JP2553824Y2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2553824Y2
JP2553824Y2 JP1991098336U JP9833691U JP2553824Y2 JP 2553824 Y2 JP2553824 Y2 JP 2553824Y2 JP 1991098336 U JP1991098336 U JP 1991098336U JP 9833691 U JP9833691 U JP 9833691U JP 2553824 Y2 JP2553824 Y2 JP 2553824Y2
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能郎 廣瀬
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洋 竹本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置に係り、特
に装置の薄型化に対応しうるよう構成したディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に従来の磁気ディスク装置の斜視
図を示す。同図の磁気ディスク装置50は、可撓性の磁
気ディスク(ディスク)が収納されたディスクケース
が、磁気ディスク装置50の前方の筐体面53に設けら
れた挿入孔51から挿入され内部に装着されて磁気記録
再生を行うものである。
【0003】同装置はその内部に、ディスクケースを装
置内に装着するためディスクケースを挿入されるホルダ
と、ディスクを回転駆動するターンテーブルと、ディス
クケースの挿入動作によりラッチレバーによる係止を解
除されて移動するスライダとを有していた。このスライ
ダの移動によってホルダがターンテーブル側へ移動され
てディスクがターンテーブルの載置面に装着される。
【0004】また、スライダには排出操作部材52が設
けられており、排出操作部材52が外部から方向Zに押
圧操作されることによってスライダが移動されホルダが
ターンテーブルから離間されてディスクをターンテーブ
ルの載置面から離間されるとともに排出レバーがディス
クケースを挿入方向の逆方向に排出する。この排出操作
部材52は同図に示すごとく、挿入孔51の下方に設け
られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のディスク装
置50では、机上に置いて使用する場合には排出操作部
材52が机の面に近接しているため操作が容易でないと
ともに、排出操作部材52を操作しているときにディス
クケースが排出されるため、ディスクケースが操作者の
指に係合し円滑にディスクケースが排出されないおそれ
があった。また、排出操作部材52がディスク装置50
の前方の筐体面53に突出しているため誤って押圧操作
してしまう可能性が高く、その場合には誤ってディスク
ケースが排出されてしまう。これがディスクにデータが
書き込まれている最中であった場合にはデータが破壊さ
れるおそれがあった。
【0006】また、操作者の手指による押圧を受けるた
めに排出操作部材52の先端にはある程度の面積が必要
となり、この面積の確保がディスク装置の薄型化、小型
化を阻む要因となっていた。この点の改善を図るために
ディスク装置50の前方の筐体面53の挿入孔51の側
方に排出操作部材52を設けることがなされていたが、
この方法によった場合、ディスク装置の薄型化を図るこ
とは可能だが、排出操作部材52を側方に設けた分ディ
スク装置の横幅が大きくなり、ディスク装置の小型化を
阻害する要因となっていた。
【0007】本考案は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、排出操作部材の操作が確実かつ容易であり、薄
型化を図ることができるディスク装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、スライダに設
けられ、ディスク装置のターンテーブルに略平行な筐体
面に略偏平に且つ前記ターンテーブルと略平行な方向に
スライド自在に配設された操作部を備えた排出操作部材
とを有する構成である。
【0009】
【作用】本考案では、排出操作部材の操作部をディスク
装置のターンテーブルに略平行な筐体面に配設するよう
にしたため、ディスク装置がターンテーブルが水平にな
るように置かれた際に排出操作部材の操作部がディスク
装置の上方に位置することとなるため操作が確実かつ容
易となるとともに、ディスクケースがターンテーブルと
