JP2559537Y2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2559537Y2
JP2559537Y2 JP1992031518U JP3151892U JP2559537Y2 JP 2559537 Y2 JP2559537 Y2 JP 2559537Y2 JP 1992031518 U JP1992031518 U JP 1992031518U JP 3151892 U JP3151892 U JP 3151892U JP 2559537 Y2 JP2559537 Y2 JP 2559537Y2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0434Direct insertion, i.e. without external loading means with mechanism for subsequent vertical movement of the disc

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はディスク装置に係り、特
にディスク収納ケースのイジェクト動作をスムーズ且つ
正確に行えるよう構成したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、可撓性の磁気ディスクが収納さ
れたディスク収納ケースを装着されて磁気記録再生を行
う磁気ディスク装置においては、収納ケースを装置に装
着するため収納ケースを挿入されるホルダと、収納ケー
スの挿入動作によりラッチレバーによる係止を解除され
て摺動するスライダとを有していた。
【0003】そして、イジェクト操作によりスライダが
押圧操作されると、ラッチレバーがバネ力によりイジェ
クト方向に回動して収納ケースをホルダからイジェクト
するイジェクトアームとして動作する。又、別のディス
ク装置では、ホルダに収納ケースのシャッタを開くと共
にイジェクトアームとして作用するシャッタレバーが設
けられたものがある。従って、イジェクト操作によりラ
ッチレバーがスライダの係止方向に回動するとともにバ
ネ力により回動するシャッタレバーの押圧力により収納
ケースをホルダからイジェクトするようになっている。
【0004】ホルダよりイジェクトされた収納ケース
は、前面ベゼルのディスク挿入口から排出され、およそ
前面ベゼルから30〜40mm突出した位置で停止するこ
とが望ましい。これは、前面ベゼルからの収納ケース突
出長さが30mm以下だと指先で掴みにくいことがあり、
又40mm以上にしようとすると収納ケースが前面ベゼル
のディスク挿入口から脱落しやすくなるからである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記ディス
ク装置においては、ラッチレバー及びシャッタレバーの
イジェクト方向の変位量よりも収納ケースの変位量を大
きくするため、収納ケースをイジェクトする際バネ力の
強さを設定して収納ケースがレバーによりイジェクト方
向へ押し出された後もその慣性力で前面ベゼルのディス
ク挿入口より所定突出位置(前面ベゼルから30〜40
mm突出した位置)に到達するようにしている。
【0006】しかし、上記構成のディスク装置ではラッ
チレバー及びシャッタレバーを附勢するバネのバネ力が
バラツイたり、あるいは収納ケースとホルダとの摩擦
(摺動抵抗)のバラツキにより収納ケースの突出位置が
安定せず、しかも繰り返し使用されるとバネ力が減少し
たり、収納ケースの磨耗によりホルダとの摩擦によりホ
ルダとの摩擦力が変化するため、収納ケースを所定突出
位置にイジェクトさせることが難しかった。
【0007】そこで、本考案は上記課題を解決したディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、ディスク収納
ケースが挿入されるホルダと、先端が該ホルダ内のディ
スク収納ケース前端に当接し、イジェクト動作時イジェ
クト方向に回動変位するイジェクトアームと、該イジェ
クトアームをイジェクト方向に附勢する附勢部材と、を
有するディスク装置において、前記ディスク収納ケース
が前記ホルダ内に装着されているとき無負荷状態を保
ち、前記イジェクトアームがイジェクト方向に回動変位
