JP2001143411A - ディスクドライブ装置のボイスコイルモータ - Google Patents

ディスクドライブ装置のボイスコイルモータ

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JP2001143411A
JP2001143411A JP32323499A JP32323499A JP2001143411A JP 2001143411 A JP2001143411 A JP 2001143411A JP 32323499 A JP32323499 A JP 32323499A JP 32323499 A JP32323499 A JP 32323499A JP 2001143411 A JP2001143411 A JP 2001143411A
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JP
Japan
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yoke
pair
floppy disk
voice coil
chassis
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JP32323499A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kumagai
秀昭 熊谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイスコイルモータの部品点数及び組立工数
の削減を図ること。 【解決手段】 下側ヨーク107の両端107aをシャ
ーシ41のヨーク取付台161上に長さが短い一対のネ
ジ163でネジ止めし、下面にマグネット板105が吸
着されている上側ヨーク106の下向きに直角状に屈曲
された両端106aの下面に形成した嵌合用切欠き16
6を下側ヨーク107の両端107aの両側に形成した
嵌合用切欠き167に上方から嵌合して、マグネット板
105の吸着力で下側ヨーク107上に吸着して固定す
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
ク・ドライブに適用するのに最適なディスクドライブ装
置に関し、特に、ボイスコイルモータの技術分野に属す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、図8〜図19に示す
ディスクドライブ装置である大容量フロッピーディスク
・ドライブHFDDを先に出願していて、まず、図8〜
図14に示すように、この大容量フロッピーディスク・
ドライブHFDDは、板厚が厚い板金の加工やアルミニ
ウム合金等にてダイカスト成形(鋳造)されたメカシャ
ーシであるシャーシ41の上下に板厚が薄い板金によっ
てプレス加工された上下カバー42、43を脱着自在に
取り付け、これらのフロント側にモールド部品(プラス
チックの成形品)で構成されたフロントパネル44を脱
着自在に取り付けて、扁平な直方体形状のドライブ本体
45を構成している。そして、フロントパネル44の上
端側には横長形状のカートリッジ挿入口46が形成され
ていて、そのカートリッジ挿入口46の内側には内開き
方式の開閉蓋47が取り付けられている。また、このフ
ロントパネル44の下部側の左右両側位置にはイジェク
ト釦48及びドライブの動作状態を表示する発光表示部
49が取り付けられている。
【0003】そして、このドライブ本体45の内部で、
フロントパネル44側におけるシャーシ41の上部には
スピンドルモータ51及びその上部に搭載されているデ
ィスクテーブル53が配置されている。なお、このディ
スクテーブル53はスピンドル52のロータの上面に形
成されていて、そのディスクテーブル53の上面にはチ
ャッキング用のマグネットシート54や回転駆動ピン5
5等が取り付けられている。そして、フロントパネル4
4側におけるシャーシ41の上部には板金等で構成され
たカートリッジホルダー56と、そのカートリッジホル
ダー56をアンローディング位置とローディング位置と
の間で平行運動によって矢印g、h方向に昇降駆動する
ための板金等で構成されたスライド板57を有するカー
トリッジローディング機構58が組み込まれている。そ
して、フロントパネル44側とは反対側である後端側に
おけるシャーシ41の上部には後述するようにフライン
グヘッドに構成されている上下一対の磁気ヘッド10
1、102を移送するリニアアクチュエータ103が組
み込まれている。なお、スピンドルモータ51及び上下
一対の磁気ヘッド101、102のR/Wギャップがフ
ロッピーディスク1にデータを記録及び/又は再生する
ためのスキャニング位置(シーク及びトラッキング位
置)であるスキャニングセンターP2 上に配置されてい
る。そして、シャーシ41の下部にはモータ基板59、
プリント基板であるメイン基板60及びスイッチ基板6
1等の複数の回路基板が複数のビス60a、61aによ
って水平状にビス止めされていて、シャーシ41の後端
には外部インターフェース62がマウントされたインタ
ーフェース基板63が水平状にビス止めされている。そ
して、シャーシ41の上部で、カートリッジホルダー5
6の四隅の下部位置には左右各一対の位置決め用基準ピ
ン64と高さ基準ピン65が垂直状に取り付けられてい
て、基準ピン64は高さ基準ピンも兼用している。そし
て、スイッチ基板61やメイン基板60の上部にマウン
トされたプッシュスイッチからなるカートリッジ挿入検
出スイッチ66、誤消去防止用検出スイッチ67、小容
量検出スイッチ68やコネクター71(このコネクター
71はメイン基板60上にマウントされている)及び大
容量検出スイッチ69がシャーシ41及びスライド板5
7を貫通してカートリッジホルダー56の下部に露出さ
れている。なお、イジェクト釦48によってONされる
イジェクトスイッチ70がスイッチ基板61の前端部
(フロントパネル44側の端部)の下面にマウントされ
ている。そして、コネクター71はフレキシブルプリン
