JP3456403B2 - 記録媒体記録再生装置 - Google Patents

記録媒体記録再生装置

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JP3456403B2
JP3456403B2 JP04815298A JP4815298A JP3456403B2 JP 3456403 B2 JP3456403 B2 JP 3456403B2 JP 04815298 A JP04815298 A JP 04815298A JP 4815298 A JP4815298 A JP 4815298A JP 3456403 B2 JP3456403 B2 JP 3456403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体記録再生装
置に係り、特に、シャッタを有し磁気ディスクが収容し
てあるディスクカートリッジをホルダ内に押し込む操作
をしてディスクカートリッジを装着させ、上下の磁気ヘ
ッドが回転する磁気ディスクに接触して情報の記録再生
を行う構成の記録媒体記録再生装置に関する。
【0002】記録媒体記録再生装置はパーソナルコンピ
ュータあるいはワードプロセッサ等に組み込まれてお
り、薄型であることが求められている。一般に、ディス
クカートリッジを使用する記録媒体記録再生装置は、デ
ィスクカートリッジを高い位置にあるホルダ内に押し込
み、最終位置まで押し込むと、シャッタが開き、ホルダ
がディスクカートリッジと共に下降して、シャッタが開
いた状態のディスクカートリッジが装着され、磁気ディ
スクがターンテーブル上に装着され、下側磁気ヘッドが
磁気ディスクの下面に接触し、上側磁気ヘッドが磁気デ
ィスクの上面に接触し、磁気ディスクがターンテーブル
によって回転され、下側磁気ヘッド及び上側磁気ヘッド
によって記録再生が行われる構成である。
【0003】上側磁気ヘッドについてみると、ディスク
カートリッジをホルダ内に押し込むときには、ディスク
カートリッジがぶつからないようにホルダより上方に退
避しており、ホルダが下降してディスクカートリッジが
装着されると、下降してホルダ内に入って磁気ディスク
の上面に接触するようになっている。上側磁気ヘッドを
退避させる機構は、一般にはホルダの一部でヘッドアー
ムを係止して上側磁気ヘッドを上方に移動させる構成と
なっている。
【0004】ここで、記録媒体記録再生装置の薄型化を
図るためには、ホルダの昇降のストロークを小さくする
必要がある。ホルダの昇降のストロークが小さくなる
と、ホルダの一部でヘッドアームを係止して上側磁気ヘ
ッドを上方に移動させる構成では、上側磁気ヘッドを十
分に退避させることは困難となる。そこで、上側磁気ヘ
ッドを退避させる機構であるヘッドアームリフト機構が
必要となる。
【0005】
【従来の技術】従来のヘッドアームリフト機構は、比較
的嵩張った構造であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のヘ
ッドアームリフト機構は比較的嵩張った構造であるた
め、記録媒体記録再生装置の薄型化には不向きであっ
た。そこで、本発明は上記問題を解決した記録媒体記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。請求項1の発
明は、フレームと、下側磁気ヘッドとヘッドアームの先
端の上側磁気ヘッドとを有し、該フレームに移動可能に
支持されているヘッドキャリッジと、該フレームに記録
媒体が挿入される記録媒体挿入・イジェクト位置とこの
位置より下側の位置であって該下側磁気ヘッドと上側磁
気ヘッドとに接触する記録媒体装着位置との間を上下に
移動可能に設けられたホルダと、該ホルダに取り付けて
あり、前記記録媒体が前記ホルダ内に挿入される過程で
該記録媒体によって押されて挿入方向に回動するラッチ
レバーと、上記フレームに支持されて上記ホルダより上
側に位置しており、上記ホルダの係合ピンに嵌合する傾
斜溝を有し、該ラッチレバーの回動動作により掛止を解
除されて一方向に摺動すると共に前記ホルダを前記記録
媒体装着位置へ移動させ、他方向への摺動により前記ホ
ルダを前記記録媒体挿入・イジェクト位置へ復帰させる
摺動部材と、上記ホルダが記録媒体挿入・イジェクト位
置に位置するときには上記ヘッドアームを係止して上記
上側磁気ヘッドを該ホルダより上側に退避させ、上記ホ
ルダが記録媒体装着位置に位置するときには上記上側磁
気ヘッドが該ホルダ内に入り込んで該ホルダ内の記録媒
体に当接するようにするヘッドアームリフト機構とを有
する記録媒体記録再生装置において、該ヘッドアームリ
フト機構は、上記ヘッドアームを係止するヘッドアーム
係止部を有し、該ヘッドアーム係止部が上記ホルダの上
面に対して垂直の方向に変位するように、該ホルダの上
面に支持されているリフトアームと、上記ホルダの上面
に取り付けてあり、上記リフトアームのヘッドアーム係
止部を下げるように付勢する平面的な押圧バネと、該ホ
ルダ上に摺動可能に支持されており、本体部と、該本体
部より斜めに角状に突き出た板ばね部と、この板ばね部
に上記摺動部材と連結された連結部と、上記リフトアー
ムに作用する凸部とを有し、上記摺動部材と一体的に摺
動して、上記摺動部材が上記一方向に摺動して該ホルダ
が上記記録媒体装着位置にあるときには、上記ヘッドア
ーム係止部を低い位置とし、上記摺動部材が上記他方向
に摺動して該ホルダが上記記録媒体挿入・イジェクト位
置に位置するときには、上記凸部によって該ヘッドアー
ム係止部を高い位置とするリフタとよりなり、上記リフ
トアーム、押圧バネ、及びリフタが、該ホルダと上記摺
動部材との間の空間内に設けてある構成としたものであ
る。
【0008】請求項2の発明は、上記ホルダは、上面の
