JP2006103245A - インクジェット記録装置及びその制御方法 - Google Patents

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忠 山本
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Abstract

【課題】インクジェット記録装置において、簡単で安価に実施できる構成で記録ヘッドの複数のインク吐出口からのインクの吐出状態を正確に検出できる構成を提供する。
【解決手段】ワイパーブレードを搭載して移動するブレードホルダM5013に、吐出検出手段を構成する発光部E1001と受光部E1002が設けられ、互いを結ぶ光軸Lが記録ヘッドH1001の各吐出口列H1003の配列方向と直交するようにして互いの間に吐出口列を挟んで対向し得るように配置される。そしてブレードホルダの移動に伴って発光部と受光部が各吐出口列の配列方向と同方向のB1方向に移動され、各吐出口列の各インク吐出口H1002に対応する複数の検出位置に移動され、各インク吐出口からのインクの吐出状態を検出する。
【選択図】図13

Description

本発明は、複数のインク吐出口からインクを吐出する記録ヘッドにより被記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置、特に記録ヘッドの複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態(吐出あるいは不吐出)を検出する吐出検出手段を備えたインクジェット記録装置、及びそのインクの吐出状態の検出に関わる制御方法に関するものである。
インクジェット記録装置は、記録ヘッドのコンパクト化が容易である、高精細な画像を高速記録できる、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録できる、ランニングコストが低い、ノンインパクト方式であるため騒音が少ない、さらに、多色のインクを使用することによりカラー画像の記録が容易であることなどの利点がある。しかし、塵や増粘インクによる記録ヘッドのインク吐出口の詰まり、熱エネルギーの作用でインクを吐出する方式の場合にはヒータの断線、或いはインク吐出口がインク液滴により被覆されること等により、インクの不吐出が発生し、記録ヘッドの走査方向に沿った白筋が発生する場合があった。
これに対し、例えば下記の特許文献1に記載されたように、発光素子(LED)と受光素子(フォトダイオード)によりインクの不吐出を検出する構成が採用されている。これは、発光素子からの光ビームの中にインク液滴を打ち込み、その光を受ける受光素子の出力信号から不吐出を検出するもので、光学的不吐検出法と呼ばれている。特許文献1に記載された構成では、発光素子と受光素子は記録装置本体に固定されている。
しかしながら、このような構成では、発光素子と受光素子を記録装置本体に取り付ける(固定する)際に、取り付け位置を高精度に定める必要があった。その精度が低いと、発光素子及び受光素子と検出対象のインク吐出口との位置関係が正確に定まらず、吐出状態の検出精度が低下するからである。このため、従来では、例えば、発光素子と受光素子の取り付け位置を手動で機械的に調整する手段を設けたり、発光素子と受光素子や装置本体の構成部品などの工作精度および組み込み精度を上げていたが、それにより記録装置の組立コストや部品コストが上昇したり、記録装置の大型化を招くという問題があった。
この問題を解決するため、上記発光素子と受光素子からなる吐出検出手段の装置本体における取り付け位置(固定位置)を検出し、記録ヘッドのインク吐出状態を検出するときに、前記の取り付け位置の検出結果に基づいて吐出検出手段に対する記録ヘッドの位置を調整する構成が下記の特許文献2により提案されている。
なお、特許文献2に記載された構成は、複数のインク吐出口が副走査方向に沿って配列された記録ヘッドを主走査方向に移動させて記録を行うシリアルスキャン方式のもので、吐出検出手段の発光素子と受光素子間の光軸方向が記録ヘッドのインク吐出口の配列方向(副走査方向)と平行になるように配置される。
特開2000−351202号公報 特開2002−292843号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、吐出検出手段の光軸方向と記録ヘッドのインク吐出口の配列方向が高精度に平行になっていないと、吐出状態の検出時にインク吐出口の各配列の内で一部の吐出口について前記光軸に対する位置ずれで吐出状態の検出ができなくなるおそれがある。このため、上記光軸方向と配列方向を高精度に平行にするために、組立コストや部品コストがかかってしまうなどの問題があった。
また、吐出状態の検出時に、インク吐出口の各配列において順次各吐出口からインクを吐出させて検出を行うが、吐出検出手段の発光素子から受光素子への光束を通過するインク液滴の位置が上記配列方向に沿って各インク吐出口で異なるため、吐出状態の検出精度に影響するおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その課題は、インクジェット記録装置において、簡単で安価に実現できる構成で記録ヘッドの複数のインク吐出口からのインクの吐出状態を正確に検出できる構成、及びその検出に関わる制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明では、インクジェット記録装置において、
複数のインク吐出口からインクを吐出して被記録媒体に記録を行なう記録ヘッドと、
前記複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出する吐出検出手段と、
該吐出検出手段を前記複数のインク吐出口のそれぞれに対応した複数の検出位置に移動させる移動手段を有し、
該移動手段により前記吐出検出手段を前記複数の検出位置に移動させて前記複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出させる構成を採用した。また、これに対応するインクジェット記録装置のインクの吐出状態の検出に関わる制御方法を採用した。
本発明の構成によれば、吐出検出手段が記録ヘッドの複数のインク吐出口のそれぞれに対応した複数の検出位置のそれぞれでインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出するので、インク吐出口のそれぞれに対して適当な位置関係で吐出状態を正確に検出することができる。また本発明の構成は、例えば、記録ヘッドの吐出口面をワイピングするワイパーブレードを移動させる既存の移動手段を吐出検出手段を複数の検出位置に移動させる移動手段として兼用することにより、装置の大型化を招くことなく、簡単、安価に実現することができる。
