JP2601678Y2 - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JP2601678Y2 JP2601678Y2 JP1993024026U JP2402693U JP2601678Y2 JP 2601678 Y2 JP2601678 Y2 JP 2601678Y2 JP 1993024026 U JP1993024026 U JP 1993024026U JP 2402693 U JP2402693 U JP 2402693U JP 2601678 Y2 JP2601678 Y2 JP 2601678Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はディスク装置に係り、特
にホルダに挿入されたディスク収納ケースを確実にイジ
ェクトできるよう構成したディスク装置に関する。
にホルダに挿入されたディスク収納ケースを確実にイジ
ェクトできるよう構成したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、可撓性の磁気ディスクが記録媒
体として収納されたディスク収納ケースを装着されて磁
気記録再生を行う磁気ディスク装置においては、収納ケ
ースを装置に装着するため収納ケースが挿入されるホル
ダと、収納ケースの挿入動作によりラッチレバーによる
係止を解除されて摺動するスライダとを有していた。
体として収納されたディスク収納ケースを装着されて磁
気記録再生を行う磁気ディスク装置においては、収納ケ
ースを装置に装着するため収納ケースが挿入されるホル
ダと、収納ケースの挿入動作によりラッチレバーによる
係止を解除されて摺動するスライダとを有していた。
【0003】そして、イジェクト操作によりスライダが
押圧操作されると、ラッチレバーがバネ力によりイジェ
クト方向に回動して収納ケースをホルダからイジェクト
する。
押圧操作されると、ラッチレバーがバネ力によりイジェ
クト方向に回動して収納ケースをホルダからイジェクト
する。
【0004】又、別のディスク装置では、ホルダに収納
ケースのシャッタを開くシャッタレバーが設けられたも
のがある。従って、イジェクト操作によりラッチレバー
がスライダの係止方向に回動するとともにバネ力により
回動するシャッタレバーの押圧力により収納ケースをホ
ルダからイジェクトするようになっている。
ケースのシャッタを開くシャッタレバーが設けられたも
のがある。従って、イジェクト操作によりラッチレバー
がスライダの係止方向に回動するとともにバネ力により
回動するシャッタレバーの押圧力により収納ケースをホ
ルダからイジェクトするようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記ディス
ク装置においては、ディスク収納ケースが合成樹脂製で
あるのに対し、ディスク収納ケースが挿入されるホル
ダ,ラッチレバー及びシャッタレバーが金属製であるの
で、ディスク収納ケースの挿入及びイジェクト操作が例
えば数百回程度繰り返されると、次第にホルダ,ラッチ
レバー及びシャッタレバーに摺接するディスク収納ケー
スの表面が削られ、摩耗する。そのため、ディスク収納
ケースの摺接部分の表面が粗くなり、ディスク収納ケー
スに対する摺動抵抗が増大する。又、ホルダの両側のデ
ィスク収納ケース支持部分等にディスク収納ケースの表
面から削られた摩耗粉が付着してディスク収納ケースに
対する摺動抵抗が増大する。
ク装置においては、ディスク収納ケースが合成樹脂製で
あるのに対し、ディスク収納ケースが挿入されるホル
ダ,ラッチレバー及びシャッタレバーが金属製であるの
で、ディスク収納ケースの挿入及びイジェクト操作が例
えば数百回程度繰り返されると、次第にホルダ,ラッチ
レバー及びシャッタレバーに摺接するディスク収納ケー
スの表面が削られ、摩耗する。そのため、ディスク収納
ケースの摺接部分の表面が粗くなり、ディスク収納ケー
スに対する摺動抵抗が増大する。又、ホルダの両側のデ
ィスク収納ケース支持部分等にディスク収納ケースの表
面から削られた摩耗粉が付着してディスク収納ケースに
対する摺動抵抗が増大する。
【0006】その結果、長期間の使用により上記摺動抵
抗がラッチレバーの押圧力よりも大きくなってしまい、
ディスク収納ケースをホルダからイジェクトする際、バ
ネ力により回動するラッチレバーの押圧力だけではディ
スク収納ケースがイジェクトできなくなるといった課題
が生ずる。
抗がラッチレバーの押圧力よりも大きくなってしまい、
ディスク収納ケースをホルダからイジェクトする際、バ
ネ力により回動するラッチレバーの押圧力だけではディ
スク収納ケースがイジェクトできなくなるといった課題
が生ずる。
【0007】このような問題を解決する手段として、ラ
ッチレバーを回動付勢するバネ力を大きくすることが考
えられるが、ディスク収納ケースがラッチレバーを押圧
しながら挿入されるため、ディスク収納ケースの挿入操
作が重くなり、操作性が低下するといった新たな問題が
発生する。
ッチレバーを回動付勢するバネ力を大きくすることが考
えられるが、ディスク収納ケースがラッチレバーを押圧
しながら挿入されるため、ディスク収納ケースの挿入操
作が重くなり、操作性が低下するといった新たな問題が
発生する。
【0008】そこで、本考案は上記課題を解決したディ
スク装置を提供することを目的とする。
スク装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の考案は、
ディスクが内包されたディスク収納ケースが挿入され、
イジェクト位置と記録又は再生を行なう装填位置との間
を移動可能に支持されたホルダと、イジェクト釦の押圧
操作により前記ホルダを前記イジェクト位置に移動させ
るように設けられ、且つ第1の弾性部材により前記ホル
ダを装填位置に移動させるように付勢されるスライダ
と、前記ホルダに挿入される前記ディスク収納ケースに
より押圧されて回動して前記スライダを前記ホルダの前
記装填位置に係止し、第2の弾性部材により前記ディス
ク収納ケースをイジェクトする方向に付勢され、前記ホ
ルダが前記装填位置にあるとき前記スライダにより回動
を阻止されるラッチレバーとを備えたディスク装置にお
いて、前記ホルダが前記装填位置に在り、前記ラッチレ
バーの摺動抵抗が前記第2の弾性部材の付勢力より大き
く、前記スライダによる係止が解除されたラッチレバー
が回動しないとき、前記スライダの一部により前記ラッ
チレバーを前記ディスク収納ケースがイジェクトされる
方向に回動させるように押圧することを特徴とすること
を特徴とするものである。
ディスクが内包されたディスク収納ケースが挿入され、
イジェクト位置と記録又は再生を行なう装填位置との間
を移動可能に支持されたホルダと、イジェクト釦の押圧
操作により前記ホルダを前記イジェクト位置に移動させ
るように設けられ、且つ第1の弾性部材により前記ホル
ダを装填位置に移動させるように付勢されるスライダ
と、前記ホルダに挿入される前記ディスク収納ケースに
より押圧されて回動して前記スライダを前記ホルダの前
記装填位置に係止し、第2の弾性部材により前記ディス
ク収納ケースをイジェクトする方向に付勢され、前記ホ
ルダが前記装填位置にあるとき前記スライダにより回動
を阻止されるラッチレバーとを備えたディスク装置にお
いて、前記ホルダが前記装填位置に在り、前記ラッチレ
バーの摺動抵抗が前記第2の弾性部材の付勢力より大き
く、前記スライダによる係止が解除されたラッチレバー
が回動しないとき、前記スライダの一部により前記ラッ
チレバーを前記ディスク収納ケースがイジェクトされる
方向に回動させるように押圧することを特徴とすること
を特徴とするものである。
【0010】又、請求項2の考案は、前記請求項1記載
のディスク装置において、前記スライダは、前記ディス
ク収納ケースの挿入方向と平行な方向へ摺動可能に配置
され、前記ラッチレバーを係止する係止部と、前記ラッ
チレバーに当接して前記ラッチレバーを回動する当接部
を有し、前記ラッチレバーは、前記スライダに係止され
る被係止部と、前記当接部が当接して押圧する被押圧部
と、前記第2の弾性部材の付勢力又は前記当接部の押圧
により前記ディスク収納ケースをイジェクト方向に押圧
