JP3430906B2 - 記録媒体記録再生装置 - Google Patents

記録媒体記録再生装置

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JP3430906B2
JP3430906B2 JP04815498A JP4815498A JP3430906B2 JP 3430906 B2 JP3430906 B2 JP 3430906B2 JP 04815498 A JP04815498 A JP 04815498A JP 4815498 A JP4815498 A JP 4815498A JP 3430906 B2 JP3430906 B2 JP 3430906B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体記録再生装
置に係り、特に記録媒体がホルダ内に挿入される過程で
ラッチレバーの回動動作により掛止を解除されて摺動す
る摺動部材を有する記録媒体記録再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータあるい
はワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録させ
る手段として磁気ディスク装置が装備されている。この
種の磁気ディスク装置では、記録媒体としてのディスク
カートリッジが装着されると、ディスクカートリッジ内
に収容された磁気ディスクが回転駆動されると共に、磁
気ヘッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生を行う
よう構成されている。 【0003】また、上記磁気ディスク装置においては、
ディスクカートリッジが挿入されるディスクホルダと、
ディスクカートリッジの挿入操作により摺動してディス
クホルダをカートリッジ挿入・イジェクト位置からカー
トリッジ装着位置へ移動させるスライダとからなる記録
媒体装着機構を有する構成になっている。スライダは、
コイルバネ等により一方向に付勢されており、ディスク
カートリッジが挿入されるとラッチレバーがディスクカ
ートリッジの端部に押圧されて回動するとともにラッチ
レバーによるスライダの掛止が解除される。これによ
り、スライダは付勢方向に摺動してディスクホルダをカ
ートリッジ装着位置へ移動させる。その際、ディスクホ
ルダは、カートリッジ挿入・イジェクト位置からカート
リッジ装着位置に降下することにより、ディスクカート
リッジ内のディスクをターンテーブル上にチャッキング
させることになる。 【0004】また、上記のようにディスクカートリッジ
が装着されて磁気記録再生を行う磁気ディスク装置にお
いては、装置の薄型化及び小型化が図られており、それ
に伴って各部材の間隔も小さくなり、より精密な加工が
要求されている。ところが、磁気ディスク装置の薄型化
を進めると、ホルダに挿入されるディスクカートリッジ
の挿入高さとヘッドキャリッジの下側磁気ヘッドの高さ
との間の隙間が狭くなる。そのため、ディスクカートリ
ッジが下方に凸となるように反っている場合には、ホル
ダに挿入されるディスクカートリッジの前端が下側磁気
ヘッドに当接してしまうおそれがある。 【0005】このように、ディスクカートリッジをホル
ダに挿入する際にディスクカートリッジの前端が下側磁
気ヘッドに当接することを防止するため、例えば本出願
人が先に特開平8−7441号でディスクカートリッジ
当接防止機構を設けた構成を提案している。このディス
クカートリッジ当接防止機構の構成は、スライダに設け
られたホルダ支持部がカートリッジ挿入・イジェクト位
置のホルダの天板を支持する構成であり、ディスクホル
ダがディスクカートリッジとともに記録再生可能な装着
位置に移動する直前に、スライダの摺動動作に伴ってス
ライダのホルダ支持部がホルダの天板に設けられたスリ
ットに対向してディスクホルダの支持を解除するように
構成されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記磁気デ
ィスク装置においては、スライダがディスクホルダの上
方に設けられているので、スライダに設けられたホルダ
支持部がディスクホルダの下側に延在されたU字状の腕
部に支持されてホルダの天板を下方から支持する構成で
あるので、ホルダ支持部を配するためのスペースが大き
くなってしまい、上記ディスクカートリッジ当接防止機