以下、添付した図を参照して本発明の実施形態を説明する。ここではインクジェット記録装置として、被記録媒体の記録シート(紙)にインクジェット記録方式で文字、図形などの画像を記録するプリンタにおける実施例を示す。なお、本発明の適用は実施例の装置に限らないことは勿論である。本発明の適用に関して、「記録」ないし「プリント」とは、文字、図形など有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く被記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も言うものとする。また、「被記録媒体」とは、一般的な用紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能な物を言うものとする。さらに、「インク」とは、同様に広く解釈されるべきもので、被記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または被記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば被記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供され得る液体を言うものとする。
まず、本発明の実施例1によるプリンタの基本構成を図1〜図11により説明する。なお、この基本構成は、後述する実施例2〜4においても共通とする。
〔装置本体〕
図1は本実施例のプリンタの外観を示している。プリンタの外殻をなす装置本体M1000は、下ケースM1001、上ケースM1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM1004の外装部材と、その外装部材内に収納されたシャーシM3019(図2参照)とから構成される。
シャーシM3019は、複数の板状金属部材によって構成され、プリンタの骨格をなし、後述の各機構を保持する。下ケースM1001は装置本体M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置本体M1000の略上半部をそれぞれ形成し、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する中空体が形成され、その上面部及び前面部に開口部が形成される。
排出トレイM1004は、その一端部が下ケースM1001に回動自在に保持され、その回動によって下ケースM1001の前面部の開口部を開閉させ得るようになっている。記録動作を実行する際には、排出トレイM1004を前面側へと回転させて開口部を開成させることにより、ここから不図示の記録シートが排出可能となると共に排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM1004a,M1004bが収納されており、必要に応じてそれぞれを手前に引き出したり押し込んだりすることにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバーM1003は、その一端部が上ケースM1002に回動自在に保持され、上面の開口部を開閉し得るようになっており、アクセスカバーM1003を開くことによって装置本体M1000の内部に収納されている記録ヘッドカートリッジH1000あるいはインクタンクH1900(図6参照)等の交換が可能となる。
また、上ケースM1002の後部上面には、電源キーE0018、レジュームキーE0019及びLED(発光ダイオード)E0020が設けられており、電源キーE0018を押下すると、LED E0020が点灯し記録可能であることをオペレータに知らせる。また、LED E0020は点滅の仕方や色の変化によりプリンタのトラブル等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。また、トラブル等が解決した場合には、レジュームキーE0019を押下することによって記録が再開されるようになっている。
〔記録動作機構〕
本実施例のプリンタの記録動作機構は、図2及び図3に示される記録シートを装置本体内へと自動的に給送する自動給送部M3022、この自動給送部M3022から1枚ずつ送出される不図示の記録シートを所望の記録位置へ搬送し、さらに排出部M3030へ搬送する搬送部M3029、記録位置に搬送された記録シートに所望の記録を行なう記録部M4000、及びこの記録部M4000の記録ヘッドカートリッジH1000(図6参照)に対するインク吐出回復処理を行う回復系ユニットM5000(図9参照)とから構成されている。以下に各部の構成を説明する。
〈自動給送部〉
図2及び図3に示す自動給送部M3022は、水平面に対して約30°〜60°の角度を持って積載された記録シートを不図示の給送口から略水平な状態で装置本体M1000内へ送り出すものとなっている。
装置本体の背面側には、自動給送部M3022の外殻を構成するASFベースM3023が設けられ、その前面側には、記録シートを支持する圧板M3025が水平面に対し約30°〜60°の角度をなすよう取り付けられると共に、記録シートの両端部を案内する一対のシートガイドM3024a及びM3024bが突設され、一方のシートガイドM3024bが記録シートのサイズ(幅)に対応して幅方向に移動可能となっている。
また、ASFベースM3023の左右両側面間には、不図示の伝達ギアを介してPGモータE0003(図9参照)に連動する駆動軸M3026aが回転可能に支持されており、これに異形の周面形状をなす給紙ローラM3026が複数個固定されている。そして、PGモータE0003の駆動に連動して給送ローラM3026が回転することにより、圧板M3025上に積載された不図示の記録シートの内の最上位の記録シートが分離シートM3027および不図示の分離爪の分離作用により分離されて送り出され、搬送部M3029へ搬送されるようになっている。なお、圧板M3025の下端部はASFベースM3023との間に介在させた圧板ばねM3028によって弾性的に支持されているため、給送ローラM3026と記録シートとの圧接力を記録シートの積載枚数に拘わりなく一定に保ち得るようになっている。
また、自動給送部M3022から搬送部M3029に至る記録シートの搬送経路内には、PEレバーばねM3021によって図3中時計方向へと付勢されたPEレバーM3020が装置本体M1000に固定されたシャーシM3019に軸着されており、自動給送部M3022から分離搬送された記録シートが前記搬送経路を通過してPEレバーM3020を押圧して回動させることにより、不図示のPEセンサがPEレバーM3020の回動を検知して記録シートが搬送経路内に進入したことを検知するようになっている。そして、その進入が検知された後、記録シートの下流側への所定距離の搬送が給送ローラM3026によって進められる。この搬送動作は、搬送部M3029に設けられた停止状態にあるLFローラM3001とピンチローラM3014のニップ部とに記録シートの先端部が当接した後、記録シートが所定量(例えば約3mm)ループした状態で停止する。
〈搬送部〉
搬送部M3029は、図3及び図5に示すLFローラM3001、ピンチローラM3014、及びプラテンM2001等を備えている。LFローラM3001は、シャーシM3019によって回転自在に支持された駆動軸に固定されており、その一端部には、図4に示すようにLFギアカバーM3002が装着され、これによって駆動軸M3001aに固定されるLFギアM3003と、これに噛合するLF中間ギアM3012の小ギアM3012a(図2参照)とを同時に保護できる構成になっている。そして、LF中間ギアM3012は、後述のLFモータE0002の駆動力によって回転するようになっている。
