JP3573716B2 - ディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構 - Google Patents

ディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構に関し、更に詳しくは光磁気記録媒体等としての光ディスクを収納するディスクカートリッジ構造および光ディスクに情報を記録及び再生する光ディスク記録再生装置からなるディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を図9から図16にて説明する。
図9および図15において、ディスク(以下、単にカートリッジと称す)カートリッジ2は上シェル40と下シェル42およびシャッタ47等から構成されており、カートリッジ2内には情報信号が記録される光磁気ディスク1が、回転可能に収納されている。上シェル40には情報信号の記録あるいは再生を行う磁気ヘッドが臨む第一の開口部41を、下シェル42には光磁気ディスク1を回転保持するスピンドルモータ4が臨む第二の開口部43と情報信号の記録あるいは再生を行うピックアップユニットが臨む第三の開口部44とを有している。
【0003】
シャッタ47は、第一および第三の開口部41、44を遮蔽上下シャッタ部分48と、上下シャッタ部分48を連結するシャッタ垂直部分49と、シャッタ47開閉の際のガイドおよび抜け止めとなるシャッタツメ51の部分と、カートリッジ2とスライドするシャッタガイド部52と、後述するロックレバー54にロックされるシャッタロック部53を有した構成となっている。
【0004】
シャッタツメ51は下カートリッジ2に設けたガイド溝45をスライドするように組み付けられており、シャッタ47のカートリッジ2からの外れ防止とスライドの際のガイドの役目を担っている。また、カートリッジ2厚み方向のシャッタ47の保持を上下シャッタ部分48の内寸法とカートリッジ2のシャッタスライド部分の外形とシャッタツメ51と対向して設けられたシャッタガイド部52で行っている。
【0005】
上下カートリッジ2のシャッタ垂直部分49がスライドする側面には、ロックレバー54がのぞくと共に、後述するシャッタロック解除部材27が通過するための、横溝46が設けられている。横溝46の挿入方向先端部には前記シャッタロック解除部材27が挿入時にカートリッジ2に引っかかることのないように横溝46から上下方向にテーパ59が設けられている。
【0006】
そして、シャッタ47は閉じた状態では、ロックレバー54により、シャッタロック部53をロックされており、後述するような方法で、ロックを解除しながら、カートリッジ2全体を光磁気記録再生装置に装着し、情報の記録再生を行うものである。
【0007】
次に、図10から図13および図15にてカートリッジホルダ26に、カートリッジ2を挿入する場合の動作を説明する。
図10(a)はカートリッジ2をカートリッジホルダ26に挿入仕掛けた図、図10(b)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2に乗り上げる寸前の図、図11(a)(b)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2に乗り上げた図、図12(a)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2からシャッタ47に移動し、シャッタロック解除部材27がカートリッジ機構46のテーパ59に挿入仕掛かった図、図12(b)はシャッタ移動部材突起部30がシャッタ開口部50に入りかけると同時に、シャッタロック解除部材27がロックレバー54に当接した図、図13(a)はシャッタ移動部材突起部30がシャッタ開口部50に入り、シャッタロック解除部材27がロックレバー54を解除し、シャッタ47が相対的にカートリッジ2上をスライドを開始した図である。
【0008】