構の省スペース化を図ることが難しく、ひいては磁気デ
ィスク装置の小型化を妨げる原因となっていた。 【0007】そこで、本発明は上記問題を解決した記録
媒体記録再生装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、記
録媒体が挿入される記録媒体挿入・イジェクト位置と記
録媒体装着位置との間を移動可能に設けられたホルダ
と、前記記録媒体が前記ホルダ内に挿入される過程で挿
入方向に回動するラッチレバーと、該ラッチレバーの回
動動作により掛止を解除されて一方向に摺動すると共に
前記ホルダを前記記録媒体装着位置へ移動させ、他方向
への摺動により前記ホルダを前記記録媒体挿入・イジェ
クト位置へ復帰させる摺動部材とを有する記録媒体記録
再生装置において、前記摺動部材の中央に係合部を設
け、前記ホルダが記録媒体挿入・イジェクト位置にある
とき前記摺動部材の前記係合部に嵌合する嵌合部を前記
ホルダの天板中央に設けたことを特徴とするものであ
る。 【0009】従って、本発明によれば、摺動部材の中央
に係合部を設けると共に、ホルダが記録媒体挿入・イジ
ェクト位置にあるとき摺動部材の係合部に嵌合する嵌合
部をホルダの天板中央に設けたため、記録媒体挿入前は
摺動部材の係合部とホルダの嵌合部とが互いに係合して
ホルダの天板中央を補強することができ、ホルダの天板
中央が下方に撓むことを防止できる。よって、ホルダに
挿入される記録媒体が下側磁気ヘッドに衝突することが
防止される。しかも、ホルダを支持するための部材を別
個に設けるのではなく、単に摺動部材の中央とホルダの
天板中央とを相互に結合させるだけなので、設置スペー
スが小さくて済み、省スペース化を図ることにより装置
の小型化を促進することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明になる記録
媒体記録再生装置の実施の形態について説明する。図1
は本発明になる記録媒体記録再生装置の一実施例として
の磁気ディスク装置11の概略構成を示す分解斜視図で
ある。また、図2はカバー、スライダ、ホルダ、フレー
ムを拡大して示す分解斜視図である。また、図3(A)
〜(C)はスライダとホルダとを組み合わせた状態を示
す平面図、背面図、側面図である。 【0011】図1乃至図3に示されるように、磁気ディ
スク装置11は、ディスクカートリッジ(図示せず)が
挿入されるディスクホルダ12と、前後方向に摺動して
ディスクホルダ12を昇降させるスライダ(摺動部材)
13とが重ね合わせた状態でフレーム14上に取り付け
られる。スライダ13はディスクホルダ12上をA,B
方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッジの挿
入操作によりA方向に摺動してディスクホルダ12をカ
ートリッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着
位置へ降下させる。 【0012】ディスクホルダ12は、天板12aと、天
板12aの両側からディスクカートリッジを抱え込むよ
うに折曲されたカートリッジガイド部12b,12cと
からなる。従って、天板12aと両側のカートリッジガ
イド部12b,12cに囲まれた空間がカートリッジ挿
入部となる。また、ディスクホルダ12の天板12aに
は、ヘッドキャリッジ18が移動するため開口12dが
設けられ、開口12dの左側にはリフトアーム42を回
動可能に支持する一対の支持部12hが切り起こされて
いる。また、天板12aの中央に設けられた開口12d
の輪郭を形成する切り起こし部分には、ディスクカート
リッジ挿入前の撓みを防止するため、スライダ13に係
合するための嵌合孔12gが設けられている。 【0013】スライダ13は、ディスクホルダ12の上
方で摺動する平板13aと、平板13aの両側より下方
に折曲された側面13b,13cと、側面13b,13
cに設けられディスクホルダ12の係合ピン12eが嵌
合する傾斜溝13dと、フレーム14の両側面14e,
14fの上端に当接する当接部13eと、イジェクト動
作によりディスクホルダ12の天板12aの中央部に設
けられた嵌合孔12gに係合する係合部13fとを有す
る。 【0014】そのため、本実施例では、ディスクホルダ
12の嵌合孔12gとスライダ13の係合部13fとに
より、ディスクカートリッジ挿入によりディスクカート
