JPH0619151U - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JPH0619151U
JPH0619151U JP5470892U JP5470892U JPH0619151U JP H0619151 U JPH0619151 U JP H0619151U JP 5470892 U JP5470892 U JP 5470892U JP 5470892 U JP5470892 U JP 5470892U JP H0619151 U JPH0619151 U JP H0619151U
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shutter
cartridge
disk
cartridge holder
eject lever
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秀昭 小関
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロードさせたときにシャッタが開放されてい
ない状態であっても、下側磁気ヘッドにシャッタが衝突
せずクラッシュを防止することができるディスク駆動装
置を提供する。 【構成】 ディスクカートリッジ14を挿入されるカー
トリッジホルダ15と、ディスクカートリッジ14の前
端に当接してシャッタ59の開閉を行うとともに、イジ
ェクト方向に付勢されているイジェクトレバー16とを
備え、ディスクカートリッジ14には、シャッタ59閉
鎖時にはシャッタ59によって覆われ、シャッタ59を
開いたときには露出する切欠部63を有し、ロード位置
の状態で、ディスクカートリッジ14の切欠部63に対
応した位置にクラッシュ防止ピン36を設け、このクラ
ッシュ防止ピン36の先端をロード位置の状態のときの
みディスクカートリッジ14に当接しうる高さに設定し
てある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はディスク駆動装置に係り、特に、情報記録媒体としての磁気ディスク を収納してなるディスクカートリッジを装着して使用されるディスク駆動装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
図11及び図12は従来のディスク駆動装置の要部を示す説明図である。
【0003】 これらの図において、70はスライド板、71はカートリッジホルダ72に回 動自在に支持されるとともに、イジェクト方向に付勢されたイジェクトレバー、 73はイジェクトレバー71を反時計回り方向に付勢しているイジェクトスプリ ング、74はスライド板70を図11下方向に付勢しているスライドスプリング 、14は磁気ディスクを収納してあるディスクカートリッジ、59はディスクカ ートリッジ14に設けられ、閉鎖方向に付勢されているシャッタである。
【0004】 イジェクトレバー71の一端には扇形状のロック板部71aが形成され、他端 にはシャッタ59の側縁に当接して、シャッタ59を開閉させる係合部71bが 形成されている。
【0005】 スライド板70には、その奥側に下方に屈曲形成されたロック部75が形成さ れ、このロック部75によりロード時のイジェクトレバー71のロック板部71 aが係合されてロックされる。
【0006】 ディスクカートリッジ14は、図13に示すように、合成樹脂製の硬質のケー ス64内に可撓性を有する磁気ディスク11を収納したもので、このケース64 の一方の端部には金属製のシャッタ59が内蔵するばね(図示せず)により常時 閉鎖方向(矢印D方向)に弾性付勢された状態で、往復動自在に装着されている 。このシャッタ59の所定位置には、ケース64に形成されたヘッド挿入孔65 とほぼ同形状の開口66が設けられており、シャッタ59開放時に、ヘッド挿入 孔65と上記開口66とが一致して、ケース64外から磁気ヘッドが磁気ディス ク11に摺接できるようになっている。このケース64の底面には、さらに、磁 気ディスク11のハブ42がケース外に露出するためのハブ突出孔67と、ディ スクカートリッジ14の位置決め用の位置決め穴68、および側面側にも開口し たローディング用の係合溝69が形成されている。また、ディスクカートリッジ 14の前端部には切欠き部63が形成され、この切欠き部63は、シャッタ閉鎖 時にはシャッタ59によって覆われた位置にあり、かつロード位置の状態で正常 にシャッタ59を開いたときには露出する。
【0007】 次に、ディスクカートリッジ14の挿入排出について説明する。