また、ピンチローラM3014は、シャーシM3019に回動自在に支持されるピンチローラホルダM3015の先端部に軸着されており、ピンチローラホルダM3015を付勢するピンチローラばねM3016によってLFローラM3001に圧接しており、LFローラM3001の回転に従動して回転し、前述のようにループ状に停止している記録シートをLFローラM3001との間で挟持しつつ前方へと搬送させるものとなっている。
また、ピンチローラM3014の回転中心は、LFローラM3001の回転中心より所定距離(例えば約2mm)搬送方向下流側にオフセットして設けられているため、LFローラM3001とピンチローラM3014とにより搬送される記録シートは、図3中右斜め下方に向かって搬送され、プラテンM2001の記録シート支持面M2001a(図5参照)に沿って搬送される。
このように構成された搬送部M3029においては、自動給送部M3022の給紙ローラM3026による搬送動作が停止した後、一定時間が経過するとLFモータE0002が起動され、その駆動力がLF中間ギアM3012およびLFギアM3003を介してLFローラM3001に伝達され、LFローラM3001とピンチローラM3014のニップ部とに先端部が当接している記録シートが、LFローラM3001の回転によってプラテンM2001上の記録開始位置まで搬送される。この時、給送ローラM3026はLFローラM3001と同時に再び回転を開始するため、記録シートは、所定時間給送ローラM3026とLFローラM3001との協動により下流側へと搬送されることとなる。
ここで後述する記録ヘッドカートリッジH1000は、シャーシM3019に両端部が固定されたキャリッジ軸M4012に沿って記録シートの搬送方向(副走査方向)と直交する主走査方向に往復移動するキャリッジM4001と共に移動し、記録開始位置に待機している記録シートに対してインクを吐出して記録すべき画像情報に基づいたインク像を1行分記録する。
そして、1行分のインク像の記録の後、LFローラM3001の回転により所定量(例えば5.42mm)の搬送という行単位での記録シートの搬送を行い、その搬送動作終了後に、記録ヘッドカートリッジH1000が主走査を行う、という動作が繰り返し実行されることにより、プラテンM2001上の記録シートに対してインク像の記録が順次1行分ずつ実行される。
〈排紙部〉
図3に示す排出部M3030は、排出ローラM2003、この排出ローラM2003に装着されLFモータE0002の駆動力をLF中間ギアM3012を介して排出ローラM2003に伝達する排出ギアM3013、第1の拍車M2004、及び記録シートの排出を補助する排出トレイM1004等を備えている。第1の拍車M2004は、拍車ステイM2006に装着された第1の拍車ホルダM2007に取付けられた拍車ばね軸M2009の付勢力により排出ローラM2003に押圧され排出ローラM2003の回転に従動して回転し記録シートを排出ローラM2003との間で挟持しつつ搬送する。
排紙部M3030へ搬送されてきた記録シートは、排出ローラM2003と拍車M2004による搬送力を受けることとなるが、拍車M2004の回転中心が排出ローラM2003の回転中心より所定量(例えば約2mm)だけ搬送方向の上流側にオフセットされているため、記録シートはプラテンM2001の記録シート支持面M2001aとの間に隙間を生じることなく軽く接触し、適正かつスムーズに搬送される。
さらに、拍車ステイM2006には、第1の拍車M2004より下流側の一部に第2の拍車ホルダM2008に装着された第2の拍車M2005が保持されており、記録シートが拍車ステイM2006に摺擦してしまうことを防止している。
記録シートへのインク像の記録が終了し、LFローラM3001とピンチローラM3014の間から記録シートの後端が抜脱すると、排出ローラM2003と第1の拍車M2004のみによる記録シートの搬送が行われ、記録シートが排出される。
〈記録部〉
記録部M4000は、キャリッジ軸M4012によって移動可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカートリッジH1000とから構成される。
〈記録ヘッドカートリッジ〉
記録ヘッドカートリッジH1000は、図6に示すように、インクを貯留するインクタンクH1900と、このインクタンクH1900から供給されるインクを記録情報に応じて複数のインク吐出口から吐出する記録ヘッドH1001とからなり、記録ヘッドH1001はキャリッジM4001に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式のものとなっている。
ここに示す記録ヘッドカートリッジH1000では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インクタンクH1900として、例えば、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエローの6色のインクのそれぞれを貯留する6個のインクタンクが設けられており、図7に示すように、インクタンクH1900のそれぞれが記録ヘッドH1001に対して着脱自在となっている。
記録ヘッドH1001は、例えば熱エネルギーによりインクを吐出するバブルジェット(商標名)方式のもので、図6,7中で図示されていない下面の一部が、不図示の記録素子(電気熱変換体)群などが設けられた記録素子基板の表面であって、後述する図13に示すインクを吐出する吐出口面H1004となっている。この吐出口面H1004には、それぞれインクを吐出する所定数(ここでは14)のインク吐出口H1002を副走査方向に沿って一直線上に配列した吐出口列H1003が上記6色のインクタンクH1900のそれぞれに対応して6列設けられ、矢印Fで示す記録ヘッドH1001の移動方向、すなわち主走査方向に所定間隔で平行に並ぶように配置されている。
〈キャリッジ〉
図2及び図8に示す様に、キャリッジM4001には、記録ヘッドH1001を係合させてキャリッジM4001上の装着位置に案内するためのキャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH1001を装着位置にセットさせるよう押圧するヘッドセットレバーM4007とが設けられている。また、キャリッジM4001にはコンタクトFPC(フレキシブルプリントケーブル)E0011が設けられ、そのコンタクト部E0011aと記録ヘッドH1001に設けられた不図示のコンタクト部(外部信号入力端子)とが接触して電気的に接続され、記録のための各種情報の授受や記録ヘッドH1001への電力の供給などを行なえるようになっている。さらにコンタクトFPC E0011はキャリッジM4001の両側面部に引き出され、キャリッジM4001の背面に搭載された不図示のキャリッジ基板に接続されている。キャリッジ基板は、不図示のフレキシブルフラットケーブルを介して、シャーシM3019に設けられている不図示のメイン基板と電気的に接続されている。
