JPH042454Y2 - - Google Patents

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JPH042454Y2
JPH042454Y2 JP1985165718U JP16571885U JPH042454Y2 JP H042454 Y2 JPH042454 Y2 JP H042454Y2 JP 1985165718 U JP1985165718 U JP 1985165718U JP 16571885 U JP16571885 U JP 16571885U JP H042454 Y2 JPH042454 Y2 JP H042454Y2
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disk
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locking
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ケース内にデイスク状に形成され
た情報記録媒体を収納したデイスクカートリツジ
を用いるデイスク駆動装置に係り、特にデイスク
カートリツジの挿抜に付随する誤動作を排除した
デイスク駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば合成樹脂製の硬質のケースに、デイスク
状に形成された磁気記録媒体を収納したデイスク
カートリツジを用いて情報の記録再生をおこなう
ものとして、第6図に示すようなデイスク駆動装
置がある。
第6図はデイスク記録再生装置の分解斜視図で
あり、図中40はホルダ49の昇降手段としての
スライド板である。このスライド板40は、前方
寄りの左右両側に長孔41が穿設され、この長孔
41にシヤーシ42下面から上方に向けて突出さ
れるガイドネジ43をワツシヤ44を介して遊嵌
し、止めワツシヤ43aにより該ガイトネジ43
の先端をスライド板40側から止めてシヤーシ4
2に対して前後方向に摺動可能に取り付けられ
る。
図中45はスライド板40とシヤーシ42の間
に介在されるスペーサバネであり、このスペーサ
バネ45は薄板金属から成形されており、前縁が
上方に向けて屈曲されたバネ作業部46となつて
いるもので、基板部分には下方に向けて切り下げ
られた一対の図示しない間隔保持片が形成されて
いる。この間隔保持片はシヤーシ42に設けられ
た穴部(図示せず)に挿入され、スペーサバネ4
5のシヤーシ42に対する位置決めを行なつてお
り、また、バネ作業部46によつてスライド板4
0を常に上方に賦勢している。
スライド板40にはカム部48が形成され、こ
のカム部48にはデイスク保持手段としてのホル
ダ49の支軸50により回転自在に取り付けられ
る昇降ローラ51が当接し、ホルダ49は引張り
バネ52によつて下方に賦勢されている。更に、
このデイスクホルダ49の左側にはデイスク押え
用板バネ53が装着され、右側後端にはピン54
により支持され、弦巻バネ55により賦勢された
エジエクトレバー56が回動自在に備えられてい
る。
一方、シヤーシ42の両側面には第一側板57
と第二側板58が止めネジ59によつて固着さ
れ、第一側板57の内面には支軸60により支持
され、弦巻バネ61によつて賦勢されたスライド
板40のロツク手段としてのロツクレバー62が
備えられている。このロツクレバー62は回動ア
ーム62aの先端が鈎状とされ、係止部62bと
乗り上げ部62cが形成されている。
更に、シヤーシ42のバネ掛け部63と、スラ
イド板40に突設されたバネ掛け片64間には引
張りバネ65が張設され、さらにスライド板40
の側板の後方に穿設されたピン孔66には、ロー
ラピン67が支持されており、このローラピン6
7が前記したロツクレバー62の係止部62b、
乗り上げ部62cと当接するようになつている。
又、スライド板40の前端にはシヤーシ42の凹
部68と嵌合する下向きに屈曲されたバネ受部6
9が形成され、このバネ受部62にスライド70
の復帰用コイルスプリング71の後端が当接して
いる。この復帰用コイルスプリング71の前端は
スライド70を受けるもので、スライド70はボ
タンホルダ72と嵌合されるエジエクトボタン7