【0008】 アンロードの状態からディスクカートリッジ14を挿入すると、ディスクカー トリッジ14の先端のシャッタ59の側面にイジェクトレバー71の係合部71 bが当接し、さらにディスクカートリッジ14を押し込むと、イジェクトレバー 71はその支軸76を中心として回動し、このイジェクトレバー71の係合部7 1bによってシャッタ59が解放されながら奥に進む。そして、ディスクカート リツジ14がカートリッジホルダの最奥部まで挿入されると、図示しないが、ス ライド板70のロックが外れ、スライドスプリングの弾性力によってスライド板 70が図12下方向(磁気ディスク駆動装置の前面方向)に移動する。このスラ イド板70が解除された時点でシャッタ59は全開となる。これと同時に、スラ イド板70の移動に伴つてカム機構によりカートリッジホルダがロード位置まで 降下する。そして、磁気ヘッドがヘッド挿入孔からケース内に侵入して磁気ディ スクに当接し、記録/再生が可能となる。
【0009】 記録または再生が終了し、ディスクカートリッジ14を取り出す際には、イジ ェクト動作を行うことになるが、このときには、スライド板70のイジェクトボ タンをシャーシの奥側に押し込むと、スライド板70が奥側へ移動するのに伴つ て、カム機構によりカートリッジホルダが上昇する(シャーシ7から離間する方 向)とともに、アンロード状態になる。さらに押し込むことにより、スライド板 70が奥側位置でロックされ、また、スライド板70の移動により、前述したイ ジェクトレバー71のロックも外れてイジェクトレバー71はイジェクトスプリ ングの弾性力により支軸を中心にして図11反時計方向に回動され、ディスクカ ートリッジ14を矢印B方向にイジェクトする。このイジェクトする過程で、イ ジェクトレバー71に係合しているディスクカートリッジ14のシャッタ59も 閉鎖方向に移動し、イジェクトされたときには閉鎖されることになる。したがっ て、イジェクトレバー71はシャッタ開閉レバーとしても機能している。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のディスク駆動装置では、ディスクカートリッジ14をカ ートリッジホルダに挿入してスライド板のロックを解除させると、スライドスプ リングの弾性力によってスライド板70が図11下方向(磁気ディスク駆動装置 の前面方向)に移動する。この際、スライド板70のロック部75はイジェクト レバー71のロツク板部71aの外周縁部に圧接されて、スライド板70は停止 されている。したがって、イジェクトレバー71の回動に際しては、スライド板 70のロック部75とイジェクトレバー71のロツク板部71aの外周縁部との 圧接による摩擦力(スライドスプリング78のバネ力F1により生じている)に より負荷が生じている。通常、イジェクトスプリング77のバネ力F2は前記負 荷力より大きく設定してあり、イジェクトレバー71は回動させられてディスク カートリッジ14をイジェクトできるようになっている。ところが、使用してい るうちに、経年変化、使用状態等の原因により、イジェクト動作の終了後にイジ ェクトレバー71が完全に戻りきらない状態となったり、あるいは戻りきるまで 時間がかかることがあった。そのような戻りきらない状態で、再び、ディスクカ ートリッジ14の挿入を行うと、図12(a),(b)に示すような問題が生じ ていた。
【0011】 図12(a),(b)は従来のディスク駆動装置のシャッタの開かない場合に おける途中、およびロード状態を示す説明図である。
【0012】 イジェクト動作の終了しても、完全に戻りきらない状態のイジェクトレバー7 1に対して、ディスクカートリッジ14を挿入すると、イジェクトレバー71の 係合部は、ディスクカートリッジ14のシャッタ59の側縁に当らずに図12( a)に示すようにシャッタ59の前端面に当接する。そして、さらに、ディスク カートリッジ14を挿入させると、イジェクトレバー71はディスクカートリッ ジ14(シャッタ59)の前端面によってイジェクトスプリング77のバネ力F 2 に抗して時計回り方向に回動させられ、最奥部まで達すると、図12(b)に 示すように、イジェクトレバー71はスライド板70によってロックされる。し かしながら、このイジェクトレバー71の回動動作によってその係合部71bは シャッタ59の前端面を摺動していくだけでシャッタ59は図12(b)に示す ように閉鎖されたままとなっている。そして、このようなのような状態でディス クカートリッジ14が下降してロード位置に移動すると、下側磁気ヘッドにシャ ッタ59が衝突しクラッシュの虞れがあった。