今、カートリッジホルダ26がメインシャーシ3から上がった状態で、カートリッジ2を挿入した場合、まず、カートリッジホルダ26に設けられたシャッタ47開閉用のバネ性を有したシャッタ移動部材29の先端に設けられたシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2に乗り上げ、その後カートリッジ2およびシャッタ47のシャッタ垂直部分49を移動していく。そして、前記シャッタ移動部材29のシャッタ移動部材突起部30がバネ力により、シャッタ47のシャッタ垂直部分49に設けたシャッタ開口部50に入り込み掛けた時に、前記カートリッジホルダ26に設けられた、シャッタロック解除部材27がロックレバー54を解除すると同時にシャッタ移動部材突起部30がシャッタ47のシャッタ垂直部分49に設けたシャッタ開口部50に、入り込み、シャッタ47をカートリッジホルダ26の所定の位置で保持する。その後、カートリッジ2の押し込み動作にて、カートリッジ2本体は奥へ挿入されるが、シャッタ47はシャッタロック解除部材27に当接して停止し、相対的にシャッタ47が開くことになる。
【0009】
閉まる場合は、前記シャッタ移動部材突起部30がシャッタ47のシャッタ開口部50に入り込んでいるため、カートリッジ2は挿入方向と反対方向に引き抜かれてもシャッタ47はその位置で保持され、シャッタ47がカートリッジ2の閉の位置にきた時に、前記ロック解除部材27がシャッタ47から遠ざかり、ロックレバー54によってシャッタ47がロックされ、シャッタ移動部材突起部30がシャッタ47のシャッタ開口部50から乗り上げ、その後カートリッジ2全体がカートリッジホルダ26から引き抜かれる。
【0010】
上記のように挿入動作の時、シャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2先端部に乗り上げ、その後カートリッジ2の側面をスライドし、シャッタ垂直部分49を移動することになる。
ここで、シャッタ移動部材突起部30とカートリッジ2の横溝46との関係を見る。カートリッジ横溝46は上記したようにカートリッジホルダ26に設けられたロック解除部材27が挿入されるようにカートリッジ2挿入方向先端部は、ロック解除部材27の挿入がし易いように上下方向のテーパ59が設けられ、横溝46へつながっている。シャッタ移動部材突起部30はこのテーパ59よりも低い位置を通過し、カートリッジ2先端部でカートリッジ2に乗り上げることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、カートリッジ横溝46挿入方向先端部にはテーパ59が設けられ、シャッタ移動部材突起部30はこのテーパ59よりも低い位置を通過し、カートリッジ2先端部でカートリッジ2に乗り上げることになるのであるが、カートリッジ横溝46やテーパ59の高さがばらついて低くなったり、カートリッジホルダ26に設けられたシャッタ移動部材突起部30の高さがばらついて高くなったり、カートリッジ2がカートリッジホルダ26に斜めに挿入されたりした場合に、シャッタ移動部材突起部30の下面の高さが前記テーパ59の下側の高さよりも高くなり、シャッタ移動部材突起部30がテーパ59に入り込む場合がある。
【0012】
入り込んでもそのままカートリッジ2に乗り上げれば問題は生じないが、テーパ59はくさび状になっているため、最悪の場合はシャッタ移動部材突起部30がテーパ59に食い込んでしまうという問題があった(図14)。特に、シャッタ移動部材突起部30の高さ方向の幅カートリッジ横溝46の幅よりも少しだけ大きい場合はより食い込み易いものであり、さらに小型薄型のカートリッジの場合にはカートリッジ2挿入方向先端部分テーパ59の下のシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2に乗り上げる部分が少ないため、よりシャッタ移動部材突起部30がテーパ59に食い込み易いものとなってしまう。これはユーザがカートリッジ2を挿入する場合、挿入できなくなるため、ユーザクレームとなってしまうものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報信号が記録される光ディスクと、この光ディスクを回転可能に収納し、情報信号の記録あるいは再生手段が臨む開口部を有するカートリッジ本体と、前記開口部を開閉するシャッタとを備え、カートリッジ本体が、シャッタ閉時にシャッタが移動しないようにシャッタと係合するシャッタロック部材と、このシャッタロック部材の開閉用の角穴と、シャッタロック部材の一部がのぞく、カートリッジの挿入方向と平行な一側面に設けられた横溝と、この横溝の挿入方向先端のテーパ部とを有するディスクカートリッジと、
ディスクカートリッジを着脱させるカートリッジホルダと、このカートリッジホルダに設けられ、カートリッジ本体の横溝に挿入されるとシャッタロック部材を解除するシャッタロック解除部材と、カートリッジホルダに設けられ、突起部を有し、この突起部がカートリッジ本体の角穴に挿入されるとシャッタを移動させるシャッタ移動部材とを備えた光ディスク記録再生装置とからなり、