二箇所に形成してある上方への切り起こし部に形成して
あり、下端が開口であり、逆U字形状の軸受部を有
し、、上記リフトアームは、両端に筒状の軸部を有し、
該筒状軸部を上記軸受部に嵌合させて設けてあり、上記
押圧バネは、中心に関して対称の形状を有し、両端に外
側に突き出た右側突き出し部及び左側突き出し部を有
し、両側の突き出し部の内側の部分に、両側の突き出し
部を通る線に関して直交する方向上、一方向に延在して
U字形を形成している右側U字形状部及び左側U字形状
部を有し、該右側U字形状部と左側U字形状部との間
に、上記方向上逆方向に延在してU字形を形成している
中央U字形状部とよりなり、上記右側突き出し部及び左
側突き出し部を上記筒状軸部に嵌合させて、中央U字形
状部がホルダの上面に当たって、右側U字形状部と左側
U字形状部が上記リフトアームのヘッドアーム係止部を
押さえた状態で取り付けてある構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明になる記録
媒体記録再生装置の一実施例について説明する。図1は
本発明になる記録媒体記録再生装置の一実施例としての
磁気ディスク装置11の概略構成を示す分解斜視図であ
る。また、図2はカバー、スライダ、ホルダ、フレーム
を拡大して示すの分解斜視図である。また、図3(A)
〜(C)はスライダとホルダとを組み合わせた状態を示
す図である。
【0010】図1乃至図3に示されるように、磁気ディ
スク装置11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が
挿入されるディスクホルダ12と、前後方向に摺動して
ディスクホルダ12を昇降させるスライダ(摺動部材)
13とが重ね合わせた状態でフレーム14上に取り付け
られる。スライダ13はディスクホルダ12上をA,B
方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッジの挿
入操作によりA方向に摺動してディスクホルダ12をカ
ートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着
位置へ降下させる。
【0011】ディスクホルダ12は、天板12aと、天
板12aの両側からディスクカートリッジを抱え込むよ
うに折曲されたカートリッジガイド部12b,12cと
からなる。従って、天板12aと両側のカートリッジガ
イド部12b,12cに囲まれた空間がカートリッジ挿
入部となる。また、ディスクホルダ12の天板12aに
は、ヘッドキャリッジ18が移動するため開口12dが
設けられ、開口12dの左側にはリフトアーム42を回
動可能に支持する一対の支持部12hが切り起こされて
いる。
【0012】スライダ13は、ディスクホルダ12の上
方で摺動する平板13aと、平板13aの両側より下方
に折曲された側面13b,13cと、側面13b,13
cに設けられディスクホルダ12の係合ピン12eが嵌
合する傾斜溝13dと、フレーム14の両側面14e,
14fの上端に当接する当接部13eと、イジェクト状
態のときディスクホルダ12の中央部に設けられた孔1
2gに係合する係合部13fとを有する。
【0013】そして、スライダ13の平板13aには、
スライダ13をA方向に付勢するコイルバネ51,52
が装架される開口13g,13hが設けられている。こ
の開口13g,13hは、A,B方向に延在形成されて
おり、B方向の端部にコイルバネ51,52の一端が掛
止される掛止部13i,13jが突出している。尚、コ
イルバネ51,52の他端は、ディスクホルダ12の天
板12aに突出する掛止部12i,12jに掛止され
る。そのため、スライダ13は、コイルバネ51,52
のバネ力によりA方向に付勢されている。
【0014】図4(A)はフレーム14の構成を示す平
面図である。また、図4(B)はフレーム14の構成を
示す背面図である。図1乃至図4に示されるように、ま
た、フレーム14の平面14a上には、ディスクをクラ
ンプするターンテーブル15が挿入される円形の開口1
4bと、磁気ヘッド16,17を支持するヘッドキャリ
ッジ18がA,B方向に摺動可能に取り付けられるキャ
リッジ取付部14cとが設けられている。また、フレー
ム14の後部には、ヘッドキャリッジ18を駆動するモ
ータ25が取り付けられるモータ取付部14dが設けら
れている。
【0015】そして、キャリッジ取付部14c及びモー
タ取付部14dの両側は、矩形状にカットされている。
そのため、フレーム14の後部は、キャリッジ取付部1
4c及びモータ取付部14dのみが後方に突出した形状
となっている。また、フレーム14の両側面14e,1
4fの内壁の中間位置には、ディスクホルダ12の昇降
動作をガイドするガイド溝14g,14hが設けられて
いる。さらに、フレーム14の下面側には、ターンテー
ブル15及びターンテーブル15を回転駆動するディス
クモータ19が搭載された回路基板20が取り付けられ
る。
【0016】ヘッドキャリッジ18は、先端上面に下側
磁気ヘッド16を支持するキャリッジ本体21と、先端
下面に上側磁気ヘッド17を支持しキャリッジ本体21
に対し回動可能に取り付けられたヘッドアーム22とを
有する。また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト23及びリー
ドスクリュウ24にガイドされながらリードスクリュウ
24の回転方向に応じた方向へリードスクリュウ24の
回転量に応じた距離だけ移動する。ガイドシャフト23
は、フレーム14の平面14a上に板状の押さえ部材
(図示せず)により保持されると共に、キャリッジ本体
21の右側面に設けられた嵌合部21aに挿通される。
また、リードスクリュウ24は、キャリッジ本体21の
反対側の左側面に設けられた螺合部(図示せず)に螺合