またキャリッジ基板には、不図示のエンコーダセンサが設けられ、シャーシM3019の両側面間にキャリッジ軸M4012と平行に張架された不図示のエンコーダスケール上の情報を検出することにより、キャリッジM4001の位置や走査速度等を検出できるようになっている。例えば、エンコーダセンサは光学式の透過型センサとし、エンコーダスケールはフィルム上にエンコーダセンサからの検出光を遮断する遮光部と透過させる透光部のパターンを所定ピッチで交互に印刷したものとする。キャリッジ軸M4012に沿って主走査方向に移動するキャリッジM4001の位置は、キャリッジM4001の走査軌道上の端部に設けられたシャーシM3019の一方の側板にキャリッジM4001を突き当て、その突き当て位置を基準とし、その後キャリッジM4001の走査に伴いエンコーダセンサにより検出されるエンコーダスケールの上記パターンの数を計数することにより随時検出し得るようになっている。
また、キャリッジM4001は、シャーシM3019の両側面間に架設されたキャリッジ軸M4012とキャリッジレールM4013とに案内されて主走査方向に移動するように構成され、キャリッジ軸M4012を軸受けする軸受け部には潤滑剤を含浸させた不図示の一対の滑り軸受けが一体的に形成されている。さらにキャリッジM4001のキャリッジレールM4013との当接部には、摺動性と耐摩耗性に優れた当接部材であるキャリッジスライダM4014が設けられ、前記滑り軸受けと共にキャリッジM4001のスムーズな走査を可能とするよう構成されている。
また、キャリッジM4001は、アイドラプーリM4020とキャリッジモータプーリM4024との間に張架されたキャリッジベルトM4018に固定されており、キャリッジモータE0001の駆動によってキャリッジモータプーリM4024を回転させ、キャリッジベルトM4018を往動方向または復動方向へと移動させることにより、キャリッジM4001をキャリッジ軸M4012に沿って移動させ走査させ得るようになっている。
また、キャリッジM4001の走査軌道上には、キャリッジM4001上に装着された記録ヘッドカートリッジH1000のインクタンクH1900のインク残量を検出するためのインクエンドセンサE0006が設けられている。このインクエンドセンサE0006は、インクエンドセンサホルダーM4026によって保持されると共に、センサの誤動作などを防止するため金属板等を備えたインクエンドセンサカバーM4027内に収納され、外部からのノイズを遮断し得るようになっている。
〈回復系ユニット〉
図9〜図11に示す回復系ユニットM5000は、装置本体M1000に対し独立して着脱可能であり、記録ヘッドH1001の吐出口面H1004(図13参照)に付着した異物を除去するためのクリーニング手段やインクタンクH1900から記録ヘッドH1001の各インク吐出口H1002に至るインク流路の正常化を図るための回復手段等を備える。
図9及び図10において、E0003はPGモータであり、後述するキャップM5001、ポンプM5100、ワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2及び自動給送部M3022を駆動するための駆動源として機能する。このPGモータE0003ではモータ軸の両側部から駆動力を取り出しており、片側部は後述する駆動切換手段を介してポンプM5100または自動給送部M3022を駆動し、他側部はワンウェイクラッチM5041を介してPGモータE0003が特定の回転方向(以下、この回転方向を正転方向とし反対方向を逆転方向とする。)へ回転する時にのみキャップM5001とワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2を駆動する。
キャップM5001は、ゴム材からなり、回動可能なキャップレバーM5004に取り付けられており、PGモータE0003の駆動により、ワンウェイクラッチM5041、キャップ駆動伝達ギア列M5110、キャップカムM5005(図11参照)及びキャップレバーM5004を介して図10及び図11中の矢印Aの両方向に移動し、図9及び図10に示す位置で記録ヘッドH1001の吐出口面に対して当接し得る位置と、図11に示す位置で前記吐出口面から離間する位置に移動可能に構成されている。キャップM5001にはキャップ吸収体M5002が設けられており、キャッピング時に所定の間隔をもって吐出口面と対向するように配置されている。このキャップ吸収体M5002を配置することにより、吸引動作時に記録ヘッドカートリッジH1000から吸い出されたインクを受容することができ、さらに後述する空吸引によりキャップM5001内のインクを廃インク吸収体へと完全に排出させることが可能となる。キャップM5001にはキャップチューブM5009とバルブチューブM5010が接続されており、前者は後述するポンプM5100のポンプチューブM5019に、後者は後述するバルブゴムM5036に接続されている。
また、ワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2はゴム等の可撓性部材からなり、その端縁部が上方へ向けて突出するようにブレードホルダM5013上に立設されている。ブレードホルダM5013には、リードスクリューM5031が挿通され、これに形成された溝に対してブレードホルダM5013の不図示の突起が摺動可能に嵌合している。このため、リードスクリューM5031の回転に伴ってブレードホルダM5013がリードスクリューM5031に沿って図9〜図11中の矢印B1、B2方向に往復動し、これと共にワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2がB1、B2方向に移動し、記録ヘッドH1001の吐出口面H10004を拭ってクリーニングするワイピングを行う。リードスクリューM5031はワンウェイクラッチM5041及びワイパー駆動伝達ギア列M5120を介してPGモータE0003により回転駆動される。なお、B1、B2方向は、記録ヘッドカートリッジH1000の移動方向である主走査方向と直交する副走査方向と同方向とする。
ポンプM5100はポンプチューブM5019を不図示のコロでしごいて圧力を発生させるものであり、自動給送部M3022とポンプM5100とに駆動力の伝達経路を切り換える駆動切換手段とポンプ駆動伝達ギア列M5130とを介してPGモータE0003により駆動される。ポンプM5100には前記コロのポンプチューブM5019への圧接力を解除できる機構が設けられており、PGモータE0003が正転方向に回転する時にはコロの圧接力が解除されてチューブをしごかず、逆転方向に回転する時にはコロの圧接力が作用しチューブをしごくことができる構成となっている。ポンプチューブM5019の一端はキャップチューブM5009を介してキャップM5001に接続されている。
前記駆動切換手段は、振り子アームM5026と切換レバーM5043とからなっている。振り子アームM5026はPGモータE0003の回転方向に従い軸M5026aを中心に図9中の矢印C1、C2方向に回動可能に構成されている。また切り換えレバーM5043は、キャリッジM4001の位置によって切り換わるものとなっている。すなわち、キャリッジが回復系ユニットM5000の上方へと移動すると、切換レバーM5043の一部がキャリッジM4001の一部と当接し、キャリッジM4001の位置に従って切換レバーM5043が図9中の矢印D1、D2方向に移動し、振り子アームM5026のロック穴M5026bと切換レバーM5043のロックピンM5043aとが嵌合し得るよう構成されている。
