置は、本発明者らによ
って開発されてきた。
【0003】かかるインクジェット式記録装置において
は、記録ヘッドが記録エリアから回復エリアに移動した
ときに前記記録媒体搬送手段の駆動力を、動力伝達切り
換え手段によって吸引手段に伝達可能にする一方、記録
ヘッドが保存キャップと対向する位置へ移動してキャッ
ピングを行う。パージ動作を目的とする場合でも、一旦
上記キャッピングを行った後、すぐそのキャッピングを
開放し、記録ヘッドを吸引手段と対向する位置へ移動す
ると共に吸引手段を制御して記録ヘッドに対するパージ
動作を行わせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、インクジェッ
ト式記録装置では、インクカートリッジの交換後、新し
いインクを記録ヘッドに充填するために、吸引手段によ
り、記録ヘッド側からインクカートリッジのインクを吸
引する、つまりパージ動作が行われる。上述した装置で
は、インクカートリッジの交換時、記録ヘッドが保存キ
ャップと対向する位置にある場合、記録ヘッドをインク
カートリッジの交換位置へ移動し(それに伴って吸引手
段への動力伝達を遮断する)、インクカートリッジを交
換後、吸引手段を駆動源に連結するために、一旦記録ヘ
ッドを保存キャップによりキャッピングする位置へ移動
した後、吸引手段と対向する位置へ移動させなければな
らない。
【0005】インクカートリッジを交換した際に閉じ込
められる空気の圧力により、記録ヘッド内の古いインク
がノズルから滲み出る場合があり、記録ヘッドを保存キ
ャップと対向する位置へ移動したとき、そのインクが保
存キャップ等を汚損させる。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、インクカートリッジ交換後のパージ処理を効率よく
行うことができるインクジェット式記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体に対しイ
ンク液滴を吐出し記録動作を行う記録ヘッドと、該記録
ヘッドが搭載され記録動作を行う記録エリアとパージ動
作が行われる回復エリアとの間を移動するキャリッジ
と、前記キャリッジに交換可能に搭載され記録ヘッドに
インクを供給するインクカートリッジと、該記録ヘッド
のノズル面に被せられる吸引キャップを有し該吸引キャ
ップを通じて記録ヘッドのノズルからインクを吸引する
吸引手段と、前記記録ヘッドが記録エリアにあるか回復
エリアにあるかを検出するヘッド位置検出手段と、該ヘ
ッド位置検出手段よりの信号を受け、記録ヘッドが記録
エリアから回復エリアに移動したときに前記記録媒体搬
送手段の駆動力を吸引手段に伝達する動力伝達切り換え
手段と、記録ヘッドを吸引手段と対向する位置へ移動す
ると共に吸引手段を制御して記録ヘッドに対するパージ
動作を行わせる制御手段とを備えるインクジェット式記
録装置を前提とするもので、前記ヘッド位置検出手段
が、前記キャリッジが回復エリアから、装置ケーシング
に設けられたインクカートリッジ交換用の開口と対向す
る位置へ移動するまで、前記吸引手段に駆動力を伝達す
る状態にあり、前記制御手段が、所定の信号に基づい
て、前記キャリッジを前記インクカートリッジ交換用の
開口と対向する位置に移動させ、その後、記録ヘッドを
吸引手段と対向する位置へ移動させると共に、吸引手段
を制御して記録ヘッドに対するパージ動作を行わせるも
のである。
【0008】よって、制御手段により、所定の信号に基
づいて、キャリッジがインクカートリッジ交換用の開口
と対向する位置に移動せしめられ、カートリッジの交換
がなされた後に、記録ヘッドが吸引手段と対向する位置
へ移動せしめられ、それと共に、吸引手段が制御されて
記録ヘッドに対するパージ動作が行われる。ヘッド位置
検出手段は、キャリッジが回復エリアから、装置ケーシ
ングに設けられたインクカートリッジ交換用の開口と対
向する位置へ移動するまで、前記吸引手段に駆動力を伝
達する状態にあり、インクカートリッジの交換後、記録
ヘッドが吸引手段と対向する位置へ移動せしめられる
と、記録ヘッドに対するパージ動作が直ちに行われる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1のイン
クジェット式記録装置において、さらに、前記インクカ
ートリッジの交換時に操作されるカートリッジ交換スイ
ッチと、前記キャリッジに設けられインクカートリッジ
の装着を検出するカートリッジ検出器とを備え、前記制
御手段が、前記カートリッジ交換スイッチよりの信号を
受け、キャリッジを、前記開口と対向する位置に移動さ
せ、前記カートリッジ検出器よりの信号を受けて、記録
ヘッドを吸引手段と対向する位置へ移動させると共に、
吸引手段を制御して記録ヘッドに対するパージ動作を行
わせるものである。
【0010】よって、インクカートリッジの交換時に操
作されるカートリッジ交換スイッチよりの信号を受け、
キャリッジが、インクジェット式記録装置に設けられた
インクカートリッジ交換用の開口と対向する位置に移動