する過程で前記イジェクトアームに負荷を付与する負荷
付与手段を備えてなる。
【0009】
【作用】本考案によれば、イジェクトアームがイジェク
ト動作する際、附勢部材により加速されて変位すると負
荷付与手段からの負荷がイジェクトアームに付与されて
減速させることによりイジェクトアームによるディスク
収納ケースの押し出し力が抑えられ、ディスク収納ケー
スをイジェクト方向に安定的に押し出すことができる。
さらに、ディスク収納ケースがホルダ内に装着されてい
るとき、負荷付与手段は無負荷状態を保つため、ディス
ク収納ケースの装着動作の最終段階では、負荷付与手段
による負荷がイジェクトアームに作用しない分小さな操
作力でも確実にディスク収納ケースを所定装着位置に装
着できる。
【0010】
【実施例】図1乃至図5に本考案になるディスク装置の
第1実施例を示す。各図中、磁気ディスク装置1はフレ
ーム2上に磁気ディスク収納ケース4(図6参照)が挿
入されるホルダ5を有する。ホルダ5は収納ケース4の
装着、イジェクト操作に応じて昇降するように設けられ
ており、天板5aには磁気ヘッド部8が相対的に進入す
るための開口5bが設けられている。又、ホルダ5の天
板5aには上記収納ケース4のシャッタ4a(図6参
照)をケース挿入動作に関連して開くL字状のシャッタ
レバー6が回動自在に支承されている。
【0011】尚、シャッタレバー6はイジェクトアーム
としても機能するものであり、コイルバネ7の引張力に
より時計方向(シャッタ閉方向)に附勢され、先端には
収納ケース4のシャッタ4aに係合する係合ピン6aが
ホルダ5の円弧状の孔5cよりホルダ5内に突出してい
る。このシャッタレバー6はホルダ5の天板5aに軸支
された軸25により支承されており、軸25を中心とす
る円弧状の腕部6bを有する。この腕部6bの外側には
ラック6cが形成されている。
【0012】ホルダ5の天板5aにはシャッタレバー6
のラック6cが噛合して負荷を付与するブレーキ部材
(負荷付与手段)26が設けられている。尚、ブレーキ
部材26は収納ケース4がホルダ5内に挿入されている
ときは、ラック6cがブレーキ部材26に噛合せず、後
述するようにイジェクト動作開始後の動作途中にラック
6cが噛合する位置に設けられている。
【0013】つまり、図4において、シャッタレバー6
の先端に設けられた係合ピン6aのAB方向のストロー
クL1 のうちL2 がバネ7の引張力により加速される距
離で、残りのL1 −L2 がブレーキ部材26の抵抗力に
より減速される距離である。ブレーキ部材26は図5に
示す如く、ホルダ5の天板5aに固着された固定ベース
27上に摩擦材としてのフエルト28が貼着され、固定
ベース27と対向するようにギヤ29が軸30により支
承されている。軸30は先端がかしめ加工されて天板5
aに固定されており、ギヤ29を固定ベース27に対し
て脱落しないように支持している。又、フエルト28は
環状に形成されている。
【0014】軸30の鍔30aとギヤ29の上面凹部2
9aとの間には円錐状のさらバネ31が平板状に圧縮さ
れており、ギヤ29はこのさらバネ31の押圧力により
下方のフエルト28に圧着される。従って、後述するよ
うにイジェクト動作時にシャッタレバー6が時計方向に
回動してラック6cがギヤ29に噛合すると、ギヤ29
とフエルト28との摩擦力によりシャッタレバー6の回
動速度が減速される。
【0015】尚、ブレーキ部材26は上記ギヤ29とフ
エルト28との摩擦力を利用した構成であるので、構成
が簡単でかなり薄型化されている。そのため、ホルダ5
の天板5aにブレーキ部材26を取付けることができ
る。図1、図8に示す如く、磁気ヘッド部8は、ディス
ク半径方向(AB方向)に移動自在に設けられたキャリ
ッジ9と、キャリッジ9の先端上面に設けられた下側磁
気ヘッド10と、キャリッジ9の基端部9aに回動自在
に支持されたアーム11と、アーム11の先端下面に設
けられた上側磁気ヘッド12とよりなる。
【0016】キャリッジ9はステッピングモータ(図示
せず)により駆動されるリードスクリュウ(図示せず)
に螺合しており、リードスクリュウの回転に応じてフレ
ーム2上をA,B方向に移動し、磁気ヘッド10,12
を磁気ディスク3のトラッキング方向に移動させる。ア
ーム11はキャリッジ9の基端部9aに設けられたトー
