JP2001126359A - フロッピーディスク・ドライブ - Google Patents

フロッピーディスク・ドライブ

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JP2001126359A
JP2001126359A JP29959599A JP29959599A JP2001126359A JP 2001126359 A JP2001126359 A JP 2001126359A JP 29959599 A JP29959599 A JP 29959599A JP 29959599 A JP29959599 A JP 29959599A JP 2001126359 A JP2001126359 A JP 2001126359A
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floppy disk
cartridge
pair
chassis
shutter
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Hideaki Kumagai
秀昭 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロッピーディスクのローディング時におけ
る負荷を軽減させること。 【解決手段】 カートリッジホルダー56のカートリッ
ジ挿入用開口56dをドライブセンターP11に対して
シャッター閉蓋方向へ予め偏位させておくことにより、
ローディング時に、フロッピーディスク・カートリッジ
FDCのシャッターがトリガーレバーによって開蓋され
る時に、そのフロッピーディスク・カートリッジFDC
がシャッター開蓋方向に偏位された時に、フロッピーデ
ィスク・カートリッジFDCの左右一対の位置決め穴が
シャーシ41上の左右一対の基準ピン64の真上位置に
来るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
ク・カートリッジ内のフロッピーディスクにデータを記
録及び/又は再生するフロッピーディスク・ドライブの
技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図22〜図25に示すフロッ
ピーディスク・カートリッジFDCを使用して、その内
部のフロッピーディスク1にデータを記録及び/又は再
生する図6〜図21に示すフロッピーディスク・ドライ
ブFDDがある。まず、図22〜図25に示すフロッピ
ーディスク・カートリッジFDCは、直径が3.5イン
チの磁気シートからなるフロッピーディスク1をステン
レス板からなる円板であるセンターコア2の外周に接着
していて、このフロッピーディスク・カートリッジFD
Cは、合成樹脂によって成形された上下シェル3、4に
よって扁平で、ほぼ方形状のカートリッジ5を構成し、
そのカートリッジ5内にフロッピーディスク1を回転自
在に収納している。
【0003】そして、フロッピーディスク1のセンター
コア2が下シェル4の中央に形成されたセンターコア穴
6内に遊嵌されていて、矢印aで示すカートリッジ5の
後述するフロッピーディスクドライブFDD内への挿入
方向側の端部である前端面5aとセンターコア穴6との
間で、上下シェル3、4にはカートリッジセンターP1
に沿った長穴状の上下一対のヘッド挿入穴7が形成され
ている。そして、これら上下一対のヘッド挿入穴7を開
閉するために上下一対の水平板部8a、8bと前端垂直
板部8cとによって断面形状がコ字状に形成されたシャ
ッター8がカートリッジ5の上下両面5e、5f及び前
端部5aの外側にほぼコ字状に形成されているシャッタ
ースライド用凹所18内にスライド自在に配置されてい
て、このシャッター8が前端面5aに沿って上記挿入方
向である矢印a方向に対して直角な方向である矢印c、
d方向にスライド自在に取り付けられている。なお、こ
のシャッター8は内蔵されたシャッターバネ8dによっ
て閉蓋位置まで矢印c方向にスライド付勢されている。
そして、このカートリッジ5の下シェル4で、前端面5
a側に偏位された位置には真円形状穴と長円形状穴から
なる左右一対の位置決め用の基準穴9が形成されてい
て、このカートリッジ5の左右両側面5b、5cで、下
シェル4の前端面5a側に近接された位置には左右一対
の半円形状の凹部10が形成されている。そして、この
カートリッジ5の前端面5aと一方の側面である右側面
5bとのコーナー11aには上下シェル3、4全体を4
5°にカットしたいわゆるC面である誤挿入防止用の斜
面12が形成されている。また、このカートリッジ5の
後端面5dと他方の側面である左側面5cとのコーナー
11bには誤消去防止用のライトプロテクタ−13が組
み込まれていて、その後端面5dと一方の側面である右
側面5bとのコーナー11cには容量識別穴14が形成
されている。
【0004】そして、これら上下シェル3、4の内壁面
3b、4bにはほぼ馬蹄形状に裁断された不織布である
上下一対のクリーニングシート15が接着等にて敷設さ
れていて、これら上下一対のクリーニングシート15を
フロッピーディスク1の上下両面に上下から弾性的に接
触させるためのリフター16が上下シェル3、4内の何
れか一方(又は両方)に接着等にて取り付けられてい
る。従って、このフロッピーディスク1は上下一対のク
リーニングシート15間で上下から挟まれてカートリッ
ジ5の下面5fからほぼH1 /2の高さのディスク面位
置で回転駆動されるように構成されている。そして、シ
ャッター8の上下一対の水平板部8a、8bに上下シェ
ル3、4に形成されている上下一対のヘッド挿入穴7に
対向された長穴形状の上下一対のシャッター穴8eが形
成されている。また、カートリッジ5の上下シェル3、
4の上下両面5e、5fには後端面5dを迂回する形状
のラベル貼付用凹所17が形成されている。
【0005】次に、図6〜図21に示すように、フロッ
ピーディスク・ドライブFDDは、板厚が厚い板金のプ
レス加工やアルミニウム合金等にてダイカスト成形(鋳
造)されたメカシャーシであるシャーシ41の上下に板
厚が薄い板金によってプレス加工された上下カバー4
2、43を脱着自在に取り付け、これらのフロント側に
モールド部品(プラスチックの成形品)で構成されたフ
ロントパネル44を脱着自在に取り付けて、扁平な直方
