JP3067534B2 - インク噴射装置 - Google Patents
インク噴射装置Info
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Description
射するヘッドと、前記ノズルを被覆可能なキャップ部材
と、前記ヘッドと前記キャップ部材とを相対的に移動さ
せて、前記キャップ部材と前記ヘッドとの当接と離脱と
を行う移動手段と、前記キャップ部材に連結され、前記
キャップ部材内に負圧を発生させる吸引手段とを有する
インク噴射装置に関するものである。
4−77669号公報に示されており、以下その概略構
成を図5を用いて説明する。
ヘッド135は、キャリッジ134に搭載されており、
そのキャリッジ134は図示しない駆動源によってプラ
テン131に沿って移動される。そして、ゴムローラ
(図示せず)によってプラテン131上に搬送された印
字用紙132上には、キャリッジ134の移動に伴って
ヘッド135からインクが噴射されて画像データが印字
される。キャリッジ134のホーム位置HP近傍(図5
中プラテン131左側)には、ヘッド135のノズル面
をワイピングする可撓性のワイパーブレード136が設
けられており、そのワイパーブレード136のワイピン
グ面136aがキャリッジ34の移動方向に垂直となる
ように配置されている。また、そのワイパーブレード1
36は、ヘッド135と摺接してワイピングを行なう図
5中破線で示す前進位置とヘッド135と摺接しない図
5中実線で示す後退位置とを移動可能である。
ード136が前記前進位置に配置され、キャリッジ13
4のホーム位置HPへの移動によりヘッド135のノズ
ル面とワイパーブレード136のワイピング面136a
とが摺接してノズル面がワイピングされる。
ーブレード136で、ヘッド135のノズル面を摺接し
て、ノズル面のインクを除去しているので、ノズル面を
拭いた後のワイパーブレード136には、ノズル面から
除去したインクが付着し、次にノズル面を拭き払うとき
には、そのインクが付着したワイパーブレード136を
再度使用してノズル面を拭き払うことになる。このた
め、ノズル面を拭き払う際に、ワイパーブレード136
で乾燥して増粘したインクが逆にノズル面に付着して増
粘インクの薄膜が形成され、良好に噴射できなくなると
いった問題があった。また、ノズル面には、ノズル周囲
にインクを付着させないための撥水性膜が形成されてい
るが、前記ブレードに乾燥したインクが付着している
と、ノズル面の拭き払い時に前記撥水性膜が劣化する恐
れがある。そして、撥水性膜が劣化すると、ノズル周り
にインクが残りやすくなり、インク噴射方向が不安定に
なり、印字品質が低下するという問題があった。
になされたものであり、ノズル面に摺接する事なくノズ
ル面からインクを除去することができるインク噴射装置
を提供することを目的とする。
に本発明の請求項1では、ノズルからインクを噴射する
ヘッドと、前記ノズルを被覆可能なキャップ部材と、前
記ヘッドと前記キャップ部材とを相対的に移動させて、
前記キャップ部材と前記ヘッドとの近接離脱を行う移動
手段と、前記キャップ部材に連結され、前記キャップ部
材内に負圧を発生させる吸引手段とを有するインク噴射
装置において、前記移動手段を作動させて、前記キャッ
プ部材のキャップ面と前記ヘッドのノズル面とを距離を
おいて近接させ、前記吸引手段を作動させて前記ノズル
面に付着したインクを吸引させる制御手段を備えてい
る。
記移動手段を作動させて、前記キャップ部材のキャップ
面と前記ヘッドのノズル面とを密着させ、前記吸引手段
を作動させて前記ヘッド内のインクを吸引させる制御も
行うことを特徴とする。
たインクの吸引時における前記キャップ部材のキャップ
面と前記ヘッドのノズル面との距離は、2mm以下であ
ることを特徴とする。
ドのノズル面に対して、前記キャップ部材のキャップ面
を相対的に平行に進退させることを特徴とする。
ップ部材を移動させることを特徴とする。
は、前記制御手段が、前記移動手段を作動させて前記キ
ャップ部材のキャップ面と前記ヘッドのノズル面とを距
離をおいて近接させ、前記吸引手段を作動させてキャッ
プ部材内に負圧を発生させることによって、前記ヘッド
のノズル面に付着したインクが前記キャップ部材内に吸
引される。
参照して説明する。
る。プリンタ1のハウジング21内には、プラテン16
が図1中矢印A方向に回転可能に設けられており、その
プラテン16に沿ってガイド軸4が設けられている。そ
のガイド軸4には摺動可能にキャリッジ3が取り付けら
れており、そのキャリッジ3にはベルト7が取り付けら
れている。そして、ベルト7はアイドルプーリ8と駆動
プーリ6とに掛けられている。駆動プーリ6はキャリッ
ジ駆動モータ5により回転され、その駆動プーリ6の回
転によって、キャリッジ3がベルト7を介してガイド軸
4に沿って図1中矢印B方向に移動される。キャリッジ
3上にはプラテン16に対向してヘッド2が取り付けら