せしめられ、その位置でインクカートリッジの交換が行
われる。それから、インクカートリッジの交換が終了す
ると、前記インクカートリッジの装着を検出するカート
リッジ検出器よりの信号を受けて、記録ヘッドが吸引手
段と対向する位置へ移動せしめられ、それと共に、吸引
手段が制御されて記録ヘッドに対するパージ動作が行わ
れる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2のイン
クジェット式記録装置において、さらに、前記回復エリ
アに、前記記録ヘッドのノズル面の乾燥を防止するため
にキャッピングを行う保存キャップを備え、前記制御手
段が、前記パージ動作後、前記記録ヘッドを保存キャッ
プによりキャッピングする位置へ移動させるものであ
る。
【0012】よって、パージ動作の終了後に、記録ヘッ
ドが保存キャップによりキャッピングされる位置へ移動
せしめられ、その位置において保存キャップにてキャッ
ピングされ、記録ヘッドのノズル面の乾燥が防止され
る。
【0013】請求項4の発明は、請求項3のインクジェ
ット式記録装置において、さらに、前記キャリッジが保
存キャップと対向する位置に移動する際に前記キャリッ
ジが係合し、その移動力を駆動源として前記保存キャッ
プを前記記録ヘッドのノズル面に対してキャッピングを
行わせる方向に移動させる保存キャップ移動手段を備え
る。
【0014】よって、キャリッジが保存キャップと対向
する位置に移動する際に、前記キャリッジが保存キャッ
プ移動手段に係合し、その移動力を駆動源として前記保
存キャップが、前記記録ヘッドのノズル面に対してキャ
ッピングを行わせる方向に移動せしめられる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かのインクジェット式記録装置において、前記ヘッド位
置検出手段が、キャリッジに当接して切り換わるスイッ
チ部材を有し、前記駆動力伝達切り換え手段が、前記ス
イッチ部材に押圧されて、記録媒体搬送手段にて回転駆
動されるギヤに連係される吸引ポンプの駆動ギヤを有す
る。
【0016】よって、キャリッジに当接して切り換わる
スイッチ部材によって、キャリッジが記録エリアにある
か、回復エリアにあるかが検出され、キャリッジが回復
エリアにあるときは、吸引ポンプの駆動ギヤが前記スイ
ッチ部材に押圧されて、記録媒体搬送手段にて回転駆動
されるギヤに連係され、吸引ポンプに対し記録搬送手段
よりの駆動力が伝達される。
【0017】請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれ
かのインクジェット式記録装置において、前記カートリ
ッジ交換スイッチが、交換するインクカートリッジを指
定するものであり、前記制御手段が、カートリッジ交換
スイッチよりの信号を受け、記録ヘッドのヘッド部のう
ち、交換するインクカートリッジに対応するヘッド部を
吸引キャップに対向するカートリッジ交換位置に移動さ
せるものである。
【0018】よって、交換するインクカートリッジを指
定するカートリッジ交換スイッチよりの信号を受ける
と、記録ヘッドのヘッド部のうち、交換するインクカー
トリッジに対応するヘッド部が、吸引キャップに対向す
るカートリッジ交換位置に移動せしめられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0020】図1及び図2はそれぞれインクジェット式
記録装置を示す斜視図で、図1は蓋体が閉じた状態で、
図2が蓋体が開放された状態を示す。インクジェット式
記録装置1は、装置ケーシング71の上部開口部71a
が蓋体72にてヒンジ75,75を介して開閉可能に閉
塞され、後部の給紙カセット73から給紙される記録用
紙Pが、内部で記録ヘッド2にて記録動作された後、下
部の排出部74から排出されるようになっている。
【0021】そして、上記上部開口部71aの一部が、
後述するようにインクカートリッジ交換用の開口となっ
ており、また、装置ケーシング71の右側部分には、後
述するように維持回復機構RMが配設され、該維持回復
機構RMに対応する部分が、カバー部材76にて着脱可
能に被覆されている。
【0022】前記インクジェット式記録装置1の内部構
成は、図3に示すように構成されている。前記記録ヘッ
ド2は、4色のインク(シアン、マゼンタ、イエロー、
ブラック)を記録媒体である記録用紙P上にインク液滴
を吐出して記録動作を行うインクジェット式で、4色の
インクをそれぞれ吐出する4つのヘッド部2a,・・を
備え、キャリッジ3上に搭載されている。また、前記キ
ャリッジ3上に、記録ヘッド2の各ヘッド部2a,・・
にそれぞれ4色のインクを供給する4つのインクカート
リッジ5,・・が着脱可能に搭載されている。
【0023】前記キャリッジ3は、その前部及び後部に
おいて、平行なガイドロッド7及びガイド部材8にそれ
ぞれスライド可能に支持されている。かかるキャリッジ
3を含むキャリッジ機構CMは、駆動側プーリ4、従動
側プーリ6及び該両プーリ4,6間に巻き掛けられたベ