体形状のドライブ本体45を構成している。そして、フ
ロントパネル44の上端側には横長形状のカートリッジ
挿入口46が形成されていて、そのカートリッジ挿入口
46の内側には内開き方式の開閉蓋47が取り付けられ
ている。また、このフロントパネル44の下部側の左右
両側位置にはイジェクト釦48及びドライブの動作状態
を表示する発光表示部49が取り付けられている。
【0006】そして、このドライブ本体45の内部で、
フロントパネル44側におけるシャーシ41の上部には
スピンドルモータ51及びその上部に搭載されているデ
ィスクテーブル53が配置されている。なお、このディ
スクテーブル53はスピンドル52のロータの上面に形
成されていて、そのディスクテーブル53の上面にはチ
ャッキング用のマグネットシート54や回転駆動ピン2
5等が取り付けられている。そして、フロントパネル4
4側におけるシャーシ41の上部には板金等で構成され
たカートリッジホルダー56と、そのカートリッジホル
ダー56をアンローディング位置とローディング位置と
の間で平行運動によって矢印g、h方向に昇降駆動する
ための板金等で構成されたスライド板57を有するカー
トリッジローディング機構58が組み込まれている。そ
して、フロントパネル44側とは反対側である後端側に
おけるシャーシ41の上部には上下一対の磁気ヘッド1
01が取り付けられたヘッドキャリッジ102を矢印
a、b方向に移送するリニアアクチュエータ(ボイスコ
イルモータ)103が組み込まれている。なお、スピン
ドルモータ51及び上下一対の磁気ヘッド101のR/
Wギャップがフロッピーディスク1にデータを記録及び
/又は再生するためのスキャニング位置(シーク位置)
であるスキャニングセンターP2 上に配置されている。
そして、上側磁気ヘッド101が取り付けられたヘッド
アーム104がヘッドキャリッジ102に上下方向に回
転自在に取り付けられていて、このヘッドアーム104
は回転付勢手段(図示せず)によって下方側へ回転付勢
されてカセットホルダー56上にスライド自在に載置さ
れている。
【0007】そして、シャーシ41の下部にはモータ基
板59、メイン基板60及びスイッチ基板61等の複数
の回路基板が水平状にビス止めされていて、シャーシ4
1の後端には外部インターフェース62がマウントされ
たインターフェース基板63が水平状にビス止めされて
いる。そして、シャーシ41の上部で、カートリッジホ
ルダー56の四隅の下部位置には合計4つの位置決めピ
ンである左右各一対の位置決め用基準ピン64と高さ基
準ピン65が垂直状に取り付けられている。そして、左
右一対の位置決め用基準ピン64は上端面が水平状の高
さ基準面64aに形成され、その高さ基準面64aの中
央上部に円錐状の位置決めピン64bが一体成形されて
いて高さ基準ピンに兼用されている。そして、左右一対
の高さ基準ピン65の上端面は水平状の高さ基準面65
aに形成されている。そして、スイッチ基板61の上部
にマウントされたプッシュスイッチからなるカートリッ
ジ挿入検出スイッチ66、誤消去防止用検出スイッチ6
7、容量検出スイッチ68等がシャーシ41及びスライ
ド板57を貫通してカートリッジホルダー56の下部に
露出されている。なお、イジェクト釦48によってON
されるイジェクトスイッチ70がスイッチ基板61の前
端部(フロントパネル44側の端部)の下面にマウント
されている。
【0008】なお、シャーシ41は水平な底板部41a
と、その左右両側から上方に垂直状に立ち上げられた左
右両側板部41bを有しており、スピンドルモータ51
はモータ基板59によってシャーシ41の底板部41a
の下部に合計3つのスペーサを介してビス止めされてい
る。そして、このスピンドルモータ51の上部に搭載さ
れているディスクテーブル53が底板部41aに形成さ
れた開口72を挿通してその底板部41aの上方に突出
されている。また、カートリッジホルダー56は水平な
天板部56aと、その左右両側から下方に垂直に立ち下
げられた左右両側板部56bと、その左右両側板部56
bの下端から内側に水平状に折り返された左右一対の底
板部56cとによって全体として扁平なほぼコ字状に形
成されていて、そのカートリッジホルダー56の前端部
(フロントパネル44側の端部)に開口されたカートリ
ッジ挿入用開口56dがフロントパネル44のカートリ
ッジ挿入口46にほぼ対向されている。そして、フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCがこのカートリッジ
挿入用開口56dからカートリッジホルダー56内に矢
印a、b方向から水平に出し入れされるように構成され
ている。そして、このカートリッジホルダー56の天板
部56aのフロントパネル44側とは反対側である後端
側の中央部にはヘッド挿入用開口73が切り欠かれてい
て、ヘッドアーム104の左右両側に一体成形された左
右一対のスライドアーム105がその開口73の左右両
側縁の上部に矢印a、b方向にスライド自在に載置され
ている。また、スライド板57もシャーシ41と同様に
水平な底板部57aと、その底板部57aの左右両側か
ら垂直状に立ち上げられた左右両側板部57bを有して
いる。そして、このスライド板57はその底板部57b
に形成された合計4つのガイド溝74によって合計4つ
の位置決め用基準ピン64及び高さ基準ピン65にスラ
イド自在に係合されていて、このスライド板57はシャ
ーシ41の底板部41a上にてアンローディング位置P
11とローディング位置P12との間に矢印a、b方向にス
ライド自在に構成されている。
【0009】そして、カートリッジローディング機構5
8は、カートリッジホルダー56の左右両側板部56b
の前後両端に円筒状に絞り加工(バーリング加工)等に
よって形成された合計4つのガイドピン75と、スライ
ド板57の左右両側板部57bに形成されて、合計4つ
のガイドピン75がスライド自在に係合された合計4つ
の傾斜ガイド溝76と、カートリッジホルダー56の左
右両側板56bの前後方向のほぼ中央部に一体に形成し
た左右一対のガイド突起77と、シャーシ41の左右両
側板部41bの内側面に形成されて、左右一対のガイド
突起77が上下方向である矢印g、h方向にスライド自
在に係合された左右一対の垂直ガイド溝78とによって