平行にディスク装置から排出されたときに排出操作部材
を操作する操作者の手指と排出されたディスクケースと
が係合することがない。また、排出操作部材の誤操作の
可能性を低減することができる。更に排出操作部材の操
作部を偏平に配設するようにしたため操作部を薄く構成
しても操作部の面積を広くすることによって操作の確実
性、容易性を確保することができる。又、操作部を前記
筐体面に平行な方向にスライドするように配設したた
め、装置の持ち運び時等の際に操作部が何かに接触する
ことによって上記方向にスライドされる可能性が極めて
少ない。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例の磁気ディスク装置
1の斜視図を示し、図2(A)〜(C)はそれぞれ左側
面図、平面図及び正面図を示す。同図の磁気ディスク装
置1は大略、可撓性の磁気ディスク(ディスク)が収納
されたディスクケースが挿入孔31から挿入され内部に
装着されて磁気記録再生を行うものである。同装置1
は、ディスクケースが挿入れさるホルダと、ディスクを
回転駆動するターンテーブルと、ディスクケースの挿入
動作によりラッチレバーによる係止を解除されて移動す
るスライダとをその内部に有する。このスライダの移動
によってホルダがターンテーブル側へ移動されてディス
クがターンテーブルの載置面に装着される。また、スラ
イダには排出操作部材30が設けられており、排出操作
部材30が外部から同図のX方向に操作されることによ
ってスライダが移動されホルダがターンテーブルから離
間されてディスクをターンテーブルの載置面から離間さ
れるとともに排出レバーが動作されディスクケースが挿
入孔31から方向Yに排出される。図3乃至図7はディ
スク装置1の内部構成を示す。尚、図4では後述するカ
バー部材13が省略してある。
【0011】各図中、記録再生装置としての磁気ディス
ク装置1はフレーム2上に磁気ディスク3を収納したデ
ィスクケース4(図4中1点鎖線で示す)が挿入される
ホルダ5を有する。
【0012】ホルダ5はディスクケース4の装着、排出
操作部材31のX方向の操作に応じて昇降するように設
けられており、天板5aには磁気ヘッド部8が相対的に
進入するための開口5bが設けられている。又、ホルダ
5の天板5aには上記ディスクケース4のシャッタ(図
示せず)をディスクケース挿入動作に関連して開くL字
状のシャッタレバー6が回動自在に支承されている。
尚、シャッタレバー6はコイルバネ7の引張力により時
計方向(シャッタ閉方向)に附勢され、先端にはディス
クケース4のシャッタに係合する係合ピン6aがホルダ
5の円弧状の孔5cよりホルダ5内に突出している。
【0013】図4、図7に示す如く、磁気ヘッド部8
は、ディスク半径方向(X,Y方向)に移動自在に設け
られたキャリッジ9と、キャリッジ9の先端上面に設け
られた下側磁気ヘッド10と、キャリッジ9の基端部9
aに回動自在に支持されたアーム11と、アーム11の
先端下面に設けられた上側磁気ヘッド12とよりなる。
キャリッジ9はステッピングモータ(図示せず)により
駆動されるリードスクリュ(図示せず)に螺合してお
り、リードスクリュの回転に応じてフレーム2上をX,
Y方向に移動し、磁気ヘッド10,12を磁気ディスク
3のトラッキング方向に移動させる。
【0014】アーム11はキャリッジ9の基端部9aに
設けられたトーションバネ9cの押圧力によりW方向
(図7参照)に附勢されている。又、アーム11の側方
には当接部11aが突出しており、この当接部11aに
はホルダ5の天板5aが当接している。即ち、ディスク
ケース4挿入前、アーム11はこのホルダ5の上昇によ
り上方に押圧され、上側磁気ヘッド12を下側磁気ヘッ
ド10より離間させる。
【0015】13はカバー部材で、ホルダ5の上部を覆
うようにフレーム2の縁部2a,2bに形成されたネジ
孔2cにネジ止めされている。図8に示す如く、カバー
部材13は、上方から見るとJ字状に形成された平面部
13aと、前記シャッタレバー6を避けるように形成さ
れた切欠部13bと、両側より側方に突出し取付用ビス
15が挿通される取付部13cと、ホルダ5の両側面5
d,5eより突出するピン5fが嵌合しホルダ5の昇降
動作をガイドするガイド溝13dを有する二股状のガイ
ド部13eとよりなる。
【0016】14はスライダで、ホルダ5の天板5aと
カバー部材13との間に設けられている。スライダ14
は上方から見るとU字状に形成された天板14aと、天
板14aの両側縁部より下方に折曲された側板14b,
14cとを有する。天板14aにはカバー部材13の平
