JPH11353758A - 記録媒体記録再生装置 - Google Patents

記録媒体記録再生装置

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JPH11353758A
JPH11353758A JP10153278A JP15327898A JPH11353758A JP H11353758 A JPH11353758 A JP H11353758A JP 10153278 A JP10153278 A JP 10153278A JP 15327898 A JP15327898 A JP 15327898A JP H11353758 A JPH11353758 A JP H11353758A
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JP
Japan
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slider
disk
latch lever
holder
recording medium
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Application number
JP10153278A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Sakama
満則 坂間
Atsuhiro Kumagai
厚博 熊谷
Masahiko Noro
雅彦 野呂
Takashi Takemoto
隆 竹本
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Teac Corp
Sony Corp
Original Assignee
Teac Corp
Sony Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、磁気ディスク装置の小型化、省ス
ペース化を図ることを課題とする。 【解決手段】 磁気ディスク装置11は、ディスクカー
トリッジが挿入されるディスクホルダ12と、前後方向
に摺動してディスクホルダ12を昇降させるスライダ1
3とが重ね合わせた状態でフレーム14上に取り付けら
れる。ディスクホルダ12の上面後部には、スライダ1
3を掛止するラッチ機構36が設けられている。このラ
ッチ機構36は、ディスクホルダ12の上面に回動自在
に支承されたラッチレバー38と、ラッチレバー38を
反時計方向に回動付勢するコイルスプリング39と、ス
ライダ13の天板13aに設けられたカム部46とより
構成されている。そのため、ラッチレバー38の後部に
カム部を設ける必要がなくなり、後方のスペースを削減
することが可能となり、装置の小型化及び省スペース化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体記録再生装
置に係り、特に記録媒体がホルダ内に挿入される過程で
ラッチレバーの回動動作により掛止を解除されて摺動す
る摺動部材を有する記録媒体記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータあるい
はワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録させ
る手段として磁気ディスク装置が装備されている。そし
て、磁気ディスク装置としては、例えば特開平8−55
402号公報にみられるように、記録媒体としてのディ
スクカートリッジが装着されると、ディスクカートリッ
ジ内に収容された磁気ディスクが回転駆動されると共
に、磁気ヘッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生
を行うよう構成されたものがある。
【0003】また、上記磁気ディスク装置においては、
ディスクカートリッジが挿入されるディスクホルダと、
ディスクカートリッジの挿入操作により摺動してディス
クホルダをカートリッジ挿入・イジェクト位置からカー
トリッジ装着位置へ移動させるスライダとからなる記録
媒体移送機構を有する構成になっている。スライダは、
コイルバネ等により一方向に付勢されており、ディスク
カートリッジが挿入されるとラッチレバーがディスクカ
ートリッジの端部に押圧されて回動するとともにラッチ
レバーによるスライダの掛止が解除される。これによ
り、スライダは付勢方向に摺動してディスクホルダをカ
ートリッジ装着位置へ移動させる。その際、ディスクホ
ルダは、カートリッジ挿入・イジェクト位置からカート
リッジ装着位置に降下することにより、ディスクカート
リッジ内のディスクをターンテーブル上にチャッキング
させることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
磁気ディスク装置においては、ラッチレバーのスライダ
の後端に切り起こしされた突起が摺接するための円弧状
に形成されたカム部が設けられており、ディスクカート
リッジの挿入操作によりラッチレバーが挿入方向に回動
することによりラッチレバーのカム部がスライダの突起
に摺動してスライダの摺動動作を規制している。そし
て、ディスクカートリッジの挿入操作が終了した時点で
カム部の側部がスライダの摺動方向と平行な向きにな
る。そのため、スライダは突起に対するラッチレバーの
カム部による掛止が解除されて摺動することができる。
【0005】しかしながら、このような従来の構成で
は、スライダの後端にラッチレバーに掛止される突起を
設ける必要があるので、磁気ディスク装置の後方壁部を
ラッチレバーのカム部及びスライダの後端の突起と接触
しないように後方に形成しなければならない。そのた
め、従来の磁気ディスク装置においては、ラッチレバー
が設けられている後方のスペースを確保するため、装置
の小型化及び省スペース化を図ることが難しかった。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解決した記録
媒体記録再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、記
録媒体が挿入される記録媒体挿入・イジェクト位置と記
録媒体装着位置との間を移動可能に設けられたホルダ
と、前記記録媒体が前記ホルダ内に挿入される過程で挿
入方向に回動するラッチレバーと、該ラッチレバーの回
動動作により掛止を解除されて一方向に摺動すると共に
前記ホルダを前記記録媒体装着位置へ移動させ、他方向
への摺動により前記ホルダを前記記録媒体挿入・イジェ
クト位置へ復帰させる摺動部材とを有する記録媒体記録
再生装置において、前記摺動部材の前記ラッチレバーの
回動範囲に対向する部分にカム部を設け、前記ラッチレ
バーの中間部分に前記カム部に摺接する摺接部を設け、
前記カム部は、前記記録媒体が挿入される過程で前記摺
接部が回動方向に移動しながら摺接する円弧状部と、前
記記録媒体の挿入が完了した時点で前記円弧状部を通過
した前記摺接部から前記摺動部材の摺動方向に形成され
た逃げ部とを有することを特徴とするものである。
【0008】従って、本発明によれば、摺動部材のラッ
チレバーの回動範囲に対向する部分にカム部を設けると
共に、ラッチレバーの中間部分にカム部に摺接する摺接
部を設けたため、ラッチレバーが設けられる位置より後
方のスペースを削減することが可能となり、ラッチレバ
ーの後方にカム部を設けた従来のものよりも装置の小型
化及び省スペース化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明になる記録
媒体記録再生装置の一実施例について説明する。図1は
本発明になる記録媒体記録再生装置の一実施例としての
磁気ディスク装置11の概略構成を示す分解斜視図であ
る。また、図2はカバー、スライダ、ホルダ、フレーム
を拡大して示す分解斜視図である。また、図3(A)〜
(C)はスライダとホルダとを組み合わせた状態を示す
図である。
【0010】図1乃至図3に示されるように、磁気ディ
スク装置11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が
挿入されるディスクホルダ12と、前後方向に摺動して
ディスクホルダ12を昇降させるスライダ(摺動部材)
13とが重ね合わせた状態でフレーム14上に取り付け
られる。スライダ13はディスクホルダ12上をA,B
方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッジの挿
入操作によりA方向に摺動してディスクホルダ12をカ
ートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着
位置へ降下させる。
【0011】ディスクホルダ12は、天板12aと、天
板12aの両側からディスクカートリッジを抱え込むよ
うに折曲されたカートリッジガイド部12b,12cと
からなる。従って、天板12aと両側のカートリッジガ
イド部12b,12cに囲まれた空間がカートリッジ挿
入部となる。また、ディスクホルダ12の天板12aに
は、ヘッドキャリッジ18が移動するため開口12dが
設けられ、開口12dの左側にはリフトアーム42を回
動可能に支持する一対の支持部12hが切り起こされて
いる。
【0012】スライダ13は、ディスクホルダ12の上
方で摺動する平板13aと、平板13aの両側より下方
に折曲された側面13b,13cと、側面13b,13