ト基板73を介して上下一対の磁気ヘッド101、10
2に接続されていて、これら上下一対の磁気ヘッド10
1、102による記録、再生信号がメイン基板60上に
マウントされているコントロールICへ入力されるよう
に構成されている。
【0004】なお、シャーシ41は水平な底板部41a
と、その左右両側から上方に垂直状に立ち上げられた左
右両側板部41bを有しており、スピンドルモータ51
はモータ基板59によってシャーシ41の底板部41a
の下部に合計3つのスペーサを介してビス止めされてい
る。そして、このスピンドルモータ51の上部に搭載さ
れているディスクテーブル53が底板部41aに形成さ
れた開口72を挿通してその底板部41aの上方に突出
されている。また、カートリッジホルダー56は水平な
天板部56aと、その左右両側から下方に垂直に立ち下
げられた左右両側板部56bと、その左右両側板部56
bの下端から内側に水平状に折り返された左右一対の底
板部56cとによって全体として扁平なほぼコ字状に形
成されていて、大容量フロッピーディスク・カートリッ
ジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCがこのカートリッジホルダー56内に矢印a、
b方向から選択的で水平に出し入れされるように構成さ
れている。そして、このカートリッジホルダー56の天
板部56aのフロントパネル44側とは反対側である後
端側の中央部にはヘッド挿入用開口73が切り欠かれて
いる。また、スライド板57もシャーシ41と同様に水
平な底板部57aと、その底板部57aの左右両側から
垂直状に立ち上げられた左右両側板部57bを有してい
る。そして、このスライド板57はその底板部57bに
形成された合計4つのガイド溝74によって合計4つの
基準ピン64及び高さ基準ピン65にスライド自在に係
合されていて、このスライド板57はシャーシ41の底
板部41a上にてアンローディング位置P11とローディ
ング位置P12との間に矢印a、b方向にスライド自在に
構成されている。
【0005】そして、カートリッジローディング機構5
8は、カートリッジホルダー56の左右両側板部56b
の前後両端に絞り加工等によって形成された合計4つの
ガイドピン75と、スライド板57の左右両側板部57
bに形成されて、合計4つのガイドピン75がスライド
自在に係合された合計4つの傾斜ガイド溝76と、カー
トリッジホルダー56の左右両側板56bの前後方向の
ほぼ中央部に一体に形成した左右一対のガイド突起77
と、シャーシ41の左右両側板部41bに形成されて、
左右一対のガイド突起77が上下方向である矢印g、h
方向にスライド自在に係合された左右一対の垂直ガイド
溝78とによって構成されている。なお、スライド板5
7はシャーシ41との間に取り付けられたスライド付勢
手段である引張りコイルバネ79によって前方である矢
印b方向にスライド付勢されていて、シャーシ41の後
端側(フロントパネル44の反対側)で、その底板部4
1a上の一側部はギアードモータで構成されたイジェク
トモータ80が取り付けられている。そして、このイジ
ェクトモータ80にはイジェクト駆動ピン81が偏心位
置に形成されているイジェクト用カム円板82が取り付
けられていて、スライド板57の一方の側板部57bの
後端から後方に延出されたイジェクト用アーム部83を
イジェクト駆動ピン81が駆動するように構成されてい
る。そして、シャーシ41の底板部41a上でイジェク
トモータ80の前側位置(フロントパネル44側の位
置)にはシャッター開閉レバー及びイジェクトレバーを
兼用しているトリガーレバー84が支点ピン85を中心
に図11に実線で示すロック位置と1点鎖線で示すロッ
ク解除位置との間で矢印i、j方向に回転自在に取り付
けられていて、支点ピン85の外周に侵入して取り付け
られた捩りコイルバネであるイジェクトバネ84aによ
ってロック位置まで矢印i方向に回転付勢されている。
そして、このトリガーレバー84がスライド板57に形
成された被ロック部86をロック及びロック解除するよ
うに構成されている。
【0006】そして、このカートリッジローディング機
構58によれば、アンローディング状態では、図11及
び図13に示すように、スライド板57が引張りコイル
バネ79に抗して後方のアンローディング位置P11まで
矢印a方向にスライドされた状態で、その被ロック部8
6に係合されたトリガーレバー84によってロックされ
ていて、そのスライド板57の合計4つの傾斜ガイド溝
78によってカートリッジホルダー56の合計4つのガ
イドピン75が上方である矢印h方向に押し上げられ
て、左右一対のガイド突起77を左右一対の垂直ガイド
溝78で案内しながら、カートリッジホルダー56をカ
ートリッジ挿入口46と同一高さの上昇位置であるアン
ローディング位置P13まで平行運動によって上昇駆動し
ている。そして、トリガーレバー84が図11に実線で
示すロック位置から1点鎖線で示すロック解除位置へ矢
印j方向に回転されると、そのトリガーレバー84によ
るスライド板57のロックが解除されて、このスライド
板57が図13に示すアンローディング位置P11から前
方のローディング位置P12まで引張りコイルバネ79に
よって矢印b方向にスライドされて、そのスライド板5
7の合計4つの傾斜ガイド溝78によってカートリッジ
ホルダー56の合計4つのガイドピン75が下方である
矢印g方向に押し下げられて、左右一対のガイド突起7
7を左右一対の垂直ガイド溝78で案内しながら、カー
トリッジホルダー56をアンローディング位置P13の下
方に設定された下降位置である図14の(A)に実線で
示すローディング位置P14まで矢印g方向に平行運動に
よって下降駆動する。なお、この時、図11に示すよう
に、シャーシ41の底板部41a上に取り付けられてス
ライド板57に形成されているラック87に係合されて
いるダンパー88のダンピング作用によってスライド板
57は低速で矢印b方向にスライドされ、カートリッジ
ホルダー56がアンローディング位置からローディング
位置まで静かに下降駆動されるように構成されている。
