JPH056608A

JPH056608A - ローデイング装置

Info

Publication number: JPH056608A
Application number: JP3201594A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Inoue; 和彦井上
Original assignee: Teac Corp
Current assignee: Teac Corp
Priority date: 1990-08-20
Filing date: 1991-08-12
Publication date: 1993-01-14
Anticipated expiration: 2012-09-30
Also published as: JP2658648B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ディスクカートリッジ４を挿入するときに第
一，第二のヘッド１２，１０にディスクカートリッジ４
が接触することを防止する。【構成】ディスクカートリッジ４を第一のヘッド１２
と第二のヘッド１０との間に導くためのカートリッジホ
ルダ５と、カートリッジホルダ５によって第一のヘッド
１２と第二のヘッド１０との間に導かれたディスクカー
トリッジ４をローディング位置に装填するガイド板３２
と、ディスクカートリッジ４がカートリッジホルダ５内
にあるときにディスクカートリッジ４に対して第一のヘ
ッド１２より近い位置にあるプロテクタ１７とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はローディング装置に係
り、特にディスク状の記録媒体が収納されたケースが装
着される構成としたローディング装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ローディング装置が使用される記録再生
装置の一種として磁気ディスク装置がある。例えば、
３．５インチのフロッピディスクは薄い矩形状のケース
（以下、ディスクカートリッジという）内に収納され、
そのディスクカートリッジにはシャッタで覆われた開口
が設けられている。このような３．５インチのフロッピ
ディスクを記憶媒体として使用する磁気ディスクドライ
ブユニットでは、ディスクカートリッジが所定位置に装
着されると、シャッタが開放され、記録・再生素子とし
ての磁気ヘッドが開口を介してディスクカートリッジ内
に進入して磁気ディスク表面に当接するようになってい
る。通常、磁気ヘッドは上側磁気ヘッドと下側磁気ヘッ
ドとよりなり、上側磁気ヘッドは、キャリッジに上，下
方向へ回動可能に支持されたアーム先端に設けられ、下
側磁気ヘッドはキャリッジに固定されている。

【０００３】上記ディスクカートリッジが挿入される前
は、上側磁気ヘッドが下側磁気ヘッドより離間した位置
に変位しており、ディスクカートリッジは上側磁気ヘッ
ドと下側磁気ヘッドとの間に挿入される。そのため、ケ
ースは下側磁気ヘッドに当接しない高さ位置に挿入され
るが、上側磁気ヘッドは挿入されたケースに当接しない
高さ位置まで変位するようになっている。しかし、上側
磁気ヘッドを有するアームは装置筐体の裏面に当接せ
ず、アーム先端と筐体との間には所定寸法の隙間が介在
する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記磁気デ
ィスク装置においては、薄型化の研究が進められてお
り、ディスクカートリッジ挿入高さに対する上側磁気ヘ
ッドの位置をできるだけ下げること、及び挿入されるデ
ィスクカートリッジと下側磁気ヘッドとの間隔をできる
だけ小さくすることが考えられている。その場合、装置
筐体の天板の高さ位置がかなり下がるが、ディスクカー
トリッジ等各パーツの寸法誤差や変形等により、ディス
クカートリッジ挿入時ディスクカートリッジ端部が上側
磁気ヘッド又は、下側磁気ヘッドに衝突し、上側磁気ヘ
ッド又は下側磁気ヘッドが損傷してしまうといった課題
が生ずる。

【０００５】そこで、本発明は装置薄型化を図るととも
に記録・再生素子をケース挿入動作から保護することに
より上記課題を解決したローディング装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】ディスク状記録媒体の第
一面に対して情報記録及び／又は再生を行なう第一のヘ
ッドと、第一のヘッドに対向し、所定の間隔をもって配
置され、ディスク状記録媒体の第二面に対して情報の記
録及び／又は再生を行なう第二のヘッドとの間に設定さ
れたローディング位置に、ディスク状記録媒体を収納し
た記録体ケースを装填するためのローディング装置にお
いて、上記課題を解決するための手段は、所定の挿入口
から挿入された記録体ケースを第一のヘッドと第二のヘ
ッドとの間に導くための挿入経路と、記録体ケースが挿
入経路内の所定位置に達したときに、記録体ケースを第
二のヘッドの方向に移動させてローディング位置に該記
録体ケースを送信する機構と、記録体ケースが挿入経路
内にあるときに、第一のヘッドに対向する該記録体ケー
スの第一面に対する距離が記録体ケースの第一面と第一
のヘッドとの間の距離より小さくなるよう配置されたプ
ロテクタ部材とを備えたものである。