ディスクカートリッジが、そのテーパ部にかかるように切り欠きを有し、かつこの切り欠きの前記横溝深さ方向の深さを、前記シャッタ移動部材の突起部に接触できない深さで、前記シャッタロック解除部材の横溝への挿入深さよりも浅くしたことを特徴とするディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構を提供する。
【0014】
すなわち、本発明は、ディスクカートリッジの横溝の挿入方向先端のテーパ部にかかるように特定の切り欠きを設けることによって、寸法のばらつきやカートリッジの挿入の仕方によらず、確実に録音再生が可能になるようにするものである。
【0015】
本発明の作用をさらに説明すれば、具体的には、ディスクカートリッジ挿入方向先端のテーパ部に切り欠きを設けているので、シャッタ移動部材の突起部がテーパ部に食い込むことが無く、終端部の垂直部分で確実にディスクカートリッジに乗り上げるものである。また切り欠きの深さ方向の寸法はシャッタ移動部材の突起部の高さより高く、ロック解除部材の高さより浅いため、シャッタ移動部材の突起部の先端が切り欠きの底に当たることが無く、ロック解除部材が切り欠きに入り込むことが無い、ディスクカートリッジおよび光ディスク記録再生装置からなるディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構を実現することができるものである。
【0016】
またディスクカートリッジにおいては、切り欠きの終端部の垂直部分をアールにしているため、また、前記切り欠き終端部につながる形状が、シャッタ移動部材の突起部を略三角形状の斜面の角度より大きくしているため、ディスクカートリッジがカートリッジホルダへ挿入される時、前記シャッタ移動部材の突起部の略三角形状の斜面が、前記終端部の垂直部分に確実に当接する。従ってシャッタ移動部材の突起部がスムースにディスクカートリッジに乗り上げることができるものである。
【0017】
本発明は、別の観点によれば、情報信号が記録される光ディスクと、この光ディスクを回転可能に収納し、情報信号の記録あるいは再生手段が臨む開口部を有するカートリッジ本体と、前記開口部を開閉するシャッタとを備え、カートリッジ本体が、シャッタ閉時にシャッタが移動しないようにシャッタと係合するシャッタロック部材と、このシャッタロック部材の開閉用の角穴と、シャッタロック部材の一部がのぞく、光ディスク記録再生装置への挿入方向と平行な一側面に設けられた横溝と、この横溝の挿入方向先端のテーパ部とを有し、
さらに前記横溝のテーパ部にかかるように切り欠きを有し、かつこの切り欠きの横溝深さ方向の深さを、前記角穴を介してシャッタを移動させる光ディスク記録再生装置のシャッタ移動部材の突起部に接触できない深さで、前記シャッタロック部材を解除させる光ディスク記録再生装置のシャッタロック解除部材の前記横溝への挿入深さよりも浅くしたことを特徴とするディスクカートリッジを提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るディスクカートリッジの実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これによって本発明が限定されるものではない。
まず、図1、図2から図5、図6、図7にて本発明の一つの実施の形態を説明する。尚、この実施の形態においては、図9から図16と同一であるものには同一符号を用いている。
【0019】
図1および図6において、ディスクカートリッジ(以下、単にカートリッジと称す)2は上シェル40と下シェル42およびシャッタ47等から構成されており、カートリッジ2内には情報信号が記録される光磁気ディスク1が、回転可能に収納されている。上シェル40には情報信号の記録あるいは再生を行う磁気ヘッドが臨む第一の開口部41を、下シェル42には光磁気ディスク1を回転保持するスピンドルモータ4が臨む第二の開口部43と情報信号の記録あるいは再生を行うピックアップユニットが臨む第三の開口部44とを有している。なお、上シェル40と下シェル42とを合わせてカートリッジ本体と称することもできる。
【0020】
シャッタ47は、第一、第二および第三の開口部41、43、44を遮蔽する上下シャッタ部分48と、上下シャッタ部分48を連結するシャッタ垂直部分49と、シャッタ47開閉の際のガイドおよび抜け止めとなるシャッタツメ51の部分と、カートリッジ2とスライドするシャッタガイド部52と、後述するロックレバー54にロックされるシャッタロック部53を有した構成となっている。