構成されている。なお、左右一対のガイド突起77と左
右一対の垂直ガイド溝78によってカートリッジホルダ
ー56をシャーシ41内で前後方向(矢印a、b方向)
及び左右方向(矢印b、c方向)の動きを規制するため
の左右一対のガイド機構が構成されている。そして、ス
ライド板57はシャーシ41との間に取り付けられたス
ライド付勢手段である引張りコイルバネ79によって前
方である矢印b方向にスライド付勢されていて、シャー
シ41の後端側(フロントパネル44の反対側)で、そ
の底板部41a上の一側部はギアードモータで構成され
たイジェクトモータ80が取り付けられている。そし
て、このイジェクトモータ80にはイジェクト駆動ピン
81が偏心位置に形成されているイジェクト用カム82
が取り付けられていて、スライド板57の一方の側板部
57bの後端から後方に延出されたイジェクト用アーム
部83をイジェクト用駆動ピン81が駆動するように構
成されている。そして、シャーシ41の底板部41a上
でイジェクトモータ80の前側位置(フロントパネル4
4側の位置)にはシャッター開閉レバーを兼用している
トリガーレバー84が支点ピン85を中心に図13に実
線で示すロック位置と1点鎖線で示すロック解除位置と
の間で矢印i、j方向に回転自在に取り付けられてい
て、回転付勢手段である捩りコイルバネ83aによって
ロック位置まで矢印i方向に回転付勢されている。そし
て、このトリガーレバー84がスライド板57に形成さ
れた被ロック部86をロック及びロック解除するように
構成されている。
【0010】そして、このカートリッジローディング機
構58によれば、図13及び図16に示すように、スラ
イド板57が引張りコイルバネ79に抗して後方のアン
ローディング位置P11まで矢印a方向にスライドされた
状態で、その被ロック部86に係合されたトリガーレバ
ー84によってロックされていて、そのスライド板57
の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカートリッジホ
ルダー56の合計4つのガイドピン75が上方である矢
印h方向に押し上げられて、左右一対のガイド突起77
を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しながら、カート
リッジホルダー56をカートリッジ挿入口46と同一高
さの上昇位置であるアンローディング位置P13まで平行
運動によって上昇駆動している。そして、トリガーレバ
ー84が図13に実線で示すロック位置から1点鎖線で
示すロック解除位置へ捩りコイルバネ83aに抗して矢
印j方向に回転されると、そのトリガーレバー84によ
るスライド板57のロックが解除されて、このスライド
板57が図16に示すアンローディング位置P11から前
方のローディング位置P12まで引張りコイルバネ79に
よって矢印b方向にスライドされて、そのスライド板5
7の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカートリッジ
ホルダー56の合計4つのガイドピン75が下方である
矢印g方向に押し下げられて、左右一対のガイド突起7
7を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しながら、カー
トリッジホルダー56をアンローディング位置P13の下
方に設定された下降位置である図17の(A)に実線で
示すローディング位置P14まで矢印g方向に平行運動に
よって下降駆動する。なお、この時、図13に示すよう
に、シャーシ41の底板部41a上に取り付けられてス
ライド板57に形成されているラック87に係合されて
いるダンパー88のダンピング作用によってスライド板
57は低速で矢印b方向にスライドされ、カートリッジ
ホルダー56がアンローディング位置からローディング
位置まで静かに下降駆動されるように構成されている。
【0011】そして、イジェクトモータ80によってイ
ジェクト用カム82が図17の(A)に示す位置から1
回転駆動されると、そのイジェクト用駆動ピン81が図
17の(B)及び(C)に示すようにスライド板57の
イジェクト用アーム部83を引っ掛けて、そのスライド
板57を引張りコイルバネ79に抗してアンローディン
グ位置P12から後方のローディング位置P11まで矢印a
方向にスライド駆動されて、カートリッジホルダー56
が図18の(A)に示すローディング位置P14から図1
6に示すアンローディング位置P13へ平行運動によって
矢印h方向に上昇駆動され、トリガーレバー84が図1
3に1点鎖線で示すロック解除位置から実線で示すロッ
ク位置84へ矢印i方向に自動復帰されるトリガーレバ
ー84によってスライド板57がそのアンローディング
位置P13で再び自動ロックされるように構成されてい
る。なお、図12に示すように、カートリッジホルダー
56の天板部56aの後端側の一側部にはカートリッジ
誤挿入防止レバー89が支点ピン90を中心に矢印k、
m方向に回転自在に取り付けられていて、このカートリ
ッジ誤挿入防止レバー89が天板部56aとの間に取り
付けられた回転付勢手段である引張りコイルバネ91に
よって矢印k方向に回転付勢されている。また、カート
リッジホルダー56の天板部56aの左右両側位置には
板バネ等で構成された左右一対のカートリッジ圧着用バ
ネ92が取り付けられている。そして、以上のように構
成されたこのフロッピーディスク・ドライブFDDは下
カバー43によってコンピューター機器等の内部シャー
シに取り付けられるように構成されていて、シャーシ4
1全体が下カバー3の上部にビス94によって取り付け
られている合計4つのインシュレーター93によってそ
の下カバー43の上部に弾性的に支持されて、外部振動
等に対するフロッピーディスク・ドライブFDDの耐振
性が実行されている。
【0012】このフロッピーディスク・ドライブFDD
は以上のように構成されていて、フロッピーディスク・
カートリッジFDCをカートリッジ挿入口46から水平
状に挿入してローディングし、内部のフロッピーディス
ク1にデータを記録及び/又は再生することができるよ
うに構成されている。即ち、図12、図13及び図16
に1点鎖線で示すように、フロッピーディスク・カート
リッジFDCをカートリッジ挿入口46からアンローデ
ィング位置P13に上昇されているカートリッジホルダー