【0013】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ロードさせた ときにシャッタが開放されていない状態であっても、下側磁気ヘッドにシャッタ が衝突せずクラッシュを防止することができるディスク駆動装置を提供すること にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記した本考案の目的は、ディスクカートリッジを挿入されて保持するととも に、ロード、アンロード位置に移動可能なカートリッジホルダと、このカートリ ッジホルダに設けられ、前記ディスクカートリッジの前端に当接してシャッタの 開閉を行うとともに、イジェクト方向に付勢されているイジェクトレバーと、押 し込まれることによりロード位置にある前記カートリッジホルダをアンロード位 置に移動させるスライド板とを備え、前記ディスクカートリッジとして、前記シ ャッタ閉鎖時にはシャッタによって覆われた位置にあり、かつ前記ロード位置の 状態で正常に前記シャッタを開いたときには露出する切欠部を有するものを使用 するディスク駆動装置において、前記ロード位置の状態で、前記ディスクカート リッジの切欠部に対応した位置にクラッシュ防止ピンを設け、このクラッシュ防 止ピンの先端を前記ロード位置の状態のときのみ前記ディスクカートリッジに当 接しうる高さに設定したことによって達成される。
【0015】
【作用】
上記手段により、アンロードの状態で、かつイジェクトレバーが完全に戻りき らない状態で、ディスクカートリッジを挿入すると、シャッタを解放できないま ま、カートリッジホルダはシャーシ側に垂直に降下するが、閉鎖されたままのシ ャッタは、下側磁気ヘッドに当る前にクラッシュ防止ピンに突き当たりディスク カートリッジ(カートリッジホルダ)の下降が阻止される。これにより、閉鎖さ れたままのシャッタが、下側磁気ヘッドに突き当たらない。
【0016】 一方、正常にシャッタが開放されてカートリッジホルダが下降されロード状態 となると、クラッシュ防止ピンは、シャッタが開放されて露出しているディスク カートリッジの切欠き部に挿入され、クラッシュ防止ピンが立設されていても、 カートリッジホルダの下降動作に何ら支障を与えない。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】 図1ないし図10は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置を説明するため のもので、図1(a),(b)は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のシ ャッタの開かない場合における途中、およびロード状態を示す説明図、図2は本 考案の一実施例に係るディスク駆動装置のシャッタが正常に開いた場合のロード 状態を示す説明図、図3(a),(b)は図1(b)の状態、及び図2の状態の 要部正面図、図4は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置の変形例を示す要 部平面図、図5は図4の変形例の回転角−力の特性を示す説明図、図6(a), (b)は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のスライドスプリング部分の 説明図、図7は本発明の一実施例に係るディスク駆動装置を示す平面図、図8は 本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のカートリッジホルダ及びディスクカ ートリッジを透過して示す平面図、図9(a),(b),(c)は本考案の一実 施例に係るディスク駆動装置のディスクカートリッジの挿入動作を示す説明図、 図10は本考案の一実施例に係るディスク駆動装置の要部分解斜視図である。
【0019】 先ず、図7ないし図10を参照してディスク駆動装置の全体構成について説明 する。
【0020】 これらの図において、ディスク駆動装置1は、スピンドルモータ4と、スピン ドルモータ4を配設したシャーシ7と、このシャーシ7上に設けられ、先端に一 対の磁気ヘッド8を備えたキャリッジ10と、キャリッジ10を後述の磁気ディ スク11の半径方向に移送するキャリッジ移送装置12と、シャーシ7上に突出 しシャーシ7に取付られたスピンドルモータ4によって回転駆動されるターンテ ーブル13と、ディスクカートリッジ14を装置内で保持するとともに、シャー シ7に対して垂直な方向に昇降自在に支持されたカートリッジホルダ15と、カ ートリッジホルダ15を昇降動作させるスライド板18と、ディスクカートリッ ジ14をロード位置まで導入し、ロード位置から排出位置まで押し出すイジェク トレバー16とから主に構成されている。
