JPH09167422A - ディスク再生装置及びそれに用いられる互換カートリッジ - Google Patents

ディスク再生装置及びそれに用いられる互換カートリッジ

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JPH09167422A
JPH09167422A JP7330830A JP33083095A JPH09167422A JP H09167422 A JPH09167422 A JP H09167422A JP 7330830 A JP7330830 A JP 7330830A JP 33083095 A JP33083095 A JP 33083095A JP H09167422 A JPH09167422 A JP H09167422A
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cartridge
shutter
unit
opener
holder unit
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JP7330830A
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Yoshikazu Goto
芳和 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
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    • GPHYSICS
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    • G11B23/0311Wrong insertion preventing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はシャッタ開閉方向及びディスク載置
距離の異なる2種類(例えば片面用と両面用)のカート
リッジの互換ドライブを可能にするディスク再生装置及
びそれに用いられる互換カートリッジを提供する。 【解決手段】 本発明のディスク再生装置は、カートリ
ッジホルダユニットに第1のカートリッジのシャッタを
開閉する第1のシャッタオープナと、第2のカートリッ
ジのシャッタを開閉する第2のシャッタオープナとを設
け、第2のシャッタオープナを挿入されたカートリッジ
に応じて、第2のシャッタオープナをカートリッジ挿入
路の内外に移動させるように構成し、かつディスクモー
タベースユニットに第1のカートリッジ及び第2のカー
トリッジのそれぞれのディスク載置距離を調整するため
の第1の基準ポストと第2の基準ポストとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データファイル装
置及び画像ファイル装置などの情報記憶装置に用いられ
る、異なる仕様を有する2種類のカートリッジを装填す
ることが可能であるディスク再生装置及びそれに用いる
互換カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】追記型あるいは書換え型の光ディスク
は、塵や異物等から光ディスクを保護するためにカート
リッジ内に収納されて使用されている。従来から使用さ
れているカートリッジについて図15及び図16を用い
て説明する。図15は現在用いられている片面用のカー
トリッジの一例を示しており、90mm光磁気ディスク
の国際標準規格に準拠するカートリッジ(以下、MOカ
ートリッジと略称)101の表面を上側とした斜視図で
ある。図16はMOカートリッジ101の裏面を上側と
した斜視図である。このMOカートリッジ101は、デ
ィスク基板厚みが1.2mmである片面仕様の90mm
光磁気ディスク(以下、MOディスクと略称)を収納す
るケース本体102と、このケース本体102に摺動保
持されたスライダ103に固定されたコ字状のシャッタ
104とを主要な構成要素としている。
【0003】MOカートリッジ101の外形寸法は幅9
0mm、奥行き94mm、高さ6mmである。ケース本
体102の表面には、記録再生のときバイアスマグネッ
トをケース本体102内部に挿入するための第1の開口
部105が形成されている。ケース本体102の裏面に
は、ディスクモータと光ピックアップをケース本体10
2の内部に挿入して配置するための第2の開口部106
と、MOカートリッジ101を所定の位置に配置するた
めの位置決め孔107と基準面108が形成されてい
る。ケース本体102の両側面には、オートチェンジャ
用のスロット109とオートローディング用の半円状の
凹み110が形成されている。ケース本体102の挿入
側正面の一方のコーナには誤挿入防止用のコーナ切欠き
111が形成されている。ケース本体102の外面を摺
動するシャッタ104は、ケース本体102内部に配設
されたトーションバネ(図示せず)により第1の開口部
105及び第2の開口部106を閉塞する方向に付勢さ
れている。また、コ字状のシャッタ104の裏面側先端
はシャッタ押え板112により摺動可能に挟持案内され
ている。
【0004】次に、上記MOカートリッジ101に適応
した従来のローディング機構の一例を、図17を用いて
説明する。図17は従来のMOカートリッジ用ローディ
ング機構を示す斜視図である。なお、図17において、
矢印Y方向はMOカートリッジ101の挿入方向を示し
ている。MOカートリッジ101を収納するカートリッ
ジホルダ121は両側が屈曲したトレイ状に形成されて
おり、カートリッジホルダ121の背面側右端部(図1
7における上側端部)には支軸122が植立されてい
る。この支軸122には、先端部にシャッタオープナピ
ン123aを有するシャッタオープナ123が取り付け
られている。シャッタオープナ123は、トーションバ
ネ124により矢印X方向に付勢されて支軸122に回
動可能に支持されている。カートリッジホルダ121の
背面側左側面にはMOカートリッジ101の誤挿入防止
用の爪125が内側に突出するように形成されている。
【0005】次に、MOカートリッジ101のローディ
ング動作について説明する。MOカートリッジ101の
表面を上側にして、図17に示したカートリッジホルダ
121へ矢印Y方向に挿入すると、シャッタオープナ1
23のシャッタオープナピン123aがMOカートリッ
ジ101のスライダ103の右端面に当接する。この
後、MOカートリッジ101はさらに挿入されるため、
その挿入力により、シャッタオープナピン123aはス
ライダ103の右端面を押圧して、スライダ103をケ
ース本体2に沿って摺動させる。このため、スライダ1
03はトーションバネ124に抗して回動し、シャッタ
104を第1の開口部105及び第2の開口部106を
開成する方向に移動させる。さらに、MOカートリッジ
101をカートリッジホルダ121へ挿入すると、第1
の開口部105及び第2の開口部106は完全に露出状
態となり、シャッタ開成動作が完了する。
【0006】上記シャッタ開成動作が完了したとき、カ
ートリッジホルダ121の爪125は、MOカートリッ
ジ101の切欠き111と対向する位置にあって、接触
しておらず、MOカートリッジ101は所望の位置まで
挿入される。このシャッタ開成動作完了後、装置内部に
設けた位置決めピン(図示せず)が挿入されたMOカー
トリッジ101の位置決め孔107内に挿入され、装置
内部の基準ポスト(図示せず)がケース本体102の基
準面108に当接して、挿入されたMOカートリッジは
所定の位置に保持される。このとき、MOカートリッジ
101内のMOディスクのクランプ面がディスクモータ
のターンテーブルに載置されて、MOカートリッジ10
1のローディング動作は完了する。このときのMOカー
トリッジ101におけるケース本体2の基準面108か
らMOディスクのクランプ面までの距離であるディスク
載置距離(以下、L1と略称)は、MOカートリッジ1
01の規格により、2.4mmに規定されている。
【0007】次に、MOカートリッジ101を裏返し
て、あるいはMOカートリッジ101の背面側から上記
カートリッジホルダ121に挿入した場合について説明
する。このよう異常な状態でMOカートリッジ101を
カートリッジホルダ121に挿入した場合、シャッタオ
ープナピン123aがMOカートリッジ101のスライ
ダ103の右端面に当接しないため、シャッタオープナ
ピン123aによるシャッタ104の開成動作は行われ
ない。また、MOカートリッジ101のコーナ切欠き1