【0007】そして、イジェクト時には、イジェクトモ
ータ80のイジェクト用カム円板82によってイジェク
ト駆動ピン81が図14の(A)に示す位置で矢印O方
向に1回転駆動される。すると、そのイジェクト駆動ピ
ン81が図14の(B)及び(C)に示すようにスライ
ド板57のイジェクト用アーム部83を引っ掛けて、そ
のスライド板57を引張りコイルバネ79に抗してアン
ローディング位置P12から後方のローディング位置P11
まで矢印a方向にスライド駆動されて、カートリッジホ
ルダー56が図14の(A)に示すローディング位置P
14から図13に示すアンローディング位置P13へ平行運
動によって矢印h方向に上昇駆動され、トリガーレバー
84が図11に1点鎖線で示すロック解除位置から実線
で示すロック位置84へ矢印i方向に自動復帰されるト
リガーレバー84によってスライド板57がそのアンロ
ーディング位置P13で再び自動ロックされるように構成
されている。なお、図10に示すように、カートリッジ
ホルダー56の天板部56aの後端側の一側部にはカー
トリッジ誤挿入防止レバー89が支点ピン90を中心に
矢印k、m方向に回転自在に取り付けられていて、この
カートリッジ誤挿入防止レバー89が天板部56aとの
間に取り付けられた回転付勢手段である引張りコイルバ
ネ91によって矢印k方向に回転付勢されている。ま
た、カートリッジホルダー56の天板部56aの左右両
側位置には板バネ等で構成された左右一対のカートリッ
ジ圧着用バネ92が取り付けられている。そして、以上
のように構成されたこの大容量フロッピーディスク・ド
ライブHFDDは下カバー43によってコンピューター
機器等の内部シャーシに取り付けられるように構成され
ていて、シャーシ41全体が合計4つのインシュレータ
ー93によってその下カバー43の上部に弾性的に支持
されて、外部振動等に対する大容量フロッピーディスク
・ドライブHFDDの耐振性が実行されている。
【0008】この大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDは以上のように構成されていて、大容量フロッ
ピーディスク・カートリッジHFDCと、小容量フロッ
ピーディスク・カートリッジFDCをカートリッジ挿入
口46から選択的に挿入してローディングし、これらの
内部のフロッピーディスクである大容量フロッピーディ
スクHFD及び小容量FDにデータを選択的に記録及び
/又は再生することができるように構成されている。即
ち、図10、図11及び図13に1点鎖線で示すよう
に、大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
又は小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCを
カートリッジ挿入口46からアンローディング位置P13
に上昇されているカートリッジホルダー56内に矢印a
方向に水平に挿入すると、これらのカートリッジ5の前
端面5aでトリガーレバー84がロック位置からロック
解除位置まで矢印j方向に回転され、この間に、このト
リガーレバー84によってこれらのシャッターがシャッ
ターバネに抗して開蓋される。そして、トリガーレバー
84がロック解除位置まで矢印j方向に回転された瞬間
に、カートリッジホルダー56によってこれらの大容量
フロッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量
フロッピーディスク・カートリッジFDCがアンローデ
ィング位置P13から図14の(A)に示すローディング
位置P14へ矢印g方向に下降駆動されて、これらの大容
量フロッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容
量フロッピーディスク・カートリッジFDCがそのロー
ディング位置P14に水平にローディングされる。
【0009】なお、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カート
リッジFDCをカートリッジ挿入口46から正しく挿入
した時には、カートリッジ誤挿入防止レバー89がこれ
らの誤挿入防止用溝20内に相対的に挿入されたり、斜
面によって矢印m方向に回転して逃げることによって、
これら大容量フロッピーディスク・カートリッジHFD
Cや小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCの
挿入を可能にしている。一方、これら大容量フロッピー
ディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロッピー
ディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿入口4
6から誤挿入(上下や前後に反転された誤った向きで挿
入されること)された時には、そのカートリッジ誤挿入
防止レバー89がこれら大容量フロッピーディスク・カ
ートリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カ
ートリッジFDCの挿入を禁止することができる。
【0010】そして、ローディング位置P14にローディ
ングされた大容量フロッピーディスク・カートリッジH
FDC又は小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCは合計4つの基準ピン64及び高さ基準ピン65上
に左右一対のカートリッジ圧着用バネ93によって水平
に圧着されて位置決めされ、カートリッジ挿入検出スイ
ッチ66によってこれらのローディング完了状態が検出
されると共に、これら大容量フロッピーディスク・カー
トリッジHFDC又は小容量フロッピーディスク・カー
トリッジFDCの誤消去防止の有無やこれらの内部のフ
ロッピーディスク1である大容量フロッピーディスクH
FD又は小容量フロッピーディスクFDの記録容量が誤
消去検出スイッチ67や大容量検出スイッチ69又は小
容量検出スイッチ68によって検出される。そして、カ
ートリッジ挿入検出スイッチ66のONによってスピン