56内にカートリッジ挿入用開口56dを通して矢印a
方向に水平に挿入すると、図8に示すように、カートリ
ッジ5の前端面5aでトリガーレバー84がロック位置
からロック解除位置まで捩りコイルバネ84aに抗して
矢印j方向に回転され、この間に、このトリガーレバー
84によってこれらのシャッター8がシャッターバネ8
dに抗して矢印d方向に開蓋される。そして、トリガー
レバー84がロック解除位置まで矢印j方向に回転され
た瞬間に、引張りコイルバネ79によって図16に示す
アンローディング位置P11から図17の(A)に示すロ
ーディング位置P12まで矢印b方向へスライド駆動され
るカートリッジホルダー56によってフロッピーディス
ク・カートリッジFDCがアンローディング位置P13
ら図17に示すローディング位置P14へ矢印g方向に下
降駆動されて、フロッピーディスク・カートリッジFD
Cがそのローディング位置P14に水平にローディングさ
れる。そして、上下一対の磁気ヘッド101がフロッピ
ーディスク・カートリッジFDCの上下一対のヘッド挿
入穴7内に上下両側から挿入されてフロッピーディスク
1の上下両面に接触され、ヘッドキャリッジ102のヘ
ッドアーム104の左右一対のスライドアームは相対的
にカートリッジホルダー56の天板部56aの上方に逃
がされる。
【0013】なお、フロッピーディスク・カートリッジ
FDCをカートリッジ挿入口46から正しく挿入した時
には、カートリッジ誤挿入防止レバー89が斜面12に
よって矢印m方向に回転して逃げることによって、フロ
ッピーディスク・カートリッジFDCの挿入を可能にし
ている。一方、フロッピーディスク・カートリッジFD
Cがカートリッジ挿入口46から誤挿入(上下や前後に
反転された誤った向きで挿入されること)された時に
は、そのカートリッジ誤挿入防止レバー89がフロッピ
ーディスク・カートリッジFDCの挿入を禁止すること
ができる。
【0014】そして、ローディング位置P14にローディ
ングされたフロッピーディスク・カートリッジFDCは
合計4つの位置決め用基準ピン64及び高さ基準ピン6
5上に引張りコイルバネ79のバネ力によって水平に圧
着されて位置決めされ、カートリッジ挿入検出スイッチ
66によってこれらのローディング完了状態が検出され
ると共に、フロッピーディスク・カートリッジFDCの
誤消去防止の有無やこれらのフロッピーディスク1の記
録容量が容量検出スイッチ68によって検出される。な
お、この際、図21に示すように、フロッピーディスク
・カートリッジFDCの前端面5a側の左右一対の基準
穴9がシャーシ41上の左右一対の位置決め用基準ピン
64の位置決めピン64bに上方から挿入されて、その
位置決め用基準ピン64の高さ基準面64a上に水平に
載置されると共に、そのフロッピーディスク・カートリ
ッジFDCの後端面5d側の左右2箇所が左右一対の高
さ基準ピン65の基準面65a上に水平に載置されて、
フロッピーディスク・カートリッジFDCが水平方向及
び垂直方向の2方向に対して不動状態に正確に位置決め
されて、フロッピーディスク1がディスクテーブル53
に対してセンターリングされる。そして、フロッピーデ
ィスク1のセンターコア2がカートリッジ5のセンター
コア穴6内に下方から相対的に挿入されたディスクテー
ブル53上にマグネットシート24によってチャッキン
グされて、そのセンターコア2の中心穴2aがスピンド
ル52に嵌合されると共に、これらの回転駆動ピン嵌合
穴2bが回転駆動ピン25に嵌合される。そして、フロ
ッピーディスク1がスピンドルモータ51によって所定
の回転速度で回転駆動されると共に、リニアアクチュエ
ータ103によってヘッドキャリッジ102が矢印a、
b方向に移送されることにより、上下一対の磁気ヘッド
101がスキャニングセンターP2 に沿って矢印a、b
方向にシークされて、フロッピーディスク1にデータを
記録及び/又は再生することになる。
【0015】そして、このようにして、フロッピーディ
スク1にデータを記録及び/又は再生した後に、イジェ
クト釦48を押すと、イジェクトスイッチ70がONさ
れて、イジェクトモータ80によってイジェクト用カム
82が1回転駆動され、カートリッジホルダー56が図
13に示す引張りコイルバネ79に抗して図17のA)
に示すローディング位置P12から図16に示すアンロー
ディング位置P11まで矢印a方向にスライド駆動され
て、フロッピーディスク・カートリッジFDCが図17
の(A)に示すローディング位置P14から図16に示す
アンローディング位置P12までカートリッジホルダー5
6によって矢印h方向に上昇駆動される。そして、図1
3に1点鎖線で示すロック解除位置から実線で示すロッ
ク位置まで捩りコイルバネ84aによって矢印i方向に
回転されるトリガーレバー84によってフロッピーディ
スク・カートリッジFDCがカートリッジホルダー56
のカートリッジ挿入用開口56dを通してカートリッジ
挿入口46から図18に1点鎖線で示すように矢印b方
向に押し出されると共に、シャッター8がシャッターバ
ネ8dによって矢印c方向に閉蓋される。
【0016】ところで、この従来のフロッピーディスク
・ドライブFDDでは、図6〜図7、図18及び図21
に示すように、カートリッジホルダー56の天板部56
aで、シャーシ41上の左右各一対の位置決め用基準ピ
ン64及び高さ基準ピン65のほぼ真上相当位置に合計
4つのカートリッジ押圧部96が形成されていて、この
合計4つのカートリッジ押圧部96はプレス加工によっ
て天板部56aの下面にほぼ半球面状に打ち出し成形さ
れた合計4つの突起(いわゆるダボ)で構成されてい
た。
【0017】そして、図21に示すように、カートリッ
ジホルダー56によってフロッピーディスク・カートリ
ッジFDCがローディング位置へ矢印g方向からローデ
ィングされて、前端面5a側の左右一対の基準穴9がシ
ャーシ41上の左右一対の位置決め用基準ピン64の位
置決めピン64bの外周に挿入されて位置決めされると
共に、その位置決め用基準ピン64の位置決めピン64
bの外周の高さ基準面64a上に水平に載置され、その
フロッピーディスク・カートリッジFDCの後端面5d
側の左右2箇所が左右一対の高さ基準ピン65の上端の
高さ基準面65a上に水平に載置された時に、図13に
示されている引張りコイルバネ79のバネ力によってカ
