JP4076771B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクケース内に光ディスクや磁気ディスクが収容されて成る記録メディア(以下、カートリッジと呼ぶ)に対して情報の記録や読み出しを行うためのディスク装置に係る。特に、本発明は、大きさの異なる複数種類のカートリッジに対応可能なディスク装置を提供するための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ミニディスク等に代表されるカートリッジは、専用のディスク装置(ドライブとも呼ばれる)に装填されて、光磁気ディスクに対する情報の記録や読み出しが行われる。以下に、一般的なディスク装置について説明する。
【0003】
図27は、従来の一般的なディスク装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。これら図に示すように、ディスク装置は、ベースシャーシ3の上部にカートリッジホルダ26が取り付けられて外殻が構成されている。また、このカートリッジホルダ26は、回動支点27回りに所定角度範囲内での回動が可能となるようにベースシャーシ3に支持されている。
【0004】
このため、ディスク装置に対するカートリッジ2の装填作業では、先ず、カートリッジホルダ26がベースシャーシ3に対して上方へ回動した状態で、図27(a)の下側からカートリッジ2がカートリッジホルダ26に挿入される。その後、カートリッジホルダ26をベースシャーシ3側(下方)へ回動させ、これによってカートリッジ2がディスク装置に装填されることになる。
【0005】
また、ベースシャーシ3の略中央にはスピンドルモータ4が配設されており、ベースシャーシ3上に突出しているスピンドルモータ軸に取り付けられたハブによって光磁気ディスク1がチャッキングされる。光磁気ディスク1に対して情報の記録や読み出しを行う際には、このチャッキング状態でスピンドルモータ4が駆動して、光磁気ディスク1を所定速度で回転させるようになっている。
【0006】
このようにして挿入された光磁気ディスク1を間に挟んで対向する位置には、ピックアップユニット7及び磁気ヘッド12がそれぞれ配置されている。
【0007】
ピックアップユニット7は、レーザ光源8から出射されたレーザ光を、光磁気ディスク1の表面に対して直角方向から照射するようにミラー9またはプリズムにて反射し、この反射されたレーザ光を、対物レンズ11によって光磁気ディスク1の記録層上に集光させるように構成されている。
【0008】
また、このピックアップユニット7は、スライド機構15によって光磁気ディスク1の半径方向(図27(c)における左右方向)にスライド可能となっている。ベースシャーシ3にはスピンドルモータ軸の軸心方向に対して直角方向に延びるガイド軸19が固定されており、ピックアップユニット7は、スライド機構15の駆動によって、このガイド軸19にガイドされてスライド移動するようになっている。
【0009】
上記スライド機構15は、送りモータ16、伝達機構17、送りネジ18を備えている。送りモータ16が駆動することにより、その動力が伝達機構17に伝達され、送りネジ18を回転させる。そして、ピックアップユニット7は、この送りネジ18に噛み合わされており、この送りネジ18の回転によってガイド軸19に沿って光磁気ディスク1の半径方向にスライドする構成となっている。
【0010】
ピックアップユニット7にはグリップバネ20が取り付けられている。このグリップバネ20の先端部には、送りネジ18にガタ無く噛み合うような形状の図示しない突起部が設けられている。グリップバネ20は、その全体がバネ性を有しており、上記突起部が送りネジ18に押し付けられるように固定されている。これによって、ピックアップユニット7は、送りネジ18が回転した際、がたつき無く光磁気ディスク1の半径方向にスライドする。
【0011】
一方、磁気ヘッド12は、フェライトにて一体形成されたコアを取り囲むようにコイルが挿入されて構成されている。この磁気ヘッド12は、光磁気ディスク1の表面に対して直交する方向に荷重が掛かるようにバネ性を有するサスペンション13に取り付けられている。このサスペンション13はヘッド取付アングル14に固定されている。このヘッド取付アングル14は、磁気ヘッド12と対物レンズ11によって集光されたスポットとを所定位置に位置決めするように、ピックアップユニット7のハウジング10に固定されている。これにより、ピックアップユニット7が、スライド機構15によって光磁気ディスク1の半径方向にスライドする際には、ハウジング10に固定された磁気ヘッド12も連動して同方向にスライドするようになっている。
【0012】
磁気ヘッド12は、光磁気ディスク1への情報記録時にはディスク面に付勢されるが、情報の再生時や取り出し時には磁気ヘッド昇降機構によってディスク面から離れる方向へ移動されるようになっている。
【0013】