する押圧部とを有することを特徴とするものである。
のディスク装置において、前記スライダは、前記ディス
ク収納ケースの挿入方向と平行な方向へ摺動可能に配置
され、前記ラッチレバーを係止する係止部と、前記ラッ
チレバーに当接して前記ラッチレバーを回動する当接部
を有し、前記ラッチレバーは、前記スライダに係止され
る被係止部と、前記当接部が当接して押圧する被押圧部
と、前記第2の弾性部材の付勢力又は前記当接部の押圧
により前記ディスク収納ケースをイジェクト方向に押圧
する押圧部とを有することを特徴とするものである。
【0011】又、請求項3の考案は、ディスク状の記録
媒体が収納されたディスク収納ケースが挿入されるホル
ダと、前記ディスク収納ケースが前記ホルダ内に挿入さ
れるとともに摺動変位して前記ホルダをディスク収納ケ
ースが装着されるディスク装着位置へ移動させる摺動部
材と、前記ホルダ内に挿入されたディスク収納ケースに
当接し、前記摺動部材のイジェクト動作後半に前記摺動
部材に係合して前記ディスク収納ケースをイジェクト方
向に押し出すように駆動されるイジェクト部材と、前記
ディスク装着動作により弾性部材の弾撥力に抗して回動
し、前記摺動部材により前記ディスク装着動作前の位置
に復帰することを規制されるとともに、前記摺動部材の
イジェクト動作前半に復帰方向への規制が解除されて前
記弾性部材の弾撥力により前記ホルダ内に挿入されたデ
ィスク収納ケースをイジェクト方向に押し出すように回
動して前記摺動部材を掛止する掛止レバーと、よりなる
ことを特徴とするものである。
媒体が収納されたディスク収納ケースが挿入されるホル
ダと、前記ディスク収納ケースが前記ホルダ内に挿入さ
れるとともに摺動変位して前記ホルダをディスク収納ケ
ースが装着されるディスク装着位置へ移動させる摺動部
材と、前記ホルダ内に挿入されたディスク収納ケースに
当接し、前記摺動部材のイジェクト動作後半に前記摺動
部材に係合して前記ディスク収納ケースをイジェクト方
向に押し出すように駆動されるイジェクト部材と、前記
ディスク装着動作により弾性部材の弾撥力に抗して回動
し、前記摺動部材により前記ディスク装着動作前の位置
に復帰することを規制されるとともに、前記摺動部材の
イジェクト動作前半に復帰方向への規制が解除されて前
記弾性部材の弾撥力により前記ホルダ内に挿入されたデ
ィスク収納ケースをイジェクト方向に押し出すように回
動して前記摺動部材を掛止する掛止レバーと、よりなる
ことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記請求項1によれば、ラッチレバーの摺動抵
抗が第2の弾性部材の付勢力より大きく、スライダによ
る係止が解除されたラッチレバーが回動しないとき、ス
ライダの一部によりラッチレバーをディスク収納ケース
がイジェクトされる方向に回動させるように押圧するた
め、ディスク収納ケースに対する摺動抵抗が増大しても
ホルダ内に挿入されたディスク収納ケースをイジェクト
操作に連動させて強制的にイジェクトさせることができ
る。
抗が第2の弾性部材の付勢力より大きく、スライダによ
る係止が解除されたラッチレバーが回動しないとき、ス
ライダの一部によりラッチレバーをディスク収納ケース
がイジェクトされる方向に回動させるように押圧するた
め、ディスク収納ケースに対する摺動抵抗が増大しても
ホルダ内に挿入されたディスク収納ケースをイジェクト
操作に連動させて強制的にイジェクトさせることができ
る。
【0013】又、請求項2によれば、スライダは、ディ
スク収納ケースの挿入方向と平行な方向へ摺動可能に配
置され、ラッチレバーを係止する係止部と、ラッチレバ
ーに当接してラッチレバーを回動する当接部を有し、ラ
ッチレバーは、スライダに係止される被係止部と、当接
部が当接して押圧する被押圧部と、第2の弾性部材の付
勢力又は当接部の押圧によりディスク収納ケースをイジ
ェクト方向に押圧する押圧部とを有するため、比較的簡
単な構成でディスク収納ケースに対する摺動抵抗が増大
してもホルダ内に挿入されたディスク収納ケースをイジ
ェクト操作に連動させて強制的にイジェクトさせること
ができる。
スク収納ケースの挿入方向と平行な方向へ摺動可能に配
置され、ラッチレバーを係止する係止部と、ラッチレバ
ーに当接してラッチレバーを回動する当接部を有し、ラ
ッチレバーは、スライダに係止される被係止部と、当接
部が当接して押圧する被押圧部と、第2の弾性部材の付
勢力又は当接部の押圧によりディスク収納ケースをイジ
ェクト方向に押圧する押圧部とを有するため、比較的簡
単な構成でディスク収納ケースに対する摺動抵抗が増大
してもホルダ内に挿入されたディスク収納ケースをイジ
ェクト操作に連動させて強制的にイジェクトさせること
ができる。
【0014】又、請求項3によれば、摺動部材のイジェ
クト動作前半にディスク収納ケースをイジェクト方向に
押し出すように回動して摺動部材を掛止する掛止レバー
とは別体に設けられたイジェクト部材により、ディスク
収納ケースに対する摺動抵抗が増大してもホルダ内に挿
入されたディスク収納ケースをイジェクト操作に連動さ
せて強制的にイジェクトさせることができる。
クト動作前半にディスク収納ケースをイジェクト方向に
押し出すように回動して摺動部材を掛止する掛止レバー
とは別体に設けられたイジェクト部材により、ディスク
収納ケースに対する摺動抵抗が増大してもホルダ内に挿
入されたディスク収納ケースをイジェクト操作に連動さ
せて強制的にイジェクトさせることができる。
【0015】
【実施例】図1乃至図4に本考案になるディスク装置の
第1実施例を示す。
第1実施例を示す。
【0016】各図中、磁気ディスク装置1はフレーム2
上にホルダ5,スライダ(摺動部材)14,カバー部材
13を有し、ホルダ5内には磁気ディスク3を収納する
収納ケース4(図9参照)が挿入される。
上にホルダ5,スライダ(摺動部材)14,カバー部材
13を有し、ホルダ5内には磁気ディスク3を収納する
収納ケース4(図9参照)が挿入される。
【0017】図2に示すように、ホルダ5はスライダ1
4の下方に昇降可能に支持され、スライダ14はカバー
部材13の下方に突出するガイドピン16によりAB方
向に摺動自在に支持されている。ラッチレバー(掛止レ
バー)19はトーションバネ21のバネ力によりD方向
(反時計方向)に附勢されており、スライダ14がA方
向にイジェクト操作されると、ラッチレバー19はイジ
ェクト動作の前半でトーションバネ21のバネ力により
D方向に回動してホルダ5内に挿入された磁気ディスク
収納ケース4をイジェクト方向(B方向)に押し出した
後、A方向に摺動変位したスライダ14を掛止する。従
って、ラッチレバー19はイジェクト部材としても機能
する。
4の下方に昇降可能に支持され、スライダ14はカバー
部材13の下方に突出するガイドピン16によりAB方
向に摺動自在に支持されている。ラッチレバー(掛止レ
バー)19はトーションバネ21のバネ力によりD方向
(反時計方向)に附勢されており、スライダ14がA方
向にイジェクト操作されると、ラッチレバー19はイジ
ェクト動作の前半でトーションバネ21のバネ力により
D方向に回動してホルダ5内に挿入された磁気ディスク
収納ケース4をイジェクト方向(B方向)に押し出した
後、A方向に摺動変位したスライダ14を掛止する。従
って、ラッチレバー19はイジェクト部材としても機能
する。
【0018】又、スライダ14にはラッチレバー当接部
33が設けられており、ラッチレバー19にはこのラッ
チレバー当接部33に当接するように突出する係合部3
4が設けられている。このラッチレバー当接部33は通
常のイジェクト操作をしても係合部34に当接せず、通
常のイジェクト操作よりもさらにスライダ14がイジェ
クト方向(A方向)に押圧されたとき、即ちイジェクト
動作の後半で係合部34に当接してラッチレバー19を
強制的にD方向に回動させる。そのため、ホルダ5内の
磁気ディスク収納ケース4はラッチレバー19の回動に
よりイジェクト方向(B方向)に押し出され、例えホル
ダ5に対する摺動抵抗が増大しても確実にイジェクトさ
れる。
33が設けられており、ラッチレバー19にはこのラッ
チレバー当接部33に当接するように突出する係合部3
