JP2903585B2 - ディスクのローディング機構 - Google Patents

ディスクのローディング機構

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JP2903585B2
JP2903585B2 JP2011620A JP1162090A JP2903585B2 JP 2903585 B2 JP2903585 B2 JP 2903585B2 JP 2011620 A JP2011620 A JP 2011620A JP 1162090 A JP1162090 A JP 1162090A JP 2903585 B2 JP2903585 B2 JP 2903585B2
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cartridge
shutter
cartridge holder
arm
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浩二 高木
英司 山盛
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、以下の順序に従って説明される。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G−1 機器本体 (第1図、第2図及び第3図) G−2 カートリッジホルダ (第3図、第4図及び第5図) G−3 ディスククランパ (第2図、第4図及び第5図) G−4 シャッタ開閉機構 (第4図及び第5図) G−5 ディスククランパ接離機構 (第4図及び第5図) G−6 シャッタ開閉アーム移動操作機構 (第3図、第4図及び第5図) G−7 第1の蓋体 (第1図、第2図、第3図及び第6図) G−8 第2の蓋体 (第1図及び第2図) G−9 ディスクカートリッジの装着操作 (第1図、第5図、第7図、第8図及び第9図) G−10 光ディスク単体の装着操作 (第1図、第5図、第8図及び第10図) G−11 情報信号の読出し再生状態 (第9図及び第11図) G−12 ディスクカートリッジ又は光ディスク単体のエ
ジェクト操作 (第5図、第7図、第8図及び第9図) G−13 電子機器の保管状態 (第12図) H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、光ディスクの如き情報ディスクをディスク
テーブル上に装着操作するものであって、特にディスク
単体及びディスクをカートリッジに収納したディスクカ
ートリッジのいずれをもディスクテーブル上に装着操作
し得るようにしたディスクのローディング機構に関す
る。
B.発明の概要 本発明は、カートリッジに収納されたディスクをディ
スクテーブル上に装着操作するカートリッジホルダに設
けられた上記ディスクカートリッジに対するディスクカ
ートリッジの挿脱に関連して上記ディスクカートリッジ
に設けられた開口部を開閉するシャッタを少なくとも開
放操作するシャッタ開放機構を、上記カートリッジホル
ダの下降位置側への移動操作に連動してシャッタ開放部
材移動操作手段によって、上記ディスクテーブル上に載
置されて回転するディスクの回転を阻害しない位置に逃
がすようになすことにより、ディスクカートリッジ及び
ディスク単体のいずれをもディスクテーブル上に装着可
能となすディスクのローディング機構である。
C.従来の技術 従来、楽音情報信号や映像情報信号、その他情報信号
の記録媒体として光ディスクが用いられている。
この光ディスクは、透明なポリカーボネート樹脂等の
合成樹脂板を基板とし、この基板面に記録層を形成し、
さらにこの記録層を透明な合成樹脂層で覆って構成され
てなる。このように構成された光ディスクは、フィルム
シートを基材とする磁気ディスク等に比し十分な機械的
強度を有する。また、上記光ディスクの記録層は、合成
樹脂層で覆われてなるので、塵芥等に対しても十分な耐
久性を有する。そこで、楽音信号等を記録した光ディス
クであるいわゆるコンパクトディスクは、ディスク単体
でディスクプレートに装着されるなど、ディスク単体の
まま取り扱われている。
また、光ディスクは、情報信号の高密度記録が可能で
あるので、高密度に情報信号を記録したももある。さら
には、光ディスクには、記録される情報信号を書き換え
可能としたものや、光磁気効果により情報信号の書き換
えを可能とした光磁気ディスクがある。この種の光ディ
スクは、信号記録面へのわずかの塵芥の付着によって
も、情報信号の記録あるいは再生の欠落等を生じさせ、
良好な記録再生特性を維持できなくなってしまう。
そこで、この種の光ディスクは、カートリッジ本体に
収納され且つ上記カートリッジ本体に収納されたままの
状態で記録及び/又は再生装置に装着される。この光デ
ィスク201を収納したディスクカートリッジ200は、例え
ば第13図から第16図に示すように構成されている。すな
わち、上記ディスクカートリッジ200は、第13図及び第1
4図に示すように、上ハーフ203及び下ハーフ204を突合
せ結合して形成したカートリッジ本体202内に光ディス
ク201を回転可能に収納している。上記カートリッジ本
体202には、第15図及び第16図に示すように、光ディス
ク201の信号記録面の一部を径方向に亘って外方に臨ま
せる開口部205が開設されるとともに、この開口部205に
連続してカートリッジ本体202の略中央部に上記光ディ
スク201を回転操作するディスク回転駆動装置のディス
クテーブル8が進入するディスクテーブル挿入用開口部
206が開設されている。また、上記カートリッジ本体202
には、上記開口部205及びディスクテーブル挿入用開口
部206を介して上記カートリッジ本体202内に塵芥等が侵
入しここに収納された光ディスク201の信号記録面を汚
損しないようになすため、上記開口部206及びディスク
テーブル挿入用開口部206を閉塞するシャッタ207が移動
可能に取付けられている。このシャッタ207は、薄い金
属板を断面コ字状に折曲して形成され、上下一対の覆板
207a,207bで上記開口部205及びディスクテーブル挿入用
開口部206を覆うようにしてカートリッジ本体202に嵌合
するようにして取付けられている。そして、上記シャッ
タ207は、ディスクカートリッジ200が記録及び/又は再
生装置のディスク装着部に装着されない非使用時に常に
上記開口部205及びディスクテーブル挿入用開口部206を
閉塞するようにシャッタ閉塞用バネ210で移動付勢され
ている。また、上記シャッタ207の一対の覆板207a,207b
を連設する前面側には、このディスクカートリッジ200
が装着される記録及び/又は再生装置側に設けられるシ
ャッタ開放機構を構成するシャッタ開放アーム先端に植
立されたシャッタ開閉ピンが係合するピン係合孔208が
設けられている。そして、上記シャッタ207は、ディス
クカートリッジ200を上記カートリッジホルダ25に挿入
操作すると上記シャッタ開閉ピンが上記ピン係合孔208
に係合し、上記ディスクカートリッジ200をカートリッ
ジホルダ25内にさらに挿入することにより上記シャッタ
開放アームが回動操作され、このシャッタ開閉アームの
回動に追随してシャッタ閉塞用バネ210の付勢力に抗し
て移動操作される。このシャッタ閉塞用バネ210の付勢
力に抗したシャッタ207の移動操作により、第15図及び
第16図に示すように上記開口部205及びディスクテーブ
ル挿入用開口部206の開放が行われる。
D.発明が解決しようとする課題 ところで、従来上述したような光ディスクを単体で記
録媒体として用いるディスクプレーヤの如き装置は、専
ら光ディスク単体のみが装着可能なように構成されてい
る。また、カートリッジに光ディスクを収納したディス
クカートリッジを記録媒体とする記録及び/又は再生装
置は、光ディスク単体での装着を不能となし、専らディ
スクカートリッジのみの装着を可能となすように構成さ
れている。
しかし、光ディスクを記録媒体に用いるディスクプレ
ーヤ等のディスク再生装置や、ディスク記録及び/又は
再生装置にあっては、各種光ディスクの記録フォーマッ
トの共通化を図り、少なくとも複数の光ディスクに記録
された情報信号の読出し再生を可能となすディスク記録
