JP3733856B2 - 記録媒体装着装置 - Google Patents

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体装着装置に係り、特に記録媒体が挿入されるホルダを挿入・イジェクト位置から装着位置に移動させるよう構成された記録媒体装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パーソナルコンピュータあるいはワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録または再生する手段として磁気ディスク装置(記録媒体記録再生装置)を装備している。そして、磁気ディスク装置としては、例えば図15に示されるように、記録媒体としてのディスクカートリッジが装着されると、ディスクカートリッジ内に収容された磁気ディスクが回転駆動されると共に、磁気ヘッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生を行うよう構成されたものがある。
【0003】
また、上記磁気ディスク装置は、ディスクカートリッジを装着位置(磁気ディスクに対し記録再生処理が行われる位置)と挿入・イジェクト位置(ディスクホルダに対しディスクカートリッジが挿入またはイジェクトされる位置)との間で移動させる記録媒体装着装置1を有している。
【0004】
この記録媒体装着装置1は、ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入される挿入・イジェクト位置またはディスクカートリッジが記録再生可能な装着位置に移動可能に設けられたディスクホルダ2と、ディスクカートリッジの挿入操作により摺動動作を行ってディスクホルダを挿入・イジェクト位置から装着位置へ移動させるスライダ3と、ディスクホルダが挿入・イジェクト位置にある時にスライダ3を係止すると共にディスクカートリッジの挿入操作によりスライダの係止を解除するラッチレバー4等を有した構成とされている。
【0005】
尚、スライダ3は、ディスクホルダ2の下方に配置されているので、図15においてはディスクホルダ2と重なって殆ど見えない。また、ラッチレバー4は、ディスクカートリッジのシャッタ(図示せず)を開閉するためのシャッタ開閉アーム4aと、スライダ3の係止部3aを係止するカム部4bと、コイルバネ5が掛止されて反時計方向に付勢されるバネ掛止部4cとを有する。
【0006】
スライダ3は、フレーム6上を摺動可能に取り付けられており、且つディスクホルダ2の両側に突出する係合ピン2aが嵌合する傾斜溝(図示せず)を両側面に有する。そして、ディスクホルダ2は、スライダ3が摺動動作するのに伴って係合ピンが傾斜溝を摺動すると、装着位置と挿入・イジェクト位置との間を昇降する。
【0007】
ディスクカートリッジが挿入されると、ラッチレバー4のシャッタ開閉アーム4aがディスクカートリッジの端部に押圧されて回動し、これに伴いラッチレバー4によるスライダ3の係止が解除される。これにより、スライダ3はコイルバネ7のバネ力で移動し、これに伴ってディスクホルダ2は装着位置に向けて移動する。よって、ディスクホルダ2に収納されたディスクカートリッジは装着位置に移動され、ディスクカートリッジ内の磁気ディスクはターンテーブル上にチャッキングされる。
【0008】
また、上記のように構成された記録媒体装着装置1では、ディスクホルダ2がカートリッジ挿入・イジェクト位置にあるとき磁気ヘッド8aを支持するヘッドアーム8を磁気ディスクから離間させ、ディスクホルダ2がカートリッジ装着位置に移動したとき磁気ヘッド8aを磁気ディスクに摺接させるヘッドキャリッジ9を有する。ヘッドキャリッジ9に設けられたヘッドアーム8は、板ばね9aにより回動可能に支持されており、ディスクホルダ2の昇降動作に連動して磁気ヘッド8aをディスクカートリッジの磁気ディスクに摺接する記録再生位置、あるいは磁気ヘッド8aを磁気ディスクから離間させるように動作する。
【0009】
図16は従来のラッチレバーの取り付け構造を示す図であり、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【0010】
図16(A)(B)に示されるように、ラッチレバー4は、円筒状に形成された軸部4dの貫通孔4eには、ネジ10が貫通されており、ネジ10の先端がフレーム6のネジ孔6aに螺入されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された記録媒体装着装置では、ラッチレバー4をネジ10により取り付ける必要があるので、その分部品点数を削減することができず、取り付け作業の手間が増えて作業効率を高めることが難しかった。