ルト10とを有し、そのベルト10の一部にキャリッジ
3が固着されている。そして、前記駆動側プーリ4がキ
ャリッジ駆動モータであるCRモータ9により駆動さ
れ、ベルト10の走行により、キャリッジ3がガイドロ
ッド7及びガイド部材8に沿って往復移動されるように
なっている。
【0024】前記記録ヘッド2と対面する位置には、記
録用紙P(記録媒体)を搬送する記録媒体搬送機構LM
(以下単に搬送機構LMという)が配設され、該搬送機
構LMはプラテンローラ11を有し、該プラテンローラ
11は、それの端部に連結したギヤ12に紙送りモータ
であるLFモータ40(図5参照)の駆動力が伝達され
ることで、回転駆動される。そして、記録用紙Pは、搬
送機構LMにより記録ヘッド2に対向する位置に搬送さ
れるようになっている。
【0025】また、搬送機構LMの側方には、記録ヘッ
ド2のインク液滴の吐出動作の維持又は回復を行う維持
回復機構RMが設けられている。維持回復機構RMは、
記録ヘッド2の使用中にインクが乾燥したり、また、そ
の内部に気泡が発生したり、吐出面にインク液滴が付着
したりする等の原因により吐出不良を起こすので、これ
を解消して良好な吐出状態に回復するための吸引手段2
3と、記録装置1の不使用時に記録ヘッド2のノズル面
を覆いインクの乾燥を防止する保存キャップ16と、ワ
イパ部材26とを備える。また、前記吸引手段23は、
記録ヘッド2あるいはインクカートリッジ5内のインク
が記録ヘッド2内のノズルまで円滑に供給されるように
する機能も有する。
【0026】前記キャリッジ3は、記録ヘッド2が搬送
機構LM上の記録用紙Pと対向し記録動作が行われる記
録エリアと、維持回復機構RMの吸引手段18や保存キ
ャップ16が配設され維持回復動作が行われる回復エリ
アとに亘って移動可能に構成されている。
【0027】前記保存キャップ16はケーシング18に
保持され、該ケーシング18が、キャリッジ3の移動方
向と平行に延びるガイド軸17に回動可能にかつ軸方向
にスライド可能に支持されている。この保存キャップ1
6を制御する保存キャップ移動手段は、図6に概略構成
を示すように、保存キャップ16のケーシング18の一
端からキャリッジ3の移動経路に向けて突出したレバー
部18aと、保存キャップ16の裏面側に設けられ、ス
ライド移動を伴いその保存キャップ16を記録ヘッド2
に向けて押し出すカム部材19と、保存キャップ16を
記録ヘッド2から離す方向及びガイド軸17に沿って記
録エリア向へ付勢するバネ20とを備え、保存キャップ
16が、記録ヘッド2に対し接近離隔可能で、記録ヘッ
ド2と共にキャリッジ3の移動方向に移動するように制
御される。
【0028】よって、キャリッジ3が保存キャップ16
と対向する位置に移動する際に、前記キャリッジ3がケ
ーシング18のレバー部18aに係合し、キャリッジ3
の移動力を駆動源として、前記保存キャップ16がガイ
ド軸17に沿ってスライド移動しつつ、記録ヘッド2の
ノズル面に対してキャッピングを行わせる方向に移動せ
しめられる。具体的には、このスライド移動によって、
カム部材19が、装置ケーシング71側の傾斜面77に
て案内され、保存キャップ16を記録ヘッド2に向けて
回動し、密着させる。尚、記録終了時は、この状態で保
持される。
【0029】前記吸引手段23は、記録ヘッド2のノズ
ル面に対し密着・離隔可能な吸引キャップ24と、該吸
引キャップ24が記録ヘッド2に密着しているときに吸
引キャップ20を通じて記録ヘッド2のノズルからイン
クを吸引する吸引ポンプ25とを備える。また、吸引手
段23に隣接して、記録ヘッド23のノズル面を払拭す
るワイパ部材26が設けられている。そして、吸引キャ
ップ24及びワイパ部材26を記録ヘッド2に向けての
進退駆動、及び吸引ポンプ25の駆動が、共通のカム部
材28にて制御されるようになっている。
【0030】前記カム部材28の駆動源としては、上記
LFモータ40が使用される。即ち、図5に示すよう
に、LFモータ40の出力軸に連結されたギヤ46によ
り段付きギヤ41のギヤ部41aが駆動され、それと一
体に形成されているギヤ部41cからギヤ48,49を
介してカム部材28が回転駆動される。プラテンローラ
11のギヤ12は段付きギヤ41のギヤ部41bにて回
転駆動される。前記段付きギヤ41は、軸線方向にスラ
イド可能に設けられ、ギヤ部41cがギヤ48と噛み合
う位置にバネ45により付勢されている。また、後述す
るヘッド位置検出手段によって段付きギヤ41をバネ4
5の付勢に抗してスライド移動させることにより、ギヤ
部41cがギヤ48から離れ、カム部材28への駆動力
の伝達を解除することができる。ギヤ46とギヤ部41
a、段付きギヤ41のギヤ部41bとギヤ12とは、段
付きギヤ41がスライド可能な範囲のいずれの位置にあ
っても、噛み合い状態が維持されるように構成されてい
る。
【0031】前記キャリッジ3の移動経路には、キャリ
ッジ3に当接して切り換わるスイッチ部材としての一対
のレバー50a,50bが設けられ、該各レバー50