リッジ前端が下側磁気ヘッドに衝突することを防止する
ディスクカートリッジ当接防止機構が構成されている。
そして、スライダ13の平板13aには、スライダ13
をA方向に付勢するコイルバネ51,52が装架される
開口13g,13hが設けられている。この開口13
g,13hは、A,B方向に延在形成されており、B方
向の端部にコイルバネ51,52の一端が掛止される掛
止部13i,13jが突出している。尚、コイルバネ5
1,52の他端は、ディスクホルダ12の天板12aに
突出する掛止部12i,12jに掛止される。そのた
め、スライダ13は、コイルバネ51,52のバネ力に
よりA方向に付勢されている。 【0015】図4(A)はフレーム14の構成を示す平
面図である。また、図4(B)はフレーム14の構成を
示す背面図である。図1乃至図4に示されるように、ま
た、フレーム14の平面14a上には、ディスクをクラ
ンプするターンテーブル15が挿入される円形の開口1
4bと、磁気ヘッド16,17を支持するヘッドキャリ
ッジ18がA,B方向に摺動可能に取り付けられるキャ
リッジ取付部14cとが設けられている。また、フレー
ム14の後部には、ヘッドキャリッジ18を駆動するモ
ータ25が取り付けられるモータ取付部14dが設けら
れている。 【0016】そして、キャリッジ取付部14c及びモー
タ取付部14dの両側は、矩形状にカットされている。
そのため、フレーム14の後部は、キャリッジ取付部1
4c及びモータ取付部14dのみが後方に突出した形状
となっている。また、フレーム14の両側面14e,1
4fの内壁の中間位置には、ディスクホルダ12の昇降
動作をガイドするガイド溝14g,14hが設けられて
いる。さらに、フレーム14の下面側には、ターンテー
ブル15及びターンテーブル15を回転駆動するディス
クモータ19が搭載された回路基板20が取り付けられ
る。 【0017】ヘッドキャリッジ18は、先端上面に下側
磁気ヘッド16を支持するキャリッジ本体21と、先端
下面に上側磁気ヘッド17を支持しキャリッジ本体21
に対し回動可能に取り付けられたヘッドアーム22とを
有する。また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト23及びリー
ドスクリュウ24にガイドされながらリードスクリュウ
24の回転方向に応じた方向へリードスクリュウ24の
回転量に応じた距離だけ移動する。ガイドシャフト23
は、フレーム14の平面14a上に板状の押さえ部材
(図示せず)により保持されると共に、キャリッジ本体
21の右側面に設けられた嵌合部21aに挿通される。
また、リードスクリュウ24は、キャリッジ本体21の
反対側の左側面に設けられた螺合部(図示せず)に螺合
されている。 【0018】そして、リードスクリュウ24を回転駆動
するモータ25は、フレーム14の後部に設けられたモ
ータ取付部14dの下面に取り付けられる。そのため、
ヘッドキャリッジ18は、リードスクリュウ24を回転
駆動するモータ25の回転駆動力によりガイドシャフト
21及びガイドシャフト24にガイドされてA,B方向
に移動する。これにより、ヘッドキャリッジ18に支持
された磁気ヘッド16,17は、ディスクカートリッジ
内に収納された磁気ディスク(図示せず)の所望とする
トラックに摺接させて磁気記録・再生を行うことができ
る。 【0019】また、フレーム14の平面14a上には、
ディスクホルダ12に挿入されたディスクカートリッジ
の端部が下側磁気ヘッド16に衝突することを防止する
プロテクタ26が平面14a上に突出するピン14iに
ガイドされてC,D方向に摺動可能に設けられている。
このプロテクタ26は、L字状のリンク27の一端に設
けられたピン27aに連結され、リンク27の他端に設
けられたピン27bがスライダ13の係合部13kに係
合している。 【0020】そのため、ディスクカートリッジがディス
クホルダ12に挿入される前は、プロテクタ26が下側
磁気ヘッド16の側方に近接している。その際、プロテ
クタ26はフレーム14の平面14a上に形成された傾
斜部28に乗り上げて下側磁気ヘッド16より上方に持
ち上げられる。よって、ディスクカートリッジは、プロ
テクタ26を摺接して下側磁気ヘッド16の上方を移動
して下側磁気ヘッド16に衝突することが防止される。 【0021】そして、スライダ13がA方向に摺動する
と共に下側磁気ヘッド16から離間する方向に摺動す