れている。
ク流路25を有し、それらインク流路25に対応したノ
ズル27が形成されたノズルプレート26を備えてい
る。そして、図示しないインク供給源から供給チューブ
29と連結部材28とを介してヘッド2にインク30が
供給されて、インク流路25内に充填される。このヘッ
ド2は、特開平2−150355号公報に開示されてい
るせん断モード型や特公昭53−12138号公報に開
示されているカイザー型や特公昭61−59914号公
報に開示されているサーマルジェット型等が用いられ
る。尚、ヘッド2のノズル面には、前記撥水性膜が形成
されている。
図1中矢印C方向にハウジング21内に挿入された印字
用紙17は、プラテン16に沿って矢印D方向に搬送さ
れて、プリンタ1のハウジング21から排出される。そ
して、印字用紙17がプラテン16に搬送されたとき、
キャリッジ3の移動と共にヘッド2がインク液滴を噴射
することによって、印字用紙17に所望のデータが印字
される。
印字位置にはキャップ9が設けられており、そのキャッ
プ9にはヘッド2に密着させるためのキャップゴム10
が取り付けられている。そして、キャップ9はヘッド2
に対して図1中の矢印E方向に移動可能に取り付けられ
ている。キャップ9には、ラック19が取り付けられて
おり、キャップ駆動モータ18に装着したピニオン22
の矢印F方向への回転により、ラック19を介してキャ
ップ9が矢印E方向に移動される。キャップ9には連結
チューブ12が取り付けられている。その連結チューブ
12には、吸引手段としてのポンプ11が連結されてお
り、排出チューブ13は、吸着材15が収納された廃イ
ンクタンク14に連結されている。尚、キャップ部材
は、キャップ9とキャップゴム10とから構成されてお
り、移動手段は、キャップ駆動モータ18とピニオン2
2とラック19とから構成されている。
り、プリンタ1(図1)の制御部40はホストコンピュ
ータ41からの印字命令に従い、ヘッド駆動回路42、
キャリッジ駆動回路43、キャップ駆動回路44、紙送
り回路45、ポンプ駆動回路46に駆動命令を送り、ヘ
ッド2、キャリッジ駆動モータ5、キャップ駆動モータ
18、紙送り機構(図示せず)、ポンプ11を駆動制御
する。
を図1及び図3を用いて説明する。図1に示すように、
印字用紙17が矢印C方向にプリンタ1のハウジング2
1内に挿入され、プラテン16に搬送される。そして、
キャリッジ駆動モータ5によって矢印B方向に移動され
るキャリッジ3に取り付けられたヘッド2は、印字用紙
17の位置に送られたときに、入力されたデータに従っ
てインク液滴を噴射し、印字用紙17上に画像を形成す
る。
合や使用者がノズルプレート26面にインクが付着して
いるなど、必要に応じてメンテナンスの操作を行うこと
によって、ヘッド2のメンテナンスを行うこととなる
が、そのメンテナンス時にはヘッド2はプラテン16の
図1中左側の非印字位置に移動される。次に、キャップ
駆動モータ18が駆動されてキャップ9が移動され、キ
ャップゴム10とヘッド2前面のノズルプレート26面
との距離Lが1mmとなる位置まで離れる(図3(a)
の状態)。
9とヘッド2との間の空間に負圧が発生し、ノズルプレ
ート26面に付着していたインク31がキャップ9内に
吸引される(図3(b)の状態)。
いてキャップ駆動モータ18が駆動されて、キャップ9
がヘッドから離れる方向に移動される(図3(c)の状
態)。
3を介して廃インクタンク14内の吸着材15に排出さ
れる。
ャップゴム10とノズルプレート26面との距離Lを1
mmとなる位置にキャップ9を移動し、その状態でポン
プ11を駆動するので、ノズルプレート26に付着した
インクはキャップ9内に吸引される。このため、従来の
ようなワイパーを必要としない。従って、ノズル面の撥
水性膜の劣化が防止される。
ゴム10をノズルプレート26に密着させて、ポンプ1
1を駆動してヘッド2内のインクを吸引することもでき
る。このインク吸引時のキャップ9内の圧力がキャップ
9外の圧力より0.2〜0.3kg/cm2低くなるよ
うにポンプ11が駆動される。前記図3(b)の状態に
おいても、同様にしてポンプ11が駆動されている。
ト26との距離Lを変えて、ポンプ11を駆動したとき
に、ノズル面のインクが吸引されるか否かを調べ、その
結果を図4に示す。前記距離Lが2mm以下では、ノズ
ル面のインクが吸引されてノズル面にインクが残ら
ず、、距離Lが2.5mm,3.0mm,3.5mmで
は、インクがノズル面に部分的に残った。この結果から
キャップゴム10とノズルプレート26との距離Lを2
mm以下とした状態で、ポンプ11を駆動すればよい。
ものではなく、例えば、本実施例では、キャップ9がヘ
ッド2に対して平行(矢印E方向)に進退していたが、
キャップ9が回動によりヘッド2から離れるようにして
もよい。この場合、キャップゴム10のノズルプレート
26から先に離れる側を、2mm以下の距離Lにしてポ
ンプ11を駆動するようにする。