4が設けられている。このラッチレバー当接部33は通
常のイジェクト操作をしても係合部34に当接せず、通
常のイジェクト操作よりもさらにスライダ14がイジェ
クト方向(A方向)に押圧されたとき、即ちイジェクト
動作の後半で係合部34に当接してラッチレバー19を
強制的にD方向に回動させる。そのため、ホルダ5内の
磁気ディスク収納ケース4はラッチレバー19の回動に
よりイジェクト方向(B方向)に押し出され、例えホル
ダ5に対する摺動抵抗が増大しても確実にイジェクトさ
れる。
【0019】ここで、各部材の構成について説明し、そ
のあと動作について説明することにする。
のあと動作について説明することにする。
【0020】図5及び図6に示すように、ホルダ5は収
納ケース4の装着、イジェクト操作に応じて昇降するよ
うに設けられており、天板5aには磁気ヘッド部8が相
対的に進入するための開口5bが設けられている。又、
ホルダ5の天板5aには上記収納ケース4のシャッタ4
a(図9参照)をケース挿入動作に関連して開くL字状
のシャッタレバー6が回動自在に支承されている。
納ケース4の装着、イジェクト操作に応じて昇降するよ
うに設けられており、天板5aには磁気ヘッド部8が相
対的に進入するための開口5bが設けられている。又、
ホルダ5の天板5aには上記収納ケース4のシャッタ4
a(図9参照)をケース挿入動作に関連して開くL字状
のシャッタレバー6が回動自在に支承されている。
【0021】尚、シャッタレバー6は復帰用のコイルバ
ネ7の引張力により時計方向(シャッタ閉方向)に附勢
され、先端には収納ケース4のシャッタ4aに係合する
係合ピン6aがホルダ5の円弧状の孔5cよりホルダ5
内に突出している。
ネ7の引張力により時計方向(シャッタ閉方向)に附勢
され、先端には収納ケース4のシャッタ4aに係合する
係合ピン6aがホルダ5の円弧状の孔5cよりホルダ5
内に突出している。
【0022】このシャッタレバー6はホルダ5の天板5
aに軸支された軸25により支承されており、軸25を
中心とする円弧状の腕部6bを有する。この腕部6bの
外側にはラック6cが形成されている。
aに軸支された軸25により支承されており、軸25を
中心とする円弧状の腕部6bを有する。この腕部6bの
外側にはラック6cが形成されている。
【0023】ホルダ5の天板5aにはシャッタレバー6
のラック6cが噛合して負荷を付与するブレーキ部材2
6が設けられている。尚、ブレーキ部材26は収納ケー
ス4がホルダ5内に挿入されているときは、ラック6c
がブレーキ部材26に噛合せず、後述するようにイジェ
クト動作開始後の動作途中にラック6cが噛合する位置
に設けられている。
のラック6cが噛合して負荷を付与するブレーキ部材2
6が設けられている。尚、ブレーキ部材26は収納ケー
ス4がホルダ5内に挿入されているときは、ラック6c
がブレーキ部材26に噛合せず、後述するようにイジェ
クト動作開始後の動作途中にラック6cが噛合する位置
に設けられている。
【0024】ブレーキ部材26は図8に示す如く、ホル
ダ5の天板5aに固着された固定ベース27上に摩擦材
としてのフエルト28が貼着され、固定ベース27と対
向するようにギヤ29が軸30により支承されている。
軸30は先端がかしめ加工されて天板5aに固定されて
おり、ギヤ29を固定ベース27に対して脱落しないよ
うに支持している。
ダ5の天板5aに固着された固定ベース27上に摩擦材
としてのフエルト28が貼着され、固定ベース27と対
向するようにギヤ29が軸30により支承されている。
軸30は先端がかしめ加工されて天板5aに固定されて
おり、ギヤ29を固定ベース27に対して脱落しないよ
うに支持している。
【0025】軸30の鍔30aとギヤ29の上面凹部2
9aとの間には円錐状のさらバネ31が平板状に圧縮さ
れており、ギヤ29はこのさらバネ31の押圧力により
下方のフエルト28に圧着される。従って、後述するよ
うにイジェクト動作時にシャッタレバー6が時計方向に
回動してラック6cがギヤ29に噛合すると、ギヤ29
とフエルト28との摩擦力によりシャッタレバー6の回
動速度が減速される。
9aとの間には円錐状のさらバネ31が平板状に圧縮さ
れており、ギヤ29はこのさらバネ31の押圧力により
下方のフエルト28に圧着される。従って、後述するよ
うにイジェクト動作時にシャッタレバー6が時計方向に
回動してラック6cがギヤ29に噛合すると、ギヤ29
とフエルト28との摩擦力によりシャッタレバー6の回
動速度が減速される。
【0026】図1、図11に示す如く、磁気ヘッド部8
は、ディスク半径方向(AB方向)に移動自在に設けら
れたキャリッジ9と、キャリッジ9の先端上面に設けら
れた下側磁気ヘッド10と、キャリッジ9の基端部9a
に回動自在に支持されたアーム11と、アーム11の先
端下面に設けられた上側磁気ヘッド12とよりなる。
は、ディスク半径方向(AB方向)に移動自在に設けら
れたキャリッジ9と、キャリッジ9の先端上面に設けら
れた下側磁気ヘッド10と、キャリッジ9の基端部9a
に回動自在に支持されたアーム11と、アーム11の先
端下面に設けられた上側磁気ヘッド12とよりなる。
【0027】キャリッジ9はステッピングモータ(図示
せず)により駆動されるリードスクリュウ(図示せず)
に螺合しており、リードスクリュウの回転に応じてフレ
ーム2上をA,B方向に移動し、磁気ヘッド10,12
を磁気ディスク3のトラッキング方向に移動させる。
せず)により駆動されるリードスクリュウ(図示せず)
に螺合しており、リードスクリュウの回転に応じてフレ
ーム2上をA,B方向に移動し、磁気ヘッド10,12
を磁気ディスク3のトラッキング方向に移動させる。
【0028】アーム11はキャリッジ9の基端部9aに
設けられたトーションバネ9cの押圧力によりC方向
(図11参照)に附勢されている。又、アーム11の側
方には当接部11aが突出しており、この当接部11a
にはホルダ5の天板5aが当接している。即ち、ケース
挿入前、アーム11はこのホルダ5の上昇により上方に
押圧され、上側磁気ヘッド12を下側磁気ヘッド10よ
り離間させる。
設けられたトーションバネ9cの押圧力によりC方向
(図11参照)に附勢されている。又、アーム11の側
方には当接部11aが突出しており、この当接部11a
にはホルダ5の天板5aが当接している。即ち、ケース
挿入前、アーム11はこのホルダ5の上昇により上方に
押圧され、上側磁気ヘッド12を下側磁気ヘッド10よ
り離間させる。
【0029】13はカバー部材で、ホルダ5の上部を覆
うようにフレーム2の縁部2a,2bに形成されたネジ
孔2cにネジ止めされている。図12に示す如く、カバ
ー部材13は、上方から見るとJ字状に形成された平面
部13aと、上記シャッタレバー6を避けるように形成
された切欠部13bと、両側より側方に突出し取付用ビ
ス15が挿通される取付部13cと、ホルダ5の両側面
5d,5eより突出するピン5fが嵌合し、ホルダ5の
昇降動作をガイドするガイド溝13dを有する二股状の
ガイド部13eとよりなる。
うようにフレーム2の縁部2a,2bに形成されたネジ
孔2cにネジ止めされている。図12に示す如く、カバ
ー部材13は、上方から見るとJ字状に形成された平面
部13aと、上記シャッタレバー6を避けるように形成
された切欠部13bと、両側より側方に突出し取付用ビ
ス15が挿通される取付部13cと、ホルダ5の両側面
5d,5eより突出するピン5fが嵌合し、ホルダ5の
昇降動作をガイドするガイド溝13dを有する二股状の
ガイド部13eとよりなる。
【0030】14はスライダで、ホルダ5の天板5aと
カバー部材13との間に設けられている。スライダ14
は上方から見るとU字状に形成された天板14aと、天
板14aの両側縁部より下方に折曲された側板14b,
14cとを有する。天板14aにはカバー部材13の平
面部13aに穿設された孔13fに下方から植設された
ガイドピン16が挿通される4個の長孔14dがAB方
向に延在するように穿設されている。尚、長孔14dは
端部にガイドピン16の大径部16aが挿通される孔1
4d1 と、ガイドピン16の小径部16bが摺接するガ
イド溝14d2とよりなる。
カバー部材13との間に設けられている。スライダ14