11以外のコーナがカートリッジホルダ121の誤挿入
防止用の爪125に当接するため、MOカートリッジ1
01を正規の位置まで挿入することができず、位置決め
ピンが位置決め孔107に嵌入することはない。したが
って、誤って挿入されたMOカートリッジ101のシャ
ッタ104は開成されることはなく、またシャッタが開
成されない状態でのMOカートリッジ101のローディ
ング動作は回避されている。
【0008】一方、最近の光ディスクに対して高密度薄
型化の要求が高いため、ディスク基板厚み0.6mmを
2枚貼り合わせた両面ディスクが開発されている。この
ような両面ディスクを収納する両面型のカートリッジ
は、例えば特開平6−267226号公報に開示されて
いる。そのような従来の両面型のカートリッジをMOカ
ートリッジに対して単に両面カートリッジと呼ぶ。以
下、その両面カートリッジの構成について図18を用い
て説明する。図18は両面ディスクを収納した両面カー
トリッジ131の斜視図である。なお、両面カートリッ
ジ131は表裏両面とも同様な構成であり、説明を簡略
化するため表面を上側とした図18を用いて説明する。
従来の両面カートリッジ131は、ケース本体132と
ケース本体132内に摺動保持されたスライダ(図示せ
ず)に固定されたコ字状のシャッタ133とを主要な構
成要素としている。両面カートリッジ131の外形寸法
は幅90mm、奥行き94mm、高さ5mmである。ケ
ース本体132の表裏両面には、ディスクモータと光ピ
ックアップをケース本体132の内部に挿入し配置する
ための開口部134と、両面カートリッジ131を所定
のローディング位置に配置するための位置決め孔135
と基準面136が形成されている。また、ケース本体1
32の両側面の挿入方向側前方には溝137が形成され
ており、両側面の後方側にはオートチェンジャ用のスロ
ット138が形成されている。
【0009】ケース本体132の両側面に形成された溝
137の一方にはスライダを介してシャッタ133に連
結されたオープナベルト139が溝137に沿って摺動
可能に案内されており、このオープナベルト139の先
端にはシャッタオープナフック140が設けられてい
る。シャッタ133はケース本体132の内部に配設さ
れたトーションバネ(図示せず)により開口部134を
閉塞する方向に付勢されている。また、コ字状のシャッ
タ133の両先端はケース本体132の外面に取り付け
られたシャッタ押え板141により摺動可能に挟持案内
されている。なお、ケース本体132における開口部1
34、位置決め孔135、及び基準面136は、前述の
MOカートリッジ101と同一形状で同一位置に配置さ
れている。しかし、両面カートリッジ131は両面仕様
であるため、MOカートリッジ101が有していたコー
ナ切欠き111やオートローディング用の半球状の凹み
110は形成されていない。
【0010】次に、上記両面カートリッジ131に適応
した従来のローディング機構について図19を用いて説
明する。図19は従来の両面カートリッジ用ローディン
グ機構の一例を示す斜視図である。両面カートリッジ1
31を収納するカートリッジホルダ151は、両側が屈
曲した板材によりトレイ状に形成されている。カートリ
ッジホルダ151の両側面には、両面カートリッジ13
1の溝137内に嵌入でき、オープナフック140と当
接可能なシャッタオープナ爪152が形成されている。
【0011】次に、上記両面カートリッジ131のカー
トリッジホルダ151への挿入動作について説明する。
両面カートリッジ131をカートリッジホルダ151に
挿入すると、カートリッジホルダ151のシャッタオー
プナ爪152がケース本体132の溝137内に配置さ
れ、シャッタオープナフック140と当接する。さら
に、この両面カートリッジ131はカートリッジホルダ
151内へ挿入されるため、その挿入力により、シャッ
タオープナフック140はシャッタオープナ爪152に
より移動する。このため、シャッタオープナフック14
0に連結されたオープナベルト139はケース本体13
2内部のトーションバネに抗して溝137に沿って摺動
移動し、ケース本体132のシャッタ133は開口部1
34を開成する方向に移動する。さらに両面カートリッ
ジ131を挿入すると、開口部134が完全に露出状態
となり、シャッタ開成動作は完了する。このシャッタ開
成動作完了後、装置内部に設けられた位置決めピンが両
面カートリッジ131の位置決め孔135に挿入され、
装置内の基準ポストが基準面136に当接して、挿入さ
れた両面カートリッジ131が所定の位置に保持され
る。このとき、両面ディスクのクランプ面がディスクモ
ータのターンテーブルに載置されてローディング動作が
完了する。このときのケース本体132の基準面136
から両面ディスクのクランプ面までの距離であるディス
ク載置距離(以下、L2と略称)は、1.9mmでる。
従って、両面カートリッジ131のL2は前述のMOカ
ートリッジ101におけるL1より0.5mm短い。
【0012】上記両面カートリッジ131を裏返してカ
ートリッジホルダ151に挿入した場合、他方の側面に
形成されたシャッタオープナ爪152がシャッタオープ
ナフック140と当接し、上記シャッタ開成動作と同様
の動作が行われ、シャッタ133は開成状態となる。上
記両面カートリッジ131を背面側から当該カートリッ
ジホルダ151に挿入されると、シャッタオープナ爪1
52がケース本体132の背面のコーナ部と当接するた
め、この両面カートリッジ131はそれ以上の挿入が禁
止され、誤挿入防止が達成されている。以上のように、
従来のローディング機構は、MOカートリッジ専用又は
両面カートリッジ専用のローディング機構であり、MO
カートリッジ101と両面カートリッジ131の両方を
互換ローディングできる機能を有するローディング機構
は存在しなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、当該技術分野に
おいて、前述のようなMOカートリッジ101と両面カ
ートリッジ131の両方をローディングすることのでき
る互換ローディング機能を有する装置への要望が高くな
ってきた。しかしながら、前述のようなMOカートリッ
ジ101と両面カートリッジ131の両方を駆動操作す
ることのできる互換ローディング機構を開発する場合に
は、次のような問題点があった。
【0014】(1) MOカートリッジ101と両面カ
ートリッジ131とではシャッタ開閉方式が異なるた
め、従来の何れかのローディング機構をそのまま互換ロ
ーディング機構として用いることは不可能であった。す
なわち、MOカートリッジ101用のローディング機構
においては、両面カートリッジ131のシャッタ133
を開成できず、またカートリッジホルダ121の誤挿入
防止用の爪125が両面カートリッジ131のコーナ部
と当接し、両面カートリッジ131を所定位置まで挿入
できないという問題があった。一方、両面カートリッジ
131用のローディング機構においては、MOカートリ
ッジ101のシャッタ104を開成できず、またカート
リッジホルダ151のシャッタオープナ爪152がMO
カートリッジ101のコーナ部と当接し、MOカートリ
ッジ101を所定位置まで挿入できないという問題があ
った。 (2) MOカートリッジ101と両面カートリッジ1
31では厚みが1mm異なるため、それぞれのディスク
がターンテーブルに載置された状態において、MOカー
トリッジ101と両面カートリッジ131の外表面から
各ディスク載置位置までのディスク載置距離は0.5m
m異なっている。このため、両面カートリッジ131は
MOカートリッジ101より0.5mmだけ上方に配置
されるように調整しなけらばならないが、従来の両面カ
ートリッジ131や、ローディング機構には、そのよう
な、挿入されたカートリッジの位置を調整するような機
構はなかった。本発明は、上記のような問題を解決し
て、互換ローディング機能を有する装置を得ることが当
技術分野の課題であった。本発明は、当技術分野におけ
る上記のような課題を解決して、シャッタ開閉方式及び
ディスク載置位置が異なる2種類のカートリッジの互換
ローディングを可能にするディスク再生装置及びこのデ
ィスク再生装置に適する互換カートリッジを提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は、シャッタ開閉方式の異なる第1のカートリッジ又
は第2のカートリッジが挿入されるカートリッジホルダ
ユニットを有し、前記カートリッジホルダユニットに回
動可能に設けられてコーナ切り欠きを有する第1のカー