3により摺動されるようになつている。
一方、上記のように構成さたデイスク駆動装置
によつて記録再生されるデイスクカートリツジの
底面図を第7図に示す。第7図において、デイス
クカートリツジ30は、硬質の合成樹脂材によつ
て成型されたケース31と、このケース31内に
収納された情報記録媒体としての磁気デイスク3
7とからなり、挿入側には金属製のシヤツタ32
が設けられ、デイスクカートリツジ30がデイス
ク駆動装置の記録再生位置に至つた時は、シヤツ
タ32が図示矢印B方向に移動してケース31の
デイスク挿入口が全開になるようにされている。
また、ケース31の底面には、前記デイスク駆動
装置のシヤーシ42に突設された位置決めピン4
2aに外挿される位置決め穴33と、底面側およ
び側面側から係止可能な係止溝34が形成されて
いる。
次に、このように構成されたデイスクカートリ
ツジ30を導入して記録再生をおこなう上記デイ
スク駆動装置の動作について説明する。
まず、上記デイスクカートリツジ30をデイス
ク駆動装置のデイスクカートリツジ挿入口49a
からホルダ49に挿入すると、そのデイスクカー
トリツジ30の挿入先端部分35がロツクレバー
62の当接面62dに当接して当接面62dを押
圧し、弦巻バネ61の賦勢力に抗してロツクレバ
ー62を図において時計方向に回動せしめ、その
乗り上げ部62cがスライド板40に支持された
ローラピン67上に乗り上がる。この時に、引張
りバネ65によてスライド板40が前方に引き寄
せられ、昇降ローラ51が下降し、その昇降ロー
ラ51の下降に伴なつて引張りバネ52の賦勢力
によつてデイスクホルダ49が下降し、ロード位
置へ移動される。
エジエクト動作としては、エジエクトボタン7
3を押圧することによつてスライド板40を後方
へ移動させると、この移動によりローラピン67
がロツクレバー62の係止部62bに引掛かり、
同時にロツクレバー62は弦巻バネ61の賦勢力
によつて図において反時計方向へ回動する。これ
に伴ない、昇降ローラ51はスライド板40のカ
ム部48によつて上方へ押し上げられ、この押し
上げによつてデイスクホルダ49は引張りバネ5
2の賦勢力に抗してアンロード位置に上昇復帰
し、エジエクトレバー56の弦巻バネ55の賦勢
による回転力によつてデイスクカートリツジ30
が前方に排出されるものとなつている。
ここで、スライド板40とロツクレバー62の
関係をデイスクカートリツジ30と相関させてさ
らに詳しく説明する。第8図および第9図はそれ
ぞれスライド板40、ロツクレバー62、ホルダ
49およびデイスクカートリツジ30相互の状態
を示す要部側面図である。
第8図はホルダ49がデイスク32の記録再生
位置から離間した(デイスク32を回転駆動する
ターンテーブルから最も上昇した)状態を示すも
ので、このとき、スライド板40は最もデイスク
カートリツジ挿入口49aから離れた位置にあ
り、ロツクレバー62の係止部62bがローラピ
ン67に係止することにより、スライド板40を
デイスクカートリツジ挿入口49a側に引つ張る
引張りバネ65の矢印C方向の弾性力に抗して、
前記係止位置にスライド板40を保持している。
このとき、昇降ローラ51は、カム部48の頂部
にあり、これにより上記離間位置を保つている。
この状態からデイスクカートリツジ30を挿入す
る(矢印D方向)と、まず、エジエクトレバー5
6の先端の当接部56aがデイスクカートリツジ
30のシヤツタ32の側部36に当接し、デイス
クカートリツジ30を深く挿入するにつれ、エジ
エクトレバー56が第6図時計方向に回転し、デ
イスクカートリツジ30の先端部35がロツクレ
バー62の当接面62dに当接したときには、該
シヤツタ32は全開の状態になつている。この位
置からさらにデイスクカートリツジ30を押し込
むと、前述のようにロツクレバー62が第9図時
計方向(矢印E方向)に回動され、係止部62d
によるロツクが外れる。これにより、第9図に示
すようにスライド板40は前記引張りバネ65の
作用により矢印C方向に移動し、この移動に伴な
つて、昇降ローラ51がカム部48の傾斜に沿つ
て下降し、昇降ローラ51が取り付けられたホル
ダ49も同時に下降する。そして、デイスクカー
トリツジ30の位置決め穴33がシヤーシ42の
位置決めピン42aに嵌入して下降不能になつた