この磁気ヘッド昇降機構は、ベースシャーシ3の下面に配置されたヘッド昇降モータ23、減速機構25、ヘッド昇降モータ23の駆動力を減速機構25を経て受ける回転レバー24、サスペンション13とカートリッジ2との間に回転自在に設けられたヘッド昇降レバー21を備えている。すなわち、この磁気ヘッド昇降機構の駆動時には、先ず、ヘッド昇降モータ23の回転力が減速機構25から回転レバー24に伝達される。そして、回転レバー24がヘッド昇降レバー21を回転させ、サスペンション13と磁気ヘッド12を光磁気ディスク1より所定量だけ離間させる。通常、ヘッド昇降レバー21はカートリッジ2の上側にあるが、ヘッド昇降レバー21を動作させる駆動部はベースシャーシ3の下側にあり、回転レバー24にてカートリッジ2の外周部より上下を連結していることによって、ヘッド昇降レバー21を回転させることができるようになっている。
【0014】
上記光磁気ディスク1に対して情報の記録を行う場合は、光磁気ディスク1をスピンドルモータ4によって所定速度で回転させ、磁気ヘッド12を磁気ヘッド昇降機構にて降下させてサスペンション13によってディスク面に付勢する。更に光磁気ディスク1に形成される記録層に、ピックアップユニット7からレーザ光を入射させることで、記録層中、レーザ光の入射を受けた部分が、レーザ光により温度上昇し、外部磁界の向きに応じた磁化変化を行う。外部磁界は記録信号に応じて変化するという所謂磁界変調方式によって、記録層に所定のパターンをもって磁化方向反転領域が形成されて情報の書込みが行われる。そして、スライド機構15によって、ピックアップユニット7を光磁気ディスク1の半径方向に移動させながら順次記録を行っていく。
【0015】
また、光磁気ディスク1に対して情報の再生が行われる場合には、磁気ヘッド昇降機構によって、サスペンション13と磁気ヘッド12とを光磁気ディスク1から所定量だけ離間させる。この状態でレーザ光によって情報を読み出す。そして、上述した記録時の場合と同様に、スライド機構15によって、ピックアップユニット7を光磁気ディスク1の半径方向に移動させながら順次再生を行っていく。
【0016】
このように従来のディスク装置は、1種類の大きさのカートリッジを対象にしたものが一般的であり、2種類以上のカートリッジに対応したものは一般的ではなかった。
【0017】
2種類以上のカートリッジに対する情報の記録や読み出しを同一のディスク装置によって行えるようにする技術として、例えば、特開2001−6210号公報に開示されているものがある。この公報では、大小2種類のカートリッジをディスク装置に装填可能とするために、小カートリッジを大カートリッジの寸法に合わせるためのアダプタが提案されている。つまり、大カートリッジの寸法に合致したアダプタを用意しておき、小カートリッジをアダプタに挿入することによってディスク装置への装填を可能にしている。
【0018】
また、特開平10−11853号公報では、小カートリッジ用の補助蓋部をディスク装置に設け、この補助蓋部が小カートリッジを挿入するときのガイドとなる構成について提案されている。
【0019】
更に、特開平9−120614号公報には、大きさの異なるフロッピーディスクカートリッジに対応できる装置が提案されている。つまり、第1のディスクカートリッジの横幅よりも大きい第2のディスクカートリッジが選択的に挿入可能なフロッピーディスク装置に関するものであり、第1のディスクカートリッジが挿入された際、第1のディスクカートリッジの両側面を当該第1のディスクカートリッジの挿入方向にガイドして保持し、第2のディスクカートリッジが挿入された際、第2のディスクカートリッジをガイドすると共に第2のディスクカートリッジを付勢して保持する位置決め手段を備えるフロッピーディスク装置が提案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した各公報に開示されている技術にあっては以下に述べる課題があった。
【0021】
先ず、特開2001−6210号公報に開示されているものでは、小カートリッジを使用する際には、この小カートリッジをアダプタに挿入するといった作業が必要があり、作業性が良好であるとは言えなかった。
【0022】
また、特開平10−11853号公報に開示されているものでは、蓋部のみによって小カートリッジをガイドするものであるため、装置内の所定位置に小カートリッジが装填できる保証がなく、信頼性に乏しいものである。また、大カートリッジを挿入する場合には、補助蓋部を邪魔にならない位置まで回動させた状態で大カートリッジの挿入作業を行う必要があり、この場合にも作業性が良好であるとは言えなかった。
【0023】
更に、特開平9−120614号公報に開示されているものでは、複数種類のカートリッジに対応するべくカートリッジホルダの幅を可変とする機構として板バネの付勢力を利用しているが、この付勢力のみではカートリッジの正確な位置決めを行うことは困難であり、信頼性の面で課題がある。また、単にカートリッジホルダの幅が可変となっているだけであるので、対象としない規格のカートリッジ(規格外カートリッジ)を誤って挿入してしまう可能性があり、この場合には装置の内部機構の破損に繋がってしまうおそれがある。