a,50bは、それぞれ、キャリッジ3の移動方向とほ
ぼ直交する方向に延び回転可能に支持される軸部52
a,52bの一端部に連結されている。また、両レバー
50a,50bは、リンク53で相互に連結され、一方
のレバー50aが起立してキャリッジ3の移動経路に突
出しているとき、他方のレバー50bが倒れキャリッジ
3の移動経路から退避し、逆に、一方のレバー50aが
倒れキャリッジ3の移動経路から退避しているとき、他
方のレバー50bが起立してキャリッジ3の移動経路に
突出するように、相互に連動して、記録ヘッド2が記録
エリアにあるか回復エリアにあるかを検出するヘッド位
置検出手段が構成されている。
【0032】また、前記軸部52aの他端には、段付き
ギヤ41を操作する操作レバー部43が一体的に形成さ
れている。そして、レバー50aが上記突出位置にある
とき、操作レバー部43は段付きギヤ41を押してお
り、ギヤ部41cをギヤ48から離すようになってい
る。一方、レバー50aが上記退避位置にあるとき、操
作レバー部43は段付きギヤ41から離れ、ギヤ部41
cをバネ45の付勢でギヤ48に噛み合わせるようにな
っている。よって、前記操作レバー部43及びそれによ
って操作されるギヤ列41c,48,49が、記録ヘッ
ド2が記録エリアから回復エリアに移動したときに前記
搬送機構LMの駆動力を吸引手段23に伝達する動力伝
達切り換え手段として機能している。
【0033】さらに、レバー50aは、バネ54により
二方向に択一的に付勢され、バネ54の固定端と軸部5
2aの中心を結ぶ線(中立線)を越えて、バネ54と軸
部52aとの結合部が移動したとき、図7及び図8に示
すように、上記突出位置又は退避位置で図示しないスト
ッパに当たって保持される。尚、バネ54が操作レバー
部43を介して段付きギヤ41を押す力は、バネ45が
段付きギヤ41を押す力よりも大きく設定されている。
【0034】前記キャリッジ3の下面には、突出位置の
レバー50a,50bに当接する突起部55が設けられ
ている。よって、記録が終了したため、又は記録ヘッド
2からインクを吸引するために、記録ヘッド2が回復エ
リアに移動する場合には、記録エリア側に位置するレバ
ー50bが退避位置にあり、吸引手段23側に位置する
レバー50aが突出位置にあるため、キャリッジ3の突
起部55が後者のレバー50aに当接し、図8に示すよ
うに、同レバー50aを倒すことになる。
【0035】次に、前記実施の形態に係るインクジェッ
ト式記録装置の制御部を図9のブロック図を参照しつつ
説明する。この制御部は、周知の演算処理装置であるC
PU100を中心に構成される。CPU100は、イン
ターフェース101を介して、パソコン等のホストコン
ピュータ102の接続され、ホストコンピュータ110
2からの印刷指令を受け、その指令に従って種々の印刷
を実行するようになっている。
【0036】ホストコンピュータ102の機能構成とし
て典型的なものにウインドウシステムがある。このウイ
ンドウシステム上に、各種のアプリケーション(A)
(B)・・・(n)が設けられ、また、フォントドライ
バ、CRTドライバ、キーボードドライバ、マウスドラ
イバ、プリンタドライバ等が組み込まれている。各種の
アプリケーションの実行中に、インクジェット式記録装
置1を使用して印刷する場合には、このプリンタドライ
バによってプリンタの印刷機能に適合した画像に関する
出力データが作成される。
【0037】前記CPU100には、操作パネル10
3,ROM104,RAM105が接続され、それに加
えて、キャリッジに設けられインクカートリッジの装着
を検出するカートリッジ検出器106よりの信号も入力
されるようになっている。操作パネル103は、用紙サ
イズその他の種々のパラメータを設定し、それらを表示
するものであり、インクカートリッジ5の交換時に操作
されるカートリッジ交換スイッチ(図示せず)が設けら
れている。ROM104は、インクジェット式記録装置
1の制御上必要な種々のプログラム類を格納するもので
ある。ROM104に格納される代表的なプログラムと
して、吸引キャップ24を密着させ記録ヘッド2内のイ
ンクを吸引して記録ヘッド2の回復を行う吸引プログラ
ム、記録ヘッド2内のインク吸引後に吸引キャップ24
内や吸引ポンプ25内のインクの排出を行う空吸引プロ
グラム等がある。RAM105は、ホストコンピュータ
102から転送された印刷データや、インクジェット式
記録装置1の制御上必要な種々の数値の一時記憶を行う
ものである。
【0038】前記CPU100は、LF駆動回路11
1、CR駆動回路112、ヘッド駆動回路113を介し
てLFモータ40、CRモータ9、記録ヘッド2を駆動
制御するようになっている。
【0039】LFモータ40は、切り換え機構121を
介して、吸引手段23又は紙送り機構LMのいずれか一
方を駆動する。即ち、吸引手段23は、紙送り手段とし
てのLFモータを利用し、その駆動力を、前記ヘッド位
置検出手段及び動力伝達切り換え手段からなる切り換え
機構121を介して伝達する構成になっている。よっ