は上方から見るとU字状に形成された天板14aと、天
板14aの両側縁部より下方に折曲された側板14b,
14cとを有する。天板14aにはカバー部材13の平
面部13aに穿設された孔13fに下方から植設された
ガイドピン16が挿通される4個の長孔14dがAB方
向に延在するように穿設されている。尚、長孔14dは
端部にガイドピン16の大径部16aが挿通される孔1
4d1 と、ガイドピン16の小径部16bが摺接するガ
イド溝14d2とよりなる。
【0031】又、スライダ14の天板14aの奥部側の
端面には突起14eが上方に突出している。スライダ1
4の両側の側板14b,14cは、ホルダ5の両側より
突出する突出ピン5fが嵌合する傾斜溝14fを有し、
天板14aの前端にはイジェクト釦の取付部14gが突
出している。さらに、突起14eよりA方向に延在する
腕部14hには、前述したラッチレバー当接部33が設
けられている。ラッチレバー当接部33は段差形状に形
成されており、通常ラッチレバー19に当接しない位置
にある。
端面には突起14eが上方に突出している。スライダ1
4の両側の側板14b,14cは、ホルダ5の両側より
突出する突出ピン5fが嵌合する傾斜溝14fを有し、
天板14aの前端にはイジェクト釦の取付部14gが突
出している。さらに、突起14eよりA方向に延在する
腕部14hには、前述したラッチレバー当接部33が設
けられている。ラッチレバー当接部33は段差形状に形
成されており、通常ラッチレバー19に当接しない位置
にある。
【0032】18はスライダ14をB方向に押圧する引
張バネ(第1の弾性部材)で、一端がスライダ14に掛
止され、他端がカバー部材13の端部より下方に突出す
る掛止部13gに掛止されている。上記スライダ14
は、引張バネ18の押圧力によりケース挿入時はB方向
に変位しており、イジェクト操作時はイジェクト釦17
が押圧されるとともにA方向に摺動する。
張バネ(第1の弾性部材)で、一端がスライダ14に掛
止され、他端がカバー部材13の端部より下方に突出す
る掛止部13gに掛止されている。上記スライダ14
は、引張バネ18の押圧力によりケース挿入時はB方向
に変位しており、イジェクト操作時はイジェクト釦17
が押圧されるとともにA方向に摺動する。
【0033】19はラッチレバーで、カバー部材13に
植設されたピン20により回動自在に支承され、収納ケ
ース4に当接してイジェクト時に押圧するケース押圧部
19aと、スライダ14の突起14eを係止する係止部
19bとよりなる。図13に示すように、係止部19b
は収納ケース4がホルダ5内に挿入される際スライダ1
4の突起14eが摺接する摺接部19b−1と、イジェ
クト操作されたときスライダ14の突起14eに当接す
る当接部19b−2とを有する。ラッチレバー19は、
上板19cと、下板19dと、上板19cと下板19d
との間を接続する接続部19eとを有し、上板19c及
び下板19dにはピン20が貫通する孔19e,19f
が穿設されている。
植設されたピン20により回動自在に支承され、収納ケ
ース4に当接してイジェクト時に押圧するケース押圧部
19aと、スライダ14の突起14eを係止する係止部
19bとよりなる。図13に示すように、係止部19b
は収納ケース4がホルダ5内に挿入される際スライダ1
4の突起14eが摺接する摺接部19b−1と、イジェ
クト操作されたときスライダ14の突起14eに当接す
る当接部19b−2とを有する。ラッチレバー19は、
上板19cと、下板19dと、上板19cと下板19d
との間を接続する接続部19eとを有し、上板19c及
び下板19dにはピン20が貫通する孔19e,19f
が穿設されている。
【0034】又、上板19cには、ホルダ5内の収納ケ
ース4に対向するように下板19d側へ延在するケース
押圧部19aが設けられ、且つ側方に延在する係止部1
9bが設けられている。さらに、接続部19eにはバネ
掛止用の孔19g,19hが穿設されている。ラッチレ
バー19には前述したスライダ14のラッチレバー当接
部33に当接するように上板19cから突出する係合部
(被押圧部)34が設けられている。
ース4に対向するように下板19d側へ延在するケース
押圧部19aが設けられ、且つ側方に延在する係止部1
9bが設けられている。さらに、接続部19eにはバネ
掛止用の孔19g,19hが穿設されている。ラッチレ
バー19には前述したスライダ14のラッチレバー当接
部33に当接するように上板19cから突出する係合部
(被押圧部)34が設けられている。
【0035】トーションバネ(第2の弾性部材)21
は、ラッチレバー19の上板19cと下板19dとの間
に介在するようにピン20に巻装されている。そして、
トーションバネ21は、一端がカバー部材13の端部よ
り下方に突出する掛止部13hに掛止されており、他端
がラッチレバー19のバネ掛止用の孔19gに挿通さ
れ、D方向(反時計方向)に附勢している。そのため、
スライダ14がA方向にイジェクト操作されると、ラッ
チレバー19はD方向に回動して係止部19bの当接部
19b−2が係止部14eと当接し、A方向に変位した
スライダ14を掛止する。
は、ラッチレバー19の上板19cと下板19dとの間
に介在するようにピン20に巻装されている。そして、
トーションバネ21は、一端がカバー部材13の端部よ
り下方に突出する掛止部13hに掛止されており、他端
がラッチレバー19のバネ掛止用の孔19gに挿通さ
れ、D方向(反時計方向)に附勢している。そのため、
スライダ14がA方向にイジェクト操作されると、ラッ
チレバー19はD方向に回動して係止部19bの当接部
19b−2が係止部14eと当接し、A方向に変位した
スライダ14を掛止する。
【0036】尚、図12に示すように、カバー部材13
にはスライダ14,ラッチレバー19,引張バネ18,
トーションバネ21が上記のように組付けておくことに
よりアッセンブリ化することができる。そのため、上記
磁気ディスク装置1の組付工程においては、上記カバー
部材13,スライダ14,ラッチレバー19,引張バネ
18,トーションバネ21を1個の組立体として用意し
ておくことにより、短時間で能率良く組付けることがで
きる。
にはスライダ14,ラッチレバー19,引張バネ18,
トーションバネ21が上記のように組付けておくことに
よりアッセンブリ化することができる。そのため、上記
磁気ディスク装置1の組付工程においては、上記カバー
部材13,スライダ14,ラッチレバー19,引張バネ
18,トーションバネ21を1個の組立体として用意し
ておくことにより、短時間で能率良く組付けることがで
きる。
【0037】図14,図15に示す如く、ケース挿入前
はホルダ5が挿入位置に上昇している。上側磁気ヘッド
12のアーム11はホルダ5の天板5aに当接する当接
部11aを有するため、ホルダ5とともに上昇してい
る。従って、ホルダ5とカバー部材13との間にはアー
ム11が上方に回動するための隙間Sが必要である。上
記スライダ14はこの隙間S内に収まるようにホルダ5
とカバー部材13との間に設けられている。
はホルダ5が挿入位置に上昇している。上側磁気ヘッド
12のアーム11はホルダ5の天板5aに当接する当接
部11aを有するため、ホルダ5とともに上昇してい
る。従って、ホルダ5とカバー部材13との間にはアー
ム11が上方に回動するための隙間Sが必要である。上
記スライダ14はこの隙間S内に収まるようにホルダ5
とカバー部材13との間に設けられている。
【0038】図6において、22は装着された収納ケー
ス4内の磁気ディスクが載置されるターンテーブルで、
モータ23の回転駆動力により定速回転する。又、モー
タ23はフレーム2の底面側に取り付けられた基板24
上に設けられている。モータ23は基板24上に駆動コ
イル(図示せず)が設けられ、ロータ23a上にターン
テーブル22が設けられている。従って、モータ23は
フレーム2内に埋設され、且つ基板23上に設けられて
いるため、薄型化が図られている。そして、ターンテー
ブル22はホルダ5の位置が低くなったのに対応して載
置面22aがフレーム2の上面2dに近接するようにフ
レーム2に対するターンテーブル22の位置が低くなっ
ている。
ス4内の磁気ディスクが載置されるターンテーブルで、