ートリッジホルダー56の天板部56aの下面の合計4
つの突起97で、これら合計4つの位置決め用基準ピン
64及び高さ基準ピン65のほぼ真上位置からフロッピ
ーディスク・カートリッジFDCを下方である矢印g方
向に押圧することにより、そのフロッピーディスク・カ
ートリッジFDCをこれら合計4つの位置決め用基準ピ
ン64及び高さ基準ピン65上に水平状に固定して、内
部のフロッピーディスク1を基準高さ位置に設定するよ
うに構成していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
フロッピーディスク・ドライブFDDは、図6及び図7
に示すように、カートリッジローディング機構58が、
カートリッジホルダー56と、スライド板57と、フロ
ッピーディスク・カートリッジFDCのシャッター8の
開閉及びカートリッジホルダー57の昇降時のトリガー
機能を有するトリガーレバー84の主要3部品を備えて
いる。また、シャーシ41上にはフロッピーディスク・
カートリッジFDC内のフロッピーディスク1をディス
クテーブル53に対してセンターリングするための左右
一対の位置決めピンである位置決め用基準ピン64が垂
直状に取り付けられていて、カートリッジホルダー56
によってフロッピーディスク・カートリッジFDCがア
ンローディング位置(上昇位置)からローディング位置
(下降位置)へ矢印g方向に垂直に下降された時に、フ
ロッピーディスク・カートリッジFDCの左右一対の位
置決め用基準穴9が左右一対の位置決め用基準ピン64
の円錐形状の位置決めピン64bに上方から嵌合される
ように構成されている。
【0019】ここで、カートリッジホルダー56によっ
てフロッピーディスク・カートリッジFDCがアンロー
ディング位置からローディング位置へ矢印g方向に垂直
に下降される瞬間に、フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCに加えられる側圧(横向きの力)を考慮する
と、図8に示すように、トリガーレバー84がフロッピ
ーディスク・カートリッジFDCのシャッター8を捩り
コイルバネ8dに抗して左方向である矢印d方向に開蓋
(押し開くこと)するために、そのシャッター8の反力
F1がフロッピーディスク・カートリッジFDCに伝わ
り、そのフロッピーディスク・カートリッジFDCはカ
ートリッジホルダー56の左側の側板部56bを側圧F
2で左方向である矢印d方向へ押す。
【0020】この際、シャーシ41の左右一対の側板部
41bとカートリッジホルダー56の左右一対の側板部
56bとの間及びカートリッジホルダー56の左右一対
の側板部56bとフロッピーディスク・カートリッジF
DCの左右両側面5b、5cとの間には必ずクリアラン
スGが存在するために、そのクリアランスG分だけ、シ
ャーシ41のセンターであるドライブセンターP11に
対してフロッピーディスク・カートリッジFDCのセン
ターであるカートリッジセンターP12が左方向である
矢印d方向へ片寄せされた状態で矢印g方向に垂直に下
降されることになる。
【0021】一方、シャーシ41上の左右一対の位置決
め用基準ピン64はドライブセンターP11に対して左
右等距離L11に振り分けられているために、フロッピ
ーディスク・カートリッジFDCがドライブセンターP
11に対して左方向に片寄せされた状態で矢印g方向に
垂直に下降されると、図9に示すように、左右一対の位
置決め用基準穴9のセンターP13が左右一対の位置決
め用基準ピン64のセンターP14に対して左方向であ
る矢印d方向にクリアランスG分だけセンターずれした
状態で上方から嵌合されることになる。すると、左右一
対の位置決め用基準穴9は大きな負荷を伴いながら左右
一対の位置決め用基準ピン64に嵌合されることにな
り、その負荷の大きさによってはディスクテーブル53
に対するフロッピーディスク1のセンターコア2のチャ
ッキングミスが発生して、フロッピーディスク1を破損
してしまうような重大な事故が起こることがある。
【0022】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、フロッピーディスク・カートリッ
ジをローディング位置へローディングして、そのフロッ
ピーディスク・カートリッジの左右一対の位置決め穴を
シャーシ上の左右一対の基準ピンに上方から嵌合させる
際の負荷を軽減できるようにしたフロッピーディスク・
ドライブを提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のフロッピーディスク・ドライブは、カート
リッジホルダーのカートリッジ挿入用開口からそのカー
トリッジホルダー内に挿入されるフロッピーディスク・
カートリッジのシャッターをシャーシ上に回転自在に取
り付けられたトリガーレバーによって一側方へ開蓋し、
そのトリガーレバーによってスライド開始されるスライ
ド板をシャーシ上でスライドすることによってカートリ
ッジホルダーをアンローディング位置からローディング
位置へ垂直に下降して、フロッピーディスク・カートリ
ッジの下部の左右一対の位置決め穴をシャーシ上の左右
一対の基準ピンに上方から嵌合させてフロッピーディス
クのセンターリングを行うようにしたフロッピーディス
ク・ドライブにおいて、カートリッジホルダーのカート
リッジ挿入用開口をドライブセンターに対してシャッタ
ー開蓋方向へ偏位させたものである。
【0024】上記のように構成された本発明のフロッピ
ーディスク・ドライブは、カートリッジホルダーのカー
トリッジ挿入用開口を予めドライブセンターに対してシ
ャッター閉蓋方向へ偏位させてあるので、フロッピーデ
ィスクのローディング時に、フロッピーディスク・カー
トリッジのシャッターを開蓋駆動するトリガーレバーに
よってそのフロッピーディスク・カートリッジがドライ
ブセンターに対してシャッター開蓋方向へ片寄った状態
で垂直に下降することによって、フロッピーディスク・
カートリッジの左右一対の位置決め穴をシャーシ上の左
右一対の基準ピンにほぼ真上からスムーズに嵌合させる
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したフロッピ
ーディスク・ドライブの実施の形態を図1〜図5を参照
して説明する。なお、図6〜図25と同一構造部には同