る。そのため、スライダ13がA方向に摺動することに
よりプロテクタ26がD方向に摺動して傾斜部28より
下方に降下すると共に下側磁気ヘッド16に磁気ディス
クを当接させる。図5はラッチ機構の構成を説明するた
めの分解斜視図である。 【0022】図1及び図5に示されるように、ディスク
ホルダ12の上面後部には、スライダ13を掛止するラ
ッチ機構36が設けられている。このラッチ機構36
は、ディスクホルダ12の上面に回動自在に支承された
ラッチレバー38と、ラッチレバー38を反時計方向に
回動付勢するコイルスプリング39と、スライダ13の
天板13aに設けられたカム部46とより構成されてい
る。 【0023】図6(A)〜(E)はラッチレバーの形状
を説明するための平面図、側面図、背面図、拡大平面
図、拡大側面図である。図6(A)〜(E)に示される
ように、ラッチレバー38は、一端にディスクホルダ1
2の上面後部の軸が挿通される軸孔38aと、他端にデ
ィスクカートリッジのシャッタ(図示せず)を開く爪部
38bとを有する。また、ラッチレバー38は、長手方
向の中間にコイルスプリング39の一端が掛止される掛
止部38cと、スライダ13のカム部に摺接する摺接部
38dとを有する。尚、コイルスプリング39の他端
は、ディスクホルダ12の天板12aに設けられた掛止
部12kに掛止されている。 【0024】また、摺接部38dの上端には、スライダ
13の抜けを防止する掛止部38eが折り曲げられてい
る。そして、爪部38bの上部には、爪部38bがディ
スクホルダ12内に挿入されるディスクカートリッジの
挿入高さ位置に保持されるように回動高さ位置を規制す
る規制部38fが設けられている。また、図5に示され
るように、ディスクホルダ12の天板12aの後部に
は、上記ラッチレバー38の軸孔38aに挿通されてラ
ッチレバー38をE,F方向に回動可能に支持する軸1
2mと、組み付け時にラッチレバー38の溝38gに挿
通されてその後ラッチレバー38の上方への移動を規制
する抜け防止部12nが突出している。抜け防止部12
nは、ラッチレバー38が軸12mから外れないように
ラッチレバー38の上面の高さ位置を規制する突起12
1 が水平方向に突出している。さらに、ディスクホル
ダ12の天板12aには、扇形状の開口12oが設けら
れている。この開口12oには、ラッチレバー38の爪
部38bが挿通される。 【0025】さらに、ディスクホルダ12の両側には、
スライダ13に係合する係合ピン12eが一対ずつ設け
られ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12
fが突出している。このガイド部12fは、フレーム1
4の側壁14e,14fに設けられたガイド溝14g,
14hに嵌合してディスクホルダ12の昇降動作をガイ
ドする。 【0026】また、ディスクホルダ12の上面には、デ
ィスクカートリッジが挿入されていない非挿入状態のと
き、ヘッドアーム22をディスクカートリッジに当接し
ない上昇位置に保持するヘッドアームリフト機構41が
設けられている。この、ヘッドアームリフト機構41
は、ヘッドアーム22の下面に当接するリフトアーム4
2と、非挿入状態のときリフトアーム42を上方に押圧
するリフタ43と、リフトアーム42を下方に押圧する
押圧バネ44とからなる。 【0027】また、リフトアーム42は、ヘッドアーム
22の両側より突出する突出部22aの下面側に当接
し、押圧バネ44の両端部を軸として上下方向に回動可
能に取り付けられている。そして、リフトアーム42の
下方には、スライダ13の摺動動作によりA,B方向に
摺動するリフタ43が設けられている。そのため、ディ
スクカートリッジが非挿入状態のとき、リフタ43はリ
フトアーム42を上方に押圧しており、これによりヘッ
ドアーム22が上方に回動して上側磁気ヘッド17をデ
ィスクホルダ12の上方へ退避させる。 【0028】また、ディスクカートリッジがディスクホ
ルダ12内に挿入されてスライダ13がA方向に摺動す
ると共に、リフタ43もリフトアーム42から離間す
る。これにより、リフトアーム42は、リフタ43によ
る保持力が除去された状態でディスクホルダ12が装着
位置に降下する。そのため、ディスクカートリッジ内に
収納された磁気ディスクは、ヘッドアーム22が下方に
回動すると共に、下側磁気ヘッド16と上側磁気ヘッド
17との間で挟持されて磁気記録又は再生が行われる。 【0029】また、上記リフトアーム42は、押圧バネ