【0024】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであって、大きさの異なるカートリッジに対応でき、そのカートリッジを正確に位置決めすることができるディスク装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明が講じた手段は、先ず、カートリッジ(30,40)を挿入するための挿入空間を有していると共に、大きさの異なる複数種類のカートリッジ(30,40)を挿入空間に挿入可能なディスク装置を前提とする。このディスク装置に対し、カートリッジ(30,40)の挿入方向に対して直交する方向である挿入空間幅方向への移動が可能な左右一対のサイドホルダ(52,52)と、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)を挿入する際、その挿入されるカートリッジ(40)の端面が当接することにより、各サイドホルダ(52,52)を、上記挿入空間幅方向の両外側に、上記カートリッジ(40)の幅方向の寸法に応じて左右連動して移動させる幅可変機構とを備えさせる。また、この幅可変機構に、各サイドホルダ(52,52)に対応して配設された左右一対のリンクアーム(54,54)を備えていると共に、挿入されるカートリッジ(40)の挿入側前端部と当接してその当接力を受ける左右一対の駆動アーム(57,57)を備えさせる。また、挿入空間幅方向の一方側に位置する駆動アーム(57)を他方側に位置するリンクアーム(54)に連結アーム(56)によって連結し、且つ他方側に位置する駆動アーム(57)を一方側に位置するリンクアーム(54)に連結アーム(56)によって連結している。更に、上記挿入空間にカートリッジ(30,40)が挿入されていない状態では、サイドホルダ(52,52)により形成されている挿入空間の幅方向の寸法が、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)の幅寸法に略一致するよう上記幅可変機構を構成している。
【0026】
この特定事項により、大きさの異なるカートリッジ(30,40)に対応可能なディスク装置を得ることができ、しかも、カートリッジ(40)の幅方向の寸法に応じて各サイドホルダ(52,52)が挿入空間幅方向に左右連動するため、カートリッジ(40)を正確に位置決めしながら挿入空間に挿入することが可能になる。
【0029】
また、固定ホルダ(51)に一端が回転自在に支持され、且つ複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)が挿入された際にカートリッジ前端部と当接する操作部(58)が他端に設けられた左右一対の駆動アーム(57,57)を幅可変機構に備えさせる。また、左右一対のサイドホルダ(52,52)に、挿入空間幅方向に広がる段差部(53)(52a)を設け、上記操作部(58)がカートリッジ(40)からの力を段差部(53)(52a)に伝えることでサイドホルダ(52,52)間の幅寸法を可変とする構成としている。
【0031】
このように幅可変機構を構成したことにより、比較的簡素な構成で、設置スペースの小さい幅可変機構を得ることが可能になる。
【0032】
また、幅可変機構は、カートリッジ(30,40)が挿入されていない状態では、左右一対の駆動アーム(57,57)においてカートリッジ(40)の挿入側前端部と当接する先端部同士の間隔寸法が、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)の幅寸法に略一致するよう構成されている。
【0033】
これらの特定事項により、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)の挿入作業にあっては、幅可変機構を作動させることなく行うことができる。つまり、幅可変機構を初期状態に維持したまま、この幅方向の寸法が最も小さいカートリッジ(30)を正確に位置決めして挿入空間へ挿入することが可能になる。
【0034】
カートリッジ挿入時の誤作動を回避する構成として以下のものが掲げられる。つまり、一対の駆動アーム(57,57)のうち一方の駆動アーム(57)のみにカートリッジ(30,40)の挿入側前端部が当接した際、幅可変機構の作動を阻止する阻止機構を備えさせている。
【0036】
このような阻止機構を設けたことにより、誤って片側の駆動アーム(57)のみにカートリッジ(30,40)を当接させるように挿入作業を行った場合、幅可変機構が作動することはなく、カートリッジ(30,40)の挿入は不能となる。つまり、正確な位置にカートリッジ(30,40)を挿入しない限り幅可変機構は作動しないため、カートリッジ挿入時の誤作動を回避することが可能となる。
【0040】
複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)を挿入空間に挿入し、各サイドホルダ(52,52)の間隔がカートリッジ(40)の幅方向の寸法と同等になったときに、駆動アーム(57,57)の先端部に備えられた回転ローラ(59,59)が、サイドホルダ(52,52)のカートリッジ挿入方向前端側に設けられた段差部としてのサイドホルダ段差(53,53)(52a,52a)に入り込み、回転ローラ(59,59)がサイドホルダ(52,52)を挿入空間幅方向の両外側に押すように構成する。一方、サイドホルダ(52,52)間を狭くする方向に戻そうとする付勢手段(62)による側圧が、サイドホルダ段差(53,53)(52a,52a)から回転ローラ(59,59)を介して、カートリッジ(40)の側面に与えられて、カートリッジ(40)がサイドホルダ(52,52)から直接側圧を受けることのない構成としている。
【0041】