て、操作パネル103上で回復指令が入力されると、維
持回復機構RMを作動させるモードに入り、CRモータ
9によるキャリッジ機構CMの駆動によって、記録ヘッ
ド2が搭載されたキャリッジ3を回復エリアに移動させ
ると共に、切り換え機構121が紙送り機構LM単独動
作から維持回復機構RMと紙送り機構LMとの両方動作
に切り換える。そして、LFモータ40の駆動力によ
り、所定の位置にある記録ヘッド2に対してノズル面の
前側からインクの吸引を行う維持回復処理とその後の空
吸引が行われることになる。
【0040】CRモータ9は、キャリッジ機構CMを駆
動する。キャリッジ機構CMは、キャリッジ3のほか、
タイミングベルト10及びタイミングプーリ4,6が含
まれる。キャリッジ3の動きにより、前記切り換え機構
121の切換えがなされる。吸引手段23、紙送り機構
LM、キャリッジ機構CMは、それぞれのセンサを備え
ており、検知信号を、CPU100に連係されたカウン
ト群122に報知するようになっている。吸引手段23
には、パージHPセンサ131が設けられている。パー
ジHPセンサ131は、ポンプが原点位置にあるときに
は、その旨をカウンタ群122のパージ位置カウンタに
報知する。この信号は吸引手段23によるパージ動作の
基準とされる。
【0041】紙送り機構LMには,PEセンサ132が
設けられ、該PEセンサ132が新たに供給される記録
用紙Pの先端により信号を発し、カウンタ群122のL
F位置カウンタに報知する。この信号が縦方向の記録位
置制御の基準となる。
【0042】キャリッジ機構CMは,CR位置センサ1
33を備え、該CR位置センサ133は、CRモータ9
の駆動パルスをカウントしてキャリッジ3の位置を検知
し、カウンタ群122のCR位置カウンタに報知する。
この位置情報は、横方向の維持位置制御の基準となるほ
か、記録用紙Pの新規供給動作及び印刷済み用紙の排出
動作の可否の判断基準となる。
【0043】上記のように構成されたインクジェット式
記録装置1の一連の動作の流れを説明する。
【0044】キャリッジ3に搭載された記録ヘッド2が
記録用紙Pに対する記録動作を終了すると、CRモータ
9によるキャリッジ機構CMの駆動によって、キャリッ
ジ3が記録エリアから回復エリアに移動する。この移動
の際、キャリッジ3と、保存キャップ16を支持するケ
ーシング18の係合凸部18aとが係合し、キャリッジ
3と一緒にケーシング18従って保存キャップ16がス
ライド移動せしめられる。このスライド移動中に、カム
部材19によって、保存キャップ16を記録ヘッド2の
方向に移動させる。キャリッジ6が回復エリアの端の保
存位置まで移動すると、記録ヘッド2に対する保存キャ
ップ16のキャッピング動作が終了し、保存キャップ1
6が記録ヘッド2の各ヘッド部のノズル部をキャッピン
グする(図10に二点鎖線で示す)。尚、前記キャリッ
ジ3が記録エリアから回復エリアへ進入する時には、キ
ャリッジ3によって切り換え機構121が作動し、駆動
ギヤ48とカム部材28のギヤ部49とが噛み合った状
態となっている。即ち、切り換え機構121が、LFモ
ータ40の駆動力伝達を、紙送り機構LM単独から吸引
手段23と紙送り機構LMとの両方に切り換えるように
動作して、駆動ギヤ48とカム部材28のギヤ部49と
を噛み合わせて吸引手段23と紙送り機構LMとを共に
駆動する状態となる。
【0045】そして、記録データが入力されず、また、
記録ヘッド2の特定のヘッド部に対してパージ動作が指
示されていないと、上記状態を維持する。即ち、保存位
置において、保存キャップ16にて記録ヘッド2の各ヘ
ッド部のノズル面が覆われ、記録ヘッド2の各ヘッド部
のノズル面の乾燥を防止する状態となっている。
【0046】一方、例えば操作パネル103において記
録ヘッド2に対するパージ動作が指示されていると、キ
ャリッジ3はパージ動作が指示された記録ヘッド2の特
定のヘッド部(特定の色のノズル)を、吸引キャップ2
4と対向するパージ位置まで移動させる。このキャリッ
ジ3の移動に伴い、スプリング20のスプリング力によ
って保存キャップ16は記録ヘッド2から離脱する。
【0047】記録ヘッド2が吸引キャップ24に対向す
るパージ位置まで移動した時点で、LFモータ40への
通電により、駆動ギヤ48とギヤ部49を介してカム部
材28が回転を始める。
【0048】このカム部材28の回転により、所定のタ
イミングでもって、吸引キャップ24が記録ヘッド2の
方向へ移動し、上記特定のヘッド部に密着する。そし
て、吸引ポンプ25が駆動され、特定のヘッド部のノズ
ルからインクが吸引され、パージ位置にある記録ヘッド
2に対してノズル面の前側からインクの吸引を行うパー
ジ処理と、その後の空吸引が行われる。
【0049】吸引が終了すると、吸引キャップ24が後
退される一方、ワイパ部材26が前進され、キャリッジ
3は、上記特定のヘッド部がワイパ部材26を横切る方
向に移動して、ワイパ部材26によって上記ヘッド部の
ノズル面を払拭され、記録エリアに移動する。このよう