トリッジを開成する第1のシャッタオープナユニット
と、前記カートリッジホルダユニットの両側面に配置さ
れ、上下に移動可能に構成された第2のシャッタオープ
ナユニットを有している。また、このディスク再生装置
は、前記第1のカートリッジが前記カートリッジホルダ
ユニットに挿入されたとき、当該第1のカートリッジの
コーナ切り欠きと当接して前記第2のシャッタオープナ
をカートリッジ挿入路外へ移動させるクラッチレバーユ
ニットを有している。
【0016】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明のディスク
再生装置は、シャッタ開閉方式が異なり、コーナ切り欠
きを有する第1のカートリッジ又はコーナ切り欠きのな
い第2のカートリッジが挿入されたとき、当該カートリ
ッジを保持するカートリッジホルダユニットと、前記カ
ートリッジホルダユニットに回動可能に設けられ、前記
カートリッジホルダユニットに挿入された第1のカート
リッジと当接して当該第1のカートリッジのシャッタを
開成する第1のシャッタオープナユニットと、前記カー
トリッジホルダユニットの両側面に配置され、上下に移
動可能に構成された第2のシャッタオープナを有し、前
記第2のシャッタオープナが前記カートリッジホルダユ
ニットに挿入された第2のカートリッジと当接して当該
第2のカートリッジのシャッタを開成する構成の第2の
シャッタオープナユニットと、前記第1のカートリッジ
が前記カートリッジホルダユニットに挿入されたとき、
当該第1のカートリッジのコーナ切り欠きと当接して前
記第2のシャッタオープナをカートリッジ挿入路外へ移
動させるクラッチレバーユニットと、を具備する。
【0017】上記請求項1に記載の発明の構成により、
挿入されるカートリッジのコーナ切欠きの有無によって
第2のシャッタオープナをカートリッジホルダユニット
のカートリッジ挿入路の内外に移動できるため、コーナ
切欠きのあるカートリッジが正しい方向から挿入された
場合には、第2のシャッタオープナが挿入された当該カ
ートリッジに応じて移動し、当該カートリッジはカート
リッジホルダユニット内の所定位置まで挿入されて、第
1のシャッタオープナにより当該第1のカートリッジの
シャッタが開成される。また、間違った方向からカート
リッジが挿入された場合には、第2のシャッタオープナ
が移動せずカートリッジ挿入路内に保持されるため、当
該カートリッジが第2のシャッタオープナと当接して、
当該カートリッジの誤挿入は防止される。
【0018】請求項2に記載の発明のディスク再生装置
は、請求項1に記載の発明のディスク再生装置におい
て、クラッチレバーユニットが、クラッチレバーと、前
記クラッチレバーを2方向へ押圧する第1の押圧板バネ
と第2の押圧板バネを有するクラッチレバー押圧板バネ
と、前記クラッチレバーが第1の方向へ回動したとき第
2のシャッタオープナユニットを上方向へ駆動する昇降
スロープを有するスライド板と、前記クラッチレバーが
第2の方向へ回動したとき前記クラッチレバーを上方へ
移動する傾斜ガイドとを具備する。上記請求項2に記載
の発明の構成により、第1のカートリッジが挿入された
とき、クラッチレバーユニットのクラッチレバーが第1
の方向へ回動し、第2のシャッタオープナをカートリッ
ジ挿入路外へ駆動し、第2のカートリッジが挿入された
とき、クラッチレバーが第2の方向へ回動して上方へ移
動し、第2のシャッタオープナをカートリッジ挿入路に
保持する。このため、仕様の異なるカートリッジに応じ
てクラッチレバーが回動して第2のシャッタオープナを
移動し、挿入されるカートリッジに応じて適切な挿入動
作が行われる。
【0019】請求項3に記載の発明のディスク再生装置
は、請求項1又は2に記載の発明のディスク再生装置に
おいて、第2のシャッタオープナユニットが、カートリ
ッジホルダユニットに板バネを介して昇降可能に接続さ
れた可動板で構成され、前記可動板の昇降動作を規制す
るストッパ部をスライド板に設けた。上記請求項3に記
載の発明の構成により、第2のシャッタオープナがカー
トリッジ挿入路内にあるとき、第2のシャッタオープナ
ユニットである可動板の昇降動作が禁止されているた
め、信頼性の高い誤挿入防止機構を有する。
【0020】請求項4に記載の発明のディスク再生装置
は、ディスク載置距離が異なり、コーナ切り欠きを有す
る第1のカートリッジ又はコーナ切り欠きのない第2の
カートリッジが挿入されたとき、当該カートリッジを保
持するカートリッジホルダユニットと、前記カートリッ
ジホルダユニットに回動可能に設けられ、前記カートリ
ッジホルダユニットに挿入された第1のカートリッジと
当接して当該第1のカートリッジのシャッタを開成する
第1のシャッタオープナユニットと、前記カートリッジ
ホルダユニットの両側面に配置され、上下に移動可能に
構成された第2のシャッタオープナを有し、前記第2の
シャッタオープナが前記カートリッジホルダユニットに
挿入された第2のカートリッジと当接して当該第2のカ
ートリッジのシャッタを開成する構成の第2のシャッタ
オープナユニットと、前記第1のカートリッジが前記カ
ートリッジホルダユニットに挿入されたとき、当該第1
のカートリッジのコーナ切り欠きと当接して前記第2の
シャッタオープナをカートリッジ挿入路外へ移動させる
クラッチレバーユニットと、互いに高さの異なる第1の
基準ポストと第2の基準ポストを有し、カートリッジロ
ーディング時にそれぞれの基準ポストが、前記カートリ
ッジホルダユニットに挿入された第1のカートリッジ又
は第2のカートリッジと接触して、それぞれのカートリ
ッジを所定位置に配置するよう構成したディスクモータ
ベースユニットと、を具備する。上記請求項4に記載の
発明の構成により、第1のカートリッジが挿入されたと
き、この第1のカートリッジにはディスクモータベース
ユニットの第1の基準ポストが当接して第1のカートリ
ッジを適切なディスク載置位置に配置し、第2のカート
リッジが挿入されたとき、この第2のカートリッジには
第2の基準ポストが当接して第2のカートリッジを適切
なディスク載置位置に配置する。
【0021】請求項5に記載の発明の互換カートリッジ
は、記録再生用のディスクを収納し、実質的に矩形状の
筺体に形成され、開口部を有するケース本体と、前記ケ
ース本体の前記開口部を開閉するシャッタと、を有し、
前記ケース本体の側面近傍にオートチェンジャ用スロッ
トとオートローディング用凹みを有するカートリッジに
対して、前記カートリッジのケース本体と実質的に同じ
形状を有し、前記カートリッジよりディスク載置距離の
短い互換カートリッジであって、前記カートリッジのオ
ートチェンジャ用スロットとオートローディング用凹み
に対応する位置にカートリッジローディング用の基準面
が形成された互換カートリッジ。上記請求項5に記載の
発明の構成により、ディスク載置距離の異なるカートリ
ッジを互換ローディング可能なディスク再生装置に互換
カートリッジを装着したとき、当該互換カートリッジの
ケース本体に形成された複数の基準面にディスク再生装
置の基準ポストが当接して、この互換カートリッジは適
切なディスク載置位置に確実に配置され、信頼性の高い
互換ローディング動作が行われる。
【0022】
【実施例】以下、本発明のディスク再生装置及びそれに
用いられる互換カートリッジの好ましい一実施の形態に
ついて、図を用いて説明する。 [互換カートリッジの構成]図1は、前述の図18に示
した従来の両面カートリッジを改良した本発明の互換カ
ートリッジ1の一実施の形態を示した斜視図である。図
1に示した互換カートリッジ1は、ケース本体2とケー
ス本体2の両外面を摺動するコ字状のシャッタ3を有し
ており、シャッタ3はケース本体2内に摺動保持された
スライダ(図示せず)に固定されている。ケース本体2
の表面には、ディスクモータと光ピックアップをケース
本体2内部に挿入して配置するための開口部4と、位置
決め孔5と、ディスク載置距離の基準となる第1の基準
面6が形成されている。また、ケース本体2には、前述
の図16に示したMOカートリッジ101の2つのオー
トチェンジャ用のスロット109、109と2つのオー
トローディング用の凹み110、110に対応する位置
に、4つの第2の基準面7、7、7、7が形成されてい
る。
【0023】図1に示すように、ケース本体2の両側面
には、挿入方向側の略半分に溝8が形成されている。こ
の溝8内にはスライダを介してシャッタ3に連結したオ
ープナベルト9が溝8に沿って摺動可能に案内されてお
り、オープナベルト9の先端にはシャッタオープナフッ
ク10が設けられている。このシャッタオープナフック
