JPH0240628Y2 - - Google Patents

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JPH0240628Y2
JPH0240628Y2 JP16547384U JP16547384U JPH0240628Y2 JP H0240628 Y2 JPH0240628 Y2 JP H0240628Y2 JP 16547384 U JP16547384 U JP 16547384U JP 16547384 U JP16547384 U JP 16547384U JP H0240628 Y2 JPH0240628 Y2 JP H0240628Y2
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disk
lid
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optical disk
optical
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンパクトとデイスクプレーヤー等の
光学式デイスクプレーヤーにより再生される光デ
イスクを収容するカセツトに関し、特にカセツト
ケース内に収容したままの状態で再生するための
光デイスクカセツトに関するものである。
〔従来技術〕
コンパクトデイスクプレーヤーによつて再生さ
れる光デイスクは、直径120mm、厚さ1.2mmの円板
状をなし、かつその中心部分に内径15.0+0.1 -1mmの
中心孔を有する形状に規格化されている。そし
て、この光デイスクはその表面にデイジタル化さ
れた例えばオーデイオ信号が光学的に記録されて
おり、この記録面にキズおよび汚れが付くと、光
学的な読み取りに影響を与えるためにその取り扱
いには十分な注意が必要である。従つて、この光
デイスクはカセツトケースに収納した状態で販売
および保管が行なわれており、再生時にはこのカ
セツトケースを開いて光デイスクを取り出した後
にコンパクトデイスクプレーヤーにセツトするよ
うになつている。
しかしながら、上述した光デイスクを再生する
に際しては、あくまでもカセツトケースから取り
出してコンパクトデイスクプレーヤーにセツトし
なければならず、その操作は極めて繁雑なものと
なつている。特に近年に於いてはコンパクトデイ
スクプレーヤーの車載化が行なわれており、自動
車の運転中に片手でカセツトケースから光デイス
クを取り出してセツトすることは極めて困難で、
自動車運転の安全対策上からも問題である。
この様な問題解決するために、本願出願人は光
デイスクをカセツトケース内に収容したままの状
態でコンパクトデイスクプレーヤーセツトにする
ことが出来る光デイスクカセツトを先に提案して
いる。この光デイスクカセツトは、蓋付カセツト
ケースの本体内中央部に軸を設け、この軸に光デ
イスクの中央孔よりも多少大径の円板状をなした
クランプデイスクが同軸的に回転自在に取り付け
られている。そして、このクランプデイスクの裏
面には、回転中心に対して同軸的にデイスククラ
ンパーが突出することにより、光デイスクの中央
孔に於ける内壁部分に係合することにより光デイ
スクを固定している。一方、蓋体のデイスククラ
ンパーと対向する部分には、コンパクトデイスク
プレーヤーに於けるデイスク回転軸の先端部に設
けられている回転連結体としてのセンタリングコ
アが通過するための中央孔が設けられている。ま
た、蓋体のプレーヤーへのセツト時に於ける光ヘ
ツドの対物レンズ移動範囲には、読み取り用のス
リツトが設けられている。
この様に構成された光デイスクカセツトは、光
デイスクをカセツトケース内に収納、つまり光デ
イスクをデイスククランパーによつてクランプデ
イスクに固定した状態のままで、蓋体を閉じてレ
イスクカセツトケースとともにセツトに挿入す
る。すると、デイスク回転軸の先端に設けられて
いる回転連結体としてのセンタリングコアがデイ
スククランパーに係合してクランプデイスクと一
体化されている光デイスクを回転させるるととも
に、その回転中心を規制する。また、光ヘツドは
カセツトケースの蓋体に設けられているスリツト
を介して、このケース内で回転されている光デイ
スクの表面に光ビームを照射し、その反射光を検
出することによつて記録情報の読み取りを行な
う。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記構成する光デイスクカセツ
トに於いては、カセツトケースの蓋体に、回転連
結体通過用の中央孔と読み取り用のスリツトが設
けられていることから、光デイスクカセツトの保
管時にはこれらの開口部分が常時開いた状態とな
つてゴミが侵入してしまう。そして、車載用とし
て用いた場合にはこの開口部分が特に問題とな
る。このために、上記構成による光デイスクカセ