一方、図10に示すバルブゴムM5036には、一端部がキャップM5001に接続されたバルブチューブM5010の他端部が接続されている。また、バルブゴムM5036のバルブを開閉するためのバルブレバーM5038がバルブカムM5035、バルブクラッチM5048及びバルブ駆動伝達ギア列M5140を介して排出ローラM2003に連動し、排出ローラM2003の回転に従って、軸M5038aを中心に矢印E1、E2方向に回動し、バルブゴムM5036に対して当接、離間可能になっている。このバルブレバーM5038がバルブゴムM5036に当接している時がバルブ閉状態、離間している時がバルブ開状態となる。なお、E0010はPGセンサであり、キャップM5001の位置を検出するようになっている。
次に、回復系ユニットM5000の各動作を説明する。まず、自動給送部M3022の駆動について説明する。キャリッジM4001が切換レバーM5043に当接しない待避位置でPGモータE0003が逆転方向に回転すると、振り子駆動伝達ギア列M5150を介して振り子アームM5026が図9中の矢印C1方向に振られ、これに取り付けられている切換出力ギアM5027がASF駆動伝達ギア列M5160の一端にあるASFギア1M5064と噛合する。この状態でPGモータE0003が逆転方向に回転し続けると、ASF駆動伝達ギア列M5160を介して自動給送部M3022が駆動される。この時、キャップM5001とワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2は、ワンウェイクラッチM5041の空転により駆動力が伝達されないため動作しない。
次にポンプM5100の吸引動作について説明する。キャリッジM4001が切換レバーM5043に当接しない待避位置で、PGモータE0003が正転方向に回転すると、振り子駆動伝達ギア列M5150を介して振り子アームM5026が矢印C2方向に振られ、これに取り付けられている切換出力ギアM5027がポンプ駆動伝達ギア列M5130の一端に位置するポンプギア1M5053と噛合する。
この後、キャリッジM4001がキャッピング位置(記録ヘッドH1001の吐出口面がキャップM5001と対向する位置)に移動すると、キャリッジM4001の一部が切換レバーM5043の一部と当接し、切換レバーM5043をD1方向へと移動させ、切換レバーM5043のロックピンM5043aが振り子アームM5026のロック穴M5026bに嵌合するため、振り子アームM5026はポンプM5100側に接続された状態でロックされる。
ここで、排出ローラM2003が逆転方向に駆動され、バルブレバーM5038が矢印E1方向に回動してバルブゴムM5036は開状態となる。この開状態において、PGモータE0003の正転方向への回転により、キャップM5001とワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2が駆動され、キャップM5001が記録ヘッドH1001の吐出口面に当接し密着して覆うキャッピングを行う。この時、ポンプM5100は動作するが、コロのポンプチューブM5019に対する圧接力が解除されているため、圧力は発生しない。
次に、排出ローラM2003が正転方向に駆動され、バルブレバーM5038が矢印E2方向(図10)へ回動し、バルブゴムM5036が閉状態となる。ここで、PGモータE0003が逆転方向に回転しポンプM5100がコロの圧接力によってポンプチューブM5019をしごくことにより、キャップチューブM5009及びキャップM5001を介して記録ヘッドH1001の吐出口面に負圧が作用し、吐出口面の各インク吐出口から記録に適さなくなったインクないしその泡等を強制的に吸引する。
この後、PGモータE0003が逆転方向に回転しながら排出ローラM2003を逆転方向に駆動し、バルブレバーM5038を矢印E1方向に回動させてバルブゴムM5036を開状態とする。その結果、ポンプチューブM5019、キャップチューブM5009及びキャップM5001内の圧力は大気圧となり、強制吸引動作は停止し、同時にポンプチューブM5019、キャップチューブM5009及びキャップM5001内に満たされているインクが吸引され、ポンプチューブM5019の他端から不図示の廃インク吸収体へ排出される。ここで、PGモータE0003を停止させ、排出ローラM2003を正転方向に駆動し、バルブレバーM5038を矢印E2方向に回動させてバルブゴムM5306を閉状態として吸引動作を終了する。
次にワイピング動作について説明する。ワイピング動作では、まず、キャップM5001が図11に示す位置にあって記録ヘッドカートリッジH1000から離間した状態で、PGモータE0003を正転方向に回転させて、ブレードホルダM5013を図9及び図10に示す初期位置(退避位置)から矢印B1方向に移動させ、ワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2を記録ヘッドカートリッジH1000より矢印B2方向側にある図11に示すワイピング開始位置へ移動する。
次いで、キャリッジM4001をワイピング位置(記録ヘッドH1001の吐出口面がワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2に対して矢印B1方向側に対向する位置)へ移動する。この時、キャリッジM4001と切換レバーM5043とは当接しておらず、振り子アームM5026はロックされていない状態にある。
ここで、PGモータE0003をさらに正転方向に回転させ、ブレードホルダM5013と共にワイパーブレードM5011、M5012−1、M5012−2を矢印B1方向に移動しながら記録ヘッドH1001の吐出口面に摺動させ、吐出口面上のインクなどの汚れを拭い取りクリーニングし、さらに吐出口面よりB1方向側に設けられた不図示のワイパーブレードクリーニング手段により、ワイパーブレードに付着した汚れをクリーニングする。この時キャップM5001は記録ヘッドH1001から離間した状態に維持される。
ブレードホルダM5013とワイパーブレードがワイピング終了位置(矢印B1方向の移動の終端位置)に到達したところでPGモータE0003を停止させてブレードホルダM5013とワイパーブレードを停止させ、キャリッジM4001をワイパーブレードの移動領域外のワイピング待避位置へと移動する。この後、PGモータE0003の正転方向への回転により、ブレードホルダM5013を矢印B2方向に図9及び図10に示す初期位置まで移動させてワイピングを終了する。なお、この間もキャップM5001は離間した状態に維持される。