10は、溝8に沿って移動するよう構成されている。ケ
ース本体2の外面を摺動可能に設けられたシャッタ3
は、ケース本体2内部に設けられたトーションバネ(図
示せず)により開口部4を閉塞する位置に移動するよう
付勢されている。また、コ字状のシャッタ3の両先端
は、ケース本体2の両面に設けられたシャッタ押え板1
1により挟持され、摺動案内されている。図1に示すよ
うに、本実施の形態の互換カートリッジ1は、前述の図
18に示した従来の両面カートリッジ131と実質的に
同一の形状を有している。本実施の形態の互換カートリ
ッジ1と従来の両面カートリッジ131との相違点は、
互換カートリッジ1にはオートチェンジャ用のスロット
138がないことと、第2の基準面7が形成されている
2点である。したがって、本実施の形態の互換カートリ
ッジ1は、従来の両面カートリッジ131と実質的に同
一の形状であり、従来のローディング機構にも装着可能
なカートリッジである。
【0024】次に、本実施の形態のディスク再生装置に
おけるカートリッジローディング機構の構成を図2から
図7を用いて説明する。なお、図2及び図5において、
本実施の形態のディスク再生装置のカートリッジローデ
ィング機構の理解を容易にするため、本発明と実質的に
関係のない実装回路、天板等の構成部品は省略してい
る。図2は本実施の形態のディスク再生装置のカートリ
ッジローディング機構を搭載した互換ローディング装置
の分解斜視図である。図3は図2の互換カートリッジ装
置のディスクモータベースユニット100を示す斜視図
であり、図4は図2の互換カートリッジ装置のカートリ
ッジホルダユニット200を示す斜視図である。図5は
カートリッジが挿入されていない状態の互換ローディン
グ装置を示す側面断面図であり、図6は図2の互換ロー
ディング装置におけるカートリッジホルダユニットを示
す分解斜視図である。図7は図6のカートリッジホルダ
ユニット200を示す平面図である。図2及び図3に示
すように、外装ケース11の正面には、カートリッジ挿
入口12a、エジェクトボタン12bを有するフロント
パネル12が係合固定されており、フロントパネル12
には、カートリッジ挿入口12aを開閉する開閉蓋13
が設けられている。外装ケース11の内部には、ディス
ク再生装置としてのカートリッジローディング機構が収
納されている。カートリッジローディング機構は、光ピ
ックアップ17等を有するディスクモータベースユニッ
ト100と、カートリッジを収納するカートリッジホル
ダユニット200と、前記ディスクモータベースユニッ
ト100を駆動する駆動ベースユニット300とを具備
している。
【0025】[ディスクモータベースユニット100の
構成]図2及び図3に示すように、ディスクモータベー
スユニット100は、ディスクモータ15が固定された
ディスクモータベース14を具備しており、ディスクモ
ータ15のシャフトにはターンテーブル16が嵌入固定
されている。光ピックアップ17は、ディスクモータベ
ース14に固定された半導体レーザや検出器等からなる
オプティカル固定部18と、対物レンズ19とリニアモ
ータコイル20とを有する移送キャリッジ21から構成
されている。移送キャリッジ21を貫通して移送キャリ
ッジ21を摺動案内するガイドシャフト22は、その両
端部がディスクモータベース14に固定されている。リ
ニアモータ磁気回路23は、移送キャリッジ21のリニ
アモータコイル20内部を貫通して、その両端部がディ
スクモータベース14に固定されている。
【0026】また、ディスクモータベース14には、M
Oカートリッジ101及び互換カートリッジ1に対する
位置決めピン24、MOカートリッジ用の第1の基準ポ
スト25、互換カートリッジ用の第2の基準ポスト26
がそれぞれ植立されている。互換カートリッジ用の第2
の基準ポスト26の高さは、MOカートリッジ用の第1
の基準ポスト25の高さより0.5mm高く設定してあ
る。図2及び図3に示すように、ディスクモータベース
14には、その背面側端部に回動支点部27となる溝が
形成されている。さらに、ディスクモータベース14の
正面側端部の位置決めピン24の近傍には位置規制突起
28が設けられており、カートリッジのローディング時
にカートリッジホルダユニット200に当接してディス
クモータベース14の位置を規定している。ディスクモ
ータベース14の正面側中央には、板バネ30が固定さ
れており、この板バネ30にはカムピン29が固着され
ている。板バネ30に固着されたカムピン29は、板バ
ネ30によりディスクモータベース14の正面側中央部
分から正面側へ突出するように保持されている。
【0027】[カートリッジホルダユニット200の構
成]本実施の形態のカートリッジローディング機構にお
いて、前述のMOカートリッジ101(図15及び図1
6)や、図1に示した互換カートリッジ1が装着される
カートリッジホルダユニット200は、前記ディスクモ
ータベース14の上方に配置されている。図2及び図4
に示すカートリッジホルダユニット200において、前
記MOカートリッジ101や互換カートリッジ1を収納
し、外装ケース11固定されたカートリッジホルダ31
の背面側には、回動支点部32となる溝が形成されてい
る。この回動支点部32と前述のディスクモータベース
14に形成された回動支点部27には、円弧状のスプリ
ングバインダ33が取り付けられている。図5に示すよ
うに、スプリングバインダ33のそれぞれの端部は、各
回動支点部27、32と係合し、それぞれを押圧してい
るため、カートリッジホルダ31の回動支点部32とデ
ィスクモータベース14の回動支点部27は、当接した
状態で保持される。このため、ディスクモータベース1
4は回動支点部27、32を支点として回動し、カート
リッジホルダ31に対して接離可能である。
【0028】図2に示すように、カートリッジホルダ3
1の四隅にはダンパ固定ポスト34が固定されている。
ダンパ固定ポスト34は外装ケース11に保持された防
振ダンパ35の孔に嵌合しており、カートリッジホルダ
31は外装ケース11に防振ダンパ35を介して保持さ
れている。カートリッジホルダ31には、複数のカート
リッジ押圧板バネ36が配設されている。このカートリ
ッジ押圧板バネ36は、カートリッジホルダ31内に挿
入されたMOカートリッジ101及び互換カートリッジ
1をターンテーブル16の方向へ押圧している。また、
カートリッジホルダー31には、シャッタオープナ支軸
37、クラッチレバー支軸38、スライド板支軸39
が、おのおの植立されている。シャッタオープナ支軸3
7には第1のシャッタオープナである棒状の回動シャッ
タオープナ40の一端が回動可能に支持されており、回
動シャッタオープナ40はトーションバネ41により矢
印A方向に回動するよう付勢されている。回動シャッタ
オープナ40の他端である遊端部には、オープナピン4
0aが下方向へ突出するように形成されている。このオ
ープナピン40aはカートリッジホルダ31の上面に形
成された円弧孔42に挿入されて配置されており、前述
の図13に示したMOカートリッジ101が前記カート
リッジホルダ31に挿入されたとき、オープナピン40
aは挿入されたMOカートリッジ101のスライダ10
3の端部と当接可能な位置に配設されている。このた
め、オープナピン40aの回動によりスライダ103が
摺動して、挿入されたMOカートリッジ101のシャッ
タ104は開成される。
【0029】カートリッジホルダ31には板バネ44を
介して可動板43が保持されている。このため、可動板
43は板バネ44によりカートリッジホルダ31の上面
を押し付ける方向に付勢されている。可動板43の両側
に突出した遊端部には、第2のシャッタオープナである
サイドオープナ爪45が形成されている。サイドオープ
ナ爪45は、挿入された互換カートリッジ1のシャッタ
オープナフック10と当接可能な位置に突設されてい
る。可動板43の両側には位置規制突起46、46が設
けられており、位置規制突起46、46がカートリッジ
ホルダ31の上面と当接して、可動板43のカートリッ
ジホルダ31に対する配置位置を規定している。また、
可動板43の中央部には開口部47が形成されている。
【0030】図2及び図4において、カートリッジホル
ダ31の上面に突設されたスライド板支軸39は、カー
トリッジホルダ31の上面に配置されたスライド板48
を支持している。また、スライド板支軸39は、スライ
ド板48の溝に嵌合して、スライド板48を矢印C方向
又は矢印D方向に移動可能に摺動案内している。スライ
ド板48の両側には、昇降スロープ49、49が形成さ