cに設けられディスクホルダ12の係合ピン12eが嵌
合する傾斜溝13dと、フレーム14の両側面14e,
14fの上端に当接する当接部13eと、イジェクト状
態のときディスクホルダ12の中央部に設けられた孔1
2gに係合する係合部13fとを有する。
【0013】そして、スライダ13の平板13aには、
スライダ13をA方向に付勢するコイルバネ51,52
が装架される開口13g,13hが設けられている。こ
の開口13g,13hは、A,B方向に延在形成されて
おり、B方向の端部にコイルバネ51,52の一端が掛
止される掛止部13i,13jが突出している。尚、コ
イルバネ51,52の他端は、ディスクホルダ12の天
板12aに突出する掛止部12i,12jに掛止され
る。そのため、スライダ13は、コイルバネ51,52
のバネ力によりA方向に付勢されている。
【0014】図4(A)はフレーム14の構成を示す平
面図である。また、図4(B)はフレーム14の構成を
示す背面図である。図1乃至図4に示されるように、ま
た、フレーム14の平面14a上には、ディスクをクラ
ンプするターンテーブル15が挿入される円形の開口1
4bと、磁気ヘッド16,17を支持するヘッドキャリ
ッジ18がA,B方向に摺動可能に取り付けられるキャ
リッジ取付部14cとが設けられている。また、フレー
ム14の後部には、ヘッドキャリッジ18を駆動するモ
ータ25が取り付けられるモータ取付部14dが設けら
れている。
【0015】そして、キャリッジ取付部14c及びモー
タ取付部14dの両側は、矩形状にカットされている。
そのため、フレーム14の後部は、キャリッジ取付部1
4c及びモータ取付部14dのみが後方に突出した形状
となっている。また、フレーム14の両側面14e,1
4fの内壁の中間位置には、ディスクホルダ12の昇降
動作をガイドするガイド溝14g,14hが設けられて
いる。さらに、フレーム14の下面側には、ターンテー
ブル15及びターンテーブル15を回転駆動するディス
クモータ19が搭載された回路基板20が取り付けられ
る。
【0016】ヘッドキャリッジ18は、先端上面に下側
磁気ヘッド16を支持するキャリッジ本体21と、先端
下面に上側磁気ヘッド17を支持しキャリッジ本体21
に対し回動可能に取り付けられたヘッドアーム22とを
有する。また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト23及びリー
ドスクリュウ24にガイドされながらリードスクリュウ
24の回転方向に応じた方向へリードスクリュウ24の
回転量に応じた距離だけ移動する。ガイドシャフト23
は、フレーム14の平面14a上に板状の押さえ部材
(図示せず)により保持されると共に、キャリッジ本体
21の右側面に設けられた嵌合部21aに挿通される。
また、リードスクリュウ24は、キャリッジ本体21の
反対側の左側面に設けられた螺合部(図示せず)に螺合
されている。
【0017】そして、リードスクリュウ24を回転駆動
するモータ25は、フレーム14の後部に設けられたモ
ータ取付部14dの下面に取り付けられる。そのため、
ヘッドキャリッジ18は、リードスクリュウ24を回転
駆動するモータ25の回転駆動力によりガイドシャフト
21及びガイドシャフト24にガイドされてA,B方向
に移動する。これにより、ヘッドキャリッジ18に支持
された磁気ヘッド16,17は、ディスクカートリッジ
内に収納された磁気ディスク(図示せず)の所望とする
トラックに摺接させて磁気記録・再生を行うことができ
る。
【0018】また、フレーム14の平面14a上には、
ディスクホルダ12に挿入されたディスクカートリッジ
の端部が下側磁気ヘッド16に衝突することを防止する
プロテクタ26が平面14a上に突出するピン14iに
ガイドされてC,D方向に摺動可能に設けられている。
このプロテクタ26は、L字状のリンク27の一端に設
けられたピン27aに連結され、リンク27の他端に設
けられたピン27bがスライダ13の係合部13kに係
合している。
【0019】そのため、ディスクカートリッジがディス
クホルダ12に挿入される前は、プロテクタ26が下側
磁気ヘッド16の側方に近接している。その際、プロテ
クタ26はフレーム14の平面14a上に形成された傾
斜部28に乗り上げて下側磁気ヘッド16より上方に持
ち上げられる。よって、ディスクカートリッジは、プロ
テクタ26を摺接して下側磁気ヘッド16の上方を移動
して下側磁気ヘッド16に衝突することが防止される。
【0020】そして、スライダ13がA方向に摺動する
と共に下側磁気ヘッド16から離間する方向に摺動す
る。そのため、スライダ13がA方向に摺動することに
よりプロテクタ26がD方向に摺動して傾斜部28より
下方に降下すると共に下側磁気ヘッド16に磁気ディス