次に予備吐出について説明する。複数色のインクを吐出する記録ヘッドに対して上述の吸引動作を行うと、あるインク吐出口から吸い出されたインクが他の色のインク吐出口へ侵入してしまう場合がある。また、ワイピング動作時に、インク吐出口周辺に付着している様々な色のインクをワイパーブレードにより異なる色のインク吐出口へ押し込んでしまったりする場合がある。このような場合、次に記録を開始したときに、最初の部分が混色となって画像が劣化してしまうおそれがある。この混色を防止するために、記録する直前に混色した分のインクを予め吐出しておくことを予備吐出といい、本実施例においては図9に示すようにキャップM5001の近傍に予備吐出部M5045が配置されており、記録直前に記録ヘッドH1001を予備吐出部M5045に対向する位置へ移動させて予備吐出を実行する。なお、予備吐出部M5045は、予備吐出カバーM5047内に予備吐出吸収体M5046を収容したもので、予備吐出吸収体M5046は不図示の廃インク吸収体につながっている。
〔特徴構成〕
次に、本実施例1のプリンタにおいて本発明の特徴に関わる構成として、記録ヘッドのインク吐出口からのインクの吐出状態(吐出あるいは不吐出)を検出する吐出検出手段の構成及び動作を図12及び図13により説明する。
図12は、図11におけるブレードホルダM5013を反対方向から見た斜視図である。ブレードホルダM5013には、上記吐出検出手段としてのインク吐出検出センサを構成するLEDなどからなる発光部E1001とフォトダイオードなどからなる受光部E1002がブレードホルダM5013の移動方向の一方である矢印B1方向側の端部の両側に対向して設けられている。
ここで、発光部E1001から受光部E1002への光ビームに対して記録ヘッドのインク吐出口からインク液滴を打ち込み、その光を受ける受光部E1002の出力信号からインクの吐出状態を検出する。この検出を行う際にインク液滴が光束に対して小さいので、発光部E1001と受光部E1002をブレードホルダM5013の本体内に組み込み、その本体において発光部E1001と受光部E1002の前の位置にピンホールあるいはスリット状等の開口M5021、M5022を設けて検出を行なう。
上記のように発光部E1001と受光部E1002をブレードホルダM5013に取り付けてあるため、これらをPGモータE0003の駆動によるブレードホルダM5013の移動により矢印B1,B2方向、すなわち副走査方向と同方向に移動させて所望の位置でインクの吐出状態を検出することができる。
図13は図12におけるブレードホルダM5013を底面側から記録ヘッドH1001の吐出口面H1004側に向かって見た図であり、発光部E1001と受光部E1002からなるインク吐出検出センサと記録ヘッドH1001の各インク吐出口H1002との位置関係を示している。なお、図13は記録ヘッドH1001が前述したワイピングを行うワイピング位置であって吐出状態の検出を行なう位置にある状態を示している。
前述したように、記録ヘッドH1001の吐出口面H1004には、それぞれインクを吐出する所定数(ここでは14)のインク吐出口H1002を副走査方向に沿って所定間隔で一直線上に配列した吐出口列H1003が6色のインクタンクH1900のそれぞれに対応して6列設けられ、矢印Fで示す記録ヘッドH1001の移動方向、すなわち主走査方向に所定間隔で平行に並ぶように配置されている。すなわちインク吐出口H1002が副走査方向と主走査方向に沿って6列×14行のマトリクス状に配置され、副走査方向にも主走査方向にも一直線上に配列されている。
これに対して、矢印B1,B2で示すブレードホルダM5013の移動方向、すなわち発光部E1001と受光部E1002の移動方向は、副走査方向と同方向になっており、吐出口列H1003のそれぞれの配列方向と同方向になっている。
そして、発光部E1001と受光部E1002は、互いを結ぶ光軸Lがヘッド移動方向F(主走査方向)に沿っており、各吐出口列H1003の配列方向(副走査方向)と直交するように対向してブレードホルダM5013の両側に配置されている。また、発光部E1001と受光部E1002が6列の吐出口列H1003の全部を挟んで対向し得るように、発光部E1001と受光部E1002間の距離は記録ヘッドH1001の吐出口面H1004の主走査方向の幅寸法より大きく設定されている。
このような構成において、吐出状態の検出動作は、プリンタ全体を制御するCPUなどからなる不図示の制御部の独自の制御、あるいはプリンタを記録出力装置として使用するパソコンなどのホスト装置のプリンタドライバによる制御の下に行なわれ、記録ヘッドH1001を図13に示すワイピング位置に移動させ、ブレードホルダM5013を矢印B1方向に移動させてワイピングを行うときに、同時に並行して行なわれる。
すなわち、まず図13に示す様に、発光部E1001と受光部E1002を結ぶ光軸Lが6列の吐出口列H1003のそれぞれにおいてB1方向に1番目のインク吐出口H1002のそれぞれに対向する第1の検出位置にブレードホルダM5013を移動させ、その位置において6列のそれぞれの前記1番目のインク吐出口H1002から順次インクを吐出させるように記録ヘッドH1001を駆動し、各吐出タイミングに同期する受光部E1002の検出信号により各1番目のインク吐出口H1002の吐出状態を検出する。その後、ブレードホルダM5013を順次光軸Lが各吐出口列H1003のB1方向に2番目のインク吐出口H10002に対向する第2の検出位置、3番目のインク吐出口H10002に対向する第3の検出位置…というようにして最後の14番目のインク吐出口H1002に対向する最後の検出位置までB1方向に各インク吐出口に対応する各検出位置のそれぞれに移動させながら各検出位置で6列の、各インク吐出口から順次インクを吐出させて同様にして各インク吐出口からの吐出状態を検出する。
なお、上記のブレードホルダM5013のB1方向への移動に伴ってワイパーブレードM5011,M5012−1,M5012−2が吐出口面H1004を拭ってワイピングがなされる。上記最後の14番目のインク吐出口の吐出状態の検出後もさらにブレードホルダM5013をB1方向に移動してワイピングを続行することは勿論である。また、発光部E1001と受光部E1002がワイパーブレードよりB1方向側に配置されているので、各インク吐出口の吐出状態の検出はそのインク吐出口の領域のワイピングの直前になされることになる。
以上のような本実施例1によれば以下のような効果が得られる。
まず、先述した特許文献2に記載されたようにインク吐出検出センサが固定され、その発光部と受光部を結ぶ光軸の方向が記録ヘッドの吐出口列の配列方向と一致する従来の構成では、各吐出口列の各インク吐出口の吐出状態を検出する際に、各吐出口列において検出手段の検出光束中を通過するインク液滴の受光部からの距離が各吐出口毎に吐出口列の配列のピッチ単位で異なっていた。
これに対して、本実施例では、インク吐出検出センサの光軸方向が記録ヘッドの吐出口列の配列方向と直交するように配置され、インク吐出センサを吐出口列の配列方向に沿って各吐出口列の各インク吐出口に対応する検出位置のそれぞれに移動させてインクの吐出状態を検出するので、検出時に各吐出口列について個別に見れば、インク吐出検出センサの光束中を通過するインク液滴の受光部からの距離は各インク吐出口で同じになるため、検出精度が向上する。