ドルモータ51が一度3600rpm以上等の高速で回
転駆動されて、これらの大容量フロッピーディスクHF
D又は小容量フロッピーディスクFDのセンターコア2
がカートリッジ5のセンターコア穴6内に下方から相対
的に挿入されたそのスピンドルモータ51のディスクテ
ーブル53上にマグネットシート24によってチャッキ
ングされて、そのセンターコア2の中心穴2aがスピン
ドル52に嵌合されると共に、これらの回転駆動ピン嵌
合穴2bが回転駆動ピン25に嵌合される。そして、大
容量フロッピーディスク・カートリッジHFDCがロー
ディングされた時には、大容量検出スイッチ69によっ
て検出されてスピンドルモータ51がそのまま3600
rpm以上の高速度で大容量フロッピーディスクHFD
を回転駆動し、小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCがローディングされた時には、小容量検出スイ
ッチ68によって検出されてスピンドルモータ51の回
転速度が200〜250rpmの低速度に落として小容
量フロッピーディスクFDを駆動する。そして、リニア
アクチュエータ103によって上下一対の磁気ヘッド1
01、102をスキャニングセンターP2に沿って矢印
a、b方向にシークしながら、これらの大容量フロッピ
ーディスクHFD又は小容量フロッピーディスクFDに
データを選択的に記録及び/又は再生することになる。
【0011】なお、この際、小容量フロッピーディスク
・カートリッジFDCの小容量フロッピーディスクFD
については、回転駆動ピン25とセンターコア2の回転
駆動ピン嵌合穴2bとの係合関係による位置出し機能に
よって上下一対の磁気ヘッド101、102に対する小
容量フロッピーディスクFDの円周上の位置出し(セン
ターリング)を行い、スピンドルモータ51によってそ
の小容量フロッピーディスクFDを200〜250rp
mの低速度で回転駆動することによって、上下一対の磁
気ヘッド101、102をその小容量フロッピーディス
クFDの上下両面に接触させた状態で、データの記録及
び/又は再生を行う。一方、大容量フロッピーディスク
・カートリッジHFDCの大容量フロッピーディスクH
FDについては、そのセンターコア2の回転駆動ピン嵌
合穴2bが大型穴に形成されていて、回転駆動ピン25
はその回転駆動ピン嵌合穴2b内に遊嵌される。従っ
て、この大容量フロッピーディスク・カートリッジHF
DCの大容量フロッピーディスクHFDについては、小
容量フロッピーディスク・カートリッジFDCのような
回転駆動ピン25による円周上の位置出しを行わず、ト
ラッキングサーボ方式によって円周上の位置出し(セン
ターリング)のためのトラッキングを行いながら、その
大容量フロッピーディスクHFDをスピンドルモータ5
1によって3600rpm以上の高速度で回転駆動する
ことによって、上下一対の磁気ヘッド101、102を
その大容量フロッピーディスクHFDの上下両面に発生
するエアフィルムによってサブミクロンオーダーで浮上
(フライング現象)させた非接触状態で、100MB以
上の大容量(高密度)のデータの記録及び/又は再生を
行う。
【0012】そして、このようにして、大容量フロッピ
ーディスクHFD又は小容量フロッピーディスクFDに
データを記録及び/又は再生した後に、イジェクト釦4
8を押すと、イジェクトスイッチ70がONされて、イ
ジェクトモータ80のイジェクト用カム円板82によっ
てイジェクト駆動ピン81が前述したように回転駆動さ
れ、大容量フロッピーディスク・カートリッジHFDC
又は小容量フロッピーディスク・カートリッジFDCが
図14の(A)に示すローディング位置P14から図13
に示すアンローディング位置P12までカートリッジホル
ダー56によって矢印h方向に上昇駆動されると共に、
図11に1点鎖線で示すロック解除位置から実線で示す
ロック位置までイジェクトバネ84aによって矢印i方
向に回転されるトリガーレバー84によって大容量フロ
ッピーディスク・カートリッジHFDC又は小容量フロ
ッピーディスク・カートリッジFDCがカートリッジ挿
入口46から図13に1点鎖線で示すように矢印b方向
に押し出されると共に、シャッターがシャッターバネに
よって閉蓋される。
【0013】そして、図15〜図19に示すように、フ
ライングヘッドに構成されている上下一対の磁気ヘッド
101、102をスキャニングセンターP2 に沿って矢
印a、b方向に移送する磁気ヘッド移送機構であるリニ
アアクチュエータ103は、左右一対のコイル104
と、左右一対のマグネット板105及びヨーク106、
107で閉磁路を形成した磁気回路108とを備えたボ
イスコイルモータ109に構成されている。この際、上
下一対の磁気ヘッド101、102は合成樹脂等で成形
されたヘッドキャリッジ111に上下一対のヘッドアー
ム112、113を介して支持されている。そして、こ
のヘッドキャリッジ111はシャーシ41の底板部41
a上にスキャニングセンターP2 と平行状に取り付けら
れたガイド主軸114及びガイド副軸115にそれぞれ
スラスト軸受172、173によって矢印a、b方向に
スライド自在に係合されていて、ヘッドキャリッジ11
1はこれらのガイド主軸114及びガイド副軸115で
案内されながらスキャニングセンターP2 に沿って矢印
a、b方向にスライド自在に構成されている。そして、
このヘッドキャリッジ111の左右両側に直角状に一体
成形されたコイル受台116の上部に左右一対のコイル
104が水平状に搭載されて接着剤117によって接着
されている。一方、左右一対の磁気回路108は水平状
で、上下に間隔を隔てて水平状に配置された上下一対の
ヨーク106、107の前後長さ方向の両端を上下から
突き合せて角型の閉磁路を形成し、上側ヨーク106の
下面(又は下側ヨークの上面)にマグネットである薄い
マグネット板105を自身の磁力によって密着結合させ
たものである。そして、これら左右一対の磁気回路10
8がシャーシ41の底板部41a上にスキャニングセン
ターP2 と平行な水平状に取り付けられ、そのスキャニ
ングセンターP2 に対して直角状に配置された左右一対
のコイル104が左右一対の磁気回路108の下側ヨー
ク107の外周(又は上側ヨーク106)の外周に非接
触状態で挿入されている。そして、左右一対のコイル1
04は図43に示すフレキシブルプリント基板118を
介してメイン基板60に電気的に接続されていて、これ
ら左右一対のコイル104に制御電流を印加することに
よって、左右一対の磁気回路108で左右一対のコイル
104に推進力を発生して、ヘッドキャリッジ111を
ガイド主軸114及びガイド副軸115に沿って矢印
a、b方向に移送(シーク及びトラッキング)するもの
である。なお、左右一対の磁気回路108の上下一対の
ヨーク106、107はシャーシ41の底板部41a上
に一枚のヨーク押え板147及び合計4本のネジ148
によってビス止めされた左右一対のヨーク取付台142
上に固着されている。
【0014】なお、図15に示すように、ヘッドキャリ
ッジ111は合成樹脂やアルミニウム、マグネシウム等
の軽金属からなる剛性部材で成形されていて、フライン
グヘッドによって構成された上下一対の磁気ヘッド10
1、102は上下一対のヘッドアーム112、113を
介してヘッドキャリッジ111の前端に取り付けられて
いる。そして、上下一対のヘッドアーム112、113
はモールド部品である合成樹脂やアルミニウム、マグネ
シウム等の軽金属からなる剛性部材で構成されたアーム
ベース180、181と、薄い板バネ等の弾性部材で構
成されたサスペンション182、183とによって構成
されている。そして、アームベース180、181の先
端にサスペンション182、183がビス止め方法やア
ウトサート成形による一体成形等によって一体に結合さ
れている。そして、上下一対のヘッドアーム112、1
13のサスペンション182、183の先端の上下対向
面に上下一対の磁気ヘッド101、102が取り付けら
れている。そして、これら上下一対のヘッドアーム11
2、113におけるアームベース180、181の長さ
がヘッドアーム112、113の全長の1/3以上の長
さに設定されている。そして、図13及び図14で説明
したように、大容量フロッピーディスク・カートリッジ
HFDCや小容量フロッピーディスク・カートリッジF
DCをこの大容量フロッピーディスク・ドライブHFD
Dに矢印a、g方向及び矢印h、b方向に選択的にロー
ディング及びアンローディングする際に、下側磁気ヘッ
ド102を上下動させる必要が殆んどないことから、そ
の下側磁気ヘッド102を支持している下側ヘッドアー
ム113のアームベース181をヘッドキャリッジ11
1に一体成形したり、ビス止め等にて固定しておくこと
ができる。しかし、大容量フロッピーディスク・カート
リッジHFDCや小容量フロッピーディスク・カートリ
ッジFDCをこの大容量フロッピーディスク・ドライブ
HFDDに矢印a、g方向及び矢印h、b方向にローデ
ィング及びアンローディングする際に、上側磁気ヘッド
101はこれらの大容量フロッピーディスク・カートリ
ッジHFDCや小容量フロッピーディスク・カートリッ
ジFDCと干渉しないように上下動させる必要があるこ
とから、その上側磁気ヘッド101を支持している上側
ヘッドアーム112のアームベース180、181をヘ
ッドキャリッジ111に一体成形した上側ヘッドアーム
取付台186上に回転ヒンジを構成する板バネ187に
よって上下方向である矢印e、f方向に回転自在に取り
付けている。
【0015】そして、上側磁気ヘッド取付台186の上
部にバネ取付板188を介して取り付けられた回転付勢
手段である捩りコイルバネ189によって上側ヘッドア
ーム112のアームベース180が板バネ187等を中
心に上側ヘッドアーム取付台186に対して下方側であ
る矢印f方向に回転付勢されている。この際、その上側
ヘッドアーム112のアームベース180は上側ヘッド
アーム取付台186の上端の前面側に一体成形されてい
るアーム受台である水平基準台190上に当接される水
平基準位置まで矢印f方向に回転付勢されるように構成
されている。。そして、上側ヘッドアーム112のアー
ムベース181の前端(上側磁気ヘッド101側)の左
右両側に左右一対のスライドアーム191が一体成形さ
れていて、図12に示すように、これら左右一対のスラ
イドアーム191がカートリッジホルダー56の天板部
56aの後端側の中央部にスキャニングセンターP2
沿って切り欠かれたヘッド挿入用開口73の左右両側縁
の上部に矢印a、b方向にスライド自在に載置されてい
る。なお、図10及び図11に1点鎖線で示す位置に上
下一対のヘッドアーム112、113のサスペンション
182、183を上下に開閉して、上下一対の磁気ヘッ
ド101、102をフロッピーディスク1の上下両面に
ソフトランディングさせるためのヘッド昇降機構(ヘッ
ド開閉機構)201が配置されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この先に出
願した大容量フロッピーディスク・ドライブHFDDの
ボイスコイルモータ109は、図5及び図6に示すよう
に、上下一対のヨーク106、107の長さを同一に構
成し、下面にマグネット板105が直に吸着された上側
ヨークの両端を下方に直角状に屈曲して、これら上下一
対のヨーク106、107の両端106a、107aに
それぞれ一対のネジ挿通用切欠き145、146を形成
している。そして、モールド部品で構成されたヨーク取
付台142をシャーシ41上に載置して位置決め用ダボ
とダボ穴(何れも図示せず)によって位置決めし、コイ
ル104を下側ヨーク107の外周に挿入した状態で、
その下側ヨーク107の両端107aをヨーク取付台1
42の両端142a上に形成した一対のヨーク嵌合用凹
部143内に水平状に嵌合させる。そして、上側ヨーク
106の両端106aをマグネット板105の磁力によ
る吸着力によって下側ヨーク107の両端107a上に
突き合せるようにして水平状に吸着させた後、上側ヨー
ク106の上面に板金からなるヨーク押え板147をマ
グネット板105の磁力による吸着力によって水平状に
吸着させる。そして、長さが長い一対のネジ148をヨ
ーク押え板147の両端に形成した一対のネジ挿通穴1
49に上方から垂直状に挿入して、これら一対のネジ1
48を上下一対のヨーク106、107の両端106
a、107aのネジ挿通用切欠き145、146及びヨ
ーク取付台142の両端142aに形成した一対のネジ
挿通穴150に上方から垂直状に挿通して、これら一対
のネジ148の下端をシャーシ41に形成した一対の雌
ネジ穴(内周に雌ネジがタッピングされている穴)15
1にねじ止め(締結)して、これら一対のネジ148
で、上下一対のヨーク106、107、ヨーク取付台1
42及びヨーク押え板147を共締めするようにしてシ
ャーシ41上に固定していた。
【0017】この際、図7に示すように、特に、上側ヨ
ーク106の両端106aを下向きに直角状に屈曲する
ために、この上側ヨーク106は鍛造されるのが一般的
であり、また、この上側ヨーク106は厚さが比較的に
厚いために、両端106aを下向きに直角状に曲げ加工
すると、その両端106aのコーナ部分に大きな曲げR
ができてしまう。従って、ヨーク押え板147を使用し
ないで、長さの長い一対のネジ148を直接上側ヨーク
106の両端106aのネジ挿通用切欠き145内に上
方から垂直に挿通してシャーシ41にネジ止めしようと
した場合には、その上側ヨーク106の両端の大きな曲
げR部分で一対のネジ148の頭部分が矢印xで示す外
側方向にすべって逃げてしまい、そのネジ止め作業をう
まく行えなくなる。従って、一対のネジ148が矢印x
方向にすべって逃げるのを防止する部品として板金のヨ
ーク押え板147を使用する必要があった。また、これ
らヨーク押え板147、上下一対のヨーク106、10
7及びヨーク取付台142の4つの部品を長さが長い一
対のネジ148で一度にねじ止めしようとすると、クリ
ープが発生し易くなり、最悪の場合には、これらのネジ
148が破損してしまう恐れもあって、信頼性にも問題
があった。そして、このようにヨーク押え板147、上
下一対のヨーク106、107及びヨーク取付台142
を一対のネジ148によってシャーシ41上にねじ止め
するようにしたボイスコイルモータ109は部品点数及
び組立工数が著しく多くて、コスト的にも不利であっ
た。
【0018】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、部品点数及び組立工数を大幅に削
減できるボイスコイルモータを提供することを目的とし
ている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスクドライブ装置のボイスコイルモー
タは、第1のヨークを第2のヨークより長く構成して、
その第1のヨークの両端をシャーシ上にネジ止めし、第
2のヨークをマグネットの吸着力によって第1のヨーク
に嵌合保持させたものである。
【0020】上記のように構成された本発明のディスク
ドライブ装置のボイスコイルモータは、第1のヨークの
みをシャーシ上に一対のネジでネジ止めし、第2のヨー
クはマグネットの吸着力を利用して第1のヨークに嵌合
保持すれば良く、第2のヨークのネジ止めは不必要とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した大容量フ
ロッピーディスク・ドライブにおけるボイスコイルモー
タの実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。な
お、図5〜図19と同一構造部には同一の符号を付して
説明の重複を省く。
【0022】「第1の実施形態」まず、図1及び図2に
よって、本発明のボイスコイルモータ109の第1の実
施形態について説明すると、この場合は、上下一対のヨ
ーク106、107が使用されていて、第1のヨークで
ある下側ヨーク107の長さが第2のヨークである上側
ヨークの長さより長く構成されていてる。そして、マグ
ネットである薄いマグネット板105が上側ヨーク10
6の下面に自身の磁力による吸着力によって平行状に吸
着されていて、上側ヨーク106の両端106aが下向
きに直角状に屈曲され、下側ヨーク107の両端107
aは小幅に形成されている。そして、メカシャーシに構
成されているシャーシ41上に一対のヨーク取付台16
1が一体に形成されていて、コイル104を下側ヨーク
107の外周に挿入した状態で、その下側ヨーク107
の両端107aがこれら一対のヨーク取付台161上に
形成された一対のヨーク嵌合用凹部162内に嵌合され
て、その下側ヨーク107がこれら一対のヨーク取付台
161上に水平状に載置されている。そして、長さの短
い一対のネジ163を下側ヨーク107の両端107a
の中央部に形成された一対のネジ挿通用切欠き164に
上方から挿通して一対のヨーク取付台162の中央部に
形成された一対の雌ネジ穴(内周に雌ネジがタッピング
されている穴)165にネジ止めするようにして、下側
ヨーク106のみを長さの短い一対のネジ163でシャ
ーシ41上に水平状に締結している。
【0023】次に、上側ヨーク106の下向きの両端1
06aの下面中央部に一対の嵌合用切欠き166が形成
され、下側ヨーク107の小幅の両端107aの両側に
一対の嵌合用切欠き167が形成されていて、これら上
下各一対の嵌合用切欠き166、167によってヨーク
嵌合部168が構成されている。そして、上側ヨーク1
06の下向きの両端106aの一対の嵌合用切欠き16
6を下側ヨーク107の両端107aを跨ぐようにして
一対の嵌合用切欠き167に上方から嵌合して、その上
側ヨーク106を下側ヨーク107上に水平状に載置す
る。すると、これら上下各一対の嵌合用切欠き166、
167が嵌合されたヨーク嵌合部168によって上側ヨ
ーク106が下側ヨーク107に対して直角2方向(但
し、コイル104の移動方向である矢印X方向とそれに
対して直角な左右方向である矢印Y方向である)に対し
て不動状態に位置決めされる。そして、上側ヨーク10
6がマグネット板105の磁力による吸着力によって下
側ヨーク107上に自動的に吸着されて、上側ヨーク1
06が下側ヨーク107に対して垂直方向である矢印Z
方向についても不動状態に位置決め(固定)されること
になる。
【0024】「第2の実施形態」次に、図3及び図4に
よって、本発明のボイスコイルモータ109の第2の実
施形態について説明すると、この場合は、第1のヨーク
である中間ヨーク107Aと、この中間ヨーク107A
の上下に対称状に嵌合保持される第2、第3のヨークを
構成している上下一対のヨーク106A、106Bとの
3枚のヨークが使用されている。そして、前述した第1
の実施形態と同様に、中間ヨーク107Aの長さが上下
一対のヨーク106A、106Bの長さより長く構成さ
れていて、上下一対のヨーク106A、106Bの下面
と上面である上下対向面には上下一対のマグネット板1
05A、105Bが自身の磁力による吸着力によって平
行状に吸着されている。そして、上下一対のヨーク10
6A、106Bの両端106a、106bは下向きと上
向きにそれぞれ直角状(上下対称状)に屈曲されてい
る。そして、第1の実施形態と同様に、シャーシ41上
には一対のヨーク嵌合部16を有する一対のヨーク取付
台161が一体に形成されていて、中間ヨーク107A
の両端107aの中央部には一対のネジ挿通用切欠き1
64が形成されている。そして、上下一対のヨーク10
6A、106Bの下向き及び上向きの両端106a、1
06bの中央部にもそれぞれ一対の嵌合用切欠き166
a、166bが上下対称状に形成され、中間ヨーク10
7Aの両端107aの両側にも嵌合用切欠き167が形
成されていて、これらの嵌合用切欠き166a、166
b、167によって上下各一対のヨーク嵌合部168が
構成されている。
【0025】そして、第1の実施形態と同様に、コイル
104を中間ヨーク107Aの外周に挿入した状態で、
その中間ヨーク107Aの両端107aを一対のヨーク
取付台161の一対のヨーク嵌合用凹部162内に水平
状に嵌合した後、長さが短い一対のネジ163を中間ヨ
ーク107Aの両端107aの一対のネジ挿通用切欠き
164に上方から挿通して一対のヨーク取付台161の
雌ネジ穴165に締結して、その中間ヨーク107Aを
一対のヨーク取付台161上に水平状に固定する。
【0026】そして、上下一対のヨーク106A、10
6Bをこれらの各一対の嵌合用切欠き166a、166
bによって中間ヨーク107Aの両端107aの両側の
嵌合用切欠き167に上下から対称状に嵌合して、これ
ら上下一対のヨーク106A、106Bを上下一対のマ
グネット板105A、105Bの磁力による吸着力によ
って中間ヨーク107Aの上下両面に吸着して水平状
(平行状)に固定したものである。この場合、中間ヨー
ク107Aの板厚を上下一対のヨーク106A、106
Bの板厚の2倍以上に構成するか、上下各一対の嵌合用
切欠き166a、166bの上下方向の深さを中間ヨー
ク107Aの板厚の半分以下に構成することによって、
中間ヨーク107Aの上下両面に上下一対のヨーク10
6A、106Bを正確に嵌合して固定すること(上下か
ら挟み込むようにすること)ができる。そして、これら
の嵌合用切欠き166a、166b及び167が嵌合さ
れたヨーク嵌合部168によって上下一対のヨーク10
6A、106Bが中間ヨーク107Aに対して矢印X、
Y、Z方向の直角3方向に対して不動状態に位置決めさ
れることになる。
【0027】以上のように構成された本発明のボイスコ
イルモータ109の第1、第2の実施形態によれば、第
1の実施形態における下側ヨーク107及び第2の実施
形態における中間ヨーク107Aのみの1枚のヨークだ
けを長さが短い一対のネジ163によってシャーシ41
上にネジ止めすれば良く、第1の実施形態における上側
ヨーク106及び第2の実施形態における上下一対のヨ
ーク106A、106Bはこれらのヨーク嵌合部168
によりマグネット板105、105A、105Bの磁力
による吸着力によって嵌合させて自動吸着させることが
できる。従って、部品点数及び組立工数の大幅な削減を
図ることができる。また、長さの短い一対のネジ163
によって下側ヨーク107又は中間ヨーク107Aを1
枚だけシャーシ41へネジ止めする操作(組立作業)は
長いネジを用いるのに比べて非常に容易であり、しか
も、その長さが短い一対のネジ163の頭部は下側ヨー
ク107又は中間ヨーク107Aのフラットな上面で安
定良く支持されているので、そのネジ止め操作中にこれ
ら一対のネジ163が外側へ逃げるように倒れたり、ク
リープによって破損する恐れもなく、安全性及び信頼性
が高い。
【0028】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明はフロッピーディスク・ドライブ
のボイスコイルモータに限定されることなく、光ディス
クや光磁気ディスク等の各種のディスク状記録媒体を記
録及び/又は再生する各種のディスクドライブ装置に適
用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
クドライブ装置のボイスコイルモータは、次のような効
果を奏することができる。
【0030】請求項1は、第1のヨークのみをシャーシ
上に一対のネジでネジ止めし、第2のヨークはマグネッ
トの吸着力を利用して第1のヨークに嵌合保持すれば良
いようにして、第2のヨークのネジ止めは不必要にした
ので、部品点数及び組立工数の大幅な削減によるコスト
ダウンを図ることができ、しかも、第1のヨークをシャ
ーシにネジ止めする一対のネジの長さを十分に短く構成
することができることから、ネジ止め操作(組立作業)
の容易性と共に、信頼性の面においても非常に有利とな
る。
【0031】請求項2は、第1のヨークのみをシャーシ
に一対のネジでネジ止めし、第2のヨークの両端を同一
方向に直角に屈曲して、その第2のヨークの両端と、第
1のヨークの両端とにそれぞれ形成した切欠きによって
第2のヨークをを第1のヨークに嵌合して、マグネット
の吸着力によってその第2のヨークを第1のヨークに固
定するように構成したので、極く簡単な構造でありなが
ら、第2のヨークを第1のヨークに対して3方向に不動