【0012】
そこで、本発明は上記課題を解決した記録媒体装着装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
【0014】
上記請求項1記載の発明は、記録媒体が挿入されるホルダと、該記録媒体の挿入動作に連動して摺動し前記ホルダを挿入・イジェクト位置から装着位置に移動させるスライダと、スライダを摺動可能に支持するフレームと、該フレーム上に回動可能に設けられ前記スライダの摺動動作に連動して回動するレバーとを有する記録媒体装着装置において、
前記レバーは、
前記フレームの孔に嵌合する回動軸と、
前記回動軸に周辺で前記フレームの上面に摺接する第1摺接部と、
前記回動軸から所定距離離間した位置に設けられ、前記フレームの上面に摺接する第2摺接部と、
前記フレームの第1円弧状溝に貫通されて前記フレームの下面に摺接する第3摺接部と、
前記回動軸を中心とする前記第3摺接部と反対側に設けられ、前記フレームの第2円弧状溝に貫通されて前記フレームの下面に摺接する第4摺接部と、を有し、
前記回動軸から前記第3摺接部及び第4摺接部までの距離は、前記回動軸から前記第1摺接部までの距離よりも大きく、且つ前記回動軸から前記第2摺接部までの距離よりも小さく設定されたことを特徴とするものであり、ネジを使用せずにレバーを取り付けることができるので、部品点数を削減できると共に、組み付け作業効率を高めることができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、スライダがフレームに組み付けられたレバーを組み付け前の位置に復帰することを規制するものであり、ネジを使用せずにレバーが外れることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の一実施例について説明する。
【0017】
図1は本発明になる記録媒体装着装置の一実施例を示す平面図である。図2は本発明になる記録媒体装着装置の分解斜視図である。
【0018】
図1及び図2に示されるように、磁気ディスク装置に搭載された記録媒体装着装置11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入されるディスクホルダ12と、前後方向に摺動してディスクホルダ12を昇降させるスライダ13とがフレーム14上に取り付けられ、フレーム14上にはスライダ13を係止するためのラッチ機構36が設けられている。スライダ13はフレーム14上をA,B方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッジの挿入操作によりA方向に摺動してホルダ12をカートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着位置へ降下させる。
【0019】
フレーム14の平面14a上に突出するようにフレーム14の下方から、ディスク回転用のモータに駆動されるターンテーブル15と、磁気ヘッド16,17を支持するヘッドキャリッジ18とが設けられている。また、フレーム14の下面側には、制御回路を有する回路基板25が取り付けられている。
【0020】
ヘッドキャリッジ18は、先端上面に下側磁気ヘッド16を支持するキャリッジ本体19と、先端下面に上側磁気ヘッド17を支持しキャリッジ本体19に対し回動可能に取り付けられたヘッドアーム20とを有する。尚、ヘッドアーム20は、板ばね20aにより回動可能に支持されており、ディスクホルダ12の平板12aに当接する当接部20bを有する。そのため、ヘッドアーム20は、昇降動作に連動して上側磁気ヘッド17をディスクカートリッジの磁気ディスクに摺接する記録再生位置、あるいは上側磁気ヘッド17を磁気ディスクから離間させるように動作する。
【0021】
また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向(A,B方向)に延在するガイドシャフト21及びリードスクリュウ24にガイドされて移動可能に設けられている。キャリッジ本体19の左側には、ガイドシャフト21が摺動可能に嵌合する軸受部(図示せず)が設けられている。また、キャリッジ本体19の右側には、リードスクリュウ24の螺旋溝に係合する係合部19aが設けられている。