面部13aに穿設された孔13fに下方から植設された
ガイドピン16が挿通される4個の長孔14dがXY方
向に延在するように穿設されている。尚、長孔14dは
端部にガイドピン16の大径部16aが挿通される孔1
4d1 と、ガイドピン16の小径部16bが摺接するガ
イド溝14d2とよりなる。従って、スライダ14はカ
バー部材13より下方に突出するガイドピン16により
XY方向に移動自在に支持されている。
【0017】又、スライダ14の天板14aの奥部側に
はL字状に穿設された係止孔14eが穿設されている。
この係止孔14eは、XY方向に延在する長孔14e1
と、長孔14e1 と直交する方向に延在する係止部14
2 とよりなる。又、スライダ14の両側の側板14
b,14cは、ホルダ5の両側より突出する突出ピン5
fが嵌合する傾斜溝14fを有し、天板14aの前端に
は排出操作部材30の取付部14gが突出している。こ
こで取付部14gは図3、図4、図8に示すごとく平板
状とされ、一旦側方に延出された後前方に延出されL字
形とされた構成である。
【0018】18はスライダ14をY方向に押圧する圧
縮バネで、一端がスライダ14に掛止され、他端がカバ
ー部材13の端部より下方に突出する掛止部13gに掛
止されている。上記スライダ14は圧縮バネ18の押圧
力によりディスクケース挿入前はY方向に変位してお
り、ディスクケース4の排出操作時、排出操作部材30
がX方向に移動されるとともにX方向に移動する。
【0019】19は排出レバーで、カバー部材13に植
設されたピン20により回動自在に支承され、ディスク
ケース4が当接する当接部19aと、スライダ14の係
止孔14eに嵌入する係止部19bと、圧縮バネ21の
一端が掛止される掛止部19cとよりなる。尚、圧縮バ
ネ21は他端がカバー部材13の端部より下方に突出す
る掛止部13hに掛止されており、排出レバー19をS
方向(反時計方向)に附勢している。そのため、スライ
ダ14がX方向に排出操作されると、排出レバー19は
S方向に回動して係止部19bが係止孔14eの係止部
14e2 に当接し、X方向に変位したスライダ14を係
止する。
【0020】尚、図8に示すようにカバー部材13には
スライダ14,排出レバー19,圧縮バネ18,21が
前述したように組付けられるので、これらの部品を予め
組み付けておくことによりアッセンブリ化することがで
きる。そのため、上記磁気ディスク装置1の組付工程に
おいては、上記カバー部材13,スライダ14,排出レ
バー19,圧縮バネ18,21を1個の組立体として用
意しておくことにより、従来よりも短時間で能率良く組
付けることができる。
【0021】図6、図7に示す如く、ディスクケース4
挿入前はホルダ5が挿入位置に上昇している。上側磁気
ヘッド12のアーム11はホルダ5の天板5aに当接す
る当接部11aを有するため、ホルダ5とともに上昇し
ている。従って、ホルダ5とカバー部材13との間には
アーム11が上方に回動するための隙間Tが必要であ
る。上記スライダ14はこの隙間T内に収まるようにホ
ルダ5とカバー部材13との間に設けられている。即
ち、従来この隙間Tには上記上側磁気ヘッド12が上動
するためのスペースであり、他の部材が設けられていな
いのでアーム11が回動するためのスペース以外は不使
用スペースであった。本実施例ではこの不使用スペース
内にスライダ14を設けることにより、フレーム2に対
するホルダ5の挿入位置を下げることが可能になる。そ
の結果、磁気ディスク装置1の薄型化が可能となる。
【0022】従って、スライダ14に薄板材を使用せず
装置を薄型化しうるため、スライダ14が強度不足とな
らず、磁気ディスク装置1及び排出動作の信頼性が確保
される。又、スライダ14の移動方向をガイドするガイ
ドピン16は前記ホルダ5とカバー部材13との間の隙
間Tにおいて、カバー部材13からの突出寸法を従来と
同様確保することができ、スライダ14はガイドピン1
6から外れることなくガイドピン16により確実に移動
動作をガイドされる。
【0023】22は装着されたディスクケース4内の磁
気ディスク3が載置されるターンテーブルで、モータ2
3の回転駆動力により定速回転する。又、モータ23は
フレーム2の底面側に取付けられた基板24上に設けら
れている。モータ23は基板24上に駆動コイル(図示
せず)が設けられ、ロータ23a上にターンテーブル2
2が設けられている。従って、モータ23はフレーム2
内に埋設され、且つ基板23上に設けられているため、
薄型化が図られている。そして、ターンテーブル22は
前述の如くホルダ5の位置が低くなったのに対応して載