ツトに於いては、不使用時に開口部分を閉じるシ
ヤツターを設けることが必要になるが、薄い構造
のカセツトケースにシヤツターを設けることは極
めて困難でかつコストも大幅に上昇してしまうと
ともに、中央孔までも閉じて密閉率を高めること
が出来なかつた。
〔問題を解決するための手段〕
従つて、本考案による光デイスクカセツトは、
カセツトケース本体の内部中央部分にはクランプ
デイスクを回転自在に軸支するとともに、このク
ランプデイスクに設けられているデイスククラン
パーを光デイスクの中央孔に係合させることによ
つて光デイスクをクランプデイスクに積層一体化
してカセツトケース本体内に収容し、蓋体を引き
出し構造とすることにより通常時は密閉構造とす
るものである。
〔作 用〕
この様に構成された光デイスクカセツトに於い
ては、プレーヤーへのセツト後に蓋が引き出され
て再生が行なわれることから、不使用時に於ける
開口部分が少なくなるとともに、従来のシヤツタ
ーを設けたものに比較して、その構造が大幅に簡
略化されることになる。
〔実施例〕
第1図は本考案による光デイスクカセツトの一
実施例を示す平面図、第2図は第1図のA−
A′断面図である。同図於いて1は下方のみが開
口した箱状のカセツトケース本体であつて、その
内側中央部分には軸2が突出している。そして、
この軸2には光デイスク3の中央孔よりの大径の
円板状をなしたクランプデイスク4が比較的緩く
軸支されて回転自在となつており、その下面側に
は回転中心に対して同軸的に突出するデイスクク
ランパー5が設けられている。ここで、デイスク
クランパー5は、爪状体6が光デイスク3の中央
孔の径に一致する外径を有するリング状に並設さ
れた状態に突出し、その一部が内側に折り曲げら
れて全体に弾力性を有している。7はカセツトケ
ース本体1の下側開口部分を塞ぐ蓋であつて、第
3図に示す様にカセツトケース本体1の側壁内側
部分に設けられている溝に沿つて第1図、第2図
の右方向から左方向つて差し込まれている。そし
て、この蓋7はその差し込み側先端の両側にそれ
ぞれ細いワイヤー8が接続されており、その先端
がカセツトケース本体1の内側隅部に設けられて
いるガイドプーリ9を介して一端がセンターポー
ル10に固定されているスプリング11に連結さ
れることによつて、蓋を閉じる方向の移動習性が
与えられている。また、蓋7の差し込み側先端部
分の中央には、クランプデイスク4の外径よりも
やや大径の半円状に切り欠かれて切欠部12とな
つている。更に、蓋7の引き出し側に於ける先端
両側部分には、後述するプレーヤーへのセツト時
に、蓋引き出し機構の爪が係合する穴13が設け
られている。また、蓋7が完全に閉じられた状態
に於ける穴13と対向するカセツトケース本体1
の部分には、この穴13を露出する様に切り欠か
れた切欠部14が設けられている。
この様に構成された光デイスクカセツトは、蓋
7を引き出して開いた後、光デイスク3の中央孔
にデイスククランパー5を挿入することによつ
て、光デイスク3をクランプデイスク4に積層さ
せた状態で一体化させる。つまり、デイスククラ
ンパー5を構成する爪状体6が弾性を有すること
から、光デイスク3に於ける中央孔の内壁に押し
付けられて係止が行なわれるものである。そし
て、この光デイスク3のセツトが行なわれたなら
ば、蓋7を再び差し込むことによつて光デイスク
の収納が完了する。
次に、再生に際しては、第4図に示す様にカセ
ツトケース本体1の切欠部14側を先にして光デ
イスクプレーヤー15のカセツト挿入孔口16に
差し込む。すると、光デイスクカセツト全体が光
デイスクプレーヤー15の内部に取り込まれた
後、図示しないストツパーによつて予め定められ
た定位置に係止される。そして、この係止状態に
於いては、両側部分にそれぞれ設けられているガ
イドレール17,18間に案内されて移動するこ
とにより蓋引き出し機構の一部を構成するクリツ
パー19の拡開部分に、切欠部14から露出する
蓋7が介在された状態となつている。この場合、
クリツパー19は光デイスクカセツトの挿入方向
側がやや下向きに曲げられて蓋7の受け込れを容
易にするクリツパーベース20と、このクリツパ
ーベース20の上部後方から逆L字状に突出する
バネ体によつて作られたクリツパーアーム21と
によつて構成されており、クリツパーアーム21
の先端には下向きの爪22が蓋7の穴13と対応
する様に設けられている。そして、このクリツパ
ーアーム19は、クリパー19がホームポジシヨ
ン(第5図に示す状態)に位置する状態では、上
側に位置するガイドレール17の先端部が持ち上
げられていることから、フリー状態となつて爪2
2を上方に持ち上げている。
次に、蓋引き出し機構のワイヤー23によつて
クリツパー19が右方向にわずかに移動される
と、上側に位置するガイドレール17によつてバ
ネ体によつて作られているクリツパーアーム21