ションバネ9cの押圧力によりC方向(図8参照)に附
勢されている。又、アーム11の側方には当接部11a
が突出しており、この当接部11aにはホルダ5の天板
5aが当接している。即ち、ケース挿入前、アーム11
はこのホルダ5の上昇により上方に押圧され、上側磁気
ヘッド12を下側磁気ヘッド10より離間させる。
【0017】13はカバー部材で、ホルダ5の上部を覆
うようにフレーム2の縁部2a,2bに形成されたネジ
孔2cにネジ止めされている。図9に示す如く、カバー
部材13は、上方から見るとJ字状に形成された平面部
13aと、上記シャッタレバー6を避けるように形成さ
れた切欠部13bと、両側より側方に突出し取付用ビス
15が挿通される取付部13cと、ホルダ5の両側面5
d,5eより突出するピン5fが嵌合し、ホルダ5の昇
降動作をガイドするガイド溝13dを有する二股状のガ
イド部13eとよりなる。
【0018】14はスライダで、ホルダ5の天板5aと
カバー部材13との間に設けられている。スライダ14
は上方から見るとU字状に形成された天板14aと、天
板14aの両側縁部より下方に折曲された側板14b,
14cとを有する。天板14aにはカバー部材13の平
面部13aに穿設された孔13fに下方から植設された
ガイドピン16が挿通される4個の長孔14dがAB方
向に延在するように穿設されている。尚、長孔14dは
端部にガイドピン16の大径部16aが挿通される孔1
4d1 と、ガイドピン16の小径部16bが摺接するガ
イド溝14d2とよりなる。
【0019】従って、スライダ14はカバー部材13の
下方に突出するガイドピン16によりAB方向に摺動自
在に支持されている。又、スライダ14の天板14aの
奥部側の端面には突起14eが上方に突出している。
又、スライダ14の両側の側板14b,14cは、ホル
ダ5の両側より突出する突出ピン5fが嵌合する傾斜溝
14fを有し、天板14aの前端にはイジェクト釦の取
付部14gが突出している。
【0020】18はスライダ14をB方向に押圧する圧
縮バネで、一端がスライダ14に掛止され、他端がカバ
ー部材13の端部より下方に突出する掛止部13gに掛
止されている。上記スライダ14は圧縮バネ18の押圧
力によりケース挿入時はB方向に変位しており、イジェ
クト操作時、イジェクト釦17が押圧されるとともにA
方向に摺動する。
【0021】19はラッチレバーで、カバー部材13に
植設されたピン20により回動自在に支承され、収納ケ
ース4が当接する当接部19aと、スライダ14の突起
14eを係止する係止部19bとよりなる。尚、トーシ
ョンバネ21は他端がカバー部材13の端部より下方に
突出する掛止部13hに掛止されており、ラッチレバー
19をD方向(反時計方向)に附勢している。そのた
め、スライダ14がA方向にイジェクト操作されると、
ラッチレバー19はD方向に回動して係止部19bが係
止孔14eの係止部14e2 と当接し、A方向に変位し
たスライダ14を係止する。
【0022】尚、図9に示すように、カバー部材13に
はスライダ14,ラッチレバー19圧縮バネ18,トー
ションバネ21が上記のように組付けておくことにより
アッセンブリ化することができる。そのため、上記磁気
ディスク装置1の組付工程においては、上記カバー部材
13,スライダ14,ラッチレバー19,圧縮バネ1
8,トーションバネ21を1個の組立体として用意して
おくことにより、短時間で能率良く組付けることができ
る。
【0023】図10,図11に示す如く、ケース挿入前
はホルダ5が挿入位置に上昇している。上側磁気ヘッド
12のアーム11はホルダ5の天板5aに当接する当接
部11aを有するため、ホルダ5とともに上昇してい
る。従って、ホルダ5とカバー部材13との間にはアー
ム11が上方に回動するための隙間Sが必要である。上
記スライダ14はこの隙間S内に収まるようにホルダ5
とカバー部材13との間に設けられている。
【0024】本実施例ではこの隙間S内にスライダ14
を設けることにより、フレーム2に対するホルダ5の挿
入位置を下げることが可能になる。その結果、磁気ディ
スク装置1の薄型化が可能になる。22は装着された収
納ケース4内の磁気ディスクが載置されるターンテーブ
ルで、モータ23の回転駆動力により定速回転する。
又、モータ23はフレーム2の底面側に取り付けられた