及び/又は再生装置の開発が行われている。
そして、光ディスク単体及びディスクカートリッジそ
れぞれを記録媒体をとするディスク記録及び/又は再生
装置の開発も行われている。
そこで、本発明は、光ディスク単体及びディスクカー
トリッジのいずれをもディスク記録及び/又は再生装置
に対し装着可能となすディスクのローディング機構を提
供することを目的に提案されたものである。
E.課題を解決するための手段 本発明は、上述したような目的を達成すため、ディス
クが載置されこのディスクを回転操作するディスクテー
ブルを備えた機器本体に対し上昇位置と下降位置間に亘
って移動可能に支持されるとともに上記ディスクを回転
自在に収納したディスクカセットが挿入保持されるカー
トリッジホルダと、上記カートリッジホルダが下降位置
に移動操作されたときに上記ディスクテーブル上に載置
されたディスクを上記ディスクテーブルと共働して挾持
するディスククランパと、上記カートリッジホルダに対
するディスクカートリッジの挿脱に関連して上記ディス
クカートリッジに設けられた開口部を開閉するシャッタ
を少なくとも開放操作するシャッタ開放機構と、上記カ
ートリッジホルダの下降位置側への移動操作に連動して
上記シャッタ開放部材を上記ディスクテーブル上に載置
されて回転するディスクの回転を阻害しない位置に逃が
すシャッタ開放部材移動操作手段とを備えて構成されて
なるものである。
F.作用 本発明に係るディスクのローディング機構は、カート
リッジホルダにディスクカートリッジを挿入操作する
と、上記カートリッジホルダ側に設けられたシャッタ開
閉機構によって上記ディスクカートリッジのシャッタの
開放操作が行われる。上記ディスクカートリッジを挿入
保持させた状態でカートリッジホルダを下降操作する
と、シャッタの開放によって外方に臨まされたディスク
テーブル挿入用開口部を通じてディスクテーブルがカー
トリッジ本体内に進入し、上記ディスクテーブル上にデ
ィスクが載置されるとともに、上記ディスクテーブル挿
入用開口部を通じてディスククランパが進入し、上記デ
ィスクテーブルと上記ディスククランパの共働作用によ
り上記ディスクを上記ディスクテーブルと一体に回転可
能なように挾持する。
また、ディスクカートリッジを挿入することなくカー
トリッジホルダを下降操作すると、このカートリッジホ
ルダの移動操作に連動して、シャッタ開放部材移動操作
手段により上記シャッタ開放部材が上記ディスクテーブ
ル上に載置されて回転するディスクの回転を阻害しない
位置に逃がされる。すなわち、ディスクカートリッジを
挿入することなくカートリッジホルダをディスクテーブ
ル側に下降操作した場合であっても、シャッタ開放部材
がディスクの回転を阻害しない位置に逃がされるので、
上記ディスクテーブル上に予めディスク単体を載置して
おくことが可能となる。
G.実施例 以下、本発明を日本語辞書情報や英和辞書情報等の情
報を記録した光ディスクをカートリッジ本体に収納した
ディスクカートリッジ及び楽音信号等を記録した光ディ
スク単体を選択的に記録媒体となし、上記カートリッジ
本体内の光ディスクから読出し再生した情報を可視情報
として表示部に表示する光ディスクの再生機能及び再生
された情報の表示機能を備えた電子機器に適用した例を
挙げて説明する。
G−1 機器本体(第1図、第2図及び第3図) 本発明に係る電子機器は、第1図及び第2図に示すよ
うに、ディスクカートリッジのカートリッジ本体に収納
された光ディスク又は光ディスク単体を回転操作するデ
ィスク回転駆動装置1及びこのディスク回転駆動装置1
によって回転操作される光ディスクに記録された情報信
号を読出し再生する情報信号読出し手段としての光学ピ
ックアップ装置2を内蔵した機器本体3を備えている。
上記機器本体3は、第2図に示すように、方形の箱状
に形成されたキャビネット4とこのキャビネット4の底
面側を開口を閉塞する底板5とから構成されてなる。こ
の機器本体3は、第1図に示すように、上面側に直径を
8cmとした光ディスクを収納したディスクカートリッジ
が装着されるに足るディスク装着部6を構成し、把持し
たとき人の掌上に載置されるに足る大きさに形成されて
なるものであって、横幅(W)を略10.5cm、長さ(L)
を略13cm、高さ(H)を4.5cmの大きさに形成されてい
る。
また、上記ディスク回転駆動装置1及び光学ピックア
ップ装置2は、金属板を打ち抜いて形成したシャーシ基
板7に取付けられ、このシャーシ基板7を介して上記キ
ャビネット4内に配設される。
ところで、上記ディスク回転駆動装置1は、光ディス
クが載置されこの光ディスクとともに回転駆動されるデ
ィスクテーブル8とこのディスクテーブル8を回転駆動
するスピンドルモータ9とから構成されている。このス
ピンドルモータ9は、第2図に示すように、シャーシ基
板7の上面側にスピンドル10を突出させ、上記シャーシ
基板7の下面側に取付けられている。また、光ディスク
が載置されるディスクテーブル8は、スピンドル10の先
端にこのスピンドル10と一体に回転するように一体的に
取付けられている。このディスクテーブル8の中心部に
は、光ディスクの中心孔に嵌合し上記ディスクテーブル
8の回転中心と上記光ディスクの中心を一致させるセン
タリング部材11が配設されている。このセンタリング部
材11は、スピンドル10の軸方向に移動可能にコイルバネ
等によって弾性付勢されて取付けられ、光ディスクがデ
ィスクテーブル8上に載置される際に、上記スピンドル
10の軸方向に弾性変位されながら上記光ディスクの中心
孔に嵌合し、この光ディスクの中心孔をディスクテーブ
ル8の回転中心に一致させる。
また、光学ピックアップ装置2は、シャーシ基板7の
下面に取付けられたピックアップ送りモータ12によって
回転駆動される送りネジ13及び上記シャーシ基板7の下
面側に取付けられる図示しないスライドガイドブロック
に支持され、上記ディスクテーブル8上に載置される光
ディスクの径方向に直線移動し得るように支持されてい
る。この光学ピックアップ装置2は、上記ピックアップ
送りモータ12の駆動により上記送りネジ13が回転駆動さ
れることにより、光ディスクの径方向に送り操作され
る。
このようにディスク回転駆動装置1及び光学ピックア
ップ装置2を取付けたシャーシ基板7は、このシャーシ
基板7の各コーナ部近傍の一部を垂下するようにL字状
に折曲形成した取付け片14を、キャビネット4内のコー
ナ部近傍に突設した取付け支持片15に固定ネジ16により
固定して上記キャビネット4内に取付けられる。そし
て、上記取付け片14と取付け支持片15間には、上記キャ
ビネット4に衝撃等の外乱が加えられた時、この衝撃等
の外乱が上記シャーシ基板7に伝達され光学ピックアッ
プ装置2の送り操作及びディスク回転駆動装置1による
光ディスクの回転操作を阻害しないようになすため、緩
衝体17が介在されている。この緩衝体17は、大きな弾性
を有するゴム等の弾性体により形成され、必要に応じて
内部に所定の弾性力を得るようになすためコイルバネ18
を嵌装して構成されてなる。そして、上記緩衝体17は、
中央部外周囲に形成した嵌合溝部17aを上記取付け片14
に形成した切欠き凹部14aに嵌合させて支持され、シャ
ーシ基板7をキャビネット4に取付けたとき、第2図に
示すように、上記取付け片14と取付け支持片15間に介在
される。
上述のようにシャーシ基板7が取付けられ、このシャ
ーシ基板7を介して取付けられたディスク回転駆動装着
1のディスクテーブル8が位置するキャビネット4の上
面側部分は、上記ディスクテーブル8上に載置される光
ディスクを収納したディスクカートリッジが装着される
ディスク装着部6となされる。
なお、上記シャーシ基板7の上面側には、上記ディス
ク装着部6に装着されるディスクカートリッジの水平方
向及び高さ方向の位置決めを図る位置決めピン20及び高
さ位置決めピン21が植立されている。
また、上記キャビネット4内には、光学ピックアップ
装置2により読取られた光ディスクからの情報信号を処
理する信号処理回路、上記光学ピックアップ装置2の移
送を制御する制御回路等ディスク再生装置を構成するに
必要な電気回路を構成する電気回路基板22が配設されて
いる。この電気回路基板22は、第2図に示すように、キ