【０００７】また、上記ローディング装置において、上
記課題を解決するための他の手段は、所定の挿入口から
挿入された記録体ケースを第一のヘッドと第二のヘッド
との間に導くための挿入経路と、記録体ケースが挿入経
路内の所定位置に達したときに、記録体ケースを第二の
ヘッドの方向に移動させてローディング位置に該記録体
ケースを装填する機構と、記録体ケースが挿入経路内に
あるときに、第一のヘッドに対向する該記録体ケースの
第一面に対する距離が記録体ケースの第一面と第一のヘ
ッドとの間の距離より小さくなるよう配置された第一の
プロテクタ部材と、記録体ケースが挿入経路内にあると
きに、第二のヘッドに対向する該記録体ケースの第二面
に対する距離が記録体ケースの第二面と第二のヘッドと
の間の距離より小さくなるよう配置された第二のプロテ
クタ部材と、上記機構が記録体ケースをローディング位
置に移動させるとき、第二のプロテクタ部材を該記録体
ケースの移動を妨げない方向に移動させるプロテクタ移
動機構とを備えたものである。

【０００８】

【作用】本発明に係るローディング装置では、記録体ケ
ースを挿入経路を介して第一のヘッドと第二のヘッドと
の間に導く際、プロテクタ部材が第一のヘッドより記録
体ケースの第一面に近い位置にあるので、記録体ケース
が第一のヘッドに接触することが防止される。

【０００９】更に、第一のプロテクタ部材及び第二のプ
ロテクタ部材が設けられた場合、両プロテクタにより記
録体ケースが第一及び第二のヘッドに接触することが防
止される。

【００１０】

【実施例】図１乃至図４に本発明になる記録再生装置の
第一の実施例を示す。

【００１１】各図中、記録再生装置としての磁気ディス
ク装置１はシャーシ２上に磁気ディスク３（例えば３．
５インチフロッピディスク）を収納したディスクカート
リッジ４（図１中一点鎖線で示す）が挿入されるカート
リッジホルダ５を有する。

【００１２】カートリッジホルダ５はディスクカートリ
ッジ４の装着，イジェクト操作に応じて昇降するように
設けられており、天板５ａには磁気ヘッド部８が相対的
に進入するための開口５ｂが設けられている。又、カー
トリッジホルダ５の天板５ａには上記ディスクカートリ
ッジ４のシャッタ（図示せず）をケース挿入動作に関連
して開くシャッタレバー６が回動自在に支承されてい
る。尚、シャッタレバー６はコイルバネ７の引張力によ
り時計方向（シャッタ閉方向）に附勢され，先端にはデ
ィスクカートリッジ４のシャッタに係合する係合ピン６
ａがカートリッジホルダ５内に突出している。

【００１３】図３，図４に示す如く、磁気ヘッド部８
は、ディスク半径方向（Ａ，Ｂ方向）に移動自在に設け
られたキャリッジ９と、キャリッジ９の先端上面に設け
られた下側磁気ヘッド１０と、キャリッジ９の基端部９
ａに回動自在に支持されたアーム１１と、アーム１１の
先端下面に設けられた上側磁気ヘッド（記録・再生素
子）１２とよりなる。キャリッジ９はステッピングモー
タ（図示せず）により駆動されるリードスクリュ１３に
螺合しており、リードスクリュ１３の回転に応じてシャ
ーシ２上をＡ，Ｂ方向に移動し、磁気ヘッド１０，１２
を磁気ディスクのトラッキング方向に移動させる。

【００１４】アーム１１はキャリッジ９の基端部９ａに
設けられたトーションバネ１４の押圧力によりＣ方向
（図４参照）に附勢されている。又、アーム１１の側方
には当接部１１ａが突出しており、この当接部１１ａに
はリフタ１５が当接している。即ち、ケース挿入前、ア
ーム１１はこのリフタ１５により上方に押圧され、アー
ム１１の先端部１１ｂがシャーシ２の上部に取付けられ
たカバー１６の裏面１６ａに当接する。

【００１５】１７はプロテクタ（突出部）で、上側磁気
ヘッド１２の側方近傍に位置し、カートリッジホルダ５
の開口５ｂに対向するようカバー１６の裏面１６ａにビ
ス１８の締付けにより固着されている。プロテクタ１７
は例えば合成樹脂材により一体成形されており、その表
面が低摩擦面となっている。又、プロテクタ１７は図５
に示す如く、カバー１６の裏面１６ａに当接する上面１
７ａと、ケース４の挿入方向に延在しディスクカートリ
ッジ４が摺接する摺接面１７ｂと、摺接面１７ｂの両端
に形成された傾斜部１７ｃ，１７ｄと、よりなる。又プ
ロテクタ１７は上面１７ａの中央に前記ビス１８が螺入
する取付孔１７ｅが穿設され、上面１７ａの両端近傍に
は位置決め用のボス１７ｆ，１７ｇが突出している。

【００１６】尚、カバー１６には上記位置決め用のボス
１７ｆ，１７ｇが嵌合する孔及びネジ１８が挿通される
孔（共に図示せず）が穿設されている。そして、プロテ
クタ１７はカバー１６の裏面１６ａにディスクカートリ
ッジ挿入方向（Ａ，Ｂ）に延在する向きとなるよう固着
される。

【００１７】カバー１６の高さ位置はシャーシ２に対し
て従来のものよりもかなり低い位置に取付けられてい
る。しかも、ケース挿入前の上側磁気ヘッド１２の上昇
位置がケース挿入高さに接近し、且つアーム１１の先端
１１ｂがカバー１６の裏面１６ａに当接するようになっ
ているので、従来設けられていたアーム１１とカバー１
６との間の隙間及び上側磁気ヘッド１２の下面とディス
クカートリッジ挿入高さとのクリアランスが無くなり、
その分装置の薄型化が図られている。