なお、厳密に言うと、インク吐出検出センサの移動方向と吐出口列の配列方向が正確に一致していなければ、前記インク液滴の受光部からの距離は各インク吐出口で同じにならないが、その相違は従来構成の場合の距離の相違と比べて極めて小さなものであり、検出精度に影響を与えない。すなわち、インク吐出検出センサの移動方向と吐出口列の配列方向を厳密に高精度に一致させる必要はなく、そうするためのメカ部品のコストアップ、組立コストのアップを避けることができる。また、本実施例では、吐出口列が異なれば前記インク液滴の受光部からの距離は異なるが、吐出口列のそれぞれの1列内では前記距離が各インク吐出口で同じになり、各インク吐出口について同じ条件で高精度に検出を行なえる。
また、インク吐出検出センサを構成する発光部と受光部を図13中で矢印B1方向に逐次移動しながら吐出状態の検出を行うため、B1方向にある順番のインク吐出口の検出が終了し、次の順番のインク吐出口の検出を行う際に、前記検出終了済みのインク吐出口からのインク吐出によるインクミストの影響を受けることがなく、その点からも正確に吐出状態を検出できる。
さらに、本実施例では、各インク吐出口の吐出状態の検出は、ワイパーブレードによる記録ヘッドのワイピング動作に伴ってついでに行われるため、各吐出口の吐出状態の検出のために特別に時間を費やす必要がなく、記録スピードを低下させることなく吐出状態の検出を行うことができる。
さらに、本実施例では、インク吐出検出センサを既存のブレードホルダに搭載してブレードホルダの移動に伴って移動させるため、インク吐出検出センサを移動させるための専用の移動手段を設けずに済み、コストアップなしで装置サイズを大きくすることもなしに、インク吐出状態の検出を正確に行うことができる。
なお、以上では、1回のワイピング動作に伴って記録ヘッドH1001において吐出口列H1003の6列全部のインク吐出口の吐出状態を検出するものとしたが、例えば1回のワイピング動作に伴って1列の吐出口H1003のみのインク吐出口の吐出状態を検出するだけとして6回のワイピング動作で6列全部の検出を行なうというように、6列全部の検出を複数回のワイピング動作に分けて行うようにしてもよい。これは以下に述べる他の実施例2〜4についても同様とする。
次に、本発明の実施例2による吐出検出手段の構成を図14及び図15により説明する。
実施例1ではインク吐出検出センサを構成する発光部と受光部を6列あるインク吐出口列のすべてを挟んで対向し得るように配置したが、実施例2では、図14に示すように発光部E1001と受光部E1002の間隔を狭くし、図15に示すように、1列の吐出口列H1003のみを挟んで対向し得るように配置している。なお、実施例2では、実施例1と同様に、図15に示すように、発光部E1001と受光部E1002を結ぶ光軸Lが吐出口列H1003の配列方向と直交するように発光部E1001と受光部E1002を配置するのが好ましいが、必ずしも光軸Lが前記配列方向と直交していなくてもよく、90°に近い交差角度で交わるように配置すればよい。これ以外の構成は実施例1と同様とする。
このような構成において、吐出状態の検出は、実施例1と同様に記録ヘッドH1001に対するワイピング動作に伴って行う。すなわち、まず記録ヘッドH1001とブレードホルダM5013を図15に示す位置に移動させ、発光部E1001と受光部E1002を結ぶ光軸Lが図中で左から1列目の吐出口列H1003においてB1方向に1番目のインク吐出口H1002に対向するようにする。そして前記1列目で1番目のインク吐出口H1002からインクを吐出させ、その吐出タイミングに同期する受光部E1002の検出信号によりそのインク吐出口H1002の吐出状態を検出する。続いて記録ヘッドH1001を左方向へ順次吐出口列H1003の主走査方向の間隔のピッチで移動させ、順次左から2列目〜6列目の吐出口列H1003のB1方向に1番目のインク吐出口H1002を光軸Lに対向させてインクを吐出させ、同様に吐出状態の検出を行なう。
その後、ブレードホルダM5013を順次光軸Lが各吐出口列H1003のB1方向に2番目のインク吐出口H10002に対向し得る第2の検出位置、3番目のインク吐出口H10002に対向し得る第3の検出位置…というようにして最後の14番目のインク吐出口H1002に対向し得る最後の検出位置まで移動させながら、各検出位置で記録ヘッドH1001を吐出口列H1003の主走査方向の間隔のピッチで図中右方向ないし左方向(ヘッド移動方向Fの一方向ないし他方向)に順次5回移動させて各吐出口列の各インク吐出口を光軸Lに対向させてインクを吐出させ、同様に吐出状態を検出する。
以上のような本実施例2によれば、発光部E1001と受光部E1002間の距離が実施例1より短くなるため、インク吐出状態の検出精度がより向上する。また、検出時に吐出口列H1003が異なっても、発光部E1001と受光部E1002に対する各インク吐出口H1002の位置関係が同一であることからも検出精度が向上する。また、発光部E1001と受光部E1002間の距離が短いため、発光部E1001の光量を低く抑えることが可能になり、部品のコストダウン、ないしは消費電力の低減が可能になる。ただし、実施例2では記録ヘッドを移動させて吐出状態の検出を行なうため、実施例1より検出動作に時間がかかる。
なお、実施例2では1列の吐出口列H1003のみを挟んで対向し得るようにインク吐出検出センサの発光部と受光部を配置するものとしたが、2列ないし3列の吐出口列を挟んで対向し得るように配置してもよい。この場合、実施例1より発光部と受光部間の距離が短くなるので吐出状態の検出精度が向上する。また、全ての吐出口列について吐出状態の検出を行なうために、記録ヘッドを主走査方向に3ないし2箇所の位置に移動させるだけでよいので、検出動作を実施例2より短時間で行うことができる。なお、発光部と受光部が挟んで対向し得るようにする吐出口列の数は、吐出口列の全部の配列数に応じて上記以外の複数としても良いことは勿論である。
次に、図16は本発明の実施例3における吐出検出手段の構成を示している。実施例1,2では、インク吐出検出センサとして、発光部と受光部からなる光学式センサを用いたが、実施例3では圧電素子E1004を用い、ブレードホルダM5013のワイパーブレードM5011,M5012−1,M5012−2を立設した図中で上面、すなわち記録ヘッドに対向する面のB1方向側端部の片側に設けている。
このような構成で吐出状態の検出時には、ブレードホルダM5013をB1方向に移動させて圧電素子E1004をB1方向に移動させると共に、図16では不図示の記録ヘッドをB1,B2方向に直交するヘッド移動方向に移動させて、記録ヘッドの各吐出口列の各インク吐出口を順次圧電素子E1004に対向させて圧電素子E1004に対しインク液滴を吐出させる。吐出されたインク液滴が圧電素子E1004に衝突する圧力で圧電素子E1004に信号が発生し、吐出状態が検出される。
従来、インク吐出検出センサとして圧電素子を用いた構成では、圧電素子がプリンタ本体に対して固定されていたため、圧電素子は、長さを少なくとも記録ヘッドの吐出口列の長さ以上とする必要があった。これに対して本実施例3では圧電素子をB1方向に移動させて検出を行なうので、圧電素子は余裕をみても数個のインク液滴を同時に受けられる大きさでよく、図16で示す様にコンパクトな大きさにすることができる。そして、圧電素子を小さくすることにより、その検出感度が上がり、検出精度を向上できるとともに、圧電素子の部品コストを低減することができる。