この構成によれば、サイドホルダ段差(53,53)から駆動アーム(57,57)への反力によってカートリッジ(40)に対する保持力が良好に得られた状態で挿入作業を行うことができる。これによっても、挿入時のカートリッジ(40)の位置決めを良好に行うことができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、本発明を光磁気ディスク記録再生装置に適用した場合について説明する。また、本発明の特徴部分は、大きさの異なる複数種類のカートリッジに対応可能な機構を光磁気ディスク記録再生装置が備えている点にあり、その他の構成は上記図27を用いて説明した従来技術のものと同様である。従って、以下の実施形態では、上述した従来技術のものと同一の構成部分については、図27と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0046】
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本形態に係る可変式カートリッジホルダ50を搭載した光磁気ディスク記録再生装置(以下、単にディスク装置と呼ぶ)に対して大カートリッジ40を挿入する際の図であり、図2はこのディスク装置に対して小カートリッジ30を挿入する際の図である。また、図3(a)はディスク装置の平面図、図3(b)はディスク装置の側面図、図3(c)はディスク装置の底面図である。更に、図4は図1に示す状態での装置内部機構を示す斜視図であり、図5は図2に示す状態での装置内部機構を示す斜視図である。
【0047】
これら各図に示すように、本ディスク装置は、大きさの異なる複数種類のカートリッジ30,40に対応可能な機構を備えている。以下、この機構について詳述する。
【0048】
この可変式カートリッジホルダ50は、カートリッジ30,40の挿入部分となる固定ホルダ51を備えている。この固定ホルダ51は、前面にカートリッジ30,40を挿入するための開口が形成されており、左右両端部分が略コ字形状とされた箱型に形成されている。また、この固定ホルダ51の幅方向は、複数種類のカートリッジ30,40の最大寸法よりも後述するホルダ部材としてのサイドホルダ52が動作するスペース分だけ大きく設定されている。また、この固定ホルダ51の高さ寸法も、サイドホルダ52が入るスペース分と後述する幅可変機構が入るスペース分だけ大きく設定されている。
【0049】
固定ホルダ51の内部の左右両側(本発明でいうカートリッジ挿入方向に対して直交する方向である挿入空間幅方向の両側)には、断面が略L字形状に形成されたサイドホルダ52,52がそれぞれ配設されており、これらサイドホルダ52,52同士の間にカートリッジの挿入空間が形成されている。各サイドホルダ52,52は、その上面が、それぞれ伸縮手段としてのリンクアーム54によって固定ホルダ51に連結されている。各リンクアーム54は、片側が固定ホルダ51に、もう片側がサイドホルダ52にそれぞれ回転自在に支持されており、横方向(図3(a)の左右方向)へ伸縮を行う平行リンク機構を構成している。サイドホルダ52のもう一方の壁(図中鉛直方向に延びる壁)は、サイドホルダ52の外側縁に形成されており、幅可変機構の駆動によりカートリッジ30,40の寸法に応じて移動可能となっている(詳細は後述する)。
【0050】
また、図中右側に位置するサイドホルダ52には、カートリッジ30,40の挿入時にシャッタ31,41のロックを解除するためのロック解除部材71と、シャッタ31,41を保持するためのシャッタ保持部材72とが設けられている。
【0051】
一方、可変式カートリッジホルダ50の前面部分にあっては、大カートリッジ40の前端部と当接する操作部58を有した駆動機構としての駆動アーム57が、固定ホルダ51に回転自在に固定されている。操作部58は、回転自在な回転ローラ59によって構成されている。大カートリッジ40が挿入される際には、この大カートリッジ40の端面が操作部58に当接されることになるが、この操作部58が回転することによって挿入時の負荷を低減できるようになっている。
【0052】
上記駆動アーム57には、回転支点に対して操作部58と反対側に連結手段としての連結アーム56の一端が連結されている。この連結アーム56の他端はリンクアーム54に連結されている。また、一方の連結アーム56は図中左側の駆動アーム57と右側のリンクアーム54とを連結し、他方の連結アーム56は図中右側の駆動アーム57と左側のリンクアーム54とを連結している。
【0053】
各リンクアーム54には、両サイドホルダ52が近接する方向(間隔を狭めよとする方向)への付勢力を与える付勢手段62が架け渡されている。このため、カートリッジ30,40が挿入されていない状態では、左右の回転ローラ59の間隔は最も小さいカートリッジ30の寸法に一致する状態となる。この状態から、小カートリッジ30を挿入することにより、左右の回転ローラ59は小カートリッジ30をガイドすることになる。このように、回転ローラ59,59の間隔は、初期状態では小カートリッジ30の寸法に一致しており、大カートリッジ40を挿入する際には、付勢手段62の付勢力に抗して押し広げられ、これによって大カートリッジ40の挿入スペースが確保されるようになっている。
【0054】
また、厚み方向のガイドとしては、カートリッジ下面を固定ホルダ51が受け、カートリッジ上面をサイドホルダ52に設けられた圧着ばね(図示せず)が上方から押圧することによって保持するようになっている。このため、固定ホルダ51とサイドホルダ52の厚み方向の寸法は最も大きいカートリッジ40が入る寸法としておき、小カートリッジ30の挿入時には、装置への装着時にカートリッジ30,40を押さえる上記圧着ばねの変位で吸収するように構成されている。