が押し下げられることから、第6図に示す様に蓋
7がクリツパーベース20とクリツパーアーム2
1との間に狭持されるとともに、爪22が蓋7に
設けられている穴13に係合する。
次に、第7図に示す様に、蓋引き出し機構を構
成するモータ24が駆動されることにより、この
モータ軸にウオーム結合されているリール25に
よつてワイヤー23が巻き取られると、クリツパ
ー19は第5図および第6図に示すガイドレール
17,18間に案内されて右方向に移動する。こ
の場合、クリツパー19の爪22は蓋7に設けら
れている穴13に係合していることから、クリツ
パー19の右方向移動に伴なつて蓋7がカセツト
ケース本体1から引き出されることになる。ただ
し、蓋7はスプリング11によつて閉じる方向の
移動習性が与えられていることから、モータ24
はスプリング11の張力に抗してワイヤー23の
巻き取りを行なう必要があることは言うまでもな
い。そして、この蓋7の引き出しがほぼ半分の位
置まで行なわれると、リミツトセンサー26が作
動してモータ24の作動を停止させる。従つて、
この状態に於いては、蓋7の後端は光デイスク3
の回転中心に位置していることになるが、この蓋
7の後端中央部には半円状の切欠部12が設けら
れていることから、光デイスク3の半分とクラン
プデイスク4と対向する部分がカセツトケース本
体1から下方向に向けて露出されることになる。
この様にして、光デイスクカセツトのローデイン
グが完了すると、フローテイング状態にある図示
しないサブシヤーシが上昇することにより、この
サブシヤーシに載置されている読み取りヘツド2
7および回転結合部としてのセンタリングコア2
8が上昇することになる。ここで、読み取りヘツ
ド27はガイドレール29に案内されて光デイス
ク3の半径方向に移動するものであり、センタリ
ングコア28はデイスクモータ30の回転軸に装
着されているものである。そして、センタリング
コア28が上昇すると、第8図に示す様にこのセ
ンタリングコア28の先端がデイスククランパー
5の中央に圧入されて回転結合されることにな
る。また、センタリングコア28がデイスククラ
ンパー5に圧入されると、爪状体6が外側に広げ
られることから、光デイスク3とデイスククラン
パー5との結合がより確実なものとなる。更に、
センタリングコア28の上昇に伴なつて、その外
周部分にリング状をなして突出しているリングパ
ツト31が光デイスク3に於ける中央孔の周囲を
押し上げることから、クランプデイスク4への光
デイスク3の重なりが確実なものとなつて面振れ
の発生が防止される。
次に、デイスクモータ30に通電されて回転さ
れると、このデイスクモータ30の回転軸に装着
されているセンタリングコア28がデイスククラ
ンパー5に回転結合されていることから、クラン
プデイスク4と光デイスク3が一体となつて、軸
2を中心として光デイスクカセツト本体1の内部
に於いて回転することになる。
一方、読み取りヘツド27も上昇することか
ら、その対物レンズ32を介して出射される光ビ
ームが蓋7の開かれている部分を介して光デイス
ク3の下面に照射されることになる。そして、こ
の光ビームの光デイスク3の表面に於ける反射光
が読み取りヘツド27に於いて検出されて電気信
号に変換されることにより読み出しが行なわれ
る。
次に、目的とする再生動作の終了に伴なつて光
デイスクカセツトの取り出しを指示すると、まず
サブシヤーシーが下降することによつて、デイス
ククランパー5とセンタリングコア28の結合が
解かれる。そして、このサブシヤーシーの下降が
完了すると、モータ24が逆転することによつて
リール25からワイヤー23が巻き戻される。ワ
イヤー23が戻されると、蓋7がスプリング11
によつて付勢されているためにこの蓋7が戻され
てカセツトケース本体1の開口部分が閉じられる
ことになる。そして、蓋7が完全に閉じられる
と、リミツトセンサ33(第7図)が出力を発生
することによつてモータ24の回転が停止され
る。ここで、リミツトセンサ33が作動する位置
はグリツパー19がホームポジシヨンに位置する
時、つまり第5図に示す状態となる位置であり、
この位置に於いてはクリツパーアーム21がガイ
ドレール17による規制を受けないことから、上
方に跳ね上げられて爪22と塞7に設けられてい
る穴13との係合が解かれる。次に、図示しない
モータにより、光デイスクカセツトが押し出され
ることによつて排出動作が完了する。そして、こ
の光デイスクプレーヤーから押し出された光デイ
スクカセツトは、蓋7が完全に閉じられているこ
とから、ゴミの侵入を阻止する。
なお、蓋7の端部中央には、その引き出し量を
少なくするために半円状の切欠部12を設けてい
ることから、蓋7を閉じてもこの切欠部12の部
分のみがわずかに開口となつてしまう。これに対
して、蓋7の引き出し量を多少多くすることが出
来れば、切欠部12を取り除くことによつて蓋7