モータ23の回転駆動力により定速回転する。又、モー
タ23はフレーム2の底面側に取り付けられた基板24
上に設けられている。モータ23は基板24上に駆動コ
イル(図示せず)が設けられ、ロータ23a上にターン
テーブル22が設けられている。従って、モータ23は
フレーム2内に埋設され、且つ基板23上に設けられて
いるため、薄型化が図られている。そして、ターンテー
ブル22はホルダ5の位置が低くなったのに対応して載
置面22aがフレーム2の上面2dに近接するようにフ
レーム2に対するターンテーブル22の位置が低くなっ
ている。
【0039】ここで、上記構成になる磁気ディスク装置
1の動作につき説明する。
1の動作につき説明する。
【0040】収納ケース4が挿入される前の磁気ディス
ク装置1は図14,図15に示す状態となっている。即
ち、スライダ14はA方向に摺動した位置に係止されて
いる。又、上側磁気ヘッド12を有するアーム11はホ
ルダ5とともにディスク挿入位置に上昇している。
ク装置1は図14,図15に示す状態となっている。即
ち、スライダ14はA方向に摺動した位置に係止されて
いる。又、上側磁気ヘッド12を有するアーム11はホ
ルダ5とともにディスク挿入位置に上昇している。
【0041】今、図1、図14、図15中1点鎖線で示
すように収納ケース4が前面ベゼル1Aのディスク挿入
口1Bからホルダ5内に挿入されると、収納ケース4の
前端はA方向に移動してラッチレバー19のケース押圧
部19aに当接する。さらに、収納ケース4をA方向に
押圧すると、図16に示すようにラッチレバー19は時
計方向に回動し、係止部19bの当接部19b−2がス
ライダ14の突起14eより離間する。これによりラッ
チレバー19によるスライダ14の係止が解除され、ス
ライダ14は引張バネ18の押圧力によりB方向に摺動
する。その際、スライダ14は4個のガイドピン16に
支持されながらB方向へ安定的に摺動する。
すように収納ケース4が前面ベゼル1Aのディスク挿入
口1Bからホルダ5内に挿入されると、収納ケース4の
前端はA方向に移動してラッチレバー19のケース押圧
部19aに当接する。さらに、収納ケース4をA方向に
押圧すると、図16に示すようにラッチレバー19は時
計方向に回動し、係止部19bの当接部19b−2がス
ライダ14の突起14eより離間する。これによりラッ
チレバー19によるスライダ14の係止が解除され、ス
ライダ14は引張バネ18の押圧力によりB方向に摺動
する。その際、スライダ14は4個のガイドピン16に
支持されながらB方向へ安定的に摺動する。
【0042】スライダ14の両側板14b,14cに設
けられた傾斜溝14fにはホルダ5の両側より突出する
突出ピン5fが係合しているため、スライダ14のB方
向への摺動動作とともに突出ピン5fが傾斜溝14fを
摺接し下方に押圧される。これによりホルダ5は図1
0,図11に示すディスク装着位置へ降下し、収納ケー
ス4内の磁気ディスク3がターンテーブル22上に載置
される。
けられた傾斜溝14fにはホルダ5の両側より突出する
突出ピン5fが係合しているため、スライダ14のB方
向への摺動動作とともに突出ピン5fが傾斜溝14fを
摺接し下方に押圧される。これによりホルダ5は図1
0,図11に示すディスク装着位置へ降下し、収納ケー
ス4内の磁気ディスク3がターンテーブル22上に載置
される。
【0043】又、ホルダ5の降下とともにアーム11が
トーションバネ9cの押圧力により反時計方向に回動し
て上側磁気ヘッド12を降下させる。尚、図9に示すよ
うに収納ケース4はホルダ5内に挿入される過程でヘッ
ド当接用の開口を閉じるシャッタ4aがシャッタレバー
6のピン6aに係合する。そして、シャッタレバー6は
バネ7に抗して反時計方向に回動してシャッタ4aをE
方向にスライドさせて開にする。そのため、磁気ディス
ク3がターンテーブル22に載置されるとともに、磁気
ディスク3の記録面に磁気ヘッド12,10が当接す
る。
トーションバネ9cの押圧力により反時計方向に回動し
て上側磁気ヘッド12を降下させる。尚、図9に示すよ
うに収納ケース4はホルダ5内に挿入される過程でヘッ
ド当接用の開口を閉じるシャッタ4aがシャッタレバー
6のピン6aに係合する。そして、シャッタレバー6は
バネ7に抗して反時計方向に回動してシャッタ4aをE
方向にスライドさせて開にする。そのため、磁気ディス
ク3がターンテーブル22に載置されるとともに、磁気
ディスク3の記録面に磁気ヘッド12,10が当接す
る。
【0044】尚、収納ケース4がホルダ5内に挿入され
るとともに、シャッタレバー6の先端に設けられたピン
6aは、収納ケース4前端に設けられた凹部4b内に嵌
合し、凹部4bの壁とシャッター4a(収納ケース4内
のバネにより閉方向に付勢されている)とにより挟持さ
れ、回動を阻止される。
るとともに、シャッタレバー6の先端に設けられたピン
6aは、収納ケース4前端に設けられた凹部4b内に嵌
合し、凹部4bの壁とシャッター4a(収納ケース4内
のバネにより閉方向に付勢されている)とにより挟持さ
れ、回動を阻止される。
【0045】又、ホルダ5が装着位置に降下する直前に
ラック6cがブレーキ部材26のギヤ29より離間する
ため、最終段階では小さな操作力で収納ケース4を挿入
することができる。
ラック6cがブレーキ部材26のギヤ29より離間する
ため、最終段階では小さな操作力で収納ケース4を挿入
することができる。
【0046】その後、ターンテーブル22がモータ23
により回転駆動されると、磁気ディスク3はターンテー
ブル22とともに回転し、磁気ヘッド10,12により
磁気記録再生される。
により回転駆動されると、磁気ディスク3はターンテー
ブル22とともに回転し、磁気ヘッド10,12により
磁気記録再生される。
【0047】次に、上記構成とされた磁気ディスク装置
1のイジェクト動作につき説明する。
1のイジェクト動作につき説明する。
【0048】上記のように装着された磁気ディスクを収
納ケース4とともにイジェクトする際は、まずイジェク
ト釦17をA方向に押圧する。これにより、スライダ1
4がA方向に摺動し、ホルダ5がディスク挿入位置へ上
昇する。スライダ14がA方向に移動すると、突起14
eがラッチレバー19の係止部19bの摺接部19b−
1を摺接して同方向に移動する。突起14eが摺接部1
9b−1を通過し終わると、突起14eによるラッチレ
バー19の復帰方向の回動規制が解除され、ラッチレバ
ー19はトーションバネ21の押圧力によりD方向に回
動し、係止部19bの当接部19b−2がスライダ14
の突起14eに当接してこれを掛止する。即ち、ラッチ
レバー19はスライダ14によるイジェクト動作の前半
でトーションバネ21のバネ力によりD方向に回動す
る。
納ケース4とともにイジェクトする際は、まずイジェク
ト釦17をA方向に押圧する。これにより、スライダ1
4がA方向に摺動し、ホルダ5がディスク挿入位置へ上
昇する。スライダ14がA方向に移動すると、突起14
eがラッチレバー19の係止部19bの摺接部19b−
1を摺接して同方向に移動する。突起14eが摺接部1
9b−1を通過し終わると、突起14eによるラッチレ
バー19の復帰方向の回動規制が解除され、ラッチレバ
ー19はトーションバネ21の押圧力によりD方向に回
動し、係止部19bの当接部19b−2がスライダ14
の突起14eに当接してこれを掛止する。即ち、ラッチ
レバー19はスライダ14によるイジェクト動作の前半
でトーションバネ21のバネ力によりD方向に回動す
る。
【0049】このように、ラッチレバー19がD方向に
回動することにより、ホルダ5内の収納ケース4はラッ
チレバー19のケース押圧部19aに押圧されてB方向
にイジェクトされる。
回動することにより、ホルダ5内の収納ケース4はラッ
チレバー19のケース押圧部19aに押圧されてB方向
にイジェクトされる。
【0050】イジェクト開始動作時は、ラッチレバー1
9がトーションバネ21の弾発力によりD方向に回動す
るとともに、シャッタレバー6がバネ7の引張力により
時計方向に回動する。尚、イジェクト動作時には、前述
したようにラッチレバー19のD方向への回動規制が解
除されることにより、ラッチレバー19がD方向に回動