【0021】
シャッタツメ51は下カートリッジ2に設けたガイド溝45をスライドするように組み付けられており、シャッタ47のカートリッジ2からの外れ防止とスライドの際のガイドの役目を担っている。また、カートリッジ2厚み方向のシャッタ47の保持を上下シャッタ部分48の内寸法とカートリッジ2のシャッタスライド部分の外形とシャッタツメ51と対向して設けられたシャッタガイド部52で行っている。
【0022】
上下カートリッジ2のシャッタ垂直部分49がスライドする側面には、ロックレバー54がのぞくと共に、後述するシャッタロック解除部材27が通過するための、横溝46が設けられている。横溝46の挿入方向先端部には前記シャッタロック解除部材27が挿入時にカートリッジ2に引っかかることのないように横溝46から上下方向にテーパ59が設けられている。そしてそのテーパ59にかかるように切り欠き60が設けられている。この切り欠き60の横溝46深さ方向の深さは、光ディスク記録再生装置のシャッタ移動部材の突起部30の横溝46深さ方向の高さよりも大きく、シャッタロック解除部材27の横溝46への挿入量よりも小さい。
【0023】
また、切り欠き60のカートリッジ厚み方向の高さは、前記シャッタ移動部材の突起部30の高さよりも低く、切り欠き60の終端部が挿入方向に対して、垂直となっている。また、前記シャッタ移動部材の突起部30は略三角形状をしており、カートリッジ2に設けた切り欠き60がシャッタ移動部材の突起部30の三角形状の大きさより大きく、かつ前記切り欠き終端部61の垂直部分にアールを設けている。
【0024】
シャッタ47は閉じた状態では、ロックレバー54により、シャッタロック部53をロックされており、後述するような方法で、ロックを解除しながら、カートリッジ2全体を光磁気記録再生装置に装着し、情報の記録再生を行うものである。
【0025】
次に、図2から図5および図7にてカートリッジホルダ26に、カートリッジ2を挿入する場合の動作を説明する。図2(a)はカートリッジ2をカートリッジホルダ26に挿入仕掛けた図。図2(b)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2の切り欠き60に入り始めた図。図3(a)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2の切り欠き60終端部61の垂直部分に当接し、乗り上げようとしている寸前の図。図3(b)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2に乗り上げた図。図4(a)はシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2からシャッタ47に移動し、シャッタロック解除部材27がカートリッジ横溝46のテーパ59に挿入仕掛かった図。図4(b)はシャッタ移動部材突起部30がシャッタ開口部50に入りかけると同時に、シャッタロック解除部材27がロックレバー54に当接した図。図5(a)はシャッタ移動部材突起部30がシャッタ開口部50に入り、シャッタロック解除部材27がロックレバー54を解除し、シャッタ47が相対的にカートリッジ2上をスライドを開始した図である。
【0026】
今、カートリッジホルダ26がメインシャーシ3から上がった状態で、カートリッジ2を挿入した場合、まず、カートリッジホルダ26に設けられたシャッタ47開閉用のバネ性を有したシャッタ移動部材29の先端に設けられたシャッタ移動部材突起部30がカートリッジ2に設けられた切り欠き60に入り込み、その後切り欠きの終端部61の垂直部分にてカートリッジ2に乗り上げるものである。終端部61の垂直部分にはアールが設けられているためシャッタ移動部材突起部30はスムースに乗り上げるものである。その後シャッタ移動部材突起部30はシャッタ47のシャッタ垂直部分49を移動していく。そして、前記シャッタ移動部材29のシャッタ移動部材突起部30がバネ力により、シャッタ47のシャッタ垂直部分49に設けたシャッタ開口部50に入り込み仕掛けた時に、前記カートリッジホルダ26に設けられた、シャッタロック解除部材27がロックレバー54を解除すると同時にシャッタ移動部材突起部30がシャッタ47のシャッタ垂直部分49に設けたシャッタ開口部50に、入り込み、シャッタ47をカートリッジホルダ26の所定の位置で保持する。その後、カートリッジ2の押し込み動作にて、カートリッジ2本体は奥へ挿入されるが、シャッタ47はシャッタロック解除部材27に当接して停止し、相対的にシャッタ47が開くことになる。