クを当接させる。図5はラッチ機構の構成を説明するた
めの分解斜視図である。
【0021】図1及び図5に示されるように、ディスク
ホルダ12の上面後部には、スライダ13を掛止するラ
ッチ機構36が設けられている。このラッチ機構36
は、ディスクホルダ12の上面に回動自在に支承された
ラッチレバー38と、ラッチレバー38を反時計方向に
回動付勢するコイルスプリング39と、スライダ13の
天板13aに設けられたカム部46とより構成されてい
る。
【0022】図6(A)〜(E)はラッチレバーの形状
を説明するための平面図、側面図、背面図、拡大平面
図、拡大側面図である。図6(A)〜(E)に示される
ように、ラッチレバー38は、一端にディスクホルダ1
2の上面後部の軸が挿通される軸孔38aと、他端にデ
ィスクカートリッジのシャッタ(図示せず)を開く爪部
38bとを有する。また、ラッチレバー38は、長手方
向の中間にコイルスプリング39の一端が掛止される掛
止部38cと、スライダ13のカム部に摺接する摺接部
38dとを有する。尚、コイルスプリング39の他端
は、ディスクホルダ12の天板12aに設けられた掛止
部12kに掛止されている。
【0023】また、摺接部38dの上端には、スライダ
13の抜けを防止する掛止部38eが折り曲げられてい
る。そして、爪部38bの上部には、爪部38bがディ
スクホルダ12内に挿入されるディスクカートリッジの
挿入高さ位置に保持されるように回動高さ位置を規制す
る規制部38fが設けられている。また、図5に示され
るように、ディスクホルダ12の天板12aの後部に
は、上記ラッチレバー38の軸孔38aに挿通されてラ
ッチレバー38をE,F方向に回動可能に支持する軸1
2mと、組み付け時にラッチレバー38の溝38gに挿
通されてその後ラッチレバー38の上方への移動を規制
する抜け防止部12nが突出している。抜け防止部12
nは、ラッチレバー38が軸12mから外れないように
ラッチレバー38の上面の高さ位置を規制する突起12
1 が水平方向に突出している。さらに、ディスクホル
ダ12の天板12aには、ラッチレバー38の爪部38
bがディスクホルダ12内に挿通される円弧状の開口1
2oを設けられている。
【0024】さらに、ディスクホルダ12の両側には、
スライダ13に係合する係合ピン12eが一対ずつ設け
られ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12
fが突出している。このガイド部12fは、フレーム1
4の側壁14e,14fに設けられたガイド溝14g,
14hに嵌合してディスクホルダ12の昇降動作をガイ
ドする。
【0025】また、ディスクホルダ12の上面には、デ
ィスクカートリッジが挿入されていない非挿入状態のと
き、ヘッドアーム22をディスクカートリッジに当接し
ない上昇位置に保持するヘッドアームリフト機構41が
設けられている。この、ヘッドアームリフト機構41
は、ヘッドアーム22の下面に当接するリフトアーム4
2と、非挿入状態のときリフトアーム42を上方に押圧
するリフタ43と、リフトアーム42を下方に押圧する
押圧バネ44とからなる。
【0026】また、リフトアーム42は、ヘッドアーム
22の両側より突出する突出部22aの下面側に当接
し、押圧バネ44の両端部を軸として上下方向に回動可
能に取り付けられている。そして、リフトアーム42の
下方には、スライダ13の摺動動作によりA,B方向に
摺動するリフタ43が設けられている。そのため、ディ
スクカートリッジが非挿入状態のとき、リフタ43はリ
フトアーム42を上方に押圧しており、これによりヘッ
ドアーム22が上方に回動して上側磁気ヘッド17をデ
ィスクホルダ12の上方へ退避させる。
【0027】また、ディスクカートリッジがディスクホ
ルダ12内に挿入されてスライダ13がA方向に摺動す
ると共に、リフタ43もリフトアーム42から離間す
る。これにより、リフトアーム42は、リフタ43によ
る保持力が除去された状態でディスクホルダ12が装着
位置に降下する。そのため、ディスクカートリッジ内に
収納された磁気ディスクは、ヘッドアーム22が下方に
回動すると共に、下側磁気ヘッド16と上側磁気ヘッド
17との間で挟持されて磁気記録又は再生が行われる。
【0028】また、上記リフトアーム42は、押圧バネ
44の両端がリフトアーム42の切り起こし部42aを
貫通してディスクホルダ12の天板12aに起立された
支持部12hにより支持される。この支持部12hが
E,F方向に延在する向きに形成されているため、リフ
トアーム42はキャリッジ移動方向(A,B方向)と直
交する上下方向に回動可能に取り付けられる。
【0029】また、スライダ13の上方には、フレーム