されている。
【0017】そして、リードスクリュウ24を回転駆動
するモータ25は、フレーム14の後部に設けられたモ
ータ取付部14dの下面に取り付けられる。そのため、
ヘッドキャリッジ18は、リードスクリュウ24を回転
駆動するモータ25の回転駆動力によりガイドシャフト
21及びガイドシャフト24にガイドされてA,B方向
に移動する。これにより、ヘッドキャリッジ18に支持
された磁気ヘッド16,17は、ディスクカートリッジ
内に収納された磁気ディスク(図示せず)の所望とする
トラックに摺接させて磁気記録・再生を行うことができ
る。
【0018】また、フレーム14の平面14a上には、
ディスクホルダ12に挿入されたディスクカートリッジ
の端部が下側磁気ヘッド16に衝突することを防止する
プロテクタ26が平面14a上に突出するピン14iに
ガイドされてC,D方向に摺動可能に設けられている。
このプロテクタ26は、L字状のリンク27の一端に設
けられたピン27aに連結され、リンク27の他端に設
けられたピン27bがスライダ13の係合部13kに係
合している。
【0019】そのため、ディスクカートリッジがディス
クホルダ12に挿入される前は、プロテクタ26が下側
磁気ヘッド16の側方に近接している。その際、プロテ
クタ26はフレーム14の平面14a上に形成された傾
斜部28に乗り上げて下側磁気ヘッド16より上方に持
ち上げられる。よって、ディスクカートリッジは、プロ
テクタ26を摺接して下側磁気ヘッド16の上方を移動
して下側磁気ヘッド16に衝突することが防止される。
【0020】そして、スライダ13がA方向に摺動する
と共に下側磁気ヘッド16から離間する方向に摺動す
る。そのため、スライダ13がA方向に摺動することに
よりプロテクタ26がD方向に摺動して傾斜部28より
下方に降下すると共に下側磁気ヘッド16に磁気ディス
クを当接させる。図5はラッチ機構の構成を説明するた
めの分解斜視図である。
【0021】図1及び図5に示されるように、ディスク
ホルダ12の上面後部には、スライダ13を掛止するラ
ッチ機構36が設けられている。このラッチ機構36
は、ディスクホルダ12の上面に回動自在に支承された
ラッチレバー38と、ラッチレバー38を反時計方向に
回動付勢するコイルスプリング39と、スライダ13の
天板13aに設けられたカム部46とより構成されてい
る。
【0022】図6はラッチレバーの形状を説明するため
の図である。図6(A)は平面図、同図(B)は側面
面、同図(C)は正面図、同図(D)はA部拡大平面
図、同図(E)はA部拡大側面図である。図6(A)〜
(E)に示されるように、ラッチレバー38は、一端に
ディスクホルダ12の上面後部の軸が挿通される軸孔3
8aと、他端にディスクカートリッジのシャッタ(図示
せず)を開く爪部38bとを有する。また、ラッチレバ
ー38は、長手方向の中間にコイルスプリング39の一
端が掛止される掛止部38cと、スライダ13のカム部
に摺接する摺接部38dとを有する。尚、コイルスプリ
ング39の他端は、ディスクホルダ12の天板12aに
設けられた掛止部12kに掛止されている。
【0023】また、摺接部38dの上端には、スライダ
13の抜けを防止する掛止部38eが折り曲げられてい
る。そして、爪部38bの上部には、爪部38bがディ
スクホルダ12内に挿入されるディスクカートリッジの
挿入高さ位置に保持されるように回動高さ位置を規制す
る規制部38fが設けられている。また、図5に示され
るように、ディスクホルダ12の天板12aの後部に
は、上記ラッチレバー38の軸孔38aに挿通されてラ
ッチレバー38をE,F方向に回動可能に支持する軸1
2mと、組み付け時にラッチレバー38の溝38gに挿
通されてその後ラッチレバー38の上方への移動を規制
する抜け防止部12nが突出している。抜け防止部12
nは、ラッチレバー38が軸12mから外れないように
ラッチレバー38の上面の高さ位置を規制する突起12
1 が水平方向に突出している。さらに、ディスクホル
ダ12の天板12aには、ラッチレバー38の爪部38
bがディスクホルダ12内に挿通される円弧状の開口1
2oを設けられている。
【0024】さらに、ディスクホルダ12の両側には、
スライダ13に係合する係合ピン12eが一対ずつ設け
られ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12
fが突出している。このガイド部12fは、フレーム1
4の側壁14e,14fに設けられたガイド溝14g,
14hに嵌合してディスクホルダ12の昇降動作をガイ
ドする。
【0025】また、ディスクホルダ12の上面には、デ
ィスクカートリッジが挿入されていない非挿入状態のと
き、ヘッドアーム22をディスクカートリッジに当接し
ない上昇位置に保持するヘッドアームリフト機構41が
設けられている。この、ヘッドアームリフト機構41
は、ヘッドアーム22の下面に当接するリフトアーム4
2と、非挿入状態のときリフトアーム42を上方に押圧
するリフタ43と、リフトアーム42を下方に押圧する
押圧バネ44とからなる。
【0026】また、リフトアーム42は、ヘッドアーム
22の両側より突出する突出部22aの下面側に当接
し、押圧バネ44の両端部を軸として上下方向に回動可
能に取り付けられている。そして、リフトアーム42の
下方には、スライダ13の摺動動作によりA,B方向に
摺動するリフタ43が設けられている。そのため、ディ
スクカートリッジが非挿入状態のとき、リフタ43はリ
フトアーム42を上方に押圧しており、これによりヘッ
ドアーム22が上方に回動して上側磁気ヘッド17をデ
ィスクホルダ12の上方へ退避させる。
【0027】また、ディスクカートリッジがディスクホ
ルダ12内に挿入されてスライダ13がA方向に摺動す
ると共に、リフタ43もリフトアーム42から離間す
る。これにより、リフトアーム42は、リフタ43によ
る保持力が除去された状態でディスクホルダ12が装着
位置に降下する。そのため、ディスクカートリッジ内に
収納された磁気ディスクは、ヘッドアーム22が下方に
回動すると共に、下側磁気ヘッド16と上側磁気ヘッド
17との間で挟持されて磁気記録又は再生が行われる。
【0028】また、上記リフトアーム42は、押圧バネ
44の両端がリフトアーム42の切り起こし部42aを
貫通してディスクホルダ12の天板12aに起立された
支持部12hにより支持される。この支持部12hが
E,F方向に延在する向きに形成されているため、リフ
トアーム42はキャリッジ移動方向(A,B方向)と直
交する上下方向に回動可能に取り付けられる。
【0029】また、スライダ13の上方には、フレーム
14の上部を覆うように取り付けられるカバー45が設
けられている。カバー45はフレーム14に両側面をね
じ止めされ、スライダ13の上方への浮き上がりを防止
し、更に、スライダ13の前後方向の移動をもガイドす
る。図1、図2、図3、図7に示されるように、スライ
ダ13の平板13aには、前述したラッチレバー38を
掛止するためのカム部46が設けられている。カム部4
6は、ディスクカートリッジが挿入される過程でラッチ
レバー38の摺接部38dが回動方向に移動しながら摺
接する円弧状部47と、ディスクカートリッジの挿入が
完了した時点で円弧状部47を通過した摺接部38dか
ら離間方向に形成された逃げ部48とを有する。
【0030】そして、スライダ13の平板13aには、
上記カム部46を形成すると共に、摺接部38dが挿通
された状態で移動するための扇状の開口49が設けられ
ている。また、開口49の外側には、ラッチレバー38
の先端に設けられ、ディスクカートリッジのシャッタに
係合する爪部38bの回動範囲に対向する円弧状の開口
50が設けられている。
【0031】さらに、スライダ13の平板13aの後部
には、B方向に延在する当接部53が設けられている。
この当接部53は、スライダ13がA,B方向に摺動す
る間フレーム14の後部に設けられたモータ取付部14
dの上方に起立するガイド壁52に当接し、スライダ1
3に摺動動作をガイドする。図8はディスクホルダ12
の天板12aにラッチレバー38を取り付けた状態を示
す斜視図である。また、図9がラッチレバー38の上方
にスライダ13を取り付けた状態を示す斜視図である。
【0032】図8に示されるように、ディスクカートリ
ッジがディスクホルダ12内に挿入されると、ラッチレ
バー38がコイルバネ39のバネ力に抗してE方向に回
動する。その際、ディスクカートリッジのシャッタがラ
ッチレバー38先端に設けられた爪部38bに係合して
開方向に摺動する。ラッチレバー38は、後部にスライ
ダ13の突起が摺接するカム部が設けられていないの
で、E方向に回動してもディスクホルダ12より後方に
突出しない。
【0033】また、図8に示されるように、スライダ1
3の後端は、ディスクホルダ12の後端よりも前側に位
置するため、ディスクホルダ12より後方に突出するも
のがない構成となっている。そのため、ラッチレバー3
8より後方のスペースを確保する必要がなくなり、その
分フレーム14の形状も図4に示されるように、キャリ
ッジ取付部14c及びモータ取付部14dの両側が、矩
形状にカットされた形状となっている。よって、フレー
ム14の設置スペースを小さくすることができ、ひいて
は磁気ディスク装置11の小型化、省スペース化を図る
ことができる。
【0034】次に上記のように構成された磁気ディスク
装置11のディスク装着動作について説明する。図10
はディスクカートリッジがイジェクトされた状態のディ
スクホルダ12とスライダ13との位置関係を示す図で
ある。図10(A)乃至(D)に示されるように、スラ
イダ13の傾斜溝13dには、ディスクホルダ12の係
合ピン12eが嵌合しているため、スライダ13の摺動
動作により係合ピン12eが傾斜溝13dに沿って駆動
される。そのため、スライダ13がB方向に摺動する
と、ディスクホルダ12はカートリッジ挿入・イジェク
ト位置に上昇し、スライダ13がA方向に摺動するとカ
ートリッジ装着位置に降下する。
【0035】従って、図10に示すイジェクト状態でデ
ィスクカートリッジ(図示せず)がディスクホルダ12
内に挿入されると、ラッチレバー38の爪部38bが押
圧されて時計方向(E方向)に回動する。そして、ラッ
チレバー38の摺接部38dがスライダ13の天板13
aに設けられたカム部46の円弧状部47を摺接する。
【0036】ディスクカートリッジがディスクホルダ1
2の奥部まで挿入されると、シャッタがラッチレバー3
8の爪部38bにより全開されると共に、ラッチレバー
38の摺接部38dがカム部46の円弧状部47を通過
してカム部46の逃げ部48に対向する。そのため、ス
ライダ13は、ラッチレバー38により掛止が解除され
るため、コイルバネ51,52のバネ力によりA方向に
摺動する。
【0037】図11はディスクカートリッジが装着され
た状態のディスクホルダ12とスライダ13との位置関
係を示す図である。ディスクホルダ12は、両側がフレ
ーム14の左右側面に対し、上下方向のみに移動可能に
支持されているため、このようにスライダ13がA方向
に摺動すると、ディスクホルダ12の係合ピン12eが
スライダ13の傾斜溝13dに沿って下方に駆動されて
図10に示すカートリッジ挿入・イジェクト位置から図
11に示すカートリッジ装着位置に降下する。
【0038】イジェクト動作は、スライダ13をB方向
に摺動させると、ディスクホルダ12が上記装着動作と
逆の動作を行って図10に示すカートリッジ挿入・イジ
ェクト位置に復帰する。これとともに、ラッチレバー3
8がコイルバネ39のバネ力によりF方向に回動しなが
らディスクカートリッジをA方向にイジェクトする。こ
のイジェクト動作によりディスクカートリッジは、シャ
ッタが閉じた後ディスクホルダ12からイジェクトされ
る。
【0039】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置あるいは
メモリカード等のカード状の記録媒体が装着される記録
再生装置等にも適用できるのは勿論である。次に、ヘッ
ドアームリフト機構41について詳細に説明する。
【0040】ヘッドアームリフト機構41は、ディスク
ホルダ12が記録媒体挿入・イジェクト位置に位置する
ときには(ディスクカートリッジが挿入されるときに
は)ヘッドアーム22を係止して上側磁気ヘッド17を
ディスクホルダ12より上側に退避させ(図12
(A),図13(A)参照)、ディスクホルダ12が記
録媒体装着位置に位置するときには(記録再生時には)
上側磁気ヘッド17が下がってディスクホルダ12内に
入り込んで磁気ディスクの上面に接触するものである
(図12(B),図13(B)参照)。
【0041】ヘッドアームリフト機構41は、図17
(A)乃至(C)に示すリフトアーム42と、図18
(A)乃至(D)に示すリフタ43と、図19(A)乃
至(C)に示す押圧バネ44とからなり、図13
(A)、(B)に示すように、ディスクホルダ12の天
板12aの上面に組み付けてあり、ディスクホルダ12
の天板12aの上面とスライダ13との間の狭い偏平な
空間60内に組み込まれている。
【0042】図14に示すように、ディスクホルダ12
の天板12aに上面の二箇所に切り起こして起立された
支持部12hには、下端が開口であり、逆U字形状の軸
受部12h−1が形成してある。天板12aには、支持
部12hの内側の部分に、開口61、62が形成してあ
る。図14及び図17(A)乃至(C)に示すように、
リフトアーム42は、本体部42aと、図17(B)
中、本体部42aのD方向端にあってA,B方向に長い
平坦なヘッドアーム係止部42bと、本体部42aとヘ
ッドアーム係止部42bとの間のリフタ43が作用する
リフタ作用部42cと、リフタ作用部42cの開口42
dと、図17(B)中、本体部42aのA,B方向端よ
りC方向に延出している腕部42e,42fと、腕部4
2e,42fのA,B方向端の立ち上げ部42g,42
hと、立ち上げ部42gよりA方向に突き出ている筒状
の軸部42iと、立ち上げ部42hよりA方向に突き出
ている筒状の軸部42jとよりなる。筒状の軸部42
i、42jは、上記軸受部12h−1に嵌合する大きさ
であり、先端は抜けており開口である。なお、筒状の軸
部42i、42jは先端が塞がれていてもよい。
【0043】図15及び図18(A)乃至(D)に示す
ように、リフタ43は、本体部43aと、角状の板ばね
部43bと、連結用穴43cとを有する。本体部43a
は、A,B方向に長い形状を有し、略中央に凸部43d
を有し、B方向端近くに立ち上げ部43eを有する。凸
部43d及び立ち上げ部43eは、図18(B)中、略
同じ形状を有し、B方向端に傾斜面43d1,43e1
を有する。この凸部43d及び立ち上げ部43eは、リ
フトアーム42のリフタ作用部42cの下面を押し上げ
るように機能する。板ばね部43bは、本体部43aの
A方向端の近くよりB方向に折り返されて、本体部43
aに対してE方向に角度θ1(約15度)をなして斜め
に延在しており、F方向に弾性的に撓むことが可能であ
る。連結用穴43cは、板ばね部43bの先端に形成し
てあり、後述するように、スライダ13の下方への切り
起こし片63と嵌合する。板ばね部43bは、ディスク
ホルダ12が昇降するときに撓んで、ディスクホルダ1
2とスライダ13との間の間隔の変化を吸収し、リフタ
43とスライダ13とが常に繋がり続けるように機能す
る。また、板ばね部43bは、本体部43aの大きな開
口43fを占めていた一部の部分によって形成されてい
る。
【0044】図14及び図19(A)乃至(C)に示す
ように、押圧バネ44は、クランク状線ばねであり、
C,D方向の中心線65に関して対称の形状を有し、両
端に外側に突き出たA側突き出し部44a及びB側突き
出し部44bを有し、両側の突き出し部44a,44b
の内側の部分に、両側の突き出し部44a,44bを通
る線66に関して直交する方向(C,D方向)上、D方
向に延在してU字形を形成しているA側U字形状部44
c及びB側U字形状部44dを有し、A側U字形状部4
4c及びB側U字形状部44dとの間に、C方向に延在
してU字形を形成している中央U字形状部44eとより
なり、A,B方向軸とC,D方向軸とが形成する面67
内に収まっている平面的な構造である。44c1,44
d1,44e1は、当接部である。当たり部44c1,
44d1,44e1は、A,B方向上、当たり部44c
1、当たり部44e1,当たり部44d1の順で、千鳥
状に並んでいる。中央U字形状部44eのC方向端側部
44e2は、面67に対して、F方向に角度θ2(約3
0度)をなして斜めに延在している。44fはA側U字
形状部44cと中央U字形状部44eとを繋いでいるば
ね線であり、44gはB側U字形状部44dと中央U字
形状部44eとを繋いでいるばね線であり、略平行に、
共にC,D方向に延在している。
【0045】次に、上記形状のリフトアーム42、リフ
タ43及び押圧バネ44の組立て状態について説明す
る。リフタ43は、図12、図15に示すように、本体
部43aがディスクホルダ12の天板12aの上面に載
っており、且つ、ディスクホルダ12の天板12a上の
二対のガイド部68、69によって規制され且つ案内さ
れて、A、B方向に位置P1とP2との間で摺動可能で
ある。連結用穴43cが、スライダ13の切り起こし片
63と嵌合しており、リフタ43はスライダ13と繋が
っている。角状の板ばね部43bが撓むことによって、
ディスクホルダ12とスライダ13との間の間隔の変化
を吸収し、リフタ43とスライダ13とが常に繋がり続
けている。これによって、スライダ13の動きが上記リ
フタ43に伝えられ、リフタ43はスライダ13と一体
に移動する。
【0046】リフトアーム42は、図12、図13、図
14、図16に示すように、軸部42i、42jを軸受
部12h−1に嵌合させて、ディスクホルダ12の天板
12aの上面に載っており、軸部42i、42jを中心
に回動して、ヘッドアーム係止部42bがE方向(ディ
スクホルダ12の天板12aの上面から浮く方向)に移
動可能である。リフタ作用部42cが、リフタ43の本
体部43aに載っている。軸部42i、42jの軸受部
12h−1への嵌合は、開口61、62を利用してディ
スクホルダ12の天板12aの下面側から、U字形状の
軸受部12h−1の下端の開口を通してなされる。
【0047】押圧バネ44は、図12、図14、図16
に示すように、A側突き出し部44aが筒状軸部42i
内に嵌合してE方向への動きを規制され、B側突き出し
部44bが筒状軸部42j内に嵌合してE方向への動き
を規制され、中央U字形状部44eの当たり部44e1
がディスクホルダ12の天板12aの上面に当たり、A
側U字形状部44cの当たり部44c1がリフトアーム
42の本体部42aの上面のうちA方向端寄りの部分7
0に当たり、B側U字形状部44dの当たり部44d1
がリフトアーム42の本体部42aの上面のうちB方向
端寄りの部分71に当たって、組み付けてある。なお、
A側突き出し部44a及びB側突き出し部44bの筒状
軸部42i、42j内への嵌合は、押圧バネ44を、図
14中、A、B方向にすぼめるようにすることによって
簡単になされる。押圧バネ44は、A側U字形状部44
cの当たり部44c1及びB側U字形状部44dの当た
り部44d1がリフトアーム42の本体部42aの上面
をF方向に付勢するように動作する。押圧バネ44がA
側U字形状部44cの当たり部44c1及びB側U字形
状部44dの当たり部44d1がF方向の力を発生する
理由については後述する。
【0048】次に、ヘッドアームリフト機構41の動作
について説明する。記録再生時には、ヘッドアームリフ
ト機構41は、図12(B),図13(B)に示す状態
にある。即ち、スライダ13がA方向に摺動しており、
リフタ43もA方向に摺動して位置P1に位置してい
る。立ち上げ部43eが開口42dと嵌合しており、凸
部43dがリフタ作用部42cのA方向端の近くに位置
している。リフタ43は、押圧バネ44のばね力によっ
て、ディスクホルダ12の天板12aより浮かないで天
板12aの上面に当たっており、ヘッドアーム係止部4
2bは低い位置に位置しており、ヘッドアーム22の突
出部22aを係止していない。よって、上側磁気ヘッド
17はディスクホルダ12内に入っており、磁気ディス
ク72の上面に接触している。ヘッドアーム係止部42
bと突出部22aとは離間している。
【0049】イジェクト操作をすると、スライダ13が
B方向に摺動され、リフタ43がB方向に位置P2にま
で摺動する。リフタ43が摺動することによって、図1
2(A),図13(A)に示すように、立ち上げ部43
e及び凸部43dがリフタ作用部42cの下側に入り込
みリフタ作用部42cを押圧バネ44のばね力に抗して
押し上げる。リフトアーム42は、軸受部12h−1に
嵌合している軸部42i、42jを中心に回動させられ
る。途中で、ヘッドアーム係止部42bが突出部22a
を係止して押し上げ、ヘッドアーム22が上方に回動さ
れて、上側磁気ヘッド17が磁気ディスク72から離れ
て、ディスクホルダ12の上方へ退避させられる。この
状態で、ディスクカートリッジが排出される。
【0050】ヘッドアームリフト機構41は、以後,こ
の状態に保たれ、ディスクカートリッジ挿入時にもこの
状態とされる。ここで、押圧バネ44がリフトアーム
2の本体部42aの上面のうちA方向端寄りの部分64
とB方向端寄りの部分65との中央に関して対称の位置
である二箇所を押し付けているため、立ち上げ部43e
及び凸部43dとによって二箇所を押し上げていること
と相俟まって、ヘッドアーム係止部42bはA方向又は
B方向に傾斜することなく、水平に保たれる。よって、
ヘッドキャリッジ18がその移動範囲のうちのどの位置
に位置している場合であっても、ヘッドアーム22は同
じように回動され、上側磁気ヘッド17は同じ高さに退
避される。よって、ヘッドアームリフト機構41はヘッ
ドキャリッジ18の位置のいかんに関係なく上側磁気ヘ
ッド17を同じ高さに退避させるように動作する。
【0051】次に、押圧バネ44がA側U字形状部44
cの当たり部44c1及びB側U字形状部44dの当た
り部44d1がF方向の力を発生するメカニズムについ
て、図20(A)乃至(C)を参照して説明する。図2
0(A)は、自然の状態を示す。図20(B)は、押圧
バネ44を組み付けた状態を示す。A側突き出し部44
a及びB側突き出し部44bは筒状軸部42i、42j
に嵌合して高さ位置が決まる。当たり部44c1,44
d1がリフトアーム42の本体部42aに当たってお
り、当たり部44e1がディスクホルダ12の天板12
aの上面に当たっている。中央U字形状部44eのC方
向端側部44e2がF方向に斜めとなっているため、当
たり部44e1が自然の状態の高さより、寸法a押し上
げられている。ばね線44f、44gは、当たり部44
c1,44d1とのつけ根が固定の片持ち梁の構造とな
っている。当たり部44e1が押し上げられると、片持
ち梁としてのばね線44f、44gが撓み、当たり部4
4e1にF方向の力f1が作用し、当たり部44e1は
この力f1で当たり部44e1がディスクホルダ12の