れており、その中央部にはストッパ部50、左端部には
レバー当接部51が形成されている。昇降スロープ49
は、スライド板48の移動に伴い、可動板43と当接し
て可動板43を上下に移動させる機能を有している。ス
トッパ部50は可動板43の回動動作を規制するもので
あり、初期状態における可動板43はストッパ部50に
係止されている。スライド板48上に配置された引っ張
りコイルバネ52は、その一端が前記ストッパ部50に
固定されており、他端がカートリッジホルダ31に固定
されている。このため、図4に示す可動板43は矢印D
方向に常に付勢された状態である。スライド板48の左
端部に形成されたレバー当接部51は、カートリッジホ
ルダ31の左側面に設けられたクラッチレバー53と係
合している。
【0031】図4及び図6に示すように、カートリッジ
ホルダ31の左側面に設けられたクラッチレバー53
は、クラッチレバー支軸38に回動可能に支持されて、
矢印E方向又は矢印F方向へ回動可能であるとともに、
矢印G方向又は矢印H方向の上下方向にも所定距離移動
可能な状態でクラッチレバー支軸38に保持されてい
る。クラッチレバー53は、その回転軸から円周方向へ
導出したアーム部53bとそのアーム部53bの先端に
形成された遊端部53aとを有している。この遊端部5
3aは、前記スライド板48のレバー当接部51と係合
しており、且つ挿入されたMOカートリッジ101や互
換カートリッジ1とも接触する位置に配設されている。
クラッチレバー53のアーム部53bが矢印F方向へ回
動したとき、このアーム部53bは、カートリッジホル
ダ31に形成された傾斜ガイド54に接触する。アーム
部53bが傾斜ガイド54と接触することにより、アー
ム部53bは上方へ移動するよう構成されている。
【0032】図6に示すように、クラッチレバー53は
カートリッジホルダ31に固定された第1の押圧板バネ
55aと第2の押圧板バネ55bを有するクラッチレバ
ー押圧板バネ55により2方向から押圧されている。第
1の押圧バネ55aはクラッチレバー53を矢印E方向
へ付勢しており、第2の押圧バネ55bはクラッチレバ
ー53を下方向である矢印G方向に付勢している。これ
らのクラッチレバー押圧板バネ55の押圧力は、スライ
ド板48を付勢している引っ張りコイルバネ52の引張
り力に比較して弱く設定されている。このため、スライ
ド板48は引っ張りコイルバネ52により矢印D方向へ
移動しており、クラッチレバー53と可動板43は図7
に示した初期状態の位置に配置されている。すなわち、
クラッチレバー53の遊端部53aは挿入されるカート
リッジと当接する位置に保持され、スライド板48の昇
降スロープ49は可動板43と当接しない位置に配置さ
れている。
【0033】図7に示すように、カートリッジホルダ3
1の背面側には検出スイッチ56が設けられている。こ
の検出スイッチ56は、挿入された互換カートリッジ1
又はMOカートリッジ101の各前端部と当接可能な位
置に配置されており、挿入されたそれぞれのカートリッ
ジの挿入状態を検出している。図7のカートリッジホル
ダユニット200の平面図に示すように、初期状態にお
いて、スライド板48のストッパ部50は、可動板43
の係止部43aを係止する位置に保持されており、可動
板43のサイドオープナ爪45は互換カートリッジ1の
シャッタオープナフック10と当接可能な位置に保持さ
れている。
【0034】[駆動ベースユニット300の構成]図2
及び図4に示すように、カートリッジホルダ31の正面
下側には、駆動ベース57を有する駆動ベースユニット
300が固定されており、この駆動ベース57にはロー
ディングモータ58、ウォーム59、ウォームギア6
0、駆動カム61、カートリッジ係止爪62が実装され
ている。カートリッジ係止爪62は、弾性樹脂部材から
なり、挿入された各カートリッジの後端部と係合可能で
あり、挿入されたカートリッジをカートリッジホルダ3
1内に保持する機能を有している。駆動カム61には、
前述のディスクモータベース14の正面側に設けられた
カムピン29と係合して、ディスクモータベース14を
上下動させるよう斜行したカム溝63が形成されてい
る。また、駆動カム61には、傾斜面65aを有する作
動ピン65が突設されており、この作動ピン65がカー
トリッジ係止爪62のフランジ64と当接するよう構成
されている。
【0035】図4に示すように、カートリッジ係止爪6
2のフランジ64は、その先端に傾斜面64aが形成さ
れており、矢印K方向(正面側)に弾性変形可能に構成
されている。このため、駆動カム61が矢印I方向へ回
動して、作動ピン65がフランジ64に当接するとき、
フランジ64の傾斜面64aと作動ピン65の傾斜面6
5aが接触して、フランジ64は矢印K方向に変形す
る。反対に、駆動カム61が矢印J方向へ回動して、作
動ピン65がフランジ64に当接するとき、作動ピン6
5はフランジ64の上面に形成された凹部64bと係合
する。このため、作動ピン65の矢印J方向への回動に
より、作動ピン65はフランジ64の上面を押し下げな
がら移動し、カートリッジ係止爪62を下方向に変形す
る。以上のように、カートリッジ係止爪62は、作動ピ
ン65が矢印J方向に回動して当接したときのみ押し下
げられ、作動ピン65が矢印I方向に回動して当接した
ときにはフランジ64が矢印K方向に変形はするが、カ
ートリッジ係止爪62は下方へは移動しない。
【0036】[カートリッジローディング機構における
互換ローディング動作]次に、上記のように構成された
本実施の形態のカートリッジローディング機構における
前述の図15及び図16に示したMOカートリッジ10
1と図1に示した互換カートリッジ1の各互換ローディ
ング動作について説明する。
【0037】[1.1 MOカートリッジ101の正常
挿入動作]MOカートリッジ101を本実施の形態のカ
ートリッジローディング機構へ正しい方向から挿入した
場合の動作について説明する。図5の互換ローディング
装置600の側面断面図において、MOカートリッジ1
01はフロントパネル12のカートリッジ挿入口12a
から開閉蓋13を押圧回動して、装置内部に挿入され
る。このとき、MOカートリッジ101のケース本体1
02がカートリッジ係止爪62を押し下げ、MOカート
リッジ101はカートリッジ係止爪62がケース本体1
02の下面に接触した状態でカートリッジホルダユニッ
ト200に挿入される。図8はMOカートリッジ101
をカートリッジローディング機構のカートリッジホルダ
ユニット200へ正しい方向から挿入した場合のカート
リッジホルダユニット200を示す平面図、図9は図8
に示したカートリッジホルダユニット200の側面図で
ある。図10はMOカートリッジ101がカートリッジ
ホルダユニット200に装着完了した状態を示す互換ロ
ーディング装置の側面断面図である。
【0038】カートリッジホルダユニット200のカー
トリッジホルダ31に挿入されたMOカートリッジ10
1は、ケース本体102のコーナ切欠き111が初期状
態のクラッチレバー53の遊端部53aと当接する。コ
ーナ切欠き111は約45度に切り欠けられているた
め、MOカートリッジ101の挿入力によりクラッチレ
バー53の遊端部53aはコーナー切欠き111上を摺
動して、クラッチレバー53を矢印E方向に回動する。
この結果、クラッチレバー53の遊端部53aに係合し
ているスライド板48のレバー当接部51は、引っ張り
コイルバネ52の付勢力に抗して矢印C方向に移動す
る。スライド板48の矢印C方向への移動により、スラ
イド板48のストッパ部50が可動板43の係止部43
aから外れて開口部47内に移動して、可動板43は上
方へ移動可能な状態となる。
【0039】さらに、スライド板43は矢C印方向へ移
動するため、スライド板43に形成された昇降スロープ
49は可動板43と当接し、可動板43は板バネ44の
付勢力に抗して板バネ44との接続部分を回動中心とし
て上方へ持ち上げられる。やがて、クラッチレバー53
の遊端部53aはMOカートリッジ101のコーナ切欠
き111から外れて、MOカートリッジ101の側面部
に接触し、その側面部に沿って摺動する。このため、可
動板43は上方へ持ち上げられた位置に保持される。こ
の結果、可動板43のサイドオープナ爪45は、MOカ
ートリッジ101の挿入路から外れて、MOカートリッ
ジ101と当接しない上方の位置に配置されるため、M
Oカートリッジ101はカートリッジホルダユニット2
00内に挿入される。
【0040】上記のように、MOカートリッジ101が