の閉時に於ける開口部分を無くして完全密閉状態
とすることが出来る。
また、蓋7は必ずしもスプリング等による移動
習性を付与する必要はなく、蓋7の閉動作をモー
タ等を用いて行なつても良いことは言うまでもな
い。
〔考案の効果〕
以上説明した様に、本考案による光デイスクカ
セツトは、一方向が開口した浅箱状のカセツトケ
ース本体内側中央に設けられている軸にクランプ
デイスクを回転自在に装着するとともに、このク
ランプデイスクから回転同軸状に突出しているデ
イスククランパーを光デイスクの中央孔に係合さ
せることによつて光デイスクをクランプデイスク
に積層した状態で固定したものである。そして、
このカセツトケース本体の開口部に側方から蓋を
差し込むことによつて閉じるものであることか
ら、簡単な構成でありながら保管時に於ける密閉
度を高めることが出来る。また、プレーヤーへの
セツト時に於いても、蓋を引き出すのみで回転連
結および読み取りに必要な光デイスクの表面を容
易に露出することが出来ることから、光デイスク
カセツトのローデイング機構も簡単なものとなる
等の種々優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による光デイスクカセツトの一
実施例を示す平面図、第2図は第1図のA−
A′断面図、第3図は第1図に示す光デイスクカ
セツトの蓋を引き出した状態を示す要部斜視図、
第4図はプレーヤーへのセツト状態を示す要部斜
視図、第5図、第6図はプレーヤーへのセツト時
に於ける光デイスクカセツトと蓋引き出し機構と
の関係を示す要部断面図、第7図は蓋引き出し機
構の該略図、第8図は光デイスクカセツトの再生
時に於ける回転連結構造を示す断面図である。 1……カセツトケース本体、2……軸、3……
光デイスク、4……クランプデイスク、5……デ
イスククランパー、6……爪状体、7……蓋、8
……ワイヤー、9……ガイドプーリ、10……セ
ンターポール、11……スプリング、12……切
欠部、13……穴、14……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一面のみが開放された浅箱状のカセツトケー
    ス本体と、このカセツトケース本体の内側中央
    部に設けられた軸と、光デイスクの中央孔より
    も大径の円板状をなしかつその回転中心部分が
    前記軸に回転自在に軸支されたクランプデイス
    クと、このクランプデイスクのカセツトケース
    本体開放面側から同軸的に突出して収容される
    光デイスクの中央孔に係合することにより光デ
    イスクを保持するとともにデイスクプレーヤー
    へのセツト時にデイスク回転機構に回転結合さ
    れるデイスククランパーと、前記カセツトケー
    ス本体の側方から差し込まれて開放部分を閉じ
    るとともにデイスクプレーヤーへのセツト時に
    所定量引き出されて収容されている光デイスク
    の光ヘツドによる読み取り領域と前記デイスク
    クランパーに対するデイスク回転機構の回転結
    合領域を露出させる蓋とを設けたことを特徴と
    する光デイスクカセツト。 (2) 蓋はカセツトケース本体の開放部分を閉じる
    方向の移動習性が与えられていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の光デ
    イスクカセツト。 (3) 蓋はその引き出し側端に引き出し用グリツプ
    を係合させるための穴を有し、カセツトケース
    本体は蓋の全閉時に於ける前記穴部分を露出さ
    せて前記グリツプ手段の係合を容易にする切欠
    部を有することを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項記載の光デイスクカ
    セツト。 (4) 蓋はその引き出し方向後端部の幅方向中央部
    分に半円状の切欠部を有することにより蓋の必
    要引き出し量を少なくすることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれかに記載の光デイスクカセツト。
JP16547384U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0240628Y2 (ja)

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JP16547384U JPH0240628Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6179881U JPS6179881U (ja) 1986-05-28
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