【0055】
次に、図6〜図8を用いて大カートリッジ40が挿入される際の動作について説明する。図6は大カートリッジ40の前端面が操作部58の回転ローラ59に当接した状態を示している。この状態から大カートリッジ40を押し込んでいくと、回転ローラ59は大カートリッジ40の前端面を回転スライドしていくと同時に、サイドホルダ52,52を左右に開いていく(図7参照)。そして、各サイドホルダ52,52の間隔が大カートリッジ40の寸法と同等になったときに、回転ローラ59はカートリッジ側面をスライドするようになり(図8参照)、サイドホルダ52,52の移動(間隔寸法の拡大動作)も停止する。この時、回転ローラ59は、サイドホルダ52のカートリッジ挿入方向前端側に設けられた段差部としてのサイドホルダ段差53に入り込み、回転ローラ59がサイドホルダ52を押す。このサイドホルダ段差53の段差寸法は回転ローラ59の直径よりもやや小さい寸法に設定されている。このため、サイドホルダ52,52間を狭くする方向に戻そうとする付勢手段62の側圧は、サイドホルダ段差53から回転ローラ59を介して、大カートリッジ40の側面が受け、大カートリッジ40はサイドホルダ52から直接側圧を受けることはない(図12の拡大図参照)。
【0056】
一方、小カートリッジ30を挿入する場合は上記回転ローラ59の間隔がほぼ小カートリッジ30の寸法で停止しているため、回転ローラ59,59の間を目標にそのまま挿入するだけである(図9参照)。この時、もし、小カートリッジ30がどちらか片側の回転ローラ59のみを押すような状況(図10に示すような状況)が発生しても、次に説明する阻止機構が働き、挿入を阻止できるようになっている。
【0057】
次に、上記阻止機構について詳細に説明する。阻止機構は、駆動アーム57と連結アーム56とリンクアーム54との連結部に設けられている。この阻止機構は左右の操作部58が同時に駆動した場合(カートリッジが左右の操作部58を同時に押圧した場合)は働かないが、例えば、図10に示すように、図中右側の操作部58だけを駆動させる状況の場合には働いて平行リンク機構が作動しないようになっている。詳しくは、図10に示す場合、上述した如く、右側のサイドホルダ52とリンクアーム54とは左側の駆動アーム57によって駆動される構成であるため、図11に示すように右側の阻止ピン61は働くことがない(阻止ピン61が移動しない)。その状態でさらに駆動アーム57を回転駆動させようとしても阻止部60が阻止ピン61に当接して右側の駆動アーム57だけでは作動できないように構成されている。つまり、左右の操作部58,58を同時に動作させて初めて阻止機構を働かなくすることができるため、誤ってカートリッジを片側に寄せて挿入した場合でも誤挿入されてしまうことはない。
【0058】
本実施形態の阻止機構は、駆動アーム57の阻止部60と阻止ピン61との間で阻止動作を行うが、この阻止ピン61は、リンクアーム54とサイドホルダ52の連結部と、リンクアーム54と連結アーム56の連結部と、サイドホルダ52を縮める方向に付勢する付勢手段62を設けるバネ掛け部と、更にはサイドホルダ52を縮める方向に動かした時の固定ホルダ51に設けられた長穴51aとにそれぞれ当接して停止するストッパの役割を1つのピンで兼用し、これによって部品点数を削減している。もちろん阻止機構はこの位置に限ったものではない。
【0059】
固定ホルダ51に、カートリッジ30,40を挿入する場合のシャッタ開閉動作について説明する。今、固定ホルダ51がベースシャーシ3に対して上方に回動した状態で、カートリッジ30,40を挿入した場合、先ず、サイドホルダ52に設けられたシャッタ開閉用のバネ性を有したシャッタ保持部材72の先端に設けられたシャッタ保持部材突起部(図示しない)がシャッタ31,41のシャッタ垂直部分に乗り上げ、シャッタ垂直部分を移動していく。そして、サイドホルダ52に設けられた、ロック解除部材71が図示しないロックレバーを解除し、その後、上記ロック解除部材71がシャッタ31,41に当接すると同時に、上記シャッタ保持部材72のシャッタ保持部材突起部がバネ力により、シャッタ31,41のシャッタ垂直部分に設けたシャッタ開口部に入り込み、シャッタ31,41をカートリッジホルダ50の所定の位置で保持する。その後、カートリッジ30,40の押し込み動作にてカートリッジ本体は奥へ挿入されるが、シャッタ31,41はその位置で保持されているので、相対的にシャッタ31,41が開くことになる。
【0060】
シャッタ31,41が閉まる場合は、上記シャッタ保持部材突起部がシャッタ31,41のシャッタ開口部に入り込んでいるため、カートリッジ30,40は挿入方向と反対方向に引き抜かれてもシャッタ31,41はその位置で保持され、シャッタ31,41がカートリッジ30,40の閉の位置にきたときに、ロック解除部材71がシャッタ31,41から遠ざかり、ロックレバーによってシャッタ31,41がロックされ、シャッタ保持部材突起部がシャッタ31,41のシャッタ開口部から乗り上げ、その後、カートリッジ30,40の全体がカートリッジホルダ50から引き抜かれる。
【0061】