カートリッジホルダユニット200に挿入されると、上
記可動板43の持ち上げ動作が行われるとともに、回動
シャッタオープナ40のオープナピン40aがMOカー
トリッジ101のスライダ103の端部に当接して、M
Oカートリッジ101の挿入力により、スライダ103
をケース本体102の前面に沿って駆動する。このた
め、スライダ103と連結されたシャッタ104は開成
される。さらに、MOカートリッジ101が挿入され、
第2の開口部106が完全に露出する位置に達すると、
MOカートリッジ101のケース本体102の前端部が
カートリッジホルダユニット200の背面側に配設され
た検出スイッチ56に当接するとともに、カートリッジ
ホルダユニット200の正面側に配設されたカートリッ
ジ係止爪62がケース本体102の下面から外れてその
弾性復帰力によりケース本体102の後端部と係合す
る。このため、カートリッジホルダ31内に挿入された
MOカートリッジ101の挿入動作完了状態が確実に検
出されるとともに、カートリッジホルダユニット200
内の所定の位置に正確に保持される。
【0041】[1.2 MOカートリッジ101のロー
ディング動作]次に、カートリッジホルダユニット20
0内に挿入されたMOカートリッジ101のローディン
グ動作について説明する。MOカートリッジ101と接
触した検出スイッチ56は挿入動作完了信号を出力し、
その挿入動作完了信号に基づき、ローディングモータ5
8は、ウォーム59、ウォームギア60を介して駆動カ
ム61を矢印I方向に回転させる(図4参照)。駆動カ
ム61の矢印I方向への回動により、駆動カム61に設
けられた作動ピン65はカートリッジ係止爪62のフラ
ンジ64と接触する。しかし、このときのカートリッジ
係止爪62は下方向へ変形しないため、カートリッジ係
止爪62は挿入されたMOカートリッジ101を係止し
た状態に維持される。さらに、駆動カム61が矢印I方
向へ回転すると、この駆動カム61に形成されたカム溝
63と係合しているディスクモータベース14に設けら
れたカムピン29は、斜行したカム溝63の形状にした
がって上方へ移動する。このため、ディスクモータベー
ス14は、その背面側に設けられた回動支点部27を中
心として回動し、上昇する。このとき、ディスクモータ
ベース14に設けられた位置規制突起28はカートリッ
ジホルダ31と当接して、ディスクモータベース14は
カートリッジホルダ31に対して所定の位置に配置され
る。また、ディスクモータベース14の位置規制突起2
8がカートリッジホルダ31と当接した後も、ディスク
モータベース14に設けられたカムピン29は駆動カム
61のカム溝63に沿ってさらに上昇するため、ディス
クモータベース14は、板バネ30に発生する反発力に
より、カートリッジホルダ31に所定圧で押圧されて保
持される。
【0042】上記ローディング動作の過程において、デ
ィスクモータベース14に実装された光ピックアップ1
7の移送キャリッジ21及びディスクモータ15のター
ンテーブル16が、MOカートリッジ101のケース本
体102の裏面側に形成された第2の開口部106内に
挿入されて配置される。このとき、ディスクモータベー
ス14に設けられた位置決めピン24は、MOカートリ
ッジ101の位置決め孔107内に挿入される。また、
ディスクモータベース14に設けられた第1の基準ポス
ト25はMOカートリッジ101の基準面108に当接
し、第2の基準ポスト26はスロット109と凹み11
0に挿入される。このとき、MOカートリッジ101の
ケース本体102の上面は、カートリッジホルダ31に
設けられたカートリッジ押圧板バネ36により押圧され
ており、MOカートリッジ101のケース本体102は
第1の基準ポスト25及び位置決めピン24により所定
の位置に確実に保持される。この結果、MOカートリッ
ジ101内の光磁気ディスクはターンテーブル16上に
載置され、図10に示すように、MOカートリッジ10
1のローディング動作は完了する。
【0043】図10に示したローディング動作完了後、
ディスクモータ15を回転させてMOディスクを回転さ
せ、リニアモータコイルに電流を流して移送キャリッジ
21をMOディスクの所定位置に移動させて、光ピック
アップ17の対物レンズ19からの光ビームによって情
報の記録あるいは再生が行われる。以上述べたように、
MOカートリッジ101が正しく挿入された場合には、
可動板43のサイドオープナ爪45がMOカートリッジ
101の挿入路から待避して上昇し、MOカートリッジ
101を挿入可能状態とするとともに、第1の基準ポス
ト25がケース本体102の基準面8と当接し、第2の
基準ポスト26がケース本体102のスロット109と
凹み110に挿入されてケース本体102と当接しない
ため、MOカートリッジは所定のディスク載置位置に確
実に配置される。
【0044】[1.3 MOカートリッジ101の排出
動作]次に、本実施の形態のカートリッジローディング
機構におけるMOカートリッジ101の排出動作につい
て説明する。フロントパネル12のエジェクトボタン1
2b(図2)を押圧することにより、光ピックアップ1
7の光ビームの発光が停止し、ディスクモータ15の回
転が停止する。このとき、ローディングモータ58はM
Oカートリッジ101の挿入時と逆の方向へ回転して、
駆動カム61を矢印J方向に回転させる。このため、M
Oカートリッジ101の挿入動作及びローディング動作
とは反対の下記排出動作が行われる。ディスクモータベ
ース14が回動降下して、MOカートリッジ101とデ
ィスクモータベース14との係合状態が解除される。ま
た、駆動カム61の作動ピン65がカートリッジ係止爪
62のフランジ64と当接して、駆動カム61はカート
リッジ係止爪62を押し下げる。このため、カートリッ
ジホルダ31内に保持されていたMOカートリッジ10
1は排出可能な状態となる。この結果、カートリッジホ
ルダ31内のMOカートリッジ101は、シャッタ10
4を付勢するためケース本体102内に設けられたトー
ションバネと、回動シャッタオープナ40を回動付勢す
るトーションバネ41の排出方向への付勢力により、フ
ロントパネル12のカートリッジ挿入口12aから装置
外部へ排出される。
【0045】[1.4 MOカートリッジ101の異常
挿入動作]次に、MOカートリッジ101を本実施の形
態のカートリッジローディング機構へ間違った方向から
挿入した場合の動作について説明する。図11はMOカ
ートリッジ101を間違った方向から挿入した場合のカ
ートリッジホルダユニット200を示す平面図であり、
図12は図11に示したカートリッジホルダユニット2
00の側面図である。なお、前述したMOカートリッジ
101の正常挿入動作における説明との重複を避けるた
めに、異常挿入動作における正常挿入動作と異なる部分
について、以下に説明する。
【0046】図11に示すように、MOカートリッジ1
01を裏返してカートリッジホルダユニット200内に
挿入すると、ケース本体102の前端部分がクラッチレ
バー53の遊端部53aと当接する。この前端部分には
コーナ切欠き111が形成されていないため、クラッチ
レバー53はMOカートリッジ101の挿入力により矢
印F方向に回動する。このとき、クラッチレバー53の
アーム部53bは傾斜ガイド54に沿って移動するた
め、図12に示すように、クラッチレバー53は上方へ
持ち上げられる。このため、さらに、MOカートリッジ
101を挿入すると、クラッチレバー53の上昇動作に
より、クラッチレバー53の遊端部53aはケース本体
102の前端部分から上方へ外れて、ケース本体102
の上面上を摺動する。このとき、遊端部53aはクラッ
チレバー押圧板バネ55の第2の押圧板バネ55bの付
勢力によりケース本体102の上面に押し付けられてい
る。また、クラッチレバー53は第1の押圧板バネ55
aにより矢印E方向へ回動するように付勢されているた
め、クラッチレバー53の遊端部53aは、多少持ち上
がった位置でスライド板48のレバー当接部51と当接
する位置へ復帰する。
【0047】上記のように、MOカートリッジ101が
カートリッジホルダユニット200の途中まで挿入され
たとき、可動板43は上方向へ移動していないため、M
Oカートリッジ101は可動板43のサイドオープナ爪
45と当接し、それ以上の挿入が防止される。このと
き、可動板43はスライド板48のストッパ部50に係
止されて、その回動が禁止されているため、例えMOカ
ートリッジ101を強く挿入しても、その挿入力により
可動板43が回動することはなく、MOカートリッジ1
01の異常挿入動作は確実に禁止される。なお、MOカ