基板24上に設けられている。モータ23は基板24上
に駆動コイル(図示せず)が設けられ、ロータ23a上
にターンテーブル22が設けられている。従って、モー
タ23はフレーム2内に埋設され、且つ基板23上に設
けられているため、薄型化が図られている。そして、タ
ーンテーブル22はホルダ5の位置が低くなったのに対
応して載置面22aがフレーム2の上面2dに近接する
ようにフレーム2に対するターンテーブル22の位置が
低くなっている。
【0025】ここで、上記構成になる磁気ディスク装置
1の動作につき説明する。収納ケース4が挿入される前
の磁気ディスク装置1は図10,図11に示す状態とな
っている。即ち、スライダ14はA方向に摺動した位置
に係止されている。又、上側磁気ヘッド12を有するア
ーム11はホルダ5とともにディスク挿入位置に上昇し
ている。
【0026】今、図1、図10、図11中1点鎖線で示
すように収納ケース4が前面ベゼル1Aのディスク挿入
口1Bからホルダ5内に挿入されると、収納ケース4の
前端はA方向に移動してラッチレバー19の当接部19
aに当接する。さらに、収納ケース4をA方向に押圧す
ると、ラッチレバー19は時計方向に回動し、係止部1
9bがスライダ14の突起14eより離間する。これに
よりラッチレバー19によるスライダ14の係止が解除
され、スライダ14は圧縮バネ18の押圧力によりB方
向に摺動する。その際、スライダ14は4個のガイドピ
ン16に支持されながらB方向へ安定的に摺動する。
【0027】スライダ14の両側板14b,14cに設
けられた傾斜溝14fにはホルダ5の両側より突出する
突出ピン5fが係合しているため、スライダ14のB方
向への摺動動作とともに突出ピン5fが傾斜溝14fを
摺接し下方に押圧される。これによりホルダ5は図7,
図8に示すディスク装着位置へ降下し、収納ケース4内
の磁気ディスク3がターンテーブル22上に載置され
る。
【0028】又、ホルダ5の降下とともにアーム11が
トーションバネ9cの押圧力により反時計方向に回動し
て上側磁気ヘッド12を降下させる。尚、図6に示すよ
うに収納ケース4はホルダ5内に挿入される過程でヘッ
ド当接用の開口を閉じるシャッタ4aがシャッタレバー
6のピン6aに係合する。そして、シャッタレバー6は
バネ7に抗して時計方向に回動してシャッタ4aをE方
向にスライドさせて開にする。そのため、磁気ディスク
3がターンテーブル22に載置されるとともに、磁気デ
ィスク3の記録面に磁気ヘッド12,10が当接する。
【0029】収納ケース4が挿入される前はシャッタレ
バー6のラック6cがブレーキ部材26のギヤ29に噛
合しているので、収納ケース4が乱暴に挿入されてもブ
レーキ部材26の摩擦力により収納ケース4の挿入速度
が減速されて収納ケース4の装着動作が緩和される。そ
のため、収納ケース4は操作力(A方向への押圧力)に
よらずほぼ一定の挿入速度で装着される。
【0030】又、ホルダ5が装着位置に降下する直前に
ラック6cがブレーキ部材26のギヤ29より離間する
ため、最終段階では小さな操作力で収納ケース4を挿入
することができる。その後、ターンテーブル22がモー
タ23により回転駆動されると、磁気ディスク3はター
ンテーブル22とともに回転し、磁気ヘッド10,12
により磁気記録再生される。
【0031】次に、上記構成とされた磁気ディスク装置
1のイジェクト動作につき説明する。上記のように装着
された磁気ディスクを収納ケース4とともにイジェクト
する際は、まずイジェクト釦17をA方向に押圧する。
これにより、スライダ14がA方向に摺動し、ホルダ5
がディスク挿入位置へ上昇する。スライダ14はA方向
に移動すると、ラッチレバー19がトーションバネ21
の押圧力によりD方向に回動し、係止部19bがスライ
ダ14の突起14eを係止する。このように、ラッチレ
バー19がD方向に回動することにより、ホルダ5内の
収納ケース4はラッチレバー19の当接部19aに押圧
されてB方向にイジェクトされる。
【0032】イジェクト開始動作時は、ラッチレバー1
9がトーションバネ21の弾発力によりD方向に回動す
るのと同時に、シャッタレバー6がバネ7の引張力によ
り時計方向に回動する。そのため、ホルダ5内の収納ケ
ース4はラッチレバー19の押圧力とシャッタレバー6
の押圧力との合力によりイジェクト方向に移動する。し