して収納ケース4をB方向に移動させると、シャッタレ
バー6のピン6aは、収納ケース4前端に設けられた凹
部4bより離間してシャッタレバー6の回動規制が解除
される。従って、シャッタレバー6は、上記イジェクト
動作とともに時計方向に回動してピン6aが収納ケース
4前端に沿って移動して収納ケース4をイジェクトす
る。
9がトーションバネ21の弾発力によりD方向に回動す
るとともに、シャッタレバー6がバネ7の引張力により
時計方向に回動する。尚、イジェクト動作時には、前述
したようにラッチレバー19のD方向への回動規制が解
除されることにより、ラッチレバー19がD方向に回動
して収納ケース4をB方向に移動させると、シャッタレ
バー6のピン6aは、収納ケース4前端に設けられた凹
部4bより離間してシャッタレバー6の回動規制が解除
される。従って、シャッタレバー6は、上記イジェクト
動作とともに時計方向に回動してピン6aが収納ケース
4前端に沿って移動して収納ケース4をイジェクトす
る。
【0051】そのため、ホルダ5内の収納ケース4はラ
ッチレバー19の押圧力とシャッタレバー6の押圧力と
の合力によりイジェクト方向に移動する。しかし、ラッ
チレバー19のAB方向のストロークは短いので、イジ
ェクト開始動作後は、シャッタレバー6の押圧力により
収納ケース4がイジェクトされる。そして、イジェクト
動作開始時、シャッタレバー6のラック6cがブレーキ
部材26のギヤ29に噛合しておらず、収納ケース4は
シャッタレバー6とラッチレバー19との合力によりB
方向に加速される。さらに、収納ケース4がB方向に移
動すると、図17に示すようにシャッタレバー6のラッ
ク6cがブレーキ部材26のギヤ29に噛合する。その
ため、ブレーキ部材26はギヤ29とフエルト28との
摩擦力をラック6cに伝達し、シャッタレバー6の回動
速度が減速される。
ッチレバー19の押圧力とシャッタレバー6の押圧力と
の合力によりイジェクト方向に移動する。しかし、ラッ
チレバー19のAB方向のストロークは短いので、イジ
ェクト開始動作後は、シャッタレバー6の押圧力により
収納ケース4がイジェクトされる。そして、イジェクト
動作開始時、シャッタレバー6のラック6cがブレーキ
部材26のギヤ29に噛合しておらず、収納ケース4は
シャッタレバー6とラッチレバー19との合力によりB
方向に加速される。さらに、収納ケース4がB方向に移
動すると、図17に示すようにシャッタレバー6のラッ
ク6cがブレーキ部材26のギヤ29に噛合する。その
ため、ブレーキ部材26はギヤ29とフエルト28との
摩擦力をラック6cに伝達し、シャッタレバー6の回動
速度が減速される。
【0052】即ち、収納ケース4は図18に示す如く、
シャッタレバー6がダンパ26により減速されながら時
計方向に回動するため、ホルダ5内を一定速度でB方向
へ移動し、その端部が前面ベゼル1Aより突出した位置
で停止する。従って、シャッタレバー6の押圧力により
収納ケース4が勢い良くイジェクトされて飛びだすこと
が防止され、常に収納ケース4を図17に示す同一位置
にイジェクトすることができる。よって、操作者は収納
ケース4を容易に引き出すことができる。
シャッタレバー6がダンパ26により減速されながら時
計方向に回動するため、ホルダ5内を一定速度でB方向
へ移動し、その端部が前面ベゼル1Aより突出した位置
で停止する。従って、シャッタレバー6の押圧力により
収納ケース4が勢い良くイジェクトされて飛びだすこと
が防止され、常に収納ケース4を図17に示す同一位置
にイジェクトすることができる。よって、操作者は収納
ケース4を容易に引き出すことができる。
【0053】ところが、収納ケース4が合成樹脂製であ
るのに対し、収納ケース4が挿入されるホルダ5,ラッ
チレバー19及びシャッタレバー6が金属製であるの
で、収納ケース4の挿入及びイジェクト操作が例えば数
百回程度繰り返されると、次第にホルダ5,ラッチレバ
ー19及びシャッタレバー6に摺接する収納ケース4の
表面が削られ、摩耗する。そのため、収納ケース4の摺
接部分の表面が粗くなるとともに、ホルダ5の両側内壁
等に収納ケース4の表面から削られた摩耗粉が付着して
収納ケース4に対する摺動抵抗が増大する。
るのに対し、収納ケース4が挿入されるホルダ5,ラッ
チレバー19及びシャッタレバー6が金属製であるの
で、収納ケース4の挿入及びイジェクト操作が例えば数
百回程度繰り返されると、次第にホルダ5,ラッチレバ
ー19及びシャッタレバー6に摺接する収納ケース4の
表面が削られ、摩耗する。そのため、収納ケース4の摺
接部分の表面が粗くなるとともに、ホルダ5の両側内壁
等に収納ケース4の表面から削られた摩耗粉が付着して
収納ケース4に対する摺動抵抗が増大する。
【0054】その結果、長期間の使用により上記摺動抵
抗がラッチレバー19の押圧力よりも大きくなってしま
い、収納ケース4をホルダ5からイジェクトする際、ト
ーションバネ21のバネ力により付勢されたラッチレバ
ー19の回動規制が解除されてもラッチレバー19が回
動できず、トーションバネ21のバネ力だけでは収納ケ
ース4がイジェクトできなくなる。
抗がラッチレバー19の押圧力よりも大きくなってしま
い、収納ケース4をホルダ5からイジェクトする際、ト
ーションバネ21のバネ力により付勢されたラッチレバ
ー19の回動規制が解除されてもラッチレバー19が回
動できず、トーションバネ21のバネ力だけでは収納ケ
ース4がイジェクトできなくなる。
【0055】しかし、本実施例では、スライダ14には
ラッチレバー当接部33が設けられているため、イジェ
クト釦17がさらにA方向に押圧されると、図19に示
すようにラッチレバー当接部33がラッチレバー19に
設けられた係合部34に当接する。そのため、ラッチレ
バー19は係合部34がさらにA方向に摺動するのに連
動して強制的にD方向(反時計方向)に回動することが
できる。
ラッチレバー当接部33が設けられているため、イジェ
クト釦17がさらにA方向に押圧されると、図19に示
すようにラッチレバー当接部33がラッチレバー19に
設けられた係合部34に当接する。そのため、ラッチレ
バー19は係合部34がさらにA方向に摺動するのに連
動して強制的にD方向(反時計方向)に回動することが
できる。
【0056】即ち、ラッチレバー19はスライダ14に
よるイジェクト動作の後半にD方向に強制的に回動す
る。そのため、ホルダ5内の収納ケース4はラッチレバ
ー19が強制的に回動することによりイジェクト方向
(B方向)に押し出され、例え収納ケース4の摩耗に伴
うホルダ5に対する摺動抵抗が増大しても確実にイジェ
クトされる。
よるイジェクト動作の後半にD方向に強制的に回動す
る。そのため、ホルダ5内の収納ケース4はラッチレバ
ー19が強制的に回動することによりイジェクト方向
(B方向)に押し出され、例え収納ケース4の摩耗に伴
うホルダ5に対する摺動抵抗が増大しても確実にイジェ
クトされる。
【0057】即ち、上記のようにラッチレバー19が通
常以上の角度回動して収納ケース4がイジェクト方向
(B方向)に押し出されると、収納ケース4に対する静
止摩擦が動摩擦に代わり実質的に収納ケース4に対する
摺動抵抗が減少する。よって、ラッチレバー19に押し
出された収納ケース4は、シャッタレバー6の押圧力に
よりイジェクトされる。
常以上の角度回動して収納ケース4がイジェクト方向
(B方向)に押し出されると、収納ケース4に対する静
止摩擦が動摩擦に代わり実質的に収納ケース4に対する
摺動抵抗が減少する。よって、ラッチレバー19に押し
出された収納ケース4は、シャッタレバー6の押圧力に
よりイジェクトされる。
【0058】図20に本考案の第2実施例を示す。
【0059】同図中、35がイジェクト部材で、上記ラ
ッチレバー19とは別体に設けられている。このイジェ
クト部材35は、ラッチレバー19の奥部に位置するよ
うに配設されており、カバー部材13に設けられたピン
36により回動自在に支承されている。又、イジェクト
部材35は「く」字状に形成されており、一端が収納ケ
ース4に当接してイジェクト時に押圧するケース押圧部
35aであり、他端がスライダ14より側方に突出する
当接部37に当接するように延在する係合部35bとな
っている。