他の実施例4として、記録ヘッドから吐出されるインク液滴に電荷を与える手段を設けるとともに、そのインク液滴に与えられた電荷を感知する感知素子を実施例3の圧電素子E1004の代わりにブレードホルダM5013上に設けてもよい。この場合、実施例3と同様に、ブレードホルダM5013をB1方向に移動させて上記感知素子をB1方向に移動させると共に、記録ヘッドをヘッド移動方向に移動させて、記録ヘッドの各吐出口列の各インク吐出口を順次感知素子に対向させてインク液滴を吐出させる。吐出されたインク液滴が感知素子に衝突し、それに与えられた電荷が感知されることで吐出状態が検出される。
このような実施例4においても、実施例3の圧電素子の場合と同様に、感知素子を小さくして、その電気容量を小さくし、検出感度を上げ、検出精度を向上できる。また、感知素子の部品コストを低減できる。
本発明の実施例1〜4におけるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 同プリンタの外装を外した状態を示す斜視図である。 同プリンタの外装を外した状態の側面図である。 同プリンタの給紙ローラ(LFローラ)及びその関連部品を示す正面図である。 同プリンタの給紙ローラとピンチローラ周辺の構成を示す斜視図である。 同プリンタの記録ヘッドカートリッジを示す斜視図である。 同プリンタの記録ヘッドカートリッジの分解斜視図である。 同プリンタのキャリッジの正面側を示す斜視図である。 同プリンタの回復系ユニットの一方の側から見た斜視図である。 同プリンタの回復系ユニットの他方の側から見た斜視図である。 同プリンタの回復系ユニットのキャップが記録ヘッドから離間する方向に回動した状態を示した一部波断斜視図である。 実施例1におけるインク吐出検出センサに関わる構成を示すブレードホルダ部の斜視図である。 実施例1におけるインク吐出検出センサと記録ヘッドの各吐出口列の各インク吐出口との位置関係などを示す説明図である。 実施例2におけるインク吐出検出センサに関わる構成を示すブレードホルダ部の斜視図である。 実施例2におけるインク吐出検出センサと記録ヘッドの各吐出口列の各インク吐出口との位置関係などを示す説明図である。 実施例3におけるインク吐出検出センサに関わる構成を示すブレードホルダ部の斜視図である。
符号の説明
M1000 装置本体
M3022 自動給送部
M3029 搬送部
M3030 排出部
M4000 記録部
M4001 キャリッジ
M5000 回復系ユニット
M5011 ワイパーブレード
M5012−1,M5012−2 ワイパーブレード
M5013 ブレードホルダ
M5031 リードスクリュー
E0001 キャリッジモータ
E0002 LFモータ
E0003 PGモータ
E1001 発光部(LED)
E1002 受光部(フォトダイオード)
E1004 圧電素子
H1000 記録ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1002 インク吐出口
H1003 吐出口列
H1004 吐出口面
H1900 インクタンク

Claims (8)

  1. 複数のインク吐出口からインクを吐出して被記録媒体に記録を行なう記録ヘッドと、
    前記複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出する吐出検出手段と、
    該吐出検出手段を前記複数のインク吐出口のそれぞれに対応した複数の検出位置に移動させる移動手段を有し、
    該移動手段により前記吐出検出手段を前記複数の検出位置に移動させて前記複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ヘッドの複数のインク吐出口が設けられた吐出口面をワイピングするワイパーブレードを移動させる移動手段を有し、該移動手段が前記吐出検出手段を複数の検出位置に移動させる移動手段として兼用されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録ヘッドの複数のインク吐出口は、少なくとも1列の吐出口列として所定の配列方向に沿って配列されており、
    前記吐出検出手段の移動手段は、吐出検出手段を前記配列方向と同方向に移動させて前記吐出口列の各インク吐出口に対応した複数の検出位置に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記吐出検出手段は、発光部と受光部を備え、該発光部と受光部は、互いを結ぶ光軸が前記吐出口列の配列方向と交わるようにして互いの間に前記吐出口列を挟んで対向し得るように配置されることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録ヘッドに前記吐出口列が複数列設けられ、
    前記吐出検出手段の発光部と受光部は、互いの間に前記吐出口列を1列のみ挟んで対向し得るように配置されることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記記録ヘッドに前記吐出口列が複数列設けられ、
    前記吐出検出手段の発光部と受光部は、互いの間に前記吐出口列を少なくとも2列挟んで対向し得るように配置されることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  7. 複数のインク吐出口からインクを吐出して被記録媒体に記録を行なう記録ヘッドと、前記複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出する吐出検出手段と、該吐出検出手段を移動させる移動手段を有するインクジェット記録装置の制御方法であって、
    前記インクの吐出状態の検出時に、前記吐出検出手段を前記複数のインク吐出口のそれぞれに対応した複数の検出位置に移動させて前記複数のインク吐出口のそれぞれからのインクの吐出状態を検出させるように制御することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
  8. 前記記録ヘッドの複数のインク吐出口が少なくとも1列の吐出口列として所定の配列方向に沿って配列されている場合、前記インクの吐出状態の検出時に、前記吐出検出手段を前記配列方向と同方向に移動させて前記吐出口列の各インク吐出口に対応した複数の検出位置に移動させ、各インク吐出口からのインクの吐出状態を検出させるように制御することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置の制御方法。
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JP2012121296A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Seiko Epson Corp ヘッドメンテナンス装置、および液体噴射装置

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