かし、ラッチレバー19のAB方向のストロークは短い
ので、イジェクト開始動作後は、シャッタレバー6の押
圧力により収納ケース4がイジェクトされる。そして、
イジェクト動作開始時、つまり図4に示すAB方向の距
離L2 まではシャッタレバー6のラック6cがブレーキ
部材26のギヤ29に噛合しておらず、収納ケース4は
シャッタレバー6とラッチレバー19との合力によりB
方向に加速される。さらに、収納ケース4がL2 以上B
方向に移動すると、図12に示すようにシャッタレバー
6のラック6cがブレーキ部材26のギヤ29に噛合す
る。そのため、ブレーキ部材26はギヤ29とフエルト
28との摩擦力をラック6cに伝達し、シャッタレバー
6の回動速度が減速される。
【0033】即ち、収納ケース4は図13に示す如く、
シャッタレバー6がダンパ26により減速されながら時
計方向に回動するため、ホルダ5内を一定速度でB方向
へ移動し、その端部が前面ベゼル1AよりL3 (約30
mm)突出した位置で停止する。従って、シャッタレバー
6の押圧力により収納ケース4が勢い良くイジェクトさ
れて飛びだすことが防止され、常に収納ケース4を図1
3に示す同一位置にイジェクトすることができる。よっ
て、操作者は収納ケース4を容易に引き出すことができ
る。
【0034】又、バネ7のバネ力がバラツイたりしても
バネ7のバネ定数を予め強めに設定しておけば良い。そ
の場合でも、ブレーキ部材26により収納ケース4がデ
ィスク挿入口1Bから飛びだしたり、あるいは脱落する
ことが防止される。図14,図15に本考案の第2実施
例を示す。両図中、イジェクト部材としてのラッチレバ
ー41はフレーム2より起立する軸42により支承さ
れ、フレーム2上に設けられたブレーキ部材43に噛合
する扇形のラック41aと、スライダ14の突起14e
を係止する係止部41bと、ホルダ5内に延在する腕部
41cとを有する。腕部41cには収納ケース4のシャ
ッタ4aを開閉するための細長形状の板バネ44が取付
られている。
【0035】又、ラッチレバー41はトーションバネ4
5の弾発力によりF方向に回動附勢されており、ディス
ク挿入前は図15に示すようにラック41aがブレーキ
部材43に噛合している。尚、ブレーキ部材43は図5
に示すダンパ26と同一構成であり、摩擦力による負荷
をラッチレバー41に付与する。又、板バネ44はイジ
ェクト動作時、収納ケース4のストロークを確保するた
め、腕部41cの長手方向に延在するように取り付けら
れ、その先端部分は収納ケース4に係合するように折曲
されている。
【0036】従って、収納ケース4がホルダ5内に挿入
されてA方向に移動すると、図15に示す如く、板バネ
44の先端がシャッタ4aの右端部に当接する。さら
に、収納ケース4がA方向に押圧されると、板バネ44
が若干撓みながらラッチレバー41を時計方向に回動さ
せる。そして、板バネ44がシャッタ4aをE方向にス
ライドさせて開にする。
【0037】このディスク挿入動作の過程でラッチレバ
ー41はブレーキ部材43に噛合し、負荷を付与され
る。そのため、収納ケース4が勢い良く挿入されてもブ
レーキ部材43の摩擦力により収納ケース4の挿入速度
が減速されて収納ケース4の装着動作が緩和される。そ
のため、収納ケース4は操作力(A方向への押圧力)に
よらずほぼ一定の挿入速度でスムーズに装着される。
【0038】そして、収納ケース4が装着位置に到逹す
る直前にラック41aがダンパ43から離間して、最終
段階での操作力が軽減され、ホルダ5,スライダ14の
装着動作が確実に行われる。さらに、イジェクト動作時
は、イジェクト釦17がA方向に押圧されてスライダ1
4の突起14eが同方向に変位する。これにより、突起
14eが係止部41bの側面から外れると、ラッチレバ
ー41はトーションバネ45の弾発力により回動し、収
納ケース4をイジェクト方向(B方向)に押圧する。
【0039】その際、イジェクト開始時はラック41a
がブレーキ部材43に噛合していないので、ラッチレバ
ー41は加速されてF方向に回動し、装着された収納ケ
ース4をB方向に勢い良く押圧する。しかしながら、ラ
ッチレバー41がF方向に回動する過程でラック41a
がブレーキ部材43に噛合し、ブレーキ部材43の抵抗
力によりラッチレバー41が減速されながらF方向に回