ッチレバー19とは別体に設けられている。このイジェ
クト部材35は、ラッチレバー19の奥部に位置するよ
うに配設されており、カバー部材13に設けられたピン
36により回動自在に支承されている。又、イジェクト
部材35は「く」字状に形成されており、一端が収納ケ
ース4に当接してイジェクト時に押圧するケース押圧部
35aであり、他端がスライダ14より側方に突出する
当接部37に当接するように延在する係合部35bとな
っている。
【0060】従って、通常はラッチレバー19の回動に
よりホルダ5内の収納ケース4はイジェクトされるが、
ホルダ5に対する摺動抵抗が増大したときには、スライ
ダ14がさらにA方向に摺動操作される。そのため、イ
ジェクト動作の後半でスライダ14の当接部37がイジ
ェクト部材35の係合部35bに当接し、イジェクト部
材35を反時計方向に回動させる。
よりホルダ5内の収納ケース4はイジェクトされるが、
ホルダ5に対する摺動抵抗が増大したときには、スライ
ダ14がさらにA方向に摺動操作される。そのため、イ
ジェクト動作の後半でスライダ14の当接部37がイジ
ェクト部材35の係合部35bに当接し、イジェクト部
材35を反時計方向に回動させる。
【0061】よって、ホルダ5内の収納ケース4は、イ
ジェクト部材35のケース押圧部35aに押圧されて第
1実施例と同様にB方向にイジェクトされる。
ジェクト部材35のケース押圧部35aに押圧されて第
1実施例と同様にB方向にイジェクトされる。
【0062】図21に本考案の第3実施例を示す。
【0063】同図中、ラッチレバー19のケース押圧部
19a’が収納ケース4のシャッタ4aに当接する位置
まで延在している。即ち、ラッチレバー19は、イジェ
クト部材として機能するとともに上記シャッタレバー6
をも兼ねている。
19a’が収納ケース4のシャッタ4aに当接する位置
まで延在している。即ち、ラッチレバー19は、イジェ
クト部材として機能するとともに上記シャッタレバー6
をも兼ねている。
【0064】従って、上記シャッタレバー6が不要であ
り、収納ケース4がホルダ5内に挿入されると、シャッ
タ4aはケース押圧部19aの先端に当接してE方向に
スライドして開動作する。又、イジェクト操作時は、前
述したように突起14eによるラッチレバー19の復帰
方向の回動規制が解除され、ラッチレバー19はトーシ
ョンバネ21の押圧力によりD方向に回動し、係止部1
9bの当接部19b−2がスライダ14の突起14eに
当接してこれを掛止する。
り、収納ケース4がホルダ5内に挿入されると、シャッ
タ4aはケース押圧部19aの先端に当接してE方向に
スライドして開動作する。又、イジェクト操作時は、前
述したように突起14eによるラッチレバー19の復帰
方向の回動規制が解除され、ラッチレバー19はトーシ
ョンバネ21の押圧力によりD方向に回動し、係止部1
9bの当接部19b−2がスライダ14の突起14eに
当接してこれを掛止する。
【0065】このように、ラッチレバー19がD方向に
回動することにより、ホルダ5内の収納ケース4はラッ
チレバー19のケース押圧部19aに押圧されてB方向
にイジェクトされる。尚、ケース押圧部19aは上記第
1,2実施例よりも長く延在しているため、イジェクト
時に収納ケース4を押し戻すストロークが長くなり、収
納ケース4を掴みやすい位置に前面ベゼル1Aより突出
させる。
回動することにより、ホルダ5内の収納ケース4はラッ
チレバー19のケース押圧部19aに押圧されてB方向
にイジェクトされる。尚、ケース押圧部19aは上記第
1,2実施例よりも長く延在しているため、イジェクト
時に収納ケース4を押し戻すストロークが長くなり、収
納ケース4を掴みやすい位置に前面ベゼル1Aより突出
させる。
【0066】又、イジェクト釦17が通常のイジェクト
操作よりもさらにA方向に押圧されると、上記第1実施
例と同様にスライダ14に設けられたラッチレバー当接
部33がラッチレバー19に設けられた係合部34に当
接する。そのため、ラッチレバー19はイジェクト動作
の後半で係合部34がA方向に摺動するのに連動してラ
ッチレバー19を強制的にD方向(反時計方向)に回動
させる。そのため、ホルダ5内の収納ケース4はラッチ
レバー19が回動することによりイジェクト方向(B方
向)に押し出され、例え収納ケース4の摩耗に伴うホル
ダ5に対する摺動抵抗が増大しても確実にイジェクトさ
れる。
操作よりもさらにA方向に押圧されると、上記第1実施
例と同様にスライダ14に設けられたラッチレバー当接
部33がラッチレバー19に設けられた係合部34に当
接する。そのため、ラッチレバー19はイジェクト動作
の後半で係合部34がA方向に摺動するのに連動してラ
ッチレバー19を強制的にD方向(反時計方向)に回動
させる。そのため、ホルダ5内の収納ケース4はラッチ
レバー19が回動することによりイジェクト方向(B方
向)に押し出され、例え収納ケース4の摩耗に伴うホル
ダ5に対する摺動抵抗が増大しても確実にイジェクトさ
れる。
【0067】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置等にも適
用できるのは勿論である。
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置等にも適
用できるのは勿論である。
【0068】
【考案の効果】上述の如く、本考案の上記請求項1によ
れば、ラッチレバーの摺動抵抗が第2の弾性部材の付勢
力より大きく、スライダによる係止が解除されたラッチ
レバーが回動しないとき、スライダの一部によりラッチ
レバーをディスク収納ケースがイジェクトされる方向に
回動させるように押圧するため、ホルダ内に挿入された
ディスク収納ケースをイジェクト操作に連動させて強制
的にイジェクトさせることができ、例えディスク収納ケ
ースの摩耗粉がホルダに付着してディスク収納ケースと
ホルダとの間の摺動抵抗が増大してディスク収納ケース
がバネ力だけではイジェクトできないといった問題が生
じても摺動部材がイジェクト操作される操作力によりイ
ジェクト部材をイジェクト方向に駆動するため、ディス
ク収納ケースを確実にイジェクトすることができる。
れば、ラッチレバーの摺動抵抗が第2の弾性部材の付勢
力より大きく、スライダによる係止が解除されたラッチ
レバーが回動しないとき、スライダの一部によりラッチ
レバーをディスク収納ケースがイジェクトされる方向に
回動させるように押圧するため、ホルダ内に挿入された
ディスク収納ケースをイジェクト操作に連動させて強制
的にイジェクトさせることができ、例えディスク収納ケ
ースの摩耗粉がホルダに付着してディスク収納ケースと
ホルダとの間の摺動抵抗が増大してディスク収納ケース
がバネ力だけではイジェクトできないといった問題が生
じても摺動部材がイジェクト操作される操作力によりイ
ジェクト部材をイジェクト方向に駆動するため、ディス
ク収納ケースを確実にイジェクトすることができる。
【0069】又、請求項2によれば、スライダは、ディ
スク収納ケースの挿入方向と平行な方向へ摺動可能に配
置され、ラッチレバーを係止する係止部と、ラッチレバ
ーに当接してラッチレバーを回動する当接部を有し、ラ
ッチレバーは、スライダに係止される被係止部と、当接
部が当接して押圧する被押圧部と、第2の弾性部材の付
勢力又は当接部の押圧によりディスク収納ケースをイジ
ェクト方向に押圧する押圧部とを有するため、比較的簡
単な構成でディスク収納ケースに対する摺動抵抗が増大
してもホルダ内に挿入されたディスク収納ケースをイジ
ェクト操作に連動させて強制的にイジェクトさせること
ができる。
スク収納ケースの挿入方向と平行な方向へ摺動可能に配
置され、ラッチレバーを係止する係止部と、ラッチレバ
ーに当接してラッチレバーを回動する当接部を有し、ラ
ッチレバーは、スライダに係止される被係止部と、当接
部が当接して押圧する被押圧部と、第2の弾性部材の付
勢力又は当接部の押圧によりディスク収納ケースをイジ
ェクト方向に押圧する押圧部とを有するため、比較的簡
単な構成でディスク収納ケースに対する摺動抵抗が増大
してもホルダ内に挿入されたディスク収納ケースをイジ
ェクト操作に連動させて強制的にイジェクトさせること
ができる。