天板12aの上面に当たっている。
【0052】当たり部44e1がE方向に押し上げられ
ることによって、押圧バネ44は、筒状軸部42i、4
2jに嵌合している突き出し部44a、44bを中心に
時計方向に回動されることになり、当たり部44c1,
44d1にはF方向に力f2が発生する。当たり部44
c1,44d1がこの力f2でリフトアーム42の本体
部42aをF方向に押しつけている。
【0053】突き出し部44a、44bにはE方向に力
f3が作用している。図20(C)は、ヘッドアーム2
2が上方に回動されたときの状態を示す。当たり部44
c1,44d1が押し上げられ、押圧バネ44は同図に
示すようになる。当たり部44c1,44d1は力f2
でリフトアーム42の本体部42aをF方向に押しつけ
ている。
【0054】上記の図20(B),(C)に示す状態に
おいて、押圧バネ44は、当たり部44e1がディスク
ホルダ12の天板12aの上面を押し、当たり部44c
1,44d1がリフトアーム42の本体部42aを押
し、突き出し部44a、44bが筒状軸部42i、42
jの内面のうち上方の部分を押しており、突っ張って所
謂自己保持された状態にあり、振動が作用しても、逆さ
にしても、外れない状態で安定に取付けられている。ま
た、突き出し部44a、44bが筒状軸部42i、42
jの内面のうち上方の部分を押しているため、軸受部1
2h−1が逆U字形状であり下端が開口である構成であ
っても、筒状軸部42i、42jは軸受部12h−1の
奥部に保持される。
【0055】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
ホルダが記録媒体挿入・イジェクト位置に位置するとき
には上記ヘッドアームを係止して上記上側磁気ヘッドを
該ホルダより上側に退避させ、上記ホルダが記録媒体装
着位置に位置するときには上記上側磁気ヘッドが該ホル
ダ内に入り込んで該ホルダ内の記録媒体に当接するよう
にするヘッドアームリフト機構を、上記ヘッドアームを
係止するヘッドアーム係止部を有し、該ヘッドアーム係
止部が上記ホルダの上面に対して垂直の方向に変位する
ように、該ホルダの上面に支持されているリフトアーム
と、上記ホルダの上面に取り付けてあり、上記リフトア
ームのヘッドアーム係止部を下げるように付勢する平面
的な押圧バネと、該ホルダ上に摺動可能に支持されてお
り、本体部と、該本体部より斜めに角状に突き出た板ば
ね部と、この板ばね部に上記摺動部材と連結された連結
部と、上記リフトアームに作用する凸部とを有し、上記
摺動部材と一体的に摺動して、上記摺動部材が上記一方
向に摺動して該ホルダが上記記録媒体装着位置にあると
きには、上記ヘッドアーム係止部を低い位置とし、上記
摺動部材が上記他方向に摺動して該ホルダが上記記録媒
体挿入・イジェクト位置に位置するときには、上記凸部
によって該ヘッドアーム係止部を高い位置とするリフタ
とよりなり、上記リフトアーム、押圧バネ、及びリフタ
が、該ホルダと上記摺動部材との間の空間内に設けてあ
る構成としたものであるため、ヘッドアームリフト機構
を嵩張らないで薄型に構成出来、よって、記録媒体記録
再生装置を薄型に構成出来、且つ、ヘッドアームリフト
機構を構成する全部の部材が、ホルダの上面にまとまっ
て設けてあるため、記録媒体記録再生装置を組立がし易
い構造と出来る。
【0056】請求項2の発明は、ホルダは、上面の二箇
所に形成してある上方への切り起こし部に形成してあ
り、下端が開口であり、逆U字形状の軸受部を有し、上
記リフトアームは、両端に筒状の軸部を有し、該筒状軸
部を上記軸受部に嵌合させて設けてある構成であるた
め、リフトアームの筒状軸部の軸受部への組み込みを容
易に行うことが出来る。
【0057】また、押圧バネは、中心に関して対称の形
状を有し、両端に外側に突き出た右側突き出し部及び左
側突き出し部を有し、両側の突き出し部の内側の部分
に、両側の突き出し部を通る線に関して直交する方向
上、一方向に延在してU字形を形成している右側U字形
状部及び左側U字形状部を有し、該右側U字形状部と左
側U字形状部との間に、上記方向上逆方向に延在してU
字形を形成している中央U字形状部とよりなる構成であ
り、上記右側突き出し部及び左側突き出し部を上記筒状
軸部に嵌合させて、中央U字形状部がホルダの上面に当
たって、右側U字形状部と左側U字形状部が上記リフト
アームのヘッドアーム係止部を押さえた状態で取り付け
てある構成したため、押圧バネを簡単に取り付けること
が出来る。また、押圧バネが取付けられた状態で、ヘッ
ドアームリフト機構を薄型に構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体記録再生装置の一実施例
としての磁気ディスク装置の概略構成を示す分解斜視図
である。
【図2】カバー、スライダ、ホルダ、フレームを拡大し
て示すの分解斜視図である。
【図3】スライダとホルダとを組み合わせた状態を示す
図である。
【図4】フレームの構成を示す図である。
【図5】ラッチ機構の構成を説明するための分解斜視図
である。
【図6】ラッチレバーの形状を説明するための図であ
る。
【図7】スライダの形状を説明するための図である。
【図8】ディスクホルダの天板にラッチレバーを取り付
けた状態を示す斜視図である。
【図9】ラッチレバーの上方にスライダを取り付けた状
態を示す斜視図である。
【図10】ディスクカートリッジがイジェクトされた状
態のディスクホルダとスライダとの位置関係を示す図で
ある。
【図11】ディスクカートリッジが装着された状態のデ
ィスクホルダとスライダとの位置関係を示す図である。
【図12】ヘッドアームリフト機構の二態様を示す斜視
図である。
【図13】ヘッドアームリフト機構の二態様を示す斜視
図である。