ャビネット4内のシャーシ基板7が取付けられた下面側
である底板5に沿うようして、上記キャビネット4内に
垂下するように設けられたボス部23にビス24により取付
けられている。
G−2 カートリッジホルダ(第3図、第4図及び第5
図) 上述したようにディスク回転駆動装置1及び光学ピッ
クアップ装置2が取付けられたシャーシ基板7を介して
カートリッジホルダ25が取付けられている。このカート
リッジホルダ25は、前述した第13図から第16図に示すよ
うに構成されたディスクカートリッジ200を機器本体3
内のディスク装着部6に装着操作し、上記ディスクカー
トリッジ200に収納された光ディスク201をディスクテー
ブル8上に位置決め載置させるものであって、上記ディ
スク装着部6を覆うように閉蓋された下降位置と、上記
ディスクカートリッジ200の挿脱を可能となす上記ディ
スク装着部6を開放した上昇位置である開蓋位置に亘っ
て回動操作され得るように上記シャーシ基板7に取付け
られている。
上記ディスクカートリッジ200が挿入保持されるカー
トリッジホルダ25は、第3図及び第4図に示すように、
上記ディスクカートリッジ200が挿入保持されるに足る
大きさの略平板状に形成され、相対向する両側には、上
記ディスクカートリッジ200の両側をそれぞれ支持する
カートリッジ支持部26,27が一体に形成されている。こ
れらカートリッジ支持部26,27は、カートリッジホルダ2
5の主面部28両側をL字状に折曲して形成されてなる。
これらカートリッジ支持部26,27が形成された両側と直
交する前面側の開口部は、ディスクカートリッジ200の
挿脱口29となされる。このカートリッジ挿脱口29の上縁
側には、カートリッジホルダ25に対するディスクカート
リッジ200の挿入操作を確実容易になすため、上記カー
トリッジホルダ25の前縁から稍々突出するようにしてカ
ートリッジ受け30が設けられている。このカートリッジ
受け30は、合成樹脂により形成されたカートリッジ本体
202と同様に合成樹脂の成形体として形成され、上記カ
ートリッジ挿脱口20の周囲を囲むようにしてカートリッ
ジホルダ25の前面側外周囲に取付けられている。上記カ
ートリッジ受け30のカートリッジ挿脱口29側の下面は傾
斜ガイド面となされ、カートリッジ本体25に挿入される
ディスクカートリッジ200の挿入をガイドするように形
成されている。
このカートリッジホルダ25は、カートリッジ挿脱口29
が設けられる前面側と対向する後端側の両側を、シャー
シ基板7の後端側両側に設けた一対のホルダ取付け片3
1,31に枢支されて回動可能に支持されている。すなわ
ち、上記カートリッジホルダ25は、後端側両側に立上り
形成した一対の回動支持片32,32にそれぞれ穿設した軸
嵌合孔を、上記ホルダ取付け片31,31の相対向する面に
突設した枢支軸33,33にそれぞれ嵌合させることによ
り、上記シャーシ基板7に対し回動可能に支持されてな
る。
G−3 ディスククランパ(第2図、第4図及び第5
図) 上記カートリッジホルダ25の主面部28の略中央部に
は、ディスクテーブル8上に載置される光ディスクを上
記ディスクテーブル8と一体に回転操作され得るように
このディスクテーブル8と共働して挾持するディスクク
ランパ35が取付けられている。このディスククランパ35
は、第2図及び第3図に示すように、カートリッジホル
ダ25の主面部28の上面側に回動自在に支持されたクラン
パ取付け板36を介して支持され、上記主面部28に形成さ
れた開口部37を介してディスクカートリッジ25の内方に
進退可能となるように取付けれている。そして、上記デ
ィスククランパ35は、第2図に示すように、光ディスク
を押圧支持するディスク押圧板38の上面側に突設した円
筒部39をクランパ取付け板36に挿通させ、上記円筒部39
の上端側の設けたフランジ部40で上記クランパ取付け板
36からの抜け落ちが防止されてこのクランパ取付け板36
に支持されている。すなわち、ディスククランパ35は、
上記円筒部39の範囲で軸方向に移動可能であって且つ自
由に回転可能となるように上記クランパ取付け板36に遊
嵌支持されている。
また、上記ディスククランパ35のディスクテーブル8
と対向する面側には、金属板等の磁性材料からなる上記
ディスクテーブル8に吸着するマグネット41が取付けら
れている。このマグネット41は、上記ディスククランパ
35がディスクテーブル8と共働して光ディスクを挾持し
たとき、上記光ディスクがディスクテーブル8と確実に
一体となって回転し得るようになすものである。さら
に、上記ディスククランパ35のディスクテーブル8と対
向する面側の中心部には、ディスクテーブル8の軸心部
に形成した位置決め係合凹部8aに係合する係合突起35a
が突設されている。そして、上記ディスククランパ35が
ディスクテーブル8に吸着されたとき、係合突設35aが
位置決め係合凹部8aに係合することにより、上記ディス
ククランパ35とディスクテーブル8の回転中心が一致さ
せられる。
そして、ディスククランパ35を支持したクランパ取付
け板36は、基端側に相対向するように折曲形成された一
対の支持片42,42に穿設した軸挿通孔を、カートリッジ
ホルダ25の主面部28の一部を切起して形成した一対の支
持片45,45間に挿通支持された支持軸46に挿通させ、こ
の支持軸46を中心にカートリッジホルダ25の主面部28に
対し回動可能に支持されている。また、上記クランパ取
付け板36は、上記支持軸46に巻回された捩りコイルバネ
47によりディスククランパ35がカートリッジホルダ25の
内方に突出するように、第2図中矢印A方向に回動付勢
されている。
また、上記クランパ取付け板36は、カートリッジホル
ダ25がディスク装着部6を閉蓋した下降位置から上記デ
ィスク装着部6を開放した上昇位置に回動操作される
際、カートリッジホルダ25の主面部28の上面側に取付け
られた後述するクランパ取付け板回動操作レバー48によ
り捩りコイルバネ47の付勢力に抗して第2図中反矢印A
方向に回動操作され、ディスククランパ35をカートリッ
ジホルダ25内から外方側に後退させる。すなわち、上記
クランパ取付け板36は、カートリッジホルダ25がディス
ク装着部6を開放した上昇位置にあってディスクカート
リッジの挿脱を可能とする位置にあるとき、ディスクク
ランパ35を上記カートリッジホルダ35に対するディスク
カートリッジの挿脱を阻害しない位置に退避させる。
G−4 シャッタ開放機構(第3図、第4図及び第5
図) 上述したカートリッジホルダ25には、このカートリッ
ジホルダ25に挿入保持されるディスクカートリッジ200
のシャッタ207を移動操作し、カートリッジ本体202に開
設した開口部205及びディスクテーブル挿入用開口部206
を開放し、光ディスク201の信号記録面及び中心孔201a
の周部を外方に臨ませるシャッタ開閉機構50が設けられ
ている。このシャッタ開閉機構50は、第4図及び第5図
に示すように、カートリッジホルダ25に挿入操作される
ディスクカートリッジ200によって回動操作されてシャ
ッタ207をシャッタ閉塞用バネ210の付勢力に抗して移動
操作するシャッタ開放アーム51と、上記カートリッジホ
ルダ25が上昇位置に回動操作されるとき上記シャッタ開
放アーム51を復帰位置に回動操作する引張りバネ52によ
り移動付勢されたシャッタ開放アーム回動操作レバー53
と、このシャッタ開放アーム回動操作レバー53をロック
し上記ディスクカートリッジ200のシャッタ207を開放操
作した回動位置に上記シャッタ開放アーム51を保持する
ロックレバー54と、上記カートリッジホルダ25の上昇位
置側への回動操作により上記ロックレバー54のシャッタ
開放アーム回動操作レバー53に対するロックを解除する
ロック解除レバー55とにより構成されてなる。
そして、上記シャッタ開放アーム51は、第3図に示す
ように、長尺なアーム部51aの先端側にディスクカート
リッジ200のシャッタ207に形成されたピン係合孔208に
係合するシャッタ開閉ピン56を植立し、上記アーム部51
aの基端側にこの基端側をコ字状に折曲形成したカート
リッジホルダ25への枢支部57を設けている。このシャッ
タ開閉アーム51は、シャッタ開閉ピン56がカートリッジ