置面22aがフレーム2の上面2dに近接するようにフ
レーム2に対するターンテーブル22の位置が低くなっ
ている。即ち、フレーム2の上面2dからターンテーブ
ル22の載置面22aまでの突出高さが小さくなってい
る。よって、磁気ディスク3の装着位置がよりフレーム
2に近接した低位置となり、磁気ディスク装置1の薄型
化が可能となる。
【0024】図11(A)、(B)はそれぞれ排出操作
部材の斜め上方から見た斜視図及び斜め下方から見た斜
視図を示す。同図の排出操作部材30は合成樹脂成型品
とされ、略長方形で最大厚さtの操作部30aと、同図
(A)の下方、(B)の上方からL字形の嵌着溝30c
が設けられた略角柱形の支持部30bとよりなる。上記
嵌着溝30cのL字形の形状は、前記取付部14gのL
字形に折り曲げられた形状に嵌合する構成とされてい
る。また、操作部30aの上面の同図の左手前側は先端
に向かってその厚さが徐々に薄くなった楔状とされると
ともにその表面には細かい凹凸が設けられ操作者の指が
確実に係合されるよう構成されている。
【0025】上記構成の排出操作部材30は、図3、図
8に示されるごとくその支持部30bの嵌着溝30cが
スライダ14の前記取付部14gに同図の上方から嵌着
され、ディスクケース4がホルダ5に挿入されたときの
ディスク3のディスク面に垂直に固着される。このとき
排出操作部材30のL字形の嵌着溝30aが取付部14
gのL字形に折り曲げられた部分に嵌合するため取付け
強度が高くなる。特にこのL字形の係合部が排出操作部
材30の操作時の移動方向に直交する対向面を有するた
め、排出操作部材30の支持部30bを取付部14gに
固着した後に排出操作部材30の操作部30aを図3の
X方向に移動させるように操作した場合にその動作が確
実にスライダ14に伝達されるとともに、排出操作部材
30の支持部30bが取付部14gから外れることがな
い。
【0026】磁気ディスク装置1が完成された状態では
図1、図2に示されるごとくの構成とされる。即ち、排
出操作部材30の操作部30aは、磁気ディスク装置1
のターンテーブル22に略平行な筐体面、即ち挿入孔3
1が設けられた筐体面を正面とした場合の、上部の筐体
面33の右手前のスライド部33aに偏平に配設された
構成とされている。なおこのスライド部33aは、その
周囲の筐体面が同図の上方に突出されて設けられた縁部
33bによって囲まれた部分である。
【0027】ここで図1及び図2中の操作部30aの上
面の形状は、図3、図8及び図11に示した操作部30
aの上面の形状と異なるが実質的には双方は略同一の効
果を有する。即ち、図1及び図2中の操作部30aは、
図3等に示した操作部材30aと同様に、ディスク装置
1の挿入孔31が設けられた筐体面を正面とした場合の
手前側から奥行き側、即ちX方向に向かって徐々に厚さ
が増す楔形とされている。又、その上面の手前側には湾
曲面が四つ連ねられて凹凸が設けられている。この場
合、このような滑らかな凹凸形状とすることによって、
ディスク装置1の筐体面33の上に物が置かれたり、操
作者の手指が触れた場合のそれらの係合による操作部3
3bの誤操作が防止されるとともに、操作時には操作部
33bの確実な操作が可能となる。
【0028】前記縁部33bは操作部30aに対して、
挿入孔31が設けられた筐体面を正面とした場合の手前
方向、即ちY方向と側方とに設けられ、それらの方向で
操作部30aを囲む構成である。なお、図1及び図2に
おいては操作部30aがX方向に操作されディスクケー
ス4が排出された状態が示されている。このスライド部
33aは操作部30aの前方(Y方向)に、ディスクケ
ース4を挿入した場合に操作部30aが同図のY方向に
移動できる分の幅を有する。図2(B)の破線の操作部
30aは、ディスクケース4が挿入孔31から挿入され
Y方向に移動された状態の操作部30aを示す。
【0029】又縁部33bの前記側方の部分は、手前側
から奥行き側、即ちX方向に向かって徐々に高くなる楔
形となっている。この縁部33bの側方の部分の楔形の
形状は前記操作部30aの楔形の形状と、その側方から
見た形状が略等しい。したがって図2(A)に示すごと
くディスク装置1を側方から見た場合には縁部33bの
陰になって操作部30aが見えない状態となる。このよ
うな縁部33bが設けられていることによって、操作部
30aのX、Y方向の移動が案内されるとともに、ディ
スク装置1の筐体の上に物が置かれたり操作者の手指が
触れた場合にも、縁部33bによって囲まれているため
それらによって操作部30aが誤操作されることがな
い。
【0030】前記筐体面33のスライド部33aには排