一の符号を付して説明の重複を省く。
【0026】「第1の実施形態」まず、図1〜図3によ
って、本発明のフロッピーディスク・ドライブFDDの
第1の実施形態を説明すると、この場合には、カートリ
ッジローディング機構58において、シャーシ41の左
右両側板部41b内でカートリッジホルダー56の前後
方向(矢印a、b方向)及び左右方向(矢印c、d方
向)の動きを規制する左右一対のガイド機構111L、
111Rが前述したようにカートリッジホルダー56の
左右両側板部56bL、56bRの前後方向のほぼ中央
部から左右両側方に水平状に折り曲げ加工された左右一
対のガイド突起77L、77Rと、シャーシ41の左右
両側板部41bL、41bRの内側面41dL、41d
Rに形成された左右一対の垂直ガイド溝78L、78R
によって構成されていて、その左右一対のガイド突起7
7L、77Rの先端は左右一対の垂直ガイド溝78L、
78R内で、左右両側板部41bL、41bRの内側面
41dL、41dRに突き当たることができるように構
成されている。ここで、これら左右一対のガイド突起7
7L、77Rのうち、カートリッジホルダー56の前端
のカートリッジ挿入用開口56dを正面から見た状態で
左側位置に左側ガイド突起77Lが配置され、同じく右
側位置に右側ガイド突起77Rが配置されている。そし
て、そのカートリッジホルダー56の左側が前述したフ
ロッピーディスク・カートリッジFDCのシャッター8
の開蓋方向に相当し、同じく右側がそのシャッター8の
閉蓋方向に相当する。
【0027】そこで、図3の(A)(B)に示すよう
に、左側ガイド突起77Lの左方向(矢印d方向)への
突出量XLを右側ガイド突起77Rの右方向(矢印c方
向)への突出量XRよりも大きく(XL>XR)構成す
ることにより、その左側ガイド突起77Lの先端がシャ
ーシ41の左側側板部41bLの内側面41dLに矢印
d方向から突き当てることによって、図2に示すよう
に、カートリッジホルダー56の前端のカートリッジ挿
入用開口56dのセンターP15をドライブセンターP
11に対してシャッター8の閉蓋方向側である右方向
(矢印c方向)側へ偏位量G1分偏位(シフトさせるこ
と)させたものである。但し、この偏位量G1はカート
リッジホルダー56内でのフロッピーディスク・カート
リッジFDCの矢印d方向側への最大偏位量に等しく構
成されている。そして、このように、カートリッジ挿入
用開口56dをドライブセンターP11に対して矢印c
方向に偏位させた状態で、カートリッジホルダー56の
天板部56aの下面に形成されている合計4つのカート
リッジ押圧部96をシャーシ41上の合計4つの位置決
めピンである左右各一対の位置決め用基準ピン64及び
高さ基準ピン65の真上位置に配置している。
【0028】このように構成された第1の実施形態によ
れば、図1及び図2に1点鎖線で示すように、前述同様
に、フロッピーディスク・カートリッジFDCがカート
リッジ挿入用開口56dからカートリッジホルダー56
内に矢印a方向から水平に挿入されて、矢印j方向に回
転されるトリガーレバー84でシャッター8がシャッタ
ーバネ8dに抗して矢印d方向に開蓋される際に、その
フロッピーディスク・カートリッジFDCがカートリッ
ジホルダー56内で矢印d方向に片寄せされることを考
慮して、その片寄せ量に相当する寸法だけ、カートリッ
ジ挿入用開口56dをドライブセンターP11に対して
矢印c方向に予め偏位させたものである。但し、カート
リッジホルダー56もフロッピーディスク・カートリッ
ジFDCと一緒に矢印d方向へ片寄せされようとする
が、図3に示すように、左側ガイド突起78Lの先端が
シャーシ41の左側板部41bLの内側面41dLに矢
印d方向から突き当てられることになるために、シャー
シ41に対するカートリッジホルダー56のそれ以上の
矢印d方向側への片寄せは発生しない。
【0029】従って、前述したように、このカートリッ
ジホルダー56内へのフロッピーディスク・カートリッ
ジFDCの矢印a方向への挿入完了及びシャッター8の
開蓋完了後に、トリガーレバー84によるトリガー機能
(スライド板57を矢印b方向にスライド開始するため
のトリガー機能を言う)によってスライド板57が引張
りコイルバネ79により矢印b方向にスライド駆動され
て、カートリッジホルダー56によってフロッピーディ
スク・カートリッジFDCがローディング位置まで矢印
g方向に垂直に下降される時に、そのフロッピーディス
ク・カートリッジFDCの左右一対の位置決め用基準穴
9のセンターP13をシャーシ41上の左右一対の位置
決め用基準ピン64のセンターP14に正確に一致させ
て、その左右一対の位置決め用基準穴9を左右一対の位
置決め用基準ピン64に上方から嵌合させることができ
る。そして、カートリッジホルダー56の天板部56a
の合計4つのカートリッジ押圧部96はフロッピーディ
スク・カートリッジFDCの合計4つの位置決め用基準
ピン64及び高さ基準ピン65の真上位置を正確に矢印
g方向へ押圧することができる。
【0030】この結果、左右一対の位置決め用基準穴9
を左右一対の位置決め用基準ピン64に真上から正確に
嵌合させることができて、その嵌合時に大きな摩擦力が
発生することがなく、誠にスムーズな嵌合が得られるこ
とになる。そして、この嵌合をスムーズに行えることか
ら、ディスクテーブル53に対するフロッピーディスク
1のセンターコア2のチャッキングミスの発生を未然に
防止することができて、そのチャッキングミスにより、
フロッピーディスク1を破損させるような重大事故を未
然に防止することができる。
【0031】「第2の実施形態」次に、図4及び図5に
よって、本発明のフロッピーディスク・ドライブの第2
の実施形態を説明すると、この場合は、カートリッジホ
ルダー56のカートリッジ挿入用開口56dのセンター
P15をドライブセンターP11に一致させる一方、左
右各一対の位置決め用基準ピン64及び高さ基準ピン6
5を前述したクリアランスG相当分だけドライブセンタ
ーP11に対してシャッター8の開蓋方向である矢印d
方向(左側)へ偏位(シフトさせること)させたもので
ある。また、合計4つのカートリッジ押圧部96もこれ
ら合計4つの位置決め用基準ピン64及び高さ基準ピン
65の真上位置に配置されるようにドライブセンターP