【0021】 シャーシ7には、図7において上側にあたるディスク駆動装置1の後部側にキ ャリッジ移送装置12が設けられ、下側にあたる前部側にターンテーブル13が 設けられ、さらにこのターンテーブル13を中心としてカートリッジホルダ15 およびスライド板18が設けられている。また、シャーシ7には、スピンドルモ ータ4を露出する開口部21が設けられている。
【0022】 キャリッジ移送装置12は、下側磁気ヘッド8を搭載したキャリッジ10と、 このキャリッジ10の反磁気ヘッド搭載端で揺動自在に支持され、上側磁気ヘッ ド(図示せず)を搭載したホールドケース29と、キャリッジ10の横でこのキ ャリッジ10を支持するガイドシャフト30と、ガイドシャフト30と平行に配 設され、外周部に螺旋状の送り溝31が刻設されたスクリューシャフト32と、 キャリッジ10に突設され、スクリューシャフト32を挾み込むフオロワピン3 3とフオロワバネ(図示せず)を支持する支持部材35とから主に構成されてい る。スクリューシャフト32は、一端側がステッピングモータ25に連結され、 ステッピングモータ25の回転と同期して回転するようになっている。そして、 スクリューシャフト32が回転すると、フオロワピン33がその回転運動を直線 運動に変換し、キャリッジ10はスクリューシャフト32の回転量に応じてガイ ドシャフト30に沿って往復動し、指令された磁気ディスク11のトラック位置 に移送される。
【0023】 カートリッジホルダ15は図10に示すように、両側にコの字状のカートリッ ジ保持部40と、カートリッジ保持部40を連結する薄板からなる上面部41と から一体的に形成され、カートリッジ保持部40の下側部分でディスクカートリ ッジ14の下面を支持し、その他の下面部分は全て開放され、ターンテーブル1 3と磁気ディスク11のハブ42とが対向できるようになっており、また、カー トリッジ挿入側Aに、カートリッジ挿入口43を備えている。カートリッジホル ダ15のカートリッジ保持部40には、さらに後述するシャーシ7の案内溝部4 4及び案内切欠部45に係合する突起46,46とが形成されている。また、カ ートリッジホルダ15はコイルばね(図示せず)により常時シャーシ7方向へ弾 性付勢されている。
【0024】 シャーシ7の側板47,48の内面には、カートリッジホルダ15のカートリ ッジ保持部40に配設された突起46を案内する案内溝部44および案内切欠部 45がそれぞれ形成され、カートリッジホルダ15はこの案内溝部44および案 内切欠部45のガイドに沿ってシャーシ7に対し略垂直に移動して磁気ディスク 11のローディングおよびアンローディングを行なうことが可能になっている。 この移動は、カートリッジホルダ15の上面に配設され、シャーシ7の上面に沿 って平行に移動可能なスライド板18の動作に応じて垂直移動させるようなカム 機構によって行われ、カートリッジホルダ15がロード状態あるときスライド板 18に取付られたイジェクトボタン20をシャーシ7の奥行き方向Aに押し込む と、スライド板18は奥行き方向Aに移動し、その移動にともなってカム機構に よりカートリッジホルダ15が上方すなわちアンローディング方向に押し上げら れる。
【0025】 スライド板18は、カートリッジホルダ15の上面位置に装着されており、カ ートリッジホルダ15(シャーシ7)に対して前後方向のスライド運動が許容さ れている。このスライド板18は上面板49と、その上面板49の両側縁から下 方に折り曲げ形成された側板50,50が設けられている。そのスライド板18 の側板50,50の一方には、非ロード時に上記突起46が当接し摺動するシャ ーシ7の上面に平行な平行カム部51,52と、ローディング動作時にカートリ ッジホルダ15を下降させ、イジェクト動作時に上昇させるためのシャーシ7に 対し後部(奥)側に下り勾配に形成された傾斜カム部53,54が前、後2ヵ所 に設けられている。この前、後の平行カム部51,52は、カートリッジ挿入側 Aに近い方(平行カム部51)が、奥側(平行カム部52)より高く設定され、 後述するように、ディスクカートリッジ14は斜めに挿入され、その後、カート リッジホルダ15が下降されてロード位置となるとディスクカートリッジ14は 水平状態となる。また、スライド板18はスライドスプリング55により常時カ ートリッジ挿入側Aに付勢されている。この平行カム部51,52、傾斜カム部 53,54、案内溝部44、案内切欠部45、および突起46等によってカム機 構が構成されている。
【0026】 カートリッジホルダ15の図7右上の部分には、イジェクトレバー16がイジ ェクトスプリング57により常時イジェクト方向(反時計回り方向)に弾性付勢 された状態で支軸58に揺動自在に支持されている。このイジェクトレバー16 の揺動端は、そのイジェクトレバー16の回動動作と共に、シャッタ59の側端 に当接してディスクカートリッジ14のシャッタ59を開放する係合部19とな っている。尚、イジェクトレバー16は、ディスクカートリッジ14を挿入して カートリッジホルダ15が降下すると、そのロック板部37がスライド板18の ロック部22に係合し、これによりイジェクトレバー16の矢印C方向の回動が 阻止され、イジェクトレバー16が押し込まれた状態でロックされることになる 。
【0027】 ディスクカートリッジ14は、前記図13に示すように、合成樹脂製の硬質の ケース64内に可撓性を有する磁気ディスク11を収納したもので、このケース 64の一方の端部には金属製のシャッタ59が内蔵するばね(図示せず)により 常時閉鎖方向(矢印D方向)に弾性付勢された状態で、往復動自在に装着されて いる。このシャッタ59の所定位置には、ケース64に形成されたヘッド挿入孔 65とほぼ同形状の開口66が設けられており、シャッタ59開放時に、ヘッド 挿入孔65と上記開口66とが一致して、ケース64外から磁気ヘッド8,9が 磁気ディスク11に摺接できるようになっている。このケース64の底面には、 さらに、磁気ディスク11のハブ42がケース外に露出するためのハブ突出孔6 7と、ディスクカートリッジ14の位置決め用の位置決め穴68、および側面側 にも開口したローディング用の係合溝69が形成されている。また、ディスクカ ートリッジ14には、シャッタ59閉鎖時にはシャッタ59によって覆われた位 置にあり、かつロード位置の状態で正常にシャッタ59を開いたときには露出す る切欠部63が設けられている。
【0028】 一方、カートリッジホルダ15の下方のシャーシ7には、ロード位置の状態で 、ディスクカートリッジ14の切欠部63に対応した位置にクラッシュ防止ピン 36が設けられ、このクラッシュ防止ピン36の先端をロード位置の状態のとき のみディスクカートリッジ14に当接しうる高さに設定してある。つまり、ディ スクカートリッジ14を挿入したカートリッジホルダ15が下降した場合、カー トリッジホルダ15のシャッタ59が開放されていないと、シャッタ59には下 側磁気ヘッド8より先にクラッシュ防止ピン36が突き当たり、シャッタ59と 下側磁気ヘッド8とは突き当たらないようになっている。
【0029】 また、イジェクトレバー16の係合部19は、図2に示すように、シャッタ5 9が正常に開放されてロードされた時に、カートリッジホルダ15の切欠部63 内にクラッシュ防止ピン36を挿入できるスペースが形成されているように、そ の形状が構成されている。
【0030】 前述したように、イジェクトレバー16は係合部19よりの端部をイジェクト スプリング57によりディスクカートリッジ排出方向に引っ張っぱられている。 したがって、カートリッジホルダ15内にあるディスクカートリッジ14をイジ ェクトすると、イジェクトレバー16が反時計回り方向に回動するに従ってトル クが低下し、イジェクトレバー16がイジェクト動作の途中で停止してしまう場 合がある。
【0031】 そこで、イジェクトレバー16を図4に示すようにしてもよい。即ち、前述し た実施例ではイジェクトレバー16のロック板部37は扇形状に形成されている が、この変形例にかかるイジェクトレバー16では、そのロック板部37aの半 径を変化させてある。図4において、破線で示す線は支軸58から等距離のとこ ろであるが、変形例にかかるイジェクトレバー16ではイジェクト完了前後を境 にしてイジェクト方向側でロック板部37aの半径を次第に小さくし、一方、反 イジェクト方向側でロック板部37aの半径を次第に大きくしてある。これによ り、イジェクトレバー16のロック板部37aの、スライド板18との接触部を カム形状にしてスライド板18がイジェクトレバー16を押す力(即ち、イジェ クトレバー16をイジェクト方向に回動させる力)をトルクに変換でき、イジェ クトレバー16をイジェクト完了の正規の位置に確実に戻すことができる。なお 、カム形状はイジェクトレバー16が戻るに従ってトルクが大きくなるようにす れば、更に信頼性、感触の点で良好となる。なお、変形例にかかるイジェクトレ バー16の特性を図5に示してある。図5から明らかなように、ロック板部37 の半径の一定のイジェクトレバー(図中、Oとしてある)の摩擦力は一定である のに対して、変形例にかかるイジェクトレバー(図中、Nとしてある)では摩擦 力が変化し、どの回転位置(θ)であっても、イジェクトスプリング57のバネ 力よりNの摩擦力(イジェクトレバー16のイジェクト方向の回動を阻止する力 として作用)は小さくなっており、したがって、変形例にかかるイジェクトレバ ー16のイジェクト方向の回動は確実に完了する。
【0032】 なお、スライドスプリング55は、カートリッジホルダ15の上面板に長方形 状の逃げ用開口部61が穿設されてその逃げ用開口部61内に配設されている。 このようにして、ディスクカートリッジ14の板厚分、装置の薄型化を図ってい る。しかしながら、スライドスプリング55の下端部分とディスクカートリッジ 14の上面との間隔はわずかなもので、スライドスプリング55の振動や撓みに よって、図6(a)に示すように、スライドスプリング55の下端部分がカート リッジホルダ15内のディスクカートリッジ14の上面と干渉してしまい、ディ スクカートリッジ14を傷つけてしまう。そこで、図6(b)に示すように、逃 用開口部62の幅をスライドスプリング55の直径より小さく、例えば、スライ ドスプリング55の下端部分がカートリッジホルダ15内に突出しないように設 定してある。これにより、逃げ用開口部62を設けても、スライドスプリング5 5がカートリッジホルダ15内に突出することがなくなり、ディスクカートリジ 14を傷つけることなく薄型化を図れる。
【0033】 次に、前記実施例のローディングおよびアンローディングの動作について説明 る。
【0034】 前述のような、アンロードの状態で、かつイジェクトレバー16が完全に戻り きらない状態で、ディスクカートリッジ14を挿入すると、図1(a)に示すよ うに、ディスクカートリッジ14のシャッタ59の前端面にイジェクトレバー1 6の係合部19が当接し、さらにディスクカートリッジ14を押し込むと、イジ ェクトレバー16はその支軸58を中心として回動するが、このイジェクトレバ ー16の係合部19はシャッタ59の前端面を摺動するだけでシャッタ59を解 放できない。そして、そして、図1(b)示すように、ディスクカートリッジ1 4がカートリッジホルダ15の最奥部まで挿入されると、前述したように、スラ イド板18のロックが外れ、スライドスプリング55の弾性力によってスライド 板18が図7下方向(磁気ディスク駆動装置1の前面方向)に移動する。このス ライド板18の移動により、前記カム機構の作用によってカートリッジホルダ1 5は案内溝部44および案内切欠部45に沿ってシャーシ7側に垂直に降下する 。すると、閉鎖されたままのシャッタ59は、図3(a)に示すように、下側磁 気ヘッド8に当る前にクラッシュ防止ピン36に突き当たりディスクカートリッ ジ14(カートリッジホルダ15)の下降が阻止される。これにより、閉鎖され たままのシャッタ59が、下側磁気ヘッド8に突き当たってクラッシュを生じる ことを防止できる。
【0035】 図2は正常にシャッタ59が開放されたときのクラッシュ防止ピン36の作用 を示し、ロード状態である。図2及び図3(b)に示すように、正常にシャッタ 59が開放されてカートリッジホルダ15が下降されロード状態となると、下側 磁気ヘッド8及び上側磁気ヘッドがヘッド挿入孔65からケース64内に侵入し て磁気ディスク11に当接し、記録/再生が可能となる。一方、クラッシュ防止 ピン36は、シャッタ59が開放されて露出しているディスクカートリッジ14 の切欠き部63に挿入されている。したがって、カートリッジホルダ15の下方 にクラッシュ防止ピン36が立設されていても、カートリッジホルダ15の下降 動作に何ら支障を与えない。
【0036】 このように構成された前記実施例によれば、ディスクカートリッジ14を挿入 されて保持するとともに、ロード、アンロード位置に移動可能なカートリッジホ ルダ15と、このカートリッジホルダ15に設けられ、ディスクカートリッジ1 4のシャッタ59の開閉を行うとともに、イジェクト方向に付勢されているイジ ェクトレバー16と、押し込まれることによりロード位置にあるカートリッジホ ルダ15をアンロード位置に移動させるスライド板18とを備え、ディスクカー トリッジ14として、シャッタ59閉鎖時にはシャッタ59によって覆われた位 置にあり、かつロード位置の状態で正常にシャッタ59を開いたときには露出す る切欠部63を有するものを使用するディスク駆動装置において、ロード位置の 状態で、ディスクカートリッジ14の切欠部63に対応した位置にクラッシュ防 止ピン36を設け、このクラッシュ防止ピン36の先端をロード位置の状態のと きのみディスクカートリッジ14に当接しうる高さに設定したため、ロードさせ たときにシャッタ59が開放されていない状態であっても、下側磁気ヘッド8に シャッタ59が衝突せずクラッシュを防止することができる。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ロード位置の状態で、ディスクカート リッジの切欠部に対応した位置にクラッシュ防止ピンを設け、このクラッシュ防 止ピンの先端をロード位置の状態のときのみディスクカートリッジに当接しうる 高さに設定したため、ロードさせたときにシャッタが開放されていない状態であ っても、下側磁気ヘッドにシャッタが衝突せずクラッシュを防止することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のシ