ートリッジ101を背面側から挿入した場合でも、上記
と同様な異常挿入動作となり、このような誤挿入も完全
に禁止されている。
【00048】以上のように、本実施の形態のカートリ
ッジローディング機構において、MOカートリッジ10
1を間違った方向から挿入した場合には、可動板43の
両端に形成されたサイドオープナ爪45が誤挿入防止の
機能を果たし、装置の異常動作を防止している。また、
本実施の形態のカートリッジローディング機構におい
て、クラッチレバー53の回動が少ない状態で遊端部5
3aをMOカートリッジ101の挿入路外に待避させる
ことができるため、異常時におけるクラッチレバー押圧
板バネ55の変形が少なく、クラッチレバー押圧板バネ
55に無理な荷重が加わらないため、信頼性の高い長寿
命のカートリッジローディング機構となる。
【0049】[2.1 互換カートリッジ1の正常挿入
動作]次に、図1に示した両面カートリッジである互換
カートリッジ1を本実施の形態のカートリッジローディ
ング機構へ正しい方向から挿入した場合の挿入動作につ
いて説明する。図13は互換カートリッジ1をカートリ
ッジホルダユニット200へ正しい方向から挿入した状
態を示す側面図であり、図14は挿入された互換カート
リッジ1に対するローディング動作が完了した状態の互
換ローディング装置を示す側面断面図である。互換カー
トリッジ1にはコーナ切欠きが形成されていないため、
前述したMOカートリッジ101の間違った方向からの
挿入動作と同じ動作となる。すなわち、MOカートリッ
ジ101が可動板43のサイドオープナ爪45と当接す
るまでの動作は、互換カートリッジ1における正常挿入
動作と同一である。動作説明の重複を避けるため、それ
以降の互換カートリッジ1の正常挿入動作について説明
する。
【0050】カートリッジホルダ31に挿入された互換
カートリッジ1が可動板43のサイドオープナ爪45の
位置に達すると、サイドオープナ爪45は、ケース本体
2の両側面に形成された溝8内に配置され、この溝8内
に設けられたシャッタオープナフック10と当接する。
このため、互換カートリッジ1がさらに挿入されること
により、シャッタオープナフック10がサイドオープナ
爪45に係止されて、シャッタオープナフック10はケ
ース本体2内部のトーションバネに抗して移動する。こ
のため、シャッタオープナフック10に固着されたオー
プナベルト9は溝8に沿って摺動移動し、シャッタ3は
開口部4を開成するように移動する。上記シャッタ開成
動作の過程において、カートリッジホルダ31に設けら
れた回動シャッタオープナ40のオープナピン40a
は、ケース本体2の前端部分と当接し、その前端部分上
を摺動するように回動(図4における矢印L方向)す
る。さらに、互換カートリッジ1が開口部4を完全に露
出する状態の位置まで挿入されると、ケース本体2の前
端部分が検出スイッチ56と当接するとともに、互換ロ
ーディング装置600の正面側近傍に設けられたカート
リッジ係止爪62がケース本体2の下面から外れて、そ
の弾性復帰力によりケース本体2の後端部分と係合す
る。このため、互換ローディング装置600内に挿入さ
れた互換カートリッジ1はカートリッジホルダ31内に
確実に係止され、保持される。
【0051】[2.2 互換カートリッジ1のローディ
ング動作]互換カートリッジ1のローディング動作は、
前述のMOカートリッジ101におけるローディング動
作と同様な動作であり、ローディングモータ58の回転
によりディスクモータベース14が回動上昇し、ディス
クモータベース14はカートリッジホルダ31に対して
所定の位置に配置される。この結果、光ピックアップ1
7の移送キャリッジ21及びディスクモータ15のター
ンテーブル16が互換カートリッジ1の開口部4内に挿
入配置され、ディスクモータベース14の位置決めピン
24が位置決め孔5内に挿入されるとともに、第2の基
準ポスト26が互換カートリッジ1の第2の基準面7に
当接する。このとき、互換カートリッジ1のケース本体
2の上面は、カートリッジホルダ31のカートリッジ押
圧板バネ36により下方へ押圧されている。上記のよう
に、ケース本体2の第2の基準面7はMOカートリッジ
101用の第1の基準ポスト25より0.5mm高い第
2の基準ポスト26により支持されているため、ケース
本体2内の光ディスクはターンテーブル16上の正確な
位置に載置されている。このように互換カートリッジ1
が配置されて、光ピックアップ17等が挿入配置され、
互換カートリッジ1のローディング動作は完了する。こ
のとき、光ディスクはケース本体2の中央部に配置され
ているため、光ディスクがケース本体2と接触すること
はない。
【0052】次に、上記互換カートリッジ1を裏返して
カートリッジホルダユニット200に挿入した場合につ
いて説明する。互換カートリッジ1の両側面には溝8が
形成されており、互換カートリッジ1を裏返して挿入し
ても可動板43のサイドオープナ爪45は溝8内に配置
され、サイドオープナ爪45がケース本体2と接触する
ことはない。このため、サイドオープナ爪45が溝8内
のシャッタオープナフック10と当接し、前述の正常挿
入動作の説明と同様の挿入動作となる。ただし、回動シ
ャッタオープナ40のオープナピン40aは途中からシ
ャッタ3上を接触しながら移動することになるが、シャ
ッタ開成動作において問題が生じることはない。
【0053】以上のように、本実施の形態のカートリッ
ジローディング機構において、MOカートリッジ用の第
1の基準ポスト25と互換カートリッジ用の第2の基準
ポスト26をカートリッジホルダユニット200に設
け、図1に示した第2の基準面7を有する互換カートリ
ッジ1を用いることにより、この互換カートリッジ1と
MOカートリッジ101のディスク載置位置の違いを校
正して、互換ローディング動作を行うことができる。な
お、上記互換カートリッジ1を背面側からカートリッジ
ホルダ31内に挿入した場合には、可動板43のサイド
オープナ爪45がケース本体2の背面部コーナと接触
し、それ以上の挿入は禁止され、誤挿入防止が達成され
ている。
【0054】なお、上記実施の形態では、シャッタ開閉
方向及びディスク載置位置の異なる2種類のカートリッ
ジを互換してローディングするこのができるカートリッ
ジローディング機構及び互換カートリッジについて説明
したが、2種類のカートリッジにおいて、ディスク載置
位置が同一でシャッタ開閉方向だけが異なる場合には、
カートリッジローディング機構に第2の基準ポスト26
を設置する必要はない。また、本実施の形態において、
初期状態では第2のシャッタオープナであるサイドオー
プナ爪45をカートリッジ挿入路内に配置し、クラッチ
レバー53が片面用カートリッジのコーナー切欠きと当
接して移動するのに伴い、サイドオープナ爪45がカー
トリッジ挿入路外に待避する構成を取っているが、初期
状態ではサイドオープナ爪をカートリッジ挿入路外に配
置し、クラッチレバーがコーナー切欠き以外のコーナと
当接して移動するのに伴い、サイドオープナ爪がカート
リッジ挿入路内の位置に移動される構成にしても、同様
な効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、カートリッジホルダユニット
に第1のシャッタオープナと第2のシャッタオープナを
設け、第2のシャッタオープナをカートリッジホルダユ
ニットのカートリッジ挿入路の内外に挿入されるカート
リッジに応じて移動するように構成したため、シャッタ
開閉方式が異なる2種類のカートリッジが正しく挿入さ
れたときのみ、カートリッジホルダ内の所定位置まで挿
入されて、シャッタが開成されて確実な互換ローディン
グ動作を行うことができる。また、請求項2に記載の発
明によれば、ディスクモータベースユニットに第1の基
準ポストと第2の基準ポストを設けることにより、ディ
スク載置距離の異なる2種類のカートリッジを適正なロ
ーディング位置に配置して確実に互換ローディングを行
うことができる。
【0056】また、請求項3に記載の発明によれば、小
型で簡単な構成のクラッチレバーユニットのクラッチレ
バーが挿入されるカートリッジに応じて回動し、第2の
シャッタオープナをカートリッジ挿入路の内外へ移動さ
せているため、小スペースで確実な互換ローディング動
作を行うことのできる信頼性の高い装置を得ることがで
きる。また、請求項4に記載の発明によれば、第2のシ
ャッタオープナユニットにおける可動板の昇降動作をス
トッパ部により規制するように構成しているため、第2
のシャッタオープナが誤挿入されたカートリッジにより