11に対して矢印d方向に偏位されている。即ち、左側
(矢印d方向側)の前後各一対の位置決め用基準ピン6
4、高さ基準ピン65及びカートリッジ押圧部96のド
ライブセンターP11に対する偏位量L12が、右側
(矢印c方向側)の前後各一対の位置決め用基準ピン6
4、高さ基準ピン65及びカートリッジ押圧部96のド
ライブセンターP11に対する偏位量L13より大きく
(L12>L13)に構成されていて、その差はL13
=L12−Gとなっている。
【0032】以上のように構成された本発明のフロッピ
ーディスク・ドライブの第2の実施形態によれば、図4
及び図5に1点鎖線で示すように、前述同様に、フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入
用開口56dからカートリッジホルダー56内に矢印a
方向から挿入されて、トリガーレバー84によってシャ
ッター8が矢印d方向に開蓋される際に、そのフロッピ
ーディスク・カートリッジFDC及びカートリッジホル
ダー56がシャーシ41内で左側である矢印d方向に片
寄せされ、その状態のまま、フロッピーディスク・カー
トリッジFDCがカートリッジホルダー56によってロ
ーディング位置まで矢印g方向に垂直に下降される際
に、フロッピーディスク・カートリッジFDCの左右一
対の位置決め用基準穴9のセンターP13を左右一対の
位置決め用基準ピン64のセンターP14に一致させた
状態で、左右一対の位置決め用基準穴9を左右一対の位
置決め用基準ピン64の真上からスムーズに嵌合させる
ことができ、合計4つのカートリッジ押圧部96はフロ
ッピーディスク・カートリッジFDCの合計4つの位置
決め用基準ピン64及び高さ基準ピン65の真上位置を
上方から正確に押圧することができるので、前述した第
1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0033】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0034】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のフロッ
ピーディスク・ドライブは、次のような効果を奏するこ
とができる。
【0035】請求項1は、カートリッジホルダーのカー
トリッジ挿入用開口を予めドライブセンターに対してシ
ャッター閉蓋方向へ偏位させておき、フロッピーディス
クのローディング時に、フロッピーディスク・カートリ
ッジのシャッターを開蓋駆動するトリガーレバーによっ
てそのフロッピーディスク・カートリッジがドライブセ
ンターに対してシャッター開蓋方向へ片寄った状態で垂
直に下降することによって、フロッピーディスク・カー
トリッジの左右一対の位置決め穴をシャーシ上の左右一
対の基準ピンにほぼ真上からスムーズに嵌合させること
ができるようにしたので、フロッピーディスク・カート
リッジのローディング位置への垂直河口時における左右
一対の基準ピンに対する左右位置の位置決め穴の嵌合時
の負荷を大幅に軽減させることができて、その嵌合をミ
スなく正確、かつ、スムーズに行える。従って、ディス
クテーブルに対するフロッピーディスクのチャッキング
ミスを未然に防止することができて、そのチャッキング
ミスによるフロッピーディスクの破損等も未然に防止す
ることができる。そして、このことからフロッピーディ
スク・ドライブを垂直に立て使用する垂直使用や水平に
寝かせて使用する水平使用等のどのような姿勢でも、フ
ロッピーディスクをディスクテーブルに正確、かつ、ス
ムーズにチャッキングさせることができて、高信頼性の
フロッピーディスク・ドライブを実現することができ
る。
【0036】請求項2は、シャーシ上の左右一対の基準
ピンをドライブセンターに対してシャッター開蓋方向へ
予め偏位させたことによって、フロッピーディスクのロ
ーディング時に、フロッピーディスク・カートリッジの
シャッターを開蓋駆動するトリガーレバーによってその
フロッピーディスク・カートリッジがドライブセンター
に対してシャッター開蓋方向へ片寄った状態で垂直に下
降することによって、フロッピーディスク・カートリッ
ジの左右一対の位置決め穴をシャーシ上の左右一対の基
準ピンにほぼ真上からスムーズに嵌合させることができ
るようにしたので、フロッピーディスク・カートリッジ
のローディング位置への垂直下降時における左右一対の
基準ピンに対する左右位置の位置決め穴の嵌合時の負荷
を大幅に軽減させることができて、その嵌合をミスなく
正確、かつ、スムーズに行える。従って、ディスクテー
ブルに対するフロッピーディスクのチャッキングミスを
未然に防止することができて、そのチャッキングミスに
よるフロッピーディスクの破損等も未然に防止すること
ができる。そして、このことからフロッピーディスク・
ドライブを垂直に立て使用する垂直使用や水平に寝かせ
て使用する水平使用等のどのような姿勢でも、フロッピ
ーディスクをディスクテーブルに正確、かつ、スムーズ
にチャッキングさせることができて、高信頼性のフロッ
ピーディスク・ドライブを実現することができる。
【0037】請求項3は、カートリッジホルダーの天板
部の左右一対のカートリッジ押圧部を左右一対の基準ピ
ンの真上位置に配置したので、フロッピーディスクのロ
ーディング時に、これら左右一対のカートリッジ押圧部
でフロッピーディスクの左右一対の基準ピンの真上位置
を上方から正確に押圧することができて、左右一対の基
準ピンに対する左右一対の位置決め穴の嵌合を正確に、
かつ、スムーズに行うことができて、チャッキングミス
を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したフロッピーディスク・ドライ
ブの第1の実施形態を説明する上カバーを取り外した状
態の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視での正面図である。
【図3】図1のL部分及びR部分の拡大平面図である。
【図4】本発明を適用したフロッピーディスク・ドライ
ブの第2の実施形態を説明する上カバーを取り外した状
態の平面図である。
【図5】図4のB−B矢視での正面図である。
【図6】従来のフロッピーディスク・ドライブの上カバ
ーを取り外した状態の平面図である。
【図7】図6のC−C矢視での正面図である。