に記録ヘッド2が記録エリア方向に移動すると、キャリ
ッジ3の突起部55が、図8に示すように、レバー部5
0bに当接して倒す。その結果、図7のように、他方の
レバー50aが再び起立し、ギヤ部41aをギヤ48か
ら離す。尚、カム部材28が一回転すると、LFモータ
40への通電が停止される。
【0050】その後、キャリッジ3は記録ヘッド2が予
備吐出位置に移動せしめられ、上記のようにパージ動作
の終了したヘッド部の全ノズルからインクを吐出する予
備吐出が行われる。
【0051】ところで、使用者の判断によって、操作パ
ネル103上で、カートリッジ交換スイッチが操作され
ると、CPU100によって、CR駆動回路112を介
してCRモータ9を駆動し、キャリッジ機構CMを作動
させて、キャリッジ3が、上記保存位置から、インクカ
ートリッジ交換用の開口と対向する位置(上部開口部7
1aの右端部分)であるカートリッジ交換位置に移動せ
しめられる。このカートリッジ交換位置P1は、図10
に示すように、回復エリアに近接する位置で、この位置
P1においては、前記切り換え機構121によって、ギ
ヤ48と段付きギヤ41のギヤ部41cとが噛み合った
状態、前記吸引手段23にも駆動力を伝達する状態とな
っている。即ち、図11に示すように、回復エリアから
カートリッジ交換位置への移動によっても、キャリッジ
3の突起部55とレバー50bとが当接しないように両
者の位置関係が設定され、ギヤ部41cがギヤ48に噛
み合っている状態にある。
【0052】この状態で、使用者によってインクカート
リッジ5の交換がなされる。新たなインクカートリッジ
5が装着されると、カートリッジ検出器106がそれを
検出して、信号をCPU100に送る。CPU100
は、キャリッジ機構CMを介して、キャリッジ3を、イ
ンクカートリッジ5が交換された記録ヘッド2の特定の
ヘッド部(特定の色のノズル)が、図12に示すよう
に、吸引キャップ24と対向する位置となるまで移動さ
せる。
【0053】記録ヘッド2が吸引キャップ24に対向す
る位置まで移動した時点で、LFモータ40の通電によ
り、駆動ギヤ48とギヤ部41cを介してカム部材28
が回転を始め、記録ヘッド2に対する一連のパージ動作
を行わせる。カム部材28の回転により吸引キャップ2
4が記録ヘッド2の方向へ移動し、上記特定のヘッド部
に密着する。そして、吸引ポンプ25が駆動され、特定
のヘッド部のノズルからインクが吸引される。また、イ
ンクカートリッジ交換によって記録ヘッド2から滲み出
たインクも同時に吸引される。
【0054】即ち、このカム部材28の回転によって、
図13(a)に示すように、吸引キャップ24が対向し
ている記録ヘッド2のヘッド部に向けて前進し、密着す
る。そして、吸引ポンプ25が動作し、そのヘッド部か
らインクを吸引する。続いて、図13(b)に示すよう
に、吸引キャップ24が後退して、ワイパ部材26が前
進する。この状態で、図13(c)に示すように、キャ
リッジ3を記録エリア向に移動することによって、ワイ
パ部材26でヘッド部のノズル面を拭い、上記吸引によ
ってノズル面に残っているインクを取り除く。
【0055】このパージ動作後、前記記録ヘッド2が保
存位置へ移動せしめられ、前述したように記録ヘッド2
が保存キャップ16によりキャッピングされる。
【0056】前記実施の形態においては、カートリッジ
交換スイッチは、インクカートリッジの交換時に単に操
作されるにすぎないものであるが、カートリッジ交換ス
イッチとして、交換するインクカートリッジを指定する
ものを採用し、制御手段(CPU)が、カートリッジ交
換スイッチよりの信号を受け、記録ヘッドのヘッド部の
うち、交換するインクカートリッジに対応するヘッド部
を吸引キャップに対向するカートリッジ交換位置に直ち
に移動させるようにすることも可能である。このように
すれば、インクカートリッジ交換後、記録ヘッドを移動
させることなく、パージ動作を行うことが可能となり、
インクカートリッジの交換を効率よく行うことができ
る。
【0057】また、前記実施の形態においては、カート
リッジ交換スイッチ及びカートリッジ検出器を用いてい
るが、それらを用いる必要は必ずしもなく、それらを省
略して、ホストコンピュータ102側からカートリッジ
交換スイッチと同様の信号を送ったり、蓋体の閉鎖検出
スイッチからの信号でカートリッジ検出スイッチと同様
な動作をさせることも可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような形態を奏する。
【0059】請求項1の発明は、上記のように、記録ヘ
ッドが記録エリアにあるか回復エリアにあるかを検出す
るヘッド位置検出手段が、前記キャリッジが回復エリア
から、装置ケーシングに設けられたインクカートリッジ
交換用の開口と対向する位置へ移動するまで、前記吸引
手段に駆動力を伝達する状態にあり、記録ヘッドを吸引
手段と対向する位置へ移動すると共に吸引手段を制御し
て記録ヘッドに対するパージ動作を行わせる制御手段
が、所定の信号に基づいて、前記キャリッジを前記イン