44の両端がリフトアーム42の切り起こし部42aを
貫通してディスクホルダ12の天板12aに起立された
支持部12hにより支持される。この支持部12hが
E,F方向に延在する向きに形成されているため、リフ
トアーム42はキャリッジ移動方向(A,B方向)と直
交する上下方向に回動可能に取り付けられる。 【0030】また、スライダ13の上方には、フレーム
14の上部を覆うように取り付けられるカバー45が設
けられている。このカバー45は、フレーム14に両側
面をネジ止めされ、スライダ13の上方への浮き上がり
を防止し、更にスライダ13の前後方向(A,B方向)
の移動をもガイドする。図1、図2、図3、図7に示さ
れるように、スライダ13の平板13aには、前述した
ラッチレバー38を掛止するためのカム部46が設けら
れている。カム部46は、ディスクカートリッジが挿入
される過程でラッチレバー38の摺接部38dが回動方
向に移動しながら摺接する円弧状部47と、ディスクカ
ートリッジの挿入が完了した時点で円弧状部47を通過
した摺接部38dから離間方向に形成された逃げ部48
とを有する。 【0031】そして、スライダ13の平板13aには、
上記カム部46を形成すると共に、摺接部38dが挿通
された状態で移動するための扇状の開口49が設けられ
ている。また、開口49の外側には、ラッチレバー38
の先端に設けられ、ディスクカートリッジのシャッタに
係合する爪部38bの回動範囲に対向する円弧状の開口
50が設けられている。 【0032】さらに、スライダ13の平板13aの後部
には、B方向に延在する当接部53が設けられている。
この当接部53は、スライダ13がA,B方向に摺動す
る間フレーム14の後部に設けられたモータ取付部14
dの上方に起立するガイド壁52に当接し、スライダ1
3の摺動動作をガイドすると共に、イジェクト操作時に
スライダ13が回動動作することを防止する。 【0033】図8は当接部53とガイド壁52を拡大し
て示す分解斜視図である。また、図9は当接部53とガ
イド壁52が組み合わされた状態を示す縦断面図であ
る。図8及び図9に示されるように、ガイド壁52は、
上端に突部52aと、突部52aの左側に段部52bと
を有し、スライダ13の摺動方向であるA,B方向に延
在している。また、当接部53は、断面形状がガイド壁
52の上部形状に対応したL字状に形成されており、水
平方向に延在する水平部53aと、垂直方向に延在する
垂直部53bとを有する。 【0034】そのため、当接部53は、水平部53aが
ガイド壁52の突部52aの上面に当接し、垂直部53
bがガイド壁52の突部52aの左側面に当接するよう
にガイド壁52の上部に係合する。これにより、スライ
ダ13は、当接部53を介してガイド壁52によりA,
B方向への摺動動作がガイドされると共に、上方からみ
て時計方向への回動が防止される。すなわち、スライダ
13の上部には、図2に示されるように、イジェクト釦
54が取り付けられる。 【0035】このイジェクト釦54の取付位置がスライ
ダ13の上部左側にあるため、イジェクト釦54がB方
向に押圧操作されると、スライダ13を時計方向に回動
させようとする力が働く。しかしながら、スライダ13
は、上記のようにガイド壁52の突部52aの左側面に
当接するように形成された当接部53を有するため、イ
ジェクト釦54がイジェクト操作されても回動動作せず
にB方向にガイドされる。 【0036】図10はディスクホルダ12の天板12a
にラッチレバー38を取り付けた状態を示す斜視図であ
る。また、図11がラッチレバー38の上方にスライダ
13を取り付けた状態を示す斜視図である。図10に示
されるように、ディスクカートリッジがディスクホルダ
12内に挿入されると、ラッチレバー38がコイルバネ
39のバネ力に抗してE方向に回動する。その際、ディ
スクカートリッジのシャッタがラッチレバー38先端に
設けられた爪部38bに係合して開方向に摺動する。 【0037】ラッチレバー38は、後部にスライダ13
の突起が摺接するカム部が設けられていないので、E方
向に回動してもディスクホルダ12より後方に突出しな
い。また、図11に示されるように、スライダ13の後
端は、ディスクホルダ12の後端よりも前側に位置する
ため、ディスクホルダ12より後方に突出するものがな
い構成となっている。そのため、ラッチレバー38より