【0027】
閉まる場合は、前記シャッタ移動部材突起部30がシャッタ47のシャッタ開口部50に入り込んでいるため、カートリッジ2は挿入方向と反対方向に引き抜かれてもシャッタ47はその位置で保持され、シャッタ47がカートリッジ2の閉の位置にきた時に、前記ロック解除部材27がシャッタ47から遠ざかり、ロックレバー54によってシャッタ47がロックされ、シャッタ移動部材突起部30がシャッタ47のシャッタ開口部50から乗り上げ、その後カートリッジ2全体がカートリッジホルダ26から引き抜かれる。
図8にて後述するディスクカートリッジを着脱して信号の記録再生を行う光磁気記録再生装置について説明を行う。
メインシャーシ4の上部にはカートリッジホルダ26が取り付けられており、カートリッジ2をカートリッジホルダ26に挿入した後、カートリッジホルダ回転支点31、図16(b)参照を中心に回転し、ドライブに着脱するものである。メインシャーシ4のほぼ中央にはスピンドルモータ5が配置され、メインシャーシ4上に突出しているスピンドルモータ軸に取り付けられたハブ7にて光磁気ディスク1をチャッキングし、情報の記録再生時等に所定の回転速度で回転させるものである。
この光磁気ディスク1を間に挟んでピックアップユニット8と磁気ヘッド13が互いに対向するように配置されている。
【0028】
ピックアップユニット8は、レーザ光源9から出射されたレーザ光を光磁気ディスク1に直角方向にプリズム10またはミラーにて反射し、この反射されたレーザ光を対物レンズ12にて光磁気ディスク1の記録層上に集光させるように構成されている。
【0029】
ピックアップユニット8全体は、スライド機構16にて、メインシャーシ4にスピンドルモータ5と直角方向に固定されたガイド軸20上を光磁気ディスク1の半径方向にスライドするように構成されている。
スライド機構16は送りモータ17と伝達機構18,送りネジ19等で構成され、送りモータ17が回転することにより、伝達機構18に伝達し、送りネジ19を回転させ、送りネジ19に噛み合ったピックアップユニット8を光磁気ディスク1の半径方向にスライドさせるものである。
【0030】
一方、磁気ヘッド13は、フェライトに一体に形成されたコアを取り囲むようにコイルが挿入されて構成されている。この磁気ヘッド13は光磁気ディスク1の直角方向に荷重が掛かるばね構成のサスペンション14に取り付けられ、サスペンション14はヘッド取付アングル15に固定されている。ヘッド取付アングル15は前記磁気ヘッド13と対物レンズ12にて集光されたスポットとの位置決めをされた状態でピックアップユニット8のハウジング11に固定されている。これにより、ピックアップユニット8が、スライド機構16によって光磁気ディスク1の半径方向にスライドする時は、ハウジング11に固定された前記磁気ヘッド13も連動してスライドする。
【0031】
磁気ヘッド13は、情報の記録時はディスク面に付勢されるが、再生時や取り出し時には磁気ヘッド昇降機構にて磁気ヘッド13を昇降させ、磁気ヘッド13をディスク面より離間させている。
【0032】
磁気ヘッド昇降機構は、メインシャーシ4下面に配置されたヘッド昇降モータ23および減速機構25、前記ヘッド昇降モータ23および減速機構25により駆動される回転レバー24,前記回転レバー24により駆動される操作レバー22および磁気ヘッド13のサスペンション14とカートリッジ2の間に回転自在に設けられたヘッド昇降レバー21とからなる。すなわち、ヘッド昇降モータ23の回転力が減速機構25から回転レバー24に伝達され、操作レバー22をスライドさせる。そして操作レバー22がヘッド昇降レバー21を回転させ、サスペンション14と磁気ヘッド13を光磁気ディスク1より所定量離間させる。通常ヘッド昇降レバー21はカートリッジ2の上側にあるが、ヘッド昇降レバー21を動作させる駆動部はメインシャーシ4下側にあり、操作レバー22にてカートリッジ2外周部より上下を連結している。
【0033】