位置で停止する。この下降動作に従つて、図示し
ない磁気ヘツドアツセンブリのホールドケースも
しくはアームも下降し、デイスクカートリツジ3
0が停止した状態でデイスク32の上面から上側
の磁気ヘツドまたはパツドが当接して、下側の磁
気ヘツドとの間でデイスク32を挟持し、記録再
生がおこなわれる。
必要な記録再生が終了し、エジエクトボタン7
3を押すと、スライド70を介してスライド板4
0のバネ受け部69が矢印F方向に押され、これ
に伴なつて前述のようにスライド板40が矢印A
方向に移動する。この移動により昇降ローラ51
がカム部48の斜面に沿つて上昇し、所定ストロ
ーク移動するとロツクレバー62の係止部62b
がローラピン67を再びロツクし、前述のように
してデイスクカートリツジ30が矢印G方向に排
出される。このとき、上側の磁気ヘツドもホルダ
49の上昇動作に連動して上昇し、シヤツタ32
も閉鎖される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のような構造のデイスク駆動装
置にあつては、スライド板40は常にデイスクカ
ートリツジ挿入口49a方向(図示矢印C方向)
に引張りバネ65により賦勢されており、ロツク
レバー62は弦巻バネ61により常時図示反時計
方向(矢印H方向)に賦勢されているため、エジ
エクト動作時に、上記二つの力を方向と摩擦力が
平衡して、第10図に示すようにロツクレバー6
2の乗り上げ部62cと係止部62bの間に角部
62eがローラピン67に圧接した状態で止つて
しまうことがある。この状態になると、ホルダ4
9は上昇位置にあり、前記位置決めピン42aと
位置決め穴33の係合状態が解除されているの
で、デイスクカートリツジ30を手で抜くことが
できる。そして、一度デイスクカートリツジ30
を抜いてしまうと、シヤツタ32の側部36とエ
ジエクトレバー56の当接部56aの当接状態が
解除され、シヤツタ32は内臓されたバネの弾性
力により自動的に閉鎖される。このとき、エジエ
クトレバー56のストツパ部56bは、ロツクレ
バー62の当接面62dの背面に当接しているた
め、エジエクトレバー56が第6図反時計方向に
回動不能となつており、エジエクトレバー56は
シヤツタ32を開放した位置にある。
したがつて、上記状態から、次使用のためにデ
イスクカートリツジ30をホルダ49内に挿入す
ると、デイスクカートリツジ30の先端部35が
ロツクレバー62の当接面62dを押圧してロツ
クレバー62を第9図矢印E方向に回動せしめて
前記角部62eとローラピン67の係止状態を解
除してホルダ49を記録再生位置に下降させる
が、前記エジエクトレバー56は、シヤツタ開放
状態のままであるので、その当接部56aがシヤ
ツタ32の側部36に当接することができなくな
つている。このため、シヤツタ32は全閉状態で
デイスクカートリツジ30は記録再生位置に至
り、上側の磁気ヘツドまたはパツドが閉鎖された
シヤツタ32に当接することとなる。
この状態になると、記録再生は不能になるとと
もに、両面式の磁気ヘツドアツセンブリでは、上
側の磁気ヘツドのギヤツプ部が、金属製のシヤツ
タ32に直接当接するので、該磁気ヘツドに損傷
をきたす虞れがある。上記動作不良は、前記ロー
ラピン67を回転構造ではなく、スライド板40
に固設した構造のものでは、さらに生じやすくな
る。
この考案は、このような従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的は、ロツクレバー
のロツクが完全におこなわれた後でないとデイス
クカートリツジのエジエクトが不可能であつて、
デイスクカートリツジ排出時には常にエジエクト
レバーがシヤツタ閉鎖位置に位置し、次使用に際
し不都合の生じることのないデイスク駆動装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的の趣旨に沿つて、この考案は、デイス
ク状に形成された情報記録媒体をケース内に収納
してなるデイスクカートリツジを保持する保持手
段と、この保持手段に揺動自在に支持され、デイ
スクカートリツジの挿入時には初期位置から解放
位置までデイスクカートリツジの挿入動作に応じ
て回動してデイスクカートリツジに付設されたシ