ホルダ25のディスクカートリッジ挿脱口29に対向するよ
うにアーム部51aを上記カートリッジホルダ25の内面側
に延在させ、枢支部57をカートリッジホルダ25の後端側
に植立した回動支持軸58に枢支させ、この回動支持軸58
を中心に第3図中矢印B及びC方向に回動可能に取付け
られている。
なお、上記回動支持軸58は、カートリッジホルダ25の
後端側の一部をL字状に折曲して形成した軸植立片59に
植立されている。そして、シャッタ開閉アーム51の枢支
部57は、この枢支部57に連通して穿設された挿通孔を上
記回動支持軸58に挿通して回動可能に支持されてなる。
また、シャッタ開放アーム回動操作レバー53は、カー
トリッジホルダ2の主面部28の上面に植立した一対のス
ライドガイドピン61,61に長手方向を長径とした長孔62,
62をそれぞれ係合させ、これら長孔62,62の範囲でスラ
イド可能に支持されている。このシャッタ開放アーム回
動操作レバー53は、カートリッジホルダ2の主面部28の
一部を切起して形成したバネ架け片63と上記シャッタ開
放アーム回動操作レバー53の中途部一側を切起して形成
したバネ架け片64間に張接された引張りバネ52により第
5図(A)中矢印D方向に移動付勢されている。
そして、上記シャッタ開閉アーム51は、枢支部57のア
ーム部51aと対向する上端側の一片から突設したレバー
連結片65に長孔として形成された係合孔66をシャッタ開
放アーム回動操作レバー53の他側側の中途部に直立した
回動ガイドピン67に係合させることによって上記シャッ
タ開放アーム回動操作レバー53に連結されている。この
ようにシャッタ開放アーム回動操作レバー53に連結され
ることにより、上記シャッタ開閉アーム51は、上記シャ
ッタ開放アーム回動操作レバー53を第5図(A)中矢印
D方向に移動付勢する引張りバネ52の付勢力を受けて第
3図中矢印C方向に回動付勢されている。
ところで、カートリッジホルダ25が回動操作されディ
スクカートリッジ200の装着を可能となす上昇位置に位
置し、上記シャッタ開放アーム回動操作レバー53が引張
りバネ52の付勢力を受けて第5図(A)中矢印D方向に
移動された状態にあるとき、上記シャッタ開閉アーム51
は上記引張りバネ52の付勢力を受けて、シャッタ開閉ピ
ン56が上記ディスクカートリッジ25に挿入されるディス
クカートリッジ200のシャッタ207に形成されたピン係合
孔208に対向しこのピン係合孔208に係合し得る位置に位
置するように1動付勢された状態に維持させられる。
また、上記シャッタ開放アーム回動操作レバー53の先
端側の一側には、ロックレバー54の一端側に植立にした
ロックピン67に係合するロック爪68が設けられている。
このロック爪68は、カートリッジホルダ25にディスクカ
ートリッジ200が挿入されこのディスクカートリッジ200
によってシャッタ開閉アーム51がシャッタ207を開放す
るように第3図中矢印B方向に回動操作され、このシャ
ッタ開閉アーム51の回動に追随して上記シャッタ開放ア
ーム回動操作レバー53が第5図(A)中矢印E方向に移
動操作されたとき上記ロックピン67に係合する。そし
て、上記シャッタ開放アーム回動操作レバー53を引張り
バネ52の付勢力に抗して移動された位置に保持し、上記
シャッタ開閉アーム51をディスクカートリッジ200のシ
ャッタ207を開放操作した位置に保持させる。
上記シャッタ開放アーム回動操作レバー53を引張りバ
ネ52の付勢力に抗して移動操作された位置にロックする
ロックレバー54は略く字状に形成され、一端側に上記シ
ャッタ開放アーム回動操作レバー53のロック爪68に係合
するロックピン67を植立し、他端側にロック解除レバー
54によって押圧操作される被押圧操作ピン69を植立して
いる。そして、このロックレバー54は、ロックピン67が
シャッタ開放アーム回動操作レバー53のロック爪68に対
向するようにして、中央部に穿設した挿通孔54aをカー
トリッジホルダ25の主面部28上面に植立した支軸70に挿
通しこの支軸70を中心に回動可能に取付けられている。
また、上記ロックレバー54は、上記支軸70に巻装され、
一端をロックピン67に係止させ、他端をカートリッジホ
ルダ25の主面部28の一部を切起して形成したバネ係止片
71に係止させた捩りコイルバネ72により第5図(A)中
矢印F方向に回動付勢されている。なお、上記ロックレ
バー54は、一端側の一側に折曲形成された回動規制片77
がカートリッジホルダ25の主面部28に穿設された回動規
制穴78に係合されることにより上記捩りコイルバネ72に
よる回動付勢位置が規制されている。
さらに、上記カートリッジホルダ25の上昇位置側への
回動操作により上記ロックレバー54のシャッタ開放アー
ム回動操作レバー53に対するロックを解除するロック解
除レバー55は、第5図(A)に示すように、カートリッ
ジホルダ2の主面部28の上面に植立した一対のスライド
ガイドピン80,80に長手方向を長径とした長孔81,81をそ
れぞれ係合させ、シャッタ開放アーム回動操作レバー53
の移動方向と直交するカートリッジホルダ25の前後方向
に上記各長孔81,81の範囲でスライド可能に支持された
スライドレバー82上に取付けられている。このスライド
レバー82は、第4図に示すように、回動レバー83を介し
てシャーシ基板7に連結され、上記回動レバー83を介し
てカートリッジホルダ25の回動操作に連動して第5図
(A)中矢印G方向及びH方向にスライド操作される。
ところで、上記回動レバー83は、第4図に示すように、
一端をシャーシ基板7の一側に設けた軸取付け片84に支
軸58を介して枢支させ、他端を回動レバー83の一側に立
上り形成した軸取付け片86に支軸87を介して枢支させる
ことにより、上記スライドレバー82をシャーシ基板7に
連結している。
このスライドレバー82上に取付けられてなるロック解
除レバー55は、合成樹脂の成形体により形成され、ロッ
クレバー54上の被押圧操作ピン69を押圧操作するピン押
圧アーム部88と弾性変位アーム部89とが相対向するよう
に略U字状に形成されている。そして、上記ピン押圧ア
ーム部88の外側面側には、上記被押圧操作ピン69を押圧
操作する傾斜カム部88aが形成されている。そして、こ
のロック解除レバー55は、上記ピン押圧アーム部88と弾
性変位アーム部89を連結する基端部をスライドレバー82
上に植立された支持軸90に枢支させるとともに、上記弾
性変位アーム部89及びピン押圧アーム部88の各先端側を
上記スライドレバー82の一部を切起して形成した係止片
91,92に係止させて取付けられている。このようにスラ
イドレバー82上に取付けられたロック解除レバー55は、
カートリッジホルダ25の上昇位置方向への回動操作によ
りスライドレバー82がスライド操作されると、傾斜カム
部88aにより被押圧操作ピン69を押圧操作し、ロックレ
バー54を捩りコイルバネ72の付勢力に抗して第5図
(F)中反矢印F方向に回動操作し、シャッタ開放アー
ム回動操作レバー53のロック爪68に係合するロックピン
67の係合を解除させる。このとき、ロック解除レバー55
は、弾性変位アーム部89が弾性変位させられながらピン
押圧アーム部88の支持軸90を中心とした回動操作が行わ
れる。すなわち、上記弾性変位アーム部89がリミッター
として機能し、上記ロックレバー54の安定した回動操作
を行う。
G−5 ディスククランパ接離機構(第4図及び第5
図) また、カートリッジホルダ25には、このカートリッジ
ホルダ25の下降位置及び上昇位置への回動操作に連動さ
せて前述したディスククランパ35をディスクテーブル8
に対し接離させるディスククランパ接離機構93が設けら
れている。
このディスククランパ接離機構93は、カートリッジホ
ルダ25の回動操作に連動してクランパ取付け板36を回動
操作し、このクランパ取付け板36に支持されたディスク
クランパ35をカートリッジホルダ25内に進退させること
によって上記ディスククランパ35をディスクテーブル8
に対し接離させるものであって、上記カートリッジホル
ダ25の回動操作によりスライド操作される上記スライド
レバー82に連結されたクランパ取付け板回動操作レバー
48により構成されてなる。
このクランパ取付け板回動操作レバー48は、第4図及