後方のスペースを確保する必要がなくなり、その分フレ
ーム14の形状も図4に示されるように、キャリッジ取
付部14c及びモータ取付部14dの両側が、矩形状に
カットされた形状となっている。よって、フレーム14
の設置スペースを小さくすることができ、ひいては磁気
ディスク装置11の小型化、省スペース化を図ることが
できる。 【0038】次に上記のように構成された磁気ディスク
装置11のディスク装着動作について説明する。図12
(A)〜(D)はディスクカートリッジがイジェクトさ
れた状態のディスクホルダ12とスライダ13との位置
関係を示す平面図、左側面図、右側面図、正面図であ
る。 【0039】図12(A)〜(D)に示されるように、
スライダ13の傾斜溝13dには、ディスクホルダ12
の係合ピン12eが嵌合しているため、スライダ13の
摺動動作により係合ピン12eが傾斜溝13dに沿って
駆動される。そのため、スライダ13がB方向に摺動す
ると、ディスクホルダ12はカートリッジ挿入・イジェ
クト位置に上昇し、スライダ13がA方向に摺動すると
カートリッジ装着位置に降下する。 【0040】図13はディスクホルダ12の嵌合孔12
gにスライダ13の係合部13fが嵌合された状態を拡
大して示す縦断面図である。図13に示されるように、
ディスクホルダ12がカートリッジ挿入・イジェクト位
置にあるときは、ディスクホルダ12の嵌合孔12gに
スライダ13の係合部13fが嵌合されている。スライ
ダ13の係合部13fは、断面形状がクランク状に曲げ
加工されて強度が高められており、ディスクホルダ12
の嵌合孔12gを上側周縁部に当接する。 【0041】これにより、ディスクホルダ12の中央部
分は、スライダ13の係合部13fにより支持された状
態となり、下方に反ることが防止される。そのため、図
10に示すイジェクト状態でディスクカートリッジ(図
示せず)がディスクホルダ12内に挿入されると、下側
磁気ヘッド16に衝突することが防止される。このよう
にディスクホルダ12の嵌合孔12gとスライダ13の
係合部13fとの係合によりディスクホルダ12の中央
部分が下方に反ることが防止されるため、従来のものよ
りも設置スペースが小さくて済み、省スペース化を図る
ことにより装置の小型化を促進することができる。 【0042】また、ディスクカートリッジがディスクホ
ルダ12内に挿入されると共に、ラッチレバー38の爪
部38bが押圧されて時計方向(E方向)に回動する。
そして、ラッチレバー38の摺接部38dがスライダ1
3の天板13aに設けられたカム部46の円弧状部47
を摺接する。ディスクカートリッジがディスクホルダ1
2の奥部まで挿入されると、シャッタがラッチレバー3
8の爪部38bにより全開されると共に、ラッチレバー
38の摺接部38dがカム部46の円弧状部47を通過
してカム部46の逃げ部48に対向する。そのため、ス
ライダ13は、ラッチレバー38により掛止が解除され
るため、コイルバネ51,52のバネ力によりA方向に
摺動する。 【0043】図14(A)〜(D)はディスクカートリ
ッジが装着された状態のディスクホルダ12とスライダ
13との位置関係を示す平面図、左側面図、右側面図、
正面図である。また、図15はディスクカートリッジが
装着された状態を示す斜視図である。図14(A)〜
(D)及び図15に示されるように、ディスクホルダ1
2は、両側がフレーム14の左右側面に対し、上下方向
のみに移動可能に支持されているため、このようにスラ
イダ13がA方向に摺動すると、ディスクホルダ12の
係合ピン12eがスライダ13の傾斜溝13dに沿って
下方に駆動されて図12に示すカートリッジ挿入・イジ
ェクト位置から図14に示すカートリッジ装着位置に降
下する。 【0044】また、スライダ13がA方向に摺動しはじ
めると、上記スライダ13の係合部13fがディスクホ
ルダ12の嵌合孔12gから離脱してディスクホルダ1
2の中央部分に対する支持を解除する。これにより、デ
ィスクホルダ12はカートリッジ装着位置へ降下可能と
なる。また、上記のようにディスクホルダ12がカート
リッジ装着位置へ降下すると、図15に示されるように
スライダ13の係合部13fはディスクホルダ12の嵌
合孔12gからA方向に離間するが、摺動方向に突出し
ているだけで、その突出長さが比較的小さく、コンパク
トな構成であるのでカートリッジ装着状態となっても邪
魔にならない。 【0045】また、イジェクト動作は、スライダ13を