前記光磁気ディスク1に対して情報の記録を行う場合は、光磁気ディスク1をスピンドルモータ5にて所定の回転速度で回転させ、前記磁気ヘッド13をヘッド昇降メカニズムにて降下させサスペンション14によってディスク面に付勢し、更に光磁気ディスク1に形成される記録層に、ピックアップユニット8からレーザ光を入射させることで、記録層中、レーザ光の入射を受けた部分が、レーザ光による温度上昇し、外部磁界の向きに応じた磁化変化を行う。外部磁界は記録信号に応じて変化するという所謂磁界変調方式によって、記録層に所定のパターンをもって磁化方向反転領域が形成されて情報の書込みが行われる。
【0034】
また、前記光磁気ディスク1に対して情報の再生が行われる場合には、前記磁気ヘッド13昇降メカニズムにて、サスペンション14と磁気ヘッド13を光磁気ディスク1より所定量離間させる。この状態でレーザ光によって情報を読み出す。
【0035】
以上のごとく、本発明のディスクカートリッジおよび光ディスク記録再生装置では、カートリッジ2挿入方向先端テーパ59に切り欠き60を設けているので、シャッタ移動部材突起部30がテーパ59に食い込むことが無く、終端部61の垂直部分で確実にカートリッジ2に乗り上げるものである。また切り欠き60の深さ方向の寸法はシャッタ移動部材突起部30の高さより高く、ロック解除部材27の高さより浅いため、シャッタ移動部材突起部30の先端が切り欠きの底に当たることが無く、ロック解除部材27が切り欠き60に入り込むことが無い、ディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構を実現することができるものである。
【0036】
また切り欠き60の終端部61の垂直部分をアールにしているため、また、前記切り欠き60終端部61につながる形状が、シャッタ移動部材の突起部30は略三角形状の斜面の角度より大きいため、カートリッジ2がカートリッジホルダ26へ挿入される時、前記シャッタ移動部材の突起部30の略三角形状の斜面が、前記終端部61の垂直部分に確実に当接する。従ってシャッタ移動部材突起部30がスムースにカートリッジ2に乗り上げることができるものである。
【0037】
【発明の効果】
この発明によれば、ディスクカートリッジの横溝の挿入方向先端のテーパ部にかかるように特定の切り欠きを設けることによって、突起部がスムースにディスクカートリッジに乗り上げることができ、それによって寸法のばらつきやカートリッジの挿入の仕方によらず、光ディスクの録音再生が確実にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジの斜視図である。
【図2】(a)〜(b)が本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図3】(a)〜(b)が本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図4】(a)〜(b)が本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図5】(a)が本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図6】(a)(b)(c)が本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジの平面図、側面図、裏面図である。
【図7】(a)(b)が本発明の一つの実施の形態を示すカートリッジとカートリッジホルダの平面図および側面図である。
【図8】(a)(b)(c)がドライブの平面図、側面図、裏面図である。
【図9】従来例を示すカートリッジの斜視図である。
【図10】(a)〜(b)が従来例を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図11】(a)〜(b)が従来例を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図12】(a)〜(b)が従来例を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図13】(a)が従来例を示すカートリッジとカートリッジホルダとの挿入状態の途中を表す平面図および側面図である。
【図14】従来例を示すカートリッジとシャッタ移動部材突起部の食い込んだ状態を示す図である。
【図15】(a)(b)(c)が従来例を示すカートリッジの平面図、側面図、裏面図である。
【図16】(a)(b)が従来例を示すカートリッジとカートリッジホルダの平面図および側面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク
2 カートリッジ