【図8】トリガーレバーによるシャッター開蓋時のフロ
ッピーディスク・カートリッジの左側への片寄せ動作を
説明する平面図である。
【図9】図8のD−D矢視での正面図と、高さ基準ピン
に対する位置決め穴の横ずれを説明する部分拡大一部切
欠き正面図である。
【図10】従来のフロッピーディスク・ドライブ全体の
外観斜視図である。
【図11】図10のフロッピーディスク・ドライブ全体
の分解斜視図である。
【図12】図10のフロッピーディスク・ドライブ全体
の上カバーを取り外した状態の平面図である。
【図13】図10のフロッピーディスク・ドライブ全体
の上カバー及びカートリッジホルダをーを取り外した状
態の平面図である。
【図14】図10のフロッピーディスク・ドライブ全体
の下面図である。
【図15】図10のフロッピーディスク・ドライブ全体
の下カバーを取り外した状態の下面図である。
【図16】図10のフロッピーディスク・ドライブのカ
ートリッジローディング機構のアンローディング状態の
側面図である。
【図17】図10のフロッピーディスク・ドライブのカ
ートリッジローディング機構のローディング状態とイジ
ェクトモータによるスライド板のスライド駆動動作を説
明する側面図である。
【図18】図10のフロッピーディスク・ドライブのカ
ートリッジホルダーの斜視図である。
【図19】図10のフロッピーディスク・ドライブのカ
ートリッジローディング機構のスライド板の斜視図であ
る。
【図20】図10のフロッピーディスク・ドライブのシ
ャーシの斜視図である。
【図21】図10のフロッピーディスク・ドライブのフ
ロッピーディスク・カートリッジのローディング完了状
態を説明する一部切欠き側面図と要部2箇所の拡大一部
切欠き側面図である。
【図22】従来のフロッピーディスク・カートリッジの
斜視図である。
【図23】図22のフロッピーディスク・カートリッジ
の分解斜視図である。
【図24】図22のフロッピーディスク・カートリッジ
の平面図である。
【図25】図22のフロッピーディスク・カートリッジ
の下面図である。
【符号の説明】
FDDはフロッピーディスク・ドライブ、FDCはフロ
ッピーディスク・カートリッジ、1はフロッピーディス
ク、9は位置決め穴である位置決め用基準穴、41はシ
ャーシ、56はカートリッジホルダー、57はスライド
板、58はカートリッジローディング機構、64は位置
決めピンである位置決め用基準ピン、65は位置決めピ
ンである高さ基準ピン、75はガイドピン、75aはガ
イドピンの1つ、76は傾斜ガイド溝、76aは傾斜ガ
イド溝の1つ、77L、77Rはガイド突起、78L、
78Rは垂直ガイド溝、79はスライド付勢手段である
引張りコイルバネ、80はイジェクトモータ、84はト
リガーレバー、101は磁気ヘッド、102はヘッドキ
ャリッジ、96はカートリッジ押圧部、111L、11
1Rはガイド機構である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にフロッピーディスクが回転自在に収
    納され、ヘッド挿入穴を開閉する左右方向にスライド自
    在のシャッターが取り付けられ、かつ、下部に左右一対
    の位置決め穴が形成されているフロッピーディスク・カ
    ートリッジと、 上記フロッピーディスク・カートリッジが挿入及び排出
    されるカートリッジ挿入用開口を有するカートリッジホ
    ルダーと、 シャーシ上に回転自在に取り付けられて、上記フロッピ
    ーディスク・カートリッジのシャッターを一側方へ開蓋
    するトリガーレバーと、 シャーシ上にスライド自在に取り付けられ、上記トリガ
    ーレバーによってスライド開始されるスライド板のスラ
    イドによって上記カートリッジホルダーをアンローディ
    ング位置とローディング位置との間で垂直方向に昇降駆
    動するカートリッジローディング機構と、 上記シャーシ上に垂直状に取り付けられ、上記ローディ
    ング位置へ垂直に下降された上記フロッピーディスク・
    カートリッジの上記左右一対の位置決め穴が上方から嵌
    合される左右一対の基準ピンを備えたフロッピーディス
    ク・ドライブにおいて、 上記カートリッジホルダーのカセット挿入用開口をドラ
    イブセンターに対して上記シャッターの閉蓋方向へ偏位
    させたことを特徴とするフロッピーディスク・ドライ
    ブ。
  2. 【請求項2】内部にフロッピーディスクが回転自在に収
    納され、ヘッド挿入穴を開閉する左右方向にスライド自
    在のシャッターが取り付けられ、かつ、下部に左右一対
    の位置決め穴が形成されているフロッピーディスク・カ
    ートリッジと、 上記フロッピーディスク・カートリッジが挿入及び排出
    されるカートリッジ挿入用開口を有するカートリッジホ
    ルダーと、 シャーシ上に回転自在に取り付けられて、上記フロッピ
    ーディスク・カートリッジのシャッターを一側方へ開蓋
    するトリガーレバーと、 シャーシ上にスライド自在に取り付けられ、上記トリガ
    ーレバーによってスライド開始されるスライド板のスラ
    イドによって上記カートリッジホルダーをアンローディ
    ング位置とローディング位置との間で垂直方向に昇降駆
    動するカートリッジローディング機構と、 上記シャーシ上に垂直状に取り付けられ、上記ローディ
    ング位置へ垂直に下降された上記フロッピーディスク・
    カートリッジの上記左右一対の位置決め穴が上方から嵌
    合される左右一対の基準ピンを備えたフロッピーディス
    ク・ドライブにおいて、 上記シャーシ上に取り付けられた上記左右一対の基準ピ
    ンをドライブセンターに対して上記シャッターの開蓋方
    向に偏位させて配置させたことを特徴とするフロッピー
    ディスク・ドライブ。
  3. 【請求項3】上記カートリッジホルダーの天板部に設け
    られた左右一対のカートリッジ押圧部を上記左右一対の
    基準ピンの真上位置に配置したことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のフロッピーディスク・ドライ
    ブ。
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