【００１８】尚、アーム１１は図４に示すように上側磁
気ヘッド１２が上昇し、カバー１６に当接するとき、上
側磁気ヘッド１２ができるだけ下側磁気ヘッド１０から
離間するように先端に向けて傾斜しており、先端へいく
ほど薄くなっている。

【００１９】図６に示す如く、プロテクタ１７はカバー
１６の裏面１６ａより寸法ｌ₁突出している。これに対
し、アーム１１の先端１１ｂがカバー１６に当接する上
昇位置にあるとき、上側磁気ヘッド１２の最下端位置か
らカバー１６の裏面１６ａまでの距離が寸法ｌ₂（ｌ₂
＜ｌ₁）である。

【００２０】本実施例では例えば寸法ｌ₁＝３mmに対し
寸法ｌ₂＝２．８mmであり、上側磁気ヘッド１２の最下
端とプロテクタ１７の摺接面１７ｂとの距離ｌ₃はｌ₁
−ｌ ₂＝0.2 mmとなる。尚、ｌ₃としては０〜0.4 mmの
範囲であればよい。又、ホルダ５内に挿入されるディス
クカートリッジ４の上面とプロテクタ１７の摺接面１７
ｂとの隙間ｌ₄はゼロであってもよい。

【００２１】従って、ディスクカートリッジ４は上側磁
気ヘッド１２に約0.2 mm程度まで近接した高さ位置に挿
入されるが、上側磁気ヘッド１２の近傍に設けられたプ
ロテクタの摺接面１７ｂを摺接するため、ディスクカー
トリッジ４が上側磁気ヘッド１２に当接することが防止
される。尚、従来はアーム１１の先端１１ｂとカバー１
６との間に隙間を設けるとともにディスクカートリッジ
４上面と上側磁気ヘッド１２との間に１mm以上の隙間を
設けていたため、本発明の磁気ディスク装置ではプロテ
クタ１７により上記隙間分薄型化が可能となる。

【００２２】ここで、図２に戻り、アーム１１を昇降さ
せる昇降機構について説明する。

【００２３】図２中、１９はラッチレバーで、前記ケー
ス４の挿入側前縁が当接する当接部１９ａと、後述する
スライドレバーを係止する係止部１９ｂとを有し、軸１
９ｃによりシャーシ２上で回動自在に支承されている。
２１はコイルバネで、一端がシャーシ２に植設されたピ
ン２ａに掛止され、他端がラッチレバー１９の端部に掛
止されている。そのため、ラッチレバー１９はコイルバ
ネ２１の引張力により反時計方向に回動附勢されてい
る。

【００２４】２２はスライドレバーで、長孔２２ａ，２
２ｂに嵌合するピン２ｂ，２ｃにより矢印Ａ，Ｂ方向に
摺動自在に設けられている。又、スライドレバー２２は
ラッチレバー１９の係止部１９ｂが嵌合するＴ字状の孔
２２ｃを有し、ディスクカートリッジ４の挿入前はラッ
チレバー１９の係止部１９ｂにより矢印Ａ方向に移動し
た位置で係止される。

【００２５】２３はコイルバネで、一端がシャーシ２に
係止され他端がスライドレバー２２の他端２２ｄに係止
されている。従って、スライドレバー２２はコイルバネ
２３の引張力により矢印Ｂ方向に附勢されている。２４
はダンパで、スライドレバー２２のラック２２ｅに嵌合
するギヤ２４ａを有する。即ち、スライドレバー２２が
矢印Ａ，Ｂ方向に摺動する際ギヤ２４ａの回転負荷がラ
ック２２ｅに伝達され、スライドレバー２２の動作速度
が減速される。

【００２６】２５はリンクアームで、シャーシ２上の軸
２ｄにより回動自在に支承されている。このリンクアー
ム２５はターンテーブル２６を避けるように湾曲して横
方向に延在する第１の腕部２５ａと、この第１の腕部２
５ａと直交するＡ方向に突出する第２腕部２５ｂとを有
する。第１の腕部２５ａの端部は二股形状の係合部２５
ｃが形成され、係合部２５ｃはスライドレバー２２の下
側に突出する突出ピン２２ｆに係合している。そのた
め、スライドレバー２２が矢印Ａ，Ｂ方向に摺動する
と、リンクアーム２５は軸２ｄを中心に回動する。

【００２７】又、第２の腕部２５ｂは先端より上側に折
曲された二股形状の係合部２５ｄを有する。

【００２８】１００はイジェクト釦で、スライドレバー
２２の端部に固着され、装着されたケース４をイジェク
トするとき矢印Ａ方向に押圧操作される。図７（Ａ），
（Ｂ），（Ｃ）に示す如く、リフタ１５は、ブラケット
２７に支承された支持部１５ａと、支持部１５ａにより
前方に突出し、前記リンクアーム２５の係合部２５ｄに
嵌合する突出部１５ｂと、支持部１５ａより９０度折曲
されて矢印Ｂ方向に延在する延在部１５ｃとよりなる。
尚、延在部１５ｃは磁気ヘッド部８のアーム１１より側
方に突出する当接部１１ａの下方に位置している。そし
て、リフタ１５はケース挿入前は反時計方向（図７
（Ａ）において）に回動した位置にあり、当接部１１ａ
を上方に押圧してアーム１１を上動させる。

【００２９】２８はダンパで、リフタ１５の回動動作を
緩衝するようにブラケット２７に取付けられている。

【００３０】ここで、上記構成になる磁気ディスク装置
１の動作につき説明する。

【００３１】ディスクカートリッジ４が挿入される前の
磁気ディスク装置１は図２，図４に示す状態になってい
る。即ち、スライドレバー２２が矢印Ａ方向に摺動した
位置に係止されている。又、上側磁気ヘッド１２を有す
るアーム１１も上方に回動している。

【００３２】今、ディスクカートリッジ４が図２中１点
鎖線で示すように磁気ディスク装置１のホルダ５内に挿
入されると、図４，図６に示す如く、ディスクカートリ
ッジ４の前端は上側磁気ヘッド１２の最下端に近接した
高さ位置でホルダ５内をＡ方向へ移動する。

【００３３】しかし、上側磁気ヘッド１２の側方に設け
られたプロテクタ１７がケース挿入方向（Ａ，Ｂ方向）
に延在しているため、ディスクカートリッジ４の前端は
上側磁気ヘッド１２に至る前にプロテクタ１７の傾斜部
１７ｄに摺接し、上側磁気ヘッド１２の最下端よりも下
方を通過するようにガイドされる。したがって、上記の
如く装置の薄型化によりディスクカートリッジ４の挿入
位置と上側磁気ヘッド１２の位置とが近接しているにも
拘らずディスクカートリッジ４が上側磁気ヘッド１２に
当接することが防止される。

【００３４】尚、プロテクタ１７は表面が低摩擦とされ
た合成樹脂製であるので、ディスクカートリッジ４の挿
入操作の負荷は小さくて済み、ディスクカートリッジ４
がプロテクタ１７により傷付くおそれもない。ディスク
カートリッジ４の挿入側前縁がラッチレバー１９の当接
部１９ａに当接する。さらに、ディスクカートリッジ４
を矢印Ａ方向に押圧すると、ラッチレバー１９は軸１９
ｃを中心に時計方向に回動する。

【００３５】従って、ラッチレバー１９の係止部１９ｂ
によるスライドレバー２２の係止が解除され、同時にス
ライドレバー２２はコイルバネ２３の引張力により矢印
Ｂ方向に摺動する。又、スライドレバー２２はダンパ２
４の抵抗によりスムーズに動作する。

【００３６】尚、スライドレバー２２はホルダ５の両側
より突出する突出ピン（図示せず）に係合する傾斜部
（図示せず）を有し、スライドレバー２２がＢ方向に変
位するとともにカートリッジホルダ５が降下する。この
スライドレバー２２とホルダ５との係合関係は周知であ
るので、ここでは詳細な説明を省略する。

【００３７】上記のようにカートリッジホルダ５内に挿
入されたディスクカートリッジ４は図８に示す如く所定
の装着位置に至り、磁気ディスク３の中心孔がターンテ
ーブル２６に載置される。

【００３８】スライドレバー２２が上記のように矢印Ｂ
方向に摺動するとともにピン２２ｆに係合するリンクア
ーム２５が軸２ｄを中心に時計方向に回動する。そのた
め、リンクアーム２５の係合部２５ｄがＥ方向に移動
し、これにより、係合部２５ｄに係合するリフタ１５が
図７（Ａ）に示すように時計方向に回動する。その結
果、リフタ１５の延在部１５ｃに当接部１１ａが当接し
ていたアーム１１がリフタ１５の上記回動とともにトー
ションバネ１４の押圧力により降下して上側磁気ヘッド
１２を磁気ディスク３の上面に当接させる。同時に下側
磁気ヘッド１０が磁気ディスク３の下面に当接する。

【００３９】その後、ターンテーブル２６が回転駆動さ
れると、磁気ディスク３が回転し、磁気ディスク３に摺
接する下側磁気ヘッド１０，上側磁気ヘッド１２によ
り磁気記録・再生される。

【００４０】次に、装置内に装着されたディスクカート
リッジ４をイジェクトする際は、まずイジェクト釦１０
０をＡ方向に押圧する。スライドレバー２２がＡ方向に
移動すると、カートリッジホルダ５が上昇してディスク
カートリッジ４をターンテーブル２６から離間させると
共にラッチレバー１９は係止部１９ｂがスライドレバー
２２の孔２２ｃに嵌入することにより反時計方向に回動
する。又、スライドレバー２２のＡ方向への動作ととも
にリンクアーム２５が反時計方向に回動して、係合部２
５ｄに嵌合するリフタ１５の突出部１５ｂをＦ方向に変
位させる。これにより、リフタ１５の延在部１５ｃが上
動し、上側磁気ヘッド１２とともにアーム１１をカバー
１６に当接する位置まで上昇させる。

【００４１】そして、ディスクカートリッジ４はラッチ
レバー１９の反時計方向への回動によりＢ方向へイジェ
クトされる。上記イジェクト動作時、ディスクカートリ
ッジ４はカートリッジホルダ５の上昇とともに上側磁気
ディスク１２に近接するが、プロテクタ１７の方が下方
に突出しているため、ディスクカートリッジ４の上面が
プロテクタ１７の摺接面１７ｂを摺接してＢ方向にイジ
ェクトされる。従って、イジェクト時もプロテクタ１７
によりディスクカートリッジ４が上側磁気ヘッド１２に
当接することが防止される。

【００４２】尚、プロテクタ１７は上記実施例の如く１
箇所に限らず、例えば上側磁気ヘッド１２の両側に位置
するように複数個設けても良い。又、プロテクタ１７の
取付位置も上記実施例の位置に限らず、カートリッジホ
ルダ内に挿入されたディスクカートリッジ４が磁気ヘッ
ド１２に当接することを防止できる位置にあれば良い。

【００４３】又、プロテクタ１７の形状は上記実施例に
限らず、例えば図９に示すような形状としても良い。図
９中、プロテクタ２９は平行に配された一対の摺接部２
９ａ，２９ｂを有する。摺接部２９ａ，２９ｂの両端に
は円弧状の曲線部２９ｃが設けられている。プロテクタ
２９では一対の摺接部２９ａ，２９ｂを有するため、デ
ィスクカートリッジ４との摺接面積が大きく且つ一対の
摺接部２９ａ，２９ｂが所定の間隔を有するためディス
クカートリッジ４を安定的にガイドしうる。又、ケース
４の前端がゆるやかなＲ形状とされた曲線部２９ｃを摺
接することにより、ケース４の挿入操作が容易となる。

【００４４】図１０乃至図２０に従って、本発明に係る
記録再生装置の第二実施例を説明する。

【００４５】図１０乃至図１３は、３．５インチフロッ
ピディスクが収納されたディジタルカートリッジが装填
されていない状態でのディスクドライブユニットの基本
的な構造を示す。これら、図１０乃至図１３において、
アーム１１の先端部に上側磁気ヘッド１２が固定された
構造となる磁気ヘッド部８が前記第一の実施例と同様に
シャーシ２の底板に固定されている。シャーシ２の底板
に対向し、該底板と所定の間隔となるよう、上板３０が
シャーシ２に固定されている。上板３０の磁気ヘッド部
８側の端部には凹部３０ａが形成されている。シャーシ
２の底板と上板３０との間に、ディスクカートリッジの
挿入・排出方向に摺動自在となるようにスライド板３２
が設けられている。このスライド板３２の磁気ヘッド部
８側の端部には上板３０の凹部３０ａとほぼ同形状の凹
部３２ｇが形成されている。スライド板３２の一方の側
端部には側板３２ｆがシャーシ２の底板と垂直となるよ
うに形成されている。この側板３２Ｆと上板３０の引掛
部３０ａとの間にスプリング３４が設けられ、このスラ
イド板３２は常にディスクカートリッジの排出方向に力
が加えられている。また、スライド板３２にはディスク
カートリッジの挿入排出方向に延びる長孔３２ａ，３２
ｂ，３２ｃ，３２ｄが形成され、この長孔に上板３０に
固定されたビス３３ａ，３３ｂ，３３ｃ，３３ｄが遊嵌
している。スライド板３２が摺動する際にスライド板３
２は、これらのビス３３ａ，３３ｂ，３３ｃ，３３ｄに
よってガイドされる。

【００４６】スライド板３２の後端部には、上記側板３
２ｆに隣接して係合板３２ｅが形成されている。この係
合板３２ｅの近傍にはラッチレバー３５が設けられてい
る。このラッチレバー３５は、シャーシ２の底板に固定
されたピン３５ａを中心に回動可能となっている。そし
てこのピン３５ａに巻かれたトーションスプリング３８
の一端がシャーシ２の底板に固定されたストッパピン４
０に支持されている。このトーションスプリング３８に
よりラッチレバー３５は常時反時計方向に力を受けてい
る。ラッチレバー３５はラッチ部３５ｂを有しており、
ディスクカートリッジ４がこのディスクドライブユニッ
トに装填されていない状態においてラッチレバー３５の
ラッチ部３５ｂがスライド板３２の係合板３２ｅと係合
している。

【００４７】シャーシ２の底板はスライド板３２との間
にホルダ（以下カートリッジホルダという）５がシャー
シ２の底板と垂直な方向に昇降動自在に設けられてい
る。このカートリッジホルダ５の構造は前記第一の実施
例におけるホルダ５とほぼ同様であり、具体的には、図
１１に示すようになっている。即ち、カートリッジホル
ダ５の両側部には天板５ａと平行となるようガイド板５
ｇが形成されている。カートリッジホルダ５の前端部に
ある挿入口５ｈからディスクカートリッジ４がガイド板
５ｇにより支持されながらカートリッジホルダ５内に挿
入される。カートリッジホルダ５の両側壁にはピン５
ｃ，５ｄが形成されている。このピン５ｃは図１２
（Ｂ）に示すように、スライド板３２の側板３２ｆに形
成されたガイド孔３６ａに摺動自在に嵌合している。ま
た、ピン５ｄも同様にスライド板３２の側板３２ｆに形
成されたガイド孔３６ｂに摺動自在に嵌合している。ガ
イド孔３６ａ，３６ｂは互いに平行で、かつシャーシ２
の底板に向って斜めに傾いている。従ってスライド板３
２がディスクカートリッジ４の挿入・排出方向に摺動す
ると、カートリッジホルダ５のピン５ｃ，５ｄがガイド
孔３６ａ，３６ｂに沿って移動し、その結果カートリッ
ジホルダ５が昇降動を行なう。

【００４８】なお、カートリッジホルダ５の天板５ａに
は、第一の実施例と同様に、シャーシ２の上部に取付け
られたカバー（図示略）から突出するプロテクタ１７が
通る開口５ｅが形成されている。また、カートリッジホ
ルダ５の天板５ａ上には、カートリッジホルダ５内に挿
入されたカートリッジ４のシャッタを開放するためのシ
ャッターレバー６が、第一の実施例と同様に設けられて
いる。即ち、シャッタレバー６はピン６ｂにより回動自
在に支持されると共に、コイルバネ７によって時計方向
に常時附勢されている。そして、シャッタレバー６の先
端にはディスクカートリッジ４のシャッタに係合す係合
ピン６ａが固定されている。そして、この係合ピン６ａ
は、カートリッジホルダ５の天板５ａに形成された開口
５ｆからカートリッジホルダ５内に突出している。

【００４９】シャーシ２の底板上の磁気ヘッド部８の近
傍には可動プロテクタ５０が設けられている。この可動
プロテクター５０は図１３及び図１４に示すように構成
されている。

【００５０】ディスクカートリッジ４の挿入・排出方向
に延びる支持台５１と支持板５２とが凹状の湾曲面５２
ａにより結合されて一体となった支持ブロックがシャー
シ２の底板に固定されている。プロテクタ５３とディス
クカートリッジ４の挿入・排出方向と垂直な方向に延び
る可動板５４とが一体となって可動ブロックが形成され
ている。可動ブロックの可動板５４には、カートリッジ
４の挿入・排出方向と垂直な方向に延びる長孔５４ａ，
５４ｂが形成されている。シャーシ４の底板に固定され
たピン５７及び５８が可動板５４に形成された長孔５４
ａ，５４ｂに遊嵌し、この可動板５４はピン５７，５８
によってガイドされてカートリッジ４の挿入・排出方向
と垂直な方向に可動可能となっている。可動板５４の移
動によりそれと一体となるプロテクター５３は支持ブロ
ック上のディスクカートリッジ４の挿入・排出方向と垂
直な方向に摺動する。プロテクター５３が支持ブロック
上を摺動する際、このプロテクター５３は支持台５１と
支持板５２との間で昇降動を行なう。

【００５１】ディスクカートリッジ４の挿入・排出方向
と略垂直な方向に延びる第一のアーム５６ａとこの第一
のアーム５６ａに対して直角に延びる第二のアーム５６
ｂとにより構成されたレバー５６がシャーシ２の底板に
固定される軸６０により回動自在に支持されている。レ
バー５６の第一のアーム５６ａの先端部はスライド板３
２の側板３２ｆに形成された係合凹部３２ｈ（図１２
（Ｂ）参照）に係合している。また、レバー５６第二の
アーム５６ｂの先端部には長孔５６ｃが形成され、この
長孔５６ｃには可動板５４に固定されたピン５５が遊嵌
している。上記のような構成の可動プロテクタ５０で
は、スライド板３２がディスクカートリッジ４の挿入・
排出方向に摺動すると、レバー５６が軸６０を中心に反
時計方向又は時計方向に回動する。このレバー５６の回
動により可動プロテクタ５０の可動ブロックがディスク
カートリッジの挿入・排出方向と垂直な方向に移動す
る。

【００５２】プロテクタ５３は、第一の実施例と同様
に、合成樹脂材により形成され、摩擦係数の小さい摺接
面５３ａと傾斜部５３ｂを有している。

【００５３】ディスクカートリッジ４がカートリッジホ
ルダ５内に挿入され、ディスクカートリッジ４が正規の
充填位置に達する前では、このディスクカートリッジ４
とプロテクタ１７と可動プロテクタ５０のプロテクタ５
３との関係は図１５に示されるようになっている。図１
５ではカートリッジホルダ５が省略されている。図１５
において、プロテクタ１７、ディスクカートリッジ４及
び上側磁気ヘッド１２の位置関係は、図６に示すものと
同様である。例えば、上側磁気ヘッド１２の最下端面と
プロテクタ１７の摺接面１７ａとの間の距離が約０．２
mm、プロテクタ１７の摺接面１７ａとディスクカートリ
ッジ４の上面との間の距離が０〜０．２mm程度に設定さ
れる。また、可動プロテクタ５０、ディスクカートリッ
ジ４及び下側磁気ヘッド１０の位置関係も、上記プロテ
クタ１７の場合と同様に設定される。例えば、下側磁気
ヘッド１０の最上端面とプロテクタ５３の摺接面５３ａ
との間の距離が約０〜０．４mm、プロテクタ５３の摺接
面５３ａとディスクカートリッジ４の下面との間の距離
が０〜０．２mm程度に設定される。このような位置関係
にて、上側のプロテクタ１７と下側の可動プロテクタ５
０が設けられると、ディスクカートリッジ４に寸法誤
差、あるいは変形があっても、プロテクタ１７及び可動
プロテクタ５０の間にディスクカートリッジ４が挟まれ
るので、上側磁気ヘッド１２及び下側磁気ヘッド１０に
当たることなく、ディスクカートリッジ４はカートリッ
ジホルダ５内に挿入される。

【００５４】ここで、ディスクカートリッジ４が更にカ
ートリッジホルダ５内に挿入され、ディスクカートリッ
ジ４の先端部がラッチレバー３５を押すと、図１６の矢
印Ｃで示すようにラッチレバー３５がピン３５ａを中心
に時計方向に回動する。そして、ラッチレバー３５のラ
ッチ部３５ｂがスライド板３２の係合板３２ｅからはず
れると、スプリング３４の引張力によってスライド板３
２がディスクカートリッジ４の排出方向（Ａ方向）にス
ライドする。このようにスライド板３２がディスクカー
トリッジ４の排出方向にスライドすると、図７に示すよ
うに、カートリッジホルダ５のピン５ｃ，５ｄがスライ
ド板３２の側板３２ｆに形成されたガイド孔３６ａ，３
６ｂにガイドされ、カートリッジホルダ５が降下する。
そして、上記のようにスライド板３２がディスクカート
リッジ４の排出方向にスライドすると、レバー５６が軸
６０を中心に時計方向に回動する。そして、このレバー
５６の回動によって、可動プロテクタ５０の可動板５４
が図１８，図１９に示すように磁気ヘッド部８から遠の
く方向に移動し、プロテクタ５３が支持台５１から湾曲
面５２ａに沿って支持板５２上に移動する。即ち、プロ
テクタ５３は下降移動を行なう。

【００５５】上記のようにカートリッジホルダ５とプロ
テクタ５３が共に下降移動すると、ディスクカートリッ
ジ４が正規の装填位置に装填される。このとき、第一の
実施例と同様にシャッタレバー６によってディスクカー
トリッジ４のシャッタが開放され、ディスクカートリッ
ジ４の開口を介して上側磁気ヘッド１２及び下側磁気ヘ
ッド１０がディスクカートリッジ４内に進入し、各磁気
ヘッド１２，１０が図２０に示すようにディスクカート
リッジ４内のフロッピディスク３に当接する。上記のよ
うにディスクカートリッジ４が正規の装填位置に装填さ
れた状態においてスライド板３２と一体となったイジェ
クトボタン１００を押すと、スライド板３２がディスク
カートリッジ４の挿入方向に移動する。このスライド板
３２の移動によりカートリッジホルダ５のピン５ｃ，５
ｄがガイド孔３６ａ，３６ｂに沿って移動し、その結果
カートリッジホルダ５が上昇移動する。そして、カート
リッジホルダ５が所定の位置に達すると、ラッチレバー
３５がトーションスプリング３８の作用によりピン３５
ａを中心に反時計方向に回動し、ディスクカートリッジ
４をカートリッジホルダ５から排出する。即ち、ディス
クカートリッジ４がこのディスクドライブユニットから
排出される。上記のようにスライド板３２がディスクカ
ートリッジ４の挿入方向に移動するとき、レバー５６が
軸６０を中心に反時計方向に回動し、そのレバー５６の
回動により可動板５４が磁気ヘッド部８の方へ移動す
る。この可動板５４の移動によりプロテクタ５４が支持
板５２上から湾曲面５２ｅを沿って支持台５１上に上が
る。従って、カートリッジホルダ５が上昇するとき、同
時にプロテクタ５４も上昇して、図１５に示す位置関係
になることから、ディスクカートリッジ４が排出される
ときであっても、上側磁気ヘッド１２及び下側磁気ヘッ
ド１０はプロテクタ１７及びプロテクタ５３によって保
護される。

【００５６】上記第二の実施例によれば、ディスクカー
トリッジ４を装填・排出する際に、上側磁気ヘッド１２
と、下側磁気ヘッド１０とがプロテク１７、可動プロテ
クタ５３によって保護されるので、更にディスクドライ
ブユニットを薄くしても、磁気ヘッド１０，１２の損傷
を防止することができる。

【００５７】本願発明者等は、本発明に基づいて厚さ
３．３mm±０．２のディスクカートリッジ４を安定的に
駆動することができる厚さ１２．７５mm（１／２イン
チ）のディスクドライブユニットを作製することができ
た。