ヤツタを解放し、デイスクカートリツジの排出時
には解放位置から初期位置に回動する過程で前記
シヤツタを閉鎖させるとともに、デイスクカート
リツジを前記保持手段から排出させるデイスクカ
ートリツジ排出手段と、このデイスクカートリツ
ジ排出手段の揺動端がデイスクカートリツジをデ
イスクカートリツジ排出方向に常時押圧するよう
にデイスクカートリツジ排出手段を弾性賦勢する
弾性賦勢手段と、常時デイスクカートリツジ挿入
口側に賦勢され、非記録再生時にはデイスクカー
トリツジ挿入口側から最も離間した位置にロツク
されて該保持手段と記録再生位置から最も上昇し
た位置に保持するとともに、デイスクカートリツ
ジの挿入に応じて該ロツクが解除され、デイスク
カートリツジの挿入口側へ移動すると同時に前記
保持手段を記録再生位置まで降下させる昇降手段
と、この昇降手段を非記録再生時に前記位置にロ
ツクするロツク手段を備えたデイスク駆動装置に
おいて、一端側が前記保持手段に固定され、他端
側にデイスクカートリツジの底面に設けられた係
止溝に係止可能な突起と側面側に突設された係合
片とを有し、前記固定された一端側を支点として
反保持手段側に偏倚可能な板バネと、ロツク手段
に設けられ、前記係合片に係合して板バネを偏倚
動作させる係合手段とを備え、ロツク手段が昇降
手段を完全にロツクし、保持手段を最も上昇した
位置に保持しているときには、板バネは係合手段
の係合片への係合により偏倚させられ、この偏倚
により突起はデイスクカートリツジの排出経路か
ら退避してデイスクカートリツジ排出手段による
デイスクカートリツジの排出およびシヤツタの閉
鎖を伴うデイスクカートリツジ排出手段の初期位
置への回動を可能にし、ロツク手段による昇降手
段のロツクが完全には行われず、保持手段が前記
最も上昇した位置から下がつているときには、デ
イスクカートリツジの底面が突起の先端へ当接し
て板バネを偏倚させ、係合手段に係合片との係合
を解除し、デイスクカートリツジの移動によつて
デイスクカートリツジの底面に圧接した突起が前
記係止溝に対向すると、板バネの弾性力によつて
突起を係止溝に嵌入させてデイスクカートリツジ
の排出を阻止するように構成してある。
〔作用〕
上記のように構成すると、ロツク手段が昇降手
段をロツクする非記録再生時には、板バネに設け
た突起はデイスクカートリツジのケースに係止不
能であるためデイスクカートリツジのホルダへの
挿入排出は自由であるが、昇降手段がロツクされ
ておらずかつデイスクカートリツジの位置決め穴
がシヤーシの位置決めピンから離脱した状態のと
きにデイスクカートリツジを抜いたとしても、前
記突起がケースに係止して、デイスクカートリツ
ジの抜出を不可能にする作用がある。
〔実施例〕
以下、この考案に係る一実施例を図面に示し、
この図面に基づいて説明する。
第1図ないし第5図は、この実施例に係る係止
手段の構造と動作を説明するためのもので、第1
図はロツクレバーと係止手段としての板バネの関
係を示す斜視図、第2図から第5図は動作を示す
要部側面図である。以下、従来例と同一もしくは
同一とみなせる構成要素には同一の符号を付して
説明する。
第1図において、昇降手段としてのスライド板
40のロツク手段として機能するロツクレバー6
2のデイスクカートリツジ挿入口49a側の上端
面には、中央に中央空62fが形成された突起6
2gが突設されている。一方、第2,3,4,5
図にも示すように、先端にデイスクカートリツジ
30のケース31の底面に形成された係止溝34
に係止可能な突起20を備えた係止手段としての
板バネ21がデイスクカートリツジ30の保持手
段としてのホルダ49の底面に該突起20形成側
が動作可能に取り付けられている。そして、この
板バネ21の側面から側方に一体的に突片22が
突出し、前記ロツクレバー62の突起62gの中
空部62fに遊挿されている。この突片22は、
ロツクレバー62がロツク状態にあるときのみ、
該中空部62fの上端部62hに係合して図にお
いて下方に押し下げられ、ホルダ49内に突出す
ることができないようにされている。その他、特
に説明しない各部は全て従来例と同一に構成され
ているので、それらに関する説明は割愛する。
次に、上記のように構成した板バネ21とロツ
クレバー62の動作について説明する。
第2図は従来例における第8図に相当するもの