動する。これにより、収納ケース4はトーションバネ4
5及び板バネ44の弾発力により勢い良く飛びだすこと
が防止され、スムーズに一定位置にイジェクトされる。
【0040】尚、上記実施例では、フエルトとの摩擦力
を利用したブレーキ部材を使用するものとして説明した
が、これに限らず、これ以外の例えば粘性抵抗を付与す
るオイルダンパあるいは空気抵抗を付与するエアピスト
ンダンパ等を使用しても良いのは勿論である。又、上記
実施例では、磁気ディスク装置を例に挙げて説明した
が、これに限らず、これ以外の例えば光ディスク装置あ
るいは光磁気ディスク装置等にも適用できるのは勿論で
ある。
【0041】
【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、イジェク
アームがイジェクト動作する際、附勢部材により加速
されて変位すると負荷付与手段からの負荷がイジェクト
アームに付与されて減速させることによりイジェクト
ームによるディスク収納ケースの押し出し力が抑えら
れ、ディスク収納ケースの飛びだし、脱落を防止すると
ともにディスク収納ケースをイジェクト方向に安定的に
押し出すことができ、イジェクトされたディスク収納ケ
ースが常に取り出しやすい位置にイジェクトすることが
できる。さらに、ディスク収納ケースがホルダ内に装着
されているとき、負荷付与手段は無負荷状態を保つた
め、ディスク収納ケースの装着動作の最終段階では、負
荷付与手段による負荷がイジェクトアームに作用しない
分小さな操作力でも確実にディスク収納ケースを所定装
着位置に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるディスク装置の第1実施例の斜視
図である。
【図2】ホルダ,スライダ,カバー部材の組付状態を示
す斜視図である。
【図3】ホルダとフレームとを示す分解斜視図である。
【図4】ディスク挿入時のホルダの平面図である。
【図5】ブレーキ部材の縦断面図である。
【図6】ディスク収納ケースの平面図である。
【図7】ディスク装着時のディスク装置を正面から見た
縦断面図である。
【図8】ディスク装着時のディスク装置を側面から見た
縦断面図である。
【図9】カバー部材とスライダを示す分解斜視図であ
る。
【図10】ディスク挿入時のディスク装置を正面から見
た縦断面図である。
【図11】ディスク挿入時のディスク装置を側面から見
た縦断面図である。
【図12】イジェクト動作時のディスク装置の平面図で
ある。
【図13】イジェクト動作完了時のホルダの平面図であ
る。
【図14】本考案の第2実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図15】本考案の第2実施例のイジェクト動作を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 フレーム 4 収納ケース 5 ホルダ 6 シャッタレバー 8 磁気ヘッド部 9 キャリッジ 10 下側磁気ヘッド 11 アーム 12 上側磁気ヘッド 13 カバー部材 14 スライダ 16 ガイドピン 17 イジェクト釦 19 ラッチレバー 22 ターンテーブル 23 モータ 26 ブレーキ部材 28 フエルト 29 ギヤ 41 ラッチレバー 43 ブレーキ部材 44 板バネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク収納ケースが挿入されるホルダ
    と、先端が該ホルダ内のディスク収納ケース前端に当接
    し、イジェクト動作時イジェクト方向に回動変位するイ
    ジェクトアームと、該イジェクトアームをイジェクト方
    向に附勢する附勢部材と、を有するディスク装置におい
    て、 前記ディスク収納ケースが前記ホルダ内に装着されてい
    るとき無負荷状態を保ち、前記イジェクトアームがイジ
    ェクト方向に回動変位する過程で前記イジェクトアーム
    に負荷を付与する負荷付与手段を備えてなるディスク装
    置。
JP1992031518U 1992-05-13 1992-05-13 ディスク装置 Expired - Lifetime JP2559537Y2 (ja)

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