【００５８】上記各実施例では、磁気ディスク装置を例
に挙げて説明したが、これに限らず、本発明は、例え
ば、ディスク上部に磁気等の記録再生素子を有し、光学
ヘッドを使用して記録・再生する光ディスク装置、ある
いは光磁気ディスク装置にも適用可能である。

【００５９】

【発明の効果】本発明によれば、プロテクタ部材により
記録体ケースが、第一のヘッド又は第一及び第二のヘッ
ド双方に接触することが確実に防止されるため、記録媒
体ケースの寸法誤差や変形があっても、より薄型のフロ
ッピディスクユニット等の記録装置が実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明になる記録再生装置の第一の実施例とし
ての磁気ディスク装置の平面図である。

【図２】ホルダを外した状態の平面図である。

【図３】磁気ヘッド部を拡大して示す平面図である。

【図４】ケース挿入時の動作を説明するための縦断面図
である。

【図５】プロテクタを説明するための図である。

【図６】本発明の要部を拡大して示す側面図である。

【図７】上側磁気ヘッドを昇降させる機構を説明するた
めの図である。

【図８】ケースが装着された状態の縦断面図である。

【図９】プロテクタの変形例を示す図である。

【図１０】本発明の第二実施例に係るディスクドライブ
ユニットの平面図である。

【図１１】カートリッジホルダを示す斜視図である。

【図１２】（Ａ）は図１０のディスクドライブユニット
の側面図、（Ｂ）はディスクドライブユニットの一部切
欠き断面図である。

【図１３】可動プロテクタのシャーシ上の配置を示す平
面図である。

【図１４】可動プロテクタの構成を示す斜視図である。

【図１５】ディスクカートリッジが装填される前のディ
スクドライブユニット内の状態を示す断面図である。

【図１６】ディスクカートリッジが装填される前のディ
スクドライブユニットを示す平面図である。

【図１７】ディスクカートリッジが装填された時のディ
スクドライブユニットを示す断面図である。

【図１８】ディスクカートリッジが装填された時のディ
スクドライブユニット中の可動プロテクタを示す平面図
である。

【図１９】ディスクカートリッジが装填された時の可動
プロテクタを示す斜視図である。

【図２０】ディスクカートリッジが装填された時のディ
スクドライブユニットを示す断面図である。

【符号の説明】

１磁気ディスク装置３磁気ディスク４ケース５ホルダ６シャッタレバー８磁気ヘッド部９キャリッジ１０下側字のヘッド１１アーム１２上側磁気ヘッド１５リフタ１７プロテクタ１９ラッチレバー２２スライドレバー２５リンクアーム２６ターンテーブル２９プロテクタ３２スライド板５０可動プロテクタ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ディスク状記録媒体の第一面に対して情
報の記録及び／又は再生を行なう第一のヘッドと、第一
のヘッドに対向し、所定の間隔をもって配置され、ディ
スク状記録媒体の第二面に対して情報の記録及び／又は
再生を行なう第二のヘッドとの間に設定されたローディ
ング位置に、ディスク状記録媒体を収納した記録体ケー
スを装填するためのローディング装置において、所定の
挿入口から挿入された記録体ケースを第一のヘッドと第
二のヘッドとの間に導くための挿入経路と、記録体ケー
スが挿入経路内の所定位置に達したときに、記録体ケー
スを第二のヘッドの方向に移動させてローディング位置
に該記録体ケースを装填する機構と、記録体ケースが挿
入経路内にあるときに、第一のヘッドに対向する該記録
体ケースの第一面に対する距離が記録体ケースの第一面
と第一のヘッドとの間の距離より小さくなるよう配置さ
れたプロテクタ部材とを備えたことを特徴とするローデ
ィング装置。
【請求項２】ディスク状記録媒体の第一面に対して情
報の記録及び／又は再生を行なう第一のヘッドと、第一
のヘッドに対向し、所定の間隔をもって配置され、ディ
スク状記録媒体の第二面に対して情報の記録及び／又は
再生を行なう第二のヘッドとの間に設定されたローディ
ング位置に、ディスク状記録媒体を収納した記録体ケー
スを装填するためのローディング装置において、所定の
挿入口から挿入された記録体ケースを第一のヘッドと第
二のヘッドとの間に導くための挿入経路と、記録体ケー
スが挿入経路内の所定位置に達したときに、記録体ケー
スを第二のヘッドの方向に移動させてローディング位置
に該記録体ケースを装填する機構と、記録体ケースが挿
入経路内にあるときに、第一のヘッドに対向する該記録
体ケースの第一面に対する距離が記録体ケースの第一面
と第一のヘッドとの間の距離より小さくなるよう配置さ
れた第一のプロテクタ部材と、記録体ケースが挿入経路
内にあるときに、第二のヘッドに対向する該記録体ケー
スの第二面に対する距離が記録体ケースの第二面と第二
のヘッドとの間の距離より小さくなるよう配置された第
二のプロテクタ部材と、上記機構が記録体ケースをロー
ディング位置に移動させるとき、第二のプロテクタ部材
を該記録体ケースの移動を妨げない方向に移動させるプ
ロテクタ移動機構とを備えたことを特徴とするローディ
ング装置。