クカートリッジ交換用の開口と対向する位置に移動さ
せ、その後、記録ヘッドを吸引手段と対向する位置へ移
動させると共に、吸引手段を制御して記録ヘッドに対す
るパージ動作を行わせるようにしているので、複雑な操
作を行うことなく、インクカートリッジ交換後直ちにパ
ージ処理を行うことができ、従来のように記録ヘッドか
ら滲み出たインクで内部を汚すことがなくかつ効率のよ
いインクカートリッジの交換が可能となる。
【0060】請求項2の発明は、インクカートリッジの
交換時に操作されるカートリッジ交換スイッチよりの信
号を受けると、キャリッジを、前記開口と対向する位置
に移動させ、前記インクカートリッジの装着を検出する
カートリッジ検出器よりの信号を受けて、記録ヘッドを
吸引手段と対向する位置へ移動させると共に、吸引手段
を制御して記録ヘッドに対するパージ動作を行わせるよ
うにしているので、インクカートリッジ交換後直ちにパ
ージ処理を行うことができ、効率のよくインクカートリ
ッジの交換ができる。
【0061】請求項3の発明は、回復エリアに、前記記
録ヘッドのノズル面の乾燥を防止するためにキャッピン
グを行う保存キャップを備え、前記制御手段が、前記パ
ージ動作後、前記記録ヘッドを保存キャップによりキャ
ッピングする位置へ移動させるようにしているので、イ
ンクカートリッジ交換によって記録ヘッドから滲み出た
インクによって保存キャップを汚すことがないと共に、
その位置において保存キャップにてキャッピングを行
い、記録ヘッドのノズル面の乾燥を防止できる。
【0062】請求項4の発明は、キャリッジが保存キャ
ップと対向する位置に移動する際に前記キャリッジが係
合し、その移動力を駆動源として前記保存キャップを前
記記録ヘッドのノズル面に対してキャッピングを行わせ
る方向に移動させるようにしているので、キャリッジが
保存キャップと対向する位置に移動するだけで、記録ヘ
ッドのノズル面に対してキャッピングを行うことができ
る。
【0063】請求項5の発明は、キャリッジに当接して
切り換わるスイッチ部材によって、キャリッジが記録エ
リアにあるか、回復エリアにあるかを検出し、キャリッ
ジが回復エリアにあるときは、吸引ポンプの駆動ギヤを
前記スイッチ部材が押圧して、記録媒体搬送手段にて回
転駆動されるギヤに連係するようにしているので、キャ
リッジが回復エリアにあるときには、吸引ポンプに対し
記録搬送手段よりの駆動力を伝達することができる。
【0064】請求項6の発明は、交換するインクカート
リッジを指定するカートリッジ交換スイッチよりの信号
を受けると、記録ヘッドのヘッド部のうち、交換するイ
ンクカートリッジに対応するヘッド部を、吸引キャップ
に対向するカートリッジ交換位置に移動するようにして
いるので、インクカートリッジの交換後、キャリッジを
移動させることなくパージ処理を行うことができる。よ
って、インクカートリッジの交換を効率よく行うことが
でき、インクカートリッジの交換に要する時間の短縮化
を図る上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット式記録装置の外観
を示し、蓋体が閉じた状態の斜視図である。
【図2】本発明に係るインクジェット式記録装置の外観
を示し、蓋体が開放された状態の斜視図である。
【図3】本発明に係るインクジェット式記録装置の内部
構造を示す概略斜視図である。
【図4】吸引手段、キャリッジの一部を切除して示す側
面図である。
【図5】吸引手段の操作機構及びギヤ構成を示す斜視図
である。
【図6】維持回復機構の動作説明図である。
【図7】動力伝達切り換え手段の動作説明図である。
【図8】動力伝達切り換え手段の動作説明図である。
【図9】インクジェット式記録装置の制御部のブロック
図である。
【図10】カートリッジ交換位置の説明図である。
【図11】インクカートリッジ交換の動作説明図であ
る。
【図12】インクカートリッジ交換の動作説明図であ
る。
【図13】(a)〜(c)はパージ動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェット式記録装置 2 記録ヘッド 3 キャリッジ 5 インクカートリッジ 16 保存キャップ 24 吸引キャップ 25 吸引ポンプ 41c ギヤ部 48 ギヤ 72 装置ケーシング 72a 開口部 100 CPU 106 カートリッジ検出器 CM キャリッジ機構 LM 紙送り機構 RM 維持回復機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段
    と、記録媒体に対しインク液滴を吐出し記録動作を行う
    記録ヘッドと、該記録ヘッドが搭載され記録動作を行う
    記録エリアとパージ動作が行われる回復エリアとの間を
    移動するキャリッジと、前記キャリッジに交換可能に搭
    載され記録ヘッドにインクを供給するインクカートリッ
    ジと、該記録ヘッドのノズル面に被せられる吸引キャッ
    プを有し該吸引キャップを通じて記録ヘッドのノズルか