B方向に摺動させると、ディスクホルダ12が上記装着
動作と逆の動作を行って図12に示すカートリッジ挿入
・イジェクト位置に復帰する。これとともに、ラッチレ
バー38がコイルバネ39のバネ力によりF方向に回動
しながらディスクカートリッジをA方向にイジェクトす
る。このイジェクト動作によりディスクカートリッジ
は、シャッタが閉じた後ディスクホルダ12からイジェ
クトされる。 【0046】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置あるいは
メモリカード等のカード状の記録媒体が装着される記録
再生装置等にも適用できるのは勿論である。 【0047】 【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、摺動部材
の中央に係合部を設けると共に、ホルダが記録媒体挿入
・イジェクト位置にあるとき摺動部材の係合部に嵌合す
る嵌合部をホルダの天板中央に設けたため、記録媒体挿
入前は摺動部材の係合部とホルダの嵌合部とが互いに係
合してホルダの天板中央を補強することができ、ホルダ
の天板中央が下方に撓むことを防止できる。よって、ホ
ルダに挿入される記録媒体が下側磁気ヘッドに衝突する
ことが防止される。しかも、ホルダを支持するための部
材を別個に設けるのではなく、単に摺動部材の中央とホ
ルダの天板中央とを相互に結合させるだけなので、設置
スペースが小さくて済み、省スペース化を図ることによ
り装置の小型化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明になる記録媒体記録再生装置の一実施例
としての磁気ディスク装置の概略構成を示す分解斜視図
である。 【図2】カバー、スライダ、ホルダ、フレームを拡大し
て示すの分解斜視図である。 【図3】スライダとホルダとを組み合わせた状態を示す
図である。 【図4】フレームの構成を示す図である。 【図5】ラッチ機構の構成を説明するための分解斜視図
である。 【図6】ラッチレバーの形状を説明するための図であ
る。 【図7】スライダの形状を説明するための図である。 【図8】当接部とガイド壁を拡大して示す分解斜視図で
ある。 【図9】当接部とガイド壁が組み合わされた状態を示す
縦断面図である。 【図10】ディスクホルダの天板にラッチレバーを取り
付けた状態を示す斜視図である。 【図11】ラッチレバーの上方にスライダを取り付けた
状態を示す斜視図である。 【図12】ディスクカートリッジがイジェクトされた状
態のディスクホルダとスライダとの位置関係を示す図で
ある。 【図13】ディスクホルダ12の嵌合孔12gにスライ
ダ13の係合部13fが嵌合された状態を拡大して示す
縦断面図である。 【図14】ディスクカートリッジが装着された状態のデ
ィスクホルダとスライダとの位置関係を示す図である。 【図15】ディスクカートリッジが装着された状態を示
す斜視図である。 【符号の説明】 11 ディスク装置 12 ホルダ 12a 天板 12g 嵌合孔 13 スライダ 13a 平板 13f 係合部 14 フレーム 15 ターンテーブル 16,17 磁気ヘッド 18 ヘッドキャリッジ 24 リードスクリュウ 25 駆動モータ 36 ラッチ機構 38 ラッチレバー 46 カム部 47 円弧状部 48 逃げ部 52 ガイド壁 53 当接部 54 イジェクト釦

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体が挿入される記録媒体挿入・イ
    ジェクト位置と記録媒体装着位置との間を移動可能に設
    けられたホルダと、前記記録媒体が前記ホルダ内に挿入
    される過程で挿入方向に回動するラッチレバーと、該ラ
    ッチレバーの回動動作により掛止を解除されて一方向に
    摺動すると共に前記ホルダを前記記録媒体装着位置へ移
    動させ、他方向への摺動により前記ホルダを前記記録媒
    体挿入・イジェクト位置へ復帰させる摺動部材とを有す
    る記録媒体記録再生装置において、 前記摺動部材の中央に係合部を設け、 前記ホルダが記録媒体挿入・イジェクト位置にあるとき
    前記摺動部材の前記係合部に嵌合する嵌合部を前記ホル
    ダの天板中央に設けたことを特徴とする記録媒体記録再
    生装置。
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