状態に正確に固定することができて、組立ての容易性と
共に、高い信頼性を得ることができる。
【0032】請求項3は、第1のヨークのみをシャーシ
に一対のネジでネジ止めし、第2、第3のヨークの両端
を対称方向に直角状に屈曲して、これら第2、第3のヨ
ークの両端と、第1のヨークの両端とにそれぞれ形成し
た切欠きによって第2、第3のヨークを第1のヨークの
両端の両側に対称状に嵌合して、これら第2、第3のヨ
ークにそれぞれ吸着されているマグネットの吸着力によ
って、これら第2、第3のヨークを第1のヨークの両側
に固定するように構成したので、3枚のヨークを使用す
るボイスコイルモータにおいても、部品点数及び組立工
数の大幅な削減によるコストダウンを図ることができ、
しかも、第1のヨークをシャーシにネジ止めする一対の
ネジの長さを十分に短く構成することができることか
ら、ネジ止め操作(組立作業)の容易性と共に、信頼性
の面においても非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した大容量フロッピーディスク・
ドライブの実施の形態におけるボイスコイルモータの第
1の実施形態を説明する分解斜視図である。
【図2】図1のボイスコイルモータの組立後の2方向の
側面図である。
【図3】同上のボイスコイルモータの第2の実施形態を
説明する分解斜視図である。
【図4】図3のボイスコイルモータの組立後の2方向の
側面図である。
【図5】従来のボイスコイルモータの分解斜視図であ
る。
【図6】図5のボイスコイルモータの組立後の2方向の
側面図である。
【図7】図5のボイスコイルモータの長い一対のネジに
よるネジ止め操作中におけるそのネジの倒れを説明する
側面図である。
【図8】従来の大容量フロッピーディスク・ドライブの
外観斜視図である。
【図9】同上のドライブの上下カバー及びフロントパネ
ルを分解した状態の斜視図である。
【図10】同上のドライブの上カバーを外した状態の平
面図である。
【図11】同上のドライブのカートリッジホルダーを外
した状態の平面図である。
【図12】同上のドライブの下カバーを外した状態の下
面図である。
【図13】同上のドライブのカートリッジローディング
機構におけるアンローディング状態を示した側面図であ
る。
【図14】同上のドライブのカートリッジローディング
機構におけるローディング状態を示した側面図である。
【図15】同上のドライブのヘッドアームアッセンブリ
の概要を説明する斜視図である。
【図16】同上のドライブのボイスコイルモータを説明
する平面図である。
【図17】図16のA−A矢視での断面図である。
【図18】図16のB−B矢視での平面図である。
【図19】図18のC−C矢視での断面図である。
【符号の説明】
HFDDはディスクドライブ装置である大容量フロッピ
ーディスク・ドライブ、HFD、1は大容量フロッピー
ディスク、41はシャーシ、101、102は上下一対
の磁気ヘッド、109はボイスコイルモータ、105、
105A、105Bはマグネットであるマグネット板、
106は第1の実施形態における第2のヨークである上
側ヨーク、107は第1の実施形態における第1のヨー
クである下側ヨーク、106Aは第2の実施形態におけ
る第2のヨークである上側ヨーク、106Bは第2の実
施形態における第3のヨークである下側ヨーク、107
Aは第2の実施形態における第1のヨークである中間ヨ
ーク、106a、107aはヨークの両端、161はヨ
ーク取付台、163はネジ、164はネジ挿通用切欠
き、165は雌ネジ穴、166、167、166a、1
67aは嵌合用切欠き、168はヨーク嵌合部である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリッジに固着されたコイルと、 上記コイルに対する磁気回路を構成する第1、第2のヨ
    ーク及びこれらのヨークの何れか一方に吸着されたマグ
    ネットを備えたディスクドライブ装置のボイスコイルモ
    ータにおいて、 上記第1のヨークを上記第2のヨークより長く構成し
    て、その第1のヨークの両端をシャーシ上にネジ止め
    し、 上記第2のヨークを上記マグネットの吸着力によって上
    記第1のヨークに嵌合保持させたことを特徴とするディ
    スクドライブ装置のボイスコイルモータ。
  2. 【請求項2】キャリッジに固着されたコイルと、 上記コイルに対する磁気回路を構成する第1、第2のヨ
    ーク及びこれらのヨークの何れか一方に吸着されたマグ
    ネットを備えたディスクドライブ装置のボイスコイルモ
    ータにおいて、 上記第1のヨークを上記第2のヨークより長く構成し
    て、その第1のヨークの両端をシャーシ上にネジ止め
    し、 上記第2のヨークの両端を同一方向に直角状に屈曲し
    て、この第2のヨークの両端と上記第1のヨークの両端
    に切欠きを形成し、 上記第2のヨークの両端を上記マグネットの吸着力によ
    って上記第1のヨークの両端にこれらの切欠きで相互に
    嵌合保持させたことを特徴とするディスクドライブ装置
    のボイスコイルモータ。
  3. 【請求項3】キャリッジに固着されたコイルと、 上記コイルに対する磁気回路を構成する第1のヨーク及
    びそれぞれマグネットが吸着された第2、第3のヨーク
    を備えたディスクドライブ装置のボイスコイルモータに
    おいて、 上記第1のヨークを上記第2、第3のヨークより長く構
    成して、その第1のヨークの両端をシャーシ上にネジ止
    めし、 上記第2、第3のヨークの両端を対称方向に直角状に屈
    曲して、これら第2、第3のヨークの両端と上記第1の
    ヨークの両端に切欠きを形成し、 上記第2、第3の両端をこれらのマグネットの吸着力に
    よって上記第1のヨークの両端の両側にこれらの切欠き
    で対称状に相互に嵌合保持させたことを特徴とするディ
    スクドライブ装置のボイスコイルモータ。
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