出操作部材30の支持部30bが貫通する貫通孔が設け
られている。この貫通孔は、図2(B)、(C)の左右
の横幅が支持部30bの該当する横幅より若干大きく、
図2(A)の上下の長さが支持部30bの該当する長さ
にスライダ14のXY方向の移動長さを加えた長さ以上
とされている。したがって排出操作部材30の操作部3
0aをXY方向に操作することによる前述したスライダ
14のXY方向の移動が可能となる。
【0031】ここで排出操作部材30の操作部30aは
偏平な構成とされているため、操作部30aは操作者の
手指が触れることのできる面積、即ち図2(B)の状態
で見た面積がある程度広い構成であれば操作に支障を来
すことはないので、強度的に問題がなければ極薄い構成
であってよい。他方従来の排出操作部材51ではその先
端が押圧操作されるためその先端部に確実に押圧操作さ
れるため所定の面積が必要であった。
【0032】本実施例では前述のごとく排出操作部材3
0の操作部30aを極薄くすることができるため、磁気
ディスク装置1の厚さを決定する際に排出操作部材30
の厚さを考慮する必要がほとんどない。したがって図
1、図2(B)に示すごとく、磁気ディスク装置1の厚
さの決定に際しては排出操作部材30の配設位置につい
て考慮する必要がほとんどなくなる。よって磁気ディス
ク装置1の薄型化が図れる。
【0033】更に排出操作部材30を磁気ディスク装置
1の上面に設けたことによって、磁気ディスク装置1を
机上に置いて使用する場合、操作が容易となるとともに
ディスクケース4を磁気ディスク装置1から排出する際
に排出操作部材30を操作した操作者の指に排出された
ディスクケース4が係合することによってディスクケー
ス4の排出が妨げられることがなく、更に誤って排出操
作部材30が操作される可能性が低減されディスク3に
データを書き込んでいる最中にディスクケースが排出さ
れデータが破壊されるという事態を回避することができ
る。
【0034】ここで、上記構成になる磁気ディスク装置
1の動作につき説明する。ディスクケース4が挿入され
る前の磁気ディスク装置1は図6、図7に示す状態とな
っている。即ち、スライダ14はX方向に移動した位置
に係止されている。又上側磁気ヘッド12を有するアー
ム11はホルダ5とともにディスク挿入位置に上昇して
いる。今、図4、図6、図7中1点鎖線で示すようにデ
ィスクケース4がホルダ5内に挿入されると、ディスク
ケース4の前端はX方向に移動して排出レバー19の当
接部19aに当接する。さらに、ディスクケース4をX
方向に押圧すると、排出レバー19は時計方向に回動
し、スライダ14の係止孔14eに嵌入する係止部19
bが係止部14e2 から離脱して長孔14e1 側へ変位
する。これにより排出レバー19によるスライダ14の
係止が解除され、スライダ14は圧縮バネ18の押圧力
によりY方向に移動する。その際スライダ14は4個の
ガイドピン16に支持されながらY方向へ安定的に移動
する。
【0035】スライダ14の両側板14b,14cに設
けられた傾斜溝14fにはホルダ5の両側より突出する
突出ピン5fが係合しているため、スライダ14のY方
向への移動動作とともに突出ピン5fが傾斜溝14fに
導かれ下方に押圧される。これによりホルダ5は図9、
図10に示すディスク装着位置へ降下し、ディスクケー
ス4内の磁気ディスク3はターンテーブル22上に載置
される。
【0036】又、ホルダ5の降下とともにアーム11が
トーションバネ9cの押圧力により反時計方向に回動し
て上側磁気ヘッド12を降下させる。尚、ディスクケー
ス4はホルダ5内に挿入される過程でヘッド当接用の開
口を閉じるシャッタ(図示せず)がレバー16のピン1
6aに係合し、レバー16の反時計方向の回動により開
となる。そのため、磁気ディスク3がターンテーブル2
2に載置されるとともに、磁気ディスク3の上、下記録
面に磁気ヘッド12,10が当接する。
【0037】その後、ターンテーブル22がモータ23
により回転駆動されると、磁気ディスク3はターンテー
ブル22とともに回転し、磁気ヘッド10,12により
磁気記録再生される。
【0038】次に、上記のように装着された磁気ディス
ク3をディスクケース4とともに排出する際は、まず排
出操作部材30をX方向に移動させるように操作する。
これにより、スライダ14がX方向に移動し、ホルダ5
がディスク挿入位置へ上昇する。スライダ14はX方向
に移動すると、排出レバー19が圧縮バネ21の押圧力
によりS方向に回動し、係止部19bが係止孔14eの
係止部14e2 に係合して係止する。このように、排出