尚、固定ホルダ51はベースシャーシ3の回転支点27に回転支持され、装置上を揺動するように支持されており、カートリッジ30,40を装置上に装着するようになっている。つまり、モバイル機器等によく使われる、いわゆるカンガルーポケット型のカートリッジ装填装置として構成されている。
【0062】
カートリッジ30,40を取り出す時はイジェクト機構(図示せず)によりカートリッジ30,40が排出される。大カートリッジ40を取り出した後は上記付勢手段62の力でサイドホルダ52や操作部58は元の状態に戻る。
【0063】
例えば、ここで大カートリッジ40に内蔵されているディスク径は約64mmであり、小カートリッジ30は約50mmのディスク径であり、ビデオムービ等の長時間記録に適したモバイル機器に利用することができ、小カートリッジ30専用の装置との互換性を簡単にとることができる。
【0064】
以上、複数の大きさのカートリッジに適応できる光磁気ディスク装置について説明を行ったが、大小のカートリッジを有するフロッピーディスク、光ディスクなどにも適応可能である。
【0065】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本形態は幅可変機構の構成が上記第1実施形態のものと異なっており、その他の構成は略同一である。従って、ここでは幅可変機構の構成についてのみ説明する。
【0066】
図13は本形態に係る可変式カートリッジホルダ50を搭載したディスク装置に対して大カートリッジ40を挿入する際の図であり、図14はこのディスク装置に対して小カートリッジ30を挿入する際の図である。また、図15(a)はディスク装置の平面図、図15(b)はディスク装置の側面図、図15(c)はディスク装置の底面図である。更に、図16は図13に示す状態での装置内部機構を示す斜視図であり、図17は図14に示す状態での装置内部機構を示す斜視図である。
【0067】
これら各図に示すように、本ディスク装置においては、サイドホルダ52、リンクアーム54、駆動アーム57の形状が上記第1実施形態のものと異なっている。また、本形態の幅可変機構は、連結アーム56を不要としたものである。
【0068】
第1実施形態のものと同様に、固定ホルダ51の内部の左右には、それぞれ略L字形状をしたサイドホルダ52,52が配置されている。左右一対のサイドホルダ52,52は、上面において互いに平行な2本のリンクアーム54,54によって連結されており、横方向に動作する平行リンク機構を構成している。そして、2本のリンクアーム54,54のほぼ中央で上記固定ホルダ51に回転自在に支持されている。このリンクアーム54の支点と左右のサイドホルダ52に連結されている位置との比を変えることによって左右一対のサイドホルダ52,52の可変量を変えることもできる。
【0069】
また、図19に示すように、上記左右一対のサイドホルダ52のカートリッジ挿入側にはそれぞれ幅方向に拡がる側に段差部52aが設けられ、上記操作部58の回転ローラ59が入り込み、大カートリッジ40からの挿入力を段差部52aに伝え、上記左右一対のサイドホルダ52の幅を可変するようになっている。また、回転ローラ59は上記サイドホルダ52の段差部52aとサイドホルダ52上面との間に挟み込まれて一体的に動くようになっており、片方の駆動アーム57で片方のサイドホルダ52を開いた場合には、もう一方の駆動アーム57ももう片側のサイドホルダ52にて駆動されようとするものである。
【0070】
次に、本形態における阻止機構について説明する。最も小さいカートリッジ30の幅方向外側で、それ以外のカートリッジ40の幅方向内側の間でカートリッジに当接するように左右一対の阻止レバー60が設けられている。阻止レバー60は固定ホルダ51の内部の上部すなわちカートリッジ40の上側に、カートリッジ厚み方向に揺動するように回転保持されている。そして、カートリッジ40方向にばね63にて付勢力が掛けられている。
【0071】
阻止レバー60には、カートリッジ40からの力によってカートリッジ上方向に変位するようにカートリッジ挿入側に阻止レバー60aがそして上記駆動アーム57の回転を妨げるように阻止ピン61が、また、大カートリッジ40の挿入位置を決めるためのガイド部60bと上記ばね63を取り付けるばね掛け部60cが設けられている。
【0072】
上記駆動アーム57はカートリッジ30,40が挿入されていない時に、上記阻止ピン61と当接している部分以外にも、駆動アーム57が回転後にも阻止ピン61と係合する切り欠き57aが数カ所に設けられている。
【0073】
以上のような構成で図18〜22を用いて、大カートリッジ40が挿入される状態を説明する。
【0074】
図18は図16のリンク機構の部分をカートリッジ上から見た図である。図19、図21、図22は、図18に示す状態からカートリッジを挿入していく図の説明であるが、説明しやすいように、図18の裏面から見た図を表している。
【0075】
図19は、大カートリッジ40を可変式カートリッジホルダ50に挿入し始めた状態を示す図で、阻止レバー操作部60aに当接し、阻止レバー60を解除した状態である。この状態の側面図を図20に示す。図のように大カートリッジ40の上面で阻止レバー60を解除しているため、駆動アーム57の回転を阻止している阻止ピン61が駆動アーム57から外れ、駆動アーム57が回転できる状態になっている。なお、阻止レバーのガイド部60bは大カートリッジ40を挿入する時のガイドとなるものである。