【0070】又、請求項3によれば、摺動部材のイジェ
クト動作前半にディスク収納ケースをイジェクト方向に
押し出すように回動して摺動部材を掛止する掛止レバー
とは別体に設けられたイジェクト部材により、ディスク
収納ケースに対する摺動抵抗が増大してもホルダ内に挿
入されたディスク収納ケースをイジェクト操作に連動さ
せて強制的にイジェクトさせることができる。
クト動作前半にディスク収納ケースをイジェクト方向に
押し出すように回動して摺動部材を掛止する掛止レバー
とは別体に設けられたイジェクト部材により、ディスク
収納ケースに対する摺動抵抗が増大してもホルダ内に挿
入されたディスク収納ケースをイジェクト操作に連動さ
せて強制的にイジェクトさせることができる。
【図1】本考案になるディスク装置の第1実施例の斜視
図である。
図である。
【図2】ホルダ,スライダ,カバー部材,ラッチレバー
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図3】ホルダ,スライダ,カバー部材,ラッチレバー
の組付状態を示す平面図である。
の組付状態を示す平面図である。
【図4】ホルダ,スライダ,カバー部材,ラッチレバー
の組付状態を示す側面図である。
の組付状態を示す側面図である。
【図5】ホルダ,スライダ,カバー部材の組付状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】ホルダとフレームとを示す分解斜視図である。
【図7】ディスク挿入時のホルダの平面図である。
【図8】ブレーキ部材の縦断面図である。
【図9】ディスク収納ケースの平面図である。
【図10】ディスク装着時のディスク装置を正面から見
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図11】ディスク装着時のディスク装置を側面から見
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図12】カバー部材とスライダを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図13】ラッチレバーの形状を示す図である。
【図14】ディスク挿入時のディスク装置を正面から見
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図15】ディスク挿入時のディスク装置を側面から見
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図16】ディスク挿入時のラッチレバー及びスライダ
の動作を拡大して示す平面図である。
の動作を拡大して示す平面図である。
【図17】イジェクト動作時のディスク装置の平面図で
ある。
ある。
【図18】イジェクト動作完了時のホルダの平面図であ
る。
る。
【図19】イジェクト動作時のラッチレバー及びスライ
ダの動作を拡大して示す平面図である。
ダの動作を拡大して示す平面図である。
【図20】本考案の第2実施例の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図21】本考案の第3実施例の要部を示す平面図であ
る。
る。
1 磁気ディスク装置 2 フレーム 4 収納ケース 5 ホルダ 6 シャッタレバー 8 磁気ヘッド部 9 キャリッジ 13 カバー部材 14 スライダ 17 イジェクト釦 19 ラッチレバー 33 ラッチレバー当接部 34 係合部 35 イジェクト部材 37 当接部
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスクが内包されたディスク収納ケー
スが挿入され、イジェクト位置と記録又は再生を行なう
装填位置との間を移動可能に支持されたホルダと、 イジェクト釦の押圧操作により前記ホルダを前記イジェ
クト位置に移動させるように設けられ、且つ第1の弾性
部材により前記ホルダを装填位置に移動させるように付
勢されるスライダと、前記ホルダに挿入される前記ディスク収納ケースにより
押圧されて回動して前記スライダを前記ホルダの前記装
填位置に係止し、 第2の弾性部材により前記ディスク収
納ケースをイジェクトする方向に付勢され、前記ホルダ
が前記装填位置にあるとき前記スライダにより回動を阻
止されるラッチレバーとを備えたディスク装置におい
て、 前記ホルダが前記装填位置に在り、前記ラッチレバーの
摺動抵抗が前記第2の弾性部材の付勢力より大きく、前
記スライダによる係止が解除されたラッチレバーが回動
しないとき、前記スライダの一部により前記ラッチレバ
ーを前記ディスク収納ケースがイジェクトされる方向に
回動させるように押圧することを特徴とするディスク装
置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載のディスク装置におい
て、 前記スライダは、前記ディスク収納ケースの挿入方向と
平行な方向へ摺動可能に配置され、前記ラッチレバーを
係止する係止部と、前記ラッチレバーに当接して前記ラ
ッチレバーを回動する当接部を有し、 前記ラッチレバーは、前記スライダに係止される被係止
部と、前記当接部が当接して押圧する被押圧部と、前記
第2の弾性部材の付勢力又は前記当接部の押圧により前
記ディスク収納ケースをイジェクト方向に押圧する押圧
部とを有することを特徴とするディスク装置。 - 【請求項3】 ディスク状の記録媒体が収納されたディ
スク収納ケースが挿入されるホルダと、 前記ディスク収納ケースが前記ホルダ内に挿入されると
ともに摺動変位して前記ホルダをディスク収納ケースが
装着される装填位置へ移動させる摺動部材と、前記ホル
ダ内に挿入されたディスク収納ケースに当接し、前記摺
動部材のイジェクト動作後半に前記摺動部材に係合して
前記ディスク収納ケースをイジェクト方向に押し出すよ
うに駆動されるイジェクト部材と、 前記ディスク装着動作により弾性部材の弾撥力に抗して
回動し、前記摺動部材により前記ディスク装着動作前の
位置に復帰することを規制されるとともに、前記摺動部
材のイジェクト動作前半に復帰方向への規制が解除され
て前記弾性部材の弾撥力により前記ホルダ内に挿入され
たディスク収納ケースをイジェクト方向に押し出すよう
に回動して前記摺動部材を掛止する掛止レバーと、 よりなるディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024026U JP2601678Y2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993024026U JP2601678Y2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684541U JPH0684541U (ja) | 1994-12-02 |
JP2601678Y2 true JP2601678Y2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=12127020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993024026U Expired - Fee Related JP2601678Y2 (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601678Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109058729A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-21 | 河南豪威智能科技有限公司 | 一种便于收放的监控头 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP1993024026U patent/JP2601678Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684541U (ja) | 1994-12-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |