JP3093959B2 - ディスク装置 - Google Patents
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- JP3093959B2 JP3093959B2 JP07151550A JP15155095A JP3093959B2 JP 3093959 B2 JP3093959 B2 JP 3093959B2 JP 07151550 A JP07151550 A JP 07151550A JP 15155095 A JP15155095 A JP 15155095A JP 3093959 B2 JP3093959 B2 JP 3093959B2
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Description
容されているディスク状記録媒体を駆動するためのディ
スク装置に関するものである。
開平5−151753号公報に、図11に示すようなも
のが提案されている。このディスク装置は、カートリッ
ジ1内に収容されている光磁気ディスク2を駆動するも
ので、成形基部3に取り付けた板金基部4の収容部への
カートリッジ1の挿入操作に連動して、光磁気ディスク
2を回転駆動するためのスピンドルモータ5を、カート
リッジ1の挿入通路から離れた待機位置と、光磁気ディ
スク2のハブをチャッキングする装置位置との間で、挿
入方向とほぼ直交する方向に変位させるようにしたもの
である。
リッジ1の挿入方向に変位可能に摺動板6が設けられて
いると共に、カートリッジ1の挿入方向の両側におい
て、成形基部3と摺動板6との間にスプリング7が設け
られている。この摺動板6には、カートリッジ1の挿入
方向手前側に向かって、カートリッジ1の挿入通路から
離れるように傾斜する4つの傾斜溝6aが形成されてい
る。
保持されている。このベース9は、摺動板6の4つの傾
斜溝6aにそれぞれ係合するピン9aを有すると共に、
成形基板3に植設された一対のピン3aが挿入する案内
穴部9bを有し、摺動板6に対して挿入方向とほぼ直交
する方向に変位可能に支持されている。
にスタッド4aが設けられ、このスタッド4aに、アー
ム10がカートリッジ1を排出する方向に回動偏倚され
て軸支されている。
ートリッジ1が挿入されていないイジェクト状態にある
とき、摺動板6はスプリング7の力に抗して挿入方向奥
側に移動され、該摺動板6の奥側に設けた係止片6bが
アーム10の一方の回動端部10aに当接して、スプリ
ング7の附勢力による手前側の移動が規制され、その状
態が保持される。したがって、このイジェクト状態で
は、スピンドルモータ5はカートリッジ1の挿入通路か
ら離れた待機位置にある。
を挿入すると、カートリッジ1の先端がアーム10の他
方の回動端部10bに当接し、アーム10を挿入に従っ
てその回動偏倚力に抗して回動させると共に、図示しな
いシャッタ開閉機構によりカートリッジ1のシャッタ1
aを開放する。カートリッジ1の挿入が進み、アーム1
0が所定の回動位置まで回動すると、アーム10の一方
の回動端部10aと摺動板6の係止片6bとの係合が外
れ、摺動板6はスプリング7の附勢力により挿入方向手
前側に移動する。
設けたピン9aは、摺動板6の傾斜溝6aに沿って移動
し、これによりベース9は、ピン3aにガイドされて挿
入方向と直交する方向で、挿入通路側に移動してベース
9に設けた位置決めピン(図示せず)が、カートリッジ
1に設けられた基準凹部(図示せず)に侵入すると共
に、スピンドルモータ5が光磁気ディスク2のハブをチ
ャッキングして、ロード状態となる。
ないモータや手動によって、スプリング7の力に抗して
挿入方向奥側に移動させると、その移動に伴って、ベー
ス9に設けたピン9aは、摺動板6の傾斜溝6aに沿っ
て、ローディングの場合とは逆方向に移動し、これによ
りベース9は、ピン3aにガイドされて挿入方向と直交
する方向で、挿入通路から離れる方向に移動してベース
9に設けた位置決めピンが、カートリッジ1の基準凹部
から抜け出ると共に、スピンドルモータ5による光磁気
ディスク2のチャッキングが解除される。
力に抗して挿入方向奥側に移動させると、アーム10が
その回動偏倚力により回動して、カートリッジ1を挿入
方向手前側に押し出すと共に、このアーム10の回動に
よりその一方の回動端部10aが摺動板6の係止片6b
に係合して、イジェクト状態に復帰する。
た従来のディスク装置の使用においては、ロード状態よ
りもイジェクト状態にする期間のほうが長いのが一般的
である。従って、スプリングが長期間延ばしっぱなしの
状態が続くことが考えられる。このため、上述した従来
のディスク装置にあっては、スプリングがへたりやす
く、結果とし長期間に亘ってディスク装置を安定して使
用できないという問題がある。
目してなされたもので、簡単かつ安価にでき、しかも長
期間に亘って安定して使用できる信頼性の高いディスク
装置を提供することを目的とする。
媒体が収納されたカートリッジを保持する第1の部材
と、前記ディスク状記録媒体を回転させるモータと前記
カートリッジに配置された位置決め穴に係合する位置決
めピンとが配置された第2の部材と、傾斜部が形成され
前記ディスク状記録媒体の媒体面に平行な第1の方向に
移動可能なように配置された第1の移動部材とを含み、
前記傾斜部は前記第1の方向に対し傾斜しており、前記
傾斜部が前記第1の方向に移動する過程で、前記傾斜部
での押圧力を受けて前記第1の部材と前記第2の部材と
が前記媒体面にほぼ垂直な第2の方向に関し相対移動し
て前記位置決め穴に前記位置決めピンが挿入されるよう
にしたディスク装置において、前記カートリッジが前記
第1の部材の所定位置に挿入される過程で前記カートリ
ッジの移動と共に移動する第2の移動部材と前記第1の
移動部材との間に介在する弾性部材が変形し、この変形
によって生じる前記弾性部材の復元力に基づき前記第1
の移動部材の移動を行わせるようにしたことを特徴とす
るものである。
参照して説明する。図1〜図3は、この発明の第1実施
例の要部の構成を示すもので、図1は分解斜視図、図2
は図1の一部組み立て斜視図、図3は図1の全体の組み
立て体の斜視図である。この実施例は、光磁気ディスク
装置を示すもので、後述する光磁気ディスクのカートリ
ッジが挿入される収容部を有するベースプレート11、
およびスピンドルモータ12を保持したモータベース1
3を有し、ベースプレート11へのカートリッジの挿入
に連動して、スピンドルモータ12をモータベース13
と一体に、矢印Aで示すカートリッジの挿入方向とほぼ
直交する方向で、カートリッジの挿入通路から離れた待
機位置と光磁気ディスクをチャッキングする装着位置と
に移動させるようにしたものである。
って構成し、このベースプレート11には、スピンドル
モータ12が侵入するモータ用開口11aおよび図示し
ない光ヘッドが臨むヘッド用開口11bをそれぞれ形成
すると共に、挿入方向Aにスライド可能に、ガイドピン
14を介して第1のスライドプレート15を、さらにガ
イドピン16a,16bおよびリンクピン17を介して
第2のスライドプレート18をそれぞれ設ける。
金等の剛体をもって構成し、この第1のスライドプレー
ト15には、これと一体に折り曲げ加工により係止片1
5aを形成し、この係止片15aを、挿入されるカート
リッジの先端に当接するように、ベースプレート11に
形成した開口11cからカートリッジの挿入通路に突出
させる。また、第2のスライドプレート18も、同様に
板金等の剛体をもって構成し、この第2のスライドプレ
ート18には、モータベース13と係合して、モータベ
ース13を挿入方向Aとほぼ直交する方向に変位させる
ための4つの傾斜溝18a〜18dを形成する。この実
施例では、これらの傾斜溝18a〜18dを挿入方向手
前側に向けて挿入通路から離れるように形成する。
能に係合させ、このリンク19の一方の回動端部を、第
2のスライドプレート18のほぼ中央に回動可能に係合
させ、他方の回動端部をコイル状のロードスプリング2
0を介して第1のスライドプレート15に連結する。ま
た、第2のスライドプレート18には、ベースプレート
11との間にコイル状のプリテンションスプリング21
を設け、これにより第2のスライドプレート18を挿入
方向奥側に移動するように附勢する。
のスライドプレート18の移動は、カートリッジが挿入
されていないイジェクト状態で、プリテンションスプリ
ング21の力量よりも、ロードスプリング20の変位ゼ
ロでの初張力を大きくすることにより規制するようにす
る。なお、第2のスライドプレート18に作用するロー
ドスプリング20およびプリテンションスプリング21
の力量は、カートリッジが挿入されていないイジェクト
状態では、プリテンションスプリング21の力量の方が
大きく、カートリッジの挿入途中からはロードスプリン
グ20の力量の方が大きくなるように設定する。
ータベース13は、ベースプレート11に対して挿入方
向Aとほぼ直交する方向に移動可能に設ける。このた
め、モータベース13には、2個の開口22a,22b
を形成し、これらの開口22a,22bをベースプレー
ト11に設けた2個のガイドピン23a,23bにそれ
ぞれ係合させる。また、モータベース13には、第2の
スライドプレート18に設けた4個の傾斜溝18a〜1
8dにそれぞれ係合する4個の突起部13a〜13dを
形成すると共に、後述するカートリッジの2個の基準穴
に潜入する2個のアライメントピン24a,24bを設
ける。
性の良好な材質、例えば、ポリアセタール樹脂やポリ4
フッ化エチレン樹脂をもって構成し、これらをベースプ
レート11にそれぞれ形成した開口11d,11eを通
して、カートリッジの挿入通路に侵入させるようにす
る。さらに、モータベース13には、ベースプレート1
1に形成した開口11fを介してカートリッジの有無や
書き込み禁止等を検出するためのロードスイッチ25を
設ける。
クを収容するカートリッジの構成を示す斜視図である。
このカートリッジ31は、規格化されているもので、内
部に光磁気ディスク32が収容され、光磁気ディスク装
置内に挿入することで、公知のシャッタ開閉機構により
シャッタ33が開放されて、光ヘッドと対向する側で光
磁気ディスク32のハブ32aを含む半径部分が露出
し、反対側の磁気コイルと対向する側ではハブ32aを
除く半径部分が露出するようになっている。なお、図4
では、シャッタ33を開放して示してある。また、光磁
気ディスク32のハブ32a側のカートリッジ表面に
は、チャッキング時の寸法の割り出し等、各寸法の基準
となる2個の基準穴34a,34bが穿設されている。
び図6を参照しながら説明する。なお、図5A〜Dは、
この実施例の光磁気ディスク装置の全体の構成を線図的
に示したもので、ここでは図3に示した組み立て体を上
下反転して装置本体41に取り付けると共に、ベースプ
レート11のカートリッジ収容部の上部に磁気コイル4
2を保持したカートリッジホルダ43を設けている。ま
た、図6は、カートリッジの挿入に応じて、第2のスラ
イドプレート18に作用するロードスプリング20およ
びプリテンションスプリング21の力量の変化を示すも
のである。
いイジェクト状態を示し、この状態では、第2のスライ
ドプレート18には、ロードスプリング20の力量より
もプリテンションスプリング21の力量の方が大きく作
用しているので、第2のスライドプレート18は、プリ
テンションスプリング21によって挿入方向奥側に移動
するように附勢されている。このプリテンションスプリ
ング21による第2のスライドプレート18の移動は、
ロードスプリング20の初張力によって規制され、これ
によりモータベース13の突起部13a〜13dは、第
2のスライドプレート18の対応する傾斜溝18a〜1
8dの最下部に位置し、かつモータベース13に取り付
けたスピンドルモータ12およびアライメントピン24
a,24bは、カートリッジの挿入通路から下がった待
機位置にある状態が保持され、カートリッジの挿入が可
能となる。
に示すように、装置本体41の挿入口44を通して、ベ
ースプレート11の収容部内にカートリッジ31を挿入
すると、その先端が第1のスライドプレート15の係止
片15aに当接するのに先立って、先ず、公知のシャッ
タ開閉機構(図示せず)によりシャッタ33(図4参
照)が開放される。その後、カートリッジ31の先端が
第1のスライドプレート15の係止片15aに当接し始
めた状態(図5Bに示す状態)から、さらにカートリッ
ジ31を押し込んで、第1のスライドプレート15を挿
入方向奥側に移動させると、ロードスプリング20のス
トロークが大きくなってプリテンションスプリング21
の力量を越える。
ョンスプリング21の力量を越えると、第2のスライド
プレート18は、リンク19を介して挿入方向手前側に
移動するように附勢される。しかし、モータベース13
に設けたアライメントピン24a,24bが、カートリ
ッジ31の基準穴34a,34bにそれぞれ潜入するま
では、モータベース13は上昇できないため、これによ
り第2のスライドプレート18の移動は規制される。し
たがって、図5Cに示す状態、すなわちアライメントピ
ン24a,24bが基準穴34a,34bにそれぞれ潜
入する直前までは、カートリッジ31の挿入によって、
ロードスプリング20の附勢力のみが大きくなる。
メントピン24a,24bが、カートリッジ31の基準
穴34a,34bにそれぞれ潜入する位置まで、カート