【0076】
この状態からさらに押し込んだ図が図21である。大カートリッジ40の前端が回転ローラ59を押し、回転ローラ59がサイドホルダ段差部52aを押し、平行リンクで左右が連結されたサイドホルダ52が左右に拡がっていく。
【0077】
そして、回転ローラ59が大カートリッジ40の側面に移動した時にサイドホルダ52の幅が、ちょうど大カートリッジ40の幅となり、拡大が停止する。
【0078】
この状態のとき、回転ローラ59はサイドホルダ段差52aに入り込んでいるが、この段差は回転ローラ59の直径よりもやや小さい寸法でできていることから、サイドホルダ52間を狭くなる方向に戻そうとする付勢手段62の側圧は、サイドホルダ段差52aから回転ローラ59を介して、大カートリッジ40の側面が受け、大カートリッジ40はサイドホルダ52から直接側圧を受けることはない。そのため挿入力が軽くできるものである。
【0079】
次に、小カートリッジ30を挿入する場合を図24を用いて説明する。この図も同じく裏面から表した図である。図においてサイドホルダ52はその間隔が縮まろうとする方向に掛けられている付勢手段62によって縮まって停止しており、そして上記回転ローラ59の間隔がほぼ小カートリッジ30の寸法になっている。そのため、小カートリッジ30は、回転ローラ59の間を目標にそのまま挿入するだけでよい。回転ローラ59は阻止機構によって動かないようになっているので、小カートリッジ30が誤った位置に挿入されることはない。
【0080】
次に、図25及び図26にて阻止機構の動作について説明する。図25も同じく裏面図を表している。今、小カートリッジ30を片側に寄せた状態で挿入したとする。大カートリッジ40挿入時と同様に、小カートリッジ30上面によって阻止レバー60を解除するが、片側だけの解除のため、もう片側では解除は行われていない。上述したようにサイドホルダ52と駆動アーム57は一体的に動作し、かつサイドホルダ52はリンクアーム54にて左右が連結しているため、両側の阻止の解除が行われないと動かない構造である。故に片方の阻止レバー60の解除だけでは、小カートリッジ30は回転ローラ59を奥へ押し込むことができないので、誤挿入が防止されるものである。
【0081】
また、挿入時に故意に両側の阻止レバー60を両手で解除して小カートリッジ30を押し込んだ場合でも、挿入途中で阻止レバー60を離せば、阻止ピン61が再度駆動アーム57の切り欠き57aに入り込むため、途中でそれ以上回転ローラ59を押し込めなくなり、途中で誤挿入を防止することができるものである(図26参照)。
【0082】
−その他の実施形態−
上述した各実施形態では、本発明を光磁気ディスク記録再生装置に適用した場合について説明したが、その他のディスク装置に対しても適用可能である。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)を挿入する際、その挿入されるカートリッジ(40)の幅方向の寸法に応じて、各サイドホルダ(52,52)を挿入空間幅方向に左右連動して移動させる幅可変機構を備えさせている。このため、大きさの異なるカートリッジ(30,40)に対応可能なディスク装置を得ることができ、しかも、カートリッジ(40)の幅方向の寸法に応じてサイドホルダ(52,52)が挿入空間幅方向に移動するため、カートリッジ(40)を正確に位置決めしながら挿入空間に挿入することが可能になる。
【0084】
特に、一対の駆動アーム(57,57)のうち一方の駆動アーム(57)のみにカートリッジ(30,40)の挿入側前端部が当接した際に、幅可変機構の作動を阻止する構成を採用した場合には、正確な位置にカートリッジ(30,40)を挿入しない限り幅可変機構は作動しないため、カートリッジ挿入時の誤作動を回避することが可能となり、この誤作動に伴う装置の内部機構の破損を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態において大カートリッジを挿入する際の状態を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態において小カートリッジを挿入する際の状態を示す斜視図である。
【図3】(a)はディスク装置の平面図、(b)はディスク装置の側面図、(c)はディスク装置の底面図である。
【図4】図1に示す状態での装置内部機構を示す斜視図である。
【図5】図2に示す状態での装置内部機構を示す斜視図である。
【図6】大カートリッジの前端面が操作部の回転ローラに当接した状態を示す図である。
【図7】大カートリッジの前端面が操作部の回転ローラを押圧した状態を示す図である。
【図8】回転ローラがカートリッジ側面をスライドする状態を示す図である。
【図9】小カートリッジの挿入動作を説明するための図である。
【図10】小カートリッジが片側の回転ローラのみを押圧した状態を示す図である。
【図11】阻止機構の作動状態を説明するための図である。
【図12】回転ローラがサイドホルダ段差に入り込んだ状態を示す図である。
【図13】第2実施形態における図1相当図である。
【図14】第2実施形態における図2相当図である。
【図15】第2実施形態における図3相当図である。
【図16】第2実施形態における図4相当図である。
【図17】第2実施形態における図5相当図である。
【図18】第2実施形態における幅可変機構を示す平面図である。
【図19】第2実施形態における図6相当図である。
【図20】カートリッジ挿入時の状態を示す側面図である。
【図21】第2実施形態における図7相当図である。
【図22】第2実施形態における図8相当図である。
【図23】小カートリッジの挿入動作を説明するための図である。
【図24】第2実施形態における図9相当図である。
【図25】第2実施形態における図10相当図である。
【図26】第2実施形態における阻止機構の作動状態を説明するための図である。
【図27】従来例における図3相当図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク
3 ベースシャーシ
30 小カートリッジ
40 大カートリッジ
51 固定ホルダ
52 サイドホルダ(ホルダ部材)
53,52a サイドホルダ段差(段差部)
54 リンクアーム(リンク、伸縮手段)
56 連結アーム(連結手段)
57 駆動アーム(駆動機構)
59 回転ローラ
60 阻止レバー
62 付勢手段
Claims (5)
- カートリッジ(30,40)を挿入するための挿入空間を有していると共に、大きさの異なる複数種類のカートリッジ(30,40)を挿入空間に挿入可能なディスク装置であって、
上記カートリッジ(30,40)の挿入方向に対して直交する方向である挿入空間幅方向への移動が可能な左右一対のサイドホルダ(52,52)と、
上記複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)を挿入する際、その挿入されるカートリッジ(40)の端面が当接することにより、各サイドホルダ(52,52)を、上記挿入空間幅方向の両外側に、上記カートリッジ(40)の幅方向の寸法に応じて左右連動して移動させる幅可変機構とを備えており、
この幅可変機構は、
各サイドホルダ(52,52)に対応して配設された左右一対のリンクアーム(54,54)を備えていると共に、挿入されるカートリッジ(40)の挿入側前端部と当接してその当接力を受ける左右一対の駆動アーム(57,57)を備えており、
挿入空間幅方向の一方側に位置する駆動アーム(57)が他方側に位置するリンクアーム(54)に連結アーム(56)によって連結され、且つ他方側に位置する駆動アーム(57)が一方側に位置するリンクアーム(54)に連結アーム(56)によって連結されており、
上記挿入空間にカートリッジ(30,40)が挿入されていない状態では、サイドホルダ(52,52)により形成されている挿入空間の幅方向の寸法が、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)の幅寸法に略一致するよう構成されていることを特徴とするディスク装置。 - 請求項1記載のディスク装置において、
幅可変機構は、固定ホルダ(51)に一端が回転自在に支持され、且つ複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)が挿入された際にカートリッジ前端部と当接する操作部(58)が他端に設けられた左右一対の駆動アーム(57,57)を有し、左右一対のサイドホルダ(52,52)には挿入空間幅方向に広がる段差部(53)(52a)が設けられ、上記操作部(58)はカートリッジ(40)からの力を段差部(53)(52a)に伝えることでサイドホルダ(52,52)間の幅寸法を可変とするよう構成されていることを特徴とするディスク装置。 - 請求項1または2記載のディスク装置において、
幅可変機構は、カートリッジ(30,40)が挿入されていない状態では、左右一対の駆動アーム(57,57)においてカートリッジ(40)の挿入側前端部と当接する先端部同士の間隔寸法が、複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)の幅寸法に略一致するよう構成されていることを特徴とするディスク装置。 - 請求項1、2または3記載のディスク装置において、
一対の駆動アーム(57,57)のうち一方の駆動アーム(57)のみにカートリッジ(30,40)の挿入側前端部が当接した際、幅可変機構の作動を阻止する阻止機構を備えていることを特徴とするディスク装置。 - 請求項1、2、3または4記載のディスク装置において、
複数種類のカートリッジ(30,40)のうち幅方向の寸法が最も小さいもの(30)以外のカートリッジ(40)を挿入空間に挿入し、各サイドホルダ(52,52)の間隔がカートリッジ(40)の幅方向の寸法と同等になったときに、駆動アーム(57,57)の先端部に備えられた回転ローラ(59,59)が、サイドホルダ(52,52)のカートリッジ挿入方向前端側に設けられた段差部としてのサイドホルダ段差(53,53)(52a,52a)に入り込み、回転ローラ(59,59)がサイドホルダ(52,52)を挿入空間幅方向の両外側に押すように構成されている一方、
サイドホルダ(52,52)間を狭くする方向に戻そうとする付勢手段(62)による側圧が、サイドホルダ段差(53,53)(52a,52a)から回転ローラ(59,59)を介して、カートリッジ(40)の側面に与えられて、カートリッジ(40)がサイドホルダ(52,52)から直接側圧を受けることのない構成とされていることを特徴とするディスク装置。
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