ャッタの開かない場合における途中、およびロード状態
を示す説明図である。
【図2】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のシ
ャッタが正常に開いた場合のロード状態を示す説明図で
ある。
【図3】図1(b)の状態、及び図2の状態の要部正面
図である。
【図4】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置の変
形例を示す要部平面図である。
【図5】図4の変形例の回転角−力の特性を示す説明図
である。
【図6】本発明の一実施例に係るディスク駆動装置のス
ライドスプリング部分の説明図である。
【図7】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置を示
す平面図である。
【図8】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のカ
ートリッジホルダ及びディスクカートリッジを透過して
示す平面図である。
【図9】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置のデ
ィスクカートリッジの挿入動作を示す説明図である。
【図10】本考案の一実施例に係るディスク駆動装置の
分解斜視図である。
【図11】従来のディスク駆動装置の要部を示す説明図
である。
【図12】従来のディスク駆動装置のシャッタの開かな
い場合における途中、およびロード状態を示す説明図で
ある。
【図13】ディスク駆動装置に使用するディスクカート
リッジの底面図である。
【符号の説明】
1 ディスク駆動装置 7 シャーシ 8 下側磁気ヘッド 11 磁気ディスク 14 ディスクカートリッジ 15 カートリッジホルダ 16 イジェクトレバー 18 スラィド板 19 係合部 36 クラッシュ防止ピン 59 シャッタ 63 切欠き部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジを挿入されて保持
    するとともに、ロード、アンロード位置に移動可能なカ
    ートリッジホルダと、このカートリッジホルダに設けら
    れ、前記ディスクカートリッジの前端に当接してシャッ
    タの開閉を行うとともに、イジェクト方向に付勢されて
    いるイジェクトレバーと、押し込まれることによりロー
    ド位置にある前記カートリッジホルダをアンロード位置
    に移動させるスライド板とを備え、前記ディスクカート
    リッジとして、前記シャッタ閉鎖時にはシャッタによっ
    て覆われた位置にあり、かつ前記ロード位置の状態で正
    常に前記シャッタを開いたときには露出する切欠部を有
    するものを使用するディスク駆動装置において、前記ロ
    ード位置の状態で、前記ディスクカートリッジの切欠部
    に対応した位置にクラッシュ防止ピンを設け、このクラ
    ッシュ防止ピンの先端を前記ロード位置の状態のときの
    み前記ディスクカートリッジに当接しうる高さに設定し
    たことを特徴とするディスク駆動装置。
JP5470892U 1992-08-04 1992-08-04 ディスク駆動装置 Withdrawn JPH0619151U (ja)

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JP5470892U JPH0619151U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 ディスク駆動装置

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JPH0619151U true JPH0619151U (ja) 1994-03-11

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JP5470892U Withdrawn JPH0619151U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 ディスク駆動装置

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Effective date: 19961107