レバー19がS方向に回動することにより、ホルダ5内
のディスクケース4は排出レバー19の当接部19aに
押圧されてY方向に排出される。
【0039】尚、上記実施例では磁気ディスク装置を例
に挙げて説明したが、これに限らず、例えば光ディスク
装置あるいは光磁気ディスク装置等にも適用できるのは
勿論である。
【0040】また、上記実施例では排出操作部材30を
磁気ディスク装置1の上面33に配設した構成であった
が、磁気ディスク装置の使用形態に応じて排出操作部材
30を磁気ディスク装置の側面あるいは底面に配設して
もよいことな勿論である。
【0041】更に磁気ディスク装置の内部機構は上記実
施例で示した機構に限らず、上記実施例と同様な動作を
実現する機構であれば他の機構であってもよい。
【0042】
【考案の効果】上述の如く本考案によれば、排出操作部
材の操作を確実かつ容易としディスク装置からのディス
クケースの排出を円滑にし、更に誤操作の可能性を低減
するようにしたため、ディスク装置の操作性を向上する
ことができるとともにディスクに対してデータを書き込
んでいる最中にディスクケースが排出されデータが破壊
されるという事態を回避することができる。また、排出
操作部材の操作部をある程度薄くすることができるよう
にしたため、ディスク装置の薄型化を図ることができ
る。又装置の持ち運び時等の際に操作部が何かに接触す
ることによって上記方向にスライドされる可能性が極め
て少ないため、その様な場合に結果的に誤操作されると
いうような可能性が極めて少ない。更に操作部をターン
テーブルに対して平行な方向にスライドさせる構成とし
たため、更に装置の薄型化に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の各方向から見た図である。
【図3】本考案の一実施例の要部のカバー部材、スライ
ダ及びホルダの組み立て斜視図である。
【図4】本考案の一実施例の平面図である。
【図5】ホルダとフレームとを示す分解斜視図である。
【図6】ディスク挿入時の磁気ディスク装置を正面から
見た縦断面図である。
【図7】ディスク挿入時の磁気ディスク装置を側面から
見た縦断面図である。
【図8】カバー部材とスライダを示す分解斜視図であ
る。
【図9】ディスク装着時のディスク装置を正面から見た
縦断面図である。
【図10】ディスク装着時のディスク装置を側面から見
た縦断面図である。
【図11】本考案の一実施例の要部の排出操作部材の斜
視図である。
【図12】従来の一例の斜視図である。
【符号の説明】
1、50 磁気ディスク装置 2 フレーム 3 磁気ディスク 4 ディスクケース 5 ホルダ 8 磁気ヘッド部 9 キャリッジ 10 下側磁気ヘッド 11 アーム 12 上側磁気ヘッド 13 カバー部材 14 スライダ 16 ガイドピン 19 排出レバー 22 ターンテーブル 23 モータ 30、52 排出操作部材 30a 操作部 31、51 挿入孔 33 筐体面(ターンテーブルに略平行な筐体面) 33a スライド部 33b 縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹本 洋 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テ ィアック株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−259951(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクケースの挿脱方向と略平行に移
    動されるスライダと、 ディスクを回転駆動するターンテーブルと、前記 スライダの前記ディスクケースの挿入時の移動動作
    により該ディスクケースを前記ターンテーブル上へ移
    動して前記ディスクケース内のディスクセンタホールを
    前記ターンテーブルのセンタスピンドルに嵌合させるホ
    ルダと 前記スライダに設けられ、前記ディスク装置の前記ター
    ンテーブルに略平行な筐体面に略偏平に且つ前記ターン
    テーブルと略平行な方向にスライド自在に配設された操
    作部を備えた排出操作部材と を有し、前記 排出操作部材の操作部が外部から操作されることに
    よって前記スライダが移動され前記ホルダ及び前記ディ
    スクケースが前記ターンテーブル上から離間された後前
    記ディスクケースが前記ホルダから排出されることを特
    徴とするディスク装置。
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