で、スライド板40がデイスクカートリツジ挿入
口49aから最も離間し、ホルダ49が記録再生
位置から上昇した位置にあつて、ロツクレバー6
2がローラピン67に係止してスライド板40が
ロツクされた状態である。このとき、上記のよう
に、板バネ21はロツクレバー62に突設された
突起62gの上端部62hに係合してホルダ49
側への取付部23を中心として図示時計方向(矢
印I方向)へ偏向させられ、突起20の先端がホ
ルダ49内から少なくともデイスクカートリツジ
30方向へ突出しないようにされている。この状
態で、板バネ21は、変形によつて生じた弾性力
により、復帰する方向に力が働いている。したが
つて、第2図の状態では、デイスクカートリツジ
30の挿抜は突起20に妨害されずに自在におこ
なうことができる。
この第2図の状態から、デイスクカートリツジ
30を最深部まで矢印D方向に挿入してロツクレ
バー62を図示時計方向(矢印E方向)に回動さ
せて、前記ロツクを解除すると、第3図に示すよ
うにホルダ49が前述の動作によつて記録再生位
置まで降下する。このとき、板バネ21の突片2
2と突起62gの上端部62hとの係合状態は解
かれ、板バネ21はフリーとなるが、板バネ21
に設けられた突起20の先端は前記係止溝34に
隣接する底面の平面部に当接しており、板バネ2
1には、第2図に示した状態と同様に復帰方向の
弾性力が作用している。この第3図の状態では、
デイスクカートリツジ30は位置決めピン42a
と係合しているので、挿抜は全くおこなうことが
できない。
次に、記録再生を終了して、エジエクト動作を
おこなつた際に、前記第10図に相当する第5図
の状態になつたとする。この場合、デイスクカー
トリツジ30を抜き出すと、板バネ21の突起2
0がデイスクカートリツジ30のケース31の底
面を摺接し、該突起20位置にケース31の係合
溝34が至ると、弾性力により板バネ21が復帰
し、該突起20が係合溝34内に嵌入する。これ
により、デイスクカートリツジ30は、該突起2
0に係止されそれ以上抜き出すことが不可能にな
る。この状態からデイスクカートリツジ30を抜
き出すためには、再度エジエクトボタン73を押
圧して、確実にスライド板40をロツクレバー6
2の係止部62bに係止させ、第2図に示す状態
にする必要がある。この状態にすると、デイスク
カートリツジ30はエジエクトレバー56を作動
させる弦巻バネ55の弾性力によりエジエクトさ
れ、同時にエジエクトレバー56もシヤツタ開放
動作可能位置に復帰する。したがつて、再使用に
際し、不都合が生じる虞れは全くない。
また、この動作に関係して、突起20と係合溝
34の相対位置関係は、デイスクカートリツジを
第5図の状態で引き出したときに、エジエクトレ
バー56の当接部56aとシヤツタ32の側部3
6の当接状態が解除されない範囲になけばなら
ず、この範囲にあれば、例えば記録再生時に該突
起20が係止溝34内に嵌入する位置にあつても
よい。
〔考案の効果〕
以上のように、昇降手段のロツク状態に応じ
て、保持手段に保持たれたデイスクカートリツジ
の抜出を防止する板バネに突設した突起を備えた
この考案によれば、所定の正確な動作がおこなわ
れた場合のみデイスクカートリツジのエジエクト
動作が可能なので、再使用に再し、使用不能にな
つたり、磁気ヘツドの損傷事故をひきおこす虞れ
が全くなくなり、デイスク駆動装置の信頼性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の実施例を説明
するためのもので、第1図はデイスクカートリツ
ジの係止構造を示す要部分解斜視図、第2図、第
3図、第4図、第5図はそれぞれ板バネ、ロツク
レバー、ホルダ、スライド板およびデイスクカー
トリツジの相互の動作を示す要部側面図、第6図
ないし第10図は従来例を説明するためのもの
で、第6図はデイスク駆動装置の要部分解斜視
図、第7図はデイスクカートリツジの一例を示す
底面図、第8図、第9図、第10図はそれぞれ従
来のスライド板、ホルダ、ロツクレバーおよびデ
イスクカートリツジの相互の動作を示す要部側面
図である。 20……突起、21……板バネ、22……突
片、30……デイスクカートリツジ、31……ケ
ース、34……係止溝、37……デイスク、40
……スライド板、49……ホルダ、49a……デ
イスクカートリツジ挿入口、62……ロツクレバ
ー、62g……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デイスク状に形成された情報記録媒体37をケ
    ース31内に収納してなるデイスクカートリツジ
    30を保持する保持手段49と、この保持手段4
    9に揺動自在に支持され、デイスクカートリツジ
    30の挿入時には初期位置から解放位置までデイ
    スクカートリツジ30の挿入動作に応じて回動し
    てデイスクカートリツジ30に付設されたシヤツ
    タ32を解放し、デイスクカートリツジ30の排
    出時には解放位置から初期位置に回動する過程で
    前記シヤツタ32を閉鎖させるとともに、デイス
    クカートリツジ30を前記保持手段49から排出
    させるデイスクカートリツジ排出手段56と、こ
    のデイスクカートリツジ排出手段56の揺動端5
    6aがデイスクカートリツジ30をデイスクカー
    トリツジ排出方向に常時押圧するようにデイスク
    カートリツジ排出手段56を弾性賦勢する弾性賦
    勢手段55と、常時デイスクカートリツジ挿入口
    49a側に賦勢され、非記録再生時にはデイスク
    カートリツジ挿入口49a側から最も離間した位
    置にロツクされて該保持手段49を記録再生位置
    から最も上昇した位置に保持するとともに、デイ
    スクカートリツジ30の挿入に応じて該ロツクが
    解除され、デイスクカートリツジ挿入口49a側
    へ移動すると同時に前記保持手段49を記録再生
    位置まで降下させる昇降手段40と、この昇降手
    段40を非記録再生時に前記位置にロツクするロ
    ツク手段62とを備えたデイスク駆動装置におい
    て、 一端23側が前記保持手段49に固定され、他
    端側にデイスクカートリツジ30の底面に設けら
    れた係止溝34に係止可能な突起20と側面側に
    突設された係合片22とを有し、前記固定された
    一端23側を支点として反保持手段側に偏倚可能
    な板バネ21と、ロツク手段62に設けられ、前
    記係合片22に係合して板バネ21を偏倚動作さ
    せる係合手段62f,62g,62hとを備え、
    ロツク手段62が昇降手段40を完全にロツク
    し、保持手段49を最も上昇した位置に保持して
    いるときには、板バネ21は係合手段62f,6
    2g,62hの係合片22への係合により偏倚さ
    せられ、この偏倚により突起20はデイスクカー
    トリツジ30の排出経路から退避してデイスクカ
    ートリツジ排出手段56によるデイスクカートリ
    ツジ30の排出およびシヤツタ32の閉鎖を伴う
    デイスクカートリツジ排出手段56の初期位置へ
    の回動を可能にし、ロツク手段62による昇降手
    段40のロツクが完全には行われず、保持手段4
    9が前記最も上昇した位置から下がつているとき
    には、デイスクカートリツジ30の底面が突起2
    0の先端へ当接して板バネ21を偏倚させ、係合
    手段62f,62g,62hと係合片22との係
    合を解除し、デイスクカートリツジ30の移動に
    よつてデイスクカートリツジ30の底面に圧接し
    た突起20が前記係止溝34に対向すると、板バ
    ネ21の弾性力によつて突起20を係止溝34に
    嵌入させてデイスクカートリツジ30の排出を阻
    止するように構成されていることを特徴とするデ
    イスク駆動装置。
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JPS5890585U (ja) * 1981-12-14 1983-06-18 ソニー株式会社 記録再生装置における記録再生用カセツトのロツク装置
JPS5966955U (ja) * 1982-10-27 1984-05-07 株式会社三協精機製作所 デイスク装置におけるデイスクカセツトロツク機構

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