リッジ31が挿入されると、モータベース13は上昇可
能となり、その時点で、ロードスプリング20に蓄えら
れた附勢力により、第2のスライドプレート18が挿入
方向手前側に移動する。この移動により、モータベース
13は、図5Dに示すように平行に上昇して、スピンド
ルモータ12が装着位置に位置決めされ、カートリッジ
31内の光磁気ディスク32がチャッキングされる。こ
のロード状態は、ロードスプリング20の附勢力により
維持される。
Aに示すイジェクト状態にリセットする場合は、第2の
スライドプレート18を、図示しないモータにより、あ
るいは手動で、ロードスプリング20の附勢力に抗し
て、挿入方向奥側に移動させて、モータベース13を平
行に下降させる。モータベース13が下降して、アライ
メントピン24a,24bがカートリッジ31の基準穴
34a,34bからそれぞれ抜け出ると、その時点で、
ロードスプリング20の附勢力により、第1のスライド
プレート15がカートリッジ31とともに挿入方向手前
側に押し出されて、イジェクト状態に復帰する。
ータベース13に設けたアライメントピン24a,24
bが、カートリッジ31の基準穴34a,34bに潜入
することで、カートリッジ31の挿入に伴って第1のス
ライドプレート15を介してロードスプリング20に蓄
積した附勢力を、第2のスライドプレート18を介して
モータベース13を待機位置から装着位置に移動させる
力に変換して、スピンドルモータ12を装着位置に位置
決めするようにしている。したがって、図11に示した
従来のディスク装置におけるように、カートリッジの挿
入によりその先端でアームを回動させ、所定のアーム回
動位置で摺動板との係合を解除することにより、摺動板
の移動に伴ってスピンドルモータを保持するベースを挿
入方向とほぼ直交する方向に移動させ、その移動により
ベースに設けた位置決めピンを、カートリッジの基準凹
部に侵入させて装着状態にする場合に比べて、アーム等
が不要となり、その分構成を簡単にできると共に、部品
点数を少なくでき、安価にできる。
では、アームと摺動板との係合が外れることによって、
ベースに設けた位置決めピンを、カートリッジの基準凹
部に侵入させるようにしているため、アームと摺動板と
の係合が解除される位置の精度が重要となり、このため
高い部品精度および組み立て精度が要求されるが、この
実施例では、モータベース13に設けたアライメントピ
ン24a,24bが、カートリッジ31の基準穴34
a,34bに潜入することで、モータベース13を待機
位置から装着位置に移動させるようにしているので、従
来のものに比べて、部品精度や組み立て精度を低く抑え
ることができる。したがって、より安価にできる。
ン24a,24bが、カートリッジ31の基準穴34
a,34bに潜入することで、ロード状態にできるよう
にしているので、フロッピーディスク等の他種のカート
リッジが挿入されても、ロード状態になることはない。
したがって、別に誤挿入防止機構を設けることなく、誤
挿入を有効に防止できるので、装置全体をより簡単かつ
安価にできる。
のローディングにおいてロードスプリング20に附勢力
を蓄え、イジェクト状態では、ロードスプリング20を
ほぼフリー状態にしており、図11に示した従来のディ
スク装置におけるように、摺動板をスプリングで附勢
し、その附勢力を摺動板とアームとの係合により保持す
る構成に比べて、ロードスプリング20のへたりや、部
品の摩耗等がなく、したがって長期間に亘って安定して
使用することができる。
グ20を第2のスライドプレート18に結合させると共
に、この第2のスライドプレート18に傾斜溝18a〜
18dを設け、これら傾斜溝18a〜18dに係合させ
てモータベース13に突起部13a〜13dを設けて、
ベースプレート13に設けたアライメントピン24a,
24bがカートリッジ31の基準穴34a,34bに潜
入することで、カートリッジ31の挿入によりロードス
プリング20に蓄えられた附勢力を、第2のスライドプ
レート18を介してスピンドルモータ12を待機位置か
ら装着位置に移動させる力に変換している。したがっ
て、変換機構の構成を簡単化できる。
イドプレート18とをリンク19を介して結合したの
で、例えば、リンク19と第2のスライドプレート18
との係合部の位置を変更することにより、すなわちレバ
ー比を変えることによりスピンドルモータ12を装着位
置に移動させる弾性力を調整したり、あるいはレバー比
を変えることにより、ロードスプリング20として小さ
いものを用いることができる。したがって、設計の自由
度を増すことができる。
において、プリテンションスプリング21により第2の
スライドプレート18を挿入方向奥側に移動するように
プリテンションをかけるようにしたので、光磁気ディス
ク装置の設置状態や、振動・衝撃等で、スピンドルモー
タ12が待機位置から移動するのを有効に防止すること
ができる。なお、このプリテンションスプリング21
は、光磁気ディスク装置が、図5に示したように水平に
取り付けられ、かつモータベース13がカートリッジ挿
入通路の下側に配置される場合には、イジェクト状態
で、重力の作用によりスピンドルモータ12を待機位置
に維持できるので、このような場合には省略することも
できる。
に設けるアライメントピン24a,24bを、摺動性の
良好な材質をもって構成したので、アライメントピン2
4a,24bおよびこれらと接するカートリッジ面の摩
耗を有効に軽減することができる。
接する第1のスライドプレート15を板金等の剛体をも
って構成し、この第1のスライドプレート15とロード
スプリング20とを結合して、カートリッジ31の挿入
により第1のスライドプレート15を移動させてロード
スプリング20に附勢力を蓄えるようにしたので、カー
トリッジ31との当接による第1のスライドプレート1
5の変形がなく、したがって長期間に亘って安定してロ
ードスプリング20から所望の力量を得ることができ
る。
の要部を示す平面図および線図的側面図である。この実
施例は、第1実施例において、シャッタ開閉機構と第1
のスライドプレート15とを結合して、カートリッジ3
1を挿入する際の操作力量を軽減するようにしたもので
ある。このため、この実施例では、カートリッジホルダ
43に形成したガイド溝51に沿って移動するシャッタ
開閉ピン52に、ねじりコイルバネ53の一端部を係止
し、このねじりコイルバネ53の他端部を、カートリッ
ジホルダ43に形成した開口43aを通して、第1のス
ライドプレート15の係止片15aから水平方向に一体
に延在させた係止部15bに係止する。その他の構成
は、第1実施例と同様である。なお、図7A,Bでは、
磁気コイルの図示を省略してある。
A,Bを参照しながら説明する。先ず、図8Aに示すよ
うに、カートリッジ31を挿入すると、その挿入初期に
おいてカートリッジ先端に設けられているシャッタ開閉
用係合部(図示せず)にシャッタ開閉ピン52が係合
し、さらにカートリッジ31が挿入されると、その挿入
に伴ってシャッタ開閉ピン52が、ねじりコイルバネ5
3の力に抗してガイド溝51に沿って移動し、これによ
り図7Aに示すように、シャッタ33が開放され、ねじ
りコイルバネ53がさらにねじられる。
が図8Bに示すように、第1のスライドプレート15の
係止片15aに当接すると、ねじりコイルバネ53はさ
らにねじられ、以後はモータベース13に設けたアライ
メントピン24a,24bが、カートリッジ31の基準
穴34a,34bに潜入する位置まで、カートリッジ3
1の挿入によって第1のスライドプレート15は挿入方
向奥側に移動する。その後の動作については、第1実施
例と同様なので、説明を省略する。
3の他端部を第1のスライドプレート15に係止させた
ので、その反力は第1のスライドプレート15を挿入方
向奥側に移動させるように作用する。したがって、第1
実施例に比べて、カートリッジ31の先端で第1のスラ
イドプレート15を直接押すことによる反力を小さくす
ることができる。
ッタ開閉機構を用いた場合には、ねじりコイルバネ53
の他端部は、カートリッジホルダ43やベースプレート
11に固定されるが、この場合、カートリッジ31の挿
入に必要な力量は、ロードスプリング20の反力と、ね
じりコイルバネ53の反力との和となる。これに対し
て、この実施例によれば、上述したように、ねじりコイ
ルバネ53の反力を、第1のスライドプレート15を挿
入方向奥側に移動させるように作用させているので、ね
じりコイルバネ53が無い場合の挿入力と同じ力でカー
トリッジ31を挿入でき、操作力量を軽減することがで
きる。
成を示す分解斜視図である。この実施例は、ロードスプ
リングおよびプリテンションスプリングをそれぞれ板バ
ネをもって構成して、カートリッジの挿入によってロー
ドスプリングを直接偏倚して附勢力を蓄えるようにする
と共に、このロードスプリングの附勢力を、いわゆるシ
ーソ式の変換機構を介して、モータベースの待機位置か
ら装着位置への移動の力に変換するようにしたものであ
る。
31の挿入方向の両側においてボトムプレート61に軸
支して、コの字状のレバー62を回動可能に設ける。こ
のコの字状のレバー62は、一端部のコの字状の連結部
62aが挿入方向奥側に位置するように取り付け、この
連結部62aに、挿入方向両側において、それぞれ板バ
ネよりなるロードスプリング63の一端部を固定する。
各ロードスプリング63は、挿入方向奥側に延在するよ
うに取り付け、それらの他端部を、ベースプレート64
にそれぞれ形成した切り欠き部64aを通して、カート
リッジ31の挿入通路に侵入させる。
ース66には、カートリッジ挿入方向両側において、そ
れぞれ挿入方向に離間して2個のピン67a,67bを
設け、その挿入方向手前側のピン67aをレバー62の
他端部にそれぞれ回動可能に枢着する。このモータベー
ス66には、上述した実施例と同様に、ベースプレート
64にそれぞれ形成した開口64bを通してカートリッ
ジ31の基準穴に潜入するアライメントピン68を設け
る。
支点とモータベース66の支点との間には、それぞれリ
ンク69を回動自在に設ける。各リンク69は、カート
リッジ挿入方向奥側側の端部が、モータベース66に設
けたピン67bに係合可能で、手前側の端部がベースプ
レート64の下面に当接可能に構成する。
ス66との間には、コの字状の板バネよりなるプリテン
ションスプリング70を設ける。このプリテンションス
プリング70は、コの字状の連結部をベースプレート6
4に当接させ、コの字状の両端部を、カートリッジ挿入
方向両側においてモータベース66に当接させて設け
る。なお、図9において、符号64cはベースプレート
64に形成したスピンドルモータ65の挿脱用の開口を
示し、符号71はカートリッジホルダを示す。
を参照しながら説明する。図10Aはイジェクト状態を
示し、この状態では、モータベース66はプリテンショ
ンスプリング70によって下方に押圧され、スピンドル
モータ65はカートリッジ31の挿入通路から離れた待
機位置に維持される。また、ロードスプリング63の他
端部は、カートリッジ31の挿入通路に侵入している。
1を挿入すると、その挿入に伴って図10Bに示すよう
に、カートリッジ先端部でロードスプリング63の他端
部が下方に変位させる。しかし、レバー62は、モータ
ベース66に設けたアライメントピン68が、カートリ
ッジ31の基準穴34a(図4参照),34bにそれぞ
れ潜入するまでは、回動を規制されるので、それまでは
カートリッジ31の挿入に伴うロードスプリング63の
変位によって、レバー62に回動附勢力が蓄えられるこ
とになる。
ントピン68がカートリッジ31の基準穴34a,34
bに位置すると、蓄えられた回動附勢力によってレバー
62が回動して、アライメントピン68がカートリッジ
31の基準穴34a,34bにそれぞれ潜入する。この
レバー62の回動の初期において、リンク69の挿入方
向手前側の端部は、ベースプレート64に当接し、さら
にレバー62が回動するのに伴って、図10Dに示すよ
うに、リンク69がレバー62の回動に対して相対的に
反対方向に回動して、モータベース66がピン67bを
介して装着位置に上昇する。これにより、スピンドルモ
ータ65によって光磁気ディスク32のハブ32aがチ
ャッキングされる。このロード状態は、リンク69の挿
入方向手前側が、ベースプレート64に当接することに
よって、有効に維持される。
10Aに示すイジェクト状態にリセットする場合は、レ
バー62の挿入方向手前側を図示しないモータにより、
あるいは手動で、ロードスプリング63の附勢力に抗し
て下方に回動させる。この回動により、モータベース6
6に設けたアライメントピン68がカートリッジ31の
基準穴34a,34bからそれぞれ抜け出ると、その時
点で、ロードスプリング63の附勢力によりカートリッ
ジ31が挿入方向手前側に押し出され、イジェクト状態
に復帰する。
タベース66に設けたアライメントピン68が、カート
リッジ31の基準穴34a,34bに潜入を開始してか
ら、すなわちカートリッジ31の位置決めを行ってか
ら、スピンドルモータ65によって光磁気ディスク32
をチャッキングするので、チャッキングをより正確かつ
確実に行うことができる。
限らず、フロッピーディスクやZIPディスク等、ディ
スク状の記録媒体を収容するカートリッジを用いる種々
のディスク装置に有効に適用することができる。
録媒体が収納されたカートリッジを保持する第1の部材
(例えば、前記ベースプレート11)と、前記ディスク
状記録媒体を回転させるモータ(例えば、前記スピンド
ルモータ12)と前記カートリッジに配置された位置決
め穴(例えば、前記基準穴34a,34b)に係合する
位置決めピン(例えば、前記アライメントピン24a,
24b)とが配置された第2の部材(例えば、前記モー
タベース13)と、傾斜部(例えば、前記傾斜溝18
a,18b,18c,18d)が形成され前記ディスク
状記録媒体の媒体面に平行な第1の方向(例えば、図5
A〜Dの水平方向)に移動可能なように配置された第1
の移動部材(例えば、前記第2のスライドプレート1
8)とを含み、前記傾斜部は前記第1の方向に対し傾斜
しており、前記傾斜部が前記第1の方向に移動する過程
で、前記傾斜部での押圧力を受けて前記第1の部材と前
記第2の部材とが前記媒体面にほぼ垂直な第2の方向に
関し相対移動して前記位置決め穴に前記位置決めピンが
挿入されるようにしたディスク装置において、前記カー
トリッジが前記第1の部材の所定位置に挿入される過程
で前記カートリッジの移動と共に移動する第2の移動部
材(例えば、前記第1のスライドプレート15)と前記
第1の移動部材との間に介在する弾性部材(例えば、前
記ロードスプリング20)が変形し、この変形によって
生じる前記弾性部材の復元力に基づき前記第1の移動部
材の移動を行わせるようにしたことを特徴とするから、
本発明は以下の効果がある。簡単且つ安価な構成で、長
期間に亘って安定して使用できる信頼性の高いディスク
装置を提供することができる利点がある。
斜視図である。
カートリッジの構成を示す斜視図である。
じて、第2のスライドプレートに作用するロードスプリ
ングおよびプリテンションスプリングの力量の変化を示
す図である。
ための図である。
斜視図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスク状記録媒体が収納されたカート
リッジを保持する第1の部材と、前記ディスク状記録媒
体を回転させるモータと前記カートリッジに配置された
位置決め穴に係合する位置決めピンとが配置された第2
の部材と、傾斜部が形成され前記ディスク状記録媒体の
媒体面に平行な第1の方向に移動可能なように配置され
た第1の移動部材とを含み、前記傾斜部は前記第1の方
向に対し傾斜しており、前記傾斜部が前記第1の方向に
移動する過程で、前記傾斜部での押圧力を受けて前記第
1の部材と前記第2の部材とが前記媒体面にほぼ垂直な
第2の方向に関し相対移動して前記位置決め穴に前記位
置決めピンが挿入されるようにしたディスク装置におい
て、 前記カートリッジが前記第1の部材の所定位置に挿入さ
れる過程で前記カートリッジの移動と共に移動する第2
の移動部材と前記第1の移動部材との間に介在する弾性
部材が変形し、この変形によって生じる前記弾性部材の
復元力に基づき前記第1の移動部材の移動を行わせるよ
うにしたことを特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07151550A JP3093959B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07151550A JP3093959B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097348A JPH097348A (ja) | 1997-01-10 |
JP3093959B2 true JP3093959B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=15520978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07151550A Expired - Fee Related JP3093959B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093959B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP07151550A patent/JP3093959B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH097348A (ja) | 1997-01-10 |
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