【図14】ヘッドアームリフト機構を構成するディスク
ホルダの天板と、リフトアームと、押圧バネとを分解し
て示す図である。
【図15】ヘッドアームリフト機構を構成するディスク
ホルダの天板と、リフタと、スライダとを分解して示す
図である。
【図16】図12(B)中、XIV−XIVに沿う拡大
断面図である。
【図17】リフトアームを示す図である。
【図18】リフタを示す図である。
【図19】押圧バネを示す図である。
【図20】押圧バネのバネ力発生を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
11 ディスク装置 12 ホルダ 13 スライダ 14 フレーム 14i ピン 15 ターンテーブル 16,17 磁気ヘッド 18 ヘッドキャリッジ 24 リードスクリュウ 25 駆動モータ 36 ラッチ機構 38 ラッチレバー 41 ヘッドアームリフト機構 42 リフトアーム 42a 本体部 42b ヘッドアーム係止部 42i,42j 筒状の軸部 43 リフタ 43b 板ばね部 43c 連結用穴 43d 凸部 43e 立ち上げ部 44 押圧バネ 44a A側突き出し部 44b B側突き出し部 44c A側U字形状部 44d B側U字形状部 44e 中央U字形状部 44f,44g ばね線 46 カム部 47 円弧状部 48 逃げ部 60 空間 63 切り起こし片 70,71 U字形状部が当たる部分 72 磁気ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 19/14 G11B 21/12 G11B 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、下側磁気ヘッドとヘッドア
    ームの先端の上側磁気ヘッドとを有し、該フレームに移
    動可能に支持されているヘッドキャリッジと、該フレー
    ムに記録媒体が挿入される記録媒体挿入・イジェクト位
    置とこの位置より下側の位置であって該下側磁気ヘッド
    と上側磁気ヘッドとに接触する記録媒体装着位置との間
    を上下に移動可能に設けられたホルダと、該ホルダに取
    り付けてあり、前記記録媒体が前記ホルダ内に挿入され
    る過程で該記録媒体によって押されて挿入方向に回動す
    るラッチレバーと、上記フレームに支持されて上記ホル
    ダより上側に位置しており、上記ホルダの係合ピンに嵌
    合する傾斜溝を有し、該ラッチレバーの回動動作により
    掛止を解除されて一方向に摺動すると共に前記ホルダを
    前記記録媒体装着位置へ移動させ、他方向への摺動によ
    り前記ホルダを前記記録媒体挿入・イジェクト位置へ復
    帰させる摺動部材と、上記ホルダが記録媒体挿入・イジ
    ェクト位置に位置するときには上記ヘッドアームを係止
    して上記上側磁気ヘッドを該ホルダより上側に退避さ
    せ、上記ホルダが記録媒体装着位置に位置するときには
    上記上側磁気ヘッドが該ホルダ内に入り込んで該ホルダ
    内の記録媒体に当接するようにするヘッドアームリフト
    機構とを有する記録媒体記録再生装置において、 該ヘッドアームリフト機構は、 上記ヘッドアームを係止するヘッドアーム係止部を有
    し、該ヘッドアーム係止部が上記ホルダの上面に対して
    垂直の方向に変位するように、該ホルダの上面に支持さ
    れているリフトアームと、 上記ホルダの上面に取り付けてあり、上記リフトアーム
    のヘッドアーム係止部を下げるように付勢する平面的な
    押圧バネと、 該ホルダ上に摺動可能に支持されており、本体部と、該
    本体部より斜めに角状に突き出た板ばね部と、この板ば
    ね部に上記摺動部材と連結された連結部と、上記リフト
    アームに作用する凸部とを有し、上記摺動部材と一体的
    に摺動して、上記摺動部材が上記一方向に摺動して該ホ
    ルダが上記記録媒体装着位置にあるときには、上記ヘッ
    ドアーム係止部を低い位置とし、上記摺動部材が上記他
    方向に摺動して該ホルダが上記記録媒体挿入・イジェク
    ト位置に位置するときには、上記凸部によって該ヘッド
    アーム係止部を高い位置とするリフタとよりなり、 上記リフトアーム、押圧バネ、及びリフタが、該ホルダ
    と上記摺動部材との間の空間内に設けてある構成とした
    ことを特徴とする記録媒体記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記ホルダは、上面の二箇所に形成して
    ある上方への切り起こし部に形成してあり、下端が開口
    であり、逆U字形状の軸受部を有し、、 上記リフトアームは、両端に筒状の軸部を有し、該筒状
    軸部を上記軸受部に嵌合させて設けてあり、 上記押圧バネは、中心に関して対称の形状を有し、両端
    に外側に突き出た右側突き出し部及び左側突き出し部を
    有し、両側の突き出し部の内側の部分に、両側の突き出
    し部を通る線に関して直交する方向上、一方向に延在し
    てU字形を形成している右側U字形状部及び左側U字形
    状部を有し、該右側U字形状部と左側U字形状部との間
    に、上記方向上逆方向に延在してU字形を形成している
    中央U字形状部とよりなり、上記右側突き出し部及び左
    側突き出し部を上記筒状軸部に嵌合させて、中央U字形
    状部がホルダの上面に当たって、右側U字形状部と左側
    U字形状部が上記リフトアームのヘッドアーム係止部を
    押さえた状態で取り付けてある構成としたことを特徴と
    する請求項1記載の記録媒体記録再生装置。
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