    らインクを吸引する吸引手段と、前記記録ヘッドが記録
    エリアにあるか回復エリアにあるかを検出するヘッド位
    置検出手段と、該ヘッド位置検出手段よりの信号を受
    け、記録ヘッドが記録エリアから回復エリアに移動した
    ときに前記記録媒体搬送手段の駆動力を吸引手段に伝達
    する動力伝達切り換え手段と、記録ヘッドを吸引手段と
    対向する位置へ移動すると共に吸引手段を制御して記録
    ヘッドに対するパージ動作を行わせる制御手段とを備え
    るインクジェット式記録装置において、 前記ヘッド位置検出手段は、前記キャリッジが回復エリ
    アから、装置ケーシングに設けられたインクカートリッ
    ジ交換用の開口と対向する位置へ移動するまで、前記吸
    引手段に駆動力を伝達する状態にあり、 前記制御手段は、所定の信号に基づいて、前記キャリッ
    ジを前記インクカートリッジ交換用の開口と対向する位
    置に移動させ、その後、記録ヘッドを吸引手段と対向す
    る位置へ移動させると共に、吸引手段を制御して記録ヘ
    ッドに対するパージ動作を行わせるものであることを特
    徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記インクカートリッジの交換
    時に操作されるカートリッジ交換スイッチと、 前記キャリッジに設けられインクカートリッジの装着を
    検出するカートリッジ検出器とを備え、 前記制御手段が、前記カートリッジ交換スイッチよりの
    信号を受け、キャリッジを、前記開口と対向する位置に
    移動させ、前記カートリッジ検出器よりの信号を受け
    て、記録ヘッドを吸引手段と対向する位置へ移動させる
    と共に、吸引手段を制御して記録ヘッドに対するパージ
    動作を行わせるものであるところの請求項1記載のイン
    クジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記回復エリアに、前記記録ヘ
    ッドのノズル面の乾燥を防止するためにキャッピングを
    行う保存キャップを備え、 前記制御手段は、前記パージ動作後、前記記録ヘッドを
    保存キャップによりキャッピングする位置へ移動させる
    ところの請求項1又は2記載のインクジェット式記録装
    置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記キャリッジが保存キャップ
    と対向する位置に移動する際に前記キャリッジが係合
    し、その移動力を駆動源として前記保存キャップを前記
    記録ヘッドのノズル面に対してキャッピングを行わせる
    方向に移動させる保存キャップ移動手段を備えるところ
    の請求項3記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド位置検出手段は、キャリッジ
    に当接して切り換わるスイッチ部材を有し、 前記駆動力伝達切り換え手段は、前記スイッチ部材に押
    圧されて、記録媒体搬送手段にて回転駆動されるギヤに
    連係される吸引ポンプの駆動ギヤを有するところの請求
    項1〜4のいずれかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジ交換スイッチは、交換
    するインクカートリッジを指定するものであり、 前記制御手段は、カートリッジ交換スイッチよりの信号
    を受け、記録ヘッドのヘッド部のうち、交換するインク
    カートリッジに対応するヘッド部を吸引キャップに対向
    するカートリッジ交換位置に移動させるものであるとこ
    ろの請求項2〜5のいずれかに記載のインクジェット式
    記録装置。
JP5433197A 1997-03-10 1997-03-10 インクジェット式記録装置 Pending JPH10250107A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307799A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
CN110621505A (zh) * 2017-04-12 2019-12-27 惠普发展公司,有限责任合伙企业 打印子组件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307799A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
CN110621505A (zh) * 2017-04-12 2019-12-27 惠普发展公司,有限责任合伙企业 打印子组件
CN110621505B (zh) * 2017-04-12 2022-07-08 惠普发展公司,有限责任合伙企业 打印子组件

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