14の上部を覆うように取り付けられるカバー45が設
けられている。このカバー45は、フレーム14に両側
面をネジ止めされ、スライダ13の上方への浮き上がり
を防止し、更にスライダ13の前後方向(A,B方向)
の移動をもガイドする。図1、図2、図3、図7に示さ
れるように、スライダ13の平板13aには、前述した
ラッチレバー38を掛止するためのカム部46が設けら
れている。カム部46は、ディスクカートリッジが挿入
される過程でラッチレバー38の摺接部38dが回動方
向に移動しながら摺接する円弧状部47と、ディスクカ
ートリッジの挿入が完了した時点で円弧状部47を通過
した摺接部38dから離間方向に形成された逃げ部48
とを有する。
【0030】そして、スライダ13の平板13aには、
上記カム部46を形成すると共に、摺接部38dが挿通
された状態で移動するための扇状の開口49が設けられ
ている。また、開口49の外側には、ラッチレバー38
の先端に設けられ、ディスクカートリッジのシャッタに
係合する爪部38bの回動範囲に対向する円弧状の開口
50が設けられている。
【0031】さらに、スライダ13の平板13aの後部
には、B方向に延在する当接部53が設けられている。
この当接部53は、スライダ13がA,B方向に摺動す
る間フレーム14の後部に設けられたモータ取付部14
dの上方に起立するガイド壁52に当接し、スライダ1
3に摺動動作をガイドする。図8はディスクホルダ12
の天板12aにラッチレバー38を取り付けた状態を示
す斜視図である。また、図9がラッチレバー38の上方
にスライダ13を取り付けた状態を示す斜視図である。
【0032】図8に示されるように、ディスクカートリ
ッジがディスクホルダ12内に挿入されると、ラッチレ
バー38がコイルバネ39のバネ力に抗してE方向に回
動する。その際、ディスクカートリッジのシャッタがラ
ッチレバー38先端に設けられた爪部38bに係合して
開方向に摺動する。ラッチレバー38は、後部にスライ
ダ13の突起が摺接するカム部が設けられていないの
で、E方向に回動してもディスクホルダ12より後方に
突出しない。
【0033】また、図8に示されるように、スライダ1
3の後端は、ディスクホルダ12の後端よりも前側に位
置するため、ディスクホルダ12より後方に突出するも
のがない構成となっている。そのため、ラッチレバー3
8より後方のスペースを確保する必要がなくなり、その
分フレーム14の形状も図4に示されるように、キャリ
ッジ取付部14c及びモータ取付部14dの両側が、矩
形状にカットされた形状となっている。よって、フレー
ム14の設置スペースを小さくすることができ、ひいて
は磁気ディスク装置11の小型化、省スペース化を図る
ことができる。
【0034】次に上記のように構成された磁気ディスク
装置11のディスク装着動作について説明する。図10
はディスクカートリッジがイジェクトされた状態のディ
スクホルダ12とスライダ13との位置関係を示す図で
ある。図10(A)乃至(D)に示されるように、スラ
イダ13の傾斜溝13dには、ディスクホルダ12の係
合ピン12eが嵌合しているため、スライダ13の摺動
動作により係合ピン12eが傾斜溝13dに沿って駆動
される。そのため、スライダ13がB方向に摺動する
と、ディスクホルダ12はカートリッジ挿入・イジェク
ト位置に上昇し、スライダ13がA方向に摺動するとカ
ートリッジ装着位置に降下する。
【0035】従って、図10に示すイジェクト状態でデ
ィスクカートリッジ(図示せず)がディスクホルダ12
内に挿入されると、ラッチレバー38の爪部38bが押
圧されて時計方向(E方向)に回動する。そして、ラッ
チレバー38の摺接部38dがスライダ13の天板13
aに設けられたカム部46の円弧状部47を摺接する。
【0036】ディスクカートリッジがディスクホルダ1
2の奥部まで挿入されると、シャッタがラッチレバー3
8の爪部38bにより全開されると共に、ラッチレバー
38の摺接部38dがカム部46の円弧状部47を通過
してカム部46の逃げ部48に対向する。そのため、ス
ライダ13は、ラッチレバー38により掛止が解除され
るため、コイルバネ51,52のバネ力によりA方向に
摺動する。
【0037】図11はディスクカートリッジが装着され
た状態のディスクホルダ12とスライダ13との位置関
係を示す図である。ディスクホルダ12は、両側がフレ
ーム14の左右側面に対し、上下方向のみに移動可能に
支持されているため、このようにスライダ13がA方向
に摺動すると、ディスクホルダ12の係合ピン12eが
スライダ13の傾斜溝13dに沿って下方に駆動されて
図10に示すカートリッジ挿入・イジェクト位置から図
11に示すカートリッジ装着位置に降下する。
【0038】イジェクト動作は、スライダ13をB方向
に摺動させると、ディスクホルダ12が上記装着動作と
逆の動作を行って図10に示すカートリッジ挿入・イジ
ェクト位置に復帰する。これとともに、ラッチレバー3
8がコイルバネ39のバネ力によりF方向に回動しなが
らディスクカートリッジをA方向にイジェクトする。こ
のイジェクト動作によりディスクカートリッジは、シャ
ッタが閉じた後ディスクホルダ12からイジェクトされ
る。
【0039】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置あるいは
メモリカード等のカード状の記録媒体が装着される記録
再生装置等にも適用できるのは勿論である。また、上記
実施例では、スライダがディスクホルダの上方を摺動す
る構成を一例として説明したが、これに限らず、例えば
スライダがディスクホルダの下方を摺動する構成のもの
にも本発明を適用することができる。
【0040】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、摺動部材
のラッチレバーの回動範囲に対向する部分にカム部を設
けると共に、ラッチレバーの中間部分にカム部に摺接す
る摺接部を設けたため、ラッチレバーが設けられる位置
より後方のスペースを削減することが可能となり、ラッ
チレバーの後方にカム部を設けた従来のものよりも装置
の小型化及び省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体記録再生装置の一実施例
としての磁気ディスク装置の概略構成を示す分解斜視図
である。
【図2】カバー、スライダ、ホルダ、フレームを拡大し
て示すの分解斜視図である。
【図3】スライダとホルダとを組み合わせた状態を示す
図である。
【図4】フレームの構成を示す図である。
【図5】ラッチ機構の構成を説明するための分解斜視図
である。
【図6】ラッチレバーの形状を説明するための図であ
る。
【図7】スライダの形状を説明するための図である。
【図8】ディスクホルダの天板にラッチレバーを取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図9】ラッチレバーの上方にスライダを取り付けた状
態を示す斜視図である。
【図10】ディスクカートリッジがイジェクトされた状
態のディスクホルダとスライダとの位置関係を示す図で
ある。
【図11】ディスクカートリッジが装着された状態のデ
ィスクホルダとスライダとの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
11 ディスク装置 12 ホルダ 13 スライダ 14 フレーム 15 ターンテーブル 16,17 磁気ヘッド 18 ヘッドキャリッジ 24 リードスクリュウ 25 駆動モータ 36 ラッチ機構 38 ラッチレバー 46 カム部 47 円弧状部 48 逃げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野呂 雅彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 竹本 隆 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 ティ アック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が挿入される記録媒体挿入・イ
    ジェクト位置と記録媒体装着位置との間を移動可能に設
    けられたホルダと、前記記録媒体が前記ホルダ内に挿入
    される過程で挿入方向に回動するラッチレバーと、該ラ
    ッチレバーの回動動作により掛止を解除されて一方向に
    摺動すると共に前記ホルダを前記記録媒体装着位置へ移
    動させ、他方向への摺動により前記ホルダを前記記録媒
    体挿入・イジェクト位置へ復帰させる摺動部材とを有す
    る記録媒体記録再生装置において、 前記摺動部材の前記ラッチレバーの回動範囲に対向する
    部分にカム部を設け、 前記ラッチレバーの中間部分に前記カム部に摺接する摺
    接部を設け、 前記カム部は、前記記録媒体が挿入される過程で前記摺
    接部が回動方向に移動しながら摺接する円弧状部と、前
    記記録媒体の挿入が完了した時点で前記円弧状部を通過
    した前記摺接部から前記摺動部材の摺動方向に形成され
    た逃げ部とを有することを特徴とする記録媒体記録再生
    装置。
JP10153278A 1998-06-02 1998-06-02 記録媒体記録再生装置 Pending JPH11353758A (ja)

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