3 メインシャーシ
4 スピンドルモータ
5 スピンドルモータ軸
6 ハブ
7 ピックアップユニット
8 レーザ光源
9 ミラー
10 ハウジング
11 対物レンズ
12 磁気ヘッド
13 サスペンション
14 ヘッド取付アングル
15 スライド機構
16 送りモータ
17 伝達機構
18 送りネジ
19 ガイド軸
20 グリップバネ
21 ヘッド昇降レバー
22 操作レバー
23 ヘッド昇降モータ
24 回転レバー
25 減速機構
26 カートリッジホルダ
27 ロック解除部材
28 ロック解除部材平行部
29 シャッタ移動部材
30 シャッタ移動部材突起部
31 カートリッジホルダ回転支点
40 上シェル
41 第一の開口部
42 下シェル
43 第二の開口部
44 第三の開口部
45 ガイド溝
46 横溝
47 シャッタ
48 上下シャッタ部分
49 シャッタ垂直部分
50 シャッタ開口部
51 シャッタツメ
52 シャッタガイド部
53 シャッタロック部
54 ロックレバー
55 ロックレバー係合部
56 ロックレバーレバー部
57 ロックレバーバネ部
58 ロックレバー回転支点
59 テーパ部
60 切り欠き
61 終端部の垂直部分

Claims (4)

  1. 情報信号が記録される光ディスクと、この光ディスクを回転可能に収納し、情報信号の記録あるいは再生手段が臨む開口部を有するカートリッジ本体と、前記開口部を開閉するシャッタとを備え、カートリッジ本体が、シャッタ閉時にシャッタが移動しないようにシャッタと係合するシャッタロック部材と、このシャッタロック部材の開閉用の角穴と、シャッタロック部材の一部がのぞく、カートリッジの挿入方向と平行な一側面に設けられた横溝と、この横溝の挿入方向先端のテーパ部とを有するディスクカートリッジと、
    ディスクカートリッジを着脱させるカートリッジホルダと、このカートリッジホルダに設けられ、カートリッジ本体の横溝に挿入されるとシャッタロック部材を解除するシャッタロック解除部材と、カートリッジホルダに設けられ、突起部を有し、この突起部がカートリッジ本体の角穴に挿入されるとシャッタを移動させるシャッタ移動部材とを備えた光ディスク記録再生装置とからなり、
    ディスクカートリッジが、そのテーパ部にかかるように切り欠きを有し、かつこの切り欠きの前記横溝深さ方向の深さを、前記シャッタ移動部材の突起部に接触できない深さで、前記シャッタロック解除部材の横溝への挿入深さよりも浅くしたことを特徴とするディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構。
  2. 切り欠きが、そのカートリッジ厚み方向の高さを、シャッタ移動部材の突起部の高さよりも低くし、さらに切り欠きの終端部を、挿入方向に対して垂直としてなる請求項1に記載のディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構。
  3. ディスクカートリッジが、その切り欠きの終端部の垂直部分をアール形状とし、かつシャッタ移動部材の突起部を略三角形状とし、さらに切り欠きの終端部につながる形状を、ディスクカートリッジがカートリッジホルダへ挿入される時にシャッタ移動部材の前記略三角形状の斜面が前記垂直部分に当接可能にシャッタ移動部材の突起部の略三角形状の斜面の角度より大きくした請求項1または2に記載のディスクカートリッジの光ディスク記録再生機構。
  4. 情報信号が記録される光ディスクと、この光ディスクを回転可能に収納し、情報信号の記録あるいは再生手段が臨む開口部を有するカートリッジ本体と、前記開口部を開閉するシャッタとを備え、カートリッジ本体が、シャッタ閉時にシャッタが移動しないようにシャッタと係合するシャッタロック部材と、このシャッタロック部材の開閉用の角穴と、シャッタロック部材の一部がのぞく、光ディスク記録再生装置への挿入方向と平行な一側面に設けられた横溝と、この横溝の挿入方向先端のテーパ部とを有し、
    さらに前記横溝のテーパ部にかかるように切り欠きを有し、かつこの切り欠きの横溝深さ方向の深さを、前記角穴を介してシャッタを移動させる光ディスク記録再生装置のシャッタ移動部材の突起部に接触できない深さで、前記シャッタロック部材を解除させる光ディスク記録再生装置のシャッタロック解除部材の前記横溝への挿入深さよりも浅くしたことを特徴とするディスクカートリッジ。
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