び第5図に示すように、カートリッジホルダ25の主面部
28上に植立された支軸94に略中心部を枢支させ、基端側
に穿設した長手方向を長径とした回動ガイド孔95を上記
スライドレバー82の中途部一側に植立した回動ガイドピ
ン96に係合させて取付けられている。このようにカート
リッジホルダ25の主面部28上に取付けられたクランパ取
付け板回動操作レバー48は、上記スライドレバー82が第
5図(A)中矢印G方向及びH方向にスライド操作され
ることにより、上記支軸94を中心にして第5図中矢印I
方向及びJ方向に回動操作される。
そして、上記クランパ取付け板回動操作レバー48の先
端側には、このクランパ取付け板回動操作レバー48の回
動により上記クランパ取付け板36を回動操作するクラン
パ取付け板回動操作部97が設けられている。このクラン
パ取付け板回動操作部97は、上記クランパ取付け板回動
操作レバー48の回動方向に沿う円弧状となすように形成
されている。そして、上記クランパ取付け板回動操作部
97は、クランパ取付け板36の一側側の一部を切起して形
成して乗り上げガイド片98に対向する一端側に乗り上げ
傾斜ガイド面97aを形成するとともに、この乗り上げ傾
斜ガイド面97aに連続して所定高さを有する回動操作面9
7bを形成して構成されてなる。
このクランパ取付け板回動操作レバー48は、カートリ
ッジホルダ25が下降位置側に回動操作された状態にある
とき、クランパ取付け板回動操作部97がクランパ取付け
板36の乗り上げガイド片98に乗り上げることなく、乗り
上げ傾斜ガイド面97aが上記乗り上げガイド片98に当接
対向された状態となるように上記スライドレバー82に連
結されている。すなわち、上記クランパ取付け板回動操
作レバー48は、カートリッジホルダ25が下降位置側に回
動操作された状態にあるとき、ディスククランパ35がデ
ィスクテーブル8側に吸着されこのディスクテーブル8
と共働して光ディスクを挾持可能な状態としている。
G−6 シャッタ開放アーム移動操作機構(第3図、第
4図及び第5図) また、本発明に係る機器にあっては、前述したディス
クカートリッジ200の装着のみならず光ディスク単体の
装着を可能となすため、上記ディスクカートリッジ200
が装着されない場合であってもシャッタ開放アーム51を
ディスクテーブル8上に載置されて回転される光ディス
クの回転を阻害しない位置に逃がすシャッタ開放部材移
動操作手段としてのシャッタ開放アーム移動操作機構99
が設けられている。
このシャッタ開放アーム移動操作機構99は、カートリ
ッジホルダ25の下降方向への回動操作により回動操作さ
れ、シャッタ開放アーム回動操作レバー53を引張りバネ
52の付勢力に抗して第5図中矢印E方向にスライド操作
してシャッタ開放アーム51を第3図中矢印B方向に回動
操作するシャッタ開放アーム移動操作レバー100を備え
て構成されている。このシャッタ開放アーム移動操作レ
バー100は、第4図及び第5図に示すように、スライド
レバー82に連結される連結アーム部100aとシャッタ開放
アーム回動操作レバー53の中途部一側に植立した被押圧
ピン101に係合するレバー操作アーム部100bを備えて形
成されている。そして、上記シャッタ開放アーム移動操
作レバー100は、第4図及び第5図に示すように、カー
トリッジホルダ25の主面部28上に植立された支軸102に
略中心部を枢支させ、連結アーム部100aの先端側に穿設
された係合孔を上記スライドレバー82の一側側の中途部
に植立した係合ピン104に係合させ、レバー操作アーム
部100bの先端側を一側を上記シャッタ開放アーム回動操
作レバー53に植立した被押圧ピン101に係合させて取付
けられている。
このように取付けられたシャッタ開放アーム移動操作
レバー100は、カートリッジホルダ25が下降方向に回動
操作され、スライドレバー82が第5図中矢印G方向にス
ライド操作されると、支軸101を中心にして第5図中矢
印K方向に回動操作され、レバー操作アーム部100bが被
押圧ピン101を押圧操作することにより上記シャッタ開
放アーム回動操作レバー53を第5図中矢印E方向にスラ
イド操作させる。このシャッタ開放アーム回動操作レバ
ー53の第5図中矢印E方向へのスライド操作によりシャ
ッタ開放アーム51を第3図中矢印B方向に回動操作さ
せ、上記カートリッジホルダ25が下降位置まで回動操作
されると、上記シャッタ開放アーム51をディスクテーブ
ル8上に載置されて回転される光ディスクの回転を阻害
しない位置に逃がす。
なお、本実施例にあっては、シャッタ開放アーム51が
ディスクカートリッジ200のカートリッジホルダ25への
挿脱に関連して回動し得るように取付けられてなるの
で、カートリッジホルダ25のディスク装着部6方向への
回動操作によりシャッタ開放アーム移動操作レバー100
を回動操作させ、このシャッタ開放アーム移動操作レバ
ー100により上記シャッタ開放アーム回動操作レバー53
をスライド操作させるこにより、ディスクカートリッジ
200のカートリッジホルダ25への装着の有無に関わらず
上記シャッタ開放アーム51を回動させることにより光デ
ィスクの回転を阻害しない位置に逃がすように構成され
てなるが、カートリッジホルダ25がディスク装着部6側
に移動操作されたとき、上記シャッタ開放アーム51が光
ディスクの回転を阻害しない位置に逃がされるものであ
れば、いずれの構成を採用したものであってもよい。例
えば、カートリッジホルダ25がディスク装着部6側に移
動操作されたとき、シャッタ開放アーム51が延在方向と
直交する上方に弾性変位され光ディスクの回転を阻害し
ない上記カートリッジホルダ25の外方に逃がされるよう
に構成したものであってもよい。
G−7 第1の蓋体(第1図、第2図、第3図及び第6
図) さらに、本発明に係る電子機器においては、上述した
カートリッジホルダ25と相まって第1の蓋体110を構成
するキーボード蓋111が取付けられている。このキーボ
ード蓋111は、第1図に示すように、機器本体3の上面
側に構成されたディスク装着部6を覆って閉蓋されたと
き上面側に臨む面側に、上記ディスク装着部6に装着さ
れる光ディスクに記録された情報信号の読出し操作を制
御し、上記光ディスクから所望する情報を読出し再生す
る複数のキースイッチ112を配列した操作部としてのキ
ーボード113を配設している。このキーボード113は、キ
ースイッチ取付け基板114に複数のキースイッチ112を配
列して形成され、各キースイッチ113をキーボード蓋111
に穿設した透孔115から上面側に突出させ、上記キース
イッチ取付け基板114をキーボード蓋111の内側面側に支
持させて取付けられてなる。なお、上記キースイッチ取
付け基板114は、上記キーボード蓋111の内側面側に配設
される覆板116で覆われてなる。
このように上面側にキーボード113を配設したキーボ
ード蓋111は、第1図及び第3図に示すように、機器本
体3側に支持されたカートリッジ本体25の上面側に重ね
合わせるようにして、上記機器本体3を構成するキャビ
ネット4の後端側の面側に立ち上がる如く形成された蓋
取付け部117,118の相対向する内側面に設けられた支持
体119,119に後端側の両側に取付けた回動支持板121,121
を支軸123,123を介して枢支させることにより上記機器
本体3に対し回動可能に取付けられている。このキーボ
ード蓋111は、機器本体3に対する閉蓋位置と開蓋位置
を確実に保持するため、一方の支持板119と回動支持板1
22間にトグルバネ125が介在されている。このトグルバ
ネ125は、第6図に示すように、一方のアーム部125aの
先端をキーボード蓋111側の回動支持板122に穿設した係
合孔126に係合させ、他方のアーム部125bの先端を支持
板119の一側面に突設した係止ピン127に係止させて取付
けられている。このようにトグルバネ125を介在させる
とにより、上記キーボード蓋111は、機器本体3に対す
る閉蓋位置方向又は開蓋位置方向に回動操作されたと
き、それぞれの位置方向に回動付勢され、上記各位置を
確実に保持する。
また、上記キーボード蓋111には、このキーボード蓋1
11と連動して回動操作されるようにカートリッジホルダ
25が連結されている。このカートリッジホルダ25のキー
ボード蓋111への連結は、第2図及び第3図に示すよう
に、上記カートリッジホルダ25の主面部28の両側に突設
した被係合片128,128を、上記キーボード蓋111の相対向
する両側の内面に突設した係合片130,130に係合させる
ことにより行われている。このように互いに重ね合わせ
られるようにして機器本体3に取付けられたキーボード
蓋111及びカートリッジホルダ25は、上記キーボード蓋1
11の回動操作により同時に回動操作される一体の第1の
蓋体110を構成する。すなわち、この第1の蓋体110は、
閉蓋時には、カートリッジホルダ25にキーボード蓋111
に重ね合わせられて同時に回動し、開蓋時には、被係合
片128,128及び係合片130,130が互いに係合することによ
って上記キーボード蓋111にカートリッジホルダ25が追
随して回動される。
なお、本発明に係る電子機器にあっては、ディスクカ
ートリッジ200の装着を可能となすため、カートリッジ
ホルダ25を備えて構成されているが、記録媒体に光ディ
スク単体のみを用いるように構成した場合にあっては、
上記カートリッジホルダ25を設ける必要はなく、ディス
クテーブル8と共働して光ディスクを挾持するディスク
クランパ35は、キーボード蓋111の内側面に直接取付け
るように構成してもよい。この場合には、上記キーボー
ド蓋111のみが第1の蓋体110となる。
G−8 第2の蓋体(第1図及び第2図) さらにまた、本発明に係る電子機器を構成する機器本
体3には、外蓋となる第2の蓋体132が取付けられてい
る。
この第2の蓋体132は、本発明に係る電子機器の装着
された光ディスクから読出し再生された情報を画像情報
として表示する表示パネルとして機能するものであっ
て、その内側面には、第1図及び第2図に示すように、
表示部133が設けられている。この表示部133は、たとえ
ば液晶表示パネル134を上記第2の蓋体132の内側面側に
透明なガラス等からなる固定板135で支持して構成され
てなる。
そして、上記第2に蓋体132は、第1図及び第2図に
示すように、上記機器本体3に回動可能に支持された第
1の蓋体110上に重ね合わせられるようにして、この第
1の蓋体110が支持される上記キャビネット4の後端側
の両側に立ち上がる如く形成された蓋取付け部117,118
の相対向する内側面の上端側に回動可能に支持されてい
る。
すなわち、上記第2の蓋体132は、後端側の幅狭とな
した基端側部分を上記一対の蓋取付け部117,118間に嵌
合するようにして配設するとともに、回動位置を適宜角
度で保持可能とするフリクションピン136、136を介して
上記蓋取付け部117,118に回動自在に取付けられてな
る。
また、上記第2の蓋体132の前端側の一側には、第1
図に示すように、機器本体3に設けたロック部137に係
合するロック部材138が設けられている。このようなロ
ック部材138を設けることにより、第1の蓋体110と重ね
合わせられて機器本体3に閉蓋される第2の蓋体132を
確実に閉蓋位置に保持できる。そして、最上面側に重な
る第2の蓋体132のみを閉蓋ロックすることにより、第
1の蓋体110及びこの第1の蓋体110に連動するカートリ
ッジホルダ25を確実に閉蓋位置に保持でき、不用意な開
蓋を防止することができる。
G−9 ディスクカートリッジの装着操作(第1図、第
5図、第7図から第9図) 上述のように構成された電子機器にディスクカートリ
ッジ200を装着する状態を説明する。
まず、ディスクカートリッジ200を装着操作するに
は、ロック部材138を操作して第2の蓋体132の機器本体
3へのロックを解除し、上記第2の蓋体132を開蓋操作
する。次いで、第1の蓋体110を開蓋し、第1図及び第
5図(B)に示すようにカートリッジホルダ25をディス
ク装着部6から離間させた上昇位置に置く。このように
カートリッジホルダ25が上昇位置に回動操作された状態
にあると、シャッタ開放アーム回動操作レバー53が引張
りバネ52の付勢力を受けて第5図(A)中矢印D方向に
移動付勢された状態にあり、シャッタ開閉アーム51が第
3図に示すようにディスククランパ35側に回動され、シ
ャッタ開閉ピン56が上記ディスクカートリッジ25に挿入
されるディスクカートリッジ200のシャッタ207に設けた
ピン係合孔108に対向する位置に置かれる。
ここで、シャッタ207を内方に向けてディスクカート
リッジ挿脱口29からカートリッジホルダ25内にディスク
カートリッジ200を挿入操作すると、上記シャッタ207の
ピン係合孔108にシャッタ開閉ピン56が係合する。この
シャッタ開閉ピン56がシャッタ207のピン係合孔108に係
合された状態からさらにディスクカートリッジ200をカ
ートリッジホルダ25の内方に挿入すると、シャッタ開放
アーム51は上記ディスクカートリッジ200に押圧操作さ
れて枢支部57を中心にして第5図(A)中矢印B方向に
回動される。このシャッタ開放アーム51の第5(A)図
中矢印B方向への回動により、ディスクカートリッジ20
0のシャッタ207はカートリッジ本体202の開口部205及び
ディスクテーブル挿入用開口部206を開放する方向にシ
ャッタ閉塞用バネ210の付勢力に抗して移動操作され
る。
また、上記シャッタ開放アーム51がディスクカートリ
ッジ200の挿入操作によって回動操作されると、上記シ
ャッタ開放アーム51の回動力を受けてシャッタ開放アー
ム回動操作レバー53が引張りバネ52の付勢力に抗して第
5図(A)中矢印E方向にスライド操作される。そし
て、ディスクカートリッジ200が、第7図(A)及び
(B)に示すように、カートリッジホルダ25内に完全に
挿入されと、シャッタ207はシャッタ開放アーム51によ
って開口部205及びディスクテーブル挿入用開口部206を
完全に開放した位置まで移動操作される。このときシャ
ッタ開放アーム51は、カートリッジホルダ25の後端側位
置に回動操作された状態に至り、このシャッタ開放アー
ム51により移動操作されたシャッタ開放アーム回動操作
レバー53は、第7図(A)に示すように、ロック爪68が
ロックレバー54のロックピン67に係合されてロックさ
れ、上記シャッタ開放アーム51をシャッタ207を開放し
た位置に保持する。このとき、カートリッジホルダ25
は、回動されることなく上昇位置におかれ、第7図
(A)に示すように回動レバー83を回動することなくス
ライドレバー82もスライド操作されない状態にある。
また、ディスクカートリッジ200は、上記シャッタ開
放アーム回動操作レバー53がロックレバー54にロックさ
れ、上記シャッタ開閉アーム51がシャッタ207を開放し
た位置に保持されてなることから、このシャッタ開閉ア
ーム51により支持力を受けてカートリッジホルダ25内に
保持される。
上述のようにディスクカートリッジ200を挿入しシャ
ッタ207を開放させた状態から、第1の蓋体110を機器ホ
ルダ3のディスク装着部6を閉塞する方向に回動操作す
ると、上記カートリッジホルダ25も上記ディスク装着部
6を閉塞する方向の下降位置方向に回動操作される。そ
して、カートリッジホルダ25がディスク装着部6を閉塞
する下降位置まで回動操作されると、開放されたカート
リッジ本体202のディスクテーブル挿入用開口部206を介
してディスクテーブル8がカートリッジ本体202内に進
入し、上記カートリッジ本体202内に収納された光ディ
スク201が上記ディスクテーブル8上に載置される。こ
のとき、上記光ディスク201は、センタリング部材11に
中心孔を係合させ上記ディスクテーブル8に対する芯出
しが図られてこのディスクテーブル8上に載置される。
また、このときディスクカートリッジ200は、シャーシ
基板7上に設けられた位置決めピン20及び高さ位置決め
ピン21に位置決めされ、水平方向及び高さ方向に位置決
めが図られてディスク装着部6に装着される。
また、カートリッジホルダ25がディスク装着部6を閉
塞する方向の下降位置方向に回動操作されるとき、回動
レバー83を介してスライドレバー82が第8図(A)中矢
印G方向にスライド操作される。このとき上記スライド
レバー82は、引張りバネ82aにより第8図(A)中矢印
G方向に移動付勢されているので、確実に第8図(A)
中矢印G方向へのスライド操作が行われる。
このようにスライドレバー82が第8図(A)中矢印G
方向にスライド操作されると、このスライドレバー82に
連結されたクランパ取付け板回動操作レバー48が支軸94
を中心にして第8図(A)中矢印I方向に回動操作され
る。このようにクランパ取付け板回動操作レバー48が回
動操作されると、クランパ取付け板36を上昇位置に回動
操作させた状態におく先端側のクランパ取付け板回動操
作部97が、第8図(A)に示すように、上記クランパ取
付け板36から抜け出ることにより上記クランパ取付け板
36の上昇位置への回動操作状態を解除する。このクラン
パ取付け板36は、上記クランパ取付け板回動操作部97に
よる回動操作状態が解除されると、捩りコイルバネ47の
付勢力を受けて第2図中矢印A方向に回動操作され、デ
ィスククランパ35をカートリッジホルダ25内に突出させ
る。そして、上記ディスククランパ35は、マグネット41
の吸引力によりディスクテーブル8側に吸着し、上記デ
ィスクテーブル8上に載置された光ディスク201を上記
ディスクテーブル8と共働して、第9図に示すように挾
持し、上記光ディスク201を上記ディスクテーブル8と
一体に回転可能な状態となす。
G-10 光ディスク単体の装着操作(第1図、第5図、第
8図及び第10図) また、本発明に係る電子機器にあっては、ディスクカ
ートリッジ200に収納されない光ディスク単体220をもデ
ィスク装着部6に装着し得るものである。
すなわち、本発明に係る電子機器にあっては、第1の
蓋体110を開蓋した状態においては、第1図に示すよう
に機器本体6の上面側に構成されたディスク装着部6が
開放された状態にある。
ここで、上記ディスク装着部6に配設されたディスク
テーブル8上に光ディスク単体220を装着する。そし
て、第1の蓋体110を機器本体3のディスク装着部6を
閉塞する方向に回動操作すると、カートリッジホルダ25
も上記ディスク装着部6を閉塞する下降位置方向に回動
操作される。上記カートリッジホルダ25が下降位置方向
に回動操作されると、前述したディスクカートリッジ20
0を装着する場合と同様に、回動レバー83を介してスラ
イドレバー82が第8図(A)中矢印G方向にスライド操
作される。このスライドレバー82のスライドにより、シ
ャッタ開放アーム回動操作レバー53が引張りバネ52の付
勢力に抗して第8図(A)中矢印E方向にスライド操作
される。このシャッタ開放アーム回動操作レバー53のス
ライド操作に連動して、シャッタ開放アーム51が枢支部
57を中心にして第10図中矢印B方向に回動される。そし
て、カートリッジホルダ25を含む第1の蓋体110がディ
スク装着部6を閉塞するまで回動操作されると、先端の
シャッタ開閉ピン56を含む上記シャッタ開閉アーム51の
全体が、第10図に示すように、ディスクテーブル8上に
載置されて回転操作される光ディスク単体220の回転領
域外、すなわち上記光ディスク201の回転を阻害しない
位置に移動された状態となる。
そして、シャッタ開閉アーム51が光ディスク201の回
転を阻害しない位置まで移動された第1の蓋体110の閉
蓋状態となると、シャッタ開放アーム回動操作レバー53
は、第8図(A)に示すように、ロック爪68がロックレ
バー54のロックピン67に係合されてロックされ、上記シ
ャッタ開閉アーム51を光ディスク単体220の回転を阻害
しない位置に保持する。
また、上述のようにカートリッジホルダ25を含む第1
の蓋体110がディスク装着部6を閉塞する方向の下降位
置方向に回動操作されるとき、回動レバー83を介してス
ライドレバー82に連結されたクランパ取付け板回動操作
レバー48が支軸94を中心にして第8図(A)中矢印I方
向に回動操作され、前述したディスクカートリッジ200
を装着した場合と同様にディスククランパ35をカートリ
ッジホルダ25内に突出させ、上記ディスクテーブル8上
に載置された光ディスク201を上記ディスクテーブル8
と共働して挾持し、このディスクテーブル8と一体に回
転可能な状態となす。
G-11 情報信号の読出し再生状態(第9図及び第11図) 上述したようにディスクカートリッジ200又は光ディ
スク単体220を装着した後、上記ディスクカートリッジ2
00内の光ディスク201又は光ディスク単体220から所望の
情報信号を読出し再生する状態を説明する。
上述したようにディスクカートリッジ200又は光ディ
スク単体220をディスク装着部6に装着した状態にあっ
ては、第11図に示すように、第1の蓋体110が上記ディ
スク装着部6を覆って機器ホルダ3に対し閉塞された状
態にある。このとき、第1の蓋体110の上面側にキーボ
ード113が機器本体3の上面に臨まされた状態にある。
このとき、第2の蓋体132を適宜回動操作し、第11図に
示すように、この第2の蓋体132の内面側に配設した表
示部133が外方に臨む適宜角度に設定する。
ここで、機器本体3の前面側に配設したスタート/ス
トップ釦140を操作し、光ディスク201の回転駆動を開始
させこの光ディスク201に記録された情報信号の読出し
再生状態となすとともに、上記キーボード113を構成す
るキースイッチ112を操作し、所望する情報を読出し操
作する。そうすると、上記光ディスク201から読出し再
生された所望の情報は、上記第2の蓋体132の表示部133
に画像情報として表示される。
G-12 ディスクカートリッジ又は光ディスクのエジェク
ト操作(第5図、第7図〜第9図) 上述のように所望する情報の読出し再生が完了した
後、ディスクカートリッジ200を機器本体3からエジェ
クト操作するには、スタート/ストップ釦140を操作し
て当該機器をストップ状態となし、次いで第1の蓋体11
0を開蓋方向に回動操作する。この第1の蓋体110が開蓋
方向に回動操作されると、カートリッジホルダ25も追随
して同方向に回動操作され機器本体3に対する上昇位置
に至る。このカートリッジホルダ25が第8図(B)中矢
印X方向の上昇位置方向に回動操作されると、スライド
レバー82が第8図(A)中矢印H方向にスライド操作さ
れる。このようにスライドレバー82がスライド操作され
ると、このスライドレバー82に連結されたクランパ取付
け板回動操作レバー48が支軸94を中心にして第8図
(A)中矢印J方向に回動操作し、クランパ取付け板回
動操作部97の乗り上げ傾斜ガイド面97aが、第7図
(A)に示すように、クランパ取付け板36の回動操作面
97bに当接しながら上記クランパ取付け板36の下面側に
進入して行き、上記クランパ取付け板回動操作部97によ
り上記クランパ取付け板36を捩りコイルバネ47の付勢力
に抗して第9図中矢印K方向に回動操作する。このよう
にクランパ取付け板36が回動操作されると、ディスクテ
ーブル8と共働して光ディスク201を挾持していたディ
スククランパ35は、上記ディスクテーブル8から離間
し、上記光ディスク201の挾持を解除するとともにカー
トリッジホルダ25内から外方側に後退させられる。
このような光ディスク201のディスクテーブル8への
クランプ解除に続いて、さらに上記スライドレバー82が
第8図(A)中矢印H方向にスライド操作されると、上
記スライドレバー82上に取付けられたロック解除レバー
55のピン押圧アーム部88がロックレバー54の被押圧操作
ピン69を押圧操作し、上記ロックレバー54を捩りコイル
バネ72の付勢力に抗して第7図(A)中反矢印F方向に
回動操作させる。このようにロックレバー54が回動操作
されると、ロックピン67とシャッタ開放アーム回動操作
レバー53のロック爪68との係合が解除され、上記シャッ
タ開放アーム回動操作レバー53は、引張りバネ52の付勢
力を受けて第7図(A)中矢印D方向に急峻にスライド
操作される。このようにシャッタ開放アーム回動操作レ
バー53がスライド操作されると、このレバー53に連結さ
れたシャッタ開放アーム51が枢支部57を中心にして第7
図(A)中矢印C方向に回動され、ディスクカートリッ
ジ200をカートリッジホルダ25の外方に排出させる。こ
のとき、ディスクカートリッジ200のシャッタ207は、上
記シャッタ開放アーム51の第7図(A)中矢印C方向へ
の回動操作及びシャッタ閉塞用バネ210の付勢力を受け