プ駆動モータ18の駆動によりヘッド2から離れていた
が、ヘッド2が移動してキャップ9から離れるようにし
てもよい。
発明のインク噴射装置によれば、前記制御手段が、前記
移動手段を作動させて前記キャップ部材のキャップ面と
前記ヘッドのノズル面とを距離をおいて近接させ、前記
吸引手段を作動させてキャップ部材内に負圧を発生させ
るので、前記ヘッドのノズル面に付着したインクが前記
キャップ部材内に吸引される。このため、従来のような
ノズル面をワイピングする手段が必要でない。従って、
ノズル面の撥水性膜の劣化が防止され、良好にインク噴
射が行え、印字品質が良好である。
示す概略図である。
ある。
距離と、ノズル面に残るインクの状態とを示す説明図で
ある。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ノズルからインクを噴射するヘッドと、
前記ノズルを被覆可能なキャップ部材と、前記ヘッドと
前記キャップ部材とを相対的に移動させて、前記キャッ
プ部材と前記ヘッドとの近接離脱を行う移動手段と、前
記キャップ部材に連結され、前記キャップ部材内に負圧
を発生させる吸引手段とを有するインク噴射装置におい
て、 前記移動手段を作動させて、前記キャップ部材のキャッ
プ面と前記ヘッドのノズル面とを距離をおいて近接さ
せ、前記吸引手段を作動させて前記ノズル面に付着した
インクを吸引させる制御手段を備えたことを特徴とする
インク噴射装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、さらに前記移動手段を
作動させて、前記キャップ部材のキャップ面と前記ヘッ
ドのノズル面とを密着させ、前記吸引手段を作動させて
前記ヘッド内のインクを吸引させる制御も行うことを特
徴とする請求項1記載のインク噴射装置。 - 【請求項3】 前記前記ノズル面に付着したインクの吸
引時における前記キャップ部材のキャップ面と前記ヘッ
ドのノズル面との距離は、2mm以下であることを特徴
とする請求項1記載のインク噴射装置。 - 【請求項4】 前記移動手段は、前記ヘッドのノズル面
に対して、前記キャップ部材のキャップ面を相対的に平
行に進退させることを特徴とする請求項1記載のインク
噴射装置。 - 【請求項5】 前記移動手段は、前記キャップ部材を移
動させることを特徴とする請求項1記載のインク噴射装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19934994A JP3067534B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | インク噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19934994A JP3067534B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | インク噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858103A JPH0858103A (ja) | 1996-03-05 |
JP3067534B2 true JP3067534B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=16406291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19934994A Expired - Lifetime JP3067534B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | インク噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067534B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602008006279D1 (de) | 2007-02-07 | 2011-06-01 | Fujifilm Corp | Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung mit Wartungsvorrichtung für Tintenstrahldruckkopf und Wartungsverfahren für einen Tintenstrahldruckkopf |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19934994A patent/JP3067534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0858103A (ja) | 1996-03-05 |
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