【0022】
リードスクリュウ24の端部は、フレーム14の背面14fに取り付けられたモータ26の回転軸に結合されている。
【0023】
従って、ヘッドキャリッジ18は、モータ26の回転駆動力によりリードスクリュウ24が回転すると共に、ガイドシャフト21にガイドされてA,B方向に移動する。これにより、ヘッドキャリッジ18に支持された磁気ヘッド16,17は、ディスクカートリッジ内に収納された磁気ディスク(図示せず)の所望とするトラックに摺接させて磁気記録・再生を行うことができる。
【0024】
次に、上記のように構成された各主要部の構成について個別に説明する。
【0025】
ディスクホルダ12は、天板12aと、天板12aの両側からディスクカートリッジを抱え込むように折曲されたカートリッジガイド部12b,12cとからなる。従って、天板12aと両側のカートリッジガイド部12b,12cに囲まれた空間がカートリッジ挿入部となる。
【0026】
ディスクホルダ12の天板12aには、ヘッドキャリッジ18が移動するため開口12dが設けられている。
【0027】
さらに、ディスクホルダ12の両側には、スライダ13に係合する係合ピン12eが一対ずつ設けられ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12fが突出している。このガイド部12fは、フレーム14の側壁14b,14cに設けられたガイド部14d,14eに嵌合してディスクホルダ12の昇降動作をガイドする。
【0028】
スライダ13は、ディスクホルダ12の上方で摺動可能に取り付けられており、U字状の平板13aと、平板13aの両側より上方に折曲された側面13b,13cと、側面13b,13cに設けられディスクホルダ12の係合ピン12eが嵌合する傾斜溝13dとを有する。さらに、スライダ13は前部右側に突出する突出片13gを有し、この突出片13gにはイジェクト釦40が固着される。また、スライダ13はコイルバネ42(図1中破線で示す)によりA方向に付勢されている。
【0029】
ラッチ機構36は、フレーム14の上面に回動自在に支承されたラッチレバー38と、ラッチレバー38を反時計方向に回動付勢するコイルバネ42とより構成されている。
【0030】
図3はラッチレバー38の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)はA−A断面図、(D)は底面図である。
【0031】
図3(A)〜(D)に示されるように、ラッチレバー38は、ディスクホルダ12に挿入されるディスクカートリッジに押圧される被押圧部としてのレバー部38aと、スライダ13の被掛止部13hが摺接するカム部38cと、スライダ13の被掛止部13hを掛止する掛止部38dと、組み付け時スライダ13がイジェクト方向(B方向)へ余分に移動することを許容し組み付け後は余分に移動することを規制する規制部38eと、フレーム14の軸孔48に嵌合して回動軸38fとを有する。また、ラッチレバー38は、回動軸38fの周辺でフレーム14に当接する当接面(第1摺接部)38gと、カム部38cの下面に突出してフレーム14に摺接する円弧状の摺接部(第2摺接部)38hと、カム部38cの下面よりフレーム14の円弧状孔(第1円弧状溝)44を貫通してフレーム14の下面に摺接する第1の鉤部(第3摺接部)38iと、回動軸38fの周辺よりフレーム14の円弧状溝(第2円弧状溝)46を貫通してフレーム14の下面に摺接する第2の鉤部(第4摺接部)38jと、回動軸38fの周辺より突出するバネ係止部38kを有する。
【0032】
ラッチレバー38は、回動軸38fがフレーム14の軸孔48に嵌合し、当接面38g及び摺接部38hがフレーム14の上面に当接し、第1、第2の鉤部38i,38jがフレーム14の下面に当接することにより、フレーム14上に強固に支持される。さらには、これらラッチレバー38とフレーム14との当接箇所が、回動軸38fから所定距離離間した位置に設けられていることにより、ラッチレバー38は軸傾き方向の力に対する耐久性が優れている。
【0033】
また、レバー部38aは、ディスクカートリッジの挿入又はイジェクト操作に伴って回動し、ディスクカートリッジのシャッタ(図示せず)の縁部に係合してシャッタを開閉するシャッタ開閉部としても機能する。
【0034】
コイルバネ41は、一端がラッチレバー38のバネ係止部38kに係止され、他端がフレーム14の係止部39に係止されている。そのため、ラッチレバー38は、コイルバネ41によりスライダ13を係止する方向に付勢されている。