て移動操作され、カートリッジ本体202の開口部205及び
ディスクテーブル挿入用開口部206を閉塞する。
なお、カートリッジホルダ25には、ディスクカートリ
ッジ200の誤挿入を防止するとともに、上記ディスクカ
ートリッジ25に挿入されたディスクカートリッジ200の
一側面を押圧支持し、エジェクト時に上記ディスクカー
トリッジ200が上記カートリッジホルダ25から急峻に排
出されることを防止する誤挿入防止部材142が取付けら
れている。この誤挿入防止部材142は、捩りコイルバネ
によって形成され、第5図(A)に示すように、カート
リッジホルダ25の主面部28の一側側に立上り形成された
取付け片143を介して取付けられ、一端側のL字状に折
曲した誤挿入防止部142aを上記カートリッジホルダ25の
内方に突出させ、他端側の係止部142bをカートリッジホ
ルダ25の主面部28に立上り形成した係止片144に係止さ
せて取付けられている。このような誤挿入防止部材142
を設けることにより、ディスクカートリッジ200が誤っ
た方向からカートリッジホルダ25に挿入されると上記デ
ィスクカートリッジ200の一部が上記誤挿入防止部143a
に係止されて、上記ディスクカートリッジ200のカート
リッジホルダ25に対する所定挿入位置への挿入が禁止さ
れる。また、ディスクカートリッジ200のエジェクト時
には、上記誤挿入防止部142aはカートリッジ本体202の
一側面を押圧支持することにより、上記ディスクカート
リッジ200のディスクカートリッジ25からの急峻な飛び
出しを防止する。
そして、上述したようにディスクカートリッジ200を
カートリッジホルダ25から排出させた状態で、上記ディ
スクカートリッジ200を上記カートリッジホルダ25から
取り出すことによりエジェクト操作が完了する。
また、光ディスク201の単体を装着した場合にあって
は、第1の蓋体110を開蓋操作し、機器本体3のディス
ク装着部6を開放すると、上記光ディスク201が外方に
臨むので、手指で挾持してディスクテーブル8上から取
り外すことによってエジェクト操作が行われる。
なお、この光ディスク単体220のエジェクト操作時に
あっても、ディスククランパ35やシャッタ開放アーム51
等の動作は前述したディスクカートリッジ200をエジェ
クト操作する場合と同様の動きを行うで詳細な説明は省
略する。
G-13 電子機器の保管状態(第12図) また、本発明に係る電子機器を使用しない保管状態に
あっては、第1の蓋体110を機器本体3の上面側のディ
スク装着部6を閉塞するように閉蓋し、さらに第2の蓋
体132を機器本体3側に回動操作し、上記第1の蓋体110
上に重ね合わせ閉蓋させることにより、第1の蓋体110
の上面側のキーボート113が第2の蓋体132によって覆わ
れ、さらに第2の蓋体132に設けた表示部133が内面側に
位置して、第12図に示すように機器本体3に一体化され
る。そして、この第1及び第2の蓋体110,132を閉蓋さ
せた状態にあっては、上記各蓋体110,132は、機器本体
3の外形内に全て収納され、一体の筐体状になり、鞄等
に収納して自在に搬送可能となる。
H.発明の効果 上述したように、本発明は、カートリッジに収納され
たディスクをディスクテーブル上に装着操作するカート
リッジホルダに設けられた上記ディスクカートリッジに
対するディスクカートリッジの挿脱に関連して上記ディ
スクカートリッジに設けられた開口部を開閉するシャッ
タを少なくとも開放操作するシャッタ開放機構を、上記
カートリッジホルダの下降位置側への移動操作に連動し
てシャッタ開放部材移動操作手段によって、上記ディス
クテーブル上に載置されて回転するディスクの回転を阻
害しない位置に逃がすようになすことにより、ディスク
カートリッジ及びディスク単体のいずれをもディスクテ
ーブル上に装着可能となすことができる。
従って、本発明によれば、ディスク単体及びディスク
カートリッジのいずれをも記録媒体として用いることを
可能となすディスク記録及び/又は再生装置を構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子機器を示すものであって、第
1の蓋体及び第2の蓋体を開蓋させた状態を示す斜視図
であり、第2図は上記電子機器の内部構造を示す断面図
である。第3図は上記電子機器の分解斜視図であり、第
4図は上記カートリッジホルダ部分を示す背面側の斜視
図であり、第5図(A)はカートリッジホルダの上面側
に配設されるシャッタ開放機構及びシャッタ開閉部移動
操作機構を示す平面図であり、第5図(B)はカートリ
ッジホルダが上昇位置にある状態の概略側面図である。 第6図は第1の蓋体の機器本体への取付けられた状態の
部分斜視図である。 第7図(A)はカートリッジホルダにディスクカートリ
ッジを挿入保持させた状態を示す平面図であり、第7図
(B)はディスクカートリッジを挿入保持させた状態に
おけるディスクカートリッジのシャーシ基板に対する回
動位置を示す概略側面図であり、第8図(A)はディス
クカートリッジが挿入されたカートリッジホルダをディ
スク装着部側に回動させた状態の平面図であり、第8図
(B)はカートリッジホルダをディスク装着部側に回動
させる途中状態のシャーシ基板に対する回動位置を示す
概略側面図であり、第9図はディスクカートリッジをデ
ィスク装着部に装着させた状態の断面図である。 第10図は光ディスク単体をディスク装着部に装着してカ
ートリッジホルダをディスク装着部側に回動させた状態
の斜視図である。 第11図は情報の読出し再生を行う使用状態の斜視図であ
り、第12図は第1及び第2の蓋体を機器本体に対し閉蓋
させた保管時における斜視図である。 第13図は本発明に係る電子機器に装着されるディスクカ
ートリッジの上面側の斜視図であり、第14図は上記ディ
スクカートリッジの下面側からの斜視図であり、第15図
はシャッタを開放操作した状態における上記ディスクカ
ートリッジの上面側の斜視図であり、第16図はシャッタ
を開放操作した状態における上記ディスクカートリッジ
の下面側からの斜視図である。 1……ディスク回転駆動装置 2……光学ピックアップ装置 3……機器本体 6……ディスク装着部 7……シャーシ基板 25……カートリッジホルダ 35……ディスククランパ 36……ディスククランパ取付け板 50……シャッタ開閉機構 51……シャッタ開放アーム 82……スライドレバー 83……回動レバー 93……ディスククランパ接離機構 99……シャッタ開放アーム移動操作機構 100……シャッタ開放アーム移動操作レバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクが載置されこのディスクを回転操
    作するディスクテーブルを備えた機器本体に対し上昇位
    置と下降位置間に亘って移動可能に支持されるとともに
    上記ディスクを回転自在に収納したディスクカセットが
    挿入保持されるカートリッジホルダと、 上記カートリッジホルダが下降位置に移動操作されたと
    きに上記ディスクテーブル上に載置されたディスクを上
    記ディスクテーブルと共働して挾持するディスククラン
    パと、 上記カートリッジホルダに対するディスクカートリッジ
    の挿脱に関連して上記ディスクカートリッジに設けられ
    た開口部を開閉するシャッタを少なくとも開放操作する
    シャッタ開放機構と、 上記カートリッジホルダの下降位置側への移動操作に連
    動して上記シャッタ開放部材を上記ディスクテーブル上
    に載置されて回転するディスクの回転を阻害しない位置
    に逃がすシャッタ開放部材移動操作手段と、 を備えてなるディスクのローディング機構。
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WO1998050918A1 (fr) * 1997-05-08 1998-11-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil de chargement de disques et adaptateur pour disques

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