強制的に押圧されても、移動することがなく、確実な誤
挿入防止機構を有するカートリッジローディング機構が
得られる。
【0057】また、請求項5に記載の発明によれば、デ
ィスク載置距離の異なる種類のカートリッジにおいて
も、カートリッジのケース本体に基準面を追加し、互換
ローディング装置に基準ポストを追加することにより、
各々のカートリッジに適するディスク載置距離を設定す
ることができため、仕様の異なるカートリッジの互換ロ
ーディングを容易に行うことができる。さらに、請求項
5に記載の発明によれば、オートチェンジャー用のスロ
ット等の位置に第2の基準面を形成することにより、片
面ディスクのMOカートリッジと両面ディスクの互換カ
ートリッジの両方を互換ローディングすることのできる
カートリッジローディング機構に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である互換カートリッジ
の外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるカートリッジロー
ディング機構を搭載した互換ローディング装置の分解斜
視図である。
【図3】図2の互換ローディング装置のディスクモータ
ベースユニットを示す斜視図である。
【図4】図2の互換ローディング装置のカートリッジホ
ルダユニットを示す斜視図である。
【図5】図2の互換ローディング装置のカートリッジが
挿入されていない状態を示す側面断面図である。
【図6】図2のカートリッジローディング機構における
カートリッジホルダユニットを示す分解斜視図である。
【図7】図2の互換ローディング装置におけるカートリ
ッジが挿入されていない状態のカートリッジホルダユニ
ットの平面図である。
【図8】図7のカートリッジホルダユニットにMOカー
トリッジを正しい方向から挿入した状態を示す平面図で
ある。
【図9】図7のカートリッジホルダユニットにMOカー
トリッジを正しい方向から挿入した状態を示す側面図で
ある。
【図10】MOカートリッジの装着完了状態の互換ロー
ディング装置を示す側面断面図である。
【図11】図7のカートリッジホルダ部にMOカートリ
ッジを間違った方向から挿入した状態を示す平面図であ
る。
【図12】図7のカートリッジホルダ部にMOカートリ
ッジを間違った方向から挿入した状態を示す側面図であ
る。
【図13】図7のカートリッジホルダ部に互換カートリ
ッジを正しい方向から挿入した状態を示す側面図であ
る。
【図14】図2の互換ローディング装置に互換カートリ
ッジを装着完了した状態を示す側面断面図である。
【図15】MOカートリッジを表面から見た外観斜視図
である。
【図16】MOカートリッジを裏面から見た外観斜視図
である。
【図17】従来のMOカートリッジ用ローディング機構
を示す外観斜視図である。
【図18】従来の両面カートリッジを表面から見た外観
斜視図である。
【図19】従来の両面カートリッジ用ローディング機構
を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 互換カートリッジ 2 ケース本体 3 シャッタ 4 開口部 6 第1の基準面 7 第2の基準面 8 溝 9 オープナベルト 10 シャッタオープナフック 11 シャッタ押え板 14 ディスクモータベース 31 カートリッジホルダ 40 回動シャッタオープナ 45 サイドオープナ爪 53 クラッチレバー 100 ディスクモータベースユニット 101 MOカートリッジ 104 シャッタ 111 コーナ切り欠き 200 カートリッジホルダユニット 300 駆動ベースユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ開閉方式が異なり、コーナ切り
    欠きを有する第1のカートリッジ又はコーナ切り欠きの
    ない第2のカートリッジが挿入されたとき、当該カート
    リッジを保持するカートリッジホルダユニット、 前記カートリッジホルダユニットに回動可能に設けら
    れ、前記カートリッジホルダユニットに挿入された第1
    のカートリッジと当接して当該第1のカートリッジのシ
    ャッタを開成する第1のシャッタオープナユニット、 前記カートリッジホルダユニットの両側面に配置され、
    上下に移動可能に構成された第2のシャッタオープナを
    有し、前記第2のシャッタオープナが前記カートリッジ
    ホルダユニットに挿入された第2のカートリッジと当接
    して当該第2のカートリッジのシャッタを開成する構成
    の第2のシャッタオープナユニット、 前記第1のカートリッジが前記カートリッジホルダユニ
    ットに挿入されたとき、当該第1のカートリッジのコー
    ナ切り欠きと当接して前記第2のシャッタオープナをカ
    ートリッジ挿入路外へ移動させるクラッチレバーユニッ
    ト、 を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 クラッチレバーユニットが、クラッチレ
    バーと、前記クラッチレバーを2方向へ押圧する第1の
    押圧板バネと第2の押圧板バネを有するクラッチレバー
    押圧板バネと、前記クラッチレバーが第1の方向へ回動
    したとき第2のシャッタオープナユニットを上方向へ駆
    動する昇降スロープを有するスライド板と、前記クラッ
    チレバーが第2の方向へ回動したとき前記クラッチレバ
    ーを上方へ移動する傾斜ガイドとを具備する請求項1記
    載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 第2のシャッタオープナユニットが、カ
    ートリッジホルダユニットに板バネを介して昇降可能に
    接続された可動板で構成され、前記可動板の昇降動作を
    規制するストッパ部をスライド板に設けた請求項1又は
    2記載のディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 ディスク載置距離が異なり、コーナ切り
    欠きを有する第1のカートリッジ又はコーナ切り欠きの
    ない第2のカートリッジが挿入されたとき、当該カート
    リッジを保持するカートリッジホルダユニット、 前記カートリッジホルダユニットに回動可能に設けら
    れ、前記カートリッジホルダユニットに挿入された第1
    のカートリッジと当接して当該第1のカートリッジのシ
    ャッタを開成する第1のシャッタオープナユニット、 前記カートリッジホルダユニットの両側面に配置され、
    上下に移動可能に構成された第2のシャッタオープナを
    有し、前記第2のシャッタオープナが前記カートリッジ
    ホルダユニットに挿入された第2のカートリッジと当接
    して当該第2のカートリッジのシャッタを開成する構成
    の第2のシャッタオープナユニット、 前記第1のカートリッジが前記カートリッジホルダユニ
    ットに挿入されたとき、当該第1のカートリッジのコー
    ナ切り欠きと当接して前記第2のシャッタオープナをカ
    ートリッジ挿入路外へ移動させるクラッチレバーユニッ
    ト、 互いに高さの異なる第1の基準ポストと第2の基準ポス
    トを有し、カートリッジローディング時にそれぞれの基
    準ポストが、前記カートリッジホルダユニットに挿入さ
    れた第1のカートリッジ又は第2のカートリッジと接触
    して、それぞれのカートリッジを所定位置に配置するよ
    う構成したディスクモータベースユニット、 を具備することを特徴とするディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 記録再生用のディスクを収納し、実質的
    に矩形状の筺体に形成され、開口部を有するケース本体
    と、 前記ケース本体の前記開口部を開閉するシャッタと、 を有し、前記ケース本体の側面近傍にオートチェンジャ
    用スロットとオートローディング用凹みを有するカート
    リッジに対して、 前記カートリッジのケース本体と実質的に同じ形状を有
    し、前記カートリッジよりディスク載置距離の短い互換
    カートリッジであって、前記カートリッジのオートチェ
    ンジャ用スロットとオートローディング用凹みに対応す
    る位置にカートリッジローディング用の基準面が形成さ
    れた互換カートリッジ。
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