【0035】
ラッチレバー38は、ディスクカートリッジがディスクホルダ12に挿入されると共に、ディスクカートリッジ前端に押圧されて時計方向に回動するように設けられている。そして、円弧状の掛止部38dがスライダ13の被掛止部13hから離間すると、コイルバネ42により付勢されているスライダ13は、A方向に摺動する。
【0036】
このようにラッチレバー38が回動することにより、レバー部38aの先端がディスクカートリッジのシャッタ(図示せず)を開方向に押圧して磁気ヘッド16,17が磁気ディスクに摺接できるようにする。また、イジェクト釦40がB方向に押圧されてスライダ13が同方向に摺動すると、スライダ13の被掛止部13hの側面に当接していたカム部38cの掛止が解除されるため、ラッチレバー38はコイルバネ41のバネ力により反時計方向に回動する。
【0037】
ここで、上記ラッチレバー38の取り付け作業について説明する。
【0038】
図4はラッチレバー38をフレーム14に取り付ける状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【0039】
図4(A)(B)に示されるように、ラッチレバー38をフレーム14に取り付ける際は、ラッチレバー38の第1の鉤部38iをフレーム14の円弧状孔44の端部に形成された四角形状の取付孔45に対向させ、第2の鉤部38jをフレーム14に設けられた円弧状溝46の入り口に対向させる。
【0040】
図5はラッチレバー38にコイルバネ41を取り付けた状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【0041】
図5(A)(B)に示されるように、コイルバネ41の一端がラッチレバー38のバネ係止部38kに係止される。これにより、ラッチレバー38は、コイルバネ41のバネ力により時計方向に回動付勢される。
【0042】
このとき、ラッチレバー38は、回動軸38fがフレーム14に設けられた軸孔48に嵌合されており、回動軸38fを中心に回動可能になっている。この状態で、ラッチレバー38にコイルバネ41のバネ力が付与されると、ラッチレバー38は時計方向に回動する。
【0043】
そして、ラッチレバー38は、第1の鉤部38iを取付孔45に貫通させ、第2の鉤部38jを円弧状溝46に貫通させた状態で時計方向に回動すると、第1の鉤部38iは円弧状孔44内を摺動し、第2の鉤部38jは円弧状溝46内を摺動する。第1の鉤部38i及び第2の鉤部38jは、断面形状がL字状に形成されているので、フレーム14の底面に係合するため、ラッチレバー38が上方に移動することを制限して抜けを防止する。
【0044】
このように、ラッチレバー38は、ねじなどを使用せずにフレーム14上に回動可能に取り付けられるため、部品点数を削減できると共に、短時間で組み付けることができ、組み立て作業効率を高めることができる。
【0045】
また、図9及び図11に示されるように、ラッチレバー38は、レバー部38aまたはカム部38cがスライダ13に当接することにより反時計方向への回動が規制されており、図4に示す組み付け前の状態に復帰せず、フレーム14から外れることが防止されている。
【0046】
図6はディスクホルダ12の取り付け状態を示す平面図である。
【0047】
図6に示されるように、組み付け後のラッチレバー38は、第1の鉤部38iが円弧状孔44に係合し、第2の鉤部38jが円弧状溝46に係合し、且つ規制部38eがスライダ13の被掛止部13hの通過位置から退避した位置(第3の位置)に回動される。この組み付け状態では、ラッチレバー38は、規制部38eがスライダ13の被掛止部13hに当接しているので、ラッチレバー38が図4に示す組み付け前の状態に復帰せず、フレーム14から外れないように保持されている。
【0048】
この組み付け状態では、ラッチレバー38の規制部38eがスライダ13の被掛止部13hの通過位置から退避しているので、スライダ13のイジェクト方向(B方向)への移動を規制せず、スライダ13は通常よりも大きくイジェクト方向(B方向)へ移動できる。
【0049】
そのため、図7に示されるように、ディスクホルダ12をスライダ13の上に組み付ける際は、スライダ13が通常の動作位置よりもイジェクト方向(B方向)へ移動しているので、ディスクホルダ12の一方の係合ピン12eがスライダ13の傾斜溝13dの入り口に対向するようにディスクホルダ12を傾斜させて取り付ける。続いて、図8に示されるように、ディスクホルダ12の他方の係合ピン12eもスライダ13の傾斜溝13dの入り口に対向するようにディスクホルダ12を水平にする。
【0050】
このとき、ディスクホルダ12は、両側のガイド部12fがフレーム14の側壁14b,14cに設けられたガイド部14d,14eに嵌合し、上下方向にのみ移動可能な状態で取り付けられる。
【0051】
図9はカートリッジ装着状態のときの平面図である。図10はカートリッジ装着状態のときの側面図である。
【0052】
図9及び図10に示されるように、上記組み付け状態の後、スライダ13がA方向に移動すると、係合ピン12eがスライダ13の傾斜溝13dに嵌合する。さらに、スライダ13がA方向に移動すると、係合ピン12eがスライダ13の傾斜溝13dに沿って下方に移動する。これで、ディスクホルダ12は、カートリッジ装着位置に至る。
【0053】
また、スライダ13がA方向に移動して装着位置に達すると、スライダ13の被掛止部13hが掛止部38dを通過してカム部38cに摺接するため、ラッチレバー38は、コイルバネ41のバネ力によりカム部38cの側面が被掛止部13hに当接する位置(第2の位置)まで反時計方向に回動する。
【0054】
次に、イジェクト釦40がイジェクト方向(B方向)へ押圧操作されると、図11及び図12に示されるように、スライダ13の被掛止部13hがカム部38cを摺接して掛止部38dに対向する。そのため、ラッチレバー38は、コイルバネ41のバネ力により反時計方向に回動してカートリッジをA方向に押し出すと共に、スライダ13がイジェクト位置(第1の位置)に掛止される。
【0055】
ホルダ組み付け前、ラッチレバー38は、手動操作により反時計方向に回動させられて図6の位置(第3の位置)に位置することにより、ラッチレバー38の規制部38eがスライダ13の被掛止部13hの通過位置から退避する。よって、スライダ13を通常の動作位置よりもイジェクト方向(B方向)に移動させて、ディスクホルダ12の係合ピン12eをスライダ13の傾斜溝13dに嵌合させることができる。
【0056】
また、ホルダ組み付け後、通常の使用時には、ラッチレバー38は、挿入されるディスクカートリッジに押圧されるか、または、コイルバネ41の付勢力により、図9に示されるカートリッジ装着状態の位置(第2の位置)と、図11に示されるイジェクト状態の位置(第1の位置)との間を移動するが、この間には、ラッチレバー38の規制部38eがスライダ13の被掛止部13hの通過位置上に位置している。そのため、スライダ13は、イジェクト位置を越えてB方向へ移動できない。
【0057】
また、スライダ13がイジェクト位置からA方向側に位置した状態では、ディスクホルダ12の係合ピン12eがスライダ13の傾斜溝13dに係合しており、よって、ディスクホルダ12が上方に浮き上がることが防止される。
【0058】
図13はカートリッジ挿入装着動作中にイジェクト釦40(スライダ13)をB方向に押圧した状態のときの平面図である。図14はカートリッジ挿入装着動作中にイジェクト釦40(スライダ13)をB方向に押圧した状態のときの側面図である。
【0059】
図13及び図14に示されるように、スライダ13の被掛止部13hがラッチレバー38の規制部38eに当接するため、スライダ13はイジェクト位置を越えてさらにイジェクト方向(B方向)へ移動できず、よって、係合ピン12eスライダ13の傾斜溝13dから外れることを防止できる。これにより、ディスクホルダ12が上方に浮き上がることを防止できる。
【0060】
尚、上記実施例では、磁気ディスクが収納されたディスクカートリッジが装着される構成を一例として挙げたが、これに限らず、他の形式の記録媒体が装着される装置にも適用できるのは勿論である。
【0061】
また、上記実施例では、ラッチレバー38がスライダ13を掛止するラッチ機能と、ディスクカートリッジのシャッタを開閉するためのシャッタ開閉機能とを併せ持つ構成としたが、これらの機能を別の部材に分割する構成としても良いのは勿論である。
【0062】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1記載の発明によれば、レバーがフレームの孔に嵌合する回動軸と、回動軸に周辺でフレームの上面に摺接する第1摺接部と、回動軸から所定距離離間した位置に設けられ、フレームの上面に摺接する第2摺接部と、フレームの第1円弧状溝に貫通されてフレームの下面に摺接する第3摺接部と、回動軸を中心とする第3摺接部と反対側に設けられ、フレームの第2円弧状溝に貫通されてフレームの下面に摺接する第4摺接部と、を有し、回動軸から第3摺接部及び第4摺接部までの距離は、回動軸から第1摺接部までの距離よりも大きく、且つ回動軸から第2摺接部までの距離よりも小さく設定されたため、ネジを使用せずにレバーを取り付けることができるので、部品点数を削減できると共に、組み付け作業効率を高めることができる。
【0063】
また、請求項2記載の発明によれば、スライダがフレームに組み付けられたレバーを組み付け前の位置に復帰することを規制するため、ネジを使用せずにレバーが外れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体装着装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】本発明になる記録媒体装着装置の分解斜視図である。
【図3】ラッチレバー38の構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)はA−A断面図、(D)は底面図である。
【図4】ラッチレバー38をフレーム14に取り付ける状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図5】ラッチレバー38にコイルバネ41を取り付けた状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図6】ディスクホルダ12の取り付け状態を示す平面図である。
【図7】ディスクホルダをスライダに取り付ける過程を説明するための側面図である。
【図8】図7に続いてディスクホルダをスライダに取り付ける過程を説明するための側面図である。
【図9】カートリッジ装着状態のときの平面図である。
【図10】カートリッジ装着状態のときの側面図である。
【図11】ラッチレバーがイジェクト位置からさらに押圧操作されたときの動作状態を示す平面図である。
【図12】ラッチレバーがイジェクト位置からさらに押圧操作されたときの動作状態を示す側面図である。
【図13】ラッチレバーのイジェクト状態を示す平面図である。
【図14】ディスクホルダのイジェクト状態を示す側面図である。
【図15】従来の記録媒体装着装置1の平面図である。
【図16】従来のラッチレバーの取り付け構造を示す図であり、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【符号の説明】
11 記録媒体装着装置
12 ディスクホルダ
13 スライダ
13d 傾斜溝
13h 被掛止部
14 フレーム
18 ヘッドキャリッジ
21 ガイドシャフト
24 リードスクリュウ
26 モータ
36 ラッチ機構
38 ラッチレバー
38a レバー部
38c カム部
38d 掛止溝
38e 規制部
38f 回動軸
38g 当接面
38h 摺接部
38i 第1の鉤部
38j 第2の鉤部
38k バネ係止部
40 イジェクト釦
41 コイルバネ

Claims (2)

  1. 記録媒体が挿入されるホルダと、該記録媒体の挿入動作に連動して摺動し前記ホルダを挿入・イジェクト位置から装着位置に移動させるスライダと、スライダを摺動可能に支持するフレームと、該フレーム上に回動可能に設けられ前記スライダの摺動動作に連動して回動するレバーとを有する記録媒体装着装置において、
    前記レバーは、
    前記フレームの孔に嵌合する回動軸と、
    前記回動軸に周辺で前記フレームの上面に摺接する第1摺接部と、
    前記回動軸から所定距離離間した位置に設けられ、前記フレームの上面に摺接する第2摺接部と、
    前記フレームの第1円弧状溝に貫通されて前記フレームの下面に摺接する第3摺接部と、
    前記回動軸を中心とする前記第3摺接部と反対側に設けられ、前記フレームの第2円弧状溝に貫通されて前記フレームの下面に摺接する第4摺接部と、を有し、
    前記回動軸から前記第3摺接部及び第4摺接部までの距離は、前記回動軸から前記第1摺接部までの距離よりも大きく、且つ前記回動軸から前記第2摺接部までの距離よりも小さく設定されたことを特徴とする記録媒体装着装置。
  2. 前記スライダは、前記フレームに組み付けられたレバーが、組み付け前の位置に復帰することを規制することを特徴とする請求項1記載の記録媒体装着装置。
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